(実施の形態)
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる、ぱちんこ遊技機の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(ぱちんこ遊技機の概要)
図1は、本発明のぱちんこ遊技機の全体正面図である。図1に示すぱちんこ遊技機100は、矩形形状の枠101を有し、この枠101の窓孔に対して遊技盤102が着脱可能に取り付けられている。遊技盤102の前面側には、図示しないガラス枠が開閉可能に取り付けられている。また遊技盤102の下部には遊技球を貯留する受け皿部103と、この受け皿部103の遊技球を発射する発射レバー104等が設けられている。受け皿部103の上面には、たとえば遊技者自身に操作をおこなわせて遊技に参加させるための演出ボタン105が設けられている。また、図示しないが受け皿部103の上面には遊技球の購入ボタン、購入取り消しボタン、受け皿部103内の遊技球を下方から外部に抜くための球抜きボタン等が設けられている。
次に、このぱちんこ遊技機100の遊技の流れについて、主要構成部の構成とともに説明する。なお、主要構成部の詳細な構成については、図2を用いて後述する。ぱちんこ遊技機100は、第1始動口110と、第1特図表示器120と、普通図柄表示器121と、第2特図表示器122と、上大入賞口130と、ハネ131と、V入賞領域(Vゾーン)132と、ゲート140と、第2始動口(電動式チューリップ)141と、下大入賞口150とを備えている。
なお、第1特図表示器120と、第2特図表示器122は、本発明の表示手段に相当する。また、上大入賞口130は、本発明の大入賞口に相当する。ハネ131は、本発明の開閉部に相当する。
通常遊技状態において、遊技者は、左打ちをして第1始動口110を狙う(図中、符号(1))。遊技球が第1始動口110に入賞すると、第1特図表示器120が変動する(図中、符号(2))。変動した図柄が当たりを示すものである場合、所定のインターバル時間経過後に、上大入賞口130のハネ131を2回開放する(図中、符号(3))。なお、2回の開放の詳細については後述するが、たとえば、1回目が0.1秒の開放、2回目が0.8秒の開放である。本実施の形態において、この開放を小当たりという。
なお、当たりを示す図柄には、図柄の色や番号により、「時短付き」または「時短なし」の情報、継続ラウンド数の情報などが含まれる。なお、本実施の形態において、第1大当たりの継続ラウンド数は、たとえば、2ラウンドとする。すなわち、小当たり時に表示される図柄は、「2ラウンド継続、時短なし」図柄、または「2ラウンド継続、時短付き」図柄である。なお、本実施の形態において用いているハネ131の開放時間や、大当たりの継続ラウンド数などについては、一例を挙げているに過ぎず、他の時間または他のラウンド数とすることも可能である。
遊技球が上大入賞口130に入賞し、Vゾーン132を通過すると(図中、符号(4))、下大入賞口150を2ラウンド開放する第1大当たりとなる(図中、符号(5))。なお、第1大当たりが「2ラウンド継続、時短なし」図柄であった場合、第1大当たり終了後、通常遊技状態に戻る。一方、第1大当たりが「2ラウンド継続、時短付き」図柄であった場合、第1大当たり終了後に、100回の時短遊技状態に移行する。
時短遊技状態において、遊技者は、右打ちをしてゲート140を狙う(図中、符号(6))。遊技球がゲート140を通過すると、普通図柄表示器121が3秒変動する(図中、符号(7))。停止した図柄が当たり図柄「○」の場合、第2始動口(電動式チューリップ)141は1.2秒間の開放を3回おこなう(図中、符号(8))。遊技球が第2始動口141に入賞すると、第2特図表示器122が変動する(図中、符号(9))。
停止した図柄が、「4ラウンド時短付き」図柄または「16ラウンド時短付き」図柄の場合、所定のインターバル時間経過後に、上大入賞口130のハネ131を、たとえば1.6秒開放する(図中、符号(10))。なお、この開放も小当たりという。遊技球が上大入賞口130に入賞し、Vゾーン132を通過すると(図中、符号(11))、下大入賞口150を4ラウンドまたは16ラウンド開放する第2大当たりとなる(図中、符号(12))。なお、第1大当たり、および第2大当たりは、ともに、本発明の大当たりに相当する。
第2大当たりが終了すると、新たに100回の時短遊技状態に移行する。なお、時短遊技状態時に5回ほど第2大当たりが続くと、リミッタ機能により、たとえば5回目の第2大当たり終了後に、通常遊技状態に移行するようにしてもよい。なお、通常遊技状態において、遊技球が第1始動口110に入賞し、第1特図表示器120に表示される図柄が、第2大当たり(直撃大当たり)を示す場合があり、この場合は、たとえば、16ラウンド継続の第2大当たりとなる。
ここで、通常遊技状態において、遊技球がゲート140を通過した場合について補足しておく。通常遊技状態において、遊技球がゲート140を通過すると、普通図柄表示器121が29秒変動する。また、通常遊技状態において、停止した図柄が当たり図柄「○」の場合、第2始動口(電動式チューリップ)141は0.2秒間の開放を1回おこなう。このように、通常遊技状態においては変動時間を長くし、かつ、第2始動口141の開放時間を短くすることにより、通常遊技状態における第2大当たりの発生を抑え、遊技者がゲート140を狙うといった不適切な遊技を抑止できるようになっている。また、時短遊技状態において、変動時間を短くし、かつ、第2始動口141の開放を長くすることにより、第2大当たりを発生させ易くし、時短遊技を迅速に完了させることができるようになっている。
なお、本実施の形態においては、上述した遊技形態のぱちんこ遊技機100としているが、これに限られることなく、第1大当たりに相当する大当たり遊技方式を有し、すなわち、旧第二種タイプに相当するハネモノの機能を有しているぱちんこ遊技機であればよい。
(ぱちんこ遊技機の詳細な構成)
図2は、遊技盤102の一例を示した正面図である。この図に示す遊技盤102の略中央には、本発明の大入賞口に相当する上大入賞口130が設けられている。上大入賞口130の上部両側には、開閉自在な一対のハネ131(131L,131R)が設けられている。なお、本実施の形態ではハネ131の形状を羽根形状としているが、これは一例に過ぎず、羽根形状に限られるものではない。
上大入賞口130の内部には、V入賞領域(Vゾーン)132と、可動体203とが設けられている。可動体203は、ハネ131を介して入賞した遊技球がVゾーン132に到達し易い特別通路201(図中左側)、または遊技球がVゾーン132まで到達し難い通常通路202(図中右側)に振り分けるように作動する。
Vゾーン132内には、後述するV入賞領域スイッチが設けられている。特別通路201を通過した遊技球は第1の回転体204に誘導される。一方、通常通路202を通過した遊技球は第2の回転体205に誘導される。
第1の回転体204には、遊技球を収容する回転収容部204aがたとえば3つ設けられている。3つの回転収容部204aのうち1つは、遊技球をVゾーン132へ誘導する特定の収容領域となっている。それ以外の回転収容部204aに遊技球が収容された場合、遊技球はVゾーン132以外の領域(非特定領域)へ誘導される。
一方、第2の回転体205には、遊技球を収容する回転収容部205aがたとえば5つ設けられている。5つの回転収容部205aのうち1つは、遊技球をVゾーン132へ誘導する特定の収容領域となっている。それ以外の回転収容部205aに遊技球が収容された場合、遊技球は非特定領域へ誘導される。よって、上大入賞口130に入賞後の遊技球がVゾーン132に入賞する入賞率は、第1の回転体204が設けられている特別通路201に誘導されたほうが、第2の回転体205が設けられている通常通路202に誘導された場合より高くなっている。
また、上大入賞口130内の前面下方には、第1特別図柄(特図1)の変動と表示をおこなう第1特図表示器120と、普通図柄の変動と表示をおこなう普通図柄表示器121と、第2特別図柄(特図2)の変動と表示をおこなう第2特図表示器122とが設けられている。第1特図表示器120および第2特図表示器122は、たとえば7セグメント表示器により構成されており、表示される数字や当該数字の色により、それぞれ大当たり時の時短の有無や、継続ラウンド回数などが表されるようになっている。
たとえば、第1特図表示器120に、「3」が表示されると「第1大当たり2ラウンド継続、時短なし」といった第1大当たり以降の内容の図柄を表し、緑色の「7」が表示されると「第1大当たり2ラウンド継続、時短付き」といった第1大当たり以降の内容の図柄を表すようになっている。また、たとえば、赤色の「7」が表示されると「第2大当たり16ラウンド継続(直撃大当たり)」といった第2大当たりの内容の図柄を表すようになっている。なお、それ以外の数字は、ハズレを表すようになっている。
同様に、第2特図表示器122に、たとえば、「3」が表示されると「第2大当たり4ラウンド継続」といった第2大当たりの内容の図柄を表し、「7」が表示されると「第2大当たり16ラウンド継続」といった第2大当たりの内容の図柄を表すようになっている。普通図柄表示器121は、たとえば「○」と「×」を表示するランプ表示器によって構成されている。
上大入賞口130の下方領域には、第1特図表示器120に表示される特図1を作動させるための第1始動口110が設けられている。第1始動口110の内部には第1始動口スイッチ(SW)110aが設けられており、第1始動口SW110aにより遊技球が検出されたときに、第1特図表示器120の特図1を変動表示する。なお、第1始動口110に入賞した際の賞球の払い出しの有無はいずれでもよい。
上大入賞口130の右側領域には、普通図柄表示器121に表示される普通図柄を作動させるためのゲート140が設けられている。ゲート140の内部にはゲートスイッチ(SW)140aが設けられており、ゲートSW140aにより遊技球が検出されたときに普通図柄表示器121の普通図柄を変動表示する。
ゲート140の下方には、第2特図表示器122に表示される第2特別図柄を作動させるための電動式チューリップからなる第2始動口141が設けられている。第2始動口141の内部には、第2始動口スイッチ(SW)141aが設けられており、第2始動口SW141aにより遊技球が検出されたときに第2特図表示器122の特図2を変動表示する。普通図柄表示器121が特定の図柄(この例では「○」)にて停止した場合に、第2始動口141が開放される。
第2始動口141の下方には、下大入賞口150が設けられている。下大入賞口150は、第1大当たり遊技状態または第2大当たり遊技状態のときに開放状態になる開閉扉240を有しており、その内部には下大入賞口スイッチ(SW)150aが設けられている。なお、本実施の形態では、下大入賞口150を遊技盤102の右側領域に設けるようにしたが、たとえば遊技盤102の中央下部に配置してもよい。遊技盤102の最下部にはアウト口241が設けられている。
(遊技制御部の構成)
図3は、ぱちんこ遊技機100全体の遊技制御をおこなう遊技制御部の構成を示したブロック図である。図3に示す遊技制御部300には、遊技の進行を制御する主制御部310が設けられている、また副(サブ)制御基板として、遊技演出を制御する演出制御部320、ランプ制御部340、賞球の払い出しを制御する賞球制御部350等が設けられている。なお、主制御部310は、本発明の可動体制御手段および開閉制御手段に相当する。
主制御部310は、CPU311、ROM312、RAM313、および図示しない入出力インターフェース(I/O)を有し、ぱちんこ遊技機の主たる制御をおこなう。CPU311には、上大入賞口130内の可動体203、第1始動口110に設けられた第1始動口SW110a、第2始動口141に設けられた第2始動口SW141a、第2始動口141を開閉動作させるための電チューソレノイド141b、ゲート140に設けられたゲートSW140a、上大入賞口130に入賞した遊技球を検出する上大入賞口SW130a、下大入賞口150に入賞した遊技球を検出する下大入賞口SW150aが接続されている。
また、CPU311には、上大入賞口130のハネ131L,131Rを開閉動作させるための上大入賞口ソレノイド130b、下大入賞口150の開閉扉240を開閉動作させるための下大入賞口ソレノイド150b、普通図柄表示器121、Vゾーン132に設けられたV入賞領域SW132b、第1特図表示器120、第2特図表示器122等が接続されている。さらに、CPU311は、演出制御部320の演出統括部321に設けられているCPU322、賞球制御部350のCPU351、および盤用外部情報端子基板360等と接続されている。
演出制御部320は、演出統括部321と、画像・音声制御部331とから構成される。演出統括部321は、CPU322、ROM323、RAM324、図示しないI/Oを有し、遊技演出全体の制御をおこなう。また、CPU322は、画像・音声制御部331のCPU332と接続され、また、ランプ制御部340のCPU341と接続されている。さらに、CPU322には、演出ボタン105が接続されている。
画像・音声制御部331は、CPU332、ROM333、RAM334、図示しないI/Oを有し、演出統括部321の指示に基づいて画像および音声の制御をおこなう。このCPU332にはスピーカ303および演出用の画像表示部302が接続されている。
ランプ制御部340は、CPU341、ROM342、RAM343、図示しないI/Oを有し、CPU341に接続されている各種ランプ、たとえば盤ランプ304や枠ランプ305、可動役物306等の制御をおこなう。
賞球制御部350は、CPU351、ROM352、RAM353、図示しないI/Oを有し、遊技球を払い出す払出装置357の払出駆動モータ等の駆動制御をおこなう。また、CPU351には、定位置検出SW358aや、払出球検出SW358b、球有り検出SW358c、満タン検出SW358d、枠用外部情報端子基板370等が接続されている。また、図1に記載の発射レバー104の操作により遊技球を発射する発射部358eが設けられている。
(ぱちんこ遊技機の機能的構成)
図4は、ぱちんこ遊技機100の機能的構成を示したブロック図である。図4において、ぱちんこ遊技機100は、始動口SW401と、抽選部402と、特図表示器403と、設定部404と、開閉制御部405と、可動体制御部406と、ハネ131と、可動体203とを備えている。
始動口SW401は、本実施の形態において、第1始動口SW110aおよび第2始動口SW141aに相当する。なお、本実施の形態においては、遊技機の形式により、第1始動口110および第2始動口141を備えているが、少なくともいずれか一方に相当するもの、すなわち、始動入賞により抽選をおこなうためのものを備えていればよい。
抽選部402は、遊技球が始動口に入賞したことにより、すなわち、始動口SW401がONになったことにより、ハネ131を開放させるか否かの抽選をおこなう。ハネ131を開放させるか否かの抽選は、具体的には、小当たりの抽選である。なお、抽選のタイミングは、具体的には、乱数を取得するタイミングである。なお、取得した乱数を判定するタイミングは、保留球の有無にかかわらず変動開始時である。
抽選部402は、具体的には、遊技球が第1始動口110に入賞したことにより、すなわち、第1始動口SW110aがONになったことにより、「第1大当たり2ラウンド継続、時短なし」、「第1大当たり2ラウンド継続、時短付き」などを抽選により選出する。また、抽選部402は、遊技球が第2始動口141に入賞したことにより、すなわち、第2始動口SW141aがONになったことにより、「第2大当たり4ラウンド継続」、「第2大当たり16ラウンド継続」などを抽選により選出する。
特図表示器403は、抽選部402による抽選結果を表示する。特図表示器403は、図1に示した第1特図表示器120または第2特図表示器122に相当する。具体的には、第1特図表示器120には、「第1大当たり2ラウンド継続、時短なし」、「第1大当たり2ラウンド継続、時短付き」などを示す数字が表示される。第2特図表示器122には、「第2大当たり4ラウンド継続」、「第2大当たり16ラウンド継続」などを示す数字が表示される。なお、本実施の形態においては、遊技機の形式により、特図表示器403は、第1特図表示器120および第2特図表示器122からなる構成であるが、これに限られるものではなく、始動口が1つの場合は、特図表示器403は単一の表示部を有していればよい。
設定部404は、通常遊技状態または時短遊技状態のいずれか一方を設定する。設定部404は、たとえば、時短カウンタ値を用い、時短カウンタ値が「1」以上である場合に、時短遊技状態として設定し、時短カウンタ値が「0」の場合に、通常遊技状態として設定する。
開閉制御部405は、抽選部402による抽選結果に基づいて、ハネ131の開放をおこなう。開閉制御部405は、少なくとも設定部404に時短遊技状態が設定されている場合にハネ131を開放させる際、インターバル時間を短くする。なお、インターバル時間は、特図表示器403に抽選結果が表示されてからハネ131の開放を開始させるまでの時間である。本実施の形態では、開閉制御部405は、第2始動口141への入賞に伴うハネ131の開放に際し、通常遊技状態におけるインターバル時間よりもインターバル時間を短くしている。
なお、開閉制御部405は、第1始動口110への入賞に伴うハネ131の開放に対しても、インターバル時間を短くしてもよい。また、本実施の形態においては、インターバル時間を2種類用意しており、インターバル時間の長い一方を第1インターバル時間とし、インターバル時間の短い他方を第2インターバル時間とする。なお、インターバル時間を3種類以上用意しておくようにしてもよい。
可動体203は、詳細については、図5〜10を用いて後述するが、遊技球を特別通路201に導くための特別通路誘導位置、遊技球を通常通路202に導くための通常通路誘導位置、特別通路誘導位置および通常通路誘導位置以外の中立位置、のいずれか一つに位置するようになっている。
可動体制御部406は、ハネ131が開放されてから所定時間(たとえば0.8秒)経過するまでの間の、予め設定した一定時間内に可動体203を特別通路誘導位置に位置させる一方、ハネ131が開放されてから所定時間(0.8秒)経過後に、ハネ131を通常通路誘導位置に位置させる。その他のときは、ハネ131を中立位置に位置させる。なお、予め設定した一定時間内とは、所定時間(0.8秒)に一致する時間としてもよいし、当該所定時間よりも短い時間としてもよい。言い換えれば、所定時間の間、継続して、可動体203を特別通路誘導位置に位置させてもよいし、所定時間の間、間欠的に、可動体203を特別通路誘導位置に位置させてもよい。
開閉制御部405は、特図表示器403による抽選結果の表示以降に発射された遊技球がハネ131付近に到達するときにはハネ131の開放開始後、所定時間(たとえば0.8秒以上)経過してハネ131が閉鎖するように、インターバル時間を短くする。すなわち、この場合、開閉制御部405は、第2インターバル時間となるように制御する。なお、抽選結果が表示された時刻は、インターバル時間の開始を起点となる時刻である。また、遊技球がハネ131付近に到達するまでの時間は、発射レバー104によって打ち出される遊技球の速度や、遊技盤102上に配置されている釘の位置などにより、機種ごとに異なり、予め設定されている。
なお、この場合におけるハネ131の開放のきっかけとなる始動口SW401は、上述したように、主に第2始動口SW141aである。すなわち、遊技球が第2始動口141に入賞し、「第2大当たり4ラウンド継続」または「第2大当たり16ラウンド継続」といった抽選結果の表示以降に発射された遊技球は、ハネ131の開放までのインターバル時間が短くなっていることにより、仮に上大入賞口130内に導かれたとしても、通常通路202に誘導され易くなっている。つまり、遊技者が抽選結果を見た上で、遊技球を発射させたとしても、第2大当たりが発生し難くなっている。
なお、開閉制御部405は、上述した可動体203や可動体制御部406を備えない構成においては、特図表示器403による抽選結果の表示以降に発射された遊技球が、少なくとも、ハネ131付近に到達する前にはハネ131の開放を完了するように、インターバル時間を短くすればよい。
また、本実施の形態において、インターバル時間は、ハネ131を開放させる前段階の休止時間を含む。詳細については、図11〜14を用いて後述するが、開閉制御部405は、この休止時間を短くすることにより、インターバル時間を短くする。また、インターバル時間は、抽選結果を表示する図柄確定保持時間を含む。開閉制御部405は、この図柄確定保持時間を短くすることにより、インターバル時間を短くしてもよい。さらに、開閉制御部405は、休止時間、図柄確定保持時間をともに短くしてもよい。
また、本実施の形態のように、始動口SW401が第1始動口SW110aおよび第2始動口SW141aからなる構成においては、開閉制御部405は、遊技球が第1始動口110に入賞しハネ131を開閉させる際、第1のインターバル時間を挟んだ後、ハネ131を開放させてから短時間(たとえば0.1秒)の間にハネ131を閉鎖させる前半開放をおこなうとともに、ハネ131の開放開始から所定時間(たとえば0.8秒)経過後に再びハネ131を開放させる後半開放をおこなう。このような開放を、第1の開放という。なお、この例では、前半開放が終わってから、後半開放が始まるまでの間はハネ131が閉鎖した0.7秒の閉鎖状態となる。
また、開閉制御部405は、時短遊技状態において、遊技球が第2始動口141に入賞することによりハネ131を開閉させる際、第2のインターバル時間を挟んだ後、少なくとも可動体203が特別通路誘導位置に配置されている間(ハネ131の開放開始から0.8秒間)は開放状態を保持させる。このような開放を、ここでは第2の開放という。なお、この場合、ハネ131は、時短遊技状態においては迅速に第2大当たりを発生させるといった観点から、可動体203が特別通路誘導位置に位置する間、すなわち、ハネ131の開放開始から少なくとも0.8秒の間、開放されていることが望ましく、本実施の形態においては1.6秒開放するものとする。
なお、本実施の形態において、通常遊技状態にて、第2始動口141へ入賞すると第2大当たりの抽選がおこなわれる。この当該抽選により、「第2大当たり4ラウンド継続」または「第2大当たり16ラウンド継続」に当選した場合、時短遊技状態と同様に、ハネ131が1.6秒開放してしまうと、通常遊技状態にて第2大当たりの発生が多発してしまう。このような遊技設定になっていると、通常遊技状態において、第2始動口141を狙うといった不適切な遊技がおこなわれてしまう。
そこで、本実施の形態では、通常遊技状態においても、開閉制御部405は、遊技球が第2始動口141に入賞したことによりハネ131を開閉させる際には、第1の開放(特に前半開放)をおこなうことによって、最初の0.8秒間に遊技球が大入賞口130内に入賞し難くなっている。つまり、通常遊技時において遊技球が第2始動口141に入賞することによるハネ131の開閉に際しては、遊技球を通常通路202に誘導し易くし、第2大当たりの発生を抑止している。
なお、抽選部402と、設定部404と、開閉制御部405と、可動体制御部406とは、図3に示したメインCPU311によって実現される。すなわち、メインCPU311がROM312に記録されている所定のプログラムを実行することにより、抽選部402と、設定部404と、開閉制御部405と、可動体制御部406との機能を実現する。
(可動体の動作タイミング)
次に、図5〜10を用いて、上大入賞口130に設けられている可動体203の動作タイミングについて説明する。図5は、ハネ131の第1の開放時における可動体203の動作タイミング図である。図6は、ハネ131の第2の開放時における可動体203の動作タイミング図である。また、図7〜10は、可動体203の動作を示す説明図である。
図5に示すように、通常遊技時においては、第1始動口110の第1始動口SW110aが遊技球の入賞を検知すると、第1始動口SW110aから出力される出力パルス501の立下がりのタイミングで、符号502に示すように、第1特図表示器120の特図1の変動を開始し、所定時間経過後、特図1の変動を停止する。変動停止後、特図1が小当たり図柄であった場合は、所定の第1インターバル時間T1が経過した後に、符号503に示すように、上大入賞口130のハネ131を、短時間(0.1秒)開放する。なお、第1インターバル時間T1の詳細については、図11を用いて後述する。
なお、この開放は、第1の開放のうち前半開放である。このあと、ハネ131を0.7秒間、閉鎖させた閉鎖期間となる。さらに、閉鎖期間経過後、符号504に示すように、ハネ131を0.8秒開放する。この開放は、第1の開放のうち後半開放である。なお、通常遊技時においては、第2始動口141に遊技球が入賞した場合も、第1の開放をおこなう。
可動体203は、初期位置として、上大入賞口130のハネ131が閉鎖状態のときは、図7に示すように、水平の中立位置に位置し、上大入賞口130のハネ131が閉鎖状態から開放状態になった時点で可動を開始する。可動体203が可動する方向は、ハネ131を介して入賞した遊技球を特別通路201へ誘導する方向である。すなわち、可動体203は、図8に示すように、左方向(反時計回り方向)に回転し、特別通路誘導位置に位置する。左方向に回転した可動体203は、たとえば8時の位置まで回転して停止する。なお、特別通路誘導位置は、中立位置(9時の位置)を越えて8時の位置までの間をいう。
可動体203は、8時の位置にて可動体203の回転が停止した後、ハネ131を介して入賞した遊技球を通常通路202へ誘導する方向へ回転する。すなわち、図9に示すように、右方向(時計周り方向)に回転し、中立位置に位置する。さらに、図10に示すように、可動体203は、右方向に回転し、たとえば4時の位置まで回転して停止する。なお、通常通路誘導位置は、中立位置(3時の位置)を越えて4時の位置までの間をいう。そして、可動体203は、4時の位置にて可動体203の回転が停止した後、左方向に回転し、中立位置に戻る。
したがって、図5に示した第1の開放時では、前半開放の開放時間(0.1秒)が短いため、前半開放時に遊技球の上大入賞口130への入賞率は低下する。一方、後半開放の開放時間(0.8秒)は前半開放に比べて長く、前半開放に比べて上大入賞口130への遊技球の入賞率は高い。但し、後半開放において、可動体203が中立状態より通常通路202側が低くなるように傾斜する通常通路誘導位置に位置しているため、遊技球の殆どは通常通路202へ誘導されるようになっている。
なお、図5に示すように、第1始動口SW110aにおいて遊技球を検知してから一定時間経過するまでの1ゲーム期間内において、第1始動口SW110aにおいて遊技球を検知した場合は、一旦、メモリ(RAM313)に記憶し、1ゲーム期間が終了した時点で、次のゲーム、つまり第1特図表示器120の特図1の変動を開始する。第1始動口SW110aの検知情報は、最大4個までメモリに記憶される。また、図5においては、後半開放時に大入賞口130の閉鎖とともに、可動体203が中立位置に位置するようになっているが、大入賞口130の閉鎖後にも大入賞口130内に遊技球が残っていることを鑑み、大入賞口130の閉鎖後しばらくの間は可動体203を通常通路誘導位置に位置させるようにしてもよい。
一方、図6に示すように、時短遊技中は、第2始動口141の第2始動口SW141aにおいて遊技球の入賞を検知すると、第2始動口SW141aから出力される出力パルス601の立下がりのタイミングで、符号602に示すように、第2特図表示器122の特図2の変動を開始し、所定時間経過後、特図2の変動を停止する。変動停止後、特図2が小当たり図柄であった場合は、所定の第2インターバル時間T2経過後に、符号603に示すように、上大入賞口130のハネ131を、所定時間(1.6秒)開放する。第2インターバル時間T2の詳細については、図12〜14を用いて後述する。なお、可動体203の動作は、第1の開放時と同様であるため、説明を省略する。なお、時短遊技中に、第1始動口110に遊技球が入賞した場合は、第1の開放をおこなう。
このような構成により、時短遊技中の第2の開放時において、ハネ131が開放されてから0.8秒までの間は、可動体203が中立状態より特別通路201側が低くなるように傾斜する特別通路誘導位置に位置している。このため、第2の開放は、第1の開放時に比べて遊技球が特別通路201へ誘導される確率が高くなっている。
但し、上述したように、抽選結果の表示以降に発射された遊技球がハネ131付近に到達するときにはハネ131の開放開始後、所定時間(たとえば0.8秒以上)経過しているようにハネ131の開放が制御されているので、すなわち、遊技者が抽選結果を視認した後に遊技球を発射させたとしても可動体203が通常通路誘導位置に位置しているので、打ち分けによる第2大当たりの発生を抑止している。
また、本実施の形態においては、第1の開放(前半開放+休止時間+後半開放)と、第2の開放との開閉動作はそれぞれ異なるものの、ハネ131が動作している間の可動体203の動作は、各遊技状態において同様の動作をおこなうようになっている。
なお、1ゲーム期間内において第2始動口SW141aにおいて遊技球を検知した場合も、その情報は、一旦、メモリ(RAM313)に記憶され、1ゲーム期間が終了した時点で第2特図表示器122の特図2の変動を開始するようにしている。第2始動口SW141aの検知情報は、最大4個までメモリに記憶される。第1始動口SW110aの検知情報と第2始動口SW141aの検知情報がメモリに記憶されている場合は、検知した順に第1特図表示器120、第2特図表示器122の図柄を変動してもよいし、第2特図表示器122の図柄変動を優先的におこなってもよい。
(インターバル時間の詳細)
次に、図11〜14を用いて、インターバル時間の詳細について説明する。図11は、第1インターバル時間T1の詳細を示したタイミング図である。図11において、第1特別図柄変動状態1110が停止すると、第1インターバル時間T1の経過後に、上大入賞口開放状態1111となる。第1インターバル時間T1は、図柄確定状態1101に要する図柄確定保持時間と、休止状態1102に要する休止時間とからなる。たとえば、図柄確定保持時間および休止時間は、それぞれ0.8秒となっている。すなわち、第1インターバル時間T1は、1.6秒になっている。
図12は、第2インターバル時間T2の詳細を示したタイミング図である。図12において、第2特別図柄変動状態1210が停止すると、第2インターバル時間T2の経過後に、上大入賞口開放状態1111となる。第2インターバル時間T2は、図柄確定状態1101に要する図柄確定保持時間と、休止状態1201に要する休止時間とからなる。特に、休止時間は、0.1秒となっており、図11に示した第1インターバル時間T1の休止時間0.8秒に比べて短くなっている。すなわち、第2インターバル時間T2は、0.9秒になっている。
また、第2インターバル時間T2は、これに限らず、図13または図14に示す態様のものでもよい。図13および図14は、第2インターバル時間T2の他の一例を示したタイミング図である。図13において、第2インターバル時間T2は、図柄確定状態1301に要する図柄確定保持時間と、休止状態1102に要する休止時間とからなる。特に、図柄確定保持時間は、0.1秒となっており、図11に示した第1インターバル時間T1の図柄確定保持時間0.8秒に比べて短くなっている。すなわち、第2インターバル時間T2は、0.9秒になっている。
また、図14において、第2インターバル時間T2は、図柄確定状態1301に要する図柄確定保持時間と、休止状態1201に要する休止時間とからなる。特に、図柄確定保持時間および休止時間は、それぞれ、0.1秒となっており、図11に示した第1インターバル時間T1の図柄確定保持時間0.8秒および休止時間0.8秒に比べて短くなっている。すなわち、第2インターバル時間T2は、0.2秒になっている。このように、図13または図14に示す第2インターバル時間T2とすることも可能である。
(遊技制御部の主制御部が実行する処理)
次に、遊技制御部300の主制御部310が実行する処理を示したフローチャートについて説明する。なお、以下に説明する処理は、メインCPU311がROM312に格納されているプログラムを実行することにより実現することができる。
(タイマ割込処理)
図15は、メインCPU311が実行するタイマ割込処理を示したフローチャートである。メインCPU311は、タイマ割込処理として、乱数更新処理(ステップS1501)、スイッチ処理(ステップS1502)、大入賞口処理(ステップS1503)、可動体処理(ステップS1504)、図柄処理(ステップS1505)、賞球処理(ステップS1506)、出力処理(ステップS1507)を実行してメイン処理に戻る。なお、上述した各処理は、適宜順番を変更することも可能である。具体的には、たとえば、ステップS1505の図柄処理をステップS1503の大入賞口処理よりも前におこなうことも可能である。
以下、メインCPU311がタイマ割込処理の際に実行する各種処理について説明する。なお、ここでは、大入賞口処理、可動体処理および図柄処理について説明する。
(上大入賞口の第1の開放処理)
図16は、メインCPU311が通常遊技時に実行する上大入賞口130の第1の開放処理を示したフローチャートである。なお、このフローチャートは、通常遊技時における小当たりの処理を示したものであり、すなわち、通常遊技時における第1始動口110への入賞、および通常遊技時における第2始動口141への入賞時において、実行される処理である。
メインCPU311は、まず、小当たり中であるか否かの判定をおこない(ステップS1601)、小当たり中であると判定した場合は(ステップS1601:Yes)、インターバル中であるか否かの判定をおこない(ステップS1602)、インターバル中であると判定した場合は(ステップS1602:Yes)、第1インターバル時間T1(1.6秒)が経過したか否かの判定をおこなう(ステップS1603)。第1インターバル時間T1が経過していると判定した場合は(ステップS1603:Yes)、上大入賞口130のハネ131を開放する(ステップS1604)。
次に、メインCPU311は、上大入賞口130のハネ131の開放時間が前半開放時間(0.1秒)経過したか否かの判定をおこない(ステップS1605)、前半開放時間経過したと判定した場合は(ステップS1605:Yes)、上大入賞口130のハネ131を閉口する(ステップS1606)。このあと、閉鎖期間(0.7秒)経過したか否かを判定する(ステップS1607)。閉鎖期間経過したと判定した場合(ステップS1607:Yes)、上大入賞口130を開放する(ステップS1608)。
そして、後半開放時間(0.8秒)が経過したか否かを判定する(ステップS1609)。後半開放時間経過したと判定した場合(ステップS1609:Yes)、上大入賞口130を閉口する(ステップS1610)。このあと、小当たりを終了し(ステップS1611)、メイン処理に戻る。
一方、ステップS1602において、インターバル中でないと判定した場合は(ステップS1602:No)、前半開放中か否かを判定する(ステップS1612)。前半開放中であると判定した場合(ステップS1612:Yes)、ステップS1605に移行する。一方、前半開放中ではないと判定した場合(ステップS1612:No)、閉鎖期間中であるか否かを判定する(ステップS1613)。閉鎖期間中であると判定した場合(ステップS1613:Yes)、ステップS1607に移行する。一方、閉鎖期間中ではないと判定した場合(ステップS1613:No)、すなわち、後半開放中である場合、ステップS1609に移行する。
また、ステップS1601において、小当たり中でないと判定した場合(ステップS1601:No)、メイン処理に戻る。また、ステップS1603において、第1インターバル時間T1を経過していないと判定した場合(ステップS1603:No)、メイン処理に戻る。さらに、ステップS1605において、前半開放時間経過していないと判定した場合(ステップS1605:No)、メイン処理に戻る。また、ステップS1607において、閉鎖期間経過していないと判定した場合(ステップS1607:No)、メイン処理に戻る。さらに、ステップS1609において、後半開放時間経過していないと判定した場合(ステップS1609:No)、メイン処理に戻る。
(上大入賞口の第2の開放処理)
図17は、メインCPU311が時短遊技時に実行する上大入賞口130の第2の開放処理を示したフローチャートである。なお、このフローチャートは、特定の遊技時における小当たりの処理を示したものであり、具体的には、時短遊技時において第2始動口141に入賞があった場合に実行される処理である。
図17において、メインCPU311は、まず、小当たり中であるか否かの判定をおこない(ステップS1701)、小当たり中であると判定した場合は(ステップS1701:Yes)、インターバル中であるか否かの判定をおこない(ステップS1702)、インターバル中であると判定した場合は(ステップS1702:Yes)、第2インターバル時間T2(0.9秒)が経過したか否かの判定をおこなう(ステップS1703)。第2インターバル時間T2が経過していると判定した場合は(ステップS1703:Yes)、上大入賞口130のハネ131を開放する(ステップS1704)。
次に、メインCPU311は、上大入賞口130のハネ131の開放時間が所定の開放時間(1.6秒)経過したか否かの判定をおこない(ステップS1705)、所定の開放時間経過したと判定した場合は(ステップS1705:Yes)、上大入賞口130のハネ131を閉口して(ステップS1706)、小当たりを終了する(ステップS1707)。
このあと、メイン処理に戻る。なお、ステップS1701において、小当たり中でないと判定した場合(ステップS1701:No)、メイン処理に戻る。また、ステップS1702において、インターバル中でないと判定した場合は(ステップS1702:No)、ステップS1705に移行する。さらに、ステップS1703において、第2インターバル時間T2を経過していないと判定した場合(ステップS1703:No)、メイン処理に戻る。また、ステップS1705において、所定の開放時間経過していないと判定した場合(ステップS1705:No)、メイン処理に戻る。
(可動体処理)
図18は、メインCPU311が実行する上大入賞口130内の可動体処理を示したフローチャートである。図18において、メインCPU311は、小当たり中であるか否かの判定をおこない(ステップS1801)、小当たり中であると判定した場合は(ステップS1801:Yes)、インターバル中であるか否かの判定をおこなう(ステップS1802)。インターバル中であると判定した場合は(ステップS1802:Yes)、インターバル時間経過したか否かの判定をおこなう(ステップS1803)。なお、このインターバル時間は、第1インターバル時間T1および第2インターバル時間T2のいずれであってもよい。
インターバル時間経過していると判定した場合は(ステップS1803:Yes)、上大入賞口130の可動体203の作動を開始する(ステップS1804)。なお、可動体203の作動については、図7〜10に示したとおりであり、ハネ131が開放されてから0.8秒間は特別通路誘導位置に位置し、それ以降の0.8秒間は通常通路誘導位置に位置する。次に、可動体203の作動時間経過したか否かの判定をおこない(ステップS1805)、可動体203の作動時間経過したと判定した場合は(ステップS1805:Yes)、可動体203の作動を停止して(ステップS1806)、メイン処理に戻る。
なお、ステップS1801において、小当たり中ではないと判定した場合(ステップS1801:No)、メイン処理に戻る。また、ステップS1802において、インターバル中でないと判定した場合は(ステップS1802:No)、ステップS1805に移行する。さらに、ステップS1803において、インターバル時間経過していないと判定した場合(ステップS1803:No)、メイン処理に戻る。また、ステップS1805において、可動体203の作動時間経過していないと判定した場合(ステップS1805:No)、メイン処理に戻る。
(特図変動処理)
図19は、メインCPU311が実行する特図変動処理を示したフローチャートである。図19において、メインCPU311は、大当たりまたは小当たり中であるか否かの判定をおこない(ステップS1901)、大当たりまたは小当たり中でないと判定した場合は(ステップS1901:No)、第1特図表示器120または第2特図表示器122に表示している特図1または特図2が変動中であるか否かの判定をおこなう(ステップS1902)。
特図1または特図2が変動中であると判定した場合は(ステップS1902:Yes)、変動時間が終了したか否かの判定をおこない(ステップS1903)、変動時間が終了したと判定した場合は(ステップS1903:Yes)、第1特図表示器120または第2特図表示器122に対して変動停止コマンドを送信して(ステップS1904)、変動を終了する(ステップS1905)。
そして、変動時間をリセットし(ステップS1906)、特図停止中処理(ステップS1907)を実行した後、メイン処理に戻る。なお、ステップS1901において、大当たりまたは小当たり中であると判定した場合(ステップS1901:Yes)、メイン処理に戻る。また、ステップS1903において、変動時間が終了していないと判定した場合も(ステップS1903:No)、メイン処理に戻る。
一方、ステップS1902において、特図1または特図2が変動中でないと判定した場合は(ステップS1902:No)、第2始動口SW141aの検知回数をカウントした第2始動口検知カウンタのカウント値U2が、U2≧1であるか否かの判定をおこない(ステップS1908)、カウント値U2がU2≧1であると判定した場合は(ステップS1908:Yes)、カウント値U2を「1」減算して(ステップS1909)、変動内容選択処理を実行する(ステップS1910)。
次に、対応する特図表示器(この場合は第2特図表示器122)に変動開始コマンドを送信し(ステップS1911)、対応する特図表示器の変動を開始する(ステップS1912)。そして、変動時間の計測を開始し(ステップS1913)、その後、メイン処理に戻る。
また、ステップS1908において、カウント値U2がU2≧1でないと判定した場合は(ステップS1908:No)、次に第1始動口SW110aの検知回数をカウントした第1始動口検知カウンタのカウント値U1が、U1≧1であるか否かの判定をおこない(ステップS1914)、カウント値U1がU1≧1であると判定した場合は(ステップS1914:Yes)、カウント値U1を「1」減算して(ステップS1915)、変動内容選択処理を実行する(ステップS1910)。
この場合、対応する特図表示器は第1特図表示器120になるので、第1特図表示器120に対して変動開始コマンドを送信して、第1特図表示器120の変動を開始させ、変動時間の計測を開始する(ステップS1911〜ステップS1913)。カウント値U1がU1≧1でないと判定した場合は(ステップS1914:No)、処理を終了し、メイン処理に戻る。
(特図停止中処理)
図20は、メインCPU311が実行する特図停止中処理を示したフローチャートである。図20において、メインCPU311は、停止した特別図柄が大当たり図柄であるか否かの判定をおこなう(ステップS2001)。なお、この大当たり図柄は、第1大当たりおよび第2大当たりを示す図柄である。停止図柄が大当たり図柄である場合は(ステップS2001:Yes)、当該大当たり図柄が時短付きを示すものか否かを判定する(ステップS2002)。大当たり図柄が時短付きを示すものである場合(ステップS2002:Yes)、100回の時短遊技を付与するため、時短カウンタの時短カウント値Jに「100」をセットして(ステップS2003)、時短遊技状態にセットする(ステップS2004)。
このあと、第1大当たりか否かを判定する(ステップS2005)。一方、ステップS2002において、大当たり図柄が時短付きを示すものでない場合(ステップS2002:No)、ステップS2005に移行する。ステップS2005において、第1大当たりである場合(ステップS2005:Yes)、下大入賞口150を2ラウンド開放する第1大当たりを開始し(ステップS2006)、さらにオープニングをセットして(ステップS2007)、メイン処理に戻る。一方、第1大当たりではない場合(ステップS2005:No)、下大入賞口150を4ラウンドまたは16ラウンド開放する第2大当たりを開始し(ステップS2008)、ステップS2007におけるオープニングのセットをおこなう。
一方、ステップS2001において、停止図柄が大当たり図柄でない場合は(ステップS2001:No)、停止した特別図柄が小当たり図柄であるか否かの判定をおこなう(ステップS2009)。なお、ここでいう小当たり図柄は、具体的には、第1大当たりが発生する前の「2ラウンド継続、時短付き」や、第2大当たりが発生する前の「4ラウンド時短付き」といった、ハズレ以外の当選の結果であり、V入賞前の段階における図柄を示したものである。
停止図柄が小当たり図柄である場合は(ステップS2009:Yes)、第1始動口110経由の小当たりであるか否かの判定をおこなう(ステップS2010)。第1始動口110経由の小当たりであると判定した場合は(ステップS2010:Yes)、第1の開放をセットし(ステップS2011)、図12に示した第1の開放の上大入賞口処理に相当する小当たりを開始する(ステップS2012)。このあと、メイン処理に戻る。
第1始動口110経由の小当たりでないと判定した場合は(ステップS2010:No)、時短遊技状態か否かを判定する(ステップS2013)。なお、時短遊技状態か否かの判定は、たとえば、時短カウンタ値Jを用い、時短カウンタ値Jが「1」以上である場合に、時短遊技状態であると判定すればよい。ステップS2010において、時短遊技状態ではないと判定した場合(ステップS2013:No)、ステップS2011に移行する。時短遊技状態であると判定した場合(ステップS2013:Yes)、第2の開放をセットして(ステップS2014)、ステップS2012における小当たりを開始する。なお、この小当たりは、図13に示した第2の開放の上大入賞口処理に相当する。
また、停止した特別図柄が小当たり図柄でない場合は(ステップS2009:No)、時短カウンタ値Jが「0」であるか否かの判定をおこない(ステップS2015)、時短カウンタ値Jが「0」であれば(ステップS2015:Yes)、メイン処理に戻り、時短カウンタ値Jが「0」でなければ(ステップS2015:No)、時短カウント値Jを「1」減算する(ステップS2016)。このあと、再び時短カウント値Jが「0」であるか否かの判定をおこない(ステップS2017)、時短カウント値Jが「0」であれば(ステップS2017:Yes)、遊技状態を通常遊技状態にセットして(ステップS2018)、メイン処理に戻る。また時短カウント値Jが「0」でなければ(ステップS2017:No)、通常遊技状態にセットすることなくメイン処理に戻る。
(普通図柄変動処理)
図21は、メインCPU311が実行する普通図柄変動処理を示したフローチャートである。図21において、メインCPU311は、第2始動口141としての電チューが作動中であるか否かの判定をおこない(ステップS2101)、電チューが作動中でなければ(ステップS2101:No)、普通図柄が変動中であるか否かの判定をおこなう(ステップS2102)。普通図柄が変動中であると判定した場合は(ステップS2102:Yes)、次に変動時間が終了したか否かの判定をおこなう(ステップS2103)。なお、変動時間は、通常遊技状態では29秒となっており、時短遊技状態では3秒となっている。変動時間が終了したと判定した場合は(ステップS2103:Yes)、変動を停止する(ステップS2104)。
次に、変動時間をリセットし(ステップS2105)、停止図柄が当たり図柄であるか否かの判定をおこなう(ステップS2106)。停止図柄が当たり図柄であると判定した場合は(ステップS2106:Yes)、電チューの作動を開始して(ステップS2107)、メイン処理に戻る。なお、ステップS2106において、停止図柄が当たり図柄でない場合は(ステップS2106:No)、電チューを作動することなく、メイン処理に戻る。また、ステップS2103において、変動時間が終了していないと判断した場合(ステップS2103:No)、メイン処理に戻る。
一方、ステップS2102において、普通図柄が変動中でないと判定した場合は(ステップS2102:No)、ゲートSW140aのゲートカウンタのカウント値Gが、G≧1であるか否かの判定をおこない(ステップS2108)、カウント値GがG≧1である場合は(ステップS2108:Yes)、カウント値Gを「1」減算する(ステップS2109)。この後、普通図柄表示器121の変動を開始させ(ステップS2110)、変動時間の計測を開始する(ステップS2111)。変動時間の計測開始後、メイン処理に戻る。
なお、電チューが作動中の場合(ステップS2101:Yes)、メイン処理に戻る。また、ステップS2108において、カウント値GがG≧1でないと判定した場合(ステップS2108:No)、メイン処理に戻る。
(普通電役処理)
図22は、メインCPU311が実行する普通電役処理を示したフローチャートである。図22において、メインCPU311は、電チューが作動中であるか否かの判定をおこない(ステップS2201)、電チューが作動中でなければ(ステップS2201:No)、時短中であるか否かの判定をおこなう(ステップS2202)。そして、時短中であれば(ステップS2202:Yes)、電チューの開放時間を1.2秒×3にセットし(ステップS2203)、時短中でなければ(ステップS2202:No)、電チューの開放時間を0.2秒にセットする(ステップS2204)。
次に、電チュー開放におけるインターバル中であるか否かの判定をおこない(ステップS2205)、インターバル中であると判定した場合は(ステップS2205:Yes)、インターバル時間が経過したか否かの判定をおこない(ステップS2206)、インターバル時間経過していると判定した場合は(ステップS2206:Yes)、電チューを開放する(ステップS2207)。次に、電チューの開放時間が経過したか否かの判定をおこない(ステップS2208)、電チューの開放時間が経過したと判定した場合は(ステップS2208:Yes)、電チューを閉口して(ステップS2209)、電チューの作動を終了して(ステップS2210)、メイン処理に戻る。
なお、ステップS2205において、インターバル中でないと判定した場合は(ステップS2205:No)、ステップS2208に移行する。また、ステップS2201において、電チューが作動中の場合(ステップS2201:Yes)、メイン処理に戻る。また、ステップS2206において、インターバル時間経過していないと判定した場合(ステップS2206:No)、メイン処理に戻る。さらに、ステップS2208において、電チューの開放時間が経過していないと判定した場合(ステップS2208:No)、メイン処理に戻る。
以上説明した実施の形態のぱちんこ遊技機100によれば、時短遊技状態においてインターバル時間を第2インターバル時間T2(0.9秒)とし、第1インターバル時間T1(1.6秒)よりも短くしたので、時短遊技状態において、抽選結果の表示後に発射された遊技球が大入賞口130に入賞することを抑止することができ、つまり、Vゾーン132への入賞を抑えることができる。
より具体的には、時短遊技状態において、第2特図表示器122に表示される「第2大当たり4ラウンド継続」または「第2大当たり16ラウンド継続」を遊技者が見た上で、打ち分ることを防止することができる。このように、遊技者が抽選結果を視認した後に、遊技球を発射させて、大当たりを発生させるといった打ち分けを抑止することができ、遊技者に適切な遊技をおこなわせることができる。
また、本実施の形態において、第2始動口141への入賞に伴ってハネ131を開放させる際、インターバル時間を第2インターバル時間T2としたので、第2始動口141への入賞に伴って開放するハネ131の開放タイミングを早めることができる。したがって、特図2の抽選結果の表示後に発射された遊技球の大入賞口130への入賞を抑えることができる。
また、本実施の形態において、抽選結果である特図1または特図2の表示以降に発射された遊技球が上大入賞口130に入賞した際には、当該遊技球をVゾーン132に導き難くする通常通路202に誘導することができ、Vゾーン132に入賞する入賞率を抑えることができる。つまり、遊技者が抽選結果を視認した後に、遊技球を発射させて、大当たりを発生させることを抑止することができる。したがって、遊技者による打ち分けを防止し、遊技者に適切な遊技をおこなわせることができる。
また、本実施の形態において、インターバル時間に含まれる休止時間を短くしたので、インターバル時間を容易に短くすることができる。なお、図柄確定保持時間を短くするようにしても、同様に、インターバル時間を容易に短くすることができる。
なお、上述した可動体203等を設けない構成の大入賞口を備えたぱちんこ遊技機に本発明を適用することもできる。この場合、抽選結果の表示以降に発射された遊技球が、少なくとも、ハネ131付近に到達する前にはハネ131の開放を完了するように、インターバル時間を短くすればよい。このような構成であっても、遊技者が抽選結果を視認した後に、遊技球を発射させて、大当たりを発生させることを抑止することができる。
以上説明したように、本発明にかかる、ぱちんこ遊技機によれば、遊技者による打ち分けを防止し、遊技者に適切な遊技をおこなわせることができる。