JP2007142983A - 映像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のホワイトバランス調整やマージン調整などでは、調整後のフラットパネルディスプレイは表示可能な最大RGB値が下がっており、したがって、その最大輝度や最大コントラスト比も下がってしまっている、という課題がある。
【解決手段】以上の課題を解決するために、本発明は、人間の視覚特性を鑑み、従来は高輝度部分において下げて調整されているRGB信号の出力最大値を、ディスプレイが表示可能な最大値として出力する機能を、例えば調整用のゲイン値やホワイトバランス調整テーブルの切り替え利用によって実現する映像処理装置を提供する。これにより本発明ではホワイトバランスの調整と最大輝度、最大コントラスト比の確保を効率的に両立させることができる。
【選択図】図2
【解決手段】以上の課題を解決するために、本発明は、人間の視覚特性を鑑み、従来は高輝度部分において下げて調整されているRGB信号の出力最大値を、ディスプレイが表示可能な最大値として出力する機能を、例えば調整用のゲイン値やホワイトバランス調整テーブルの切り替え利用によって実現する映像処理装置を提供する。これにより本発明ではホワイトバランスの調整と最大輝度、最大コントラスト比の確保を効率的に両立させることができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、ディスプレイに出力するRGB信号に対しホワイトバランスなどの調整を行う際に効率的に調整することにより、その映像表示において最大輝度および最大コントラスト比を得るための技術に関する。
通常、フラットパネルディスプレイは、そのパネル特性や光源特性のばらつきにより、入力映像信号が同じ白色(例えばRGB値がそれぞれ255)でも「赤味を帯びた白」や「青味を帯びた白」、という具合に色温度の異なった白色を表示してしまう。そこで、フラットパネルディスプレイの製造者は、工場出荷前にサンプルなどの絶対基準に基づいたホワイトバランス調整をディスプレイごとに行い、ディスプレイのパネル特性や光源特性が異なっていても映像信号が同じであれば同じ色温度の白色が表示できるよう調整し出荷している。
図24に示すのは、この従来のホワイトバランス調整の一例について説明するための図である。なお、この図の横軸が入力映像信号の各RGB値であり、縦軸がその入力信号の値に応じてディスプレイに出力されるRGB信号の値である。この図にあるように、従来のホワイトバランス調整では、ゲインによる調整やガンマ補正による調整を行い、入力映像信号に対するRGBそれぞれの出力値を変化させている。これによりディスプレイに出力されるRGB信号の割合が変わり、所望の色温度の白色が表示されるようになる。また、このホワイトバランス調整のための技術として、特許文献1では、2種類のガンマ補正データを用いて簡易調整と詳細調整を切り換えてホワイトバランスの調整を行う技術が開示されている。
特開平11−296149号公報
しかし、従来のホワイトバランス調整をはじめとするフラットパネルディスプレイの各種調整には以下のような課題がある。すなわち、ホワイトバランス調整では、上記のようにディスプレイに出力するR信号、G信号、B信号の割合を変更するため、入力映像信号に対するRGBそれぞれの出力値を変化させる調整を行っている。しかし、デジタルRGB信号の場合、8bitならば256(0−255)、10bitならば1024(0−1023)、という具合にその信号の最大値が決まっている。そのため、上記調整を行う場合は、入力信号の最大値近傍においては、図24に示すように、それぞれの信号の出力値を下げる調整しか行うことができない。つまり、上記調整後のフラットパネルディスプレイは表示可能な最大RGB値が下がっており、したがって、その最大輝度や最大コントラスト比(白の輝度:黒の輝度)も下がってしまっている、という課題である。
また、この調整による最大輝度や最大コントラスト比の低下は、ホワイトバランス調整のみならず、例えば接続機器間で生じる信号の処理可能レンジのばらつきを考慮し設定される入力信号のマージン調整などにおいても同様に発生する課題である。
以上の課題を解決するために、本発明は、人間の視覚特性を鑑みた以下のような機能を備える映像処理装置を提供する。すなわち、人の眼は、低輝度部分(暗い部分)での分解能(色の差などの識別能力)が高い一方、高輝度部分での分解能はそれと比較して低い。つまり、高輝度部分でのホワイトバランスのずれは、低輝度部分でのホワイトバランスのずれと比較して人の目に認識されにくい、といえる。そこで、本発明は、従来は高輝度部分(入力信号値の大きい部分)において下げて調整されているRGB信号の出力最大値(例えばR信号:210、B信号:230)を、ディスプレイが表示可能な最大値(例えばR信号:255、B信号:255)として出力する機能を以下の構成により実現する4種類の映像処理装置を提供する。
第一の本発明は、工場出荷時のホワイトバランス調整などとは別にユーザーが任意に設定するコントラスト調整(輝度信号のダイナミックレンジ調整)とホワイトバランス調整とを連動させ、輝度のダイナミックレンジが100%である場合にRGB信号の出力最大値を、ディスプレイが表示可能な最大値として出力する映像処理装置である。具体的には、映像信号を取得する映像信号取得部と、ユーザーからのコントラスト調整値を入力するためのコントラスト調整値入力部と、入力されるコントラスト調整値が最大値か判断する判断部と、その判断結果が最大値であるとの判断結果である場合に、取得した映像信号に応じてディスプレイ装置に出力可能なRGB信号の最大値をディスプレイ装置が表現可能な最大値とする第一ホワイトバランス調整部と、である映像処理装置である。
また、第二の本発明は、調整テーブルを利用してホワイトバランス調整を行う映像処理装置であって、そのホワイトバランス調整テーブルが、取得した映像信号が最大値近傍である場合に、ディスプレイ装置に出力するRGB信号の最大値をディスプレイ装置が表現可能な最大近傍値とするような調整テーブルである映像処理装置である。
また、第三の本発明は、2種類以上のホワイトバランス調整用テーブルを用意し、ディスプレイに表示するために取得した映像信号の値が最大値近傍であるか判断し、通常時は、第一ホワイトバランス調整テーブルを利用してホワイトバランスを調整する一方、その判断結果が最大値近傍であるとの判断結果である場合に、ホワイトバランス調整テーブルをディスプレイ装置が表現可能な最大値近傍のRGB信号を出力可能とする第二ホワイトバランス調整テーブルを利用する映像処理装置である。
また、第四の本発明は、第一の本発明同様ユーザーが任意に設定するコントラスト調整とホワイトバランス調整とを連動させ、ユーザーの設定するコントラスト調整値に応じて異なる調整関数を利用して、ディスプレイ装置に出力するRGB信号の最大値をディスプレイ装置が表現可能な最大近傍値とするホワイトバランス調整を行う映像処理装置である。
また、上記4種類の構成をとる映像処理装置において、その映像信号の出力先が液晶パネルディスプレイ装置である場合に、所定の条件下で液晶パネルの光源となるバックライトの輝度も最大となるよう制御する制御信号を出力する機能をさらに備えた映像処理装置も提供する。
以上のような構成をとり上記のようにRGB信号の出力割合を変更することで、本発明はディスプレイが本来有する最大輝度、最大コントラスト比を得ることができる。また、このRGB信号の出力割合変更によって高輝度部分においてホワイトバランスなどがずれても、上記人間の視覚特性からそのずれには比較的気づかれにくいので、本発明ではホワイトバランスの調整と最大輝度、最大コントラスト比の確保を効率的に両立させることができる。
以下に、図を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
なお、実施例1は、主に請求項1、2,3、10について説明する。また、実施例2は、主に請求項4、11について説明する。また、実施例3は、主に請求項5、12について説明する。また、実施例4は、主に請求項6、13について説明する。また、実施例5は、主に請求項7,8,9、14,15,16について説明する。
≪実施例1≫
<実施例1の概要>
図1に示すのは、本実施例の映像処理装置における概要の一例を説明するための図である。なお、本実施例は、工場出荷時のホワイトバランス調整などとは別にユーザーが任意に設定するコントラスト調整(入力映像信号の輝度値のダイナミックレンジ調整)とホワイトバランス調整とを連動させた映像処理装置である。
<実施例1の概要>
図1に示すのは、本実施例の映像処理装置における概要の一例を説明するための図である。なお、本実施例は、工場出荷時のホワイトバランス調整などとは別にユーザーが任意に設定するコントラスト調整(入力映像信号の輝度値のダイナミックレンジ調整)とホワイトバランス調整とを連動させた映像処理装置である。
通常ディスプレイ装置にはユーザーによるコントラスト調整値設定が可能であり、そのコントラスト調整値設定によって入力映像信号の輝度値のダイナミックレンジの調整が行われる。すなわち、入力映像信号の輝度値が最大値の255であっても240という具合にその値を調整する機能である。したがって、このコントラスト調整値が最大値でない場合、ディスプレイに表示される輝度値も最大とはならないので、ユーザーは、ディスプレイの最大輝度や最大コントラスト比を満たした映像表示を望んでいない、と想定することができる。
そこで本実施例の映像処理装置は、ユーザーがコントラスト調整値を最高値以外に設定している場合には、入力映像信号に対して図24に示すような通常通りのホワイトバランス調整を行う。一方コントラスト調整値を最大値に設定した場合には、ユーザーは、ディスプレイの最大輝度や最大コントラスト比を満たした映像表示を望んでいる、と想定し、ホワイトバランス調整などで下げて調整されているRGB信号のディスプレイへの最大出力値を、図1に示すようにディスプレイに表示可能な最大値(図に示す例では、それぞれ255)に変更する機能を備えている、という具合である。そして、それにより、人間の視覚特性からホワイトバランスの調整のずれを認識しにくくした上で、ディスプレイの最大輝度、最大コントラスト比を確保することができる。
<実施例1の機能的構成>
図2に示すのは、本実施例の映像処理装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「映像処理装置」(0200)は、「映像信号取得部」(0201)と、「コントラスト調整値入力部」(0202)と、「判断部」(0203)と、「第一ホワイトバランス調整部」(0204)と、を有する。
図2に示すのは、本実施例の映像処理装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「映像処理装置」(0200)は、「映像信号取得部」(0201)と、「コントラスト調整値入力部」(0202)と、「判断部」(0203)と、「第一ホワイトバランス調整部」(0204)と、を有する。
なお、以下に記載する本装置の機能ブロックは、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの両方として実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPUや主メモリ、バス、あるいはハードディスクや不揮発性(フラッシュ)メモリなどの記憶装置、CD−ROMやDVD−ROMなどの記憶メディア、それらメディアの読取ドライブ、各種通信や印刷機器用の送受信ポート、その他の周辺装置などのハードウェア構成部や、それらハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラム、情報入力に利用されるインターフェースなどが挙げられる。これらハードウェアやソフトウェアは、メモリ上に展開したプログラムをCPUで順次演算処理したり、メモリやハードディスク上に保持されているデータや、インターフェースを介して入力されたデータなどを加工、蓄積、出力処理したり、あるいは各ハードウェア構成部の制御を行ったりするために利用される。
また、この発明は装置として実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、このような発明の一部をソフトウェアとして構成することができる。さらに、そのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品、及び同製品を記録媒体に固定した記録媒体も、当然にこの発明の技術的な範囲に含まれる(本明細書の全体を通じて同様である)。
「映像信号取得部」(0201)は、映像信号を取得する機能を有する。「映像信号」とは、ディスプレイ上に映像を表示するための信号であり、三原色信号であるRGB信号のほか、輝度信号と色差信号(例えばYCbCr信号、YPbPr信号、YUV信号、YCC信号、YIQ信号など)が挙げられる。なお、色差信号は、例えば「Cb=B−Y」、「Cr=R−Y」という具合に、所定の色信号と輝度信号の差分で表される信号であり、ディスプレイに映像を表示する際には所定の変換式などに基づいてRGB値に変換することができる。
そして、例えば液晶ディスプレイの場合、これら映像信号で示されるRGB値に相当する電圧が各画素のRGBに対応する液晶シャッターに加えられ、そのシャッターの光透過率を変更する。それによりR,G,Bのそれぞれの色がそれぞれの透過率に応じた割合で混合され所望の色が表示される、という具合である。しかし、既に説明したように、通常その電圧に応じた変更透過率はパネル製品ごとに若干の差があり、また、光源となるバックライトの品質によってもその表示色が変わってしまう。そこで、後述するホワイトバランス調整部において、図24に示すようにこの映像信号取得部で取得した映像信号で示されるRGB値に応じてディスプレイの液晶シャッターに加えられる電圧の値(すなわちディスプレイに対して出力するRGB値)を調整することで、製造パネルやバックライトごとに生じるその表示色の差を無くしている。
しかし、それでは前述のように最大輝度や最大コントラスト比が下がってしまうので、本実施例では、次に説明するコントラスト調整値に応じて、そのホワイトバランス調整の調整内容を切り換えることを特徴としている。
「コントラスト調整値入力部」(0202)は、ユーザーからのコントラスト調整値を入力するための機能を有する。「コントラスト調整値」とは、工場出荷時のホワイトバランス調整などとは別にユーザーが任意に設定する調整値であって、取得した映像信号で示される入力値の輝度を調整するための値をいう。つまり「コントラスト調整」とは、映像信号に含まれる輝度信号のダイナミックレンジを調整することで、映像の濃淡の幅を調整する機能である。そのため、通常の設定(コントラスト調整値が最大値ではない設定)においては、輝度(映像信号)のダイナミックレンジは最大時の所定%のレンジに制限されていることになる。
図3に示すのは、このコントラスト調整値入力部について説明するためのインターフェース画面の一例を表す図である。また図4に示すのは、この入力されたコントラスト調整値に応じた輝度信号のダイナミックレンジの一例を説明するための図である。この図3にあるように、例えば液晶ディスプレイのユーザー設定(0301)におけるメニューの一つに「コントラスト調整」という項目がある。ユーザーは、リモコン装置(0302)や、機器パネルなどの入力デバイスを操作してこのコントラスト調整値を任意に変更することができる。
ここで、例えばコントラスト調整値の最大値を40として、ユーザーが32(80%)という値を入力した。すると、図4に示すように取得した映像信号の(YC伸張後などの)輝度値(Y)が最大値の例えば255であっても、その値は80%の「204」に調整される。つまり、コントラスト調整値が最大値(例えば40)のとき以外では、ディスプレイに表示される映像の輝度値も最大値を取ることがないので、したがってこのようなコントラスト調整値を設定するユーザーは、ディスプレイの最大輝度や最大コントラスト比を満たした映像表示を望んでいない、と想定することができる。
一方、コントラスト調整値が最大値である例えば40(100%)である場合、取得した映像信号の輝度値が最大値の255であれば、その値も「255」のまま処理されることになる。そして、このようにコントラスト調整値を最大値に設定するユーザーは、ディスプレイの最大輝度や最大コントラスト比を満たした映像表示を望んでいる、と想定することができる。しかし、コントラスト調整値を最大値としても、図24に示すようなホワイトバランス調整によって、RGB値はそれぞれ「210(82%)」,「255(100%)」,「230(89.8%)」となり、ホワイトバランス調整後の白輝度は「W2=R×82%+G×100%+B×89.8%」となる。したがって、本来ディスプレイで表示可能な(ホワイトバランス調整前の)白輝度「W2=R×100%+G×100%+B×100%」と比較して白輝度が下がってしまっていることが分かる。
そこで本実施例では、このコントラスト調整値入力部で入力されたコントラスト調整値が最大値である場合に、ユーザーがディスプレイの最大輝度や最大コントラスト比を満たした映像表示を望んでいる、と想定し、ホワイトバランス調整部におけるホワイトバランス調整をディスプレイの表示可能最大値とする処理を行うことを特徴とする。
「判断部」(0203)は、コントラスト調整値入力部(0202)へ入力されるコントラスト調整値が最大値か判断する機能を有する。上記のように、本実施例の映像処理装置は、コントラスト調整値が最大値である場合に、そのホワイトバランス調整の調整パラメータなどを変更することを特徴としている。
そこでこの判断部において、具体的には、例えばリモコン装置などを利用して入力されたコントラスト調整値を、インターフェースを介して取得し、主メモリの所定アドレスに格納する。そして、フラッシュメモリなどに予め保持されているコントラスト調整値の最大値を示す数値が主メモリに読み出さる。そして、この読み出された最大値と上記所定のアドレスに格納されているコントラスト調整値との比較演算処理がCPUにて行われ、入力されたコントラスト調整値が最大値か判断する。そして最大値であると判断された場合には、ディスプレイが本来有している最大輝度や最大コントラスト比を得ることができるようなホワイトバランスの調整を行う、という具合である。
「ホワイトバランス調整部」(0204)は、判断部(0203)での判断結果が最大値であるとの判断結果である場合に、取得した映像信号に応じてディスプレイ装置に出力可能なRGB信号の最大値をディスプレイ装置が表現可能な最大値とする機能を有する。
「ディスプレイ装置」とは、映像信号取得部で取得した映像信号をデジタルRGB信号として処理するディスプレイ装置であり、例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)ディスプレイ、などが挙げられる。「ディスプレイ装置に出力可能なRGBの最大値」とは、ホワイトバランス調整などの結果として、ディスプレイに対する出力最大値として設定された値をいい、図24では、例えばR値における「210」や、B値における「230」等が挙げられる。また、「ディスプレイ装置が表現可能なRGBの最大値」とは、例えば図24でのRGBそれぞれの本来の最大値「255」という値である。もちろん、最大値255とは、デジタルRGB値が8bitのデータである場合であり、例えば10bitのデータであればその表現可能な最大値は「1023」となる。
なお、「取得した映像信号に応じて」とは、取得した映像信号で示されるRGB値が最大値を示す場合に、という意味合いである。そして、このように取得した映像信号で示されるRGB値が例えば(255,255,255)の最大値である場合に、ディスプレイ装置に対する出力値をホワイトバランス調整を行った(210,255,230)ではなく(255,255,255)というディスプレイ装置に出力可能なRGBの最大値とすることで、ディスプレイの最大輝度や最大コントラスト比を満たした映像表示を行うことができる(もちろん全てが最大値である必要はなく、R値,G値,B値のいずれか一以上の値が最大値である場合であっても良い)。そして、このディスプレイ装置に出力可能なRGB信号の最大値をディスプレイ装置が表現可能な最大値とするための方法としては、例えばホワイトバランス調整をRGBゲインの調整によって実行する場合での以下のような方法と、調整テーブルを利用することによって実行する場合での以下のような方法が挙げられる。
(RGBゲイン調整の場合の実施例) RGBゲイン調整とは、入力映像信号で示されるRGB値それぞれに対して、所定の係数をかけることで出力値を算出する調整方法であり、図24の上図に示すようなホワイトバランス調整である。例えばRのゲインが「0.90倍とする設定値」であれば、Rの入力値100に対してディスプレイへの出力値は90、Rの入力値255に対してディスプレイへの出力値は230となる。また、Bのゲインが「0.82倍とする設定値」であれば、Bの入力値100に対してディスプレイへの出力値は82、Bの入力値255に対してディスプレイへの出力値は210となる。
そしてホワイトバランス調整部において、このRGBそれぞれのゲイン値を調整することでホワイトバランス調整を行う場合、本実施例ではそのゲイン値をRGBそれぞれ「1.0倍とする設定値」とすることで、例えば最大値の入力信号「255」に対し、ディスプレイで表現可能な出力値「255」とすることができる、という具合である。
(実施例1の機能的構成例:RGBゲイン調整の場合) 図5に示すのは、このRGBゲイン調整を行う場合の映像処理装置における機能ブロックの一例を示す図である。この図にあるように、この「映像処理装置」(0500)は、「映像信号取得部」(0501)と、「コントラスト調整値入力部」(0502)と、「判断部」(0503)と、「第一ホワイトバランス調整部」(0504)と、を有する。なお、これらの構成要件は上記記載済みであるのでその説明は省略する。そして、RGBゲイン調整を行う場合の映像処理装置は、その「ホワイトバランス調整部」(0504)が、「ゲイン調整手段」(0505)と、「ゲイン切換手段」(0506)と、を有している。
「ゲイン調整手段」(0505)は、ゲイン値によってホワイトバランス調整を行う機能を有する。ゲイン値とは、上記のようにR,G,B値それぞれに対して設定された入力値に対する係数をいう。そして、このゲイン値を例えば(R,G,B)=(0.90、1.0、0.82)するという具合に設定することで、入力値に対する出力値を変えることができる。そして、このようにして出力RGBの混合比率を変えることで、ホワイトバランスを調整する、という具合である。
「ゲイン切換手段」(0506)は、前記判断結果が最大値であるとの判断結果である場合には、ゲイン値を前記RGB信号の最大値を得るためのゲイン値に切り換える機能を有する。このようにゲイン値を切り換えることで、例えば最大値の入力信号「255」に対し、ディスプレイで表現可能な出力値「255」とすることができる。なお、このゲイン値は、例えばフラッシュメモリに保持されており、RGBプロセッサなどによるRGB値への演算処理に際してメモリに読み出され演算処理に利用されると良い。そして、判断部での判断結果に応じて、その読み出し利用するゲイン値を前記RGB信号の最大値を得るためのゲイン値か、それ以外か、と選択することで実現することができる。
(調整テーブルを利用する場合の実施例) 調整テーブルを利用する調整とは、映像信号の入出力比の傾きが入力値に応じて必ずしも一定ではなく、RGBそれぞれの入力値に対して独立して設定されている調整方法であって、図24の下図に示すようなホワイトバランス調整が行われる。そして、ホワイトバランス調整部において、この入力値に対する独立の調整値をテーブル化した調整テーブルを利用してホワイトバランス調整を行う場合、本実施例ではその調整テーブルをホワイトバランス調整用の調整テーブルから、例えば入力値「255」に対しては出力値「255」とするような調整テーブルに切り換えて調整を行うことで、最大値の入力信号「255」に対し、ディスプレイで表現可能な出力値「255」とすることができる、という具合である。
(実施例1の機能的構成:調整テーブルを利用する場合) 図6に示すのは、この調整テーブルを利用する場合の映像処理装置における機能ブロックの一例を示す図である。この図にあるように、この「映像処理装置」(0600)は、「映像信号取得部」(0601)と、「コントラスト調整値入力部」(0602)と、「判断部」(0603)と、「第一ホワイトバランス調整部」(0604)と、を有する。なお、これらの構成要件は上記記載済みであるのでその説明は省略する。そして、調整テーブルを利用する場合の映像処理装置は、その「ホワイトバランス調整部」(0604)が、「ホワイトバランス調整テーブル利用手段」(0605)と、「ホワイトバランス調整テーブル切換手段」(0606)と、を有している。
「ホワイトバランス調整テーブル利用手段」(0605)は、ホワイトバランス調整テーブルによってホワイトバランス調整を行う機能を有する。「ホワイトバランス調整テーブル」とは、ホワイトバランスの調整において、RGBそれぞれの入力値ごとに調整出力値を設定した、例えば図7に示すようなテーブルである。この図にあるように、例えばRの入力値が255であれば、その出力値は210となる、という具合の調整方法である。
「ホワイトバランス調整テーブル切換手段」(0606)は、前記判断結果が最大値であるとの判断結果である場合には、ホワイトバランス調整テーブルを通常用テーブルからホワイトバランス未調整テーブルに切り換える機能を有する。「ホワイトバランス未調整テーブル」とは、入力値とその出力値とが同一である(調整を行わない)調整テーブルであり、例えば図8に示すような調整テーブルが挙げられる。この図に示すようなホワイトバランス未調整テーブルによって、最大値の入力信号「255」に対し、ディスプレイで表現可能な出力値「255」とすることができる、という具合である。もちろん、この「ホワイトバランス未調整テーブルを利用したホワイトバランスの調整処理」は、「ホワイトバランス調整処理の未実施」によっても行うことができる。
なお、このホワイトバランス調整部は、判断部(0203)での判断結果が最大値ではないとの判断結果である場合、図24に示すような通常のRGBゲインによる調整やガンマ補正による調整を行う。また、本発明の映像処理装置はホワイトバランス調整を行いディスプレイに対してRGB信号を出力する映像処理装置であるが、それ以外にも、機器ごとに異なる信号の処理可能レンジの差を考慮して設定されるマージン調整などによるRGB信号の調整値も、上記ホワイトバランス調整による調整値と同様にしてディスプレイの表示可能な最大値に変更する構成を備えていても良い。
<実施例1のハードウェア的構成>
図9に示すのは、本実施例の映像処理装置におけるハードウェア構成の一例を表す概略図である。この図を利用して本実施例のホワイトバランス調整処理におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、映像処理装置は、判断部および第一ホワイトバランス調整部である「CPU(中央演算装置)」(0901)と、「RGBプロセッサ」(0902)と、「メインメモリ」(0903)と、「フラッシュメモリ(外部記憶装置)」(0904)と、を備えている。また映像信号取得部である「チューナユニット」(0905)や「ビデオ入力ユニット」(0906)を備え、また、コントラスト調整値入力部である「インターフェース」(0907)も備えている。また、映像を表示するための「ビデオチップ」(0908)や「ビデオメモリ」(0909)、「LCDパネル」(0910)も備えている。そしてそれらが「システムバス」などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
図9に示すのは、本実施例の映像処理装置におけるハードウェア構成の一例を表す概略図である。この図を利用して本実施例のホワイトバランス調整処理におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、映像処理装置は、判断部および第一ホワイトバランス調整部である「CPU(中央演算装置)」(0901)と、「RGBプロセッサ」(0902)と、「メインメモリ」(0903)と、「フラッシュメモリ(外部記憶装置)」(0904)と、を備えている。また映像信号取得部である「チューナユニット」(0905)や「ビデオ入力ユニット」(0906)を備え、また、コントラスト調整値入力部である「インターフェース」(0907)も備えている。また、映像を表示するための「ビデオチップ」(0908)や「ビデオメモリ」(0909)、「LCDパネル」(0910)も備えている。そしてそれらが「システムバス」などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
また、「メインメモリ」や「フラッシュメモリ」にはそれぞれ複数のアドレスが割り当てられており、「CPU」で実行されるプログラムは、そのアドレスを特定しそこに格納されているデータにアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。
また、その他にもチューナユニットなどにて取得した映像信号がアナログ映像信号である場合にデジタル映像信号に変換する「A/D(アナログ/デジタル)コンバータ」や、規格によって表示階調の異なる映像信号の階調を揃えるためのYC伸張処理を行う「YC伸張回路」や、あるいは「3DYC分離回路」、「ノイズリデューサー」などの画質向上回路を備えていても構わない。
(コントラスト調整値判断処理) ここで、まず、ユーザーにより入力されたコントラスト調整値が最大値か否かの判断処理が行われる。そのために、まずリモコン装置などでユーザーから入力されたコントラスト調整値が赤外線受光ユニットなどのインターフェースを介して取得され、メインメモリの所定アドレスに格納される。そして、この取得したコントラスト調整値が最大値であるか否かを判断するため、フラッシュメモリに保持されている調整値最大値を示す数値、例えば「40」が読み出され、メインメモリのまた別のアドレスに格納される。つづいてCPUの演算処理により、それぞれのアドレスに格納されている数値が同一か否かの判断処理が行われ、同一である場合は「ユーザーの入力したコントラスト調整値が最大値である」と判断する。そして、この判断結果が返された場合は、ホワイトバランス調整において、フラッシュメモリに保持されている図8に示すような調整テーブル1(ホワイトバランス未調整テーブル)を利用するようプログラムにより定められている。また、同一でない場合は「ユーザーの入力したコントラスト調整値が最大値でない」と判断し、そのホワイトバランス調整においてはフラッシュメモリに保持されている図7に示すような通常の調整テーブル2を利用する。
(ホワイトバランス調整処理) その後、チューナユニットやビデオ入力ユニットなどでYCbCrやYIQなどの色差信号で示される映像信号が取得されると、ホワイトバランス調整処理が行われLCDパネルにて映像が表示されるが、そのホワイトバランス処理は以下のようにして行われる。まず、映像信号が取得されると、RGBプロセッサの処理により輝度信号及び色差信号のRGB信号への変換処理が行われる。具体的にはY,Cb,CrやY,I,Qなどそれぞれの輝度信号及び色差信号値から予め定められている変換式などを利用したマトリクス変換によりRGBプロセッサの演算処理によりR値、G値、B値を算出する。そして、ホワイトバランス調整を行うためにその算出されたRGB値をメインメモリの所定アドレスX1に格納する(もちろん、これは一画素レベルの処理であり、フレーム全体を構成する全ての画素において同様のRGB変換処理および算出されたRGB値のメインメモリへの格納が行われる)。
ここで、上記ユーザーの入力設定したコントラスト調整値の判断処理の判断結果が「コントラスト調整値が最大値である」場合、図8に示すような調整テーブル1を利用する。したがって、CPUは、メインメモリのX1に格納された例えば(255,255,255)という映像信号に対するホワイトバランス調整処理のため、図8に示す調整テーブルを参照してホワイトバランス調整後のRGB信号(255,255,255)を算出しメインメモリのアドレスY1に格納する。そして、フレームを構成する他の画素に対しても同様に調整テーブル1を利用したホワイトバランス調整を行い、そのRGB値をビデオメモリに転送する。そして、ビデオチップの制御により、そのビデオメモリに描画されたRGB値に基づいてD/A変換された電圧がLCDパネルの液晶シャッターに加えられ、映像が表示される、という具合である。そして、その映像は上記のようにディスプレイ装置が表現可能な最大値が表示されることが可能なので、本実施例によって最大輝度や最大コントラスト値を確保することができる。
また、上記処理過程においては、取得した映像信号がアナログ映像信号であれば「A/Dコンバータ」によるA/D変換処理が行われても良いし、また「YC伸張回路」にてYC伸張処理が実行されても良い。そして、このA/D変換処理やYC伸張処理において、処理後のRGB値に適宜ゲインを加えることで、出力するRGB値をディスプレイ装置が表現可能な最大値となるようにしても構わない。例えば、通常のYCbCr−RGB変換式
R=Y+1.402×Cr
G=Y−0.344×Cb−0.714×Cr
B=Y+1.772×Cb
のそれぞれの算出RGB値に対してゲインとなる1以上の係数kをかけることで出力するRGB値をディスプレイ装置が表現可能な最大値とする方法などが挙げられる。
R=Y+1.402×Cr
G=Y−0.344×Cb−0.714×Cr
B=Y+1.772×Cb
のそれぞれの算出RGB値に対してゲインとなる1以上の係数kをかけることで出力するRGB値をディスプレイ装置が表現可能な最大値とする方法などが挙げられる。
<実施例1の処理の流れ>
図10に示すのは、本実施例の映像処理装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、映像信号を取得する(ステップS1001)。また、ユーザーの入力したコントラスト調整値を取得し(ステップS1002)、そのコントラスト調整値が最大値であるかを判断する(ステップS1003)。
図10に示すのは、本実施例の映像処理装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、映像信号を取得する(ステップS1001)。また、ユーザーの入力したコントラスト調整値を取得し(ステップS1002)、そのコントラスト調整値が最大値であるかを判断する(ステップS1003)。
そして、その判断の結果が「コントラスト調整値が最大値である」との判断結果である場合には、取得した映像信号に応じてディスプレイ装置に出力可能なRGB信号の最大値をディスプレイが表現可能な最大値として調整する(ステップS1004)。一方、判断結果が「コントラスト調整値が最大値ではない」との判断結果である場合には、通常のホワイトバランス調整を行う。
<実施例1の効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例の映像処理装置によって、ユーザーの入力したコントラスト調整値が最大値である場合に、ディスプレイ装置に出力可能なRGB信号の最大値をディスプレイが表現可能な最大値として出力することができる。つまり、コントラスト調整値によってユーザーがディスプレイの最大輝度や最大コントラスト比を満たした映像表示を望んでいる、と想定される場合に、ディスプレイ装置が本来有する最大輝度や最大コントラスト比を確保することができる。
以上のように、本実施例の映像処理装置によって、ユーザーの入力したコントラスト調整値が最大値である場合に、ディスプレイ装置に出力可能なRGB信号の最大値をディスプレイが表現可能な最大値として出力することができる。つまり、コントラスト調整値によってユーザーがディスプレイの最大輝度や最大コントラスト比を満たした映像表示を望んでいる、と想定される場合に、ディスプレイ装置が本来有する最大輝度や最大コントラスト比を確保することができる。
また、このように最大輝度や最大コントラスト比を確保するために高輝度部分において多少ホワイトバランスをくずしても、人間の視覚特性からそのずれを認識しにくいので、所定の映像クオリティを保つことができる。
≪実施例2≫
<実施例2の概要>
本実施例も、実施例1同様に、RGB信号のディスプレイへの最大出力値を、ディスプレイに表示可能な最大値とする機能を備えている。そして、その相違点は、ユーザーの入力するコントラスト調整値によってホワイトバランスの調整方法を切り換えるのではなく、予め高輝度部分における調整出力値をディスプレイ装置が表現可能な最大近傍値とするホワイトバランス調整テーブルを利用する点である。
<実施例2の概要>
本実施例も、実施例1同様に、RGB信号のディスプレイへの最大出力値を、ディスプレイに表示可能な最大値とする機能を備えている。そして、その相違点は、ユーザーの入力するコントラスト調整値によってホワイトバランスの調整方法を切り換えるのではなく、予め高輝度部分における調整出力値をディスプレイ装置が表現可能な最大近傍値とするホワイトバランス調整テーブルを利用する点である。
図11に示すのは、本実施例の映像処理装置でのホワイトバランス調整処理の一例を説明するための図である。この図にあるように、本実施例では入力映像信号(横軸)の輝度値が低い場合には、通常のホワイトバランス調整(例えば図24の下段図)と同様の出力値となるようなホワイトバランス調整を行う。しかし、入力映像信号の輝度値が高い場合には、図24の下段図とは異なりRGBの出力値が最大値(ここでは255)になるように調整する、という具合である。
<実施例2の機能的構成>
図12に示すのは、本実施例の映像処理装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「映像処理装置」(1200)は、「映像信号取得部」(1201)と、「第二ホワイトバランス調整部」(1202)と、を有する。
図12に示すのは、本実施例の映像処理装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「映像処理装置」(1200)は、「映像信号取得部」(1201)と、「第二ホワイトバランス調整部」(1202)と、を有する。
「映像信号取得部」(1201)は、映像信号を取得する機能を有し、その詳細は実施例1の「映像信号取得部」と同様である。
「第二ホワイトバランス調整部」(1202)は、取得した映像信号が最大値近傍である場合に、ディスプレイ装置に出力するRGB信号の最大値をディスプレイ装置が表現可能な最大近傍値とするホワイトバランス調整テーブルを利用することでホワイトバランス調整を行う機能を有する。なお、最大値近傍とは最大値そのものも含む概念である。
図13に示すのは、この第二ホワイトバランス調整部でのホワイトバランス調整に利用されるホワイトバランス調整テーブルの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例では、取得した映像信号のRGB値が「253」までは、図7で示す従来のホワイトバランス調整に利用される調整テーブルと同様の調整値を出力する。しかし、入力映像信号が最大値近傍、ここでは254、255においては、その出力値はホワイトバランス調整により「210」や「230」という具合の下げられた出力値ではなく、「ディスプレイ装置が表現可能な最大近傍値」である、ここでは「233」や「241」、「255」となることを特徴とする。また、映像信号がテーブルで示される数値の間である場合などは、その2点間の値を直線で結んだ補間値を利用して調整すると良い。これにより、RGB信号のディスプレイへの最大出力値を、ディスプレイに表示可能な最大値とすることができる。
<実施例2の処理の流れ>
図14に示すのは、本実施例の映像処理装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、映像信号を取得する(ステップS1401)。そして、取得した映像信号が最大値近傍である場合に、ディスプレイ装置に出力するRGB信号の最大値をディスプレイ装置が表現可能な最大近傍値とするホワイトバランス調整テーブルを利用してホワイトバランス調整を行う(ステップS1402)。
図14に示すのは、本実施例の映像処理装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、映像信号を取得する(ステップS1401)。そして、取得した映像信号が最大値近傍である場合に、ディスプレイ装置に出力するRGB信号の最大値をディスプレイ装置が表現可能な最大近傍値とするホワイトバランス調整テーブルを利用してホワイトバランス調整を行う(ステップS1402)。
<実施例2の効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例の映像処理装置によって、ディスプレイ装置に出力可能なRGB信号の最大値をディスプレイが表現可能な最大値として出力することができる。したがって本実施例の映像処理装置によっても、人間の視覚特性からホワイトバランスのずれを認識しにくい高輝度部分のRGB出力値を調整することで、ディスプレイ装置が本来有する最大輝度や最大コントラスト比を確保することができる。
以上のように、本実施例の映像処理装置によって、ディスプレイ装置に出力可能なRGB信号の最大値をディスプレイが表現可能な最大値として出力することができる。したがって本実施例の映像処理装置によっても、人間の視覚特性からホワイトバランスのずれを認識しにくい高輝度部分のRGB出力値を調整することで、ディスプレイ装置が本来有する最大輝度や最大コントラスト比を確保することができる。
≪実施例3≫
<実施例3の概要>
本実施例も、実施例1や2同様に、RGB信号のディスプレイへの最大出力値を、ディスプレイに表示可能な最大値とする機能を備えている。そして、その相違点は、映像信号取得部で取得した映像信号の中に最大値近傍である映像信号が含まれているか否か、に基づいて、高輝度部分における調整出力値をディスプレイ装置が表現可能な最大近傍値とするホワイトバランス調整テーブルに切り換えて利用する点である。つまり本実施例では、全体が暗い映像や、明るい映像でも最大に近い輝度を必要としないフレームで構成される映像などの場合は通常のホワイトバランス調整を行う図7のような調整テーブルを利用する。しかし一点でも最大に近い輝度となる画素がフレーム内に含まれている場合には、図8や図12に示すような調整テーブルの利用に切り換えてホワイトバランスの調整を行う、という具合である。
<実施例3の概要>
本実施例も、実施例1や2同様に、RGB信号のディスプレイへの最大出力値を、ディスプレイに表示可能な最大値とする機能を備えている。そして、その相違点は、映像信号取得部で取得した映像信号の中に最大値近傍である映像信号が含まれているか否か、に基づいて、高輝度部分における調整出力値をディスプレイ装置が表現可能な最大近傍値とするホワイトバランス調整テーブルに切り換えて利用する点である。つまり本実施例では、全体が暗い映像や、明るい映像でも最大に近い輝度を必要としないフレームで構成される映像などの場合は通常のホワイトバランス調整を行う図7のような調整テーブルを利用する。しかし一点でも最大に近い輝度となる画素がフレーム内に含まれている場合には、図8や図12に示すような調整テーブルの利用に切り換えてホワイトバランスの調整を行う、という具合である。
<実施例3の機能的構成>
図15に示すのは、本実施例の映像処理装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「映像処理装置」(1500)は、「映像信号取得部」(1501)と、「最大値近傍判断部」(1502)と、「第三ホワイトバランス調整部」(1503)と、を有する。
図15に示すのは、本実施例の映像処理装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「映像処理装置」(1500)は、「映像信号取得部」(1501)と、「最大値近傍判断部」(1502)と、「第三ホワイトバランス調整部」(1503)と、を有する。
「映像信号取得部」(1501)は、映像信号を取得する機能を有し、その詳細は実施例1の「映像信号取得部」と同様である。
「最大値近傍判断部」(1502)は、取得した映像信号が最大値近傍であるか判断する機能を有する。上記のように、本実施例の映像処理装置は、取得した映像信号内に最大値近傍となる映像信号が含まれている場合に、そのホワイトバランス調整の調整パラメータなどを変更することを特徴としている。
そこでこの最大値近傍判断部において、具体的には、チューナユニットなどで取得しRGBプロセッサでRGB値に変換された映像信号の値を、メインメモリの所定アドレスに格納する。そして、フラッシュメモリなどに予め保持されている映像信号の最大値近傍を示す閾値をメインメモリに読み出す。そして、この読み出された閾値と上記所定のアドレスに格納されている映像信号との大小比較演算処理がCPUにて行われ、取得した映像信号に最大値近傍となる映像信号が含まれているか判断する。そして最大値の映像信号が含まれていると判断された場合には、ディスプレイが本来有している最大輝度や最大コントラスト比を得ることができるようなホワイトバランスの調整を行うための調整テーブルの利用に切り換える、という具合である。なお、この最大値近傍の判断は、RGB全ての値が閾値以上であるか否かの判断でも良いし、RGBのいずれか一が閾値以上であるか否かの判断であっても良い。あるいはRGB値に変換する前の輝度値(Y)などが閾値以上であるかの判断であっても良い。
「第三ホワイトバランス調整部」(1503)は、通常時は、第一ホワイトバランス調整テーブルを利用してホワイトバランスを調整するとともに、前記判断結果が最大値近傍であるとの判断結果である場合に第二ホワイトバランス調整テーブルを利用してホワイトバランスを調整する機能を有する。「第一ホワイトバランス調整テーブル」とは、従来のホワイトバランス調整に利用される調整テーブルであり、「第二ホワイトバランス調整テーブル」とは、その取得した最大値近傍の映像信号をディスプレイ装置が表現可能な最大値近傍のRGB信号を出力可能とするよう調整するためのホワイトバランス調整テーブルである。
図16に示すのは、上段が第一ホワイトバランス調整テーブルであり、下段が第二ホワイトバランス調整テーブルである。この図にあるように、例えば映像信号の輝度値に応じてホワイトバランスのテーブルを切り換えるようにする。つまり、取得した映像信号中に例えば(255,255,255)が含まれていれば、第二ホワイトバランス調整テーブルを利用する。これにより、RGB信号のディスプレイへの最大出力値を、ディスプレイに表示可能な最大値とすることができる。なお、この第二ホワイトバランス調整テーブルの適用範囲は、その最大近傍値を含む映像信号のみでも良いし、その映像信号が含まれるフレームであっても良い。あるいは、映像全体であっても良い。
<実施例3のハードウェア的構成>
図17に示すのは、本実施例の映像処理装置におけるハードウェア構成の一例を表す概略図である。この図を利用して本実施例のホワイトバランス調整処理におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、映像処理装置は、最大値近傍判断部および第三ホワイトバランス調整部である「CPU」(1701)と、「RGBプロセッサ」(1702)と、「メインメモリ」(1703)と、「フラッシュメモリ」(1704)と、を備えている。また映像信号取得部である「チューナユニット」(1705)や「ビデオ入力ユニット」(1706)も備えている。また、映像を表示するための「ビデオチップ」(1707)や「ビデオメモリ」(1708)、「LCDパネル」(1709)も備えている。そしてそれらが「システムバス」などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。また、その他にも映像「A/Dコンバータ」や、「YC伸張回路」、あるいは「3DYC分離回路」、「ノイズリデューサー」などを備えていても構わない。
図17に示すのは、本実施例の映像処理装置におけるハードウェア構成の一例を表す概略図である。この図を利用して本実施例のホワイトバランス調整処理におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、映像処理装置は、最大値近傍判断部および第三ホワイトバランス調整部である「CPU」(1701)と、「RGBプロセッサ」(1702)と、「メインメモリ」(1703)と、「フラッシュメモリ」(1704)と、を備えている。また映像信号取得部である「チューナユニット」(1705)や「ビデオ入力ユニット」(1706)も備えている。また、映像を表示するための「ビデオチップ」(1707)や「ビデオメモリ」(1708)、「LCDパネル」(1709)も備えている。そしてそれらが「システムバス」などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。また、その他にも映像「A/Dコンバータ」や、「YC伸張回路」、あるいは「3DYC分離回路」、「ノイズリデューサー」などを備えていても構わない。
(最大値近傍判断処理) ここで、まず、チューナユニットなどで取得した映像信号に最大値近傍となる映像信号が含まれているか否かの判断処理が行われる。そのために、フラッシュメモリに保持されている閾値(映像信号の最大値近傍を示す値)、例えば「250」が読み出され、メインメモリの所定アドレスに格納される。もちろん、この閾値はRGB各値に関して別個に設けられていても良い。
そして、チューナユニットやビデオ入力ユニットなどでYCbCrやYIQで示される映像信号が取得されると、RGBプロセッサの処理により所定の変換式を利用したYCbCr信号やYIQ信号のRGB信号への変換処理が行われる。そして算出されたR値、G値、B値をメインメモリの所定アドレスX1やX2・・・に格納する。続いて、その所定アドレスX1,X2、・・・に格納されたRGB値が、同様にメインメモリに格納されている閾値を超えているか否かの比較判断処理がCPUにて実行される。ここで、RGB値が3つとも閾値を超えているか否かで判断しても良いし、いずれか一以上が閾値を超えているかで最大値近傍であることを判断しても良い。いずれにせよ、この比較判断処理によってX1に格納されている映像信号は最大値近傍ではなく、X2に格納されている映像信号は最大値近傍である、と判断される。
(ホワイトバランス調整処理) そして、この判断結果に基づいてホワイトバランス調整処理が行われLCDパネルにて映像が表示される。具体的には、上記判断結果に沿って、最大値近傍ではない、と判断されたX1に格納された映像信号に関しては調整テーブル1を利用した調整処理がCPUの演算処理にて実行される。調整テーブル1は図16上段に示すような調整テーブルであるので、この映像信号(249,120,3)は、(206,120,5)という値にホワイトバランス調整されメインメモリの所定アドレスに再格納される。一方、最大値近傍であると判断されたX2に格納されている映像信号(255,255,255)に関しては図16下段に示す調整テーブル2を利用して、CPUの演算処理により(255,255,255)という調整値への変換処理が実行され、メインメモリの所定アドレスに再格納される、という具合である。なお、前述のように例えばX1に格納された映像信号とX2に格納された映像信号とが同一フレームに含まれる場合、X1の映像信号に対しても調整テーブル2(第二ホワイトバランス調整テーブル)を利用した調整変換処理が行われる構成であっても良い。
そして、ほかの画素に対しても同様に調整テーブル1や2を利用したホワイトバランス調整処理を実行し、その調整後のRGB値をビデオメモリに転送する。そして、ビデオチップの制御により、そのビデオメモリに描画されたRGB値に基づいてD/A変換された電圧がLCDパネルの液晶シャッターに加えられ、映像が表示される、という具合である。そして、その映像は上記のようにディスプレイ装置が表現可能な最大値が表示されることが可能なので、本実施例によっても最大輝度や最大コントラスト値を確保することができる。
<実施例3の処理の流れ>
図18に示すのは、本実施例の映像処理装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、映像信号を取得する(ステップS1801)。そして、取得した映像信号が最大値近傍であるか判断する(ステップS1802)。
図18に示すのは、本実施例の映像処理装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、映像信号を取得する(ステップS1801)。そして、取得した映像信号が最大値近傍であるか判断する(ステップS1802)。
ここで、前記判断結果が最大値近傍ではないとの判断結果である場合、第一ホワイトバランス調整テーブルを利用してホワイトバランスを調整する(ステップS1803a)。一方、前記判断結果が最大値近傍であるとの判断結果である場合には、第二ホワイトバランス調整テーブルを利用してホワイトバランスを調整する(ステップS1803b)。
<実施例3の効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例の映像処理装置によって、映像信号に最大値近傍となる映像信号が含まれている場合に、ディスプレイ装置に出力可能なRGB信号の最大値をディスプレイが表現可能な最大値として出力することができる。したがって本実施例の映像処理装置によって最大輝度を必要としないような映像の場合はホワイトバランスのとれた映像を楽しむことができる。また、最大輝度が必要となるような映像に関しては、人間の視覚特性からホワイトバランスのずれを認識しにくい高輝度部分のRGB出力値を調整することで、ディスプレイ装置が本来有する最大輝度や最大コントラスト比を確保して映像を表示することができる。
以上のように、本実施例の映像処理装置によって、映像信号に最大値近傍となる映像信号が含まれている場合に、ディスプレイ装置に出力可能なRGB信号の最大値をディスプレイが表現可能な最大値として出力することができる。したがって本実施例の映像処理装置によって最大輝度を必要としないような映像の場合はホワイトバランスのとれた映像を楽しむことができる。また、最大輝度が必要となるような映像に関しては、人間の視覚特性からホワイトバランスのずれを認識しにくい高輝度部分のRGB出力値を調整することで、ディスプレイ装置が本来有する最大輝度や最大コントラスト比を確保して映像を表示することができる。
≪実施例4≫
<実施例4の概要>
本実施例も、実施例1同様に、ユーザーの入力するコントラスト調整値に応じてRGB信号のディスプレイへの最大出力値を、ディスプレイに表示可能な最大値とする機能を備えている。そして、その相違点は、コントラスト調整値が最大の場合に特別なコントラスト調整テーブルを利用するのではなく、コントラスト調整値の段階的な上昇に応じて、そのホワイトバランス調整のための特別な調整関数を示す複数の調整テーブルを切り換えて利用し調整を行う点である。
<実施例4の概要>
本実施例も、実施例1同様に、ユーザーの入力するコントラスト調整値に応じてRGB信号のディスプレイへの最大出力値を、ディスプレイに表示可能な最大値とする機能を備えている。そして、その相違点は、コントラスト調整値が最大の場合に特別なコントラスト調整テーブルを利用するのではなく、コントラスト調整値の段階的な上昇に応じて、そのホワイトバランス調整のための特別な調整関数を示す複数の調整テーブルを切り換えて利用し調整を行う点である。
図19に示すのは、本実施例の映像処理装置でのホワイトバランス調整処理の一例を説明するための図である。この図にあるように、本実施例では例えばユーザーにより入力されたコントラスト調整値が「37(最大値40)」の場合には、入力映像信号の輝度値が高い場合には、1902で示すような調整出力値になる調整テーブルを利用してホワイトバランス調整を行う。また、コントラスト調整値が40でも別個の調整テーブルを利用しホワイトバランス調整を行うことで、入力映像信号値に対して調整出力値をそれぞれ異なるよう調整することができる(もちろんコントラスト調整値が38,39の場合にもそれぞれ別の調整テーブルを利用しホワイトバランス調整を行う)。ただし、いずれのコントラスト調整値においても、映像信号の値が最大値(ここでは255)である場合、その調整出力値も255となるような調整テーブルが利用される。これによって、ユーザーの所望するコントラスト調整値に応じて、ディスプレイの最大輝度、最大コントラスト比を確保することができる。
<実施例4の機能的構成>
図20に示すのは、本実施例の映像処理装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「映像処理装置」(2000)は、「映像信号取得部」(2001)と、「コントラスト調整値取得部」(2002)と、「第四ホワイトバランス調整部」(2003)と、を有する。
図20に示すのは、本実施例の映像処理装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「映像処理装置」(2000)は、「映像信号取得部」(2001)と、「コントラスト調整値取得部」(2002)と、「第四ホワイトバランス調整部」(2003)と、を有する。
「映像信号取得部」(2001)は、映像信号を取得する機能を有し、その詳細は実施例1の「映像信号取得部」と同様である。
「コントラスト調整値入力部」(2002)は、ユーザーからのコントラスト調整値を入力するための機能を有し、その詳細は実施例1の「コントラスト調整値入力部」と同様である。したがって、このコントラスト調整値入力部においてユーザーの入力したコントラスト調整値から、ユーザーがディスプレイの最大輝度や最大コントラスト比を満たした映像表示を望んでいるか、を想定することができる。また、本実施例では、そのコントラスト調整値の段階に応じて、その映像表示における最大輝度や最大コントラスト比のユーザーの希望度合いも考慮に入れて、ホワイトバランス調整用の調整テーブルを選択利用することを特徴としている。
「第四ホワイトバランス調整部」(2003)は、入力されたコントラスト調整値に応じて異なる調整関数を利用して、ディスプレイ装置に出力するRGB信号の最大値をディスプレイ装置が表現可能な最大近傍値とするホワイトバランス調整を行う機能を有する。
「入力されたコントラスト調整値に応じて異なる調整関数を利用する」とは、例えばコントラスト調整値ごとにホワイトバランス調整で利用する調整テーブルを関連付けた「コントラスト調整値−調整テーブル」テーブルをフラッシュメモリなどに保持し、それを参照してコントラスト調整値に対応した調整テーブルを選択する、ということである。それによって、コントラスト調整値に応じて、異なったホワイトバランス調整を行うことができる。また、いずれの調整テーブルにおいても、ディスプレイ装置に出力するRGB信号の最大値をディスプレイ装置が表現可能な最大近傍値とするホワイトバランス調整を行うような調整テーブルであるので、ユーザーの所望するコントラスト調整値に応じて、ディスプレイの最大輝度、最大コントラスト比を確保することができる。
<実施例4の処理の流れ>
図21に示すのは、本実施例の映像処理装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、映像信号を取得する(ステップS2101)。また、ユーザーの入力したコントラスト調整値を取得する(ステップS2102)。そして、その取得したコントラスト調整値に応じて異なる調整関数を利用し、ディスプレイ装置に出力するRGB信号の最大値をディスプレイ装置が表現可能な最大近傍値とするホワイトバランス調整を行う(ステップS2103)。
図21に示すのは、本実施例の映像処理装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、映像信号を取得する(ステップS2101)。また、ユーザーの入力したコントラスト調整値を取得する(ステップS2102)。そして、その取得したコントラスト調整値に応じて異なる調整関数を利用し、ディスプレイ装置に出力するRGB信号の最大値をディスプレイ装置が表現可能な最大近傍値とするホワイトバランス調整を行う(ステップS2103)。
<実施例4の効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例の映像処理装置によって、ユーザーのコントラスト調整の希望度合いに応じて、ディスプレイ装置に出力可能なRGB信号の最大値をディスプレイが表現可能な最大値として出力することができる。したがって本実施例の映像処理装置によっても、人間の視覚特性からホワイトバランスのずれを認識しにくい高輝度部分のRGB出力値を調整することで、ディスプレイ装置が本来有する最大輝度や最大コントラスト比を確保することができる。
以上のように、本実施例の映像処理装置によって、ユーザーのコントラスト調整の希望度合いに応じて、ディスプレイ装置に出力可能なRGB信号の最大値をディスプレイが表現可能な最大値として出力することができる。したがって本実施例の映像処理装置によっても、人間の視覚特性からホワイトバランスのずれを認識しにくい高輝度部分のRGB出力値を調整することで、ディスプレイ装置が本来有する最大輝度や最大コントラスト比を確保することができる。
≪実施例5≫
<実施例5の概要>
本実施例は、上記実施例1、3,4の映像処理装置によってホワイトバランス調整された映像を表示するディスプレイ装置が、光源をバックライトとする液晶パネルディスプレイ装置である場合に、そのバックライトの輝度を液晶シャッターの透過率などと同様に制御する機能を備えた映像処理装置である。
<実施例5の概要>
本実施例は、上記実施例1、3,4の映像処理装置によってホワイトバランス調整された映像を表示するディスプレイ装置が、光源をバックライトとする液晶パネルディスプレイ装置である場合に、そのバックライトの輝度を液晶シャッターの透過率などと同様に制御する機能を備えた映像処理装置である。
通常、製造者による工場出荷前のホワイトバランス調整においてはバックライトの輝度も調整されている。そこで、本実施例の映像処理装置では、例えば実施例1や4のようにユーザーによるコントラスト調整値が最大値である場合に、そのRGB値の調整に加え、バックライトの輝度も最大となるよう制御する。あるいは、実施例3のように取得した映像信号に最大値近傍となる映像信号が含まれる場合に、そのRGB値の調整に加え、バックライトの輝度も最大となるよう制御する、という具合である。そして、その制御により、さらに高い値でユーザーの所望する最大輝度、最大コントラスト比を確保することができる。
<実施例5の機能的構成>
図22に示すのは、本実施例の映像処理装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「映像処理装置」(2200)は、例えば実施例1を基本として、「映像信号取得部」(2201)と、「コントラスト調整値取得部」(2202)と、「判断部」(2203)と、「第一ホワイトバランス調整部」(2204)と、を有する。なお説明は省略するが、本実施例の映像処理装置は実施例3や4を基本として「最大値近傍判断部」などを有していても良い。
図22に示すのは、本実施例の映像処理装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「映像処理装置」(2200)は、例えば実施例1を基本として、「映像信号取得部」(2201)と、「コントラスト調整値取得部」(2202)と、「判断部」(2203)と、「第一ホワイトバランス調整部」(2204)と、を有する。なお説明は省略するが、本実施例の映像処理装置は実施例3や4を基本として「最大値近傍判断部」などを有していても良い。
そして、本実施例の特徴点は、RGB信号の出力先が液晶パネルディスプレイ装置であり、そしてその液晶パネルディスプレイのバックライトを制御する「第一バックライト制御部」(2205)をさらに備える点である。
「第一バックライト制御部」(2205)は、判断部(2203)での判断結果が最大値であるとの判断結果である場合に、ディスプレイ装置に出力するバックライト制御信号をバックライトの輝度が最大となる制御信号として出力する機能を有する。具体的には、CPUの判断処理により、ユーザーの入力したコントラスト調整値が最大値であると判断された場合、例えばバックライトに流れる電流が最大になるよう印加電圧のパルス駆動デューティを調整するための制御信号を出力する、という具合である。これにより、コントラスト調整値が最大値で、ユーザーがディスプレイの最大輝度や最大コントラスト比を満たした映像表示を望んでいる、と想定される場合に、そのバックライトの輝度を最大として映像を表示することができる。
なお、このバックライトが複数のライト群から構成されている場合は、例えば最大値近傍となる画素を含む所定領域に対するバックライトのみ最大輝度となるよう印加電圧を制御することで、フレーム内の他の部分のホワイトバランスを忠実に保持しつつ、最大輝度や最大コントラスト比を確保するような構成としても良い。また、その際、バックライトを碁盤目状に配置しても良い。
(実施冷5のその他の実施例) 上記実施例は、実施例1を基本としてバックライトを最大輝度に調整する機能を備えた映像処理装置である。したがって、それ以外にも前述のように実施例3を基本として、CPUによって取得した映像信号中に最大値近傍となる映像信号が含まれているとの判断が為された場合などにバックライトを最大輝度に調整する映像処理装置であっても良い。その場合の映像処理装置は、実施例3を基本として、「映像信号取得部」と、「最大値近傍判断部」と、「第三ホワイトバランス調整部」を有し、さらに「第二バックライト制御部」を有している。「第二バックライト制御部」は、最大値近傍判断部での判断結果が最大値近傍であるとの判断結果である場合に、ディスプレイ装置に出力するバックライト制御信号をバックライトの輝度が最大となる制御信号とする機能を有する。これによって、最大輝度が必要となるような映像の表示に関してそのバックライトの輝度を最大とすることができる。
また、実施例4を基本として、「映像信号取得部」と、「コントラスト調整値取得部」と、「第四ホワイトバランス調整部」を有し、さらに「」を有していても良い。「第三バックライト制御部」は、出力するRGB信号がディスプレイ装置が表現可能な最大値近傍となる場合には、ディスプレイ装置に出力するバックライト制御信号をバックライトの輝度が最大値近傍となる制御信号とする機能を有する。「出力するRGB信号がディスプレイ装置が表現可能な最大値近傍となる場合」とは、図19に示すようなホワイトバランス調整を行う場合であるので、したがって、本実施例の映像処理装置により、ユーザーのコントラスト調整の希望度合いに応じて、バックライトの輝度を最大値近傍となるよう制御することができる。
<実施例5の処理の流れ>
図23に示すのは、本実施例の映像処理装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、映像信号を取得する(ステップS2301)。また、ユーザーの入力したコントラスト調整値を取得し(ステップS2302)、そのコントラスト調整値が最大値であるかを判断する(ステップS2303)。
図23に示すのは、本実施例の映像処理装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、映像信号を取得する(ステップS2301)。また、ユーザーの入力したコントラスト調整値を取得し(ステップS2302)、そのコントラスト調整値が最大値であるかを判断する(ステップS2303)。
そして、その判断の結果が「コントラスト調整値が最大値である」との判断結果である場合には、取得した映像信号に応じてディスプレイ装置に出力可能なRGB信号の最大値をディスプレイが表現可能な最大値として調整する(ステップS2304)。また、それに加え、ディスプレイ装置に出力するバックライト制御信号をバックライトの輝度が最大となる制御信号として出力する(ステップS2305)。一方、判断結果が「コントラスト調整値が最大値ではない」との判断結果である場合には、通常のホワイトバランス調整を行い、また通常のバックライトの輝度制御信号を出力する。
<実施例5の効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例の映像処理装置によって、ディスプレイ装置が液晶パネルディスプレイ装置であり、ユーザーが最大輝度や最大コントラスト比を望む場合などに、そのバックライトの輝度を最大として映像を表示することができるようになる。
以上のように、本実施例の映像処理装置によって、ディスプレイ装置が液晶パネルディスプレイ装置であり、ユーザーが最大輝度や最大コントラスト比を望む場合などに、そのバックライトの輝度を最大として映像を表示することができるようになる。
0200 映像処理装置
0201 映像信号取得部
0202 コントラスト調整値取得部
0203 判断部
0204 第一ホワイトバランス調整部
0201 映像信号取得部
0202 コントラスト調整値取得部
0203 判断部
0204 第一ホワイトバランス調整部
Claims (16)
- 映像信号を取得する映像信号取得部と、
ユーザーからのコントラスト調整値を入力するためのコントラスト調整値入力部と、
コントラスト調整値入力部へ入力されるコントラスト調整値が最大値か判断する判断部と、
判断部での判断結果が最大値であるとの判断結果である場合に、取得した映像信号に応じてディスプレイ装置に出力可能なRGB信号の最大値をディスプレイ装置が表現可能な最大値とする第一ホワイトバランス調整部と、
を有する映像処理装置。 - 前記第一ホワイトバランス調整部は、
RGBゲイン値によってホワイトバランス調整を行うゲイン調整手段と、
前記判断部での判断結果が最大値であるとの判断結果である場合には、ゲイン値を前記RGB信号の最大値を得るためのゲイン値に切り換えるゲイン値切換手段と、
を有する請求項1に記載の映像処理装置。 - 前記第一ホワイトバランス調整部は、
ホワイトバランス調整テーブルによってホワイトバランス調整を行うホワイトバランス調整テーブル利用手段と、
前記判断部での判断結果が最大値であるとの判断結果である場合には、ホワイトバランス調整テーブルを通常用テーブルからホワイトバランス未調整テーブルに切り換えるホワイトバランス調整テーブル切換手段と、
を有する請求項1に記載の映像処理装置。 - 映像信号を取得する映像信号取得部と、
取得した映像信号が最大値近傍である場合に、ディスプレイ装置に出力するRGB信号の最大値をディスプレイ装置が表現可能な最大近傍値とするホワイトバランス調整テーブルを利用する第二ホワイトバランス調整部と、
を有する映像処理装置。 - 映像信号を取得する映像信号取得部と、
取得した映像信号が最大値近傍であるか判断する最大値近傍判断部と、
通常時は、第一ホワイトバランス調整テーブルを利用してホワイトバランスを調整するとともに、前記最大値近傍判断部での判断結果が最大値近傍であるとの判断結果である場合に、ホワイトバランス調整テーブルをディスプレイ装置が表現可能な最大値近傍のRGB信号を出力可能とする第二ホワイトバランス調整テーブルを利用する第三ホワイトバランス調整部と、
を有する映像処理装置。 - 映像信号を取得する映像信号取得部と、
ユーザーからのコントラスト調整値を入力するためのコントラスト調整値入力部と、
入力されたコントラスト調整値に応じて異なる調整関数を利用して、ディスプレイ装置に出力するRGB信号の最大値をディスプレイ装置が表現可能な最大近傍値とするホワイトバランス調整を行う第四ホワイトバランス調整部と、
を有する映像処理装置。 - 前記ディスプレイ装置は、バックライトを有する液晶パネルディスプレイ装置であり、
前記判断部での判断結果が最大値であるとの判断結果である場合に、ディスプレイ装置に出力するバックライト制御信号をバックライトの輝度が最大となる制御信号とする第一バックライト制御部
を有する請求項1から3のいずれか一に記載の映像処理装置。 - 前記ディスプレイ装置は、バックライトを有する液晶パネルディスプレイ装置であり、
前記最大値近傍判断部での判断結果が最大値近傍であるとの判断結果である場合には、ディスプレイ装置に出力するバックライト制御信号をバックライトの輝度が最大となる制御信号とする第二バックライト制御部
を有する請求項5に記載の映像処理装置。 - 前記ディスプレイ装置は、バックライトを有する液晶パネルディスプレイ装置であり、
前記出力するRGB信号がディスプレイ装置が表現可能な最大値近傍となる場合には、ディスプレイ装置に出力するバックライト制御信号をバックライトの輝度が最大値近傍となる制御信号とする第三バックライト制御部を有する請求項6に記載の映像処理装置。 - 映像信号を取得する映像信号取得ステップと、
ユーザーからのコントラスト調整値を取得するコントラスト調整値取得ステップと、
コントラスト調整値取得ステップにて取得したコントラスト調整値が最大値か判断する判断ステップと、
判断ステップでの判断結果が最大値であるとの判断結果である場合に、取得した映像信号に応じてディスプレイ装置に出力可能なRGB信号の最大値をディスプレイ装置が表現可能な最大値とする第一ホワイトバランス調整ステップと、
を計算機にて実行する映像処理方法。 - 映像信号を取得する映像信号取得ステップと、
取得した映像信号が最大値近傍である場合に、ディスプレイ装置に出力するRGB信号の最大値をディスプレイ装置が表現可能な最大近傍値とするホワイトバランス調整テーブルを利用してホワイトバランスを調整する第二ホワイトバランス調整ステップと、
を計算機にて実行する映像処理方法。 - 映像信号を取得する映像信号取得ステップと、
取得した映像信号が最大値近傍であるか判断する最大値近傍判断ステップと、
通常時は、第一ホワイトバランス調整テーブルを利用してホワイトバランスを調整するとともに、前記最大値近傍判断ステップにおける判断結果が最大値近傍であるとの判断結果である場合に、ホワイトバランス調整テーブルをディスプレイ装置が表現可能な最大値近傍のRGB信号を出力可能とする第二ホワイトバランス調整テーブルを利用してホワイトバランスを調整する第三ホワイトバランス調整ステップと、
を計算機にて実行する映像処理方法。 - 映像信号を取得する映像信号取得ステップと、
ユーザーからのコントラスト調整値を取得するコントラスト調整値取得ステップと、
取得したコントラスト調整値に応じて異なる調整関数を利用して、ディスプレイ装置に出力するRGB信号の最大値をディスプレイ装置が表現可能な最大近傍値とするホワイトバランス調整を行う第四ホワイトバランス調整ステップと、
を計算機にて実行する映像処理方法。 - 前記ディスプレイ装置は、バックライトを有する液晶パネルディスプレイ装置であり、
前記判断ステップでの判断結果が最大値であるとの判断結果である場合に、ディスプレイ装置に出力するバックライト制御信号をバックライトの輝度が最大となる制御信号とする第一バックライト制御ステップを有する請求項10に記載の映像処理方法。 - 前記ディスプレイ装置は、バックライトを有する液晶パネルディスプレイ装置であり、
前記最大値近傍判断ステップにおける判断結果が最大値近傍であるとの判断結果である場合には、ディスプレイ装置に出力するバックライト制御信号をバックライトの輝度が最大となる制御信号とする第二バックライト制御ステップを有する請求項12に記載の映像処理方法。 - 前記ディスプレイ装置は、バックライトを有する液晶パネルディスプレイ装置であり、
出力するRGB信号がディスプレイ装置が表現可能な最大値近傍となる場合には、ディスプレイ装置に出力するバックライト制御信号をバックライトの輝度が最大値近傍となる制御信号とする第三バックライト制御ステップを有する請求項13に記載の映像処理方法。
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