JP5496020B2 - 復調器および復調方法 - Google Patents

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Description

本発明は、復調器および復調方法に関する。
デジタル通信システムにおいては、送信信号が建物などに反射して起こるマルチパスフェージングや端末の移動によって起こるドップラ変動によって、伝送路に周波数選択性と時間変動が生じる。マルチパス環境では、受信信号は送信シンボルと遅延時間が経過した後に届くシンボルとが干渉した信号となる。伝送路が時間変動するマルチパス環境では、遅延時間の長い遅延波による干渉を除去するための受信機が検討されている。
従来から、最尤シンボル系列推定を行うためにトレリス式復調が行なわれている。しかし、従来のトレリス復調方式は、遅延時間と共にメモリが指数的に増えるため、遅延時間の長い遅延波が存在する環境では、多大の演算量を必要とする。
また、トレリス式復調以外の方式としてブランチ復調方式がある。例えば、下記特許文献1には、リンク状態またはビット誤り率を最適化するため、データ並び替えを行い、行列分解手法を用い三角行列を入手しブランチ復調を用いて球検出を行う手法である。下記特許文献2には、低演算量にて最適ブロック復調を行うため、伝送路行列を分割し、上三角形を取得する手法が開示されている。下記特許文献3には、限られたメモリを用い、球検出を行う手法が開示さている。球検出はブランチ復調によって行われる。
特開2009−523373号公報 特開2009−100408号公報 特開2008−172340号公報
しかしながら、上述のように、トレリス式復調を用いた場合、遅延時間の長い遅延波が存在する環境では、多大の演算量を必要とする、という問題があった。
また、上記特許文献1〜3では、トレリス式復調を用いない復調方式が開示されているが、遅延時間の長い遅延波が存在する環境下での演算については記載されていない。そのため、遅延時間の長い遅延波が存在する環境下での演算量の削減方法が開示されていない、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、遅延時間の長い遅延波が存在する環境でも低演算量で遅延波を除去することができる復調器および復調方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、受信信号に基づいて伝送路推定を行なうことにより伝送路行列を算出する伝送路算出部と、前記伝送路行列の先頭から所定の列数を削除する列削除部と、前記受信信号と、前記列削除部による削除が行なわれた前記伝送路行列と、に基づいて復調処理を行なう復調処理部と、受信信号に対してデータフレーム内の最後部の所定のサイズのデータを、同一データフレームの先頭部の所定のサイズのデータの直前または直後の領域に移動させる並び替えを行ない、前記列削除部による削除が行なわれた前記伝送路行列に対して前記受信信号の並び替えに対応した並び替えを行なう並び替え部と、を備え、前記復調処理部は、前記並び替え部による並び替えが行なわれた受信信号および前記伝送路行列に基づいて復調処理を行なうことを特徴とする。
本発明によれば、遅延時間の長い遅延波が存在する環境でも低演算量で遅延波を除去することができる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態1の通信システムの構成例を示す図である。 図2は、実施の形態1の送信機および受信機の機能構成例を示す図である。 図3は、実施の形態1のデータおよびパイロットシンボルの構成例を示す図である。 図4は、L=4の場合のマルチパス伝送路の一例を示す図である。 図5は、BB復調の概念を示す図である。 図6は、実施の形態2の例#1の並び替えの様子を示す図である。 図7は、実施の形態2の例#2の並び替えの様子を示す図である。 図8は、例#1の場合の並び替え行列の一例を示す図である。 図9は、例#2の場合の並び替え行列の一例を示す図である。 図10は、実施の形態3のコレスキー分解方法の分解例#1を説明するための並び替え前の行列の一例を示す図である。 図11は、分解例#1を説明するための、並び替えを行った後の行列の一例を示す図である。 図12は、実施の形態3のコレスキー分解方法の分解例#1を説明するための図である。 図13は、コレスキー分解方法の分解例#2を説明するための並び替え前の行列A(太字)の一例を示す図である。 図14は、分解例#2を説明するための、並び替えを行った後の行列の一例を示す図である。 図15は、実施の形態3のコレスキー分解方法の分解例#2を説明するための図である。 図16は、疎な伝送路行列の一例を示す図である。 図17は、実施の形態4のコレスキー分解手順の一例を示すフローチャートである。
以下に、本発明にかかる復調器および復調方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態の通信システムの構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の通信システムは、送信機1と、受信機2と、で構成される。本実施の形態の送信機1および受信機2とは、マルチパス環境下で通信を行う。受信機2は、送信機1から送信された送信信号が直接到達する直接波W1を受信するとともに、送信機1から送信された送信信号が建物などの反射物3−1,3−2により反射された干渉波W2−1,W2−2を受信する。干渉波W2−1,W2−2は、直接波W1より遅延して受信される。また、受信した直接波W1および干渉波W2−1,W2−2には、熱雑音4が付加されている。
図2は、本実施の形態の送信機1および受信機2の機能構成例を示す図である。本実施の形態の送信機1は、シンボルエンコーダ11および送信アンテナ12を備えており、従来から一般に用いられている送信機と同様である。また、本実施の形態の受信機2は、受信アンテナ13、受信フィルタ14および復調部15を備える。
まず、送信機1の送信動作について説明する。Qを2のべき乗の整数とするとき、送信機1では、シンボルエンコーダ11が、log2QビットをQ点ある信号点の1点にマッピングする。マッピング方法に制約はなく、どのような方法を用いてもよいが、一般的にPhase Shift KeyingやQuadrature Amplitude Modulation等が用いられる。マッピングされた信号は送信アンテナ12から送られる。時刻kに送信された情報ビットをbkとし、情報ビットがシンボルエンコーダ11によりマッピングされて出力されるシンボルをskとする。
次に、受信機2の復調動作について説明する。受信機2では、送信機1から送信された信号を受信アンテナ13が電波として受信し、受信フィルタ14がこの受信した信号に対して所望の周波数領域以外の信号を除去し、除去後の信号を復調部15に出力する。復調部15は、受信フィルタ14から入力された信号を復調し、送信機1から送信された信号を求める。なお、一般には受信フィルタ14と復調部15の間にA/D(アナログデジタル)変換器等が設けられるが、ここでは簡単のためにこれらについては図示を省略している。
以下、本実施の形態の復調部15が実施する復調処理について説明する。本実施の形態の復調部15は、伝送路推定を行なう伝送路算出部151と、伝送路行列の列削除を行なう列削除部152と、列削除後の伝送路行列を用いてBB(Branch and Bound)復調等により復調処理を行なう復調処理部153と、で構成される。以下の説明で、用いられる記号を示す。
S:1シンボル時間(秒)
T:パイロットシンボル数
L:伝送路におけるマルチパスの数
N:復調を行うシンボル数
[A(太字)]ij:行列A(太字)のij要素
また、A(太字)=diag(a)は、行列A(太字)の対角成分がベクトルaによって成り立ち、他の成分は0となることを示す。INはN×Nの対角行列とし、0(太字)N×MはN×Mの0行列とする。また、行列A(太字)のコレスキー分解を以下の式(1)で表す。なお、U(太字)は上三角行列、L(太字)は下三角行列を示す。
Figure 0005496020
L個のマルチパスを有する伝送路と受信フィルタ14の通過後、シンボル時間TSでサンプルされたN個の受信信号を受信信号ベクトルy(太字)で表すと、y(太字)は以下の式(2)で表すことができる。なお、受信信号ベクトルy(太字)は、y(太字)=[yN-1,yN-2,…,y0Tとし、送信信号ベクトルs(太字)をs(太字)=[sN-1,sN-2…,s0Tとし、白色熱雑音ベクトルw(太字)をw(太字)=[wN-1,wN-2…,w0Tとし、伝送路行列をH(太字)とする。
Figure 0005496020
なお、本実施の形態では、シンボル時間TSでサンプルされた信号を用いて復調を行う例を説明するが、シンボル時間よりも短い間隔でサンプルされた信号を用いて復調を行なっても良い。
M個のゼロが並ぶベクトルを0(太字)Mとすると、kサンプル時間のマルチパス伝送路のインパルス応答h(太字)kは、下記の式(3)で示すことができる。
Figure 0005496020
ここで、Dlはlパス目の遅延シンボル時間(遅延時間をシンボル単位で表現したもの)であり、Kは、以下の式(4)に示す関係を満たす値である。
Figure 0005496020
なお、直接波の伝送路をhk,0と示す。既知のパイロットシンボル等を用いて伝送路推定を行い、伝送路の値hi,jを得ることができる。図3は、本実施の形態のデータおよびパイロットシンボルの構成例を示す図である。このように、送信機1からは、パイロットシンボルを含んだ送信信号が送信されるとする。なお、データおよびパイロットシンボルの構成は、図3の例に限らずどのような構成としてもよい。
図4は、L=4の場合のマルチパス伝送路の一例を示す図である。図4の例では、直接波W1(先行波)に対応するインパルス応答hk,0からD1=5シンボル遅延してインパルス応答hk,1が存在し、さらにインパルス応答hk,1からD2=3シンボル遅延してインパルス応答hk,2が存在し、さらにインパルス応答hk,2からD3=4シンボル遅延してインパルス応答hk,3が存在する。なお、図4は一例であり、マルチパス伝送路の各インパルス応答は図4の場合に限定されない。
また、伝送路行列H(太字)は、上三角行列であり、(i,j)要素は、以下の式(5)で示すことができる。
Figure 0005496020
一例として、L=2,N=6,D1=2の伝送路行列と受信信号ベクトルの関係を以下の式(6)に示す。なお、k=0は、データフレームの先頭の位置を示すとする。
Figure 0005496020
上記の式(2)に対し、左側からH(太字)Hを乗算することにより、以下の式(7)に示す処理を行う。
Figure 0005496020
A=Hとし、A(太字)HA(太字)をコレスキー分解した上三角行列をU(太字)とし(U(太字)はU(太字)HU(太字)=A(太字)HA(太字)を満たす)、U(太字)-HH(太字)Hにより並び替えた白色雑音ベクトルをn(太字)=U(太字)-HH(太字)Hw(太字)とすると、上記の式(2)は以下の式(8)のように変形することができる。
Figure 0005496020
本実施の形態では、説明の簡易化のために、上三角行列を用いたコレスキー分解手法について説明したが、本実施の形態の列削除方法は下三角形を用いたコレスキー分解に適用することも可能である。なお、ここでは、復調処理部が上述のコレスキー分解を実施することとする。
そして、上述の式(8)に示したz(太字)に基づいて復調処理を行う。本実施の形態では、復調処理の手法は公知の技術であるBB(Branch and Bound)復調を用いることとするが、BB復調に限らず、他の再尤系列復調方式、または「E.Viterbo and J.Boutros,“A universal lattice code decoder for fading channels”,IEEE Transactions on Information Theory,vol.45,no.5,July 1999,pp.1639-1642」に記載されている球検索の等のように再尤系列復調方式の復調精度に近い復調方式を用いても良い。
図5は、BB復調の概念を示す図である。図5に示すように、BB復調は階層(時間)を下りながら復調を行い、以下の式(9)に示す現在の推定誤差εk-1がそれまでに見つかった最小推定誤差εminよりも高ければ、検索を中断し上階層から検索を行う。なお、ziは、時刻iに対応するz(太字)の行列要素であり、N個の送信シンボルが時間順に送信されるとするとz(太字)の下から(i+1)番目の要素がziである。zi ^(ハット)はziの期待値であり、上記式(8)のU(太字)s(太字)に対応する。図5に示した例はBPSKを用いた例であり、復調結果はs0=−1、s1=−1、s2=−1、s3=−1である。
Figure 0005496020
つぎに、本実施の形態の伝送路行列の列削除方法について説明する。上述のコレスキー分解を常に行うことができるようにするためには、H(太字)HH(太字)が正定値行列である必要がある。H(太字)HH(太字)が正定値行列では無い場合、コレスキー分解行列が存在しない。そのため、本実施の形態では、上記の式(5)を以下の式(11)に書き換える。すなわち、伝送路行列H(太字)から最初のNTR列を削除する。NTRはH(太字)から削除する列の数である。ここでは、式の表示の簡素化のため伝送路が時間とともに変動しない、すなわち以下の式(10)とし、時間インデックスを省略するが、本実施の形態は伝送路が時間変動する環境においても同様に適用することができる。
Figure 0005496020
Figure 0005496020
ここでは簡易化のため、NTRを以下の式(12)に示すような値とするが、式(13)に示すように設定してもよい。なお、NTRの上限値はNである。
Figure 0005496020
Figure 0005496020
例えば、最初のNTR=2列を削除することにより、上記の式(6)に例示した行列は以下の式(14)となる。
Figure 0005496020
このように最初のNTR列を削除することにより、A(太字)´=H(太字)´HH(太字)´の対角要素は以下の式(15)のようになり、A(太字)´は正定値行列となる。
Figure 0005496020
したがって、伝送路行列Hの代わりにH(太字)を用いてU(太字)を求め、このU(太字)を用いて上記の式(8)によりz(太字)を算出してBB復調を行なうことができる。
以上のように、本実施の形態では、伝送路行列Hの最初のNTR列を削除したH(太字)´を生成し、伝送路行列Hの代わりにH(太字)を用いてコレスキー分解によりU(太字)を求めるようにした。そのため、トレリス復号を用いずに、コレスキー分解を用いて復調を行う場合に、コレスキー分解を確実に効率良く実施することができる。したがって、遅延時間の長い遅延波が存在する環境でも、低演算量で遅延波を除去することができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2の受信機の復調方法について説明する。本実施の形態の通信システムの構成、送信機および受信機の構成は実施の形態1と同様である。ただし、本実施の形態の復調部15は、実施の形態1の伝送路算出部151、列削除部152、復調処理部153に加え、さらに並び替え部を備える。実施の形態1で述べたBB復調では、伝送路行列の列を削除することにより、データフレームの両端における演算量が増加する。これは、式(11)に示した伝送路行列を用いる受信信号モデルでは、フレームの両端において遅延波または先行波が欠けるため、モデルエラーが増加するためである。モデルエラーがデータフレームの両端で増えると、ブランチ復調での検索回数が多くなる。
このような演算量の増加を抑えるため、本実施の形態では、並び替え部が、モデルエラーが多いデータ箇所をデータフレームのk=0付近にまとめる並び替え処理を行う。ここでは、例#1と例#2の並び替え方法について説明するが、これらに限らず、モデルエラーが多いデータ箇所をデータフレームのk=0付近にまとめる方法であればどのような並び替え方法を用いてもよい。
図6は、例#1の並び替えの様子を示す図である。例#1では、受信信号のデータフレームの両端(k=0付近のデータ21,k=N−1付近のデータ22)のうち、データ21の位置はそのままにし、k=N−1付近のデータ22をデータ21の直後に配置するよう並び替える。並び替えるデータ量Mは、任意に設定して良い。このようにして、モデルエラーが多い部分がデータの初めの一箇所に集まるため、BB復調中の階層の上下の移動が削減できる。なお、BB復調に用いる伝送路行列等についても受信信号の並び替えに対応した並び替えを行うとする。
図7は、例#2の並び替えの様子を示す図である。例#2では、受信信号のデータフレームの両端(k=0付近のデータ21,k=N−1付近のデータ22)のうち、データ22をk=0付近すなわちデータフレームの先頭とし、データ22の後にデータ21を配置する。
次に、数式を用いて並び替えた受信信号を示す。上述のような並び替えを行うための並び替え行列をP(太字)とし、並び替え後の伝送路行列A(太字)を以下の式(16)で表すとする。
Figure 0005496020
すると、並び替えた受信信号はP(太字)y(太字)=A(太字)P(太字)s(太字)+P(太字)w(太字)と表すことができる。A(太字)+HA(太字)のコレスキー分解により得られた上三角行列をUとし、並び替えた白色雑音ベクトルをn(太字)をn(太字)=(U(太字)-HA(太字)+HP(太字)w(太字)とすると、式(2)に示した受信信号は以下の式(17)のように表すことができる。
Figure 0005496020
そして、上記式(17)に示したz(太字)を用いて実施の形態1と同様にBB復調を行う。図8は、例#1の場合の並び替え行列P(太字)の一例を示す図である。また、図9は、例#2の場合の並び替え行列P(太字)の一例を示す図である。
上述べた以外の本実施の形態の動作は実施の形態1と同様である。
以上のように、本実施の形態では、モデルエラーが多いデータ箇所をデータフレームのk=0付近にまとめるように受信信号および伝送路行列を並び替えるようにした。そのため、モデルエラーが多い部分がデータの初めの一箇所に集まるため、BB復調中の階層の上下の移動が削減でき演算量を削減することができる。また、本実施の形態はモデルエラーだけではなく、フレーム内にて一箇所に伝送路推定誤差が多い環境においても同様に適用することができる。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3の受信機の復調方法について説明する。本実施の形態の通信システムの構成、送信機および受信機の構成は実施の形態1と同様である。ただし、本実施の形態の復調部15は、実施の形態1の伝送路算出部151、列削除部152、復調処理部153に加え、さらに並び替え部を備える。本実施の形態では、並び替え部は、実施の形態2で述べた並び替えを行ってもよいし、実施の形態2と異なる並び替えを行なってもよい。
図10は、本実施の形態のコレスキー分解方法の分解例#1を説明するための並び替え前の行列A(太字)の一例を示す図である。この行列A(太字)に対して、本実施の形態の並び替え部が並び替えを行うとする。図11は、分解例#1を説明するための、並び替えを行った後の行列の一例を示す図である。A(太字)=H(太字)HH(太字)とすると、A(太字)の両端は、受信信号のデータフレームの両端に相当する。図11に示した分解例#1では、実施の形態2と同様に、モデルエラーが増加すると想定される受信信号のデータフレームの両端に相当する部分を1箇所にまとめるような並び替えを行なっている。
すなわち、図10に示した行列Aの左上のM×Mサイズの行列をB(太字)0とし、右上のM×Mサイズの行列をB(太字)2とする。B(太字)0とB(太字)2と間の行列をB(太字)1とする。同様に、左下のM×Mサイズの行列をC(太字)0とし、右下のM×Mサイズの行列をC(太字)2とする。C(太字)0とC(太字)2と間の行列をC(太字)1とする。そして、両端の領域(B(太字)0,B(太字)2,C(太字)0,C(太字)2)を除いた正方行列をA(太字)1とする。A(太字)1の左側,右側の残りの行列をそれぞれA(太字)0,A(太字)2とする。
本実施の形態では、A(太字)1を用いたコレスキー分解をはじめに行なうため、図11に示すように、A(太字)1が左上に配置されるよう並び替えを行なう。したがって、並び替え後のA(太字)のコレスキー分解を行う場合、A(太字)の行列全体を対象に行うのではなく、分割された行列A(太字)1に対してコレスキー分解を行い、このコレスキー分解の結果に基づいて残りの各要素の計算を行えば良い。
以下、分割行列のコレスキー分解と、このコレスキー分解の結果に基づく残りの要素の算出と、の2ステップにより成り立つ分解型コレスキー分解アルゴリズムの一例を説明する。ここでは、例としてH(太字)HH(太字)=U(太字)HU(太字)とする(すなわり、A=H(太字)HH(太字)とする)場合のコレスキー分解の例を示す。なお、以下では、H(太字)HH(太字)についても伝送路行列と表記する。
図12は、本実施の形態のコレスキー分解方法の分解例#1を説明するための図である。図12の(1)に示すように、まず、図11に示したA(太字)の左上の分割行列A1についてコレスキー分解を行い下三角行列U(太字)11を求める。
そして、図12の(2)に示すように、U(太字)11の各要素の値に基づいて、コレスキー分解後の下三角行列Uの各要素を決定する所定の規則を用いて、U(太字)12の各要素を算出する。次に、図12の(3)に示すようにU(太字)12の各要素の値に基づいて、U(太字)13の各要素を算出する。以降同様に、図12の(4)〜(6)として、前の処理で求めた行列の各要素に基づいて順次U(太字)22,U(太字)23,U(太字)33(U(太字)23の下の三角の領域)を算出する。なお、上述の所定の規則としては、一般的に用いられるコレスキー分解の各要素を算出するどのような規則を用いてもよい。
図13は、コレスキー分解方法の分解例#2を説明するための並び替え前の行列A(太字)の一例を示す図である。図14は、分解例#2を説明するための、並び替えを行った後の行列の一例を示す図である。図13,図14の例では、例えば、受信信号のモデルエラーがデータフレームの開始位置で特に大きくなることがわかっている場合等に相当する。この場合、図13,図14に示すように、コレスキー分解の対象とする正方行列A1として、データフレームの開始位置部分に対応する領域を除いた行列とすることができる。図14で示した行列についても、以下のように分割行列を用いてコレスキー分解を行うことができる。
図15は、本実施の形態のコレスキー分解方法の分解例#2を説明するための図である。図15の(1)に示すように、まず、図11に示したA(太字)の左上の分割行列A1についてコレスキー分解を行い下三角行列U(太字)11を求める。
次に図15の(2)に示すように、U(太字)11の各要素の値に基づいて、U(太字)12の各要素を算出する。そして、図15の(3)に示すようにU(太字)12の各要素の値に基づいて、U(太字)22の各要素を算出する。
本実施の形態のコレスキー分解方法を用いた具体的な計算例を以下に示す。上記の分解例#2の並び替え後の行列を分解対象し、ここでは分解対象の行列A(太字)を以下の式(18)に示す行列とする。
Figure 0005496020
式(18)に示した行列A(太字)を並び替えた後の行列A(太字)は、以下の式(19)で表すことができる。
Figure 0005496020
次に、本実施の形態のコレスキー分解方法によりコレスキー分解を行う。図15に示した行列A1のコレスキー分解後のU(太字)11は、以下の式(20)のようになる。
Figure 0005496020
上記のU(太字)11に基づいて、以下の式(21)によりU(太字)12の各要素を求める。
Figure 0005496020
最後にU(太字)12に基づいて、以下の式(22)によりU(太字)22の各要素を求める。なお、並び替え部は、受信信号についても伝送路行列の並び替えに対応するような並び替えを行なう。
Figure 0005496020
なお、本実施の形態では、実施の形態1で述べた伝送路行列の列削除を行う場合に、並び替えを行う例を説明したが、伝送路行列の列削除を行わない場合に、本実施の形態の並び替えを行ってもよい。以上述べた以外の本実施の形態の動作は実施の形態1と同様である。
なお、実施の形態1〜3は、時間と共に変動する伝送路に対しても用いることが可能である。時間変動する伝送路を推定するために、図3に示したデータブロックの復調を行う場合、データブロックの前後の両方のパイロットシンボルブロックを用いて、データブロック間の伝送路推定を行うことができる。この伝送路推定を実施する技術は、例えば、「T.K.Moon and W.C.Stirling、“Mathematical methods and algorithms for signal processing”、Prentice Hall、Upper Saddle River、New Jersey、2000」に記載されているinterpolation手法や、「D.K.Borah and B.D.Hart、 “Robust receiver structure for time-varying frequency-flat Rayleigh fading channels”、IEEE Trans.on Commun. Vol.47、no.3、March 1999、pp.360-364」に記載されているbasis expansion model等を用いて伝送路推定を行い、h(太字)kを求めてもよい。
以上のように、本実施の形態では、並び替え後の伝送路である行列A(太字)のコレスキー分解を行う際に、分解対象の行列A(太字)を分割した分割行列のうち左上の1つについてコレスキー分解を行ってU(太字)11を求め、U11を行列A(太字)のコレスキー分解後のU(行列)の左上に配置し、以降、U11に基づいてU(行列)の要素を決定し、以降決定したU(行列)の要素に基づいてU(行列)の要素を決定するようにした。そのため、行列全体をコレスキー分解する場合に比べ、演算量を減らすことができる。
実施の形態4.
次に、本発明の実施の形態4の受信機の復調方法について説明する。本実施の形態の通信システムの構成、送信機および受信機の構成は実施の形態1と同様である。本実施の形態の復調部15は、実施の形態1と同様に、伝送路算出部151、列削除部152、復調処理部153を備えるが、復調処理部が実施するコレスキー分解方法は実施の形態1と異なる。
遅延時間の長い遅延波が存在する環境化では、疎な伝送路行列H(太字)HH(太字)のコレスキー分解を行うことになる。本実施の形態では、疎な伝送路行列の特徴を生かし、低演算量によりコレスキー分解を実施する方法を説明する。
本実施の形態では、遅延時間が等間隔の遅延環境(Di=D)を前提とする。図16は、疎な伝送路行列(H(太字)HH(太字))の一例を示す図である。なお、図16の黒点は、値を有する(0でない)要素を示す。なお、遅延シンボル数(D)は、伝送路推定結果等に基づいて算出することとする。
一例として、以下の式(23)に、上記式(11)に示した伝送路行列H(太字)を用いた場合のH(太字)HH(太字)行列を示す。
Figure 0005496020
本実施の形態では、まず、H(太字)HH(太字)を収縮した小さい行列A(太字)s=H(太字)s Hs(太字)のコレスキー分解を行う(A(太字)s=H(太字)s Hs(太字)=U(太字)s Hs(太字))。そしてUs(太字)を用いて、H(太字)HH(太字)をコレスキー分解したU(太字)を求める。このように、サイズの小さな行列に対して、コレスキー分解を行うので演算量および値を保存するメモリ数の削減が可能となる。
図17は、本実施の形態のコレスキー分解手順の一例を示すフローチャートである。まず、縮小された行列A(太字)s=H(太字)s Hs(太字)を、以下の式(24)に基づいて求める(ステップS1)。行列A(太字)sのサイズはNs=R(N/D−1)(R(x)は四捨五入関数(xを最も近い整数へ丸める))とする。
Figure 0005496020
縮小された行列A(太字)sに対し、コレスキー分解を行う(A(太字)s=U(太字)s Hs(太字):ステップS2)。変数の初期化処理として、l=1,j=0,d=1,U(太字)=0(太字)N×N(ステップS3)。
(l−1)D+d+jD≦Nであるか否かを判断し(ステップS4)、(l−1)D+d+jD≦Nの場合(ステップS4 Yes)、ステップS5に進み、(l−1)D+d+jD>Nの場合(ステップS4 No)、ステップS6に進む。
ステップS5では、コピー作業として、[U(太字)](l-1)D+d,(l-1)D+jD+d=[U(太字)sl,l+jとする(ステップS5)。ステップS6では、d=d+1とする(ステップS6)。次に、d≦Dであるか否かを判断し(ステップS7)、d≦Dの場合(ステップS7 Yes)、ステップS4に戻る。d>Dの場合(ステップS7 No)、ステップS8に進む。
ステップS8では、d=1,j=j+1とする(ステップS8)。そして、j≦Dであるか否かを判断し(ステップS9)、ステップS9では、j≦Dの場合(ステップS9 Yes)、ステップS4に戻る。j>Dの場合(ステップS9 No)、ステップS10に進む。
ステップS10では、j=0,l=l+1とする(ステップS10)。そして、l≦Nsであるか否かを判断し(ステップS11)、l≦Nsの場合(ステップS11 Yes)、ステップS4に戻る。l>Nsの場合(ステップS11 No)、計算を終了する(ステップS12)。
次に、具体的な計算例を示す。伝送路行列H(太字)を以下の式(25)に示す。伝送路パラメタは、D=2,L=2である。式(25)に示した例の場合、コレスキー分解の対象となる行列のサイズNはN=4となる。
Figure 0005496020
収縮した伝送路行列A(太字)sおよびA(太字)sのコレスキー分解により得られる三角行列U(太字)sは、以下の式(26)のようになる。
Figure 0005496020
ステップS5のコピー作業は以下の式(27)のように実施する。
Figure 0005496020
その結果、行列A(太字)のコレスキー分解の結果U(太字)が、以下の式(28)として得られる。
Figure 0005496020
なお、本実施の形態では、実施の形態1で述べた伝送路行列の列削除を行う場合に、並び替えを行う例を説明したが、伝送路行列の列削除を行わない場合に、本実施の形態のコレスキー分解方法を行ってもよい。以上述べた以外の本実施の形態の動作は実施の形態1と同様である。
以上のように、本実施の形態では、収縮した伝送路行列A(太字)sを求め、A(太字)sコレスキー分解によりUs(太字)を求め、Us(太字)を用いてH(太字)HH(太字)をコレスキー分解したU(太字)を求めるようにした。そのため、遅延時間の長い遅延波が存在する環境下で、低演算量によりコレスキー分解を実施することができる。
以上のように、本発明にかかる復調器および復調方法は、マルチパス環境下のデジタル通信システムに有用であり、特に、遅延時間の長い遅延波が存在する環境下のデジタル通信システムに適している。
1 送信機
2 受信機
3−1,3−2 反射物
W1 直接波
11 シンボルエンコーダ
12 送信アンテナ
13 受信アンテナ
14 受信フィルタ
15 復調部
W2−1,W2−2 干渉波
21,22 データ
151 伝送路算出部
152 列削除部
153 復調処理部

Claims (4)

  1. 受信信号に基づいて伝送路推定を行なうことにより伝送路行列を算出する伝送路算出部と、
    前記伝送路行列の先頭から所定の列数を削除する列削除部と、
    前記受信信号と、前記列削除部による削除が行なわれた前記伝送路行列と、に基づいて復調処理を行なう復調処理部と、
    受信信号に対してデータフレーム内の最後部の所定のサイズのデータを、同一データフレームの先頭部の所定のサイズのデータの直前または直後の領域に移動させる並び替えを行ない、前記列削除部による削除が行なわれた前記伝送路行列に対して前記受信信号の並び替えに対応した並び替えを行なう並び替え部と、
    を備え
    前記復調処理部は、前記並び替え部による並び替えが行なわれた受信信号および前記伝送路行列に基づいて復調処理を行なうことを特徴とする復調器。
  2. 前記並び替え部は、さらに、前記受信信号の並び替えに対応した並び替えを行った前記伝送路行列に対して該伝送路行列の端部の領域を除く正方な部分行列である分割行列を並び替え後の行列の左上の領域に配置する並び替えを行ない、前記受信信号に対してこの前記伝送路行列の並び替えに対応した並び替えを行ない、
    前記分割行列をコレスキー分解した行列である分割分解行列を求め、前記分割分解行列に基づいて前記伝送路行列のコレスキー分解結果を求め、前記並び替え部による並び替えが行なわれた受信信号と、前記コレスキー分解結果と、に基づいて復調処理を行なう復調処理部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の復調器。
  3. 前記復調処理をBranch and Bound復調処理とする、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の復調器。
  4. 受信信号に基づいて伝送路推定を行なうことにより伝送路行列を算出する伝送路算出ステップと、
    前記伝送路行列の先頭から所定の列数を削除する列削除ステップと、
    受信信号に対してデータフレーム内の最後部の所定のサイズのデータを、同一データフレームの先頭部の所定のサイズのデータの直前または直後の領域に移動させる並び替えを行ない、前記列削除ステップによる削除が行なわれた前記伝送路行列に対して前記受信信号の並び替えに対応した並び替えを行なう並び替えステップと、
    前記並び替えステップによる並び替えが行なわれた受信信号および前記伝送路行列に基づいて復調処理を行なう復調ステップと、
    を含むことを特徴とする復調方法。
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