JP4978859B2 - 電気二重層キャパシタ用電極材及びその製造方法 - Google Patents

電気二重層キャパシタ用電極材及びその製造方法 Download PDF

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本発明は、高濃度な配合が可能な水系塗料組成物を集電体に塗工して、得られる塗膜が柔軟な電気二重層キャパシタ用電極材及びその製造方法に関する。
現在、電気二重層キャパシタは、様々な分野において用途開発が活発に行われている。特に、携帯電話やパソコンなどの各種電子機器のメモリバックアップ用電源として近年需要が増加している。また、電気自動車用バッテリーやモーターなどの補助電源として用いられるような、大容量を必要とされる用途に対する開発も望まれている。
従来、電気二重層キャパシタは、2つの分極性電極間にセパレータを配置し、電解液を含浸して構成される。これらは、従来の二次電池と比較して急速な充放電が可能であり、出力密度が大きく、化学変化を伴わないため充放電の繰り返しによる劣化が少ないといった特長を有する。
一般に、電気二重層キャパシタ用電極は、集電体に活性炭などの炭素質材料を含有する電極層を積層させた構造を有している。また、電極層は、炭素質材料とバインダーからなるのが通常である。電極材の製造方法としては、押出圧延方式やコーティング方式があるが、本発明はコーティング方式に関するものである。
電気二重層キャパシタ用電極として、例えば特許文献1には、活性炭粉末とカルボキシメチルセルロースなどのバインダーなどの水溶液からなるスラリーを調製し、アルミニウム箔などの集電体にロールコーティング、ドクターブレードコーティング等の手法で付着させて作製した電極が開示されている。
また、特許文献2には、カルボキシメチルセルロース樹脂のアンモニウム塩、ポリビニールアルコール、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース樹脂のいずれか一種類以上と、エマルジョン型の4フッ化エチレンもしくはラテックスのいずれか一方の樹脂を含む分散液の中に、活性炭及び導電性付与剤が分散された塗料を導電箔上に塗布したものが開示されている。
特開平3−280518号公報 国際公開WO1998/058397号
しかしながら、以上に開示された技術においては次のような問題点がある。すなわち、塗料化工程においてビーズミル等での分散工程を経るには、ある程度の低粘度化が必要であるが、カルボキシメチルセルロース樹脂は、樹脂自体が増粘剤であるため、低粘度化を図るために多量の水を添加する必要がある。その結果、塗料の高固形分化が困難となり、乾燥による塗膜化の際、多量の水分を除去しなければならず、大きなエネルギーが必要となることから、生産性が悪く、地球環境保護の観点から好ましくない。
さらに、カルボキシメチルセルロース樹脂は乾燥後の塗膜が硬いため、塗膜が100μmを超える厚さになると柔軟性に欠け、捲回型用途では、巻き始めの部分で、電極材に割れやヒビが生じる欠点があった。
本発明は、上述した従来の問題を解決すべくなされたものであり、活性炭の分散効果に優れ、増粘性の少ない分散剤を配合することにより、塗料の固形分濃度を高くして、乾燥時のエネルギー低減と柔軟性に富む電気二重層キャパシタ用電極材を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、電気二重層キャパシタ用電極材製造において、ビニル共重合物、カゼインのいずれか一種類以上の分散剤を配合することにより、塗料中の活性炭の高配合化が可能であり、高固形分化を達成することにより、乾燥工程で水分を除去するためのエネルギーを低減できることにより、生産効率が向上し、且つ柔軟な電極材料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、下記の、電気二重層キャパシタ用電極材に関するものである。
1.活性炭及び導電性カーボンの分散剤がアクリル酸エステル、アクリルニトリル、アクリル酸共重合体のナトリウム又はアンモニウム塩からなるビニル共重合物又はカゼインであって、バインダー成分としてSBR又はアクリル酸エステル共重合物からなる合成樹脂エマルジョンが添加された、固形分濃度が35〜37%、B8H型粘度計にて4号ローター100rpm時の塗料粘度が292mPa・s〜64mPa・sである水系塗料組成物を集電体に塗工して得られる捲回型用電気二重層キャパシタ用電極材。
2.1インチ幅にカットし、Φ4mmの丸棒に沿わしてしごいた時に、電極表面がひび割れしない柔軟性を有する上記項1記載の捲回型用電気二重層キャパシタ用電極材。
3.集電体であるエッチングされたアルミ箔の片面または両面に上記項1記載の水系塗料組成物を塗工して得られる捲回型用電気二重層キャパシタ用電極材。
4.集電体であるエッチングされたアルミ箔の片面に塗工し、加熱圧縮加工して得られる塗膜の厚さが100μmで密度が0.65g/cm である上記項2に記載の捲回型用電気二重層キャパシタ用電極材。
5.活性炭及び導電性カーボンの分散剤がアクリル酸エステル、アクリルニトリル、アクリル酸共重合体のナトリウム又はアンモニウム塩からなるビニル共重合物又はカゼインであって、バインダー成分としてSBR又はアクリル酸エステル共重合物からなる合成樹脂エマルジョンが添加された、固形分濃度が35〜37%、B8H型粘度計にて4号ローター100rpm時の塗料粘度が292mPa・s〜64mPa・sである水系塗料組成物を調製し、該水系塗料組成物を集電体に塗工して水系塗料組成物の層を形成した後、乾燥、加熱圧縮加工する上記項1記載の捲回型用電気二重層キャパシタ用電極材の製造方法。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明は、電気二重層用の高濃度な水性塗料組成物であって、該塗料を塗工して得られる塗膜が柔軟な電気二重層キャパシタ用電極材であり、該塗料は活性炭及び導電性カーボンの分散剤がビニル共重合物またはカゼインであって、バインダー成分として合成樹脂エマルジョンを添加した高濃度水系塗料組成物であって、この塗料を集電体に塗工乾燥して、柔軟な塗膜が得られることを特徴とする。
活性炭は電極のエネルギー密度向上において重要な役割を果たし、その種類としては特に限定されるものではなく、フェノール系、レーヨン系、アクリル系、ピッチ系又はヤシガラ、綿花等が使用でき、比表面積が300〜3,500m/g、さらには1,000〜2,500m/gのものが好ましく使用できる。粒子径は、0.1〜50μm、好ましくは1〜30μm、さらに好ましくは3〜10μmであると、薄膜成形がしやすく、容量密度を高くすることができ好ましい。
導電性付与剤は電極に導電性を付与し、内部抵抗の低減に寄与するものであるため、アセチレンブラックやケッチェンブラック等の導電性に優れたものであれば良く、その粒子径としては、0.01〜1μmが好ましい。
本発明で用いるビニル共重合物とは、具体的にはアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2エチルヘキシル等のアクリル酸エステル、アクリロニトリル及びアクリル酸または、無水マレイン酸の共重合物のNa塩または、アンモニウム塩である。
本発明において、ビニル共重合物の配合割合は、活性炭100重量部に対して、固形分(乾燥重量として)1〜5重量部が好ましい。1重量部未満では、分散効果が小さくなり、5重量部を越えると活性炭の配合比率が少なくなり、必要な静電容量が得にくくなる。
本発明で用いるカゼインとは、牛乳に含まれるタンパク質の約80%を占める分子量70,000〜380,000程度の物質である。これを、0.3%程度のアンモニア水溶液に溶解して使用する。
本発明において、カゼインの配合割合は、活性炭100重量部に対して、固形分(乾燥重量として)1〜5重量部が好ましい。1重量部未満では、分散効果が小さくなり、5重量部を越えると活性炭の配合比率が少なくなり、必要な静電容量が得にくくなる。
合成樹脂エマルジョンとしては活性炭と導電性付与剤及び導電箔との間に接着性を有するものであれば広く使用することが出来る。このような合成樹脂エマルジョンとしては、例えば、酢酸ビニルエマルジョン、酢酸ビニル・エチレン共重合体エマルジョン、アクリルエマルジョン、スチレン・ブタジエン共重合体エマルジョン、アクリロニトリル・ブタジエン共重合体エマルジョン、ポリブタジエンエマルジョン及びポリ塩化ビニルエマルジョン等が挙げられる。
本発明において、合成樹脂エマルジョンの配合割合は、電極材の厚みに依存し、任意に配合可能であるが、多量に使用すると、活性炭の配合比率が減少することから、所望の静電容量を得にくく、且つ、内部抵抗が増大する。
本発明によれば、これらの各成分を均一に混合分散し、塗料とした後、アルミ集電体等の導電箔に塗布、乾燥することにより電気二重層用電極材を得ることができる。塗布方法は公知の方法を採用すれば良く、例えばドクターブレードコーティング、コンマスリットコーティング、ダイコーティング、ワイヤーバーコーティング等のいずれかを適用することができる。
塗布厚さについては、用途に応じ適宜設定することができるが、特に本発明では100μm以上の厚さにも適用することができる。
本発明で得られた電極材は、そのまま電極として使用することができるが、必要に応じてさらに加熱圧縮加工を施しても良い。圧縮することにより電極材料の密度を上げて体積あたりの静電容量を大きくすることができる。
本発明により、活性炭および導電性付与剤の高固形分化塗料が容易に調整でき、高静電容量を保持しつつ柔軟性に富んだ電極材を容易に得ることができる。さらに、製造時の乾燥に要するエネルギーを低減でき、生産性の向上が可能でさらには地球環境にも優しい電極材である。本発明の電極材は電気二重層キャパシタ用の電極として特に有用である。
以下に実施例及び比較例を示し、本発明をより具体的に説明する。但し、本発明は実施例に限定されない。
実施例1
イオン交換水184重量部にビニル共重合物(商品名「Sterocoll」BASF製)2重量部を溶解させ、この中に活性炭粉末として比表面積2,000m/g、平均粒径5μm(商品名「ファイン活性炭RP20」クラレケミカル株式会社製)100重量部、導電性付与剤としてアセチレンブラック(商品名「デンカブラック」電気化学工業株式会社製)4重量部を入れ均一に攪拌した後、更にビーズミルで均一に分散させた。この分散液の中に、合成樹脂エマルジョン(商品名「AD181」日本ゼオン株式会社製(固形分40%を乾燥重量として)2重量部入れ、均一に攪拌し塗料とした。この時、活性炭とアセチレンブラックの合計重量部は固形分換算で35%であった。次にこの塗料をエッチング処理された厚さ20μmのアルミ集電体の片面にパイプドクターブレードコーティング法により塗布し、乾燥塗膜厚さが110μmの電極材を作製した。この時の電極密度は0.59g/cmであった。さらに、この電極材を加熱圧縮加工して、厚さ100μm、密度0.65g/cmの電極材を得た。
実施例2
0.3%アンモニア水溶液を168重量部に、カゼイン(商品名「A730」Fonterra製)2重量部を溶解させ、この中に活性炭粉末として比表面積2,000m/g、平均粒径5μm(商品名「ファイン活性炭RP20」クラレケミカル株式会社製)100重量部、導電性付与剤としてアセチレンブラック(商品名「デンカブラック」電気化学工業株式会社製)4重量部を入れ均一に攪拌した後、更にビーズミルで均一に分散させた。この分散液の中に、合成樹脂エマルジョン(商品名「AD181」日本ゼオン株式会社製(固形分40%を乾燥重量として)2重量部入れ、均一に攪拌し塗料とした。この時、活性炭とアセチレンブラックの合計重量部は固形分換算で37%であった。次にこの塗料をエッチング処理された厚さ20μmのアルミ集電体の片面にパイプドクターブレードコーティング法により塗布し、乾燥塗膜厚さが110μmの電極材を作製した。この時の電極密度は0.59g/cmであった。さらに、この電極材を加熱圧縮加工して、厚さ100μm、密度0.65g/cmの電極材を得た。
比較例1
イオン交換水184重量部にカルボキシメチルセルロースのアンモニウム塩(商品名「ダイセルCMC DN800H」ダイセル化学工業株式会社製)2重量部を溶解させ、この中に活性炭粉末として比表面積2,000m/g、平均粒径5μm(商品名「ファイン活性炭RP20」クラレケミカル株式会社製)100重量部、導電性付与剤としてアセチレンブラック(商品名「デンカブラック」電気化学工業株式会社製)4重量部を入れ均一に攪拌しようとした。しかし、粘度が高く団子状態となったため、更にイオン交換水119重量部を加え均一に攪拌した後、更にビーズミルで均一に分散させた。この分散液の中に、合成樹脂エマルジョン(商品名「AD181」日本ゼオン株式会社製(固形分40%を乾燥重量として)2重量部入れ、均一に攪拌し塗料とした。この時、活性炭とアセチレンブラックの合計重量部は固形分換算で25%であった。次にこの塗料をエッチング処理された厚さ20μmのアルミ集電体の片面にパイプドクターブレードコーティング法により塗布し、乾燥塗膜厚さが110μmの電極材を作製した。この時の電極密度は0.59g/cmであった。さらに、この電極材を加熱圧縮加工して、厚さ100μm、密度0.65g/cmの電極材を得た。
試験例1(粘度測定)
実施例1、2及び比較例1の塗料粘度をB8H型粘度計((株)東京計器)にて計測した。ローターは4号で計測した。その結果を塗料の固形分濃度と共に表1及び図1に示す。
Figure 0004978859
図1及び表1より、100rpm時の塗料粘度は、実施例1の分散剤がビニル共重合物(Sterocoll SL)で塗料濃度が35%の場合、塗料粘度は292mPa・Sであり、実施例2の分散剤がカゼインで塗料濃度が37%の場合、塗料粘度は64mPa・Sであるのに対し、比較例1の分散剤がカルボキシメチルセルロースのアンモニウム塩で塗料濃度が25%の場合、低濃度にもかかわらず塗料粘度は1,282mPa・Sと高粘度である。本発明は高固形分であるにもかかわらず低粘度であり、更なる高濃度化の余地を残しており、乾燥負荷の少ない塗料である。
試験例2(静電容量測定)
実施例1、2ならびに比較例1の電極材をΦ12mmの革用ポンチで打ち抜き、2極式セルに組み込んで静電容量を計測した。電解液としてテトラエチルアンモニウムテトラフルオロボレートの1mol/Lプロピレンカーボネート溶液を使用した。静電容量は、充放電測定により、放電時の電圧−容量曲線の2−1V間の接線の傾きから、算出した。その結果を表2に示す。
試験例3(柔軟性測定)
実施例1、2ならびに比較例1の電極材の捲回性(柔軟性)を評価するため、電極材を1インチ幅の短冊状にカットし、Φ4mmの丸棒に沿わせてしごき、電極表面の状態を観察した。その結果を表2に示す。
試験例4(耐久性測定)
実施例1、2ならびに比較例1の電極材の耐久試験を評価した。評価方法は、実施例1、2ならびに比較例1の電極材をΦ12mmの革用ポンチで打ち抜き、電解液としてテトラエチルアンモニウムテトラフルオロボレートの1mol/Lプロピレンカーボネート溶液を使用し、2極式セルに組み込んで、20℃、露点−40℃以下の環境下で、充電電圧3.3V、充電電流10mA、充電時間10分、放電電流10mAの条件で充放電サイクルテストを1,000サイクル行い、耐久試験前後の静電容量の残存率を算出した。その結果を表2に示す。
Figure 0004978859
以上のように、本発明の電気二重層キャパシタ用電極を用いることにより、静電容量及び捲回性(柔軟性)、耐久性において、優れた性能を発揮できた。また固形分濃度を10%以上高めることができ、例えば塗工乾燥し、加熱圧縮した厚さが100μm、密度が0.65g/cmの電極材を作製するのに、乾燥させる際の水分量が実施例1では38%減少し、実施例2では44%減少することから、生産性を大きく改善することができた。また、表2の捲回性(柔軟性)に記載した如く、実施例1、2は、比較例1の様にひび割れることなく柔軟性も改善することができた。
B8H型粘度計4号ロータでのずり速度(回転数)と粘度の関係を示すグラフである。

Claims (5)

  1. 活性炭及び導電性カーボンの分散剤がアクリル酸エステル、アクリルニトリル、アクリル酸共重合体のナトリウム又はアンモニウム塩からなるビニル共重合物又はカゼインであって、バインダー成分としてSBR又はアクリル酸エステル共重合物からなる合成樹脂エマルジョンが添加された、固形分濃度が35〜37%、B8H型粘度計にて4号ローター100rpm時の塗料粘度が292mPa・s〜64mPa・sである水系塗料組成物を集電体に塗工して得られる捲回型用電気二重層キャパシタ用電極材。
  2. 1インチ幅にカットし、Φ4mmの丸棒に沿わしてしごいた時に、電極表面がひび割れしない柔軟性を有する請求項1記載の捲回型用電気二重層キャパシタ用電極材。
  3. 集電体であるエッチングされたアルミ箔の片面または両面に請求項1記載の水系塗料組成物を塗工して得られる捲回型用電気二重層キャパシタ用電極材。
  4. 集電体であるエッチングされたアルミ箔の片面に塗工し、加熱圧縮加工して得られる塗膜の厚さが100μmで密度が0.65g/cm である請求項2に記載の捲回型用電気二重層キャパシタ用電極材。
  5. 活性炭及び導電性カーボンの分散剤がアクリル酸エステル、アクリルニトリル、アクリル酸共重合体のナトリウム又はアンモニウム塩からなるビニル共重合物又はカゼインであって、バインダー成分としてSBR又はアクリル酸エステル共重合物からなる合成樹脂エマルジョンが添加された、固形分濃度が35〜37%、B8H型粘度計にて4号ローター100rpm時の塗料粘度が292mPa・s〜64mPa・sである水系塗料組成物を調製し、該水系塗料組成物を集電体に塗工して水系塗料組成物の層を形成した後、乾燥、加熱圧縮加工する請求項1記載の捲回型用電気二重層キャパシタ用電極材の製造方法。
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