JP4971664B2 - 燃料電池システムおよびその運転方法 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池と燃焼器とを備えた燃料電池システムおよびその運転方法に関する。
従来、燃料電池と燃焼器とを備えた燃料電池システムが種々提案されている。特許文献1に記載の燃料電池システムでは、電力需要がないときに、燃料電池の発電を停止して待機運転に移行し、待機運転では、燃料ガスと空気の量をそれぞれ低減して燃焼器へ供給して、燃料電池を暖機することが提案されている。また、特許文献2に記載の燃料電池システムでは、燃料電池の水素循環系からの水素パージに伴って、水素を燃焼器へ供給して、それに応じてカソード側のエアを燃焼器に導入することが提案されている。
特開2004−103287号公報(段落0037、図1) 特開2004−199931号公報(段落0027、図1)
しかしながら、従来の燃料電池システムでは、燃料電池と燃焼器の同時運転や単独運転についての技術は提案されているものの、具体的なガスの供給の仕方について、特に燃料電池および燃焼器へのガス供給源が同一の場合のガスの供給の仕方については全く検討されていなかった。
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、燃料電池と燃焼器とを備えてガス供給源が同一の燃料電池システムにおいて、燃料電池および燃焼器の運転状況に応じて適切にガス供給を行うことができる燃料電池システムおよびその運転方法を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、水素と空気とが供給されることにより発電を行う燃料電池と、水素と前記空気との反応により燃焼させて前記燃料電池の暖機を行う燃焼器と、前記空気を前記燃料電池および前記燃焼器に供給する空気供給手段と、前記燃料電池の目標発電量に基づいて、前記燃料電池への前記空気の必要量を求める燃料電池必要エア量算出手段と、前記燃焼器の目標発熱量に基づいて、前記燃焼器への前記空気の必要量を求める燃焼器必要エア量算出手段と、前記燃料電池必要エア量算出手段および前記燃焼器必要エア量算出手段で求めた前記空気の必要量の積算量に基づいて、前記空気供給手段を制御するエア供給量制御手段と、を備え、前記燃焼器の目標発熱量は、前記燃料電池の必要暖機熱量から前記燃料電池の自己発熱量を減算した量であることを特徴とする。なお、燃焼器に供給する水素の供給源は、燃料電池に供給する水素の供給源と同一であっても、異なっていてもどちらでもよい。
請求項1に係る発明によれば、燃料電池と燃焼器とを並行運転するシステムにおいて、燃料電池と燃焼器の双方に対して過不足なく空気を供給することができるため、燃料電池と燃焼器の安定運転が可能となる。
請求項1に係る発明によれば、燃料電池を燃焼器で暖機する際に、必要最低限の空気供給および水素供給が可能となり、空気供給手段が必要とするエネルギーの削減および水素消費量を低減できる。
請求項2に係る発明は、前記燃焼器は、前記燃料電池から排出された空気が導入されるように配置され、前記燃料電池と前記燃焼器とを並行運転する際に、前記燃料電池への前記空気の必要量は、少なくとも前記燃料電池の発電に伴う消費分であることを特徴とする。
請求項2に係る発明によれば、燃料電池と燃焼器とを並行運転するときは、燃料電池の空気の必要量を燃料電池が実際に消費する消費分とすることで、供給する空気量の削減ができ、空気供給手段が消費するエネルギーの削減が可能になる。このとき、燃料電池には、燃焼器で使用される分の空気も供給されるため、燃料電池の安定発電が可能となるストイキを確保できる。
また、燃料電池は、低温起動時には、ストイキが若干高くなるように空気の供給量が多くなるが、燃料電池内で反応に使われる空気中の酸素量は少ないため多くの酸素が燃料電池から排出される。このような低温起動時には、暖機が必要となって燃焼器の運転が行われるので、燃料電池から排出された空気を無駄に排出することがなくなる。
請求項3に係る発明は、水素と空気とが供給されることにより発電を行う燃料電池と、水素と前記空気との反応により燃焼させて前記燃料電池の暖機を行う燃焼器と、を備えた燃料電池システムの運転方法であって、前記燃料電池の目標発電量に基づいて、前記燃料電池への前記空気の必要量を求める燃料電池必要エア量算出ステップと、前記燃焼器の目標発熱量に基づいて、前記燃焼器への前記空気の必要量を求める燃焼器必要エア量算出ステップと、前記燃料電池必要エア量算出ステップおよび前記燃焼器必要エア量算出ステップで求めた前記空気の必要量の積算量に基づいて供給するエア供給量制御ステップと、を含み、前記燃焼器の目標発熱量は、前記燃料電池の必要暖機熱量から前記燃料電池の自己発熱量を減算した量であることを特徴とする。
請求項3に係る発明によれば、燃料電池と燃焼器の双方に対して過不足なく空気を供給することができるため、燃料電池および燃焼器の安定運転が可能となる。
本発明によれば、燃料電池と燃焼器とを備えてガス供給源が同一の燃料電池システムにおいて、燃料電池および燃焼器の運転状況に応じて適切にガス供給を行うことができる。
(第1実施形態)
図1は第1実施形態の燃料電池システムを示す全体構成図、図2は第1実施形態の燃料電池システムにおける起動時の制御を示すフローチャートである。なお、本実施形態については、燃料電池自動車(図示せず)を例に挙げて説明するが、これに限定されるものではなく、例えば、船舶や航空機などの他の乗り物用の燃料電池システムに適用してもよい。
図1に示すように、第1実施形態の燃料電池システム1Aは、燃料電池FCと燃焼器HTRとが並列に設けられたシステムであり、燃料電池FC、アノード系10、カソード系20、暖機系30、制御部40などで構成されている。
前記燃料電池FCは、固体高分子からなる電解質膜2をアノード3とカソード4とで挟んでなる膜電極構造体(MEA;Membrane Electrode Assembly)をさらに一対の導電性のセパレータ5,6で挟んで構成した単セルが、厚み方向に複数積層された構造を有している。また、一方のセパレータ5には、アノード3と対向する面に水素が流通する流路a1が形成され、もう一方のセパレータ6には、カソード4と対向する面に空気が流通する流路a2が形成され、さらに熱交換媒体が流通する流路a3が水素や空気と混じり合わないように形成されている。このように形成された燃料電池FCでは、アノード3に水素が、カソード4に空気がそれぞれ供給されることにより、水素と空気中の酸素との電気化学反応により発電が行われる。燃料電池FCから出力された電気は、走行モータや各種の補機に供給される。なお、図1では、説明の便宜上、単セルの積層体ではなく、ひとつの単セルを模式的に図示している。
前記アノード系10は、燃料電池FCに水素を供給し、かつ、燃料電池FCから水素を排出するものであり、水素供給配管11、水素排出配管12、循環配管13、水素タンク14、遮断弁14a,15、エゼクタ16、パージ弁17などで構成されている。
前記水素供給配管11は、燃料電池FCのアノード3に供給される水素が流通する流路であり、その一端が水素タンク14に接続され、他端が遮断弁14a,15およびエゼクタ16を介して燃料電池FCの流路a1の入口に接続されている。
前記水素排出配管12は、燃料電池FCのアノード3を通って排出される水素が流通する流路であり、その一端が燃料電池FCの流路a1の出口と接続され、他端がパージ弁17を介して車外へと通じている。
前記水素タンク14は、高純度の水素が高圧で充填された容器である。
前記遮断弁14aは、水素タンク14の近傍に設けられ、後記する制御部40によって開閉動作が制御される。なお、この遮断弁14aは、水素タンク14内に設けられたインタンク式のものであってもよい。
前記遮断弁15は、燃料電池FCへの水素の供給を遮断する機能を有し、後記する制御部40によって開閉動作が制御される。
前記エゼクタ16は、燃料電池FCの流路a1の出口から排出された未反応の水素を吸引して、循環配管13を介して流路a1の入口に戻すように循環させる機能を有している。
前記パージ弁17は、循環配管13の接続部の下流側に設けられ、制御部40の制御によって開閉するようになっている。燃料電池FCでは、カソード4で生成された生成水や空気中の窒素などの不純物が電解質膜2を介してアノード3に透過すると発電性能が損なわれるので、例えば定期的に開弁することにより、アノード3内の水素濃度の低下を防止するようになっている。
前記カソード系20は、燃料電池FCに空気を供給し、かつ、燃料電池FCから空気を排出するものであり、空気供給配管21、空気排出配管22、エアコンプレッサ23、三方弁24などで構成されている。
前記空気供給配管21は、燃料電池FCのカソード4に供給される空気が流通する流路であり、その一端が燃料電池FCの流路a2の入口に接続され、他端が三方弁24を介してエアコンプレッサ23に接続されている。
前記空気排出配管22は、燃料電池FCのカソード4から排出される空気が流通する流路であり、その一端が燃料電池FCの流路a2の出口に接続され、他端が車外に連通している。
前記エアコンプレッサ23は、モータにより駆動されるスーパーチャージャなどで構成され、外気を取り込んで圧縮した空気を燃料電池FCに向けて供給する機能を有している。なお、このエアコンプレッサ23が、請求の範囲の空気供給手段に相当する。
前記三方弁24は、空気供給配管21と、後記する暖機系30に設けられた空気導入配管34との分岐部分に設けられ、制御部40の制御によって、燃料電池FCへの空気供給量と燃焼器HTRへの空気供給量とを適宜調整できるようになっている。
前記暖機系30は、燃料電池FCに加熱した熱交換媒体を循環させて暖機するものであり、燃焼器HTR、水素導入配管32、水素インジェクタ33、空気導入配管34、排出ガス配管35、熱交換媒体循環配管36,37、循環ポンプ38、温度センサ39などで構成されている。
前記燃焼器HTRは、燃焼部31aと熱交換部31bとで構成されている。燃焼部31aは、例えばハニカム構造体に触媒が担持されたものであり、水素と空気の混合ガスが供給されることで触媒燃焼するようになっている。熱交換部31bは、燃焼部31aで触媒燃焼して生成された高温の排ガスが流通する流路と、燃料電池FCとの間で循環する熱交換媒体が流通する流路とを備えている。
前記水素導入配管32は、水素タンク14から燃焼器31に水素を導入する流路であり、一端が水素供給配管11の遮断弁15の上流側に接続され、他端が水素インジェクタ33を介して空気導入配管34に接続されている。
前記水素インジェクタ33は、燃焼器HTRの上流の空気導入配管34に水素を噴射するものであり、制御部40の制御により開放時間を変えることにより、その噴射量が増減するようになっている。
前記空気導入配管34は、エアコンプレッサ23からの空気を燃焼器HTRに導入する流路であり、一端が三方弁24に接続され、他端が燃焼器HTRの上流側に接続されている。
前記排出ガス配管35は、燃焼器HTRで生成された排ガスを排出する流路であり、一端が燃焼器HTRの下流側に接続され、他端が空気排出配管22と合流して車外に連通するようになっている。
前記熱交換媒体循環配管36,37は、燃料電池FCと燃焼器HTRとの間で熱交換媒体を循環させる流路である。熱交換媒体循環配管36は、一端が燃料電池FCに設けられた流路a3の入口に接続され、他端が熱交換部31bの流路の出口に接続されている。熱交換媒体循環配管37は、一端が燃料電池FCの流路a3の出口に接続され、他端が熱交換部31bの流路の入口に接続されている。
前記循環ポンプ38は、燃料電池FCと燃焼器HTRとの間で熱交換媒体を循環させるものであり、制御部40の制御によって駆動されるようになっている。
前記温度センサ39は、熱交換媒体循環配管37の燃料電池FCの流路a3の出口近傍に設けられ、燃料電池FCの温度を検出するようになっている。
前記制御部40は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、入出力インターフェース(いずれも図示せず)などで構成され、請求の範囲の燃料電池必要エア量算出手段、燃焼器必要エア量算出手段、およびエア供給量制御手段を備えている。
次に、第1実施形態の燃料電池システム1Aの動作について図2を参照(適宜、図1を参照)して説明する。なお、燃料電池システム1Aの運転開始前においては、遮断弁14a,15、パージ弁17、水素インジェクタ33がそれぞれ閉じ、三方弁24が燃料電池FC側に切り替えられ、エアコンプレッサ23および循環ポンプ38が停止している。
まず、ステップS101において、制御部40は、燃料電池自動車のイグニッションスイッチ(図示せず)がオフからオンに切替えられたことを(IG−ON)検知すると、循環ポンプ38を駆動する。そして、ステップS102に進み、制御部40は、燃料電池FCの暖機が必要であるか否かを判断する。例えば、温度センサ39を介して検出される燃料電池FC(熱交換媒体)の現在の温度と、制御部40のメモリに記憶された判定温度とを比較して、燃料電池FCを燃焼器HTRにより加熱せずに、そのまま発電できるか否かを判断する。
ステップS102において、制御部40は、燃料電池FCの温度が判定温度よりも高いと判断した場合には(No)、そのまま処理を終了する。この場合の処理を終了とは、遮断弁14a,15を開いて、燃料電池FCのアノード3に水素を供給するとともに、エアコンプレッサ23を駆動して燃料電池FCのカソード4に空気を供給して、燃料電池FCを単独運転させることである。
また、ステップS102において、制御部40は、燃料電池FCの温度が判定温度よりも低く、暖機が必要であると判断した場合には(Yes)、ステップS103に進み、必要暖機熱量Qsysを算出する。この必要暖機熱量Qsysとは、燃料電池FCの現在の温度を目標温度まで上げるのに必要な熱量を意味している。
そして、ステップS104に進み、制御部40は、燃焼器HTRと燃料電池FCとを並行運転するか否かを判断する。なお、並行運転するか否かの判断は、例えば、温度センサ39から検出される燃料電池FC(熱交換媒体)の現在の温度に基づいて行われる。
ステップS104において、燃焼器HTRと燃料電池FCとを並行運転しない場合(No)、つまり車両が極低温環境下におかれて燃料電池FCの温度が非常に低くなり、燃料電池FCが発電できない場合であり、このような場合には燃焼器HTRを単独運転させると判断して、ステップS105に進み、燃焼器HTRの目標発熱量Qhtrを算出する。この場合、燃焼器HTRのみを運転させるので、ステップS103で算出された暖機必要熱量Qsysがそのまま目標発熱量Qhtrとなる。
また、ステップS104において、制御部40は、燃焼器HTRと燃料電池FCとを並行運転すると判断した場合には(Yes)、ステップS106に進み、燃料電池FCの自己発熱量Qfcを算出する。この自己発熱量とは、燃料電池FCが目標とする発電量に基づいて得られる熱量である。
そして、ステップS107に進み、制御部40は、燃焼器HTRにおける目標発熱量Qhtrを算出する。この目標発熱量Qhtrは、ステップS103で算出した必要暖機熱量QsysからステップS106で算出した自己発熱量Qfcを減算することにより得られる。
ステップS105およびステップS107において、燃焼器HTRの目標熱量Qhtrが算出されると、ステップS108に進み、制御部40は、燃焼器HTRに必要な水素供給量GHhtrを算出する。なお、このときの水素供給量GHhtrは、目標発熱量Qhtrを満たすように設定される。
そして、ステップS109に進み、制御部40は、燃焼器HTRに必要なエア(空気)供給量GAhtrを算出する。ここでのエア供給量GAhtrは、前記で算出された目標発熱量Qhtrに合わせて、燃空比が燃焼可能範囲となるように設定される。なお、燃空比とは、混合ガス(水素+空気)における空気の質量を水素の質量で割ったものである。燃料電池FCでの燃空比は、例えば、水素に対して空気が約2倍となるように設定される。また、このステップS109が、請求の範囲の燃焼器必要エア量算出手段が実行する処理に相当する。
そして、ステップS110に進み、制御部40は、燃焼器HTRと燃料電池FCとを並行運転するか否か判断する。このステップS110は、前記したステップS104に合わせて、燃焼器HTRのみを運転する場合には(No)、ステップS111に進み、燃焼器HTRと燃料電池FCとを並行運転する場合には(Yes)、ステップS112に進む。
燃焼器HTRのみが運転する場合には(ステップS110、No)、燃料電池システム1Aの要求エア量GAsysを算出する(ステップS111)。この場合には、燃焼器HTRのみの運転であるので、要求エア量GAsysは、ステップS109で算出したエア供給量GAhtrが設定される。
また、燃焼器HTRと燃料電池FCとが並行運転する場合には(ステップS110、Yes)、燃料電池FCが要求する要求エア量GAfcを算出する(ステップS112)。なお、この要求エア量GAfcとは、燃料電池FCに対する目標出力に対して要求されるエア量、つまりストイキを確保したエア量、さらに言い換えると安定発電させるためのエア量を意味している。また、ステップS112が、請求の範囲の燃料電池必要エア量算出手段が実行する処理に相当する。
そして、ステップS113に進み、制御部40は、システム要求エア量GAsysを算出する。この要求エア量GAsysは、燃料電池システム1Aで要求されるエア量であり、燃焼器HTRと燃料電池FCとを並行運転させるので、ステップS109で算出した燃焼器HTRのエア供給量GAhtrと、ステップS112で算出した燃料電池FCの要求エア量GAfcとを加算したエア量が設定される。
燃料電池システム1Aの要求エア量GAsysが算出されると(S111、S113)、ステップS114に進み、制御部40は、ステップS108で設定された水素供給量GHhtrとなるように水素インジェクタ33を噴射させる制御指令を送る。例えば、水素供給量GHhtrが多く設定された場合には、水素インジェクタ33から噴射する噴射時間を長く設定し、水素供給量GHhtrが少なく設定された場合には、噴射時間を短く設定する。
そして、ステップS115に進み、制御部40は、ステップS111またはステップS113で設定した要求エア量GAsysとなるようにエアコンプレッサ23のモータの回転数を制御する指令を送る。なお、このステップS115が、請求の範囲のエア供給量制御手段が実行する処理に相当する。
したがって、燃焼器HTRのみが運転される場合には、制御部40は、遮断弁14aを開き、水素インジェクタ33を開放して、燃焼器HTRに接続された空気導入配管34に水素を噴射する。また、エアコンプレッサ23を駆動するとともに、三方弁24を燃焼器HTRのみに空気が流れるように切替えて、空気導入配管34に空気を導入する。そして、導入された水素と空気は、図示しない混合器で混合されて混合ガスとなって、燃焼器HTRに供給される。
燃焼器HTRでは、燃焼部31aにおいて、触媒燃焼されて高温の排ガスが熱交換部31bに導入される。熱交換部31bでは、高温の排ガスによって熱交換媒体が加熱されて、加熱された熱交換媒体が燃料電池FCに送られる。燃料電池FCでは、暖められた熱交換媒体が流路a3を流通することによって、燃料電池FCが暖められることで暖機が行われる。
そして、ステップS116に進み、制御部40は、燃料電池FCの暖機が完了したか否かを判断する。なお、暖機完了の条件は、温度センサ39から検出される燃料電池FC(熱交換媒体)の現在の温度が、制御部40のメモリに記憶された、燃料電池FCを燃焼器HTRで加熱せずにそのまま発電可能となる判定温度を超えたと判断したときである。
ステップS116において、制御部40は、燃料電池FCの暖機が完了していないと判断した場合(No)、つまり燃料電池FCの温度が十分に上昇しておらず暖機を継続する必要がある場合には、ステップS103に戻る。
ステップS116において、制御部40は、燃料電池FCの暖機が完了したと判断した場合(Yes)、つまり燃料電池FCを暖機する必要がない温度まで上昇したと判断した場合には、処理を終了して、燃料電池FCの単独運転に移行する。すなわち、水素インジェクタ33を閉じるとともに遮断弁15を開いて、燃料電池FCのアノード3に水素タンク14から水素を供給する。また、三方弁24を燃料電池FCのみに空気が流れるように切替えて、燃料電池FCのカソード4に空気を供給するようにする。
一方、燃焼器HTRと燃料電池FCとが並行運転される場合には、制御部40は、遮断弁14a,15を開き、水素インジェクタ33を開放して、燃焼器HTRと燃料電池FCのそれぞれに水素を供給する。このとき、燃焼器HTRに対してエア供給量GAhtrが供給され、燃料電池FCに対して要求エア量GAfcが供給されるように、エアコンプレッサ23の回転数を制御するとともに、三方弁24の流路配分を切替える。
このように第1実施形態の燃料電池システム1Aでは、燃料電池FCと燃焼器HTRの並行運転時には、燃料電池FCおよび燃焼器HTRに必要な空気量を算出することによって、燃料電池FCの安定発電、および燃焼器HTRの安定燃焼が可能となる。
また、並行運転する場合には、ステップS107で示すように、燃料電池FCの必要暖機熱量Qsysから、燃料電池FCにおける自己発熱量Qfcを減算して、燃焼器HTRに供給するエア供給量GAhtrを算出することで、燃焼器HTRに対して必要最低限のエア供給量で済むようになり、エアコンプレッサ23の消費エネルギー(消費電力)の低減が可能となる。さらに、エア供給量GAhtrの低減により、水素供給量GHhtrも低減できるので、水素消費量の低減も可能となる。
(第2実施形態)
図3は第2実施形態の燃料電池システムを示す全体構成図、図4は第2実施形態の燃料電池システムにおける起動時の制御を示すフローチャート、図5はシステム要求エア量と燃料電池温度との関係の一例を示すグラフである。
第2実施形態の燃料電池システム1Bは、燃料電池FCと燃焼器HTRとを直列に配置したシステムである。この場合の直列とは、燃焼器HTRが燃料電池FCの下流側に配置され、燃料電池FCのカソード4から排出される空気が燃焼器HTRに導入されるようにして構成されたものを意味している。第1実施形態と第2実施形態との相違点は、燃料電池FCと燃焼器HTRとが直列に接続されたことで第1実施形態の三方弁24が不要になった点のみである。その他の構成は、第1実施形態と同様であるので、同一の符号を付してその説明を省略する。
すなわち、燃料電池システム1Bでは、暖機が必要で、燃焼器HTRが単独運転する場合には、遮断弁15が閉じられて、遮断弁14aが開かれ、水素インジェクタ33が開放されることによって、水素タンク14から燃焼器HTRに水素が供給される。また、エアコンプレッサ23が駆動されることで、燃料電池FC内を通過して、燃料電池FCから排出された空気が燃焼器HTRに供給される。
また、暖機が必要で、燃焼器HTRと燃料電池FCとを並行運転する場合には、遮断弁14a,15が開かれ、水素インジェクタ33が開放されることによって、水素タンク14から燃焼器HTRと燃料電池FCとに水素がそれぞれ供給される。また、エアコンプレッサ23が駆動されることで、燃料電池FCに空気が供給されるとともに、燃料電池FCで反応に寄与せずに燃料電池FCから排出された空気が燃焼器HTRに供給される。
次に、第2実施形態の燃料電池システム1Bの動作について説明するが、ステップS101からS111までは、第1実施形態と同様であるのでその説明を省略し、ステップS121から説明する。
ステップS121において、燃料電池FCの消費エア量GAfcuseが算出される。この消費エア量GAfcuseとは、第1実施形態での要求エア量GAfcとは異なり、燃料電池FCの発電によって実際に消費されるエア量を意味している。さらに詳述すると、燃料電池FCの発電によって消費される酸素量に相当するエア量である。
そして、ステップS122に進み、燃料電池FCの要求エア量GAfcを算出する。これは、第1実施形態のステップS112と同様に、燃料電池FCの安定発電に必要な(ストイキを確保した)エア量である。
そして、ステップS123に進み、要求エア量GAsys´を算出する。この要求エア量GAsys´は、燃料電池システム1Bで要求されるエア量であり、ステップS109で算出した燃焼器HTRへのエア供給量GAhtrと、ステップS121で算出した燃料電池FCの消費エア量GAfcuseとを加算したエア量である。
そして、ステップS124に進み、制御部40は、ステップS122で算出した燃料電池FCの要求エア量GAfcが、ステップS123で算出したシステム要求エア量GAsys´以上であるか否かを判断する。ステップS124において、要求エア量GAfcが、システム要求エア量GAsys´以上である場合には(Yes)、ステップS125に進み、ステップS122で算出した要求エア量GAfcをシステムエア要求量GAsysとして設定する。
また、ステップS124において、要求エア量GAfcが、システム要求エア量GAsys´以上でない場合には(No)、ステップS126に進み、システム要求エア量GAsys´をシステムエア要求量GAsysとして設定する。
ステップS121〜S126の点について、図5を参照しながら詳述する。図5において実線で示すように、要求エア量GAfcは、一般に、燃料電池システム1Bにおいて0℃以下の低温時には、燃空比が通常発電時(例えば、エア量を1.8)よりも多くなるように(例えば、エア量を2.2)設定される。これは、低温時では、触媒の活性が低下していて発電性能が低下しているためである。また、前記したように消費エア量GAfcuseは、燃料電池FCで実際に消費される酸素に対応するエア量(例えば、エア量を1.0)であり、要求エア量GAfcよりも少なくなる。また、エア供給量GAhtrが例えば1.0で、システム要求エア量GAsys´のエア量が2.0であると仮定すると、GAfc、GAfcuse、GAsys´は、図5のような関係になる。
図5を参照しながら説明すると、燃料電池FCの温度(FC温度)が0℃以下の場合のように、ステップS124において、要求エア量GAfcが要求エア量GAsys´以上であると判断した場合には(Yes)、要求エア量GAfc(燃料電池FCのストイキ)のみで満たされているので、要求エア量GAsysとして要求エア量GAfcを設定する(ステップS125)。また、図5において、0℃を越える場合のように、ステップS124において、要求エア量GAfcが要求エア量GAsys´以上でないと判断した場合には(No)、要求エア量GAfc(燃料電池FCのストイキ)では不足するので、要求エア量GAsysとして要求エア量GAsys´を設定する(ステップS126)。
よって、燃焼器HTRと燃料電池FCとが並列に設けられた第1実施形態では、燃料電池FCから排出された空気も燃焼器HTRから排出された空気もそれぞれ排出されてしまうが、直列に設けられた第2実施形態では、燃料電池FCから排出された分のエアを燃焼器HTRへのエアの分として加味できるので、要求エア量GAsysを低減でき、エアコンプレッサ23で消費される電力を低減できるようになる。また、第2実施形態では、燃料電池FCのストイキ分のエア量で足りない場合であっても、エア量を若干追加する程度で全体のエア供給量をまかなうことができる。
また、第2実施形態のように、燃焼器HTRと燃料電池FCとを直列に設けることにより、低温時、燃料電池FCでは、触媒の活性が低くなり、消費される空気中の酸素量も低下して、より多くの酸素を含んだエアが燃料電池FCから排出されるが、逆に低温時に燃焼器HTRでは、必要なエア量が増えるため、燃料電池FCと燃焼器HTRとのバランスがとれて、燃料電池システム1Bを効率的に運転することが可能になる。
なお、本発明は前記した各実施形態に限定されるものではなく、例えば、直列に設けられた燃料電池システム1Bにおいて、水素導入配管32および水素インジェクタ33を設けずに、パージ弁17の下流の配管を空気排出配管22に接続して、パージ弁17を開いたときに水素が燃焼器HTRに供給されるような構成であってもよい。
また、燃料電池FCおよび燃焼器HTRの水素の供給源を同一のものとしたが、別個のものであってもよい。
第1実施形態の燃料電池システムを示す全体構成図である。 第1実施形態の燃料電池システムにおける起動時の制御を示すフローチャートである。 第2実施形態の燃料電池システムを示す全体構成図である。 第2実施形態の燃料電池システムにおける起動時の制御を示すフローチャートである。 システム要求エア量と燃料電池温度との関係の一例を示すグラフである。
符号の説明
1A,1B 燃料電池システム
10 アノード系
14 水素タンク
14a,15 遮断弁
17 パージ弁
20 カソード系
23 エアコンプレッサ(空気供給手段)
24 三方弁
30 暖機系
31a 燃焼部
31b 熱交換部
32 水素導入配管
33 水素インジェクタ
34 空気導入配管
39 温度センサ
40 制御部
FC 燃料電池
HTR 燃焼器

Claims (3)

  1. 水素と空気とが供給されることにより発電を行う燃料電池と、
    水素と前記空気との反応により燃焼させて前記燃料電池の暖機を行う燃焼器と、
    前記空気を前記燃料電池および前記燃焼器に供給する空気供給手段と、
    前記燃料電池の目標発電量に基づいて、前記燃料電池への前記空気の必要量を求める燃料電池必要エア量算出手段と、
    前記燃焼器の目標発熱量に基づいて、前記燃焼器への前記空気の必要量を求める燃焼器必要エア量算出手段と、
    前記燃料電池必要エア量算出手段および前記燃焼器必要エア量算出手段で求めた前記空気の必要量の積算量に基づいて、前記空気供給手段を制御するエア供給量制御手段と、を備え
    前記燃焼器の目標発熱量は、前記燃料電池の必要暖機熱量から前記燃料電池の自己発熱量を減算した量であることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記燃焼器は、前記燃料電池から排出された空気が導入されるように配置され、
    前記燃料電池と前記燃焼器とを並行運転する際に、前記燃料電池への前記空気の必要量は、少なくとも前記燃料電池の発電に伴う消費分であることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 水素と空気とが供給されることにより発電を行う燃料電池と、水素と前記空気との反応により燃焼させて前記燃料電池の暖機を行う燃焼器と、を備えた燃料電池システムの運転方法であって、
    前記燃料電池の目標発電量に基づいて、前記燃料電池への前記空気の必要量を求める燃料電池必要エア量算出ステップと、
    前記燃焼器の目標発熱量に基づいて、前記燃焼器への前記空気の必要量を求める燃焼器必要エア量算出ステップと、
    前記燃料電池必要エア量算出ステップおよび前記燃焼器必要エア量算出ステップで求めた前記空気の必要量の積算量に基づいて供給するエア供給量制御ステップと、を含み、
    前記燃焼器の目標発熱量は、前記燃料電池の必要暖機熱量から前記燃料電池の自己発熱量を減算した量であることを特徴とする燃料電池システムの運転方法。
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