JP4975624B2 - プロピレンの製造方法および製造装置 - Google Patents

プロピレンの製造方法および製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4975624B2
JP4975624B2 JP2007532068A JP2007532068A JP4975624B2 JP 4975624 B2 JP4975624 B2 JP 4975624B2 JP 2007532068 A JP2007532068 A JP 2007532068A JP 2007532068 A JP2007532068 A JP 2007532068A JP 4975624 B2 JP4975624 B2 JP 4975624B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reactor
catalyst
ethylene
olefin
carbon atoms
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007532068A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2007023706A1 (ja
Inventor
伸康 近松
浩文 伊藤
弘二 大山
基永 久米
千津 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JGC Corp
Original Assignee
JGC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JGC Corp filed Critical JGC Corp
Priority to JP2007532068A priority Critical patent/JP4975624B2/ja
Publication of JPWO2007023706A1 publication Critical patent/JPWO2007023706A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4975624B2 publication Critical patent/JP4975624B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C1/00Preparation of hydrocarbons from one or more compounds, none of them being a hydrocarbon
    • C07C1/20Preparation of hydrocarbons from one or more compounds, none of them being a hydrocarbon starting from organic compounds containing only oxygen atoms as heteroatoms
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P30/00Technologies relating to oil refining and petrochemical industry
    • Y02P30/20Technologies relating to oil refining and petrochemical industry using bio-feedstock
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P30/00Technologies relating to oil refining and petrochemical industry
    • Y02P30/40Ethylene production

Description

この発明は、ジメチルエーテルおよび/またはメタノールから脱水反応によりプロピレンを製造する方法および装置に関する。
本願は、2005年8月24日に、日本に出願された特願2005−242057号に
基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
ジメチルエーテル(以下、DMEと表記することがある)および/またはメタノール(以下、「DME等」と表記することがある)から低級炭化水素を製造する方法は、今後需要の拡大が期待できるプロピレン、エチレンなどの合成方法の1つとして従来から開発が行われている。
この方法は、ジメチルエーテルおよび/またはメタノールを原料とし、MFI構造ゼオライト触媒(特開平4−217928号公報参照)、アルカリ土類金属含有MFI構造ゼオライト触媒(特開2005−138000号公報参照)、シリカアルミノリン酸系触媒(米国特許第6534692号明細書参照)などの触媒を充填した反応器にこれを送り込み、温度300〜600℃、空間速度0.1〜20g−DME等/(g−触媒・時間)、圧力0.1〜100atmの条件で反応させて、エチレン、プロピレンなどの低級オレフィン、パラフィン、芳香族炭化水素などを含む混合物の反応生成物を得るものである。ここで空間速度は触媒量に対するDME供給速度の比である重量基準空間速度である。
この製造方法においては、触媒寿命が長いこと、反応生成物中の目的炭化水素、例えばプロピレンなどへの高い選択性が望まれる。
しかし、目的炭化水素への選択性は、必ずしも高くなく副生成物も多く生成する。例えば特開平4−217928号公報に開示された方法では、ジメチルエーテル、メタノールおよび水蒸気からなる原料に対して、反応生成物の炭化水素分布(重量比)は、パラフィン(C1−C4)5.58%、エチレン7.27%、プロピレン42.14%、ブテン類25.66%、炭素数5以上の炭化水素19.35%となっている。
このため、副生成物を改めて目的生成物に転化し、目的生成物の最終収率を高める試みがなされている。例えば、特表2003−535069号公報では、副生成物のうちエチレン、ブテン類をリサイクルしてジメチルエーテルおよび/またはメタノールとともに反応器に供給し、目的生成物であるプロピレンの最終収率を向上させることが開示されている。
また、米国特許第6303839号明細書、米国特許第5914433号明細書には、副生成物のリサイクルを行っていないものの、炭素数4以上のオレフィン類を別途接触分解反応器に供給してエチレンやプロピレンを生成し、目的生成物の最終収率を向上させることが示されている。
さらに、米国特許第5990369号明細書では、副生成物のリサイクルを行っていないものの、エチレンとブテン類をメタセシス反応器に供給することによりプロピレンの最終収率を向上させている。
しかしながら、これらの改良合成法においては、ジメチルエーテルおよび/またはメタノールを低級炭化水素に転換する触媒の寿命が短いと言う欠点があった。また、ジメチルエーテルおよび/またはメタノールから低級炭化水素を合成する反応は発熱反応であるため、反応器の温度が上昇し、触媒の劣化が促進される恐れがあり、装置の運転上の注意も必要であった。
特開平4−217928号公報 特開2005−138000号公報 米国特許第6534692号明細書 特表2003−535069号公報 米国特許第6303839号明細書 米国特許第5914433号明細書 米国特許第5990369号明細書
よって、本発明における課題は、ジメチルエーテルおよび/またはメタノールから低級炭化水素を製造する際に、反応生成物の選択性を高め、目的生成物の最終収率を向上させ、また触媒の寿命を長くし、さらには装置運転上の安全性を高めるようにすることにある。
本発明の第1の態様(aspect)は、ジメチルエーテルおよび/またはメタノールを反応器に送り、触媒存在下で反応させて、プロピレンを製造する方法であって、反応生成物の低級オレフィンからエチレンを分離し、このエチレンを炭素数4以上のオレフィンに転化し、このオレフィンを上記反応器の上流または下流に導入することを含むプロピレンの製造方法である。
本発明の第2の態様(aspect)は、ジメチルエーテルおよび/またはメタノールを反応器に送り、触媒存在下で反応させて、プロピレンを製造する方法であって、反応生成物の低級オレフィンからエチレンを分離し、このエチレンを炭素数4以上のオレフィンに転化し、このオレフィンを前記反応器の上流に導入してジメチルエーテルおよび/またはメタノールとともに低級オレフィンとすることを含むプロピレンの製造方法である。
本発明の第3の態様(aspect)は、第1または第2の態様において、反応生成物の低級オレフィンから前記分離により生じた各成分のうち、炭素数4〜6の低級オレフィンは前記転化を経ずに反応器の上流に導入することを含むプロピレンの製造方法である。
本発明の第4の態様(aspect)は、ジメチルエーテルおよび/またはメタノールを反応器に送り、触媒存在下で反応させて、プロピレンを製造する方法であって、分離器により反応生成物の低級オレフィンからエチレンを分離し、このエチレンを転化器により炭素数4以上のオレフィンに転化してこのオレフィンを上記反応器の下流に導入し、反応生成物の低級オレフィンとともにした後、前記分離器に導入し、分離によって生じた各成分のうち、エチレンを前記転化器により炭素数4以上のオレフィンに転化し、前記分離器で分離された炭素数4〜6の低級オレフィンを反応器の上流に導入することを含むプロピレンの製造方法である。
本発明の第5の態様(aspect)は、前記態様1〜4において、前記転化により生じたオレフィンが炭素数4〜6の低級オレフィンを含むプロピレンの製造方法である。
本発明の第6の態様(aspect)は、ジメチルエーテルおよび/またはメタノールを触媒存在下で反応させて低級オレフィンを製造する反応器と、この反応器からの低級オレフィンからエチレンを分離する分離器と、この分離器で分離されたエチレンを炭素数4以上のオレフィンに転化し、このオレフィンを上記反応器の上流また下流に送り込む転化器を含むプロピレンの製造装置である。
本発明によれば、反応生成物の選択性が高められ、プロピレンなどの目的生成物の最終収率が向上する。また、炭素数4以上の炭化水素をジメチルエーテルおよび/またはメタノールとともに反応器に供給することで、触媒の負担が軽減し、触媒寿命が長くなる。さらに、炭素数4以上の炭化水素をジメチルエーテルおよび/またはメタノールとともに反応器に供給すると、炭素数4以上の炭化水素からの反応は総合的には吸熱反応であるので、ジメチルエーテルおよび/またはメタノールの発熱反応による熱を吸収し、反応器の温度上昇が抑えられ、触媒の劣化が低減され、反応器の運転の安全性も高められる。そして、転化器6におけるエチレンの転化率が低い場合には、前記反応器2の下流に反応生成物を導入し、未反応のエチレンを再度転化器にて炭素数4以上の炭化水素に転化させるので、未反応エチレンが反応器2に導入されずに済み、触媒寿命の低減を防ぐことができる。
本発明の製造装置の例を示す概略構成図である。 従来の製造方法のフローを示す概略構成図である。 従来の製造方法のフローを示す概略構成図である。 従来の製造方法のフローを示す概略構成図である。 従来の製造方法のフローを示す概略構成図である。
符号の説明
2・・・反応器、4・・・分離器、6・・・転化器。
以下、本発明を詳しく説明する。
図1は、本発明の製造装置の一例を示すものである。
原料となるジメチルエーテルおよび/またはメタノールは、気体状態で管1から反応器2に送り込まれる。この原料には、これ以外に水蒸気、窒素、アルゴン、二酸化炭素などの気体が含まれていてもよい。
反応器2内には、触媒が充填されており、この触媒の作用により脱水反応等の反応によりエチレン、プロピレン、ブテン、ペンテン、ヘキセンなどの炭素数6以下の低級炭化水素が主な反応生成物として生成する。上記触媒としては、上述のMFI構造ゼオライト触媒、アルカリ土類金属含有MFI構造ゼオライト触媒、シリカアルミノリン酸系触媒などが用いられ、流動床、固定床、移動床などの方式が用いられる。
反応条件としては、特に限定されないが、温度300〜600℃、重量基準空間速度0.1〜20g−DME等/(g−触媒・時間)、圧力0.1〜100atmの範囲で選ぶことができる。
また、この反応の際、反応条件の設定により、反応生成物中の目的炭化水素の含有比率を変化させることができ、例えば、プロピレンの割合を高めるためには、反応温度を高温にすることが好ましい。
反応器2からの生成物は、管3から図示されていない熱交換器に送られて冷却されたのち、分離器4に送られ、ここで各成分、例えば、エチレン、炭素数1の軽質な成分、プロピレン、炭素数4〜6の炭化水素、炭素数7以上の重質の炭化水素に分離される。
この分離器4としては、複数の蒸留塔からなる構成や膜や吸着を用いた分離装置と蒸留塔からなる構成などが用いられる。
分離器4で分離された各成分のうち、炭素数4〜6の炭化水素は管9を経て反応器2に導入される。分離器4で分離されたエチレンは管5から抜き出され、転化器6に送られ、ここで炭素数4以上のオレフィンなどの炭化水素に転化される。管5から抜き出されるエチレン留分にはメタン、エタンなどの低級炭化水素やその他軽質な成分が含まれていても問題はない。
分離器4で分離された炭素数1の軽質な成分および炭素数7以上の重質の炭化水素は、反応性が低いため、反応器2にリサイクルしていない。
この転化器6には、特に限定されないが、例えばその内部にチーグラー触媒などの触媒が充填されており、温度45〜55℃、重量基準空間速度0.1〜10g−エチレン/(g−触媒・時間)、圧力20〜30atmの反応条件により、低重合反応が生じ、エチレンが主に炭素数4および6のオレフィンからなる炭化水素に転化される。
転化器6からの炭素数4以上の炭化水素を含む炭化水素は、管7から管1を経て反応器2の上流に導入される。反応器2に導入された炭素数4以上の炭化水素は、ここでDMEおよび/またはメタノールと同様に低級炭化水素となって管3から分離器4に送られ、ここで先のものと同様に各成分に分離される。
また、管8から分離器4に送られ、未反応のエチレンと炭素数4以上の炭化水素が分離され、炭素数4〜6の炭化水素が管9を経て反応器2の上流に導入されてもよい。さらに、転化器6における触媒の種類、反応条件の設定により、生成する炭化水素中の特定成分、例えばプロピレンの生成量を増加させ、管8から前記反応器2の下流に導入され、分離器4に送ることもできる。
このような低級炭化水素の製造方法においては、分離器4でエチレンを分離し、これを転化器6にて炭素数4以上の炭化水素とし、この炭化水素を反応器2に送り込むようにしているので、プロピレンなどの目的生成物に対する選択性を高めることができ、目的生成物の最終収率を向上させることができる。
また、反応器2に充填されたジメチルエーテルおよび/またはメタノールから低級炭化水素を製造する触媒の寿命が向上する。本発明者は、エチレンを直接反応器2にリサイクルした場合の反応は主に発熱反応であるため、触媒の寿命を短くすることを知見し、従来の分離器4からのエチレンを直接反応器2に戻す方法では、触媒の劣化が加速されるのに対して、炭素数4以上の炭化水素をジメチルエーテルおよび/またはメタノールとともに反応器2に送ることで、そのような弊害を生じることがなく、むしろ触媒の寿命を向上できることが明らかになった。
このため、触媒充填量を低減することが可能になり、しかも触媒再生周期が延長され、設備費、運転費を削減することができる。
さらに、炭素数4以上の炭化水素の反応器2での反応は、総合的には吸熱反応であり、ジメチルエーテルおよび/またはメタノールの反応器2における発熱反応による昇温を緩和する。前記反応器2の上流に前記転化器6で転化された炭素数4以上の炭化水素を導入することで、触媒の劣化を低減し、装置運転が安定することにもなる。
その一方、転化器6におけるエチレンの転化率が低い場合には、反応器2の上流に反応生成物を導入すると、エチレン成分が管7を通って反応器2に入り込むため触媒寿命が低減し、好ましくない。
この場合、前記反応器2の下流に反応生成物を導入すれば未反応のエチレンは未反応のエチレンは分離器4にて分離され再度転化器にて炭素数4以上の炭化水素に転化されるので未反応エチレンが反応器2に導入されずに済む。
また、転化器6で生成された炭素数4〜6の炭化水素は、分離器4を経た後、管7を通ることなく管9により反応器に導入される。
以下、具体例を示す。
(1)触媒寿命測定および合成条件
ジメチルエーテルの脱水反応による低級炭化水素の合成において、副生成物のリサイクルを踏まえたプロセスの相違による触媒寿命への効果を明らかにするため、以下のようにして触媒寿命測定を行った。
原料としてジメチルエーテルを使用し、炭素数3のオレフィンであるプロピレンを目的生成物とした。反応器2として、固定層等温型反応器を使用し、アルカリ土類金属含有MFI構造ゼオライト触媒(特開2005−138000号公報参照)を充填した。
反応器2の反応条件は、温度530℃、常圧とした。触媒量に対するDME供給速度の比である重量基準空間速度(WHSV)は、2.4g−DME/(g−触媒・時間)とした。リサイクル成分などの系内の流量もすべて反応器2の触媒充填量を基準として「g−(成分)/(g−触媒・時間)」として表した。
反応開始時からDMEの転化率が99.9%未満となるまでに触媒1g当たりが処理したDME質量を「触媒寿命」と定義した。この単位は、「g−DME/g−触媒」で表した。
また、「生成物組成」とは、反応開始から10〜15時間までの反応安定時において、ガスクロマトグラフィー分析により測定された成分の供給DME含有炭素重量基準の生成物組成(%)と定義した。
反応で副生した水は、生成物組成の比率に含まれておらず、下記の比較例および実施例で生成した水は、いずれも0.94g−HO/(g−触媒・時間)であった。
反応生成物のうち、炭素数1の成分およびエタンおよびプロパンを軽質成分とし、ベンゼンと炭素数7以上の炭化水素を重質成分とした。炭素数4〜6の炭化水素は、ベンゼンを除くものとした。
以上の前提条件に基づいて、以下の比較例1ないし4と実施例1を行った。
(2)比較例1
図2に示すフローによりジメチルエーテルから低級炭化水素を製造した。この例は、副生成物のリサイクルを行わないものである。
以下の比較検討のためのベースとなるジメチルエーテルからの各成分収率と触媒寿命を示した。副生成物をリサイクルしないため、プロピレンの最終収率は、結果的に以下の各例よりも低くなっている。
反応器2に充填された触媒の寿命は、610g−DME/g−触媒であり、反応器2出口における炭素基準の生成物組成は、エチレン14%、プロピレン41%、炭素数4〜6の炭化水素37%、その他(軽質成分および重質成分)8%であった。原料DMEからの炭素基準のプロピレン収率は、41%であった。主な物質収支を表1に示す。
(3)比較例2
図3に示すフローによりジメチルエーテルから低級炭化水素を製造した。エチレンおよび炭素数4〜6の炭化水素を分離器4から反応器2にリサイクルした例である。リサイクル成分の供給比は、0.6g−エチレン/(g−触媒・時間)、2.4g−炭素数4〜6の炭化水素/(g−触媒・時間)であった。
反応器2に充填された触媒の寿命は、459g−DME/g−触媒であり、反応器2出口における炭素基準の生成物組成は、エチレン13%、プロピレン23%、炭素数4〜6の炭化水素54%、その他9%であった。原料DMEからの炭素基準のプロピレン収率は、72%であった。主な物質収支を表2に示す
(4)比較例3
図4に示すフローによりジメチルエーテルから低級炭化水素を製造した。この比較例は、米国特許第6303839号明細書に提案されているプロセスに基づいて接触分解反応器11を設け、分離器4から得られた炭素数4〜6の炭化水素を接触分解反応器11に送り、接触分解反応器11からの生成物を分離器4に戻し、エチレンのみを反応器2にリサイクルした例である。リサイクル成分の供給比は、0.7g−エチレン/(g−触媒・時間)であった。
反応器2に充填された触媒の寿命は、245g−DME/g−触媒であり、反応器2出口における炭素基準の生成物組成は、エチレン25%、プロピレン35%、炭素数4〜6の炭化水素34%、その他6%であった。原料DMEからの炭素基準のプロピレン収率は、72%であった。主な物質収支を表3に示す
(5)比較例4
図5に示すフローによりジメチルエーテルから低級炭化水素を製造した。この例は、米国特許第5990369号明細書に提案されているプロセスに基づいてメタセシス反応器12を設け、分離器4からエチレンとブテン類をメタセシス反応器12で反応させ、反応生成物を分離器4に戻し、ブテンに対して過剰となっているエチレンと炭素数5〜6の炭化水素のみを反応器2にリサイクルした例である。
リサイクル成分の供給比は、0.1g−エチレン/(g−触媒・時間)、0.8g−炭素数5〜6の炭化水素/(g−触媒・時間)であった。
反応器2に充填された触媒の寿命は、730g−DME/g−触媒であり、反応器2出口における炭素基準の生成物組成は、エチレン8%、プロピレン23%、炭素数4〜6の炭化水素62%、その他7%であった。原料DMEからの炭素基準のプロピレン収率は、72%であった。主な物質収支を表4に示す
(6)実施例1
図1に示したフローによりジメチルエーテルから低級炭化水素を製造した。転化器6を設置し、分離器4から得られたエチレンを転化器6にて主に炭素数4および6のオレフィンとした後、これを原料DMEとともに反応器2にリサイクルした例である。
転化器6には、チーグラー触媒を充填した反応器を用い、反応条件は温度50℃、圧力25atmとした。
転化器6を経由してリサイクルされた成分の供給比は、0.3g−炭素数4以上の炭化水素/(g−触媒/時間)、0.1g−エチレン/(g−触媒/時間)であった。分離器4から得られた炭素数4〜6の炭化水素は、そのままリサイクルし、供給比は、2.3g−炭素数4〜6の炭化水素/(g−触媒/時間)であった。
反応器2に充填された触媒の寿命は、814g−DME/g−触媒であり、反応器2出口における炭素基準の生成物組成は、エチレン9%、プロピレン26%、炭素数4〜6の炭化水素55%、その他10%であった。原料DMEからの炭素基準のプロピレン収率は、72%であった。主な物質収支を表5に示す
比較例1ないし4および実施例1における最終的なプロピレン収率と反応器2での触媒寿命を表6にまとめた。
副生成物をリサイクルしない比較例1では、目的生成物であるプロピレンへの最終収率が他の例に比べて低く、実用的でない。副生成物をリサイクルする比較例2と実施例1とを比較すると、原料ジメチルエーテルからの最終的なプロピレン収率が同様となる条件で、実施例1の触媒寿命のほうが長いことがわかる。
先行特許で提案されたプロセスの応用による比較例3、4と実施例1とを比較すると、いずれも原料ジメチルエーテルからの最終生成物におけるプロピレン収率が同様となる条件で、実施例1において触媒寿命が最も長いことがわかる。
以上の結果から、本発明によれば、目的生成物への高い最終収率を維持しつつ、触媒寿命を向上させ得ることがわかる。
本発明によれば、反応生成物の選択性が高められ、プロピレンなどの目的生成物の最終収率が向上する。また、炭素数4以上の炭化水素をジメチルエーテルおよび/またはメタノールとともに反応器に供給することで、触媒の負担が軽減し、触媒寿命が長くなる。さらに、炭素数4以上の炭化水素をジメチルエーテルおよび/またはメタノールとともに反応器に供給すると、炭素数4以上の炭化水素からの反応は総合的には吸熱反応であるので、ジメチルエーテルおよび/またはメタノールからの発熱反応による熱を吸収し、反応器の温度上昇が抑えられ、触媒の劣化が低減され、反応器の運転の安全性も高められる。従って、本発明は産業上極めて有用である。

Claims (6)

  1. ジメチルエーテルおよび/またはメタノールを反応器に送り、触媒存在下で反応させて、プロピレンを製造する方法であって、
    反応生成物の低級オレフィンからエチレンを分離し、このエチレンを炭素数4以上のオレフィンに転化し、このオレフィンを上記反応器の上流または下流に導入することを含むプロピレンの製造方法。
  2. ジメチルエーテルおよび/またはメタノールを反応器に送り、触媒存在下で反応させて、プロピレンを製造する方法であって、
    反応生成物の低級オレフィンからエチレンを分離し、このエチレンを炭素数4以上のオレフィンに転化し、このオレフィンを前記反応器の上流に導入してジメチルエーテルおよび/またはメタノールとともに低級オレフィンとすることを含むプロピレンの製造方法。
  3. 反応生成物の低級オレフィンから前記分離により生じた各成分のうち、炭素数4〜6の低級オレフィンは前記転化を経ずに反応器の上流に導入することを含む請求項1または2記載のプロピレンの製造方法。
  4. ジメチルエーテルおよび/またはメタノールを反応器に送り、触媒存在下で反応させて、プロピレンを製造する方法であって、
    分離器により反応生成物の低級オレフィンからエチレンを分離し、このエチレンを転化器により炭素数4以上のオレフィンに転化してこのオレフィンを上記反応器の下流に導入し、
    反応生成物の低級オレフィンとともにした後、前記分離器に導入し、分離によって生じた各成分のうち、エチレンを前記転化器により炭素数4以上のオレフィンに転化し、
    前記分離器で分離された炭素数4〜6の低級オレフィンを反応器の上流に導入することを含むプロピレンの製造方法。
  5. 前記転化により生じたオレフィンが炭素数4〜6の低級オレフィンを含むことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載のプロピレンの製造方法。
  6. ジメチルエーテルおよび/またはメタノールを触媒存在下で反応させて低級オレフィンを製造する反応器と、この反応器からの低級オレフィンからエチレンを分離する分離器と、この分離器で分離されたエチレンを炭素数4以上のオレフィンに転化し、このオレフィンを上記反応器の上流また下流に送り込む転化器を含むプロピレンの製造装置。
JP2007532068A 2005-08-24 2006-08-14 プロピレンの製造方法および製造装置 Active JP4975624B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007532068A JP4975624B2 (ja) 2005-08-24 2006-08-14 プロピレンの製造方法および製造装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005242057 2005-08-24
JP2005242057 2005-08-24
JP2007532068A JP4975624B2 (ja) 2005-08-24 2006-08-14 プロピレンの製造方法および製造装置
PCT/JP2006/316005 WO2007023706A1 (ja) 2005-08-24 2006-08-14 低級炭化水素の製造方法および製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2007023706A1 JPWO2007023706A1 (ja) 2009-02-26
JP4975624B2 true JP4975624B2 (ja) 2012-07-11

Family

ID=37771456

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007532068A Active JP4975624B2 (ja) 2005-08-24 2006-08-14 プロピレンの製造方法および製造装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20100022815A1 (ja)
JP (1) JP4975624B2 (ja)
CN (1) CN101300210B (ja)
WO (1) WO2007023706A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008106056A (ja) * 2006-09-26 2008-05-08 Mitsubishi Chemicals Corp プロピレンの製造方法
KR101435230B1 (ko) 2006-09-21 2014-08-28 미쓰비시 가가꾸 가부시키가이샤 프로필렌의 제조 방법

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5521264B2 (ja) * 2006-09-21 2014-06-11 三菱化学株式会社 プロピレンの製造方法
CN101157593B (zh) * 2007-03-07 2010-09-22 中国科学院大连化学物理研究所 由甲醇或/和二甲醚生产低碳烯烃的方法
US8326075B2 (en) 2008-09-11 2012-12-04 Google Inc. System and method for video encoding using adaptive loop filter
CN106588529A (zh) 2010-11-02 2017-04-26 沙特基础工业公司 通过使用 zsm‑5‑基催化剂生产低碳烯烃的方法
US8781004B1 (en) 2011-04-07 2014-07-15 Google Inc. System and method for encoding video using variable loop filter
US8780971B1 (en) 2011-04-07 2014-07-15 Google, Inc. System and method of encoding using selectable loop filters
US8780996B2 (en) 2011-04-07 2014-07-15 Google, Inc. System and method for encoding and decoding video data
US8885706B2 (en) 2011-09-16 2014-11-11 Google Inc. Apparatus and methodology for a video codec system with noise reduction capability
US9131073B1 (en) 2012-03-02 2015-09-08 Google Inc. Motion estimation aided noise reduction
US9344729B1 (en) 2012-07-11 2016-05-17 Google Inc. Selective prediction signal filtering
CN104276918A (zh) * 2013-07-09 2015-01-14 中国石油化工股份有限公司 乙醇脱水制乙烯的有机废水处理方法
US10102613B2 (en) 2014-09-25 2018-10-16 Google Llc Frequency-domain denoising
CN105399592B (zh) * 2015-11-04 2017-05-10 鹤壁宝发能源科技股份有限公司 粗二甲醚联产混合烯烃、芳烃、液化气的系统及工艺

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5914433A (en) * 1997-07-22 1999-06-22 Uop Lll Process for producing polymer grade olefins
US5990369A (en) * 1995-08-10 1999-11-23 Uop Llc Process for producing light olefins
JP2003535069A (ja) * 2000-05-31 2003-11-25 エムゲー・テヒノロギーズ・アクチエンゲゼルシャフト メタノールからプロピレンを製造する方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NZ199034A (en) * 1980-12-05 1984-11-09 Ici Australia Ltd Production of hydrocarbons from a feed containing methanol,water and a promotor passed over aluminosilicate
US4499314A (en) * 1982-03-31 1985-02-12 Imperial Chemical Industries Plc Methanol conversion to hydrocarbons with zeolites and cocatalysts
US4579999A (en) * 1985-01-17 1986-04-01 Mobil Oil Corporation Multistage process for converting oxygenates to liquid hydrocarbons with aliphatic recycle
US4935568A (en) * 1988-12-05 1990-06-19 Mobil Oil Corporation Multistage process for oxygenate conversion to hydrocarbons
GB9424547D0 (en) * 1994-12-06 1995-01-25 Bp Chem Int Ltd Ethylene conversion process
US6534692B1 (en) * 1997-12-09 2003-03-18 Uop Llc Methanol to olefin process with increased selectivity to ethylene and propylene
US6303839B1 (en) * 2000-06-14 2001-10-16 Uop Llc Process for producing polymer grade olefins
US6441261B1 (en) * 2000-07-28 2002-08-27 Exxonmobil Chemical Patents Inc. High pressure oxygenate conversion process via diluent co-feed
JP2005138000A (ja) * 2003-11-05 2005-06-02 Jgc Corp 触媒及び該触媒の調製方法並びに該触媒を用いた低級炭化水素の製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5990369A (en) * 1995-08-10 1999-11-23 Uop Llc Process for producing light olefins
US5914433A (en) * 1997-07-22 1999-06-22 Uop Lll Process for producing polymer grade olefins
JP2003535069A (ja) * 2000-05-31 2003-11-25 エムゲー・テヒノロギーズ・アクチエンゲゼルシャフト メタノールからプロピレンを製造する方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101435230B1 (ko) 2006-09-21 2014-08-28 미쓰비시 가가꾸 가부시키가이샤 프로필렌의 제조 방법
JP2008106056A (ja) * 2006-09-26 2008-05-08 Mitsubishi Chemicals Corp プロピレンの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN101300210A (zh) 2008-11-05
CN101300210B (zh) 2013-05-29
US20100022815A1 (en) 2010-01-28
WO2007023706A1 (ja) 2007-03-01
JPWO2007023706A1 (ja) 2009-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4975624B2 (ja) プロピレンの製造方法および製造装置
AU2006339502B2 (en) Light olefin production via dimethyl ether
JP2020521811A5 (ja)
JP6883100B2 (ja) 酸素含有化合物からプロピレン及びc4の炭化水素類を製造する乱流流動床式反応器、装置及び方法
JP6817427B2 (ja) 酸素含有化合物からプロピレン、c4の炭化水素類を製造する高速流動床式反応器、装置及び方法
KR101867691B1 (ko) 프로판 탈수소 반응을 이용한 프로필렌 제조 공정 내 에틸렌 제조방법
JP5020587B2 (ja) プロピレンの製造方法およびプロピレンの製造装置
KR20090059108A (ko) 프로필렌의 제조방법 및 프로필렌의 제조장치
US9045385B2 (en) Conversion of propane to propylene
JP6864957B2 (ja) プロピレン及びc4の炭化水素類を製造する方法及びその装置
US20110268622A1 (en) Integration of OTO Process with Direct DME Synthesis
JP5051998B2 (ja) 低級オレフィンの製造方法
JP4235924B2 (ja) 水素異性化反応蒸留、蒸留および骨格異性化を組合せたイソブテンの製造法
JP2008056593A (ja) プロピレンの製造方法
US6852897B2 (en) Process for the preparation of lower olefins
US10131588B2 (en) Production of C2+ olefins
US8779226B2 (en) Process for preparing ethylene and propylene
US8742188B2 (en) Process for preparing ethylene and/or propylene and an iso-olefin-depleted olefinic product
WO2022168695A1 (ja) プロピレンの製造方法
WO2023145941A1 (ja) エタノールの変換方法、及びその他炭化水素の製造方法
JP5156313B2 (ja) プロピレンの製造方法およびプロピレンの製造装置
KR101575771B1 (ko) 경질 알칸으로부터 프로필렌을 제조하는 방법
WO2015084573A2 (en) Production of c2+ olefins
RU2008134487A (ru) Непрерывный способ селективного превращения оксигената в пропилен с использованием технологии подвижного слоя и гидротермически стабилизированной бифункциональной катализаторной системы
WO2013098198A1 (en) Molecular sieve catalyste and processes for formulating and using the same

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120403

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4975624

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150420

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250