JP4967235B2 - ミキサ装置における画面照度調整装置及びプログラム - Google Patents

ミキサ装置における画面照度調整装置及びプログラム Download PDF

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Description

この発明は、ディジタルオーディオミキサ等の音響信号用ミキサ装置において種々の環境下で表示画面を見易く鮮明にするための画面照度調整システムに関する。
従来より、ディジタルオーディオミキサのような音響信号用ミキサ装置では、カラーディスプレイがユーザインターフェースに用いられている。通常、このようなミキサ装置は、コンサート会場や演劇の舞台で使用され、照明の演出や暗転などにより使用環境が明/暗に大きくしかも頻繁に変化するので、ユーザが使用環境の明るさに応じてディスプレイ画面の明るさを変えることができるようにしている。
このため、例えば、非特許文献1に示されるミキサ装置では、ユーザが手動でカラーLCD(液晶表示器)のバックライトの明るさを選択することができ、これによりLCD画面の明るさを変化させて表示内容を視認し易くなるように構成されている。
YAMAHA DIGITAL MIXING CONSOLE PM5D/PM5D−RH 取扱説明書(2004年、第184頁"LCD BACK LIGHT")
しかしながら、このような従来技術では、バックライトの明るさのみを変更するようにしているので、画面に表示されている文字などの表示内容の輝度コントラスト(濃淡の差又は比)は変わらず、また、バックライトの明るさを変更することで却って色調(色合い)の差が小さくなったように感じられ、表示内容が見えにくくなることがある。
この発明は、このような事情に鑑み、ミキサ装置におけるディスプレイについて、画面の明るさの変更内容に合わせて画面表示の色合いや濃淡などに関するコントラストを自動的に調整することにより、種々の環境下で画面を見易く鮮明に表示することができる画面照度調整システムを提供することを目的とする。
この発明の主たる特徴に従うと、画面の明るさの複数段階に夫々対応付けられた複数のパレット(PL:PL1〜PL3)を記憶した記憶手段(3,4)と、画面の明るさの変更を指示するための明るさ変更指示手段(10a)と、明るさ変更指示手段(10a)により指示された明るさの変更内容を検出する検出手段(S1)と、検出手段(S1)により検出された明るさの変更内容に応じて画面の明るさを変更する明るさ変更手段(S1)と、パレット使用モードを設定するためのパレット使用モード設定手段(10;段落[0014])と、パレット使用モード設定手段(10)によりパレット使用モードが設定された場合に(S2=YES)、記憶手段(3,4)から、検出手段(S1)により検出された明るさの変更内容に応じた段階のパレット(PL:PL1〜PL3)を選択する選択手段(S3;段落[0039〜[0043])と、選択手段(S3)により選択されたパレット(PL:PL1〜PL3)に従って画面表示の色合い(CH)及び輝度(LM)を制御する(S4;段落[0039]〜[0043])制御手段(S4;段落[0037]〜[0043])と、画面の輝度コントラストを変更するための輝度コントラスト変更手段(10;段落[0014])と、輝度制御連動モードを設定するための輝度制御連動モード設定手段(10;段落[0014])とを具備制御手段(S4;段落[0037]〜[0043])は、輝度制御連動モード設定手段(10)により輝度制御連動モードが設定された場合に、検出手段(S1)により検出された明るさに応じて画面表示の輝度(LM)を制御し(段落[0037])、パレット使用モード及び輝度制御連動モードが設定されていない場合は、輝度コントラスト変更手段(10)により変更された輝度コントラストにて画面表示の輝度を制御する(段落[0038])ミキサ装置における画面照度調整装置〔請求項1〕、並びに、画面の明るさの複数段階に夫々対応付けられた複数のパレット(PL:PL1〜PL3)を記憶した記憶手段(3,4)と、画面の明るさの変更を指示するための明るさ変更指示手段(10a)と、パレット使用モードを設定するためのパレット使用モード設定手段(10;段落[0014])と、画面の輝度コントラストを変更するための輝度コントラスト変更手段(10;段落[0014])と、輝度制御連動モードを設定するための輝度制御連動モード設定手段(10;段落[0014])とを具備し、ミキサ装置として機能するコンピュータに、明るさ変更指示手段(10a)により指示された明るさの変更内容を検出する検出ステップ(S1)と、検出ステップ(S1)で検出された明るさの変更内容に応じて画面の明るさを変更する明るさ変更ステップ(S1)と、パレット使用モード設定手段(10)によりパレット使用モードが設定された場合に(S2=YES)、記憶手段(3,4)から、検出ステップ(S1)で検出された明るさの変更内容に応じた段階のパレット(PL:PL1〜PL3)を選択する選択ステップ(S3;段落[0039]〜[0043)と、選択ステップ(S3)で選択されたパレット(PL:PL1〜PL3)に従って画面表示の色合い(CH)及び輝度(LM)を制御する(S4;段落[0039]〜[0043])制御ステップ(S4;段落[0037]〜[0043])とから成り、制御ステップ(S4;段落[0037]〜[0043])では、輝度制御連動モード設定手段(10)により輝度制御連動モードが設定された場合に、検出ステップ(S1)で検出された明るさに応じて画面表示の輝度(LM)を制御し(段落[0037])、パレット使用モード及び輝度制御連動モードが設定されていない場合は、輝度コントラスト変更手段(10)により変更された輝度コントラストにて画面表示の輝度を制御す(段落[0038])手順を実行させるミキサ装置における画面照度調整プログラム〔請求項3〕が提供される。なお、括弧書きは、実施例における参照記号や箇所等を表わし、以下においても同様である。
この発明によるミキサ装置における画面照度調整システムでは〔請求項1,〕、画面の明るさの複数段階に夫々対応付けられている複数のパレット(PL:PL1〜PL3)を記憶手段(3,4)に記憶しておき、明るさの変更を指示するための明るさ変更指示手段(10a)及びパレット使用モードを設定するためのパレット使用モード設定手段(10;段落[0014])を設け、明るさ変更指示手段(10a)により明るさの変更が指示されると、その変更内容を検出し(S1)、明るさの変更内容に沿って画面の明るさを変更する(S1)と共に、パレット使用モード設定手段(10)によりパレット使用モードが設定された場合に(S2=YES)、明るさの変更内容に応じたパレット(PL:PL1〜PL3)を記憶手段(3,4)から選択し(S3;段落[0039]〜[0043)、当該パレット(PL:PL1〜PL3)に従って画面表示の色合い(CH)や輝度即ち濃淡(LM)を変更する(S4;段落[0039]〜[0043])ように構成されている。
このミキサ装置における画面照度調整システムでは、さらに、画面の輝度コントラストを変更するための輝度コントラスト変更手段(10;段落[0014])、及び、輝度制御連動モードを設定するための輝度制御連動モード設定手段(10;段落[0014])を設け、輝度制御連動モード設定手段(10)により輝度制御連動モードが設定された場合は、検出された明るさに応じて画面表示の輝度(LM)を制御し(段落[0037])、パレット使用モードや輝度制御連動モードが設定されていない場合には、輝度コントラスト変更手段(10)より変更された輝度コントラストにて画面表示の輝度(LM)を制御するように構成される。
従って、この発明によれば、ミキサ装置の使用環境が明/暗に変化した場合には、明るさ変更指示手段によって画面の明るさの変更を指示することにより、LCDディスプレイのバックライトの明るさを変更して画面の明るさが変更されるだけでなく、パレット使用モード設定手段によりパレット使用モードが設定された場合には、明るさ変更指示手段による画面の明るさの変更に合わせて描画像の色合いや輝度に関するコントラストが自動的に調整されるので、明/暗に変化する種々の使用環境にも拘わらずディスプレイ画面を見易く鮮明に表示することができる。つまり、パレット使用モード設定手段によりパレット使用モードが設定された場合は、明るさ変更指示手段によりバックライトの明るさを変更したときに画面表示の明瞭度が自動的に保持されるので、バックライトの明るさを変更しても表示内容が見えにくくなることがない。
さらに、輝度制御連動モード設定手段により輝度制御連動モードが設定された場合は、検出された明るさに応じて画面表示の輝度を連動制御し、パレット使用モードや輝度制御連動モードが設定されていない場合には、明るさ変更指示手段による明るさ変更指示に拘わらず、輝度コントラスト変更手段により画面表示の輝度を制御することができる。
以下、図面を参照しつつこの発明の好適な実施の一形態について説明する。しかしながら、これは単なる一例であって、この発明は、発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
〔システムの概要〕
図1は、この発明の一実施例による画面照度調整システムが構築されるディジタルオーディオミキサ(以下、ミキサ装置という)のハードウエア構成のブロック図を示す。このミキサ装置は、一種のコンピュータであって、中央処理装置(CPU)1、ランダムアクセスメモリ(RAM)2、読出専用メモリ(ROM)3、外部記憶装置4、検出回路5、表示回路6、信号処理回路7、通信インターフェース(I/F)8などを備え、これらの装置1〜8は通信バス9を介して互いに接続されている。
CPU1、RAM2、ROM3、外部記憶装置4、検出回路5及び表示回路6は、検出回路5に接続される操作部10及び表示回路6に接続される表示部11と共にミキサのコントロールセクションを構成する。CPU1は、所定のソフトウエア・プログラムに従ってミキサ全体を管制し、例えば、信号処理回路7によるミキシング処理を管理し、表示部(11)の画面の明るさ変更に関する制御処理を遂行する。RAM2には、これらの処理に際して必要な各種データを一時記憶するためのワーク領域として用いられる。
ROM3には、ミキシング処理などに関する所定の制御プログラムや制御データが記憶されている。また、外部記憶装置4は、ハードディスク(HD)、コンパクトディスク・リード・オンリィ・メモリ(CD−ROM)、フレキシブルディスク(FD)、光磁気(MO)ディスク、ディジタル多目的ディスク(DVD)、メモリカード(PCカード)等の記憶媒体が用いられ、ROM3と同様に、各種制御プログラムや各種制御データを記憶することができる。ROM3乃至外部記憶装置4に記憶される制御プログラムには、画面の明るさ変更に関する制御処理を実行するためのプログラムが含まれ、制御データには、複数のパレットPL1〜PL3から成る描画制御用配色パレットPLや色合い変更テーブルなどが含まれる。
操作部10は、ミキシングやパラメータ設定のためのスイッチ、ダイヤル、フェーダ(スライダー)やマウス等の操作子を含む各種操作部から成り、ミキサ装置本体の操作パネル等に設けられる。操作部10のユーザ操作に応じて設定される各種パラメータ等の制御データは、操作内容を検出する検出回路5を通じて表示回路6或いは信号処理回路7に送られる。
各種操作部には、画面の明るさ変更を指示するための、明るさ変更操作子NBを有する明るさ変更操作部10aや、LCD画面自体の輝度を複数段階に変更して輝度コントラストを手動で調整するための輝度変更操作部、パレット使用モードや輝度制御連動モードを設定するための操作部(何れも図示せず)が含まれ、パレット使用モードが設定されているときは、明るさ変更操作子NBの操作に応じて選択されるパレットPL1〜PL3に従って表示部11の画面の色合いや輝度が制御され、輝度制御連動モードが設定されているときには、明るさ変更操作子NBの操作に応じて画面の輝度が制御される。
表示部11は、操作パネル上に設けられたカラーLCD(液晶ディスプレイ)11aや、LEDランプ・各種インジケータ等(図示せず)を備え、表示回路6は、検出回路5や通信I/F8からの制御データに基づく内容を表示部11に表示させる。LCD11aは、画面の明るさを制御するためのバックライトBLを備える。なお、前述した明るさ変更操作部10aなどの各種操作部は、操作子をマウス等で操作可能にしてLCD11a上に表示し、所謂“ソフトウエア操作部”で構成してもよい。
信号処理回路7は、DSPエンジンを主要素としたミキサ装置の信号処理の中枢部であり、操作部10の操作に基づく設定状態に応じて、オーディオ入出力インターフェース(I/F)12からの複数チャンネルの入力オーディオ信号をミキシング処理し、処理された各チャンネルの出力オーディオ信号を入出力I/F12に返す。オーディオ入出力I/F12は、A/D変換及びディジタルアナログD/A変換機能を備え、外部オーディオ入出力機器Bとの間で複数チャンネルの入出力オーディオ信号を中継する。
通信I/F8は、外部機器Cから通信I/F8を介して制御データを含む各種データや制御プログラムを受信することができる。外部制御機器Cとしては、さらに、ローカルエリアネットワーク(LAN)やインターネット、電話回線等の通信ネットワークを介して接続されるサーバコンピュータとすることもできる。
なお、このミキサ装置は、ROM3に制御プログラムが記憶されていない場合、外部記憶装置(HDやCD−ROM)4に制御プログラムやデータを記憶させておいてそれをRAM2に読み込んだり、通信ネットワークを介してサーバコンピュータCと接続してサーバコンピュータCから制御プログラムやデータをダウンロードすることで、ROM3に制御プログラムやデータを記憶している場合と同様の動作をCPUにさせることができる。
〔バックライトの明るさ変更に応じた描画制御〕
この発明において、「画面照度調整」とは、画面の明るさ(照度)に合わせて画面の描画特性を調整することを意味する。この発明の一実施例による画面照度調整システムでは、カラーLCD画面の照度を調整するのに、バックライトの明るさを変更する方法と配色パレットを変更する方法を併用し、バックライトの明るさを変更したとき、それに合わせて、配色パレットで規定されている描画制御内容に従ってカラーLCD自体の色合い(色相)及び輝度(濃淡)に関するコントラストを調整することにより、バックライトの明るさを変更した場合に、カラーLCDで描画される表示内容の明瞭度を保持する。
図2は、この発明の一実施例によるミキサ装置の画面照度調整システムにおけるLCDバックライトの明るさと利用されるパレットとの対応関係を説明するための図である。図2の例では、カラーLCD11aのバックライトBLの明るさを3段階に設定し、これに対応して、操作部10に設けられた明るさ変更操作部10aは3つの位置情報を指示することができ、記憶手段(ROM3又は外部記憶装置4)に記憶される描画制御用配色パレットPLとして3段階のパレットPL1〜PL3が用意される。
明るさ変更操作部10aは、図1に示すように、ユーザ操作により第1位置Highと第3位置Lowの間を移動可能な明るさ変更操作子NBを備え、例えば、ミキサ装置の使用環境が明るくなった場合に変更操作子NBを第3位置Lowに移動し、逆に、暗くなった場合には第1位置Highに移動することができる。図2の上段は、変更操作子NBのユーザ操作により得られる位置情報と明るさ指示情報を表わす。すなわち、バックライトBLに対して、第1位置Highでは「高照度」を指示し(第1欄:左欄)、第2位置Mid.では「中照度」を指示し(第2欄:中欄)、そして、第3位置Lowでは「低照度」を指示する(第3欄:右欄)。
図2の中段は、変更操作子NBの位置に対応するバックライトBLの明るさを表わし、バックライトBLが、変更操作子NBの第1位置Highに対応して「明るく」点灯され、第2位置Mid.に対応して「中間(中程度)」の明るさになるように点灯され、第3位置Lowに対応して「暗く」点灯されることを示している。
配色パレットPLには3段階のパレットPL1〜PL3が用意され、図2の下段に示すように、変更操作子NBの第1乃至第3位置High〜Low(上段)やバックライトBLに対する3段階の明るさ指示:「明」〜「暗」(中段)に対応して、夫々、3段階のパレットPL1〜PL3が利用される。各パレットPL1〜PL3には、カラーLCD11aに画面を描画する際における描画色の色合い及び輝度を夫々制御するための色合い制御データCH及び輝度制御データLMが設定されている。
ここで、「色合い」とは、LCD11aで表現可能な描画色の種類を言い、色相や色調などとも呼ばれる。色合い制御データCHは、LCD11aの表示画面に使用される原画データの各色に対応して色合いの変更の仕方を規定するものであり、これによって、或る画面の原画をLCD11a上に描画する際、原画の色と同じ色合いの描画色にしたり或いは原画の色に類似する色合いの描画色に変更することができる。
一例を挙げると、多数の色について、原画の各色と各原画色に類似するが濃い色合いの各描画色とを対応付けた第1色合い変更テーブルと、原画の各色と各原画色に類似するが薄い色合いの各描画色とを対応付けた第2色合い変更テーブルとを用意しておく。そして、色合い制御データCHが「中間」の色合いを指定しているときは原画の各色をそのまま描画色とするが、色合い制御データCHが「濃い」色合いを指定しているときは、第1色合い変更テーブルに従って原画の各色を濃い色合いの描画色に変更し、色合い制御データCHが「薄い」色合いを指定しているときには、第2色合い変更テーブルに従って原画の各色を薄い色合いの描画色に変更する。
また、輝度制御データLMは、各描画色の輝度を原画の輝度から変化させる割合(濃淡比)を規定するものであり、この割合は「輝度コントラスト」と呼ばれる。例えば、輝度制御データLMが「中間」の輝度コントラストを指定しているときは原画の輝度でそのまま(輝度コントラスト=0)描画するが、輝度制御データLMが「高い」輝度コントラストを指定しているときは、原画の輝度を所定割合(例えば、+20%)で増大して描画し、輝度制御データLMが「低い」輝度コントラストを指定しているときには原画の輝度を所定割合(例えば、−20%)で低下して描画する。
さて、図2の下段の例では、バックライトBLに「中間」の明るさを指示した場合(第2欄:中欄)、第2パレットPL2を利用し、その色合い制御データCH及び輝度制御データLMで設定されている「中間」の色合い及び「中間」の輝度コントラストで表示画面を描画する。つまり、この場合は、第2パレットPL2の制御データCH,LMに従って、LCD11aの表示画面に対して予め用意された原画データに対して標準的な色合い及び輝度コントラストで当該表示画面の描画を制御すべきことを指令する。
例えば、表示画面に使用される原画データ自体の色合い及び輝度が、バックライトBLが中間の明るさで点灯しているLCD11aに描画した際に最適なコントラストを持つように設定されている場合には、原画データに従ってそのまま描画しても画面の表示要素は色及び濃淡を明瞭に区別することができるので、色合い及び輝度を原画から変更しないで描画する。
これに対して、バックライトBLに「明るく」或いは「暗く」点灯すべきことを指示した場合には、色合い及び輝度コントラストが標準的なものから若干変更されたパレットPL1,PL3が利用される(第1,3欄)。つまり、画面が明るくなったり暗くなった場合、描画の色合いや輝度コントラストを原画データのままにしておくと、画面に表示される要素(描画像)の間で色や濃度が互いに区別しにくくなってしまうが、パレットPL1,PL3を利用することにより色合い及び輝度コントラストが変更されるので、画面が明るくなっても暗くなっても明瞭度が維持され、表示要素間の色や濃淡を明瞭に区別することができる。
例えば、バックライトBLの明るさが「明るく」なるように指示した場合は、第1欄(左欄)に示される第1パレットPL1の制御データCH,LMの設定に従って、第2パレットPL2(第2欄)で設定されている「中間」よりも「濃い」色合い及び「高い」輝度コントラストで表示画面を描画する。
つまり、色合いについては、第2パレットPL2による標準的な色合い(例えば、原画の色合い)より濃い色合いの描画色に変更し、例えば、「中間」の色合いが「緑色」であれば、上述した第1色合い変換テーブルに従ってこれよりも若干「濃い」色合いの「青緑っぽい緑色」に変更する。また、輝度については、例えば、「中間」の輝度コントラストが“0”(輝度を原画から変更しない)であれば、原画に対する輝度コントラストの設定値を“+20”(%)としてこの設定値だけ輝度を増大するというように、第2パレットPL2による標準的な輝度コントラスト(例えば、“0”)から所定の割合で高める。
また、バックライトBLの明るさが「暗く」なるように指示した場合には、第3欄(右欄)に示される第3パレットPL3の制御データCH,LMの設定に従って、第2パレットPL2(第2欄)で設定されている「中間」よりも「薄い」色合い及び「低い」輝度コントラストで表示画面を描画する。
つまり、色合いについては、第2パレットPL2による標準的な色合い(例えば、原画の色合い)より薄い色合いの描画色に変更し、例えば、「中間」の色合いが「緑色」であれば、上述した第2色合い変換テーブルに従ってこれよりも若干「薄い」色合いの「黄色っぽい緑色」に変更する。また、輝度については、例えば、「中間」の輝度コントラストが“0”(輝度を原画から変更しない)であれば、原画に対する輝度コントラストの設定値を“−20”(%)としてこの設定値だけ輝度を減少するというように、第2パレットPL2による標準的な輝度コントラスト(例えば、“0”)から所定の割合で低くする。
このミキサ装置の画面照度調整システムの要点は、極く簡単に言えば、次のとおりである:このシステムでは、画面の明るさの複数段階に夫々対応付けられた複数のパレットPL1〜PL3が記憶手段に予め記憶されており、カラーLCD11aの画面の明るさを複数段階High,Mid.,Lowに変更可能な明るさ変更操作部10aが備えられる。ユーザが明るさ変更操作部10aの操作子NBを操作することによって明るさ変更が指示されると、指示された明るさ変更の内容が検出され、検出された明るさの変更内容に応じてバックライトBLの明るさが変更される。この変更と共に、検出された明るさの変更内容に応じた段階のパレットPL1〜PL3が記憶手段から選択され、選択されたパレットPL1〜PL3の色合い制御データCH及び輝度制御データLMに従って、描画される画面の色合いや輝度が変更され、最適なコントラストに調整される。
〔処理フロー例〕
図3は、この発明の一実施例によるバックライトの明るさ変更時の動作例を表わすフローチャートである。この動作フローは、明るさ変更操作部10aの操作子NBをユーザが手動操作することに基づいてカラーLCD11aのバックライトBLの明るさを変更する場合の処理動作を表わし、この処理動作により、LCD11aに表示される画面の色合いや輝度について最適なコントラストが得られるように自動的に調整することができる。
この動作フローは、明るさ変更操作子NBを操作してバックライトBLの明るさの変更指示を検出したときに起動する。まず、最初のステップS1では、検出回路5の操作検出機能によって、明るさ変更操作子NBの操作内容から、対応する明るさの変更内容を検出し、検出された変更内容に従ってバックライトBLの明るさを変更する。次のステップS2では、描画制御用配色パレットPLの使用が設定されているか否か即ちパレット使用モードが設定されているか否かを判定する。
ここで、パレット使用モードが設定されていないと判定したときは(S2→NO)、直ちにこの処理動作を終了する。なお、このときには(S2・NO→エンド)、更に輝度制御連動モードが設定されているか否かを判定し、輝度制御連動モードが設定されている場合は、明るさ変更操作子NBの操作位置に対応する輝度コントラスト(例えば、図2の輝度制御データLMの内容と同じ値)でLCD11aの輝度を調整し、これに伴い、輝度変更操作部の操作子位置は、当該輝度コントラストに相当する位置に自動的に移動される。
また、輝度制御連動モードが設定されていていない場合には、明るさ変更操作子NBの操作が無効になり、輝度変更操作部の手動操作によってLCD11aの輝度コントラストを調整することができる。或いは、パレット使用モード或いは輝度制御連動モードの設定を行った上、再度、明るさ変更操作子NBを操作することによって、この動作フローに入ることもできる。
さて、配色パレットPLの使用(パレット使用モード)が設定されている場合は、既にROM3又は外部記憶装置4のパレット記憶領域からRAM2にパレットPL1〜PL3がロードされているので、配色パレットPLの使用が設定されていると判定したときには(S2→YES)、これらパレットPL1〜PL3の中から、検出された明るさの変更内容に対応するパレットを選択する。
そして、ステップS4において、選択されたパレットPL1〜PL3における色合い制御データCH及び輝度制御データLMの内容に従って描画色及び描画輝度を調整し、その後、この動作フローを終了する。
例えば、ユーザは、このミキサ装置を「中間」の明るさ環境で使用している場合には、明るさ変更操作子NBを中間の第2位置Mid.に置いて、バックライトBLを「中間」の明るさで点灯させる。このとき、LCD11aの画面は、「中間」の明るさをもち、第2パレットPL2の色合い制御データCH及び輝度制御データLMに従った色合い及び輝度で描画されて最適のコントラストになっている。
ここで、ミキサ装置の使用環境が暗くなったときは、ユーザが明るさ変更操作子NBを第1位置Highに移動する操作を行う。これにより、バックライトBLは明るくなると共に(S1)、第1パレットPL1が選択されるので(S3)、第1パレットPL1の色合い制御データCH及び輝度制御データLMに従って画面の描画色は濃い色合いに変更され輝度コントラストが高められる(S4)。従って、画面はその明るさに合った最適のコントラストに調整され、ユーザは、使用環境が暗く変化したにも拘わらず、画面表示の内容を明瞭に把握することができる。
一方、ミキサ装置の使用環境が明るくなったときは、ユーザが明るさ変更操作子NBを第3位置Lowに移動する操作を行う。これにより、バックライトBLは暗くなると共に(S1)、第3パレットPL3が選択されるので(S3)、第3パレットPL3の色合い制御データCH及び輝度制御データLMに従って画面の描画色は薄い色合いに変更され輝度コントラストが低められる(S3)。このため、画面はその明るさに合った最適のコントラストに調整され、ユーザは、明るい環境に変化したにも拘わらず画面表示の内容を明瞭に把握することができる。
〔種々の実施態様〕
以上、この発明の一実施例について説明したが、種々の変更が可能であり種々の態様で実施することができる。例えば、実施例においてはバックライト(BL)の明るさの変更段階を3段階としているが、2段階としても或いは4段階以上にしてもよい。
また、バックライトの明るさ変更に応じて色合いを変更するのに、実施例では色合い変更テーブルを使用しているが、所定のルールに従って演算する方法を用いてもよい。例えば、RGB3原色を含む多数の描画色は、色合いの類似性に従って円環状に配列して色番号で表現することができるので、色合い制御データCHで規定される色合いの変更の仕方に応じて、円環状配列において原画の色から所定方向に所定距離だけ離れた色番号を求めることにより、所望の描画色を得ることができる。
この発明の一実施例による画面照度調整システムが構築されるミキサ装置のハードウエア構成ブロック図である。 この発明の一実施例によるミキサ装置の画面照度調整システムにおけるLCDバックライトの明るさと利用されるパレットとの対応関係を説明するための図である。 この発明の一実施例によるバックライトの明るさ変更時の動作例を表わすフローチャートである。
符号の説明
PL 複数のパレットPL1〜PL3から成る描画制御用配色パレット、
CH 色合い制御データ、
LM 輝度制御データ、
10a 明るさ変更操作子(ノブ)NBを備える明るさ変更操作部、
11a バックライトBLを備えるLCD(液晶ディスプレイ)。

Claims (2)

  1. 画面の明るさの複数段階に夫々対応付けられた複数のパレットを記憶した記憶手段と、
    画面の明るさの変更を指示するための明るさ変更指示手段と、
    前記明るさ変更指示手段により指示された明るさの変更内容を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された明るさの変更内容に応じて画面の明るさを変更する明るさ変更手段と、
    パレット使用モードを設定するためのパレット使用モード設定手段と、
    前記パレット使用モード設定手段によりパレット使用モードが設定された場合に、前記記憶手段から、前記検出手段により検出された明るさの変更内容に応じた段階のパレットを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択されたパレットに従って画面表示の色合い及び輝度を制御する制御手段と
    画面の輝度コントラストを変更するための輝度コントラスト変更手段と、
    輝度制御連動モードを設定するための輝度制御連動モード設定手段と
    を具備し、
    前記制御手段は、前記輝度制御連動モード設定手段により輝度制御連動モードが設定された場合に、前記検出手段により検出された明るさに応じて画面表示の輝度を制御し、前記パレット使用モード及び輝度制御連動モードが設定されていない場合は、前記輝度コントラスト変更手段により変更された輝度コントラストにて画面表示の輝度を制御する
    ことを特徴とするミキサ装置における画面照度調整装置。
  2. 画面の明るさの複数段階に夫々対応付けられた複数のパレットを記憶した記憶手段と、画面の明るさの変更を指示するための明るさ変更指示手段と、パレット使用モードを設定するためのパレット使用モード設定手段と、画面の輝度コントラストを変更するための輝度コントラスト変更手段と、輝度制御連動モードを設定するための輝度制御連動モード設定手段とを具備し、ミキサ装置として機能するコンピュータに、
    前記明るさ変更指示手段により指示された明るさの変更内容を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出された明るさの変更内容に応じて画面の明るさを変更する明るさ変更ステップと、
    前記パレット使用モード設定手段によりパレット使用モードが設定された場合に、前記記憶手段から、前記検出ステップで検出された明るさの変更内容に応じた段階のパレットを選択する選択ステップと、
    前記選択ステップで選択されたパレットに従って画面表示の色合い及び輝度を制御する制御ステップと
    から成り、
    前記制御ステップでは、前記輝度制御連動モード設定手段により輝度制御連動モードが設定された場合に、前記検出ステップで検出された明るさに応じて画面表示の輝度を制御し、前記パレット使用モード及び輝度制御連動モードが設定されていない場合は、前記輝度コントラスト変更手段により変更された輝度コントラストにて画面表示の輝度を制御す
    手順を実行させるミキサ装置における画面照度調整プログラム。
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