JP4967574B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

この発明は、画像読取装置に関する。
従来、露光ランプから原稿に照射した光をCCDなどの受光素子によって受光することで、原稿の画像を読み取るようにした画像読取装置があった。このような画像読取装置には、露光ランプやCCDなどの読み取り用の光学系をキャリッジに搭載し、このキャリッジを原稿に沿って移動させることで原稿の画像を読み取るようにしたものがあった。
具体的には、たとえば、ステッピングモータの駆動力を用いてキャリッジを副走査方向に往復動させる画像読取装置があった。ステッピングモータの駆動力を用いてキャリッジを往復動させる場合、ステッピングモータの駆動パルス数を制御することによってキャリッジの移動量を調整することができる。ステッピングモータに関しては、たとえば、小型化を損なうことなく、コストが安く、高出力かつ高分解能化を図るようにした各種の技術がある(たとえば、下記特許文献1を参照。)。
特開2005−304225号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、ステッピングモータの駆動力を用いてキャリッジを往復動させた場合に、キャリッジの移動量を調整することができるが、ステッピングモータ単体では副走査方向におけるキャリッジの位置を検出するセンサが必要になり、画像読取装置の構成が複雑化したり、画像読取装置の製造コストが増加したりするという問題があった。
この発明にかかる画像読取装置は、原稿読み取り用の開口部を備え、載置される原稿の位置決めを行う原稿位置決め部を有する部材と、原稿の画像を光学的に読み取る読取光学系を搭載し、前記開口部に沿って副走査方向に往復動可能に設けられたキャリッジと、DCモータが発生させた駆動力を用いて、前記キャリッジを往復動させる駆動機構と、前記原稿位置決め部を有する部材において、前記読取光学系を用いた読み取り動作の開始位置よりも前記開口部から離間する方向への前記キャリッジの移動を規制する位置に設けられた規制リブと、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、DCモータを用いることで、別途センサを設けることなく読み取り動作の開始位置にキャリッジを位置付けることができる。これによって画像読取装置は、原稿位置決め部に対するキャリッジの位置を原稿の読み取りに適した位置に位置づけるとともに、キャリッジが開始位置に位置していることを検出するセンサを備えた画像読取装置と比較して、構成の簡易化および製造コストの低減を図ることができる。そして、これによって画像読取装置の利用者は、小型かつ低コストの画像読取装置を利用することができる。
また、この発明にかかる画像読取装置は、副走査方向に延出し、前記キャリッジの移動位置を案内するキャリッジ軸を備え、前記規制リブは、前記開口部と前記キャリッジとの対向方向において前記キャリッジ軸に対向配置されていることを特徴とする。
この発明によれば、主走査方向に対するキャリッジの長手方向のずれ(以下、「スキュー」)の発生を防止することができる。これによって画像読取装置は、キャリッジが開始位置に位置していることを検出するセンサを備えた画像読取装置と比較して、読み取り精度を低下させることなく、構成の簡易化および製造コストの低減を図ることができる。そして、これによって画像読取装置の利用者は、読み取り精度が確保された、小型かつ低コストの画像読取装置を利用することができる。
また、この発明にかかる画像読取装置における前記キャリッジ軸は、主走査方向における中央またはその近傍に設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、スキューの発生または発生したスキューの程度を最小限に抑えることができる。これによって画像読取装置は、キャリッジが開始位置または終了位置に位置していることを検出するセンサを備えた画像読取装置と比較して、読み取り精度を低下させることなく、構成の簡易化および製造コストの低減を図ることができる。そして、これによって画像読取装置の利用者は、読み取り精度が確保された、小型かつ低コストの画像読取装置を利用することができる。
また、この発明にかかる画像読取装置における前記規制リブは、前記キャリッジ側の面が、主走査方向における中央部ほど前記キャリッジ側に突出するように湾曲した曲面を備えていることを特徴とする。
この発明によれば、キャリッジが規制リブに当接した際に規制リブに加わる衝撃を分散させることができる。これによって画像読取装置は、構成の簡易化および製造コストの低減に加えて、耐久性の向上を図ることができる。
また、この発明にかかる画像読取装置は、前記駆動機構によって前記DCモータにおいて駆動力を発生中に、前記DCモータが有するエンコーダからの出力値が所定時間一定値であるか否かに応じて、前記キャリッジがホームポジションに位置付けられたか否かを判断する判断手段を備えることを特徴とする。
この発明によれば、キャリッジを規制リブに当接させることに加えて、DCモータがあらかじめ有しているエンコーダからの出力値を用いて、別途センサを設けることなくホームポジションにキャリッジを確実に位置付けることができる。これによって画像読取装置は、キャリッジがホームポジションに位置していることを検出するセンサを備えた画像読取装置と比較して、動作の信頼性を低下させることなく、構成の簡易化および製造コストの低減を図ることができる。そして、これによって画像読取装置の利用者は、信頼性が確保された、小型かつ低コストの画像読取装置を利用することができる。
また、この発明にかかる画像読取装置は、前記原稿位置決め部を有する部材において、前記読取光学系を用いた読み取り動作の終了位置よりも前記開口部から離間する方向への前記キャリッジの移動を規制する位置に設けられた副規制リブを備えることを特徴とする。
この発明によれば、DCモータを用いることで、別途センサを設けることなく読み取り動作の終了位置にキャリッジを位置付けることができる。これによって画像読取装置は、キャリッジが終了位置に位置していることを検出するセンサを備えた画像読取装置と比較して、構成の簡易化および製造コストの低減を図ることができる。そして、これによって画像読取装置の利用者は、小型かつ低コストの画像読取装置を利用することができる。
また、この発明にかかる画像読取装置は、前記副規制リブにおいて、前記キャリッジに対向する位置に設けられた弾性部材を備えることを特徴とする。
この発明によれば、キャリッジの位置を厳密に管理する必要のない終了位置においては、副規制リブによってキャリッジの移動を規制することによってキャリッジに加わる衝撃を軽減することができる。これによって画像読取装置は、耐久性の低下を抑えつつ、構成の簡易化および製造コストの低減を図ることができる。そして、これによって画像読取装置の利用者は、耐久性があって、小型かつ低コストの画像読取装置を利用することができる。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるモータユニットおよび画像読取装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。実施の形態では、この発明にかかるモータユニットおよび画像読取装置を複合機に適用した例である。
図1は、この発明にかかる実施の形態の複合機を示す斜視図である。図1に示したように、この発明にかかる実施の形態の複合機100は、画像読取装置としてのスキャナ110と、プリンタ120と、を備えている。スキャナ110とプリンタ120とは、ヒンジ機構を介して連結されており、ヒンジ機構における連結部分を中心として相対的に接離する方向に回動自在とされている。図示を省略するが、複合機100は、USBコネクタを備えている。USBコネクタには、たとえば、USBケーブルを介して各種の端末装置が接続される。
プリンタ120は、たとえば、複合機100に接続された端末装置から出力されたプリントデータにしたがって、紙などの記録用の媒体に対してインクジェット方式を用いてプリント処理をおこなうプリント部と、記録用の媒体を保持するトレイと、トレイ部に保持された記録用の媒体をプリンタ部に搬送するとともにプリンタ部を経由した記録用の媒体をプリンタの外へ排出する搬送機構と、を備えている。
図示を省略するが、プリンタ部は、複数色のインクを搭載するプリンタヘッドと、プリンタヘッドを主走査方向に往復動させるヘッド駆動機構と、を備えている。ヘッド駆動機構は複合機100に接続された端末装置から出力されたプリントデータにしたがってプリンタヘッドを所定の位置に移動させ、プリントヘッドは当該プリントデータにしたがって該当する色のインクを吐出させる。搬送機構は、プリンタ部におけるプリント処理にタイミングを合わせて、記録用の媒体を搬送する。
また、図示を省略するが、実施の形態の複合機100におけるプリントヘッドには、プリントヘッドが搭載するインクの残量を検出するためのインクエンドセンサが設けられている。インクエンドセンサを設けることにより、インクの残量をプリントヘッドごとに検出することができ、インクの残量不足に起因するプリントヘッドの交換要求を、プリントヘッドごとに適したタイミングで出力することができる。
複合機100は、複合機に対する各種の操作指示を受け付ける操作部130を備えている。操作部130は、液晶ディスプレイ131や各種操作キー132〜136を備えている。液晶ディスプレイ131は、たとえば、各種の操作画面や画像データを表示する。各種操作キー132〜136のうち、符号132は「電源」キー,符号133は「モード選択」キー,符号134は「選択/決定」キー,符号135は「スタート」キー,符号136は「ストップ/設定クリア」キーを、それぞれ示している。
「電源」キー132は、複合機100の電源をONからOFFまたはOFFからONに切り替える際に操作する。「モード選択」キー133は、動作モードを選択する際に操作する。「選択/決定」キー134は、液晶ディスプレイ131に表示された操作画面における表示内容の中からいずれか一つの表示内容を選択したり、選択した表示内容を決定したりする際に操作する。
「スタート」キー135は、決定された表示内容によって特定される処理を複合機100におこなわせる際に操作する。「ストップ/設定クリア」キー136は、選択あるいは決定した表示内容や選択された動作モードなどの各種の設定をクリアしたり、実行中の処理を停止したりする際に操作する。
図2は、スキャナ110を示す斜視図である。図2に示したように、複合機100において、スキャナ110は、プリンタ120に対して独立した構成となっている。スキャナ110は、本体ユニット201と、透過型原稿用光源ユニットなどを含む原稿カバー(以下、「原稿カバー」という)202と、を備えている。
本体ユニット201と原稿カバー202とは、ヒンジ部203を介して連結されており、ヒンジ部203における連結部分を中心として、相対的に接離する方向に回動自在とされている。図2中符号を省略するが、本体ユニット201および原稿カバー202のハウジングは、それぞれ、上下方向に分割可能な一対のハウジング部材によって構成されている。
図3は、スキャナ110の一部を切り欠いて示す斜視図である。図3には、図2に示した状態のスキャナ110から原稿カバー202を取り外し、かつ、本体ユニット201におけるハウジングを構成するハウジング部材のうち上側に位置するハウジング部材の一部を切り欠いた状態の本体ユニット201が示されている。
図3に示したように、本体ユニット201におけるハウジング301の上面には、原稿台ガラス302が設けられている。原稿台ガラス302は、たとえば、無色透明なガラスなどのように、光学的に透明な材料で形成されており、ハウジング301に設けられた開口部(符号を省略する。)の内部と外部との間における光の透過を可能としている。
原稿台ガラス302には、読み取り側となる面を原稿台ガラス302に対向させた状態で、原稿が載置される。ハウジング開口部の縁には、原稿を載置する際に載置基準となる基準位置が明記されている。載置される原稿は、その基準位置が明記されている開口部から読み取りが開始される。
ハウジング301の内部には、キャリッジ303が設けられている。図示を省略するが、キャリッジ303には、露光ランプ,ミラー,レンズ,CCD基板などを含む読取光学系が搭載されている。読取光学系は、露光ランプによって露光した原稿台ガラス302からの反射光を、ミラーやレンズなどを介して、CCD基板に搭載された原稿読み取り用のCCDに結像する。CCDは、入射された光の強度に応じた電気信号を出力する。
キャリッジ303は、ハウジング301の内部に設けられたキャリッジ軸304に沿ってスライド自在に設けられている。キャリッジ軸304は、副走査方向を軸心方向として設けられている。キャリッジ軸304は、主走査方向における中央部またはその近傍に設けられていることが好ましい。これによって、複合機100の小型化にともなってスキャナ110に確保できるスペースの都合などによってキャリッジ軸304を複数本設けることができない場合にも、キャリッジ303の往復動軌跡を安定して案内することができる。
ハウジング301の内部には、副走査方向に対向する一対のギアが設けられている。図3においては、一対のギアのうち一方のギア305のみが図示されており、図示を省略する他方のギア(以下、「動力伝達ギア」という。)は、モータ306を備えるモータユニット307に遮られて目視できない状態が示されている。
公知の技術であるため詳細な図示および説明を省略するが、モータ306は、軸を持ち回転する回転子と、回転子と相互作用して回転モーメントを発生させる固定子と、回転子の回転を外部に伝える回転軸と、回転軸を支える軸受と、を含んでいる(たとえば、図4中符号401を参照)。
具体的に、実施の形態では、ブラシ付DCモータをモータ306として用いている。以下、モータ306を、DCモータ306として説明する。動力伝達ギアは、モータ306の駆動力が伝達されると、DCモータ306の回転方向に応じた方向に回転する。
また、ハウジング301の内部には、一対のギアに掛け渡されたキャリッジ駆動ベルト308が設けられている。キャリッジ駆動ベルト308には、上述したキャリッジ303が締結されている。キャリッジ駆動ベルト308は、動力伝達ギアの回転にともなって、動力伝達ギアの回転方向に応じた方向に回転する。キャリッジ303は、キャリッジ駆動ベルト308の回転に応じて副走査方向に往復動する。
キャリッジ駆動ベルト308は、キャリッジ軸304の近傍に位置するように、副走査方向を長手方向とした状態で、一対のギアに掛け渡されている。これによって、キャリッジ駆動ベルト308に対するキャリッジ303の締結位置、すなわち、キャリッジ303に対して動力が伝達される位置と、キャリッジ軸304に対するキャリッジ303の連結位置と、の距離が短くなるので、キャリッジ303の往復動に起因するキャリッジ303のがたつきを防止することができる。
スキャナ110は、キャリッジ303の移動中にCCDから出力された電気信号を用いて画像データを生成する。以下、キャリッジ303が往復移動する範囲のうち、原稿台ガラス302に載置された原稿を読み取り可能な範囲を、「読み取り範囲」として説明する。
図4は、図3を一部拡大して示す斜視図である。図4に示したように、DCモータ306の回転軸401には、スケール402が取り付けられている。スケール402は、回転軸401を中心とする円板形状を有する部材であり、回転軸401の回転にともなって回転する。スケール402は、回転軸401の回転軸心を中心とする同一円周上に等間隔で設けられた目盛りを備えている。
目盛りは、目盛り部分とそれ以外の部分とで、受光素子における受光量が異なるように、光透過特性が異なるように設けられている。具体的に、目盛りは、たとえば、スケール402に形成された溝である。この場合、溝とそれ以外の部分とにおいて、発光素子に対する角度を変えることで、光透過特性を異ならせることができる。
また、具体的に、目盛りは、スケール402にプリントされたマークであってもよい。この場合、光透過性を有するインクを用いてマークをプリントもよいし、光を透過しないインクを用いてマークをプリントもよい。また、目盛りは、スケール402に設けられたリブなどの突起であってもよい。
目盛りの間隔は、目盛りの間隔によって定められる分解能が、スキャナ110における読み取り解像度よりも細かくなるように設定されている。これによって、スキャナ110における読み取り解像度よりも細かい分解能で、原稿の画像を読み取ることができる。
図4中符号403は、光電センサである。光電センサ403は、支持プレート404に設けられている。支持プレート404には、上述したDCモータ306が設けられている。すなわち、支持プレート404は、DCモータ306と光電センサ403とを支持している。このため、実施の形態においては、支持プレート404によって支持部材が実現されている。
光電センサ403は、スケール402を間にして対向する発光素子および受光素子を備えている。受光素子は、たとえば、光を照射すると照射した光量に比例した逆電流(光電流)が流れるフォトダイオードを用いることができる。具体的に、実施の形態の光電センサ403は、フォトダイオードの出力を増幅するトランジスタを備えるフォトトランジスタである。
上述したようにスケール402には目盛りが形成されているため、発光素子が発光した光の照射位置が、スケール402における目盛り部分であるかそれ以外の部分であるかに応じて、受光素子における受光量が異なる。受光素子は、スケール402の回転量に応じたパルス状の信号を出力する。
光電センサ403は、受光素子から出力された検出結果に基づいて、スケール402の回転量(回転角度)を検出する。スケール402の回転量(回転角度)を検出することによって、DCモータ306の駆動量を検出することができる。実施の形態においては、スケール402および光電センサ403によってロータリエンコーダが構成されている。実施の形態では、透過型の光電センサを用いたがこれにかぎるものではなく、反射型の光電センサを用いてもよい。
図4中符号405は、副走査方向においてキャリッジ303の移動軌跡に干渉する位置に設けられた位置決めリブである。副走査方向において、DCモータ306を駆動することでDCモータ306に近付く方向に移動してきたキャリッジ303は、位置決めリブ405に当接すると位置決めリブ405に規制されて停止する。実施の形態においては、位置決めリブ405によって規制リブが実現されている。
位置決めリブ405は、キャリッジ303をホームポジションに位置付ける位置に設けられている。すなわち、キャリッジ303が位置決めリブ405に当接して停止する状態におけるキャリッジ303の位置が、キャリッジ303のホームポジションである。位置決めリブ405は、本体ユニット201におけるハウジング301を構成するハウジング部材(図5中符号501を参照。)のうち上側に位置するハウジング部材に一体成型されている。
位置決めリブ405は、本体ハウジング201と原稿カバー202との対向方向において、上述したキャリッジ軸304に重複する位置に設けられている。これによって、キャリッジ303を安定してホームポジションに位置付けることができる。たとえば、キャリッジ軸304が主走査方向における端部分に設けられている場合、位置決めリブ405は、本体ハウジング201と原稿カバー202との対向方向においてキャリッジ軸304に重複するように、主走査方向における端部分に設けることが好ましい。
図5は、スキャナ110の一部を示す側断面図である。図5に示したように、スキャナ110における本体ユニット201のハウジング301は、ハウジング部材501,502によって構成されている。ハウジング部材501,502のうち、図5中紙面上下方向上側に配置されたハウジング部材501は、原稿台ガラス302を支持する。
ハウジング部材501には、原稿台ガラス302の取付位置を案内するガイドリブ503が設けられている。図5中一部図示を省略するが、ガイドリブ503は、長方形状の原稿台ガラス302における3辺の取付位置を案内するように、3カ所に設けられている。
図示を省略するが、原稿を露光走査したキャリッジ303がホームポジションへの復帰を開始する位置(以下、「折り返しポジション」という。)であって、副走査方向においてキャリッジ303の移動軌跡に干渉する位置に、位置決めリブ405と同様の位置決めリブが設けられている。これによって、専用のセンサなどを用いることなく、キャリッジ303の往復動範囲の端部を認識することができる。実施の形態においては、折り返しポジションに設けられた位置決めリブによって副規制リブが実現されている。
図示を省略するが、複合機100は、スキャナ110やプリンタ120など複合機100が備える各部を駆動制御する制御部を備えている。制御部は、たとえば、スキャナ110が備えるモータユニット307におけるDCモータ306に対してキャリッジ303を往復動させるための駆動信号を出力する。たとえば、上述した操作部130において原稿の画像を読み取る指示操作があった場合、制御部は、キャリッジ303がホームポジションに位置付けられるまで、DCモータ306に対して駆動信号を出力する。
制御部は、DCモータ306に対して駆動信号を出力している間における、光電センサ403から出力される検出結果にしたがって、キャリッジ303がホームポジションに位置付けられたか否かを判断する。具体的に、DCモータ306に対して駆動信号を出力しているにも拘わらず、光電センサ403から出力される検出結果に変化がない状態が所定時間継続した場合に、キャリッジ303がホームポジションに位置付けられていると判断する。
図6は、複合機100の処理手順を示すフローチャートである。図6に示したフローチャートにおいて、まず、読み取り指示があるまで待つ(ステップS601:No)。ステップS601においては、読み取り指示に併せて、キャリッジ303のホームポジションへの復帰を指示するホームポジション復帰指示があるまで待ってもよい。
ステップS601において、読み取り指示があった場合(ステップS601:Yes)には、キャリッジ303がホームポジション側へ移動するように、キャリッジ303の移動に関わる各部を制御する(ステップS602)。実施の形態では、DCモータ306に対して駆動信号を出力する。
そして、光電センサ403から出力される検出結果が所定時間一定値となるまで待って(ステップS603:No)、所定時間一定値となった場合(ステップS603:Yes)には、キャリッジ303がホームポジションに位置づけられていると判断して(ステップS604)、一連の処理を終了する。
図示を省略するが、上述した図6に示した処理手順において、キャリッジ303がホームポジションに位置づけられていると判断した以降は、たとえば、キャリッジ303を読み取り開始位置に移動させて原稿画像の読み取り動作を開始する。原稿画像の読み取りは、必ずしもホームポジションから読み取りを開始するわけではなく、原稿画像の読み取り動作には、読み取り開始前に読み取り開始位置まで移動させる処理が含まれていてもよい。これにより、複合機100は、キャリッジ303がホームポジションにあることを検出する専用のホームポジション検出センサがなくても、キャリッジ303がホームポジションに位置づけられていることを検出(判断)することができる。
キャリッジ303がホームポジションに位置付けられているか否かの判断は、光電センサ403から出力される検出結果に加えて、DCモータ306に加わるトルクの大きさによって判断してもよい。これによって、キャリッジ303がホームポジションに位置付けられているか否かの判断の信頼性の向上を図ることができる。
複合機100においては、上述した操作部130において原稿の画像を読み取る動作の開始指示があった場合に、副走査方向において、位置決めリブ405に近付く方向に移動するように、DCモータ306を駆動する。DCモータ306の駆動力によって位置決めリブ405に近付く方向に移動してきたキャリッジ303は、位置決めリブ405に当接した位置で位置決めリブ405に規制されて停止する。
複合機100は、上述した図6のステップS603において、光電センサ403からの出力値が所定時間(たとえば、10μsecなど)継続して一定値であるか否かを判断し、一定値である場合には、DCモータ306に加わるトルクの大きさが所定のトルク値以上であるか否かを判断する。そして、トルクの大きさが所定のトルク値以上である場合に、キャリッジ303がホームポジションに位置付けられていると判断して、以降、原稿の画像を読み取る動作をおこなう。原稿の画像を読み取る動作については公知の技術であるため説明を省略する。
実施の形態の複合機100は、原稿台ガラス302に載置された原稿の画像を読み取る読み取り動作に際しては、キャリッジ303を最初にホームポジションに移動させ、ホームポジションから読み取り動作(読み取り開始位置に移動し読み取りを開始)をおこなう。ここで、キャリッジ303を最初にホームポジションに移動させるのは、基準点としてのホームポジションから読み取り開始位置へ移動して読み取り動作を開始する際に、所定の読み取り開始位置から正確に読み取りが開始できるようにすることを主目的としているためである。
上述した所定の読み取り開始位置とは、原稿を載置する際の基準となる位置であり、上述した「原稿位置決め部」である。この実施の形態では「原稿位置決め部」がハウジング部材501の開口部の縁にあり、度当て用の位置決めリブ405と「原稿位置決め部」とがハウジング部材501に(一体成形されて)存在することで、読み取り開始位置のぶれを少なくすることができる。すなわち、この実施の形態の複合機100によれば、読み取り開始位置のぶれは、ハウジング部材501の成形工程における成形のぶれだけに限られ、組み立て上でぶれることはないので、読み取り開始位置のぶれを少なくすることができる。
上述したように、実施の形態の複合機100によれば、DCモータ306を用いることで、別途センサを設けることなくキャリッジ303をホームポジションに位置付けることができる。これによって複合機100は、キャリッジ303がホームポジション(あるいは、折り返しポジション)に位置していることを検出するセンサを備えた画像読取装置と比較して、構成の簡易化および製造コストの低減を図ることができる。そして、これによって複合機100の利用者は、小型かつ低コストの複合機100を利用することができる。
また、実施の形態の複合機100によれば、主走査方向に対するキャリッジ303の長手方向のずれ(以下、「スキュー」)の発生を防止することができる。これによって複合機100は、キャリッジ303がホームポジション(あるいは、折り返しポジション)に位置していることを検出するセンサを備えた画像読取装置と比較して、読み取り精度を低下させることなく、構成の簡易化および製造コストの低減を図ることができる。そして、これによって複合機100の利用者は、読み取り精度が確保された、小型かつ低コストの複合機100を利用することができる。
また、実施の形態の複合機100によれば、キャリッジ軸304と位置決めリブ405が、主走査方向における中央またはその近傍で対向するように設けられているため、スキューの発生または発生したスキューの程度を最小限に抑えることができる。これによって複合機100は、キャリッジ303がホームポジション(あるいは、折り返しポジション)に位置していることを検出するセンサを備えた従来の画像読取装置と比較して、読み取り精度を低下させることなく、構成の簡易化および製造コストの低減を図ることができる。そして、これによって複合機100の利用者は、読み取り精度が確保された、小型かつ低コストの複合機100を利用することができる。
また、実施の形態の複合機100によれば、キャリッジ303を位置決めリブ405に当接させることに加えて、DCモータ306があらかじめ有しているエンコーダからの出力値を用いることで、別途センサを設けることなくキャリッジ303をホームポジションに確実に位置付けることができる。
これによって複合機100は、キャリッジ303がホームポジションに位置していることを検出するセンサを備えた従来の画像読取装置と比較して、動作の信頼性を低下させることなく、構成の簡易化および製造コストの低減を図ることができる。そして、これによって複合機100の利用者は、信頼性が確保された、小型かつ低コストの複合機100を利用することができる。
また、実施の形態の複合機100によれば、折り返しポジションに図示しない位置決めリブ405を設けることにより、上述したホームポジションの場合と同様に、別途センサを設けることなく、キャリッジ303を折り返しポジションに位置付けることができる。これによって複合機100は、キャリッジ303が折り返しポジションに位置していることを検出するセンサを備えた従来の画像読取装置と比較して、構成の簡易化および製造コストの低減を図ることができる。そして、これによって複合機100の利用者は、小型かつ低コストの複合機100を利用することができる。
なお、図示を省略するが、折り返しポジションに設けられた位置決めリブ405の、キャリッジ303に対向する位置には、弾性部材を設けてもよい。この場合、折り返しポジションにおけるキャリッジ303の位置を厳密に管理する必要がなければ、キャリッジ303の移動を止める際にキャリッジに加わる衝撃を軽減することができる。これによって複合機100は、耐久性の低下を抑えつつ、構成の簡易化および製造コストの低減を図ることができる。そして、これによって複合機100の利用者は、耐久性があって、小型かつ低コストの複合機100を利用することができる。
また、上述した実施の形態においては、角柱形状を有する位置決めリブ405について説明したが、位置決めリブ405の形状は、これにかぎるものではない。たとえば、副走査方向においてキャリッジ303側となる面が、主走査方向における中央部ほどキャリッジ側に突出するように湾曲した曲面形状としてもよい。
位置決めリブ405の形状をこのような形状とすることで、キャリッジ303が位置決めリブ405に当接した際に位置決めリブ405に加わる衝撃を分散させることができる。これによって複合機100は、構成の簡易化および製造コストの低減に加えて、耐久性の向上を図ることができる。
以上説明したように、複合機100によれば、構成の簡易化および製造コストの低減を図ることができる。そして、これによって複合機100の利用者は、小型かつ低コストの複合機100を利用することができる。
この発明にかかる実施の形態の複合機を示す斜視図。 スキャナを示す斜視図。 スキャナの一部を切り欠いて示す斜視図。 図3を一部拡大して示す斜視図。 スキャナの一部を示す側断面図。 複合機の処理手順を示すフローチャート。
符号の説明
110 スキャナ、303 キャリッジ、304 キャリッジ軸、306 DCモータ、405 位置決めリブ、501 ハウジング部材

Claims (6)

  1. 原稿読み取り用の開口部を備え、載置される原稿の位置決めを行う原稿位置決め部を有する部材と、
    原稿の画像を光学的に読み取る読取光学系を搭載し、前記開口部に沿って副走査方向に往復動可能に設けられたキャリッジと、
    DCモータが発生させた駆動力を用いて、前記キャリッジを往復動させる駆動機構と、
    前記原稿位置決め部を有する部材において、前記読取光学系を用いた読み取り動作の開始位置よりも前記開口部から離間する方向への前記キャリッジの移動を規制する位置に設けられた規制リブと、
    前記駆動機構によって前記DCモータにおいて駆動力を発生中に、前記DCモータが有するエンコーダからの出力値が所定時間一定値であるか否かに応じて、前記キャリッジがホームポジションに位置付けられたか否かを判断する判断手段と、
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 副走査方向に延出し、前記キャリッジの移動位置を案内するキャリッジ軸を備え、
    前記規制リブは、
    前記開口部と前記キャリッジとの対向方向において前記キャリッジ軸に対向配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記キャリッジ軸は、
    主走査方向における中央またはその近傍に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記規制リブは、
    前記キャリッジ側の面が、主走査方向における中央部ほど前記キャリッジ側に突出するように湾曲した曲面を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の画像読取装置。
  5. 前記原稿位置決め部を有する部材において、前記読取光学系を用いた読み取り動作の終了位置よりも前記開口部から離間する方向への前記キャリッジの移動を規制する位置に設けられた副規制リブを備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の画像読取装置。
  6. 前記副規制リブにおいて、前記キャリッジに対向する位置に設けられた弾性部材を備えることを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
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