JP4980121B2 - 受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無線信号を復調する受信装置に関するものであり、特に最大事後確率アルゴリズムまたは最尤判定法を用いて復調を行う受信装置に関するものである。
ディジタル通信における信号判定法の一つとして最大事後確率(MAP:“Maximum A Posteriori”または“Maximum A posteriori Probability”)アルゴリズムがある。MAPアルゴリズムでは、まず、受信装置(以下、受信機という)側において、受信信号,伝送路応答,送信シンボル候補を用いて送信シンボル候補に対する確からしさ(尤度)を計算する。そして、計算された尤度と各送信ビットに対する事前情報とに基づいて計算される事後確率が最大になるようなシンボルを判定値として出力する手法である。
通常、事前情報はMAPアルゴリズムを用いた信号判定回路の後段に配置される復号器からのフィードバックにより与えられる。また、復号器からのフィードバックを利用できない場合、または、各ビット位置における2値の生起確率が等しいことがわかっている場合などには、MAPアルゴリズムは結果的に尤度のみを用いて信号判定を行うことになる。したがって、これらの場合には最尤判定法と呼ばれる方式と等価になる。
MAPアルゴリズムおよび最尤判定法は、信号分離性能が非常に良いが、尤度計算の際に伝送路応答および送信シンボル候補に基づいて作成されたレプリカと受信信号とのメトリックを全パターンについて計算する処理を行う必要がある。このため、レプリカの組み合わせ数が多い場合などには演算量が膨大となる。この演算量を削減する手法として、たとえば、下記非特許文献1に記載されているような演算量削減型の事後確率最大化アルゴリズムを用いた技術が開示されている。下記非特許文献1の技術では、信号空間上の受信信号点近傍に存在するレプリカについてのみ尤度を計算する構成にすることにより、計算対象となるレプリカ数を制限し、演算量削減を実現している。
Bertrand M.Hochwald, Stephan ten Brink、"Achieving Near-Capacity on a Multiple-Antenna Channel", IEEE Transactions on Communications, Vol.51,No.3,pp.389-399,March,2003
しかしながら、上記非特許文献1に記載の尤度を計算するレプリカ数に制限を与える技術によれば、送信シンボル候補に含まれるビットパターンを全く考慮しない。このため、あるビット位置において計算されるビット値が0である場合の尤度の個数と、ビット値が1である場合の尤度の個数は必ずしも一致しない。すなわち、あるビット位置に関して計算される尤度の個数が、ビット値が0である場合、ビット値が1である場合のいずれかが極端に多く、他方が極端に少ないという現象が生じる可能性がある。そのため、このように計算される尤度の個数の不整合によって軟判定値の精度が劣化し、結果として通信品質の劣化を招いてしまうという問題点がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、演算量の削減を実現しつつ、通信品質の劣化が生じない受信装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、受信信号と伝送路応答行列とを用いて送信信号候補の尤度を計算する第一の尤度計算手段と、送信ビット位置ごとに、同一のビット値を有する前記尤度を計算した送信信号候補を計数し、送信ビット位置およびその位置のビット値と前記計数値とを対応付けて尤度計算個数として、全送信ビット位置の全ビット値について出力する尤度列挙手段と、前記尤度計算個数を所定の個数と比較して、前記尤度計算個数が前記所定の個数に満たない場合にはその尤度計算個数に対応する送信ビット位置およびビット値を不足ビットとし、さらに、前記所定の個数と前記尤度計算個数との差を不足数とし、前記不足ビットおよび不足数を出力する補正量検出手段と、前記不足ビットに対応する尤度を前記不足数分計算する第二の尤度計算手段と、前記第一の尤度計算手段および第二の尤度計算手段で計算された尤度を用いて軟判定値を計算する軟判定計算手段と、前記軟判定値を用いて復号を行う復号手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、演算量削減型の尤度計算処理を行った後に、計算された尤度の個数を各ビット位置のビット値ごとに計数し、計数した個数が所定の個数に満たないビット位置のビット値については、所定の個数となるように追加して尤度を計算するようにしたため、演算量の削減を実現しつつ、通信品質の劣化が生じないという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる受信装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる受信装置の実施の形態1の機能構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の受信機は、アナログ信号を受信するアンテナ10−1〜10−N(Nはアンテナの本数)と、アナログ信号に対してダウンコンバート等のアナログ信号処理と信号の離散化を行いディジタル信号として出力するアナログ信号処理部11−1〜11−Nと、ディジタル信号に対して離散フーリエ変換を行い周波数領域信号として出力する離散フーリエ変換部12−1〜12−Nと、周波数領域信号を復調するディジタル信号復調部13と、復調信号をデインタリーブ部14と、デインタリーブされた信号に復号処理を行い復号ビット系列として出力する復号部15と、を備えている。なお、ここでは、デインタリーブ部14と復号部15を独立としたが、復号部15においてデインタリーブ処理を行うこととし、これら2つを統合してもよい。
実施の形態の受信機においては、到来する信号として、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式の信号を仮定しているが、これに限らず、本発明は、たとえば、MC−CDMA(Multi−Carrier Code Division Multiple Access)のように他のマルチキャリア変調方式により変調された信号に適用可能であり、また、シングルキャリア変調方式の信号に対しても適用可能である。
つづいて、本発明にかかる受信機の動作を説明する。アンテナ10−1〜Nは、高周波アナログ信号を受信し、アナログ信号処理部11−1〜Nは、アンテナ10−1〜Nを介して受信した高周波アナログ信号に対してダウンコンバート等のアナログ信号処理および信号の離散化を行い、処理結果であるディジタル信号を出力する。つぎに、アナログ信号処理部11−1〜Nから出力されたディジタル信号は、離散フーリエ変換部12−1〜Nに入力される。離散フーリエ変換部12−1〜Nは、入力信号に対して離散フーリエ変換を実行してディジタル信号を複数のサブキャリア上で表現される周波数領域信号に変換し、その処理結果をディジタル信号復調部13へ出力する。
ディジタル信号復調部13は、周波数領域信号に対して後述する復調処理を行い、復調データを得る。この復調データは、デインタリーブ部14において、送信信号に対して送信機が行ったインタリーブと逆の処理が行われた後に出力される。そして、復号部15は、デインタリーブ部14からの出力信号に対して軟判定復号である誤り訂正復号処理を行い、その結果を復号ビット系列として出力する。
つづいて、ディジタル信号復調部13が入力信号を復調する動作(復調処理)について説明する。図2は、ディジタル信号復調部13の機能構成例を示す図である。ディジタル信号復調部13は、伝送路推定部20と、第一の尤度計算部21と、軟判定計算部22と、第二の尤度計算部23と、分布補正量検出部24と、尤度列挙部25と、を備えている。
ディジタル信号復調部13には、離散フーリエ変換部12−1〜Nから出力されたN系統の周波数領域信号が入力される。ディジタル信号復調部13では、サブキャリア毎にN系統の周波数領域信号を用いて復調処理を行う。以下、説明の便宜上、同一のサブキャリアに属するN系統の周波数領域信号を、N次元の列ベクトルで表現し、「受信信号ベクトル」と呼ぶことにする。また、ここでは一つのサブキャリアにおける処理手順を説明するが、他のサブキャリアについても処理手順は同一である。
ディジタル信号復調部13は、離散フーリエ変換部12−1〜Nから受信信号ベクトルを受け取ると、まず、伝送路推定部20が、受信信号ベクトルに基づいて希望信号の伝送路応答を推定する。この伝送路応答の推定は、たとえば、送信アンテナ間で直交した既知系列を用いた最小2乗法を使用して行う。ここで、送信機において、M(Mは1以上の整数)素子のアンテナから同一周波数帯を用いて複数の異なる信号が同時に送信されているとすると、伝送路応答は、Mと受信機の受信アンテナ数Nとを用いてN行M列の行列で表すことができる。
なお、MやNの値によっては伝送路応答が行列ではなく、ベクトルや単にスカラーとなる場合もあるが、以下、本説明においては伝送路応答を「伝送路応答行列」という表記で統一する。伝送路応答行列がベクトルやスカラーとなるような場合においても本発明はそのまま適用可能である。推定した伝送路応答行列は第一の尤度計算部21および第二の尤度計算部23へ出力される。
第一の尤度計算部21は、離散フーリエ変換部12−1〜Nから入力された受信信号ベクトルと伝送路推定部20から出力された伝送路応答行列とに基づいて送信信号候補に対する尤度を計算する。そして、尤度を計算した送信信号候補とその尤度を尤度列挙部25および軟判定計算部22へ出力する。第一の尤度計算部における尤度計算処理としては、たとえば「sphere decoding」のような演算量削減型の最尤判定法などを用いればよいが、これに限らず、想定される通信システムに適した任意の尤度計算処理技術を用いることができる。
尤度列挙部25は、第一の尤度計算部21から入力された、尤度を計算した送信信号候補とその尤度を参照して各ビット番号(送信信号の各ビット位置に対応する番号)ごとに尤度計算済み個数を計数する。尤度列挙部25の動作の一例を送信機においてQPSK変調信号を2つの送信アンテナから同時に送信した場合を用いて説明する。この場合、一回の信号伝送で4ビットの送信信号が送られることとなる。以下の説明では、1ビットで表される2値信号の値が“0”の場合を“ビット0”と表記し、2値信号の値が“1”の場合を“ビット1”とよぶこととする。
図3は、送信信号候補と第一の尤度計算部21で計算した尤度の一例を示す図である。図3において、第一の尤度計算部21において尤度が計算されなかった送信信号候補については、尤度の欄を空欄としている。この例では、送信信号候補“0001”,“0011”,“0101”,“0111”,“1011”に対する合計5個の尤度が計算されている。
尤度列挙部25は、第一の尤度計算部21から入力される送信信号候補とその尤度の情報に基づき、ビット番号1〜4(ここでは、図3の送信信号候補の左から右に向かってビット番号1〜4と順序づけるものとする)のビット番号ごとに、ビット0に対する尤度およびビット1に対する尤度の個数を計数する。例えば、図3に示した例の場合には、ビット番号1におけるビット0に対する尤度は、“0001”、“0011”、“0101”、“0111”、の4つが計算されており個数は4個となる。一方、ビット番号1におけるビット1に対する尤度は“1011”の1通りのみが計算されているため個数は1個となる。このように各ビット番号においてビット0およびビット1の尤度の個数を計数して列挙していく。
図4は、第一の尤度計算部21から図3に例示した尤度の計算結果が入力された場合の尤度列挙部25による処理結果の一例を示す図である。尤度列挙部25は、図4に例示したような処理結果、すなわち、各ビット番号における、ビット0およびビット1に対する尤度の計算個数を分布補正量検出部24に出力する。
図5は、分布補正量検出部24の機能構成例を示す図である。図5に示すように、本実施例の分布補正量検出部24は、比較部30で構成される。分布補正量検出部24は、尤度列挙部25からの入力を受けて、尤度の追加計算が必要なビット番号およびビット値(ビット0またはビット1)を検出する。具体的には、分布補正量検出部24は、あらかじめ決めておいた尤度の個数のしきい値と、尤度列挙部25から入力された各ビット番号におけるビット0またはビット1の尤度の個数を比較して、入力された個数がしきい値に対して不足するビット番号およびビット値について追加計算が必要と判断する。追加計算が必要と判断したビット番号およびビット値について、しきい値と尤度列挙部25から入力された尤度の個数との差を追加計算する個数として、第二の尤度計算部23へ出力する。
しきい値としては、任意の値を設定可能であるが、たとえば、尤度個数1個をしきい値として用いる方法がある。計算された尤度個数が0個となる場合(図4のビット番号4におけるビット0に対する尤度個数のような場合に相当)、後述する軟判定計算処理が、当該ビット番号において実行不能となる。このため、結果として良好な復号結果が得られないという問題が生じる。尤度個数1個をしきい値として用いると、このような問題を回避できるため、しきい値の設定個数として意味のある値であると考えられる。
つぎに、第二の尤度計算部23の動作例を説明する。図6は、第二の尤度計算部23の機能構成例を示す図である。第二の尤度計算部23は、シンボル選択部31と、シンボル検出部32と、誤差計算部33と、重み計算部34と、を備える。また、第二の尤度計算部23のシンボル選択部31、シンボル検出部32および誤差計算部33へ離散フーリエ変換部12−1〜Nから出力された受信信号ベクトルが入力される。そして、伝送路推定部20から出力された伝送路応答行列が、シンボル検出部32、誤差計算部33および重み計算部34へ入力される。さらに、分布補正量検出部24からの出力(追加計算が必要と判断されたビット番号およびビット値と、それらに対応する尤度の追加計算の個数)が、シンボル選択部31へ入力されている。
第二の尤度計算部23は、分布補正量検出部24から出力された個数に対応して尤度の追加計算を行う。例えば、図3および図4で示した例を用いて説明すると、尤度列挙部25において図4のように尤度個数が計数され、尤度個数のしきい値として1を適用した場合、第二の尤度計算部23では、ビット番号4についてビット0に対する尤度を1個追加計算するという処理を行う。
重み計算部34では、入力された伝送路応答行列に基づいて伝送路応答行列の逆特性を持つ第一の重み行列を生成し、シンボル選択部31へ出力する。第一の重み行列の生成においては、たとえば、広く知られているZero−forcing規範やMinimum Mean Square Error規範等に基づいたアルゴリズムを用いる。これに限らず、伝送路応答行列の逆特性を算出するためのアルゴリズムであれば、どのようなアルゴリズムを用いてもよい。さらに、重み計算部34は、伝送路応答行列の列ベクトルを一つ削除した低次元の伝送路応答行列を、削除する列ベクトルを変えて伝送路応答行列の列数だけ構成する。そして、低次元の伝送路応答行列の各々の逆特性を持つ第二の重み行列を生成し、その結果をシンボル検出部32へ出力する。
シンボル選択部31では、分布補正量検出部24からの入力である、追加計算する尤度の個数を参照しながら、尤度の追加計算を行うシンボルを選択してシンボル検出部32へ出力する。具体的には、シンボル選択部31では、まず、重み計算部34から出力された第一の重み行列を、受信信号ベクトルに対して乗算する。その後、その乗算結果と、用いられている変調方式に応じた送信信号(シンボルごと)のマッピングを比較し、乗算結果と送信信号点との距離の近い順に追加計算する個数分のシンボルを選択する。
図7および図8を用いて、その具体例を説明する。図7および図8は、QPSK変調信号を2送信アンテナから同時に送信した場合における送信信号点配置と、第一の重み行列を受信信号ベクトルに乗算した結果の一例を示している。図7において、送信信号点40,41,42,43は、シンボル番号1(シンボル番号1は、ビット番号1およびビット番号2に相当)において、ビット値がそれぞれ“00”、“01”、“10”,“11”に対応するシンボルを表している。乗算結果信号点44は、第一の重み行列を受信信号ベクトルに乗算後の受信信号ベクトルの、シンボル番号1に相当する信号点を表す。
図8において、送信信号点50〜53はシンボル番号2(シンボル番号2は、ビット番号3およびビット番号4に相当)において、ビット値がそれぞれ“00”、“01”、“10”,“11”に対応するシンボルを表している。乗算結果信号点54は、第一の重み行列を受信信号ベクトルに乗算後の受信信号ベクトルの、シンボル番号2に相当する信号点を表す。
ここで、尤度列挙部25において、図4のように計算された尤度の個数が計数されていたとすると、シンボル選択部31は、ビット番号4において、ビット0に対する尤度を1個追加計算できるように、ビット番号4がビット0となるシンボルのうち、最も乗算結果信号点54に近いシンボルを、送信信号点50〜53から選択する。ビット番号4がビット0となるシンボルは、送信信号点50と送信信号点51であり、図8の例では、このうち乗算結果信号点54に近い送信信号点50が選択される。しきい値が2以上の個数である場合には、さらに近い順に送信信号点を選択する。このように選択されたシンボルは、シンボル検出部32へ出力される。
シンボル検出部32は、シンボル選択部31が選択したシンボル以外の送信信号成分を検出する処理を行う。具体的には、シンボル選択部31から入力されたシンボルと、伝送路応答行列中の当該シンボルに対応する列の列ベクトルを乗算し、レプリカを作成する。その後、受信信号ベクトルから作成したレプリカを減算し、減算結果に対して重み計算部34からの入力である第二の重み行列を乗算する。そして、その乗算結果と、用いられている変調方式に応じた送信信号のマッピングを比較し、乗算結果と送信信号点との距離が最小となるシンボルを検出する。そして、この検出したシンボルと、シンボル選択部31から入力されたシンボルを、誤差計算部33へ出力する。
誤差計算部33は、伝送路応答行列とシンボル検出部32から入力されたシンボルに基づいて、シンボル検出部32から入力されたシンボルのレプリカを生成する。そして、その生成したレプリカと受信信号ベクトルの2乗誤差を計算し、その結果を尤度として、軟判定計算部22へ出力する。
軟判定計算部22は、第一の尤度計算部21から入力された尤度と第二の尤度計算部23から入力された尤度に基づいて各ビット番号における軟判定値を計算する。軟判定値は、下記式(1)で示すように、軟判定値を算出する対象となるビットが「0」である尤度と「1」である尤度との比を計算し、その対数をとったものとなる。
(第k番目のビットの軟判定値)
=Log((ビット1に対する尤度)÷(ビット0に対する尤度))…(1)
デインタリーブ部14は、以上の手順で計算された軟判定値に送信信号に対して送信機が行ったインタリーブと逆の処理を施し、復号部15は、デインタリーブされた信号に対して軟入力復号を行う。
このように、本実施の形態においては、第一の尤度計算部で計算した尤度に対して、ビット番号ごとに、ビット0に対する尤度の個数とビット1に対する尤度の個数を計数し、所定の尤度の個数のしきい値に満たないビット番号とビット値の組み合わせに対して、尤度をしきい値との差の個数だけ追加計算した後に軟判定値を計算する構成とした。このため、各ビット番号において、ビット0に対する尤度の個数とビット1に対する尤度の個数との間に大きな差を生じることなく軟判定値を計算することができる。その結果、非常に信頼度の高い軟判定値を計算可能になり、良好な通信を提供することができる。
なお、本実施の形態では、シンボル検出部32において、乗算結果の最近傍に存在する送信信号点を検出する構成としているが、これに限らず、たとえば、最近傍に存在する信号点に加えてそれ以外の他の送信信号点も検出し、尤度の高いものから優先的に軟判定値計算に用いる構成としてもよい。同様に、シンボル選択部31において、尤度を追加計算する個数を超えた数のシンボルを選択して処理を実行し、最終的に尤度の高いものから優先的に用いる構成とすることもできる。これらの構成とした場合、より多くの尤度が得られるため、さらに通信品質向上を実現可能である。
実施の形態2.
図9は、本発明にかかる受信装置の実施の形態2の分布補正量検出部の機能構成例を示す図である。本実施の形態における受信機の構成は、実施の形態1の分布補正量検出部24を図9に示す分布補正量検出部に替える以外は、実施の形態1と同様である。実施の形態1と同様の部分については説明を省略し、以下実施の形態1と異なる部分について説明する。
図9に示すように、本実施の形態の分布補正量検出部は、差分計算部35と最大値検出部36で構成される。また、差分計算部35および最大値検出部36には、尤度列挙部25の処理結果である各ビット番号におけるビット0に対する計算済みの尤度の個数(尤度計算個数)およびビット1に対する尤度計算個数が入力されている。
最大値検出部36は、全てのビット番号およびビット値における尤度計算個数を参照し、そのなかから尤度計算個数の最大値を検出する。検出された最大値を、差分計算部35へ出力する。
差分計算部35では、最大値検出部36から入力された尤度計算個数の最大値と、尤度列挙部25からの入力された尤度計算個数の差(差の絶対値)を、各ビット番号の各ビット値に対してそれぞれ計算する。計算された各ビット番号の各ビット値における差を、各ビット番号の各ビット値と追加計算する個数として第二の尤度計算部23へ出力する。
すなわち、本実施の形態では、実施の形態1の尤度のしきい値を、ビット番号ごとの各ビット値に対して計算された尤度の個数の最大値に置き換えている。以上の分布補正量検出部における処理以外の処理は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
このように、本実施の形態においては、分布補正量検出部において、第一の尤度計算部において計算されている尤度の最大個数を求め、最大個数に満たないビット番号とビット値の組み合わせに対して、最大個数との差の個数だけ尤度を追加計算した後に軟判定値を計算する構成とした。このため、各ビット番号およびビット値における尤度計算個数の最小値が、上記、第一の尤度計算部において計算されている尤度の最大個数と同一となり、高精度の軟判定値を計算できるようになる。
実施の形態3.
図10は、本発明にかかる受信装置の実施の形態3の分布補正量検出部の機能構成例を示す図である。本実施の形態における受信機の構成は、実施の形態1の分布補正量検出部24を図10に示す分布補正量検出部に替える以外は、実施の形態1と同様である。実施の形態1と同様の部分については説明を省略し、以下実施の形態1と異なる部分について説明する。
図10に示すように、本実施の形態の分布補正量検出部は、差分計算部37で構成される。差分計算部37には、尤度列挙部25の処理結果である各ビット番号におけるビット0に対する計算済みの尤度の個数(尤度計算個数)およびビット1に対する尤度計算個数が入力されている。
差分計算部37は、各ビット番号において、ビット0に対する尤度計算個数と、ビット1に対する尤度計算個数のうち、多い個数と少ない個数の差(差の絶対値)を計算する。そして、その計算した差を追加計算する個数として、ビット番号ごとに少ない個数に対応するビット値とそのビット値に対応する追加計算する個数を第二の尤度計算部23へ出力する。たとえば、図4の例の場合には、ビット番号1においては、尤度計算個数の差は、ビット0に対する尤度個数“4”とビット1に対する尤度個数“1”との差、すなわち“3”となる。したがって、ビット番号1について尤度計算個数が少ないビット値としてビット1を、追加計算する個数として3を第二の尤度計算部23へ出力する。したがって、ビット番号ごとに、尤度計算個数が少ない方のビット値に対して、尤度を追加計算するような情報を出力することとなる。
このように、本実施の形態においては、分布補正量検出部において、ビット番号ごとにビット値間の尤度計算個数の差を計算し、少ない個数となるビット値について多い個数との差を追加計算する個数として出力するようにした。このため、高精度の軟判定値を計算できるとともに、尤度の追加計算の必要なビット番号およびビット値を簡易な構成で実現することができる。
実施の形態4.
図11は、本発明にかかる受信機の実施の形態4の機能構成例を示す図である。図11に示すように、本実施の形態の受信機は、実施の形態1のディジタル信号復調部13,復号部15に替えてそれぞれディジタル信号復調部13a,復号部15aを備え、インタリーブ部16を追加しているが、それ以外は実施の形態1の受信機と同様である。実施の形態1と同様の働きを持つものは、同一の番号を付して説明を省略する。
本実施の形態では、ディジタル信号復調部13aと復号部15aとの間で、デインタリーブ部14およびインタリーブ部16を介して信号を繰返し処理する構成としている。復号部15aには、MAP復号器のようないわゆる軟入力軟出力復号器を用い、復号結果に加えて、符号化ビットの信頼度に相当する復号器の外部値をインタリーブ部16へ出力する。インタリーブ部16は、外部値に対して送信機で行ったものと同様のインタリーブ処理を行い、ディジタル信号復調部13aへ出力する。インタリーブ後の外部値は、ディジタル信号復調部13aにおいて、事前情報として次の復調処理に用いられる。なお、ここでは、デインタリーブ部14,復号部15a,インタリーブ部6を独立としたが、復号部15aにおいてデインタリーブ処理およびインタリーブ処理を行うとし、これら3つを統合してもよい。
つぎに、ディジタル信号復調部13aの処理内容を説明する。図12は、本実施の形態のディジタル信号復調部13aの機能構成例を示す図である。本実施の形態のディジタル信号復調部13aは、実施の形態1のディジタル信号復調部13に、事前確率計算部26,第三の尤度計算部27を追加し、軟判定計算部22に替えて軟判定計算部22aを備えている。これ以外は、ディジタル信号復調部13と同様である。実施の形態1と同様の働きを持つものは、同一の番号を付して説明を省略する。
本実施の形態のディジタル信号復調部13aにおいては、離散フーリエ変換部12−1〜Nから出力された受信信号ベクトルが伝送路推定部20、第一の尤度計算部21および第三の尤度計算部27に入力されており、インタリーブ部16から出力された外部値が事前確率計算部26に入力されている。
事前確率計算部26は、インタリーブ部16から入力された外部値を用いて事前確率を計算する。事前確率は、ビット番号ごとにビット値が0である確率、および、ビット値が1である確率を表す。この計算は、たとえば、ビット番号kに対する復号器の外部値をLで表し、Lの値が正である場合をビット0に対応させ、Lの値が負である場合をビット1に対応させると、次式(2),(3)で計算することができる。計算した事前確率は、第三の尤度計算部27と、軟判定計算部22aに出力される。
(ビット番号kが1である事前確率)= eL/(eL + 1) …(2)
(ビット番号kが0である事前確率)= 1/(eL + 1) …(3)
第三の尤度計算部27は、事前確率計算部26から入力された事前確率を用いて、送信信号候補の出現確率を計算する。この計算は、ビット番号間のビット値に対応する事前確率の積で計算することができる。たとえば、ビット番号1〜4において当該ビットが0である事前確率をそれぞれx1〜x4で表し、ビット番号1〜4において当該ビットが1である事前確率をそれぞれy1〜y4で表すものとしたとき、送信信号候補“0101”に対する事前確率を用いて計算される出現確率は、次式(4)で計算することができる。
(送信信号候補“0101”に対する出現確率)=x1×y2×x3×y4 …(4)
第三の尤度計算部27は、送信信号候補に対する出現確率を計算した後、送信信号候補に対する出現確率が大きいものから順に、分布補正量検出部24から出力された追加計算する個数分の尤度を計算する。第三の尤度計算部27における尤度の計算としては、受信信号ベクトルと、伝送路応答行列および送信信号候補に基づいて作成されるレプリカと、の二乗誤差を尤度として計算する。追加計算された尤度は軟判定計算部22aに出力される。
軟判定計算部22aでは、事前確率計算部26から入力された事前確率と、第一の尤度計算部21および第三の尤度計算部27から入力された尤度とを用いて、各ビット番号における軟判定値を計算する。この計算は、たとえば、広く知られているベイズの定理を用いてビット0およびビット1の事後確率を計算した後、次式(5)を計算することで実行できる。計算された軟判定値は、デインタリーブ部14へ出力される。
(軟判定値)=Log(ビット0の事後確率)/(ビット1の事後確率)…(5)
デインタリーブ部14は、軟判定値をデインタリーブして復号部15aに出力する。復号部15aは、デインタリーブされた軟判定値を用いて軟入力軟出力復号処理が行われる。前述したように、復号部15aには、軟入力軟出力復号器を適用し、送信機において施された符号化処理を復号するとともに、復号器入力である符号化ビットに対する信頼度に相当する外部値をインタリーブ部16へ出力する。インタリーブ部16は、外部値に対して送信機で行ったものと同様のインタリーブ処理を行い、ディジタル信号復調部13aへ出力する。以下、ディジタル信号復調部13aと復号部15aの間で、デインタリーブ部14およびインタリーブ部16を介して、所定の回数処理が繰り返され、最終的な復号結果を得る。
上述した処理以外の処理は実施の形態1と同様である。なお、本実施の形態では、ディジタル信号復調部13aにおいて、実施の形態1の分布補正量検出部24を用いることとしたが、これに替えて実施の形態2または実施の形態3の分布補正量検出部を用いるようにしてもよい。
このように、本実施の形態においては、第一の尤度計算部で計算した尤度に対して、ビット番号ごとに、ビット0に対する尤度の個数とビット1に対する尤度の個数とを計数し
、その個数が所定の個数に満たない場合には尤度を追加計算した後に、軟判定値を計算する構成とした。さらに、ディジタル信号復調部と、復号部との間で信号を繰返し処理する構成とした。その結果、信頼度の高い軟判定値を繰返して復調、復号することになり、実施の形態1に比べ、さらに良好な通信を提供することができる。
以上のように、本発明にかかる受信装置は、無線信号を復調する受信装置に有用であり、特に最大事後確率アルゴリズムまたは最尤判定法を用いて復調を行う受信装置に適している。
本発明にかかる受信装置の実施の形態1の機能構成例を示す図である。 実施の形態1のディジタル信号復調部の機能構成例を示す図である。 送信信号候補と第一の尤度計算部で計算した尤度の一例を示す図である。 尤度列挙部による処理結果の一例を示す図である。 分布補正量検出部の機能構成例を示す図である。 第二の尤度計算部の機能構成例を示す図である。 QPSK変調信号を2送信アンテナから同時に送信した場合における送信信号点配置の一例を示す図である。 QPSK変調信号を2送信アンテナから同時に送信した場合における送信信号点配置の一例を示す図である。 本発明にかかる受信装置の実施の形態2の分布補正量検出部の機能構成例を示す図である。 本発明にかかる受信装置の実施の形態3の分布補正量検出部の機能構成例を示す図である。 本発明にかかる受信機の実施の形態4の機能構成例を示す図である。 実施の形態4のディジタル信号復調部の機能構成例を示す図である。
符号の説明
10−1〜10−N アンテナ
11−1〜11−N アナログ信号処理部
12−1〜12−N 離散フーリエ変換部
13,13a ディジタル信号復調部
14 デインタリーブ部
15,15a 復号部
16 インタリーブ部
20 伝送路推定部
21 第一の尤度計算部
22 軟判定計算部
23 第二の尤度計算部
24 分布補正量検出部
25 尤度列挙部
26 事前確率計算部
27 第三の尤度計算部
30 比較部
31 シンボル選択部
32 シンボル検出部
33 誤差計算部
34 重み計算部
35,37 差分計算部
36 最大値検出部
40,41,42,43,50,51,52,53 送信信号点
44,54 乗算結果信号点

Claims (7)

  1. 受信信号と伝送路応答行列とを用いて送信信号候補の尤度を計算する第一の尤度計算手段と、
    送信ビット位置ごとに、同一のビット値を有する前記尤度を計算した送信信号候補を計数し、送信ビット位置およびその位置のビット値と前記計数値とを対応付けて尤度計算個数として、全送信ビット位置の全ビット値について出力する尤度列挙手段と、
    前記尤度計算個数を所定の個数と比較して、前記尤度計算個数が前記所定の個数に満たない場合にはその尤度計算個数に対応する送信ビット位置およびビット値を不足ビットとし、さらに、前記所定の個数と前記尤度計算個数との差を不足数とし、前記不足ビットおよび不足数を出力する補正量検出手段と、
    前記不足ビットに対応する尤度を前記不足数分計算する第二の尤度計算手段と、
    前記第一の尤度計算手段および第二の尤度計算手段で計算された尤度を用いて軟判定値を計算する軟判定計算手段と、
    前記軟判定値を用いて復号を行う復号手段と、
    を備え
    前記第二の尤度計算手段は、
    前記伝送路応答行列に基づいて第一の重み行列を計算し、前記伝送路応答行列から特定のシンボルに対応する成分を削除することで生成される次元を縮小した伝送路応答行列に基づいて第二の重み行列を計算する重み行列計算手段と、
    前記受信信号と前記第一の重み行列を乗算し、その乗算結果に基づき前記不足ビットに対応する前記不足数分のシンボルを選択するシンボル選択手段と、
    前記伝送路応答行列と前記選択シンボルに基づいてレプリカを生成し、前記受信信号から前記レプリカを減算し、その減算結果に対して前記第二の重み行列を乗算し、その乗算結果に基づき前記選択シンボル以外のシンボルを検出して、検出シンボルを前記選択シンボルに対応づけて出力するシンボル検出手段と、
    前記検出シンボルと伝送路応答行列に基づいてレプリカを生成し、前記受信信号とそのレプリカの誤差を前記選択シンボルに対応する不足ビットの尤度として計算する誤差計算手段と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  2. 前記補正量検出手段は、送信ビット位置ごとの各ビット値に対応する尤度計算個数のなかから最大値を検出し、前記最大値を前記所定の個数とすることを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記補正量検出手段は、送信ビット位置ごとに、各ビット値に対応する尤度計算個数を比較し、前記比較結果の大きい尤度計算個数をその送信ビット位置に対応する所定の個数とすることを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  4. 前記復号手段は、前記軟判定値をデインタリーブ処理した後に復号することを特徴とする請求項1、2または3に記載の受信装置。
  5. 前記復号手段は、さらに復号前の符号化ビットの信頼度に相当する情報を算出し、
    前記軟判定計算手段は、さらに前記情報を用いて軟判定値を計算し、
    前記情報に基づいて各送信ビット位置の事前確率を計算する事前確率計算手段、
    をさらに備え、
    前記第二の尤度計算手段は、事前確率に基づいて送信信号候補に優先順位を設定し、前記優先順位に基づいて前記不足ビットに対応する尤度を計算する送信信号候補を選択し、その選択結果に基づいて前記不足ビットに対応する尤度を計算することを特徴とする請求項1、2または3に記載の受信装置。
  6. 前記復号手段は、前記軟判定値をデインタリーブ処理した後に復号し、前記情報をインタリーブ処理することを特徴とする請求項に記載の受信装置。
  7. 前記受信信号をOFDM、MC−CDMAを含むマルチキャリア変調信号とし、
    受信アンテナごとの入力信号である時間領域信号を周波数領域信号に変換する信号変換手段、
    をさらに備え、
    前記周波数領域信号に基づき、サブキャリアごとに前記尤度列挙手段、前記補正量検出手段、前記第二の尤度計算手段、前記軟判定計算手段、前記復号手段における処理を行うことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の受信装置。
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