JP4976890B2 - 液体吐出装置および液体吐出ヘッドの駆動方法 - Google Patents
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第1のヒータと第2のヒータとの上に設けられた金属、貴金属、およびこれらの合金のいずれかを含む耐キャビテーション膜と、
素子基板の上に設けられ、液体を吐出するための吐出口と、吐出口と連通し第1のヒータと第2のヒータとが設けられる液室の壁と、を有する流路構成部材と、を有し、第1のヒータの重心と、第2のヒータの重心とが一致するように設けられている液体吐出ヘッドを備える。また、液体吐出装置は、第1のヒータをメインヒータとして駆動させて液体を吐出し、第2のヒータを待機ヒータとして待機させる第1の動作と、第1のヒータを待機ヒータとして待機させて、第2のヒータをメインヒータとして駆動させて液体を吐出する第2の動作と、を切り替える手段を備える。切り替える手段は、第1の動作から第2の動作への切替えを、第1の動作におけるメインヒータの駆動回数が予め定められた値に達したときに行うことを特徴とする。
第1のヒータと第2のヒータとの上に設けられた金属、貴金属、およびこれらの合金のいずれかを含む耐キャビテーション膜と、
素子基板の上に設けられ、液体を吐出するための吐出口と、吐出口と連通し第1のヒータと第2のヒータとが設けられる液室の壁と、を有する流路構成部材と、
を有する液体吐出ヘッドの駆動方法である。液体吐出ヘッドの駆動方法は、第1のヒータをメインヒータとして駆動させて液体を吐出し、第2のヒータを待機ヒータとして待機させる第1の動作と、第1のヒータを待機ヒータとして待機させて、第2のヒータをメインヒータとして駆動させて液体を吐出する第2の動作と、を切替え、第1の動作から第2の動作への切替えを、第1の動作におけるメインヒータの駆動回数が予め定められた値に達したときに行うことを特徴とする。
[液体吐出ヘッドの構造]
図1は、本発明の液体吐出ヘッド(インクジェット記録ヘッド)の一実施形態を示しており、図1(a)は斜視図であり、図1(b)は上面図である。
[液体吐出装置]
図9に、本発明の代表的な実施形態である液体吐出装置(インクジェット記録装置)の概観図を示す。図9において、インクジェットカートリッジIJCが搭載されたキャリッジHCは、キャリッジモータ5013で矢印a,b方向に往復移動される。インクジェットカートリッジIJCは、液体吐出ヘッドIJH(以下、ヘッド)及びヘッドから吐出される液体を貯蔵するタンクITを具備する。プラテン5000は記録紙(記録媒体)Pを搬送する。ヘッドの前面をキャップするキャップ部材5022のキャップ内を吸引する吸引手段5015は、キャップ内開口5023を介してヘッドの吸引回復を行う。また、液体吐出装置はクリーニングブレード5017を備えている。なお、図示しないが、液体吐出装置は、各ヒータに駆動信号を付与するためのドライバや、吐出回数をカウントするカウント装置を備えている。
第1の例として、図4に記載の駆動シーケンスで図2に示した液体吐出ヘッド20を駆動する例について説明する。
素子基板上に配置された複数のヒータにおいて、メインヒータと待機ヒータとの素子基板面における重心が一致することが望ましい。本実施形態おいて、第1のヒータ2及び第2のヒータ3のそれぞれが、切替えにより、インクの吐出に関わるため、吐出液体の吐出方向を一定に保つ必要があるからである。このように、メインヒータと待機ヒータとの素子基板面における重心を一致させることで、メインヒータと待機ヒータが切り替えられても、吐出液滴の吐出方向が一定に保たれる。その結果、紙面における着弾位置ずれが抑制され、高品位高画質の印字、及び長寿命化が可能となる。
第2の例として、図6の駆動シーケンスを用いて液体吐出ヘッド20を駆動する例について説明する。第1のシーケンス例で説明した部分と同様の説明は省略する。
以上、本発明の一例について述べたが、本発明は上述した構成に限定されるものではなく種々変更可能である。図7(a)に示すように、第1のヒータ32と各第2のヒータ33a、33bとの間に隙間が形成されていてもよい。また、図7(b)に示すように、第1のヒータ32a,32bと第2のヒータ33a,33bとがマトリクス状に配置されていてもよい。また、図7(c)に示すように、第1のヒータ32と第2のヒータ33とが同心円状に配置されていてもよい。
2、32 第1のヒータ
3、3a、3b、33 第2のヒータ
18 インク供給路
20 液体吐出ヘッド
29 液室
31 吐出口
Claims (7)
- 液体を吐出するエネルギーを発生する第1のヒータと、液体を吐出するエネルギーを発生する第2のヒータと、を備えた面を有する素子基板と、
前記第1のヒータと前記第2のヒータとの上に設けられた金属、貴金属、およびこれらの合金のいずれかを含む耐キャビテーション膜と、
前記素子基板の上に設けられ、液体を吐出するための吐出口と、該吐出口と連通し前記第1のヒータと前記第2のヒータとが設けられる液室の壁と、を有する流路構成部材と、
を有し、前記第1のヒータの重心と、前記第2のヒータの重心とが一致するように設けられている液体吐出ヘッドと、
前記第1のヒータをメインヒータとして駆動させて液体を吐出し、前記第2のヒータを待機ヒータとして待機させる第1の動作と、前記第1のヒータを待機ヒータとして待機させて、前記第2のヒータをメインヒータとして駆動させて液体を吐出する第2の動作と、を切り替える手段と、
を備え、
前記切り替える手段は、前記第1の動作から前記第2の動作への切替えを、前記第1の動作における前記メインヒータの駆動回数が予め定められた値に達したときに行うことを特徴とする液体吐出装置。 - 前記液体吐出ヘッドには、前記第1のヒータと前記第2のヒータとが設けられている前記液室が、複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
- 前記耐キャビテーション膜は、Ta、Ir、Pt及びこれらの合金のいずれかを含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液体吐出装置。
- 前記第1の動作及び前記第2の動作の少なくとも一方の動作の途中に、前記待機ヒータを液体が吐出しない程度に駆動させる第3の動作を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
- 前記第3の動作は、発泡しきい値の電圧の85%以上、105%以下の電圧で前記待機ヒータを駆動させる動作であることを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
- 前記第3の動作は、発泡しきい値のパルス時間の72%以上、110%以下のパルス時間で前記待機ヒータを駆動させる動作であることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の液体吐出装置。
- 液体を吐出するエネルギーを発生する第1のヒータと、液体を吐出するエネルギーを発生し、重心が前記第1のヒータの重心と一致するように設けられた第2のヒータと、を備えた面を有する素子基板と、
前記第1のヒータと前記第2のヒータとの上に設けられた金属、貴金属、およびこれらの合金のいずれかを含む耐キャビテーション膜と、
前記素子基板の上に設けられ、液体を吐出するための吐出口と、該吐出口と連通し前記第1のヒータと前記第2のヒータとが設けられる液室の壁と、を有する流路構成部材と、
を有する液体吐出ヘッドの駆動方法であって、
前記第1のヒータをメインヒータとして駆動させて液体を吐出し、前記第2のヒータを待機ヒータとして待機させる第1の動作と、
前記第1のヒータを待機ヒータとして待機させて、前記第2のヒータをメインヒータとして駆動させて液体を吐出する第2の動作と、を切替え、
前記第1の動作から前記第2の動作への切替えを、前記第1の動作における前記メインヒータの駆動回数が予め定められた値に達したときに行うことを特徴とする液体吐出ヘッドの駆動方法。
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