JP4978872B2 - メトリック・ルーテッド・ネットワーク内でトラフィック・エンジニアリングを実行する方法とシステム - Google Patents

メトリック・ルーテッド・ネットワーク内でトラフィック・エンジニアリングを実行する方法とシステム Download PDF

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Description

関連出願
本出願は、参照により本明細書に組み込まれる2002年10月18日に出願した米国仮出願第60/419,368号の出願日の利益を主張するものである。
本発明は、一般に、ネットワーキングの分野に関するものであり、複数の実施態様において、メトリック・ルーテッド・ネットワークでトラフィック・エンジニアリングを実施する方法とシステムに関するものである。
最短パス優先(SPF:shortest-path-first)ルーティング法は、ネットワーク内の送信元ノードから宛先ノードへルーティングされるべきパス・データを決定するためにさまざまなデータ・ネットワークにおいて使用されている。SPFルーティング法を使用するデータ・ネットワークの例としては、内部ゲートウェイ・プロトコル(IGP)のOSPF又はIS−ISバージョンを使用するインターネット・プロトコル(IP)ネットワークがある。
SPFルーテッド・ネットワーク内のノードは、単一方向リンクにより接続される。それぞれのリンクに対し、メトリックと呼ばれる正の数が割り当てられる。ネットワーク内のパスの長さは、そのパスを含むリンク上のメトリックの総和として定義される。送信元ノードから宛先ノードへ伝わるデータは、それら2つのノードの間のこの定義による最短パスに沿って伝わる。複数のパスが等しいコストを持つ場合、データ負荷、つまり帯域幅は、コストが等しいそれらのパスの間で何らかの形で共有される。
ネットワーク・メトリックを選択することにより、ネットワーク内のデータのルーティングが決定される。与えられたネットワーク内のルーティングのある選択が他の選択よりも望ましい場合がある。メトリック・ベースのトラフィック・エンジニアリングは、望ましいルーティングを得るためのメトリックを選択するプロセスである。数多くある理由のうち何らかの理由により、例えば以下の場合に、特定のルーティングが他のルーティングよりも好ましい。
1.輻輳を防止するため、ネットワーク内の各リンクについて帯域幅の利用度(例えば、利用されるリンク容量のパーセンテージ)を特定のパーセンテージ以下に保持するか、又はできる限り低くすること。
2.ネットワークの特定の要素(例えば、リンク又はノード)が機能しなくなったり、又は故意に無効にされて、ネットワーク内のどこかで帯域幅のルーティングしなければならない場合でも、ネットワーク内のリンク毎に、帯域幅利用度を特定のパーセンテージ以下に抑えるか、又はできる限り低くすること。
この分野の2つの態様は、これまで何らかの従来の学術研究のテーマとなっていた。
1.リンク利用度の測定結果からネットワーク内のポイントツーポイント帯域幅デマンドを見積もること。例えば、非特許文献1を参照のこと。ネットワークのメトリック及び/又はトポロジに対する修正に基づき将来のリンク利用度を計算するために、ポイントツーポイントに対するデマンドがわかっている必要がある。
2.通常のネットワーク動作の下でリンクを利用している間に輻輳の発生を回避するためのネットワーク内のメトリックを選択するアルゴリズム。例えば、非特許文献2を参照のこと。
Yin Zhang、Matthew Roughen、Carsten Lund、及びDavid Donoho著「An Information−Theoretic Approach to Traffic Matrix Estimation」(ACM SIGCOMM2003) 「Traffic engineering with traditional IP routing protocols」IEEE Communications Magazine、40(10):118−124、2002
本発明の一態様では、複数のノードとそれらのノード間の複数のリンクを含むネットワーク内のポイントツーポイント帯域幅デマンドを見積もるシステムを実現する。システムは、ネットワークのリンクの集合に対する、それぞれのリンクの測定された利用度をそれぞれ示すリンク・トラフィック尺度を決定し、ネットワークのノードの集合のノード間の、そのノードの集合に含まれる送信元ノードと宛先ノードとの間の測定されたデマンドをそれぞれ示すポイントツーポイント帯域幅デマンドを決定するネットワーク・コントローラを備える。ネットワーク・コントローラに結合されているデマンド見積もりモジュールは、ネットワーク・コントローラからリンク・トラフィック尺度及びポイントツーポイント帯域幅デマンド尺度を進め、リンク・トラフィック尺度とポイントツーポイント帯域幅デマンド尺度とを使用して複数のノードに対する複数のポイントツーポイント帯域幅デマンド見積もりを計算する。
本発明の他の態様では、複数のノードとそれらのノード間の複数のリンクを含むネットワーク内のポイントツーポイント帯域幅デマンドを見積もる方法を実現する。この方法は、ネットワークのリンクの集合に対する、それぞれのリンク測定された利用度をそれぞれ示すリンク・トラフィック尺度を決定することを含む。ネットワークのノードの集合のノード間の、そのノードの集合に含まれる送信元ノードと宛先ノードとの間の測定されたデマンドをそれぞれ示すポイントツーポイント帯域幅デマンド尺度が決定される。リンク・トラフィック尺度とポイントツーポイント帯域幅デマンド尺度を使用して複数のノードに対して複数のポイントツーポイント帯域幅デマンド見積もりを計算する。
これら複数のポイントツーポイント・デマンド見積もりを使用して、ネットワーク・ルーティング状態の変更(例えば、ネットワーク・トポロジの変更、ネットワーク・コンポーネントの機能不全から生じる変更、又は最短パス優先ルーテッド・ネットワークのメトリックの変更)を受けるネットワーク・ルーティングをシミュレートすることができる。
この複数のポイントツーポイント・デマンド見積もりは、さらに、ネットワークのルーティングのシミュレーションを実行するためにも使用することができ、したがって示されているように、複数のポイントツーポイント・デマンド見積もりのそれぞれの下でネットワーク内の各リンクについてリンク利用度を識別することができる。
一実施態様では、これら複数のポイントツーポイント・デマンド見積もりを使用して、複数のポイントツーポイント・デマンド見積もりと複数のネットワーク障害シナリオに対するリンク利用度を最適化することができる。
リンク・トラフィック尺度の決定は、ネットワーク・コントローラを利用してリンクの集合のトラフィックの測定を実行することを含むことがある。
ポイントツーポイント帯域幅デマンド尺度の決定は、ネットワーク・コントローラを利用してノードの集合のノード間の帯域幅デマンドの測定を実行することを含むことができる。
一実施態様では、リンク・トラフィック尺度とポイントツーポイント帯域幅デマンド尺度とが食い違っている場合、ポイントツーポイント帯域幅デマンド見積もりを計算し、それらの食い違いを調整する。
この方法は、複数のノードに対する前のポイントツーポイント帯域幅デマンド見積もりと、ポイントツーポイント帯域幅デマンド見積もりの計算の際に、前のポイントツーポイント帯域幅デマンド見積もりを使用することを含むことができる。計算には、ネットワーク内でルーティイグされたときに、ネットワーク内に障害が生じていないと仮定して、リンク・トラフィック値の集合を発生する有効なポイントツーポイント帯域幅デマンドレベルの集合が存在するようにリンク・トラフィック値の集合を識別することを含むことができる。
一実施態様では、リンク・トラフィック値の集合の識別は、有効なポイントツーポイント帯域幅デマンドレベルの集合が、ポイントツーポイント帯域幅デマンド尺度にほぼ一致するような識別である。有効なポイントツーポイント帯域幅デマンドレベルの集合とポイントツーポイント帯域幅デマンド尺度との差は、最小にすることができる。
他の実施態様では、リンク・トラフィック値の集合の識別は、リンク・トラフィック値の集合がリンク・トラフィック尺度にほぼ一致するような識別である。
計算は、ポイントツーポイント帯域幅デマンド尺度に近いポイントツーポイント帯域幅デマンドレベルの集合を識別することを含むことができる。
計算は、さらに、識別されたポイントツーポイント帯域幅デマンドレベルの集合に基づいて計算される値である、計算されたリンク・トラフィック値の集合が識別されたポイントツーポイント帯域幅デマンドレベルの集合に対応するようにポイントツーポイント・デマンド帯域幅レベルの集合を識別することを含むこともできる。
計算は、さらに、識別されたポイントツーポイント・デマンドレベルの集合が前のポイントツーポイントの前のデマンド帯域幅とほぼ一致するようにポイントツーポイント・デマンド帯域幅レベルの集合を識別することを含むことができる。
本発明の他の態様により、最短パス優先(SPF)ルーティング法を使用してルーティングされるネットワークのリンクに関連付けられているメトリックを最適化するシステムを実現する。システムは、ネットワークに適用可能な少なくとも1つの障害シナリオを識別し、ネットワークを通してルーティングされるポイントツーポイント・デマンドに適用可能な少なくとも1つの帯域幅レベルのシナリオを識別し、ネットワークの複数のリンクのそれぞれに対しメトリックを自動的に計算するためのメトリック・トラフィック・エンジニアリング・モジュールを備え、ネットワーク経由のデマンドのルーティングが少なくとも1つの障害シナリオと少なくとも1つの帯域幅レベル・シナリオとに最適化されるようにする。メトリック・トラフィック・エンジニアリング・モジュールに結合されている切り換えモジュールは、ネットワークの複数のリンクのそれぞれについて計算されたメトリックに応じてネットワーク・コントローラにネットワーク構成の変更を通知する。
本発明のさらに他の態様により、最短パス優先(SPF)ルーティング法を使用してルーティングされるネットワークのリンクに関連付けられているメトリックを最適化する方法を実現する。この方法は、ネットワークに適用可能な少なくとも1つの障害シナリオを識別することを含む。ネットワーク内でルーティングされるポイントツーポイント・デマンドに適用可能な少なくとも1つの帯域幅レベル・シナリオがさらに識別される。ネットワーク内のデマンドのルーティングが、少なくとも1つの障害シナリオと、少なくとも1つの帯域幅レベルに対して最適化されるように、ネットワークの複数のリンクのそれぞれに対するメトリックが自動的に計算される。
この方法は、さらに、ネットワークに適用可能な複数の障害シナリオと複数の帯域幅レベル・シナリオを識別し、ネットワークの複数のリンクのそれぞれについてメトリックを自動的に計算して、それらのメトリックによって決定されたデマンドルーティングから得られるリンク利用度がネットワークの複数のリンクのそれぞれに対して、複数の障害シナリオのそれぞれに対して、さらには複数の帯域幅レベル・シナリオのそれぞれに対して所定のしきい値以下になるようにすることを含む。
自動計算では、複数のリンクのそれぞれの、複数のリンク、複数の障害シナリオ、複数の帯域幅レベル・シナリオに対する最大リンク利用度が最小化され、リンク・メトリックの可能なすべての選択についてその最小化が実行されるように、ネットワークの複数のリンクのそれぞれに対するメトリックを計算することができる。
少なくとも1つの障害シナリオは、ネットワーク・オペレータがネットワークの少なくとも一部を無効化する自発的行為を行った結果とすることができる。
この方法は、さらに、最短パス優先ルーティング法で複数のリンクのそれぞれについて計算されたメトリックを適用して、計算されたメトリックによるネットワーク内のトラフィックのルーティングすることをも含むことができる。
方法は、さらに、少なくとも1つのリンクについて自動的に計算されたメトリックをユーザに適用することにより生じる、少なくとも1つの障害シナリオと少なくとも1つの帯域幅レベル・シナリオでの、最大リンク利用度を伝達することを含むこともできる。
一実施態様では、最大リンク利用度の伝達には、少なくとも1つの最大リンク利用度が所定のしきい値リンク利用度を超えるかどうかを示すことが含まれる。最大リンク利用度の伝達は、少なくとも1つの最大リンク利用度が視覚的に示されるユーザ・インターフェイスを生成することを含むことができる。
この方法は、さらに、ネットワーク内の計算されたメトリックを格納し、格納されているメトリックに応じて最短パス優先ルーティング法を使用してネットワークがルーティングされるようにすることを含むこともできる。
この方法は、さらに、それぞれのメトリックがネットワークのコア・リンクとして計算されるネットワークの複数のリンクを識別することを含むことができる。一実施態様では、コア・リンクのメトリックを選択するためネットワークのコアを通る共通ルーティングに従う数組のポイントツーポイント・デマンドを識別することができ、デマンドを集計し、自動計算における単一のデマンドとして取り扱うことができる。
本発明のさらに他の態様により、第1のルーティング状態から第2のルーティング状態へ最短パス優先(SPF)ルーテッド・ネットワークを移行するシステムを実現する。このシステムは、ネットワークを第1のルーティング状態から第2のルーティング状態に移行するための一連の中間ネットワーク・プランを生成する。それぞれのプランは、先行するネットワーク・プランに応じて先行するネットワーク状態を修正し、ネットワーク内の少なくとも1つのデマンドのルーティングを変更する、切り換えモジュールを備える。ネットワーク・コントローラは、第1のルーティング状態から第2のルーティング状態へネットワークを移行する一連の中間ネットワーク・プランに応じてネットワークを順次構成してゆく。この一連のプランの中のそれぞれの中間ネットワーク・プランにおいて、少なくとも1つの所定の制約条件の範囲内で動作するようにネットワークを構成する。
本発明の他の態様では、第1のメトリックの集合をネットワークのリンクに関連付ける第1のネットワーク・プランから第2のメトリックの集合をネットワークに関連付ける第2のネットワーク・プランへの最短パス優先(SPF)ルーテッド・ネットワークを移行する方法を実現する。この方法は、第1のネットワーク・プランに基づく第1のルーティング状態から第2のネットワーク・プランに基づく第2のルーティング状態へネットワークを移行する一連の中間ネットワーク・プランを生成することを含み、それぞれのプランは先行するネットワーク・プランに応じて先行するネットワーク状態を修正し、ネットワーク内の少なくとも1つのデマンドのルーティングを変更することを含む。その後、ネットワークは、一連の中間ネットワーク・プランに応じて、第1のルーティング状態から第2のルーティング状態へネットワークを移行するように順次構成されてゆく。この一連のプランの中のそれぞれの中間ネットワーク・プランにおいて、少なくとも1つの所定の制約条件の範囲内で動作するようにネットワークを構成する。
先行するネットワーク状態とその結果として生じるネットワーク状態との間の収束時間が所定の最大時間、ネットワークの少なくとも1つのリンクの所定の容量を超えることなく帯域幅デマンドの最高増大割合、ネットワーク内のポイントツーポイント・デマンドに関連付けられている最大デマンド待ち時間よりも小さい少なくとも1つの所定の制約条件がある。また、一実施態様では、最大デマンド待ち時間は、ポイントツーポイント・デマンドに関連付けられている既存のデマンド待ち時間を超える増大割合として指定される。
少なくとも1つの所定の制約条件は、さらに、ネットワークの少なくとも1つのリンクに対する最大リンク帯域幅利用度であり、最大リンク帯域幅利用度は、ネットワークの少なくとも1つの障害シナリオに関するものである。少なくとも1つの所定の制約条件も、ネットワーク上で提供されるサービスの最低品質、又は複数の障害シナリオでの最大リンク帯域幅利用度であってもよい。
一連の中間ネットワーク・プランの生成は、第1のルーティング状態をルートとして持つ、ネットワーク・ルーティング状態のツリーを定義すること、及びそれぞれのネットワーク状態においてパス内の各ノードが少なくとも1つの所定の制約条件の範囲内で動作するようにネットワークを構成するようにそのルートから第2のネットワーク・ルーティング状態までのツリー内のパスを識別することを含むことができる。
一連の中間ネットワーク・プランの生成は、第1の一連の中間ネットワーク・プランが第1の制約条件を超えているかどうかを判定すること、及びその後一連の中間ネットワーク・プランが生成される際に基づく少なくとも1つの所定の制約条件を生成するように第1の制約条件を修正することを含むことができる。
一実施態様では、一連の中間ネットワーク・プランのうちの特定の中間ネットワーク・プランは、先行する中間ネットワーク・プランと単一のメトリックでのみ異なっていてもよい。代替の実施態様では、一連の中間ネットワーク・プランのうちの特定の中間ネットワーク・プランは、先行する中間ネットワーク・プランと少なくとも1つのメトリックが異なるか、又はネットワークの少なくとも1つのリンクの状態がネットワークの先行する中間ネットワーク・プランにより指定された先行する状態と異なるという点で異なる場合がある。例えば、この状態がアクティブ状態であり、先行する状態が非アクティブ状態であるか、又はその逆である。
この方法は、第1のセット・リンクを識別することを含むことができるが、ただし、この一連のプランのうちの第1の中間ネットワーク・プランは、第1のセットが先行する中間ネットワーク・プランにより指定された先行する状態と異なるという点で先行する中間ネットワーク・プランと異なる。
ネットワークの順次構成は、切り換えシーケンス・モジュールからネットワーク・コントローラに一連の中間ネットワーク・プランのそれぞれを順次伝達することを含むことができるが、ただし、切り換えシーケンス・モジュールは、ネットワーク・コントローラから、その後の中間ネットワーク・プランを伝達する前に特定の中間ネットワーク・プランが構成済みであることの肯定応答を受け取る。
本発明の他の態様では、ネットワークに関する情報を表示するインターフェイスを生成する自動化された方法を提供する。その方法は、ネットワーク・ノードの少なくとも1つの集合をネットワーク・サイトとして識別することを含む。ネットワーク内のそれぞれのネットワーク・ノードとネットワーク・リンクを表す、グラフィック・ノードとグラフィック・リンクの第1の表示が、インターフェイスとともに含まれて、生成される。その際、ネットワーク・ノードの少なくとも1つの集合が、表示内の単一グラフィック・ノードで表される。インターフェイスとともに含まれる第2の表示は、少なくとも1つのこの集合のノード間のネットワーク・ノードとネットワーク・リンクからなる少なくとも1つの集合を表すものとして生成される。インターフェイスは、第1及び第2の表示をユーザに対して同時に提示するように生成される。
ネットワーク・ノードの集合の識別は、ノードの少なくとも1つの集合を共通の物理的ロケーションに常駐するものとして識別することを含むことができる。
第2の表示の生成は、第2の表示内の少なくとも1つの集合の複数のノードと少なくとも1つの集合の外部にある複数のノードとの間のネットワーク・リンクをさらに表すことを含むことができる。
ネットワークのノードのペア間の少なくとも2つのリンクは、1つの回路を構成するものとして表示することができ、これにより、ペアのノード間の双方向通信を容易に行うことができ、少なくとも第1の表示の生成は、ノードのペア間にある1つの回路を表すグラフィック回路を含む。
この方法は、ノードのペア間の帯域幅容量を視覚的に示すグラフィック回路を生成することを含むことができる。
グラフィック回路は、帯域幅容量を示すグラフィック回路の寸法決定を含む帯域幅容量を視覚的に示すように生成することができる。
グラフィック回路は、表現されているネットワーク回路を構成するネットワーク・リンクを示すように、したがって表現されているネットワーク回路の帯域幅利用度を視覚的に示すように、生成することができる(例えば、色/利用度指数に応じてグラフィック・リンクを色分けするか、又は帯域幅利用度に比例してグラフィック・リンクのセクションを色分けすることで)。
ネットワークに関する障害シナリオのユーザ指定を行えるように、また障害シナリオに応じてネットワークを通して再ルーティングされたデマンドの表示を提示するようにインターフェイスを生成することができる。
ネットワークに関する帯域幅デマンドレベルのユーザ指定を行えるように、また指定された帯域幅デマンドレベルに応じてネットワークを通して帯域幅利用度の表示を提示するようにインターフェイスを生成することができる。
さらに、ネットワーク・トラフィック・サービス・クラスのユーザ指定を行えるように、また指定されたネットワーク・トラフィック・サービス・クラスに特有の帯域幅デマンドと帯域幅利用の情報を1つ又は複数提示することができるようにインターフェイスを生成することができる。
一実施態様では、指定されたネットワーク・トラフィック・サービス・クラスに属しているネットワーク内のネットワーク・トラフィックから使用可能な容量の大きさに等しい容量を示す指標を表示し、容量の割合に応じて帯域幅利用度情報を表示するようにインターフェイスを生成することができる。
さらに、定義済みの最悪の場合の障害シナリオにおいてネットワークの少なくとも1つのリンクに対し帯域幅デマンドと帯域幅利用度情報のうち少なくとも一方を表示するようにインターフェイスを生成することもできる。
複数の障害シナリオと複数のデマンド帯域幅レベルにわたる最高の利用度に基づいてインターフェイス内で表示するそれぞれのリンクを色分けし、それらの複数のリンクが複数の障害シナリオと複数のデマンド帯域幅レベルのうちの少なくとも一方について利用度が表されるものとして示されるようにできる。
本発明のさらに他の態様では、最短パス優先ルーテッド・ネットワーク内のルーティングを最適化する方法を実現する。この方法は、ネットワーク内の帯域幅デマンドを見積もることを含む。この見積もった帯域幅デマンドを使用して、現在の状態のネットワーク内の帯域幅利用度を測定する。ネットワークのリンクに関連付けられているメトリックの最適化を実行し、それによって、現在の状態に相対的にネットワーク内で帯域幅利用度が低減されるネットワークに対する所望の状態を識別する。現在の状態から所望の状態へネットワークを移行する切り換えシーケンスが生成される。
本発明の他の特徴は、付属の図面と以下で述べる詳細な説明とから明らかになる。
本発明の一実施形態によるトラフィック・エンジニアリング・システムを例示するブロック図である。 既存の及び所望のネットワーク・プランに関する情報を格納するために使用することができる、本発明の一実施形態による、ネットワーク・プラン・データ構造の図式表現である。 既存の及び所望のネットワーク・プランに関する情報を格納するために使用することができる、本発明の一実施形態による、ネットワーク・プラン・データ構造の図式表現である。 図2に示されているネットワーク・プラン構造が関係しているネットワーク例の図式表現である。 ネットワーク・プラン構造について帯域幅利用度構造を計算するための、本発明の一実施形態による、方法を例示する流れ図である。 本発明の一実施形態によるメトリック・トラフィック・エンジニアリング・モジュールのアーキテクチャの詳細を例示するブロック図である。 ネットワーク例を図式表現する、コア・ネットワーク・プラン・モジュールでコア・ネットワーク・プランを作成する方法を例示する図である。 デマンド構造を作成するためにネットワーク・プラン・クリエータ・モジュールにより実装することが可能な、本発明の一実施形態による、方法を例示する流れ図である。 2つのデマンド構造例の図式表現である。 メトリック最適化モジュール内のメトリックを最適化するための、本発明の一実施形態による、方法を例示する流れ図である。 本発明の一実施形態による、切り換えモジュールのアーキテクチャを例示するブロック図である。 切り換えシーケンス生成モジュールにより作成することができる、本発明の一実施形態による、切り換えシーケンスのデータ構造を例示するブロック図である。 切り換えシーケンスを生成するために切り換えシーケンス生成モジュールにより実装することが可能な、本発明の一実施形態による、方法を例示する流れ図である。 ネットワーク・コントローラを利用して、切り換えシーケンスを実行するために切り換え信号発生モジュールにより実装することが可能な、本発明の一実施形態による、方法を例示する流れ図である。 本発明の一実施形態による、切り換えシーケンス構造の糖尿病表現、及びネットワーク内のリンクの利用度、及び切り換えシーケンスの各ステップの表である。 トラフィック・エンジニアリング・システムの他の要素との、デマンド見積もりモジュールの、本発明の一実施形態による、相互作用を例示するブロック図である。 基本デマンドを計算するために基本デマンド・エスティメータにより実装することが可能な、本発明の一実施形態による、方法を例示する流れ図である。 デマンド変動を計算するためにデマンド変動エスティメータにより実装することが可能な、本発明の一実施形態による、方法を例示する流れ図である。 本発明の一実施形態における、GUIにより生成し、提示できるインターフェイス例の図である。 本発明の一実施形態における、GUIにより生成し、提示できるインターフェイス例の図である。 本発明の一実施形態における、GUIにより生成し、提示できるインターフェイス例の図である。 本発明の一実施形態における、GUIにより生成し、提示できるインターフェイス例の図である。 本明細書で説明されている方法及びアルゴリズムのうちの1つ又は複数をマシンに実行させる一組の命令を実行できるコンピュータ・システムの実施形態におけるマシンの図式表現である。
本発明は、付属の図面の図において限定されることなく例を使用して説明され、類似の参照番号は類似の要素を示す。
トラフィック・エンジニアリング・システムの実施形態及びシステムによって実行される方法と機能のさまざまな実施形態について説明する。以下の説明では、説明を目的として、本発明を完全に理解できるようにする多数の具体的詳細を述べている。ただし、当業者にとっては、本発明はこれらの具体的詳細が取りあげられなくても実施できることは明白であろう。
図1は、本発明の一実施形態によるトラフィック・エンジニアリング・システム10を例示するブロック図である。図内の矢印は、システム10を通るデータ・フローの方向を表す。
例示的なネットワーク100は、システム10によりリンク・メトリックの操作及び/又はネットワーク100内のさまざまな要素又は要素の集まりの活性化又は不活性化を介してトラフィック・エンジニアリングが実行されるSPFルーテッド通信ネットワークである。
ネットワーク・コントローラ105は、ネットワーク100から構成及び利用度測定結果を抽出し、ネットワーク100上で構成変更を実行する動作をする。例えば、ネットワーク・コントローラ105は、
1.自身のタスクを自動的に実行する専用ソフトウェア及び/又はハードウェア、
2.手動でネットワーク100を対話操作し、必要な情報を抽出したり、又はネットワーク構成を修正したりできる人間のネットワーク・コントローラ、又は
3.必要な測定や制御機能を実行することができる、ネットワーク100それ自体の中のソフトウェア及び/又はハードウェアのうちの1つ又は複数とすることができる。
ネットワーク・コントローラ105は、既存のネットワーク・プラン115と称することが好ましいデータ構造を構築する。既存のネットワーク・プラン115は、グラフィカル・ユーザ・インターフェイス(GUI)140、及びメトリック・トラフィック・エンジニアリング・モジュール125により使用され、所望のネットワーク・プラン130を構築する。既存のネットワーク・プラン115と所望のネットワーク・プラン130は両方とも、切り換えモジュール135に入力され、そこで、切り換えシーケンスが構築される(例えば、一連のネットワーク・トポロジ及びメトリック構成が変更され、ネットワーク100を、既存の構成から所望の構成に移行させる)。その後、切り換えモジュール135により作成される切り換えシーケンスは、ネットワーク・コントローラ105に伝達され、そこで、ネットワーク100上で、ステップバイステップで変更を実現する。既存のネットワーク・プラン115は、以下を使用して構築されるデータ構造である。
1.ネットワーク・コントローラ105から直接得られる、ネットワーク100のトポロジに関する情報。
2.ネットワーク100内のポイントツーポイント帯域幅デマンドに関する情報。このような情報がネットワーク・コントローラ105を介してネットワーク100から直接読み込めない場合は、デマンド見積もりモジュール110から取得される情報。この情報は、読み込める場合は、ネットワーク・コントローラ105から取得することができる。
3.ネットワーク・コントローラ105を介してネットワーク100から直接利用できない、増補ネットワーク・データ120とラベル付けすると都合がよい、付加ネットワーク・プラン情報。この増補ネットワーク・データ120は、例えば、ネットワーク100内のさまざまなShared Risk Link Group(SRLG)で構成できる(例えば、ともに機能しなくなる何らかの妥当な確率を持つと判定されたリンクのグループ)。
人間のユーザは、GUI 140を既存のネットワーク・プラン115の表現として使用することができ、これにより、ネットワーク100の現在の状態を理解することができる。GUI 140は、さらに、所望のネットワーク・プラン130の作成も支援する。
例えば、所望のネットワーク・プラン130は、以下の点で既存のネットワーク・プラン115と異なる。
1.既存のネットワーク・プラン115内でアクティブであるSRLG(例えば、正常に機能しているすべてのコンポーネント要素)は、所望のネットワーク・プラン130内では非アクティブである(例えば、それらのコンポーネント要素のいずれも機能していない)。所望のネットワーク・プラン130のこのような変更は、人間のユーザがGUI 140を通して行う。例えば、ユーザがメンテナンスのためネットワーク100からノードを削除したい場合、ユーザは、関連するノードが不活性化されている所望のネットワーク・プラン130を作成し、メトリック・トラフィック・エンジニアリング・モジュール125を使用して、関連するノードの不活性化のリンク利用度に対する影響が最も小さい、所望のネットワーク・プラン130に対するメトリックの集合を決定する。その後、切り換えモジュール135では、ネットワーク100の途絶が最小限である、所望のネットワーク・プラン130に移行するためのメトリック変更及びノード不活性化を実行する順序を決定する。
2.既存のネットワーク・プラン115において、非アクティブであるいくつかのSRLGは、所望のネットワーク・プラン130でアクティブである。所望のネットワーク・プラン130のこのような変更は、人間のユーザがGUI 140を通して行うことができる。例えば、ユーザが上の1.でノードを不活性化し、メンテナンスの完了後ノードの再活性化を行いたいと仮定する。既存のネットワーク・プラン115は、1.における所望のネットワーク・プラン130であり、所望のネットワーク・プラン130は、1.における既存のネットワーク・プラン115である。その後、切り換えモジュール135は、ネットワーク100を元の構成に戻すために、メトリックの変更及びノードの再活性化を実行する順序を決定する。
3.既存のネットワーク・プラン115の一部のメトリックは、所望のネットワーク・プラン130のとは異なる場合がある。これは、ネットワーク100の利用特性を改善するためにメトリック・エンジニアリング・モジュール125が所望のネットワーク・プラン130のメトリックを変更した結果生じるか、又はGUI 140のユーザにより手動でメトリックが変更される。その後、切り換えモジュール135は、ネットワーク100自体でそれらのメトリックを変更する順序を決定することができる。
図2A及び2Bは、既存のネットワーク・プラン115及び所望のネットワーク・プラン130の両方に関する情報を格納するために使用される、本発明の一実施形態による、ネットワーク・プラン・データ構造200を例示している。
ネットワーク・プラン構造例200は、トポロジ構造205、デマンド構造220、共有リスク・リンク・グループ構造2030、帯域幅利用度構造235を含む。
トポロジ構造205は、ネットワーク・トポロジに関する情報、例えば、ネットワーク100の物理的構造とその内部構成に関する情報を含む。トポロジ構造205は、さらに、リンク・データ構造210とノード・データ構造215を含むように示されている。リンク・データ構造210には、ネットワーク100内のリンクがリストされている。ネットワーク・リンクは、ネットワーク100内の一方のノードから他方のノードヘの単一方向である。ネットワーク100内のリンク毎に、リンク・データ構造210は、リンク名、リンクが発生したノード(From Node)、リンクが終端するノード(To Node)、例えばメガビット/秒(Mb/s)で表されるリンクの容量、リンク・メトリック、リンクの待ち時間、及びリンクがコア・リンクであるかどうかを記録する。リンクの待ち時間は、データが関連するリンクを横断するのに要する時間(例えば、ミリ秒(ms)で表される)である。以下では、コア・リンクの概念について詳述する。
ノード・データ構造215には、ネットワーク100内のノードがリストされている。
ノード・データ構造215には、ネットワーク100内のノード毎に、ノード名及びノードがコア・ノートであるかどうかがリストされている。以下では、さらに、コア・ノードの概念について詳述する。
次にデマンド構造220を参照すると、この構造220は、ネットワーク100内の帯域幅デマンドのリストを含む。帯域幅デマンドは、ネットワーク100内の送信元ノード又は送信元ノードの集合からネットワーク100内の宛先ノード又は宛先ノードの集合に流れる(又は流れる可能性がある)実際の又は仮説的な帯域幅レベルとすることができる。それぞれの帯域幅デマンドは、デマンドに関連付けられている1つ又は複数の帯域幅レベル225とともに、送信元ノードの集合及び宛先ノードの集合からなる。それぞれの帯域幅レベル225は、帯域幅レベル名、及び帯域幅レベル自体からなり、メガビット/秒(Mb/s)で表される。デマンドには、例えば、異なる時刻における異なる帯域幅レベルを表す複数の帯域幅レベル225、又はデマンド帯域幅が正確には知られていないが、ネットワーク100上の測定結果から推定される場合には異なる仮説的な帯域幅レベルを含むことができる。
Share Risk Link Groups(SRLG)構造230は、ネットワーク100上の1つ又は複数のSRLGの定義を含む。SRLGは、この実施形態では、同時にすべて故障する何らかの無視できない確率を持つネットワーク・リンクの集まりである。例えば、SRLGは、2つのノードを接続し、2つのリンクを含み、一方のリンクは1つの方向にノードを接続し、他方のリンクはそれと反対の方向でノードを接続する、ネットワーク100内の回路とすることができる。通常のIPネットワークでは、例えば、リンクの始点となるノード上のリンク・インターフェイス・カードの障害によりこれらのリンクのうちの1つが機能しなくなった場合、他方も機能しなくなる。したがって、この2つがともに機能しなくなることも考慮しなければならない。SRLGの他の例は、特定のノードを始点とし、終点とするすべてのリンクである。その特定のノードが機能しなくなるか、又は不活性化されたとすると、これらすべてのリンクが同時に非アクティブになってしまう。SRLGのさらに他の例は、同じ物理的導管に沿ってすべて配置されている回路のグループ内のリンクのグループである。この導管が物理的に切断された場合、これらのリンクはすべて同時に機能しなくなる。
そこで、SRLG構造230には、多数のSRLGがリストされ、それらのSRLGにどのリンクが含まれるかを示す。ネットワーク・プラン構造例200を例示するために使用されるデータ例では、4つの回路、1つの導管、及び機能しなくなる可能性のあるノードが1つある。これらは図3で説明されている。
SRLG構造230内にリストされているSRLG毎に、関連するSRLGがアクティブかどうかを示すフラグが1つある。これらのフラグにより、同一のトポロジ構造を持つ2つの異なるネットワーク・プラン構造(例えば、既存の、及び所望のネットワーク・プラン115、130)間のトポロジの違いを示すことができる。SRLGが非アクティブの場合、ルーティングを目的としてSRLG内のリンクがネットワーク100内に存在しないことを示す。
本発明の一実施形態では、SRLG構造にリストされている1つのSRLGは、特別なケースとしてみなすことができ、常に「No Failure」SRLGとリストされる。この特別なケースのSRLGは、リンクを1つも含まない空のSRLGとすることができる。この特別なケースのSRLGは、便宜上用意されており、SRLGを一度に1つずつループしてネットワークの挙動を計算するオペレーションは、異なる障害シナリオの下では、それらのシナリオの1つとして無障害シナリオを含む。
本発明の一実施形態では、帯域幅利用度構造235は、図4を参照しつつ以下で説明されている方法で、ネットワーク・プラン構造200の残りから計算できる。デマンド構造220で指定されている帯域幅レベル毎に、帯域幅利用度構造240が帯域幅利用度構造235に含まれる。ネットワーク100内のすべてのリンクについて、及びSRLG構造230内にリストされているすべてのSRLGについて、帯域幅利用度構造235に、SRLG内のリンクが非アクティブであるネットワーク100内でルーティングされたデマンド構造220内のデマンドとともに特定のリンクの帯域幅利用度割合が記録される。
図3は、図2に示されているネットワーク・プラン構造200内のデータが関係するネットワーク例301を例示している。ネットワーク301内の3つのノード、A、B、Cは、325、335、330と示されている。リンク・データ構造210内にリストされている各リンクは、リンクの送信元ノードから終端ノードへの矢印としてここでは示されている。2つのペア内のノードAとノードBを接続する4つのリンクが示されている。リンク300の第1のペアは、図2に示されているSRLG構造230のSRLGのリスト内の回路1を含む。リンク305の第2のペアは、同様に、回路2を含む。回路3、回路4は、リンク310とリンク315のペアとして例示されている。310と315における4つのリンクは、ノードCというラベルが付けられているSRLGを構成するが、それは、ノードCを始点又は終点とするリンクの集まりであり、したがって、ノードCが機能しなくなると機能しなくなるリンクである。300、305を含むこれら4つのリンクは、合わさってSRLG 320を形成し、これは、同じ物理的ルートに沿ってノードAとノードBを接続するように、2つの回路300、305の両方が入る単一の導管を表す。
図4は、帯域幅利用度構造235、つまりトポロジ構造205、デマンド構造225、共有リスク・リンク・グループ構造230の他のコンポーネントから、ネットワーク・プラン構造200の、帯域幅利用度構造235を計算する、本発明の一実施形態による、方法401を示す流れ図である。
ブロック400では、所定のネットワーク・プランを表す表記が指定されている。ネットワーク・プランは、k=1,...,pが付けられているそれぞれ容量C(k)を有するリンクを持つ。デマンド構造220は、それぞれB帯域幅レベルb=1,...,Bを有するデマンドi=1,...,nを含む。(複数の)送信元ノート及び(複数の)宛先ノードは、S(i)及びD(i)、i=1,...nと指定される。i番目のデマンドに対するb番目の帯域幅レベルは、bw(i,b)で与えられる。SRLG構造230内のSRLGは、j=1,...,mと番号が振られる。
ブロック405で、帯域幅利用度構造235を格納する配列Uは0に初期化される。つまり、B(j,k,b)は、すべてのSRLG j=1,...,m、リンクk=1,...,p、帯域幅レベルb=1,...,Bに対して0に設定される。カウンタi、j、bは1に設定される。これらは、デマンド、SRLG、帯域幅レベルのインデックスをそれぞれ作成する。
ブロック420で、SRLGjと関連するリンクが削除されているネットワーク100内の送信元ノードS(i)から宛先ノードD(i)へデマンドの最短パス・ルーティングを計算する。トポロジ内のリンクのそれぞれでメトリックを使用して最短パスを計算する。これに対し、例えば、ダイクストラ法をはじめとする、よく知られているアルゴリズムをいくつでも使用することができる。送信元ノードから宛先ノードヘの複数の最短パスがある場合、これらの最短パス間のフローを分割するさまざまな方法が存在し、ここでは方法401が、モデル化されているネットワーク100により使用される方法を模倣する。
例えば、長さの等しいすべてのパス間でフローを均等に分割する、コストが等しいマルチパス(ECMP)アルゴリズムを使用することが可能である。
デマンドで使用するルーティングにより、デマンドでネットワーク100内の各リンクが使用される量が決定される。1からpまでのkについて、D(k)は、リンクkを通るこのデマンドiのMb/s単位の利用度として設定される。
ブロック415で、機能していないSRLGjと帯域幅レベルbを持つデマンドiに対する利用度のベクトルDは、帯域幅レベル利用度構造240に加えられる。
ブロック420、425、430、435、440、445では、1からnまでのi、1からmまでのj、1からBまでのbのすべての組み合わせについて1回、ブロック410を簡単にループできる。つまり、デマンド、SRLG、帯域幅レベル毎にである。
最後に、すべてのループ動作が完了すると、ブロック450は、Mb/sのUで表される利用度を各リンクの容量の割合で表される利用度に変換する。Uの各エントリは、ネットワーク内の対応するリンクの容量により除算される。そこで、その結果得られるUが望ましい利用構造である。
図5は、本発明の一実施形態によるメトリック・トラフィック・エンジニアリング・モジュールのアーキテクチャに関する詳細を示すブロック図である。メトリック・トラフィック・エンジニアリング・モジュール125により実行されるさまざまな機能に関する詳細を図5を参照しつつ説明する。
既存のネットワーク・プラン500が、メトリック・トラフィック・エンジニアリング
・モジュール125に入力される。メトリック・トラフィック・エンジニアリング・モジュール125は、結果として得られるプラン・デマンドのルーティングを改善するため既存のネットワーク・プラン500内のリンク・メトリックの一部又は全部を置き換える動作をする。
説明のため、通常の通信ネットワークのリンクをコア・ノードと非コア・ノードに分けることができる。2つのコア・ノードを接続するリンクがコア・リンクであり、そうでなければ、非コア・リンクである。メトリック・トラフィック・エンジニアリング・モジュール125により実行されるトラフィック・エンジニアリング・プロセスは、本発明の一実施形態では、コア・リンク内のメトリックのみを変更することにより動作する。これは、修正可能な変数の個数を減らすことにより、最適化問題の複雑さを低減するために使用することができる。さらに、非コア・リンク(例えば、エッジ・リンク又はピア接続リンク)のメトリックがネットワーク全体を通して標準化され、ネットワークの構成ポリシーに違反しないことには変更できない場合であることが多い。さらに、ネットワークのコアに対する最適化を制限することにより、コアを通してコアの外部からデマンドをより少ないデマンドに集約し、さらに最適化問題の複雑さを低減することが可能である。この目的のために、図6、7、8で説明されている方法で、既存のネットワーク・プラン500をコア・ノード、リンク、デマンドのみを含むコア・ネットワーク・プラン515に変換するコア・ネットワーク・プラン・クリエータ・モジュール510を含むメトリック・トラフィック・エンジニアリング・モジュール125が示されている。
本発明の他の実施形態では、ネットワーク全体をコアとして定義することが可能であり、その場合、モジュール510、525は関連性がない。
上述のように、コア・ネットワーク・プラン・クリエータ・モジュール510は、説明のために、図2を参照しつつ上述のネットワーク・プラン構造200であると考えられるコア・ネットワーク・プラン515を作成する。本発明の一実施形態によるメトリック最適化モジュール520は、コア・ネットワーク・プラン515を入力として受け取り、コア・ネットワーク・プラン515内のメトリックをより最適なメトリックの集まりに変更する。その後、対応するコア・リンク・メトリックは、元のネットワーク・プラン500内のコア・メトリック修正モジュール525により変更される。コア・ネットワーク・プラン・クリエータ・モジュール510は、さらに、コア・ネットワーク・プラン515のルーティングにとって都合のよいメトリック変更が元のネットワーク・プラン500のコア・コンポーネントを通るルーティングにとっても等しく都合がよいようにコア・ネットワーク・プラン515を作成することができる。
図6は、ネットワーク例601を図式表現し、本発明の一実施形態により、コア・ネットワーク・プラン・モジュール510でコア・ネットワーク・プラン515を作成する方法を例示している。図6は、さらに、通信ネットワーク例におけるさまざまな非コア要素も例示している。
ネットワーク601内の各ノードは、ネットワーク・プラン構造200で、コア・ノード又は非コア・ノードのいずれかとして定義される。図6では、ネットワーク・コア600内に置かれているノードは、コア・ノードとして定義されているが、ネットワーク・コア600の外にあるものは、非コア・ノードである。例えば、ノード615は非コア・ノードであり、ノード605はコア・ノードである。矢印610などの双方向の矢印は、各方向に1つずつ、2つのリンクを含む回路を表す。矢印635などの単一方向矢印は、リンクを示している。2つのコア・ノードを接続するリンクは、コア・リンク(例えば、610内の2つのリンク)と定義され、そうでなければ、関連ノードは、非コア・リンク(例えば、リンク635)である。
回路又はリンクの隣の円番号、例えば円番号640は、それぞれ、回路内のリンク又はリンク自体のメトリックを表す。ノード615などのエッジ・ノードは、ネットワーク例601内に始点と終点を置くデマンドの送信元と宛先として機能する。
複数の通信ネットワークは、通常、互いに同格であり、それぞれ他のネットワークを発信元とする、又は他のネットワークを宛先とするトラフィックを伝送する。ネットワーク管理者は、ある範囲まで制御する自分のピア接続配置を変更し、他のネットワークからのデータがネットワークに入り、自分のネットワークからのデータが他のネットワークに出て行くようにできる。
ネットワーク・ピア接続は、それぞれのピア接続されているネットワークを表す特別なノードを含めることによりネットワーク・プラン構造200内に表すことができる。ノード620は、ピア接続されているネットワークを表す「特記」ノードの一実施形態である。特に、ノード620は、ネットワーク例601内のノード625を通して、又はノード630を通してアクセス可能なピア接続されているネットワークを表す。ピア接続されているネットワーク内の宛先に向かう、ネットワーク例601におけるデマンドは、どれがネットワーク例601内の送信元から宛先620への最短パス上にあるかに応じて、ノード630又はノード625から出る。したがって、ネットワーク601内のメトリックを変更することにより、ピア接続されているネットワークへの途中でデータの流れが通る最後のノードがノード625であるか、ノード630であるかに対し影響を及ぼすことができる。
ただし、ピア接続されているネットワークがネットワーク例601に入るデマンドの送信元であれば、ネットワーク601の内部のメトリック変更を使用して、ネットワーク601内でデータの流れが通る最初のノードに影響を及ぼすことはできない。実施形態では、ノード620から発信するデータは、ノード630又はノード625を流れて、ネットワーク601内に入るが、これは、ネットワーク601内のメトリックを変更することにより変更することはできない。
例えば、ネットワーク・プラン構造200内のノード620により表されるピア接続されているネットワーク内を発信元とするデマンドをモデル化するために、トラフィックがネットワーク601に入るか場所に応じて、送信元ノードをノード630又はノード625のいずれかとして指定するという1つの結論が得られる。しかし、ノード620で表される、ピア接続されているネットワークを宛先とするデマンドをモデル化するために、宛先ノードをノード630として指定することができ、ネットワーク601内のメトリック選択により、それら2つのパスのうちのどれがピア接続されてるネットワーク(ノード620)につながるのかが決まる。
図7は、ネットワーク・プラン500内の既存のデマンド構造220を置き換える、新しいデマンド構造220を構築するためにコア・ネットワーク・プラン・クリエータ・モジュール500により使用することができる、本発明の実施形態による、アルゴリズム701を示す流れ図である。新しいネットワークデマンド構造220は、デマンドの送信元と宛先をコア・ノードであるとみなす。これにより、すべての非コア・ノードと非コア・リンクが除去されるようにコア・ネットワーク・プラン515を構築することができ、したがって、520でのメトリック最適化をコア・リンク内のメトリックだけに制限することができる。
ブロック700は、流れ図内の入力された(例えば、既存の)ネットワークデマンド構造220を表すための表記を説明している。i=1,...,nのそれぞれについて、NS(i)、ND(i)、NBW(i)は、それぞれ、既存のネットワークデマンド構造220内のそれぞれのデマンドに対する送信元ノード、宛先ノード、帯域幅レベルである。
ブロック705で、カウンタiは1に設定される。
ブロック710で、CS(i)は、ノードNS(i)からメトリック距離が最短である、対象のネットワーク内のコア・ノードの集合として設定される。例えば、NS(i)が図6のノード630である場合、CS(i)は、集合{CR1.A、CR2.A}に設定されるが、それは、これら2つのコア・ノードが両方ともノード630から距離5のところにあり、したがって、ノード630から最も近いコア・ノードであるからである。
ブロック710では、さらに、CD(i)は、ノードND(i)へのメトリック距離が最短である、対象のネットワーク内のコア・ノードの集合として設定される。例えば、ND(i)が図6のノード620である場合、CD(i)は、集合{CR1.A、CR2.A、CR2.C}に設定されるが、それは、これら4つのコア・ノードが両方ともノード620から距離10のところにあり、したがって、ノード620から最も近いコア・ノードであるからである。
ブロック715は、カウンタiが、ネットワークデマンドの総数nに達したかどうかをチェックする。達しなければ、ブロック720は、iを増分し、710を回るループが継続する。i=nであれば、フローはブロック725に渡される。
ブロック725では、送信元と宛先のペアのリスト内のすべての一意的なペアの集合{(CS (1),CD(1)),..,(CS(n),CD(n))}を構築する。mは、j=1,...mについて(S(j),D(j))と表される一意的なペアのこのリストの長さに設定される。
1からmまでのjについて一意的なペア(S(j),D(j))毎に、ブロック730では、帯域幅BW(j)を、(S(j),D(j))に等しい送信元、宛先ペア(CS(i),CD(i))のすべてに対応するすべての帯域幅NBW(i)の総和として計算する。
このようにして、コア・ノードの同じ集合からネットワーク・コア600を出入りする、すべての入力されたネットワークデマンドの集計である、一意的な送信元と宛先ノード集合を持つm個のデマンドが構築される。ブロック735で、ベクトルS、D、BWは、これらの集計されたデマンドのそれぞれに対する送信元ノード集合、宛先ノード集合、集計帯域幅を表す。これの結論として、アルゴリズム701が流れ図内に表される。
図8は、図2を参照しつつ上で説明されているデマンド構造220に構造上対応するデマンド構造800、805の2つの実施形態を示している。第1のデマンド構造800は、図6で表されるネットワーク例601を通るデマンドのリスト例を含む。第2のデマンド構造805はこれらのデマンドを含むが、例えば、図7で説明されているアルゴリズム701を使用してコア・ネットワーク・プラン・クリエータ・モジュール510により、コア・ルータの集合間のデマンドに集計されるからである。
ER1からCR1.Bへの第1のデマンド構造800内の第1のデマンドは、第2のデマンド構造805内のCR1.AからCR1.Bへのデマンドに変換されるが、それは、CR1.Aがネットワーク例601内でER1.Aに最も近い単一のコア・ノードだからである。
次の3つのデマンドのすべては、コア・ルータの同じ集合、つまり{CR1.A,CR2.A}に最も近い送信元を持つ。その宛先ノードは、さらに、すべて、同じコア・ルータCR1.Bに最も近い(例えば、自明な意味で)。これらのデマンドは、全帯域幅が30である705内の単一のコアデマンドに集計される。つまり、これら3つのデマンドの帯域幅の総和である。
700の第5のデマンドは、4つのコア・ルータ{CR1.A,CR2.A,CR1.C,CR2.C}から宛先ノードまでの距離が等しい(距離=10)。したがって、これらは、705の対応するデマンドにおける宛先ノードである。
図9は、メトリック最適化モジュール520内のメトリックを最適化するための、本発明の一実施形態による、方法901を例示する流れ図である。
方法例901の特定の最適化の目標は、ネットワーク・プラン構造200で指定されているすべてのリンク、すべてのSRLG障害、すべての帯域幅レベルにわたって最大利用度となる場合に、最大リンク利用度を最小にすることである。リンク利用度が高いほど、リンクで輻輳が発生する確率が高くなり、したがって、そのリンク間のデータ伝送に中断が発生する。方法901では、すべてのリンク、SRLG障害、帯域幅レベルにわたる最大リンク利用度をできるだけ低くすることにより、以下のさまざまな運用状況下で、対象となるネットワーク601内のすべてのリンクに対する利用度レベルを下げようとする。
1.ネットワーク601のすべての要素が正常に機能している「無障害」SRLG動作モード。
2.(リストにもし含まれていれば)回路障害、ノード障害、導管障害などのその他のSRLG障害を含む、ネットワーク・プラン500にリストされる他のSRLG障害下でのオペレーション。
3.1日の又は週の異なる時刻での帯域幅を表すことができる、さまざまな異なる帯域幅レベルの下でのオペレーション。
4.ネットワーク内の各デマンドに対する実際の帯域幅レベルがどのようなものかに関するさまざまな仮説を表すことができる、異なる帯域幅レベルの下でのオペレーション。
例えば、これらの仮説は、デマンド見積もりモジュール(110)により立てることができる。
ネットワーク・プラン500内のノードの部分集合のみがコア・ノードとして定義された場合、この最適化は、それらのコア・ノード間のコア・リンク上でのみ実行されることに留意されたい。つまり、非コア・リンクにおける利用度を最小にする試みはなされないということである。最適化をコアに制限することの計算上の利点のほかに、この制限には、さらに、たぶんいくつかの帯域幅デマンドをコア・ネットワークにもたらすのに1つのアクセス・リンクしか利用できないため輻輳は回避できない場合に、ネットワーク601への小さなアクセス・リンク内の輻輳を無視するという利点がある。
第1のブロック900では、ネットワーク・プラン500は、p個のリンクk=1,...,p及びj=1,...,mのm個の定義済みSRLGでインデックスが作成されるものとして定義される。各kについて、m(k)は、リンクk上の現在のメトリックであると定義される。2つのカウンタt_1及びt_2は0に設定される。
ブロック905では、帯域幅レベル構造は、メトリックmから計算されたルーティングを使用して、ネットワーク・プラン500内の9個の帯域幅レベルl=1,...,qのそれぞれについて計算される。これらの帯域幅レベル構造は、例えば、図4を参照しつつ上で説明されている方法401を使用して、計算することができる。SRLG j_0、リンクk_0、帯域幅レベルlにおける利用度がネットワーク・プラン内のすべての帯域幅レベルにおけるすべてのリンク及びSRLGのすべての利用度にわたって最高になるような3つ組(j_0,k_0,l_0)が見つけられる。B_maxは、この最大帯域幅レベルに設定される。
ブロック910で、2つのカウンタt1及びt2が1だけ増分される。
決定ブロック915で、カウンタがテストされる。実施形態では、目標値max_tries_no_progressの低減の進行なしで方法901を実行できる最大反復回数に制限を設定する。t_1がこの限界を超えた場合、最適化ループは終了する。また、進行total_triesがある場合もない場合もこのアルゴリズムの最大反復回数に限界が設定される。t_2がこの限界を超えた場合、最適化ループは終了する。
決定ブロック915のいずれかの条件も満たされない場合、ブロック920では、ブロック905で使用される最高のメトリックであると判明したリンクk_0のメトリックを増分する。このメトリックを高くすることにより、リンクk_0を通るルーティングとされているいくつかのデマンドでは、ネットワークを通る新しいより短いパスがあるため、他の場所へルーティングされる。
ブロック925では、ブロック905と同じ計算を実行して、3つ組(J_0,K_0,l_0)を見つけ、新しいメトリック設定の下で最高の利用度を得る。この最高の利用度は、B_newmaxに格納される。
決定ブロック930では、新しい利用度B_newmaxが前の最大利用度B_mxaよりも小さいかどうかを調べる。もし小さければ、最大利用度の低減が進行している。この場合、ブロック935では、カウンタt_1を0にリセットし、B_maxを新しい最大値B_newmaxに設定し、フローはブロック905から再開する。そうでない場合、フローは直接ブロック905から再開する。
決定ブロック915でテストのいずれかが通った後、方法901は終了する。ベクトルmには、新しい最適化されたメトリック、及び達成された新しい最小の最大利用度であるB_maxを含む。
図10は、本発明の一実施形態による、切り換えモジュール135を例示するブロック図である。切り換えモジュール135のサブモジュール間のデータ・フローが示されている。
図10は、以下のような切り替えモジュール135への2つの入力を例示している。
1.対象のネットワークの現在の状態を表すネットワーク・プラン構造(図2に示されているような)であることが思い出される、既存のネットワーク・プラン115。
2.対象のネットワークの所望の新しい状態を表すネットワーク・プラン構造である、所望のネットワーク・プラン130。これら2つのプランは、(場合によっては)異なるメトリックがトポロジ内の各リンクに与えられていることを除き、同じトポロジ構造205を持つ。これらは、同一のデマンド構造220、及び一方のプランの中でアクティブないくつかのSRLGが他のプランでは非アクティブであり、またその逆もあり得ることを除き、同一のSRLG構造230を持つ。
切り換えモジュール135は、2つのタスクを実行できる。1つは、切り換えシーケンス生成モジュール105により実行されるもので、既存のネットワーク・プラン115から所望のネットワーク・プラン130内に反映されている状態に対象のネットワークを移行するためにステップバイステップの変更の切り換えシーケンス1020を生成する。切り換えシーケンス1020内のそれぞれのステップは、例えば、SRLGの活性化、SRLGの不活性化、又は単一リンクのメトリックの変更とすることができる。
その後、切り換えシーケンス1020は、切り換え信号発生モジュール1025により対象のネットワーク上で実行される。切り換え信号発生モジュール1025は、信号をネットワーク・コントローラ1030に送り、対象のネットワーク1035にどのような変更を加えるかをコントローラ1030に指令する。切り換えシーケンス1020のそれぞれの変更が正常に行われた後、ネットワーク・コントローラ1030は、切り換えが正常に行われたという応答で切り換え信号発生モジュール1025に応え、切り換え信号発生モジュール1025は、切り換えシーケンス1020の次の変更をネットワーク・コントローラ1030に送る。
図11は、切り換えシーケンス生成モジュール1015により作成することができる、本発明の一実施形態による、切り換えシーケンス1020のデータ構造1100を例示するブロック図である。
切り換えシーケンス・データ構造1100は、1から切り換えシーケンス1020内のステップの総数まで番号が付けられた切り換えステップ構造1015のリストを含む。それぞれの切り換えステップ構造1105は、1115、1120、又は1125と表される、3つの可能な下部構造からなる。
特に、切り換えステップ構造1105は、切り換えステップ構造1105により表されるステップがネットワーク・プランのSRLGの活性化である場合に構造1115を含む。構造1115は、SRLGのインデックスとともに、現在は非アクティブであり、切り換えシーケンスのこのステップで活性化されなければならない、活性化するコマンドを含む。
切り換えステップ構造1105は、切り換えステップ構造1105により表されるステップがネットワーク・プランのSRLGの不活性化である場合に構造1120を含む。構造1120は、SRLGのインデックスとともに、現在は非アクティブであり、切り換えシーケンスのこのステップで不活性化しなければならない活性化するコマンドを含む。
切り換えステップ構造は、切り換えステップ構造1105により表されるステップがネットワーク・プランのメトリックの変更である場合に、構造1125を同様に含むことができる。構造1125は、メトリックが変更されなければならないリンクのインデックスとともに、メトリックを変更するコマンドを含み、そのリンクのメトリックが変更されないてはならない変更先の新しいメトリックを含む。
図12は、切り換えシーケンス1020を生成するために切り換えシーケンス生成モジュール1015により使用することが可能な、本発明の一実施形態による、方法を例示する流れ図である。
これは、以下の理由から、ネットワーク内で変更を実行する適切な順序を見つけるために使用することができる。
1.変更は、必ずしもすべてが一度に行われるわけではない。最短パス・ルーテッド・ネットワークでは、メトリック変更が行われる毎に、又は対象となるネットワークの要素が活性化又は不活性化される毎に、対象となるネットワークを通る最短パス・ルーティングを再発見するのに時間がかかる。このときに、対象となるネットワークのある部分は新しいルーティングに更新され、他の部分は更新されていない場合に、対象となるネットワークは途絶する場合がある。単一メトリック変更又は単一要素活性化又は不活性化などの小さな変更が行われると、多数の同時変更ほど途絶を起こさずに、ネットワーク内の新しいルーティングの集合への収束が高速化される。
2.多数の小さな変更を順次加えなければならない場合、中間のルーティング(例えば、切り換えシーケンス1020のステップの全部ではなく一部が完了したときに生じる)が受け入れられることが望ましい。例えば、対象のネットワークを通るデマンドにより現在使用されている帯域幅レベルの下でこれにより対象のネットワークの正常オペレーションの下で利用度が過剰に高まるべきではない。他の考慮も重要な場合がある。例えば、SRLGの障害の下のこれらの中間段階での利用度があまり高くなく、この障害が切り換えシーケンスを実行している真っ只中で生じた場合に、対象のネットワークが輻輳しないことが必要になることがある。また、ネットワーク内のルーティングの待ち時間が中間ステップであまり長くなく、対象のネットワークのすべてのユーザに一定の品質のサービスが提供されるようにする必要がある場合もある。
開始ブロック1200で、既存の及び所望のネットワーク・プラン115、130が切り換えシーケンス生成モジュール1015に届く。これらのプラン115、130は、図12の流れ図で、P1(既存のネットワーク)とP2(所望のネットワーク)として示されている。ブロック1205で、受け入れ可能性について調べられたすべての可能な部分切り換えシーケンスを含む、集合Vが空集合に設定される。カウンタiは1に設定され、現在の中間ネットワーク・プランPは、既存のネットワーク・プランP1に設定される。
ブロック1210で、現在の中間ネットワーク・プランPに適用したときに、ネットワーク・プランを所望のネットワーク・プランP2に1ステップだけ近づけ、受け入れ可能な中間ネットワーク・プランを提供する適切な切り換えステップを求める。部分切り換えシーケンスA(1),...,A(i)がV内にあるような切り換えステップA(i)を求めなければならない。これにより、すでに調査されている潜在的な切り換えシーケンスは調査されなくなる。A(i)は、以下の切り換えステップのうちの1つでなければならない。
1.Pでは非アクティブだがP2ではアクティブなSRLGの活性化。
2.PではアクティブだがP2では非アクティブなSRLGの不活性化。
3.Pにおける値からP2における(異なる)値へのリンクのメトリックの変更。
ブロック1215では、そのようなA(i)が見つかるかどうかに応じてフローは分岐する。見つからない場合、受け入れ可能な切り換えシーケンスを見つけることはできず、方法1201はブロック1220で終了する。
そのようなA(i)を見つけられる場合、部分切り換えシーケンスA(1),...,A(i)がVに追加され、現在の中間ネットワーク・プランPは、A(i)で指定されている変更により更新される。現在の中間ネットワーク・プランPの帯域幅利用度構造は、例えば、図4を参照しつつ上で説明されている方法401を使用して、計算される。
ブロック1230で、現在の中間ネットワーク・プランPの帯域幅利用度構造をチェックし、帯域幅利用度が受け入れ可能かどうかを判定する。さらに、Pでルーティングされたデマンドの待ち時間をチェックし、それらが受け入れ可能かどうかを判定する。現在の中間ネットワーク・プランPが受け入れ可能である場合、ブロック1235は、カウンタiを進める。ブロック1240で、現在の中間ネットワーク・プランPが所望のネットワーク・プランP2に等しいかどうかをチェックし、その場合に、A(1),...,A(i)はP1からP2への完了した切り換えシーケンス1020であり、方法1201は1245で終了する。そうでない場合、方法1201は、1210に戻り、次のA(i)を見つける。
ブロック1230で、現在の中間ネットワーク・プランPが適切な利用度レベル及び/又はルーティング待ち時間を持つと判明しない場合、方法1201はバックトラックする。ブロック1250で、iが1だけ減じられる。ブロック1255で、iが0に等しいと判定された場合、適切なシーケンスを見つけられず、方法1201は終了ブロック1220で異常終了する。そのように判定されなければ、方法1201はブロック1210に戻り、適切な次のA(i)を見つけようとする。
図13は、ネットワーク・コントローラ1030を利用して、切り換えシーケンス1020を実行するために切り換え信号発生モジュール1025により使用することが可能な、本発明の一実施形態による、方法1301を例示する流れ図である。
開始ブロック1300で、切り換え信号発生モジュール1025は、切り換えシーケンス1020を受け取る。このシーケンスA(1,),...A(n)におけるn個のステップにラベルを付ける。
ブロック1305で、カウンタiは1に初期化される。
ブロック1310で、切り換えシーケンス・ステップA(i)の、切り換えシーケンス1020に関連付けられている切り換えシーケンス・データ構造1100が、対象のネットワーク1035で実施するためにネットワーク・コントローラ1030に送られる。
ブロック1315で、方法1301は、ネットワーク・コントローラ1030から切り換えシーケンス・ステップが正常に実行され、及びネットワーク1035が切り換えシーケンス・ステップにより通知される新しいメトリック又は要素活動に応じてデータを再ルーティングするように完全に自動的に再構成されているという肯定応答を受け取るまで待機する。
ブロック1320で、切り換え信号発生モジュール1025からの肯定応答がチェックされる。アクションが正常に完了した場合、1325でカウンタiは増分される。ブロック1330で、iがnよりも大きい場合、切り換えは正常に完了しており、方法1301は1335で終了する。1325でiがn以下の場合、方法1301は1310に戻り、次のステップをネットワーク・コントローラ1030に送る。
ブロック1320で、アクションが正常に完了していないと判定される場合、切り換えは不成功であり、方法1301はブロック1340で終了する。
図14は、切り換えシーケンス構造1405図式表現であり、切り換えシーケンス1020のそれぞれのステップの下でネットワーク1035のリンクの利用度の表1400である。
図14に示されている実施形態では、切り換えシーケンス1020を生じた、既存のネットワーク・プラン115は、図2のネットワーク・プラン構造200である。所望のネットワーク・プラン130は、以下の点を除き既存のネットワーク・プラン115と同じである。
1.SRLG「回路2」が不活性化されている。
2.2つのリンク3.1及び4.1は、メトリックを10から5に変更してしまっている。
切り換えのステップ0の図14で「無障害」というラベルの付いている行及びさらに1400とラベルの付いている利用度のテーブルの行において、帯域幅レベル利用度構造240に両方とも示されているように、「無障害」障害シナリオの既存のネットワーク・プラン115の下で、両方とも75%利用されているリンク1.1とリンク2.1の2つのリンクだけが使用される。これは、ノードAからノードBへのネットワーク・プランにおける単一デマンドが、AからBへの最短パスの1つである、リンク1.1に沿っての帯域幅(750Mb/s)の半分、及びAからBへの他の最短パスであるリンク2.1に沿っての帯域幅のもう半分でルーティングされるためである。
切り換えシーケンス構造1405のステップ1で、リンク3.1のメトリックは10から5に変更される。AからBへの最短ルーティングは、この変更の影響を受けず、テーブル1400のステップ1に示されているように、利用度は同じままである。
切り換えシーケンス構造1405のステップ2で、リンク4.1のメトリックは10から5に変更される。この変更の後、AからBへ3つの最短ルーティング、つまり、2つの前のルーティング、及びリンク3.1、4.1を通る、総ルート長が10であるパスがある。テーブル1400のステップ2に示されているように、リンク利用度は、AからBへのデマンドが500Mb/sで満たされ、それら3つのルートのそれぞれに沿って伝送される、今やリンク1.1、2.1、3.1、4.1のそれぞれで、50%の利用度が得られることを反映する。
最後に、切り換えシーケンス構造1405のステップ3で、「回路2」というラベルの付いているSRLGは不活性化される。そこで、AからBへの2つの最短ルートしかない。一方はリンク1.1を通るもので、他方はリンク3.1及び4を通るものである。1.
回路2の一部であるため、不活性化されたリンク2.1を通るトラフィックをルーティングすることができなくなる。したがって、リンク利用度は、テーブル1400の行3に示されたものとなる。
切り換えシーケンス構造1405の3つの切り換えステップが実行される順序が重要であることに留意されたい。例えば、不活性化ステップが最初に実行されている場合、リンク1.1を通るAからBへの単一の最短ルートがあっただけである。リンク利用度は、150%=1500/1000となっており、ネットワーク内に重大な輻輳を引き起こす。
図15は、システムの残りとの、図1を参照しつつ上ですでに説明してある、デマンド見積もりモジュール110の、本発明の一実施形態による、相互作用を例示するブロック図である。デマンド見積もりモジュール110は、図15においてブロック1500として示されている。
デマンド見積もりモジュール110は、ネットワーク100の現在の状態の表現である、ネットワーク・プラン構造200を構築し、この構造を「既存のネットワーク・プラン」115として格納する。ネットワーク・プラン構造200のさまざまなコンポーネントは、異なる送信元から取られ、デマンド見積もりモジュール110により一体にまとめられる。
トポロジ構造1510内の情報は、通常、ネットワーク構成から読み取ることができるため、トポロジ構造1510はネットワーク・コントローラ105により与えられる。共有リスク・リンク・グループ構造は、増補ネットワーク・データ1525により与えられる。増補ネットワーク・データ1525は、通常、ネットワーク100の外部知識を使用して構築され、ネットワーク・コントローラ105自体からは利用できない。例えば、2つの回路が同じ導管内にあり、したがって一緒にSRLGを形成するかどうかは、ネットワーク構成を読み取ることによりネットワーク・コントローラ105が必ず検出できる情報ではない。
ネットワーク・プラン構造200内のデマンド構造220は、以下の3つの別々の入力を使用してデマンド見積もりモジュール110により構築される。
1.リンク利用度測定結果1515(例えば、リンク容量の割合として表される)、及び
2.ネットワーク・コントローラ105を通して得られる、デマンド測定結果1520(例えば、Mb/sで表される)、及び
3.増補ネットワーク・データ1525の一部である、前のデマンド構造1535。前のデマンド構造1535は、図2に例示されている、デマンド構造220の形態のデータ構造であり、単一帯域幅レベル225を含む。前のデマンド構造1535は、ネットワーク100内に存在するすべてのデマンド送信元と宛先をリストする。それらのデマンドのそれぞれの対応する帯域幅レベルは、デマンド帯域幅レベルの前の見積もりである。この見積もりは、デマンドレベルの時間的推移による測定により、又はネットワークの利用度測定結果に基づく何らかの外部見積もり手順又は他の何らかの見積もり方法を使用して、得られる。
デマンド測定結果1520は、ネットワーク100から直接行われたこれらのデマンド帯域幅レベルの測定と合わせた、前のデマンド構造1535内のデマンドの部分集合のリストである。デマンド測定結果1520のこのリストに前のデマンド構造1535内のすべてのデマンドが含まれる場合、すべてのデマンド帯域幅レベルは知られており、デマンド見積もりモジュール110は過剰となる。デマンド測定結果1520のリストに、前のデマンド構造内のデマンドが全く含まれないか、又は一部のみが含まれる場合、デマンド見積もりモジュール110の役割は、リンク利用度測定結果1515、知られているデマンド測定結果、及び前のデマンドを使用して、測定が全く行われていなかったリンクについての見積もりを行うことである。
デマンド見積もりモジュール110は、デマンド帯域幅の最良の見積もりを表す単一帯域幅レベル(例えば、Mb/sで表される)、又はそれぞれデマンド帯域幅の見積もりが異なる複数の帯域幅レベルのいずれかを持つデマンド構造220を生成する。これらの複数の帯域幅レベルは、ともに、デマンド帯域幅見積もりの変動を表す。それぞれは、異なる帯域幅レベル・シナリオを表し、システム10のGUI 140及びその他のコンポーネントは、異なる帯域幅レベル・シナリオの下でトポロジ及びメトリックの変更の影響を評価するか、又は最悪の場合の帯域幅レベル・シナリオに対処するためメトリック・トラフィック・エンジニアリングを実行することができる。
実施形態では、デマンド見積もりモジュール110は、サブモジュールを含むものとして示されている。第1のサブモジュールは、基本デマンド・エスティメータ1550であり、これは、前のデマンド構造、リンク利用度測定結果、デマンド測定結果が与えられたときに、単一のデマンド帯域幅レベルの見積もりを行う動作をする。図16は、基本デマンド・エスティメータ1550により実装することができるアルゴリズムによる方法1601を示す流れ図である。第2のサブモジュールは、デマンド変動エスティメータ1545であり、これは、前のデマンド構造1535の帯域幅レベルに基づいて変動を構築し、その後、それらの変動とともに基本デマンド・エスティメータ1550を呼び出す動作を行い、基本デマンド・エスティメータ1550は、帯域幅レベル見積もりでの変動に戻る。これらの変動から、デマンド変動エスティメータ1545は、既存のネットワーク・プラン115に挿入されるデマンド構造220の帯域幅レベル225の集まりを構築する。
図17は、デマンド変動エスティメータ1545により実装することが可能な、本発明の一実施形態による、アルゴリズムによる方法1701を例示する流れ図である。
上記のように、図16は、デマンド構造の帯域幅レベルを見積もるために基本デマンド
・エスティメータ1550により実装することができる、アルゴリズムによる方法1601を示す流れ図である。
ブロック1600には、入力データの表記が示されている。トポロジ構造は、p個のリンクで指定される。デマンド構造は、n個のデマンド、及び、n個のデマンドのそれぞれについての前の帯域幅レベルを表す、対応する帯域幅レベルbw_prior(1),...,bw_prior(n)により指定される。リンク利用度測定結果は、a<=pについてのリンクl(1),...,l(a)の部分集合により、リンク利用度測定結果u_m(1),...,u_m(a)の対応する集合とともに表される。デマンド測定結果は、b<=pについてのリンクd(1),...,d(b)の部分集合により、測定された帯域幅レベルbw_m(1),...,bw_m(b)の対応する集合とともに表される。
デマンド帯域幅とリンク利用度の測定結果が互いに完全に一致しない場合、測定システムに不具合があるか、又はわずかに異なる時刻に異なる測定を行っていると考えられる。
したがって、ブロック1605で実行される見積もりの第1のステップは、所定の測定結果にできる限り近いリンクとデマンド測定結果の完全に一致する集合の集合を見つけることである。特に、ブロック1605では、以下のようなu(1),...,u(p)と呼ばれる各リンクについてリンク利用度を見つける。
1.ネットワーク100に障害がなく、したがってネットワーク100は「無障害」SRLGで稼働していると仮定すると、利用度u(1),...,u(p)を出力する、所定のトポロジとメトリック設定を使用してネットワーク100を通してルーティングされるデマンド帯域幅レベルの少なくとも1つの集合が存在する。
2.これらのデマンドの部分集合d(1),...,d(b)の帯域幅レベルは、できる限り測定されたデマンド帯域幅レベルbw_m(1),...,bw_m(b)と一致する。
3.これらのリンク利用度の部分集合l(1),...,l(a)のリンク利用度は、できる限り測定されたリンク利用度u_m(1),...,um_m(a)と一致する。
そのような利用度の集合を見つける1つの手段として、以下のように指定された線形プログラムを解く。Aをネットワークに対するn×pのルーティング行列、つまり利用度uのpベクトルとデマンド帯域幅レベルbwのnベクトルが与えられると、A×bw=uである。
そこで、線形プログラムは、
A×bw=uを条件として上の式を最小にする。正の実数s_1及びs_2の相対的サイズにより、所定のリンク利用度測定結果と結果として得られるベクトルuとの照合対所定のデマンド測定結果とuを生成する基礎のデマンドbwとの照合の相対的重要度を決定する。これらは、例えば、測定結果の2つの集合のそれぞれにおいて持つ相対的信頼度に応じて異なる。
ベクトルuが計算された後、ブロック1610は、実際のデマンド見積もりを実行する。特に、基本デマンド・エスティメータ1450は、両方ともデータとよく一致するデマンド帯域幅レベルの集合(測定されたリンク利用度及びデマンド帯域レベル)、及びどれが指定された前の帯域幅レベルbw_priroに近いかを見つけようとする。したがって、基本デマンド・エスティメータ1550は、以下を満たす見積もられた帯域幅レベルbw_base(1),...,bw_base(n)の集合を見つける。
1.これらのデマンドの部分集合d(1),...,d(b)はbw(1),...,bw(b)に等しい。
2.これらのデマンドから得られるリンク利用度(つまり、ベクトルA×bw_baase)はu(1),...,u(n)に等しい。
3.帯域幅レベルbw_base(1),...,bw_base(n)はできるだけbw_prior(1),...,bw_prior(n)に近い。
uは、ブロック1605内の要件を満たすため、1及び2を満たす少なくとも1つのベクトルbw_baseが存在する。そのようなベクトルを見つける1つの方法は、上記の3つの要件を形式的に以下のように書き直すことである。
1.bw_base(d(i))=bw(i)、i=1,...,n、
2.A×bw_base=u、
3.以下の式を最小にし、
2次プログラムを使用してbw_baseについて解く。ブロック1615は、方法1601を終了する。必要な帯域幅見積もりはbw_base(1),...,bw_base(n)である。
図17は、ネットワーク・プラン構造200のデマンド構造220の帯域幅レベルの範囲を見積もるために、図15に例示されている、デマンド変動エスティメータ1545により実装が可能な、本発明の一実施形態による、アルゴリズムによる方法1701を例示する流れ図であり、すべて、ネットワーク・コントローラ105を通してネットワークから利用可能な利用度及びデマンド帯域幅の得られた測定結果を与えた場合にデマンド帯域幅レベルのすべての見積もりが可能である。
ブロック1700は、方法1701への入力を示している。これらは、2つ追加あるが、図16の方法1601と同じ入力である。一方のBは、見積もる帯域幅レベルの集合の数である。他方のVは、指定された前のbw_priorに入っている信頼度の尺度である正数である。Vの値=0は、前の帯域幅の完全な信頼を示し、この場合、帯域幅レベルの集合1,...,Bのすべてが、それ自体前の帯域幅に等しい。より大きいVは、前の帯域幅で表現される信頼度が低いほど、方法1701により生成される帯域幅レベルの集合の範囲値は広がる(ただし、利用度及び帯域幅デマンドの見積もりにより制約される)。ブロック1705で、1からBのカウンタは1に設定される。
ブロック1710で、新しい前の帯域幅ベクトルbw_prior_var(i)が構築される。i=1,...,nのこのベクトルのそれぞれのbw_prior_var(i)は、bw_prior(i)+N(i)に設定される。ここでは、それぞれのN(i)は、平均値0、分散Vの正規分布から生成される乱数変数である。これらの正規分布以外の他の分布も、前の帯域幅のバラツキを生成するためにここで使用することが可能である。
ブロック1715で、図16に例示されている方法1601がブロック1700で指定されているすべての入力1〜4で呼び出されるが、前の帯域幅ベクトルbw_priorはbw_prior_varで置き換えられる。この手順により、帯域幅レベルの見積もり、ベクトルbw_var_bが出力される。
ブロック1720、1725で、反復が完了したかどうかをチェックし、反復が完了していなければカウンタbを増分する。反復が完了した後、フローはブロック1730に渡され、方法1701は終了する。ベクトルbw_var_1,...,bw_var_Bは、この手順で見積もられたB帯域幅レベルである。
上述のように、GUI 140を使用すると、既存のネットワーク・プラン115をユーザに対して視覚的に表すことができるため、ユーザはネットワークの現在の状態を容易に把握できる。図18〜21は、本発明の一実施形態における、GUI 140により生成し、提示できるインターフェイス例の図であり、以下で説明する。
まず図18を参照すると、インターフェイス1800は、メジャー・ウィンドウ1804内に対象のネットワークのエクストラサイト・ビュー1802を表示し、マイナー・ウィンドウ1808内に対象のネットワークの一部のイントラサイト・ビュー1806を表示している。エクストラサイト・ビュー1802は、ネットワーク・サイトの位置を示し、それぞれのサイトは、共通物理的ロケーションに置かれているノードの集まりを潜在的に含む。2つの異なるサイト内の2つのノード1810を接続する回路(例えば、2つ以上のリンク)は、エクストラサイト・ビュー1802内に、関連する2つのサイト1810を接続しているものとして表示される。エクストラサイト・ビュー1802では、さらに、ユーザがマイナー・ウィンドウ1808内に表示する特定のサイト1810をイントラサイト・ビュー1806として選択することができる。特に、イントラサイト・ビュー1806は、選択されたサイトについて、そのサイト内に含まれるノードと、そのサイトのノード間の回路接続を示す。イントラサイト・ビュー1806は、さらに、選択されたサイト内のノードに接続されている回路を、関連ノードの接続先の他のサイトのノードの方向にマイナー・ウィンドウ1808を出るものとして例示している。説明されている2レベル階層のビューを用意することにより、インターフェイス1800では、複雑なネットワーク・トポロジ、高利用度領域、又はエクストラサイト・ルーティングの概要をわかりやすく示すことができる。
また、図18から、対象のネットワーク内の回路例のそれぞれは双方向であり、2つのリンクを含み、それぞれのリンクが特定の方向ネットワーク・トラフィックを伝送することがわかる。一実施形態では、回路の容量は、これらのリンクの組み合わせた容量である。エクストラサイト・ビュー1802とイントラサイト・ビュー1806は、両方とも、ノード又はサイトに接続する矩形として回路を示している。これらの矩形はそれぞれ、関連する回路の容量に比例する幅、又はその容量に他の形で関係する物理的寸法により示される。例えば、回路の容量が高いほど、関連する矩形は広がる。回路を表す矩形はそれぞれ、さらに、真ん中で分割され、2つの細い矩形を形成し、細い矩形のそれぞれが回路内のそれぞれのリンクを表すように示されている。矢印は、これらの細い矩形と関連付けられており、それぞれの細い三角形により表されるリンクに沿ってネットワーク・トラフィックが伝わる方向を示す。
一実施形態では、リンクを表す細い三角形のそれぞれ、又は回路を表す複合矩形のそれぞれは、色分けすることにより(又は、他の何らかの方法で視覚的に区別することにより)、関連するリンク又は回路の利用率を視覚的に表すことができる。例えば、矩形に関連付けられた色を利用度レベルに応じて変え、容認できないほど高い利用度を示す明確な視覚的信号を発するようにできる。利用度は、例えば、利用度が低い(例えば、50%未満)か、中程度か、高い(例えば、100%を超える)かどうかに応じて、緑色、オレンジ色、又は赤色で示すことができる。また、矩形で帯域幅利用度を示すのに、帯域幅デマンド度に比例してグラフィック・リンクのセクションを色付けすることができる(例えば、矩形の50%が色付けされていれば、これは50%の帯域幅利用を示す)。
さらに、これらのサイト1810のそれぞれを表すボックスを色分けするか、又は他の何らかの方法で、視覚的に区別し、関連するサイト1810内のイントラサイト・リンクの最大利用度を識別することができる。例えば、特定のサイト1810内のリンクの1つが100%を超える利用度であれば、サイト1810を示すブロックは、少なくとも一部は、赤色で着色することができる。このようにして、ユーザは、エクストラサイト・ビュー1802を表示する際に、問題サイトを識別する便利な視覚的手掛かりを利用できる。
GUI 140により表示されるインターフェイスは、さらに、1つ又は複数の障害シナリオの下で対象のネットワークを通るデマンドのルーティングを視覚的に示すのに使用することもできる。このために、図19は、インターフェイス例1900を示しており、ネットワークを通るデマンドのルーティングが選択された障害シナリオの下に示されている。例えば、メジャー・ウィンドウ1804内に示されているエクストラサイト・ビュー1802内で、ユーザは障害に関して特定の回路を選択することができる。図19に例示されているインターフェイス例1900では、回路1904が機能していない回路として選択されている。
インターフェイス1900は、さらに、ネットワークを通るさまざまな帯域幅デマンド(例えば、SJCとWDCとの間の帯域幅デマンド)のユーザ側で選択可能なリスティングを表示するテーブル・ウィンドウ1902を含むように示されている。テーブル・ウィンドウ1902内に示されているどれかのデマンドをユーザが選択すると、選択されたデマンドが対象のネットワーク内で通る実際のルートがエクストラサイト・ビュー1802内に示される。
ユーザが特定の障害シナリオを選択した後(例えば、1つ又は複数の回路を機能していない回路として選択することにより)、インターフェイス1900は、選択されたデマンドの再ルーティング(例えば、テーブル・ウィンドウ1902内に示されているさまざまなデマンドから選択される)とともに、帯域幅利用度(例えば、利用率)を、障害シナリオの下で、そのような利用を示すために色(又は他の視覚的区別機能)を使用して示す。
さらに、再ルーティングは、エクストラサイトとイントラサイト・ビュー1802、1806の両方で視覚的に示すこともできる。例えば、選択されたデマンドの再ルーティングは、図19では、破線で示されている。関連する円形のリンクの最大容量を超えるリンク又は回路の利用も、さらに、赤色で示すことができる。
インターフェイス1900は、さらに、一実施形態では、異なる帯域幅レベルの下でルーティングされたデマンドの表示に対応している。このために、異なる帯域幅レベルのドロップダウン・メニュー1908が用意され、ユーザは、これらの異なる帯域幅レベルの中から選択することができる。その後、選択された帯域幅レベルは、インターフェイス1900内のエクストラサイト及びイントラサイト・ビュー1802、1806に示されているルーティングに適用される。
ネットワーク内のパケット(例えば、IPネットワーク)は、パケットの相対的優先度を決定する、異なるサービス・クラスでタグ付けすることができる。ネットワークでは一方のクラスのパケットを他よりも優先するようにできるため、低い優先度のパケットでは、高優先度パケットを処理するために必要でないリンク内の帯域幅の割合部分のみを使用する。例えば、1000Mb/sリンクは低優先度サービス・クラスからフルパケットの50%、高優先度サービス・クラスからのフルパケットの50%であると考える。低優先度フローの観点からは、リンクの帯域幅容量は全部利用されている。しかし、高優先度フローは必要に応じて低優先度フローを強制的に動かすことができるため、高優先度フローの観点からは、リンクの帯域幅容量の50%はそれでも利用可能である。
ネットワークにおいて複数のサービス・クラスから複数のパケットのルーティングする状況では、本発明の一実施形態のGUI 140は、特定のサービス・クラスの観点(又は視点)からネットワークを見る機能を備えている。一実施形態では、GUI 140により表示されるユーザ・インターフェイスを使用することにより、ユーザは、フルダウン
・メニューからサービス・クラス・ビューを選択することができる。このために、図19に示されているインターフェイス例1900は、サービス・クラス・メニューのドロップダウン・メニュー1910を備え、これにより、ユーザ選択可能な多数のサービス・クラスをサービス・クラス・ビューとして提示する。図19に例示されている状態では、「ALL」サービス・クラスが選択されている。ドロップダウン・メニュー1910からサービス・クラスが選択された後、インターフェイス1900内に表示されるビュー内のリンク(例えば、細い矩形により表される)のサイズを変更して、選択されたサービス・クラスの視点から関連するリンクの容量を表すことができる(例えば、リンクの全容量からすべての高優先度サービス・クラスの利用度を差し引く)。したがって、表示される利用度は、「見られた」利用度の割合として表された、選択されたサービス・クラスからのパケット別のリンクの利用度である。例えば、上の例で説明されているように、ネットワークでそれぞれリンクの容量の50%を使用している2つのサービス・クラスをサポートしている。特定のリンクが以下の3つのビューのそれぞれから異なる形で表示される。
1.「ALL」サービス・クラス・ビュー:このビューでは、リンクの帯域幅は1000Mb/sを表し、リンクは完全利用されていることが示されている(例えば、赤色である)。
2.「低優先度」サービス・クラス・ビュー:関連するリンクの幅は小さく、500Mb/sを表し、リンクは完全利用されていることが示されている(例えば、赤色である)。
3.「高優先度」サービス・クラス・ビュー:リンクの幅は、100Mb/sの容量を持つことを示し、リンクの容量の50%が利用されていることが示されている(例えば、リンクはオレンジ色である)。
「障害シナリオ」という概念について上で説明した。障害シナリオはリンクの集合の同時障害を伴うことがあることは理解されるであろう(例えば、回路内の2つのリンクが1つの障害シナリオを形成する可能性があるが、それは、回路が機能しなくなると、関連する回路内のリンクは両用とも機能しなくなるからである)。GUI 140のシミュレーションと最適化により表示されるインターフェイスでは、上述のように、指定された障害シナリオのリストについて対象のネットワークの挙動を考慮する。
対象のネットワーク内の特定のリンクについて、注目する量は、複数の異なる障害シナリオでの特定のリンクの最大利用度である。特定のリンクの最大利用度が所定の容量を超えた場合(例えば、利用度がリンク容量の100%を超える)、発生した場合に、関連するリンク内に輻輳を引き起こすネットワークの再ルーティングを発生させる1つ又は複数の障害シナリオがあることを意味する。このために、GUI 140では、特定のリンクに最大利用度を達成させた特定の障害シナリオの下で異なるリンクの利用度を同時に表示する「最悪の場合」の表示モードを提示できる。図20は、1つ又は複数の障害シナリオの下で輻輳を生じるリンク2002を視覚的に識別するインターフェイス例2000を示している。インターフェイス2000では、さらに、ユーザは、リンクの輻輳を引き起こした1つのシナリオ又は複数のシナリオを調べることができる。例えば、ユーザが輻輳リンクの1つを選択することにより、選択されたリンクの輻輳を引き起こした1つ又は複数の障害シナリオをインターフェイス2000で表示することができる(例えば、図19に示されているインターフェイス1900内の障害シナリオの表示と似た方法で)。
最後に、GUI 140は、さらに、グラフ形式、表形式で表示されている図18〜20を参照しつつ、上で説明されている情報を提示することもできる。図21は、リンク別の詳細を表示する表形式のレポート2100を例示している。特に、表形式レポート例2100のリストは、上述のインターフェイス1800,1900、2000のそれぞれについて生成することができ、レポートの1行が特定のリンクに関する情報の表示専用に割り当てられる。さらに、レポート2100内の複数の行を「最悪の場合」の利用度別の順序で表示することもできる。例えば、インターフェイス2000により提示される「最悪の場合」の情報を参照することにより、インターフェイス例200で、輻輳の原因として識別されている3つのリンク2002は、表形式レポート2100内で視覚的に区別される(例えば、赤色の「WC Util(%)」値を使用する)。表形式レポート210は、リンクに関する情報を表示するが、それとともに、SRLGの障害により関連するリンクが「最悪の場合」の障害の要因となり、また「最悪の場合」の帯域幅レベルがこの状態に関わっている。この表示により、ユーザは問題リンクを簡単に識別し、またその問題に関わった状況(例えば、SRLG障害及び帯域幅レベル)を識別することができ、適切な処置を講じることができる(例えば、メトリック・トラフィック・エンジニアリング・モジュール125を使用してメトリック最適化を実行するか、又は識別された問題リンクの容量を増やすことにより)。
図22は、本明細書で説明されている方法ろアルゴリズムのうちの1つ又は複数をマシンに実行させる一組の命令を実行できるコンピュータ・システム2200の実施形態におけるマシンの図式表現である。他の実施形態では、マシンは、スタンドアロンのデバイスとして動作するか、又は他のマシンに接続(例えば、ネットワーク接続)することができる。ネットワーク接続配置では、マシンは、サーバ・クライアント・ネットワーク環境のサーバ又はクライアント・マシンの容量内で動作することができるか、又はピアツーピア(又は分散)ネットワーク環境でピア・マシンとして動作することができる。マシンは、サーバ・コンピュータ、パーソナル・コンピュータ(PC)、タブレットPC、セットトップ・ボックス(STB)、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)、携帯電話、Webアプライアンス、ネットワーク・ルータ、スイッチ又はブリッジ、又はそのマシンにより実行されるアクションを指定する一組の命令(順次又はその他の型式)を実行することができるマシンとすることができる。さらに、単一マシンのみが例示されているが、「マシン」という用語は、本明細書で説明されている方法の1つ又は複数を実行する一組の(又は複数の組の)命令を個別に又は連携して実行するマシンの集まりを含むものとして解釈するものとする。
コンピュータ・システム例2200は、プロセッサ2202(例えば、中央処理ユニット(CPU)、グラフィック処理ユニット(GPU)、又はその両方)、メイン・メモリ2204とスタティック・メモリ2206を備え、これらは、バス2208を介して互いに交信する。コンピュータ・システム2200は、さらに、ビデオ表示ユニット2210(例えば、液晶表示装置(LCD)又は陰極線管(CRT))を備えることもできる。コンピュータ・システム2200は、さらに、英数字入力デバイス2212(例えば、キーボード)、ユーザ・インターフェイス(UI)ナビゲーション・デバイス2214(例えば、マウス)、ディスク・ドライブ・ユニット2216、信号発生デバイス2218(例えば、スピーカ)、及びネットワーク・インターフェイス・デバイス2220も備える。
ディスク・ドライブ・ユニット2216は、本明細書で説明されている方法、機能、又はアルゴリズムのうちの1つ又は複数を実現する一組又は複数の組の命令(例えば、ソフトウェア2224)が格納されるマシン可読媒体2222を備える。ソフトウェア2224は、さらに、メイン・メモリ2204内で、及び/又はコンピュータ・システム2200による実行中のプロセッサ2202内に完全に又は少なくとも一部、常駐することもでき、メイン・メモリ2204やプロセッサ2202はマシン可読媒体をも構成する。
ソフトウェア2224は、さらに、ネットワーク・インターフェイス・デバイス2220を介して、ネットワーク2226上で送受信することができる。
一実施形態ではマシン可読媒体2292は単一の媒体として示されているが、「マシン可読媒体」という用語は、一組又は複数の組の命令を格納する単一の媒体又は複数の媒体(例えば、集中又は分散データベース、及び/又は関連するキャッシュ及びサーバ)を含むものとして解釈すべきである。「マシン可読媒体」という用語は、さらに、マシンにより実行する、本発明の方法のうちの1つ又は複数をマシンに実行させる一組の命令を格納、符号化、又は搬送することができる媒体を含む。したがって、「マシン可読媒体」という用語は、リードステート・メモリ、光及び磁気媒体、及び搬送波信号などを含むものと解釈するものとする。
要するに、本発明の上述の実施形態は強化機能及び追加機能を実現するものであり、メトリック・ベースのトラフィック・エンジニアリングの実用的実装に有用であるということである。例えば、さまざまな実施形態において以下の実際の問題の対処を追求する。
1.ポイントツーポイント・デマンド情報は、ネットワーク上の利用度の測定結果から部分的にしか推測できないことが多い。トラフィック・エンジニアリング・システム10は、これらのデマンドに関する不確かな情報を扱うことができるであろう。トラフィックのインテリジェント型ルーティングは、ネットワーク障害の際に、例えば、ネットワーク内の1つ又は複数の要素(リンク又はノード)が機能しなくなった場合に、非常に役立つことが多い。通常であれば、これらの要素を通るルーティングが行われるトラフィックは、これらの要素を含まない最短パスを通るルートが選択され、その結果、障害の発生していない要素において利用度が高まる。ネットワークに対するメトリックの選択は、通常稼働中のネットワークだけでなく、多数の障害シナリオのうちの1つの下にあるネットワークについても適切である。
2.大きなネットワークは多数のエッジ・デバイスやピア接続デバイスに接続され、すべて、トラフィックの個別の送信元と宛先として使用される。このため、ルーティング・テーブルのサイズや複雑度が指数関数的に増大する可能性がある。トラフィック・エンジニアリング・アルゴリズムの機能強化は、これらのアルゴリズムがこのタイプの複雑度が大幅に増大するときにも有効である。
3.利用度レベルなどの目標の基準を使用して、トラフィック・エンジニアリング手順のガイドとすることができるが、より主観的な基準も考慮する必要がある場合もあり、そのような理由から、人間が理解できる形で、大規模で複雑なネットワークについても、重要な決定基準のビューを提示するネットワーク・ビジュアル化システムは有用である。
4.トラフィック・エンジニアリング要件を満たす新しいメトリックの集合が見つかった後でも、ネットワーク活動を中断することなく、またこのプロセスの中間ステップにおいて予測可能で受け入れ可能なパフォーマンスを維持しながら、現在のネットワーク構成をステップバイステップで所望の構成に移行する方法は、いくらかの利益につながる。上述の切り換えシステム例は、このような問題の解消を試みるものである。

Claims (7)

  1. 最短パス優先(SPF)ルーティング法を使用してルーティングされるネットワークのリンクに関連付けられているメトリックを最適化するシステムであって、
    増補ネットワークデータに含まれる共有リスク・リンク・グループに基づいて生成され、前記ネットワークに適用可能な少なくとも1つの障害シナリオを識別し、前記ネットワークを通してルーティングされるポイントツーポイント・デマンドに適用可能な少なくとも1つの帯域幅レベルシナリオを識別し、ネットワークの複数のリンクのそれぞれに対しメトリックを自動的に計算し、前記ネットワークに対応したネットワーク・プラン構造で指定されているすべての前記リンク、すべての共有リスク・リンク・グループ障害、すべての前記帯域幅レベルにわたって最大利用度となる場合に、最大リンク利用度を最小にするように、前記ネットワーク経由のデマンドのルーティングが前記少なくとも1つの障害シナリオと前記少なくとも1つの帯域幅レベル・シナリオに最適化されるようにするメトリック・トラフィック・エンジニアリング・モジュールと、
    前記メトリック・トラフィック・エンジニアリング・モジュールに結合され、前記ネットワークの前記複数のリンクのそれぞれについて前記計算されたメトリックに応じてネットワーク・コントローラに前記共有リスク・リンク・グループの単一メトリック変更又は単一要素活性化又は不活性化によるネットワーク構成の変更を通知する切り換えモジュールとを備えるシステム。
  2. 最短パス優先(SPF)ルーティング法を使用してルーティングされるネットワークのリンクに関連付けられているメトリックを最適化する方法であって、
    共有リスク・リンク・グループを含む増補ネットワークデータを準備することと、
    前記共有リスク・リンク・グループに基づいて生成され、前記ネットワークに適用可能な少なくとも1つの障害シナリオを識別することと、
    前記ネットワーク内でルーティングされるポイントツーポイント・デマンドに適用可能な少なくとも1つの帯域幅レベル・シナリオを識別することと、
    ネットワークの複数のリンクのそれぞれについてメトリックを、前記ネットワークを経由するデマンドのルーティングが前記少なくとも1つの障害シナリオと前記少なくとも1つの帯域幅レベルについて最適化されるように、自動的に計算することとを含む方法。
  3. 前記ネットワークに適用可能な複数の障害シナリオと複数の帯域幅レベル・シナリオを識別し、前記ネットワークの前記複数のリンクのそれぞれについて前記メトリックを自動的に計算して、前記メトリックによって決定されたデマンドルーティングから得られる前記リンク利用度が前記ネットワークの前記複数のリンクのそれぞれについて、前記複数の障害シナリオのそれぞれについて、及び前記複数の帯域幅レベル・シナリオのそれぞれについて、所定のしきい値以下になるようにすることを含む請求項2に記載の方法。
  4. 前記自動計算では、前記複数のリンクのそれぞれについて、前記複数のリンク、前記複数の障害シナリオ、及び前記複数の帯域幅レベル・シナリオに対する前記最大リンク利用度が最小化され、リンク・メトリックの可能なすべての選択について前記最小化が実行されるように、前記ネットワークの前記複数のリンクのそれぞれに対する前記メトリックを計算する請求項3に記載の方法。
  5. 前記最短パス優先ルーティング法で前記複数のリンクのそれぞれについて計算された前記メトリックを適用して、前記計算されたメトリックによる前記ネットワーク内のトラフィックのルーティングすることを含む請求項2に記載の方法。
  6. 少なくとも1つのリンクについて前記自動的に計算されたメトリックをユーザに適用することにより生じる、前記少なくとも1つの障害シナリオと前記少なくとも1つの帯域幅レベル・シナリオでの、前記最大リンク利用度を伝達することを含む請求項2に記載の方法。
  7. 前記ネットワーク内の前記計算されたメトリックを格納し、前記格納されているメトリックに応じて前記最短パス優先ルーティング法を使用し前記ネットワークのルーティングが行われるようにすることを含む請求項2に記載の方法。
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