JP4977009B2 - 複数層光ディスクへの書き込み方法及び装置 - Google Patents

複数層光ディスクへの書き込み方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、一般的に、複数層の光ディスクに情報を書き込む方法と装置に関する。
周知のように、光記憶ディスクは少なくとも1つの記憶空間のトラックを有し、そのトラックは連続的ならせん状または複数の同心円状であり、情報はデータパターンの形態でこのトラックに格納される。光ディスクは非常に成功しており、異なるタイプが開発されている。1つのタイプとしてDVD(デジタルバーサタイルディスク)があり、本発明は特にDVDディスクに関する。しかし、本発明の要点は他のタイプの光媒体にも適用可能である。
光ディスクは読み出し専用タイプでもよい。この場合、光ディスクには製造工程で記録された情報が含まれており、ユーザが読み出すことができる。光記憶ディスクは書き込み可能型でもよく、この場合、ユーザが情報を記録する。このようなディスクはライトワンスタイプであってもよく、記録可能(R)であると表示される。また、情報を何回も書き込むことができる記憶ディスクもあり、再書き込み可能(RW)と表示される。DVDの場合、DVD−RW、DVD+RW、及びDVD−RAMとして知られた3つの再書き込み可能フォーマットと、DVD−R及びDVD+Rとして知られた2つの記録可能フォーマットが区別されている。
光記憶ディスクの記憶空間に情報を書き込むために、ディスクドライブ装置は、光ビーム(レーザビーム)を発生する光ビーム発生器(一般的にはレーザである)と、その光ビームを記憶トラックの焦点スポットにフォーカスする光学要素と、を有する。ディスクドライブ装置はディスクを回転するモータを有し、光学要素を制御するサーボシステム、特にラジアルサーボシステムとフォーカスサーボシステムを有する。その制御は、フォーカスしたスポットが回転しているディスクのトラックをたどり(ラジアルサーボ)、レーザスポットが正しい焦点深度に留まる(フォーカスサーボまたは軸方向サーボ)ように行われる。一般的な光ディスクの技術と、光ディスクに情報を記憶する方法とは周知なので、ここでこの技術をより詳細に説明する必要はない。
従来、光ディスクには1つ以上のデータトラックを含む記憶層が1つしかなかった。最近になって、相互に数マイクロメートルしか離れていない2つかそれ以上の記憶層を有する光ディスクが開発された。各記憶層には対応する記憶トラックが含まれている。このような複数層光ディスクでは、特に記録可能または再書き込み可能光媒体の場合には、フォーカス状態を正しく保つことが単層ディスクの場合よりも重要となる。フォーカス状態が最適でないと、近傍層において意図せずに既存の情報が破壊されてしまうおそれが生じる。
よって、本発明の1つの重要な目的は、複数層光ディスクに書き込みをするディスクドライブ装置であって、フォーカスエラーによる損害のリスクがない、または少なくとも減少するディスクドライブ装置を提供することである。
(発明の開示)
本発明の重要な態様によると、複数層の光ディスクへの書き込みをするディスクドライブ装置は、フォーカス条件を監視する手段と、近傍層を損なうおそれのあるフォーカスのはずれを検出すると記録プロセスを抑制する手段と、を有する。このように、フォーカスがはずれた状態を防止はできないが、害になるおそれがあるその状態による効果は効果的に取り除く。
本発明の上記その他の態様、特徴、利点を、図面を参照して以下にさらに説明する。同じ参照数字は同一または類似の部分を示す。
(発明の詳細な説明)
図1は、典型的にはDVDまたはCDである光ディスク2に情報を記録するのに好適な、光ディスクドライブ装置1を示す。ディスクドライブ装置1は、ディスク2を回転するため、フレーム(簡単のため図示せず)に固定されたモータ4を有する。これにより回転軸5が決まる。
この例では、ディスク2は、その厚さは誇張して示したが、2つの記憶層2Aと2Bを有する。しかし、本発明は3つ以上の層を有するディスクにも関係している。「複数層」という用語を用いて2つ以上の層を示す。
ディスクドライブ装置1は、さらに、光ビームによりディスク2のトラック(図示せず)をスキャンする光学系30を有する。より具体的に、図1に示した構成例において、光学システム30は、光ビーム32を生成するように構成された(一般的にはレーザダイオード等のレーザである)光ビーム生成手段31を有する。以下の説明では、光ビーム32の異なるセクションは、光学経路39を通り、参照数字32に文字a、b、c等をつけて示す。
光ビーム32は、ビームスプリッタ33、コリメータレンズ37、及び対物レンズ34を通って、ディスク2に到達する(ビーム32b)。光ビーム32bは、ディスク2により反射され(反射光ビーム32c)、対物レンズ34、コリメータレンズ37、及びビームスプリッタを通って(ビーム32d)、光検出器35に到達する。対物レンズ34は、光ビーム32bを、1つの記憶層(すなわち、図1の第1の記憶層2A)のトラック上の焦点スポットFに収束するように設計されている。
ディスクドライブ装置1は、さらに、アクチュエータシステム50を有する。このアクチュエータシステム50は、ディスク2に対して対物レンズ34をラジアル方向に変位するラジアルアクチュエータ51を有する。ラジアルアクチュエータ自体は知られており、本発明はラジアルアクチュエータの設計や機能には関係しないので、ここで、ラジアルアクチュエータの設計と機能について詳しく説明する必要はない。
対物レンズ34のチルト位置を正しくし、それを維持するため、対物レンズ34は斜めに取り付けられていてもよい。その場合、図示したように、アクチュエータシステム50はディスク2に対して対物レンズ34のピッチを調整する(pitching)ように構成されたチルトアクチュエータ53も有する。チルトアクチュエータ自体は知られており、一方、このようなチルトアクチュエータの設計と動作は本発明の主題ではないので、チルトアクチュエータの設計と動作について詳しく説明する必要はない。
さらに、装置フレームに対して対物レンズをサポートする手段と、対物レンズを軸方向及びラジアル方向に変位する手段は、対物レンズのピッチを調整する手段と同様に、それ自体一般的に知られている。サポート手段と変位手段の設計と動作は本発明の主題ではないので、ここでは詳しく説明する必要はない。
ラジアルアクチュエータ51、フォーカスアクチュエータ52、及びチルトアクチュエータ53は、1つの集積されたアクチュエータとして実施してもよい。
ディスクドライブ装置1はさらに制御回路90を有する。該制御回路90は、モータ4の制御入力に接続された第1の出力92と、ラジアルアクチュエータ51の制御入力に接続された第2の出力93と、フォーカスアクチュエータ52の制御入力に結合された第3の出力94と、チルトアクチュエータ53の制御入力に結合された第4の出力95と、レーザ装置31の制御入力に結合された第5の出力96と、を有する。制御回路90は、第1の出力92においてモータ40を制御する制御信号SCMを発生し、第2の出力93においてラジアルアクチュエータ51を制御する制御信号SCRを発生し、第3の出力94においてフォーカスアクチュエータ52を制御する制御信号SCFを発生し、第4の出力95においてチルトアクチュエータ53を制御する制御信号SCTを発生し、第5の出力96においてレーザを制御する制御信号Sを発生するように設計されている。
制御回路90は、光検出器35から読み出し信号Sを受ける読み出し信号入力91をさらに有する。光検出器35は、実際にはいくつかの個別の検出要素(検出要素それ自体は知られている)を有していてもよい。読み出し信号Sは、実際にはいくつかの個別の検出要素の出力信号により構成されていてもよい(この出力信号もそれ自体知られている)。さらに、読み出し信号入力91は、実際にはいくつかの個別の入力信号端子であってそれぞれが検出要素の出力信号の対応するものを受ける端子(こうした入力信号端子はそれ自体知られている)を有していてもよい。
制御回路90は、個々の検出要素の出力信号を処理して、1つ以上のエラー信号を求める。ラジアルエラー信号は、以下簡単にREで示すが、トラックと焦点スポットFの間の半径方向の距離を示す。フォーカスエラー信号は、以下簡単にFEで示すが、記憶層と焦点不ポットFの間の軸方向の距離を示す。光検出器の設計に応じて、エラー信号の計算に使う式は異なっていてもよい。
制御回路90は、エラー信号の関数としてアクチュエータ制御信号を発生し、対応するエラーを減らすように設計されている。これは当業者には明らかであろう。
制御回路90は、レーザ制御出力96とデータ入力97をさらに有する。読み出しモードでは、レーザビーム32の強さはほぼ一定に保たれ、読み出し信号入力91において受ける個々の検出要素の出力信号の強さは、読み出すトラックのデータコンテントを反映して変化する。書き込みモードでは、制御回路90は、そのデータ入力97において受けるデータ信号Sデータに基づいてレーザ31の制御信号Sを発生し、レーザビームの強さは入力データに対応するパターンを書き込むように変化する。再書き込み可能ディスクを消去するためには、別の強さレベルも用いる。消去は既存のデータに上書きしながら行ってもよいし、ディスクを消去する別個のプロセスとして行ってもよい。
図2は、制御回路90の一部をより詳細に示すブロック図である。制御回路90は信号前処理回路61を有する。この回路は読み出し信号入力91から読み出し信号Sを受け取る。サーボプロセッサ62は、信号前処理回路61からの出力信号を受け取り、出力93、94、95それぞれにおいてアクチュエータ制御信号SCR、SCF、SCTを発生する。
制御回路90はレーザドライバ回路63をさらに有する。この回路は、データ入力97からデータ信号Sデータを受け取り、レーザ制御出力96においてレーザ制御信号Sを発生する。
制御回路90は書き込み抑制回路64をさらに有する。この回路は、レーザドライバ回路63の制御入力63aに結合された抑制出力64aを有する。書き込み抑制回路64は、入力信号に基づきレーザドライバ回路63の制御信号S抑制を発生する。
書き込み抑制回路64の動作プロセス70を図3のフロー図を参照して説明する。記録を開始すると(ステップ71)、書き込み抑制回路64はその1つ以上の入力64b、64c、64dにおいて受ける1つ以上の入力信号を監視し(ステップ72)、1つ以上の監視した信号が軸方向にフォーカスがずれるイベントの発生を示しているかを調べる(ステップ73)。「軸方向にフォーカスがずれるイベント」とは、近傍層のインテグリティ(integrity)を損なう危険性がある距離より大きい、目標記憶層の位置に対するフォーカススポットFの軸方向のずれを意味する。
この調べるステップには、軸方向のずれの大きさを計算し、このずれを閾値距離と比較するステップを含んでいてもよい。記憶層間の距離に応じて閾値距離は異なっていてもよい。
調べるステップは、レーザビームが間違った記憶層にフォーカスされているかどうかを検出するステップも含んでいてもよい。この検出は、例えば入力信号の特徴を検出することにより、例えば正しい記憶層から他の記憶層への移動(transition)を検出することにより行ってもよい。この実施形態の有利な点は、フォーカスのずれた距離を計算する必要がなく、閾値距離を決める必要がないことである。しかし、前の実施形態と比較してフォーカススポットが近傍層に実際に行ってからでないと検出結果が得られないという不利な点もある。フォーカスのずれた距離を計算し、それを閾値距離と比較する場合、有利な点は近傍層が実際に損なわれる前に対応動作を取れる点である。
上記の入力信号が、フォーカスがずれるイベントが起こっていないことを示している限り、すなわち、フォーカススポットFの位置が正しい層2A、2Bにあるとき、書き込み抑制回路64はレーザドライバ回路63に通常通りの動作をさせて、データをディスクに通常通り書き込む。書き込み抑制回路64の動作はステップ72に進む。
フォーカスがずれるイベントの発生を検出した場合、書き込み抑制回路64は、レーザドライバ回路63の制御信号S抑制を発生し、レーザドライバ回路63を抑制する(ステップ74)。記録プロセスは停止される。
この状態では、エラーメッセージをユーザに提示して、ユーザが対応動作をとってからのみ記録プロセスを再開する。しかし、一般的には、光ディスクシステムの動作を制御しているマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラだけにエラーメッセージを提示する。エラーメッセージを受けると、マイクロプロセッサまたはマイクロコントローラは回路90に命令して、レーザビームを正しい層に再度フォーカスさせて、中断されたところから書き込みプロセスを再開する。そして、書き込み抑制回路64の動作はステップ71に進む。
安全対策として、レーザドライバ回路63はレーザビームを完全にスイッチオフして制御信号S抑制に応答することも可能である。しかし、レーザドライバ回路63がレーザビームのレーザパワーを十分低いレベル(例えば所定の安全レベル)に落とすことにより応答して、記録プロセスが停止されすでに書き込まれているデータが損なわれることを効果的に防止すれば十分である。そして、低下させたレーザパワーを用いて再度フォーカスする動作を実行できる。
レーザドライバ回路63がレーザビームを完全にスイッチオフすることにより制御信号S抑制に応答した場合、再度フォーカスする動作の実行には前記マイクロプロセッサまたはマイクロコントローラがレーザドライバ回路63に命令を送り、低下させたパワーでレーザビームをスイッチオンすることが必要である。このように、抑制信号によるスイッチオフ命令を効果的に無効にする。
いずれにしても、本発明はずれイベントを検出し、それに応じて安全対策として記録プロセスを停止することに関する。この時点以降に取られる動作は本発明の主題ではない。
書き込み抑制回路64の入力信号に関して、本発明の実施方法はいろいろある。
一実施形態では、ディスクドライブ1は、好適な位置に取り付けた振動センサまたは加速度センサ81を有する。振動/加速度センサはそれ自体知られているので、ここでその構成と動作を詳細に説明する必要はない。このような場合、制御回路90は振動/加速度センサ81からの出力信号を受け取る入力98を有する。この入力は書き込み抑制回路64の入力64dに結合されている。振動/加速度センサ81からの出力信号が、フォーカスがはれるイベントが起こりうる強さのショックがあったことを示す。
他の実施形態では、書き込み抑制回路64は、入力91において受けた光読み取り信号Sから求めた入力信号を受け取ることもできる。例えば、書き込み抑制回路64は、前処理回路61の第1の出力61aに結合した入力64cを有し、センサ35のフォワードセンスダイオード(簡単のため図示せず)から取得した反射中央開口信号に対応する信号SCAを前処理回路61から受け取る。
他の実施例では、書き込み抑制回路64は、サーボプロセッサ62の第1の出力62aに結合した入力64bを有し、フォーカスエラー信号FEに対応する信号SFEをサーボプロセッサ62から受け取る。
他の実施例では、書き込み抑制回路64は、所定の時定数で積分されたフォーカスエラー信号FEに対応する信号SFEIをこの入力64bにおいて受け取る。
書き込み抑制回路64は、上記の信号のいずれを受け取っても、その他の好適な信号を受け取ってもよい。しかし、書き込み抑制回路64がこのような信号を2つ以上受け取って、これらの入力信号を互いの相関を調べて、監視された2つ以上の信号が相関してフォーカスがずれるイベントの発生を示した場合に、フォーカスがずれるイベントが発生した(または発生している)ものと決定してもよい。
図4Aと4Bは、1つの記憶層から近傍層に焦点スポットが移った場合に、制御回路90の内部信号の一部の振る舞いを示すグラフである。図4Aは、レーザからさらに遠くに位置する層への移動の場合(図1において焦点スポットFの上向きのずれに対応する)であり、図4Bは反対の場合である。この2つのグラフを比較すると、対応する曲線は類似した形状を有するが、極性は反転している場合もあることが分かる。それゆえ、以下においては、図4Aだけについて詳細に説明する。
曲線101は、規格化されたフォーカスエラー信号FENの振る舞いを示し、スポットがフォーカスしていた最内層から外側層に移動した場合である。この場合、FEN信号は最初にバンプを示す。このバンプはフォーカスが外れて、焦点が内側の情報層から移動したことを示す。その結果、FEN信号は振幅が小さくなり、ゼロ基準レベルを横切る。その後、再び大きくなり、前記のゼロレベル近辺で安定する。この振る舞いは、通常、Sカーブと呼ばれ、情報層に正しく焦点が得られたことを示す。Sカーブはフォーカスするために制御している間にだけ見られ、この場合には、焦点は外側の情報層に近づき、閉ループ制御によりそこに留まる。何らかの原因でフォーカスが失われ、制御システムが介在しない(開ループ制御)場合、FEN信号は上記のバルクの後、フラットであり続ける。
カーブ102は、ループレギュレータ内の集積(積分)エラーの振る舞いを示す。カーブ103は、ゼロに近いある範囲内にあるフォーカスエラーの2値状態の振る舞いを示す。カーブ104は、アクチュエータコイルに印加された制御電圧の振る舞いを示す。図4Aに描いた信号は、光ディスクドライブ中の典型的なフォーカスループのものであり、時間軸は1メモリ当たり150−200マイクロ秒である。
何らかの原因でフォーカスが失われた場合、いくつかの信号を用いてこの状況を検出する。図4Aに示した一般的な例では、規格化されたフォーカスエラー101、ループ積分器内の集積エラー102、またはフォーカスコイルの電圧104は突然変化し、その辺かを用いてフォーカスはずれを検出することができる。他の信号で使用できるものは、ラジアルトラッキングループや読み出しチャンネルから得られる。
本分野の当業者には言うまでもなく、本発明は上記の実施形態例に限定されておらず、添付した請求項に記載した本発明の保護範囲内で、変形や修正が可能である。
例えば、可能なこととして、書き込み抑制回路64は、その入力信号の1つだけが軸方向にフォーカスがずれるイベントの発生を示している場合、書き込みプロセスを抑制する。また、可能なこととして、書き込み抑制回路64は、その入力信号の2つが軸方向にフォーカスがずれるイベントの発生を時間的に相関して示している場合にのみ、書き込みプロセスを抑制する。
軸方向にフォーカスがずれるイベントが実際に起きていることを検出するのとは別に、軸方向にフォーカスがずれるイベントが起こりそうであることを予測して、事前に書き込みプロセスを抑制することも可能である。例えば、焦点のずれの時間発展(1次以上の時間微分)を測定し評価して、外挿によりこのずれの値を予測することが可能である。焦点のずれるスピード(または監視信号の時間微分)が所定のスピードレベルより大きくなった場合に、軸方向にフォーカスがずれるイベントが近い将来起こりそうであると決定することも可能である。
このように、本発明が提案する方法が示唆するものは、所定閾値を越える信号振幅(1つだけでも2つ以上を動じであっても)の検出だけでなく、監視信号が時間的に変化するスピードを評価することにより、焦点が失われる加速度の測定でもある。
上記において、本発明を2つの記憶層を有するディスクの場合に対して説明した。しかし、本発明の要点は複数層の場合にも適用可能である。
上記において、本発明による装置の機能ブロックを示すブロック図を参照して本発明を説明した。言うまでもなく、これらの機能ブロックのうち1つ以上をハードウェアで実施し、機能ブロックの機能を個別のハードウェア構成要素により実行してもよい。しかし、これらの機能ブロックのうち1つ以上をソフトウェアで実施して、コンピュータプログラムの1つ以上のプログラムラインまたはマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ等のプログラム可能デバイスにより上記機能ブロックの機能が実行されるようにすることもできる。
光ディスクドライブ装置の構成要素を示す概略図である。 制御回路90の一部をより詳細に示すブロック図である。 書き込み抑制回路の動作を示すフロー図である。 フォーカスがずれるイベントを示す信号例のグラフである。 フォーカスがずれるイベントを示す信号例のグラフである。

Claims (12)

  1. 2つ以上の記憶層を有する複数層光記憶媒体の記憶層に情報を書き込む方法であって、
    軸方向のフォーカスのずれを示し得る少なくとも1つの入力信号に基づき、光書き込みビームのフォーカス状態を監視する段階と、
    軸方向のフォーカスがずれるイベントが発生した場合に書き込みプロセスを抑制する段階と、を有し、前記方法は、
    光読み取り信号から求めた、軸方向のフォーカスがずれるイベントの発生を相関して示し得る少なくとも2つの異なる入力信号を監視して、前記複数の入力信号のうちの前記2つの異なる入力信号が、軸方向のフォーカスがずれるイベントの発生を相関して示すとき、前記書き込みプロセスを抑制する
    ように構成されたことを特徴とする方法。
  2. 2つ以上の記憶層を有する複数層光記憶媒体の記憶層に情報を書き込むことができる媒体アクセス装置であって、
    書き込み光ビームを発生する光ビーム発生手段と、
    目標記憶層の焦点スポットに前記書き込み光ビームをフォーカスするフォーカス手段と、
    軸方向のフォーカスがずれるイベントが発生した場合に書き込みプロセスを抑制する、軸方向のフォーカスのずれを示し得る少なくとも1つの入力信号を受け取る少なくとも1つの入力を有する書き込み抑制手段と、を有し、
    前記書き込み抑制手段は、
    なくとも2つの入力を有し、光読み取り信号から求めた、軸方向のフォーカスがずれるイベントの発生を相関して示し得る少なくとも2つの異なる入力信号を監視して、前記複数の入力信号のうちの前記2つの異なる入力信号が、軸方向のフォーカスがずれるイベントの発生を相関して示すとき、前記書き込みプロセスを抑制するように設計された
    ことを特徴とする媒体アクセス装置。
  3. 書き込むべきデータを表すデータ信号により前記光ビーム発生手段を駆動する、制御入力を有するドライバ回路をさらに有し、
    前記書き込み抑制手段は、前記ドライバ回路の前記制御入力に結合された出力を有し、
    軸方向のフォーカスがずれるイベントが発生した場合に前記ドライバ回路を効果的に抑制するように、前記ドライバ回路のためのコマンド信号を発生するように設計されていることを特徴とする、請求項2に記載の媒体アクセス装置。
  4. 前記書き込み抑制手段は軸方向のフォーカスがずれたことを示すことができる少なくとも1つの入力信号を受ける少なくとも1つの入力を有し、
    その入力信号の少なくとも1つを監視して、その入力信号の少なくとも1つが軸方向のフォーカスがずれるイベントの発生を示したとき、書き込みプロセスを抑制するように設計されていることを特徴とする、請求項2に記載の媒体アクセス装置。
  5. 前記書き込み抑制手段は軸方向のフォーカスがずれたことを示すことができる少なくとも1つの入力信号を受ける少なくとも1つの入力を有し、
    入力信号を監視して、前記入力信号から軸方向のフォーカスのずれを計算し、計算した軸方向のフォーカスのずれが所定のずれ閾値より大きいときは前記入力信号が軸方向のフォーカスがずれるイベントを示すものと決定するように設計されていることを特徴とする、請求項2に記載の媒体アクセス装置。
  6. 前記書き込み抑制手段は軸方向のフォーカスがずれたことを示すことができる少なくとも1つの入力信号を受ける少なくとも1つの入力を有し、
    入力信号を監視し、前記入力信号の所定の特徴の発生を監視し、その特徴が発生したときは前記入力信号が軸方向のフォーカスがずれるイベントを示すと決定するように設計されていることを特徴とする、請求項2に記載の媒体アクセス装置。
  7. 前記複数の入力信号のうちの少なくとも1つの入力信号が変化する速さは、1次またはそれ以上の時間微分である、請求項2に記載の媒体アクセス装置。
  8. 前記書き込み抑制手段は、前記その入力信号の少なくとも1つの時間微分が軸方向のフォーカスがずれるイベントを予測しているとき、すなわち前記軸方向のフォーカスがずれるイベントが実際に発生する前であっても、書き込みプロセスを抑制するように設計されていること特徴とする、請求項7に記載の媒体アクセス装置。
  9. 少なくとも1つの振動/加速度センサをさらに有し、
    前記書き込み抑制手段は前記少なくとも1つの振動/加速度センサからの少なくとも出力信号を監視するように設計されていることを特徴とする、請求項4に記載の媒体アクセス装置。
  10. 前記記憶媒体により反射された光を受ける少なくとも1つの光検出器をさらに有し、
    前記書き込み抑制手段は少なくとも1つの検出器出力信号から求めた少なくとも1つの信号を監視するように設計されていることを特徴とする、請求項4に記載の媒体アクセス装置。
  11. 前記書き込み抑制手段は、前記センサのフォワードセンスダイオードから求めた反射中心開口信号に対応する少なくとも信号を監視するか、またはフォーカスエラー信号に対応する少なくとも信号を監視するか、または所定の時定数で積分した前記フォーカスエラー信号に対応する少なくとも信号を監視するように設計されていることを特徴とする、請求項10に記載の媒体アクセス装置。
  12. 複数層光ディスク、特にDVDディスクまたはBDディスクを取り扱うことができる、請求項2に記載の媒体アクセス装置。
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