JP2002247087A - Ipネットワーク負荷分散方法、ipネットワーク、ipルーティング装置及びルートサーバ装置 - Google Patents

Ipネットワーク負荷分散方法、ipネットワーク、ipルーティング装置及びルートサーバ装置

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JP2002247087A
JP2002247087A JP2001039065A JP2001039065A JP2002247087A JP 2002247087 A JP2002247087 A JP 2002247087A JP 2001039065 A JP2001039065 A JP 2001039065A JP 2001039065 A JP2001039065 A JP 2001039065A JP 2002247087 A JP2002247087 A JP 2002247087A
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route
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Masakazu Miyamoto
正和 宮本
Norito Ienaga
憲人 家永
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IPにおける動的なネットワーク負荷分散を
実現する。 【解決手段】 IPルーティング装置10a,10b,
10cは、ルートサーバ装置20ヘSNMPにより負荷
に関するMIB情報とトポロジーに関するMIB情報と
を転送する。ルートサーバ装置20は、負荷情報を考慮
した上でのIPネットワークの全トポロジーデータベー
スを構築して、計算したトポロジー情報を全IPルーテ
ィング装置10a,10b,10cへフィードバックす
る。その結果、IPルーティング装置10a,10b,
10cは、IPネットワークの負荷状況を考慮したルー
ティングテーブルを作成し、IPパケットをルーティン
グテーブルにより得られた最適経路へと転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットプ
ロトコルパケットの経路制御に用いられるダイナミック
ルーティングプロトコルを用いて、IPネットワーク内
の負荷状況に応じた最適なインターネットプロトコルパ
ケットの転送経路を計算および設定することができるI
Pネットワーク負荷分散方法、IPネットワーク、IP
ルーティング装置及びルートサーバ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】インターネットでは、データパケットの
伝送がインターネットプロトコル(Internet Protocol
:以下、IPという)によって実行される。データパ
ケットを含んだIPパケットは、IPルーティング装置
によって中継されながら宛先ネットワークまで転送され
ていく。ここで、IPルーティング装置は、転送されて
きたIPパケットを宛先ネットワークまで経路制御(ル
ーティング)するために、次に転送すべきIPルーティ
ング装置を認識している必要がある。この方法として
は、静的に経路情報を設定する方法(スタティックルー
ティング)と、IPルーティング装置同士が、自動的に
経路情報を交換しながら経路情報を設定する方法(ダイ
ナミックルーティング)の2つが存在する。
【0003】特定の自律システム(Autonomous Syste
m:以下、ASという)内で、ダイナミックルーティン
グを行なうための標準的なプロトコルとしては、OSP
F(Open Shortest Path First)が存在する。このルー
ティングプロトコルでは、代表ルータとそれに隣接する
全隣接ルータが、隣接するルータに関するトポロジー情
報とリンク状態とをOSPFパケットに格納して交換し
合うことにより、AS内の全ルータが、共通のトポロジ
ー情報とリンク状態とを保持できるようにしている。A
S内の各ルータは、このAS全体にわたるトポロジー情
報とリンク状態とから、最短経路アルゴリズムを用いて
宛先ネットワークまでの最短経路を計算する。この方法
により、AS内の各ルータは、自動的に安定した経路制
御テーブルを保持することが可能となる。
【0004】MPLS(Multi Protocol Label Switchi
ng)におけるトラフィックエンジニアリングを実行する
際にCSPF(Constraint-Based Shortest Path Firs
t)方式が一般的に用いられるが、この場合には、同一
セグメント内の代表ルータとその隣接ルータとの間で交
換されるLSUパケット(Link State Update packet)
内のLSA(Link State Advertisement)に各ノードの
リンク使用負荷率を追加することにより負荷情報の収集
伝達を行い、ここから高負荷なリンクを除外した場合に
おける最適経路を計算し直し、経路パスの設定を行うと
いう方式が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、OSP
Fが収集・管理するリンク状態には、リンクの帯域幅な
どのコスト要素は含まれているが、時々刻々のノード負
荷およびリンク負荷の情報は含まれていない。このた
め、ネットワーク内の負荷状況が変動しても、それまで
使用していた最短経路から別の経路へ経路変更をするこ
とは不可能であった。つまり、最短経路上のリンクやル
ータが過負荷状態に陥ることで輻輳状態が発生し、なお
且つその障害状態をルータが検知することができて始め
て、障害リンクを除外した最短経路の再計算が行なわれ
るため、通常時における柔軟なトラフィックエンジニア
リングを実行することが不可能であった。
【0006】また、OSPFには、宛先ネットワークま
でのコストが等しい場合にのみ、IPパケットをそれら
の等コストの複数経路へ負荷分散制御することができる
等コストマルチパスという概念が定義されているが、こ
のコストマルチパスは単なるラウンドロビン方式でIP
パケットを振り分けるだけであり、それぞれの経路の負
荷情報を考慮した高度なIPパケットの振り分けを行な
うことは不可能であった。
【0007】さらに、CSPFを用いるMPLSトラフ
ィックエンジニアリングでは、ネットワーク負荷情報の
収集伝達のためにOSPFパケットを用いているため、
異なるセグメントにまたがる(例えばエリア内やAS
内)場合には、代表ルータ同士で負荷情報の分散同期を
とる必要があり、ネットワークシステムとしての複雑さ
があるばかりではなく、ネットワークの規模拡張性に乏
しいといえる。また、OSPF以外のルーティングプロ
トコル(例えば、Routing Information Protocol:RI
P)が混在しているネットワークの場合には、負荷情報
の収集伝達が不可能となる。
【0008】本発明は、ネットワークの負荷状態に応じ
て、自動的に最適なIPパケットの転送経路を計算およ
び設定することができるIPネットワーク負荷分散方
法、IPネットワーク、IPルーティング装置及びルー
トサーバ装置を提供することを目的とする。また、本発
明は、ダイナミックルーティングプロトコルの種類に依
存せず、なおかつネットワークの規模拡張性の高いIP
ネットワーク負荷分散方法、IPネットワーク、IPル
ーティング装置及びルートサーバ装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ダイナミック
ルーティングプロトコルが動作する複数のIPルーティ
ング装置(10a,10b,10c)と、IPネットワ
ークの負荷情報を一元管理するルートサーバ装置(2
0)とから構成されたIPネットワークにおいて、前記
IPネットワークの負荷に応じてIPパケットを複数経
路へ分散させるIPネットワーク負荷分散方法であっ
て、各IPルーティング装置において前記ダイナミック
ルーティングプロトコルにより初期状態におけるネット
ワークトポロジー情報を計算する手順(101)と、ノ
ード負荷及びリンク負荷を各IPルーティング装置で測
定する手順(110)と、前記ノード負荷又はリンク負
荷のいずれかがしきい値を超えたIPルーティング装置
から前記ルートサーバ装置ヘ前記ノード負荷及びリンク
負荷に関する情報を送信する手順(111,112)と
を実行するようにしたものである。これにより、本発明
では、IPネットワーク内の局所的な負荷情報を自動的
にルートサーバ装置を経由した全ルータによるルーティ
ング処理へ反映させることができる。また、IPネット
ワーク内の負荷状況に応じた最適なIPパケットの転送
経路を計算および設定することができるため、ネットワ
ーク負荷分散を実現でき、IPネットワーク内を流れる
様々なトラフィックを効率よくネットワーク資源に割り
当てることができる。
【0010】また、本発明のIPネットワーク負荷分散
方法は、前記IPルーティング装置から送信されたノー
ド負荷及びリンク負荷に関する情報を前記ルートサーバ
装置で受信する手順(202)と、前記受信したノード
負荷及びリンク負荷に基づいてIPネットワーク全体の
負荷状況を考慮したネットワークトポロジー情報を前記
ルートサーバ装置で計算する手順(203)と、前記I
Pネットワーク全体の負荷状況を考慮したネットワーク
トポロジー情報を前記ルートサーバ装置からIPネット
ワーク内の全IPルーティング装置へ配信する手順(2
05)とを実行するようにしたものである。
【0011】また、本発明のIPネットワーク負荷分散
方法は、各IPルーティング装置において前記初期状態
におけるネットワークトポロジー情報を用いて送り先ネ
ットワークまでの最適経路を計算する手順(102)
と、前記最適経路を計算したIPルーティング装置から
前記最適経路上に配置されている他のIPルーティング
装置に対してパスを設定する手順(104,105)
と、各IPルーティング装置において送り元側から受け
取ったIPパケットを前記パスに転送する手順(10
6)とを実行し、前記IPネットワーク全体の負荷状況
を考慮したネットワークトポロジー情報を前記ルートサ
ーバ装置から受信した場合には、受信したネットワーク
トポロジー情報に基づいて前記最適経路を計算する手順
と前記パスを設定する手順とを再実行するようにしたも
のである。
【0012】また、本発明のIPネットワーク負荷分散
方法の1構成例において、前記ノード負荷及びリンク負
荷に関する情報を送信する手順は、前記ダイナミックル
ーティングプロトコルに依存しない方法で送信を行うも
のである。また、本発明のIPネットワーク負荷分散方
法の1構成例において、前記ノード負荷及びリンク負荷
に関する情報を受信する手順は、前記ダイナミックルー
ティングプロトコルに依存しない方法で受信を行い、前
記IPネットワーク全体の負荷状況を考慮したネットワ
ークトポロジー情報を配信する手順は、前記ダイナミッ
クルーティングプロトコルに依存しない方法で配信を行
うものである。また、本発明のIPネットワーク負荷分
散方法の1構成例において、前記IPネットワーク全体
の負荷状況を考慮したネットワークトポロジー情報の受
信は、前記ダイナミックルーティングプロトコルに依存
しない方法で行われるものである。前記ダイナミックル
ーティングプロトコルに依存しない方法としては、例え
ばIPにおける標準的な管理プロトコルであるSNMP
(Simple Network Management Protocol)を用いた方法
がある。SNMPを用いてネットワークの負荷情報を管
理することにより、ダイナミックルーティングプロトコ
ルに依存しないネットワーク負荷分散を実現することが
できる。つまり、様々なルーティングプロトコルが混在
したIPネットワークにおいても運用可能である。ま
た、SNMPベースでの管理機構を採用すれば、受動的
な情報収集ばかりではなく、ルートサーバ装置から能動
的に情報を収集することが可能であり、柔軟な管理ポリ
シーを設定することができる。
【0013】また、本発明は、ダイナミックルーティン
グプロトコルが動作する複数のIPルーティング装置
と、IPネットワークの負荷情報を一元管理するルート
サーバ装置とから構成されたIPネットワークであっ
て、前記IPルーティング装置(10a,10b,10
c)は、自装置のノード負荷及びリンク負荷を定期的に
測定する負荷情報処理部(13)と、前記ノード負荷又
はリンク負荷のいずれかがしきい値を超えた場合、前記
ノード負荷及びリンク負荷に関する情報を前記ルートサ
ーバ装置ヘ送信するルーティング装置情報送信部(1
5)と、前記ルートサーバ装置から配信される、IPネ
ットワーク全体の負荷状況を考慮したネットワークトポ
ロジー情報を受信するトポロジー負荷情報受信部(1
6)と、前記ダイナミックルーティングプロトコルによ
り初期状態におけるネットワークトポロジー情報を計算
し、このネットワークトポロジー情報を用いて送り先ネ
ットワークまでの最適経路を計算し、この最適経路上に
配置されている他のIPルーティング装置に対してパス
を設定し、送り元側から受け取ったIPパケットを前記
パスに転送し、前記IPネットワーク全体の負荷状況を
考慮したネットワークトポロジー情報が受信された場合
には、前記受信されたネットワークトポロジー情報に基
づく最適経路の再計算とこの最適経路に基づくパスの再
設定とを行うダイナミックルーティングプロトコル処理
部(14)とを有し、前記ルートサーバ装置(20)
は、前記IPルーティング装置から送信されたノード負
荷及びリンク負荷に関する情報を受信するルーティング
装置情報受信部(22)と、前記受信されたノード負荷
及びリンク負荷に基づいてIPネットワーク全体の負荷
状況を考慮したネットワークトポロジー情報を計算する
トポロジー負荷統合管理部(23)と、前記IPネット
ワーク全体の負荷状況を考慮したネットワークトポロジ
ー情報をIPネットワーク内の全IPルーティング装置
へ配信するトポロジー負荷情報配信部(24)とを有す
るものである。
【0014】また、本発明のIPネットワークの1構成
例において、前記IPルーティング装置のルーティング
装置情報送信部は、前記ノード負荷及びリンク負荷に関
する情報を前記ダイナミックルーティングプロトコルに
依存しない方法で送信し、前記IPルーティング装置の
トポロジー負荷情報受信部は、前記IPネットワーク全
体の負荷状況を考慮したネットワークトポロジー情報を
前記ダイナミックルーティングプロトコルに依存しない
方法で受信し、前記ルートサーバ装置のルーティング装
置情報受信部は、前記ノード負荷及びリンク負荷に関す
る情報を前記ダイナミックルーティングプロトコルに依
存しない方法で受信し、前記ルートサーバ装置のトポロ
ジー負荷情報配信部は、前記IPネットワーク全体の負
荷状況を考慮したネットワークトポロジー情報を前記ダ
イナミックルーティングプロトコルに依存しない方法で
配信するものである。
【0015】また、本発明のIPルーティング装置は、
自装置のノード負荷及びリンク負荷を定期的に測定する
負荷情報処理部(13)と、前記ノード負荷又はリンク
負荷のいずれかがしきい値を超えた場合、前記ノード負
荷及びリンク負荷に関する情報をルートサーバ装置ヘ送
信するルーティング装置情報送信部(15)と、各IP
ルーティング装置から送信した情報に基づいて計算され
た、IPネットワーク全体の負荷状況を考慮したネット
ワークトポロジー情報を前記ルートサーバ装置から受信
するトポロジー負荷情報受信部(16)と、ダイナミッ
クルーティングプロトコルにより初期状態におけるネッ
トワークトポロジー情報を計算し、このネットワークト
ポロジー情報を用いて送り先ネットワークまでの最適経
路を計算し、この最適経路上に配置されている他のIP
ルーティング装置に対してパスを設定し、送り元側から
受け取ったIPパケットを前記パスに転送し、前記IP
ネットワーク全体の負荷状況を考慮したネットワークト
ポロジー情報が受信された場合には、前記受信されたネ
ットワークトポロジー情報に基づく最適経路の再計算と
この最適経路に基づくパスの再設定とを行うダイナミッ
クルーティングプロトコル処理部(14)とを有するも
のである。また、本発明のIPルーティング装置の1構
成例において、前記ルーティング装置情報送信部は、前
記ノード負荷及びリンク負荷に関する情報を前記ダイナ
ミックルーティングプロトコルに依存しない方法で送信
し、前記トポロジー負荷情報受信部は、前記IPネット
ワーク全体の負荷状況を考慮したネットワークトポロジ
ー情報を前記ダイナミックルーティングプロトコルに依
存しない方法で受信するものである。
【0016】また、本発明のルートサーバ装置は、IP
ネットワーク内の各IPルーティング装置から送信され
たノード負荷及びリンク負荷に関する情報を受信するル
ーティング装置情報受信部(22)と、前記受信された
ノード負荷及びリンク負荷に基づいてIPネットワーク
全体の負荷状況を考慮したネットワークトポロジー情報
を計算するトポロジー負荷統合管理部(23)と、IP
ネットワーク全体の負荷状況を考慮した、送り先ネット
ワークまでの最適経路の計算と、この最適経路に基づく
パスの設定とを前記IPルーティング装置に実行させる
べく、前記IPネットワーク全体の負荷状況を考慮した
ネットワークトポロジー情報をIPネットワーク内の全
IPルーティング装置へ配信するトポロジー負荷情報配
信部(24)とを有するものである。また、本発明のル
ートサーバ装置の1構成例において、前記ルーティング
装置情報受信部は、前記ノード負荷及びリンク負荷に関
する情報をダイナミックルーティングプロトコルに依存
しない方法で受信し、前記トポロジー負荷情報配信部
は、前記IPネットワーク全体の負荷状況を考慮したネ
ットワークトポロジー情報を前記ダイナミックルーティ
ングプロトコルに依存しない方法で配信するものであ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施
の形態となるIPネットワークのIPルーティング装置
の構成を示すブロック図である。本実施の形態のIPル
ーティング装置10は、送り元側インターフェース部1
1aと、通常系の送り先側インターフェース部11b
と、少なくとも1つ以上の冗長系送り先側インターフェ
ース部11cと、1つのルートサーバ側インターフェー
ス部11dと、ルーティング処理部12と、負荷情報処
理部13と、ダイナミックルーティングプロトコル処理
部14と、ルーティング装置情報送信部15と、トポロ
ジー負荷情報受信部16とを備えており、送り元ネット
ワークから送り先ネットワークまでの経路が複数存在
し、ルーティングプロトコルによりネットワークトポロ
ジー(経路)が容易に把握できる場合に好適である。本
実施の形態では、ダイナミックルーティングプロトコル
の1例として、リンクステート型IGPであるOSPF
(Open Shortest Path First)を採用している。
【0018】送り元側インターフェース部11aは、物
理的入出力ポートを介して、送り元ネットワークもしく
は送り元側のIPルーティング装置10とIPパケット
の送受信を行なうパケット通信機能を有する通信装置で
ある。同様に、通常系の送り先側インターフェース部1
1bは、送り先ネットワークもしくは通常経路上にある
送り先側のIPルーティング装置10とIPパケットの
送受信を行い、冗長系の送り先側インターフェース部1
1cは、他の迂回ネットワークもしくは冗長経路上にあ
るIPルーティング装置10とIPパケットの送受信を
行なうパケット通信機能を有する通信装置である。ま
た、ルートサーバ側インターフェース部11dは、SN
MP(Simple Network Management Protocol)を用いて
ルートサーバ装置と通信を行う通信装置である。
【0019】送り元側インターフェース部11a、通常
系の送り先側インターフェース部11b、冗長系の送り
先側インターフェース部11c及びルートサーバ側イン
ターフェース部11dは、物理的入出力ポートで受信し
たIPパケットをルーティング処理部12に入力し、ル
ーティング処理部12から出力されたIPパケットを物
理的入出力ポートから送信する機能を有し、ルーティン
グ処理部12に対して入力論理ポートと出力論理ポート
とを提供する。
【0020】ルーティング処理部12は、入力されたI
Pパケットの経路制御を行なう制御装置である。ルーテ
ィング処理部12は、ダイナミックルーティングプロト
コル処理部14もしくはトポロジー負荷情報受信部16
から入力されたネットワークのトポロジー情報をデータ
ベース化して記憶し、このトポロジー情報をルーティン
グ装置情報送信部15へ出力するネットワークトポロジ
ー情報記憶部12aと、この作成されたトポロジーデー
タベースに基づいて送り先ネットワークまでの経路情報
テーブルを作成するルーティングテーブル作成部12b
と、この作成された経路情報テーブルを記憶するルーテ
ィングテーブル記憶部12cと、ハードウェア上でIP
パケットの転送を行なうための転送テーブルを経路情報
テーブルから作成するフォワーディングテーブル作成部
12dと、この作成された転送テーブルを記憶するフォ
ワーディングテーブル記憶部12eと、ルーティング処
理部12の入力論理ポートから入力されたIPパケット
をルーティングテーブル記憶部12cもしくはフォワー
ディングテーブル記憶部12eを参照して、ルーティン
グ処理部12の適切な出力論理ポートヘと出力するルー
ティングエンジン部12fとを有する。
【0021】負荷情報処理部13は、IPルーティング
装置10のノード負荷(CPU使用率、メモリ使用率)
とリンク負荷(帯域使用率)とをMIBII(Managem
entInformation Base version2 )形式で定期的に測定
する装置であり、測定した負荷情報をルーティング装置
情報送信部15へと定期的に入力する機能を有する。こ
の負荷情報処理部13は、自IPルーティング装置10
(以下、自ノードとする)のノード負荷とリンク負荷と
を定期的に測定する自ノード負荷情報測定部13aと、
この測定された自ノードのノード負荷とリンク負荷とを
記憶する自ノード負荷情報記憶部13bとを有する。
【0022】ダイナミックルーティングプロトコル処理
部14は、OSPF等のルーティングプロトコルの処理
を行なう手段であり、ネットワークトポロジー情報を収
集することで、ネットワークトポロジーデータベースを
計算し、この計算結果をネットワークトポロジー情報記
憶部12aへと入力する機能を有する。また、ダイナミ
ックルーティングプロトコル処理部14は、作成したト
ポロジーデータベースに基づいて送り先ネットワークま
での最適経路を計算し、この計算結果をルーティングテ
ーブル作成部12bへと入力する機能も有する。
【0023】ルーティング装置情報送信部15は、SN
MPマネージャーの処理を実行する装置であり、負荷情
報処理部13から入力された、IPルーティング装置1
0のノード負荷およびリンク負荷に関するMIBII情
報と、さらにネットワークトポロジー情報記憶部12a
から入力された、IPルーティング装置10が有するネ
ットワークトポロジーに関するMIBII情報とを受信
して、これらMIBII情報を後述するルートサーバ装
置へと送信する機能を有する。
【0024】トポロジー負荷情報受信部16は、SNM
Pエージェントの処理を実行する装置であり、ルートサ
ーバ装置から配信されるMIBII情報を受信する機能
を有する。特に、MIBIIのIPグループとOSPF
グループとを受信することで、ネットワーク負荷を考慮
したトポロジー状態を把握し、その結果をネットワーク
トポロジー情報記憶部12aへと入力する機能を有す
る。
【0025】図2は本発明の実施の形態となるIPネッ
トワークのルートサーバ装置の構成を示すブロック図で
ある。本実施の形態のルートサーバ装置20は、複数の
IPルーティング装置側インターフェース部21a,2
1b,21cと、ルーティング装置情報受信部22と、
トポロジー負荷統合管理部23と、トポロジー負荷情報
配信部24とを備えており、ネットワークの負荷情報を
一元管理したい場合に好適である。
【0026】IPルーティング装置10毎に設けられる
IPルーティング装置側インターフェース部21a,2
1b,21cは、物理的入出力ポートを介して、接続先
のIPルーティング装置10との間でIPパケットの送
受信を行なうパケット通信機能を有する通信装置であ
る。また、IPルーティング装置側インターフェース部
21a,21b,21cは、物理的入出力ポートで受信
したIPパケットをルーティング装置情報受信部22に
入力し、トポロジー負荷情報配信部24から出力された
IPパケットを物理的入出力ポートから送信する機能を
有する。
【0027】ルーティング装置情報受信部22は、IP
ルーティング装置10から送信された経路情報と負荷情
報とを受信し、その結果をトポロジー負荷統合管理部2
3へと出力する機能を有する。ルーティング装置情報受
信部22は、負荷に関するMIBII情報を受信するた
めの負荷情報受信部22aと、経路(トポロジー)に関
するMIBII情報を受信するための経路(トポロジ
ー)情報受信部22bとを備えている。
【0028】トポロジー負荷統合管理部23は、IPネ
ットワーク内の全てのルーティング装置情報受信部22
から入力されたネットワークトポロジー情報と負荷情報
とを統合管理し、その結果をトポロジー負荷情報配信部
24へと出力する機能を有する。トポロジー負荷統合管
理部23は、IPネットワーク内の管理すべき全てのI
Pルーティング装置10の負荷情報を記憶するための負
荷情報記憶部23aと、全IPルーティング装置10が
有するトポロジー情報を記憶するための経路情報記憶部
23bと、経路情報記憶部23bが有するトポロジー情
報からIPネットワーク全体のトポロジー情報を計算す
るためのネットワークトポロジー計算部23cと、現時
点でのネットワークトポロジー情報と負荷情報とから負
荷に応じたネットワークトポロジーを再計算するための
トポロジー負荷計算部23dと、このトポロジー負荷計
算部23dの計算結果を記憶するためのトポロジー負荷
記憶部23eとを備えている。
【0029】トポロジー負荷情報配信部24は、トポロ
ジー負荷統合管理部23によって再計算されたネットワ
ークトポロジー情報を、IPネットワーク内の全てのI
Pルーティング装置10へとマルチキャスト配信する機
能を有する。このとき、トポロジー負荷情報配信部24
上で動作するSNMPマネージャーと、IPルーティン
グ装置10のトポロジー負荷情報受信部16上で動作し
ているSNMPエージェントとの間で、SNMPを利用
してMIBII形式の情報交換を行なうことを特徴とす
る。
【0030】図3は本発明の実施の形態となるIPネッ
トワークの構成を示すブロック図であり、前述のIPル
ーティング装置10とルートサーバ装置20の接続例を
示す図である。本実施の形態では、送り元ネットワーク
に接続されているIPルーティング装置10aと、送り
先ネットワークに接続されているIPルーティング装置
10bと、他の迂回ネットワークに接続されているIP
ルーティング装置10cとがある。
【0031】各IPルーティング装置10a,10b,
10cには、送り元ネットワークもしくは送り元側のI
Pルーティング装置10と接続される送り元側インター
フェース部11aと、送り先ネットワークもしくは通常
経路上にある送り先側のIPルーティング装置10と接
続される通常系の送り先側インターフェース部11b
と、他の迂回ネットワークもしくは冗長経路上にあるI
Pルーティング装置10と接続される冗長系の送り先側
インターフェース部11cと、ルートサーバ装置20と
接続されるルートサーバ側インターフェース部11dと
がそれぞれ1つずつ設けられている。
【0032】また、ルートサーバ装置20には、3つの
IPルーティング装置側インターフェース部21a,2
1b,21cが設けられている。このIPルーティング
装置側インターフェース部21a,21b,21cは、
それぞれIPルーティング装置10a,10b,10c
のルートサーバ側インターフェース部11dと接続され
ている。
【0033】次に、図1〜図4を参照して本実施の形態
のネットワーク負荷分散方法の処理動作について説明す
る。図4は、IPルーティング装置10a,10b,1
0cとルートサーバ装置20のそれぞれの動作の流れ
と、IPルーティング装置10a,10b,10cとル
ートサーバ装置20間の相互動作関係を示す説明図であ
る。
【0034】まず、全てのIPルーティング装置10
a,10b,10c上では、ダイナミックルーティング
プロトコル処理部14によりOSPFの処理が行われて
おり、初期状態におけるネットワークトポロジー情報が
収集される(ステップ101)。そして、ダイナミック
ルーティングプロトコル処理部14は、収集したネット
ワークトポロジー情報を基に初期状態における送り先ネ
ットワークまでの最適経路を計算する(ステップ10
2)。
【0035】ルーティング処理部12のネットワークト
ポロジー情報記憶部12aは、ダイナミックルーティン
グプロトコル処理部14から入力されたネットワークト
ポロジー情報をデータベース化して記憶する(ステップ
103)。
【0036】ルーティング処理部12のルーティングテ
ーブル作成部12bは、ネットワークトポロジー情報記
憶部12aに記憶されたトポロジーデータベースとダイ
ナミックルーティングプロトコル処理部14で計算され
た最適経路の情報とに基づいて、送り先ネットワークま
での経路情報テーブルを作成してルーティングテーブル
記憶部12cに格納し、フォワーディングテーブル作成
部12dは、作成された経路情報テーブルに基づいて、
ハードウェア上でIPパケットの転送を行なうための転
送テーブルを作成してフォワーディングテーブル記憶部
12eに格納する(ステップ104)。
【0037】次に、ルーティングエンジン部12fは、
パス管理を行う場合、ルーティングテーブル記憶部12
cに記憶された経路情報テーブルもしくはフォワーディ
ングテーブル記憶部12eに記憶された転送テーブルを
参照して、送り先ネットワークまでの最適経路上に配置
されている他のIPルーティング装置10に対してパス
を設定する(ステップ105)。
【0038】そして、ルーティングエンジン部12f
は、送り元ネットワークもしくは送り元側のIPルーテ
ィング装置10から送り元側インターフェース部11a
もしくは送り先側インターフェース部11cを介してル
ーティング処理部12の入力論理ポートにIPパケット
が入力された場合、この入力されたIPパケットをステ
ップ105で設定したパスに沿った出力論理ポート(送
り先側インターフェース部11bもしくは11c)ヘと
出力する(ステップ106)。なお、ルーティングエン
ジン部12fは、パス管理を行わない場合、従来の周知
の方法により、IPパケットのルーティングを行う(ス
テップ107)。
【0039】一方、全てのIPルーティング装置10
a,10b,10c上では、ルーティング装置情報送信
部15においてSNMPマネージャーが起動される(ス
テップ108)。ルーティング装置情報送信部15は、
ネットワークトポロジー情報記憶部12aに記憶され
た、経路(ネットワークトポロジー)に関するMIBI
I情報を、全てのIPルーティング装置10a,10
b,10cとルートサーバ装置20との間に仕掛けられ
たSNMPトラップによりルートサーバ装置20へ送信
する(ステップ109)。
【0040】また、負荷情報処理部13は、自ノードの
ノード負荷とリンク負荷とをMIBII形式で定期的に
測定し、ルーティング装置情報送信部15は、負荷情報
処理部13から入力された、自ノードのノード負荷及び
リンク負荷に関するMIBII情報を蓄積する(ステッ
プ110)。
【0041】ルーティング装置情報送信部15は、自ノ
ードのノード負荷及びリンク負荷に関するMIBII情
報に基づいて自ノードの現在の負荷状態が過負荷かどう
かを判定する(ステップ111)。すなわち、ルーティ
ング装置情報送信部15は、自ノードのノード負荷ある
いはリンク負荷のいずれかが所定のしきい値を超えた場
合、自ノードが過負荷状態と判定し、自ノードのノード
負荷及びリンク負荷に関するMIBII情報をSNMP
トラップによりルートサーバ装置20へ送信する(ステ
ップ112)。
【0042】なお、ルーティング装置情報送信部15
は、自ノードのノード負荷及びリンク負荷が共にしきい
値以下である場合、自ノードが通常負荷状態と判定す
る。通常負荷状態の場合、ノード負荷及びリンク負荷に
関するMIBII情報の送信は行われない。
【0043】一方、ルートサーバ装置20上では、ルー
ティング装置情報受信部22においてSNMPエージェ
ントが予め起動される(ステップ201)。ルーティン
グ装置情報受信部22の経路(トポロジー)情報受信部
22bは、IPルーティング装置10a,10b,10
cから送信された、経路(ネットワークトポロジー)に
関するMIBII情報を受信して経路情報記憶部23b
に格納し、負荷情報受信部22aは、IPルーティング
装置10a,10b,10cから送信された、ノード負
荷及びリンク負荷に関するMIBII情報を受信して負
荷情報記憶部23aに格納する(ステップ202)。
【0044】トポロジー負荷統合管理部23のネットワ
ークトポロジー計算部23cは、経路情報記憶部23b
に記憶された、IPネットワーク内の全IPルーティン
グ装置10a,10b,10cから取得したネットワー
クトポロジー情報に基づいてIPネットワーク全体のネ
ットワークトポロジー情報を計算する。
【0045】続いて、トポロジー負荷計算部23dは、
負荷情報記憶部23aに記憶された、IPネットワーク
内の各IPルーティング装置10a,10b,10cか
ら取得した負荷情報と、ネットワークトポロジー計算部
23cで計算されたネットワークトポロジー情報とに基
づいて、IPネットワーク全体の負荷状況を考慮したI
Pネットワーク全体の現在のネットワークトポロジー情
報を再計算して、このネットワークトポロジー情報をト
ポロジー負荷記憶部23eに格納する(ステップ20
3)。
【0046】SNMPエージェントと同様に、ルートサ
ーバ装置20上では、トポロジー負荷情報配信部24に
おいてSNMPマネージャーが予め起動される(ステッ
プ204)。トポロジー負荷情報配信部24は、トポロ
ジー負荷統合管理部23によって再計算された、負荷を
考慮したネットワークトポロジー情報を、IPルーティ
ング装置側インターフェース部21a,21b,21c
を通じてIPネットワーク内の全てのIPルーティング
装置10a,10b,10c(あるいはIPネットワー
ク内のOSPF代表ルータ)へとマルチキャスト配信す
る(ステップ205)。
【0047】なお、IPネットワーク全体の負荷を考慮
したネットワークトポロジー情報がOSPF代表ルータ
へマルチキャスト配信される場合には、このネットワー
クトポロジー情報がOSPF代表ルータから隣接する全
てのIPルーティング装置10へ配信される。
【0048】次に、全てのIPルーティング装置10
a,10b,10c上では、トポロジー負荷情報受信部
16においてSNMPエージェントが起動される(ステ
ップ113)。トポロジー負荷情報受信部16は、ルー
トサーバ装置20から配信されるMIBII情報を受信
して、ネットワーク負荷を考慮したトポロジー状態を把
握し、負荷を考慮したネットワークトポロジー情報をネ
ットワークトポロジー情報記憶部12aに入力する(ス
テップ114)。
【0049】ネットワークトポロジー情報記憶部12a
は、トポロジー負荷情報受信部16から負荷を考慮した
ネットワークトポロジー情報が入力されると、この新し
いネットワークトポロジー情報を基にしてトポロジーデ
ータベースを修正する。この修正に伴い、ダイナミック
ルーティングプロトコル処理部14は、ネットワークト
ポロジー情報記憶部12aに記憶された新しいネットワ
ークトポロジー情報に基づいて、送り先ネットワークま
での最適経路を再計算する(ステップ115)。
【0050】最適経路の再計算に応じて、ステップ10
4の処理が再実行され、経路情報テーブル及び転送テー
ブルが修正される。ステップ105〜107の処理は前
述の通りである。以降は、ステップ104〜115、ス
テップ201〜205の処理が反復実行され、定期的な
ネットワークの負荷状況に応じたIPパケットの負荷分
散制御が実行される。
【0051】ただし、N回目(Nは2以上)以降の負荷
分散処理では、各IPルーティング装置10a,10
b,10cの負荷情報処理部13及びルーティング装置
情報送信部15は、N回目のステップ104〜115の
処理が全て完了するまで待機する必要はなく、N回目の
ステップ110〜112の処理が終了次第、(N+1)
回目のステップ110〜112の処理を開始してよい。
【0052】また、ステップ106,107の処理は、
送り元ネットワークもしくは送り元側のIPルーティン
グ装置10から送り元側インターフェース部11aもし
くは送り先側インターフェース部11cを介してルーテ
ィング処理部12の入力論理ポートにIPパケットが入
力されたときに、ルーティングエンジン部12fによっ
て実行される。
【0053】以上のように、本実施の形態では、ダイナ
ミックルーティングプロトコルによる送り先ネットワー
クまでの最適経路の計算時に、IPネットワーク内の局
所的な負荷情報を基にして計算する。局所的な負荷状況
を把握するために、IPネットワーク内の全IPルーテ
ィング装置10は、IPネットワーク全体の負荷情報を
統合管理するルートサーバ装置20ヘSNMPにより負
荷に関するMIB情報と、トポロジーに関するMIB情
報の2つを転送する。
【0054】これに対して、ルートサーバ装置20で
は、負荷情報を考慮した上でのIPネットワークの全ト
ポロジーデータベースを構築して、計算したトポロジー
情報を全IPルーティング装置20へフィードバックす
る。その結果、IPネットワーク内の全IPルーティン
グ装置10は、IPネットワークの負荷状況を考慮した
ルーティングテーブル(経路情報テーブル及び転送テー
ブル)を作成し、IPパケットをルーティングテーブル
により得られた最適経路へと転送することができる。
【0055】なお、本実施の形態のルートサーバ装置2
0は、エリア全体のネットワークトポロジー情報をエリ
ア内の全てのOSPF代表ルータとなるIPルーティン
グ装置10からOSPF−MIBによって入手すること
ができる。したがって、ネットワークトポロジー計算部
23cにおいてネットワークトポロジー情報を計算する
必要はないが、OSPF以外のルーティングプロトコル
を用いる場合には、そのルーティングプロトコル用に定
義されたMIBII情報と全IPルーティング装置10
が保持するMIBIIのIPグループの情報によりネッ
トワーク全体のトポロジー情報をネットワークトポロジ
ー計算部23cで計算する必要がある。また、負荷を考
慮したネットワークトポロジー情報の計算後は、同じく
MIBIIのIPグループを通じて、全IPルーティン
グ装置10に配信する必要がある。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、各IPルーティング装
置においてダイナミックルーティングプロトコルにより
初期状態におけるネットワークトポロジー情報を計算す
る手順と、ノード負荷及びリンク負荷を各IPルーティ
ング装置で測定する手順と、ノード負荷又はリンク負荷
のいずれかがしきい値を超えたIPルーティング装置か
らルートサーバ装置ヘノード負荷及びリンク負荷に関す
る情報を送信する手順と、IPルーティング装置から送
信されたノード負荷及びリンク負荷に関する情報をルー
トサーバ装置で受信する手順と、受信したノード負荷及
びリンク負荷に基づいてIPネットワーク全体の負荷状
況を考慮したネットワークトポロジー情報をルートサー
バ装置で計算する手順と、IPネットワーク全体の負荷
状況を考慮したネットワークトポロジー情報をルートサ
ーバ装置からIPネットワーク内の全IPルーティング
装置へ配信する手順と、各IPルーティング装置におい
て初期状態におけるネットワークトポロジー情報を用い
て送り先ネットワークまでの最適経路を計算する手順
と、最適経路を計算したIPルーティング装置から最適
経路上に配置されている他のIPルーティング装置に対
してパスを設定する手順と、各IPルーティング装置に
おいて送り元側から受け取ったIPパケットをパスに転
送する手順とを実行し、IPネットワーク全体の負荷状
況を考慮したネットワークトポロジー情報をルートサー
バ装置から受信した場合には、受信したネットワークト
ポロジー情報に基づいて最適経路を計算する手順とパス
を設定する手順とを再実行するようにしたことにより、
IPネットワーク内の局所的な負荷情報を各IPルーテ
ィング装置のルーティング処理へ自動的に反映させるこ
とができるため、人手を介さずにトラフィックエンジニ
アリングを実現することができる。また、IPネットワ
ーク内の負荷状況に応じた最適なIPパケットの転送経
路を計算および設定することができるため、IPにおけ
る動的なネットワーク負荷分散を実現でき、IPネット
ワーク内を流れる様々なトラフィックを効率よくネット
ワーク資源に割り当てることができるため、輻輳発生率
が低い耐障害性に優れたIPネットワークを構築するこ
とができる。また、従来のOSPFを利用した負荷情報
管理では、セグメントをまたがる負荷情報の管理が困難
であったが、本発明の方法では、ルートサーバ装置によ
って一元的にネットワーク全体の負荷情報を管理するた
め、IPネットワークの規模拡張性に優れているという
効果が得られる。
【0057】また、ノード負荷及びリンク負荷に関する
情報を送信する手順、ノード負荷及びリンク負荷に関す
る情報を受信する手順、IPネットワーク全体の負荷状
況を考慮したネットワークトポロジー情報を配信する手
順、及びIPネットワーク全体の負荷状況を考慮したネ
ットワークトポロジー情報を受信する手順を例えばSN
MP等のダイナミックルーティングプロトコルに依存し
ない方法で行うことにより、ダイナミックルーティング
プロトコルに依存しないネットワーク負荷分散を実現す
ることができる。つまり、様々なルーティングプロトコ
ルが混在したIPネットワークにおいても負荷分散処理
を運用することが可能である。また、SNMPベースで
の管理機構を採用すれば、受動的な情報収集ばかりでは
なく、ルートサーバ装置から能動的に情報を収集するこ
とが可能であり、柔軟な管理ポリシーを設定することが
できる。
【0058】また、IPルーティング装置に、負荷情報
処理部、ルーティング装置情報送信部、トポロジー負荷
情報受信部及びダイナミックルーティングプロトコル処
理部を設け、ルートサーバ装置に、ルーティング装置情
報受信部、トポロジー負荷統合管理部及びトポロジー負
荷情報配信部を設けることにより、IPネットワーク内
の局所的な負荷情報を各IPルーティング装置のルーテ
ィング処理へ自動的に反映させることができるため、人
手を介さずにトラフィックエンジニアリングを実現する
ことができる。また、IPネットワーク内の負荷状況に
応じた最適なIPパケットの転送経路を計算および設定
することができるため、ネットワーク負荷分散を実現で
き、IPネットワーク内を流れる様々なトラフィックを
効率よくネットワーク資源に割り当てることができるた
め、輻輳発生率が低い耐障害性に優れたIPネットワー
クを構築することができる。また、従来のOSPFを利
用した負荷情報管理では、セグメントをまたがる負荷情
報の管理が困難であったが、本発明のIPネットワーク
では、ルートサーバ装置によって一元的にネットワーク
全体の負荷情報を管理するため、IPネットワークの規
模拡張性に優れているという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態となるIPネットワーク
のIPルーティング装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 本発明の実施の形態となるIPネットワーク
のルートサーバ装置の構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の実施の形態となるIPネットワーク
の構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の実施の形態におけるIPルーティン
グ装置とルートサーバ装置の動作を示す説明図である。
【符号の説明】
10、10a、10b、10c…IPルーティング装
置、11a…送り元側インターフェース部、11b…送
り先側(通常系)インターフェース部、11c…送り先
側(冗長系)インターフェース部、11d…ルートサー
バ側インターフェース部、12…ルーティング処理部、
12a…ネットワークトポロジー情報記憶部、12b…
ルーティングテーブル作成部、12c…ルーティングテ
ーブル記憶部、12d…フォワーディングテーブル作成
部、12e…フォワーディングテーブル記憶部、12f
…ルーティングエンジン部、13…負荷情報処理部、1
3a…自ノード負荷情報測定部、13b…自ノード負荷
情報記憶部、14…ダイナミックルーティングプロトコ
ル処理部、15…ルーティング装置情報送信部、16…
トポロジー負荷情報受信部、20…ルートサーバ装置、
21a,21b,21c…IPルーティング装置側イン
ターフェース部、22…ルーティング装置情報受信部、
22a…負荷情報受信部、22b…経路(トポロジー)
情報受信部、23…トポロジー負荷統合管理部、23a
…負荷情報記憶部、23b…経路情報記憶部、23c…
ネットワークトポロジー計算部、23d…トポロジー負
荷計算部、23e…トポロジー負荷記憶部、24…トポ
ロジー負荷情報配信部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 GB01 HB06 KA07 KB03 KB04 KG08 MA03 5K030 GA13 HA08 HC01 HD03 HD05 LB08 LC11 MB09

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイナミックルーティングプロトコルが
    動作する複数のIPルーティング装置と、IPネットワ
    ークの負荷情報を一元管理するルートサーバ装置とから
    構成されたIPネットワークにおいて、前記IPネット
    ワークの負荷に応じてIPパケットを複数経路へ分散さ
    せるIPネットワーク負荷分散方法であって、 各IPルーティング装置において前記ダイナミックルー
    ティングプロトコルにより初期状態におけるネットワー
    クトポロジー情報を計算する手順と、 ノード負荷及びリンク負荷を各IPルーティング装置で
    測定する手順と、 前記ノード負荷又はリンク負荷のいずれかがしきい値を
    超えたIPルーティング装置から前記ルートサーバ装置
    ヘ前記ノード負荷及びリンク負荷に関する情報を送信す
    る手順とを実行することを特徴とするIPネットワーク
    負荷分散方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のIPネットワーク負荷分
    散方法において、 前記IPルーティング装置から送信されたノード負荷及
    びリンク負荷に関する情報を前記ルートサーバ装置で受
    信する手順と、 前記受信したノード負荷及びリンク負荷に基づいてIP
    ネットワーク全体の負荷状況を考慮したネットワークト
    ポロジー情報を前記ルートサーバ装置で計算する手順
    と、 前記IPネットワーク全体の負荷状況を考慮したネット
    ワークトポロジー情報を前記ルートサーバ装置からIP
    ネットワーク内の全IPルーティング装置へ配信する手
    順とを実行することを特徴とするIPネットワーク負荷
    分散方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のIPネットワーク負荷分
    散方法において、 各IPルーティング装置において前記初期状態における
    ネットワークトポロジー情報を用いて送り先ネットワー
    クまでの最適経路を計算する手順と、 前記最適経路を計算したIPルーティング装置から前記
    最適経路上に配置されている他のIPルーティング装置
    に対してパスを設定する手順と、 各IPルーティング装置において送り元側から受け取っ
    たIPパケットを前記パスに転送する手順とを実行し、 前記IPネットワーク全体の負荷状況を考慮したネット
    ワークトポロジー情報を前記ルートサーバ装置から受信
    した場合には、受信したネットワークトポロジー情報に
    基づいて前記最適経路を計算する手順と前記パスを設定
    する手順とを再実行することを特徴とするIPネットワ
    ーク負荷分散方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のIPネットワーク負荷分
    散方法において、 前記ノード負荷及びリンク負荷に関する情報を送信する
    手順は、前記ダイナミックルーティングプロトコルに依
    存しない方法で送信を行うことを特徴とするIPネット
    ワーク負荷分散方法。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のIPネットワーク負荷分
    散方法において、 前記ノード負荷及びリンク負荷に関する情報を受信する
    手順は、前記ダイナミックルーティングプロトコルに依
    存しない方法で受信を行い、 前記IPネットワーク全体の負荷状況を考慮したネット
    ワークトポロジー情報を配信する手順は、前記ダイナミ
    ックルーティングプロトコルに依存しない方法で配信を
    行うことを特徴とするIPネットワーク負荷分散方法。
  6. 【請求項6】 請求項3記載のIPネットワーク負荷分
    散方法において、 前記IPネットワーク全体の負荷状況を考慮したネット
    ワークトポロジー情報の受信は、前記ダイナミックルー
    ティングプロトコルに依存しない方法で行われることを
    特徴とするIPネットワーク負荷分散方法。
  7. 【請求項7】 ダイナミックルーティングプロトコルが
    動作する複数のIPルーティング装置と、IPネットワ
    ークの負荷情報を一元管理するルートサーバ装置とから
    構成されたIPネットワークであって、 前記IPルーティング装置は、自装置のノード負荷及び
    リンク負荷を定期的に測定する負荷情報処理部と、 前記ノード負荷又はリンク負荷のいずれかがしきい値を
    超えた場合、前記ノード負荷及びリンク負荷に関する情
    報を前記ルートサーバ装置ヘ送信するルーティング装置
    情報送信部と、 前記ルートサーバ装置から配信される、IPネットワー
    ク全体の負荷状況を考慮したネットワークトポロジー情
    報を受信するトポロジー負荷情報受信部と、 前記ダイナミックルーティングプロトコルにより初期状
    態におけるネットワークトポロジー情報を計算し、この
    ネットワークトポロジー情報を用いて送り先ネットワー
    クまでの最適経路を計算し、この最適経路上に配置され
    ている他のIPルーティング装置に対してパスを設定
    し、送り元側から受け取ったIPパケットを前記パスに
    転送し、前記IPネットワーク全体の負荷状況を考慮し
    たネットワークトポロジー情報が受信された場合には、
    前記受信されたネットワークトポロジー情報に基づく最
    適経路の再計算とこの最適経路に基づくパスの再設定と
    を行うダイナミックルーティングプロトコル処理部とを
    有し、 前記ルートサーバ装置は、前記IPルーティング装置か
    ら送信されたノード負荷及びリンク負荷に関する情報を
    受信するルーティング装置情報受信部と、 前記受信されたノード負荷及びリンク負荷に基づいてI
    Pネットワーク全体の負荷状況を考慮したネットワーク
    トポロジー情報を計算するトポロジー負荷統合管理部
    と、 前記IPネットワーク全体の負荷状況を考慮したネット
    ワークトポロジー情報をIPネットワーク内の全IPル
    ーティング装置へ配信するトポロジー負荷情報配信部と
    を有することを特徴とするIPネットワーク。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のIPネットワークにおい
    て、 前記IPルーティング装置のルーティング装置情報送信
    部は、前記ノード負荷及びリンク負荷に関する情報を前
    記ダイナミックルーティングプロトコルに依存しない方
    法で送信し、 前記IPルーティング装置のトポロジー負荷情報受信部
    は、前記IPネットワーク全体の負荷状況を考慮したネ
    ットワークトポロジー情報を前記ダイナミックルーティ
    ングプロトコルに依存しない方法で受信し、 前記ルートサーバ装置のルーティング装置情報受信部
    は、前記ノード負荷及びリンク負荷に関する情報を前記
    ダイナミックルーティングプロトコルに依存しない方法
    で受信し、 前記ルートサーバ装置のトポロジー負荷情報配信部は、
    前記IPネットワーク全体の負荷状況を考慮したネット
    ワークトポロジー情報を前記ダイナミックルーティング
    プロトコルに依存しない方法で配信することを特徴とす
    るIPネットワーク。
  9. 【請求項9】 IPネットワーク内に配置されたIPル
    ーティング装置であって、 自装置のノード負荷及びリンク負荷を定期的に測定する
    負荷情報処理部と、 前記ノード負荷又はリンク負荷のいずれかがしきい値を
    超えた場合、前記ノード負荷及びリンク負荷に関する情
    報をルートサーバ装置ヘ送信するルーティング装置情報
    送信部と、 各IPルーティング装置から送信した情報に基づいて計
    算された、IPネットワーク全体の負荷状況を考慮した
    ネットワークトポロジー情報を前記ルートサーバ装置か
    ら受信するトポロジー負荷情報受信部と、 ダイナミックルーティングプロトコルにより初期状態に
    おけるネットワークトポロジー情報を計算し、このネッ
    トワークトポロジー情報を用いて送り先ネットワークま
    での最適経路を計算し、この最適経路上に配置されてい
    る他のIPルーティング装置に対してパスを設定し、送
    り元側から受け取ったIPパケットを前記パスに転送
    し、前記IPネットワーク全体の負荷状況を考慮したネ
    ットワークトポロジー情報が受信された場合には、前記
    受信されたネットワークトポロジー情報に基づく最適経
    路の再計算とこの最適経路に基づくパスの再設定とを行
    うダイナミックルーティングプロトコル処理部とを有す
    ることを特徴とするIPルーティング装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のIPルーティング装置
    において、 前記ルーティング装置情報送信部は、前記ノード負荷及
    びリンク負荷に関する情報を前記ダイナミックルーティ
    ングプロトコルに依存しない方法で送信し、 前記トポロジー負荷情報受信部は、前記IPネットワー
    ク全体の負荷状況を考慮したネットワークトポロジー情
    報を前記ダイナミックルーティングプロトコルに依存し
    ない方法で受信することを特徴とするIPルーティング
    装置。
  11. 【請求項11】 IPネットワーク内に配置され、IP
    ネットワークの負荷情報を一元管理するルートサーバ装
    置であって、 IPネットワーク内の各IPルーティング装置から送信
    されたノード負荷及びリンク負荷に関する情報を受信す
    るルーティング装置情報受信部と、 前記受信されたノード負荷及びリンク負荷に基づいてI
    Pネットワーク全体の負荷状況を考慮したネットワーク
    トポロジー情報を計算するトポロジー負荷統合管理部
    と、 IPネットワーク全体の負荷状況を考慮した、送り先ネ
    ットワークまでの最適経路の計算と、この最適経路に基
    づくパスの設定とを前記IPルーティング装置に実行さ
    せるべく、前記IPネットワーク全体の負荷状況を考慮
    したネットワークトポロジー情報をIPネットワーク内
    の全IPルーティング装置へ配信するトポロジー負荷情
    報配信部とを有することを特徴とするルートサーバ装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のルートサーバ装置に
    おいて、 前記ルーティング装置情報受信部は、前記ノード負荷及
    びリンク負荷に関する情報をダイナミックルーティング
    プロトコルに依存しない方法で受信し、 前記トポロジー負荷情報配信部は、前記IPネットワー
    ク全体の負荷状況を考慮したネットワークトポロジー情
    報を前記ダイナミックルーティングプロトコルに依存し
    ない方法で配信することを特徴とするルートサーバ装
    置。
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