JP4981378B2 - 改質炉 - Google Patents
改質炉 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4981378B2 JP4981378B2 JP2006206582A JP2006206582A JP4981378B2 JP 4981378 B2 JP4981378 B2 JP 4981378B2 JP 2006206582 A JP2006206582 A JP 2006206582A JP 2006206582 A JP2006206582 A JP 2006206582A JP 4981378 B2 JP4981378 B2 JP 4981378B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- reforming
- tube
- furnace body
- combustion exhaust
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)
Description
すなわち、1本の改質管では、改質管を通流する被改質ガスの量に限りがあり、単位時間当たりの処理量が制限されるという問題がある。
その他、改質管の本数を増やすことも考えられるが、単に改質管の本数を増やすだけでは、燃焼排ガスに曝される改質管外側と燃焼排ガスにあまり曝されない改質管内側との間で温度差が生じ、やはり改質性能の低下を招くという問題がある。特に、改質炉の小型化が望まれる昨今においては、複数本の改質管をできるだけ近接配置することが好ましく、その場合には、改質管外側と内側との温度差が一層顕著となり、改質性能の極端な低下も予想される。
前記改質管を複数本備え、その複数本の改質管が、前記炉本体の中心部に燃焼用空間を形成した状態で、その燃焼用空間の外側で円周状に並べて配置され、円筒形の放射管が、前記燃焼用空間の外周面を形成するように前記炉本体とほぼ同心状に配置されて、その放射管に多数の排ガス通過孔が形成され、前記放射管の長手方向の一側方に配置されたバーナからの第2燃焼排ガスが、前記放射管の他側方に向けて噴出されるとともに、その第2燃焼排ガスの少なくとも一部が、前記排ガス通過孔を通って前記改質管側へ流出するように構成され、
複数本の前記改質管の外側が前記第1燃焼排ガスにより加熱されるとともに、複数本の前記改質管の内側が前記放射管からの放射熱と前記バーナからの前記第2燃焼排ガスとにより加熱される点にある。
その結果、改質性能の低下を回避しながら、複数本の改質管を使用して単位時間当たりの改質処理量の増加を図ることができ、しかも、複数本の改質管を近接配置して、改質炉の小型化を図ることも可能となる。
前記第1燃焼排ガスと前記第2燃焼排ガスとが前記炉本体から排出する排ガス流出管が前記炉本体の周部下方に設けられた点にある。
この改質炉は、例えば、天然ガスなどの炭化水素系の燃料を改質して水素に富んだガスを製造するためのもので、図1〜図3に示すように、鉛直に配置された円筒形の炉本体1を備え、炉本体1の上方の開口は上蓋1aにより、下方の開口は下蓋1bによりそれぞれ閉鎖されるとともに、炉本体1、上蓋1a、および、下蓋1bの内面には断熱材Aが配設され、その炉本体1の内側部分には多数本の改質管2、この実施形態では合計12本の改質管2が炉本体1の長手方向に沿って配置されている。
その12本の改質管2は、平面視(図2参照)において、その中心部に燃焼用空間3を形成した状態で、その燃焼用空間3の外側で円周状に並べて配置され、それによって、円周状に配置された改質管2の外側と炉本体1の内周面との間には、平面視で円環状の空間4が形成されている。
そして、円周状に配置された改質管2の内側には、燃焼用空間3の外周面を形成する円筒形の放射管7が、炉本体1とほぼ同心状に配置され、その放射管7の長手方向の一側方、この実施形態では放射管7の上方にバーナ8が配置され、放射管7の他側方である下方は、放射管7の蓋部材として機能する下蓋1bにより閉鎖されて、放射管7には多数の排ガス通過孔9が穿設されている。
したがって、改質管2の内側は、主として放射管7からの放射熱と燃焼排ガスにより加熱されることになり、放射管7に形成する排ガス通過孔9の個数、大きさ、配置などを適宜設定することによって、改質管2の内側をその長手方向にほぼ均一に加熱することが可能となる。
このようにして、円周状に配置された多数の改質管2は、その外側が主として炉本体1の内周面に沿って旋回する燃焼排ガスにより加熱され、その内側が主として放射管2からの放射熱とバーナ8からの燃焼排ガスにより加熱される。
したがって、例えば、入口側リング管10を介して各原料ガス流入管11から各改質管2に流入された炭化水素系の天然ガスは、外管2aから内管2bを通過する間に、高温下における触媒Bの作用で水素に富んだガスに改質され、改質後のガスは、各原料ガス流出管13を介して出口側リング管12に集められて炉外へ排出される。
つぎに、別の実施形態について説明するが、先の実施形態で説明した構成部品や同じ作用を有する構成部品については、同じ符号を付すことで説明を省略し、主として先の実施形態と異なる構成について説明する。
すなわち、図4に示す別の実施形態では、放射管7の下方が開口されていて、バーナ8からの燃焼排ガスの一部が、放射管7に形成の排ガス通過孔9から改質管2側へ流出し、残りは下方の開口から排ガス流出管6を通って炉外へ排出されるように構成されている。
なお、この図4に示す別の実施形態において、放射管7の下方開口部を専用の蓋部材、つまり、下蓋1bとは別の放射管専用の蓋部材により閉鎖して実施することもできる。
また、円環状の空間4内において、燃焼排ガスを上方から下方に向けて旋回させた例を示したが、逆に、下方から上方に向けて旋回させることもでき、同様に、バーナ8からの燃焼排ガスについても、先の実施形態とは逆に、下方から上方に向けて噴出させることもできる。
1b 蓋部材
2 改質管
3 燃焼用空間
4 円環状の空間
7 放射管
8 バーナ
9 排ガス通過孔
Claims (2)
- 円筒形の炉本体の内側部分に前記炉本体の長手方向に沿って改質管を配置し、その改質管の外側と前記炉本体の内周面との間に形成される平面視で円環状の空間内に外部のバーナから第1燃焼排ガスを送入し、その第1燃焼排ガスを前記炉本体の内周面に沿って旋回させるように構成され、
前記改質管を複数本備え、その複数本の改質管が、前記炉本体の中心部に燃焼用空間を形成した状態で、その燃焼用空間の外側で円周状に並べて配置され、円筒形の放射管が、前記燃焼用空間の外周面を形成するように前記炉本体とほぼ同心状に配置されて、その放射管に多数の排ガス通過孔が形成され、前記放射管の長手方向の一側方に配置されたバーナからの第2燃焼排ガスが、前記放射管の他側方に向けて噴出されるとともに、その第2燃焼排ガスの少なくとも一部が、前記排ガス通過孔を通って前記改質管側へ流出するように構成され、
複数本の前記改質管の外側が前記第1燃焼排ガスにより加熱されるとともに、複数本の前記改質管の内側が前記放射管からの放射熱と前記バーナからの前記第2燃焼排ガスとにより加熱される改質炉。 - 前記第2燃焼排ガスを噴出する前記バーナが前記放射管の上方に備えられるとともに、前記第1燃焼排ガスを送入する排ガス流入管が前記炉本体の周部上方に備えられ、
前記第1燃焼排ガスと前記第2燃焼排ガスとが前記炉本体から排出する排ガス流出管が前記炉本体の周部下方に設けられた請求項1に記載の改質炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006206582A JP4981378B2 (ja) | 2006-07-28 | 2006-07-28 | 改質炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006206582A JP4981378B2 (ja) | 2006-07-28 | 2006-07-28 | 改質炉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008030997A JP2008030997A (ja) | 2008-02-14 |
JP4981378B2 true JP4981378B2 (ja) | 2012-07-18 |
Family
ID=39120821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006206582A Expired - Fee Related JP4981378B2 (ja) | 2006-07-28 | 2006-07-28 | 改質炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4981378B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20230091397A (ko) * | 2021-12-16 | 2023-06-23 | 한국에너지기술연구원 | 고열전달이 가능한 관형 반응기 및 이를 이용한 흡열 반응의 실시 방법 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6283027B2 (ja) * | 2012-06-14 | 2018-02-21 | ヌヴェラ・フュエル・セルズ,エルエルシー | 水蒸気改質器、モジュール、及び使用方法 |
JP6202846B2 (ja) * | 2013-03-26 | 2017-09-27 | 大阪瓦斯株式会社 | 加熱炉 |
WO2016016919A1 (ja) * | 2014-07-28 | 2016-02-04 | 大阪瓦斯株式会社 | 加熱炉 |
KR102315289B1 (ko) * | 2019-12-18 | 2021-10-20 | 에이치앤파워(주) | 다중 개질 반응기 구성이 가능한 수증기 개질장치 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61106401A (ja) * | 1984-10-30 | 1986-05-24 | Fuji Electric Co Ltd | 改質装置 |
JPS62138307A (ja) * | 1985-12-10 | 1987-06-22 | Yamaha Motor Co Ltd | 燃料電池の燃料改質装置 |
JPH02129001A (ja) * | 1988-11-08 | 1990-05-17 | Tokyo Gas Co Ltd | 燃料電池用改質器 |
JP3197097B2 (ja) * | 1993-03-16 | 2001-08-13 | 東京瓦斯株式会社 | 水素製造装置 |
JP3306430B2 (ja) * | 1993-07-27 | 2002-07-24 | 株式会社日立製作所 | 改質器 |
-
2006
- 2006-07-28 JP JP2006206582A patent/JP4981378B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20230091397A (ko) * | 2021-12-16 | 2023-06-23 | 한국에너지기술연구원 | 고열전달이 가능한 관형 반응기 및 이를 이용한 흡열 반응의 실시 방법 |
KR102656869B1 (ko) | 2021-12-16 | 2024-04-18 | 한국에너지기술연구원 | 고열전달이 가능한 관형 반응기 및 이를 이용한 흡열 반응의 실시 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008030997A (ja) | 2008-02-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4981378B2 (ja) | 改質炉 | |
CN101233075B (zh) | 氢生成装置及燃料电池系统 | |
KR101624359B1 (ko) | 배기가스 배출이 개선된 수증기 개질 반응을 이용한 수소발생장치 | |
US20150300634A1 (en) | Burner tip and burner | |
JP5331713B2 (ja) | 予備混合なしの多孔性水素バーナー | |
JP2018535327A (ja) | 頂部燃焼炉 | |
CN110140014A (zh) | 用于燃烧器的具有空气通道系统和燃料通道系统的燃烧器尖部和制造该燃烧器尖部的方法 | |
JP6189391B2 (ja) | 燃料処理装置 | |
EP3121514A1 (en) | Combustor and fuel cell system | |
JPH08192040A (ja) | 燃料改質器 | |
CN201500533U (zh) | 转化炉炉管连接装置 | |
CN109798508B (zh) | 原料预热部一体型水蒸气改质器及含其的氢制备系统 | |
JP6202846B2 (ja) | 加熱炉 | |
KR101480083B1 (ko) | 연소 배가스 폐열 회수를 위한 열교환 장치가 구비된 연료 개질기 | |
CN206457465U (zh) | 气化炉激冷环 | |
CN218642475U (zh) | 蒸汽重整制氢转化管及包含其的转化炉 | |
KR101758716B1 (ko) | 연료전지 시스템의 연료 개질기용 열교환기 및 이를 구비하는 ato 조립체 | |
JP5841788B2 (ja) | 熱交換器 | |
JP2021014373A (ja) | 水素生成装置 | |
JP5767928B2 (ja) | 熱交換器 | |
JP2005299998A (ja) | 筒状バーナ | |
JPH07243602A (ja) | 高温の反応ガスを冷却するために使用される熱交換器 | |
JPH0733402A (ja) | 改質器 | |
JP6393844B1 (ja) | 燃焼装置 | |
JP5455573B2 (ja) | 多管式ボイラ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090324 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110720 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110811 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111007 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120412 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120420 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150427 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |