JP4968158B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
また、このカートリッジ方式の画像形成装置は、プロセスカートリッジの交換をユーザー自身で行うことができる。プロセスカートリッジを交換するための技術は、特許文献1等に開示されている。
α ≧ β
l ≦ m
r ≧ h
のいずれかまたは複数が成り立つように、前記位置決め軸の先端および前記プロセスカートリッジの軸挿入側部を形成することが好ましい。
図1は、画像形成装置1の概略構成例を示す説明図である。図に示す画像形成装置1は、記録材となる用紙Pに画像を形成して出力するものである。
図2は画像形成装置1を具体的に示す斜視図、図3は図2の画像形成装置1の要旨を模式的に示す斜視図である。また、図4は画像形成ユニット4のカートリッジ引出13を示す斜視図、図5は図4のカートリッジ引出13から現像装置50を取り除いた状態を示す斜視図である。
図6はプロセスカートリッジ41の軸挿入側部44近傍およびガイド49の斜視図、図7はプロセスカートリッジ41の軸挿入側部44近傍を示した正面図、図8はプロセスカートリッジ41の軸挿入側部44近傍を示す側面図である。
ドラム軸16の挿入部16Aの中心線に対する角度をα、挿入部16Aの軸方向の長さをl、ドラム軸16の半径をr、プロセスカートリッジのテーパ面46のドラム軸16の中心線に対する角度をβ、環状部45の突出寸法をm、環状部45とテーパ面46までの離間寸法をhとした場合、以下の数式が成り立つように形成される。
(数1)
α ≧ β
l ≦ m
r ≧ h
次に、プロセスカートリッジの装着動作について説明する。
ユーザが、筐体11内に収容されたプロセスカートリッジ41を取り出す場合には、図3に示すように、扉12を開き、カートリッジ引出13を矢印A1方向に第一の位置まで引き出す。第一の位置においては、感光体ドラム42の軸挿入孔43からドラム軸16が抜かれているから、プロセスカートリッジ41をカートリッジ装着部14に対して着脱可能状態となる。次に、ユーザは、カートリッジ装着部14からプロセスカートリッジ41を着脱方向となる矢印B1方向に引き上げて取り出す。
軸挿入孔43にドラム軸16が挿入されるのに伴い、カートリッジ装着部14から浮いていたプロセスカートリッジ41が矢印B2方向に押し込まれるようになって浮きが補正される。そして、ドラム軸16が軸挿入孔43に挿入され終わった段階で、プロセスカートリッジ41はカートリッジ装着部14に対して十分な姿勢で装着されことになる。
本実施形態の特徴は、ドラム軸16の先端を略円錐状に形成され、軸方向に対して傾斜する傾斜面を有する挿入部16Aとし、プロセスカートリッジ41の角にはテーパ面46を形成した点にある。本実施形態の特徴について、図12乃至図15を参照しつつ説明する。
図12および図13は、プロセスカートリッジ41がカートリッジ装着部14に対して不十分な姿勢で装着された場合を示し、図12はプロセスカートリッジ41とドラム軸16との位置関係を示す正面図、図13はプロセスカートリッジ41とドラム軸16との位置関係を示す側面図である。図14は、プロセスカートリッジ41がカートリッジ装着部14に対して不十分な姿勢で装着された場合のドラム軸16に対するプロセスカートリッジ41の動きを順に示した図である。図15は、プロセスカートリッジ41の給電部48が筐体11に当接する状態を示す図である。
なお、カートリッジ引出13を移動させる際には、カートリッジ引出13に設けられたガイド49の軸挿通孔49Aには、ドラム軸16が必ず挿通されるため、ガイド49の図示は省略する。
その後の動作について説明する。図12、図13および図14(a)に示す状態では、ドラム軸16の軸線が環状部45外側に位置する。この場合、カートリッジ引出13を第一の位置から第二の位置へ矢印A2方向に移動させると、図14(b)に示すように、ドラム軸16の挿入部16Aは、軸挿入側部44のテーパ面46に接触する。
カートリッジ引出13を矢印A2方向にさらに押し込むと、ドラム軸16における挿入部16Aの面に対してプロセスカートリッジ41のテーパ面46が滑って、プロセスカートリッジ41の軸挿入側部44が矢印B1方向に押し上げられる。
しかも、プロセスカートリッジ41と筐体11とが当接する部位は、金属同士となっているため、衝突による破損が防止できる。
このように、プロセスカートリッジ41を交換するユーザ等は、カートリッジ引出13を矢印A2方向に押し込む際に、プロセスカートリッジ41の軸挿入側部44がカートリッジ装着部14から押し上げられて離脱しようとしていることを知り、カートリッジ装着部14へのプロセスカートリッジ41の装着が不十分な姿勢であったことを知る。
この結果、ユーザ等がプロセスカートリッジ41の交換作業を行う際に、カートリッジ装着部14に対してプロセスカートリッジ41が不十分な姿勢で装着されていることを、ユーザに初期の作業段階で認知させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の態様が可能である。
前記実施形態では、プロセスカートリッジ41の軸挿入側部44にテーパ面46を形成するものとしたが、本発明はこれに限らず、図16に示すように、テーパを持たせた円弧状の切欠部47を形成するようにしてもよい。
この場合、カートリッジ引出13を矢印A2方向に押し込むと、ドラム軸16における挿入部16Aの面に対してプロセスカートリッジ41の切欠部47の面が滑って、プロセスカートリッジ41の軸挿入側部44を矢印B1方向に押し上げる。
前記実施形態では、ドラム軸16の挿入部16Aを略円錐状に形成し、軸方向に対して傾斜する傾斜面を形成するようにしてが、本発明はこれに限らず、ドラム軸16の先端のうち、プロセスカートリッジ41の着脱方向に対して奥側となる部分にテーパ面(傾斜面)を形成してもよい。
前記実施形態では、ドラム軸16とプロセスカートリッジ41の軸挿入側部44の寸法関係について、数式1の各式が満足する場合を例示したが、これに限らず、3つの式のいずれかまたは複数が成り立つように、ドラム軸16とプロセスカートリッジ41の軸挿入側部44を形成してもよい。
Claims (8)
- 引出収容穴と、該引出収容穴の奥側から開口部側に向けて延びる位置決め軸とを有する装置本体と、
前記位置決め軸が挿入される軸挿入孔を有するロール状の像担持体を備え、前記像担持体を支持する両端の一方端が、前記位置決め軸が挿入される軸挿入側部となるプロセスカートリッジと、
前記位置決め軸の軸方向に沿って移動し、前記引出収容穴に収容可能に前記装置本体に設けられ、前記プロセスカートリッジが前記軸方向に交差する着脱方向に沿って装着されるカートリッジ装着部を有するカートリッジ引出であって、前記像担持体から前記位置決め軸が抜かれて、前記プロセスカートリッジを前記カートリッジ装着部に対して着脱可能状態にする位置となる第一の位置と、前記像担持体に前記位置決め軸が挿入されて、前記プロセスカートリッジを前記装置本体に対して収容状態にする位置となる第二の位置との範囲で移動するカートリッジ引出と、を備え、
前記カートリッジ引出を第一の位置から第二の位置へ移動させる際に前記プロセスカートリッジが前記カートリッジ装着部に対して不十分な姿勢で装着された場合には、前記プロセスカートリッジを前記カートリッジ装着部から前記着脱方向に沿って離脱させる
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
前記位置決め軸の先端に形成され、前記軸方向に対して傾斜した挿入部と、
前記プロセスカートリッジの軸挿入側部に、前記着脱方向の奥側の面から前記軸挿入側部に亘って形成され、前記カートリッジ引出を第一の位置から第二の位置へ移動させる際に、前記位置決め軸の前記挿入部が当たるテーパ面と、の接触によって前記プロセスカートリッジを前記カートリッジ装着部から前記着脱方向に沿って離脱させる
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2記載の画像形成装置において、
前記位置決め軸の挿入部の中心線に対する角度をα、前記テーパ面の前記位置決め軸の中心線に対する角度をβ、とした場合、
α ≧ β
が成り立つように、前記位置決め軸の先端および前記プロセスカートリッジの軸挿入側部を形成する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2または3に記載の画像形成装置において、
前記プロセスカートリッジの軸挿入側部には、前記軸挿入孔の外周に突出する突出部が前記軸挿入孔の軸線部に沿って形成され、
前記位置決め軸の挿入部の軸方向長さをl、前記プロセスカートリッジの突出部の突出寸法をmとした場合、
l ≦ m
が成り立つように、前期位置決め軸の先端および前記プロセスカートリッジの軸挿入側部を形成する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2乃至4のいずれかに記載の画像形成装置において、
前記位置決め軸の半径をr、前記プロセスカートリッジの突出部と前記テーパ面までの離間寸法をhとした場合、
r ≧ h
が成り立つように、前記位置決め軸の先端および前記プロセスカートリッジの軸挿入側部を形成する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3乃至5に記載のすべての条件が成り立つように、前記位置決め軸の先端および前記プロセスカートリッジの軸挿入側部を形成する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
前記プロセスカートリッジが前記カートリッジ装着部に対して不十分な姿勢で装着されたままで、前記カートリッジ引出を第一の位置から第二の位置へ移動させる際に、当該カートリッジ引出が移動するのを規制する移動規制手段を備える
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項7記載の画像形成装置において、
前記移動規制手段は、前記カートリッジ引出を第一の位置から第二の位置に移動させる際に、前記プロセスカートリッジ上にあって前記カートリッジ引出から着脱方向にはみ出す部位と、前記装置本体の前記引出収容穴近傍の部位とが当接する部分に互いに形成される当接部である
ことを特徴とする画像形成装置。
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