JP4976744B2 - 車両シート用緩衝体 - Google Patents

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Description

本発明は、車両シート緩衝体に関し、特に、きしみ音が発生せず、軽量で、廃棄処分が容易で、安全性が高く、更に、容易に製造することができる車両シート用緩衝体に関する。
従来より、自動車に搭載されるシートの着座部のクッション材の下方に装着され、着座部に座ったドライバーに伝わる衝撃を緩衝する車両シート用緩衝体が知られている。この車両シート用緩衝体は、金属製の棒状体によって板状に構成されている2つの骨組み部材を金属製の連結部材を介してかしめて連結されて構成されていた。尚、この種の車両シート用緩衝体に関し、次の特許文献1には、クッションフレームの前後に3本懸架されてなるS字スプリングが開示されている。
特開2004−82958号公報(第0013段落)
しかしならが、従来の車両シート用緩衝体は、2つの金属製の骨組み部材を金属製の連結部材を介して連結して構成されていたので、金属製の骨組み部材と金属製の連結部材との連結部分においてきしみ音が発生し、重量が重かったという問題点があった。また、かしめ作業では、鉛を主原料とする被覆材料を使用していたので、焼却処分をする際には、被覆材料からダイオキシンが発生するのを防止するために、被覆材料を取り除かなければならず、廃棄処分に手間がかかるという問題点があった。更に、連結部分が鋭利な形状にになる可能性があったため取扱上に危険性があり、複数箇所をかしめるため作業性が悪いという問題点もあった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、特に、きしみ音が発生せず、軽量で、廃棄処分が容易で、安全性が高く、更に、容易に製造することができる車両シート用緩衝体を提供することを目的としている。
この目的を達成するために請求項1記載の車両シート用緩衝体は、車両に搭載されるシートの着座部のクッション材の下方に装着され、着座部に座った者に伝わる衝撃を緩衝するものであって、金属製の棒状体によって板状に構成され、各々が別体に構成されている少なくと2以上の骨組み部材と、その骨組み部材の各々を連結する樹脂製の連結部材とを備え、前記骨組み部材の各々は、一本の金属製の棒状体を屈曲させて構成され、その一端と他端とは不連続な状態にあり、前記連結部材は、前記棒状体の一端と他端とを内包している。
請求項2記載の車両シート用緩衝体は、請求項1に記載の車両シート用緩衝体において、前記骨組み部材の各々は、一本の金属製の棒状体を略波形に屈曲させつつ略環状に構成され、内側に突出する内周部と、その内周部を挟む外周部とを備え、前記連結部材は、前記内周部を挟んで隣合う前記外周部の間に橋架された第1橋架部を備えている。
請求項3記載の車両シート用緩衝体は、車両に搭載されるシートの着座部のクッション材の下方に装着され、着座部に座った者に伝わる衝撃を緩衝するものであって、金属製の棒状体によって板状に構成され、各々が別体に構成されている少なくと2以上の骨組み部材と、その骨組み部材の各々を連結する樹脂製の連結部材とを備え、前記骨組み部材の各々は、一本の金属製の棒状体を略波形に屈曲させつつ略環状に構成され、内側に突出する内周部と、その内周部を挟む外周部とを備え、前記連結部材は、前記内周部を挟んで隣合う前記外周部の間に橋架された第1橋架部を備えている。
請求項4記載の車両シート用緩衝体は、請求項に記載の車両シート用緩衝体において、前記骨組み部材の各々は、一本の金属製の棒状体を屈曲させて構成され、その一端と他端とは不連続な状態にあり、前記連結部材は、前記棒状体の一端と他端とを内包している。
請求項5記載の車両シート用緩衝体は、請求項1から4のいずれかに記載の車両シート用緩衝体において、前記連結部材は、前記骨組み部材の少なくとも一部を内包した状態で前記骨組み部材の各々を連結し、または、前記骨組み部材のうち前記骨組み部材と前記シートを構成するフレームとが接触する部分を内包している。
請求項6記載の車両シート用緩衝体は、請求項1から5のいずれかに記載の車両シート用緩衝体において、前記骨組み部材の各々は、一本の金属製の棒状体を略波形に屈曲させつつ略環状に構成され、所定間隔を空けて互いに対向するように内側に突出する内周部を備え、前記連結部材は、前記内周部の間に橋架された第2橋架部を備えている。
請求項7記載の車両シート用緩衝体は、請求項1から6のいずれかに記載の車両シート用緩衝体において、前記骨組み部材の各々は、一本の金属製の棒状体を略波形に屈曲させつつ略環状に構成され、内側に突出する内周部と、その内周部を挟む外周部とを備え、前記連結部材は、前記内周部と前記外周部との連結部分または前記内周部の屈曲部分を内包する補強部を備えている。
請求項1記載の車両シート用緩衝体によれば、少なくと2以上の金属製の骨組み部材は樹脂製の連結部材によって連結されているので、骨組み部材と連結部材との連結部分においてきしみ音が発生するのを防止することができる。また、樹脂は金属よりも軽量なので、車両シート用緩衝体自体の重量を軽量化させることができる。また、樹脂製の連結部材は焼却処分したとしても有害ガスが発生しないので、骨組み部材から連結部材を取り外すことなく焼却することができ、廃棄処分を容易にすることができる。また、連結部分が鋭利な形状になることがないので、取扱上の安全性を向上させることができる。更に、骨組み部材を型枠にセットし、射出形成によって連結部材を形成することで容易に製造することができるという効果がある。
また、連結部材は、骨組み部材を構成する棒状体の一端と他端とを内包しているので、骨組み部材を構成する棒状体の一端と他端とが露出している関係で、その一端または他端に手を引っかけ、怪我をするという恐れがなくなり、一層安全性を向上させることができるという効果がある。
請求項2記載の車両シート用緩衝体によれば、請求項1に記載の車両シート用緩衝体の奏する効果に加え、連結部材は、内周部を挟んで隣合う外周部の間に橋架された第1橋架部を備えているので、車両シート用緩衝体自体の強度を向上させることができるという効果がある。
請求項3記載の車両シート用緩衝体によれば、少なくと2以上の金属製の骨組み部材は樹脂製の連結部材によって連結されているので、骨組み部材と連結部材との連結部分においてきしみ音が発生するのを防止することができる。また、樹脂は金属よりも軽量なので、車両シート用緩衝体自体の重量を軽量化させることができる。また、樹脂製の連結部材は焼却処分したとしても有害ガスが発生しないので、骨組み部材から連結部材を取り外すことなく焼却することができ、廃棄処分を容易にすることができる。また、連結部分が鋭利な形状になることがないので、取扱上の安全性を向上させることができる。更に、骨組み部材を型枠にセットし、射出形成によって連結部材を形成することで容易に製造することができるという効果がある。
また、連結部材は、内周部を挟んで隣合う外周部の間に橋架された第1橋架部を備えているので、車両シート用緩衝体自体の強度を向上させることができるという効果がある。
請求項4記載の車両シート用緩衝体によれば、請求項に記載の車両シート用緩衝体の奏する効果に加え、連結部材は、骨組み部材を構成する棒状体の一端と他端とを内包しているので、骨組み部材を構成する棒状体の一端と他端とが露出している関係で、その一端または他端に手を引っかけ、怪我をするという恐れがなくなり、一層安全性を向上させることができるという効果がある。
請求項5記載の車両シート用緩衝体によれば、請求項1から4のいずれかに記載の車両シート用緩衝体の奏する効果に加え、連結部材は、骨組み部材の少なくとも一部を内包した状態で骨組み部材の各々を連結しているので、強固に骨組部材の各々を連結することができるという効果がある。または、連結部材は、骨組み部材のうち骨組み部材とシートを構成するフレームとが接触する部分を内包しているので、骨組み部材とフレームとの間には樹脂製の連結部材が介在することになるので、骨組み部材とフレームとが直接に接触することできしみ音が発生するのを防止することができるという効果がある。
請求項6記載の車両シート用緩衝体によれば、請求項1から5のいずれかに記載の車両シート用緩衝体の奏する効果に加え、連結部材は、内周部の間に橋架された第2橋架部を備えているので、車両シート用緩衝体自体の強度を向上させることができるという効果がある。
請求項7記載の車両シート用緩衝体によれば、請求項1から6のいずれかに記載の車両シート用緩衝体の奏する効果に加え、連結部材は、内周部と外周部との連結部分または内周部の屈曲部分を内包する補強部を備えているので、車両シート用緩衝体自体の強度を向上させることができ、特に、水平方向に対する衝撃に対する強度を向上させることができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1(a)は、本発明の車両シート用緩衝体1を示す斜視図であり、図1(b)は、連結する前の状態の骨組み部材2,2を示す斜視図である。
車両シート用緩衝体1は、自動車に搭載されるシートの着座部のクッション材の下方に装着され、着座部に座った者に伝わる衝撃を緩衝するためのものであり、金属製の棒状体によって板状に構成され、各々が別体に構成されている2つの骨組み部材2,2(図1(b)参照)と、その骨組み部材2,2の各々を連結する樹脂製の連結部材3とを備えている。
図1(b)に示すように、骨組み部材2,2の各々は、シートの着座部のクッション材を支持すると共に、自身の弾性力によって着座部に座った者に伝わる衝撃を緩衝するベースとなるものであり、一本の金属製の棒状体を略波形に屈曲させつつ略環状に構成され、その一端2aと他端2bとは不連続な状態とされて構成されている。
具体的には、各骨組み部材2,2は、所定間隔を空けて互いに対向するように内側に突出する内周部4と、その内周部4を挟む外周部5と、両端部に形成され後述するシートのフレームと係合する第1係合部6,第2係合部7とを備えている。
一の内周部4は、一の外周部5の一端から略コの字状に屈曲して、一の外周部5と隣合う他の外周部5の一端に連結されている。一の外周部5は、隣合う内周部4の両端に連結して略直線に構成されている。この内周部4と外周部5とによって、所定領域を占める大きさのクッション材を略均等に支持することができると共に、衝撃を略均等に緩衝することができる。
第1係合部6は、各骨組み部材2,2の一方の端部に形成され、外周部5から内側に屈曲させた部分であって、両端部2a,2bを含む部分である。この第1係合部6を後述するシートのフレームに係合させることで車両シート用緩衝体1の一方の端部がシートのフレームに装着される。
第2係合部7は、各骨組み部材2,2の他方の端部に形成され、外周部5からフック状に形成したフック部7aと、両側のフック部7aを略U字状に繋ぐU字部7bとによって構成されている。そして、フック部7aを後述するシートのフレームに係合させることで車両シート用緩衝体1の他方の端部がシートのフレームに装着される。
一方、図1(a)に示すように、連結部材3は、図1(b)に示す2つの骨組み部材2,2を連結するものであり、各骨組み部材2,2の一部を内包した状態で各骨組み部材2,2を連結して構成されている。また、連結部材3の全部は樹脂製であって射出成形によって一体に構成されている。
具体的に、連結部材3は、第1係合部6を覆う第1被覆部8と、第2係合部7の少なくとも一部を覆う第2被覆部9と、第1被覆部8と第2被覆部9との間において骨組み部材2,2の中央部を覆う第3被覆部10と、第1被覆部8と第2被覆部9と第3被覆部10との各々を2つの骨組み部材2,2の中央部で連結する導入部11とを備えている。
第1被覆部8は、各骨組み部材2,2を構成する棒状体の両端部2a,2bを含んで第1係合部6を内包するように略直線状に構成されている。第1被覆部8は第1係合部6を内包しているので、車両シート用緩衝体1を後述するシートのフレームに装着した場合には、第1係合部6とフレームとの間には第1被覆部8が介在し、第1係合部6とフレームとが直接に接触することできしみ音が発生するのを防止することができる。また、各骨組み部材2,2を構成する棒状体の両端部2a,2bを内包しているので、骨組み部材2,2を構成する棒状体の両端2a,2bが外部に露出している関係で、その両端2a,2bに手を引っかけ、怪我をするという恐れがなくなり、取り扱い上の安全性を向上させることができる。第2被覆部9は、第2係合部7のうちU字部7bを内包すると共に、フック部7aの下方面に沿って板状に延びて構成されている。
第3被覆部10は、内周部4を挟んで隣合う外周部5の間に橋架された第1橋架部12と、互いに対向する内周部4の間に橋架された第2橋架部13と、内周部4と外周部5との連結部分14(図1(b)参照)または内周部4の屈曲部分15(図1(b)参照)を内包する補強部16とを備えている。
第1橋架部12によって内周部4を挟んで隣合う外周部5が繋げられ、第2橋架部12によって、互いに対向する内周部4が繋げられるので、車両シート用緩衝体自体1の強度を向上させることができる。また、補強部16によって、特に、水平方向に対する振動に対する強度を向上させることができる。
導入部11は、第1被覆部8と、第2被覆部9と、第3被覆部10とを射出成形によって形成する場合に、その材料となる樹脂材料を流し込むための導入路として形成されるものである。連結部材3によって各骨組み部材2,2を連結する場合には、型枠に各骨組み部材2,2をセットして、樹脂材料を導入部11の略中央部から射出する。すると、樹脂材料は導入部11を介して流出し、第1被覆部8、第2被覆部9、第3被覆部10が形成される。よって、車両シート用緩衝体1を構成する場合には、この導入部11を切断するように構成しても良いが、この導入部11を切断することなく、残しておくことで、車両シート用緩衝体1自体の強度を向上させることができると共に、導入部11を切断するという作業工程を省略することで製造工程を効率化することができる。
次に、図2を参照して、車両シート用緩衝体1の作用について説明する。図2は、車両シート用緩衝体1をシートのフレームFに装着した状態を示す断面図である。尚、図2は、図1(a)に示すII−II断面線における断面図である。
車両シート用緩衝体1が装着されるシートのフレームFは、一対の脚用フレーム20と、その一対の脚フレーム20から上方に延びる背もたれ用フレーム21と、一対の脚用フレーム20の背もたれフレーム21側において一対の脚用フレーム20に架け渡された第1係合バー22と、第1係合バー22の反対側において一対の脚用フレーム20に架け渡された第2係合バー23とを備えている。
車両シート用緩衝体1をシートのフレームFに装着する場合には、第1被覆部8に内包された状態の第1係合部6を第1係合バー22に係合させ、第2係合部7のフック部7aを第2係合バー23に引っかけることで、車両シート用緩衝体1をシートのフレームFに装着する。即ち、車両シート用緩衝体1は、その両端部が第1係合バー22と第2係合バー23とに橋架された状態で装着される。そして、装着された車両シート用緩衝体1の上には、シートのクッション材Kがセットされる。このようにシートのフレームFに装着された車両シート用緩衝体1によれば、クッション材Kの上に座る者に伝わる衝撃は、車両シート用緩衝体1自身の弾性力によって吸収されることになる。
以上、説明したように、この車両シート用緩衝体1によれば、2つの金属製の骨組み部材2,2は樹脂製の連結部材3によって連結されているので、骨組み部材2,2と連結部材との連結部分においてきしみ音が発生するのを防止することができる。また、樹脂は金属よりも軽量なので、車両シート用緩衝体1自体の重量を軽量化させることができる。また、樹脂製の連結部材3は焼却処分したとしても有害ガスが発生しないので、骨組み部材2,2から連結部材3を取り外すことなく焼却することができ、廃棄処分を容易にすることができる。また、連結部分3が鋭利な形状になることがないので、取扱上の安全性を向上させることができる。更に、骨組み部材2.2を型枠にセットし、射出形成によって連結部材3を形成することで容易に製造することができる。
次に、図3を参照して、第2実施例の車両シート用緩衝体100について説明する。図3(a)は、第2実施例の車両シート用緩衝体100を示す斜視図であり、図3(b)は、図3(a)の矢印IIIb方向視における拡大側面図である。尚、上述した第1実施例の車両シート用緩衝体1と共通する構成については、同一符号を付し、その説明は省略する。
上述した第1実施例の車両シート用緩衝体1では、第2被覆部9のうちフック部7aに沿って延びる部分がフック部7aの途中まで形成されている場合について説明したが、この第2実施例では、その第2被覆部のうちフック部7aに沿って延びる部分(延出部9a)をフック部7aの略全部を覆うように構成したものである。
このように、第2被覆部9の延出部9aを構成することで、車両シート用緩衝体100を第1実施例の場合と同様にシートのフレームFに装着した場合には、フック部7aと第2係合バー23との間に延出部9aが介在することになり、フック部7aと第2係合バー23とが直接に接触することできしみ音が発生するのを防止することができる。
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、本実施例では、連結部材3を、第1被覆部8、第2被覆部9、第3被覆部10によって構成する場合について説明したが、連結部3としては、第1被覆部8、第2被覆部9、第3被覆部10のいずれかでも良く、また、骨組み部材2,2の全部を内包するように構成しても良い。
また、本実施例では、骨組み部材2,2を2つ使用する場合について説明したが、連結部3材によって連結される骨組み部材2,2の数としては、2つ以上であれば、その数に限定されることはない。連結する骨組み部材の数が多い程、従来のかしめる方法によって連結する場合よりも一層、製造を作業を容易にすることができる。
また、本実施例では、車両シート用緩衝体1を自動車に搭載されるシートに装着する場合について説明したが、車両シート用緩衝体1を装着するシートとしては自動車に限定されることなく、車両に装着されるシートであれば、電車、二輪自動車等であっても良い。
(a)は、本発明の車両シート用緩衝体を示す斜視図であり、(b)は、連結する前の状態の骨組み部材を示す斜視図である。 車両シート用緩衝体をシートのフレームに装着した状態を示す断面図である。 (a)は、第2実施例の車両シート用緩衝体を示す斜視図であり、(b)は、図3(a)の矢印IIIb方向視における拡大側面図である。
1 車両シート用緩衝体
2 骨組み部材
2a 骨組み部材の一端
2b 骨組部材の他端
3 連結部材
4 内周部
5 外周部
12 第1橋架部
13 第2橋架部
16 補強部
K シートのクッション材
F シートのフレーム

Claims (7)

  1. 車両に搭載されるシートの着座部のクッション材の下方に装着され、着座部に座った者に伝わる衝撃を緩衝する車両シート用緩衝体において、
    金属製の棒状体によって板状に構成され、各々が別体に構成されている少なくと2以上の骨組み部材と、
    その骨組み部材の各々を連結する樹脂製の連結部材とを備え
    前記骨組み部材の各々は、一本の金属製の棒状体を屈曲させて構成され、その一端と他端とは不連続な状態にあり、
    前記連結部材は、前記棒状体の一端と他端とを内包していることを特徴とする車両シート用緩衝体。
  2. 前記骨組み部材の各々は、一本の金属製の棒状体を略波形に屈曲させつつ略環状に構成され、内側に突出する内周部と、その内周部を挟む外周部とを備え、
    前記連結部材は、前記内周部を挟んで隣合う前記外周部の間に橋架された第1橋架部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の車両シート用緩衝部体。
  3. 車両に搭載されるシートの着座部のクッション材の下方に装着され、着座部に座った者に伝わる衝撃を緩衝する車両シート用緩衝体において、
    金属製の棒状体によって板状に構成され、各々が別体に構成されている少なくと2以上の骨組み部材と、
    その骨組み部材の各々を連結する樹脂製の連結部材とを備え
    前記骨組み部材の各々は、一本の金属製の棒状体を略波形に屈曲させつつ略環状に構成され、内側に突出する内周部と、その内周部を挟む外周部とを備え、
    前記連結部材は、前記内周部を挟んで隣合う前記外周部の間に橋架された第1橋架部を備えていることを特徴とする車両シート用緩衝部体。
  4. 前記骨組み部材の各々は、一本の金属製の棒状体を屈曲させて構成され、その一端と他端とは不連続な状態にあり、
    前記連結部材は、前記棒状体の一端と他端とを内包していることを特徴とする請求項に記載の車両シート用緩衝体。
  5. 前記連結部材は、前記骨組み部材の少なくとも一部を内包した状態で前記骨組み部材の各々を連結し、または、前記骨組み部材のうち前記骨組み部材と前記シートを構成するフレームとが接触する部分を内包していることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の車両シート用緩衝体。
  6. 前記骨組み部材の各々は、一本の金属製の棒状体を略波形に屈曲させつつ略環状に構成され、所定間隔を空けて互いに対向するように内側に突出する内周部を備え、
    前記連結部材は、前記内周部の間に橋架された第2橋架部を備えていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の車両シート用緩衝部体。
  7. 前記骨組み部材の各々は、一本の金属製の棒状体を略波形に屈曲させつつ略環状に構成され、内側に突出する内周部と、その内周部を挟む外周部とを備え、
    前記連結部材は、前記内周部と前記外周部との連結部分または前記内周部の屈曲部分を内包する補強部を備えていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の車両シート用緩衝体。
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