JP4977521B2 - 工作機械 - Google Patents

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この発明は、工作機械、とくに、工作機械本体の凹所にキャスタ付切削液タンクを出入自在に設置できるようになされている工作機械に関する。
この種の工作機械としては、キャスタ付切削液タンクを工作機械本体に設置したときに、切削液タンク側壁の上縁部と、工作機械本体の、同上縁部と相対する部分との間に、切削液タンクの移動を自由とするために形成される隙間に、可撓性チューブが挿入されており、必要に応じて、チューブにエアを供給し、チューブを膨張させて隙間を塞ぐようになされているものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
上記の工作機械では、チューブを膨張させておくときは、常時エアをチューブに供給する必要がある。そのため、エア供給手段を設備する費用が高価につくことに加え、エア供給手段のランニングコストが高価につく。
実用新案登録2518182号公報
この発明の目的は、設備費およびランニングコストを安価にできる工作機械を提供することにある。
この発明による工作機械は、キャスタ付切削液タンクを工作機械本体に設置したときに、切削液タンク側壁の上縁部と、工作機械本体の、同上縁部と相対する部分との間に、切削液タンクの移動を自由とするための隙間が形成されるようになされている工作機械において、切削液タンクの側壁外面に、水平状押引バーがその長さ方向に移動自在に支持されており、押引バーの上面に、上向き傾斜状作用面を有する楔部材が固定されており、昇降部材が、その下端部を作用面に当接させうるように切削液タンクの側壁外面の、押引バーよりも上方レベルに支持されており、昇降部材に、平板状隙間カバーが切削液タンクの側壁内面にそうように固定されているものである。
この発明による工作機械では、切削液タンクを移動させる際は、隙間カバーを下げておけば、切削液タンクが工作機械本体と干渉することもないし、切削液タンクを工作機械本体に設置した後は、隙間カバーを上げて、隙間カバーによって隙間を被覆すればよい。したがって、隙間カバーおよびこれを昇降させるための機構は、シンプルで安価を構成することができ、隙間カバーによって隙間を被覆した状態で、ランニングコストは一切不要である。
この発明によれば、設備費およびランニングコストを安価にできる工作機械が提供される。
この発明の実施の形態を図面を参照しながらつぎに説明する。
以下の説明において、前後(X方向)とは、図2を基準として、図2の下側を前、これと反対側を後といい、左右(Z方向)とは、図2の左右の側を左右というものとする。
図1および図2を参照すると、工作機械は、主軸等の加工要素(図示略)を収容している平面視左右に長い方形状工作機械本体11と、加工要素から排出される切粉・切削液等を回収貯蔵しておくための切削液タンク12とを備えている。
工作機械本体11の前側の右から2/3の部分には平面視L字状側面をもつタンク収容凹所13が形成されている。
切削液タンク12は、上方開放箱形状タンク本体21と、タンク本体21の内外にわたってのびた搬送経路を有するチップコンベア22と、タンク本体21の底面適所に取付られている複数のキャスタ23とを備えている。
タンク収容凹所13の全体をタンク本体21が占有し、タンク本体21の右側の一部を工作機械本体11から突出させた状態で、工作機械本体11に切削液タンク12が設置される。この状態から、切削液タンク12を前方および右方に移動させることにより、工作機械本体11から切削液タンク12が切離しされる。
タンク本体21は、前側壁31、後側壁32、左側壁33、右側壁34および底壁35よりなる。
後側壁32の上縁部にそって第1シール装置41が備えられている。左側壁33の上縁部にそって第2シール装置42が備えられている。
図3および図4に、第1シール装置41が詳細に示されている。工作機械11のベッド51の後側面上端には横断面L字状リブ52が前方に突出するように設けられている。ベッド51の上面には、加工要素を搭載したサドルなど移動体(図示略)のZ軸方向移動を案内するためのガイドレール53が設けられている。ガイドレール53の前側面には前下向きに傾斜させられた平板状シューター54がリブ52を上方から被覆しかつさらにその前方に突出させられるように固定されている。加工要素から排出される切粉・切削液は、シューター54によってチップコンベア22上まで誘導される。
第1シール装置41は、タンク本体後側壁32外面の高さの中程に設けられている断面L字状水平ガイドレール61と、ガイドレール61上に摺動自在に載せられている水平帯板状押引バー62と、押引バー62の上面に固定されている楔部材63と、楔部材63に下端部を当接させうるように配置されかつガイド部材64によってタンク本体後側壁32外面に上下動自在に支持されている垂直棒状昇降部材65と、取付具66によって昇降部材65に上端に固定されかつタンク本体後側壁32内面にそわされている垂直板状隙間カバー67とを備えている。
ガイドレール61および押引バー62は、タンク本体後側壁32のほぼ全幅にわたってのびている。楔部材63および昇降部材65は、その数は複数ずつ、例えば、7つずつで、等間隔で配列されている。
楔部材63は、頂面に左下り傾斜状作用面71を有している。昇降部材65の下端近くにはフランジ72が設けられている。昇降部材65のフランジ72下方には二股状部73が設けられ、これに、ローラ74が取付られている。ガイド部材64およびフランジ72間には、昇降部材65にはめられた圧縮コイルばね75が介在されている。ばね75によって、昇降部材65は、常時下向きに付勢されている。
隙間カバー67は、正対視横長方形状のもので、タンク本体後側壁32のほぼ全幅にわたってのびた長さおよび上部をタンク本体後側壁32よりも上方に突出させた高さを有している。
図3および図4は、ローラ74が作用面71の頂部に位置させられた状態を示すものである。この状態で、隙間カバー67の上縁部は、リブ52の垂直部の後側に入り込んでいる。リブ52の垂直部下端および隙間カバー67上縁は、前方より見て、オーパラップOさせられている。もし仮に、隙間カバー67が無ければ、タンク本体後側壁32上縁およびリブ52の垂直部下端間には隙間δが生じることになる。そうすると、その隙間δから切削液の飛沫が飛出して床面を汚すことになる。ところが、隙間カバー67によって隙間δが完全に塞がれるため、切削液の飛沫飛出の恐れは無い。
第2シール装置42は、第1シール装置41と基本的構造は、同一である。但し、ガイドレール61および押引バー62の長さは、タンク本体21左側壁33の幅に対応している。楔部材63および昇降部材65は、その数は複数ずつであるが、例えば、3つずつである。
切削液タンク12を移動させる際は、ローラ74を作用面71の底部のところに位置させておく。そうすると、隙間カバー67は図3に示す状態よりも下降させられ、リブ52の垂直部下端および隙間カバー67上縁間には隙間Cが生じさせられる。そうすると、切削液タンク12の移動に際し、リブ52の垂直部下端および隙間カバー67上縁が干渉することは無い。
切削液タンク12を所定の設置位置まで移動させると、押引バー62を手動によって押込めば良い。そうすると、ローラ74が作用面71に乗上げていき、昇降部材65とともに隙間カバー67が上昇させられる。隙間δは、隙間カバー67によって塞がれる。この状態から、押引バー62を引出せば、隙間カバー67は下降し、切削液タンク12は、リブ52と干渉すること無く、移動可能となる。
押引バー62を手動による押込・引出に代えて、押引バー62の端部をタンク収容凹所13の側面側に突出させておいて、切削液タンク12の設置の際に、押引バー62の突出端部をその凹所13の側面に当接させて押引バー62を引出すようにしてもよい。その場合、工作機械本体11から切削液タンク12を切離す際に、押引バー62を元の位置まで復帰させるばね75が必要となる。
この発明による工作機械の正面図である。 同平面図である。 図2のIII−III線にそう拡大断面図である。 図3のIV−IV線矢視図である。
符号の説明
11 工作機械本体
12 切削液タンク
32 タンク側壁
62 押引バー
63 楔部材
65 昇降部材
67 隙間カバー
71 作用面
δ 隙間

Claims (1)

  1. キャスタ付切削液タンクを工作機械本体に設置したときに、切削液タンク側壁の上縁部と、工作機械本体の、同上縁部と相対する部分との間に、切削液タンクの移動を自由とするための隙間が形成されるようになされている工作機械において、切削液タンクの側壁外面に、水平状押引バーがその長さ方向に移動自在に支持されており、押引バーの上面に、上向き傾斜状作用面を有する楔部材が固定されており、昇降部材が、その下端部を作用面に当接させうるように切削液タンクの側壁外面の、押引バーよりも上方レベルに支持されており、昇降部材に、平板状隙間カバーが切削液タンクの側壁内面にそうように固定されている工作機械。
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