JP2010517350A - リンク状態アドバタイズメント(lsa)に基づきスパニングツリーを計算する方法、ブリッジ及びコンピュータ・ネットワーク - Google Patents

リンク状態アドバタイズメント(lsa)に基づきスパニングツリーを計算する方法、ブリッジ及びコンピュータ・ネットワーク Download PDF

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Abstract

隣接情報を収集し、リンク状態アドバタイズメントを生成・配信し、ネットワークのトポロジ・データベースに入力し、ルートブリッジとして機能する各ブリッジに対するツリーを計算することにより、イーサネットLAN等のネットワークにおけるデータ・トラヒックの効率的な転送を実現するための方法および装置を開示する。好適な実施形態においては、方法およびシステムはまた、1つ以上のバックアップ・トポロジを準備し、ネットワークにおいて障害状態が検出されたときに使用するために、バックアップ・トポロジを記憶する。特に好適な実施形態では、生じる可能性のある様々な障害状態に確率値が割り当てられる。それらの確率値は、どのバックアップ・トポロジを計算、記憶、使用するかを決めるのに用いられる。

Description

(関連出願および優先権の主張)
本願は、2007年1月19日付け米国仮特許出願第60/885,669号に関し、その出願日の利益を主張するものである。この引用により同号明細書の内容は全て、本明細書に組み込まれる。
本発明は、コンピュータ・ネットワークにおけるデータ・トラヒックの制御に関し、具体的には、リンク状態法を用いてイーサネット等のネットワークにおける制御対象であるツリー管理の方法およびシステムに関する。
コンピュータは、大まかに言うと、多くの場合データと呼ばれる情報を、有用な目的のために記憶し、そして操作することができる電子機械である。しばしば、多くのコンピュータは、互いにデータを送ることができるような方法で相互に接続される。そのように接続されたコンピュータ群は、一般にネットワークと呼ばれ、そして2つのネットワーク・ノード間の接続子は、リンクと呼ばれる。コンピュータ・ネットワークの一種類は、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)と呼ばれ、これは、例えば小規模企業の事務所や教育機関で用いられている。多くのLANまたは他のネットワークはまた、相互の通信に参加する場合がある。当然のことであるが、規約または設定手順の体系は、コンピュータおよびネットワークが相互に効率的に通信できるように導入されなければならない。そのような規約および手順の体系は、多くの場合プロトコルと呼ばれ、そしていくつかが、コンピュータ・ネットワークが関与する通信のために開発されてきている。
LAN通信に広く受け入れられている一連のプロトコルは、IEEE(電気電子学会)の主導で開発されてきている。一般にIEEE 802と呼ばれている標準は、たとえば、一般のネットワーク・アーキテクチャに及んでおり、IEEE 802.1はブリッジングおよび管理を取り扱い、そしてIEEE 802.3はイーサネット・プロトコルである。イーサネットLANは、トラヒック、すなわち1つのコンピュータから1つ以上の他のコンピュータへのデータのフローを、衝突(collision)の検出および回避のシステムを用いて処理するものである。(‘衝突’は、2つ以上のコンピュータが同時に同じリンク上にデータを送ろうとする際に発生する。)これらの標準規格は、定期的に見直され、そしてネットワーク運用を改善し、そして技術における進展に責任を持つために必要に応じて更新される。
典型的なイーサネット・ネットワークでは、1つのコンピュータから別のコンピュータに、または1つのネットワークから別のネットワークに送られるデータは、一括してあるいは連続的に送信されるのではなく、個々の‘フレーム’に分割される。フレームは長さが変わる可能性はあるが、各フレームは、(実際のデータに加えて)所望の宛先または複数の宛先にパス選択できるのに十分なアドレス情報を含む。どのコンピュータも他の全てのコンピュータと直接には接続されないので、ルーティングが必要である。その代わりに、コンピュータおよびネットワークは中継装置に接続され、中継装置はデータを受信し、宛先アドレスを特定して、それに従って転送する。そのような中継装置はブリッジと呼ばれる。ブリッジは、ネットワーク要素上に存在する一種のソフトウェア・スイッチである。データのフレームは、発信元から宛先までの途上で多くのブリッジを通して送られる可能性がある。
図3は、本発明の実施形態が都合よく実装される、典型的なネットワーク10のブリッジを説明する簡略図である。ネットワークは多くの構成要素を有することができるが、明確化ため、ブリッジ自身のみが図示されている。コンピュータおよびサブネットワークのような個々の構成要素が、ブリッジの1つに接続可能である。図3の実施形態では、1から9まで番号付けされた9つのブリッジがあるが、本発明は、より大きいか、あるいは、より小さいネットワークにおいても実装に適している。1から9までのこれらのブリッジの各々は、リンクにより1つ以上の他のブリッジに接続されている。図3では、リンクは接続しているブリッジに従って番号付けされており、たとえば、リンク24はブリッジ2とブリッジ4とを接続している。ブリッジが、たとえば、ネットワーク・コンピュータまたは他のブリッジからデータ・フレームを受信する場合、アドレス情報を検査し、そしてそれに従ってフレームを転送する。データは、発信元から受信先までいくつかのブリッジを通過しなければならない場合がある。何らかの統御するプロトコルがないと、データのフレームが不用意にブリッジからブリッジに送られるかもしれず、結果的にそれまでに達したことのあるブリッジに一巡して戻り、フレームが同じループに再度送り戻されるようなことが起こり得る。これが望ましい現象ではないことは明らかであり、このループする問題を回避するための技術が進展している。
ループするのを回避する1つの技術は、構成を固定したネットワークを用いて、常に同じルートで特定の宛先に向けたフレームを送ることであろう。しかし、大抵のネットワークは変化するため、構成要素およびリンクにおける障害が生じうる。したがって、固定ルーティングのシステムは最善の解決策ではない。よりよい解決策では、‘スパニングツリー(spanning tree)’が、スパニングツリープロトコル(STP)に従って周期的に計算される。スパニングツリーは、ツリー計算時に存在するネットワークに対してパス定義を提供する。障害または他のイベントの場合に、ツリーは新たな状態に適応するように計算し直すことができる。
たとえばIEEE 802.1aq仮想ブリッジ・ローカル・エリア・ネットワーク−改正9:最短パスブリッジング、草案D0.3、2006年5月9日、で仕様が定められた最短パスブリッジング(SPB)では、イーサネットの任意の2つのブリッジ間の最短パスを提供する試みがなされている。この提案されている解決策では、各ブリッジは個々のツリーを保持する。(または少なくとも各‘エッジ・ブリッジ’;他のブリッジだけに接続しており、そして任意の他のデバイスに接続していないブリッジは、自身のツリーのルートを形成しえない。)末端設備から直接ブリッジに到着するデータのフレームは、ブリッジから自身がルートブリッジであるブリッジのツリーに転送される。
現行のSPB提案は、パスベクトル手法に基づいている。パスベクトル方法は、任意の2つのブリッジが、それらの間に対称なパスを選ぶことができるようにしており、対称なパスはMAC(メディアアクセス制御)学習過程が正常に機能するために必要である。パスベクトル手法は、任意の2つのブリッジ間に最短パス(すなわち、管理コスト最小のパス)を提供する。しかし、パスベクトル手法は、単に最短パスを提供するのであり、たとえ望ましくはあっても他の目的が考慮されることができないということを意味している。そして、MAC学習が様々なブリッジに関連する複数のスパニングツリーに適用されるので、ツリーが異なると、ツリーに対する収束時間が異なるという結果になりうる。このことは、過度なブロードキャストをもたらす可能性のある一時的な矛盾を引き起こす。しかし、パスベクトル手法がリンク状態手法と取り換えできれば、復旧時間は改善できると考えられる。
一般に、リンク状態手法は、OSPF(開放型最短パス第一(open shortest path first))およびIS−IS(中間システム相互間(intermediate system to intermediate system))のようなプロトコルを用いて、トラヒック・エンジニアリングのアプリケーションを促進し、そして現用のトポロジを最適化できるようにする。しかし、これらのIPルーティング・プロトコルを直接実装することは、各ブリッジが自身の転送テーブルを設定しなければならないということを意味するであろう。この手順は、それ自体としては不利益なものではなく、そしてSPBに適用できようが、一方で、少なくとも一過性のループをもたらす長期の不稼動期間を引き起こす可能性がある。別の面倒な事態として、イーサネット・フレームはTTL(生存時間)フィールドを(IPパケットのようには)含まず、それで、現用のトポロジに変化が生じている場合、一過性のループは解決が難しい可能性がある、ということがある。勿論、トポロジが変化していることに気付いたブリッジは、新たなトポロジが計算されるまで、単純にデータ・フレームの転送を停止することはできる。しかし、この手順では、復旧を著しく遅れてしまう。
現在提案されているSPB手法での収束時間は、理論的には、主たるツリーおよびバックアップツリーの両方が保持される保護切り替え方法により、改善できる。しかし、実際には、シングルバックアップツリーは、全ての起こり得る障害に対する防御を提供できず、各ブリッジに対して1つのツリーを必要とする、SPBのようなシステムでマルチプルバックアップツリーを用いることは、著しくまたは一層厳しくシステム・リソースに重い負担をかける可能性がある。
したがって、当技術分野で、SPBで用いられるマルチプルスパニングツリーをサポートするリンク状態手法を実装する方法が必要である。本発明は、まさにそのような解決策を提供する。
上述した先行技術の問題点に対処するために、マルチプルスパニングツリーを用いるSPB(最短パスブリッジング)アプリケーションをサポートできるリンク状態スパニングツリー手法を実装するための方法および装置を提供することが、本発明の主たる目的である。本発明のさらなる目的は、SPBのツリーの上で任意のルートブリッジ対間で対称的な転送パスに関する強力な保証を提供することである。ネットワークにおける障害の場合に復旧時間を短縮しようと試みることも、本発明のさらなる目的である。
1つの態様では、本発明は、イーサネットLAN等のネットワークを構成するための方法であって、隣接情報を収集し、リンク状態アドバタイズメントを生成して転送し、ネットワークのためのトポロジ・データベースに入力し、ルートブリッジとして機能する各ブリッジについてツリーを計算することによって、データ・トラヒックを効率よく転送するための方法である。ツリーは、それぞれのルートブリッジ自身の中で計算することができ、またはマスタブリッジが選択されていれば、マスタブリッジの中で計算される。いずれの場合でも、計算は入力されたデータベースまたは複数のデータベースに基づく。本方法はさらに、ツリーアドバタイズメント・メッセージを選択的に配信することによりツリーをアドバタイズし、ネットワークのブリッジにおいてツリーアドバタイズメント・メッセージを受信し、アドバタイズメント・メッセージに従って各ブリッジのポートを構築することを含むことができる。本方法はまた、さらに、ネットワーク・ブリッジにおいて、リンク状態アドバタイズメントが既に処理済であることを認識し、アドバタイズメント・メッセージを転送するのではなく破棄することも含むことができる。このようにして、融通性のある一連のルーティング目的のアプリケーションを可能にする、リンク状態STPのためのプロトコルが規定される。好適な実施形態では、本方法はさらに、1つ以上のバックアップ・トポロジを用意し、ネットワークにおいて障害状態が検出されたときに使用するために、バックアップ・トポロジを記憶することを含むことができる。
別の態様では、本発明は、上述した方法を行うために構成されたマスタブリッジである。さらに別の態様では、本発明は、本発明の方法を行うように構成された、イーサネットLAN等のネットワークである。
前述したことは、当業者が次に続く本発明の詳細な説明をよりよく理解できるように、本発明の特徴および技術的長所を広く概説したものである。本発明の請求項の主題を形成する、本発明のさらなる特徴および長所は、下文で説明することとする。当業者には、当然のことながら、本発明と同じ目的を遂行するために、他の構造を変える、または設計する基礎として、開示された発想および特定の実施形態を容易に用いることができる。また当然のことながら、当業者にとって、そのような均等な構成は、本発明の最も広い形態において本発明の主旨および範囲から逸脱するものではない。
詳細な説明に入る前に、本明細書を通じて用いる特定の語句に関する定義を説明することが好都合であろう。用語“含む(include)”および“備える(comprise)”だけでなく、それらの派生語も、限定なき包含(inclusion without limitation)を意味する。用語“または、(or,)”は、両立的であり、および/または(and/or)を意味している。句“に関連する(associated with)”および“それに関連する(associated therewith)”だけでなく、その派生語も、含む(include)、中に含まれる(be included within)、と相互接続する(interconnect with)、入っている(contain)、中に入っている(be contained within)、に接続するまたはと接続する(connect to or with)、に連結するまたはと連結する(couple to or with)、と通信できる(be communicable with)、と協調する(cooperate with)、交互配置する(interleave)、並置する(juxtapose)、に近接する(be proximate to)、に結び付いているまたはと結びついている(be bound to or with)、有する(have)、の所有権を有する(have a property of)、または同様のものを意味しうる。そして用語“制御装置(controller)”は、少なくとも1つの動作を制御する任意のデバイス、システムまたはその一部を意味し、そのようなデバイスは、ハードウェア、ファームウェアまたはソフトウェア、または前記同じものの少なくとも2つのある組み合わせに実装できる。注目すべきは、任意の特定の制御装置に関連する機能は、局所的であろうと遠隔的であろうと、集中型か、または分散型が可能である。特に、制御装置は、1つ以上のアプリケーション・プログラムおよび/またはオペレーション・システム・プログラムを実行する、1つ以上のデータ・プロセッサ、および関連の入出力デバイスおよび記憶装置を備える。特定の語句に対する定義は、本明細書を通じて提供され、当業者は、多くの場合、殆どの事例とは言えないまでも、そのような定義は、そのように定義された語句の従来の用法だけでなく、将来の用法にも適用されることを理解すべきである。
本発明の実施形態に従ってマスタブリッジにおけるツリー計算の方法を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態に従ってマスタブリッジにおけるツリー計算の方法を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態が都合よく実装される、典型的なネットワークのブリッジを説明する簡略図である。 本発明の実施形態に従ってデータ・トラヒック・フローを円滑にする方法を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態に従って隣接の発見を行う方法を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態に従ってリンク状態アドバタイズメント(LSA)を処理する方法を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態に従ってツリー構築メッセージを処理する方法を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態に従ってルートでないブリッジにおけるツリー構築の方法を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態に従ったLSSTP_BPDU(リンク状態スパニングツリープロトコル ブリッジ・プロトコル・データ・ユニット)を示す図である。 本発明の実施形態に従ったLSA_BPDUに対するLSSTPパラメータを説明する図である。 本発明の実施形態に従ったTA_BPDU(ツリーアドバタイズメントBPDU)に対するLSSTPパラメータを説明する図である。 本発明の別の実施形態に従ったTA_BPDUに対する簡略化したLSSTPパラメータを説明する図である。 本発明の実施形態が都合よく実装される典型的なスパニングツリートポロジを説明する図である。 本発明の実施形態に従った、図13に示されているブリッジ1に対するツリーの記述を説明する図である。 本発明の実施形態に従った、図13に示されているブリッジ2に対するツリーの記述を説明する図である。 本発明の実施形態に従った、図13に示されているブリッジ3に対するツリーの記述を説明する図である。 本発明の実施形態に従ったブリッジ・アーキテクチャを説明する図である。 本発明の実施形態に従ってルーティング・プロトコルにおけるスパニングツリープロトコルの働きを説明する図である。
本明細書において本発明の原理を説明するために使用する、図1から図18まで、および様々な実施形態は、単に実例に過ぎず、そして決して本発明の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。当業者には、本発明の原理が任意の適切に構成されたコンピュータ・ネットワークに実装できることを理解されよう。
本発明は、コンピュータ・ネットワーク、たとえばイーサネットLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)においてデータ・トラヒックのフローを円滑にするためのSPB(最短パスブリッジング)方法の実装にリンク状態プロトコル原理を用いる方法を対象としている。図4は、本発明の実施形態に従ってデータ・トラヒック・フローを円滑にする方法20を説明するフローチャートである。スタート(START)では、複数のブリッジを経由してデータを伝えるように動作できるネットワークが、図3で示されているもののように形成されていることが仮定されている。ネットワークは、たとえば、IEEE802プロトコル群に従って動作できるイーサネットLANネットワークであるが、同様に構成された他のネットワークでもよい。ネットワークが構築され運用が開始されたとき、あるいは、ネットワークオペレータにより決定されてからしばらく経過後に、処理が始まる。
図4の方法20に戻ると、ステップ105で、ネットワーク・ブリッジの各々が、接続されている他のブリッジを学習できるように、隣接の発見が実行される。隣接の発見ステップ105で得られた情報は、LSA(リンク状態アドバタイズメント)によって他のブリッジに送信される(ステップ110)。LSAはネットワークに大量に送られるけれども、好適な実施形態では、たとえば特定のLSAに含まれる情報を既に学習済みであることに気付くブリッジにより、LSAは破棄される(工程は図示されていない)。
この実装形態ではその後、ブリッジの各々は、トポロジ・データベースを編集する(ステップ115)。それから、マスタブリッジがネットワークに対して選択済みであるかどうかが判断される(ステップ120)。次に、各ブリッジに対するツリーが計算される(ステップ125)。これは、マスタブリッジが選択され済みである場合は当該マスタブリッジにより行われる。あるいは、ルートブリッジとして自身のツリーを構築する各ブリッジにより行われる。また、各ブリッジをルートブリッジとしてそれぞれのツリーを計算することは、ツリーの各々におけるルートでないブリッジに対するポート設定を決定することを含む。次に、ツリーコンフィグレーションは、TAを用いて、選択されたネットワーク構成要素にアドバタイズされる(ステップ130)。各ブリッジは、TAメッセージを処理し、TAに入っている指示に従ってポートを設定する(ステップ135)。スパニングツリーは、この時点で、本発明の実施形態に従って構築済みであり、データ・トラヒックのルーティングが始まるか、または継続される(ステップ140)。
次に、本発明の好適な実施形態に従って、1つ以上のバックアップ・トポロジが構築される(ステップ145)。これは,主たる現用のトポロジが確立済みであって、そしてネットワークが定常である場合に最も良好に行われるが、しかしまた、早期に行われ(図示されていない)、そして現用のトポロジと同時にアドバタイズされることもできる。好適な実施形態では、バックアップ・トポロジまたは複数のトポロジが記憶される(ステップ150)。利用できる記憶装置の選択肢は多くある。バックアップ・トポロジは、マスタブリッジが選択済みであれば、マスタブリッジで記憶されることができよう。(多分、マスタブリッジが選択済みであると、バックアップ・トポロジもマスタブリッジで計算済みである。)バックアップ・トポロジはまた、対応するツリーコンフィグレーションをツリーアドバタイズメント・メッセージに含め、そして対応するツリーコンフィグレーションを配信することにより、記憶されることもできよう。受信ブリッジは、バックアップツリー・アドバタイズメント・メッセージを受信すると、好適にはメッセージなどを認識し、そして単に記憶する。受信ブリッジは、バックアップツリーの各ルートブリッジであってもよいし、または、ツリー内のブリッジの全てを含めてもよい。
いずれの場合でも、障害状態が検出された場合(ステップ155)、すなわち、データ転送が何らかの原因で現用トポロジに従って進展できない場合、バックアップ・トポロジがアクティブにされる(ステップ160)。アクティブ化の方法は、選択された記憶方法に従って変わるであろう。たとえば、マスタブリッジに記憶されていれば、バックアップ・トポロジは、通常の手順でアドバタイズされる。しかし、バックアップツリー・アドバタイズメント・メッセージが既に配信済みであれば、何らかのアクティブ化メッセージが送られ、影響を受けたブリッジに、記憶されているアドバタイズメント・メッセージを読み出し、そのメッセージに基づいて動作するようにアラートする。もちろん、複数のバックアップ・トポロジが計算済みであれば、バックアップ・トポロジが1つだけアクティブ化のために通常選択される。
特に好適な実施形態では、生じる可能性のある障害状態の解析が行われ(図示されていない)、そして各障害に確率値が割り当てられる。これがなされる場合、バックアップツリーの計算は発生の確率がより高いようなシナリオのみに限定可能である。確率値はまた、実装のためにこれまでに記憶された多くのバックアップ・トポロジから1つが選択される場合に用いられる可能性がある。
以下では、本発明の実施形態に関連する多様な運用について、更に詳しく説明する。このために、上述した様々なメッセージ、たとえばLSAおよびTAなどは、本発明に従ってそれぞれの目的のために修正済みの、標準的なBPDU(ブリッジ・プロトコル・データ・ユニット)のフォーマットの中にあることが仮定されるであろう。このように修正されたBPDUを用いることは、好適ではあるが必須ではない。
図5は、本発明の実施形態に従って隣接の発見を行う方法25を説明するフローチャートである。再度、スタート(START)では、ネットワークは、本発明の方法に従って物理的に構築され、動作していると仮定されている。この実施形態では、隣接情報は、隣接発見メッセージ、そして好適にはND_BPDUにより収集される(ステップ205)。他の実施形態では隣接情報の収集には他の種類のメッセージを用いることもできる。この実施形態では、ND_BPDUが所定の時間間隔(送信間隔(Hellow Time))に従って送られ、受信される。受信したND_BPDUが検査され、そして情報が、後で参照するためにトポロジ・データベースに記憶される(工程は図示されていない)。
ND_BPDUは、送信間隔ごとに受信されるので、何度もND_BPDUには、トポロジ・データベースに既に記憶されている情報が入っているであろう。またある時には、新しい隣接が現われる場合があり、または予期されているND_BPDUが受信されず、ネットワークの構成の変更が示唆される。したがって、各送信間隔で各ブリッジは、受信したND_BPDUを検査し、そして新しいリンクが出現しているかまたは現存のリンクがタイムアウトしてしまっているかどうかを判断する(ステップ210)。すなわち、トポロジ・データベース内のエントリは、エントリの有効性を確認するND_BPDUが受信されていないと、所定の回数の送信間隔の後にタイムアウトして、そして抹消される可能性がある。変更が生じていないと、処理は単に、ステップ205に戻り、そして送信間隔ごとに周知される隣接情報を収集する。変更が検出済みであれば、ブリッジは変更をアドバタイズするためにLSA_BPDUを配信(distribute)する(ステップ215)。トポロジ・データベースはまた、この時点で更新可能である(ステップは図示されていない)。各ブリッジは、それから新たなツリーの計算が必要であるかどうかを判断し(ステップ220)、その必要がある場合には、新たに得たネットワーク情報でツリーの計算を行う(ステップ225)。本発明に従って、ネットワーク構成要素からデータを受信する各ブリッジは、ツリーの計算処理を行うことに注意されたい。本発明に従って、ブリッジは、ツリーを構築するために任意の現用トポロジ・アルゴリズムを実行することができる。
ステップ215で配信されたLSA_BPDUは、その後様々なネットワーク・ブリッジで受信される。図6は、本発明の実施形態に従ってリンク状態アドバタイズメント(LSA)を処理する方法30を説明するフローチャートである。LSA_BPDUがブリッジで受信されると(ステップ230)、LSA_BPDUが失効しているか、またはそれまでに受信済みであるかどうかが判断される(ステップ235)。これは、1つ以上の技術を用いて行われる。たとえば、受信ブリッジは、LSA_BPDUのシーケンス番号および送信ブリッジ識別子を検査することができる。最新のLSA_BPDUが既に送信ブリッジから受信済みであれば、検査されたLSA_BPDUは破棄可能である。別の実施形態では、パスベクトル法が採用され、受信ブリッジは、LSA_BPDUが以前に見られたことがあるかどうかを判断するために、自身のビットが設定されているかどうかを確かめる。さらに別の実施形態では、TTL(Time-to-Live)フィールドが利用され、LSA_BPDUが長期にわたって検査される。1つ以上のこれらの方法が、LSA_BPDUが最早有用ではないということを示すと、LSA_BPDUは破棄される(ステップ240)。これは、LSA_BPDUが最早有用でない場合、ネットワーク内で不必要にLSA_BPDUが循環し続けることを防止するのに役立つ(けれども、判断するのに用いられる技術に依存して、LSA_BPDUは、ある状態の下で、同じブリッジにおいて再三処理される場合がある)。
LSA_BPDUが以前に受信されたことがなければ、LSA_BPDUは、受信したポートを除いて、ブリッジの各ポート上に転送され(ステップ245)、ブリッジのトポロジ・データベースが更新される(ステップ250)。図5にあるように、トポロジ・データベースを更新済みの各ブリッジは、それからツリーの変更が必要であるかどうかを判断し(ステップ255)、その変更が必要である場合には、新たに得たネットワーク情報でツリーの計算を行う(ステップ260)。
SPC転送パス制御では、各ブリッジ(または少なくともデータが末端の構成要素から受信される各ブリッジ)は、トポロジ・データベースに基づいて、自身がルートのブランチの立場であると想定して自身のツリーを計算する。本発明の代替の実施形態では、マスタブリッジが全ての必要な現用トポロジを計算する。
本発明の1つの実施形態に従ってルートブリッジにより実行されるツリーの計算処理が、図1に示されている。図1は、本発明の実施形態に従ってマスタブリッジを用いるツリーの計算の方法35を説明するフローチャートである。スタート(START)では、再度、動作できるネットワークが準備万端整っており、そしてこの実施形態では適切なマスタブリッジが選択され、構築済みであると仮定されている。マスタブリッジは、ネットワーク内で利用できる最も強力なブリッジであり、または、別のブリッジが他の理由で選択されうる。マスタブリッジは、マスタブリッジの機能を行うに必要な性能を有している限り、あるアプリケーション内で、単にランダムに選択されうる。もっとも、マスタブリッジがし損なうと、別のブリッジを選択する必要があり、このために前もってバックアップが指定される。マスタブリッジの選択は、最も高いプライオリティを有するブリッジとすることができる。ネットワークオペレータが、マスタブリッジの選択に影響を及ぼすように、1つ以上のブリッジのプリ降りティを構築することもできる。すべてのツリーの計算のためにマスタブリッジを用いる長所は、唯一の(または恐らく唯一にバックアップ1つを加えて)ブリッジだけが、役割に対して必要な性能を有する必要があるということである。ツリーの計算を行わなければならないようには見込まれない他のブリッジは、設計上、より簡単であってよく、入手に費用がよりかからないものとすることができる。
図1の方法35は、少なくとも1つの新たなツリーの計算を必要とするような変更がネットワーク・トポロジに生じているかどうかを判断することから始める(ステップ265)。(全てのトポロジ変更が再計算を必要とするとは限らないであろう。)この判断は、定期的に、またはトリガとなるイベントが発生したとき、またはその両方で、実行されうる。ツリーの変更が必要でなければ、勿論、ネットワークの通常の運用が単に継続しうる。少なくとも1つのツリーの変更が必要であると判断されると、その場合、方法35が現行のトポロジ・データベースを用いて全ての必要な新たなツリーの計算に進む(ステップ270)。その後、マスタブリッジは、廃棄ポートを構築し(ステップ275)、続いて転送ポートが構築される(ステップ280)。ネットワークを通して、たとえばTA_BPDUメッセージを用いて、ツリーコンフィグレーションが配信される(ステップ285)。
この実施形態では、TA_BPDU(または他のツリーアドバタイズメント・メッセージ)がマスタでないブリッジで受信される場合、TA_BPDUが処理され、そして必要に応じて転送される。図7は、本発明の実施形態に従って、マスタでないブリッジ内でツリーコンフィグレーションメッセージを処理する方法40を説明するフローチャートである。処理は、TA_BPDUが受信済みであるかどうかを判断することから始める(ステップ290)。受信済みでなければ、勿論、データ・トラヒックのルーティングが、もしあれば、通常通りに継続しうる。受信済みであれば、TA_BPDUが読み出され(ステップ295)、廃棄ポートがもしあれば、構築される(ステップ305)。廃棄ポートは必ずしも最初に構築しなくてもよいが、しかし、この構築の順序は好適で、そしてループの無いトポロジを創出するのに有用である。転送ポートは、もしあれば、その場合構築される(ステップ310)。少なくとも1つの転送ポートが構築済みであると想定して、TA_BPDUはそれから、ブリッジの転送ポートの各々上で転送される(ステップ315)。
ネットワーク内の各ブリッジは、上述した隣接の発見およびLSA配信を通してネットワーク・トポロジを知るので、各ブリッジは、トポロジの変更が検出される場合(またはその後一定の間隔内で)発信元がマスタブリッジであるTA_BPDUの到着を予期するように設定されうる。この場合、TA_BPDUが期待されている時機に到着しない場合は、マスタブリッジの障害が示される可能性があり、そして新しいマスタが、問題のネットワークに対するバックアップ手順に従って選択されなければならないであろう。代わりに、マスタブリッジの障害を検出すると、ブリッジは、自身のツリーの計算を実行してもよい。図2は、本発明の実施形態に従って、マスタでないブリッジ内でツリーを構築する方法50を説明するフローチャートである。この手法は、RCOPB(ルート制御最適パスブリッジング(Root Controlled Optimal Path Bridging))と呼ばれる。処理は、ブリッジ所有のツリーに新たなツリーの計算を必要とする変更が生じているかを判断することから始まる(ステップ450)。必ずしも全てのトポロジ変更が、勿論、ツリーの再計算を必要とするとは限らない。たとえば、ブリッジに所有されているツリーの一部ではなかったリンクまたはブリッジの撤廃が検出される場合には、新たなツリーは計算される必要がない。ツリーの計算が必要でなければ、勿論、データ・トラヒックのルーティングが、もしあれば、通常通り継続しうる。計算のし直しが必要であると、しかしながら、ブリッジは、自身がルートブリッジとして、自身のツリーを計算する(ステップ455)。その後、転送ポートが構築され(ステップ460)、続いて廃棄ポートが、もしあれば、構築される(ステップ465)。廃棄ポートはまた、転送ポートの前に、最初に構築されうる。次に、計算されたツリーをアドバタイズするTA_BPDUが、ブリッジの転送ポートの各々上で転送される(ステップ470)。図2の方法、RCOPBはまた、マスタブリッジの障害以外の理由のために用いられる場合があり、そして勿論、マスタブリッジの指定がなされないネットワークで用いられる可能性がある。
TA_BPDU(または他のツリーアドバタイズメント・メッセージ)が、特定のツリーのルートでないブリッジで受信される場合、TA_BPDUが処理され、そして必要に応じて転送される。図8は、本発明の実施形態に従って、ルートでないブリッジにおいてツリーを構築する方法55を説明するフローチャートである。処理は、TA_BPDUが受信済みであるかどうかを判断することから始まる(ステップ475)。受信済みでなければ、勿論、データ・トラヒックのルーティングが、もしあれば、通常通り継続しうる。受信済みであれば、TA_BPDUが読み取られ(ステップ480)、そして廃棄ポートが、もしあれば、構築される(ステップ485)。廃棄ポートは最初に構築される必要はないが、しかし、この構築の順序は好適で、そしてループのないトポロジを創出するのに有用である。転送ポートは、もしあれば、それから構築される(ステップ490)。少なくとも1つの転送ポートが構築済みであると想定して、TA_BPDUが、それからブリッジの転送ポートの各々上で転送される(ステップ495)。
BPDUメッセージのフォーマットは、一般にIEEE 802のMSTP BPDUフォーマットに従っており、以下にそして図9から図17で説明されているように、ある種の差異および特別の考慮を伴っている。図9は、本発明の実施形態に従った、LSSTP_BPDU(リンク状態スパニングツリープロトコル BPDU)45を示している。本発明の実装に特に関連するLSSTP_BPDUのフィールドに関して、BPDUタイプフィールド320は、これがLSSTP_BPDUメッセージであることを反映するであろう。送信間隔(Hellow Time)フィールド325はND_BPDU内でのみ用いられ、他の種類のLSSTP_BPDU内では用いられない。ツリーコンフィグレーション識別子フィールド330は、IEEE 802.1aq仮想ブリッジ・ローカル・エリア・ネットワーク−改正9:最短パスブリッジング、草案D0.3、2006年5月9日付、で提案されているのと同じであることに注意されたい。LSSTPパラメータ335は、以下でより詳細に説明するように、LSSTP_BPDUのタイプに従って変わる。
本発明に従ったND_BPDUに対しては、LSSTPパラメータ335は、必要な対応リンクのブリッジおよびポート識別子が、提案されているIEEE 802 MSTP BPDUで現在仕様が定められているように、空である。言い換えると、隣接の発見処理は、上首尾な運用には付加的なLSSTPパラメータを必要としない。
本発明に従ったLSA_BPDUに対しては、利用できる選択肢がいくつかある。これらの選択肢は、一般に、LSAが失効しているか、または最早有用でない場合にLSAを破棄する状況において上述した、異なる実施形態に一致する。これらの選択肢は図10aから図10cに説明されており、各図は本発明の3つの実施形態に従った、LSA_BPDUに対するLSSTPパラメータを示している。これらの実施形態の各々において、それぞれのLSSTPパラメータは、フラグ・フィールド340およびLSSTP計算プロトコル識別子フィールド345を含み、続いてリンク記述情報355がある。図10aで、選択肢のLSA除去フィールド350aは、送出ブリッジのブリッジIDと併せてシーケンス番号を含む。図10bで、選択肢のLSA除去フィールド350bは、パスベクトルを含む。これらのLSA除去フィールドの各々に関連するLSA除去選択肢は、上で説明済みである(図6を参照)。第3の実施形態では、標準BPDUメッセージのTTL情報の既存部が代わりに用いられる。したがって、図10cで示されているように、LSA除去フィールドは不要である。これらのLSA除去選択肢の2つ以上が、必要であればLSSTPパラメータになされる適切な変更とともに、用いられる場合があるが、しかし、2つ以上の選択肢を用いることは現状では好適ではない。代替の実施形態では、LSA除去選択肢は少しも用いられないが、しかしこれは推奨されない。
図11は、本発明の実施形態に従ったTA_BPDU(ツリーアドバタイズメントBPDU)に対するLSSTPパラメータを説明している。このタイプのメッセージはまた、フラグ・フィールド360およびLSSTP計算プロトコル識別子フィールド365を含む。ツリーIDフィールド370が続き、そしてブリッジ数フィールド375が続いており、ブリッジ数フィールドは、勿論ツリーにおけるブリッジの数を指定する。特定のツリーにおけるブリッジごとに1つの、個々のブリッジ・フィールド380が続く。個々のブリッジ・フィールドは各々、ツリーにおけるブリッジのうちの1つに対するポート・コンフィグレーションを特定する。この実施形態では、各ブリッジに対して指定された転送ポートが特定され、そして当該ブリッジでの残りのポートが廃棄ポートであると想定され、そしてそれに応じて構成される。上述したように、これらの廃棄ポートは、転送ノードを設定するのに先立って、最初に好適に構築される。ルートポートはまた、この実施形態では各ブリッジIDの直ぐ後に、特定される。また、ルートブリッジに向かう代替のポートが挙げられる場合がある(しかし図11には示されていない)。
図12は、本発明の別の実施形態に従ったTA_BPDUに対する、簡略化されたLSSTPパラメータを説明している。ここで、ツリーIDフィールド370に続いて、リンク数フィールド385は、ブリッジの数よりもむしろツリーにおけるリンクの数に関連している。リンク・フィールド390はしたがって、リンク数フィールド385に続き、そしてブリッジ間のリンクの観点からツリーを記述する。これは、TA_BPDUの大きさを縮小するが、しかし、各ブリッジが、受信したツリーの記述に基づいてポートをどのように設定するかを決定しなければならないので、処理の複雑性を増大させる。このトレードオフが望ましいかどうかは、ネットワークごとに変わる可能性がある。
さらに一層簡略にされた形式は、一部のアプリケーションでは有用となる場合がある。図13の典型的なツリートポロジは、たとえば図14から図16に説明されているTA_BPDUシーケンスを用いてアドバタイズされる。図13に見ることができるように、ブリッジ1は2つの指定されたポートを有し、そしてそれ故、ブリッジ1から、具体的にはブリッジ2およびブリッジ3に至る2つのブランチを有している。ブリッジ2は、今度は、ブリッジ4、ブリッジ5およびブリッジ6に至る3つのブランチを有しており、そしてブリッジ3は、ブリッジ7に至る1つのブランチを有している。ブリッジ4からブリッジ7までは、リーフブリッジであり、そしてしたがってブリッジ4からブリッジ7までから至るブランチは有しない。
この実施形態に従って、第1のTA_BPDUメッセージがブリッジ1で受信される。このメッセージ(またはむしろそれの関係のある部分)が、図10に説明されている。この種類のメッセージはまた、フラグ・フィールド405およびLSSTP計算プロトコル識別子フィールド410を含む。ツリーIDフィールド415が続く。ツリーIDフィールド415の後には、第1のツリー記述フィールド420がある。第1のツリー記述フィールドは、ブリッジ1で必要とされる情報、すなわち、リンクとそれに続くブリッジとの関係を含む。図14に示されているように、第1群の括弧は、ブリッジ1のポート1に関連するリンクおよびブリッジの全てに関する識別子を囲んでおり、そして第2群の括弧は、ブリッジ1のポート2に関連する全てのリンクおよびブリッジに関する識別子を囲んでいる。後者に関して、ポート2はブリッジ3へのリンクに指定され、そしてブリッジ3のポート1はブリッジ7へのリンクに指定されている。ブリッジ1のポート1はまた、単一のブリッジ、ブリッジ2へのリンクに指定されているが、しかしブリッジ2は3つのポートを有しているので、各ポートは、ブリッジ4、ブリッジ5およびブリッジ6のうちのそれぞれの1つへのリンクに指定され、ブリッジ2のポートの指定は各々、図14のツリー記述フィールド420内の一群の内部括弧内に分離されている。
必然的に、ブリッジ1は、自身のポート1およびポート2を構築するために、ツリー記述フィールド420内の情報を用いる。ブリッジ1は、それから適切なポートを用いて、TA_BPDUメッセージの1つの修正版をブリッジ2に、そして別の修正版をブリッジ3に送信する。いずれの場合も、受信側のブリッジに適用できないポート指定は、送る前にブリッジ1により除去される。ブリッジ2に送られるTA_BPDUが図15に説明されている。図15で、ツリー記述フィールド420−2において、残っている全ては、ブリッジ2に対するポート割り当てであり、たとえば、ポート1はブリッジ4へのリンクに指定されているということを見ることができる。同様に、図16は、ブリッジ1からブリッジ3に送信されるTA_BPDUを説明している。図16で、ツリー記述フィールド420−3において、残っている全ては、ブリッジ3のポート1に対するポート割り当てであり、ポート1はブリッジ7へのリンクに指定されているということを見ることができる。たとえば、ブリッジ4へのリンクに指定されている。ブリッジ4からブリッジ7までは、リーフブリッジであり、そしてそれ自体は設定される転送ポートを有しないことに注意されたい。これらのブリッジに送られるTA_BPDU(図示されていない)は、図14から図16までで描かれているものと同様であるが、しかし、それらのツリー記述フィールドに対してはNULL値を有するであろう。
図17は、本発明の実施形態に従ったブリッジ・アーキテクチャを説明している。OSPFまたはIS−ISのようなIPリンク状態ルーティング・プロトコルは、ループの防止が保証されないので、修正しなければイーサネット・ネットワークにおける転送制御への適用には相応しくない。しかし、本発明に従えば、ルーティング・プロトコル・エンティティは、図17に示されているように、高位レイヤとして実装される。STP(スパニングツリープロトコル)エンティティの高位レイヤ・エンティティとしての運用は、図18に説明されている。ルーティング・プロトコル・エンティティは、STPエンティティと同じようにブリッジの各ポートに繋がれる。このようにして、ルーティング・プロトコル・エンティティは、各ポート上でフレームを送信および受信できる。ネットワークに大量に送るべきルーティング・プロトコル・メッセージに対して、ルーティング・プロトコル・エンティティは、メッセージが受信されたポートを除いて、各ポート上にメッセージを送り出す。他のメッセージは、ルーティング・プロトコル・エンティティにより処理され、そして指定されたポート上に送り出されるだけである。
上述のように、ルーティング・プロトコルは、多少修正しなければ適用できない。第1に、IPアドレスは、ルーティング・プロトコルにおいてMACアドレスで置き換えられ、そして各フレームは、それからヘッダ内のMACアドレスに従って転送される。第2に、ツリーアドバタイズメントが、ルーティング・プロトコル・メッセージ内に挿入され、そしてツリーアドバタイズメントの処理が、上でより詳細に説明したように、ネットワーク・ブリッジに実装される。ツリーアドバタイズメントは、ルーティング・プロトコルの拡張への備えができているルーティング・プロトコル・オブジェクト内に担われることができる。OSPFルーティングに対して、たとえば、新しい種類のオパークLSA(Opaque LSA)が必要となる場合がある。OSPFにおけるオパークLSAは、プロトコル拡張に向けた一般化を提供し、そしてツリーアドバタイズメントは、一種の拡張と考えられることができる。好適な実施形態では、タイプ9(リンク・ローカル)がツリーアドバタイズメント・オパークLSAに対して用いられる。ツリーアドバタイズメントはまた、そこで適用できる同様なプロトコル拡張を用いて、IS−ISルーティング・プロトコルに実装できる。
本発明に従って、ツリーアドバタイズメント・メッセージ(たとえば、TA_BPDU)は、偶発的なループを回避するために、大量に送られるべきではない。むしろ、ツリーアドバタイズメント・メッセージは、知らせるツリーの一部であるリンク上にのみ転送され、そして自身の所有するツリー上のリーフに向けてルートブリッジから送られる。ツリートポロジが、マスタブリッジ内で計算されようと、または各ルートブリッジ内(RCOPBにおけるように)で計算されようと、全ての他の影響を受けるブリッジが、受信したツリーアドバタイズメントに従って、自身のポートを構築する。
本発明に従ったツリーアドバタイズメント・メッセージの処理は、ブリッジのルーティング・プロトコル・エンティティに実装される新しい機能を表わしうることに注意されたい。この新しい機能には、ツリーの一部であるポートの適切なコンフィグレーションを含む。すなわち、ブリッジは、ツリーアドバタイズメントを、全てのポートに大量に送る代わりに選択された隣接ブリッジにのみ送る。ブリッジは、(上述したような)いくつかの実施形態において、ツリーアドバタイズメントを指定されたポート上に転送する前に調整しなければならない場合がある。上述したツリー記述方法はまた、適切な機能を有するルーティング・プロトコルに実装可能である。
このようにして、リンク状態プロトコルは、SPBイーサネット・ネットワークにおいて、転送の制御に、すなわち、現用トポロジの構築に適用可能である。
上述したように、SPB環境において適切に機能するように学習するMACに対して、それぞれのツリーが任意のエッジ・ブリッジ対の間で対称なパスを提供するということは重要である。本発明に従って、対称なパスの保証を提供する限り、任意のツリー計算アルゴリズム、たとえばダイクストラ・アルゴリズム(Dijkstra algorithm)が用いることができる。これは、問題のブリッジ対間でのパスコストが一意であると、生じるであろう。本発明は、このような場合を保証する方法を提供する。
本発明に従って、パス計算に用いられるブリッジIDのリストは、各パスに対する一意のパスコストを提供するような方法で編集される。これは、複合パスコスト(compound path costs)を用いることにより達成される。本明細書で用いられているように、複合パスコストの用語は、各コストの数値が整数部および小数部を含むということを意味している。整数部は、パス内各リンクのコストの総和を表わしている。小数部は、計算されないが、実際にパスのいずれかの端点上にあるブリッジのIDを連結した値をとる。たとえば、ブリッジIDがそれぞれ1201および239を有する2つのブリッジが、それぞれのコストが3および5を有する2つのリンクにより隔てられていると、パスコストは、8.1201239のように表わされうる。このパスコストは常に、別の利用できるパスが実際のコストの総和が8であるリンクにより形成されていても、パスコストが形成される方法ゆえに、一意であるであろう。2つのブリッジ間のパス対称性は、パスコストが必ずしも全てではないが大抵のトポロジ最適化アルゴリズムに対して一意であるので、保証される。
本発明はまた、ネットワークにおける保護切り替えに対するサポートを提供する。保護切り替えでは、保護ツリーは、障害の場合に用いるために前もって計算される。ネットワークに依存して、これらの保護ツリーは、マスタブリッジにより、個々のルートブリッジ内で、または使用されていれば、別個のネットワーク管理エンティティ内で計算される。計算は、ネットワークが定常である期間中に行われ、そして後で用いるために記憶される。1つの実施形態では、バックアップツリーは直ぐにはアドバタイズされないが、しかし障害が検出された場合、記憶している代替のトポロジがTA_BPDU内に記述され、そして早急に実装できるように配信される。
別の実施形態では、バックアップツリーが計算される場合、バックアップツリーは、それからバックアップツリーをアドバタイズするものであると特定されるTA_BPDU内に記述され、そして配信される。バックアップツリーと特定されるTA_BPDUは、受信され、そして影響を受けるブリッジに記憶されるが、しかし直ぐには作用しない。障害が検出される場合、トポロジ制御エンティティ(たとえば、マスタブリッジ)は、バックアップツリーが考慮されるべきであることを告げるように特別に構成されたBPDUメッセージを単に送る。複数の代替トポロジが創出されていると、特別に構成されたBPDUがまた、どの代替トポロジが実装されるべきであるかを示すことができよう。
別の実施形態では、様々な障害イベントの発生確率が計算され、そして代替のトポロジが、一定の閾値を超える確率を有するようなイベントに対してのみ計算される。その代わりに、代替トポロジの所望の数が特定され、そして代替トポロジが所望の数に達するまで計算される。複数の代替トポロジが計算される場合には、いくつかは1つの配信方法に従って配信され、そして他は異なる配信方法に従って配信されることができよう。本発明に従った、上述した方法に加えて、勿論、任意の既存方法も用いられることができる。
以上、本発明を詳細に説明したが、当業者は、最大限の形で本発明の主旨および範囲を逸脱することなく、上述の実施形態に様々な変更、置換、改変を行うことができることを理解するべきである。
別の実施形態では、様々な障害イベントの発生確率が計算され、そして代替のトポロジが、一定の閾値を超える確率を有するようなイベントに対してのみ計算される。その代わりに、代替トポロジの所望の数が特定され、そして代替トポロジが所望の数に達するまで計算される。複数の代替トポロジが計算される場合には、いくつかは1つの配信方法に従って配信され、そして他は異なる配信方法に従って配信されることができよう。本発明に従った、上述した方法に加えて、勿論、任意の既存方法も用いられることができる。
実施形態によれば、本発明は、コンピュータ・ネットワークにおいて使用されるブリッジにも関する。このブリッジは、リンク状態アドバタイズメントに基づいてトポロジ・データベースを構築するように構成されており、かつ、前記トポロジ・データベースにおける情報から、複数の他のネットワーク・ブリッジの各ブリッジをルートブリッジとするツリーを含むアクティブ・トポロジを計算し、当該アクティブ・トポロジを前記複数の他のネットワーク・ブリッジにアドバタイズするための、前記複数の他のネットワーク・ブリッジについての隣接発見情報を含む。
前記ブリッジは、トポロジ調整エンティティによって選択されたマスタブリッジであり、また、前記ブリッジは、所定のプライオリティ値に基づいて選択されたマスタブリッジである。
前記ブリッジは、更に、少なくとも1つのバックアップ・トポロジを計算し記憶するように構成され、前記少なくとも1つのバックアップ・トポロジは前記ブリッジにおいて記憶されうる。
前記ブリッジは、前記少なくとも1つのバックアップ・トポロジを、ネットワーク管理エンティティ又は複数のネットワーク・ブリッジに、記憶のために転送するように構成されうる。
コンピュータ・ネットワークは、マスタブリッジと、前記マスタブリッジ以外の複数のブリッジとを含み、前記マスタブリッジは、リンク状態アドバタイズメント・メッセージから取得した隣接情報が入力されているトポロジ・データベースに基づいて、アクティブ・トポロジを計算するように構成されうる。前記マスタブリッジは、少なくとも1つのバックアップ・トポロジを計算し、更に、前記少なくとも1つのバックアップ・トポロジを、障害状態に陥ったときにアクティブにするために、記憶するように構成されうる。

Claims (25)

  1. 複数のブリッジを有するコンピュータ・ネットワークにおいて使用される、前記コンピュータ・ネットワークを通るデータのフローを容易にするための方法であって、
    隣接情報を収集するステップと、
    前記収集した隣接情報をアドバタイズするリンク状態アドバタイズメント・メッセージを配信するステップと、
    前記アドバタイズされた隣接情報に基づいて、少なくとも1つのトポロジ・データベースを構築するステップと、
    前記少なくとも1つのトポロジ・データベースに基づいて、前記複数のブリッジの各々をルートブリッジとして少なくとも1つのスパニングツリーを計算するステップと、
    を有することを特徴とする方法。
  2. 前記コンピュータ・ネットワークはイーサネット・ネットワークであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記複数のブリッジに前記計算されたツリーをアドバタイズするステップを更に有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記ツリーの計算は個々のツリーのルートを構成するブリッジによって実行されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記複数のブリッジからマスタブリッジを選択するステップを更に有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記マスタブリッジはネットワークオペレータによって選択されることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 少なくとも1つのバックアップ・トポロジを計算するステップを更に有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 前記少なくとも1つのバックアップ・トポロジの計算はマスタブリッジにおいて実行されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 障害状態が検出された場合に使用するために前記少なくとも1つのバックアップ・トポロジを記憶するステップを更に有することを特徴とする請求項7に記載の方法。
  10. 障害状態を検出するステップと、
    前記少なくとも1つのバックアップ・トポロジをアクティブにするステップと、
    を更に有することを特徴する請求項9に記載の方法。
  11. 前記少なくとも1つのバックアップ・トポロジはマスタブリッジにおいて計算され記憶されることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  12. 前記少なくとも1つのバックアップ・トポロジは、マスタブリッジにおいて計算され、アクティブ化メッセージを受信するまで、前記複数のブリッジの各々に、記憶のために配信されることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  13. 生じる可能性のある障害状態を解析するステップと、
    各障害状態に確率値を割り当てるステップと、
    を更に有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  14. 最大の確率値を有する障害状態に対するバックアップ・トポロジを計算するステップを更に有することを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 少なくとも1つのリンク状態アドバタイズメント・メッセージを検査するステップと、
    前記リンク状態アドバタイズメント・メッセージを破棄すべきか転送すべきかを判断するステップと、
    を更に有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  16. コンピュータ・ネットワークにおいて使用されるブリッジであって、
    リンク状態アドバタイズメントに基づいてトポロジ・データベースを構築するように構成されており、かつ、
    前記トポロジ・データベースにおける情報から、複数の他のネットワーク・ブリッジの各ブリッジをルートブリッジとするツリーを含むアクティブ・トポロジを計算し、当該アクティブ・トポロジを前記複数の他のネットワーク・ブリッジにアドバタイズするための、前記複数の他のネットワーク・ブリッジについての隣接発見情報を含む
    ことを特徴とするブリッジ。
  17. 前記ブリッジは、トポロジ調整エンティティによって選択されたマスタブリッジであることを特徴とする請求項16に記載のブリッジ。
  18. 前記ブリッジは、所定のプライオリティ値に基づいて選択されたマスタブリッジであることを特徴とする請求項17に記載のブリッジ。
  19. 前記ブリッジは、更に、少なくとも1つのバックアップ・トポロジを計算し記憶するように構成されていることを特徴とする請求項16に記載のブリッジ。
  20. 前記少なくとも1つのバックアップ・トポロジは前記ブリッジにおいて記憶されることを特徴とする請求項19に記載のブリッジ。
  21. 前記少なくとも1つのバックアップ・トポロジを、ネットワーク管理エンティティに、記憶のために転送する手段を更に有することを特徴とする請求項19に記載のブリッジ。
  22. 前記少なくとも1つのバックアップ・トポロジを、複数のネットワーク・ブリッジに、記憶のために転送する手段を更に有することを特徴とする請求項19に記載のブリッジ。
  23. マスタブリッジと、
    前記マスタブリッジ以外の複数のブリッジと、
    を含み、
    前記マスタブリッジは、リンク状態アドバタイズメント・メッセージから取得した隣接情報が入力されているトポロジ・データベースに基づいて、アクティブ・トポロジを計算するように構成されている
    ことを特徴とするコンピュータ・ネットワーク。
  24. 前記マスタブリッジは、更に、少なくとも1つのバックアップ・トポロジを計算するように構成されていることを特徴とする請求項23に記載のコンピュータ・ネットワーク。
  25. 前記マスタブリッジは、更に、前記少なくとも1つのバックアップ・トポロジを、障害状態に陥ったときにアクティブにするために、記憶するように構成されていることを特徴とする請求項24に記載のコンピュータ・ネットワーク。
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