JP4981699B2 - 情報配信サーバ、情報配信システム及び情報配信方法 - Google Patents

情報配信サーバ、情報配信システム及び情報配信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4981699B2
JP4981699B2 JP2008016652A JP2008016652A JP4981699B2 JP 4981699 B2 JP4981699 B2 JP 4981699B2 JP 2008016652 A JP2008016652 A JP 2008016652A JP 2008016652 A JP2008016652 A JP 2008016652A JP 4981699 B2 JP4981699 B2 JP 4981699B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
content
event
information
management table
preference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008016652A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009176242A (ja
Inventor
武史 長沼
佑介 深澤
智子 守屋
基宏 町田
正治 倉掛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2008016652A priority Critical patent/JP4981699B2/ja
Publication of JP2009176242A publication Critical patent/JP2009176242A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4981699B2 publication Critical patent/JP4981699B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、通信端末にコンテンツを配信する情報配信サーバ、情報配信システム及び情報配信方法に関する。
携帯電話などの移動通信端末を利用したインターネット上の情報コンテンツなどへのアクセスが広く普及し、近年は、情報提供者がニュースや天気予報などの更新情報を移動通信端末へプッシュ型で配信するサービスが広く利用されている。このようなサービスでは、ユーザの嗜好や状況を特定して、適切な情報を配信することが重要となる。
例えば、特許文献1では、ユーザが飲食店データへアクセスする際のシチュエーションと飲食店の選択傾向とが分析されて、特定エリア内における飲食店情報が配信される。また、特許文献2では、味付けや料理の好みなどのユーザの嗜好が蓄積されて、これらのユーザの嗜好に基づいて飲食店情報が配信される。また、特許文献3では、ユーザが情報端末を利用してウェブ等のコンテンツを閲覧した履歴情報を記録しておき、この履歴情報に基づき生成されたユーザの嗜好情報を利用して、情報配信サーバからユーザ嗜好に関連するコンテンツを配信する手法が提案されている。
特開2003−167971号公報 特開2007−34656号公報 特開2007−34656号公報
しかしながら、上記の従来手法では、個人の嗜好を普遍的なものであると仮定していたため、ユーザのニーズにマッチした適切な情報を配信できないことがあった。例えば、住宅や自動車などの大型商品を購入したり、旅行や結婚などのイベントの後には、当該イベントに対するユーザの関心や嗜好が一時的に減少する場合があり、このような時期に当該イベントに関連するコンテンツを配信したとしても、ユーザが興味を持つ可能性は低く、コンテンツ配信による効果はほとんど期待できない。このように、ユーザの嗜好とは様々な要因によって変動するものであるので、嗜好の時間的な変化を考慮してコンテンツを配信することが望ましい。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものであり、ユーザの嗜好の時間的な変化を考慮してコンテンツを配信することができる情報配信サーバ、情報配信システム及び情報配信方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の情報配信サーバは、通信端末のユーザが行う行動を示すイベントと、このイベントが完了しているか否かを示す完了判定信頼度とを対応付けて記憶するイベント完了管理テーブルと、通信端末に配信するコンテンツと、イベントとを対応付けて記憶する配信情報管理テーブルと、イベントのサブタスクであるタスクモデルと、イベントの完了に寄与する度合いを示すイベント寄与度とを関連付けて記憶するタスクモデル管理テーブルと、通信端末において実施されたタスクモデルの履歴情報を記憶するタスク実行履歴管理テーブルと、タスク実行履歴管理テーブルの所定期間分の履歴情報に基づいて、タスクモデル管理テーブルから履歴情報に係るタスクモデルのイベント寄与度を抽出し、抽出されたイベント寄与度に基づいて、イベント完了管理テーブルの各イベントの完了判定信頼度を更新する更新手段と、通信端末からコンテンツ配信要求を受信する受信手段と、受信手段が前記通信端末からコンテンツ配信要求を受信すると、イベント完了管理テーブルを参照して、配信情報管理テーブルに記憶されている各コンテンツに対応するイベントの完了判定信頼度が所定値以上であるか否かを判定するイベント完了判定手段と、イベント完了判定手段により完了判定信頼度が所定値以上であると判定された場合に当該イベントに対応するコンテンツを選択せず、完了判定信頼度が所定値未満であると判定された場合に当該イベントに対応するコンテンツを選択するイベント完了依存型選択手段と、イベント完了依存型選択手段により選択されたコンテンツを通信端末に送信する送信手段と、を備えている。
同様に、上記課題を解決するために、本発明の情報配信システムは、上述の情報配信サーバと、通信端末とから構成される情報配信システムにおいて、通信端末は、コンテンツ配信要求を情報配信サーバに送信するコンテンツ配信要求送信手段を備え、情報配信サーバにおける受信手段は、通信端末からコンテンツ配信要求を受信し、情報配信サーバにおける送信手段は、通信端末へコンテンツを送信することを特徴とする。
同様に、上記課題を解決するために、本発明の情報配信方法は、通信端末のユーザが行う行動を示すイベントと、このイベントが完了しているか否かを示す完了判定信頼度とを対応付けて記憶するイベント完了管理テーブルと、通信端末に配信するコンテンツと、イベントとを対応付けて記憶する配信情報管理テーブルと、イベントのサブタスクであるタスクモデルと、イベントの完了に寄与する度合いを示すイベント寄与度とを関連付けて記憶するタスクモデル管理テーブルと、通信端末において実施されたタスクモデルの履歴情報を記憶するタスク実行履歴管理テーブルと、を備える情報配信サーバにより実施される情報配信方法であって、通信端末からコンテンツ配信要求を受信する受信ステップと、受信ステップにおいて通信端末からコンテンツ配信要求を受信すると、イベント完了管理テーブルを参照して、配信情報管理テーブルに記憶されている各コンテンツに対応するイベントの完了判定信頼度が所定値以上であるか否かを判定するイベント完了判定ステップと、イベント完了判定ステップにおいて完了判定信頼度が所定値以上であると判定された場合に当該イベントに対応するコンテンツを選択せず、完了判定信頼度が所定値未満であると判定された場合に当該イベントに対応するコンテンツを選択するイベント完了型選択ステップと、イベント完了型選択ステップにおいて選択されたコンテンツを通信端末に送信する送信ステップと、を含み、受信ステップの前、または受信ステップとイベント完了判定ステップとの間に、タスク実行履歴管理テーブルの所定期間分の履歴情報に基づいて、タスクモデル管理テーブルから履歴情報に係るタスクモデルのイベント寄与度を抽出し、抽出されたイベント寄与度に基づいて、イベント完了管理テーブルの各イベントの完了判定信頼度を更新する更新ステップを含んでいる。
これらの構成により、通信端末において実施されたタスクモデルの履歴情報に基づいて、この履歴情報に係るタスクモデルのイベント寄与度が抽出される。そして、抽出されたイベント寄与度に基づいて、タスクモデルの上位概念であるイベントの完了判定信頼度が算出される。イベントの完了判定信頼度が所定値以上である場合には、当該イベントに対応するコンテンツは選択されず、通信端末に送信されない。これにより、イベントの完了判定信頼度が所定値以上のときには、当該イベントが完了したものと判定され、イベント完了後に当該イベントに対するユーザの嗜好が一時的に減少することが考慮されて、当該イベントに関連するコンテンツが通信端末へ配信されなくなる。このように、ユーザがイベントを完了したか否か(イベント完了判定結果)に応じたユーザの嗜好の変化を考慮して、コンテンツを配信することができる。また、タスクモデルのイベント寄与度に基づきイベントの完了判定信頼度が算出されるので、商品購入など単一の行動から成るイベントのみならず、旅行や結婚など複数の行動を積み重ねて成るイベントの完了も判定することができる。また、配信コンテンツのプロバイダは、個々のユーザのイベント完了状況を管理することなく効果の高い広告を配信できる。ユーザは個々のコンテンツプロバイダへイベント完了状況を通知する必要がなくなるため、個人情報の発信に対するユーザの精神的な負担が軽減される。
また、本発明の情報配信サーバは、通信端末のユーザの属性を示すプロファイル情報を保持するプロファイル管理テーブルをさらに備え、配信情報管理テーブルには、この配信情報管理テーブルに記憶されているコンテンツを選択可能にするためのプロファイル情報に関する選択可能条件が、該コンテンツに対応付けられて格納されており、受信手段が受信する前記コンテンツ配信要求はステージ追従型のコンテンツ配信要求を含んでおり、受信手段が通信端末から受信したコンテンツ配信要求がステージ追従型である場合に、プロファイル管理テーブルを参照して、コンテンツ配信要求を送信した通信端末のユーザのプロファイル情報を抽出し、このプロファイル情報に基づいて、配信情報管理テーブルに記憶されている各コンテンツに対応するプロファイル情報に関する選択可能条件が満たされているか否かを判定するプロファイル判定手段と、プロファイル判定手段により選択可能条件を満たしていると判定された場合に、配信情報管理テーブルからコンテンツを選択するステージ追従型選択手段と、をさらに備え、送信手段は、少なくともイベント完了依存型選択手段及びステージ追従型選択手段の両方で選択されたコンテンツを通信端末に送信するのが好適である。
この構成により、コンテンツ配信要求を送信した通信端末のユーザのプロファイル情報がコンテンツの選択可能条件を満たしている場合に、当該コンテンツが選択される。これにより、ユーザの嗜好がライフステージによって変化することを考慮して、コンテンツを適切なユーザへ配信することができる。また、ユーザのプロファイル情報およびイベント完了判定結果の両方を考慮してコンテンツが選択されるので、ユーザの嗜好の時間的変化をより詳細に把握することが可能となり、コンテンツの配信がより一層効果的に行われる。
また、本発明の情報配信サーバは、通信端末のユーザの嗜好情報を記憶する定常嗜好管理テーブルと、通信端末において実施された嗜好情報に関連する行動の履歴情報を記憶する接触履歴管理テーブルと、をさらに備え、配信情報管理テーブルには、この配信情報管理テーブルに記憶されているコンテンツのそれぞれに、嗜好情報が対応付けられてか格納されており、受信手段により受信されるコンテンツ配信要求は、ユーザの嗜好の周期的な変化に基づき配信コンテンツを決定するサイクル追従型のコンテンツ配信要求を含んでおり、受信手段が通信端末から受信したコンテンツ配信要求がサイクル追従型のコンテンツ配信要求を示す場合に、定常嗜好管理テーブルを参照して、コンテンツ配信要求を送信した移動通信端末のユーザの嗜好情報を抽出し、配信情報管理テーブルを参照して、抽出された嗜好情報に対応付けられたコンテンツを選択する定常嗜好選択手段と、接触履歴管理テーブルを参照して、定常嗜好選択手段により選択されたコンテンツに対応付けられた嗜好情報に関連する複数の行動を抽出し、これら複数の行動が実施された時間情報に基づいて当該行動の嗜好サイクルを算出する嗜好サイクル算出手段と、嗜好サイクル算出手段により算出された行動の嗜好サイクルと、行動が最後に実施されてから現在までの期間とに基づいて、定常嗜好選択手段により選択されたコンテンツの優先度を算出する優先度算出手段と、優先度算出手段により算出されたコンテンツの優先度に基づいて、定常嗜好選択手段により選択されたコンテンツの中からコンテンツを選択するサイクル追従型選択手段と、をさらに備え、送信手段は、少なくともイベント完了依存型選択手段及びサイクル追従型選択手段の両方で選択されたコンテンツを前記通信端末に送信するのが好適である。
この構成により、ユーザの嗜好情報が抽出され、この嗜好情報に関連する行動の履歴情報に基づいて、嗜好情報の周期的な変化を示す行動の嗜好サイクルが算出される。そして、この行動の嗜好サイクルに合致するコンテンツが選択されやすくなる。これにより、ユーザの嗜好の周期的な変化を考慮してコンテンツを選択するので、コンテンツを適切なユーザへ配信することができる。また、イベント完了判定結果およびユーザの嗜好サイクルを考慮してコンテンツを選択するので、ユーザの嗜好の時間的変化をより詳細に把握することが可能となり、コンテンツの配信がより一層効果的に行われる。
また、本発明の情報配信サーバは、通信端末のユーザの嗜好情報を記憶する定常嗜好管理テーブルと、通信端末において実施された嗜好情報に関連する行動の履歴情報を記憶する接触履歴管理テーブルと、をさらに備え、配信情報管理テーブルには、この配信情報管理テーブルに記憶されているコンテンツのそれぞれに、嗜好情報が対応付けられてか格納されており、受信手段により受信されるコンテンツ配信要求は、ユーザの嗜好の周期的な変化に基づき配信コンテンツを決定するサイクル追従型のコンテンツ配信要求を含んでおり、受信手段が通信端末から受信したコンテンツ配信要求がサイクル追従型のコンテンツ配信要求を示す場合に、定常嗜好管理テーブルを参照して、コンテンツ配信要求を送信した移動通信端末のユーザの嗜好情報を抽出し、配信情報管理テーブルを参照して、抽出された嗜好情報に対応付けられたコンテンツを選択する定常嗜好選択手段と、接触履歴管理テーブルを参照して、定常嗜好選択手段により選択されたコンテンツに対応付けられた嗜好情報に関連する複数の行動を抽出し、これら複数の行動が実施された時間情報に基づいて当該行動の嗜好サイクルを算出する嗜好サイクル算出手段と、嗜好サイクル算出手段により算出された行動の嗜好サイクルと、行動が最後に実施されてから現在までの期間とに基づいて、定常嗜好選択手段により選択されたコンテンツの優先度を算出する優先度算出手段と、優先度算出手段により算出されたコンテンツの優先度に基づいて、定常嗜好選択手段により選択されたコンテンツの中からコンテンツを選択するサイクル追従型選択手段と、をさらに備え、送信手段は、少なくともイベント完了依存型選択手段、ステージ追従型選択手段及びサイクル追従型選択手段の全てで選択されたコンテンツを前記通信端末に送信するのが好適である。
この構成により、この構成により、ユーザの嗜好情報が抽出され、この嗜好情報に関連する行動の履歴情報に基づいて、嗜好情報の周期的な変化を示す行動の嗜好サイクルが算出される。そして、この行動の嗜好サイクルに合致するコンテンツが選択されやすくなる。これにより、ユーザの嗜好の周期的な変化を考慮してコンテンツを選択するので、コンテンツを適切なユーザへ配信することができる。また、ユーザのプロファイル情報、イベント完了判定結果及び嗜好サイクルを考慮してコンテンツを選択するので、嗜好の時間的変化をより詳細に設定することができるようになり、効果的なコンテンツの配信を行うことができる。
本発明の情報配信サーバ、情報配信システム及び情報配信方法によると、ユーザの嗜好の時間的な変化を考慮してコンテンツを配信することができる。
以下、図面を参照して本発明に係る情報配信サーバ、情報配信システム及び情報配信方法の好適な実施形態について説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(情報配信システムの概略)
図1に本実施形態に係る情報配信システムの構成を示す。図1に示すように、本実施形態に係る情報配信システム10は、携帯電話などによって構成される移動通信端末(通信端末)16と、移動通信端末16に対してコンテンツを配信する情報配信サーバ12により構成されている。
情報配信システム10では、まず、移動通信端末16から情報配信サーバ12に対して、コンテンツを移動通信端末16に配信する要求である「コンテンツ配信要求」が送信される。
本実施形態では、「コンテンツ配信要求」は、「イベント完了依存型」、「ステージ追従型」及び「サイクル追従型」を含むものとする。これらの型は、ユーザの嗜好を変化させる対象に応じて設けられており、ユーザの希望に応じて選択される。「イベント完了依存型」は、住宅や自動車の購入、または旅行や結婚などのユーザの行動を示すイベントをユーザが完了したか否かに着目して配信コンテンツを決定するものである。「ステージ追従型」は、ユーザのプロファイル情報に基づき配信コンテンツを決定するものである。「サイクル追従型」は、ユーザの嗜好の周期的な変化に着目して配信コンテンツを決定するものである。
情報配信サーバ12は、移動通信端末16からコンテンツ配信要求を受け取ると、コンテンツ配信要求の種類に応じてコンテンツを選択し、このコンテンツを移動通信端末16に配信する。
(情報配信サーバの構成)
引き続き図1を参照して、情報配信サーバ12の構成について説明する。図1に示すように、情報配信サーバ12は、履歴・要求受信部(受信手段)20、タスクモデル格納部21、イベント完了依存型コンテンツ選択部(イベント完了依存型選択手段)22、配信情報格納部23、イベント完了判別部(更新手段、イベント完了判定手段)24、ユーザ情報格納部25、ステージ追従型コンテンツ選択部(プロファイル判定手段、ステージ追従型選択手段)26、定常嗜好合致コンテンツ選択部(定常嗜好選択手段)28、サイクル追従型コンテンツ選択部(嗜好サイクル算出手段、優先度算出手段、サイクル追従型選択手段)30、定常嗜好記録部32、接触履歴記録部34、複合型コンテンツ選択部36及びコンテンツ送信部(送信手段)38を含んで構成されている。また、タスクモデル格納部21は、タスクモデル管理テーブル21a及びタスク実行履歴管理テーブル21bを含んで構成されている。配信情報格納部23は配信情報管理テーブル23aを含んで構成されている。ユーザ情報格納部25は、プロファイル管理テーブル25a、定常嗜好管理テーブル25b、接触履歴管理テーブル25c及びイベント完了管理テーブル25dを含んで構成されている。
上記の情報配信サーバ12の各構成要素のうち、タスクモデル管理テーブル21a、タスク実行履歴管理テーブル21b、イベント完了依存型コンテンツ選択部22、イベント完了判別部24及びイベント完了管理テーブル25dは、「イベント完了依存型」のコンテンツ配信に関するものである。
また、プロファイル管理テーブル25a及びステージ追従型コンテンツ選択部26は「ステージ追従型」のコンテンツ配信に関するものである。
また、定常嗜好管理テーブル25b、接触履歴管理テーブル25c、定常嗜好合致コンテンツ選択部28、サイクル追従型コンテンツ選択部30、定常嗜好記録部32及び接触履歴記録部34は、「サイクル追従型」のコンテンツ配信に関するものである。
図2に、情報配信サーバ12のハードウェア構成を示す。情報配信サーバ12は、物理的には、図2に示すように、CPU121、主記憶装置であるRAM122およびROM123、ハードディスク等の補助記憶装置125、入力デバイスであるキーボード及びマウス等の入力装置126、ディスプレイ等の出力装置127、ネットワークカード等のデータ送受信デバイスである通信モジュール124などを含むコンピュータシステムとして構成されている。図1に示す情報配信サーバ12の各機能は、図2に示すCPU121、RAM122等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU121の制御のもとで通信モジュール124、入力装置126、出力装置127を動作させるとともに、RAM122や補助記憶装置125におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。以下、図1に示す機能ブロックに基づいて、各機能ブロックを説明する。
履歴・要求受信部20は、移動通信端末16からコンテンツ配信要求を受信する部分である。履歴・要求受信部20は、コンテンツ配信要求を受信すると、受信したコンテンツ配信要求に含まれる当該コンテンツ配信要求の型を示す情報を確認して、当該コンテンツ配信要求が「イベント完了依存型」、「ステージ追従型」または「サイクル追従型」のどれを含んでいるかを判別する。「イベント完了依存型」を含む場合には、コンテンツ配信要求をイベント完了依存型コンテンツ選択部22へ送る。「ステージ追従型」を含む場合には、コンテンツ配信要求をステージ追従型コンテンツ選択部26へ送る。「サイクル追従型」を含む場合には、コンテンツ配信要求をサイクル追従型コンテンツ選択部30へ送る。
また、履歴・要求受信部20は、移動通信端末16において実施されたタスクモデル(イベントのサブタスク)の履歴情報や、移動通信端末16のユーザの定常嗜好(嗜好情報)および定常嗜好に関連する行動の履歴情報を、移動通信端末16から受信する。
イベント完了依存型コンテンツ選択部22、ステージ追従型コンテンツ選択部26及びサイクル追従型コンテンツ選択部30は、履歴・要求受信部20からコンテンツ配信要求を受け取ると、配信情報管理テーブル23aに記憶されるコンテンツのそれぞれに設定されている、各コンテンツを配信コンテンツとして選択可能とするためのルール(選択可能条件)に従って、配信情報管理テーブル23aのコンテンツの中から配信コンテンツを決定する。
配信情報管理テーブル23aは、「イベント完了依存型」、「ステージ追従型」及び「サイクル追従型」のそれぞれにおけるコンテンツの選択可能条件を、配信コンテンツに対応付けて記憶する部分である。図4に配信情報管理テーブル23aの一例を示す。図4に示すように、配信情報管理テーブル23aでは、1つのレコードとして、「コンテンツID」、「コンテンツ内容」、「ジャンル」、「カテゴリ」、「サイクル追従フラグ」、「ステージ追従フラグ」、「ステージ追従ルール」、「イベント完了依存フラグ」、「イベント完了ルール」のデータを対応付けて保持している。これらのデータのうち、「ジャンル」、「カテゴリ」及び「サイクル追従フラグ」はサイクル追従型に関するコンテンツの選択可能条件である。「ステージ追従フラグ」及び「ステージ追従ルール」はステージ追従型に関するコンテンツの選択可能条件である。また、「イベント完了依存フラグ」及び「イベント完了ルール」はイベント完了依存型に関するコンテンツの選択可能条件である。
配信情報管理テーブル23aの各項目のうち、「サイクル追従フラグ」、「ステージ追従フラグ」及び「イベント完了依存フラグ」が、それぞれサイクル追従型、ステージ追従型及びイベント完了依存型のコンテンツ配信要求に対応付けられているかを示すフラグである。これらのフラグが「Y」に設定されているコンテンツが、対応する型のコンテンツ配信要求を受信した際に配信コンテンツの候補として抽出される。
「サイクル追従フラグ」が「Y」に設定されている場合には、「ジャンル」、「カテゴリ」の項目に、コンテンツを配信するか否かを決定するための具体的なルールが記述される。同様に、「ステージ追従フラグ」が「Y」に設定されている場合には、「ステージ追従ルール」に具体的なルールが記述され、「イベント完了依存フラグ」が「Y」に設定されている場合には、「イベント完了判定ルール」に具体的なルールが記述される。
本実施形態では、イベント完了依存型コンテンツ選択部22、ステージ追従型コンテンツ選択部26及びサイクル追従型コンテンツ選択部30は、コンテンツに設定されたそれぞれの型に対応する選択可能条件が満たされている場合に、該当するコンテンツを配信コンテンツとして選択する。
図4の例では、コンテンツID“001”のコンテンツ“洋食屋ABC”には、サイクル追従フラグのみ“Y”に設定されているので、このコンテンツはサイクル追従型のコンテンツ配信要求を受信した場合のみ配信対象となる。サイクル追従型コンテンツ選択部30は、このコンテンツの「ジャンル」及び「カテゴリ」の項目には“食事”及び“ハンバーグ”という具体的なルールに従って配信コンテンツを決定する。
また、コンテンツID“008”のコンテンツ“OO温泉△△旅館”は、「イベント完了フラグ」が「Y」に設定されているのでイベント完了依存型コンテンツ選択部22によって配信コンテンツとして選択される可能性があるものである。イベント完了依存型コンテンツ選択部22は、「イベント完了ルール」に設定されているイベント“旅行”が完了したと判定される場合には、このコンテンツを配信コンテンツとして選択する。
また、コンテンツID“003のコンテンツ”新築分譲”には、ステージ追従フラグとイベント完了フラグが“Y”に設定されているので、このコンテンツは、ステージ追従型またはイベント完了依存型のコンテンツ配信要求を受信した場合に配信対象となる。
なお、「イベント完了依存型」、「ステージ追従型」及び「サイクル追従型」のそれぞれにおける配信コンテンツの具体的な決定手法については後述する。
複合型コンテンツ選択部36は、イベント完了依存型コンテンツ選択部22、ステージ追従型コンテンツ選択部26及びサイクル追従型コンテンツ選択部30により決定された配信コンテンツを集約し、これらのコンテンツの中から配信コンテンツを決定する。本実施形態では、複合型コンテンツ選択部36は、コンテンツの選択処理を行った全ての選択部において選択された共通のコンテンツ(積集合)を配信コンテンツとして選択する。なお、配信コンテンツの選択は、各選択部で選択された全てのコンテンツを全て選択する(和集合)など適宜設定して良い。
コンテンツ送信部38は、複合型コンテンツ選択部36で選択されたコンテンツを移動通信端末16に送信する。
次に、「イベント完了依存型」、「ステージ追従型」及び「サイクル追従型」のそれぞれにおける配信コンテンツの具体的な決定手法について説明する。
(イベント完了依存型の配信コンテンツの決定)
イベント完了依存型の配信コンテンツの決定手法は、住宅や自動車の購入、または旅行や結婚などのユーザの行動を示すイベントをユーザが完了したか否かに着目して配信コンテンツを決定するものである。本実施形態では、イベントを複数のタスクモデルに細分化し、タスクモデルが実行された実績を蓄積することでイベントの完了を判別する。そして、ユーザがコンテンツに関連付けられたイベントを完了していない場合に当該コンテンツを配信し、ユーザがイベントを完了した場合には、一時的にコンテンツの配信を停止する。
イベント完了依存型に係る情報配信サーバ12の構成要素は、タスクモデル管理テーブル21a、タスク実行履歴管理テーブル21b、イベント完了依存型コンテンツ選択部22、イベント完了判別部24及びイベント完了管理テーブル25dである。
タスクモデル管理テーブル21aは、イベントのサブタスクであるタスクモデルと、当該タスクモデルが実行されたことによりイベントの完了に寄与する度合いを示すイベント寄与度とを関連付けて記憶する部分である。図5、6にタスクモデル管理テーブル21aの一例を示す。図5、6に示すように、タスクモデル管理テーブル21aでは、1つのレコードとして、「タスクID」、「タスク名」、「親タスクID」、「イベント」、「タスクタイプ」、「イベント寄与度」のデータを対応付けて保持している。
ここで、上述のように、「タスクモデル」とはイベントのサブタスクを示し、「イベント寄与度」とは当該タスクモデルが実行されたことによりイベントの完了に寄与する度合いを示すものである。つまり、「イベント寄与度」は、一のイベントが単一の行動(タスクモデル)で完了するものでなく、複数のタスクモデルの実行によって完了する場合でも、個々のタスクモデルがイベントの完了に寄与する度合いを加算することにより、これらのタスクモデル関連付けられたイベントの完了を判別することを可能とするために設定されたものである。イベント寄与度をイベント完了判定にどのように利用するかは、イベント完了判別部24の説明にて後述する。
タスクモデル管理テーブル21aでは、イベントの種別毎にタスクモデルが分類されている。例えば図5は、イベント“旅行”に属するタスクモデルに関する部分を表しており、図6は、イベント“結婚”に属するタスクモデルに関する部分を表している。例えば、図5の例では、タスクID“1002”のタスク“観光情報を取得する”がイベント“旅行”に属するものであり、このイベント“旅行”に対するイベント寄与度が“0.2”と設定されている。また、図6の例では、タスクID“2003”のタスク“結婚式場を決める”がイベント“結婚”に属するものであり、このイベント“結婚”に対するイベント寄与度が“0.4”と設定されている。
タスク実行履歴管理テーブル21bは、通信端末において実施されたタスクモデルの履歴情報を記憶する部分である。図7にタスク実行履歴管理テーブル21bの一例を示す。図7に示すように、タスク実行履歴管理テーブル21bでは、1つのレコードとして「ユーザID」、「タスクID」、「実行時刻」のデータを対応付けて保持している。例えば、図7の例では、ユーザ“001”がタスクID“1003”で示されるタスク(図5を参照するとタスク“レンタカーを予約する”)が“2008年1月16日15:00”に実施されているタスク実行履歴が記録されている。タスク実行履歴管理テーブル21bは、履歴・要求受信部20が移動通信端末16から受信したタスク実行履歴に基づいて更新される。
イベント完了管理テーブル25dは、イベントと、このイベントが完了しているか否かを示す完了判定信頼度とを対応付けて記憶する部分である。図8にイベント完了管理テーブル25dの一例を示す。図8に示すように、イベント完了管理テーブル25dには、1つのレコードとして「ユーザID」と、「住宅購入」、「自動車購入」、「旅行」、「結婚」などの各種イベントの「完了判定信頼度」および「更新時期」のデータを対応付けて保持している。
イベント完了管理テーブル25dにおける各種イベントの「完了判定信頼度」および「更新時期」のデータは、イベント完了判別部24により適宜更新される。例えば、図8において、ユーザ“001”のイベント「住宅購入」に関する「完了判定信頼度」は“1.0”であり、「更新時期」は“2007.9.13”である。つまり、ユーザ“001”は、2007年9月13日に住宅購入に関する完了判定信頼度が1.0に更新されたことを示している。
イベント完了判別部24は、移動通信端末16のユーザが実行したタスクモデルの履歴情報に基づいて、イベント完了管理テーブル25dを更新する。具体的には、イベント完了判別部24は、移動通信端末16からイベント完了依存型のコンテンツ配信要求が受信されると、タスク実行履歴管理テーブル21bの所定期間分の履歴情報に基づいて、タスクモデル管理テーブル21aから履歴情報に係るタスクモデルのイベント寄与度を抽出し、これら抽出されたイベント寄与度をイベントごとに合算して、イベント完了管理テーブル25dの各イベントの完了判定信頼度を更新する。
例えば、図7のタスク実行履歴管理テーブル21bにおいて、ユーザ“001”は、タスクID“1003”および“1010”の2つのタスクモデルを実行している。これらのタスクは、図5のタスクモデル管理テーブルを参照すると、イベント“旅行”に関連付けられたタスク“レンタカーを予約する”と“スキー情報を調べる”であり、これらのタスクのイベント寄与度はそれぞれ“0.2”および“0.1”であるので、イベント“旅行”に関する最新の完了判定信頼度は0.2+0.1=0.3となる。
なお、イベント完了管理テーブル25dの完了判定信頼度を算出するために参照するタスク実行履歴管理テーブル21bのタスク実行履歴の参照期間は、イベントごとに適宜設定される。例えば、図8のイベント完了管理テーブル25dでは、イベント“住宅購入”に関しては過去5年間、イベント“自動車購入”に関しては過去3年間が所定期間として設定されている。
算出した各イベントの最新の完了判定信頼度に基づき、イベント完了判別部24は、イベント完了管理テーブル25dを更新する。本実施形態では、新旧の完了判定信頼度を比較して、算出した完了判定信頼度が現在記録されているものより高い場合に上書きされる。また、各イベントの「更新時期」からの所定の保持期間の経過後には、当該イベントの完了判定信頼度は0にリセットされる。完了判定信頼度をリセットするまでの保持期間は、イベントごとに設定されている。例えば、イベント“旅行”に関しては30日の保持期間が設定されている。旅行など比較的短いサイクルで生じる可能性が高いイベントでは、保持期間は例えば日単位のように短めに設定されており、住宅購入や自動車購入など比較的長いサイクルで生じるイベントでは、保持期間は例えば年単位のように長く設定されている。
イベント完了判別部24によるイベント完了管理テーブル25dの更新は、履歴・要求受信部20が移動通信端末16からイベント完了依存型のコンテンツ配信要求を受信したときに行われる。なお、この更新は、予め設定された更新周期に従って定期的に行われるようにしても良い。また、新旧の完了判定信頼度を比較して更新有無を決めずに、全てのイベントの完了判定信頼度を毎回更新しても良い。
また、イベント完了判別部24は、イベント完了管理テーブル25dの各イベントの完了判定信頼度に基づいて、イベントが完了しているか否かを判定する。イベント完了判別部24は、イベント完了管理テーブル25dを参照して、配信情報管理テーブル23aに記憶されている各コンテンツに関連付けられているイベントの完了判定信頼度が所定値以上であるか否かを判定する。完了判定信頼度が所定値以上であるイベントは完了したものと判定され、完了判定信頼度が所定値未満であるイベントは完了していないと判定される。そしてイベント完了判別部24は、この判定結果をイベント完了依存型コンテンツ選択部22に送る。
イベント完了依存型コンテンツ選択部22は、イベント完了判別部24によるベント完了判別結果に基づいて、イベント完了依存型のコンテンツ選択を実行する部分である。具体的には、イベント完了依存型コンテンツ選択部22は、イベント完了依存型のコンテンツ配信要求を受け取ると、配信情報管理テーブル23aからイベント完了依存フラグが“Y”に設定されているコンテンツを抽出する。
そして、これらのコンテンツのイベント完了ルールに設定されているイベントがイベント完了判別部24により完了していないと判定されている場合に、イベント完了ルールが満たされていると判定して、当該コンテンツを配信コンテンツとして選択する。また、当該イベントがイベント完了判別部24により完了していると判定されている場合には、イベント完了ルールが満たされていないと判定して、当該コンテンツを配信コンテンツとして選択しない。イベント完了依存型コンテンツ選択部22は、選択したコンテンツを複合型コンテンツ選択部36へ送る。
なお、イベント完了判定を決める「所定値」は、イベントの種類によって個別に設定することができる。例えば、上述のようにイベント完了管理テーブル25dにおいてイベント“旅行”の完了判定信頼度は“0.3”である。イベント“旅行”のイベント完了判定の所定値を“0.6”と設定した場合は、完了判定信頼度が所定値以下なのでイベント“旅行”は完了していないと判定され、図4の配信情報管理テーブル23aにおいてイベント“旅行”が関連付けられているコンテンツ“○○温泉△△旅館”はユーザ“001”に配信される。一方、イベント完了判定の所定値を“0.2”と設定した場合は、イベント“旅行”は完了したと判定され、配信情報管理テーブル23aのコンテンツ“○○温泉△△旅館”はユーザ“001”に配信されなくなる。
(ステージ追従型の配信コンテンツの決定)
ステージ追従型の配信コンテンツの決定手法は、ユーザのプロファイル情報に基づき、ユーザの年齢や配偶者、子供の年齢、就職や結婚などのライフステージを対象として、ユーザ個々のライフステージに応じた配信コンテンツを決定するものである。例えば、「就職後3年のユーザ」や「小学校入学を控えている子を持つユーザ」といった対象ユーザのライフステージを指定できる。ステージ追従型に係る情報配信サーバ12の構成要素は、プロファイル管理テーブル25a及びステージ追従型コンテンツ選択部26である。
プロファイル管理テーブル25a、移動通信端末16のユーザの属性を示すプロファイル情報を保持するものである。図9にプロファイル管理テーブル25aの一例を示す。図9に示すように、プロファイル管理テーブル25aは、1つのレコードとして、「ユーザID」、「性別」、「年齢」、「誕生日」、「子供あり」、「子供年齢」、「配偶者あり」、「配偶者年齢」、「就職年月日」、「結婚年月日」のデータを対応付けて保持している。
「ユーザID」は、移動通信端末16のユーザを識別するための識別情報である。「性別」、「年齢」、「誕生日」、「子供あり」、「子供年齢」、「配偶者あり」、「配偶者年齢」、「就職年月日」、「結婚年月日」は、ユーザIDで識別される移動通信端末16のユーザのプロファイル情報の一例である。これらのプロファイル情報は、例えば、事前にアンケートなどでユーザ登録を受け付けても良いし、システム上でオンラインに登録しても良い。
ステージ追従型コンテンツ選択部26は、ユーザのプロファイル情報に基づき配信コンテンツを選択する。具体的には、ステージ追従型コンテンツ選択部26は、移動通信端末16からステージ追従型のコンテンツ配信要求を受け取ると、配信情報管理テーブル23aからステージ追従フラグが“Y”に設定されているコンテンツを抽出する。プロファイル管理テーブル25aを参照して、移動通信端末16のユーザのプロファイル情報に基づいて、これらのコンテンツに設定されている「ステージ追従ルール」が満たされているか否かを判別する。そして、ステージ追従ルールを満たしているコンテンツを配信コンテンツとして選択し、複合型コンテンツ選択部36へ送る。
例えば、図4の配信情報管理テーブル23aでは、コンテンツID“005”のコンテンツ“学習机”に関連付けられたステージ追従ルールが“子供年齢>6歳、子供年齢<12歳”と設定されている。この場合、図9のプロファイル管理テーブル25aを参照すると、ユーザID“001”のユーザには7歳の子供がいて、ステージ追従ルールを満たしているので、ユーザ“001”からステージ追従型のコンテンツ配信要求を受信した場合には、コンテンツID“005”のコンテンツ“学習机”は配信コンテンツとして選択される。一方、ユーザID“002”のユーザは、子供がいないので、コンテンツID“005”のコンテンツ“学習机”は配信コンテンツとして選択されないことになる。
(サイクル追従型の配信コンテンツの決定)
サイクル追従型の配信コンテンツの決定手法は、ユーザの嗜好の周期的な変化に着目して配信コンテンツを決定するものである。配信情報管理テーブル23aのコンテンツと同じ種類のコンテンツに対するユーザの過去の接触履歴から、当該コンテンツの利用周期を推定し、ユーザが利用する可能性が高いタイミングに絞ってコンテンツを配信する。サイクル追従型に係る情報配信サーバ12の構成要素は、定常嗜好管理テーブル25b、接触履歴管理テーブル25c、サイクル追従型コンテンツ選択部30、定常嗜好記録部32及び接触履歴記録部34である。
定常嗜好管理テーブル25bは、移動通信端末16のユーザの定常嗜好(嗜好情報)を記憶する部分である。ここで、定常嗜好とは、「好きな食べ物」や「興味のある商品」などの情報であり、一般的にユーザが好む情報のカテゴリやジャンルを示す。図10に定常嗜好管理テーブル25bの一例を示す。図10に示すように、定常嗜好管理テーブル25bは、1つのレコードとして、「ユーザID」、「定常嗜好」のデータを対応付けて保持している。図10の例では、定常嗜好の項目の一例として「ハンバーグ」と「中華」が挙げられている。
定常嗜好管理テーブル25bでは、これらの定常嗜好の各項目について、ユーザの嗜好に合致する場合には“Y”が設定され、ユーザの嗜好に合致しない場合には“N”が設定される。図10の例では、例えばユーザ“001”は定常嗜好の項目“ハンバーグ”に“Y”が設定され、項目“中華”に“N”が設定されているので、ユーザ“001”はハンバーグが好きで中華は好みえないことを示している。定常嗜好の各項目の設定内容は、後述する移動通信端末16の定常嗜好取得部40により取得される。定常嗜好取得部40の処理については後述する。
接触履歴管理テーブル25cは、移動通信端末16において実施された、ユーザの定常嗜好(嗜好情報)に関連する行動の履歴情報を記憶する部分である。図11に接触履歴管理テーブル25cの一例を示す。図11に示すように、接触履歴管理テーブル25cは、1つのレコードとして「ユーザID」、「接触行動種別」、「接触内容」、「日時」のデータを対応付けて保持している。例えば、2007年9月27日13:00に「ハンバーグ」を昼食にとった場合、「日時」に“2007年9月27日13:00”、「接触行動種別」に“食事”、「接触内容」に“ハンバーグ”が記録されている。
ここで、接触内容とは、ユーザが商品と接する行動の内容を示す情報であり、例えば食事の場合は、食べた料理のジャンル(イタリアンや中華)や料理名(ハンバーグやラーメン)が記録される。また、接触行動種別とは、ユーザの多様な行動をグループとして識別するための識別子として位置づけられ、接触内容(例えば「ハンバーグ」)だけでは判別できないユーザの行動(例えば「食べた」のか「情報を閲覧したのか」)を判別可能とするための情報であり、例えば「食事」「TV情報閲覧」「インターネット情報閲覧」「店舗訪問」「商品購入」などである。接触履歴は、後述する移動通信端末16の接触履歴取得部42により取得される。
定常嗜好合致コンテンツ選択部28は、ユーザの定常嗜好に基づいてコンテンツを配信情報管理テーブル23aから選択する部分である。定常嗜好合致コンテンツ選択部28は、移動通信端末16からサイクル追従型のコンテンツ配信要求を受け取ると、定常嗜好管理テーブル25bを参照して、コンテンツ配信要求を送信した移動通信端末16のユーザの定常嗜好を抽出する。そして、図4の配信情報管理テーブル23aを参照して、「サイクル追従フラグ」が“Y”に設定され、「カテゴリ」の内容がユーザの定常嗜好と合致するコンテンツを選択する。
例えば、図4の配信情報管理テーブル23aでは、「サイクル追従フラグ」が“Y”に設定されているコンテンツID“001”のコンテンツ“洋食屋ABC”と、コンテンツID“002”のコンテンツ“寿司処X”がまず選択される。ここで、図10の定常嗜好管理テーブル25bでは、ユーザ“001”は定常嗜好“ハンバーグ”が“Y”と設定されているので、コンテンツ配信要求を送ったユーザがユーザ“001”である場合には、先に選択された2つのコンテンツのうち、「カテゴリ」にハンバーグが登録されているコンテンツID“001”のコンテンツ“洋食屋ABC”が選択される。
サイクル追従型コンテンツ選択部30は、ユーザの定常嗜好の周期的な変化を考慮して配信コンテンツを選択する部分である。具体的には、サイクル追従型コンテンツ選択部30は、まず定常嗜好合致コンテンツ選択部28により選択されたコンテンツに関連付けられている「ジャンル」と「カテゴリ」を配信情報管理テーブル23aから抽出する。ここで、本実施形態では、カテゴリとはユーザの嗜好に関係する具体的な内容であり、定常嗜好管理テーブル25bの「定常嗜好」や、接触履歴管理テーブル25cの「接触内容」に対応する。また、ジャンルとは、ユーザの嗜好の大まかな集合を表現しており、カテゴリの上位概念と位置づけられ、接触履歴管理テーブル25cの「接触行動種別」に対応する。
サイクル追従型コンテンツ選択部30は、接触履歴管理テーブル25cを参照して、抽出したコンテンツの「ジャンル」および「カテゴリ」に関する「接触サイクル」を算出する。本実施形態では、「接触サイクル」とは、ユーザの定常嗜好に関連する行動を実際に行ったサイクルを示すものである。
例えば、図4の配信情報管理テーブル23aにおいて、コンテンツ“洋食屋ABC”に関連付けられているジャンル“食事”およびカテゴリ“ハンバーグ”に関する接触サイクルの算出を説明する。図11の接触履歴管理テーブル25cを参照すると、ジャンル“食事”・カテゴリ“ハンバーグ”に対応する接触行動種別“食事”・接触内容“ハンバーグ”の接触履歴は、「9月26日13:00」「8月16日20:00」「7月10日17:00」の3回記録されている。これらの接触履歴の接触頻度として、各々の日時の差を求め、この場合、それぞれ「41日」「37日」の接触頻度が算出される。
次に算出された接触頻度の平均値を接触サイクルとして算出する。この例の場合、コンテンツ“洋食屋ABC”に関連付けられているジャンル“食事”およびカテゴリ“ハンバーグ”に関する接触サイクルは「39日」となる。なお、サイクル追従型コンテンツ選択部30は、抽出したコンテンツの「ジャンル」および「カテゴリ」に対応する接触履歴が接触履歴管理テーブル25cに複数個なかった場合には、当該コンテンツを配信コンテンツの選択対象から外す。
接触サイクルの算出後、この接触サイクルの算出に用いた接触履歴のうち最新の接触履歴の日時と現在の日時との期間と、算出した接触サイクルとを比較して、コンテンツの優先度を算出する。図11の接触履歴管理テーブル25cでは、接触行動種別“食事”・接触内容“ハンバーグ”の最新の接触履歴の日時が「9月26日13:00」であり、現在の日時を例えば「10月12日17:00」とすれば、これらの日時の間の期間は「16日」となる。コンテンツの優先度は、接触サイクルと、最終接触履歴から現在日時までの期間とが一致している場合に「1.0」となり、当該期間が接触サイクルより小さくなるほどに例えば線形に減少するように設定される。なお、当該期間が接触サイクルより大きい場合には、コンテンツの優先度は常に「1.0」とする。
サイクル追従型コンテンツ選択部30は、定常嗜好合致コンテンツ選択部28により選択されたコンテンツのすべてに対して、コンテンツの優先度を算出した後に、この優先度に基づいて配信コンテンツを選択する。本実施形態では、優先度の高い順序で所定数(例えば優先度が最大の1個)の配信コンテンツを選択する。
定常嗜好記録部32は、移動通信端末16の定常嗜好取得部40から嗜好情報を受け取ると、この嗜好情報に基づき定常嗜好管理テーブル25bを更新する。また、接触履歴記録部34は、移動通信端末16の接触履歴取得部42から接触履歴を受け取ると、接触履歴管理テーブル25cを更新する。
(移動通信端末の構成)
次に、移動通信端末16の構成について説明する。図1に示すとおり、移動通信端末16は、定常嗜好取得部40、接触履歴取得部42、情報配信要求送信部(コンテンツ配信要求送信手段)44、および配信情報表示部46から構成されている。
図3に、移動通信端末16のハードウェア構成を示す。図3に示すように、移動通信端末16は、CPU161、RAM162、ROM163、操作部164、無線通信部165、ディスプレイ166及びアンテナ167等のハードウェアにより構成されている。図1において説明した各機能は、図3に示すCPU161、RAM162等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU161の制御のもとで操作部164、無線通信部165、ディスプレイ166を動作させるとともに、RAM162やROM163におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。以下、図1に示す機能ブロックに基づいて、各機能ブロックを説明する。
定常嗜好取得部40は、移動通信端末16のユーザの定常嗜好(嗜好情報)を取得する部分である。定常嗜好取得部40は、例えばディスプレイ166を介して図12に示すような定常嗜好登録画面をユーザに提示し、ユーザの手動登録によりユーザの定常嗜好を取得する。図12に定常嗜好取得画面の一例を示す。図12の例では、ユーザは「ハンバーグ」が好きであり、また、「車」「株」「健康」に興味を持っていることを示している。登録された情報は、情報配信サーバ12に送信され、情報配信サーバ12の定常嗜好管理テーブルに格納される。
なお、ここで、ユーザの嗜好情報は、検索キーワードやWebアクセス履歴などの情報を用いて自動判別することも可能である。例えば、飲食店検索における検索キーワードとして「ハンバーグ」や「中華」などのキーワードが指定されている場合、一定期間内に指定されたキーワードの回数を記録して、閾値を超えた場合に該当する嗜好が有効であると判別される。
接触履歴取得部42は、移動通信端末16のユーザの接触履歴を取得する部分である。接触履歴取得部42は、例えばディスプレイ166を介して図13に示すような接触履歴取得画面をユーザに提示し、ユーザの手動登録によりユーザの接触履歴を取得する。図13に接触履歴取得画面の一例を示す。図13の例では、日時「2007年9月27日13:00」、接触行動種別「食事」、接触内容「ハンバーグ」からなる接触履歴が登録されている。登録された情報は、情報配信サーバ12に送信され、情報配信サーバ12の接触履歴管理テーブルに格納される。
なお、接触履歴は、定常嗜好と同様に、検索キーワードやWebアクセス履歴などの情報を用いて自動判別して取得しても良い。例えば、飲食店検索においてWebアクセス履歴として「ハンバーグ」や「中華」などのページにアクセスした場合、当該種別の情報に接触したとして記録される。
情報配信要求送信部44は、移動通信端末16にコンテンツの配信を要求するコンテンツ配信要求を情報配信サーバ12に送信する部分である。本実施形態では、コンテンツ配信要求には「イベント完了依存型」、「ステージ追従型」または「サイクル追従型」を示す情報のうち、ユーザが配信を希望するいずれかの型を示す情報が含まれる。
配信情報表示部46は、情報配信サーバ12から送信されたコンテンツを受信し、ディスプレイ166を介してユーザにコンテンツの内容を表示する部分である。
なお、本実施形態では、「イベント完了依存型」、「ステージ追従型」及び「サイクル追従型」の3種類のコンテンツ配信手法を選択可能としているが、本発明の情報配信サーバ12は、本実施形態の構成要素のうち履歴・要求受信部20、イベント完了依存型コンテンツ選択部22、イベント完了判別部24、コンテンツ送信部38、タスクモデル管理テーブル21a、タスク実行履歴管理テーブル21b、配信情報管理テーブル23a及びイベント完了管理テーブル25dのみの構成として、イベント完了依存型のコンテンツ配信に限定しても良い。
(情報配信サーバの処理フロー)
次に、図14〜17のフローチャートを用いて、本実施形態の情報配信サーバ12の処理について説明する。図14に、本実施形態における情報配信サーバ12のメインフローを示す。
履歴・要求受信部20により、移動通信端末16からコンテンツ配信要求が受信されたか否かが確認される(S101:受信ステップ)。コンテンツ配信要求の受信が確認されると、イベント完了依存型コンテンツ選択部22及びイベント完了判別部24により、イベント完了依存型コンテンツ選択処理が行われる(S102)。イベント完了依存型コンテンツ選択処理については、図15を用いて後述する。
次に、ステージ追従型コンテンツ選択部26により、ステージ追従型コンテンツ選択処理が行われる(S103)。ステージ追従型コンテンツ選択処理については、図16を用いて後述する。次に、定常嗜好合致コンテンツ選択部28及びサイクル追従型コンテンツ選択部30により、サイクル追従型コンテンツ選択処理が行われる(S104)。サイクル追従型コンテンツ選択処理については、図17を用いて後述する。
次に、複合型コンテンツ選択部36により、ステップ102のイベント完了依存型コンテンツ選択処理、ステップS103のステージ追従型コンテンツ選択処理及びステップS104のサイクル追従型コンテンツ選択処理により選択された配信コンテンツを集約し、これらのコンテンツの中から配信コンテンツを決定する(S105)。配信コンテンツの決定には、例えば、コンテンツの選択を行った全ての選択部において選択された共通のコンテンツを選択する、または各選択部で選択されたコンテンツを全て選択するなど適宜設定して良い。
そして、コンテンツ送信部38により、ステップS105で決定された配信コンテンツを移動通信端末16に送信する(S106:送信ステップ)。
なお、ステップ102のイベント完了依存型コンテンツ選択処理、ステップS103のステージ追従型コンテンツ選択処理及びステップS104のサイクル追従型コンテンツ選択処理の実行順序は変更しても良い。
次に、ステップS102のイベント完了依存型コンテンツ選択処理について図15を用いて説明する。図15に、イベント完了依存型コンテンツ選択処理のフローチャートを示す。
まず、イベント完了判別部24によって、コンテンツ配信要求がイベント完了依存型か否かが確認される(S201)。コンテンツ配信要求がイベント完了依存型である場合にはステップS202に移行する。コンテンツ配信要求がイベント完了依存型でない場合には、メインフローに戻る。
ステップS201においてコンテンツ配信要求がイベント完了依存型であると確認されると、イベント完了判別部24により、イベント完了管理テーブル25dが更新される(S202:更新ステップ)。イベント完了判別部24は、タスク実行履歴管理テーブル21bの所定期間分の履歴情報に基づいて、タスクモデル管理テーブル21aから履歴情報に係るタスクモデルのイベント寄与度を抽出し、これら抽出されたイベント寄与度をイベントごとに合算して、イベント完了管理テーブル25dの各イベントの完了判定信頼度を更新する。
次に、イベント完了判別部24により、更新したイベント完了管理テーブル25dに基づいて各イベントのイベント完了判定が行われる(S203:イベント完了判定ステップ)。イベント完了判別部24は、イベント完了管理テーブル25dの各イベントの完了判定信頼度が所定値以上である場合にイベントが完了していると判定する。このイベント完了判定の結果はイベント完了依存型コンテンツ選択部22に送られる。
次に、イベント完了依存型コンテンツ選択部22により、配信情報管理テーブル23aから配信対象コンテンツの候補がイベント完了ルールと共に抽出される(S204)。イベント完了依存型コンテンツ選択部22は、配信情報管理テーブル23aに記憶されているコンテンツの中から、「イベント完了依存フラグ」が“Y”と設定されているコンテンツを配信対象コンテンツの候補として選択する。また、選択されたコンテンツの「イベント完了ルール」に登録されているイベントの種別を抽出する。
次に、イベント完了依存型コンテンツ選択部22により、イベント完了ルールが満たされているか否かが判定される(S205:イベント完了型選択ステップ)。イベント完了依存型コンテンツ選択部22は、配信対象コンテンツの候補のイベント完了ルールに登録されているイベントがイベント完了判別部24により完了したものと判定されている場合に、イベント完了ルールが満たされていないと判定する。また、当該イベントが完了していないとイベント完了判別部24により判定されている場合には、イベント完了ルールが満たされていると判定する。
そして、イベント完了依存型コンテンツ選択部22により、イベント完了ルールが満たされているコンテンツが、配信対象コンテンツとして選択され(S206:イベント完了型選択ステップ)、メインフローに戻る。
次に、ステップS103のステージ追従型コンテンツ選択処理について図16を用いて説明する。図16に、ステージ追従型コンテンツ選択処理のフローチャートを示す。この処理は、ステージ追従型コンテンツ選択部26によって実施される。
まず、コンテンツ配信要求がステージ追従型か否かが確認される(S301)。コンテンツ配信要求がステージ追従型である場合にはステップS302に移行する。コンテンツ配信要求がステージ追従型でない場合には、メインフローに戻る。
ステップS301においてコンテンツ配信要求がステージ追従型であると確認されると、配信情報管理テーブル23aから配信対象コンテンツの候補がステージ追従ルールと共に抽出される(S302)。ステージ追従型コンテンツ選択部26は、配信情報管理テーブル23aに記憶されているコンテンツの中から、「ステージ追従フラグ」が“Y”と設定されているコンテンツを配信対象コンテンツの候補として選択する。また、選択されたコンテンツの「ステージ追従ルール」を併せて抽出する。
次に、プロファイル管理テーブル25aを参照して、ステージ追従ルールが満たされているか否かが判定される(S303)。ステージ追従型コンテンツ選択部26は、プロファイル管理テーブル25aのユーザのプロファイル情報が、ステージ追従ルールに登録されている条件に合致する場合に、ステージ追従ルールが満たされていると判定する。
そして、ステージ追従ルールが満たされているコンテンツが、配信対象コンテンツとして選択され(S304)、メインフローに戻る。
次に、ステップS104のサイクル追従型コンテンツ選択処理について図17を用いて説明する。図17に、サイクル追従型コンテンツ選択処理のフローチャートを示す。
まず、定常嗜好合致コンテンツ選択部28によって、コンテンツ配信要求がサイクル追従型か否かが確認される(S401)。コンテンツ配信要求がサイクル追従型である場合にはステップS402に移行する。コンテンツ配信要求がサイクル追従型でない場合には、メインフローに戻る。
ステップS401においてコンテンツ配信要求がサイクル追従型であると確認されると、定常嗜好合致コンテンツ選択部28によって、定常嗜好管理テーブル25bからのユーザの定常嗜好が抽出され(S402)、この定常嗜好に基づき、配信情報管理テーブル23aから、配信対象コンテンツの候補が抽出される(S403)。定常嗜好合致コンテンツ選択部28は、配信情報管理テーブル23aに記憶されているコンテンツの中から、「サイクル追従フラグ」が“Y”と設定され、かつ「カテゴリ」がユーザの定常嗜好と合致するコンテンツを配信対象コンテンツの候補として選択する。
次に、サイクル追従型コンテンツ選択部30により、接触履歴管理テーブル25cを参照して、配信対象コンテンツの候補の接触サイクルが算出される(S404)。サイクル追従型コンテンツ選択部30は、ステップS403で抽出したコンテンツの「ジャンル」及び「カテゴリ」に合致する複数の接触履歴を接触履歴管理テーブル25cから抽出し、これらの接触履歴の「日時」情報に基づいて接触サイクルを算出する。
次に、サイクル追従型コンテンツ選択部30により、ステップS404で算出された接触サイクルに基づきコンテンツの優先度が算出される(S405)。サイクル追従型コンテンツ選択部30は、接触サイクルに関する最新の接触履歴の日時と現在の日時との期間と、算出した接触サイクルとを比較して、コンテンツの優先度を算出する。
そして、コンテンツ優先度に基づいて配信対象コンテンツが選択され(S406)、メインフローに戻る。サイクル追従型コンテンツ選択部30は、例えば、コンテンツ優先度が最大のコンテンツを配信対象コンテンツとして選択する。
続いて、本実施形態に係る情報配信サーバ12及び情報配信システム10の作用及び効果について説明する。
本実施形態の情報配信サーバ12において、移動通信端末16からコンテンツ配信要求を受信するのに応じて、イベント完了判別部24が、タスク実行履歴管理テーブル21bの所定期間分の履歴情報に基づいて、タスクモデル管理テーブル21aから履歴情報に係るタスクモデルのイベント寄与度を抽出し、抽出されたイベント寄与度に基づいて、イベント完了管理テーブル25dの各イベントの完了判定信頼度を更新する。また、移動通信端末16からコンテンツ配信要求を受信するのに応じて、イベント完了判別部24が、イベント完了管理テーブル25dを参照して、配信情報管理テーブル23aに記憶されている各コンテンツに対応するイベントの完了判定信頼度が所定値以上であるか否かを判定する。イベント完了依存型コンテンツ選択部22は、イベント完了判別部24により完了判定信頼度が所定値以上であると判定された場合に当該イベントに対応するコンテンツを選択せず、完了判定信頼度が所定値未満であると判定された場合に当該イベントに対応するコンテンツを選択する。コンテンツ送信部38は、イベント完了依存型コンテンツ選択部22により選択されたコンテンツを移動通信端末16へ送信する。
この構成により、移動通信端末16において実施されたタスクモデルの履歴情報に基づいて、この履歴情報に係るタスクモデルのイベント寄与度が抽出される。そして、抽出されたイベント寄与度に基づいて、タスクモデルの上位概念であるイベントの完了判定信頼度が算出される。イベントの完了判定信頼度が所定値以上である場合に、当該イベントに対応するコンテンツは選択されず、移動通信端末16に送信されない。これにより、イベントの完了判定信頼度が所定値以上のときには当該イベントが完了したものと判定され、イベント完了後に当該イベントに対するユーザの嗜好が一時的に減少することが考慮されて、当該イベントに関連するコンテンツが移動通信端末16へ配信されなくなる。このように、情報配信サーバ12は、ユーザがイベントを完了したか否か(イベント完了判定結果)に応じたユーザの嗜好の変化を考慮して、コンテンツを配信することができる。また、タスクモデルのイベント寄与度に基づきイベントの完了判定信頼度が算出されるので、商品購入など単一の行動から成るイベントのみならず、旅行や結婚など複数の行動を積み重ねて成るイベントの完了も判定することができる。また、配信コンテンツのプロバイダは、個々のユーザのイベント完了状況を管理することなく効果の高い広告を配信できる。ユーザは個々のコンテンツプロバイダへイベント完了状況を通知する必要がなくなるため、個人情報の発信に対する精神的な負担が軽減される。
また、この情報配信サーバ12において、ステージ追従型コンテンツ選択部26が、移動通信端末16から受信したコンテンツ配信要求がステージ追従型である場合に、プロファイル管理テーブル25aを参照して、コンテンツ配信要求を送信した移動通信端末16のユーザのプロファイル情報を抽出し、このプロファイル情報に基づいて、配信情報管理テーブル23aに記憶されている各コンテンツに対応するプロファイル情報に関する選択可能条件が満たされているか否かを判定する。そして、選択可能条件を満たしていると判定した場合に、配信情報管理テーブル23aからコンテンツを選択する。複合型コンテンツ選択部36は、少なくともイベント完了依存型コンテンツ選択部22及びステージ追従型コンテンツ選択部26の両方で選択されたコンテンツを配信コンテンツとして選択する。コンテンツ送信部38は、複合型コンテンツ選択部36により選択されたコンテンツを移動通信端末16に送信する。
この構成により、コンテンツ配信要求を送信した移動通信端末16のユーザのプロファイル情報がコンテンツの選択可能条件を満たしている場合に、当該コンテンツが選択される。これにより、ユーザの嗜好がライフステージによって変化することを考慮して、コンテンツを適切なユーザへ配信することができる。また、ユーザのプロファイル情報及びイベント完了判定結果の両方を考慮してコンテンツが選択されるので、ユーザの嗜好の時間的変化をより詳細に把握することが可能となり、コンテンツの配信がより一層効果的に行われる。
また、この情報配信サーバ12において、定常嗜好合致コンテンツ選択部28が、移動通信端末16から受信したコンテンツ配信要求がサイクル追従型である場合に、定常嗜好管理テーブル25bを参照して、コンテンツ配信要求を送信した移動通信端末16のユーザの定常嗜好を抽出し、配信情報管理テーブル23aを参照して、「カテゴリ」の内容が抽出した定常嗜好と合致するコンテンツを選択する。サイクル追従型コンテンツ選択部30が、接触履歴管理テーブル25cを参照して、定常嗜好合致コンテンツ選択部28により選択されたコンテンツの「ジャンル」及び「カテゴリ」の内容と合致する「接触行動種別」及び「接触内容」を含む複数の接触履歴を抽出し、これら複数の接触履歴が実施された「日時」に基づいて接触履歴の嗜好サイクルを算出する。サイクル追従型コンテンツ選択部30は、算出した接触履歴の嗜好サイクルと、この接触履歴のうち最新の接触履歴の日時と現在の日時との間の期間とに基づいて、定常嗜好合致コンテンツ選択部28により選択されたコンテンツの優先度を算出する。そして、サイクル追従型コンテンツ選択部30は、コンテンツの優先度に基づいて、定常嗜好合致コンテンツ選択部28により選択されたコンテンツの中からコンテンツを選択する。複合型コンテンツ選択部36は、少なくともイベント完了依存型コンテンツ選択部22、ステージ追従型コンテンツ選択部26及びサイクル追従型コンテンツ選択部30で選択されたコンテンツを配信コンテンツとして選択する。コンテンツ送信部38は、複合型コンテンツ選択部36により選択されたコンテンツを移動通信端末16に送信する。
この構成により、この構成により、ユーザの定常嗜好が抽出され、この定常嗜好に関連する接触履歴に基づいて、定常嗜好の周期的な変化を示す接触履歴の嗜好サイクルが算出される。そして、この接触履歴の嗜好サイクルに合致するコンテンツが選択されやすくなる。これにより、ユーザの嗜好の周期的な変化を考慮してコンテンツを選択するので、コンテンツを適切なユーザへ配信することができる。また、ユーザのプロファイル情報、イベント完了判定結果および嗜好サイクルを考慮してコンテンツを選択するので、嗜好の時間的変化をより詳細に把握することが可能となり、コンテンツの配信がより一層効果的に行われる。
本発明の一実施形態に係る情報配信システムの機能構成を示す図である。 情報配信サーバのハードウェア構成図である。 移動通信端末のハードウェア構成図である。 配信情報管理テーブルの一例を示す図である。 タスクモデル管理テーブルの一例を示す図である。 タスクモデル管理テーブルの一例を示す図である。 タスク実行履歴管理テーブルの一例を示す図である。 イベント完了管理テーブルの一例を示す図である。 プロファイル管理テーブルの一例を示す図である。 定常嗜好管理テーブルの一例を示す図である。 接触履歴管理テーブルの一例を示す図である。 定常嗜好取得画面の一例を示す図である。 接触履歴取得画面の一例を示す図である。 本実施形態に係る情報配信サーバの処理を示すフローチャートである。 イベント完了依存型コンテンツ選択処理を示すフローチャートである。 ステージ追従型コンテンツ選択処理を示すフローチャートである。 サイクル追従型コンテンツ選択処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10…情報配信システム、12…情報配信サーバ、16…移動通信端末(通信端末)、20…履歴・要求受信部(受信手段)、21…タスクモデル格納部、21a…タスクモデル管理テーブル、21b…タスク実行履歴管理テーブル、22…イベント完了依存型コンテンツ選択部(イベント完了依存型選択手段)、23…配信情報格納部、23a…配信情報管理テーブル、24…イベント完了判別部(更新手段、イベント完了判定手段)、25…ユーザ情報格納部、25a…プロファイル管理テーブル、25b…定常嗜好管理テーブル、25c…接触履歴管理テーブル、25d…イベント完了管理テーブル、26…ステージ追従型コンテンツ選択部(プロファイル判定手段、ステージ追従型選択手段)、28…定常嗜好合致コンテンツ選択部(定常嗜好選択手段)、30…サイクル追従型コンテンツ選択部(嗜好サイクル算出手段、優先度算出手段、サイクル追従型選択手段)、32…定常嗜好記録部、34…接触履歴記録部、36…複合型コンテンツ選択部、38…コンテンツ送信部(送信手段)、40…定常嗜好取得部、42…接触履歴取得部、44…情報配信要求送信部(コンテンツ配信要求送信手段)、46…配信情報表示部。

Claims (6)

  1. 通信端末のユーザが行う行動を示すイベントと、このイベントが完了しているか否かを示す完了判定信頼度とを対応付けて記憶するイベント完了管理テーブルと、
    前記通信端末に配信するコンテンツと、前記イベントとを対応付けて記憶する配信情報管理テーブルと、
    前記イベントのサブタスクであるタスクモデルと、前記イベントの完了に寄与する度合いを示すイベント寄与度とを関連付けて記憶するタスクモデル管理テーブルと、
    前記通信端末において実施されたタスクモデルの履歴情報を記憶するタスク実行履歴管理テーブルと、
    前記タスク実行履歴管理テーブルの所定期間分の履歴情報に基づいて、前記タスクモデル管理テーブルから前記履歴情報に係るタスクモデルのイベント寄与度を抽出し、前記抽出されたイベント寄与度に基づいて、前記イベント完了管理テーブルの各イベントの完了判定信頼度を更新する更新手段と、
    前記通信端末からコンテンツ配信要求を受信する受信手段と、
    前記受信手段が前記通信端末から前記コンテンツ配信要求を受信すると、前記イベント完了管理テーブルを参照して、前記配信情報管理テーブルに記憶されている各コンテンツに対応する前記イベントの完了判定信頼度が所定値以上であるか否かを判定するイベント完了判定手段と、
    前記イベント完了判定手段により前記完了判定信頼度が所定値以上であると判定された場合に当該イベントに対応するコンテンツを選択せず、前記完了判定信頼度が所定値未満であると判定された場合に当該イベントに対応するコンテンツを選択するイベント完了依存型選択手段と、
    前記イベント完了依存型選択手段により選択されたコンテンツを前記通信端末に送信する送信手段と、
    を備える情報配信サーバ。
  2. 前記通信端末のユーザの属性を示すプロファイル情報を保持するプロファイル管理テーブルをさらに備え、
    前記配信情報管理テーブルには、この配信情報管理テーブルに記憶されているコンテンツを選択可能にするための前記プロファイル情報に関する選択可能条件が、該コンテンツに対応付けられて格納されており、
    前記受信手段により受信される前記コンテンツ配信要求は、ユーザのプロファイルに基づき配信コンテンツを決定するステージ追従型のコンテンツ配信要求を含んでおり、
    前記受信手段が前記通信端末から受信した前記コンテンツ配信要求が前記ステージ追従型のコンテンツ配信要求を示す場合に、前記プロファイル管理テーブルを参照して、前記コンテンツ配信要求を送信した前記通信端末のユーザのプロファイル情報を抽出し、このプロファイル情報に基づいて、前記配信情報管理テーブルに記憶されている各コンテンツに対応する前記プロファイル情報に関する選択可能条件が満たされているか否かを判定するプロファイル判定手段と、
    前記プロファイル判定手段により前記選択可能条件を満たしていると判定された場合に、前記配信情報管理テーブルからコンテンツを選択するステージ追従型選択手段と、をさらに備え、
    前記送信手段は、少なくとも前記イベント完了依存型選択手段及び前記ステージ追従型選択手段の両方で選択されたコンテンツを前記通信端末に送信する、
    請求項1に記載の情報配信サーバ。
  3. 前記通信端末のユーザの嗜好情報を記憶する定常嗜好管理テーブルと、
    前記通信端末において実施された前記嗜好情報に関連する行動の履歴情報を記憶する接触履歴管理テーブルと、をさらに備え、
    前記配信情報管理テーブルには、この配信情報管理テーブルに記憶されているコンテンツのそれぞれに、前記嗜好情報が対応付けられてか格納されており、
    前記受信手段により受信される前記コンテンツ配信要求は、ユーザの嗜好の周期的な変化に基づき配信コンテンツを決定するサイクル追従型のコンテンツ配信要求を含んでおり、
    前記受信手段が前記通信端末から受信した前記コンテンツ配信要求が前記サイクル追従型のコンテンツ配信要求を示す場合に、前記定常嗜好管理テーブルを参照して、前記コンテンツ配信要求を送信した移動通信端末のユーザの嗜好情報を抽出し、前記配信情報管理テーブルを参照して前記抽出された嗜好情報に対応付けられたコンテンツを選択する定常嗜好選択手段と、
    前記接触履歴管理テーブルを参照して、前記定常嗜好選択手段により選択されたコンテンツに対応付けられた嗜好情報に関連する複数の行動を抽出し、これら複数の行動が実施された時間情報に基づいて当該行動の嗜好サイクルを算出する嗜好サイクル算出手段と、
    前記嗜好サイクル算出手段により算出された前記行動の嗜好サイクルと、前記行動が最後に実施されてから現在までの期間とに基づいて、前記定常嗜好選択手段により選択されたコンテンツの優先度を算出する優先度算出手段と、
    前記優先度算出手段により算出された前記コンテンツの優先度に基づいて、前記定常嗜好選択手段により選択されたコンテンツの中からコンテンツを選択するサイクル追従型選択手段と、
    をさらに備え、
    前記送信手段は、少なくとも前記イベント完了依存型選択手段及び前記サイクル追従型選択手段の両方で選択されたコンテンツを前記通信端末に送信する、
    請求項1に記載の情報配信サーバ。
  4. 前記通信端末のユーザの嗜好情報を記憶する定常嗜好管理テーブルと、
    前記通信端末において実施された前記嗜好情報に関連する行動の履歴情報を記憶する接触履歴管理テーブルと、をさらに備え、
    前記配信情報管理テーブルには、この配信情報管理テーブルに記憶されているコンテンツのそれぞれに、前記嗜好情報が対応付けられてか格納されており、
    前記受信手段により受信される前記コンテンツ配信要求は、ユーザの嗜好の周期的な変化に基づき配信コンテンツを決定するサイクル追従型のコンテンツ配信要求を含んでおり、
    前記受信手段が前記通信端末から受信した前記コンテンツ配信要求が前記サイクル追従型のコンテンツ配信要求を示す場合に、前記定常嗜好管理テーブルを参照して、前記コンテンツ配信要求を送信した移動通信端末のユーザの嗜好情報を抽出し、前記配信情報管理テーブルを参照して前記抽出された嗜好情報に対応付けられたコンテンツを選択する定常嗜好選択手段と、
    前記接触履歴管理テーブルを参照して、前記定常嗜好選択手段により選択されたコンテンツに対応付けられた嗜好情報に関連する複数の行動を抽出し、これら複数の行動が実施された時間情報に基づいて当該行動の嗜好サイクルを算出する嗜好サイクル算出手段と、
    前記嗜好サイクル算出手段により算出された前記行動の嗜好サイクルと、前記行動が最後に実施されてから現在までの期間とに基づいて、前記定常嗜好選択手段により選択されたコンテンツの優先度を算出する優先度算出手段と、
    前記優先度算出手段により算出された前記コンテンツの優先度に基づいて、前記定常嗜好選択手段により選択されたコンテンツの中からコンテンツを選択するサイクル追従型選択手段と、
    をさらに備え、
    前記送信手段は、少なくとも前記イベント完了依存型選択手段、前記ステージ追従型選択手段及び前記サイクル追従型選択手段の全てで選択されたコンテンツを前記通信端末に送信する、
    請求項2に記載の情報配信サーバ。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の情報配信サーバと、通信端末とから構成される情報配信システムにおいて、
    前記通信端末は、コンテンツ配信要求を前記情報配信サーバに送信するコンテンツ配信要求送信手段を備え、
    前記情報配信サーバにおける前記受信手段は、前記通信端末から前記コンテンツ配信要求を受信し、
    前記情報配信サーバにおける前記送信手段は、前記通信端末へコンテンツを送信することを特徴とする情報配信システム。
  6. 通信端末のユーザが行う行動を示すイベントと、このイベントが完了しているか否かを示す完了判定信頼度とを対応付けて記憶するイベント完了管理テーブルと、
    前記通信端末に配信するコンテンツと、前記イベントとを対応付けて記憶する配信情報管理テーブルと、
    前記イベントのサブタスクであるタスクモデルと、前記イベントの完了に寄与する度合いを示すイベント寄与度とを関連付けて記憶するタスクモデル管理テーブルと、
    前記通信端末において実施されたタスクモデルの履歴情報を記憶するタスク実行履歴管理テーブルと、
    を備える情報配信サーバにより実施される情報配信方法であって、
    前記通信端末からコンテンツ配信要求を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにより前記通信端末から前記コンテンツ配信要求を受信すると、前記イベント完了管理テーブルを参照して、前記配信情報管理テーブルに記憶されている各コンテンツに対応する前記イベントの完了判定信頼度が所定値以上であるか否かを判定するイベント完了判定ステップと、
    前記イベント完了判定ステップにおいて前記完了判定信頼度が所定値以上であると判定された場合に当該イベントに対応するコンテンツを選択せず、前記完了判定信頼度が所定値未満であると判定された場合に当該イベントに対応するコンテンツを選択するイベント完了型選択ステップと、
    前記イベント完了型選択ステップにおいて選択されたコンテンツを前記通信端末に送信する送信ステップと、を含み、
    前記受信ステップの前、または前記受信ステップと前記イベント完了判定ステップとの間に、前記タスク実行履歴管理テーブルの所定期間分の履歴情報に基づいて、前記タスクモデル管理テーブルから前記履歴情報に係るタスクモデルのイベント寄与度を抽出し、前記抽出されたイベント寄与度に基づいて、前記イベント完了管理テーブルの各イベントの完了判定信頼度を更新する更新ステップを含む、
    情報配信方法。
JP2008016652A 2008-01-28 2008-01-28 情報配信サーバ、情報配信システム及び情報配信方法 Expired - Fee Related JP4981699B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008016652A JP4981699B2 (ja) 2008-01-28 2008-01-28 情報配信サーバ、情報配信システム及び情報配信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008016652A JP4981699B2 (ja) 2008-01-28 2008-01-28 情報配信サーバ、情報配信システム及び情報配信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009176242A JP2009176242A (ja) 2009-08-06
JP4981699B2 true JP4981699B2 (ja) 2012-07-25

Family

ID=41031220

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008016652A Expired - Fee Related JP4981699B2 (ja) 2008-01-28 2008-01-28 情報配信サーバ、情報配信システム及び情報配信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4981699B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014235473A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 株式会社デンソー 嗜好推定装置
JP5744982B2 (ja) * 2013-08-07 2015-07-08 本田技研工業株式会社 情報配信システム及びクライアント端末
JP6283260B2 (ja) * 2014-05-19 2018-02-21 ヤフー株式会社 情報提供装置、情報提供方法、及び情報提供プログラム
JP6782550B2 (ja) * 2016-03-18 2020-11-11 ヤフー株式会社 決定装置、決定方法、及び決定プログラム
JP6461075B2 (ja) * 2016-12-13 2019-01-30 ヤフー株式会社 配信装置、配信方法、配信プログラム、端末装置、表示方法、及び表示プログラム
JP7155698B2 (ja) * 2018-07-18 2022-10-19 オムロンヘルスケア株式会社 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理のためのプログラム
JP7238315B2 (ja) * 2018-10-02 2023-03-14 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 情報処理装置、及び情報処理プログラム

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001175753A (ja) * 1999-10-08 2001-06-29 Ntt Pc Communications:Kk 広告配信方法及び装置
JP2003271637A (ja) * 2002-03-13 2003-09-26 Osaka Gas Co Ltd 情報提供方法、情報提供システム、中央装置、コンピュータプログラム及び記録媒体
JP4127809B2 (ja) * 2003-08-22 2008-07-30 日本電信電話株式会社 行動支援システムで使用されるサーバ装置及びそのプログラム
JP2005141440A (ja) * 2003-11-06 2005-06-02 Sony Corp 情報提供装置および情報提供方法
JP4861004B2 (ja) * 2005-12-27 2012-01-25 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ サービス推薦システム、及び、サービス推薦方法
JP2007233862A (ja) * 2006-03-02 2007-09-13 Ntt Docomo Inc サービス検索システム及びサービス検索方法
JP4767732B2 (ja) * 2006-03-27 2011-09-07 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 情報配信サーバ、情報配信システム及び情報配信方法
JP4889347B2 (ja) * 2006-04-03 2012-03-07 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ コンテンツ配信ルール作成システム及びコンテンツ配信ルール作成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009176242A (ja) 2009-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6600703B2 (ja) 動的コンテンツアイテム作成
JP4981699B2 (ja) 情報配信サーバ、情報配信システム及び情報配信方法
JP5545028B2 (ja) クーポン選択支援装置、クーポン選択支援システム、クーポン選択支援方法、及びプログラム
US9760643B2 (en) Systems and methods for identifying electronic content
AU2011302256B2 (en) Regional location-based advertising
EP2584478B1 (en) Systems and methods for web site customization based on time-of-day
US20150235275A1 (en) Cross-device profile data management and targeting
US11455660B2 (en) Extraction device, extraction method, and non-transitory computer readable storage medium
US11176574B2 (en) Contextual secondary content for search results
JP4621793B2 (ja) 広告配信サーバ
WO2014141078A1 (en) A method of and system for providing a client device with particularized information without employing unique identifiers
JP2009265833A (ja) 広告システム及び広告方法
JP2015153094A (ja) 抽出装置、抽出方法および抽出プログラム
US20120150627A1 (en) Ranking advertisements selected from one or more databases by georelevance
US20100094881A1 (en) System and method for indexing sub-spaces
JP2010026792A (ja) 配信された広告に関する情報を蓄積するサーバ、方法及びプログラム
JP2009009224A (ja) 情報配信サーバ、移動通信端末、情報配信システム、情報配信サーバプログラム及び情報配信方法
CN103314372A (zh) 内容服务器
KR20150020390A (ko) 컨텐츠 추천 방법과 이를 제공하는 장치 및 시스템
JP5797872B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
US20160189204A1 (en) Systems and methods for building keyword searchable audience based on performance ranking
JP4944853B2 (ja) ユーザの端末へ広告を配信するサーバ、方法、およびプログラム
JP7033864B2 (ja) 判定装置、判定方法及び判定プログラム
US11799979B2 (en) Predictive retargeting system and method
JP2016024551A (ja) 電子マガジン作成装置、サーバ装置、電子マガジン作成システム、電子マガジン作成方法およびコンピュータプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100915

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120314

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120403

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120420

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150427

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4981699

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees