JP4973312B2 - 空気調和装置の室内ユニット - Google Patents

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本発明は、フィルタに捕捉された塵埃を除去するための塵埃除去装置を備えた空気調和装置の室内ユニットに関するものである。
従来より、空間内の空気調和を行う空気調和装置では、室内ファンの吸込側に空気中の塵埃を捕捉するためのフィルタを設けた構成が一般的であり、このフィルタに捕捉された塵埃を塵埃除去手段によって除去する構成を備えたものが知られている。
例えば、特許文献1に開示されるように、室内の壁に設置される室内ユニットの場合には、フィルタをケーシング外に引き出す際に塵埃除去手段としてのブラシによって該フィルタに捕捉された塵埃を除去するように構成されている。なお、この特許文献1に開示されている室内ユニットでは、フィルタをケーシング外に引き出した後、手を離すと、該フィルタはバネの付勢力によってケーシング内に戻るように構成されている。
また、特許文献2に開示されるように、空間の天井に設置される室内ユニットの場合には、室内ファンの吸込側(室内側)に位置するグリル上に塵埃除去手段が設けられていて、該グリル及びフィルタとともに昇降するように構成されている。なお、上記塵埃除去手段は、電動モータによって往復動しながらフィルタの塵埃を除去するように構成されている。また、上記室内ユニットでは、上記フィルタから除去した塵埃を捕集するための捕集部も備えている。
特開2004−245448号公報 特開2007−40689号公報
ところで、上記特許文献1のような従来の構成では、室内ユニットに塵埃除去装置を一体形成しているため、室内ユニット毎に専用の塵埃除去装置を設ける必要があるうえ、壁に設置された室内ユニットの高さまで作業者が上がってフィルタを引き出す必要がある。したがって、この構成では、室内ユニットのコストの増大を招くとともに、高所作業が要求されるため、フィルタ清掃作業の作業性が悪化するという問題がある。
また、上記特許文献2のような構成では、塵埃除去手段がフィルタに対して相対移動するように該塵埃除去手段を電動モータによって駆動する必要があるため、構成が複雑になるうえ、電動モータなどの駆動部品が必要になり、室内ユニットのコスト及び重量の増加を招くことになる。さらに、上記特許文献1の構成と同様、それぞれの室内ユニットに専用の塵埃除去装置を設ける必要があるため、室内ユニットが複数台、設置される広いオフィスでは、全ての室内ユニットに塵埃除去装置の設置が必要になり、その分、コストの増大を招くという問題もある。
本発明は、かかる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、空気調和装置内のフィルタに捕捉された塵埃を除去するための塵埃除去装置において、空気調和装置の複数の室内ユニットのフィルタ清掃を行えるような簡単且つ低コストな構成を得ることにある。
第1の発明は、ケーシング(25)内に収納される室内ファン(39)と、該室内ファン(39)の吸込側に設けられるフィルタ(41)とを備えた空気調和装置の室内ユニットを対象とする。
第1の発明では、上記ケーシング(25)内に、上記フィルタ(41)に付着した塵埃を除去するための塵埃除去装置(42)が着脱可能に設けられる。
また、第1の発明の上記塵埃除去装置(42)は、上記ケーシング(25)とは別体に形成された箱状の本体部(51)と、上記本体部(51)内に配設された塵埃除去手段(52)とを備え、上記本体部(51)の対向する位置のそれぞれに、上記フィルタ(41)の挿通する挿通孔(51a)が形成され、手動により該フィルタ(41)が上記本体部(51)内を相対移動可能なように構成される。
また、第1の発明において、上記塵埃除去装置(42)は、上記フィルタ(41)の一部が本体部(51)内に位置付けられるように、上記ケーシング(25)内に配設され、上記フィルタ(41)は、上記ケーシング(25)及び塵埃除去装置(42)に対してスライド移動可能に構成され、上記フィルタ(41)の移動方向両端部には、把持部(41b,41b)が設けられる。
また、第1の発明において、上記ケーシング(25)は、天井に設置され、上記ケーシング(25)の室内側には、上記フィルタ(41)の室内側を覆うグリル部(28)が設けられ、上記塵埃除去装置(42)は、上記グリル部(28)上に配設される。
また、第1の発明において、上記グリル部(28)は、矩形状に形成され、その一辺を中心に回動することによって開閉可能となっており、上記塵埃除去装置(42)の本体部(51)は、上記グリル部(28)の四辺のうち該グリル部(28)の回動中心と対向する一辺に沿って設けられ、上記グリル部(28)が開いた状態において、上記フィルタ(41)が上下にスライド移動可能となっている。
この構成により、空気調和装置(10)内のフィルタ(41)によって捕捉された塵埃は、塵埃除去装置(42)の塵埃除去手段(52)によって除去され、該塵埃除去装置(42)の箱状の本体部(51)内に貯留される。すなわち、上記塵埃除去装置(42)の本体部(51)に形成された挿通孔(51a)にフィルタ(41)を挿通させて、手動により該フィルタ(41)と本体部(51)とを相対移動させることによって、該フィルタ(41)を清掃することができる。
したがって、上述のように構成することで、塵埃除去装置を電動モータによって駆動する従来の構成に比べて、該塵埃除去装置(42)とフィルタ(41)とが相対移動する構成を簡単且つ低コストな構成で実現することができる。
また、第1の発明では、本体部(51)の対向する位置に、上記フィルタ(41)の挿通する挿通孔(51a,51a)を設けることで、該フィルタ(41)が本体部(51)を挿通する際の抵抗が小さくなり、該フィルタ(41)と本体部(51)とをスムーズに相対移動させることができる。よって、上記フィルタ(41)に捕捉された塵埃を効率良く除去することができる。
また、第1の発明では、上記塵埃除去装置(42)をケーシング(25)内に設置する際に、該塵埃除去装置(42)の本体部(51)内にフィルタ(41)の一部を挿入した状態でセッティングできるため、該フィルタ(41)に捕捉された塵埃を除去する際には、該フィルタ(41)を本体部(51)内に確実に導くことができ、該フィルタ(41)に捕捉された塵埃を該本体部(51)内の塵埃除去手段(52)によって確実に除去することができる。
また、第1の発明では、上記フィルタ(41)に捕捉された塵埃を除去する際に、該フィルタ(41)の軸方向端部の把持部(41b)を把持しながら、塵埃除去装置(42)に対して容易にスライド移動させることができ、該フィルタ(41)に付着した塵埃を塵埃除去装置(42)によって確実且つ容易に除去することができる。
また、第1の発明では、天井に設置される室内ユニット(13)の場合、フィルタ(41)の室内側を覆うグリル部(28)上に塵埃除去装置(42)を配設することで、上記グリル部(28)を開けば、塵埃除去装置(42)によるフィルタ清掃が可能になる。したがって、天井に設置される室内ユニット(13)でも、フィルタ(41)の清掃作業を容易に行うことができる。
また、上記本体部(51)内で上記フィルタ(41)に当接して回転する回転手段(61)をさらに備え、上記塵埃除去手段は、回転ブラシ(52)によって構成されていて、上記回転手段(61)は、上記回転ブラシ(52)をフィルタ(41)の進入方向とは逆方向に回転させるように該回転ブラシ(52)と駆動連結されていてもよい(第2の発明)。
こうすることで、上記フィルタ(41)と本体部(51)との相対移動によって、該本体部(51)内の回転ブラシ(52)を該フィルタ(41)の進入方向とは逆方向に回転させることができ、該フィルタ(41)に捕捉された塵埃を回転ブラシ(52)によって効果的に除去することができる。すなわち、簡単且つ低コストな構成で、上記フィルタ(41)に捕捉された塵埃を効率良く除去することができる。
また、上記本体部(51)内には、上記塵埃除去手段(52)に付着した塵埃を掻き落とすための掻き落とし手段(62)が設けられているのが好ましい(第3の発明)。これにより、上記フィルタ(41)に捕捉された塵埃が、塵埃除去手段(52)によって除去された後、該塵埃除去手段(52)に付着した場合でも、掻き落とし部(62)によって塵埃除去手段(52)から塵埃を掻き落とすことができる。よって、上述の構成により、塵埃除去手段(52)に塵埃が付着して塵埃除去性能が悪化するのを防止することができ、上記フィルタ(41)に捕捉された塵埃をより効率良く除去することができる。
以上より、本発明の室内ユニット(13)に設けられた塵埃除去装置(42)では、空気調和装置(10)のケーシング(25)とは別体に形成された箱状の本体部(51)内をフィルタ(41)が手動により相対移動するように構成し、該フィルタ(41)に捕捉された塵埃を本体部(51)内の塵埃除去手段(52)によって除去するようにしたため、塵埃除去装置(42)を電動モータで駆動させる従来構成に比べて、塵埃除去装置(42)を簡単且つ低コスト及び低重量な構成にすることができる。
また、本発明によれば、上記本体部(51)の対向する位置に上記フィルタ(41)の挿通する挿通孔(51a,51a)が形成されているため、該本体部(51)に対してフィルタ(41)をスムーズに挿通させることができ、該フィルタ(41)に捕捉された塵埃を効率良く除去することができる。
また、第2の発明によれば、上記塵埃除去手段としての回転ブラシ(52)は、フィルタ(41)の進入方向とは逆方向に回転するように、該フィルタ(41)に当接して回転する回転手段(61)と駆動連結されているため、該フィルタ(41)に捕捉された塵埃を回転ブラシ(52)によってより効率良く除去することができ、簡単且つ低コストな構成で塵埃除去性能の高い塵埃除去装置(42)を得ることができる。
また、第3の発明によれば、上記本体部(51)内には、上記塵埃除去手段(52)に付着した塵埃を掻き落とすための掻き落とし手段(62)が設けられているため、該塵埃除去手段(52)に塵埃が付着して塵埃除去性能が低下するのを防止することができる。したがって、簡単且つ低コストな構成でより塵埃除去性能の高い塵埃除去装置(42)を得ることができる。
また、本発明によれば、上記塵埃除去装置(42)は、フィルタ(41)の一部が本体部(51)内に位置するように上記ケーシング(25)内に配設されるため、該塵埃除去装置(42)にフィルタ(41)を確実に導いて、該フィルタ(41)に捕捉された塵埃を確実に除去することができる。
また、本発明によれば、上記フィルタ(41)はケーシング(25)及び塵埃除去装置(42)に対してスライド移動可能に構成されていて、該フィルタ(41)の移動方向両端部には把持部(41b,41b)が設けられているため、該フィルタ(41)を塵埃除去装置(42)に対して容易にスライド移動させることができ、簡単且つ低コストな構成で塵埃除去装置(42)による塵埃除去性能の向上を図ることができる。
さらに、本発明によれば、上記ケーシング(25)は天井に設置されていて、上記塵埃除去装置(42)は、フィルタ(41)の室内側を覆うグリル部(28)上に配設されているため、該グリル部(28)を開ければ塵埃除去装置(42)によってフィルタ(41)を容易に清掃することができる。したがって、フィルタ清掃作業の作業性の向上を図れる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
参考技術
先ず、参考技術について説明する。
参考技術の室内ユニット(13)を備えた空気調和装置(10)の冷媒回路の概略構成を図1に示す。この空気調和装置(10)では、室内ユニット(13)が室内空間の天井に設置される。なお、以下では、先ず空気調和装置(10)について説明し、次に室内ユニット(13)について説明する。
−空気調和装置の構成−
参考技術の空気調和装置(10)は、図1に示すように、室外ユニット(11)と室内ユニット(13)とを備えている。室外ユニット(11)には、圧縮機(30)、室外熱交換器(35)、膨張弁(36)、四路切換弁(33)及び室外ファン(12)が設けられている。室内ユニット(13)には、室内熱交換器(37)及び室内ファン(39)が設けられている。
上記室外ユニット(11)において、圧縮機(30)の吐出側は、四路切換弁(33)の第1ポート(P1)に接続されている。圧縮機(30)の吸入側は、四路切換弁(33)の第3ポート(P3)に接続されている。
室外熱交換器(35)は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器として構成されている。室外熱交換器(35)の一端は、四路切換弁(33)の第4ポート(P4)に接続されている。室外熱交換器(35)の他端は、開度可変の膨張弁(36)を介して液側閉鎖弁(15)に接続されている。
室外ファン(12)は、室外熱交換器(35)の近傍に設けられている。室外熱交換器(35)では、室外ファン(12)によって送られる室外空気と該室外熱交換器(35)内を流通する冷媒との間で熱交換が行われる。また、四路切換弁(33)の第2ポート(P2)はガス側閉鎖弁(16)に接続されている。
四路切換弁(33)は、第1ポート(P1)及び第2ポート(P2)が互いに連通し且つ第3ポート(P3)及び第4ポート(P4)が互いに連通する第1状態(図1に実線で示す状態)と、第1ポート(P1)及び第4ポート(P4)が互いに連通し且つ第2ポート(P2)及び第3ポート(P3)が互いに連通する第2状態(図1に破線で示す状態)とに切り換え可能に構成されている。
この空気調和装置(10)では、圧縮機(30)が駆動されて、四路切換弁(33)が第1状態に設定されると暖房運転が行われる。この暖房運転では、冷媒回路(18)において室外熱交換器(35)が蒸発器となって室内熱交換器(37)が凝縮器となる蒸気圧縮冷凍サイクルが行われる。一方、圧縮機(30)が駆動されて、四路切換弁(33)が第2状態に設定されると冷房運転が行われる。この冷房運転では、冷媒回路(18)において室外熱交換器(35)が凝縮器となって室内熱交換器(37)が蒸発器となる蒸気圧縮冷凍サイクルが行われる。
−室内ユニットの構成−
本発明に係る室内ユニット(13)は、図2及び図3に示すように、ケーシング本体(26)と化粧パネル(27)とを有するケーシング(25)を備えている。このケーシング(25)内には、室内熱交換器(37)、室内ファン(39)、ドレンパン(40)、フィルタ(41)、塵埃除去装置(42)、及び昇降手段である昇降機構(43)が設けられている。
上記ケーシング本体(26)は、下方に開口する略直方体の箱状に形成されていて、その下部が天井板(1)の開口を挿通した状態で設置されている。このケーシング本体(26)の内面には、断熱材(17)が配設されている。
上記化粧パネル(27)は、矩形の板状に形成されている。この化粧パネル(27)は、平面視で上記ケーシング本体(26)よりも大きく形成されている。上記化粧パネル(27)は、シール部材(19)を介してケーシング本体(26)の開口を覆うように取り付けられる。すなわち、上記化粧パネル(27)は、ケーシング本体(26)に取り付けられた状態で該化粧パネル(27)のみが室内から見えるように取り付けられている。
上記化粧パネル(27)には、図3に示すように、1つの吸込口(22)と4つの吹出口(23,23,…)とが形成されている。吸込口(22)は、上記化粧パネル(27)の中央部に矩形状に形成されている。この吸込口(22)には、複数の通風口がスリット状に形成された吸込グリル(28)が嵌め込まれている。上記各吹出口(23)は、細長い矩形状に形成されていて、上記吸込口(22)を囲むように上記化粧パネル(27)の各辺に沿って形成されている。なお、特に図示しないが、上記吹出口(23,23,…)には、吹き出し方向を変えられるように、長手方向に延びる回転軸線を中心として回動可能に構成されたカバー部材が設けられている。
図4〜図6に示すように、上記吸込グリル(28)の上面には、上記フィルタ(41)の端部を支持する一対の支持部(29,29)が一体形成されている。この支持部(29)には、それぞれ、上記フィルタ(41)の端部が挿入されるガイド溝(29a)が形成されていて、該フィルタ(41)を水平方向にスライド移動させることができるようになっている。なお、上記ガイド溝(29a)は、後述する塵埃除去装置(42)の本体部(51)に形成された開口部(51a)と同じ高さ位置になるように形成されている(図5参照)。
上記室内ファン(39)は、いわゆるターボファンである。この室内ファン(39)は、図2に示すように、平面視で上記ケーシング本体(26)の真ん中付近に配置され、上記吸込口(22)の上側に位置付けられている。また、上記室内ファン(39)は、ファンモータ(39a)と羽根車(39b)とを備えている。このファンモータ(39a)はケーシング本体(26)の天板に固定されている一方、羽根車(39b)はファンモータ(39a)の回転軸に連結されている。室内ファン(39)の下方には、上記吸込口(22)から該室内ファン(39)の吸込口へと空気を導くためのベルマウス(24)が設けられていて、上記室内ファン(39)は、該ベルマウス(24)を介して下方から吸い込んだ空気を径方向外方へ吹き出すように構成されている。
上記室内熱交換器(37)は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器として構成されている。この室内熱交換器(37)は、特に図示しないが、平面視でロ字状に形成され、上記室内ファン(39)を囲むように配置されている。これにより、上記室内熱交換器(37)では、上記室内ファン(39)によって側方に吹き出された室内空気と、該室内熱交換器(37)内を流通する冷媒との間で熱交換が行われる。
上記ドレンパン(40)は、上記室内熱交換器(37)の下側に設けられている。このドレンパン(40)は、室内熱交換器(37)で空気中の水分が凝縮して生じるドレン水を受けるためのものである。特に図示しないが、上記ドレンパン(40)には、ドレン水を排水するためのドレンポンプが設けられていて、該ドレンポンプを設置した箇所にドレン水が集まるように勾配が設けられている。
上記塵埃除去装置(42)は、図4及び図5にも示すように、細長い直方体形状の箱部材からなる本体部(51)を備えている。この本体部(51)の長辺側の側面の対向する位置には、長手方向に延びるスリット状の開口部(51a,51a)(挿通孔)が形成されている。上記塵埃除去装置(42)は、フィルタ(41)が上記開口部(51a)を挿通して該フィルタ(41)の一部が上記本体部(51)内に位置付けられるように、上記支持部(29)に隣接して配置されている。ここで、図7に示すように、上記本体部(51)の長手方向の両端面には、それぞれ、上記吸込グリル(28)に一体形成された係合部(28a,28a)と係合する突起部(51b,51b)が設けられている。この係合部(28a,28a)と突起部(51b,51b)との係合を外すことによって、上記塵埃除去装置(42)を吸込グリル(28)から取り外すことができる。すなわち、上記塵埃除去装置(42)は、吸込グリル(28)に対して着脱可能に取り付けられている。
また、上記塵埃除去装置(42)は、図2及び図5に示すように、上記フィルタ(41)が開口部(51a)を挿通した状態で該フィルタ(41)の室内側面(本参考技術は下面)に接触するように上記本体部(51)内に配設された、回転ブラシ(52)を備えている。この回転ブラシ(52)は、両端を上記本体部(51)に回転可能に支持されており、上記フィルタ(41)の移動に伴い回転するように構成されている。具体的には、上記回転ブラシ(52)は、上記本体部(51)の内面に回転可能に支持された棒状のシャフト部(52a)と、該シャフト部(52a)の外周面から径方向外方へ延びる複数の植毛により構成されるブラシ部(52b)とを備えている。なお、上記回転ブラシ(52)は、フィルタ(41)に対する高さを調節できるように構成されていて、これにより、該フィルタ(41)との接触圧を調整できるようになっている。
これにより、上記本体部(51)の開口部(51a)を挿通するフィルタ(41)は、その室内側の面で捕捉された塵埃が上記回転ブラシ(52)によって除去される。そして、この回転ブラシ(52)によって除去された塵埃は、上記本体部(51)内に貯留される。なお、上記本体部(51)には、側面または上下面のいずれかに図示しない開閉扉が設けられていて、この開閉扉から該本体部(51)内に貯留された塵埃を取り出せるようになっている。
上記フィルタ(41)は、図4に示すように、平面視で略長方形状に形成されているとともに、その長辺側には、樹脂製のガイド枠(41a,41a)が設けられている。そして、上記フィルタ(41)は、上記ガイド枠(41a,41a)が上記支持部(29)のガイド溝(29a)内に挿入されるように、上記吸込グリル(28)に取り付けられ、これにより、短辺側へスライド移動可能になっている。詳しくは、図6に示すように、上記ガイド枠(41a)は、外方側の端部が下方に屈曲した断面略L字状に形成されている一方、上記ガイド溝(29a)もガイド枠(41a)に対応して断面略L字状に形成されていて、上記フィルタ(41)が長辺側にずれて外れないようになっている。
また、図5及び図6に示すように、上記フィルタ(41)の移動方向両端部には、それぞれ把持部(41b,41b)が設けられていて、該フィルタ(41)のスライド移動が容易になるように構成されている。この把持部(41b)は、直方体状の部材に上面視で長方形状の貫通穴(41c)が上下方向に貫通するように形成されたもので、該貫通穴(41c)内に指を入れて該把持部(41b)を容易に掴めるようになっている。ここで、上記フィルタ(41)は、一方の把持部(41b)が支持部(29)から突出するとともに、他方の把持部(41b)が上記塵埃除去装置(42)から突出するように配置されている。これにより、上記把持部(41b,41b)によって上記フィルタ(41)のスライド移動をより容易に行うことが可能となる。
上記昇降機構(43)は、図2に示すように、昇降機構側モータ(55)と2本のワイヤ部材(56,56)とを備えている。昇降機構側モータ(55)のシャフトに取り付けられたワイヤドラムには、各ワイヤ部材(56)の一端が接続されている。各ワイヤ部材(56)の他端は、吸込グリル(28)の外周端部に接続されている。上記ワイヤ部材(56)は、吸込グリル(28)の上方に設けられたガイド部材(57)に懸架されており、昇降機構側モータ(55)のワイヤドラムからガイド部材(57)までは水平方向に延びてガイド部材(57)から吸込グリル(28)までは鉛直方向に延びている。なお、この参考技術では、上記ワイヤ部材(56)を2本設けるようにしているが、この限りではなく、1本のみでもよい。また、ワイヤ部材(56)の他端側が複数に分岐していてもよい。この場合、ワイヤ部材(56)の各他端は吸込グリル(28)にそれぞれ接続される。
−塵埃の除去及び回収動作−
次に、上述のような構成を有する室内ユニット(13)において、上記フィルタ(41)に捕捉された塵埃を除去及び回収する動作について説明する。
上記室内ユニット(13)の運転時には、上記フィルタ(41)は、図2に示すように室内ファン(39)の吸込口のほぼ真下に位置付けられている。この際、フィルタ(41)は、該室内ファン(39)の吸い込む空気中に含まれる塵埃を捕捉し、塵埃の少ない空気が該室内ファン(39)へ流れるようにしている。
そして、上記室内ユニット(13)は、上記フィルタ(41)に多量の塵埃が捕捉されたことを検知すると、ユーザーにその旨を報知する。例えばユーザーがリモコンなどに設けられているグリル昇降スイッチを操作すると、昇降機構(43)の昇降機側モータ(55)を駆動させて、ワイヤ部材(56)を巻き戻す。そうすると、図3に示すように、該ワイヤ部材(56)に吊り支持された吸込グリル(28)と一緒にフィルタ(41)及び塵埃除去装置(42)が下降して、作業者の手が届く範囲で停止する。
この状態で、図8及び図9に示すように、上記フィルタ(41)の塵埃除去装置(42)側の端部に設けられた把持部(41b)を掴んで水平方向(図中の矢印方向)に引き出すと、該フィルタ(41)の水平移動に伴い、該塵埃除去装置(42)の本体部(51)内に回転可能に配設された回転ブラシ(52)が該フィルタ(41)に接触しながら回転する。そうすると、上記フィルタ(41)に捕捉された塵埃は、回転ブラシ(52)によって除去され、上記本体部(51)内に貯留される。
上記フィルタ(41)を、塵埃除去装置(42)によって塵埃が全面的に除去されるような所定位置(図8及び図9に示す位置)まで引き出した後は、上記把持部(41b)を逆に押し込んで、フィルタ(41)を元の位置(図4及び図5に示す位置)まで戻す。
なお、上記所定位置でフィルタ(41)の移動を止めるためには、例えばストッパ等を設けてもよいし、上記引き出す際に掴む把持部(41b)とは反対側の把持部(41b)が塵埃除去装置(42)の本体部(51)から外れないようにしてもよい。また、上記引き出したフィルタ(41)を元の位置に戻す際に、バネの付勢力等を用いるような構成であってもよい。
上述のように、上記フィルタ(41)をスライド移動させて、該フィルタ(41)に捕捉された塵埃を塵埃除去装置(42)によって除去した後、図10及び図11に示すように、上記フィルタ(41)を塵埃除去装置(42)側とは逆方向(図中の矢印方向)に引き出して、該塵埃除去装置(42)からフィルタ(41)を完全に分離させる。その状態で、上記塵埃除去装置(42)の本体部(51)の両端面に一体形成された突起部(51b,51b)と吸込グリル(28)に一体形成された係合部(28a,28a)との係合を解除して、該塵埃除去装置(42)を吸込グリル(28)から取り外す。そして、取り外した塵埃除去装置(42)の本体部(51)内の塵埃を、図示しない開閉扉から取り出して廃棄する。なお、塵埃を本体部(51)から取り出す際は、掃除機等で吸引するようにしてもよいし、該本体部(51)を傾けて取り出すようにしてもよい。
上記塵埃除去装置(42)内から塵埃を取り出した後は、本体部(51)の長手方向両端面の突起部(51b,51b)が吸込グリル(28)の係合部(28a,28a)と係合するように、該塵埃除去装置(42)を吸込グリル(28)上に取り付ける。その後、上記フィルタ(41)の端部が上記塵埃除去装置(42)内に位置するように、該フィルタ(41)を元の位置(図5及び図6に示す位置)に戻して、グリル昇降スイッチ等の操作に応じて上記昇降機構(43)の昇降機側モータ(55)によってワイヤ部材(56,56)を巻き取る。これにより、上記フィルタ(41)及び塵埃除去装置(42)を吸込グリル(28)とともに上昇させて、図2の位置まで戻すことができる。
参考技術の効果−
以上より、本参考技術では、室内ファン(39)の吸込側に位置するフィルタ(41)を手動でスライド移動させて塵埃除去装置(42)の本体部(51)内に挿通させ、該本体部(51)に配設された回転ブラシ(52)によって該フィルタ(41)に捕捉された塵埃を除去するようにしたため、従来のように電動モータで塵埃除去装置(42)を駆動する場合に比べて簡単且つ低コストな構成でフィルタ清掃を行うことができる。しかも、電動モータ等が不要になるため、その分、コスト及び重量の低減を図れる。
また、上記塵埃除去装置(42)は、室内ユニット(13)とは別体で、吸込グリル(28)に対して着脱可能に設けられているため、1つの塵埃除去装置(42)によって複数の室内ユニット(13)のフィルタ清掃を行うことが可能になり、それぞれに塵埃除去装置を設ける必要がなくなる。したがって、室内ユニット(13)のコスト及び重量の低減を図れる。
また、天井に設置された上記室内ユニット(13)は、吸込グリル(28)とともに上記塵埃除去装置(42)及びフィルタ(41)を昇降させる昇降機構(43)を備えているため、作業者の手元の高さまで該塵埃除去装置(42)及びフィルタ(41)を下降させることができ、作業者が高所作業を行うことなく、フィルタ(41)の清掃作業を手元で行うことができる。したがって、フィルタ清掃作業の作業性の向上を図れる。
また、上記塵埃除去装置(42)は、フィルタ(41)の一部が本体部(51)内に位置付けられるように吸込グリル(28)上に配置されているため、該塵埃除去装置(42)内にフィルタ(41)を確実に導くことができる。よって、上記フィルタ(41)の塵埃除去をより確実に行うことができる。
また、上記フィルタ(41)の移動方向両端部には把持部(41b,41b)が設けられているため、該把持部(41b)を掴むことによってフィルタ(41)を確実にスライド移動させることができ、これにより、上記塵埃除去装置(42)内に上記フィルタ(41)を確実に挿通させることができる。よって、上記フィルタ(41)の塵埃除去作業をさらに確実に行うことができる。
さらに、上記本体部(51)の対向する位置に、上記フィルタ(41)の挿通する開口部(51a,51a)を設けることで、該本体部(51)に対してフィルタ(41)をスムーズに挿通させることができ、該フィルタ(41)に捕捉された塵埃を効率良く除去することができる。
参考技術の変形例−
この変形例は、上記塵埃除去装置(42)の回転ブラシ(52)がフィルタ(41)の進入方向とは逆方向に回転するように構成されている点で上記参考技術とは異なる。
すなわち、図12及び図13に示すように、上記塵埃除去装置(42)の本体部(51)内に配設された回転ブラシ(52)は、上記フィルタ(41)の移動に応じて回転する回転手段としてのギア(61)と駆動連結されている。このギア(61)は、外周面上にそれぞれ歯部の形成された大径部(61a)と小径部(61b)とが一体形成されたものである。
そして、上記ギア(61)は、図13に示すように、塵埃除去装置(42)の本体部(51)の長手方向端部側に大径部(61a,61a)が位置するように配置されていて、該大径部(61a)の外周面が、上記フィルタ(41)のガイド枠(41a)に形成された凹凸に噛合する一方、該小径部(61b)の外周面が上記回転ブラシ(52)に設けられたブラシ側ギア(53)の外周面と噛合するように配設されている。
これにより、上記フィルタ(41)が本体部(51)の開口部(51a)から本体部内部へ挿入されると、該フィルタ(41)のガイド枠(41a)に噛合する上記ギア(61)の大径部(61a)が回転して、その回転を小径部(61b)へ伝達し、該小径部(61b)の外周面と噛合するブラシ側ギア(53)を介して上記回転ブラシ(52)をフィルタ(41)の進入方向とは逆方向へ回転させることができる。
こうすることで、上記フィルタ(41)に対して、進入方向とは逆方向から回転ブラシ(52)を当てることができ、該フィルタ(41)に捕捉された塵埃をより効果的に除去することができる。
また、上記図12に示すように、上記本体部(51)内に、上記回転ブラシ(52)に付着した塵埃を掻き落とすための櫛状部材(62)(掻き落とし手段)を設けてもよい。この櫛状部材(62)は、上記回転ブラシ(52)の回転方向とは逆方向、すなわち上記図12の例ではフィルタ(41)の進行方向とは逆方向、に向かって延びるように設けられている。なお、上記櫛状部材(62)は、その突出端が細く尖るように形成されていて、回転ブラシ(52)の長手方向に亘って複数本、突出しているのが好ましい。
このように、上記回転ブラシ(52)に付着した塵埃を掻き落とすための櫛状部材(62)を設けることで、該回転ブラシ(52)によってフィルタ(41)に捕捉された塵埃を効率良く除去できるようになり、フィルタ清掃の作業効率の向上を図ることができる。
さらに、上記図12に示すように、上記本体部(51)の開口部(51a,51a)のうち、フィルタ(41)の出口側に位置する開口部(51a)に、該開口部(51a)を塞ぐように一対のローラ(63)を設けてもよい。この一対のローラ(63)によって開口部(51a)でフィルタ(41)を挟持することにより、該フィルタ(41)の移動に伴い該開口部(51a)から塵埃が外部へ飛散するのを防止することができる。なお、上記ローラ(63)は、摩擦抵抗の少ない材料によって構成されるのが好ましく、回転ブラシ等によって構成してもよい。
実施形態
次に、本発明の実施形態について図14に基づいて説明する。なお、本実施形態は、図14に示すように、吸込グリル(28)が昇降するのではなく、化粧パネル(27)に対して一端側で回動可能に支持されている点が上記参考技術と異なるだけなので、同じ部分には同じ符号を付し、異なる部分について以下で説明する。
すなわち、吸込グリル(28)は、その一端側で化粧パネル(27)の吸込口(22)の周縁部に回動可能に接続されていて、上記図14(b)に示すように、該一端側を中心として他端側が回動するよう構成されている。これにより、上記吸込グリル(28)は、吸込口(22)に対して閉状態(図14(a)の状態)と開状態(図14(b)の状態)とになる。なお、上記吸込グリル(28)の他端側は、上記図14(a)の状態では上記化粧パネル(27)に対して係止されていて、この係止を解除することで、上記図14(b)のように下方に位置付けられる開状態となる。
そして、上記吸込グリル(28)には、上記参考技術と同様の構成を有する、フィルタ(41)及び塵埃除去装置(42)が配設されているため、図14(c)に示すように、該フィルタ(41)の移動方向端部に設けられた把持部(41b)を掴んで引き下ろすことにより、該フィルタ(41)は塵埃除去装置(42)の本体部(51)内を通過し、該本体部(51)内の回転ブラシ(52)によって該フィルタ(41)に捕捉された塵埃が除去される。
上記フィルタ(41)を所定の位置まで引き下ろして、該フィルタ(41)の塵埃を塵埃除去装置(42)によって除去した後は、該フィルタ(41)を押し上げて、元の位置(図14(b)の位置)まで戻す。そして、上記吸込グリル(28)の一端側を中心として他端側を上方へ回動させて、該他端側を上記化粧パネル(27)に係止させ、図14(a)の状態にする。
実施形態の効果−
以上より、この実施形態によれば、吸込グリル(28)の一端側を化粧パネル(27)に対して回動可能に接続し、該吸込グリル(28)の他端側を下方へ回動させた状態(開状態)で該吸込グリル(28)に配設されたフィルタ(41)を引き下ろして、該フィルタ(41)に捕捉された塵埃を塵埃除去装置(42)によって除去するようにしたため、上記参考技術のように吸込グリル(28)を昇降させる昇降機構(43)が不要になり、室内ユニット(13)の構成を簡単且つ低コストな構成にすることができる。
しかも、上述のように、上記吸込グリル(28)の他端側を下方に位置付けた開状態で、フィルタ(41)を下方へ引き下げて該フィルタ(41)に捕捉された塵埃を除去するように構成することで、天井に設置された室内ユニット(13)よりも低い位置で作業を行うことができ、フィルタ清掃作業の作業性の向上を図ることができる。
《その他の実施形態》
記実施形態は、以下のように構成してもよい。
上記実施形態では、フィルタ(41)から除去し、本体部(51)内に貯留された塵埃を、該本体部(51)に形成された図示しない開閉扉から取り出すようにしているが、この限りではなく、例えば、図16に示すように、上記本体部(51)内部にスライド移動可能な壁部材(63)を設けて、該壁部材(63)によって本体部(51)内の塵埃を開閉扉(51c)側に集めて、塵埃を取り出すようにしてもよい。
また、上記実施形態では、上記フィルタ(41)を平板状にしているが、この限りではなく、フィルタ(41)を波状に保持する複数のガイドローラを設けるようにしてもよい。この場合、上記実施形態のように平板状に保持されるエアフィルタ(41)に比べて、エアフィルタ(41)の面積を大きくすることができる。従って、同じ量の塵埃を捕捉している状態で比較すると、単位面積当たりに付着する塵埃の量が少なくなるので、フィルタ(41)の清掃の頻度を少なくすることができる。
また、上記実施形態では、掻き落とし手段として櫛状部材(62)を設けているが、この限りではなく、例えばブラシ等、回転ブラシ(52)に付着した塵埃を掻き落とすことのできる構成であれば、どのような構成であってもよい。
《その他の参考技術》
上記の参考技術および実施形態は、以下のように構成してもよい。
上記の参考技術および実施形態では、フィルタ(41)を塵埃除去装置(42)に対してスライド移動させるようにしているが、この限りではなく、図15に示すように、フィルタ(41)に対して塵埃除去装置(42)をスライド移動可能な構成にしてもよい。なお、この場合には、上記フィルタ(41)を吸込グリル(28)側に固定する一方、上記塵埃除去装置(42)を吸込グリル(28)に対してスライド移動可能に配置すればよい。
また、上記の参考技術および実施形態では、塵埃除去装置(42)を吸込グリル(28)上に設置しているが、この限りではなく、室内ユニット(13)とは別の位置(例えばリモコンの近傍)に設置し、フィルタ(41)の清掃時に該フィルタ(41)を本体部(51)の開口部(51a)に挿通させるようにしてもよい。
また、上記の参考技術および実施形態では、塵埃除去装置(42)の回転ブラシ(52)は、フィルタ(41)の移動に伴って回転するように構成されているが、この限りではなく、電動モータ等によって回転駆動するよう構成されていてもよい。
また、上記の参考技術および実施形態では、天井に設置された室内ユニット(13)を対象としているが、壁に設置された室内ユニット内のフィルタを上記塵埃除去装置(42)によって清掃するようにしてもよい。この場合には、上記実施形態と同様、塵埃除去装置(42)を室内ユニットに取り付けてフィルタをスライド移動させる構成や、フィルタを室内ユニット側に固定して塵埃除去装置(42)をスライド移動させる構成が考えられる。
また、上記の参考技術および実施形態では、吸込グリル(28)を昇降させる昇降機構(43)として、モータ(55)やワイヤ部材(56)を用いた構成としているが、この限りではなく、ユーザーが例えばハンドルを回すことによって吸込グリル(28)を昇降させる機械式のものであってもよい。
以上説明したように、本発明は、フィルタに捕捉された塵埃を除去する塵埃除去装置を備えた空気調和装置の室内ユニットに特に有用である。
参考技術の空気調和装置の冷媒回路の概略構成図である。 室内ユニットの断面図である。 化粧パネルの斜視図である。 吸込グリル上に配設されたフィルタ及び塵埃除去装置の上面図である。 図4におけるV−V線断面図である。 図4において矢視Aから見た場合の図である。 図4において矢視Bから見た場合の図である。 フィルタ清掃時にフィルタを引き出した状態を示す図4相当図である。 図8におけるIX−IX線断面図である。 塵埃除去装置からフィルタを引き抜いた状態を示す図4相当図である。 図10におけるXI−XI線断面図である。 参考技術の変形例に係る塵埃除去装置の概略構成を示す断面図である。 図12におけるXIII−XIII線断面図である。 実施形態に係る室内ユニットの(a)運転時、(b)吸込グリル開状態、(c)フィルタ清掃時の様子を示す断面図である。 その他の参考技術に係る塵埃除去装置の概略構成を示す断面図である。 その他の実施形態に係る塵埃除去装置において、本体部内部の塵埃を集める構成の概略を示す断面図である。
10 空気調和装置
13 室内ユニット
25 ケーシング
28 吸込グリル(グリル部)
39 室内ファン
41 エアフィルタ
41b 把持部
42 塵埃除去装置
43 昇降機構(昇降手段)
51 本体部
51a 開口部(挿通孔)
52 回転ブラシ(塵埃除去手段)
61 ギア(回転手段)
62 櫛状部材(掻き落とし手段)

Claims (3)

  1. ケーシング(25)内に収納される室内ファン(39)と、該室内ファン(39)の吸込側に設けられるフィルタ(41)とを備えた空気調和装置の室内ユニットであって、
    上記ケーシング(25)内には、上記フィルタ(41)に付着した塵埃を除去するための塵埃除去装置(42)が着脱可能に設けられ
    上記塵埃除去装置(42)は、
    上記ケーシング(25)とは別体に形成された箱状の本体部(51)と、上記本体部(51)内に配設された塵埃除去手段(52)とを備え、
    上記本体部(51)の対向する位置のそれぞれに、上記フィルタ(41)の挿通する挿通孔(51a)が形成され、
    手動により該フィルタ(41)が上記本体部(51)内を相対移動可能なように構成される一方、
    上記塵埃除去装置(42)は、上記フィルタ(41)の一部が本体部(51)内に位置付けられるように、上記ケーシング(25)内に配設され、
    上記フィルタ(41)は、上記ケーシング(25)及び塵埃除去装置(42)に対してスライド移動可能に構成され、
    上記フィルタ(41)の移動方向両端部には、把持部(41b,41b)が設けられ、
    上記ケーシング(25)は、天井に設置され、
    上記ケーシング(25)の室内側には、上記フィルタ(41)の室内側を覆うグリル部(28)が設けられ、
    上記塵埃除去装置(42)は、上記グリル部(28)上に配設され、
    上記グリル部(28)は、矩形状に形成され、その一辺を中心に回動することによって開閉可能となっており、
    上記塵埃除去装置(42)の本体部(51)は、上記グリル部(28)の四辺のうち該グリル部(28)の回動中心と対向する一辺に沿って設けられ、
    上記グリル部(28)が開いた状態において、上記フィルタ(41)が上下にスライド移動可能となっている
    ことを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  2. 請求項1において、
    上記塵埃除去装置(42)は、上記本体部(51)内で上記フィルタ(41)に当接して回転する回転手段(61)をさらに備え、
    上記塵埃除去手段は、回転ブラシ(52)によって構成されていて、
    上記回転手段(61)は、上記回転ブラシ(52)をフィルタ(41)の進入方向とは逆方向に回転させるように該回転ブラシ(52)と駆動連結されていることを特徴とする空気調和装置の室内ユニット
  3. 請求項1において、
    上記本体部(51)内には、上記塵埃除去手段(52)に付着した塵埃を掻き落とすための掻き落とし手段(62)が設けられていることを特徴とする空気調和装置の室内ユニット
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