JP4969699B1 - 屋上緑化構造体 - Google Patents

屋上緑化構造体 Download PDF

Info

Publication number
JP4969699B1
JP4969699B1 JP2011264186A JP2011264186A JP4969699B1 JP 4969699 B1 JP4969699 B1 JP 4969699B1 JP 2011264186 A JP2011264186 A JP 2011264186A JP 2011264186 A JP2011264186 A JP 2011264186A JP 4969699 B1 JP4969699 B1 JP 4969699B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
greening structure
carbonized cork
layer
sand
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011264186A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013116062A (ja
Inventor
憲司 秋田
Original Assignee
株式会社無添加住宅
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社無添加住宅 filed Critical 株式会社無添加住宅
Priority to JP2011264186A priority Critical patent/JP4969699B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4969699B1 publication Critical patent/JP4969699B1/ja
Publication of JP2013116062A publication Critical patent/JP2013116062A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/24Structural elements or technologies for improving thermal insulation
    • Y02A30/254Roof garden systems; Roof coverings with high solar reflectance
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B80/00Architectural or constructional elements improving the thermal performance of buildings
    • Y02B80/32Roof garden systems

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

【課題】 断熱及び保水効果が高く、砂の補充が不要である屋上緑化構造体を提供する。
【解決手段】 屋上緑化構造体1は、屋根材5の上方に配置されたアルミよりなる波板11(排水層)と、各々が所定の隙間24をあけて波板11の上に配置された複数のフレキ板12a、12b(補強層)と、フレキ板12a、12bの上に配置された平板状の第1炭化コルク13(透水・保水層)と、第1炭化コルク13の上に布設された砂14(粒子層)とを備えている。第1炭化コルク13は、透水性及び保水性を有しているため、図の二点鎖線矢印で示すように、雨水は第1炭化コルク13を通過する際に余剰分のみが下方へ移動し、フレキ板12a、12bの隙間24を介して波板11上へと移動して樋8に排出される。又、第1炭化コルク13は砂14の流出を防止する効果も有しているため、砂14の補充が不要となり、屋上緑化構造体1の使い勝手が向上する。
【選択図】 図2

Description

この発明は屋上緑化構造体に関し、特に、屋根材の上方に設置される屋上緑化構造体に関するものである。
近年、ビルや工場等の建物の屋上に植栽して緑化施設を設置する、所謂屋上緑化を図るケースが増加しており、屋上緑化に関する屋上緑化構造体について種々提案されている。
図6は特許文献1で開示された屋上緑化構造体を示す概略断面図である。
図を参照して、屋上緑化構造体である屋上緑化システム50は、建物の屋根を構成する折板51と、折板51の頂部の各々にハゼつかみ金物61及びアングル62を介してボルトによって取付けられた波形状を有する薄肉金属パネル52と、薄肉金属パネル52上に敷設された透水シート53と、透水シート53を介して薄肉金属パネル52上に埋め込まれた軽量土54と、軽量土54上に設置された植生マット55とから主に構成されている。そして、植生マット55に、又は植生マット55を有さない場合には軽量土54に植物の種等を蒔いて育成することによって、屋上緑化を図る。
しかしながら、このような屋上緑化システム50においては、雨水等は植生マット55、軽量土54及び透水シート53を介して波形状の薄肉金属パネル52によって、例えば図の左方向へと排出させる。そのため、雨水等の排出に伴って、薄肉金属パネル52上の軽量土54が流出してしまうと共に、雨水の排出能力も低下してしまっていた。
このような問題を解決するためには、例えば折板51を利用して雨水を排出する方法がある。
図7は特許文献2で開示された屋上緑化構造体を示す概略断面図である。
図を参照して、屋上緑化構造体である折板屋根用緑化システム70は、建物の屋根を構成する折板屋根71と、折板屋根71上に設置された網目状の部材72と、網目状の部材72上に設置された透水性排水板73と、透水性排水板73上に設置された透水シート74と、透水シート74上に設置されたセラミック製保水粒子よりなる保水粒子層75と、保水粒子層75上に設置された土壌76と、土壌76上に設置された植栽マット77とから主に構成されている。
このような折板屋根用緑化システム70においては、雨水等は植栽マット77、土壌76、保水粒子層75、透水シート74、透水性排水板73及び網目状の部材72を通過した後、折板屋根71によって、例えば図の手前方向へと排出させる。そのため、雨水の排出によって土壌76が直接的に流出する虞が無く、且つ雨水の排出能力も向上する。
特開2010−259409号公報 特開2005−68800号公報
上記のような図7で示した屋上緑化構造体では、透水性排水板は、ポリプロピレンやポリエチレン等の合成樹脂繊維や金属細線等によって形成されていた。従って、屋上緑化構造体における断熱効果は植物による緑化施設によってのみ発揮されるものあり、十分な断熱効果を有しているとは言えなかった。
又、上記のような透水性排水板では、上部に設置されている土壌が透水性排水板を通過する虞があり、それによって土壌(砂)が流出してしまうと共に保水効果が低減する虞があった。そのため、所定期間経過後には土壌や水の補充が必要となり、手間がかかっていた。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、断熱効果や保水効果が高く、砂の補充が不要である屋上緑化構造体を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、屋根材の上方に設置される屋上緑化構造体であって、屋根材の上方に配置された、波板よりなる排水層と、排水層の上方に配置された、平板状の炭化コルクよりなる透水・保水層と、透水・保水層の上に布設された、砂を主にした粒子層とを備えたものである。
このように構成すると、炭化コルクは砂の流出を防止しつつ、粒子層に加えられた雨水等を保水しその余剰分を排水層に排出する。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、排水層と透水・保水層との間に、所定の隙間をあけて配置された複数のフレキ板よりなる補強層を更に備えたものである。
このように構成すると、炭化コルクに対する波板の凹凸の影響が軽減される。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の構成において、透水・保水層の外縁の上に、炭化コルクに一体的に取付けられた重量物と、重量物の下方に対応する位置であって、炭化コルクの下面に差し込むように設置され、排水層の端部を覆う水切りプレートとを更に備えたものである。
このように構成すると、水切りプレートと炭化コルクとの間に生じる摩擦力が増大する。
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明の構成において、屋根材と排水層との間に設置された断熱層を更に備えたものである。
このように構成すると、断熱効果を有する炭化コルクと相まって断熱作用が二重になる。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、炭化コルクは砂の流出を防止しつつ、粒子層に加えられた雨水等を保水しその余剰分を排水層に排出するため、砂の補充が不要となり、使い勝手が向上する。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、炭化コルクに対する波板の凹凸の影響が軽減されるため、波板の凹凸を大きくして排水効率を高めることができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、水切りプレートと炭化コルクとの間に生じる摩擦力が増大するため、不用意に水切りプレートが抜け出る虞がなく、安定した取り付け状態が維持される。
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、断熱効果を有する炭化コルクと相まって断熱作用が二重になるため、緑化施設との相乗効果で断熱効果が向上し、屋根材の結露の虞が低減する。
この発明の第1の実施の形態による屋上緑化構造体を示す概略斜視図である。 図1で示したII−IIラインの拡大断面図である。 図1で示したIII−IIIラインの拡大断面図である。 図1で示した屋上緑化構造体の屋根材への設置工程を示す概略断面図である。 図4に続く屋上緑化構造体の屋根材への設置工程を示す概略断面図である。 従来の屋上緑化構造体を示す概略断面図である。 従来の他の屋上緑化構造体を示す概略断面図である。
図1はこの発明の第1の実施の形態による屋上緑化構造体を示す概略斜視図であり、図2は図1で示したII−IIラインの拡大断面図であり、図3は図1で示したIII−IIIラインの拡大断面図である。
これらの図を参照して、屋上緑化構造体1は、第1炭化コルク13を中心に構成されている。即ち、屋上緑化構造体1は、外方側(図2の左側)に若干傾いた状態で設置された屋根材5の上に配置された平板状の第2炭化コルク19(断熱層)と、第2炭化コルク19の上に敷設された防水紙18と、防水紙18の上にその端部が防水紙18に対して外方に突出した状態で設置されたアルミよりなる波板11(排水層)と、各々が所定の隙間24をあけて波板11の上に配置された複数の繊維強化セメント板であるフレキ板12a、12b(補強層)と、フレキ板12a、12bの上に配置された平板状の第1炭化コルク13(透水・保水層)と、第1炭化コルク13の上に布設された砂14(粒子層)とから主に構成されている。
排水層を構成する波板11は、凹凸部分の長手方向が排水方向(図2の左右方向)となるように配置されている。又、図3で示す凸部21の各々の高さHは20mm、幅Bは60mmとなるように形成されている。更に、図2で示すように、波板11の外方側の下端部は、排水効果を高めるために下方側に折り曲げられている。
補強層を構成するフレキ板12a、12bの各々の図3で示す厚さTは14mmに設定されている。
透水・保水層を構成する第1炭化コルク13は、一般的には断熱材として使用されているものであるが、断熱性のみならず透水性及び保水性をも有するものである。従って、この実施の形態による屋上緑化構造体1においては、植物による緑化施設の断熱効果のみならず、第1炭化コルク13による断熱効果も発揮される。そのため、屋上緑化構造体1による断熱効果が向上する。尚、第1炭化コルク13の図3で示す厚さTは30mmに設定されている。
粒子層を構成する砂14は、植物を育成させるための植栽スペースである。
又、砂14の外周側、即ち第1炭化コルク13の外縁の上には、重量物である複数のコンクリートブロック15が、モルタル26を介して第1炭化コルク13に一体的に取付けられている。尚、コンクリートブロック15の下方側の空洞部分には、第1炭化コルク13に対する一体的な取付け状態を強化するために、鉄筋27及びセメント28が充填されている。
更に、コンクリートブロック15の下方に対応する位置において、第1炭化コルク13の下面とフレキ板12aの上面との間に差し込むように、ガルバニウムよりなる断面逆L字型の水切りプレート16が設置されている。そして、水切りプレート16によって、波板11、フレキ板12a及び第2炭化コルク19の外方側の端部が覆われる。従って、波板11及び第2炭化コルク19の外方端部から雨水等が浸入する虞が無くなるため、建物内への雨水の浸入が防止されると共に、後述するように樋8に対する雨水の排出を確実に行うことができる。又、第1炭化コルク13とフレキ板12aとの間に位置する水切りプレート16の上方側の幅方向(図2の左右方向)の端部には、返し部31が形成されている。
このような屋上緑化構造体1においては、図2の二点鎖線矢印で示すように、雨水は砂14及び透水性を有する第1炭化コルク13を通過して、フレキ板12a、12b上へと移動する。上述した通り、フレキ板12a、12bの間には隙間24が形成されているため、雨水は隙間24を介して波板11上へと移動する。すると、雨水は波板11上を外方側へと移動し、鼻隠し6に取付けられた樋8に排出される。この時、上述した通り、波板11の外方下端部は下方側へと折り曲げられているため、雨水がスムーズに樋8に排出される。
又、第1炭化コルク13は透水性及び保水性を有すると共に、砂14の通過を防止する効果がある。従って、第1炭化コルク13は砂14の下方側への流出を防止しつつ、砂14に加えられた雨水等を保水しその余剰分を波板11上に排出する。そのため、雨水等によって砂14が流出する虞が無くなるので、砂14の補充が不要になると共に保水状態が長く維持され、屋上緑化構造体1の使い勝手が向上する。
又、上述した通り、第1炭化コルク13と波板11との間には、複数のフレキ板12a、12bが配置されているため、第1炭化コルク13の設置状態が安定する。即ち、フレキ板12a、12bによって、第1炭化コルク13に対する波板11の凹凸の影響が軽減される。従って、波板11の凹凸を大きくすることが可能となり、それによって波板11の排水効率をより高めることができる。
更に、上述した通り、水切りプレート16の上部は、コンクリートブロック15の下方に対応する位置において、第1炭化コルク13とフレキ板12aとの間に差し込むように設置されている。従って、コンクリートブロック15の重量によって、第1炭化コルク13の摩擦係数の大の効果と相まって、水切りプレート16と第1炭化コルク13及びフレキ板12aの各々との間に生じる摩擦力が増大する。そのため、水切りプレート16に形成された返し部31の効果と相まって、不用意に水切りプレート16が抜け出る虞が無く、安定した取付け状態が維持される。
更に、上述した通り、波板11と屋根材5との間には第2炭化コルク19が配置されているため、透水・保水層を構成する第1炭化コルク13と相まって断熱作用が二重になる。従って、砂14で植栽される緑化施設との相乗効果で断熱効果が更に向上し、屋根材5の結露の虞が低減すると共に屋根裏の温度上昇を抑制する。
次に、屋上緑化構造体1の屋根材5への設置方法について説明する。
図4は図1で示した屋上緑化構造体の屋根材への設置工程を示す概略断面図であって、(1)は第1工程を示すものであり、(2)は第2工程を示すものであり、図5は図4に続く屋上緑化構造体の屋根材への設置工程を示す概略断面図であって、(1)は第3工程を示すものであり、(4)は第4工程を示すものである。
まず図4の(1)を参照して、屋根材5の上に第2炭化コルク19を配置した後、第2炭化コルク19の上に防水紙18を敷設する。その後、防水紙18の上に波板11を外方側の端部が防水紙18に対して若干突出した状態となるように配置する。具体的には、波板11の外方端部が樋8の上方に位置するように配置する。そして、波板11の上に複数のフレキ板12a、12bを所定の隙間をあけて配置する。
次に図4の(2)を参照して、外方側に位置するフレキ板12aの外方端部上に、水切りプレート16の上方部を配置する。この時、水切りプレート16の下方部の内面と波板11の外方端部との間に若干隙間を設けておく。その後、フレキ板12a、12bの上に、水切りプレート16を介して第1炭化コルク13を配置する。
次に図5の(1)を参照して、第1炭化コルク13の外縁の上にモルタル26を布設すると共に、モルタル26の中央部に鉄筋27及び硬化前のセメント28を配置する。そして、セメント28が硬化する前にコンクリートブロック15を上方からモルタル26の中央部に設置する。すると、鉄筋27及びセメント28がコンクリートブロック15の下方部の空洞部分に充填した状態となる。この状態でセメント28が硬化することによって、コンクリートブロック15の第1炭化コルク13に対する一体的な取付け状態が強化される。
次に図5の(2)を参照して、セメント28が硬化した後、コンクリートブロック15の内方側において第1炭化コルク13の上に砂14を布設する。すると、屋上緑化構造体1の屋根材5への設置が完了し、図2で示す状態となる。
このように、屋上緑化構造体1の屋根材5への設置においては、各部材の重量(特に砂14及びコンクリートブロック15)によってその設置状態が維持されている。即ち、釘や接着剤等による固定の必要が無く、各部材を積み上げて設置することによって屋上緑化構造体1が完成するため、屋根材5に対して容易に設置することができる。尚、必要に応じて各部材同士を釘や接着剤等で固定しても良いことは言うまでもない。
尚、図4の(2)の第2工程で説明した通り、水切りプレート16は第1炭化コルク13の配置前にフレキ板12a上に配置しているが、第1炭化コルク13をフレキ板12a、12bの上に設置した後に、水切りプレート16を外方側から第1炭化コルク13とフレキ板12aとの間に差し込むようにして設置しても良い。
尚、上記の実施の形態では、屋上緑化構造体は特定形状の屋根材の上方に設置されているが、例えば従来例で示した折板屋根又はコンクリート屋根等、屋上緑化構造体は種々の形状及び素材の屋根材に対しても同様に適用できる。
又、上記の実施の形態では、排水層はアルミよりなる波板で構成されているが、遮水性、耐久性及び所定の強度を有するものであれば、例えばステンレス等、波板は他の素材で形成されていても良い。又、波板の凹凸形状の大きさは、現場の条件等によって適宜変更しても良い。
更に、上記の実施の形態では、粒子層は砂のみで構成されているが、粒子層は砂を主にした材料で構成されていれば良い。又は、植栽を育成させる緑化施設となるものであれば、例えば軽量土あるいは植栽マット等を併用した材料で構成されていても良い。
更に、上記の実施の形態では、波板と第1炭化コルクとの間の補強層は複数のフレキ板で構成されているが、第1炭化コルクの設置に対して波板の凹凸の影響が軽減されると共に、波板側へ雨水が排出できるものであれば、例えば金網、又は開口を有する波板を排水層を構成する波板と各々の凹凸部分を交差させて配置する等、補強層は他の部材で構成されていても良い。又は、第1炭化コルクに対する凹凸の影響の少ない波板、即ち凹凸の小さな波板を使用する場合には、補強層(複数のフレキ板)は無くても良い。
更に、上記の実施の形態では、第1炭化コルクの外縁の上にコンクリートブロックが取付けられているが、第1炭化コルクに一体的に取付けられると共に、一定の重量を有するものであれば、他の部材であっても良い。又は、一定の重量以下のものであっても、砂の外周を囲むように設置されていれば、更に他の部材であっても良い。
更に、上記の実施の形態では、ガルバニウムよりなる特定形状の水切りプレートが配置されているが、コンクリートブロックの下方に対応する位置であって、第1炭化コルクの下面に差し込むように設置され、少なくとも波板の端部を覆う形状であれば、水切りプレートは他の形状及び素材であっても良い。又は、水切りプレートは無くても良い。
更に、上記の実施の形態では、第2炭化コルクと波板との間に防水紙が配置されているが、屋根材を介して建物内に雨水が浸入しないように構成されていれば、防水紙は無くても良い。
更に、上記の実施の形態では、屋根材と波板との間の断熱層は第2炭化コルクで構成されているが、断熱機能を有するものであれば、断熱層は枠体と共に用いられるグラスウール等、他の部材で構成されていても良い。又は、断熱層(第2炭化コルク)は無くても良い。
次に、第1の実施の形態による屋上緑化構造体における第1炭化コルクの効果を証明する実験をおこなった。具体的には、第1炭化コルクにおける砂の流出防止効果についてである。まず、実験に使用する屋上緑化構造体の構造及び実験方法について説明する。
本実験における屋上緑化構造体(実施例1)は、アルミよりなる波板の上に厚さ30mmの炭化コルクを配置し、炭化コルクの上に厚さ50mmの通常の砂(最低粒子径0.2mm)を布設したのみの構造となっている。そして、実施例1を建物の屋上に設置して所定期間(3ヶ月間)放置し、所定期間経過後において炭化コルクの下方、即ち波板上に砂が流出していないかを目視によって確認した。
上述のようにして行った実施例1の実験結果について以下に説明する。
実施例1を所定期間経過後において確認したところ、波板上の砂を確認することができなかった。従って、炭化コルクは通常の砂を通過させない、即ち炭化コルクによって砂の流出が防止されたと言える。又、炭化コルク及び波板においては、風雨等によって劣化していないことが確認できたため、特定の素材によって構成されるこれらの耐久性についても同時に証明されたと言える。
1…屋上緑化構造体
5…屋根材
11…波板
12…フレキ板
13…第1炭化コルク
14…砂
15…コンクリートブロック
16…水切りプレート
19…第2炭化コルク
24…隙間
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (4)

  1. 屋根材の上方に設置される屋上緑化構造体であって、
    前記屋根材の上方に配置された、波板よりなる排水層と、
    前記排水層の上方に配置された、平板状の炭化コルクよりなる透水・保水層と、
    前記透水・保水層の上に布設された、砂を主にした粒子層とを備えた、屋上緑化構造体。
  2. 前記排水層と前記透水・保水層との間に、所定の隙間をあけて配置された複数のフレキ板よりなる補強層を更に備えた、請求項1記載の屋上緑化構造体。
  3. 前記透水・保水層の外縁の上に、前記炭化コルクに一体的に取付けられた重量物と、
    前記重量物の下方に対応する位置であって、前記炭化コルクの下面に差し込むように設置され、前記排水層の端部を覆う水切りプレートとを更に備えた、請求項1又は請求項2記載の屋上緑化構造体。
  4. 前記屋根材と前記排水層との間に設置された断熱層を更に備えた、請求項1から請求項3のいずれかに記載の屋上緑化構造体。
JP2011264186A 2011-12-02 2011-12-02 屋上緑化構造体 Expired - Fee Related JP4969699B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011264186A JP4969699B1 (ja) 2011-12-02 2011-12-02 屋上緑化構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011264186A JP4969699B1 (ja) 2011-12-02 2011-12-02 屋上緑化構造体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4969699B1 true JP4969699B1 (ja) 2012-07-04
JP2013116062A JP2013116062A (ja) 2013-06-13

Family

ID=46650146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011264186A Expired - Fee Related JP4969699B1 (ja) 2011-12-02 2011-12-02 屋上緑化構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4969699B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106284863B (zh) * 2016-09-13 2018-05-08 南阳理工学院 一种高层建筑绿色屋顶的构建方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11178436A (ja) * 1997-12-24 1999-07-06 Edagumi:Kk 人工庭園装置
JP2003219733A (ja) * 2002-01-30 2003-08-05 Toshi Kiban Consultant:Kk 薄層緑化設備用仕切材及びそれを用いた薄層緑化設備
JP2004036320A (ja) * 2002-07-05 2004-02-05 Gantan Beauty Ind Co Ltd 屋根緑化構造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11178436A (ja) * 1997-12-24 1999-07-06 Edagumi:Kk 人工庭園装置
JP2003219733A (ja) * 2002-01-30 2003-08-05 Toshi Kiban Consultant:Kk 薄層緑化設備用仕切材及びそれを用いた薄層緑化設備
JP2004036320A (ja) * 2002-07-05 2004-02-05 Gantan Beauty Ind Co Ltd 屋根緑化構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013116062A (ja) 2013-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090133339A1 (en) Roof System
US20050229535A1 (en) Green roofing apparatus, system and method
KR20110066223A (ko) 모듈식 플랜트 덮개를 구비한 지붕
US20100058657A1 (en) Green roof edging and restraint system
JPS6040461A (ja)
JP4969699B1 (ja) 屋上緑化構造体
JP4548438B2 (ja) 折板屋根の屋根緑化設備
JP3670619B2 (ja) 建築物の屋上緑化工法
JP3756076B2 (ja) 屋根の断熱防水構造
CN210105131U (zh) 一种水平瓦及平面屋顶防水系统
AU2005229685C1 (en) A Contoured Gutter Protector
JP2010142142A (ja) 上屋用緑化屋根パネル
JP3283453B2 (ja) 屋上緑化用仕切構造
JP4506762B2 (ja) 折板屋根の屋根緑化設備
JP4161011B2 (ja) 薄層緑化設備用仕切材及びそれを用いた薄層緑化設備
CN209854948U (zh) 一种变形缝防水结构
JP2004344143A (ja) 屋上緑化装置
JP2011106236A (ja) 建物の外断熱構造
JP3975934B2 (ja) 折板屋根の屋根緑化設備
JP7517059B2 (ja) 防雪換気棟構造及び防雪換気棟構造の施工方法
JP2006197865A (ja) 緑化ユニット
JP4428244B2 (ja) 固定金具およびベースメッシュの固定構造
JP3134254U (ja) 防根断熱パネル
JP3150325U (ja) 塀用屋根材
JP2005185104A (ja) コケ植生屋根

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120327

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120403

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150413

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4969699

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees