JP2005111689A - 包装容器製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】充填(てん)された内容物が、蓋(ふた)体を構成する成形材料の熱の影響を受けることがないようにする。
【解決手段】筒状のケーシング24と蓋体30とが一体にされた蓋付きケーシング25を形成する蓋付きケーシング形成装置と、走行自在に配設され、前記蓋付きケーシング25が挿入される複数のバケット43を備えた搬送装置と、前記バケット43内に挿入された蓋付きケーシング25内に内容物を充填する充填装置とを有する。そして、前記バケット43は、前記蓋付きケーシング25の蓋体30を冷却する冷却装置を備える。この場合、蓋付きケーシング25の蓋体30が冷却装置によって冷却されるので、蓋体30を構成する成形材料から内容物に熱が伝達されるのを防止することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、包装容器製造装置に関するものである。
従来、内容物として牛乳、清涼飲料等の液体食品を収容する包装容器において、包装容器本体の上端に、射出成形によって形成され、頂壁を構成する蓋(ふた)体を備えたものが提供されている。
この種の包装容器を製造するに当たり、断面が四角形の形状を有する筒状のケーシングの一端に、蓋体が射出成形によって一体に、かつ、液密状に形成され、底部に開口を有するケーシング、すなわち、蓋付きケーシングが形成される。そのために、前記ケーシングの一端を金型装置のキャビティ空間内に臨ませてセットし、溶融させられた成形材料としての樹脂をキャビティ空間に充填(てん)するようにしている。
続いて、前記蓋付きケーシングは、無端コンベヤのバケット内に挿入されて、倒立させられた状態で間欠的に搬送され、前記底部の開口を介して液体食品が充填された後、底部が折り目に沿って折り畳まれ、熱によってシールされて包装容器内が密封される(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−278903号公報
しかしながら、前記従来の包装容器においては、蓋体が射出成形によって形成された後に、液体食品が蓋付きケーシングに充填されるようになっているので、蓋体を構成する樹脂が十分に冷却されていない場合には、樹脂から液体食品に熱が伝達され、液体食品によっては熱の影響を受けてしまう。
そこで、射出成形によって蓋体が形成されてから液体食品を充填するまでの時間を長くすることが考えられるが、その場合、包装容器を製造するためのサイクルが長くなるだけでなく、蓋体を形成するポイントから、蓋付きケーシングをバケット内に挿入するポイントまでの搬送経路を長くする必要が生じ、包装容器製造装置が大型化してしまう。
本発明は、前記従来の包装容器の問題点を解決して、充填された内容物が、蓋体を構成する成形材料の熱の影響を受けることがなく、小型化することができる包装容器製造装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の包装容器製造装置においては、筒状のケーシングと蓋体とが一体にされた蓋付きケーシングを形成する蓋付きケーシング形成装置と、走行自在に配設され、前記蓋付きケーシングが挿入される複数のバケットを備えた搬送装置と、前記バケット内に挿入された蓋付きケーシング内に内容物を充填する充填装置とを有する。
そして、前記バケットは、前記蓋付きケーシングの蓋体を冷却する冷却装置を備える。
本発明の他の包装容器製造装置においては、さらに、前記蓋体は射出成形によって形成される。
本発明の更に他の包装容器製造装置においては、さらに、前記冷却装置は、蓋付きケーシングをバケット内に挿入したときに、蓋体と接触するヒートシンクを備える。
本発明の更に他の包装容器製造装置においては、さらに、前記ヒートシンクの一部はバケットの外周面に露出させられる。
本発明の更に他の包装容器製造装置においては、さらに、前記ヒートシンク内にヒートパイプが埋設される。
本発明によれば、包装容器製造装置においては、筒状のケーシングと蓋体とが一体にされた蓋付きケーシングを形成する蓋付きケーシング形成装置と、走行自在に配設され、前記蓋付きケーシングが挿入される複数のバケットを備えた搬送装置と、前記バケット内に挿入された蓋付きケーシング内に内容物を充填する充填装置とを有する。
そして、前記バケットは、前記蓋付きケーシングの蓋体を冷却する冷却装置を備える。
この場合、蓋付きケーシングの蓋体が冷却装置によって冷却されるので、蓋体を構成する成形材料から内容物に熱が伝達されるのを防止することができ、内容物が熱の影響を受けるのを防止することができる。
また、蓋体が形成されてから内容物を充填するまでの時間を長くする必要がないので、包装容器を製造するためのサイクルを短くすることができる。そして、蓋体を形成するポイントから、蓋付きケーシングをバケット内に挿入するポイントまでの搬送経路を長くする必要がなくなるので、包装容器製造装置を小型化することができる。
本発明の他の包装容器製造装置においては、さらに、前記ヒートシンクの一部はバケットの外周面に露出させられる。
この場合、前記ヒートシンクの一部がバケットの外周面に露出させられるので、蓋体からヒートシンクに伝達された熱が無菌充填室内の雰囲気中に放出される。したがって、熱の放出を良好にすることができる。
本発明の更に他の包装容器製造装置においては、さらに、前記ヒートシンク内にヒートパイプが埋設される。
この場合、ヒートシンク内にヒートパイプが埋設されるので、ヒートシンクにおける各部の熱を均一にすることができる。したがって、熱の放出を一層良好にすることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図2は本発明の実施の形態における包装容器製造装置の概略を示す斜視図、図3は本発明の実施の形態における蓋体を形成する際の状態を示す図、図4は本発明の実施の形態における蓋付きケーシングの斜視図、図5は本発明の実施の形態におけるコンベヤの概略図である。
図において、11は包装容器製造装置であり、該包装容器製造装置11は、独立した2系統の第1、第2の充填ライン12、13を備え、該各第1、第2の充填ライン12、13において、セットされたリールR1、R2に基づいて、例えば、2種類の包装容器15、16を製造する。この場合、各包装容器15、16は縦方向の寸法が異なり、内容物として収容される牛乳、清涼飲料等の液体食品の量が異なるだけであるので、主として、第1の充填ライン12において包装容器15を製造する場合について説明し、必要に応じて、第2の充填ライン13において包装容器16を製造する場合について補足して説明する。
ところで、各第1、第2の充填ライン12、13において、二つのリールR1、R2を図示されない繰出機にセットすることができるようになっていて、一方のリールから繰り出された包材18がなくなると、他方のリールから包材18が繰り出される。そのために、一方のリールから繰り出された包材18の最後端と他方のリールから繰り出された包材18の最前端とがスプライサ19によって連結される。このようにして、リールR1、R2が交換されることによって、空のリールが新しいリールに置き換えられ、包材18が連続して繰り出される。
なお、前記包材18は、図示されない紙基材、該紙基材に被覆されて最外層を構成するポリエチレン樹脂等から成る第1の樹脂フィルム、及び前記紙基材に被覆されて最内層を構成するポリエチレン樹脂等から成る第2の樹脂フィルムを備えた積層構造から成り、必要に応じて、アルミ箔(はく)、ガスバリヤ性樹脂等から成り、ガスバリヤ性を有するバリヤ層が前記紙基材に隣接させて形成される。
前記包材18の搬送方向におけるスプライサ19より下流側に、縦シールを行うに当たり、包材18が湿気を吸収するのを防止するために、図示されないストリップテープが包材18の縁部において、包材18の端面を包み込むように融着される。
続いて、包材18は、容器成形領域AR1に送られて、包装容器15の寸法に対応する長さごとに切断されて、ブランクス23が形成される。該ブランクス23には、あらかじめ所定の箇所に折り目が形成され、図示されない成形装置は、ブランクス23を折り目に沿って折り畳み、断面が四角形の形状を有する筒状のケーシング24を形成する。なお、該ケーシング24は、その後の工程で1対ずつ処理するために、一対ずつ形成される。
次に、前記各ケーシング24は、射出成形領域AR2に送られ、該射出成形領域AR2において、図4に示されるように、ケーシング24の一端に、蓋体30が射出成形によって一体に、かつ、液密状に形成され、底部に開口を有し、ケーシング24と蓋体30とが一体になった蓋付きケーシング25が形成される。なお、前記蓋体30は、任意の形状及び構造を有し、本実施の形態においては、本体30aの中央に筒状の注出口部30bが形成されるようになっている。また、該注出口部30bは、所定の位置に、成形材料としての樹脂を薄くすることによって形成された破断部を備え、該破断部を破断することによって、包装容器15を開封し、液体食品を注出するための注出口を形成することができるようになっている。
前記射出成形領域AR2には、マンドレルユニット31、射出成形ユニット32、成形材料供給ユニット33等から成る蓋付きケーシング形成装置が配設される。前記マンドレルユニット31は、等ピッチ角度(本実施の形態においては、90〔°〕)で放射状に配設された複数の、本実施の形態においては、4対のマンドレル35を備え、間欠的に回転させられ、各マンドレル35を、ケーシング24を装填するための装填ステーション、蓋体を形成するための成形ステーション、蓋付きケーシング25を排出するための排出ステーション、及び空きステーションに置く。
また、射出成形ユニット32は、射出装置37、及び前記成形ステーションに配設された金型装置38を備え、射出装置37は、前記成形材料供給ユニット33のホッパ39から供給された樹脂、例えば、ポリエチレン樹脂のペレットを受け、溶融させて、金型装置38のキャビティ空間Cに充填する。
したがって、キャビティ空間C内の樹脂を冷却することによって、前記ケーシング24の一端に蓋体30が一体に形成され、蓋付きケーシング25が形成される。
そのために、前記各マンドレル35は、本体部35a、及び該本体部35aの先端に取り付けられ、内側金型を構成するインナツール35bを備える。また、前記金型装置38は、マンドレル35と対向する位置に配設され、外側金型を構成するアウタツール38aを備え、前記インナツール35bとアウタツール38aとの間に、キャビティ空間Cが形成される。なお、該キャビティ空間Cは蓋体30の形状に対応する形状を有する。
このようにして、蓋付きケーシング25が形成されると、蓋付きケーシング25は、排出ステーションにおいて図示されないピックアップ装置によってマンドレル35から取り出され、液体食品を充填するための充填領域AR3に送られる。
該充填領域AR3は、図示されない無菌充填室内に形成され、該無菌充填室内において、搬送装置としての無端コンベヤ41が図5の矢印A方向に走行自在に配設され、前記蓋付きケーシング25は、倒立させられた状態で無端コンベヤ41に搭載され、液体食品が充填される。なお、前記無端コンベヤ41において、同時に1対の蓋付きケーシング25に液体食品を充填することができるようになっている。また、前記無菌充填室内には、無菌媒体として滅菌空気が循環させられ、無菌充填室を無菌状態に維持する。
前記無端コンベヤ41は、フレーム40から突出させて、かつ、所定の距離を置いて回転自在に配設された二つの折返し用のローラ42、各ローラ42を包囲してトラック状に配設されたレール46、前記各ローラ42間に張設され、かつ、前記レール46に沿って走行自在に配設された走行部材としてのコンベヤ45、該コンベヤ45の幅方向(図5における奥行方向)において互いにレール46を挟んで並設され、走行方向において所定のピッチで形成された複数対のバケット43等を備える。なお、前記走行部材としてコンベヤ45に代えてチェーンを使用することもできる。
前記レール46は、上下に平行に延在させて形成された二つの直線部分46a、46b、及び該各直線部分46a、46bの両端間を連結して形成された半円形状部分46c、46dを備え、該各半円形状部分46c、46dによってコンベヤ45の折返し部が構成される。
前記ローラ42のうちの一方は、駆動部としての図示されない搬送用モータに連結され、該搬送用モータを駆動することによって、前記コンベヤ45は、隣接する各バケット43間の距離ずつ間欠的に走行させられる。前記コンベヤ45は、走行方向において互いに連結された複数対のアンカー部材44を備え、各アンカー部材44に前記バケット43が取り付けられる。
該バケット43は、各包装容器15と実質的に等しい高さにされる。なお、前記蓋付きケーシング25には、液体食品が充填された後に、底壁を形成するためにあらかじめボトム折畳み部が形成される。したがって、バケット43内に蓋付きケーシング25を挿入したときに、ボトム折畳み部がバケット43から突出するように、バケット43は蓋付きケーシング25から低くされる。
また、バケット43の先端の近傍には、外周面を包囲して、かつ、高さ方向に移動自在に作動リング47が配設され、該作動リング47と連動させて二つのボリュームフラップ48が揺動自在に配設される。該各ボリュームフラップ48は、前記作動リング47の移動に伴って、作動位置及び非作動位置を採り、蓋付きケーシング25のボトム折畳み部をシールする間は作動位置に置かれ、バケット43内の空間を狭くして蓋付きケーシング25を周囲から押さえ込み、蓋付きケーシング25の容量を小さくする。また、蓋付きケーシング25をバケット43内に挿入する際、及び包装容器15をバケット43より取り出す際には非作動位置に置かれ、バケット43内の空間を広くして蓋付きケーシング25の挿入及び包装容器15の取出しを容易にする。
ところで、前記無端コンベヤ41において、所定の位置、本実施の形態においては、左端の位置に挿入ステーションS1が設定され、該挿入ステーションS1において、図示されない挿入装置は、前記蓋体30を先頭にし、バケット43の開口と対向させた状態で蓋付きケーシング25を図示されないガイドレールに沿って、又はベルトによって前進(図2において右方向に移動)させ、バケット43内に挿入する。この場合、ボリュームフラップ48は非作動位置に置かれる。
前記挿入ステーションS1に隣接させて、滅菌ステーションS2が設定され、該滅菌ステーションS2に噴射ノズル71が蓋付きケーシング25と対向させて配設される。前記噴射ノズル71は、所定のタイミングで滅菌剤としての低濃度の過酸化水素ガスを蓋付きケーシング25の内周面に向けて噴射し、蓋付きケーシング25内を滅菌する。
また、前記滅菌ステーションS2に隣接させて、紫外線照射ステーションS3が設定され、該紫外線照射ステーションS3に紫外線ライト72が蓋付きケーシング25と対向させて配設される。前記紫外線ライト72は、所定のタイミングで紫外線を蓋付きケーシング25の内周面に向けて放射し、蓋付きケーシング25内を滅菌する。
そして、前記紫外線照射ステーションS3に隣接させて、乾燥ステーションS4が設定され、該乾燥ステーションS4に熱風ノズル73が蓋付きケーシング25と対向させて配設される。前記熱風ノズル73は、所定のタイミングで熱風を蓋付きケーシング25の内周面に向けて噴射し、蓋付きケーシング25内を乾燥させるとともに、過酸化水素ガスを除去する。
さらに、前記乾燥ステーションS4に隣接させて、充填ステーションS5が設定され、該充填ステーションS5に充填ノズル74が蓋付きケーシング25と対向させて配設される。ところで、前記バケット43は、蓋付きケーシング25を倒立させた状態で保持し、前記充填ノズル74は、前記無菌充填室外に配設され、液体食品を収容するタンク75と接続され、所定のタイミングで、タンク75から供給された液体食品を、倒立させられた状態の蓋付きケーシング25内に所定の量だけ充填する。なお、前記充填ノズル74とタンク75との間には、サーボフローメータ76が配設され、該サーボフローメータ76によって液体食品が計量される。そして、前記充填ノズル74、タンク75、サーボフローメータ76等によって充填装置が構成される。
また、前記充填ステーションS5に隣接させてボリュームフラップ作動ステーションS6が設定され、該ボリュームフラップ作動ステーションS6に作動装置54が配設される。該作動装置54は、無端コンベヤ41に対して傾けて配設されたガイド55を備え、バケット43が作動装置54を通過し、作動リング47がガイド55に接触すると、作動リング47を徐々に上方(バケット43の先端側)に移動させる。これに伴って、バケット43内の空間が狭くされ、蓋付きケーシング25が周囲から押さえ込まれ、蓋付きケーシング25の容量が小さくなる。
そして、前記ボリュームフラップ作動ステーションS6に隣接させて、第1シールステーションS7が設定され、該第1シールステーションS7に折畳装置57、及び超音波式のシール装置58が配設される。前記折畳装置57は、バケット43の上端から突出させられた蓋付きケーシング25のボトム折畳み部を折り目に沿って折り畳み、前記シール装置58は、ボトム折畳み部を折り畳むことによって形成されたシールフィンを超音波でシールする。
また、前記レール46の半円形状部分46dに沿って、かつ、半円形状部分46dの径方向外方に、第2シールステーションS8〜S10が設定され、該第2シールステーションS8〜S10にわたって弧状の折畳みレール59が配設され、該折畳みレール59は、バケット43が半円形状部分46dを通過する間に、前記ボトム折畳み部を更に折り畳む。第2シールステーションS9には、加熱装置60が配設され、該加熱装置60は、前記ボトム折畳み部を折り畳むことによって形成された三角片部のシール部分に向けて熱風を噴射し、シール部分の第1の樹脂フィルムを溶融させる。また、第2シールステーションS10には、圧接装置61が配設され、該圧接装置61は、図示されないフラップを備え、該フラップによって三角片部を押さえ付け、シールを行う。このようにして、底壁が形成され、包装容器15が完成される。
そして、無端コンベヤ41の走行方向における第2シールステーションS10より下流側に、作動装置62が配設される。該作動装置62は、無端コンベヤ41に対して傾けて配設されたガイド63を備え、バケット43が作動装置62を通過し、作動リング47がガイド63に接触すると、作動リング47を徐々に下方(バケット43の根元側)に移動させる。これに伴って、バケット43内の空間が広くされ、包装容器15内は減圧状態にされる。したがって、包装容器15を開封するときに外力が加わっても、包装容器15内から液体食品が押し出されることがなくなる。
また、前記無端コンベヤ41の走行方向における作動装置62より下流側に、取出ステーションS11が設定され、該取出ステーションS11に取出機64が配設される。該取出機64は、バケット43内から包装容器15を取り出す。このとき、包装容器15は、蓋体30を上に向けて取り出される。
空になったバケット43は、レール46の直線部分46aに沿って搬送され、再び挿入ステーションS1に送られる。
ところで、本実施の形態においては、射出成形領域AR2において蓋付きケーシング25が形成され、該蓋付きケーシング25は、直ちに充填領域AR3に送られ、該充填領域AR3における挿入ステーションS1においてバケット43内に挿入され、続いて、充填ステーションS5に送られ、該充填ステーションS5において液体食品が充填される。このとき、前記蓋体30を構成する樹脂が十分に冷却されていない場合には、樹脂から液体食品に熱が伝達され、液体食品によっては熱の影響を受けてしまう。
そこで、前記蓋付きケーシング25をバケット43内に挿入するのに伴って、蓋体30を冷却し、樹脂の温度を低くするために、バケット43内に冷却装置が配設される。
図1は本発明の実施の形態におけるバケット内に蓋付きケーシングが挿入された状態を示す断面図、図6は本発明の実施の形態におけるバケット内に蓋付きケーシングが挿入された状態を示す斜視図、図7は本発明の実施の形態における冷却プレートの斜視図である。
図において、43はバケットであり、前記挿入ステーションS1(図5)において、蓋付きケーシング25は蓋体30を先頭にしてバケット43内に挿入される。蓋付きケーシング25がバケット43内に挿入された状態で、ボトム折畳み部80はバケット43の縁部より突出させられる。なお、ボトム折畳み部80には、所定の折り目m1、m2が形成され、該折り目m1、m2に沿ってボトム折畳み部80を折り畳むことによって底壁を形成することができる。
ところで、前記バケット43内の高さ方向における所定の位置に、蓋付きケーシング25を挿入したときに蓋体30と接触するようにヒートシンクとしての冷却プレート81が配設される。該冷却プレート81は、蓋体30の形状に対応する形状を有し、熱伝導率が高く、しかも、熱容量が大きい材料、例えば、金属で形成され、冷却プレート81の一部、例えば、周縁部分83はバケット43の外周面に露出させられ、蓋体30から冷却プレート81に伝達された熱が周縁部分83から前記無菌充填室内の雰囲気中に放出される。したがって、熱の放出を良好にすることができる。
なお、周縁部分83における熱の放出を良好にするために、周縁部分83の表面にフィン等の凹凸を形成することができる。
また、前記冷却プレート81内には、所定の箇所にヒートパイプ82が埋設される。したがって、冷却プレート81における各部の熱を均一にすることができるので、熱の放出を一層良好にすることができる。なお、冷却プレート81及びヒートパイプ82によって冷却装置が構成される。
このように、充填ステーションS5において液体食品が蓋付きケーシング25に充填される前に、蓋体30が十分に冷却されるので、蓋体30を構成する樹脂から液体食品に熱が伝達されるのを防止することができ、液体食品が熱の影響を受けるのを防止することができる。
また、射出成形によって蓋体30が形成されてから液体食品が充填されるまでの時間を長くする必要がないので、包装容器15(図2)、16を製造するためのサイクルを短くすることができる。そして、蓋体30を形成するポイントから、蓋付きケーシング25をバケット43内に挿入するポイントまでの搬送経路を長くする必要がなくなるので、包装容器製造装置11を小型化することができる。
本実施の形態においては、自然冷却により蓋体30を冷却するようになっているが、冷却プレート81内に冷却用パイプを埋設し、該冷却用パイプ内に冷却媒体を流すことによって強制冷却により、蓋体30を冷却することもできる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の実施の形態におけるバケット内に蓋付きケーシングが挿入された状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態における包装容器製造装置の概略を示す斜視図である。 本発明の実施の形態における蓋体を形成する際の状態を示す図である。 本発明の実施の形態における蓋付きケーシングの斜視図である。 本発明の実施の形態におけるコンベヤの概略図である。 本発明の実施の形態におけるバケット内に蓋付きケーシングが挿入された状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態における冷却プレートの斜視図である。
符号の説明
11 包装容器製造装置
24 ケーシング
25 蓋付きケーシング
30 蓋体
31 マンドレルユニット
32 射出成形ユニット
33 成形材料供給ユニット
41 無端コンベヤ
43 バケット
74 充填ノズル
75 タンク
76 サーボフローメータ
81 冷却プレート
82 ヒートパイプ
83 周縁部分

Claims (5)

  1. (a)筒状のケーシングと蓋体とが一体にされた蓋付きケーシングを形成する蓋付きケーシング形成装置と、
    (b)走行自在に配設され、前記蓋付きケーシングが挿入される複数のバケットを備えた搬送装置と、
    (c)前記バケット内に挿入された蓋付きケーシング内に内容物を充填する充填装置とを有するとともに、
    (d)前記バケットは、前記蓋付きケーシングの蓋体を冷却する冷却装置を備えることを特徴とする包装容器製造装置。
  2. 前記蓋体は射出成形によって形成される請求項1に記載の包装容器製造装置。
  3. 前記冷却装置は、蓋付きケーシングをバケット内に挿入したときに、蓋体と接触するヒートシンクを備える請求項1に記載の包装容器製造装置。
  4. 前記ヒートシンクの一部はバケットの外周面に露出させられる請求項3に記載の包装容器製造装置。
  5. 前記ヒートシンク内にヒートパイプが埋設される請求項1に記載の包装容器製造装置。
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