JP2005299998A - 筒状バーナ - Google Patents

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Abstract

【課題】多数の炎孔1aを有する燃焼筒1と、多数の分布孔4aを有する燃焼筒内の分布管4とを備える筒状バーナにおいて、バーナに混合気が燃焼筒の径方向の運動成分を持つ状態で供給されても、燃焼筒の周面全域で均一な燃焼が行われるようにする。
【解決手段】分布管4内に、燃焼筒1の先端の手前の位置に亘って軸方向にのびる流入管9を設け、混合気を径方向の運動成分を殆ど持たない流れに整流して、分布管4内に供給する。分布管4の外周に、流入管9の先端から基端側に所定距離L2離して、分布管4と燃焼筒1との隙間を狭める環状の邪魔板10を設ける。流入管9の先端と燃焼筒1の先端との間の軸方向範囲の流入管寄りの部分(cの領域)及び流入管9の先端と邪魔板10の配置箇所の近傍位置との間の部分(dの領域)では、分布管4に分布孔4aを形成しない。
【選択図】図3

Description

本発明は、螺旋水管式の熱交換器等で使用する筒状バーナに関する。
従来、図1に示すように、缶体100内に、螺旋状の凝縮水管101と螺旋状の加熱水管102とを収納し、加熱水管102で囲われる空間に熱源たる筒状バーナAを配置した螺旋水管式の熱交換器が知られている。凝縮水管101の上流端は給水ヘッダ103に接続され、凝縮水管101の下流端と加熱水管102の上流端とは中継ヘッダ104を介して接続され、加熱水管102の下流端は出湯ヘッダ105に接続される。筒状バーナAには、マニホルドBを介して燃料ガスと一次空気との混合気が強制的に供給され、バーナAの外周面で混合気が燃焼する。バーナAの燃焼排気は凝縮水管101の配置部を通って缶体100の端部の排気口106から排出される。そして、燃焼排気中の水蒸気は、凝縮水管101に流れる水により潜熱が回収されて凝縮され、凝縮水は缶体100のドレン穴107から排出される。潜熱を回収して予熱された水は、加熱水管102を通過する際にバーナAの燃焼炎で加熱され、高温の温水になり、出湯ヘッダ105を介して熱交換器の外部に送られる。尚、図1に示すもので、凝縮水管101と加熱水管102とは2重螺旋状に形成されている。
また、筒状バーナとして、従来、周面に開設された多数の炎孔を有する燃焼筒と、燃焼筒の基端に装着される流入口を有する基板と、燃焼筒の先端に装着される蓋板とを備え、燃焼筒の内部空間に流入口から流入する混合気を燃焼筒の炎孔から噴出させて燃焼させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。尚、このものでは、多数の炎孔を有するセラミック製の短冊状の燃焼板の複数枚を筒状に組み合わせて燃焼筒を構成している。
ここで、燃焼筒内の混合気の圧力分布は、流入口から流入した混合気の行き止まり部分と成る燃焼筒の先端側で高くなり、そのため、燃焼筒からの混合気の噴出量が基端側に比し先端側で多くなり、混合気の噴出量の軸方向分布が不均一になる。この場合、燃焼筒の内部を基板から蓋板に亘って軸方向にのびる、燃焼筒内の空間を内外2室に仕切る分布管を設け、分布管の内側の内室に流入口から混合気を流入させ、内室に流入した混合気を分布管の外側の外室に分布管に形成した多数の分布孔を介して流入させるようにすることが考えられる。これによれば、分布孔の配置密度を分布管の先端側で小さくすることにより、外室における軸方向の圧力分布が均一化され、燃焼筒からの混合気の噴出量の軸方向分布を均一化することができる。
ところで、上記したマニホルドBは、一般的に、スペース削減のため、燃焼筒の軸方向と直交方向(燃焼筒の径方向)に屈曲したL字状に形成されている。そのため、混合気はマニホルドから流入口に燃焼筒の径方向の運動成分を持った状態で流入し、この径方向に合致する周方向部分で燃焼筒からの混合気の噴出量が多くなり、混合気の噴出量の周方向分布が不均一になる。
実公昭61−26737号公報
本発明は、以上の点に鑑み、混合気が流入口から燃焼筒の径方向の運動成分を持った状態で流入しても、燃焼筒からの混合気の噴出量の周方向及び軸方向における分布を共に均一化できるようにして、燃焼筒の周面全域で均一な燃焼が行われるようにした筒状バーナを提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明では、周面に開設された多数の炎孔を有する燃焼筒と、燃焼筒の基端に装着される流入口を有する基板と、燃焼筒の先端に装着される蓋板と、燃焼筒の内部を基板から蓋板に亘って軸方向にのび、燃焼筒内の空間を内外2室に仕切る分布管とを備え、分布管の内側の内室に流入口から混合気を流入させ、内室に流入した混合気を分布管の外側の外室に分布管に形成した多数の分布孔を介して流入させるようにした筒状バーナにおいて、内室に、流入口に連なり、分布管の先端寄りの位置に亘って軸方向にのびる流入管を配置し、分布管の外周に、流入管の先端から分布管の基端側に所定距離離れた箇所に位置させて、燃焼筒の内周面との間の隙間を狭める環状の邪魔板を設けると共に、分布管の単位面積当りの分布孔の開口面積を分布孔密度として、流入管の先端と分布管の先端との間の軸方向範囲の流入管の先端寄りの部分及び当該部分と邪魔板の配置箇所近傍との間の部分では、分布孔密度を零または零近傍の微小値にしている。
本発明によれば、混合気が流入口から燃焼筒の径方向の運動成分を持った状態で流入しても、流入管を通過する過程で混合気は径方向の運動成分を殆ど持たない流れに整流され、燃焼筒からの混合気の噴出量の周方向分布は均一化される。
但し、燃焼筒の先端に近い位置で流入管から内室に混合気が流入するため、内室の混合気圧力は先端部で極めて高くなり、分布管の各部の分布孔密度の設定だけで、外室の混合気圧力の軸方向分布の均一化を図ることは困難である。ここで、流入管から内室に流入した混合気は、一部が流入管の先端と燃焼筒の先端との間の軸方向範囲において外室に流れ、残りは流入管の外周の分布管との間の空隙(流入管の外周空隙)を通って燃焼筒の基端側に流れる。この場合、流入管の先端と燃焼筒の先端との間の軸方向範囲の流入管の先端寄りの部分(図4のcの領域)に分布孔が形成されていると、流入管の外周空隙に流入させるべき混合気がこの部分(c領域)の分布孔を介して外室に流れてしまい、流入管の外周空隙に流入する混合気の量が不足する。然し、本発明では、流入管の先端と燃焼筒の先端との間の軸方向範囲の流入管の先端寄りの部分(c領域)の分布孔密度を実質的に零にしており、そのため、流入管の外周空隙に十分に混合気を供給することができる。従って、邪魔板の配置箇所から燃焼筒の基端までの領域における分布孔密度を適切に設定することにより、この領域における外室の混合気圧力の軸方向分布を均一化でき、その結果、この領域における燃焼筒からの混合気の噴出量の軸方向分布も均一化できる。
また、流入管の先端と燃焼筒の先端との間の軸方向範囲においては、流入管の先端寄りの部分(c領域)以外の限られた部分の分布孔から外室に混合気が流入する。外室に流入した混合気は、外室内を基端側に向かって流れるが、分布管の外周の邪魔板によりそれ以上基端側に流れることが規制される。尚、流入管の先端と邪魔板の配置箇所の近傍位置との間の部分(図4のdの領域)では、流入管の外周空隙に流れる混合気の流速が速く、流入管の外周空隙の圧力は負圧気味になる。そのため、流入管の先端と邪魔板の配置箇所の近傍位置との間の部分(d領域)に分布孔が形成されていると、外室に流入した混合気が流入管の外周空隙に吸引されてしまう。然し、本発明では、流入管の先端と邪魔板の配置箇所の近傍位置との間の部分(d領域)の分布孔密度を実質的に零にしているため、外室に流入した混合気が流入管の外周空隙に吸引されることはない。従って、邪魔板の配置箇所と燃焼筒の先端との間の外室の部分における混合気の圧力分布は、分布孔密度を実質的に零にすることと邪魔板の働きとで容易に均一化される。その結果、邪魔板の配置箇所と燃焼筒の先端との間における燃焼筒からの混合気の噴出量の軸方向分布が均一化される。
但し、流入管の先端と燃焼筒の先端との間の軸方向範囲の分布孔の形成部分(流入管の先端寄りの部分以外の部分)に合致する軸方向位置に炎孔が存在すると、分布孔から流入する混合気が炎孔に向けてそのまま径方向外方に直進し、この炎孔からの混合気の噴出量が過多になる。この場合、燃焼筒の炎孔開設範囲の軸方向最先端が、流入管の先端と燃焼筒の先端との間の軸方向範囲の流入管の先端寄りの部分(c領域)または流入管の先端と邪魔板の配置箇所近傍との間の部分(d領域)に位置するようにしておけば、流入管の先端と燃焼筒の先端との間の軸方向範囲の分布孔の形成部分に合致する軸方向位置に炎孔は存在しなくなり、上記の不具合は生じない。
そして、流入管の先端と分布管の先端との間の軸方向範囲における流入管の先端寄りの部分(c領域)以外の部分の分布孔密度を、邪魔板の配置箇所から燃焼筒の先端までの領域における外室の混合気圧力と邪魔板の配置箇所から燃焼筒の基端までの領域における外室の混合気圧力とが等しくなるように適切に設定することにより、燃焼筒からの混合気の噴出量の軸方向分布を全長に亘って均一化できる。そのため、流入管の作用による燃焼筒からの混合気の噴出量の周方向分布の均一化と相俟って、燃焼筒の周面全域に亘って均一な燃焼を得ることができる。
また、外室の邪魔板の配置箇所近傍の部分(図4のeの領域)では、混合気の圧力が低くなり勝ちである。そのため、邪魔板の配置箇所近傍の部分(e領域)での分布孔密度を、燃焼筒の基端と邪魔板の配置箇所近傍との間の部分(図4のfの領域)の分布孔密度より大きくし、外室の邪魔板の配置箇所近傍の部分(e領域)の混合気の圧力低下を補償することが望ましい。
また、流入管の先端と燃焼筒の先端との間の軸方向範囲を、流入管の先端寄りの部分(c領域)と中間部分(図4のbの領域)と燃焼筒の先端寄りの部分(図4のaの領域)との3部分に区分した場合、燃焼筒の先端寄りの部分(a領域)では、内室の混合気圧力が非常に高くなり、この部分での分布孔密度を大きくすると、この部分から外室に多量の混合気が流れ、流入管の外周空隙に供給される混合気の量が不足し易くなる。これに対し、燃焼筒の先端寄りの部分(a領域)での分布管密度は零または零近傍の微小値とし、中間部分(b領域)に分布孔を集中して形成すれば、中間部分(b領域)での内室の混合気圧力は燃焼筒の先端寄りの部分(a領域)よりも低くなるため、外室に混合気が過度に流れることはなく、流入管の外周空隙に混合気を十分に供給できる。
図2は、図1の螺旋水管式熱交換器の熱源として用いられる、本発明の実施形態の筒状バーナを示している。このバーナは、円筒状の燃焼筒1と、燃焼筒1の基端に装着される基板2と、燃焼筒1の先端に装着される蓋板3とを備えている。燃焼筒1は、図3示す如く、多数の炎孔1aを有するセラミック製の短冊状の燃焼板1bの複数枚(図示例では6枚)を筒状に組み合わせて構成されている。また、燃焼筒1内には、図4に示す如く、基板2から蓋板3に亘って軸方向にのびる分布管4が設けられている。尚、分布管4は、燃焼筒1の内面形状に相似の6角形の筒状に形成され、その周面には後述する所定のレイアウトで多数の分布孔4aが形成されている。
分布管4は、その基端において基板2にスポット溶接等で固定される。また、分布管4の先端にはキャップ4bが固着されており、このキャップ4bには、環状に形成した蓋板3の内周に嵌挿される凸部4cが形成されている。バーナの組立てに際しては、先ず、複数の燃焼板1bを筒状に組み合わせて燃焼筒1を仮組立する。次に、仮組立された燃焼筒1をバンド等の適宜の結束具により結束して燃焼板1bがばらけないようにし、この状態で燃焼筒1に分布管4を挿入して、燃焼筒1の基端側の端面に、基板2をパッキン5を介して当接させ、次に、燃焼筒1の先端側の端面に、蓋板3を別のパッキン5を介して当接させる。この際、蓋板3の内周に凸部4cが嵌挿される。そして、最後に凸部4cを軸方向内方に押し潰す。これによれば、蓋板3が軸方向内方に押圧された状態で分布管4にかしめ固定されることになり、基板2と蓋板3との間に燃焼筒1がしっかりと挟持される。
尚、基板2には、燃焼筒1の先端側の端面に対向する環状の座板6がスポット溶接等で固定されている。そして、この座板6と蓋板3との外周に、夫々、軸方向内方に屈曲する筒状のフランジ部6a,3aを形成し、パッキン5が径方向にずれないようにしている。
燃焼筒1の内部空間は、分布管4により、分布管4の内側の内室7と、分布管4の外側の外室8とに仕切られる。また、基板2には、図4に示す如く、マニホルドBから強制的に供給される燃料ガスと一次空気との混合気を流入させる流入口2aが設けられている。そして、内室7に、流入口2aに連なり、燃焼筒1の先端寄りの位置に亘って軸方向にのびる流入管9を設けている。かくして、マニホルドBから供給される混合気は流入管9を介して内室7に流入し、内室7から分布孔4aを介して外室8に流入して、燃焼筒1の炎孔1aから噴出し燃焼する。
流入管9は、燃焼筒1の径方向に屈曲するマニホルドBから流入口2aに燃焼筒1の径方向の運動成分を持って流入する混合気を、径方向の運動成分を殆ど持たない流れに整流して内室7に流入させるために設けられている。この整流作用により、燃焼筒1からの混合気の噴出量の周方向分布が均一化される。ここで、流入管9の先端と燃焼筒1の先端との間の距離L2は、燃焼筒1の全長L1の15〜35%の範囲内に設定される。その理由は、距離L2がこの範囲より短くなると、流入管9の先端と分布管4の先端との間の混合気圧力が過大になり、流入管9からの混合気の流出抵抗が増加してバーナの圧損が高くなり、一方、距離L2が上記範囲より長くなると、流入管9の長さ不足で、混合気を径方向運動成分を持たない流れに十分に整流できなくなるためである。尚、本実施形態では、蓋板3の剛性アップのため、蓋板3の内周側の部分を軸方向内方に窪ませており、その分だけ分布管4の長さが燃焼筒1の長さより短くなっている。この場合でも、流入管9の先端と燃焼筒1の先端との間の距離L2が燃焼筒1の全長L1の15%程度以上であれば、バーナの圧損は左程高くならない。
分布管4の外周には、流入管9の先端から分布管4の基端側に所定距離L3離れた箇所に位置させて、燃焼筒1の内周面との間の隙間を狭める環状の邪魔板10が設けられている。邪魔板10は、燃焼筒1の内周面と分布管4の外周面との間の隙間(外室8の径方向幅)を半分以下に狭窄するものであることが好ましく、例えば、邪魔板10の径方向高さをH1、燃焼筒1の内周面と邪魔板10との間の隙間をH2として、両者の比H1:H2が4:3程度になるように設定される。また、距離L3は、流入管9の先端と燃焼筒1の先端との間の距離L2の80〜100%の範囲内に設定される。その理由は後述する。
分布管4に形成する分布孔4aの配置パターンは、流入管9と邪魔板10に関連して以下の如く設定されている。説明の便宜上、燃焼筒1の軸方向に関する区分けを行い、燃焼筒1の先端と流入管9の先端との間の軸方向範囲の燃焼筒1の先端寄りの部分をa領域、燃焼筒1の先端と流入管9の先端との間の軸方向範囲の中間部分をb領域、燃焼筒1の先端と流入管9の先端との間の軸方向範囲の流入管9の先端寄りの部分をc領域、流入管9の先端と邪魔板10の配置箇所近傍との間の部分をd領域、邪魔板10を中心とするその配置箇所の近傍部分をe領域、e領域と燃焼筒1の基端との間の部分をf領域とする。分布孔4aは、b領域とe領域とf領域にのみ形成されており、a領域とc領域とd領域には分布孔4aが形成されていない。また、分布管4の単位面積当りの分布孔4aの開口面積を分布孔密度として、b領域とe領域の分布孔密度は、f領域の分布孔密度より大きくなっている。因みに、a,c,dの各領域における分布孔密度は零である。尚、a,b,c,の各領域の軸方向幅は、燃焼筒1の先端と流入管9の先端との間の軸方向範囲を3等分した幅、即ち、L2/3に設定され、e領域の軸方向幅もL2/3に設定されている。
流入管9から内室7に流入した混合気は、一部がb領域の分布孔4aを介して外室8に流入し、残りは内室7内の流入管9と分布管4との間の空隙(以下、流入管9の外周空隙という)に流れ、e領域とf領域の分布孔4aから外室8に流入する。ここで、c領域に分布孔が形成されていると、流入管9の外周空隙に流入させるべき混合気がc領域の分布孔を介して外室8に流れてしまい、流入管9の外周空隙に流入する混合気の量が不足する。然し、本実施形態では、c領域に分布孔4aは形成されていないため、流入管9の外周空隙に十分に混合気を供給することができる。従って、f領域における分布孔密度を適切に設定することにより、邪魔板10の配置箇所から燃焼筒1の基端までの領域における外室8の混合気圧力の軸方向分布を均一化でき、その結果、この領域における燃焼筒1の炎孔1aからの混合気の噴出量の軸方向分布も均一化できる。
但し、邪魔板10の配置箇所から燃焼筒1の基端までの領域の邪魔板10寄りの部分では、流入管9の外周空隙における混合気の支配的な流れが軸方向の流れとなるため、分布孔4aから外室8に混合気が流入しにくく、外室8の邪魔板10の配置箇所寄りの部分の混合気圧力が低くなり勝ちである。本実施形態では、邪魔板10の配置箇所近傍のe領域の分布孔密度を大きくしているため、e領域の分布孔4aから外室8に混合気が流入し易くなり、外室8の邪魔板10の配置箇所寄りの部分の混合気圧力の低下が効果的に補償される。
b領域の分布孔4aから外室8に流入した混合気は、外室8内を燃焼筒1の基端側に向けて流れる。ここで、d領域では、流入管9の外周空隙に流れる混合気の流速が速く、流入管9の外周空隙の圧力が負圧気味になる。そのため、d領域に分布孔4aが形成されていると、外室8内の混合気が流入管9の外周空隙に吸引されてしまう。然し、本実施形態では、d領域に分布孔4aが形成されていないため、b領域の分布孔4aから外室8に流入した混合気は、流入管9の外周空隙に吸引されることなく、外室8内を燃焼筒1の基端側に向けて流れる。この場合、混合気が外室8内をそのまま基端にまで流れると、外室8のd領域における圧力が低くなるが、邪魔板10により混合気がそれ以上基端側に向けて流れることが規制されるため、邪魔板10の配置箇所と燃焼筒1の先端との間の外室8の部分における混合気の圧力分布は、容易に均一化される。
但し、b領域に炎孔1aが存在すると、b領域の分布孔4aから流入した混合気がそのままb領域の炎孔に向けて径方向外方に直進し、b領域の炎孔からの混合気の噴出量が過多になる。ここで、燃焼筒1の基端側及び先端側の各端部には、フランジ部3a,6aに火炎が接触してCOが発生したり、フランジ部3a,6aが劣化したりすることを防止するため、炎孔1aを形成していない。そして、本実施形態では、燃焼筒1の炎孔形成範囲の最先端をc領域内に位置させており、b領域は炎孔1aが存在しない無炎孔部分になる。そのため、b領域の分布孔4aから流入した混合気がそのまま径方向外方に直進して炎孔1aから噴出するようなことはない。従って、邪魔板10の働きによる均圧化と相俟って、邪魔板10の配置箇所と燃焼筒1の先端との間における燃焼筒1の炎孔1aからの混合気の噴出量の軸方向分布が均一化される。尚、燃焼筒1の炎孔形成範囲の最先端をd領域内に位置させるようにしても良い。また、燃焼筒1の各端部の無炎孔部には、燃焼板1bの焼成時の収縮率の均一化等の成形上の理由により、盲孔状のダミー炎孔1cが形成されている。
ここで、邪魔板10の配置箇所と燃焼筒1の先端との間の外室8の部分と邪魔板10の配置箇所と燃焼筒1の基端との間の外室8の部分とは完全に遮断されているわけではなく、邪魔板10と燃焼筒1の内周面との間の隙間を介して連通しているため、邪魔板10の両側で大きな圧力差は生じない。そして、b領域の分布孔密度を、邪魔板10の配置箇所から燃焼筒1の先端までの領域における外室8の混合気圧力と邪魔板10の配置箇所から燃焼筒1の基端までの領域における外室8の混合気圧力とがほぼ等しくなるように適切に設定すれば、燃焼筒1の炎孔1aからの混合気の噴出量の軸方向分布を全長に亘って均一化できる。そのため、流入管9の整流作用による燃焼筒1の炎孔1aからの混合気の噴出量の周方向分布の均一化と相俟って、燃焼筒1の炎孔形成範囲の全域に亘って均一な燃焼を得ることができる。尚、b領域という限定された領域の分布孔4aで邪魔板10の配置箇所から燃焼筒1の先端までの領域に存する炎孔1aへの混合気の供給を行うため、b領域の分布孔密度は、f領域の分布孔密度より大きく設定する必要がある。
ところで、b領域の分布孔4aをa領域に亘って形成することも考えられる。ここで、内室7のa領域の部分は、流入管9から軸方向に流出する混合気が行き止まりになる部分であって、混合気の圧力が極めて高くなる。そのため、a領域に分布孔4aが形成されていると、a領域において外室8に多量の混合気が流れ、流入管9の外周空隙に混合気を十分に供給できなくなる。本実施形態では、a領域に分布孔4aは形成しておらず、かかる不具合は生じない。
また、流入管9の先端と邪魔板10との間の距離L3は、上記の如く、流入管9の先端と燃焼筒1の先端との間の距離L2の80〜100%の範囲内に設定されるが、その理由は以下の通りである。即ち、距離L3が上記範囲より短くなると、流入管9の外周空隙の圧力が負圧気味になる部分が邪魔板10の配置箇所と燃焼筒1の基端との間の領域に入り込み、この領域の邪魔板10の配置箇所寄りの外室8の部分の混合気圧力が低くなってしまい、一方、距離L3が上記範囲より長くなると、邪魔板10の配置箇所と燃焼筒1の先端との間の外室8の部分の軸方向長さが長くなり過ぎて、外室8のこの部分における混合気圧力の軸方向分布が不均一になり易くなるためである。
尚、上記実施形態では、a,c,dの各領域に分布孔4aを全く形成していないが、分布孔密度が零近傍の微小値になるなら、これらa,c,dの各領域に若干の分布孔4aを形成しても良い。また、上記実施形態の筒状バーナは螺旋水管式熱交換器の熱源用バーナとして好適であるが、用途はこれに限られるものではない。
筒状バーナを熱源とする螺旋水管式熱交換器の模式的な切断側面図。 本発明の実施形態の筒状バーナの平面図。 図2のIII−III線で切断した断面図。 図3のIV−IV線で切断した断面図。
符号の説明
1…燃焼筒、1a…炎孔、2…基板、2a…流入口、3…蓋板、4…分布管、4a…分布孔、7…内室、8…外室、9…流入管、10邪魔板。

Claims (4)

  1. 周面に開設された多数の炎孔を有する燃焼筒と、燃焼筒の基端に装着される流入口を有する基板と、燃焼筒の先端に装着される蓋板と、燃焼筒の内部を基板から蓋板に亘って軸方向にのび、燃焼筒内の空間を内外2室に仕切る分布管とを備え、分布管の内側の内室に流入口から混合気を流入させ、内室に流入した混合気を分布管の外側の外室に分布管に形成した多数の分布孔を介して流入させるようにした筒状バーナにおいて、
    内室に、流入口に連なり、燃焼筒の先端寄りの位置に亘って軸方向にのびる流入管を配置し、分布管の外周に、流入管の先端から分布管の基端側に所定距離離れた箇所に位置させて、燃焼筒の内周面との間の隙間を狭める環状の邪魔板を設けると共に、
    分布管の単位面積当りの分布孔の開口面積を分布孔密度として、流入管の先端と燃焼筒の先端との間の軸方向範囲の流入管の先端寄りの部分及び流入管の先端と邪魔板の配置箇所近傍との間の部分では、分布孔密度を零または零近傍の微小値にすることを特徴とする筒状バーナ。
  2. 前記燃焼筒の炎孔開設範囲の軸方向最先端は、前記流入管の先端と燃焼筒の先端との間の軸方向範囲の流入管の先端寄りの部分または流入管の先端と邪魔板の配置箇所近傍との間の部分に位置することを特徴とする請求項1記載の筒状バーナ。
  3. 前記邪魔板の配置箇所近傍の部分での分布孔密度を、前記燃焼筒の基端と邪魔板の配置箇所近傍との間の部分の分布孔密度より大きくすることを特徴とする請求項1または2記載の筒状バーナ。
  4. 前記流入管の先端と前記燃焼筒の先端との間の軸方向範囲を、流入管の先端寄りの部分と中間部分と燃焼筒の先端寄りの部分との3部分に区分し、燃焼筒の先端寄りの部分での分布孔密度を零または零近傍の微小値とし、中間部分に分布孔を集中して形成することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の筒状バーナ。
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