JP4976240B2 - 冷却装置の圧縮機始動方法 - Google Patents

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本発明は、冷媒を循環させる冷凍サイクルを用いた冷却装置における圧縮機を始動する際に用いて好適な冷却装置の圧縮機始動方法に関する。
一般に、レーザ加工機では、ワークの材質,板厚,加工速度及び加工面粗度等によってレーザ側の負荷が大きく変動する。したがって、レーザ加工機に冷却液を供給(循環)する冷却装置では、このような負荷変動に対しても十分に追従できる冷却性能が要求されるとともに、特に、加工精度に大きく影響するミラー等の光学部品に対する熱的安定性を確保し、加工品質の低下を回避する上からも、温度変動の少ない高度で精密な冷却精度が要求される。
従来、このような用途に使用される冷却装置としては、特許文献1に開示される冷却装置が知られている。この冷却装置は、レーザ加工機等の被冷却物から戻された冷却液を貯留する冷却液タンクと、この冷却液タンクの供給口から流出する冷却液を送出する送液ポンプと、この送液ポンプから吐出する冷却液を熱交換により冷却して被冷却物に供給する冷却器(熱交換器)を備えるとともに、冷却器から流出した冷却液の温度を温度センサにより検出し、検出した温度に基づいて冷却器の冷却温度を制御する制御系、より具体的には、温度センサにより検出した温度に基づいて、冷却器に冷媒を循環させる冷凍サイクルにおける圧縮機の回転周波数(回転数)をインバータ制御する制御機能を有する制御系を備えて構成したものである。
特開2003−329355号
ところで、上述した従来の冷却装置、特にその圧縮機始動方法においては、次のような解決すべき課題が存在した。
第一に、インバータ制御される圧縮機の場合、始動時には圧縮機における機械部分への潤滑オイルの供給を確保し、潤滑オイルが冷媒に混入するのを防止するとともに、潤滑オイルの油面を確保する必要性から、圧縮機の回転数(運転可能最高回転数)を、予め設定した初期回転数から順次段階的に増加させる制御を行っている。しかし、設定されている標準的な始動方法をそのまま適用した場合、例えば、周囲温度が高過ぎるなどにより凝縮器の放熱効率が低下し、冷媒圧力が急上昇したような場合、冷媒圧力の上限を検出する高圧圧力スイッチがONするなどによって圧縮機の無用な運転停止を招いてしまう。
第二に、圧縮機の回転数を、予め設定した初期回転数から順次段階的に増加させる制御(始動方法)は、圧縮機が長時間停止していることに伴う始動対策であるため、圧縮機の停止状況によっては、設定されている標準的な始動方法をそのまま適用しても、本来の冷却能力を発揮する通常運転まで立ち上げるのに、無用に長い時間を要したり、無駄なエネルギ消費を招いてしまう。
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した冷却装置の圧縮機始動方法の提供を目的とするものである。
本発明に係る冷却装置の圧縮機始動方法は、上述した課題を解決するため、少なくとも、インバータ制御される圧縮機2,凝縮器3,膨張弁4及び熱交換器5を接続して冷媒を循環させる冷凍サイクルCcを用いた冷却装置1における圧縮機2を始動するに際し、予め凝縮器3から吐出する冷媒の温度(凝縮冷媒温度Tc)に対する始動時温度監視値Tccを設定し、圧縮機2の始動時に、凝縮冷媒温度Tcを検出するとともに、圧縮機2の始動開始時点tsから、一又は二以上の異なる監視時間Δta,Δtbが経過した時点tc1,tc2における凝縮冷媒温度Tcが始動時温度監視値Tcc以下であることを条件に、圧縮機2の回転数Rを予め設定した初期回転数Rsから順次段階的に増加させる制御を行い、かつ凝縮冷媒温度Tcが始動時温度監視値Tcc以下であることの条件を満たしていなければ、運転可能最高回転数を初期回転数Rsに維持する制御を行うようにしたことを特徴とする。
この場合、発明の好適な態様により、運転開始時点tsから監視時間Δtbが経過した時点で第一回転数Raが設定されていれば、運転可能最高回転数Rmaxを第一回転数Raから更に最高回転数Rbに増加させる制御を行うとともに、当該監視時間Δtbが経過した時点でも初期回転数Rsのままであれば、運転可能最高回転数Rmaxを初期回転数Rsに維持する制御を行うことができる。また、予め始動する直前の停止時間Zsに対する停止時間監視値Zscを設定し、圧縮機2の始動時に、少なくとも、停止時間Zsが停止時間監視値Zsc以上であることを条件に監視時間Δta,Δtbに標準時間を使用し、かつ停止時間Zsが停止時間監視値Zsc未満であることを条件に監視時間Δta,Δtbに標準時間より短い短縮時間を使用することができる。この際、監視時間Δta,Δtbとなる標準時間及び短縮時間は、予めデータベースとして設定することができる。なお、圧縮機2の始動には、運転終了に基づく停止からの始動又は運転中の制御に基づく停止からの始動を含ませることができる。
このような手法による本発明に係る冷却装置1の圧縮機始動方法によれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) 圧縮機2の始動開始時点tsから監視時間Δta,Δtbが経過した時点tc1,tc2における凝縮冷媒温度Tcが始動時温度監視値Tcc以下であることを条件に、圧縮機2の回転数Rを初期回転数Rsから順次段階的に増加させる制御を行うようにしたため、例えば、周囲温度が高過ぎるなどにより凝縮器3の放熱効率が低下し、冷媒圧力が急上昇するような場合であっても、冷媒圧力の上限を検出する高圧圧力スイッチがONするなどによって圧縮機の無用な運転停止を招く不具合を回避できる。加えて、凝縮冷媒温度Tcにより圧縮機2の回転数Rを制御する際に凝縮冷媒温度Tcが急上昇するような場合であっても、回転数Rが過度に下がり冷却能力が低下する不具合を回避できる。
(2) 好適な態様により、停止時間Zsが停止時間監視値Zsc以上であることを条件に監視時間Δta,Δtbに標準時間を使用し、かつ停止時間Zsが停止時間監視値Zsc未満であることを条件に監視時間Δta,Δtbに標準時間より短い短縮時間を使用するようにすれば、圧縮機2が長時間停止していた場合の問題が発生しにくい比較的短い停止時間Zsの場合には、監視時間Δta,Δtbを短くでき、本来の冷却能力を発揮する通常運転まで立ち上げるのに、無用に長い時間を要したり、無駄なエネルギ消費を招く不具合を解消できる。
(3) 好適な態様により、監視時間Δta,Δtbとなる標準時間及び短縮時間を、予めデータベースとして設定するようにすれば、比較的単純な制御手法により容易かつ低コストに実施できる。
次に、本発明に係る最良の実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。
まず、本実施形態に係る圧縮機始動方法を実施できる冷却装置1の構成について、図3及び図4を参照して説明する。
図3は、冷却装置1の全体構成を示す。冷却装置1は、熱交換器(冷却器)5を備え、この熱交換器5の一次側5fに冷凍サイクルCcを接続するとともに、熱交換器5の二次側5sに冷却液回路Cmを接続する。
図4に冷却液回路Cmの具体例を示す。冷却液回路Cmは、冷却液(冷却水,冷却溶液等)Wを貯留する冷却液タンク11を備え、この冷却液タンク11は、冷却液供給ライン12s及び冷却液戻りライン12rを介してレーザ加工機等の被冷却物H(図3)に接続する。そして、冷却液供給ライン12sの中途には、冷却液タンク11に貯留する冷却液Wを被冷却物Hに供給するための送液ポンプ13を接続するとともに、この送液ポンプ13に対して熱交換器5の二次側5sを直列に接続する。なお、冷却液タンク11は、上端開口を覆うタンクカバー11cを備える。また、冷却液供給ライン12sには、冷却液Wの圧力を検出する液圧計15及び冷却液Wの温度(液温)Twを検出する液温センサ16を付設するとともに、冷却液タンク11には、給液口17,ドレンライン18,フロートスイッチ19,液面計20,ストレーナ21等をそれぞれ付設する。
一方、冷凍サイクルCcは、主要機能部として、圧縮機2,凝縮器3,膨張弁(電子膨張弁)4を備えており、この電子膨張弁4の冷媒流出側を熱交換器5の一次側5fの一端口(冷媒流入口)に接続するとともに、熱交換器5の一次側5fの他端口(冷媒流出口)は冷媒ストレーナ31を介して圧縮機2の冷媒流入側に接続する。これにより、矢印Fc方向に冷媒が循環する冷凍サイクルCc(冷媒回路)が構成される。このような冷凍サイクルCcの基本的な機能は公知の冷凍サイクルと同じである。また、冷凍サイクルCcには、圧縮機2から吐出する冷媒の温度、即ち、吐出冷媒温度Toを検出する吐出冷媒温度センサ33,凝縮器3から吐出する冷媒の温度、即ち、凝縮冷媒温度Tcを検出する凝縮冷媒温度センサ34,冷却器5の入口側の冷媒温度を検出する冷却器入口温度センサ35等の各種センサ類を付設するとともに、凝縮器3には、この凝縮器3を空冷する凝縮器ファン36を付設する。矢印Ffが凝縮器ファン36による送風方向を示している。さらに、圧縮機2の駆動には電動モータ41を使用し、この電動モータ41はインバータユニット42に接続する。例示の電動モータ41は、120°通電方式により作動するセンサレスブラシレスDCモータであり、スター結線された三つの巻線(界磁コイル)を備えている。インバータユニット42は、インバータ回路42i及び直流電源回路42sを備え、インバータ回路42iの出力部を電動モータ41に接続するとともに、直流電源回路42sの交流入力部は三相交流電源に接続する。
そして、各センサ33,34,35,凝縮器ファン36,インバータ回路42i、さらに、電子膨張弁4及び液温センサ16は、それぞれ制御部(コントローラ)51に接続する。制御部51は、制御系の主要部を構成し、冷凍サイクルCcを含む冷却装置1の全体の制御を司る機能を有する。また、インバータ回路42iには、当該インバータ回路42iに備える放熱器の温度、即ち、インバータ放熱器温度Tiを検出する放熱器温度センサ43を付設するとともに、インバータ回路42iと直流電源回路42s間には、直流電源回路42sからインバータ回路42iに流入するインバータ入力電流Iiの大きさを検出する電流検出器44を付設し、放熱器温度センサ43及び電流検出器44も制御部51に接続する。制御部51は、操作パネル等を用いた操作部及び液晶表示パネル等を用いた表示部が付属するとともに、CPU及びメモリ等を内蔵したコンピュータ機能を備え、予め格納した制御プログラムにより各種処理及び制御(シーケンス制御)を実行する。
次に、冷却装置1の動作を含む本実施形態に係る圧縮機始動方法について、各図を参照して説明する。
まず、冷却装置1の基本的な動作について説明する。今、冷却装置1は、通常の運転により正常動作が行われているものとする。この場合、冷却液回路Cmでは、送液ポンプ13の作動により、冷却液タンク11に貯留する冷却液Wが、冷却液供給ライン12sを介して被冷却物Hに供給されるとともに、被冷却物Hを熱交換により冷却した冷却液Wは、冷却液戻りライン12rを介して冷却液タンク11に戻される。この際、冷却液供給ライン12sを流れる冷却液Wは、冷却器(熱交換器)5により冷却される。即ち、冷却器5に流入した冷却液Wは、冷凍サイクルCcにおける冷却された冷媒との熱交換により冷却される。冷凍サイクルCcでは、圧縮機2の運転により冷媒が矢印Fc方向に循環し、冷凍サイクルCcによる冷媒冷却が行われる。なお、図4中、矢印Fw…は冷却液Wが流れる方向を示す。
そして、被冷却物Hに供給される冷却液Wの液温Twは、液温センサ16により検出され、制御部51に付与される。これにより、制御部51はインバータ回路42iに制御指令を付与し、電動モータ41の回転数(回転速度)を可変することにより、液温Twが設定した目標温度となるようにフィートバック制御する。この際、インバータ回路42iの入力部には、直流電源回路42sから直流電圧が付与され、インバータ回路42iは、内部のスイッチング素子により直流電圧をスイッチングする公知のインバータ制御を実行する。
次に、本実施形態に係る圧縮機始動方法について、図1及び図2に示すフローチャート、及び図5〜図8を参照して説明する。
最初に、図1に示すフローチャートを参照して初期始動モードによる処理手順について説明する。
初期始動モードでは、予め、凝縮冷媒温度Tcに対する始動時温度監視値Tcc、二つの異なる監視時間Δta,Δtb、及び運転可能最高回転数Rmaxを段階的に増加させるための回転数Rs,Ra,Rbをそれぞれ設定する。例示の場合、始動時温度監視値Tccは52〔℃〕、監視時間Δtaは120〔s〕、監視時間Δtbは270〔s〕、回転数(初期回転数)Rsは1800〔rpm〕、回転数(第一回転数)Raは2700〔rpm〕、回転数(最高回転数)Rbは3000〔rpm〕である。
今、冷却装置1は、長時間(30〔分〕以上)運転を停止した状態にあり、この後、運転を開始する場合を想定する。まず、不図示の運転スイッチのONにより圧縮機2の運転が開始するとともに、凝縮冷媒温度センサ34から検出される凝縮冷媒温度Tcが制御部51に取込まれる(ステップS1)。この際、凝縮冷媒温度Tcに係わるデータは、図5に示すように、所定のサンプリング周期Δtx〔s〕(例示は、1〔s〕)により取込まれる。
一方、運転開始により、制御部51は圧縮機2に対する運転可能最高回転数Rmaxを初期回転数Rsに設定する(ステップS2)。これにより、圧縮機2は初期回転数Rsにより回転する。図6中、運転開始時点をtsで示す。また、制御部51は運転開始から監視時間Δtaを計時し、監視時間Δtaを経過したなら、凝縮冷媒温度Tcが始動時温度監視値Tcc以下である否か、即ち、Tc≦Tccの条件を満たすか否かを判断する(ステップS3,S4)。そして、Tc≦Tccの条件を満たしていれば、運転可能最高回転数Rmaxを初期回転数Rsから第一回転数Raに増加させる制御(処理)を行う(ステップS5)。しかし、監視時間Δtaが経過しても、Tc≦Tccの条件を満たしていなければ、運転可能最高回転数Rmaxを初期回転数Rsに維持する(ステップS6)。Tc≦Tccの条件を満たすか否かの判断は、以後、継続して行い、Tc≦Tccの条件を満たした時点で第一回転数Raに増加させる処理を行う。この監視時間Δtaに基づく制御が第1ステップとなる。
さらに、制御部51が計時を継続し、運転開始時点tsから監視時間Δtbが経過したなら、第一回転数Raが設定されているか否かを判断する(ステップS7,S8)。この際、第一回転数Raが設定されていれば、運転可能最高回転数Rmaxを第一回転数Raから更に最高回転数Rbに増加させる制御(処理)を行う(ステップS9)。しかし、監視時間Δtbが経過した時点でも初期回転数Rsのままであれば、運転可能最高回転数Rmaxを初期回転数Rsに維持する(ステップS6)。監視時間Δtaの経過後における監視時間Δtbに基づく制御が第2ステップとなる。図6中、実線で示す運転可能最高回転数Rmaxに係わる変化データQpが、凝縮冷媒温度Tcが始動時温度監視値Tcc以下の場合を示すとともに、仮想線で示す運転可能最高回転数Rmaxに係わる変化データQoが、凝縮冷媒温度Tcが始動時温度監視値Tccを越えている場合を示す。また、図6中、監視時間Δtaの経過時点をtc1で示すとともに、監視時間Δtbの経過時点をtc2で示す。
ところで、このような初期始動モードによる制御を行う理由は次のとおりである。即ち、通常、圧縮機2を始動する際には、始動時における圧縮機2に対する潤滑オイルの供給を確保し、潤滑オイルが冷媒に混入するのを防止するため、運転可能最高回転数Rmaxを初期回転数Rsから段階的に増加させることにより実際の回転数を制限している。しかし、本実施形態による圧縮機始動方法では、基本的に凝縮冷媒温度Tcに基づいて運転可能最高回転数Rmaxを設定するため、周囲温度が高く、凝縮冷媒温度Tcが急上昇したような場合、運転可能最高回転数Rmaxを過度に下げてしまう不具合を生じる。そこで、初期始動モードによる制御を行うことにより冷却能力の低下を防止している。なお、初期始動モードは第1ステップ及び第2ステップを経て終了する。
よって、このような初期始動モードによる制御を行えば、予め凝縮冷媒温度Tcに対する始動時温度監視値Tccを設定し、圧縮機2を始動する際に、凝縮冷媒温度Tcを検出するとともに、圧縮機2の始動開始時点tsから、監視時間Δta,Δtbの経過時点tc1,tc2における凝縮冷媒温度Tcが始動時温度監視値Tcc以下であることを条件に運転可能最高回転数Rmaxを、設定した初期回転数Rsから順次段階的に増加させるため、始動時における圧縮機2に対する潤滑オイルの供給を確保し、潤滑オイルが冷媒に混入するのを防止できることに加え、周囲温度が高い環境下であっても、凝縮冷媒温度Tcが急上昇し、運転可能最高回転数Rmaxを過度に下げることにより冷却能力を低下させてしまう不具合を回避できる利点がある。
他方、初期始動モードにより圧縮機2が始動し、冷却装置1が通常の運転を行う際には、通常運転モードによる制御が行われる。通常運転モードは、圧縮機2(電動モータ41)を保護するため、圧縮機2の回転数Rを制限する運転可能最高回転数Rmaxを設定するための制御方法である。
以下、通常運転モードによる処理手順を含む本実施形態に係る他の形態に係る圧縮機始動方法について、図2に示すフローチャート及び図6〜図8を参照して説明する。
上述した初期始動モードの第1ステップが終了したなら、初期始動モードと並行して通常運転モードにより凝縮冷媒温度Tcに基づく圧縮機2に対する制御が行われる(ステップS21)。通常運転モードでは、予め、二つの異なる上限側温度監視値Tu1,Tu2、一つの下限側温度監視値Td1、吐出冷媒温度Toに対する温度設定値Tos、インバータ放熱器温度Tiに対する温度設定値Tis、圧縮機2に対する運転可能最高回転数Rmaxを段階的に減少させるための単位回転数Ruc、運転可能最高回転数Rmaxを段階的に増加させるための単位回転数Rdcをそれぞれ設定する。例示の場合、上限側温度監視値Tu1は52〔℃〕、上限側温度監視値Tu2は53〔℃〕、下限側温度監視値Td1は50〔℃〕、温度設定値Tosは95〔℃〕、温度設定値Tisは80〔℃〕、単位回転数Rucは240〔rpm〕、単位回転数Rdcは90〔rpm〕である。
通常運転モードでは、制御部51は圧縮機2に対する運転可能最高回転数Rmaxを凝縮冷媒温度Tcに基づき段階的に可変設定する。この際、運転可能最高回転数Rmaxを減少又は増加させる制御(処理)は、前回行った減少又は増加させる制御(処理)から所定のインターバル時間Δti(例示は、60〔s〕)が経過していることを条件に行う。これにより、運転可能最高回転数Rmaxを減少させる次の制御を安定に行うことができる。
まず、凝縮冷媒温度Tcが下限側温度監視値Td1以下まで低下した場合、即ち、Tc≦Td1の条件を満たす場合を想定する。この場合、この条件に加え、制御部51は、吐出冷媒温度センサ33から得る吐出冷媒温度Toが温度設定値Tos以下(To≦Tos)であること,放熱器温度センサ43から得るインバータ放熱器温度Tiが温度設定値Tis以下(Ti≦Tis)であること,及び圧縮機2の回路数が運転可能最高回転数Rmaxになっていることの全てを満たすことを条件に、現在の運転可能最高回転数Rmaxを単位回転数Rdcだけ増加させる制御を行う。図6中、tc4が、Tc≦Td1の条件を満たした時点を示す。このように、運転可能最高回転数Rmaxを増加させる制御として、少なくとも、下限側温度監視値Td1になったこと,吐出冷媒温度Toが温度設定値Tos以下であること及びインバータ放熱器温度Tiが温度設定値Tis以下であることを条件に行う制御を含ませれば、下限側温度監視値Td1のみで判断する場合に比べて、より確実で信頼性の高い制御を行うことができる。
一方、凝縮冷媒温度Tcが上限側温度監視値Tu1以上の場合、即ち、Tc≧Tu1の条件を満たす場合を想定する。この場合、この条件に加え、制御部51は、凝縮冷媒温度Tcの上昇率ΔTcが上昇率監視値Du以上(ΔTc≧Du)であることの双方を満たすことを条件に、現在の運転可能最高回転数Rmaxを単位回転数Rucだけ減少させる制御を行う。上昇率ΔTcは、図5に示すように、現在の凝縮冷媒温度Tcが、例えば、サンプリング時点t7の凝縮冷媒温度Tcの場合、直前5回のサンプリング時点t2〜t6における凝縮冷媒温度Tc…の平均値Tcaとの偏差を上昇率ΔTcとして用いる。上限側温度監視値Tu1は、正規の上限側温度監視値Tu2よりも低い温度に設定するが、上昇率ΔTcが大きければ、正規の上限側温度監視値Tu2に達する可能性が高いと判断できることから、上限側温度監視値Tu1と上昇率監視値Duを併用した制御を行う。この制御により、正規の上限側温度監視値Tu2になる手前の時点でも単位回転数Rucだけ減少させることができるため、より確実で信頼性の高い制御を行うことができる。
また、凝縮冷媒温度Tcが上限側温度監視値Tu2以上の場合、即ち、Tu2<Tcの条件を満たす場合を想定する。この場合も、現在の運転可能最高回転数Rmaxを単位回転数Rucだけ減少させる制御を行う。上限側温度監視値Tu2は、凝縮冷媒温度Tcのみで判断する、いわば正規の上限側温度監視値となる。図6中、tc3が、Tc≧Tu1の条件及びΔTc≧Duの条件、又はTu2<Tcの条件を満たした時点を示す。
このように、圧縮機2の運転中に、凝縮冷媒温度Tcを検出するとともに、当該凝縮冷媒温度Tcが少なくとも各上限側温度監視値Tu1,Tu2になったなら圧縮機2に対する運転可能最高回転数Rmaxを単位回転数Rucだけ順次段階的に減少させ、かつ少なくとも各下限側温度監視値Td1になったなら運転可能最高回転数Rmaxを単位回転数Rdcだけ順次段階的に増加させる制御を行うため、圧縮機2のオーバーロードを回避できる的確(最適)な運転可能最高回転数Rmaxを設定することができ、もって、圧縮機2の動作効率向上及び耐久性向上に寄与できる。また、周囲温度の高い環境下であっても冷媒圧力に対する制限(制御)を的確に行うことができるため、上限高圧による高圧圧力スイッチのONを可及的に回避できる。この結果、冷却温度に対する高い制御精度を維持できるとともに、周囲温度が高い環境下での安定した動作を確保できる。
他方、通常運転モードによる運転中に圧縮機2の停止条件が発生した場合には圧縮機2が停止する(ステップS22,S23)。この場合、圧縮機2の停止条件が運転スイッチをOFFにした運転終了によるものであれば、冷却装置1の運転は終了する(ステップS24)。その他の停止条件としては、温度制御上の停止条件に基づく停止をはじめ、凝縮冷媒温度Tcが上限温度Tcu以上になったとき,又は凝縮冷媒温度Tcの上昇率ΔTcが予め設定した上昇率監視値ΔTct以上であること,さらに、インバータ回路42iへの入力電流値が設定した上限電流値を越えたこと、等がある。これらの停止条件により停止した場合には、停止条件の発生が解除されることにより運転が再開される(ステップS25)。
そして、再開時には、圧縮機2が始動するとともに、この際、中断始動モードによる始動処理が行われるとともに、本実施形態に係る他の形態に係る圧縮機始動方法による処理が適用される。
この圧縮機始動方法では、予め、始動する直前の停止時間Zsに対する停止時間監視値Zsc、二つの異なる監視時間Δta,Δtbとして、停止時間Zsが停止時間監視値Zsc以上(Zs〔s〕≧Zsc)の条件を満たす際に使用する標準時間、及び停止時間Zsが停止時間監視値Zsc未満(Zs〔s〕<Zsc)の条件を満たす際に使用する短縮時間を設定する。この短縮時間は標準時間よりも短く、図7に一例を示す。例示の場合、停止時間監視値Zscは30〔分〕、標準時間による監視時間Δta,Δtbはそれぞれ120〔s〕,270〔s〕、短縮時間による監視時間Δta,Δtbはそれぞれ80〔s〕,160〔s〕である。この場合、監視時間Δta,Δtbとなる標準時間及び短縮時間は、予め制御部51にデータベース(データテーブル)として設定しておく。このようなデータベースとして設定すれば、使用する際に演算処理が不要となるため、比較的単純な制御手法により容易かつ低コストに実施できる利点がある。
したがって、中断始動モードにより始動する際には、始動する直前の停止時間Zsを求め、停止時間Zsが、停止時間監視値Zsc以上であるか、停止時間監視値Zsc未満であるかを判定する(ステップS26)。そして、停止時間Zsが停止時間監視値Zsc以上、即ち、Zs〔s〕≧Zscの条件を満たすときは、監視時間Δta,Δtbとしてデータベースに設定した標準時間を使用して中断始動モードによる始動を実行する(ステップS27,S28)。このときの圧縮機2の回転数Rに係わる変化データQpを図8に実線で示し、この変化データQpは、図6に示した変化データQpと同じである。また、このときの中断始動モードは、前述した図1に示す初期始動モードと同じになる。
一方、停止時間Zsが停止時間監視値Zsc未満、即ち、Zs〔s〕<Zscの条件を満たすときは、監視時間Δta,Δtbに短縮時間を使用して中断始動モードによる始動を実行する(ステップS29,S30)。このときの圧縮機2の回転数Rに係わる変化データQsを図8に点線で示す。このように、運転中の制御に基づく停止からの始動の場合は、停止時間Zsが比較的短く、停止時間監視値Zsc未満となることも多いため、停止時間監視値Zsc未満となった場合は、中断始動モードに監視時間Δta,Δtbとして短縮時間を使用する。この際、始動に要する時間は、図8に示すように、160〔s〕(Δtb)となり、標準時間に対して6割程度短い始動時間(立上時間)となる。また、このときの中断始動モードは、監視時間Δta,Δtbに短縮時間を設定する場合を除き、前述した図1に示す初期始動モードと同じになる。
このように、圧縮機2の始動には、運転終了に基づく停止からの始動又は運転中の制御に基づく停止からの始動が含まれる。したがって、監視時間Δta,Δtbとして通常時間又は短縮時間を使用する制御(処理)は、初期始動モードにおいても同様に適用できる。また、中断始動モードによる始動を行った後は、通常運転モードによる制御が行われる(ステップS21)。
よって、このような本実施形態に係る圧縮機始動方法によれば、停止時間Zsが停止時間監視値Zsc以上であることを条件に監視時間Δta,Δtbに標準時間を使用し、かつ停止時間Zsが停止時間監視値Zsc未満であることを条件に監視時間Δta,Δtbに標準時間より短い短縮時間を使用するようにしたため、圧縮機2が長時間停止していた場合の問題が発生しにくい比較的短い停止時間Zsの場合には、監視時間Δta,Δtbを短くでき、本来の冷却能力を発揮する通常運転まで立ち上げるのに、無用に長い時間を要したり、無駄なエネルギ消費を招いてしまう不具合を解消できる。
以上、最良の実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,手法,数量,数値等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に、変更,追加,削除することができる。例えば、二つの監視時間Δta,Δtbを設定した場合を示したが、一つ又は三つ以上の監視時間を設定してもよい。また、一つの停止時間監視値Zscを設定した場合を示したが、二以上の異なる停止時間監視値Zscを設定するとともに、各停止時間監視値Zscに対応した異なる監視時間Δta,Δtb(標準時間,第一短縮時間,第二短縮時間…等)をそれぞれ設定してもよい。さらに、電動モータ41は直流モータを例示したが交流モータであってもよく、その種類は問わないとともに、インバータ回路42i(インバータユニット42)も同様の機能を有する各種タイプにより構成できる。なお、冷却装置1として図4(図5)に示すタイプを例示したが、本発明に係る圧縮機始動方法は、例示以外の各種タイプの冷却装置に対しても同様に利用することができる。
本発明の最良の実施形態に係る圧縮機始動方法における始動モードによる処理手順を示すフローチャート、 本発明の他の形態(実施形態)に係る圧縮機始動方法を説明するためのフローチャート、 同圧縮機始動方法を実施する冷却装置の全体構成図、 同冷却装置における冷却液回路の構成図、 同圧縮機始動方法で用いる凝縮冷媒温度の取込み及び上昇率を説明するためのタイムチャート、 同圧縮機始動方法により制御される運転可能最高回転数(回転数)の変化データを示すタイムチャート、 本発明の他の形態(実施形態)に係る圧縮機始動方法で用いる停止時間に対する監視時間を示した表、 同圧縮機始動方法により始動する際における圧縮機の回転数の変化データを示すタイムチャート、
符号の説明
1:冷却装置,2:圧縮機,3:凝縮器,4:膨張弁,5:熱交換器,Cc:冷凍サイクル,Tc:凝縮冷媒温度,Tcc:始動時温度監視値,ts:始動開始時点,Δta:監視時間,Δtb:監視時間,tc1:監視時間が経過した時点,tc2:監視時間が経過した時点,Rs:初期回転数,Zs:停止時間,Zsc:停止時間監視値

Claims (5)

  1. 少なくとも、インバータ制御される圧縮機,凝縮器,膨張弁及び熱交換器を接続して冷媒を循環させる冷凍サイクルを用いた冷却装置における前記圧縮機を始動する冷却装置の圧縮機始動方法において、予め前記凝縮器から吐出する冷媒の温度(凝縮冷媒温度)に対する始動時温度監視値を設定し、前記圧縮機の始動時に、前記凝縮冷媒温度を検出するとともに、前記圧縮機の始動開始時点から、一又は二以上の異なる監視時間が経過した時点における前記凝縮冷媒温度が前記始動時温度監視値以下であることを条件に、前記圧縮機の回転数を予め設定した初期回転数から順次段階的に増加させる制御を行い、かつ前記凝縮冷媒温度が前記始動時温度監視値以下であることの条件を満たしていなければ、運転可能最高回転数を前記初期回転数に維持する制御を行うことを特徴とする冷却装置の圧縮機始動方法。
  2. 運転開始時点から前記監視時間が経過した時点で第一回転数が設定されていれば、運転可能最高回転数を第一回転数から更に最高回転数に増加させる制御を行うとともに、当該監視時間が経過した時点でも初期回転数のままであれば、運転可能最高回転数を初期回転数に維持する制御を行うことを特徴とする請求項1記載の冷却装置の圧縮機始動方法。
  3. 予め始動する直前の停止時間に対する停止時間監視値を設定し、前記圧縮機の始動時に、少なくとも、前記停止時間が前記停止時間監視値以上であることを条件に前記監視時間に標準時間を使用し、かつ前記停止時間が前記停止時間監視値未満であることを条件に前記監視時間に前記標準時間より短い短縮時間を使用することを特徴とする請求項1又は2記載の冷却装置の圧縮機始動方法。
  4. 前記監視時間となる標準時間及び短縮時間は、予めデータベースとして設定することを特徴とする請求項3記載の冷却装置の圧縮機始動方法。
  5. 前記圧縮機の始動には、運転終了に基づく停止からの始動又は運転中の制御に基づく停止からの始動を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の冷却装置の圧縮機始動方法。
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