JP4980161B2 - 開閉体閉止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、引戸や抽斗など開閉体をレールなど固定部材に対して相対移動(摺動または回動)可能に保持してなる開閉装置(引戸装置、開戸装置、抽斗装置、等)において、開閉体を閉止する装置に関し、より詳細には、コイルばね等の弾性体の引っ張り力で開閉体を閉止するように構成した開閉体閉止装置に関する。
従来、固定部材と開閉体のいずれか一方の部材に被捕捉部材を取り付けるとともに他方の部材に捕捉引込機構を設け、開閉体が閉じられる際、被捕捉部材を捕捉部材で捕捉して所定の方向に引き寄せることにより開閉体を閉止するように構成した開閉体閉止装置が知られている。捕捉部材は、これと開閉体閉止装置の固定要素との間に掛け渡して設けられた引張ばねの張力によって開閉体を閉止する側に付勢されている。
しかし、開閉体の走行性には、開閉体の重量、開閉体の施工状態などによってばらつきがある。このため、走行性の悪い開閉体を備えた開閉装置に、走行性の好い開閉体を備えた開閉装置に装着される開閉体閉止装置を装着した場合、開閉体を最後まで閉めることができないことがある。これは、閉止すべき開閉体の荷重・抵抗に対して開閉体閉止装置の引張ばねの引っ張り力が不足することによるものである。
このような不具合に対処するために、従来は、開閉体閉止装置の引張ばねの仕様を変更して様々な種類の開閉体閉止装置を用意していたが、その結果、開閉体閉止装置の製造コストが増加するという問題や製品管理が煩雑になるといった問題を招いていた。
一方、引張ばねの固定端を保持するばね保持部材を、開閉体閉止装置の固定要素に対して張力方向に移動可能とし、ばね保持部材に係止ピンを突設するとともに係止ピンを案内するガイド孔の側部に所定の間隔毎に係止凹部を設け、係止ピンを任意の係止凹部に係合させることにより、ばね保持部材を所望の位置で固定し、引張ばねによる開閉体の引込力を調節できるようにした開閉体閉止装置が知られている。(特許文献1参照)
特開平11−264270号公報
しかし、上記公報記載の従来の開閉体閉止装置では、引張ばねの固定端を保持しているばね保持部材の固定要素に対する固定位置を、係止ピンを複数の係止凹部のうちの一つに選択的に係合させることによって調節する構成を採用していたため、引張ばねによる開閉体の引込力を段階的にしか調節できない。この従来の装置構成では、引張ばねによる開閉体の引込力を微調節することができず、開閉体の走行性のばらつきに対し柔軟に対応できないという欠点があった。
本発明は、上記のような事情に鑑み創案されたものであり、その目的は、引張ばね等の弾性体による開閉体の引込力を微調節できる開閉体閉止装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の開閉体閉止装置は、固定部材に対して開閉体を移動可能に保持してなる開閉装置において、前記固定部材と前記開閉体のいずれか一方の部材に被捕捉部材を取り付けるとともに他方の部材に捕捉引込機構を設け、前記開閉体が閉じられる際、前記被捕捉部材を前記捕捉引込機構で捕捉して所定の方向に引き寄せることにより前記開閉体を閉止するように構成した開閉体閉止装置であって、前記捕捉引込機構は、前記他方の部材に固定された固定要素と、前記被捕捉部材を捕捉する機能を有し且つ前記固定要素に対して摺動可能に保持された捕捉体と、前記捕捉体を前記所定の方向に付勢するべくその一端が前記捕捉体に連結された弾性体と、前記弾性体の他端を前記固定要素に対して位置調節可能に固定する引込力調節機構とを備え、前記引込力調節機構は、前記弾性体の他端を保持する保持部を有し且つ前記固定要素に対して前記弾性体の伸縮方向に摺動可能に設けられた弾性体保持部材と、前記弾性体保持部材に前記弾性体の伸縮方向に沿わせて形成されたラックと、前記ラックと噛合するピニオンと、前記ピニオンの歯と係合して前記弾性体の弾性力による前記ピニオンの回動を制止するべく前記固定要素に形成されたピニオン係止要素と、を備え、前記ピニオン係止要素と前記ピニオンの歯との係合を解除させつつ前記ピニオンを回動させることにより、前記弾性体の他端の前記固定要素に対する位置を調節できるようにしたことを特徴とする。
上記のように構成された開閉体閉止装置によれば、弾性体保持部材の固定要素に対する固定位置を調節することにより、弾性体による開閉体の引込力の微調節が可能になる。
本発明の開閉体閉止装置において、前記捕捉体、前記弾性体及び前記弾性体保持部材は前記固定要素内に収容されていることが望ましい。そして、前記固定部材と前記開閉体のいずれか一方の部材に取り付けられている状態の前記固定要素の外側から前記ピニオンを回動操作できるように前記固定要素に操作孔が設けられるとともに当該状態の前記固定要素の外側から前記弾性体保持部材の位置を確認できるように前記固定要素に窓が設けられていることが望ましい。
上記のように構成された開閉体閉止装置によれば、固定要素が固定部材と開閉体のいずれか一方の部材に取り付けられている状態のまま、弾性体保持部材の位置を確認しつつピニオンを回動操作して弾性体保持部材の位置を調節できるので、弾性体による開閉体の引込力を容易に調節することができる。
また、本発明の開閉体閉止装置において、前記弾性体の他端の前記固定要素に対する位置がその調節可能域の限界に達した状態で更にその限界を超える向きに前記ピニオンを回動させると前記ピニオンが前記ラックに対して空回りするように構成されていることが望ましい。
上記のように構成された開閉体閉止装置によれば、引込力を調節できる限界を超えるようなピニオンの回動操作がなされることによるピニオン及びラックの破損を防止することができる。ピニオンが空回りし始めた途端、ピニオンを回動操作するための負荷(トルク)が急に小さくなるので、引込力の調節限界に達したことを操作者にすぐに気付かせることができる。
また、本発明の開閉体閉止装置において、前記弾性体の他端の前記固定要素に対する位置が前記弾性体による前記開閉体の引込力を弱める側におけるその調節可能域の限界に達したときに前記弾性体保持部材の前端が当接する当接部を前記固定部材に形成するとともに、前記弾性体保持部材の前端に前記当接部と弾力的に当接するばね片を形成し、前記弾性体の他端の前記固定要素に対する位置が前記弾性体による前記開閉体の引込力を弱める側におけるその調節可能域の限界に達して前記ピニオンが前記ラックに対して空回りする状態になった後においても、前記ばね片による反発力によって前記弾性体保持部材の前記ラックが前記ピニオンと噛合可能な位置に復帰するように構成することが望ましい。
上記のように構成された開閉体閉止装置によれば、弾性体による開閉体の引込力を限界まで弱めるようにピニオンを回動操作した結果、ピニオンがラックに対して空回りする状態になった後においても、引込力を強くする調節を行う際にはピニオンの空回りを防止して調節を行うことができる。
また、本発明の開閉体閉止装置において、前記弾性体保持部材の後端側が前記固定要素から出没するように構成されていることが望ましい。
上記のように構成された開閉体閉止装置によれば、弾性体保持部材が固定要素の外に出ないように構成した場合と比較して、弾性体保持部材の摺動方向における固定要素の寸法を小さくできる。
本発明の開閉体閉止装置によれば、引張ばね等の弾性体による開閉体の引込力の微調節が可能となり、開閉体の走行性のばらつきに対しても柔軟に対応できる。すなわち、弾性体による開閉体の引込力を開閉体の走行性に合わせて微調節できるので、走行性の異なる様々な開閉体に対して十分な引込力を作用させて開閉体を確実に閉止することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
[第1の実施形態]
図1は本発明の開閉体閉止装置を備えた開閉装置としての上荷重タイプの引戸装置の主要部を例示する斜視図である。図2は図1の要部分解斜視図である。図3及び図4は開閉体閉止装置の裏蓋を取り外した状態を示す平面図である。
図1に示す引戸装置100は、上下のガイドレール(下側のレールは不図示)のうち上側のガイドレール90が上下2段のレールで構成され、その上段レール内に開閉体閉止装置110が取り付けられている。引戸200は、ガイドレール90の下段内を走行する左右一対の4輪台車(走行体)210A、210Bの下に支軸211を介して吊り下げた状態で支持されている。
引戸200に設けられた一対の4輪台車210A、210Bのうち、開閉体閉止装置110側に位置する4輪台車210Aには、アダプタ250が装着されている。
アダプタ250は、ストッパピン(被捕捉部材)201とアダプタ本体251とを備えている。アダプタ本体251は、断面コ字形の板状部材であり、その基端部251aが台車本体210aの上端部に着脱可能に固定されることにより片持ち状態で支持されている。アダプタ本体251の先端部251b側は開閉体閉止装置110から離間する方向に大きく延びている。この例では、アダプタ本体251の先端部251bは、他方(左側)の4輪台車210Bにより近い位置まで延びている。そして、そのアダプタ本体251の先端部251bにストッパピン201が保持されている。
図2〜図8に示すように、開閉体閉止装置110は、細長矩形状のハウジング111と捕捉引込機構120と緩衝機構140(140A、140B)とを備えている。ハウジング111は、上レールに固定されたハウジング本体(固定要素)112と、ハウジング本体112の上部開口部を閉塞する平板状の裏蓋113とで構成されている。ハウジング本体112の前端部及び後端部には、開閉体閉止装置110をレールなどの固定部材に固定して取り付けるための取付け孔146、147が設けられている。
捕捉引込機構120は、固定要素であるハウジング本体112と、ハウジング本体112内に長手方向に摺動可能に設けられた捕捉体150と、捕捉体150を引戸200の閉止方向(右側)に付勢するべくその一端(以下、「自由端」と記す。)が捕捉体150に連結された引張ばね(弾性体)123と、引張ばね123の他端(以下、「固定端」と記す。)をハウジング112に位置調節可能に固定する引込力調節機構170とを備えている。
捕捉体150は、ハウジング本体112内を摺動するスライダ(摺動部材)151と、ストッパピン201を捕捉すべくスライダ151に取り付けられたラッチ(捕捉部材)152と、スライダ151を引戸200の閉止方向(右側)に付勢するべくスライダ151の前端部121aとハウジング本体112の後端部112aとの間に伸張させた状態で掛け渡して設けられた引張ばね(弾性体)123と、を備えている。
スライダ151は、本体部126と、本体部126の先端片側から前方に延出されたアーム部127とを有する。アーム部127の先端部には引張ばね123の自由端のくびれ部123aを挾持する挾持部124が設けられている。挾持部124は、絞部124aと狭持片124bとからなり、絞部124aからは引張ばね123をガイドするガイド壁125がスライダ151の本体部126へ延在している。狭持片124b側での引張ばね123のガイドはハウジング本体112の内側壁によってなされる。引張ばね123の固定端のくびれ部123bは、引込力調節機構170を介してハウジング本体112に連結されている。
スライダ151の本体部126の先端部には、アーム部127の基端部に隣接させて本体部126よりも低い段差部128が形成されており、この段差部128にラッチ152が取り付けられている。ラッチ152の基部下面には回転軸122aが一体形成されている。回転軸122aは、ラッチ152のピン捕捉部152aの最奥部近傍に形成されている。一方、段差部128には、ラッチ152の回転軸122aと嵌合する軸孔135が形成されている。ラッチ152は、その回転軸122aを段差部128の軸孔135に嵌合させることにより、水平方向に回動可能に支持されている。ラッチ152の基部は、後述するように、第1の緩衝機構140Aを作動させるためのカムとしても機能する。
ハウジング本体112の底板部116には、ストッパピン201を受け入れてラッチ152のピン捕捉部152aに案内するスリット状のストッパガイド118が形成されるとともに、このストッパガイド118と平行して、ラッチ152の先端部下面に形成されたガイド突起152bを案内するスリット状のラッチガイド119が形成されている。ハウジング本体112の前端部には、ストッパピン201がストッパガイド118内にスムーズに入るように、前方に拡大した漏斗状のストッパピン出入口148が設けられている。
ラッチガイド119は、ストッパガイド118の終端部近傍から中間部まで延びる直線部119aと、そこから直角に折れ曲がった折曲部119bとを有している。折曲部119bは、ラッチ152がストッパピン201を捕捉したり解放したりする際に、ラッチ152の外方への回動を許容するために設けられたものであり、その際、ラッチ152のガイド突起152bはラッチガイド119の折曲部119b内に入る。
ラッチ152は、閉止方向(右方向)に移動してきたストッパピン201が当接することにより内方に回動してストッパピン201を捕捉する。これとは反対に、ラッチ152がストッパピン201を解放する際には、スライダ151が引張ばね123の最大伸張位置に移動した状態にて、ストッパピン201がラッチ152の前部内面を開方向に押圧してラッチ152を外方に回動させることにより、ラッチ152によるストッパピン201の捕捉が解除される。
緩衝機構140は、ブレーキプレート132とこれを狭持するブレーキパット136A、136Bを用いた第1の緩衝機構140Aと、ロータリダンパ装置138を用いた第2の緩衝機構140Bとで構成されている。
ブレーキプレート132は、一方の端部がL字状に折り曲げられた細長い金属板からなる部材であり、そのL字状の端部132aがハウジング本体112内の前端近傍に形成された嵌合保持部145に嵌合固定されている。ブレーキプレート132の他端側はハウジング本体112の後端側に延びている。ブレーキプレート132の長さはスライダ151のストローク長よりも長く選定されている。
図5及び図6に示すように、スライダ151の本体部126の前端近傍には係止溝130が形成されている。スライダ151の本体部126にはブレーキプレート132を受け入れる収容溝133が形成されている。係止溝130にはL字状に折曲した金属板からなる押付部材134の短寸部が挿入され、押付部材134の長寸部は段差部128の側壁とブレーキプレート132との間に配置されている。押付部材134のブレーキプレート132側に向いた面には第1のブレーキパット136Aが取り付けられている。スライダ151の図示奥側側壁146には摩擦材から成る第2のブレーキパット136Bが取り付けられている。第1のブレーキパット136Aと第2のブレーキパット136Bは、ブレーキプレート132を受け入れる収容溝133を挟んで対向している。
ラッチ152の基部には、押付部材134を押圧するカム部158が形成されている。扉200が閉じられる際、ラッチ152は、ストッパピン201に押されて内方(矢印A側)へ回動し、そのカム部158によって押付部材134を押圧する。これによって、第1のブレーキパッド136Aを介してブレーキプレート132の一方の面が押圧される。このときブレーキプレート132の他方の面は第2のブレーキパッド136Bに圧接する。その結果、ブレーキプレート132が両ブレーキパッド136A、136Bで挾まれた状態になり、スライダ151とハウジング111の相対的移動を緩衝する。これによりスライダ151ひいては引戸200が制動される。
図3はストッパピン201がラッチ152に捕捉される直前の状態を示している。このときラッチ152のガイド突起152bはハウジング本体112のラッチガイド119の折曲部119bに係合している。図3の状態からストッパピン201がさらに閉止方向(右方向)に移動すると、ストッパピン201がラッチ152に捕捉される。このときラッチ152がストッパピン201に押されて内方(図5、図6中の矢印Aの向き)へ回動するため、ラッチ152のガイド突起152bがラッチガイド119の折曲部119bから離脱し、直線部119aに移動する。これによりハウジング本体112に対する捕捉体150の係合が解かれ、引張ばね123の引っ張り力によるスライダ151の引込が開始される。スライダ151が閉止方向(右側)に移動している時、緩衝機構140を構成している第1および第2の緩衝機構140A、140Bによってスライダ151とハウジング111の相対的移動が緩衝される。これにより、引戸200が激しく閉じられるのを防止できる。そして、図4に示すように、スライダ151が閉止方向(右側)への移動限界位置に達したら、ストッパピン201ひいては引戸200の動きが停止する。この時、引戸200が完全に閉じた状態(閉止状態)になる。ストッパピン201はラッチガイド119の終端部に停止した後も、ラッチ152によって捕捉された状態に保たれる。
図4の状態から引戸200を開けると、ストッパピン201を捕捉しているラッチ152を含むスライダ151も開方向(図示の例では左側)に移動する。このとき、ロータリダンパ138がラック141と第一ピニオン139とが噛み合う方向とは反対の方向に回動しているため、緩衝機構140は全く作動しない。そして、スライダ151が開方向(左側)への移動限界位置に達したら、ラッチ152がストッパピン201により外方へ回動させられることにより、ラッチ152によるストッパピン201の捕捉が解除されると同時に、ラッチ152のガイド突起152bがラッチガイド119の直線部119aから折曲部119bに移動し、ハウジング本体112と捕捉体150とが互いに係合した状態すなわち図3の状態になる。
ラッチ152とスライダ151の本体部126との間には、ラッチ152の回動できる範囲を調節するための回動規制駒180が設けられている。回動規制駒180は、本体部126の前端に隣接させて形成された駒収容部131内に、スライダ151の摺動方向に対して水平に直交する方向に移動可能に収容されている。駒収容部131の基端側内壁131aには水平方向に離間させて二箇所に円弧状の係合凹部131b、131cが形成されている。回動規制駒180の後端面181には一つの係合凸部181aが形成されている。回動規制駒180は、その移動位置に応じてその係合凸部181aが両係合凹部131b、131cの一方に係合し、その位置に保持されるようになっている。
駒収容部131の下部はストッパガイド118に望ませて開口している。回動規制駒180の下面には、操作爪183(図8参照)が設けられている。操作爪183は、ストッパガイド118内に突出している。すなわち、操作爪183は、レール90の下方に開口した部分(4輪台車210A、210Bの支軸211が移動するスリット状開口部91)と合致する位置に設けられており、この操作爪183を外部から操作することにより、回動規制駒180を移動させることができるようになっている。回動規制駒180の前端面182には、水平方向の一方の側を凹面182a、もう一方の側を凸面182bとする段差が形成されており、回動規制駒180の移動位置に応じて、ラッチ152の基部のエッジ313が回動規制駒180の凹面182a又は凸面182bに当接し、ラッチ152の内方(矢印A側)への回動が規制されるようになっている。図5ではラッチ152の基端部のエッジ313が回動規制駒180の凹面182aに当接している。このときラッチ152は内方(矢印A側)へ最大限回動している。これに対し、図6ではラッチ152の基端部のエッジ313が回動規制駒180の凸面182bに当接しているため、図5の場合よりも、ラッチ152の内方(矢印A側)への回動範囲が制限されている。
スライダ151の本体部126の後端部には支軸137が立設されている。この支軸137にロータリダンパ138のスリーブ状軸受138aが装着されている。ロータリダンパ138の回転軸には第1ピニオン139が固定されている。ハウジング本体112の底板部116には、ハウジング本体112の後端側部分をロータリダンパ138の移動空間と後述する弾性体保持部材172の移動空間とに仕切る仕切壁117が立設されている。仕切壁117のロータリダンパ138の移動空間側の側面には第1ラック141が形成されている。第一ピニオン139の歯は第1ラック141の歯と噛み合うことができるように支軸137を中心に回動可能になっている。ロータリダンパ138の回動範囲は一方ではスライダ後端部より突出したストッパ142により、他方ではスライダ151の本体部126の後端縁にて規制される。
また、ロータリダンパ138には摺動摩擦軸149が設けられている。摺動摩擦軸149はロータリダンパ138の回動支点である支軸137が通過する領域よりも第1ラック141側に設けられている。この摺動摩擦軸149はハウジング111の裏蓋113の内面と摺接する。スライダ151がハウジング111と相対移動するとき、スライダ151の移動と共に、ロータリダンパ138が移動し、ロータリダンパ138に設けられた摺動摩擦軸149とハウジング111の裏蓋113の内面との間に摩擦が発生する。この摩擦の力により、スライダ151をハウジング111の後端側へ移動させている時には、ロータリダンパ138はその支軸137を中心にその第1ピニオン139と第1ラック141とが噛み合う方向に回動させられる。一方、スライダ151をハウジング111の前端側へ移動させている時には、ロータリダンパ138はその支軸137を中心にその第1ピニオン139と第1ラック141とが噛み合う方向とは反対の方向に回動させられ、その位置を保ったまま移動することができる。
裏蓋113には、スライダ151がハウジング111の前端側移動限界位置に達した時にロータリダンパ138の摺動摩擦軸149が停止する位置に、摺動摩擦軸149を弾力的に押圧する押圧片115が形成されている。押圧片115は、裏蓋113の下面より若干下方に突出させて、上下方向に弾性変形可能に形成されている。この押圧片115の存在により、スライダ151をハウジング111の前端側移動限界位置から後端側へ移動させる際、直ぐに、ロータリダンパ138をその支軸137を中心にその第1ピニオン139と第1ラック141とが噛み合う方向に回動させて、ロータリダンパ138による制動力を確実に働かせることができる。
引込力調節機構170は、引張ばね123の固定端を保持する挾持部(保持部)172cをその前端部に有し且つハウジング本体112に対して引張ばね123の伸縮方向に摺動可能に設けられた弾性体保持部材172と、弾性体保持部材172の側部に引張ばね123の伸縮方向に沿わせて形成された第2ラック172dと、第2ラック172dと噛合するピニオン173と、第2ピニオン173の歯と係合して引張ばね123の弾性力(引張力)による第2ピニオン173の回動を制止するべくハウジング本体112に形成されたピニオン係止突起(ピニオン係止要素)174とを備えている。
弾性体保持部材172は、ハウジング本体112の内側面114aと仕切壁117との間に設けられている。弾性体保持部材172は、本体部172aと、本体部172aから前方に延設された略平板状のアーム部172bを有している。弾性体保持部材172の本体部172aの前端部には、引張ばね123の固定端のくびれ部123bを挾持する挾持部(保持部)172cが形成されている。ハウジング本体112の底板部116には、アーム部172bの前端部が当接する当接部177が立設されている。当接部177は、仕切壁117と共にハウジング本体112内を仕切る壁をなしている。アーム部172bの前端部には当接部177と弾力的に当接するばね片172eが一体成型により設けられている。
第2ピニオン173は、ハウジング本体112の後端近傍に形成されたピニオン収容部175内に収容されている。ピニオン収容部175は、弾性体保持部材172の移動空間を残して、第2ピニオン173を取り囲むようにハウジング本体112の底板部116に立設された略円弧状の壁176によって区画形成されている。ピニオン収容部175は、第2ピニオン173の回転を許容するとともに前後方向すなわちハウジング本体112の全長方向への移動を若干許容し得るようにその形状及び寸法が選定されている。そして、第2ピニオン173を前後方向に移動させた際にも、横方向すなわちハウジング本体112の全長方向と直交する方向への第2ピニオン173の移動がピニオン収容部175により規制されることにより、第2ラック172dとの噛合が解除されないようになっている。ハウジング111の底板部116には、ピニオン収容部175と連通させて、プラスドライバやマイナスドライバなど工具を挿入可能な操作孔168が形成されている。この操作孔168は、開閉体閉止装置110をレール90に取り付けた状態において、レール90のスリット状開口部91を通して見える位置に形成されており、この操作孔168を通してピニオン173の端面部173aが露出している。ピニオン173の端面部173aには、工具と係合する溝(プラス溝、マイナス溝、等)が形成されており、工具を使用することによりハウジング111の外部からピニオン173を回動操作できるようになっている。
ピニオン係止突起174は、ピニオン収容部175の前端部側の内壁面に形成された爪状(歯形状)の突起からなる。第2ピニオン173には、弾性体保持部材172を介して引張ばね123の力が常時作用しているため、回動操作のために故意に第2ピニオン173を後方すなわち引張ばね123を伸長させる方向(図7の矢印B方向)に移動させない限り、第2ピニオン173はピニオン係止突起174と係合した状態に保たれる。これにより、ピニオン173を回動操作する時以外における、ピニオン173の回転が防止されている。
ピニオン173を回動させるには、ハウジング本体112の操作孔168から、プラスドライバやマイナスドライバなど工具を挿入し、まずピニオン173を後方(図7の矢印Bの向き)に移動させることにより、ピニオン173とピニオン係止部材174との係合を解除する。この状態でピニオン173を回動させることによって、これと噛合しているラック172dを有する弾性体保持部材172が進退移動する。回動操作を終えると、引張ばね123の弾性力により、再びピニオン173の歯とピニオン係止部材174とが係合状態になり、ピニオン173の回動は制止される。上記の操作により、引張ばね123の固定端の位置が変化する。その結果、引張ばね123の張力が変化する。弾性体保持部材172を移動させる向きは、ピニオン173を回動させる向きによって変えることができる。また、弾性体保持部材172の移動量は、ピニオン173の回動量を調節することにより、ほぼ無段階に調節することができる。したがって、ピニオン173を回動操作することにより、引張ばね123の固定端を保持している弾性体保持部材173の固定位置をほぼ無段階に変化させて、引張ばね123による引戸200の引込力の強さをほぼ無段階に調節することができる。
図8に示すように、この開閉体閉止装置110は引込力確認機構178を備えている。引込力確認機構178は、針178aと、ハウジング本体112の底板部116に形成された窓178bと、ハウジング本体112の底板部116の外面に付された目盛り178cと、を備えている。
窓178bは、弾性体保持部材172の移動方向に延びるスリット状の長孔である。針178aは、弾性体保持部材172の下面(開閉体側の面)に形成された突起である。そして、弾性体保持部材172の移動に伴って、窓178b内にて針178aが移動するようになっている。目盛り178cは、窓178b内における針178aの移動可能領域を等間隔に区切るように付されている。第2ピニオン173と最も離間する側の目盛りの下には「弱」、第2ピニオン173と近接する側の目盛りの下には「強」の字が記されている。すなわち、引張ばね123の固定端とピニオン173とが最も離間した状態では、針178aが「弱」の位置に来る。また、引張ばね123の固定端とピニオン173とが最も近接した状態では、針178aが「強」の位置に来る。したがって、ピニオン173を回動操作して引込力を調節する際に、ハウジング111をレール90から取り外して引張ばね123の固定端の位置などをその都度確認することなく、レール90に取り付けられている状態のハウジング111の外部から引込力を確認しつつ引込力を容易に調節することができる。
図3は、弾性体保持部材172の固定位置をピニオン173から最も離間させた状態(すなわち、引込力を最小にした状態)を示している。この状態において、さらに引張ばね123の固定端をピニオン173から離間させる方向にピニオン173を回動操作すると、すなわち、引張ばね123の固定端の位置が引込力を弱める側におけるその調節可能域の限界に達した状態で更にその限界を超える向きに第2ピニオン173を回動させると、第2ピニオン173が、第2ラック172dの最後端の歯と噛合しない状態になり、第2ピニオン173が空回りし始める。このとき、弾性体保持部材172のアーム部172cの前端部に設けられたばね片172eがハウジング本体112に設けられた当接部177と弾力的に当接している。したがって、第2ピニオン173が第2ラック172dに対して空回りする状態になった後においても、ばね片172eによる反発力によって弾性体保持部材172の第2ラック172dが第2ピニオン173と噛合可能な位置に戻される。これにより、第2ピニオン173と第2ラック172dとが互いに噛合可能な状態に保たれる。
図9は、弾性体保持部材172の固定位置を第2ピニオン173から最も近接させた状態(すなわち、引込力を最大にした状態)を示している。この状態において、さらに引張ばね123の固定端をピニオン173から近接させる方向に第2ピニオン173を回動操作すると、すなわち、引張ばね123の固定端の位置が引込力を強める側におけるその調節可能域の限界に達した状態で更にその限界を超える向きに第2ピニオン173を回動させると、第2ピニオン173が、第2ラック172dの最前端の歯と噛合しない状態になり、第2ピニオン173が空回りし始める。このときは、引張ばね123の弾性力により、弾性体保持部材172が引き戻され、第2ラック172dの最後端の歯と第2ピニオン173とが噛合し得る状態に戻される。これにより、第2ピニオン173と第2ラック172dとが互いに噛合可能な状態に保たれる。
ハウジング本体112の後端112bには、固定要素であるハウジング111から弾性体保持部材172の後端側を出没させるための出入口179が設けられており、引込力を所定の強度以上に調節したときには、図9に示すように、弾性体保持部材172の後端側がハウジング111から突出した状態になる。
上記のように構成された開閉体閉止装置110によれば、第2ピニオン173を回動操作することにより、引張ばね123の固定端を保持している弾性体保持部材172の固定位置を微調節できるので、引張ばね123による引戸200の引込力の強さを容易に微調節可能である。したがって、引戸200の走行性のばらつきに対し柔軟に対応できる。すなわち、引張ばね123による引戸200の引込力を引戸200の走行性に合わせて調節できるので、走行性の異なる様々な引戸200に対して十分な引込力を作用させて引戸200を確実に閉止することができる。
また、第2ピニオン173を外部から回動操作するための操作孔168がレール90のスリット状開口部91を通して見える位置に形成されていて、開閉体閉止装置110には引込力確認機構178が備わっているので、開閉体閉止装置110がレール90に取り付けられている状態のまま、引張ばね123による引戸200を容易に微調節することができる。
また、本実施形態例の開閉体閉止装置110は、引張ばね123の固定端のハウジング本体112に対する位置がその調節可能域の限界に達した状態で更にその限界を超える向きに第2ピニオン173を回動させると第2ピニオン173が第2ラック172dに対して空回りするように構成されているので、引込力を調節できる限界を超えるような第2ピニオン173の回動操作がなされることによる第2ピニオン173及び第2ラック172dの破損を防止することができる。第2ピニオン173が空回りし始めた途端、第2ピニオン173を回動操作するための負荷(トルク)が急に小さくなるので、引込力の調節限界に達したことを操作者にすぐに気付かせることができる。
また、本実施形態例の開閉体閉止装置110は、引張ばね123の固定端のハウジング本体112に対するが引張ばね123による開閉体200の引込力を弱める側におけるその調節可能域の限界に達したときに弾性体保持部材172の前端が当接する当接部177をハウジング本体112に形成するとともに、弾性体保持部材172の前端に当接部177と弾力的に当接するばね片172eを形成し、引張ばね123の他端のハウジング本体112に対する位置が引張ばね123による開閉体200の引込力を弱める側におけるその調節可能域の限界に達して第2ピニオン173が第2ラック172dに対して空回りする状態になった後においても、ばね片172eによる反発力によって弾性体保持部材172の第2ラック172dが第2ピニオン173と噛合可能な位置に復帰するように構成したので、引張ばね123による開閉体200の引込力を限界まで弱めるように第2ピニオン173を回動操作した結果、第2ピニオン173が第2ラック172dに対して空回りする状態になった後においても、引込力を強くする調節を行う際には第2ピニオン173の空回りを防止して確実に調節を行うことができる。
また、本実施形態例の開閉体閉止装置110は、弾性体保持部材172の後端側がハウジング111から出没するように構成されているので、弾性体保持部材172がハウジング111の外に出ないように構成した場合と比較して、弾性体保持部材172の摺動方向におけるハウジング111の寸法を小さくできる。
また、本実施形態の開閉体閉止装置110によれば、回動規制駒180の位置の切り替えにより、第1の緩衝機構140Aを作動させるためのカムとして機能するラッチ152の回動可能範囲を切り替えることができるので、第1の緩衝機構140Aによる制動力を容易に調節できる。
なお、上記実施形態では、本発明の開閉体閉止装置110が引戸200の上端部に設けられている例を示したが、引戸200の下端部に本発明の開閉体閉止装置110を設けることも可能である。
また、上記実施形態では、捕捉体150を引戸200の閉止方向に引き込む弾性体としてコイルばねからなる引張ばね123を用いた例を示したが、その他の弾性体、たとえば板ばね、竹の子ばね、捻りコイルばね、更にはゴムなどを用いてもよい。
また、上記実施形態では、ストッパピン201を引戸200に取り付け、開閉体閉止装置110をレール90などの固定部材に取り付けた例を示したが、これとは反対に、ストッパピン201を固定部材に取り付け、開閉体閉止装置110を引戸200に取り付けてもよい。
また、上記実施形態では、弾性体保持部材172に突起を設け針178aとしたが、弾性体保持部材172に目印(線など)を付けることで位置の確認が可能にすればよい。
図1は、本発明の開閉体閉止装置を備えた開閉装置としての上荷重タイプの引戸装置の主要部を例示する斜視図である。 図2は、図1の要部分解斜視図である。 図3は、本発明の開閉体閉止装置の裏蓋を取り外した状態を示す平面図である。 図4は、本発明の開閉体閉止装置の裏蓋を取り外した状態を示す平面図である。 図5は、本発明の開閉体閉止装置の要部拡大図である。 図6は、開閉体閉止装置の要部拡大図である。 図7は、本発明の開閉体閉止装置の裏蓋を取り外した状態において、引込力調節機構を説明するための斜視図である。 図8は、本発明の開閉体閉止装置において、引込力確認機構を説明するための斜視図である。 図9は、本発明の開閉体閉止装置の裏蓋を取り外した状態を示す平面図である。
符号の説明
90 ガイドレール
91 スリット状開口部
100 引戸装置
110 開閉体閉止装置
112 ハウジング本体(固定要素)
113 蓋体
116 底板部
117 仕切壁
118 ストッパガイド
119 ラッチガイド
120 補足引込機構
122a 回転軸
123 引張ばね(弾性体)
124 挟持部
124a 絞部
124b 挟持片
126 本体部
127 アーム部
128 段差部
132 ブレーキプレート
133 収容溝
134 押付部材
135 軸孔
136 ブレーキパット
138 ロータリーダンパ装置
139 第一ピニオン
140(140A、140B) 緩衝機構
145 嵌合保持部
146、147 取り付け孔
148 ストッパピン出入口
150 補足体
151 スライダ
152 ラッチ
170 引込力調節機構
172 弾性体保持部材
173 第二ピニオン
177 当接部
180 回動規制駒
183 操作爪
200 引戸
201 ストッパピン
210a 台車本体
210A、210B 四輪台車
211 支軸
250 アダプタ
251 アダプタ本体

Claims (5)

  1. 固定部材に対して開閉体を移動可能に保持してなる開閉装置において、前記固定部材と前記開閉体のいずれか一方の部材に被捕捉部材を取り付けるとともに他方の部材に捕捉引込機構を設け、前記開閉体が閉じられる際、前記被捕捉部材を前記捕捉引込機構で捕捉して所定の方向に引き寄せることにより前記開閉体を閉止するように構成した開閉体閉止装置であって、
    前記捕捉引込機構は、
    前記他方の部材に固定された固定要素と、
    前記被捕捉部材を捕捉する機能を有し且つ前記固定要素に対して摺動可能に保持された捕捉体と、
    前記捕捉体を前記所定の方向に付勢するべくその一端が前記捕捉体に連結された弾性体と、
    前記弾性体の他端を前記固定要素に対して位置調節可能に固定する引込力調節機構とを備え、
    前記引込力調節機構は、
    前記弾性体の他端を保持する保持部を有し且つ前記固定要素に対して前記弾性体の伸縮方向に摺動可能に設けられた弾性体保持部材と、
    前記弾性体保持部材に前記弾性体の伸縮方向に沿わせて形成されたラックと、
    前記ラックと噛合するピニオンと、
    前記ピニオンの歯と係合して前記弾性体の弾性力による前記ピニオンの回動を制止するべく前記固定要素に形成されたピニオン係止要素と、を備え、
    前記ピニオン係止要素と前記ピニオンの歯との係合を解除させつつ前記ピニオンを回動させることにより、前記弾性体の他端の前記固定要素に対する位置を調節できるようにしたことを特徴とする開閉体閉止装置。
  2. 前記捕捉体、前記弾性体及び前記弾性体保持部材を前記固定要素内に収容し、且つ、前記固定部材と前記開閉体のいずれか一方の部材に取り付けられている状態の前記固定要素の外側から前記ピニオンを回動操作できるように前記固定要素に操作孔を設けるとともに当該状態の前記固定要素の外側から前記弾性体保持部材の位置を確認できるように前記固定要素に窓を設けたことを特徴とする請求項1記載の開閉体閉止装置。
  3. 前記弾性体の他端の前記固定要素に対する位置がその調節可能域の限界に達した状態で更にその限界を超える向きに前記ピニオンを回動させると前記ピニオンが前記ラックに対して空回りするように構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の開閉体閉止装置。
  4. 前記弾性体の他端の前記固定要素に対する位置が前記弾性体による前記開閉体の引込力を弱める側におけるその調節可能域の限界に達したときに前記弾性体保持部材の前端が当接する当接部を前記固定部材に形成するとともに、前記弾性体保持部材の前端に前記当接部と弾力的に当接するばね片を形成し、前記弾性体の他端の前記固定要素に対する位置が前記弾性体による前記開閉体の引込力を弱める側におけるその調節可能域の限界に達して前記ピニオンが前記ラックに対して空回りする状態になった後においても、前記ばね片による反発力によって前記弾性体保持部材の前記ラックが前記ピニオンと噛合可能な位置に復帰するように構成したことを特徴とする請求項3記載の開閉体閉止装置。
  5. 前記弾性体保持部材の後端側が前記固定要素から出没するように構成したことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の開閉体閉止装置。
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