JP4971482B2 - 雪路面用滑り防止装置 - Google Patents

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本発明は、雪路面用滑り防止装置に係り、特に、冷凍サイクルを用いたヒートポンプにより路面を加熱、冷却することで、雪路面で車両等がスリップすることを防ぐことができる雪路面用滑り防止装置に関する。
従来から、冷凍サイクルを用いたヒートポンプにより昇温した温水を循環させて路面の積雪を融雪するヒートポンプ式融雪装置が開示されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6参照。)。このヒートポンプ式融雪装置は図4に示すように、冷媒を循環させるために、圧縮機201、融雪用熱交換器202、室外熱交換器203、膨張弁204及び四方弁205を備え、圧縮機201で圧縮された冷媒ガスを四方弁205の切り換え動作により融雪用熱交換器202あるいは室外熱交換器203から膨張弁204へと流入させるヒートポンプユニット200と、C路面の下に敷設され内部を2次熱媒体が循環する融雪パイプ301、及び融雪パイプ301に2次熱媒体を循環させるポンプ302を備え、融雪パイプ301はヒートポンプユニット200で循環する冷媒と2次熱媒体とが熱交換を行うように融雪用熱交換器202に配置されている融雪ユニット300とから構成されている。
このようなヒートポンプ式融雪装置100で、積雪状態の路面を融雪するには、ヒートポンプユニット200において、冷媒を圧縮機201→四方弁205→融雪用熱交換器202→膨張弁204→室外熱交換器203→四方弁205→圧縮機201の順で循環させる。このように冷媒を循環させると、圧縮機201で圧縮した冷媒ガスを高温高圧の冷媒ガスにすることができることから、この高温高圧の冷媒ガスが流れた融雪用熱交換器202では発熱作用が生じるので、融雪ユニット300の融雪パイプ301を循環する2次熱媒体を昇温させることができる。したがって、融雪パイプ301が敷設された積雪状態のC路面を融雪することができる。ここで、積雪状態のC路面を融雪するのは図5に示すように、積雪状態の路面RSでは雪面SC上に水膜WFができることから車両のタイヤTが滑り易くなるので(図5(A))、融雪パイプ51を循環する2次熱媒体を昇温させて積雪状態の路面RSを融雪して水膜WFのない乾いた路面RSにすることで車両のタイヤTが滑りにくくなるからである(図5(B))。
なお、特に寒い地域や時期の場合には室外熱交換器23に霜が付着しやすくなるので、この場合にはヒートポンプ式融雪装置100で霜取り運転を行う。このヒートポンプ式融雪装置100で霜取り運転するには、冷媒を圧縮機201→四方弁205→室外熱交換器203→膨張弁204→融雪用熱交換器202→四方弁205の順で循環させる。このように冷媒を循環させると、圧縮機201で圧縮した冷媒ガスを高温高圧の冷媒ガスにすることができることから、この高温高圧の冷媒ガスが流れた室外熱交換器203では発熱作用が生じるので、室外熱交換器203に付着した霜を取ることができる。
また、特に寒い地域や時期の場合には、室外熱交換器203で大気から十分な熱を受け取れなくなるので、融雪ユニット300のポンプ302によって、融雪用熱交換器202から、C路面の下に敷設された融雪パイプ301の部位に向かって流れる2次熱媒体を昇温させる補助ヒータ303を備える。
特開2007−9680号公報 特開2008−303667号公報 特開2008−303668号公報 特開2008−303669号公報 特開2008−303670号公報 特開2008−304158号公報
しかしながら、背景技術に記載したヒートポンプ式融雪装置100では融雪運転の際、特に寒い地域や時期では室外熱交換器203で十分に吸熱することができないことから、補助ヒータ303を多用しなければならなくなるので、消費電力量が大きくなる難点があった。また、特に寒い地域や時期では室外熱交換器203に霜が付着しやすくなることから、霜取り運転の時間や頻度が増加してしまうので、融雪運転の時間が短くなってしまう難点があった。
本発明は、このような従来の難点を解消するためになされたもので、雪路面で車両等がスリップすることを防ぐために冷凍サイクルを用いたヒートポンプを利用しても、特に寒い地域や時期でも消費電力量が大きくなったり、融雪運転の時間が短くなったりすることを防ぐことができる雪路面用滑り防止装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成する本発明の第1の態様である雪路面用滑り防止装置は、1次熱媒体である冷媒を循環させるために、圧縮機、水熱交換器、空気熱交換器、膨張弁及び四方弁を備え、圧縮機で圧縮された冷媒ガスを四方弁の切り換え動作により水熱交換器あるいは空気熱交換器から膨張弁へと流入させる2つのヒートポンプユニットと、路面の下に敷設され内部を2次熱媒体が循環する第1の路面用パイプ、及び第1の路面用パイプに2次熱媒体を循環させる第1の路面用ポンプを備え、第1の路面用パイプは2つのヒートポンプユニットのうち何れか一方のヒートポンプユニットで循環する冷媒と2次熱媒体とが熱交換を行うように水熱交換器に配置されている第1の雪路面滑り止めユニットと、第1の雪路面滑り止めユニットの第1の路面用パイプが敷設されている路面とは異なる位置の路面の下に敷設され内部を2次熱媒体が循環する第2の路面用パイプ、及び第2の路面用パイプに2次熱媒体を循環させる第2の路面用ポンプを備え、第2の路面用パイプは2つのヒートポンプユニットのうち何れか他方のヒートポンプユニットで循環する冷媒と2次熱媒体とが熱交換を行うように水熱交換器に配置されている第2の雪路面滑り止めユニットと、熱制御用冷媒を循環させるために、圧縮機、膨張弁及び四方弁と共に、一方のヒートポンプユニットの空気熱交換器及び他方のヒートポンプユニットの空気熱交換器それぞれに配置され内部を熱制御用冷媒が循環する熱制御用パイプを備え、2つのヒートポンプユニットで循環する各冷媒と熱制御用冷媒とが熱交換を行う熱制御用ヒートポンプユニットとから構成されているものである。
このような第1の態様である雪路面用滑り防止装置によれば、一方のヒートポンプユニットで、圧縮機で圧縮された高温高圧の冷媒ガスが四方弁で水熱交換器に流れるように切り換えて膨張弁を介して空気熱交換器に流入させて水熱交換器で発熱作用を生じさせ、他方のヒートポンプユニットで、圧縮機で圧縮された高温高圧の冷媒ガスが四方弁で空気熱交換器に流れるように切り換えて膨張弁を介して水熱交換器に流入させて水熱交換器で吸熱作用を生じさせると、一方のヒートポンプユニットの水熱交換器で熱交換を行う第1の雪路面滑り止めユニットの第1の路面用パイプの内部を循環する2次熱媒体を昇温させることができるので、路面の下に敷設されている第1の路面用パイプで積雪状態の路面を融雪することができ、他方のヒートポンプユニットの水熱交換器で熱交換を行う第2の雪路面滑り止めユニットの第2の路面用パイプの内部を循環する2次熱媒体を冷却させることができるので、路面の下に敷設されている第1の路面用パイプで積雪状態の路面の雪面上に生じた水膜を凍らせることができる。したがって、第1の雪路面滑り止めユニットの第1の路面用パイプが敷設された路面では水膜のない乾いた路面にすることで車両のタイヤが滑りにくくなり、第2の雪路面滑り止めユニットの第2の路面用パイプが敷設された路面では水膜のない雪面にすることで車両のタイヤが滑りにくくなる。また、発熱作用を生じている水熱交換器を備えた一方のヒートポンプユニットの空気熱交換器には膨張弁で減圧され温度の下がった液化冷媒が流れ、吸熱作用を生じている水熱交換器を備えた他方のヒートポンプユニットの空気熱交換器には圧縮機で圧縮された高温高圧の冷媒ガスが流れていることから、熱制御用ヒートポンプユニットの圧縮機で圧縮された高温高圧の熱制御用冷媒ガスが、一方のヒートポンプユニットの空気熱交換器を流れる膨張弁で減圧され温度の下がった液化冷媒と熱交換するように、また、熱制御用ヒートポンプユニットの膨張弁で温度の下がった熱制御用液化冷媒が、他方のヒートポンプユニットの空気熱交換器を流れる圧縮機で圧縮された高温高圧の冷媒ガスと熱交換するように熱制御用ヒートポンプユニットの四方弁を切り換えることで、一方のヒートポンプユニットの空気熱交換器は特に寒い地域や時期でも霜が付着しにくくなり、また、空気熱交換器は従来のヒートポンプ式融雪装置の室外熱交換器よりも吸熱効率がよくなる。したがって、寒い地域や時期でも消費電力量が大きくなったり、融雪運転の時間が短くなったりすることを防ぐことができる。
本発明の第2の態様は第1の態様である雪路面用滑り防止装置において、2つのヒートポンプユニットの各冷媒の循環方向が逆向きになるように各四方弁を制御する第1の制御機能、及び第1の制御機能で制御されている各四方弁をそれぞれ冷媒の循環方向が逆向きになるように切り換えると、熱制御用ヒートポンプユニットの四方弁を熱制御用冷媒の循環方向が逆向きになるように切り換える第2の制御機能を有する四方弁制御部を備えているものである。
このような第2の態様である雪路面用滑り防止装置によれば、2つの雪路面滑り止めユニットそれぞれに融雪作用、水膜氷結作用をもたせることができるので、各路面の雪面状況に応じて切り換えることができる。
本発明の雪路面用滑り防止装置によれば、雪路面で車両等がスリップすることを防ぐために冷凍サイクルを用いたヒートポンプを利用しても、特に寒い地域や時期でも消費電力量が大きくなったり、融雪運転の時間が短くなったりすることを防ぐことができる。
本発明の雪路面用滑り防止装置における好ましい実施の形態例を示す全体構成図である。 本発明の雪路面用滑り防止装置が使用される倉庫の出入り口部を示す説明図である。 本発明の雪路面用滑り防止装置による運転状況を説明するタイムチャート図である。 従来の技術であるヒートポンプ式融雪装置を示す全体構成図である。 ヒートポンプ式融雪装置の融雪パイプが埋設された路面状態を示す説明図で、(A)はヒートポンプ式融雪装置で融雪する前の路面状態、(B)はヒートポンプ式融雪装置で融雪した後の路面状態である。
以下、雪路面用滑り防止装置を実施するための形態例について、図面を参照して説明する。
本発明の雪路面用滑り防止装置は図1に示すように、冷凍サイクルを用いたヒートポンプ方式である2つのヒートポンプユニット2、3と、A路面の下に敷設され第1のヒートポンプユニット2と熱交換を行う第1の雪路面滑り止めユニット4と、第1の雪路面滑り止めユニットが敷設されているA路面とは異なる位置のB路面の下に敷設され第2のヒートポンプユニットと熱交換を行う第2の雪路面滑り止めユニット5と、冷凍サイクルを用いたヒートポンプ方式で、2つのヒートポンプユニット2、3と熱交換を行う熱制御用ヒートポンプユニット6とから構成されている。
第1のヒートポンプユニット2は、1次熱媒体である冷媒を循環させるために、冷媒を圧縮して昇温するコンプレッサーである圧縮機21と、温度差の異なる2つの液体の流体間で熱交換を行う水熱交換器22と、温度差のある気体と液体との流体間で熱交換を行う空気熱交換器23と、高圧になったガス冷媒を膨張させて液化させる膨張弁24と、冷媒の流れを切り換える切換弁ある四方弁25とを備えている。冷媒は、熱移動するために蒸発、凝縮を繰り返すことができ、常温常圧では気体の状態で、減圧されると液化する物質で、例えばハイドロフルオロカーボンが使用される。
この第1のヒートポンプユニット2の圧縮機21の出口ポートは四方弁25のポートDに接続され、四方弁25のポートAは水熱交換器22の一方の冷媒用ポートに接続され、水熱交換器22の他方の冷媒用ポートは膨張弁24を介して空気熱交換器23の一方の冷媒用ポートに接続され、空気熱交換器23の他方の冷媒用ポートは四方弁25のポートCに接続され、四方弁25のポートBは圧縮機21の入口ポートに接続されている。四方弁25は、ポートD及びポートAが連通するとポートC及びポートBが連通するように切り換え、ポートD及びポートCが連通するとポートA及びポートBが連通するように切り換えることができるので、圧縮機21で圧縮された冷媒ガスを四方弁25の切り換え動作により水熱交換器22あるいは空気熱交換器23から膨張弁24へと流入させることができる。
第2のヒートポンプユニット3は第1のヒートポンプユニット2と同様の構成で、第1のヒートポンプユニット2と同様の冷媒を循環させるために、圧縮機31、水熱交換器32、空気熱交換器33、膨張弁34及び四方弁35を備え、圧縮機31の出口ポートは四方弁35のポートDに接続され、四方弁35のポートAは水熱交換器32の一方の冷媒用ポートに接続され、水熱交換器32の他方の冷媒用ポートは膨張弁34を介して空気熱交換器33の一方の冷媒用ポートに接続され、空気熱交換器33の他方の冷媒用ポートは四方弁35のポートCに接続され、四方弁35のポートBは圧縮機31の入口ポートに接続されている。
四方弁35は、ポートD及びポートAが連通するとポートC及びポートBが連通するように切り換え、ポートD及びポートCが連通するとポートA及びポートBが連通するように切り換えることができるので、圧縮機31で圧縮された冷媒ガスを四方弁35の切り換え動作により水熱交換器32あるいは空気熱交換器33から膨張弁34へと流入させることができる。
第1の雪路面滑り止めユニット4は、A路面の下に敷設され内部を2次熱媒体が循環する第1の路面用パイプ41と、第1の路面用パイプ41に2次熱媒体を循環させる第1の路面用ポンプ42とを備えている。2次熱媒体は、冬期(寒冷地)において凍結しないエチレングリコール、プロピレングリコール等の不凍液が使用される。第1の路面用パイプ41は第1のヒートポンプユニット2で循環する冷媒と2次熱媒体とが熱交換を行うように、第1のヒートポンプユニット2の水熱交換器22に配置されている。また、第1の路面用パイプ41には、第1の路面用ポンプ42によって、水熱交換器22から、A路面の下に敷設された第1の路面用パイプ41の部位に向かって流れる2次熱媒体を昇温させる第1の補助ヒータ43が設けられている。
第2の雪路面滑り止めユニット5は、第1の雪路面滑り止めユニット4と同様の構成で、第1の雪路面滑り止めユニット4と同様の2次熱媒体を循環させるために、第1の雪路面滑り止めユニット4の第1の路面用パイプ41が敷設されているA路面とは異なる位置のB路面の下に敷設され内部を2次熱媒体が循環する第2の路面用パイプ51と、第2の路面用パイプ51に2次熱媒体を循環させる第2の路面用ポンプ52とを備えている。第2の路面用パイプ51は第2のヒートポンプユニット3で循環する冷媒と2次熱媒体とが熱交換を行うように、第2のヒートポンプユニット3の水熱交換器32に配置されている。また、第2の路面用パイプ51には、第2の路面用ポンプ52によって、水熱交換器32から、B路面の下に敷設された第2の路面用パイプ51の部位に向かって流れる2次熱媒体を昇温させる第2の補助ヒータ53が設けられている。
熱制御用ヒートポンプユニット6は、熱制御用冷媒を循環させるために、圧縮機61、膨張弁62及び四方弁63と共に、第1のヒートポンプユニット2の空気熱交換器23及び第2のヒートポンプユニット3の空気熱交換器33それぞれに配置され内部を熱制御用冷媒が循環する熱制御用パイプ64を備えている。なお、圧縮機61、膨張弁62及び四方弁63は第1のヒートポンプユニット2及び第2のヒートポンプユニット3の圧縮機21、31、膨張弁24、34及び四方弁25、35と同様の機能を有している。四方弁63は、ポートD及びポートCが連通するとポートA及びポートBが連通するように切り換え、ポートD及びポートAが連通するとポートC及びポートBが連通するように切り換えることができるので、圧縮機61で圧縮された熱制御用冷媒ガスを四方弁63の切り換え動作により、2つのヒートポンプユニット2、3で循環する各冷媒と熱制御用冷媒とが熱交換を行うことができる。
また、雪路面用滑り防止装置1は、2つのヒートポンプユニット2、3の各冷媒の循環方向が逆向きになるように各四方弁25、35を制御する第1の制御機能、及び第1の制御機能で制御されている各四方弁25、35をそれぞれ冷媒の循環方向が逆向きになるように切り換えると、熱制御用ヒートポンプユニット6の四方弁63を熱制御用冷媒の循環方向が逆向きになるように切り換える第2の制御機能を有する四方弁制御部7を備えるとよい。雪路面用滑り防止装置1にこのような四方弁制御部7を備えることで、2つの雪路面滑り止めユニット4、5それぞれに融雪作用、水膜氷結作用をもたせることができるので、A路面、B路面の雪面状況に応じて切り換えることができる。例えば、水膜氷結作用を長期に亘って継続すると、氷が成長して大きな凹凸となることもあるので、車両の走行に支障をきたす前に融雪作用に切り換える。
この四方弁制御部7は、第1の制御機能で2つのヒートポンプユニット2、3の各冷媒の循環方向が逆向きになるように各四方弁25、35を制御すると、第1のヒートポンプユニット2の空気熱交換器23が吸熱作用を生じさせ、第2のヒートポンプユニット3の空気熱交換器33が発熱作用を生じさせている場合には、熱制御用ヒートポンプユニット6の四方弁63を、圧縮機61で圧縮された2次熱媒体が第1のヒートポンプユニット2の空気熱交換器23と熱交換するように制御し、第1のヒートポンプユニット2の空気熱交換器23が発熱作用を生じさせ、第2のヒートポンプユニット3の空気熱交換器33が吸熱作用を生じさせている場合には、熱制御用ヒートポンプユニット6の四方弁63を、圧縮機61で圧縮された2次熱媒体が第2のヒートポンプユニット3の空気熱交換器33と熱交換するように制御する。
このように構成された雪路面用滑り防止装置1の動作について以下説明する。
この雪路面用滑り防止装置1が適用される路面は、例えば図2に示すような倉庫Wの出入り口部DW1、DW2に配置されているA路面及びB路面に使用される。A路面の下には第1の雪路面滑り止めユニット4の第1の路面用パイプ41が敷設され、B路面の下には第2の雪路面滑り止めユニット5の第2の路面用パイプ51が敷設されているものとする(図1参照。)。
このようなA路面及びB路面に使用される雪路面用滑り防止装置1は、例えば図3に示すようなタイムチャートで運転される。即ち、工場の稼動開始時間が午前6時で工場の稼動終了時間が午前2時の場合には、午前6時から午前2時までが雪対策が必要な車両の走行時間帯になる。
工場の稼動開始時間の午前6時にA路面及びB路面の雪対策を施すために、雪路面用滑り防止装置1は午前4時に稼動する。具体的には、稼動スイッチによる手動起動や稼動タイマーによる自動起動で雪路面用滑り防止装置1が稼動すると、四方弁制御部7が第1の制御機能で、例えば第1のヒートポンプユニット2の四方弁25をポートD及びポートAが連通しポートC及びポートBが連通するように切り換え、第2のヒートポンプユニット3の四方弁35をポートD及びポートCが連通しポートA及びポートBが連通するように切り換え、熱制御用ヒートポンプユニット6の四方弁63をポートD及びポートCが連通しポートA及びポートBが連通するように切り換える。そして、第1のヒートポンプユニット2の圧縮弁21、第2のヒートポンプユニット3の圧縮弁31、熱制御用ヒートポンプユニットの圧縮弁61、第1の雪路面滑り止めユニット4の第1の路面用ポンプ42、第2の雪路面滑り止めユニット5の第2の路面用ポンプ52をそれぞれ駆動させる。
第1のヒートポンプユニット2では、圧縮機21で冷媒ガスを圧縮して高温高圧の冷媒ガスにするので、この高温高圧の冷媒ガスは四方弁25を介して水熱交換器22に流れる。水熱交換器22では発熱作用で第1の雪路面滑り止めユニット4の第1の路面用パイプ41の内部を循環する2次熱媒体を昇温させることができるので、A路面の下に敷設されている第1の路面用パイプ41で積雪状態のA路面を加温して路面温度を上昇させて融雪することができる。したがって、第1の雪路面滑り止めユニット4の第1の路面用パイプ41が敷設されたA路面では、水膜のない乾いた路面にすることで、車両のタイヤが滑りにくくなる。なお、水熱交換器22では高温高圧の冷媒ガスが熱交換された温度のガス冷媒になり膨張弁24に流れる。膨張弁24は、熱交換された温度のガス冷媒を減圧させるので、熱交換された温度のガス冷媒はさらに温度の下がった液化冷媒になって空気熱交換器23に流れる。
また、第2のヒートポンプユニット3では、圧縮機31で冷媒ガスを圧縮して高温高圧の冷媒ガスにするので、この高温高圧の冷媒ガスは四方弁35を介して空気熱交換器33に流れる。空気熱交換器33では大気と熱交換されるので、高温高圧の冷媒ガスが熱交換された温度で高圧の一部液化された冷媒ガスになり膨張弁34に流れる。膨張弁34は、一部液化された冷媒ガスを減圧させるので、一部液化された冷媒ガスはさらに温度の下がった液化冷媒になって水熱交換器32に流れる。水熱交換器32では吸熱作用で第2の雪路面滑り止めユニット5の第2の路面用パイプ51の内部を循環する2次熱媒体を降温させることができるので、B路面の下に敷設されている第2の路面用パイプ51で積雪状態のB路面を冷却して路面温度を降下させて雪面上に生じた水膜を凍らせることができる。したがって、第2の雪路面滑り止めユニット5の第2の路面用パイプ51が敷設されたB路面では水膜のない雪面にすることで車両のタイヤが滑りにくくなる。なお、水熱交換器32では液化冷媒が熱交換されて液化冷媒が気体に変化して冷媒ガスになり圧縮機31に流れる。
また、発熱作用を生じている水熱交換器22を備えた第1のヒートポンプユニット2の空気熱交換器22には膨張弁24で減圧され温度の下がった液化冷媒が流れ、吸熱作用を生じている水熱交換器32を備えた第2のヒートポンプユニット3の空気熱交換器33には圧縮機31で圧縮された高温高圧の冷媒ガスが流れている。したがって、熱制御用ヒートポンプユニット6の圧縮機61で圧縮された高温高圧の熱制御用冷媒ガスが、第1のヒートポンプユニット2の空気熱交換器23を流れる膨張弁24で減圧され温度の下がった液化冷媒と熱交換することができ、また、熱制御用ヒートポンプユニット6の膨張弁62で温度の下がった熱制御用液化冷媒が、第2のヒートポンプユニット3の空気熱交換器33を流れる圧縮機31で圧縮された高温高圧の冷媒ガスと熱交換することができるので、第1のヒートポンプユニット2の吸熱作用を生じている空気熱交換器23は特に寒い地域や時期でも霜が付着しにくくなり、また、この空気熱交換器23は従来のヒートポンプ式融雪装置の室外熱交換器よりも吸熱効率がよくなることで、第1の補助ヒータ43の使用回数を大幅に減らすことが可能になる。したがって、寒い地域や時期でも消費電力量が大きくなったり、融雪運転の時間が短くなったりすることを防ぐことができる。
工場の稼動終了時間の午前2時になると、稼動スイッチによる手動停止や稼動タイマーによる自動停止で雪路面用滑り防止装置1は稼動停止する。そして、翌日の工場の稼動開始時間の午前6時にA路面及びB路面の雪対策を施すために、雪路面用滑り防止装置1は午前4時に稼動する。この場合、図3のタイムチャートによれば、前日はA路面を加温し、B路面を冷却していたので、本日はA路面を冷却し、B路面を加温する。
具体的には、稼動スイッチによる手動起動や稼動タイマーによる自動起動で雪路面用滑り防止装置1が稼動すると、四方弁制御部7が第2の制御機能で、第1のヒートポンプユニット2の四方弁25をポートD及びポートCが連通しポートA及びポートBが連通するように切り換え、第2のヒートポンプユニット3の四方弁35をポートD及びポートAが連通しポートC及びポートBが連通するように切り換え、熱制御用ヒートポンプユニット6の四方弁63をポートD及びポートAが連通し、ポートC及びポートBが連通するように切り換える。そして、第1のヒートポンプユニット2の圧縮弁25、第2のヒートポンプユニット3の圧縮弁31、熱制御用ヒートポンプユニット6の圧縮弁61、第1の雪路面滑り止めユニット4の第1の路面用ポンプ42、第2の雪路面滑り止めユニット5の第2の路面用ポンプ52をそれぞれ駆動させる。
第1のヒートポンプユニットでは、圧縮機21で冷媒ガスを圧縮して高温高圧の冷媒ガスにするので、この高温高圧の冷媒ガスは四方弁25を介して空気熱交換器23に流れる。空気熱交換器23では大気と熱交換されるので、高温高圧の冷媒ガスが熱交換された温度で高圧の一部液化された冷媒ガスになり膨張弁24に流れる。膨張弁24は、一部液化された冷媒ガスを減圧させるので、一部液化された冷媒ガスはさらに温度の下がった液化冷媒になって水熱交換器22に流れる。水熱交換器22では吸熱作用で第1の雪路面滑り止めユニット4の第1の路面用パイプ41の内部を循環する2次熱媒体を降温させることができるので、A路面の下に敷設されている第1の路面用パイプ41で積雪状態のA路面を冷却して路面温度を下降させて雪面上に生じた水膜を凍らせることができる。したがって、第1の雪路面滑り止めユニット4の第1の路面用パイプ41が敷設されたA路面では水膜のない雪面にすることで車両のタイヤが滑りにくくなる。なお、水熱交換器22では液化冷媒が熱交換されて液化冷媒が気体に変化して冷媒ガスになり圧縮機21に流れる。
また、第2のヒートポンプユニット3では、圧縮機31で冷媒ガスを圧縮して高温高圧の冷媒ガスにするので、この高温高圧の冷媒ガスは四方弁35を介して水熱交換器32に流れる。水熱交換器32では発熱作用で第2の雪路面滑り止めユニット5の第2の路面用パイプ51の内部を循環する2次熱媒体を昇温させることができるので、B路面の下に敷設されている第2の路面用パイプ51で積雪状態のB路面を加温して路面温度を上昇させて融雪することができる。したがって、第2の雪路面滑り止めユニット5の第2の路面用パイプ51が敷設されたB路面では水膜のない乾いた路面にすることで、車両のタイヤが滑りにくくなる。なお、水熱交換器32では高温高圧の冷媒ガスが熱交換された温度のガス冷媒になり膨張弁34に流れる。膨張弁34は、熱交換された温度のガス冷媒を減圧させるので、熱交換された温度のガス冷媒はさらに温度の下がった液化冷媒になって空気熱交換器33に流れる。
また、吸熱作用を生じている水熱交換器22を備えた第1のヒートポンプユニット2の空気熱交換器23には圧縮機24で圧縮された高温高圧の冷媒ガスが流れ、発熱作用を生じている水熱交換器32を備えた第2のヒートポンプユニット3の空気熱交換器33には膨張弁34で減圧され温度の下がった液化冷媒が流れている。したがって、熱制御用ヒートポンプユニット6の圧縮機61で圧縮された高温高圧の熱制御用冷媒ガスが、第2のヒートポンプユニット3の空気熱交換器33を流れる膨張弁34で減圧され温度の下がった液化冷媒と熱交換することができ、また、第1のヒートポンプユニット2の空気熱交換器23を流れる圧縮機21で圧縮された高温高圧の冷媒ガスと熱交換することができるので、第2のヒートポンプユニット3の吸熱作用を生じている空気熱交換器33は特に寒い地域や時期でも霜が付着しにくくなり、また、この空気熱交換器33は従来のヒートポンプ式融雪装置の室外熱交換器よりも吸熱効率がよくなることで、第2の補助ヒータ53の使用回数を大幅に減らすことが可能になる。したがって、寒い地域や時期でも消費電力量が大きくなったり、融雪運転の時間が短くなったりすることを防ぐことができる。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
1……雪路面用滑り防止装置
2……第1のヒートポンプユニット
21……圧縮機
22……水熱交換器
23……空気熱交換器
24……膨張弁
25……四方弁
3……第2のヒートポンプユニット
31……圧縮機
32……水熱交換器
33……空気熱交換器
34……膨張弁
35……四方弁
4……第1の雪路面滑り止めユニット
41……第1の路面用パイプ
42……第1の路面用ポンプ
5……第2の雪路面滑り止めユニット
51……第2の路面用パイプ
52……第2の路面用ポンプ
6……熱制御用ヒートポンプユニット
61……圧縮機
62……膨張弁
63……四方弁
64……熱制御用パイプ
7……四方弁制御部

Claims (2)

  1. 1次熱媒体である冷媒を循環させるために、圧縮機、水熱交換器、空気熱交換器、膨張弁及び四方弁を備え、前記圧縮機で圧縮された冷媒ガスを前記四方弁の切り換え動作により前記水熱交換器あるいは前記空気熱交換器から前記膨張弁へと流入させる2つのヒートポンプユニットと、
    路面の下に敷設され内部を2次熱媒体が循環する第1の路面用パイプ、及び前記第1の路面用パイプに前記2次熱媒体を循環させる第1の路面用ポンプを備え、前記第1の路面用パイプは前記2つのヒートポンプユニットのうち何れか一方のヒートポンプユニットで循環する前記冷媒と前記2次熱媒体とが熱交換を行うように前記水熱交換器に配置されている第1の雪路面滑り止めユニットと、
    前記第1の雪路面滑り止めユニットの前記第1の路面用パイプが敷設されている前記路面とは異なる位置の路面の下に敷設され内部を前記2次熱媒体が循環する第2の路面用パイプ、及び前記第2の路面用パイプに前記2次熱媒体を循環させる第2の路面用ポンプを備え、前記第2の路面用パイプは前記2つのヒートポンプユニットのうち何れか他方のヒートポンプユニットで循環する前記冷媒と前記2次熱媒体とが熱交換を行うように前記水熱交換器に配置されている第2の雪路面滑り止めユニットと、
    熱制御用冷媒を循環させるために、圧縮機、膨張弁及び四方弁と共に、前記一方のヒートポンプユニットの前記空気熱交換器及び前記他方のヒートポンプユニットの前記空気熱交換器それぞれに配置され内部を前記熱制御用冷媒が循環する熱制御用パイプを備え、前記2つのヒートポンプユニットで循環する前記各冷媒と前記熱制御用冷媒とが熱交換を行う熱制御用ヒートポンプユニットとから構成されていることを特徴とする雪路面用滑り防止装置。
  2. 前記2つのヒートポンプユニットの前記各冷媒の循環方向が逆向きになるように前記各四方弁を制御する第1の制御機能、及び前記第1の制御機能で制御されている前記各四方弁をそれぞれ前記冷媒の循環方向が逆向きになるように切り換えると、前記熱制御用ヒートポンプユニットの前記四方弁を前記熱制御用冷媒の循環方向が逆向きになるように切り換える第2の制御機能を有する四方弁制御部を備えていることを特徴とする請求項1記載の雪路面用滑り防止装置。
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