JP4971748B2 - フランジ付きホースの製造方法 - Google Patents

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本発明は、マンドレルを用いて両端部にフランジを備えたフランジ付きホースを製造するためのフランジ付きホースの製造方法に関し、特には、フランジをマンドレルに着脱自在に固定するフランジ固定装置を用いてフランジ付きホースを製造するフランジ付きホースの製造方法に関するものである
両端部にフランジを備えたフランジ付きホースの一例としては、海洋等において使用されるマリンホース等がある。マリンホースは、一点係留式ブイに係留されたタンカーからの原油の輸送等に用いられている。また、マリンホースは、OCIMF HOSE GUIDE(マリンホースの国際規格でOCIMF Oil Companies International Marine Forum、Guide to Purchasing、Manufacturing and Testing of Loading and Discharge Hoses for Offshore Mooring、Fourth Edition 1991を言う)で要求特性が規定され、その中の一つに製品長さが規定長さの±1%以内でなければならないとされている。
このようなマリンホースは、マンドレルの軸方向両側にフランジを夫々配置した後、少なくともフランジ間のマンドレルの外周上にホース構成部材を巻き付けてから、加硫することで成形されている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭52-14214号公報
ところで、前述したマリンホースの国際規格を満たすためにマリンホースの製造方法としては、成型中や加硫中にマリンホースが伸縮するのを抑えるため両端部に配置されるフランジをマンドレルに固定する手法が考案されている。その手法の一つとして、マリンホースのホース構成部材のうちホース補強材として用いられるスダレコード(複数本のコードを平行に並べてゴム被覆して帯状体としたもの)をフランジ上に襷掛けにしてマンドレルに巻き付けてフランジを固定する手法がある。しかし、この手法ではフランジをマンドレルに完全に固定することが難しく、マリンホースの製造工程においてマリンホースが伸縮してしまい、長さがばらつき、結果マリンホースの国際規格を満足できない不良品が出ることが稀にある。また、マリンホースの寸法精度を向上させる手法として、マンドレル上にL字鋼を溶接して、マリンホースのフランジとL字鋼とをボルト及びナットで固定する手法も考えられるが、L字鋼をマンドレルに都度溶接したり外したりする必要があるため一般的ではない。
前述したような問題点から市場では、寸法制度の高いフランジ付きホースを製造するフランジ付きホースの製造方法及び寸法制度の高いフランジ付きホースを製造するためのフランジ固定装置の提供が期待されている。
本発明の目的は、上記事実を考慮して、寸法精度の高いフランジ付きホースを製造するフランジ付きホースの製造方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明の請求項1に係るフランジ付きホースの製造方法は、マンドレルの軸方向両側にフランジを夫々配置し、少なくとも前記フランジ間の前記マンドレルの外周上にホース構成部材を配置した後、加硫してフランジ付きホースを成形するフランジ付きホースの製造方法であって、前記フランジを前記マンドレルに着脱自在に固定可能なフランジ固定装置を用いて、前記フランジを前記マンドレルに固定するフランジ固定工程を備えることを特徴としている。
次に請求項1に記載のフランジ付きホースの製造方法の作用について説明する。
フランジ付きホースの製造工程において、このフランジ固定工程後にフランジに負荷が加わったとしても、フランジ間の距離の変動が抑制されるため、寸法精度の高いフランジ付きホースが成形される。また、フランジがマンドレルに対して着脱自在に固定されるため、従来のL字型鋼をマンドレルに溶接してフランジを固定する手法よりもフランジを容易に着脱できる。
本発明の請求項2に係るフランジ付きホースの製造方法は、請求項1に記載のフランジ付きホースの製造方法において、前記フランジ固定工程の後、前記フランジを前記マンドレルに固定した状態のままで未加硫のフランジ付きホースを加硫することを特徴としている。
次に、請求項2に記載のフランジ付きホースの製造方法の作用について説明する。
未加硫のフランジ付きホースを加硫する場合には、フランジ間の距離が変動する虞があるが、加硫する前にフランジ固定工程にてフランジをマンドレルに固定し、その状態のままで加硫することで、寸法精度が高いフランジ付きホースを成形することができる。
本発明のフランジ付きホースの製造方法は、寸法精度の高いフランジ付きホースを製造することができる。
[第1の実施形態]
(構成)次に、本発明のフランジ固定装置及びこのフランジ固定装置を用いたフランジ付きホースの製造方法について図1乃至図4に従って説明する。図1はフランジ固定装置を閉じた状態の正面図であり、図2はフランジ固定装置を開いた状態の正面図であり一部分を断面図としている。また、図3は加硫後のフランジ付きホースの部分断面図であり、図4はフランジ付きホース製造工程においてマンドレルにフランジ固定装置を用いてフランジを固定した状態を示す部分断面図である。なお、図3中の矢印X1はフランジ付きホースの長手方向を示し、図4中の矢印X2はマンドレルの長手方向を示すものである。
まず、フランジ固定装置について説明する。図1に示すようにフランジ固定装置10は、環状部材20、フランジ取付部30、回動手段40及び開閉手段60を備えている。
(環状部材)
環状部材20は周上の2箇所が分割されている。なお、この分割された一方の環状部材20を第1の環状部材22、分割された他方の環状部材20を第2の環状部材24と称するものとする。また、本実施形態では、環状部材20は周上の2箇所が分割される構成としているが、この構成に限定される必要は無く、環状部材20は周上の複数箇所が分割される構成としても良いものとする。
この環状部材20の径方向内側の内周面には緩衝部材26が設けられている。この緩衝部材26は後述するマンドレルにフランジ固定装置10を固定した際に、マンドレルの外周面が傷付くのを抑制するために設けられるため適度な緩衝効果を備えていることが好ましく、また、フランジ固定装置10がマンドレル上を移動しないように適度な摩擦係数を備えることがさらに好ましい。なお、本実施形態では緩衝部材26をシリコンゴムとしている。また、この緩衝部材26はマンドレルが傷付くのを抑制することが主目的のため、環状部材20の径方向内側の内周面全域に設けることが好ましい。
さらにまた、環状部材20はマンドレルを挟み込んで固定するため、環状部材の20の幅を広くすることが面圧向上となり好ましい。
(フランジ取付部)
この環状部材20の径方向外側の外周面には、この外周面から径方向外側に延びる板状のフランジ取付部30が設けられている。このフランジ取付部30は後述するフランジを固定するための部位であり、各種フランジを固定できるように各フランジに設けられた各貫通孔に対応する貫通長孔34が設けられている。なお、本実施形態では、この貫通長孔34の長手方向と環状部材20の径方向とを同一とさせている。さらに、環状部材20にはこのフランジ取付部30を支持するためのリブ32が設けられている。このリブ32は本実施形態では一つのフランジ取付部30に対して2個配置されているが、フランジ取付部30を支持することができれば、1個又は3個以上であっても良いものとする。
また、本実施形態では、フランジ取付部30は第1の環状部材22及び第2の環状部材24に各1個設けられているが、この構成に限定される必要は無く、第1の環状部材22及び第2の環状部材24の少なくとも一方に複数設けられる構成としても良いものとする。さらに、本実施形態では、図1に示すようにフランジ取付部30に貫通長孔34が一個設けられる構成としたが、複数個設けられる構成としても良いものとする。
(回動手段)
また、環状部材20の一方の分割部分には回動手段40が設けられている。この回動手段40は具体的には、第1の環状部材22の一方の端部側の外周面に設けられる第1の回動支持部材42と、第2の環状部材24の一方の端部側の外周面に設けられる第2の回動支持部材44と、これら第1の回動支持部材42と第2の回動支持部材44とを回転自在に支持する回転軸部材46とを備えている。この回転軸部材46を回転軸にして、第1の環状部材22及び第2の環状部材24が回動可能となる。
なお、本実施形態では、第1の回動支持部材42は平行に配置される一対の第1挟持片48を有し、この一対の第1挟持片48の間に第2の回動支持部材44が有する第1支持片50が挿入され、回転軸部材46を構成する第1軸ボルト52が一対の第1挟持片48と第1支持片50とを貫通し、回転軸部材46を構成する第1軸ナット54がこの第1軸ボルト52に捩じ込まれている。
(開閉手段)
また、環状部材20の他方の分割部分には開閉手段60が設けられている。
この開閉手段60は、環状部材20を開閉する手段であり、具体的には、第1の環状部材22の他方の端部側の外周面に設けられる錠回動支持部材62と、この錠回動支持部材62に回動自在に支持される錠部材64と、錠部材64の先端部側に設けられた雄ねじ66に螺合可能な雌ねじを有する挟持ナット68と、第2の環状部材24の他方の端部側の外周面に設けられ錠部材64を嵌入できる溝部71を有する錠受け部材70とを備えている。
この錠回動支持部材62は、平行に配置される一対の第2挟持片72を有し、この一対の第2挟持片72の間に錠部材64の基端部65側が挿入され、第2軸ボルト74によって一対の第2挟持片72と錠部材64の基端部65とが貫通されて第2軸ボルト74に螺合可能な第2軸ナット76が捩じ込まれ錠部材64を回動自在に支持している。この錠部材64を錠受け部材70の溝部71に嵌入し、錠部材64の雄ねじ66に挟持ナット68を螺合して、この挟持ナット68を捩じり込むことで環状部材20の開口面積を縮小することが可能となる。また、本実施形態の錠部材64の回転軸方向は図2に示すように環状部材20の軸方向と平行であるが、この構成に限定される必要は無く、錠部材64の回転軸方向が環状部材20の径方向と平行となる構成であっても良いものとする。
なお、挟持ナット68が錠部材64に螺合された状態で錠部材64が錠受け部材70の溝部71に嵌入した状態をフランジ固定装置10の閉状態とし、錠部材64が錠受け部材70の溝部71から外れた状態をフランジ固定装置10の開状態と称する。
(吊り部材)
また、環状部材20の径方向外側の外周面には吊り部材80が設けられている。この吊り部材80は、フランジ固定装置10をフック等で吊り上げる際に用いられる部位であり、本実施形態では、棒状の部材を略U字状に折り曲げて環状部材20の外周面に両端部を接合させている。なお、本実施形態では吊り部材80をU字状とし、この開口部分にフック等を引っ掛けられる構成としているが、この構成に限定される必要は無く、フック等を引っ掛けることができれば棒状の部材を略多角形状に折り曲げても良く、また板状の部材に貫通孔を設ける構成であっても良いものとする。
次に、本発明のフランジ付きホースの製造方法によって製造されるフランジ付きホース100について図3に従って説明する。フランジ付きホース100は両端部にフランジ102を有し、その形状が左右対称である。このフランジ102は略円筒状で、一方の端部(ここではフランジ付きホース100の長手方向の外側の端部)にフランジ102の径方向に突出した突条の張出し部104が設けられ、他方の端部側(ここではフランジ付きホース100の長手方向の内側の端部)にフランジ102の径方向に突出したリブ106が設けられている。なお、この張出し部104には所定の間隔を開けて貫通孔108が設けられている。
また、一方のフランジ102のリブ106と張出し部104との間から他方のフランジ102のリブ106と張出し部104との間に向けて円筒状のホース部材110が配置されている。このホース部材110は、内周面側に配置される内側層112と、この内側層112の径方向外側に配置される補強層114と、この補強層114の径方向外側に配置される外側層116とを有している。この補強層114の両端部は、リブ106と張出し部104との間に配置される環状のビード部122にホース部材110の径方向内側から外側に向けて巻き返されている。
さらにまた、この補強層114は、第1の補強層118と第2の補強層120とを有し、この第1の補強層118はフランジ付きホース100の長手方向(矢印X1方向)に対して傾斜する方向に延びるポリエステルすだれコード(タイヤ等に用いられるゴム被覆されたすだれコード)で形成され、第2の補強層120は矢印X1方向に対して傾斜すると共に、第1の補強層118のポリエステルすだれコードと交差する方向に延びるポリエステルすだれコードで形成されている。
本実施形態では補強層114のコードにタイヤ用ポリエステルすだれコードを用いる構成としたが、この構成に限定される必要は無く、スチールコードや他の有機繊維コードを用いる構成としても良いものとする。なお有機繊維としては、芳香族ポリアミド繊維等が挙げられる。さらに、本実施形態のフランジ付きホース100では、補強層114が第1の補強層118及び第2の補強層120の2層からなる構造としたが、この構成に限定される必要は無く、補強層114は3層以上の層から構成されても良いものとする。
次に、本発明のフランジ固定装置10を用いて前述したフランジ付きホース100を製造するためのフランジ付きホースの製造方法について図4に従って説明する。
まず、図4に示すように、円柱状のマンドレル130の軸方向(矢印X2方向)両側からフランジ102の張出し部104が矢印X2方向の外側となるようにフランジ102を挿入する。次に、開状態のフランジ固定装置10をマンドレル130上のフランジ102よりも矢印X1方向の外側に配置し、錠部材64を錠受け部材70の溝部71に嵌入して閉状態とする。
そして、張出し部104の貫通孔108とフランジ固定装置10の貫通長孔34とを位置合わせして取付ボルト132を挿通し、この取付ボルト132に螺合可能な取付ナット134を取付ボルト132に螺合させてフランジ取付部30にフランジ102を仮固定する。次に、両側のフランジ102の間隔が所定の間隔となるようにフランジ固定装置10の位置を調整した後で、挟持ナット68を錠部材64に捩じり込み環状部材20でマンドレル130を挟み込む。このとき、挟持ナット68を概ね50Nmのトルクで捩じり込むことが好ましい。フランジ固定装置10がマンドレル130を所定の面圧で挟み込んだ後で、取付ボルト132及び取付ナット134を本締めして、フランジ固定装置10にフランジ102を確実に固定する。
次に、フランジ102の張出し部104とリブ106との間のフランジ部分及びマンドレル130の外周面に帯状の未加硫内側ゴムをスパイラル状(又は寿司巻き状)に巻き付けて未加硫の内側層112Gを形成する。そして、未加硫の内側層112Gの径方向外側に帯状の未加硫補強体をスパイラル状(又は寿司巻き状)に巻き付けて未加硫の補強層114G(未加硫の第1の補強層118G及び未加硫の第2の補強層120G)を形成する。この未加硫補強体はタイヤ用ポリエステルすだれコードで形成され、未加硫の内側層112Gにスパイラル状(又は寿司巻き状)に巻き付ける際には矢印X2方向とポリエステルすだれコードのコード方向とが互いに交差するように巻き付けて未加硫の第1の補強層118Gを形成し、次にこの未加硫の第1の補強層118Gの径方向外側に他のポリエステルすだれコードを未加硫の第1の補強層118Gを形成するポリエステルすだれコードのコード方向と交差し且つ矢印X2方向にも交差するようにスパイラル状(又は寿司巻き状)に巻き付けて未加硫の第2の補強層120Gを形成する。
そして、張出し部104とリブ106との間に配置される未加硫の第2の補強層120Gの径方向外側に環状のビード部122を配置し、未加硫の補強層114Gをマンドレル130の径方向内側から外側に向けて折り返す。次に、未加硫の第2の補強層120Gの径方向外側に帯状の未加硫外側ゴムをスパイラル状(又は寿司巻き状)に巻き付けて未加硫の外側層116Gを形成する。これらの各部材の巻き付け工程により未加硫のフランジ付きホース100Gが成型される。なお、本実施形態では、マンドレル130への各部材の巻き付けの際には、マンドレル130の軸を回転軸にして回転することで各部材が巻き付けられていくが、この構成に限定される必要は無く、マンドレル130が固定された状態で各部材を供給する供給装置側がマンドレル130の周囲を回転する構成であっても良いものとする。
次に、フランジ固定装置10によってマンドレル130にフランジ102が固定された状態の未加硫のフランジ付きホース100Gが図示しない加硫機に装填されて加硫される。この加硫時に未加硫のフランジ付きホース100Gは矢印X2方向に伸縮しようとするが、フランジ固定装置10によって矢印X2方向への変位が抑制されるため、加硫後のフランジ付きホース100の寸法精度が向上する。なお、本実施形態のフランジ付きホースの製造方法における未加硫のフランジ付きホース100G、未加硫の内側層112G、未加硫の補強層114G、未加硫の第1の補強層118G、未加硫の第2の補強層120G及び未加硫の外側層116Gは図示を省略している。また、本実施形態のフランジ付きホースの製造方法は前述したような手順でフランジ付きホース100を製造するが、この手順に限定される必要は無いものとする。
(作用)次に第1の実施形態によれば、フランジ付きホース100の製造工程において、フランジ102がフランジ固定装置10によってマンドレル130に確実に固定されるため、フランジ102に負荷が作用してもフランジ102間のマンドレル130の長手方向の距離の変動が抑制されるため、寸法精度の高いフランジ付きホース100が成形される。また、このフランジ固定装置10は、錠部材64を回動させて錠受け部材70の溝部71に嵌入し、挟持ナット68を捩じ込むことでマンドレル130を挟み込むことができ、フランジ取付部30にフランジ102を取付ボルト132及び取付ナット134で固定することで、従来のL字型鋼をマンドレルに溶接してフランジを固定する手法よりもマンドレル130にフランジ102を容易に装着(固定)できる。また、脱着の際には、挟持ナット68を緩めて錠部材64を溝部71から外せば良いため脱着も容易になる。
また、環状部材20の内周面に緩衝部材26を設けたことでマンドレル130の外周面への傷付けが抑制される。またこの緩衝部材26の摩擦係数によってフランジ固定装置10が更に確実にマンドレル130に固定される。
さらにまた、フランジ102とフランジ取付部30との固定を取付ボルト132及び取付ナット134で実施するため、固定の構造が簡単なものとなり、コストを低減できる。
なお、本実施形態のフランジ固定装置10を用いたフランジ付きホースの製造方法を適用して、マリンホース、耐油デリバリーサクションホースや耐摩耗ホース等の工業用ホースを製造することが好ましい。例えば、この製造方法を用いてマリンホースを製造した場合には、マリンホースの国際規格を満足することができる寸法精度が得られる。
[その他の実施形態]
第1の実施形態では、フランジ固定装置10が回動手段40と開閉手段60とを各1個ずつ備える構成としたが、この構成に限定される必要は無く、例えば、開閉手段60が2個設けられる構成であっても良いものとする。
第1の実施形態に係るフランジ固定装置が閉じた状態を示す正面図である。 第1の実施形態に係るフランジ固定装置が開いた状態を示す部分断面である。 第1の実施形態に係るフランジ付きホースの製造方法により製造されるフランジ付きホースの部分断面図である。 第1の実施形態に係るフランジ付きホースの製造方法において、フランジがフランジ固定装置によってマンドレルに固定されている状態を示す部分断面図である。
符号の説明
10 フランジ固定装置
20 環状部材
22 第1の環状部材(分割された環状部材)
24 第2の環状部材(分割された環状部材)
26 緩衝部材
30 フランジ取付部(フランジ取付手段)
34 貫通長孔(フランジ取付手段)
40 回動手段(接合手段)
60 開閉手段(接合手段)
100 フランジ付きホース
102 フランジ
108 貫通孔(フランジ取付手段)
130 マンドレル
132 取付ボルト(フランジ取付手段)
134 取付ナット(フランジ取付手段)

Claims (2)

  1. マンドレルの軸方向両側にフランジを夫々配置し、少なくとも前記フランジ間の前記マンドレルの外周上にホース構成部材を配置した後、加硫してフランジ付きホースを成形するフランジ付きホースの製造方法であって、
    前記フランジを前記マンドレルに着脱自在に固定可能なフランジ固定装置を用いて、前記フランジを前記マンドレルに固定するフランジ固定工程を備えることを特徴とするフランジ付きホースの製造方法。
  2. 前記フランジ固定工程の後、前記フランジを前記マンドレルに固定した状態のままで未加硫のフランジ付きホースを加硫することを特徴とする請求項1に記載のフランジ付きホースの製造方法。
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