JP4973009B2 - プロジェクタ及び画像投写方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光源から射出された光を画像データに応じて変調し、立体物に画像を投写するプロジェクタ及び画像投写方法に関する。
近年、製造業において3次元CAD(Computer Aided Design)等の設計ツールが用いられるようになり、試作以前の段階で製品の形状やデザインのイメージを認識することが可能となっている。また、デザインの選定等を行う際に、実際の立体感や質感等を確認するため、プロジェクタを用いて試作品等の無地の立体物に画像を投写することが行われている(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。
特開平5−247775号公報 楠本拓矢、"テクスチャプロジェクション方式MRによる立体物の鑑賞・デザインシステム"、[online]、平成13年10月9日、[平成18年3月22日検索]、インターネット<URL:http://www-inolab.sys.es.osaka-u.ac.jp/research/2001_10_09/kusumoto.pdf>
しかしながら、立体物が大きく、立体物表面の画像が投写される領域(被投写領域)が、プロジェクタの焦点深度では補えない程度の奥行き(投写方向寸法)を有する場合には、被投写領域の全域に渡って焦点の合った画像を投写することができないという問題を有していた。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、立体物に画像を投写する場合でも広範囲に渡り鮮鋭な画像を投写可能なプロジェクタ及び画像投写方法を提供することにある。
本発明のプロジェクタは、光源と、前記光源から射出された光を画像データに応じて変調し、前記画像データに基づいた画像を形成する光変調装置と、前記画像を投写する投写光学系と、前記投写光学系の焦点位置を変化させる焦点位置可変手段とを備え、前記焦点位置可変手段により前記焦点位置を周期的に変化させながら前記画像を投写することを特徴とする。
このプロジェクタによれば、投写光学系の焦点位置を周期的に変化させながら画像を投写するため、投写対象物の被投写領域が投写光学系の焦点深度では補えない程度の奥行きを有する場合でも、被投写領域の広い範囲に渡って、焦点の合った鮮鋭な画像を投写することが可能となる。
このプロジェクタにおいて、前記画像データが表す画像は、投写すべき画像全体のうち、所定の焦点位置における非焦点領域をマスクした部分画像であり、複数の焦点位置にそれぞれ対応した複数の前記画像データに基づいて、前記焦点位置可変手段によって前記焦点位置を周期的に変化させながら、各焦点位置に対応する前記部分画像を順次投写することが望ましい。
このプロジェクタによれば、焦点が合わない領域に投写される画像がマスクされているため、ピンぼけした画像が重畳されることがなくなり、画像をより鮮鋭にすることが可能となる。
このプロジェクタにおいて、前記画像が投写される投写対象物の形状及び載置状態を表す投写対象物情報を取得し、当該投写対象物情報に基づいて、画像全体を表す画像データから複数の前記部分画像を表す画像データを生成する部分画像生成部を備えることが望ましい。
このプロジェクタによれば、部分画像生成部が、取得した投写対象物情報に基づいて、画像全体を表す画像データから複数の部分画像を表す画像データを生成するため、部分画像を表す画像データを予め用意する必要がなくなり、画像の投写を容易に行うことが可能となる。
このプロジェクタにおいて、前記投写対象物を撮像する撮像部と、前記撮像部が撮像した画像に基づいて前記投写対象物情報を生成し、前記部分画像生成部に供給する情報生成部とを備えることが望ましい。
このプロジェクタによれば、投写対象物を撮像する撮像部を備え、この撮像部が実際の投写対象物を撮像した画像から投写対象物情報を生成するため、投写対象物の実際の載置状態に適した部分画像を容易に生成することが可能となる。
本発明の画像投写方法は、光源と、前記光源から射出された光を画像データに応じて変調し、前記画像データに基づいた画像を形成する光変調装置と、前記光変調装置で形成された画像を投写する投写光学系と、前記投写光学系の焦点位置を変化させる焦点位置可変手段とを備えたプロジェクタの画像投写方法であって、前記焦点位置可変手段により前記焦点位置を周期的に変化させながら、立体物に前記画像を投写することを特徴とする。
この画像投写方法によれば、投写光学系の焦点位置を周期的に変化させながら画像を投写するため、立体物の被投写領域が投写光学系の焦点深度では補えない程度の奥行きを有する場合でも、被投写領域の広い範囲に渡って、焦点の合った鮮鋭な画像を投写することが可能となる。
この画像投写方法において、前記立体物の位置及び載置状態を表す投写対象物情報を取得する第1の工程と、前記第1の工程で取得した前記投写対象物情報に基づいて、前記立体物の被投写領域を投写距離に応じた複数の領域に細分し、細分された前記領域毎に、他の領域をマスクした部分画像を表す画像データを生成する第2の工程と、前記焦点位置可変手段により、前記投写光学系の焦点位置を所定量変化させる第3の工程と、前記第3の工程により変化した焦点位置で焦点が合う領域の部分画像を投写する第4の工程とを備え、前記第3及び第4の工程を繰り返すことにより、前記焦点位置を周期的に変化させながら、投写する部分画像を順次切り替えることが望ましい。
この画像投写方法によれば、焦点が合わない領域に投写される画像がマスクされているため、ピンぼけした画像が重畳されることがなくなり、画像をより鮮鋭にすることが可能となる。
以下、本発明に係るプロジェクタについて、図面を参照して説明する。
本実施形態のプロジェクタは、入力される3次元画像データに基づいて2次元画像を形成し、当該2次元画像を立体物の表面に投写するものである。
図1は、本実施形態のプロジェクタの概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、プロジェクタ1は、画像の投写を行う画像投写部10と、制御部20と、入力操作部21と、撮像部22と、形状解析部23と、画像データ入力部24と、画像データ処理部25と、ライトバルブ駆動部26と、フォーカス駆動部27と、ズーム駆動部28とを有している。
まず、画像投写部10について説明する。
画像投写部10は、光源111、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ140R,140G,140B、投写光学系としての投写レンズ160等によって構成されている。
図2は、画像投写部10の構成をより詳細に示す構成図であり、光源111から射出された光が投写対象物である立体物Tに至るまでの光路を示している。
図2に示すように、画像投写部10は、照明光学系110、色光分離光学系120、リレー光学系130、3つの液晶ライトバルブ140R,140G,140B、クロスダイクロイックプリズム150、投写レンズ160等を備えている。
照明光学系110は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等の放電型光源ランプからなる光源111と、第1のレンズアレイ112と、第2のレンズアレイ113と、偏光変換素子114と、重畳レンズ115とを備えている。光源111から射出された光束は、微小なレンズ112aがマトリクス状に配置された第1のレンズアレイ112によって多数の微小な部分光束に分割される。第2のレンズアレイ113及び重畳レンズ115は、分割された部分光束のそれぞれが、照明対象である3つの液晶ライトバルブ140R,140G,140Bの全体を照射するように備えられている。このため、各部分光束が液晶ライトバルブ140R,140G,140Bで重畳され、液晶ライトバルブ140R,140G,140Bの全体がほぼ均一に照明される。
偏光変換素子114は、光源111からの光を液晶ライトバルブ140R,140G,140Bで効率よく利用可能とするため、特定の偏光方向を有する偏光光に揃える機能を有している。照明光学系110を射出した偏光光は、色光分離光学系120に入射する。
色光分離光学系120は、第1のダイクロイックミラー121と、第1の反射ミラー122と、第2のダイクロイックミラー123とを備えており、照明光学系110から射出された光を、波長域の異なる3色の光に分離する。第1のダイクロイックミラー121は、略赤色の光を透過するとともに、透過する光よりも短波長の光を反射する。第1のダイクロイックミラー121を透過した赤色光Rは、第1の反射ミラー122で反射された後、第1の平行化レンズ124で平行化されて赤色光用の液晶ライトバルブ140Rを照明する。
第2のダイクロイックミラー123は、略青色の光を透過するとともに、透過する光よりも長波長の光を反射する。このため、第1のダイクロイックミラー121で反射された光のうち、緑色光Gは、第2のダイクロイックミラー123によって反射され、第2の平行化レンズ125で平行化されて緑色光用の液晶ライトバルブ140Gを照明する。また、青色光Bは、第2のダイクロイックミラー123を透過し、リレー光学系130を経由して、青色光用の液晶ライトバルブ140Bを照明する。
なお、青色光Bの経路は、他の色光の経路に比べて長くなってしまうことから、光線束の発散によって液晶ライトバルブ140Bへの照明効率が低下するのを抑制するために、青色光Bの経路には、リレー光学系130が設けられている。リレー光学系130は、入射側レンズ131と、第2の反射ミラー132と、リレーレンズ133と、第3の反射ミラー134と、射出側レンズ135とを備えている。色光分離光学系120から射出した青色光Bは、入射側レンズ131によってリレーレンズ133の近傍で収束し、射出側レンズ135に向けて発散する。
液晶ライトバルブ140R,140G,140Bのそれぞれは、一対の透明基板間に液晶が封入された液晶パネル141を備えており、液晶パネル141の内面には、液晶に対して微小領域(画素)毎に駆動電圧を印加可能な透明電極(画素電極)がマトリクス状に形成されている。また、液晶パネル141の入射側表面及び射出側表面には、それぞれ入射側偏光板142及び射出側偏光板143が貼り付けられている。入射側偏光板142及び射出側偏光板143は、それぞれ特定の偏光方向の偏光光のみを透過可能であり、入射側偏光板142は、偏光変換素子114によって揃えられた偏光方向の偏光光を透過可能となっている。このため、各液晶ライトバルブ140R,140G,140Bに照射された各色光の大部分は入射側偏光板142を透過して、液晶パネル141に入射する。
ここで、液晶パネル141の各画素に、画像データに応じた駆動電圧が印加されると、液晶パネル141に入射した光は、駆動電圧に応じて変調され、画素毎に異なる偏光方向を有した偏光光となる。この偏光光のうち、射出側偏光板143を透過可能な偏光成分のみが液晶ライトバルブ140R,140G,140Bから射出される。つまり、液晶ライトバルブ140R,140G,140Bが、画像データに応じて、画素毎に異なる透過率で入射光を透過させることによって、階調を有する画像光が色光毎に形成される。液晶ライトバルブ140R,140G,140Bから射出した各色光からなる画像光は、クロスダイクロイックプリズム150に入射する。
クロスダイクロイックプリズム150は、各液晶ライトバルブ140R,140G,140Bから射出された各色の画像光を、画素毎に合成してカラー画像を表す画像光を形成する。クロスダイクロイックプリズム150によって合成された画像光は、投写レンズ160によって立体物Tに拡大投写される。なお、投写レンズ160は、ズーム機構及びフォーカス機構を備えており、投写レンズ160を構成する複数のレンズ群の光軸方向の位置関係を変化させることにより、ズーム(変倍)動作やフォーカシング(焦点位置調整動作)を行うことが可能になっている。
図1に戻って、制御部20は、CPU(Central Processing Unit)、フラッシュメモリ等からなるROM(Read Only Memory)、各種データの一時記憶等に用いられるRAM(Random Access Memory)等(いずれも図示せず)を備え、コンピュータとして機能するものである。制御部20は、CPUがROMに記憶されている制御プログラムに従って動作することにより、プロジェクタ1の動作を統括制御する。
入力操作部21は、プロジェクタ1に対して各種指示を行うための複数のキー等を備えており、ユーザが入力操作部21を操作すると、入力操作部21は、ユーザの操作内容に応じた操作信号を制御部20に出力する。なお、入力操作部21として、遠隔操作が可能なリモコン(図示せず)を用いた構成としてもよい。この場合、リモコンは、ユーザの操作内容に応じた赤外線の操作信号を発し、図示しないリモコン信号受信部がこれを受信して制御部20に伝達する。
撮像部22は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)カメラやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラ等からなり、投写レンズ160の投写範囲全体を撮像可能になっている。このため、投写レンズ160の投写範囲内に立体物Tを載置し、画像投写部10によって所定のパターン(模様)を投写した状態で、制御部20が撮像部22に撮像を指示すると、前記パターンが投写された立体物Tの撮像データが撮像部22によって取得される。撮像部22は、取得した撮像データを形状解析部23に出力する。
形状解析部23は、本発明の情報生成部に相当するものであり、前記パターンが投写された立体物Tの撮像データを解析し、その解析結果から立体物Tの形状や載置状態(載置された位置や向き)等を表す投写対象物情報を生成して、画像データ処理部25に出力する。投写対象物情報の生成方法としては、例えば、前記パターンとしてストライプパターンやコード化パターン等を立体物Tに投写して、三角測量の原理で形状や載置状態を導くアクティブステレオ法等を用いることができる。
画像データ入力部24には、図示しない外部の画像供給装置(パーソナルコンピュータ等)から、有線又は無線通信、或いは各種記憶媒体等を介して所定の形式の3次元画像データが入力される。この3次元画像データは、立体物Tと略同一形状を有する3次元モデルの3次元座標データや、当該3次元モデル表面の模様や色、質感等を表すテクスチャデータ等を含むものであり、例えば、3次元CADデータや3次元CG(Computer Graphics)データを用いることができる。画像データ入力部24は、入力された3次元画像データを画像データ処理部25に出力する。
画像データ処理部25は、画像データ入力部24から入力された3次元画像データ、及び形状解析部23から入力された投写対象物情報に基づいて、2次元の画像データを生成する。具体的には、投写対象物情報に含まれる立体物Tの形状や載置状態を表す情報に基づいて、投写レンズ160から立体物Tを見た場合の2次元画像データを生成する。さらに、投写対象物情報から、立体物Tの表面でプロジェクタ1からの画像が投写される領域(以降、被投写領域と呼ぶ)の最も手前側までの投写距離と、最も奥側までの投写距離とを導くとともに、被投写領域を投写距離に応じて複数の小領域に区分する。その後、画像データ処理部25は、生成した2次元画像データから、区分した小領域毎に、それぞれの小領域に投写すべき画像(部分画像)を表す画像データ(部分画像データ)を生成し、制御部20に出力する。つまり、画像データ処理部25は、本発明の部分画像生成部に相当するものである。
制御部20は、入力された画像データを適宜ライトバルブ駆動部26に出力し、ライトバルブ駆動部26は、この画像データに基づいて液晶ライトバルブ140R,140G,140Bを駆動する。また、フォーカス駆動部27及びズーム駆動部28は、制御部20からの指示に基づいて、それぞれ投写レンズ160のフォーカス機構及びズーム機構を駆動する。なお、フォーカス駆動部27、及び投写レンズ160のフォーカス機構は、投写レンズ160の焦点位置を変化させるものであり、本発明の焦点位置可変手段に相当する。
次に、本実施形態のプロジェクタ1が画像を投写する際の動作について、立方体形状の立体物にサイコロの模様を投写する場合を例にして説明する。なお、画像データ入力部24には、サイコロを表す3次元画像データが入力されるものとする。
図3は、プロジェクタ1の動作を説明するためのフローチャートである。
ユーザが投写レンズ160の投写範囲内に、立方体形状の立体物Tを載置して、入力操作部21に備わる電源キーを操作すると、プロジェクタ1は、図3に示すフローに従って動作する。
図3に示すように、ステップS201では、制御部20は、自らのROMに記憶している所定のパターン(例えば、ストライプパターン)を表す画像データをライトバルブ駆動部26に出力し、画像投写部10により当該パターンを立体物Tに投写する。
ステップS202では、制御部20は、撮像部22に指示をして、前記パターンが投写された立体物Tを撮像し、ステップS203では、形状解析部23が、撮像部22からの撮像データに基づいて、立体物Tの投写対象物情報を生成する。この投写対象物情報により、画像データ処理部25は、立体物Tの形状や載置状態を認識することが可能となる。
ステップS204では、画像データ処理部25が、画像データ入力部24から入力された3次元画像データ、及び形状解析部23から入力された投写対象物情報に基づいて、複数の部分画像データを生成する。
具体的には、まず、画像データ処理部25は、形状解析部23から入力された投写対象物情報に基づいて、立体物Tの載置状態、即ち立体物Tの向き(載置方向)及びプロジェクタ1の投写範囲に対する立体物Tの位置や大きさ等を認識し、画像データ入力部24より入力された3次元画像データから、この載置状態に応じた2次元画像を表す画像データを生成する。例えば、立体物Tが、投写レンズ160から見て図4に示すように見える状態で載置されている場合には、画像データ処理部25は、図5に示すように、この載置状態に応じた2次元画像p0の画像データを生成する。なお、図4に示す状態では、立体物Tの3つの面A1〜A3が、プロジェクタ1からの画像が投写される被投写領域Aとなる。また、図中の二点鎖線は、プロジェクタ1の投写範囲L、即ち画像を投写しうる範囲を示している。
次に、図6に示すように、画像データ処理部25は、形状解析部23から入力された投写対象物情報に基づいて、被投写領域Aの最も手前側に位置する角部C1までの投写距離、及び被投写領域Aの最も奥側に位置する角部C2までの投写距離を導出するとともに、これらの差である被投写領域Aの奥行きDを導く。その後、この奥行きDを、投写レンズ160の焦点深度で補える距離d刻みで分割し、被投写領域Aを、それぞれ奥行きdを有する複数の小領域a1〜a8に細分する。各小領域a1〜a8は、上記のように細分されているため、いずれか1つの小領域の中央(小領域の手前側端部からd/2だけ奥の位置)に焦点を合わせて画像を投写すれば、当該小領域内には、焦点の合った画像(フォーカス状態が許容範囲内の画像)が表示されることになる。
その後、図7(a)〜(h)に示すように、画像データ処理部25は、2次元画像p0に基づいて、小領域a1〜a8毎に、それぞれに投写すべき画像のみからなる部分画像p1〜p8の画像データ、即ち、2次元画像p0中の他の小領域に投写される部位(非焦点領域)を黒色でマスクした画像データを生成し、制御部20に出力する。なお、マスクする領域は、黒色に限られず、白色やその他の色としてもよい。また、各画像データには、台形歪み(投写面に対して斜め方向から画像を投写することに伴う画像の歪み)を補正するための処理を施すことが望ましい。
ステップS205では、制御部20は、フォーカス駆動部27に指示をして、最も手前側の小領域a1の中央よりもさらに距離d(小領域1つ分)だけ手前側の位置が焦点位置となるように、投写レンズ160のフォーカス機構を駆動する。
ステップS206では、制御部20は、フォーカス駆動部27に指示をして、現在の焦点位置よりも1つだけ奥側の小領域に焦点が合うように、投写レンズ160のフォーカス機構を駆動し、ステップS207では、焦点の合った小領域に対応する部分画像の画像データをライトバルブ駆動部26に出力する。つまり、ステップS205の直後には、小領域a1に焦点が合っている状態で、小領域a1に投写すべき部分画像p1が投写される。
ステップS208では、制御部20は、現在の焦点位置、即ちどの小領域に焦点が合っている状態か判断する。この結果、小領域a1〜a7のいずれか(最も奥側の小領域a8以外)に焦点が合っている状態の場合には、ステップS206に戻り、さらに1つ奥側の小領域に焦点を合わせて当該小領域に対応する部分画像データをライトバルブ駆動部26に出力する。一方、最も奥側の小領域a8に焦点が合っている状態の場合には、ステップS209に移行する。このように、ステップS206〜S208を繰り返すことにより、すべての小領域a1〜a8に、それぞれに対応する部分画像p1〜p8が順次投写される。
ステップS209では、制御部20は、フォーカス駆動部27に指示をして、現在の焦点位置よりも1つだけ手前側の小領域に投写画像の焦点が合うように、投写レンズ160のフォーカス機構を駆動し、ステップS210では、焦点の合った小領域に対応する部分画像データをライトバルブ駆動部26に出力する。
ステップS211では、制御部20は、現在の焦点位置、即ちどの小領域に焦点が合っている状態かを判断する。この結果、小領域a2〜a8のいずれか(最も手前側の小領域a1以外)に焦点が合っている状態の場合には、ステップS209に戻り、さらに1つ手前側の小領域に焦点を合わせ、当該小領域に対応する部分画像データをライトバルブ駆動部26に出力する。一方、最も手前側の小領域a1に焦点が合っている状態の場合には、ステップS212に移行する。
ステップS212では、ユーザが入力操作部21を操作して画像の投写を終了させる指示を行ったか否かを制御部20が判断する。この結果、指示がなされていなければ、ステップS206に戻って、小領域a1〜a8への部分画像の投写を繰り返し、指示がなされた場合には、画像の投写処理を終了させる。
このように、本実施形態のプロジェクタ1は、焦点位置、即ち被投写領域A上の焦点が合う小領域をa1→a2→…→a7→a8→a7→…→a2→a1→a2→…と周期的に変化させつつ、焦点が合っている小領域に対応する部分画像p1〜p8を順次投写し、これをユーザの終了指示がなされるまで繰り返す。この動作(焦点位置の変更、及び対応する部分画像の投写)を、例えば、片道(a1→a8)で1/60秒程度、即ち往復(a1→a8→a1)で1/30秒程度の周期で行えば、ユーザ(鑑賞者)には、残像現象によって被投写領域A全体に同時に画像が投写されているように視認される。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクタ1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態のプロジェクタ1によれば、投写レンズ160の焦点位置を周期的に変化させながら画像を投写するため、立体物Tの被投写領域Aが投写レンズ160の焦点深度では補えない程度の奥行きを有する場合でも、被投写領域Aの全域に渡って、焦点の合った鮮鋭な画像を投写することが可能となる。
(2)本実施形態のプロジェクタ1によれば、被投写領域A上の焦点が合わない小領域に投写される画像がマスクされているため、ピンぼけした画像が重畳されることがなくなり、画像をより鮮鋭にすることが可能となる。
(3)本実施形態のプロジェクタ1によれば、画像データ処理部25が、形状解析部23から取得した投写対象物情報に基づいて、2次元画像p0を表す画像データから、複数の部分画像p1〜p8を表す画像データを生成するため、部分画像p1〜p8を表す画像データを予め用意する必要がなくなり、画像の投写を容易に行うことが可能となる。
(4)本実施形態のプロジェクタ1によれば、立体物Tを撮像する撮像部22を備え、この撮像部22が実際の立体物Tを撮像した画像から投写対象物情報を生成するため、立体物Tの実際の載置状態に適した部分画像を容易に生成することが可能となる。
(変形例)
なお、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
前記実施形態において、投写レンズ160の投写範囲に対して立体物Tが小さい場合や、被投写領域Aの一部の領域にのみ画像を表示させたい場合には、ズーム駆動部28によって投写レンズ160のズーム機構を駆動させて投写範囲Lを狭くするとともに、この投写範囲Lに合わせて部分画像p1〜p8を生成することにより、投写される画像の解像度を向上することができる。
前記実施形態では、フォーカス駆動部27により周期的に焦点位置を変更しながら、焦点位置に応じた部分画像を投写しているが、周期的に焦点位置を変更しながら、常に同一の画像(例えば、2次元画像p0)を被投写領域Aの全体に投写するようにしてもよい。この場合でも、焦点の合った画像が周期的に各小領域a1〜a8に投写されることになるため、焦点位置を固定した場合に比べて画像を鮮鋭にすることができる。
前記実施形態では、撮像部22による撮像結果に基づいて投写対象物情報を生成し、この投写対象物情報に基づいて、複数の部分画像データを生成しているが、撮像部22を用いない構成も可能である。例えば、予め用意した投写対象物情報を、3次元画像データとともに画像データ処理部25に供給するとともに、立体物Tを投写対象物情報に従って載置するようにすればよい。或いは、複数の部分画像データを予め準備して、焦点位置の変更に同期させてこれらを順次投写するとともに、部分画像に応じた載置状態で立体物Tを載置するようにしてもよい。
前記実施形態では、焦点位置の変更と、対応する部分画像の投写とを交互に行っているが、焦点位置を連続的に変化させながら、これに同期させて各部分画像p1〜p8を順次投写するようにしてもよい。
前記実施形態では、被投写領域Aを等間隔(距離d)で細分して小領域a1〜a8を設定しているが、被投写領域Aの分割は等間隔に限られず、投写レンズ160の特性に応じて適宜定めればよい。また、被投写領域A内に表示すべき模様(テクスチャ)の疎密に応じて、異なる奥行きの小領域を設定するようにしてもよい。例えば、無地の画像を投写する場合には、焦点が合っていなくても画像の鮮鋭度に与える影響は小さいため、小領域の奥行きを大きくすることができる。前記実施形態で示した例においても、小領域a6〜a8には無地の部分画像が投写されるため(図7(f)〜(h)参照)、小領域a6〜a8を合わせた領域を1つの小領域とすることができる。この結果、小領域の数、即ち画像の切り替え回数を減らすことが可能となり、動作時の負荷を低減することが可能となる。
前記実施形態では、光変調装置として、透過型の液晶ライトバルブ140R,140G,140Bを用いているが、反射型の液晶ライトバルブ等、反射型の光変調装置を用いることも可能である。また、入射した光の出射方向を、画素としてのマイクロミラー毎に制御することにより、光源から出射した光を変調する微小ミラーアレイデバイス等を用いることもできる。
前記実施形態では、光源として放電型光源ランプを用いているが、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)光源等の固体光源や、その他の光源を用いることもできる。
実施形態に係るプロジェクタの概略構成を示すブロック図。 画像投写部の構成をより詳細に示す構成図。 プロジェクタの動作を説明するためのフローチャート。 投写対象物である立体物を投写レンズ側から見た図。 3次元画像データから生成した2次元画像を示す図。 立体物の被投写領域を複数の小領域に区分した様子を示す説明図。 (a)〜(h)は、焦点位置毎に生成された部分画像を示す図。
符号の説明
1…プロジェクタ、10…画像投写部、20…制御部、21…入力操作部、22…撮像部、23…形状解析部、24…画像データ入力部、25…画像データ処理部、26…ライトバルブ駆動部、27…フォーカス駆動部、28…ズーム駆動部、110…照明光学系、111…光源、112…第1のレンズアレイ、113…第2のレンズアレイ、114…偏光変換素子、115…重畳レンズ、120…色光分離光学系、121…第1のダイクロイックミラー、122…第1の反射ミラー、123…第2のダイクロイックミラー、124…第1の平行化レンズ、125…第2の平行化レンズ、130…リレー光学系、131…入射側レンズ、132…第2の反射ミラー、133…リレーレンズ、134…第3の反射ミラー、135…射出側レンズ、140R,140G,140B…液晶ライトバルブ、141…液晶パネル、142…入射側偏光板、143…射出側偏光板、150…クロスダイクロイックプリズム、160…投写レンズ、A…被投写領域、L…投写範囲、T…立体物、a1〜a8…小領域、p1〜p8…部分画像。

Claims (4)

  1. 源から射出された光を変調し画像を形成する光変調装置、及び前記画像を投写対象物に投写する投写光学系を備えた画像投写部と、
    前記投写光学系の焦点位置を変化させる焦点位置可変手段と、
    3次元画像データが入力される画像データ入力部と、
    前記投写対象物を撮像する撮像部と、
    前記撮像部が撮像した画像に基づいて、前記投写対象物の形状及び載置状態を表す投写対象物情報を生成する情報生成部と、
    前記投写対象物情報に基づいて、前記3次元画像データから2次元画像データを生成するとともに、前記投写対象物の被投写領域を、投写距離に応じて複数の小領域に区分して、前記複数の小領域にそれぞれ対応する複数の部分画像を表す画像データを前記2次元画像データから生成する画像生成部と、を備え、
    前記画像投写部は、前記焦点位置を周期的に変化させながら、前記複数の小領域のうち焦点が合う小領域に対応する前記部分画像を前記投写対象物に順次投写することを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタであって、
    前記部分画像は、前記2次元画像データに基づく画像のうち、所定の焦点位置における非焦点領域をマスクした画像であことを特徴とするプロジェクタ。
  3. 光源から射出された光を変調して画像を形成する光変調装置と、前記画像を投写対象物に投写する投写光学系とを備えたプロジェクタによる画像投写方法であって、
    3次元画像データが入力される画像データ入力ステップと、
    前記投写対象物を撮像する撮像ステップと、
    前記撮像ステップで撮像された画像に基づいて、前記投写対象物の形状及び載置状態を表す投写対象物情報を生成する情報生成ステップと、
    前記投写対象物情報に基づいて、前記3次元画像データから2次元画像データを生成するとともに、前記投写対象物の被投写領域を、投写距離に応じて複数の小領域に区分して、前記複数の小領域にそれぞれ対応する複数の部分画像を表す画像データを前記2次元画像データから生成する画像生成ステップと、
    前記投写光学系の焦点位置を周期的に変化させながら、前記複数の小領域のうち焦点が合う小領域に対応する前記部分画像を前記投写対象物に順次投写する画像投写ステップと、
    を備えたことを特徴とする画像投写方法。
  4. 請求項3に記載の画像投写方法であって、
    前記部分画像は、前記2次元画像データに基づく画像のうち、所定の焦点位置における非焦点領域をマスクした画像であることを特徴とする画像投写方法。
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