JP4975112B2 - 帯域分割時間補正信号処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、再生帯域が分割された複数のスピーカユニットを、クロスオーバーネットワーク回路を介して1個の増幅器で駆動するオーディオシステムに用いて好適な、帯域分割時間補正信号処理装置に関するものである。
例えば、図6に示されるように、車載オーディオシステムでは、車両に配置される2ウェイの各スピーカユニット(右ウーファWR、右ツイータTR、左ウーファWL、左ツイータTL)と、リスナーまでの距離DWR、DTR、DWL、DTL(図6中、いずれも実線表示)とが全て異なるため、ハース効果(先行音効果)により、最も近いスピーカユニット位置に音像(図6中、点線表示)が引っ張られて良好な音場が得られない。
この場合、各信号に遅延処理を施すことにより4個のスピーカユニットから放射される音がリスナー位置で同時に到達するようなタイムアライメント処理(時間調整)がなされる。このように、各スピーカユニットとリスナーの視聴位置との間の距離差により生じる音場の偏りを、音の到達時間を調整することによって補正する帯域分割時間補正信号処理装置が知られている。
従来、複数に帯域分割されたスピーカユニットの相対的な時間関係を調整するために、例えば、図7に示されるように、チャンネル毎に用意されるスピーカユニット(ここでは右チャンネルのWR、TR)のそれぞれに独立した増幅器(パワーアンプ71、72)を用意し、且つその前段に帯域分割器70を配置し、更に、時間軸調整用の遅延回路73、74を配置した帯域分割時間補正信号処理装置が知られている。ここでは、Rチャンネルのみ図示されているため、別途、Lチャンネルについても同様の回路構成が必要とされる。
この場合、スピーカユニットの数だけ増幅器が必要となるため高コストとなり、また配線が複雑になり、多くのスペースを要する等の問題があった。
一方、複数に帯域分割されたスピーカユニットを、クロスオーバーネットワークを用いて1台の増幅器で駆動する方式もある。この場合、増幅器の前段にデジタル信号処理回路を配置し、スピーカからインパルス信号を再生し、その応答波形を観測することによりスピーカシステムの逆伝達関数を求めて畳み込み演算を行えば、帯域分割されたスピーカユニット間の相対的な時間のずれを補正することが可能である。
但しこの方式によれば、時間軸以外の周波数特性や位相特性も同時に補正してしまい、他の特性をそのままにして時間軸のみ単独に調整することはできない。また時間軸の値を独立に微調整することもできない。
そこで、複数に帯域分割されたスピーカユニットを、クロスオーバーネットワーク回路を用いて1台の増幅器で駆動する方式において、増幅器に出力する前にクロスオーバーネットワーク回路で帯域分割される周波数とほぼ同一の周波数で帯域を分割し、それぞれ分割された各信号を遅延回路に挿入した後、再度ミキシングする聴取位置自動補正装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−162985号公報
上記した特許文献1に開示された技術によれば、各スピーカユニットとリスナーの聴取位置との間の距離差によって生じる音場の偏り、位相干渉による周波数特性の乱れが全ての帯域にわたって補正される。
しかしながら、帯域分割回路により失われる信号と、二重に加算される信号が発生し、これらにより再生音のリニアリティが劣化することに加え、ミキシング時に帯域分割周波数(クロスオーバ周波数)付近の周波数特性にピークやディップを生じる欠点があった。
この発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、スピーカユニット毎に独立して時間軸を調整するのは勿論のこと、聴取位置での伝達特性のリニアリティを改善し、ミキシング時点でのピークやディップの発生を抑制することができる、帯域分割時間補正信号処理装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するためにこの発明の帯域分割時間補正信号処理装置は、再生帯域が分割された複数のスピーカユニットを、チャンネル毎、クロスオーバーネットワーク回路を介して1個の増幅器で駆動するオーディオシステムにおいて、入力信号から高帯域成分もしくは低帯域成分の信号を抽出後、前記入力信号から前記抽出された高帯域成分もしくは低帯域成分の信号を差し引いた、低帯域成分もしくは高帯域成分の信号を抽出するチャンネル毎に少なくとも1つの帯域分割回路と、前記少なくとも1組の帯域分割回路により出力される高帯域成分、および低帯域成分を含む少なくとも2種類の帯域成分の信号の少なくとも一方を音の到達時間調整用に遅延させる遅延回路と、前記遅延回路により出力される高帯域成分もしくは低帯域成分を少なくとも含む帯域分割信号と、前記帯域分割回路により出力される低帯域成分もしくは高帯域成分を少なくとも含む帯域分割信号とを合成して前記増幅器に出力するミキシング回路と、を備え、前記遅延回路により出力される高帯域成分もしくは低帯域成分の信号が伝播するパス、もしくは前記帯域分割回路により出力される低帯域成分もしくは高帯域成分の信号が伝播するパスの少なくとも一方に、前記高帯域成分と低帯域成分のクロスオーバー周波数での位相を補正する位相補正回路を挿入して成り、伝達関数的に入力信号と出力信号を等しくし、聴取位置での伝達特性のリニアリティを改善し、前記帯域分割回路に引き算型のデジタルフィルタを用いることを特徴とするものである。
この発明の帯域分割時間補正信号処理装置によれば、スピーカユニット毎に独立して時間軸を調整するのは勿論のこと、聴取位置での伝達特性のリニアリティを改善し、ミキシング時点でのピークやディップの発生を抑制することができる。
この発明の実施の形態1に係る帯域分割時間補正信号処理装置を含むオーディオシステムの内部構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る帯域分割時間補正信号処理装置の帯域分割回路の回路構成を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る帯域分割時間補正信号処理装置の帯域分割回路の回路構成を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る帯域分割時間補正信号処理装置の帯域分割回路の回路構成を示す図である。 この発明の実施の形態4に係る帯域分割時間補正信号処理装置の帯域分割回路の回路構成を示す図である。 車載オーディオシステムの音場を説明するために引用した図である。 従来の帯域分割時間補正信号処理装置を含むオーディオシステムを説明するために引用した図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る帯域分割時間補正信号処理装置を含むオーディオシステムの内部構成を示すブロック図である。
ここでは、R、L、2チャンネルのオーディオシステムが例示されており、このオーディオシステムは、入力ソースとなるプレーヤ1と、帯域分割時間補正信号処理装置2と、2チャンネル増幅器3と、クロスオーバーネットワーク回路4と、ウーファとツイータからなる2ウェイのスピーカユニット5と、により構成される。
帯域分割時間補正信号処理装置2は、スピーカユニット5とリスナーの視聴位置との間の距離差によって生じる音場の偏りを、音の到達時間を調整することによって補正する機能を有し、Rチャンネル帯域分割時間補正信号処理回路21と、Lチャンネル帯域分割時間補正信号処理回路22と、デジタル信号処理回路(DSP)23と、により構成される。
Rチャンネル帯域分割時間補正信号処理回路21は、帯域分割回路211と、遅延回路212と、ミキシング回路213と、により構成される。
帯域分割回路211は、プレーヤ1から出力されるRチャンネルの入力信号から、ツイータ成分(高帯域成分)とウーファ成分(低帯域成分)の信号を抽出して後段の遅延回路212へ出力する。帯域分割回路211は、入力信号から高帯域成分もしくは低帯域成分の信号を抽出後、Rチャンネルの入力信号から先に抽出された高帯域成分もしくは低帯域成分の信号を差し引いた、低帯域成分もしくは高帯域成分の信号を抽出する。
ここでは、図2にその回路構成の一例が示されるように、Rチャンネル帯域分割時間補正信号処理回路21を構成する帯域分割回路211として、引き算型高帯域通過フィルタ300(引き算型のデジタルフィルタ)を用い、ここで、プレーヤ1から出力されるRチャンネルの入力信号からツイータ成分の信号を抽出し、その後、Rチャンネル入力信号から、先に抽出されたツイータ成分の信号を差し引いたウーファ成分の信号を抽出し、時間軸調整用の遅延回路212およびミキシング回路213へ導出している。
なお、ここでは、帯域分割回路211として引き算型高帯域通過フィルタ300を使用したが、引き算型低帯域通過フィルタで代替しても良く、この場合、プレーヤ1から出力されるRチャンネルの入力信号からウーファ成分の信号を抽出し、その後、Rチャンネル入力信号から、先に抽出されたウーファ成分の信号を差し引いたツイータ成分の信号を抽出することになる。
遅延回路212は、帯域分割回路211により出力されるツイータ成分もしくはウーファ成分の信号の少なくとも一方を音の到達時間調整用に遅延させてミキシング回路213へ出力する。ここでは、ウーファ成分の信号を時間軸調整用に遅延させるものとする。
ミキシング回路213は、遅延回路212により出力されるウーファ成分の信号と、帯域分割回路211により出力されるツイータ成分の信号とを合成して2チャンネル増幅器3に出力する。
なお、Lチャンネルの帯域分割時間補正信号処理回路22は、プレーヤ1から出力されるLチャンネルの入力信号を取得する他は、上記したRチャンネルの帯域分割時間補正信号処理回路21と同様の回路構成を有するため、説明の重複を回避する意味で省略する。
DSP23は、遅延回路212の遅延量を決定するに際し、再生帯域が分割されたウーファとツイータから成るスピーカユニット5のインパルス応答を観測して、スピーカユニット5の逆伝達関数を求め、畳み込み演算を行い、スピーカユニット5とリスナーの視聴位置との間の距離差によって生じる音の通達時間を調整する。
2チャンネル増幅器3は、Rチャンネルパワーアンプ31と、Lチャンネルパワーアンプ32とからなり、Rチャンネルの帯域分割時間補正信号処理回路21のミキシング回路213から出力されるRチャンネル信号、Lチャンネル帯域分割時間補正信号処理回路22のミキシング回路(不図示)から出力されるLチャンネル信号のそれぞれを増幅してクロスオーバーネットワーク回路4へ出力する。
クロスオーバーネットワーク回路4は、スピーカユニット5側の帯域分割器であり、Rチャンネル用ネットワーク41と、Lチャンネル用ネットワーク42により構成され、2チャンネル増幅器3を介して帯域分割時間補正信号処理回路21、22により出力されるRチャンネル信号、Lチャンネル信号のそれぞれを、スピーカユニット5のクロスオーバー周波数と同等のカットオフ周波数を有する低帯域通過フィルタ(LPF)と高帯域通過フィルタ(HPF)により帯域分割して、ウーファWRとツイータTR、ウーファWLとツイータTLから成るそれぞれのスピーカユニット5に出力する。
上記した実施の形態1によれば、帯域分割時間補正信号処理回路21を構成する帯域分割回路211と、クロスオーバーネットワーク回路4の分割周波数を揃えることで、1台の2チャンネル増幅器3によっても、あたかもスピーカユニット5毎に増幅回路を配置した場合と等価で、スピーカユニット5毎に独立した特性補正が可能となり、また、帯域分割回路211とミキシング回路213の間に遅延回路212を挿入することにより、各スピーカユニット5の時間軸を独立に調整し、設定することが可能になる。
また、クロスオーバーネットワーク回路4で帯域分割される周波数とほぼ同一の周波数で帯域分割する帯域分割回路211に引き算型の高帯域通過フィルタ300(デジタルフィルタ)を用いることで、聴取位置での伝達特性のリニアリティを改善することができる。ちなみに、帯域分割回路211を、従来のように、HPFとLPFで構成した場合、伝達関数的には入力(A)=出力(B)とはならず、これに対して引き算型のデジタルフィルタ300を用いることで、入力(A)=出力(B)とする伝達特性のリニアリティを確保するものである。
実施の形態2.
上記した実施の形態1の帯域分割時間補正信号処理装置2によれば、リスナーの聴取位置での伝達特性のリニアリティを改善することはできるが、帯域分割時間補正信号処理回路21を構成する帯域分割回路211に使用する引き算型のデジタルフィルタ(引き算型高帯域通過フィルタ300)の特性によっては、差分により分割されたウーファ成分、もしくはツイータ成分の信号における周波数特性の平坦性が得られない。
このため、以下に説明する実施の形態2では、例えば、図3に回路構成の一例が示されるように、帯域分割時間補正信号処理回路21を構成する帯域分割回路211に、FIRデジタルフィルタから成るFIR直線位相高帯域通過フィルタ301を使用することとした。なお、実施の形態2で適用されるオーディオシステムは、上記した実施の形態1と同様の構成を有するものとする。
FIR(Finite Impulse Response)フィルタは、周知のように、インパルス応答の継続時間が有限(インパルス応答が有限時間内に0になる)になるフィルタであり、直線位相とは、全ての周波数で位相が一定の直線位相特性を有するものをいう。
この場合、Rチャンネル入力信号は、FIR直線位相高帯域通過フィルタ301によりツイータ成分のみの信号が抽出され、その後、Rチャンネル入力信号からこのツイータ成分の信号を引き去ってウーファ成分の信号を抽出することにより、ツイータ成分とウーファ成分の信号に分割される。そして、この分割された帯域毎に、あるいはいずれか一方に遅延回路212による時間軸調整用の遅延処理を施す。ここで、ツイータ成分の信号に対する遅延時間をTT、ウーファ成分の信号に対する遅延時間をTWとすれば、TT−TWが相対的にツイータ成分の信号がウーファ成分の信号に対して遅延した時間を表すことになる。
上記した実施の形態2によれば、帯域分割時間補正信号処理回路21の帯域分割回路211にFIRデジタルフィルタから成るFIR直線位相高帯域通過フィルタ301を用いることで、スピーカユニット5の時間軸のズレを遅延回路212でキャンセルした後に、ミキシング回路213で高帯域成分と低帯域成分の信号合成を行ない、入力信号に近い高いリニアリティ性を確保することができるとともに、ウーファ成分とツイータ成分が直線位相同士の合成によってピーク発生を回避することができる。すなわち、聴取位置での伝達特性のリニアリティ(A1=A2)を改善することは勿論のこと、差分により分割されたツイータ成分もしくはウーファ成分の信号における周波数特性の平坦性を確保することができる。
なお、ここでは、Rチャンネルの入力信号についてのみ説明したが、Lチャンネルの入力信号についても同様、帯域分割時間補正信号処理回路22(帯域分割回路)に直線位相特性を有するFIRデジタルフィルタを用いることで、同様の効果が得られる。また、ここでは、FIRデジタルフィルタから成るFIR直線位相高帯域通過フィルタ301を用いたが、FIR直線位相低帯域通過フィルタで代替してもよく、この場合、差分により分割される信号はツイータ成分となる。
実施の形態3.
上記した実施の形態2によれば、FIR直線位相高帯域通過フィルタ301により抽出されるツイータ成分の信号には直線位相特性を有するFIRフィルタの特徴が反映されるが、ツイータ成分の信号を引き去って分割されるウーファ成分の信号には上記したFIRフィルタの特徴が反映されない。
このため、以下に説明する実施の形態3では、図4にその回路構成の一例が示されるように、帯域分割時間補正信号処理回路21において、Rチャンネルの入力信号からツイータ成分の信号を引き去って分割されるウーファ成分の信号を抽出するパスβに、FIR直線位相高帯域通過フィルタ301の群遅延時間に相当する遅延量D2を有する遅延回路302(第2の遅延回路)を挿入することとした。
Lチャンネルの入力信号についても同様である。但し、ここで、群遅延とは、トーンバーストが少し遅れて出力される現象をいい、群遅延時間とは、位相シフトの周波数微分値をいう。なお、実施の形態3が適用されるオーディオシステムは、上記した実施の形態1と同様の構成を有するものとする。
上記した実施の形態3によれば、伝達関数のリニアリティの確保(A1=A2)は勿論のこと、上記したパスβへの遅延回路302の挿入により、FIR直線位相高帯域通過フィルタ301により抽出されるツイータ成分の信号の他に、入力信号からこのツイータ成分の信号を引き去って分割されたウーファ成分の信号についても、通過域の平坦性が確保された良好な周波数特性を得ることができる。
実施の形態4.
上記した実施の形態3によれば、帯域分割回路211により出力されるウーファ成分の信号と、ツイータ成分の信号のいずれかは、更に、時間軸調整を行う遅延回路212を通過し、ミキシング回路213で合成される。このとき、時間軸調整用の遅延回路212の遅延量によってはクロスオーバー周波数の合成特性の値が最大で1.4倍のピークを持つ。
このため、帯域分割回路211を構成するデジタルフィルタ内でダイナミックレンジの減少を引き起こす可能性がある。このとき、直線位相特性を有するFIRデジタルフィルタ(FIR直線位相高帯域通過フィルタ301)の採用により位相直線性が得られるため両信号の位相が完全に合致し、クロスオーバー周波数の合成特性の値が1倍を超えることはなく、したがって、帯域分割回路211内でダイナミックレンジが減少することはない。但し、両信号間でクロスオーバー周波数での位相ずれが発生した場合、ディップを発生する可能性がある。
このため、以下に説明する実施の形態4では、図5に回路構成の一例が示されるように、帯域分割時間補正信号処理回路21を構成する帯域分割回路211によって出力されるツイータ成分の信号パスγ、入力信号との差分により生成されるウーファ成分の信号パスδの少なくとも一方のパスに、クロスオーバー周波数の位相を補正する位相補正回路(PAC303)を挿入することとした。なお、実施の形態4が適用されるオーディオシステムは、上記した実施の形態1と同様の構成を有するものとする。
上記構成において、帯域分割回路211により出力されるツイータ成分、およびウーファ成分の信号は、時間軸調整用の遅延回路212(遅延量D1)を通過後、ツイータ成分もしくはウーファ成分の信号のいずれか、または双方が、平坦な周波数特性で位相のみを回転させる位相補正回路(PAC303)を通過する。そして、位相補正回路(PAC303)を通過したツイータ成分とウーファ成分の信号は、ミキシング回路213により合成され、2チャンネル増幅器3で、R、L両チャンネルの入力信号を増幅した後、クロスオーバーネットワーク回路4に出力される。各スピーカ5は、クロスオーバーネットワーク回路4で各スピーカ5に割当てられた帯域分割が行われ、ここで帯域分割されたチャンネル毎の入力信号に基づき駆動される。
上記した実施の形態4によれば、位相補正回路(PAC303)を通過したツイータ成分とウーファ成分の信号は、ミキシング回路213により合成されるが、このとき、位相補正回路303の補正量を最適化することにより、クロスオーバー周波数で発生するディップを抑えることができる。このことにより、高いリニアイティを確保しながら各スピーカユニット5間の時間軸補正が可能になる。
以上説明のようにこの発明の実施の形態1〜実施の形態4に係る帯域分割時間補正信号処理装置2は、チャンネル毎に1台の増幅回路(2チャンネル増幅器3)を配置し、クロスオーバーネットワーク回路4を用いて複数に帯域分割されたスピーカユニット5を駆動する場合に、スピーカユニット5間の時間軸を任意に設定でき、しかも高いリニアリティと平坦な周波数特性を提供するものである。このことにより安価に、かつ、性能の良いオーディオシステムを提供することができる。
なお、DSP23は、例えば、複数のスピーカユニット5のインパルス応答から閾値を超えるピーク値をサーチすることによってスピーカユニット5毎の立ち上がり時間を測定し、最も立ち上がりの早いスピーカユニット5を基準に、他のスピーカユニットの立ち上がり時間との差分演算を行い、この差分演算の結果にしたがい、各スピーカユニット5再生時の遅延量を設定するものである。各スピーカユニット5に供給する信号に遅延処理を施すことにより、各スピーカユニットから放射される音がリスナーの聴取位置で同時に到達するように調整するタイムアライメント手段として周知の技術である。不図示のCPUと協働して上記した機能を実現することもある。
なお、上記したこの発明の実施の形態1〜実施の形態4によれば、車載オーディオシステムを例示したが、車載オーディオシステムに限らず、劇場用は勿論のこと、家庭用等、分野に依存することなく、全てのオーディオシステムに適用が可能である。
また、図1に示す帯域分割時間補正信号処理装置2が有する各構成ブロックの機能は、全てをソフトウェアによって実現しても、あるいはその少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。例えば、再生帯域が分割された複数のスピーカユニット5のインパルス応答を観測し、各スピーカユニット5の逆伝達関数を求めて畳み込み演算を行い、各スピーカユニット5とリスナーの視聴位置との間の距離差によって生じる音の到達時間を調整する遅延回路212の遅延量を決定するDSP23におけるデータ処理は、1または複数のプログラムによりコンピュータ上で実現してもよく、また、その少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。
また、上記では発明の実施の形態について、低帯域成分と高帯域成分の2つの帯域に分割を行う場合について説明したが、帯域分割回路211とミキシング回路213の間に、異なる分割周波数の同様な構成の帯域分割回路を多段に挿入することで、3つ以上の帯域分割を行うことも可能である。
以上のように、この発明に係る帯域分割時間補正信号処理装置は、入力信号から高帯域成分もしくは低帯域成分の信号を抽出後、前記入力信号から前記抽出された高帯域成分もしくは低帯域成分の信号を差し引いた、低帯域成分もしくは高帯域成分の信号を抽出するチャンネル毎に少なくとも1つの帯域分割回路と、前記少なくとも1組の帯域分割回路により出力される高帯域成分、および低帯域成分を含む少なくとも2種類の帯域成分の信号の少なくとも一方を音の到達時間調整用に遅延させる遅延回路と、前記遅延回路により出力される高帯域成分もしくは低帯域成分を少なくとも含む帯域分割信号と、前記帯域分割回路により出力される低帯域成分もしくは高帯域成分を少なくとも含む帯域分割信号とを合成して前記増幅器に出力するミキシング回路と、を備えるように構成したので、スピーカユニット毎に独立して時間軸を調整するのは勿論のこと、聴取位置での伝達特性のリニアリティを改善し、ミキシング時点でのピークやディップの発生を抑制することができるので、帯域分割時間補正信号処理装置を含む車載オーディオシステムなどに用いるのに適している。

Claims (5)

  1. 再生帯域が分割された複数のスピーカユニットを、チャンネル毎にクロスオーバーネットワーク回路を介して1個の増幅器で駆動するオーディオシステムにおいて、
    入力信号から高帯域成分もしくは低帯域成分の信号を抽出後、前記入力信号から前記抽出された高帯域成分もしくは低帯域成分の信号を差し引いた、低帯域成分もしくは高帯域成分の信号を抽出するチャンネル毎に、少なくとも1つの帯域分割回路と、
    前記少なくとも1組の帯域分割回路により出力される高帯域成分、および低帯域成分を含む少なくとも2種類の帯域成分の信号の少なくとも一方を音の到達時間調整用に遅延させる遅延回路と、
    前記遅延回路により出力される高帯域成分もしくは低帯域成分を少なくとも含む帯域分割信号と、前記帯域分割回路により出力される低帯域成分もしくは高帯域成分を少なくとも含む帯域分割信号とを合成して前記増幅器に出力するミキシング回路とを備え、
    前記遅延回路により出力される高帯域成分もしくは低帯域成分の信号が伝播するパス、もしくは前記帯域分割回路により出力される低帯域成分もしくは高帯域成分の信号が伝播するパスの少なくとも一方に、前記高帯域成分と低帯域成分のクロスオーバー周波数での位相を補正する位相補正回路を挿入して成り、
    伝達関数的に入力信号と出力信号を等しくし、聴取位置での伝達特性のリニアリティを改善し、
    前記帯域分割回路に引き算型のデジタルフィルタを用いることを特徴とする帯域分割時間補正信号処理装置。
  2. 前記帯域分割回路は、
    直線位相特性を有するFIRフィルタで構成されることを特徴とする請求項1記載の帯域分割時間補正信号処理装置。
  3. 前記FIRフィルタで構成される帯域分割回路は、
    前記入力信号から、前記抽出された高帯域成分もしくは低帯域成分の信号を差し引いて低帯域成分もしくは高帯域成分の信号を抽出するパスに、自身の群遅延時間に相当する遅延量を有する第2の遅延回路を挿入して成ることを特徴とする請求項1記載の帯域分割時間補正信号処理装置。
  4. 前記再生帯域が分割された複数のスピーカユニットのインパルス応答を観測し、前記各スピーカユニットの逆伝達関数を求めて畳み込み演算を行い、前記各スピーカユニットと視聴位置との間の距離差によって生じる音の到達時間を調整する前記遅延回路の遅延量を決定するデジタル信号処理回路と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の帯域分割時間補正信号処理装置。
  5. 帯域分割回路とクロスオーバーネットワーク回路の分割周波数を揃えることで、スピーカーユニット毎に独立した特性補正を行い、前記帯域分割回路とミキシング回路の間に遅延回路を挿入することにより、前記スピーカーユニット間の時間軸を独立に調整し、設定することを特徴とする請求項1記載の帯域分割時間補正信号処理装置。
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