JP4974229B2 - 電気転てつ機の動作桿転換機構 - Google Patents

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Description

本発明は、転換鎖錠器を使用した側線割出し機能を有する電気転てつ機、例えば、YS形電気転てつ機の動作桿転換機構に関する。
YS形電気転てつ機は、転換鎖錠器(YS形)および回路制御器(YS形)と併用され、本線以外のポイントの転換に使用することを目的した電気転てつ機であり、背向割出しが可能である。YS形電気転てつ機においては、電気転てつ機が転換装置であり、転換機構、減速機構及び誘導電動機から構成されている。また、転換鎖錠器(YS形)は、鎖錠装置であり、回路制御器(YS形)が密着照査装置である。
従来のYS形電気転てつ機に組み込まれた転換機構の構成はおよそ以下のとおりである。すなわち、図8(a)において、誘導電動機の回転は、減速機構で減速され、転換機構は、その回転力によって駆動されるが、減速機構の最終段である転換歯車41には転換ローラ42が固定されており、図8(a)のように転換歯車41の回転に伴って転換ローラ42は一体回転し、一定角度回転したときに図8(b)のように転換クランク43と同軸上に設けられたカム44の溝内に嵌合し、そのままカム44とともに転換クランク43を一体回転させ、図8(c)に示すように60°回転したときにカム44の溝内から転換ローラ42が離脱し、動作桿を介して転換クランク43の60°の回転変位を転換鎖錠器のクランクに伝えてポイントの転換を行うようになっているものである。
転換ローラ42はカム44の溝から完全に抜け出して転換が完了すると、制動機構によって停止する。したがって、転換クランク43はポイントからの力に対しては、全くフリーとなっているので、割出の際はカム44と共に転換歯車41とは、関係なく転換される。このようにポイントの転換終了後は、背向割り出しに備えて転換ローラ42は転換クランク43のカム溝からは完全に抜けてフリーな状態になっているのであるが、転換ローラ42がフリーな状態になっていることが原因になって、割出し後、転換クランク43が定位置にないとき、すなわち、転換クランク43が転換途中の位置にあるときには、手動、電動のいずれであっても転換クランク43を通常状態に復帰することができないという問題がある。
このようなときに従来は、やむなく、バールなどを用いてトングレールを正規の位置に戻すことによって、転換クランク43を通常状態に復帰させていたのである。従来より本線に使用される電気転てつ機に関しては、小型軽量化を図る試みがあったことは認められるものの、本線以外に使用される背向割出し機能を有する電気転てつ機に関して、トングレールが背向割り出しされたときの問題に着目されたことはなかった。
特許公開2001−163221 特許公開2004−9873 (社)日本鉄道電気技術協会 「転てつ装置」 平成4年5月10日 P39〜P47 動力転てつ機の話、社団法人信号保安協会 昭和44年 P95〜100
解決しようとする問題点は、背向割出し機能を有する電気転てつ機に関し、ポイントの転換終了後は、転換ローラは転換クランクのカム溝からは完全に抜けてフリーな状態になっているために、割出し後、転換クランクが定位置にないときには、転換クランクを通常状態に復帰することができないという点である。
本発明による電気転てつ機の動作桿転換機構においては、ポイントの転換終了後、動作桿をフリーな状態にして割り出しを可能とし、割り出し後、動作桿が転換途中の任意の位置にあったとしても、人手を一切要することなく、自動的に次の転換動作に対応できる点をもっとも主要な特徴とする。
本発明による電気転てつ機の動作桿転換機構によれば、ポイントの転換終了後、動作桿カムの拘束から脱した転換ローラがどのような位置にあっても、次の転換動作を支障なく行うことができ、従来のように、転換クランクを通常状態に復帰させるために、バールなどを用いて人手によってトングレールを正規の位置に戻すといった厄介な作業上の問題を解消することができる。
ポイントの転換終了後、割り出し後、動作桿が転換途中の任意の位置にあっても、自動的に次の転換動作に対応するという目的を、動作桿に連動させた動作桿カムのカム溝内へ転換ローラの受け入れを可能とすることによって実現した。
(1)電気転てつ機と転換鎖錠器との関係
図1は、本発明による背向割出し機能を有する電気転てつ機(以下電気転てつ機という)の設置例を示す図である。図1において、本線以外のヤードの仕分線や側線において、レール1,1間の枕木2の上には、転換鎖錠器3が据え付けられ、レール1,1の一側方に張り出した枕木2の張り出し部分には本発明による電気転てつ機4が設置されている。
転換鎖錠器3の上部クランクの第1クランク5aには、第1リンク6aを介して一方のトングレール7aがつながれ、上部クランクの第2クランク5bは、第2リンク6bを介して他方のクトングレール7bにつながれている。また、下部クランク8はオフセットリンク9を介して電気転てつ機4の動作桿10に連結されている。
ポイントを転換させる電気転てつ機4の転換力は、動作桿10を進退動させ、動作桿10の動きがオフセットリンク9を介して転換鎖錠器3の下部クランク8を転回させ、同軸上の上部クランクの第1クランク5a、第2クランク5bが左右に回転し、第1リンク6a、第2リンク6bを介してトングレール7a、7bを駆動することによって行われる。
(2)転換機構の構成
図2a〜図2cに電気転てつ機の機体に内蔵された転換機構を示す。図2において、電気転てつ機4の機体内には、前記動作桿10が機体内を直線方向に進退動可能に設置され、機体内には、動作桿10と平行に送りねじ11およびリニアガイド12が配置されている。動作桿10は、その外端が図1に示すオフセットリンク9に接続され、正逆方向の進退動によって転換鎖錠器3の上部リンクを転回させ、トングレール7a、7bを定位から反位へ、あるいは逆に反位から定位へ転換してポイントの切り替えを行うものであることは前述のとおりである。動作桿10は、平面より見て長方形の板状で、その一側板面には、カム軸13によって動作桿カム14が転回可能に枢支されている。
動作桿カム14は、円弧状のカム曲面の中央部位にカム溝16を有する左右対称形の板カムであり、その一部は軸受けとして図2cに示すように動作桿10をはさんで反対側に伸び、動作桿10の他側の張り出し部14aには、図2bに示すようにカム軸13を挟んで左右の対称位置に、それぞれ鎖錠ローラ17、18が取り付けられている。送りねじ11は、転換ローラ15の駆動用のボールねじであり、機体の外部に据え付けた電動機19の回転がその回転軸23から減速歯車20に伝えられ、減速歯車20によって減速された回転数で回転駆動されるものである。
リニアガイド12は、テーブル21を摺動可能に保持し、テーブル21には、前記送りねじ11に螺合され、送りねじ11の転回によりリニアガイド12に沿って進退動させるスライダーガイド22が固定されている。スライダーガイド22には、送りねじ11の軸線と直交する方向に進退動可能にスライダー24が挿入されている。前記転換ローラ15は、スライダー24の外端に取り付けられたものであり、スライダー24に内装されたスプリング25によって常時、動作桿10の方向に向けて附勢されている。なお、スライダーガイド22には、転換ローラ15を挟んでその前後には、可動カム動作用つめ22a、22bが突出形成されている。可動カム動作用つめ22a、22bは、後述する可動カム(28,29)を動作させるためのものである。
一方、動作桿10をはさんでその内外位置には固定カムの対として、第1固定カム(エスケープ)26と、第2固定カム(ストレート)27との組が設置され、さらに、第2固定カム(ストレート)27をはさんで、その長手方向の前後位置には第1可動カム28と、第2可動カム29との対が動作桿10と並列に設置されている。固定カムの対は、動作桿カム14の搬送ラインLをはさんで向き合わせに配設されている。
固定カム26、27の対は、主として両鎖錠ローラ17,18を支えて移動途中の動作桿カム14を直立姿勢に保持させるものであり、可動カム28,29の対は、固定カムの対26、27をはさんで、動作桿カム14の搬送ラインLの前後に配設され、動作桿カム14の送り終端でカム溝16内から転換ローラ15を離脱させるに必要な角度に動作桿カム14を傾け、転換ローラ15の脱出後、動作桿カム14を直立姿勢に戻す作用を行うものである。
すなわち、第1固定カム26には、両鎖錠ローラ17、18を支えるストレートカム面26aのほかにその両側面に、両鎖錠ローラ17、18を誘導しつつカム軸13を中心として動作桿カム14の転回角度姿勢を制御する曲面をエスケープカム面26bとして有している。また、第2固定カム27は、動作桿カム14の移動に伴って鎖錠ローラ17、18を支えるストレートカム面27aを有している。移動途中の動作桿カム14の姿勢は、主として第1固定カム26と第2固定カム27とのストレートカム面26a、27a間に両鎖錠ローラ17、18を支えることによって実現される。
また、第1可動カム28及び第2可動カム29は左右対称形で、それぞれ第2固定カム27のストレートカム面27aと同一平面を形成する平面カム面28b、29bをそれぞれ内側に有し、該カム面の終端には、鎖錠ローラ17又は18の姿勢を制御して傾斜姿勢に誘導する傾斜カム面28c、29cを有し、外端はフランジ28a、29aとして転換ローラ15の搬送ラインLの位置に向けて伸びている。なお、第1可動カム28と、第2可動カム29とは、タイロッド30でつながれ、タイロッド30の両端頭部30a、30aと、両可動カム29のフランジ28a、29a間に対をなして介装された第1圧縮コイルばね31a及び第2圧縮コイルばね31bに加圧されて常時第2固定カム(ストレート)27側に押し付けられている。
次に、本発明の電気転てつ機によるポイントの転換動作を説明する。
(1)送りねじの転換動作開始(図2a〜図2c)
ポイント(トングレール)が定位の位置にあるとき、可動カム動作用つめ22aと可動カム28とスライダーガイド22は、タイロッド30の第1圧縮コイルばね31aの押圧力に抗して送りねじ11の基端側(図2aにおいて送りねじ11の左端)にあり、可動カム動作用つめ22aは、図上左側の第1可動カム28のフランジ28aを支え、第1可動カム28は、第2固定カム(ストレート)27の端部から引き離されている。この状態でポイントを定位から反位へ転換させるときには、電動機19を始動させてこれを正回転させると、その回転力は、減速歯車20を介して送りねじ11に伝えられ、送りねじ11の回転に伴い、スライダーガイド22は、リニアガイド12に沿って、図2a中に矢印示す反位の方向への移動を開始する。
(2)転換ローラ乗り上げ開始(図3)
スライダーガイド22の第1方向への移動に伴い、第1可動カム28は、第1圧縮コイルばね31aに押されながら移動し、その後、転換ローラ15は、動作桿カム14の曲面に達してその曲面への乗りあげを開始する。第1可動カム28が第2固定カム(ストレート)27の端面に当接すると、以後第1可動カム28は、第2固定カム(ストレート)27の端面に支えられて移動を停止し、以後スライダーガイド22は第1可動カム28から離れ、転換ローラ15は、スプリング25を圧縮しながら動作桿カム14の曲面を乗り上げるようになる。このとき、動作桿カム14は、鎖錠ローラ17、18が第2固定カム27のストレートカム面27aと、第1可動カム28の平面カム面28bに支えられて直立姿勢を保つ。
(3)転換動作開始(図4)
さらに、スライダーガイド22が定位から反位の方向へ移動すると, スプリング25の反発力を受けて転換ローラ15は、動作桿カム14のカム溝16内に嵌合するに至る。引き続きスライダーガイド22が反位の方向へ移動すると、動作桿カム14のカム溝16内に嵌合した転換ローラ15は、そのまま動作桿カム14とともに、動作桿10を第1方向に一体に移動させ、動作桿10の移動変位に伴ってポイントの定位から反位への転換動作が開始される。以後動作桿カム14は、鎖錠ローラ17、18が第2固定カム27のストレートカム面27aと、第1固定カム26のストレートカム面26a間に支えられて直立姿勢を保ちながら移動する。
(4)転換終了・転換ローラ離脱動作開始(図5)
スライダーガイド22が定位から反位の方向への送り終端近くに達し、動作桿カム14が第1固定カム(エスケープメント)26の位置を越えたときに、ポイントは定位から反位に転換され、動作桿10はそれ以上、第1方向への移動ができなくなる。その状態でスライダーガイド22が引き続き移動しようとすると、動作桿カム14はその動きに追従できないために、カム軸13を中心に傾き、鎖錠ローラ18は、第2可動カム29の傾斜カム面29cに誘導され、鎖錠ローラ17は、第1固定カム(エスケープメント)26のエスケープカム面26bに誘導されて動作桿カム14をさらに傾け、転換ローラ15は、スライダーガイド22の移動に伴ってスプリング25を押し縮めながら動作桿カム14のカム溝16から離脱しようとする。
(5)動作桿カム復帰動作中(図6)
動作桿カム14のカム溝16から転換ローラ15が抜け出ると、スライダーガイド22の他方の爪22bが、第2可動カム29のフランジ29aに当接し、以後フランジ29aを押しながらさらに、反位方向へ移動する。第2可動カム29は、スライダーガイド22に押されつつ第1及び第2圧縮コイルばね31a、31bの押圧力に抗して第1方向への移動を続ける。一方、動作桿カム14は、第2可動カム29の移動に伴い、第2可動カム29の一部に設けた傾斜カム面29cが第2鎖錠ローラ18を押し上げ、動作桿カム14をカム軸13を中心に回動させてもとの直立姿勢に戻そうとする。
(6)動作桿カム復帰動作完了(図7)
動作桿カム14がカム軸13を中心に転回してもとの直立の姿勢にもどり、第2可動カム29は、第2固定カム(ストレート)27から離れた位置でスライダーガイド22に押されたまま停止し、ポイントは定位から反位に完全に転換され、電動機19の電源が遮断され、送りねじ11の回転が停止して転換動作が終了する。
本発明において、図2aは、ポイントが定位にあるときの位置、図7はポイントが反位にあるときの位置したときに、これを定位に転換するときには、前記とは、逆にスライダーガイド22を図7に示す位置から、前述とは逆の動作をたどって反位から図2aに示す定位に向けて移動させることによって実現される。
本発明において、ポイントを定位から反位へ、或いは逆に反位から定位に転換した後、転換ローラ15は、動作桿カム14のカム溝16から離脱し、動作桿10は非拘束となっているために、ポイントの転換後背向割り出しが可能である。しかも、割り出し後、動作桿10が転換途中の任意の位置にあったとしても、次のポイント転換時に、動作桿カム14は、図2〜図4の要領でそのカム溝16内に転換ローラ15を受け入れ、そのまま何らの支障なくポイントの転換動作を行うことができる。
本線以外のヤードの仕分線や側線に設置する電気転てつ機に適用して、軽量化を実現し、機能改善を図り、保守を軽減することができる。
(a)は、本発明の電気転てつ機を設置したポイントの平面図、(b)は同正面図である。 本発明の電気転てつ機の構成を示す平面図であり、同時に動作桿が定位にある状態を示している。 図2aの断面正面図である。 図2aの右側面図である。 定位から反位への転換途中の状態を示す図である。 定位から反位への転換途中の状態を示す図である。 定位から反位への転換途中の状態を示す図である。 定位から反位への転換途中の状態を示す図である。 定位から反位への転換が完了した状態を示す図である。 従来のYS形電気転てつ機に組み込まれた転換機構の構成を示す図である。
符号の説明
1 レール
2 枕木
3 転換鎖錠器
4 電気転てつ機
5a 上部クランクの第1クランク
5b 上部クランクの第2クランク
6a 第1リンク
6b 第2リンク
7a、7b トングレール
8 下部クランク
9 オフセットリンク
10 動作桿
11 送りねじ
12 リニアガイド
13 カム軸
14 動作桿カム
14a 張り出し部
15 転換ローラ
16 カム溝
17、18 鎖錠ローラ
19 電動機
20 減速歯車
21 テーブル
22 スライダーガイド
22a、22b 可動カム動作用つめ
23 回転軸
24 スライダー
25 スプリング
26 第1固定カム(エスケープ)
26a ストレートカム面
26b エスケープカム面
27 第2固定カム(ストレート)
27a ストレートカム面
28 第1可動カム
28a フランジ
28b 平面カム面
28c 傾斜カム面
29 第2可動カム
29a フランジ
29b 平面カム面
29c 傾斜カム面
30 タイロッド
30a、30a 頭部
31a 第1圧縮コイルばね
31b 第2圧縮コイルばね
L 搬送ライン

Claims (7)

  1. 転換ローラと動作桿カムと固定カムと可動カムとの組み合わせを有し、動作桿を駆動してポイントを定位から反位、或いは反位から定位に転換させる電気転てつ機の動作桿転換機構であって、
    動作桿は、一定のストローク範囲にわたって直線方向に駆動されるものであり、
    転換ローラは、電動機の駆動によって動作桿の移動方向と平行に進退動させるものであり、スプリングによって常時動作桿の方向に付勢され、
    動作桿カムは、円弧状のカム曲面の中央部位にカム溝を有する左右対称形の板カムであり、動作桿の一部に取り付けられ、
    固定カムは、移動途中の動作桿カムを直立姿勢に保持するものであり、
    可動カムは、動作桿カムの移動送りの終端で動作桿カムを傾け、カム溝内から転換ローラを離脱させると共に動作桿カムを元の直立姿勢に戻すものであり、
    転換ローラは、ポイント転換時に直線方向を移動し、スプリングを圧縮しながら直立姿勢に保たれた動作桿カムの円弧状のカム曲面を乗り上げて動作桿カムのカム溝内に受け入れられ、動作桿カムとともに動作桿を一体に移動し、ポイントを定位から反位へ、或いは逆に反位から定位に転換した後、その送り終端でスプリングを押し縮めながら傾いた動作桿カムのカム溝内から離脱し、
    動作桿カムは、カム溝内から転換ローラの離脱後、直立姿勢に復帰し動作桿を非拘束として背向割り出しを可能にするものであることを特徴とする電気転てつ機の動作桿転換機構。
  2. 電気転てつ機の機体内に前記動作桿が直線方向に進退動可能に設置され、送りねじと、リニアガイドとを有し、
    リニアガイドは、送りねじ及び動作桿と平行に配置されたものであり、
    リニアガイドは、スライダーガイドを有し、
    スライダーガイドは、転換ローラを支持し、前記送りねじの回転力を受け、リニアガイドに沿って直線方向の移動送りが与えられるものであり、
    前記転換ローラは、スライダーガイドに進退動可能に取り付けられたものであり、
    前記動作桿カムは、前記カム溝内に前記転換ローラを受け入れ、直立姿勢を保ちつつ転換ローラと一体となって動作桿に直線方向の動送りを与え、その送り終端で傾斜姿勢に制御され、カム溝内から転換ローラを離脱させるものであることを特徴とする請求項1に記載の電気転てつ機の動作桿転換機構。
  3. 前記固定カムおよび可動カムは対として設置されたものであり、
    前記動作桿カムは、カム軸を挟んで左右の対称位置に、それぞれ鎖錠ローラが取り付けられ、
    前記固定カムの対は、動作桿カムの搬送ラインをはさんで向き合わせに配設され、主として両鎖錠ローラを支えて移動途中の動作桿カムを直立姿勢に保持させるものであり、
    前記可動カムの対は、固定カムの対をはさんで、動作桿カムの搬送ラインの前後に配設され、動作桿カムの送り終端でカム溝内から転換ローラを離脱させるに必要な角度に動作桿カムを傾け、動作桿カムの脱出後、動作桿カムを直立姿勢に戻す作用を行うものであることを特徴とする請求項1に記載の電気転てつ機の動作桿転換機構。
  4. 前記固定カムの対は、第1固定カムと、第2固定カムとの対であり、動作桿カムの両鎖錠ローラを挟んで向き合わせに設置され、いずれも鎖錠ローラを支えて動作桿カムを直立姿勢に保持させるストレートカム面を対抗面に有し、
    第1固定カムは、リニアガイド側に設置され、前記ストレートカム面のほかに転換ローラの送り終端で、動作桿カムの傾きならびにその復帰動作を誘導するエスケープカム面を有することを特徴とする請求項3に記載の電気転てつ機の動作桿転換機構。
  5. 前記可動カムの対は、第1可動カム及び第2可動カムの対であり、第1可動カム及び第2可動カムは左右対称形で、それぞれ前記第2固定カムのストレートカム面と同一平面を形成する平面カム面をそれぞれ内側に有し、該カム面の終端には、鎖錠ローラの姿勢を制御して傾斜姿勢に誘導する傾斜カム面を有するものであることを特徴とする請求項3に記載の電気転てつ機の動作桿転換機構。
  6. 前記可動カムの対は、それぞれフランジを有し、タイロッドでつながれ、圧縮コイルばねの押圧力を作用させて常時互いに接近する方向に付勢されたものであり、
    前記フランジは、スライダーガイドの移動ラインに張り出し、動作桿の送り終端において、スライダーガイドに押され、スプリングに抗して可動カムを変位させ、鎖錠ローラをカム面に誘導させて転換ローラの離脱時に傾いた動作桿カムを直立姿勢に戻す作用を行うものであることを特徴とする請求項3に記載の電気転てつ機の動作桿転換機構。
  7. 前記スライダーガイドは、ポイントの転換後、リニアガイドの送り終端位置にあり、タイロッドに外装されたスプリングの圧力に抗して第1又は第2可動カムのフランジを押圧して待機させ、トングレールの割り出しによって、動作桿が転換途中の任意の位置にあったとしても、次のポイント転換時に、直線方向を移動して動作桿カムのカム溝内へ転換ローラの受け入れを可能とするものであることを特徴とする請求項4に記載の電気転てつ機の動作桿転換機構。
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