JP4971061B2 - 光反射板及びその製造方法及び光反射装置 - Google Patents

光反射板及びその製造方法及び光反射装置 Download PDF

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Description

本発明は、光反射板、及びその製造方法、及び光反射板を用いた光反射装置に関し、より詳しくは、光反射特性に優れた光反射板、及びその製造方法、及び太陽光を光反射板により屋内に導いて照明する光ダクトなどの光反射装置に関する。
従来、光反射板を備えた光反射装置として、太陽光を屋内に導き、照明として利用する光ダクトが知られている(特許文献1、2)。
特許文献1に示す光ダクトは、内側面が鏡面となっている光線案内筒を備え、採光部から太陽光を採光し、採光した光を光線案内筒で反射によって伝送し、放光部から屋内に放光している。
また、特許文献2に示す光ダクトでは、導光部内の光路に特別な形状の光拡散装置を設置している。光拡散装置は、光ダクト内に入射した光を拡散反射させ、光ダクト内の光線が均一に広がるようにする。また、光路の途中に拡散フィルムを挿入した例も開示している。
特開昭58−93101号公報 特開2000−149627号公報
しかしながら、特許文献1に開示された光ダクトでは、図9に示すように、採り込まれる太陽光の光線束の広がりがほぼ採光部1の大きさに限定され、かつ光線案内筒2の鏡面内壁により光線束は採光時の広がりを保ったまま反射伝送されるため、光線案内筒2内を反射伝送してきた光は放光部から一つ又は複数の部分に集中して出射され、よって照明ムラが生じるという問題がある。
また、正反射による光反射率を高くするため光線案内筒2の内壁を鏡面にすればするほど、眩しさが増すという問題がある。
特許文献2に開示された光ダクトに拡散フィルムを設ける方法では、照明ムラや、眩しくなる現象は緩和されるが、光が拡散フィルムを透過する際に一般に光強度が数十%減衰してしまうという問題がある。
また、特別に光の拡散装置などを設ける方法では、多くの付設費用がかかるという問題がある。
本発明は、上記の従来例の問題点に鑑みて創作されたものであり、正反射による光反射率を高く維持しつつ、反射光の眩しさを軽減することができる光反射板、及びその製造方法、及び特別な光拡散装置などを設けずに照明ムラを防止することができる光反射装置を提供するものである。
上記課題を解決するため、第1の発明は光反射板に係り、基体と、前記基体上に形成された、銀或いは銀合金、又はアルミニウム或いはアルミニウム合金からなる光反射層とを備え、前記光反射層の表面において、算術平均粗さ(Ra)が0.10〜0.30μmであり、かつ、算術平均うねり(Wa)が0.30〜2.50μmであることを特徴とする。
なお、光反射板とは、加工前の材料、及び特定の寸法に加工したものの両方を含む。
第2の発明は、第1の発明の光反射板に係り、前記基体は、鉄を主成分とし、クロムを11%未満含有する鋼板に亜鉛めっき又は亜鉛合金めっきを施してなる基板であり、又は該基板の上にバインダ層が形成されたものであることを特徴とし、
第3の発明は、第1の発明の光反射板に係り、前記基体は、ステンレス基板であり、又はステンレス基板の上にバインダ層が形成されたものであることを特徴とし、
第4の発明は、第1の発明の光反射板に係り、前記基体は、アルミニウム若しくはアルミニウム合金からなる基板であり、又は該基板の上にバインダ層が形成されたものであることを特徴とし、
第5の発明は、第1の発明の光反射板に係り、前記基体は、ガラス基板、或いはプラスチック基板であり、又はこれらの基板の上にバインダ層が形成されたものであることを特徴とし、
第6の発明は、第1乃至第5のいずれか1項の発明の光反射板に係り、前記バインダ層は、有機樹脂材料、或いは無機材料、又はこれらの混合物の膜であることを特徴とし、
第7の発明は、第1乃至第6のいずれか1項の発明の光反射板に係り、前記光反射層の表面が保護膜で被覆されていることを特徴とし、
第8の発明は、第7の発明の光反射板に係り、前記保護膜は、有機樹脂材料、或いは無機材料、又はこれらの混合物の膜であることを特徴とし、
第9の発明は、第7の発明の光反射板に係り、前記保護膜は、有機樹脂材料の膜と、無機材料の膜との2層で構成されていることを特徴とする。
第10の発明は、光反射板の製造方法に係り、算術平均粗さ(Ra)が0.10〜0.30μmであり、かつ、算術平均うねり(Wa)が0.30〜2.50μmの表面性状を有する基体を用意する工程と、前記基体上に、電解めっき法、無電解めっき法、或いは蒸着法のいずれか一つによって、銀或いは銀合金、又はアルミニウム或いはアルミニウム合金の膜からなる光反射層を形成する工程とを有することを特徴とし、
第11の発明は、第10の発明の光反射板の製造方法に係り、前記光反射層を形成する工程の後、該光反射層上に保護膜を形成する工程を有することを特徴とし、
第12の発明は、第10又は11の発明の光反射板の製造方法に係り、前記基体は、鋼板基板、又はアルミニウム基板で構成され、該基板の圧延時に該基板の表面に前記算術平均粗さ(Ra)及び算術平均うねり(Wa)を付与することを特徴とし、
第13の発明は、第10又は11の発明の光反射板の製造方法に係り、前記基体は、ガラス基板、或いはプラスチック基板であり、該基板の形成時に該基板の表面に前記算術平均粗さ(Ra)及び算術平均うねり(Wa)を付与することを特徴とし、
第14の発明は、第10又は11の発明の光反射板の製造方法に係り、前記基体は、基板上にバインダ層が塗布法により形成されてなり、該バインダ層の形成時に塗布液の粘度及び塗布膜の厚さを調整することにより、前記バインダ層の表面に前記算術平均粗さ(Ra)及び算術平均うねり(Wa)を付与することを特徴とし、
第15の発明は、光反射装置に係り、第1乃至第9の発明のいずれか一つの反射板を備えたことを特徴とし、
第16の発明は、光反射装置に係り、第10乃至第14の発明のいずれか一つの反射板の製造方法で製造した光反射板を備えたことを特徴とし、
第17の発明は、第15又は第16の発明の光反射装置に係り、前記光反射装置は、採光部と導光部と放光部とを有する光ダクトであり、前記光反射板が前記導光部の内壁に設けられたことを特徴とする。
以上のように、本発明の光反射板によれば、銀或いは銀合金の膜、又はアルミニウム或いはアルミニウム合金の膜からなる光反射層を備えているので、特に可視光全域にわたって反射効率が優れている。
また、光反射層表面の算術平均粗さ(Ra)が0.10〜0.30μmと小さいため、正反射による光反射率を高く維持することができる。しかも、同じ光反射層の表面に算術平均うねり(Wa)を設け、かつ算術平均うねり(Wa)の範囲を0.3〜2.5μmとしているため、正反射による光反射率を低下させずに光の拡散反射を起こさせることができる。
これにより、正反射による光反射率を高く維持しつつ、反射光の眩しさを軽減することができる。
本発明の光反射板の製造方法によれば、算術平均粗さ(Ra)が0.10〜0.30μmであり、かつ、算術平均うねり(Wa)が0.30〜2.50μmの表面性状を有する基体上に、無電解めっき法等によって、銀膜等からなる光反射層を形成している。したがって、基体表面の表面性状が光反射層に引き継がれるため光反射層に容易に所望の表面性状を付与することができる。
本発明の光反射装置によれば、上記の光反射板を備えているため、反射光の強度を高く維持しつつ、反射光の眩しさを軽減することができる。
特に、上記の光反射板を光ダクトの導光部内壁に適用することにより、太陽光などを拡散反射により伝送することができるため、屋内での照明ムラを防止することができる。また、特別に光の拡散装置や拡散フィルムなどを設けなくてもよいため、コスト低減を図るとともに、光強度の減衰を防止することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら、次の項目に従って説明する。
(説明項目)
(1)本発明に至った経過の説明
(2)本発明の第1の実施の形態に係る光反射板の説明
(i)光反射板の構成
(a)基板の構成
(b)光反射層の構成
(c)保護膜の構成
(ii)光反射板の別の構成
(iii)光反射板の光反射層の表面性状及びその付与方法
(iv)光反射板の製造方法
(v)表面性状の評価
(3)本発明の第2の実施の形態に係る光反射装置の説明
(i)光ダクト
(実施形態の説明)
(1)本発明に至った経過の説明
図6(a)、(b)、(c)は、反射面の表面性状と光の反射特性の関係を説明する模式図である。
図6(a)は、反射面20aでうねりがなく、算術平均粗さ(Ra)が小さい場合の光の反射特性を示している。符号21は入射光を示し、22aは反射光を示している。この場合、反射面20aで正反射が強くなる(正反射率が高くなる)ため、反射光22aは眩しく感じられる。一方、図6(b)に示すように、反射面20bの算術平均粗さ(Ra)が大きくなると、反射面20bで拡散反射が強くなる(拡散反射率が高くなる)ため、反射光22bの眩しさは改善されるが受光面に到達する光量は少なくなる。
本願発明者は、反射光の強度を維持しつつ、眩しさを改善できないか、種々の調査や検討を行った。
その結果、図6(c)に示すように、反射面20cで算術平均粗さ(Ra)が図6(a)と同等でもJISB0601に規定された算術平均うねり(Wa)を加えた場合、反射面20cで正反射とともに拡散反射が生じていることを見出した。そして、算術平均粗さ(Ra)及び算術平均うねり(Wa)の程度を適正に調整することにより、正反射率を高く維持しつつ拡散反射率を高めて、反射光の強度を高く維持し、かつ眩しさを軽減することができることを見出した。
そして、図6(c)に示す表面性状を光ダクト内壁に適用した場合に、光の反射伝送効率を高く維持しながら、照明光の眩しさを軽減することができた。さらに、光を反射伝送する際に拡散反射により光線束がより広範囲に広がるため、放光部での照明ムラを防止できることとなった。
(2)本発明の第1の実施の形態に係る光反射板の説明
(i)光反射板の構成
図1(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る光反射板101の構成を示す断面図である。
光反射板101は、図1(a)に示すように、基板(基体)11と、基板11上の光反射層13とにより構成される。なお、必要に応じて光反射層13上に保護膜14を付与することもできる。
基板11の表面11aは、図6(c)に示すような粗さやうねりを有する。粗さは、JISB0601に算術平均粗さ(Ra)として規定され、この実施形態では0.10〜0.30μmの範囲に設定されている。うねりは、同じく算術平均うねり(Wa)として規定され、この実施形態では0.30〜2.50μmの範囲に設定されている。この表面性状は光反射層13に引き継がれて、光反射層13の表面13aも基板11とほぼ同じ表面性状を有する。
(a)基板の構成
光反射板101を構成する基板11は、金属からなる板或いは箔(以下、特別に表示する場合を除いて金属板と総称する。)、表面処理金属からなる板或いは箔(以下、特別に表示する場合を除いて表面処理金属板と総称する。)、ガラス板、またはプラスチックからなる板或いはフィルム(以下、特別に表示する場合を除いてプラスチック板と総称する。)を用いる。
金属板は、鋼板、又はアルミニウム板を用いる。鋼板は、クロム含有量が11質量%未満の鉄合金の板、又はクロム含有量が11質量%以上の鉄合金、所謂ステンレスの板を含む。特に、クロム含有量が11質量%未満の鉄合金鋼板は、アルミニウムやステンレスと比べて安価な材料であるため、製品を広く普及させるのに好適である。アルミニウム板は、この実施形態では、純アルミニウムの板、アルミニウム合金の板を総称したものをいう。アルミニウム合金は、アルミニウムを主成分とし、強度、加工性、耐食性などを付与するためにマグネシウム(Mg)、マンガン(Mn)、シリコン(Si)などを添加し、合金化したものである。
表面処理金属板は、上記した金属板の表面に各種めっきを施したもの、またはアルミニウム板の表面にアルマイト処理を施したものである。なお、金属板表面への表面処理により形成された層(表面処理層)は光を反射させるためではなく、さび止めなどのために設けられたものである。
めっきに用いる金属としては、亜鉛、亜鉛合金、錫、ニッケル、クロムなどを用いることができる。
次に、表面処理金属板のうち、特に、亜鉛めっき又は亜鉛合金めっきを施した鋼板(以下、亜鉛めっき鋼板と称する。)について詳しく説明する。
亜鉛めっき鋼板にはめっき方法により幾つかの種類がある。例えば、溶融亜鉛めっき鋼板、溶融亜鉛合金めっき鋼板、電気亜鉛めっき鋼板、電気亜鉛合金めっき鋼板などである。
めっきに用いる金属としては、亜鉛や亜鉛合金が用いられる。亜鉛合金として、亜鉛(Zn)に5或いは55質量%のアルミニウム(Al)を含有するもの、亜鉛(Zn)にコバルト(Co), モリブデン(Mo)を含有するものなどが用いられる。
亜鉛めっき鋼板は基板としてそのまま用いてもよいが、さらに、亜鉛等のめっきの剥がれや変質を防止するため化成処理を施してもよい。化成処理として、例えば、クロメート処理、リン酸塩処理、リチウム−シリケート処理、シランカップリング処理あるいは、ジルコニウム処理などを適用できる。
基板11の表面11aには、後に(iii)項で説明する方法により、0.10〜0.30μmの範囲の算術平均粗さ(Ra)、及び0.30〜2.50μmの範囲の算術平均うねり(Wa)を施すことができる。
(b)光反射層の構成
光反射層13は、銀或いは銀合金、又はアルミニウム或いはアルミニウム合金の膜を用いることができる。
そのうち、銀或いは銀合金の膜は、銀鏡反応により銀を還元析出させる無電解めっき法、例えばスプレーめっき法により形成することができる。そのほかに、銀イオンを含む水溶液中での電気分解による電気めっき法や、減圧雰囲気下で銀を蒸発させて皮膜を形成する蒸着法などを適用することができる。銀膜等の厚さは、実用的な反射効果が得られる0.01〜0.3μm程度が好適である。
また、アルミニウム膜等の形成には、蒸着法、又はイオンプレーティング法などの乾式めっき法を用いることができる。特に、蒸着法により形成されたものが、高い正反射率を確保できるため好適である。アルミニウム膜等の膜厚は、所謂光沢面を得ることができる0.01〜0.2μm程度が最適である。
銀膜等及びアルミニウム膜等ともに、膜厚が薄すぎると不可避的にピンホールが生じて反射率が低下する。一方で、膜厚が厚すぎても所謂反射率が急激に低下する傾向が見られる。
光反射層13は、上記膜厚の範囲では基板11の表面性状がほぼそのまま引き継がれて、基板11とほぼ同じ表面性状を有する。
(c)保護膜の構成
光反射層13である銀膜などは、大気に露出されると変色したり、汚れなどを生じ易い。特に、雰囲気がイオウ系ガスを微量でも含む場合に変色し易い。さらに、銀膜に付着した砂塵、埃を洗浄する場合、銀膜は洗剤による変色跡を残し易い。保護膜14はこれらを防止するために光反射層13上に設けられている。これにより、長期間において、光反射板としての性能維持及び保守管理が可能となる。
保護膜14は、有機樹脂材料、或いは無機材料、又はこれらの混合物からなる膜を用いる。又は、有機樹脂材料の膜と、無機材料の膜との2層で構成されていてもよい。
有機樹脂材料は、透明、かつ薄いポリエステル樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂などを用いることができ、無機材料は、耐汚染性に優れる酸化チタンなどを用いることができる。有機樹脂材料等の膜は、材料を溶解した塗布液を用いた塗布法により又は材料をフィルム状にして貼り付けることにより作製される。
なお、保護膜14として、増反射膜を用いてもよい。増反射膜は、大きな屈折率の材料、例えばチタン酸化物などからなる層と、小さな屈折率の材料、例えばシリコン酸化物などからなる層を2層に積層したものであり、それらの各層の光学的厚さ(物理的な膜厚×屈折率)をλ/4(λ:光の波長)として全体の光学的厚さをλ/2としたものである。増反射膜を用いることで、光の正反射率をより一層向上させることができる。
(ii)光反射板の別の構造
次に、本発明の第1の実施の形態に係る光反射板の別の構成について説明する。図1(b)は、その構成を示す断面図である。
図1(b)の光反射板102の構成において、図1(a)と異なるところは、基板11と光反射層13との間に、バインダ層12を介在させている点である。この場合、基板11とバインダ層12とが基体を構成する。
バインダ層12は、基板11自体の耐食性を向上させ、さらに、基板11と光反射層13の間に介在させて基板11と光反射層13との密着性を向上させるために設けられる。特に、基板11として亜鉛めっき又は亜鉛合金めっきを施した鋼板などを用いる場合、光反射層13との密着性を強固にするためその鋼板上にバインダ層12を形成することが望ましい。なお、バインダ層12の表面に、コロナ放電処理あるいはグロー放電処理を施すことにより、その上に積層される銀膜との密着性がさらに向上する。
この構成では、光反射層13の表面13aに、0.10〜0.30μmの算術平均粗さ(Ra)、及び0.30〜2.50μmの算術平均うねり(Wa)の表面性状を付与するため、下地のバインダ層12の表面12aにこれと同じ表面性状が予め付与される。
バインダ層12として、種々の材料で構成される塗装膜又はフィルムを用いることができる。塗装膜の材料は、基板11に対して密着性の良い有機樹脂材料であれば、その種類は特に限定されるものではないが、特に、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、アクリル樹脂、2液硬化型ポリウレタン樹脂などの塗料が好適である。フィルムの材料は、ポリエチレン、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂などを用いることができる。バインダ層12が塗装膜の場合、材料を溶解した塗料を用いた塗布法により基板11上に作製することができる。また、バインダ層12がフィルムの場合、フィルムを接着剤等により基板11に貼り付けることで基板11上に作製することができる。バインダ層12は所望の表面性状を付与し得るような膜厚で形成することを要する。
なお、バインダ層12の表面性状は、光反射層13の表面性状に、ひいては光反射板の反射特性に影響を及ぼすため、その作製方法が重要である。バインダ層12に所定の表面性状を付与するためのより詳細なバインダ層12の作製方法については後述する。
(iii)光反射板の光反射層の表面性状及びその付与方法
次に、光反射板の反射特性に大きな影響を与える光反射層の表面性状及びその付与方法について説明する。
光反射板の反射特性は、直接的には光反射層13の表面性状により決まる。そして、光反射板101では、光反射層13の表面性状は基板11の表面性状を引き継ぐため、基板11(表面処理金属板の場合は表面処理層の表面)の表面性状を予め調整する必要がある。また、光反射板102では、光反射層13の表面性状はバインダ層12の表面12aの性状を引き継ぐため、バインダ層12の表面性状を予め調整する必要がある。
光反射板101では、基板11が表面処理金属板の場合、所望の表面性状を付与するため、図2(a)に示すように所定の表面性状であるうねりやさらに微小な凹凸を有する圧延ロール15を、基板(被圧延体)11の表面11aに当接して仕上げ圧延(調質圧延ともいう)を行う。これにより、圧延ロール15表面の表面性状が基板11の表面に転写されて基板11の表面に表面性状が付与される。
調質圧延で用いる圧延ロール15の表面15aに所定の表面性状を予め付与するために、研磨砥石による研磨加工、ショットダル加工、及び放電ダル加工などを用いる。または、レーザーダル加工、電子ビーム加工などを用いてもよい。
調質圧延において、圧延ロールの被圧延体への圧下荷重、及び被圧延体に加える張力など圧延条件を調整することにより、容易に所望の表面性状を得ることができる。
調質圧延では、表面性状の異なる2対の仕上げ圧延ロールを用いて、前段で鏡面仕上げロール圧延を行って表面を平坦にしておき、後段でショットダル仕上げロール圧延を行って表面性状を付与するとよい。表面性状の異なる鏡面仕上げロールと、ショットダルロールとの組み合わせによって、被圧延体の表面性状を精度よく制御できる。
ただし、溶融亜鉛めっきなど、比較的厚い亜鉛めっきを施した冷間圧延鋼板では、めっき前に表面性状を付与するとめっきにより表面性状が変化するので、めっき後に調質圧延を行うことが望ましい。
また、基板(被圧延体)11がガラス板の場合、物理的な研削、研磨若しくは酸液による化学的なエッチング(侵食)を行うことにより、基板11に表面性状を付与する。例えば、平坦な板ガラスを平坦で水平なテーブル上に載せて、板ガラスを研削ヘッドの下を通過させるとともに、研削ヘッドに適切な研磨剤を供給する。好適な研磨剤として砂の水性懸濁液を使用する。通常、研削が進行するにつれて段階的に小さな研磨剤粒子を使用し、表面性状を調整する。基板(被圧延体)11がプラスチック板(フィルムを含む)の場合、ガラス転移点以上の温度に昇温した状態で、所定の表面性状に仕上げた加熱金属ロールを押し当てて表面性状を転写し、基板11に表面性状を付与する。
一方、光反射板102では、バインダ層12の表面12aの性状については、塗料の粘度の調整と、形成膜の厚さの調整とを組み合わせることにより、容易に所望の範囲に調整することができる。例えば、塗料の希釈度を上げて粘度を低くすると、算術平均粗さ(Ra)を小さくできる。一方、塗料の希釈度を下げて粘度を高くするとともに形成膜の厚さに関係する塗料の量を適宜調整すると、算術平均うねり(Wa)を大きくできる。よって、塗料の粘度の調整と、塗料の量の調整を適正に行うことで所望の表面性状が得られることになる。
具体例をあげると、バインダ層12の材料に2液硬化型ポリウレタン樹脂を使用した場合、主剤と、硬化剤と、溶剤と、レべリング剤との比率を5:1:20:2に配合し、塗料粘度を粘度カップNK−2/アネスト岩田製)を9〜10秒とし、スプレーガンにて乾燥後の厚さが3〜8μmとなるようにバインダ層12を成膜することにより算術平均粗さ(Ra)及び算術平均うねり(Wa)を所望の範囲に調整できる。
(iv)光反射板の製造方法
次に、図1及び図2を参照して、上記した光反射板101の製造方法について説明する。特に、図2(a)、(b)は、基板11に表面性状を付与する方法について示す斜視図である。
まず、通常の冷間圧延鋼板の製造工程に従って、酸洗、冷間圧延、焼鈍を行って作製した冷間圧延鋼板(基板)11を用意する。
次に、冷間圧延鋼板11に対して所望の表面性状を付与するため、図2(a)、(b)に示すようにして、圧延機で調質圧延を行う。なお、(iii)項の説明では、2対の圧延ロールによる調質圧延を説明したが、この製造方法の説明では、1対の圧延ロールによる調質圧延を実施することとする。図2(a)、(b)では、圧延ロールを一つしか表示していないが、実際には一対の圧延ロールが対向して設置されている。
調質圧延では、所定の表面仕上げに研磨された圧延ロールの間に用意した冷間圧延鋼板11を挟んで移動させることにより圧延を行い、冷間圧延鋼板11に表面性状を付与する。この場合、圧延条件(圧下荷重、張力)を適宜調整する。この調質圧延により、図2(b)に示すように、冷間圧延鋼板11の表面11aに、0.10〜0.30μmの算術平均粗さ(Ra)、及び0.30〜2.50μmの算術平均うねり(Wa)が付与される。
以上、めっきを施さない冷間圧延鋼板11における表面形状付与方法について説明したが、上記の調質圧延を施した後に、耐食性付与のため、亜鉛などのめっきを施すこともできる。一例として、亜鉛めっき又は亜鉛合金めっきを施す方法は、溶融亜鉛めっき法、溶融亜鉛合金めっき法、電気亜鉛めっき法、又は電気亜鉛合金めっき法のうちいずれか一つを利用することができる。
溶融亜鉛めっき法、又は溶融亜鉛合金めっき法は、溶融した亜鉛中、又は溶融した亜鉛合金中に鋼板を浸漬して亜鉛又は亜鉛合金を被着する方法である。また、電気亜鉛めっき法、又は電気亜鉛合金めっき法は、亜鉛などを溶解しためっき液中、又は亜鉛合金などを溶解しためっき液中に鋼板を浸漬し、鋼板と亜鉛アノードとの間に電圧を印加して亜鉛又は亜鉛合金を被覆する方法である。
なお、溶融亜鉛めっきなどで比較的厚いめっきを施した鋼板の場合、めっき前に表面性状を付与するとめっきにより表面粗さなどが変化するため、めっき後に調質圧延を行うようにするとよい。
次に、基板11表面の脱脂のため、基板11の表面をアルカリ溶液で洗浄する。続いて、イオン交換水または蒸留水を用いて、上記基板11を水洗し、乾燥する。なお、バインダ層12の表面状態によっては、アルカリ溶液による洗浄はしなくてもよい。
次に、銀膜を形成するための前処理を行う。
前処理は、基板11上に錫を形成する処理であり、その後、銀鏡反応を実施する。
前処理では、まず、基板11の表面に、塩酸を含有する塩化第二錫、塩化第一錫及び塩化第二鉄を含んだ水溶液(前処理活性剤)を塗布して、触媒としての錫を基板11の表面に形成する。当前処理溶液はpH2以下に調整するのが好ましい。
次いで、イオン交換水、或いは蒸留水を用いて錫を形成させた基板11の表面を洗浄し、基板11表面に残る前処理溶液を除去する。
このように前処理を行った後、基板11上に銀鏡反応により光反射層13である銀膜形成工程を施す。
銀膜形成工程では、前処理が施された基板11表面に、スプレー噴射によりpH10〜13のアンモニア性硝酸銀水溶液と、還元剤(例えば、硫酸ヒドラジニウム、グリオキサールなど)を含むpH8〜12の水溶液とを同時に射出する。還元剤水溶液として、還元剤を水に溶解し、或いは希釈したものに水酸化ナトリウムを加えてアルカリ性にしたものを用いる。これにより、基板11表面に錫を始動核として銀が析出し、銀膜が形成される。
形成された銀膜は基板11の表面性状を引き継いで、表面13aに、0.10〜0.30μmの算術平均粗さ(Ra)、及び0.30〜2.50μmの算術平均うねり(Wa)の表面性状が付与される。
次いで、イオン交換水又は蒸留水を用いて基板11を洗浄し、光反射層13の表面に残存しているアンモニア性硝酸銀水溶液と還元剤水溶液を除去する。
続いて、エアブローにて光反射層13表面に付着している水滴を吹き飛ばす。その後、基板11を乾燥させる乾燥工程を行う。乾燥条件は、例えば70℃の温度で20分とする。
必要に応じ、光反射層13の上に保護膜14を形成する。詳しく述べると、保護膜14は、無機材料又は有機樹脂材料を溶解した塗布液を用いた塗布法により、又は有機樹脂材料をフィルム状にして貼り付けることにより形成する。
以上により、図1(a)に示す光反射板101が完成する。
以上のように、この実施形態に係る光反射板の製造方法によれば、算術平均粗さ(Ra)が0.10〜0.30μmであり、かつ、算術平均うねり(Wa)が0.30〜2.50μmの表面性状を有する基板11上に、無電解めっき法等によって、銀膜等からなる光反射層13を形成している。したがって、基板11表面の表面性状が光反射層13に引き継がれるため光反射層13に容易に所望の表面性状を付与することができる。
なお、上記した光反射板の製造方法では、基板11上に直接光反射層13である銀膜を形成しているが、図1(b)に示すように、光反射層13の形成前に、基板11上にこの発明の表面性状を有するバインダ層12を形成してもよい。この場合、基板11にはこの発明の表面性状を付与しなくてもよい。
基板11上にこの発明の表面性状を有するバインダ層12を形成するには、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、アクリル樹脂、又は2液硬化型ポリウレタン樹脂のいずれか一つからなり、粘度を適正に調整した塗料を基板11上に塗布する。このとき、塗布量を調整し、所定の膜厚が得られるようにする。このようにして塗料を塗布後、乾燥することにより、表面12aに、0.10〜0.30μmの算術平均粗さ(Ra)、及び0.30〜2.50μmの算術平均うねり(Wa)の表面性状を有するバインダ層12が形成される。
また、銀膜の形成方法としてスプレー噴射方式による無電解めっき法を用いているが、浸漬方式を用いることができる。また、その他、電気めっき法や蒸着法を用いてもよい。
また、銀膜の代わりに、アルミニウム膜を用いてもよい。アルミニウム膜を例えば蒸着法により形成する場合、真空度を約1×10-3Paとし、基板加熱を約300Kとする。
(v)表面性状の特性評価
次に、種々の表面性状を有する光反射板について作製し、その特性を評価した具体的な実施例について、以下に説明する。
(光反射板の作製条件)
上記の光反射板の製造方法に従って、特性評価に用いる試料として光反射板を作製した。この場合、保護膜14は省略している。それらは図3の表にまとめて記載されている。
(実施例1(A1))
算術平均粗さ(Ra)が0.1μmで、算術平均うねり(Wa)が0.3μmの表面性状を付与した冷間圧延鋼板(基板11、以下同じ)上に、pH10程度のアンモニア性硝酸銀水溶液とpH10程度の還元剤(硫酸ヒドラジニウム)水溶液とを用いた無電解めっき法により厚さ100nmの銀(Ag)膜(光反射層13、以下同じ)を形成した。
なお、算術平均粗さ(Ra)、算術平均うねり(Wa)は、下記の(特性評価)の項に基づき測定したものである。以下、同じである。また、図3の表では、基板11の冷間圧延鋼板を単に鋼板と記載した。以下同じである。
(実施例2(A2))
算術平均粗さ(Ra)が0.11μmで、算術平均うねり(Wa)が0.89μmの表面性状を付与したアルミニウム(Al)板(基板11、以下同じ)上に、実施例1と同じ無電解めっき法により厚さ100nmの銀(Ag)膜を形成した。
(実施例3(A3))
算術平均粗さ(Ra)が0.11μmで、算術平均うねり(Wa)が2.5μmの表面性状を付与したアルミニウム(Al)板上に、実施例1と同じ無電解めっき法により厚さ100nmの銀(Ag)膜を形成した。
(実施例4(A4))
算術平均粗さ(Ra)が0.21μmで、算術平均うねり(Wa)が1.1μmの表面性状を付与した冷間圧延鋼板上に、実施例1と同じ無電解めっき法により厚さ100nmの銀(Ag)膜を形成した。
(実施例5(A5))
冷間圧延鋼板(基板11)上に、スプレー塗装により算術平均粗さ(Ra)が0.22μmで、算術平均うねり(Wa)が1.0μmの表面性状を付与したアクリル樹脂膜(バインダ層12)を形成し、アクリル樹脂膜上に実施例1と同じ無電解めっき法により厚さ100nmの銀(Ag)膜を形成した。
(実施例6(A6))
算術平均粗さ(Ra)が0.29μmで、算術平均うねり(Wa)が0.33μmの表面性状を付与した冷間圧延鋼板上に、実施例1と同じ無電解めっき法により厚さ100nmの銀(Ag)膜を形成した。
(実施例7(A7))
算術平均粗さ(Ra)が0.3μmで、算術平均うねり(Wa)が2.5μmの表面性状を付与した冷間圧延鋼板上に、蒸着法により、真空度を約1×10-3Paとし、基板加熱を約300Kとして、厚さ0.05μmのアルミニウム(Al)膜(光反射層13)を形成した。
(比較例1(B1))
算術平均粗さ(Ra)が0.05μmで、算術平均うねり(Wa)が0.15μmの表面性状を付与した冷間圧延鋼板上に、実施例1と同じ無電解めっき法により厚さ100nmの銀(Ag)膜を形成した。
(比較例2(B2))
算術平均粗さ(Ra)が0.2μmで、算術平均うねり(Wa)が3.2μmの表面性状を付与した冷間圧延鋼板上に、実施例1と同じ無電解めっき法により厚さ100nmの銀(Ag)膜を形成した。
(比較例3(B3))
算術平均粗さ(Ra)が0.49μmで、算術平均うねり(Wa)が0.3μmの表面性状を付与した冷間圧延鋼板上に、実施例1と同じ無電解めっき法により厚さ100nmの銀(Ag)膜を形成した。
(比較例4(B4))
算術平均粗さ(Ra)が0.6μmで、算術平均うねり(Wa)が1.1μmの表面性状を付与した冷間圧延鋼板上に、実施例1と同じ無電解めっき法により厚さ100nmの銀(Ag)膜を形成した。
(特性評価)
各試料について、算術平均粗さ(Ra)、算術平均うねり(Wa)を測定し、さらに、正反射率及び光反射投影幅(S)を測定した。測定結果は図3の表にまとめて記載されている。
(算術平均粗さ(Ra)、算術平均うねり(Wa)の評価方法及び条件)
算術平均粗さ(Ra)、及び算術平均うねり(Wa)をJISB0601に規定された方法により、表1に記載の条件で測定した。
Figure 0004971061
(正反射率の評価方法及び条件)
正反射率は、例えば光ダクト内における光伝送性能を表す指標であり、正反射率が大きいほど光伝送効率は高い。
正反射率は、実測された全反射率から、同じく実測された拡散反射率を差し引いて求められる。その全反射率及び拡散反射率は、分光測色計(ミノルタ社製、型式CM−3500d、波長:550nm)を使用し、JISZ8722の条件(c)の規定に基づき測定した。実用的な光伝送効率に対応する正反射率が88%以上を合格とした。
(光反射投影幅(S)の評価方法及び条件)
光反射投影幅(S)は眩しさを軽減する指標であり、光反射投影幅(S)が大きいほど、正反射の一部が拡散反射に移行し反射光の眩しさが軽減されることになる。
光反射投影幅(S)は、図7に示す測定法により測定することができる。その測定法においては、同図に示すように、測定試料23の表面に対してレーザ光線27(測定試料面における投影円25の長径が5mm)を角度45°で照射し、その反射光線を投影円25から30cm離れた位置に垂直に立設した投影スクリーン26に向けて投影する。
その結果、投影スクリーン26に、レーザ光線の反射投影楕円24が測定試料23の表面性状に対応する反射投影幅(S:楕円の長径)で投影される。測定試料表面において算術平均うねり(Wa)で表されるうねりが大きくなるに従い、反射投影幅が大きくなるとともにその輪郭が明瞭でなくなる。
本実施形態においては、反射光が眩しく感じられなくなる光反射板について、この光反射投影幅(S)が12mm以上を合格とした。図3の表の評価欄において、正反射率が88%以上、及び光反射投影幅(S)が12mm以上を満足する試料を合格の記号○で示し、いずれか一つでも満足しない試料を不合格の記号×で示した。
(評価結果)
正反射率により算術平均粗さ(Ra)及び算術平均うねり(Wa)を評価(評価1)し、光反射投影幅(S)により算術平均粗さ(Ra)及び算術平均うねり(Wa)を評価(評価2)した。
(評価1)
図4は、図3の表の測定結果を用いて作成した、算術平均粗さ(Ra)と正反射率との関係を示すグラフである。グラフ中に記入した数字は試料番号を示す。グラフでは各試料ごとに算術平均うねり(Wa)の範囲が分かるように表示してある。白丸(○)は算術平均うねり(Wa)が0.05〜2.5μmの範囲にある試料を示し、黒丸(●)は算術平均うねり(Wa)が3.2μmの試料を示す。
図4によれば、算術平均うねり(Wa)が0.05〜2.5μmの試料では、正反射率は算術平均粗さ(Ra)と概ね一定の関係がある。すなわち、算術平均粗さ(Ra)が0.3μm以下では、正反射率は88%と十分に大きな値が確保されるが、算術平均粗さ(Ra)が0.3μmを超えると正反射率の低下が大きくなる。したがって、十分に大きな、反射による光伝送効率を確保するためには、光反射層13の膜面の算術平均粗さ(Ra)の上限を0.3μmとすることが好ましい。
一方、算術平均うねり(Wa)が3.20μmの試料(比較例2(●印))では、算術平均粗さ(Ra)が0.3μm以下であっても、正反射率は85.6%と低く、反射による光伝送効率が良くない。
(評価2)
次に、図5は、図3の表の測定結果を用いて作成した、算術平均うねり(Wa)と光反射投影幅(S)の関係を示すグラフである。グラフ中に記入した数字は試料番号を示す。
図5によれば、算術平均粗さ(Ra)が0.1〜0.3μmの各試料では、光反射投影幅(S)は算術平均うねり(Wa)が0.2μm付近で大きく上昇し、算術平均うねり(Wa)が0.3μm以上で合格値である12mm以上となる。
一方、比較例3、4では、光反射投影幅(S)は28mm、35mmと大きく、眩しさ軽減の点では良好であるが、正反射率は88%未満であり、光伝送効率が劣る。
また、算術平均粗さ(Ra)が0.1μm未満である比較例1は、正反射率は高いが、光反射投影幅(S)が12mm未満となっており、眩しさは軽減されない。
また、アルミニウム基板を使用した実施例2及び3、基板11と光反射層13の間にバインダ層(アクリル樹脂)12を介在させた実施例5、及び光反射層12としてアルミニウム膜を使用した実施例7も、表面性状(算術平均粗さ(Ra)及び算術平均うねり(Wa))を所定の範囲に設定することにより、十分に大きな光反射投影幅(S)を得ることができ、よって、眩しさの軽減効果がある。
以上のように、本発明の実施の形態の光反射板によれば、銀或いは銀合金の膜、又はアルミニウム或いはアルミニウム合金の膜からなる光反射層13を備えているので、特に可視光全域にわたって反射効率が優れている。
また、光反射層13表面の算術平均粗さ(Ra)が0.10〜0.30μmと小さいため、正反射による光反射率を高く維持することができる。しかも、同じ光反射層13の表面に算術平均うねり(Wa)を設け、かつ算術平均うねり(Wa)の範囲を0.3〜2.5μmとしているため、正反射による光反射率を低下させずに光の拡散反射を起こさせることができる。
これにより、正反射による光反射率を高く維持しつつ、反射光の眩しさを軽減することができる。
(3)本発明の第2の実施の形態に係る光反射装置の説明
(i)光ダクト
図8は、本発明の第2の実施の形態に係る光ダクトの構成を示す断面図である。図8では、実際に屋内と屋外とを仕切る家の屋根31に設置された光ダクト103を示す。
光ダクト103は、屋外に設けられた採光部32と、屋内に設けられた放光部34と、採光部32と放光部34とを結ぶ導光部33とを有する。導光部33の仕切り壁33aの内面は、図6(c)に示すような光反射面を有する。
仕切り壁33aは、図1(a)に示す光反射板101又は図1(b)に示す光反射板102を用いて作製されている。例えば、基板11として、比較的厚い金属板、又はプラスチック板を採用した場合は、光反射層側を内壁面としてこれらの板自体をダクトの形に成形して設置することができる。一方、基板11として、箔と呼ばれる薄い金属板、又はプラスチックフィルムなどを採用した場合は、剛性の高い別部材で製作した光ダクト成形体の内壁面に貼着施工する。
この実施例の光ダクトによれば、光ダクト内壁の光反射面において算術平均粗さ(Ra)及び算術平均うねり(Wa)の範囲が適正に規定されているため、採光部32から採りこまれた太陽光線を、光ダクト103の内壁で拡散反射させながら高い反射伝送効率を維持して伝播させることができる。図8に示すように、光は、光ダクト内で拡散反射により光線束を広げながら伝播するため、放光部34では均一に光線が放射されるようになる。これにより、照明ムラを防止できるとともに、照明光の眩しさも軽減することができる。
以上、実施の形態によりこの発明を詳細に説明したが、この発明の範囲は上記実施の形態に具体的に示した例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の上記実施の形態の変更はこの発明の範囲に含まれる。
本発明の光反射板は、光反射板を構成する光反射層表面の表面性状を所定の範囲に設定することにより、正反射による光伝送効率を高く維持しながら、従来問題となっていた反射光の眩しさを軽減することができる。その光反射板を、日当たりの悪い建造物、地下室などに太陽光などを照明光源として導く光ダクトに使用することで、照明ムラを防止して光ダクトの性能を大幅に向上させることができる。
(a)、(b)は、本発明の第1の実施の形態である光反射板の2種類の構成を示す側面図である。 (a)、(b)は、本発明の第1の実施の形態である光反射板の製造方法に関し、基板に表面性状を付与する方法について示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態である光反射板に関し、光反射特性について比較評価した結果を示す表である。 本発明の第1の実施の形態である光反射板に関し、図3の表の各試料における反射面の算術平均粗さ(Ra)と正反射率との関係を示すグラフである。 本発明の第1の実施の形態である光反射板に関し、図3の表の各試料における反射面の算術平均うねり(Wa)と光反射投影幅(S)の関係を示すグラフである。 (a)、(b)、(c)は、光反射板に関し、反射面の表面性状と光反射の関係を説明する模式図であり、(c)は、本発明の第1の実施の形態である光反射板の表面性状である。 本発明の第1の実施の形態である光反射板に関し、光反射投影幅(S)の測定法を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る光反射板の適用例である光ダクトの構成を示す断面図である。 従来例である光ダクトの構成を示す断面図である。
符号の説明
11 基板
11a 表面性状が付与された基板の表面
12 バインダ層
12a 表面性状が付与されたバインダ層の表面
13 光反射層
13a 表面性状が付与された光反射層の表面
14 保護膜
20c 反射面
22c 反射光
31 屋根
32 採光部
33 導光部
33a 仕切り壁
34 放光部
101、102 光反射板
103 光ダクト

Claims (17)

  1. 基体と、
    前記基体上に形成された、銀或いは銀合金、又はアルミニウム或いはアルミニウム合金からなる光反射層とを備え、
    前記光反射層の表面において、算術平均粗さ(Ra)が0.10〜0.30μmであり、かつ、算術平均うねり(Wa)が0.30〜2.50μmであることを特徴とする光反射板。
  2. 前記基体は、鉄を主成分とし、クロムを11%未満含有する鋼板に亜鉛めっき又は亜鉛合金めっきを施してなる基板であり、又は該基板の上にバインダ層が形成されたものであることを特徴とする請求項1記載の光反射板。
  3. 前記基体は、ステンレス基板であり、又は該ステンレス基板の上にバインダ層が形成されたものであることを特徴とする請求項1記載の光反射板。
  4. 前記基体は、アルミニウム若しくはアルミニウム合金からなる基板であり、又は該基板の上にバインダ層が形成されたものであることを特徴とする請求項1記載の光反射板。
  5. 前記基体は、ガラス基板、或いはプラスチック基板であり、又はこれらの基板の上にバインダ層が形成されたものであることを特徴とする請求項1記載の光反射板。
  6. 前記バインダ層は、有機樹脂材料、或いは無機材料、又はこれらの混合物の膜であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光反射板。
  7. 前記光反射層の表面が保護膜で被覆されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の光反射板。
  8. 前記保護膜は、有機樹脂材料、或いは無機材料、又はこれらの混合物の膜であることを特徴とする請求項7記載の光反射板。
  9. 前記保護膜は、有機樹脂材料の膜と、無機材料の膜との2層で構成されていることを特徴とする請求項7記載の光反射板。
  10. 算術平均粗さ(Ra)が0.10〜0.30μmであり、かつ、算術平均うねり(Wa)が0.30〜2.50μmの表面性状を有する基体を用意する工程と、
    前記基体上に、電解めっき法、無電解めっき法、或いは蒸着法のいずれか一つによって、銀或いは銀合金、又はアルミニウム或いはアルミニウム合金の膜からなる光反射層を形成する工程とを有することを特徴とする光反射板の製造方法。
  11. 前記光反射層を形成する工程の後、該光反射層上に保護膜を形成する工程を有することを特徴とする請求項10記載の光反射板の製造方法。
  12. 前記基体は、鋼板基板、又はアルミニウム基板で構成され、該基板の圧延時に該基板の表面に前記算術平均粗さ(Ra)及び算術平均うねり(Wa)を付与することを特徴とする請求項10又は11に記載の光反射板の製造方法。
  13. 前記基体は、ガラス基板、或いはプラスチック基板であり、該基板の形成時に該基板の表面に前記算術平均粗さ(Ra)及び算術平均うねり(Wa)を付与することを特徴とする請求項10又は11に記載の光反射板の製造方法。
  14. 前記基体は、基板上にバインダ層が塗布法により形成されてなり、
    該バインダ層の形成時に塗布液の粘度及び塗布液の量を調整することにより、前記バインダ層の表面に前記算術平均粗さ(Ra)及び算術平均うねり(Wa)を付与することを特徴とする請求項10又は11に記載の光反射板の製造方法。
  15. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の光反射板を備えたことを特徴とする光反射装置。
  16. 請求項10乃至14のいずれか1項に記載の光反射板の製造方法で製造した光反射板を備えたことを特徴とする光反射装置。
  17. 前記光反射装置は、採光部と導光部と放光部とを有する光ダクトであり、前記光反射板が前記導光部の内壁に設けられたことを特徴とする請求項15又は16記載の光反射装置。
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