JP4275570B2 - ヒーティングタワーの除霜方法および水冷式ヒートポンプシステム - Google Patents

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Description

本発明は、水冷式ヒートポンプシステムにおけるヒーティングタワーの除霜方法およびヒーティングタワーの除霜装置を備えた水冷式ヒートポンプシステムに関し、特に、簡便な方法によりヒーティングタワーの除霜をすることができる技術に関するものである。
従来、水冷式ヒートポンプシステムにおいて除霜を行うには、水冷式ヒートポンプにおいてブラインを加熱して除霜を行う方法がある(例えば特許文献1参照)。
この場合、図6に示すように、ヒートポンプ40では、電動機により駆動される圧縮機41から吐出された冷媒は、凝縮器44に入り、ここで温水を昇温させることにより自身は凝縮液化する。この冷媒液は減圧弁43により断熱膨張して気液二相となる。この気液二相の冷媒は、蒸発器42に入り、ここでブラインを降温させることにより自身は蒸発気化し、この状態で再び圧縮機41に吸い込まれる。凝縮器44で昇温した温水は温水ポンプにより被空調室内に設置されたファンコイル等に導かれ、ここで放熱して被空調室を暖房することにより降温した後に凝縮器44に循環する。
蒸発器42で降温したブラインは互いに並列に接続されたヒーティングタワー30a、30b、30cに入り、ここでファン31a、31b、31cによって送風される外気から吸熱することによって昇温した後、蒸発器42に循環する。
そして、ヒーティングタワー30a〜30cの熱交換部34にはー11℃のブラインが流入するので、この熱交換部34に霜が付着する。この霜によりヒーティングタワー30a〜30cの吸熱能力が低下するのみならず、外気が熱交換部34を通過する際の抵抗が増加してファン31a、31b、31cを駆動するモータ32a、32b、32cの負荷が増加する。そこで、前記霜が一定量以上付着したことを差圧センサ35が検出した場合には、二方弁33a〜33mを切り替えて蒸発器42からブラインがヒーティングタワー30a〜30cの熱交換部34に流入しないようにし、ブラインタンク45内にて加温装置46で加熱された高温のブラインがヒーティングタワー30a〜30cの熱交換部34に流入するようにする。これにより、熱交換部34が高温のブラインにより加熱されるので、熱交換部34の除霜をすることができる。このようにして、ヒートポンプ40を稼動させた状態で、各ヒーティングタワー30a〜30cの熱交換部34の除霜を順次行うことができる。
特開昭63−318455号公報
しかし、上述の従来例では、高温のブラインを保管中にブラインタンク45およびその配管から熱が散逸する。また、外気温に拘わらず常に除霜のために高温のブラインをスタンバイさせていなければならないため、無駄が多い。さらに、複数のヒーティングタワー30a〜30cの除霜を賄えるだけの容量を持ったブラインタンク45が必要になり、そのうえ、除霜用の配管系統が複雑になり、二方弁33a〜33mのように多数の二方弁が必要となる。また、ブラインタンク45用の基礎が必要となるという問題があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、水冷式ヒートポンプシステムのヒーティングタワーの除霜を簡便に行うことができるようにすることである。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、ヒートポンプの蒸発器側のブラインを配管路により複数のヒーティングタワーに循環させ吸熱して暖房運転する水冷式ヒートポンプシステムにおけるヒーティングタワーの除霜方法であって、前記ヒートポンプを稼動させたままの状態において、外気温度が外気により前記ヒーティングタワーの除霜可能な温度以上の場合、前記ヒートポンプからの除霜を要するヒーティングタワーへのブラインの供給を止め、前記ヒーティングタワーのファンを駆動させて前記ヒーティングタワーの除霜を実施し、外気温度が外気により前記ヒーティングタワーの除霜可能な温度未満の場合、前記ヒートポンプからの除霜を要するヒーティングタワーへのブラインの供給を止めるとともに、前記ヒートポンプと切り離されたブライン配管路中のブラインを前記ヒーティングタワーへ循環させる循環路を形成し、この循環路のブラインを加熱して前記ヒーティングタワーに循環させて前記ヒーティングタワーの除霜を実施することを特徴とする水冷式ヒートポンプシステムにおけるヒーティングタワーの除霜方法である。
これにより、前記ヒートポンプを稼動させたままの状態において、外気温度が外気により前記ヒーティングタワーの除霜可能な温度以上の場合、前記ヒートポンプから前記複数のヒーティングタワーのうち除霜を要するヒーティングタワーへブライン供給を止め、前記ヒーティングタワーのファンを駆動させて、このファンの送風により前記ヒーティングタワーの除霜を容易に実施することができる。
一方、外気温度が外気により前記ヒーティングタワーの除霜可能な温度未満の場合、前記ヒートポンプから前記複数のヒーティングタワーのうち除霜を要するヒーティングタワーへのブライン供給を止め、前記ヒートポンプと切り離されたブライン配管路中のブラインを前記除霜を要するヒーティングタワーへ循環させる循環路を形成し、この循環路のブラインを加熱して前記除霜を要するヒーティングタワーに循環させて、加熱されたブラインの熱により前記除霜を要するヒーティングタワーの除霜を容易に実施することができる。
さらに、請求項2記載の発明は、前記請求項1記載の発明において、前記循環路のブラインの加熱は、ブラインの前記循環路の配管に配設されたヒータで行うことである。
これにより、ブラインの前記循環路の配管に配設されたヒータでブラインの加熱を容易に行うことができる。
さらに、請求項3記載の発明は、ヒートポンプの蒸発器側のブラインを配管路により複数のヒーティングタワーに循環させ吸熱し暖房運転する水冷式ヒートポンプシステムであって、各ヒーティングタワーに設けられたファン、ヒーティングタワーの除霜開始信号を発生するセンサおよび外気温測定手段と、稼動中のヒートポンプとヒーティングタワーとのブラインの循環を停止させるブライン停止手段と、前記稼動中のヒートポンプと切り離されたブライン配管路中のブラインを前記ヒーティングタワーへ循環させる循環路を形成する循環路形成手段と、前記循環路のブラインを加熱する加熱手段と、前記外気温測定手段の測定温度が外気により前記ヒーティングタワーの除霜可能な温度以上で、前記センサからの除霜開始信号を受けたときに前記ブライン停止手段を駆動させて稼動中のヒートポンプと除霜対象のヒーティングタワーとの間のブライン循環を停止するとともに、前記除霜対象のヒーティングタワーのファンを駆動させ除霜を実施する第1除霜制御手段と、前記測定温度が外気により前記ヒーティングタワーの除霜可能な温度未満で、前記センサからの除霜開始信号を受けたときに、前記ブライン停止手段、循環路形成手段および加熱手段を駆動して、前記ヒートポンプと除霜対象のヒーティングタワーとの間のブラインの循環を止めるとともに、前記ヒートポンプと切り離され、前記加熱手段で加熱されたブライン循環路中のブラインを前記除霜対象のヒーティングタワーへ循環させる第2除霜制御手段とからなるヒーティングタワーの除霜装置を備えたことを特徴とする水冷式ヒートポンプシステムである。
これにより、ヒートポンプの蒸発器側のブラインを配管路により複数のヒーティングタワーに循環させ吸熱し暖房運転する水冷式ヒートポンプシステムにおけるヒーティングタワーの除霜装置の動作は以下のようになる。
a.外気温測定手段の測定温度が外気により前記ヒーティングタワーの除霜可能な温度以上のときに、センサがヒーティングタワーの除霜開始信号を発生した場合に、第1除霜制御手段が前記ブライン停止手段を駆動させて稼動中のヒートポンプと除霜対象のヒーティングタワーとの間のブライン循環を停止するとともに、前記除霜対象のヒーティングタワーのファンを駆動させ除霜を実施する。
b.一方、前記測定温度が外気により前記除霜対象のヒーティングタワーの除霜可能な温度未満で、前記センサからの除霜開始信号を受けたときに、第2除霜制御手段が前記ブライン停止手段、循環路形成手段および加熱手段を駆動して、前記稼動中のヒートポンプと前記除霜対象のヒーティングタワーとの間のブラインの循環を止めるとともに、前記稼動中のヒートポンプと切り離され、前記加熱手段で加熱されたブライン配管路中のブラインを前記除霜対象のヒーティングタワーへ循環させるので、前記加熱されたブラインの熱により前記除霜対象のヒーティングタワーの除霜を実施することができる。
さらに、請求項4記載の発明は、前記請求項3記載の発明において、前記循環路のブラインの加熱手段が、ブラインの前記循環路の配管に配設したヒータであることである。
これにより、前記循環路の配管に配設された加熱手段が前記循環路のブラインを容易に加熱することができる。
請求項1記載の発明によれば、ヒートポンプの蒸発器側のブラインを配管路により複数のヒーティングタワーに循環させ吸熱して暖房運転する水冷式ヒートポンプシステムにおけるヒーティングタワーの除霜を容易に実施することができる。
さらに、請求項2記載の発明によれば、前記請求項1記載の発明の効果とともに、ヒーティングタワーの除霜を一層容易に実施することができる。
さらに、請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の水冷式ヒートポンプシステムにおけるヒーティングタワーの除霜方法を容易に実施することができる。
さらに、請求項4記載の発明によれば、請求項2記載の水冷式ヒートポンプシステムにおけるヒーティングタワーの除霜方法を容易に実施することができる。
以下、本発明における実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る除霜装置を適用する水冷式ヒートポンプシステムを示し、図2は本発明に係る除霜装置のブロック図を示し、図3は本発明に係るヒーティングタワーを示し、図4は図3の熱交換部を示す。さらに、図5は本発明に係る除霜方法を示す。
図1に示すように、水冷式ヒートポンプシステムにおけるヒートポンプ20は、順に接続された圧縮機21、蒸発器22、減圧弁23および凝縮器24を有してしる。そして、電動機により駆動される圧縮機21から吐出された冷媒は、凝縮器24に入り、ここで温水を昇温させることにより自身は凝縮液化する。この冷媒液は減圧弁23により断熱膨張して気液二相となる。この気液二相の冷媒は、蒸発器22に入り、ここでブラインを降温させることにより自身は蒸発気化し、この状態で再び圧縮機21に吸い込まれる。そして、凝縮器24で昇温した温水はポンプ24aによりにより被空調室内に設置されたファンコイル等に導かれ、ここで放熱して被空調室を暖房することにより降温した後に凝縮器24に循環する。
蒸発器22で降温したブラインはポンプ22aにより配管路を経て互いに並列に接続された複数のヒーティングタワー(HT)10a、10b、10cに入り、ここでファン11a、11b、11cによって送風される外気から吸熱することによって昇温した後、蒸発器22に循環する。
この水冷式ヒートポンプシステムにおけるヒーティングタワー10a、10b、10cの除霜装置は、以下の構成をとっている。
すなわち、まず、ヒーティングタワー10a、10b、10cの除霜開始信号を発生するセンサ13(図2参照)および外気温測定手段14(図2参照)と、稼動中のヒートポンプ20とヒーティングタワー10a、10b、10cとのブラインの循環を停止させるブライン停止手段15a、15b、15cと、循環路形成手段16a、16b、16cおよび加熱手段18a、18b,18cを備えている。
図3に示すように、例えばヒーティングタワー10aの構造は、以下のようになっている。すなわち、外箱の内部に熱交換部12が配設され、図4に示すように、この熱交換部12はブラインが流れる伝熱管12aおよび伝熱管12aの放熱板となるフィン12bを備えている。ファン11aにより吸引された気流は矢印12cに示す方向に流れ、この気流が熱交換部12の表面に沿って流れると、この気流から熱交換部12のブラインが吸熱する。しかし、従来例にて説明したように、このブラインはー11℃程度になるので、前記気流中の水蒸気が氷結し、これにより熱交換部12の表面に霜が付着する。この霜の付着量が増加すると、図3および図4の熱交換部12のフィン12b間の気流の流路が狭くなるので、図3に示す熱交換部12の気流の入口A点と出口B点との間の気圧差が大きくなり、この気圧差が所定値になると、前記A、B点間の気圧差を検出するセンサ13が除霜開始信号を発する。ヒーティングタワー10b、10cの構造は、ヒーティングタワー10aの構造と同じである。
また、図2の外気温測定手段14が図1のヒーティングタワー10a等の近傍の外気温度を測定するように配設されている。
図2に示すように、除霜装置の制御部25は、具体的にはシーケンサであり、第1除霜制御手段26および第2除霜制御手段27を備えている。そして、温度設定値、センサ13の除霜開始信号および外気温測定手段14の測定温度が制御部25に入力される。また、第1除霜制御手段26はファン11a,11b、11cおよびブライン停止手段15a、15b、15cを駆動し、第2除霜制御手段27はブライン停止手段15a、15b、15c、循環路形成手段16a、16b、16cおよび加熱手段18a、18b、18cを駆動する。
ブライン停止手段15aは、具体的には二方弁または三方弁であり、通常は蒸発器22とヒーティングタワー10aを接続しているが、ブライン停止手段15aが駆動されると、ブライン停止手段15aは蒸発器22とヒーティングタワー10aとの接続を断つともに、三方弁の場合は蒸発器22から流れるブラインをバイパスして蒸発器22に還流させる。ヒーティングタワー10b、10cに対するブライン停止手段15b、15cはブライン停止手段15aと同様のものである。
前記稼動中のヒートポンプ20と切り離されたブライン配管路中のブラインを前記ヒーティングタワー10aへ循環させる循環路を形成する循環路形成手段16aは、具体的にはポンプであり、逆止弁17aおよび加熱手段18aと直列に接続されてヒーティングタワー10aに接続されている。上述のように、第2除霜制御手段27によりブライン停止手段15aが駆動されると、循環路形成手段16aが駆動されるので、ブラインが循環路形成手段16a、逆止弁17a、ヒーティングタワー10aおよびヒータ等の加熱手段18aの順序で循環する。このため、加熱手段18aで加熱された循環路のブラインがヒーティングタワー10aに流れ、このブラインの熱によりヒーティングタワー10aの除霜が行われる。
なお、ヒーティングタワー10b、10cに対する循環路形成手段16b、16cは循環路形成手段16aと同様のものである。また、ヒーティングタワー10b、10cに対する加熱手段18b、18cは加熱手段18aと同様のものであり、これらの加熱手段18a、18b、18cはブラインの循環路を形成する配管の内部または外周に設けられている。
上記構成の水冷式ヒートポンプシステムにおけるヒーティングタワー10a、10b、10cの除霜装置を使用して、図5のフローチャートに示す除霜方法を実施することができる。
まず、通常運転(ステップS1)において、外気温測定手段14により外気温を測定し(ステップS2)、この測定温度が設定値1以上か否かを制御部25が判断する(ステップS3)。ここで、設定値1の温度は、ヒーティングタワー10a等に霜が付着するおそれがない温度である。前記測定温度が前記設定値1以上であるときは、ヒーティングタワー10a等は通常運転となる(ステップS1)。一方、前記測定温度が前記設定値1未満であるときは、ヒーティングタワー10a等に霜が付着するおそれがあるので、制御部25がヒーティングタワー10aの運転を停止し、予備機とする(ステップS4)。
つぎに、センサ13が稼動中のヒーティングタワー10b等の着霜が除霜を要する量になったことを感知し、除霜開始信号を発したときは(ステップS5)、上述の予備機のヒーティングタワー10aを稼動させるとともに(ステップS6)、外気温測定手段14の測定温度が設定値2(前記設定値1より低い温度であり、外気により前記除霜対象のヒーティングタワー10bまたは10cの除霜可能な温度である。)以上のときは(ステップS7)、第1除霜制御手段26がブライン停止手段15bもしくは15cを駆動させて稼動中のヒートポンプ20と除霜対象のヒーティングタワー10bまたは10cとの間のブライン循環を停止するとともに、前記除霜対象のヒーティングタワー10bまたは10cのファン11bまたは11cを駆動させ除霜を実施し(ステップS8)、除霜が完了したときは(ステップS9)、ステップS2へ戻る。
一方、前記測定温度が前記設定値2未満で、センサ13からの除霜開始信号を制御部25が受けたときに、第2除霜制御手段27がブライン停止手段15bまたは15c、循環路形成手段16bまたは16cおよび加熱手段18bまたは18cを駆動して、稼動中のヒートポンプ20と前記除霜対象のヒーティングタワー10bまたは10cとの間のブラインの循環を止めるとともに、前記稼動中のヒートポンプ20と切り離され、加熱手段18bまたは18cで加熱されたブライン配管路中のブラインをヒーティングタワー10bまたは10cへ循環させるので、前記加熱されたブラインの熱によりヒーティングタワー10bまたは10cの除霜を実施する(ステップS10)。そして、この場合の除霜が完了したときは(ステップS11)、ステップS2へ戻る。
これにより、ヒートポンプ20を稼動させたままの状態において、外気温度が外気によりヒーティングタワー10a、10b、10cの除霜可能な温度以上の場合、ヒートポンプ20から前記複数のヒーティングタワー10a等のうち除霜を要するヒーティングタワー10a等へブライン供給を止め、ヒーティングタワー10a等のファン11a等を駆動させて、このファン11a等の送風によりヒーティングタワー10a等の除霜を容易に実施することができる。
一方、外気温度が外気によりヒーティングタワー10a等の除霜可能な温度未満の場合、ヒートポンプ20から前記複数のヒーティングタワー10a等のうち除霜を要するヒーティングタワー10a等へのブライン供給を止め、ヒートポンプ20と切り離されたブライン配管路中のブラインをヒーティングタワー10a等へ循環させる循環路を形成し、この循環路のブラインを加熱してヒーティングタワー10a等に循環させて、加熱されたブラインの熱によりヒーティングタワー10a等の除霜を容易に実施することができる。
さらに、前記加熱手段18a等がブラインの前記循環路中に配設されたヒータであるときは、このヒータにより前記循環路のブラインの加熱を容易に行うことができる。
なお、上記実施の形態において、並列に接続されているヒーティングタワーの数は3であるが、これに限定されず、任意の数にすることができる。
本発明に係る除霜装置を適用する水冷式ヒートポンプシステムを示す説明図である。 本発明に係る除霜装置のブロック図である。 本発明に係るヒーティングタワーを示す一部分破断した正面図である。 図3の熱交換部を示す斜視図である。 本発明に係る除霜方法を示すフローチャートである。 従来例を示す説明図である。
符号の説明
10a、10b、10c ヒーティングタワー
11a、11b、11c ファン
13 センサ
14 外気温度測定手段
15a、15b、15c ブライン停止手段
16a、16b、16c 循環路形成手段
18a、18b、18c 加熱手段
20 ヒートポンプ
22 蒸発器
26 第1除霜制御手段
27 第2除霜制御手段

Claims (4)

  1. ヒートポンプの蒸発器側のブラインを配管路により複数のヒーティングタワーに循環させ吸熱して暖房運転する水冷式ヒートポンプシステムにおけるヒーティングタワーの除霜方法であって、
    前記ヒートポンプを稼動させたままの状態において、
    外気温度が外気により前記ヒーティングタワーの除霜可能な温度以上の場合、前記ヒートポンプからの除霜を要するヒーティングタワーへのブラインの供給を止め、前記ヒーティングタワーのファンを駆動させて前記ヒーティングタワーの除霜を実施し、
    外気温度が外気により前記ヒーティングタワーの除霜可能な温度未満の場合、前記ヒートポンプからの除霜を要するヒーティングタワーへのブラインの供給を止めるとともに、前記ヒートポンプと切り離されたブライン配管路中のブラインを前記ヒーティングタワーへ循環させる循環路を形成し、この循環路のブラインを加熱して前記ヒーティングタワーに循環させて前記ヒーティングタワーの除霜を実施することを特徴とする水冷式ヒートポンプシステムにおけるヒーティングタワーの除霜方法。
  2. 請求項1記載の水冷式ヒートポンプシステムにおけるヒーティングタワーの除霜方法であって、
    前記循環路のブラインの加熱は、ブラインの前記循環路の配管に配設されたヒータで行うことを特徴とする水冷式ヒートポンプシステムにおけるヒーティングタワーの除霜方法。
  3. ヒートポンプの蒸発器側のブラインを配管路により複数のヒーティングタワーに循環させ吸熱し暖房運転する水冷式ヒートポンプシステムであって、
    各ヒーティングタワーに設けられたファン、ヒーティングタワーの除霜開始信号を発生するセンサおよび外気温測定手段と、
    稼動中のヒートポンプとヒーティングタワーとのブラインの循環を停止させるブライン停止手段と、
    前記稼動中のヒートポンプと切り離されたブライン配管路中のブラインを前記ヒーティングタワーへ循環させる循環路を形成する循環路形成手段と、
    前記循環路のブラインを加熱する加熱手段と、
    前記外気温測定手段の測定温度が外気により前記ヒーティングタワーの除霜可能な温度以上で、前記センサからの除霜開始信号を受けたときに前記ブライン停止手段を駆動させて稼動中のヒートポンプと除霜対象のヒーティングタワーとの間のブライン循環を停止するとともに、前記除霜対象のヒーティングタワーのファンを駆動させ除霜を実施する第1除霜制御手段と、
    前記測定温度が外気により前記ヒーティングタワーの除霜可能な温度未満で、前記センサからの除霜開始信号を受けたときに、前記ブライン停止手段、循環路形成手段および加熱手段を駆動して、前記ヒートポンプと除霜対象のヒーティングタワーとの間のブラインの循環を止めるとともに、前記ヒートポンプと切り離され、前記加熱手段で加熱されたブライン循環路中のブラインを前記除霜対象のヒーティングタワーへ循環させる第2除霜制御手段とからなるヒーティングタワーの除霜装置を備えたことを特徴とする水冷式ヒートポンプシステム。
  4. 請求項3記載の水冷式ヒートポンプシステムであって、
    前記循環路のブラインの加熱手段が、ブラインの前記循環路の配管に配設したヒータであることを特徴とする水冷式ヒートポンプシステム。
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