JP4973979B2 - 包装容器製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、包装容器製造方法に関するものである。
従来、内容物として牛乳、清涼飲料等の液体食品を収容する包装容器において、包装容器本体の上端に、射出成形によって形成され、頂壁を構成する蓋(ふた)体を備えた包装容器が提供されている。なお、この種の包装容器は、包材及び射出成形によって形成された樹脂の部分から成ることから、複合容器とされる。
前記包装容器を製造するに当たり、まず、包材によって、断面が多角形の形状を有する筒状のケーシングが形成され、該ケーシングの一端に、蓋体が射出成形によって一体に、かつ、液密状に形成されて、底部に開口を有するケーシング、すなわち、蓋付きケーシングが形成される。そのために、前記ケーシングの一端を金型装置のキャビティ空間内に臨ませてセットし、溶融させられた成形材料としての樹脂をキャビティ空間に充填(てん)するようにしている。
続いて、前記蓋付きケーシングは、無端コンベヤのバケット内に挿入されて、倒立させられた状態で間欠的に搬送され、前記底部の開口を介して液体食品が充填された後、底部が折り目に沿って折り畳まれ、熱によってシールされて包装容器内が密封される(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−111689号公報
しかしながら、前記従来の包装容器においては、一旦(いったん)包装容器を開封すると、包装容器を再び封止するのが困難であり、包装容器の操作性が低いだけでなく、複数の機能を持たせようとすると(例えば、電子レンジで加熱することができるようにしたり、保香性を持たせるようにしたりする場合) 、そのための包装容器をそれぞれ作成する必要があり、包装容器のコストが高くなってしまう。
本発明は、前記従来の包装容器の問題点を解決して、操作性を高くすることができ、複数の機能を持たせる場合に、コストを低くすることができる包装容器を製造するための包装容器製造方法を提供することを目的とする。
そのために、本発明の包装容器製造方法においては、筒状カートンの一端に、射出成形によって樹脂から成る封止体を一体に形成して封止体付き筒状カートンを形成し、該封止体付き筒状カートンにボトム部側から流動性食品を充填し、前記封止体付き筒状カートンのボトム部を加工し、シールして底壁を形成して一次容器を形成し、前記封止体の破断部を破断させて注出口を形成し、該注出口を剥離性封止体で被うことによって容器本体を形成し、前記剥離性封止体を被って、蓋体を容器本体に取り付ける。
本発明によれば、包装容器製造方法においては、筒状カートンの一端に、射出成形によって樹脂から成る封止体を一体に形成して封止体付き筒状カートンを形成し、該封止体付き筒状カートンにボトム部側から流動性食品を充填し、前記封止体付き筒状カートンのボトム部を加工し、シールして底壁を形成して一次容器を形成し、前記封止体の破断部を破断させて注出口を形成し、該注出口を剥離性封止体で被うことによって容器本体を形成し、前記剥離性封止体を被って、蓋体を容器本体に取り付ける。
この場合、注出口が剥離性封止体によって被われ、該剥離性封止体を被って、蓋体が容器本体に着脱自在に取り付けられるので、一旦、剥離性封止体を引き剥がして容器本体を開封した後、蓋体を容器本体に取り付けることによって、容器本体を再び封止することができるので、包装容器の操作性を高くすることができる。
また、包材、包囲部、剥離性封止体等の樹脂の材料を選択するだけで、複数の機能を持たせることができ、例えば、電子レンジで加熱したり、保香性の機能を持たせたりすることができる。したがって、包装容器のコストを低くすることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における包装容器の製造工程を示すシステム図、図2は本発明の第1の実施の形態における封止体付き筒状カートンの要部を示す斜視図、図3は本発明の第1の実施の形態における一次容器の要部を示す斜視図、図4は本発明の第1の実施の形態における容器本体の要部を示す斜視図、図5は本発明の第1の実施の形態における容器本体の要部及びキャップを示す斜視図である。
図において、11は包装容器製造装置であり、該包装容器製造装置11は、充填ライン12を備え、該充填ライン12において、セットされたリールR1に基づいて、牛乳、清涼飲料等の流動性物質としての液体食品を収容する複合容器としての包装容器15を製造する。この場合、包装容器15は、液体食品を電子レンジによって加熱するのに適したものとして製造される。
ところで、前記充填ライン12において、リールR1を図示されない繰出機にセットすることができるようになっていて、前記リールR1からウェブ状の包材18が繰り出される。該包材18は、図示されない紙基材、該紙基材に被覆されて最外層を構成するポリプロピレン樹脂等から成る第1の樹脂フィルム、及び前記紙基材に被覆されて最内層を構成するポリプロピレン樹脂等から成る図示されない第2の樹脂フィルムを備えた積層構造から成り、必要に応じて、アルミ箔(はく)、ガスバリヤ性樹脂等から成り、ガスバリヤ性を有するバリヤ層が前記紙基材と第2の樹脂フィルムとの間に形成される。
なお、前記ポリプロピレン樹脂は、包装容器15内の液体食品を電子レンジで加熱することができる樹脂である。
前記包材18の搬送方向における繰出機より下流側にストリップテープ貼(ちょう)着装置21が配設され、該ストリップテープ貼着装置21は、縦シールを行うに当たり、包材18に液体食品が浸透するのを防止するために、前記第1、第2の樹脂フィルムと相溶性のある樹脂、本実施の形態においては、ポリプロピレン樹脂等から成る図示されないストリップテープを、包材18の縁部にあらかじめ融着する。
続いて、前記包材18は、容器成形領域AR1に送られて、包装容器15の寸法に対応する長さごとに切断されて、ブランクス23が形成される。該ブランクス23には、あらかじめ所定の箇所に折り目が形成され、図示されない成形装置は、ブランクス23を折り目に沿って折り畳むことによって加工し、断面が円形、多角形等の所定の形状、本実施の形態においては、八角形の形状を有する筒状のカートン、すなわち、筒状カートン24を形成する。なお、該筒状カートン24は、その後の工程で一対ずつ処理するために、一対ずつ形成される。
次に、前記各筒状カートン24は、射出成形領域AR2に送られ、図2に示されるように、前記射出成形領域AR2において、筒状カートン24の一端に、樹脂から成る封止体81が射出成形によって一体に、かつ、液密状に形成される。その結果、底部に図示されない開口を有し、筒状カートン24と封止体81とが一体になった封止体付き筒状カートン25が形成される。
前記射出成形においては、成形材料として、前記第1、第2の樹脂フィルムと相溶性のある樹脂、本実施の形態においては、前記第1、第2の樹脂フィルムと同じポリプロピレン樹脂等が使用され、封止体81が形成されたときに、封止体81と第1、第2の樹脂フィルムとが融着させられる。
なお、前記封止体81は、筒状カートン24側の端部(図2に示されるように、封止体付き筒状カートン25を載置したときの下端)が筒状カートン24の封止体81側の端部(図2に示されるように、封止体付き筒状カートン25を載置したときの上端)と一体的に形成され、上方になるにつれて次第に径が小さくされる傾斜部82、該傾斜部82から上方に向けて延び、外周面にねじ(雄ねじ)が形成され、円形の形状を有する首部83、及び円形の形状を有し、前記首部83の上縁を閉鎖する閉鎖部84を備える。
該閉鎖部84は、前記首部83の上端の内周縁に沿って形成された円形の破断部86、及び外周縁の所定の箇所から径方向外方に向けて突出させて形成された摘み部87を備える。なお、前記破断部86は、前記ポリプロピレン樹脂等を薄くすることによって形成される。
前記射出成形領域AR2には、マンドレルユニット31、射出成形ユニット32、成形材料供給ユニット33等から成る封止体付きカートン形成装置が配設される。前記マンドレルユニット31は、等ピッチ角度(本実施の形態においては、90〔°〕)で放射状に配設された複数の、本実施の形態においては、4対のマンドレル35を備え、間欠的に回転させられ、各マンドレル35を、筒状カートン24を装填するための装填ステーション、封止体81を形成するための成形ステーション、封止体付き筒状カートン25を排出するための排出ステーション、及び空きステーションに置く。
また、射出成形ユニット32は、射出装置37、及び前記成形ステーションに配設された金型装置38を備え、前記射出装置37は、前記成形材料供給ユニット33のホッパ39から供給された前記ポリプロピレン樹脂等のペレットを受け、溶融させて、金型装置38の図示されないキャビティ空間に充填する。このとき、該キャビティ空間には、筒状カートン24の封止体81側の端部が臨ませられる。なお、前記キャビティ空間は封止体81の形状に対応する形状を有する。
したがって、キャビティ空間内の樹脂を冷却することによって、前記筒状カートン24の端部に封止体81が一体に形成され、図2に示されるような封止体付き筒状カートン25が形成される。
続いて、該封止体付き筒状カートン25は、前記排出ステーションにおいて図示されないピックアップ装置によってマンドレル35から取り出され、液体食品を充填するための充填領域AR3に送られる。
該充填領域AR3は、図示されない無菌充填室内に形成され、該無菌充填室内において、第1の搬送装置としての無端コンベヤ41が矢印A方向に走行自在に配設され、前記封止体付き筒状カートン25は、倒立させられた状態で無端コンベヤ41に搭載され、底部側から液体食品が充填される。なお、前記無端コンベヤ41において、同時に一対の封止体付き筒状カートン25に液体食品を充填することができるようになっている。また、前記無菌充填室内には、無菌媒体としての図示されない滅菌空気が循環させられ、無菌充填室を無菌状態に維持する。
ところで、前記無端コンベヤ41において、所定の位置、本実施の形態においては、左端の位置に挿入ステーションが設定され、該挿入ステーションにおいて、図示されない挿入装置は、前記封止体81を先頭にして、保持用のバケット43内に封止体付き筒状カートン25を挿入する。
前記挿入ステーションに隣接させて、滅菌ステーション、紫外線照射ステーション及び乾燥ステーションが封止体付き筒状カートン25の搬送方向に沿って設定され、前記滅菌ステーションにおいて封止体付き筒状カートン25内が滅菌され、前記紫外線照射ステーションにおいて、紫外線が封止体付き筒状カートン25の内周面に向けて放射され、封止体付き筒状カートン25内が滅菌され、前記乾燥ステーションにおいて、熱風が封止体付き筒状カートン25の内周面に向けて噴射され、封止体付き筒状カートン25内を乾燥させるとともに、過酸化水素ガスを除去する。
さらに、前記乾燥ステーションに隣接させて、充填ステーションが設定され、該充填ステーションに充填ノズル74が封止体付き筒状カートン25と対向させて配設される。
ところで、前記バケット43は封止体付き筒状カートン25を倒立させた状態で保持し、前記充填ノズル74は、前記無菌充填室外に配設され、液体食品を収容するタンク75と接続され、該タンク75から供給された液体食品を、倒立させられた状態の封止体付き筒状カートン25内に所定のタイミングで所定の量だけ充填する。なお、前記充填ノズル74とタンク75との間には、サーボフローメータ76が配設され、該サーボフローメータ76によって液体食品が計量される。そして、前記充填ノズル74、タンク75、サーボフローメータ76等によって充填装置が構成される。
また、前記充填ステーションに隣接させてボリュームフラップ作動ステーションが設定され、該ボリュームフラップ作動ステーションにおいて、バケット43内の空間が狭くされ、封止体付き筒状カートン25が周囲から押さえ込まれ、封止体付き筒状カートン25の容量が小さくされる。
そして、前記ボリュームフラップ作動ステーションに隣接させてシールステーションが設定され、該シールステーションに図示されない折畳装置、シール装置等が配設され、折畳装置によって、封止体付き筒状カートン25のボトム部が折り目に沿って折り畳まれて加工され、該ボトム部を折り畳むことによって形成されたシールフィン、三角片部等のシール部分がシールされる。このようにして、図3に示されるように、封止体付き筒状カートン25の底壁73が形成され、一次容器90が完成される。
そして、無端コンベヤ41の走行方向におけるシールステーションより下流側に、取出ステーションが設定され、該取出ステーションにおいて、図示されない取出機は、バケット43内から一次容器90を取り出す。このとき、該一次容器90は、封止体81を上に向けて取り出される。空になったバケット43は搬送され、再び挿入ステーションに送られる。
続いて、一次容器90は、蓋体取付領域AR4に送られる。該蓋体取付領域AR4は、図示されない無菌後処理室内に形成され、該無菌後処理室内に、第2の搬送装置としての図示されないコンベヤ及び蓋体取付装置59が配設され、前記一次容器90は、封止体81を上に向けた状態で搬送され、蓋体取付装置59に送られる。なお、前記無菌後処理室内には、無菌媒体としての滅菌空気が循環させられ、無菌後処理室を無菌状態に維持する。
前記蓋体取付装置59内に、図示されない開封装置が配設され、該開封装置は、前記一次容器90における封止体81の摘み部87を把持し、前記破断部86を破断させることによって閉鎖部84を引き剥がす。その結果、前記封止体81において、円形の形状を有する注出口が形成される。本実施の形態においては、摘み部87を把持し、前記破断部86を破断させるようになっているが、カッタ等の図示されない切断装置によって注出口を形成することができる。
次に、前記蓋体取付装置59内において、図示されない密封装置は、前記注出口を被って、剥離容易な剥離性封止体としてのフィルム91を融着し、注出口をシールし、図4に示されるような容器本体99を形成する。
前記フィルム91には、前記第1、第2の樹脂フィルムと相溶性のある樹脂、本実施の形態においては、前記第1、第2の樹脂フィルムと同じポリプロピレン樹脂が使用される。なお、ポリプロピレン樹脂のほかに、電子レンジによる加熱に対応する熱可塑性樹脂、例えば、ナイロン(商品名)、ポリエステル、積層フィルム等を使用することができる。
なお、前記フィルム91の所定の箇所には、包装容器15内の液体食品を加熱したときに、容器本体99内の蒸気の圧力によって容易に破断し、蒸気を逃がす半切れ線、弱め線等の圧逃し部92が形成される。また、前記フィルム91の周縁の所定の箇所に、摘み93が径方向外方に向けて突出させて形成される。
さらに、前記蓋体取付装置59内に、図示されない蓋体装着装置が配設され、該蓋体装着装置は、図5に示されるように、フィルム91の上から蓋体としてのキャップ94を被せ、容器本体99に取り付ける。このようにして、包装容器15を完成させることができる。完成した包装容器15は前記コンベヤによって搬送され、蓋体取付装置59及び無菌後処理室から排出される。なお、前記キャップ94は内周面にねじ(雌ねじ)が形成され、キャップ94を充填ノズル74に取り付ける際に、前記首部83のねじと螺合させられる。
前記包装容器15内の液体食品を電子レンジで加熱する場合、キャップ94は、取り外されるので、必ずしも、電子レンジによる加熱に対応する樹脂で形成される必要はない。したがって、本実施の形態において、キャップ94はポリエチレン樹脂によって形成される。
なお、完成された包装容器15は、容器本体99及びキャップ94を備え、前記容器本体99は、底壁73を備えるとともに、断面が八角形の形状を有し、包材18によって形成された包材容器部(筒状カートン24において底壁73が形成された状態のもの)、該包材容器部の上縁に、一体に形成された環状の包囲部(封止体81において閉鎖部84が引き剥がされて注出口が形成された状態のもの)、及び前記注出口を被うフィルム91を備える。
このように、本実施の形態においては、注出口がフィルム91によって被覆され、更にフィルム91の上からキャップ94が被せられて容器本体99に取り付けられるので、一旦、摘み93を把持し、フィルム91を引き剥がすことによって容器本体99を開封した後、キャップ94を容器本体99に取り付けることによって、容器本体99を再び封止することができる。したがって、包装容器15の操作性を高くすることができる。
また、第1、第2の樹脂フィルム、ストリップテープ、封止体81、フィルム91等が同じ樹脂で形成されるので、包装容器15を、例えば、樹脂の材料を選択するだけで、電子レンジで加熱することができる。
したがって、包装容器15のコストを低くすることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図6は本発明の第2の実施の形態における包装容器の製造工程を示すシステム図、図7は本発明の第2の実施の形態における封止体付き筒状カートンの要部を示す斜視図、図8は本発明の第2の実施の形態における剥離性封止体付き筒状カートンの要部を示す斜視図、図9は本発明の第2の実施の形態における蓋体付き筒状カートンの要部を示す斜視図である。
この場合、包装容器15は、保香性を有するものとして製造される。そのために、包材18は、図示されない紙基材、該紙基材に被覆されて最外層を構成するポリエステル樹脂等から成る第1の樹脂フィルム、及び前記紙基材に被覆されて最内層を構成するポリエステル樹脂等から成る第2の樹脂フィルムを備えた積層構造から成り、必要に応じて、アルミ箔、ガスバリヤ性樹脂等から成り、ガスバリヤ性を有するバリヤ層が前記紙基材と第2の樹脂フィルムとの間に形成される。
なお、前記ポリエステル樹脂は、保香性を有し、ガスバリヤ性を有する。ポリエステル樹脂に代えて、無機酸化物の蒸着膜を備えたフィルムを使用することができる。
続いて、包材18は、容器成形領域AR1に送られて、ブランクス23が形成され、図示されない成形装置は、前記ブランクス23を折り目に沿って折り畳むことによって加工し、筒状カートン24を形成する。
次に、前記各筒状カートン24は、射出成形領域AR2に送られ、該射出成形領域AR2において、図7に示されるように、筒状カートン24の一端に、封止体81が射出成形によって一体に、かつ、液密状に形成され、その結果、封止体付き筒状カートン25が形成される。なお、成形材料として、前記第1、第2の樹脂フィルムと相溶性のある樹脂、本実施の形態においては、前記第1、第2の樹脂フィルムと同じポリエステル樹脂等が使用され、封止体81が形成されたときに、該封止体81と第1、第2の樹脂フィルムとが融着させられる。
なお、前記封止体81は、傾斜部82、外周面にねじ(雄ねじ)が形成された首部83、及び円形の形状を有し、前記首部83の上縁を閉鎖する閉鎖部84を備える。
該閉鎖部84は、前記首部83の上端の内周縁に沿って形成された円形の破断部86、及び外周縁の所定の箇所から径方向外方に向けて突出させて形成された摘み部87を備える。前記破断部86は、前記ポリエステル樹脂等を薄くすることによって形成される。
前記射出成形領域AR2には、マンドレルユニット31、射出成形ユニット32、成形材料供給ユニット33等から成る封止体付きカートン形成装置が配設される。
前記射出成形ユニット32は、射出装置37、及び封止体81を形成するための成形ステーションに配設された金型装置38を備え、前記射出装置37は、前記成形材料供給ユニット33のホッパ39から供給された前記ポリエステル樹脂等のペレットを受け、溶融させて、金型装置38のキャビティ空間に充填する。
したがって、該キャビティ空間内の樹脂を冷却することによって、前記筒状カートン24の端部に封止体81が一体に形成され、図7に示されるような封止体付き筒状カートン25が形成される。
続いて、封止体付き筒状カートン25は、マンドレル35から取り出され、蓋体取付領域AR5に送られる。該蓋体取付領域AR5は、図示されない無菌前処理室内に形成され、該無菌前処理室内に、第1の搬送装置としての図示されないコンベヤ及び蓋体取付装置59が配設され、前記封止体付き筒状カートン25は、蓋体取付装置59に送られる。なお、前記無菌前処理室内には、無菌媒体としての図示されない滅菌空気が循環させられ、無菌前処理填室を無菌状態に維持する。
前記蓋体取付装置59内には図示されない開封装置が配設され、該開封装置は、前記封止体付き筒状カートン25における封止体81の摘み部87を把持し、前記破断部86を破断させることによって閉鎖部84を引き剥がす。その結果、前記封止体81において、円形の形状を有する注出口が形成される。本実施の形態においては、摘み部87を把持し、前記破断部86を破断させるようになっているが、カッタ等の切断装置によって注出口を形成することができる。
続いて、前記蓋体取付装置59内において、図示されない密封装置は、前記注出口を被って、剥離容易な剥離性封止体としてのフィルム91を融着し、注出口の周縁をシールし、図8に示されるような剥離性封止体付き筒状カートン101を形成する。
前記フィルム91には、イージーピールのラミネート樹脂が使用されるが、前記第1、第2の樹脂フィルムと相溶性のある樹脂、本実施の形態においては、前記第1、第2の樹脂フィルムと同じポリエステル樹脂を使用することができる。また、ポリエステル樹脂のほかに、保香性を有する樹脂を使用することができる。
なお、前記フィルム91の周縁の所定の箇所に、摘み93が径方向外方に向けて突出させて形成される。したがって、該摘み93を把持し、前記フィルム91を引き剥がすことによって注出口を開口させ、包装容器15を開封することができる。
さらに、前記蓋体取付装置59内には、図示されない蓋体装着装置が配設され、該蓋体装着装置は、フィルム91の上から蓋体としてのキャップ94を被せ、剥離性封止体付き筒状カートン101に取り付けることによって、図9に示されるような蓋体付き筒状カートン98を形成する。
続いて、該蓋体付き筒状カートン98は、液体食品を充填するための充填領域AR3に送られる。
該充填領域AR3は、図示されない無菌充填室内に形成され、該無菌充填室内において、第2の搬送装置としての無端コンベヤ41が矢印A方向に走行自在に配設され、前記蓋体付き筒状カートン98は、倒立させられた状態で無端コンベヤ41に搭載され、底部側から液体食品が充填される。なお、前記無端コンベヤ41においては、同時に一対の蓋体付き筒状カートン98に液体食品を充填することができるようになっている。
そして、蓋体付き筒状カートン98においては、折畳装置によって、蓋体付き筒状カートン98のボトム部が折り目に沿って折り畳まれて加工され、加工に伴って形成されたシールフィン、三角片部等のシール部分がシールされる。このようにして、蓋体付き筒状カートン98の底壁73が形成され、包装容器15が完成される。
次に、バケット43内から完成した包装容器15が取り出され、図示されないコンベヤによって搬送され、排出される。
なお、完成された包装容器15は、容器本体99及びキャップ94を備え、前記容器本体99は、底壁73を備え、断面が八角形の形状を有し、包材18によって形成された包材容器部(筒状カートン24において底壁73が形成された状態のもの)、該包材容器部の上縁に、一体に形成された環状の包囲部(封止体81において閉鎖部84が引き剥がされて注出口が形成された状態のもの)、及び前記注出口を被うフィルム91を備える。
このように、本実施の形態においては、注出口がフィルム91によって被覆され、更にフィルム91の上からキャップ94が容器本体99に取り付けられるので、一旦、フィルム91を引き剥がすことによって包装容器15を開封した後、キャップ94を容器本体99に取り付けることによって、包装容器15を再び封止することができる。したがって、包装容器15の操作性を高くすることができる。
また、第1、第2の樹脂フィルム、ストリップテープ、封止体81等が同じ樹脂で形成されるので、包装容器15に、例えば、樹脂の材料を選択するだけで、保香性の機能を持たせることができる。
したがって、包装容器15のコストを低くすることができる。
なお、本発明は前記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における包装容器の製造工程を示すシステム図である。 本発明の第1の実施の形態における封止体付き筒状カートンの要部を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における一次容器の要部を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における容器本体の要部を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における容器本体の要部及びキャップを示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態における包装容器の製造工程を示すシステム図である。 本発明の第2の実施の形態における封止体付き筒状カートンの要部を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態における剥離性封止体付き筒状カートンの要部を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態における蓋体付き筒状カートンの要部を示す斜視図である。
符号の説明
15 包装容器
18 包材
91 フィルム
94 キャップ
99 容器本体

Claims (2)

  1. (a)状カートンの一端に、射出成形によって樹脂から成る封止体を一体に形成して封止体付き筒状カートンを形成し、
    (b)該封止体付き筒状カートンにボトム部側から流動性食品を充填し、
    (c)前記封止体付き筒状カートンのボトム部を加工し、シールして底壁を形成して一次容器を形成し、
    (d)前記封止体の破断部を破断させて注出口を形成し、
    (e)該注出口を剥離性封止体で被うことによって容器本体を形成し、
    (f)前記剥離性封止体を被って、蓋体を容器本体に取り付けることを特徴とする包装容器製造方法。
  2. (a)筒状カートンの一端に、射出成形によって樹脂から成る封止体を一体に形成して封止体付き筒状カートンを形成し、
    (b)前記封止体の破断部を破断させて注出口を形成し、
    (c)該注出口を剥離性封止体で被って剥離性封止体付き筒状カートンを形成し、
    (d)前記剥離性封止体を被って、蓋体を剥離性封止体付き筒状カートンに取り付けて蓋体付き筒状カートンを形成し、
    (e)該蓋体付き筒状カートンにボトム部側から流動性食品を充填し、
    (f)前記蓋体付き筒状カートンのボトム部を加工し、シールして底壁を形成して包装容器を形成することを特徴とする包装容器製造方法。
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