JP4979227B2 - ケーブル巻取り用ドラムおよびそのドラムを用いたバックドアアシスト装置 - Google Patents

ケーブル巻取り用ドラムおよびそのドラムを用いたバックドアアシスト装置 Download PDF

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本発明は、ケーブル巻取り用ドラムおよびそのドラムを用いたバックドアアシスト装置に関する。
特開2005−206123号公報
従来、車体後部の下部に上方および下方に回動自在に取り付けられたフラップゲート式のバックドアが知られている(図6参照)。そして、そのバックドア(フラップゲート102)の開閉をアシストするバックドアアシスト装置101が特許文献1に開示されている。
このバックドアアシスト装置101は、図7に示すように、一端がフラップゲート102に取り付けられたインナーケーブル103と、そのインナーケーブル103の他端が取り付けられ、かつ、そのインナーケーブル103を巻きつけて収納できるドラム104と、そのドラム104を回転させる駆動装置(スパイラルスプリング)と、そのドラムとスパイラルスプリングを収納し、車体に取り付けられるブラケット105とからなる。この図7において、スパイラルスプリングはドラムが設けられたブラケットの他面に設けられており、図示されていない。
このドラム104は、図8に示すように、円板状のドラム部106と、その中心に設けられた円筒状の回転軸部107とからなり、ドラム部106は、インナーケーブルの端部に設けられた係止具と係合する係合部108と、インナーケーブルに設けられたストッパーを格納するストッパー格納部109と、外周縁に設けられた上下のフランジ部110とからなっている。そして、この両フランジ部110の間に形成される溝部111にインナーケーブル103を巻きつけるものである。
上述のバックドアアシスト装置101では、ドラム104の溝部が円形であるため、ドラム104が回転し、ストッパー格納部109が溝部のインナーケーブルの送出部(インナーケーブルがドラムの溝部に収納され始める位置あるいはインナーケーブルと溝部の交点)に位置したとき以外、いずれの溝部の部位がインナーケーブルの送出部に位置しても、ドラム104に巻きつけられたインナーケーブルを引っ張り出すために必要な力と、インナーケーブルのドラム一巻きにおけるストロークは、スパイラルスプリングに基づいた比例に近い関係を有する(図9参照)。また、ドラム104の周りにインナーケーブルを一巻きすると、インナーケーブルの径だけ、インナーケーブルとドラムの中心との距離が長くなり、それにより、ドラムを一周させるインナーケーブルの長さが長くなる。そのため、インナーケーブルが送り出されるほど、インナーケーブルを引っ張り出すために必要な力は大きくなる。図9において、符号X、Y、Zはインナーケーブルの巻き数を表しており、Xが3巻き、Yが2巻き、Zが1巻きである。
一方、フラップゲート102は、閉じた状態から開いていくにつれて、フラップゲート自身の重さが加わるため、フラップゲートが開く方向のトルクが段々大きくなる。つまり、フラップゲート102に取り付けられたインナーケーブル103を引っ張る力もフラップゲートが開く(インナーケーブルが送り出される)に連れて段々と大きくなっていく。そのため、ドラム、インナーケーブル、フラップゲートはある一連の平衡関係を持って開閉される。
しかし、フラップゲートを開くとき、その開いている動作中のフラップゲートを止めるあるいは支えるには、さらに、非連続的な大きな力が必要となる。この力がないと、フラップゲートは、たたきつけられるようにして開かれ、フラップゲートを静かに開くことができず、また、フラップゲートの破損につながる。一方、フラップゲートを閉じるときは、静止しているフラップゲートを動かすため、最も大きい操作力が必要となる。
本発明は、フラップゲートが開き切る瞬間に必要な非連続的な張力を与えながらインナーケーブルを送り出し、フラップゲートを閉じるときに最大の操作力をインナーケーブルに与えることができるドラムおよびそのドラムを用いたバックドアアシスト装置を提供することを技術的課題としている。
本発明のインナーケーブル巻取り用ドラムは、円板状のドラム部と、そのドラム部の外周縁に設けられた上下のフランジ部と、そのドラム部の中心に設けられた回転軸とからなり、前記フランジ部の間の溝部にストッパーを有するケーブルを重ねて、巻き付けるドラムであって、前記ドラム部が、ケーブル端部と係合し、ドラム部の軸方向に貫通して設けられた係合部とその係合部と前記溝部とをつなぐ誘導溝と;ドラム部外周に形成され、ケーブルのストッパーを格納するストッパー格納部と;前記ドラム部外周に形成され、ケーブルの巻き径が前記ドラム部の中心と溝部を結ぶ基準径からなる円にケーブルを巻いたときより小さくなるように形成された小径部とをそれぞれ別々に備えていることを特徴としている。
また、このようなドラムであって、前記小径部が左右対称に2箇所設けられているものが好ましい。
本発明のバックドアアシスト装置は、本発明のドラムを備え、車体後部の下部に回動自在に取り付けられたフラップゲートの開閉をアシストするバックドアアシスト装置であって、一端を前記フラップゲートに取り付け、他端を前記ドラムに取り付け、フラップゲートを開閉するケーブルと、前記ドラムを常時ケーブルを巻き取る方向に付勢するスパイラルスプリングと、そのドラムとスパイラルスプリングとを収納するブラケットとを備えたことを特徴としている。
本発明のケーブル巻取り用ドラムは、前記溝部が、小径部を有しているため、ケーブルを真円に巻くことができない。これにより、巻かれたケーブルを送り出すとき、あるいはケーブルをドラムに巻いて引き戻すとき、その小径部の巻き取り径が他の部位の巻き取り径より小さくなる。つまり、スパイラルスプリングのトルクに対して小径部の巻き取り径が小さくなり、ケーブルの張力を瞬間的に大きくする。そのため、フラップゲートが開き切るケーブルのストロークと、この張力が大きくなるストロークとをあわせることにより、静かで、かつ、安全なフラップゲートの開閉が可能となる。
また、前記ドラムに収納されるケーブルがストッパーを有し、前記ドラム部が、その外周にケーブルのストッパーを格納するストッパー格納部を備えている場合、ストッパーによって、ストッパー以降のケーブルの送り出しを規制することができる。
本発明のバックドアアシスト装置は、本発明のドラムを備え、車体後部の下部に回動自在に取り付けられたフラップゲートの開閉をアシストするバックドアアシスト装置であって、一端を前記フラップゲートに取り付け、他端を前記ドラムに取り付け、フラップゲートを開閉するケーブルと、前記ドラムを常時ケーブルを巻き取る方向に付勢するスパイラルスプリングと、そのドラムとスパイラルスプリングとを収納するブラケットとを備えているため、フラップゲートの開閉を静かに、かつ、安全に行うことができる。
次に、図面を用いて本発明のケーブル巻取り用ドラムおよびそれを用いたバックドアアシスト装置の説明を行う。図1a、b、c、dは本発明のケーブル巻取り用ドラムの一実施形態を示す側面図、正面断面図、正面図、側面断面図であり、図2a、bは本発明のバックドアアシスト装置の一実施形態を示す正面図、側面一部断面図であり、図3は図2aに用いられるインナーケーブルを示す全体図であり、図4は図1のドラムにインナーケーブルを巻きつけたときを示す正面断面概略図であり、図5はドラムに巻きつけたインナーケーブルを引き出す力(出力)とそのインナーケーブルのストロークとの関係を示すグラフである。
始めに図2a、図2bを参照して、本発明のバックドアアシスト装置20の説明を行う。このバックドアアシスト装置20は、車内に取り付けられるものであり、一端21aがフラップゲートに取り付けられるインナーケーブル21と、そのインナーケーブルの他端21bを取り付け、インナーケーブルを収納することができるドラム10と、そのドラム10を常時インナーケーブルを巻き取る方向に付勢するスパイラルスプリング23と、そのドラム10とスパイラルスプリング23を収納するブラケット24とからなるものである。
インナーケーブル21は、図3に示すように、インナーケーブル本体26と、インナーケーブル本体26の両端に設けられており、フラップゲートおよびドラム10と係合する係止具27a、27bとを備えている。この図3において符号50は、後述するストッパーブラケットであり、ブラケットに備え付けるものである。
インナーケーブル本体は、複数の鋼線を撚り合わせたものであり、従来公知のものであり、その径は2.5〜4.0mm、特に3.0〜3.5mmのものが好ましい。また、このインナーケーブル本体の引張強度は、5〜10KN/mm、特に7KN/mm以上のものが好ましい。
フラップゲート側の係止具27aは円板状の本体28と、その本体に垂直に設けられた円柱状の係止部29と、本体に平行して設けられた円筒状の金具30とからなり、金具30をインナーケーブル端部21aに被せてカシメつけたものである。一方、ドラム側の係止具27bは、円筒状の金具31をインナーケーブル端部21bに被せてカシメつけたものである。また金具30、31は、鋳込んだものであってもよい。
インナーケーブルのドラム側の端部近辺にはストッパー32が設けられている。ストッパー32は円筒状の金属片をインナーケーブルに装着し、その上からカシメつけたものである。このインナーケーブルのストッパー32の径は、インナーケーブルの径よりも大きくなっている。
また、このインナーケーブル26本体であって、ストッパー32とフラップゲート側の係止具27aとの間は、合成樹脂によってインナーコート33が形成されている。
ドラム10は、図1aに示されているように、円板状のドラム部11と、そのドラム部11の外周縁に設けられた上下のフランジ部12と、そのドラム部の中心に、ドラム部に対して垂直に設けられた円筒状の回転軸13とからなり、フランジ部12の間の溝部14にインナーケーブルを巻きつけるものである。また、ドラム部の中心部11aは円筒状に形成されており、ブラケットの突出部に回転自在に取り付けられるようになっている。
次に図1bにおいて、矢印方向をドラム10の前方とし、軸方向とは、図1bを貫通する方向として説明する。また、ドラム部11には、ドラム部11の軸方向に貫通して設けられた係合部15が左右対称に形成されており、それぞれの係合部15とドラム部外周(溝部14)とをつなぐ誘導溝16が前方に平行に形成されている。このドラム10では、係合部15および誘導溝16を左右対称に2箇所設けているのは、勝手違いのアシスト装置に共用するためであり、1箇所であってもよい。
また、ドラム部11には、ドラム部11の中心とドラム部外周(溝部14)を結ぶ溝部の基準径(想像線A)に対して、その径が小さくなっている小径部17が左右対称に2箇所形成されている。さらに、誘導溝16において、誘導溝16と溝部14とは緩やかに合流するように形成されている。このドラム10に小径部17を左右対称に2箇所設けているのは、上述の係合部15と同様に勝手違いのアシスト装置に共用するためである。
さらに、ドラム部外周(溝部14)に上述したインナーケーブルのストッパー32を格納するストッパー格納部19が後部に形成されている。このストッパー格納部19はインナーケーブルのストッパー32が格納されるため、このストッパーの径の大きさを考慮して小径となっており、ストッパーが収納されることにより、インナーケーブルの位置は基準径に該当するように構成されている。そのため、このストッパー格納部はいわゆる本願の小径部に該当しない。しかし、このストッパー格納部19を深く形成し、ストッパー格納部19の位置を小径部となるようにしてもよい。
スパイラルスプリング23は、従来公知のものであり、スパイラルスプリング自身の変形とともにその復元するトルクが大きくなるものである。本実施形態では、スパイラルスプリング23はドラムの回転軸13と係合している。そして、ドラム10からインナーケーブル21が引き出されることによって、ドラム10も回転し、それに応じてスパイラルスプリング23も次第に変形する。つまり、ドラム10からインナーケーブル21が引き出されるほどスパイラルスプリングの復元力は大きくなり、インナーケーブルの張力も大きくなる。このスパイラルスプリングの復元力は10〜50Nとなるように設定されているのが好ましく、特に、15〜35Nとなるものが好ましい。
図2a、bに戻って、ブラケット24は、矩形で板状のベースブラケット47と、そのべースブラケット47の一面に取り付けられ、ドラムを覆うドラムブラケット48と、ベースブラケットの他面に取り付けられ、スパイラルスプリングを覆うスプリングケース49と、ベースブラケットの一面にブラケットから飛び出すようにして取り付けられるストッパーブラケット50とを備えている。
ストッパーブラケット50は、ベースブラケットの外周縁に外側を向くように取り付けられたインナーケーブルの出口となる部材である。また、ストッパーブラケット50は、有底筒状で、その底にはインナーケーブルのみを通す孔51が形成されており、ベースブラケット47に対して寝かせるようにして取り付けられている。このようにストッパーブラケット50を備えているため、インナーケーブル21が送り出されても、インナーケーブル21に備え付けられたストッパー32がストッパーブラケット50と係合し、それ以上インナーケーブル21が送り出されない。
このバックドアアシスト装置20のインナーケーブルの引き出し量は、100〜450mmである。
このように構成されたバックドアアシスト装置20は、フラップゲートが閉じられているとき、ドラム10はインナーケーブル21に3回巻きつけられている(図4参照)。そしてこのときインナーケーブル21を引き出すために必要な力は一番小さい。ついで、フラップゲートを開いていくにしたがって、インナーケーブル21を引き出すのに必要な力は大きくなる。そして、インナーケーブルが送り出されることによってドラム21が回転するが、この回転によってドラムの小径部17がこのインナーケーブルの送り出されるインナーケーブル送出部(インナーケーブルとドラムの溝部の交点)に位置したとき、インナーケーブルを引き出すのに必要な力は瞬間的に大きくなる。つまり、インナーケーブルを引き出している最中に、瞬間的に大きな力が必要となる。これにより、フラップゲートはその瞬間瞬間にブレーキがかけられながら開かれていく。また、フラップゲートが完全に開くときには、インナーケーブルを引き出すのに一番大きな力が必要となるように、その開き切る瞬間にドラムの小径部17が、インナーケーブルの送出部に位置するようにインナーケーブルの配索は構成されている。これによりフラップゲートがたたきつけられるようにして開くことを防止することができる。また、フラップゲートを閉じるときにインナーケーブルに最大の操作力を与えることができるため、フラップゲートのスムースな開閉が可能となる。
本実施形態のドラムおよびそのドラムを用いたバックドアアシスト装置は、特に、コントロールケーブルのインナーケーブルに用いている。これはインナーケーブルの有する前述した特性が特にこのドラムに好ましいためである。しかし、本発明は特に限定されるものではなく、他のケーブル類を用いても良く、前述の特性を有するインナーケーブルと同等の作用を奏するケーブル類も好ましく用いられる。
[実施例1]
図1に示すドラムにインナーケーブルの一端を取り付けて、そして、インナーケーブルを巻きつけて、インナーケーブルの他端を荷重センサーに取り付けて、インナーケーブルを引っ張り出すための出力を測定した。その実験結果を表1に示す。
また、このときの荷重センサーの出力とインナーケーブルの引き出し量(ストローク)の関係を表すグラフを図5に示す。この図5に記載された想像線は、基準半径に基づいた出力とストロークの比例関係を示す線である(図9参照)。ここで符号X、Y、Zは図9と同様にインナーケーブルの巻き数を表しており、それぞれXが3巻き、Yが2巻き、Zが1巻きである。
この実施例からわかるように、インナーケーブルの送出部に小径部が位置するときに、インナーケーブルを引っ張り出すために大きな力が必要となるのがわかる。そのため、この小径部がインナーケーブルの送出部に位置するときに、フラップゲートが完全に開くようにインナーケーブルを配索することにより、フラップゲートを静かに、そして、安全に開くことができるのがわかる。また、図5においてP1とP2の間、および、P4とP5の間に小さなピークが見られるが、これは誘導溝16と溝部14との交点18が若干小径となっているためである。
図1は、図1a、b、c、dは本発明のインナーケーブル巻取り用ドラムの一実施形態を示す側面図、正面断面図、正面図、側面断面図である。 図2a、bは本発明のバックドアアシスト装置の一実施形態を示す正面図、側面一部断面図である。 図2aに用いられるインナーケーブルを示す全体図である。 図1のドラムにインナーケーブルを巻きつけたときを示す正面断面概略図である。 本発明のドラムに巻きつけたインナーケーブルを引き出す力(出力)とそのインナーケーブルのストロークとの関係を示すグラフである。 従来公知の車体のバックドアを示す概略図である。 従来公知のバックドアアシスト装置を示す正面図である。 図7に用いられているドラムを示す正面図である。 図8のドラムに巻きつけたインナーケーブルを引き出す力(出力)とそのインナーケーブルのストロークとの関係を示すグラフである。
符号の説明
10 ドラム
11 ドラム部
11a 中心部
12 フランジ部
13 回転軸
14 溝部
15 係合部
16 誘導溝
17 小径部
18 交点
19 ストッパー格納部
20 バックドアアシスト装置
21 インナーケーブル
21a インナーケーブル端部
23 スパイラルスプリング
24 ブラケット
26 インナーケーブル本体
27a、b 係止具
28 係止具本体
29 係止部
30 金具
31 金具
32 ストッパー
33 インナーコート
47 ベースブラケット
48 ドラムブラケット
49 スプリングケース
50 ストッパーブラケット
51 孔

Claims (3)

  1. 円板状のドラム部と、
    そのドラム部の外周縁に設けられた上下のフランジ部と、
    そのドラム部の中心に設けられた回転軸とからなり、
    前記フランジ部の間の溝部にストッパーを有するケーブルを重ねて、巻き付けるドラムであって、
    前記ドラム部が、ケーブル端部と係合し、ドラム部の軸方向に貫通して設けられた係合部とその係合部と前記溝部とをつなぐ誘導溝と;ドラム部外周に形成され、ケーブルのストッパーを格納するストッパー格納部と;前記ドラム部外周に形成され、ケーブルの巻き径が前記ドラム部の中心と溝部を結ぶ基準径からなる円にケーブルを巻いたときより小さくなるように形成された小径部とをそれぞれ別々に備えている、
    ケーブル巻取り用ドラム。
  2. 前記小径部が左右対称に2箇所設けられている、請求項1記載のケーブル巻取り用ドラム。
  3. 請求項1または2記載のドラムを備え、車体後部の下部に回動自在に取り付けられたフラップゲートの開閉をアシストするバックドアアシスト装置であって、
    一端を前記フラップゲートに取り付け、他端を前記ドラムに取り付け、フラップゲートを開閉するケーブルと、前記ドラムを常時ケーブルを巻き取る方向に付勢するスパイラルスプリングと、そのドラムとスパイラルスプリングとを収納するブラケットとを備えており、
    前記フラップゲートが完全に開き切る瞬間にドラムの小径部が、ケーブルの送出部に位置するように構成された、
    バックドアアシスト装置。
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