JP2021153236A - 表示装置および表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示可能な輝度の上限が互いに異なる複数の表示装置の間での表示画質(表示の画質)の違いをユーザが容易に確認可能な表示装置を提供する。【解決手段】本発明の表示装置は、第1の画像処理と第2の画像処理とを行う処理手段と、前記第1の画像処理の結果に基づく第1の表示と、前記第2の画像処理の結果に基づく第2の表示とを共に行う表示手段と、前記第2の表示の上限輝度を設定する設定手段とを有し、前記第1の表示のEOTF種別と前記第2の表示のEOTF種別とは、HDRを扱うEOTF種別であり、前記処理手段は、前記第2の画像処理において、前記設定手段により設定された前記上限輝度と、前記第1の表示のEOTF種別とに応じて、画像の輝度を変換する輝度変換を行うことを特徴とする。【選択図】図3
Description
本発明は、表示装置および表示方法に関するものである。
近年、映像制作の分野において、従来の標準的なダイナミックレンジ(SDR:Standard Dynamic Range)よりも広いダイナミックレンジ(HDR:High Dynamic Range)の映像を扱う機会が増えている。HDRの映像信号の方式(規格)としては、ITU−R(Radiocommunication Sector of ITU) BT.2100により規定されているPQ(Perceptual Quantizer)やHLG(Hybrid Log−Gamma)などがある。
PQ方式では10000cd/m2までの輝度を扱うことができるが、表示装置の多くは、400cd/m2、600cd/m2、1000cd/m2、2000cd/m2など、10000cd/m2よりも低い輝度までしか表示できない。そのため、PQ方式に対応した表示装置には、以下のような表示装置がある。
・表示できない輝度の信号が入力された場合に、当該信号を白飛びで表示する表示装置
・入力信号の輝度レンジのうち表示に用いる輝度レンジ(白飛びで表示しない輝度レンジ)である表示レンジをユーザが設定可能な表示装置
・表示できない輝度の信号が入力された場合に、当該信号を白飛びで表示する表示装置
・入力信号の輝度レンジのうち表示に用いる輝度レンジ(白飛びで表示しない輝度レンジ)である表示レンジをユーザが設定可能な表示装置
HLG方式では、EOTF(Electro−Optical Transfer Function)の定義式において、システムガンマがパラメータとして使用されており、システムガンマの値を変えることにより画質を微調整することができる。HLG方式に対応した表示装置には、以下のような表示装置がある。
・システムガンマが1.2で固定された表示装置
・システムガンマをユーザが設定可能な表示装置
・システムガンマが1.2で固定された表示装置
・システムガンマをユーザが設定可能な表示装置
HDR映像コンテンツ(HDRの映像コンテンツ)の映像制作において、表示可能な輝度の上限が互いに異なる複数の表示装置の間での表示画質(表示の画質)の違いを1台の表示装置で確認したいというニーズがある。つまり、複数の表示装置での表示画質を1台の表示装置で比較したいというニーズがある。
特許文献1には、HDR信号(HDRの映像信号)とSDR信号(SDRの映像信号)とを共に表示する場合に、SDR信号がHDR信号よりも低い輝度で表示されるように画像処理を行う表示装置が開示されている。
その他、複数の表示領域(表示面の複数の領域)に個別に画像処理を設定でき、信号に施す画像処理を複数の表示領域の間で異ならせることにより、表示画質を複数の表示領域の間で異ならせることができる表示装置もある。例えば、HDR信号に対するEOTF処理とSDR信号に対するEOTF処理とを異ならせて、EOTF処理後のHDR信号とSDR信号を左右に並べて表示することができる表示装置がある。
しかしながら、各表示領域に個別に画像処理を設定できる表示装置を用いても、ユーザは、複数の表示装置の間での表示画質の違いを容易に確認できない。一例として、同じHDR信号を各表示領域に異なる画質で表示する場合を考える。その場合に、ユーザは、表示の上限輝度、EOTF種別、色域種別、EOTF種別がPQの場合は表示レンジ、HLGの場合はシステムガンマなどの各種パラメータを各表示領域に対して個別に指定する必要があり、手間がかかる(操作が煩雑である)。
一例として、輝度のみを下げる画像処理を行い、PQ方式のHDR信号を2000cd/m2と1000cd/m2(いずれも表示の上限輝度)で表示する場合を考える。図19は、そのような場合の信号輝度(HDR信号によって表された輝度)と表示輝度の関係の一例を示す。線1001は、HDR信号を2000cd/m2で表示する場合の関係を示し、線1002はHDR信号を1000cd/m2で表示する場合の関係を示す。図19に示すように、信号輝度のレンジ全体に亘って、HDR信号を1000cd/m2で表示する場合の表示輝度は、HDR信号を2000cd/m2で表示する場合の表示輝度よりも低くなる。しかしながら、HDR信号を2000cd/m2で表示する場合と、HDR信号を1000cd/m2で表示する場合とで、表示レンジ(信号輝度のレンジのうち、信号輝度の変化に対して表示輝度が変化するレンジ)は同じとなる。図19では、表示レンジは2000cd/m2までの輝度レンジ(0〜2000cd/m2の輝度レンジ)となっている。そのため、ユーザは、表示レンジの違いによる表示画質の違いを確認できない。そのような表示画質の違いを確認するためには、ユーザは、表示レンジを指定(変更)する必要があり、手間がかかる(操作が煩雑である)。
同様に輝度のみを下げる画像処理を行い、HLG方式のHDR信号を2000cd/m2と1000cd/m2(いずれも表示の上限輝度)で表示する場合も、2000cd/m2での表示と、1000cd/m2での表示とで、システムガンマは同じとなる。そのため、ユーザは、システムガンマの違いによる表示画質の違いを確認できない。そのような表示画質の違いを確認するためには、ユーザは、システムガンマを指定(変更)する必要があり、手間がかかる(操作が煩雑である)。
そこで本発明は、表示可能な輝度の上限が互いに異なる複数の表示装置の間での表示画質(表示の画質)の違いをユーザが容易に確認可能な表示装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、第1の画像処理と第2の画像処理とを行う処理手段と、前記第1の画像処理の結果に基づく第1の表示と、前記第2の画像処理の結果に基づく第2の表示とを共に行う表示手段と、前記第2の表示の上限輝度を設定する設定手段とを有し、前記第1の表示のEOTF種別と前記第2の表示のEOTF種別とは、HDRを扱うEOTF種別であり、前記処理手段は、前記第2の画像処理において、前記設定手段により設定された前記上限輝度と、前記第1の表示のEOTF種別とに応じて、画像の輝度を変換する輝度変換を行うことを特徴とする表示装置である。
本発明の第2の態様は、第1の画像処理と第2の画像処理とを行う処理手段と、前記第1の画像処理の結果に基づく第1の表示と、前記第2の画像処理の結果に基づく第2の表示とを共に行う表示手段と、前記第1の表示に対応する輝度分布を示す第1の情報と、前記第2の表示に対応する輝度分布を示す第2の情報とを生成する生成手段とを有し、前記表示手段は、前記第1の表示、前記第2の表示、前記第1の情報の表示、及び、前記第2の情報の表示を共に行い、前記第1の表示のEOTF種別と前記第2の表示のEOTF種別とは、絶対輝度のHDRを扱うEOTF種別であり、前記生成手段は、前記第1の表示
の表示レンジと前記第2の表示の表示レンジとの差分が前記第1の情報または前記第2の情報の表示において識別可能となるように、前記第1の情報または前記第2の情報を生成することを特徴とする表示装置である。
の表示レンジと前記第2の表示の表示レンジとの差分が前記第1の情報または前記第2の情報の表示において識別可能となるように、前記第1の情報または前記第2の情報を生成することを特徴とする表示装置である。
本発明の第3の態様は、第1の画像処理と第2の画像処理とを行う処理手段と、前記第1の画像処理の結果に基づく第1の表示と、前記第2の画像処理の結果に基づく第2の表示とを共に行う表示手段とを有し、前記第1の表示のEOTF種別と前記第2の表示のEOTF種別とは、絶対輝度のHDRを扱うEOTF種別であり、前記処理手段は、前記第1の表示の表示レンジと前記第2の表示の表示レンジとの差分が前記第1の表示または前記第2の表示において識別可能となるように、所定の画像処理をさらに行うことを特徴とする表示装置である。
本発明の第4の態様は、第1の画像処理と第2の画像処理とを行う処理ステップと、前記第1の画像処理の結果に基づく第1の表示と、前記第2の画像処理の結果に基づく第2の表示とを共に行う表示ステップと、前記第2の表示の上限輝度を設定する設定ステップとを有し、前記第1の表示のEOTF種別と前記第2の表示のEOTF種別とは、HDRを扱うEOTF種別であり、前記処理ステップでは、前記第2の画像処理において、前記設定ステップにおいて設定された前記上限輝度と、前記第1の表示のEOTF種別とに応じて、画像の輝度を変換する輝度変換を行うことを特徴とする表示方法である。
本発明の第5の態様は、第1の画像処理と第2の画像処理とを行う処理ステップと、前記第1の画像処理の結果に基づく第1の表示と、前記第2の画像処理の結果に基づく第2の表示とを共に行う表示ステップと、前記第1の表示に対応する輝度分布を示す第1の情報と、前記第2の表示に対応する輝度分布を示す第2の情報とを生成する生成ステップとを有し、前記表示ステップでは、前記第1の表示、前記第2の表示、前記第1の情報の表示、及び、前記第2の情報の表示を共に行い、前記第1の表示のEOTF種別と前記第2の表示のEOTF種別とは、絶対輝度のHDRを扱うEOTF種別であり、前記生成ステップでは、前記第1の表示の表示レンジと前記第2の表示の表示レンジとの差分が前記第1の情報または前記第2の情報の表示において識別可能となるように、前記第1の情報または前記第2の情報を生成することを特徴とする表示方法である。
本発明の第6の態様は、第1の画像処理と第2の画像処理とを行う処理ステップと、前記第1の画像処理の結果に基づく第1の表示と、前記第2の画像処理の結果に基づく第2の表示とを共に行う表示ステップとを有し、前記第1の表示のEOTF種別と前記第2の表示のEOTF種別とは、絶対輝度のHDRを扱うEOTF種別であり、前記処理ステップでは、前記第1の表示の表示レンジと前記第2の表示の表示レンジとの差分が前記第1の表示または前記第2の表示において識別可能となるように、所定の画像処理をさらに行うことを特徴とする表示方法である。
本発明の第7の態様は、コンピュータを、上述した表示装置の各手段として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、表示可能な輝度の上限が互いに異なる複数の表示装置の間での表示画質(表示の画質)の違いをユーザが容易に確認可能となる。
<実施例1>
以下、本発明の実施例1について説明する。実施例1では、表示可能な輝度の上限が互いに異なる複数の表示装置を模した複数の表示(比較表示)を、1台の表示装置で共に行う例について説明する。具体的には、比較表示が、複数の画像を異なる画質で並べて表示するマルチ表示である例について説明する。なお、比較表示は、当該画像における複数の領域の間で表示輝度の画質が異なるように表示する領域分割表示であってもよい。
以下、本発明の実施例1について説明する。実施例1では、表示可能な輝度の上限が互いに異なる複数の表示装置を模した複数の表示(比較表示)を、1台の表示装置で共に行う例について説明する。具体的には、比較表示が、複数の画像を異なる画質で並べて表示するマルチ表示である例について説明する。なお、比較表示は、当該画像における複数の領域の間で表示輝度の画質が異なるように表示する領域分割表示であってもよい。
図1は、実施例1に係る表示装置100の構成例を示すブロック図である。表示装置100は、入力部101、画像処理部102、レイアウト部103、表示部104、及び、表示制御部105を有する。表示装置100は2000cd/m2までの表示が可能である、すなわち表示装置100で表示可能な輝度の上限は2000cd/m2であるとする。なお、表示可能な輝度の上限は特に限定されず、2000cd/m2より高くても低くてもよい。
入力部101は、撮像装置や再生装置などの外部装置からの画像信号を受信し、受信した画像信号(入力された画像信号)を画像処理部102へ出力する。入力部101は、例えばSDI(Serial Digital Interface)やHDMI(High−Definition Multimedia Interface)等の規格に準拠した入力端子を有する。また、入力部101は、入力部101に入力された画像信号を複製することで、入力部101に入力された画像信号と同じ複数の画像信号を出力することができ、表示制御部105からの指示に応じて1または複数の画像信号を画像処理部102へ出力する。なお、入力部101は、外部装置から複数の画像信号を受信し、当該複数の画像信号を画像処理部102へ出力してもよい。その場合に、複数の画像信号は同じであってもよいし、異なっていてもよい。表示装置100が記憶部を有し、入力部101は、記憶部に格納された画像の画像信号を記憶部から取得し(読み出し)、取得した画像信号を画像処理部102へ出力してもよい。
画像処理部102は、表示制御部105から指示されるパラメータ(画質パラメータ;画像処理パラメータ)に応じて、入力部101から画像処理部102に入力された画像信号に画像処理を施し、画像処理後の画像信号をレイアウト部103へ出力する。表示制御部105から指示されるパラメータは、例えば、以下のパラメータを含む。
・PQやHLG、ガンマ2.2などのEOTF(Electro−Optical T
ransfer Function)種別
・ITU−R BT.709やITU−R BT.2020などの色域種別
・輝度ゲイン値
・画像処理部102に入力された画像信号の輝度レンジのうち表示に用いる輝度レンジ(白飛びで表示しない輝度レンジ;クリップして表示されない輝度レンジ)である表示レンジ(EOTF種別がPQ(Perceptual Quantizer)の場合)
・画像処理部102に入力された画像信号の階調値を、表示する輝度に応じた階調値に変換する階調変換のための変換パラメータであるシステムガンマ(EOTF種別がHLG(Hybrid Log−Gamma)の場合)
・PQやHLG、ガンマ2.2などのEOTF(Electro−Optical T
ransfer Function)種別
・ITU−R BT.709やITU−R BT.2020などの色域種別
・輝度ゲイン値
・画像処理部102に入力された画像信号の輝度レンジのうち表示に用いる輝度レンジ(白飛びで表示しない輝度レンジ;クリップして表示されない輝度レンジ)である表示レンジ(EOTF種別がPQ(Perceptual Quantizer)の場合)
・画像処理部102に入力された画像信号の階調値を、表示する輝度に応じた階調値に変換する階調変換のための変換パラメータであるシステムガンマ(EOTF種別がHLG(Hybrid Log−Gamma)の場合)
輝度ゲイン値は、表示輝度(表示面上の輝度)を制御するためのパラメータである。実施例1では、輝度ゲイン値は0〜1の値であり、例えば輝度ゲイン値が0.5の場合には、画像処理部102は、表示装置100で表示可能な輝度の上限の0.5倍の輝度を上限とする表示が行われるように、画像処理を行う。
画像処理部102に複数の画像信号が入力される場合、つまりマルチ表示を行う場合には、画像処理部102は、複数の画像信号の間で異なる画像処理を行うことができる。同様に、領域分割表示を行う場合には、画像処理部102は、画像信号の複数の画像領域(画像における複数の領域)の間で異なる画像処理を行うことができる。
レイアウト部103は、画像処理部102からレイアウト部103に入力された1または複数の画像信号のレイアウト処理を行う。それにより、1または複数の画像が配置された表示信号が生成される。レイアウト部103は、生成した表示信号を表示部104へ出力する。なお、画像を配置する領域(位置とサイズの組み合わせや、始点と終点の組み合わせなど)は表示制御部105から指示されるものとする。
表示部104は、バックライトと液晶パネルを有する表示モジュール(表示パネル)であり、レイアウト部103から表示部104に入力された表示信号に基づく画像を、表示部104の表示面上に表示する。なお、表示部104は、光源からの光を変調(透過または反射)して画像を表示する他の変調型(透過型または反射型)表示モジュールであってもよいし、有機ELパネルなどの自発光型表示モジュールであってもよい。
表示制御部105は、表示装置100が有する不揮発メモリ(不図示)に予め格納されたプログラムを実行して、表示装置100の各ブロックを制御する処理回路である。表示制御部105は、表示装置100の筐体に設けられたボタンなどに対するユーザ操作を受け付け、ユーザ操作に基づいて各ブロックを制御する。具体的には、表示制御部105は、ユーザ操作によって指定(設定)された設定輝度や色域種別、EOTF種別、表示レンジ、システムガンマ、比較表示モードの有効/無効、比較輝度などに基づいて、各ブロックを制御する。
以後、マルチ表示における1つの画像の表示や、領域分割表示における1つの領域の表示を「メイン表示」と記載し、マルチ表示における残りの画像それぞれの表示や、領域分割表示における残りの領域それぞれの表示を「サブ表示」と記載する。設定輝度は、メイン表示の上限輝度であり、設定輝度はもちろん、色域種別、EOTF種別、表示レンジ、システムガンマなども、メイン表示のために指定される。比較表示モードはマルチ表示を行うモードであり、比較輝度はサブ表示の上限輝度である。比較表示モードは領域分割表示を行うモードであってもよいし、マルチ表示を行うモード、領域分割表示を行うモード、マルチ表示も領域分割表示も行わないモードなどの複数のモードの間で表示装置100のモードが切り替え可能であってもよい。3つ以上の画像を並べて表示するマルチ表示や、画像を3つ以上の領域に分割して表示する領域分割表示の場合には、各サブ表示につい
て個別に比較輝度が指定される。
て個別に比較輝度が指定される。
なお、表示制御部105は、設定輝度に基づいて比較輝度を自動で決定してもよい。一例として、2つの画像を並べて表示するマルチ表示や、画像を2つの領域に分割して表示する領域分割表示を行う場合を考える。その場合には、図2に示すような設定輝度と比較輝度の所定の関係に基づいて、設定輝度から比較輝度を決定することができる。図2の例では、設定輝度が2000cd/m2の場合に、比較輝度は1000cd/m2と決定され、輝度設定が1000cd/m2の場合には、比較輝度は600cd/m2と決定される。各設定輝度に複数の比較輝度を予め対応付けておけば、3つ以上の画像を並べて表示するマルチ表示や、画像を3つ以上の領域に分割して表示する領域分割表示を行う場合にも、設定輝度から各サブ表示の比較輝度を決定することができる。なお、設定輝度と異なる輝度(設定輝度よりも低いまたは高い輝度)が比較輝度として決定されれば、比較輝度を自動で決定する方法は特に限定されない。また、後述する図12に示した、ユーザ操作を受け付けるメニューで、比較輝度をユーザに指定させてもよい。
比較表示モードが有効の場合(マルチ表示を行う場合)に、表示制御部105は、画像信号を複製して複数の画像信号を出力するよう入力部101へ指示する。比較表示モードが無効の場合には、表示制御部105は、画像信号を複製せずに1つの画像信号を出力するよう入力部101へ指示する。領域分割表示を行う場合にも、表示制御部105は、画像信号を複製せずに1つの画像信号を出力するよう入力部101へ指示する。
比較表示モードが有効の場合(マルチ表示を行う場合)に、表示制御部105は、複数の画像信号のそれぞれについて、画像を配置する領域(位置とサイズの組み合わせや、始点と終点の組み合わせなど)をレイアウト部103へ指示する。例えば、2つの画像を左右に並べて表示するマルチ表示を行う場合には、表示制御部105は、2つの画像を左右に並べて表示するよう、画像を配置する領域をレイアウト部103へ指示する。比較表示モードが無効の場合には、表示制御部105は、1つの画像信号を表示面全体に表示するよう、画像を配置する領域をレイアウト部103へ指示する。領域分割表示を行う場合にも、表示制御部105は、1つの画像信号を表示面全体に表示するよう、画像を配置する領域をレイアウト部103へ指示する。
表示制御部105は、比較表示モードが有効か否かにかかわらず、設定輝度からメイン表示の輝度ゲイン値を算出し、メイン表示の輝度ゲイン値や色域種別、EOTF種別、表示レンジ、システムガンマなどを画像処理部102へ指示する。メイン表示の輝度ゲイン値は、表示装置100で表示可能な輝度の上限で設定輝度を除算することで算出される。比較表示モードが無効の場合の表示(1つの画像信号のみの表示)は、メイン表示と同じ表示となる。比較表示モードが有効の場合(マルチ表示を行う場合)には、表示制御部105は、比較輝度からサブ表示の輝度ゲイン値を算出する。さらに、表示制御部105は、比較輝度とメイン表示のEOTF種別とに基づいて、サブ表示の他のパラメータ(色域種別、EOTF種別、表示レンジ、システムガンマなど)を決定する。そして、表示制御部105は、サブ表示の輝度ゲイン値や色域種別、EOTF種別、表示レンジ、システムガンマなどを画像処理部102へ指示する。領域分割表示を行う場合も、表示制御部105は、マルチ表示を行う場合と同様にサブ表示のパラメータを決定し、決定したパラメータを画像処理部102へ指示する。3つ以上の画像を並べて表示するマルチ表示や、画像を3つ以上の領域に分割して表示する領域分割表示の場合には、この処理が各サブ表示について個別に行われる。
図3は、表示制御部105で行われるパラメータ決定処理(輝度ゲイン値や色域種別、EOTF種別、表示レンジ、システムガンマなどのパラメータを決定する処理)の一例を示すフローチャートである。例えば、表示制御部105は、ユーザ操作によって比較表示
モードの有効/無効が変更された(切り替えられた)ことに応じて、図3のパラメータ決定処理を開始する。
モードの有効/無効が変更された(切り替えられた)ことに応じて、図3のパラメータ決定処理を開始する。
ステップS101では、表示制御部105は、比較表示モードが有効であるか否かを判定する。比較表示モードが有効の場合はステップS102へ処理が進められ、比較表示モードが無効の場合はステップS109へ処理が進められる。
ステップS102では、表示制御部105は、メイン表示のパラメータ(輝度ゲイン値や色域種別、EOTF種別、表示レンジ、システムガンマなど;画像処理内容)として、通常画質のパラメータを決定する。そして、ステップS103へ処理が進められる。通常画質のパラメータは、ユーザにより指定された設定輝度から算出された輝度ゲイン値や、ユーザ操作により指定された色域種別、EOTF種別、表示レンジ、システムガンマなどである。メイン表示は、例えば、2つの画像を左右に並べて表示するマルチ表示における、左側(左画面)の画像の表示である。設定輝度が2000cd/m2の場合には、表示装置100で表示可能な輝度の上限も2000cd/m2であるため、メイン表示の輝度ゲイン値(通常画質の輝度ゲイン値)として、1(=2000/2000)が算出される。
ステップS103では、表示制御部105は、サブ表示の輝度ゲイン値を、表示装置100で表示可能な輝度の上限(2000cd/m2)と、ユーザにより指定された比較輝度とから算出する。そして、ステップS104へ処理が進められる。比較輝度が1000cd/m2の場合には、サブ表示の輝度ゲイン値として0.5(=1000/2000)が算出される。輝度ゲイン値=0.5を用いた画像処理が行われることにより、サブ表示の上限輝度は、表示装置100で表示可能な輝度の上限(2000cd/m2)の0.5倍の輝度(1000cd/m2)となる。サブ表示は、例えば、2つの画像を左右に並べて表示するマルチ表示における、右側(右画面)の画像の表示である。
ステップS104では、表示制御部105は、メイン表示のEOTF種別(ユーザにより指定されたEOTF種別)が絶対輝度のHDR(High Dynamic Range)を扱うEOTF種別であるか否かを判定する。PQは、絶対輝度のHDRを扱うEOTF種別である。メイン表示のEOTF種別が絶対輝度のHDRを扱うEOTF種別である場合はステップS105へ処理が進められ、メイン表示のEOTF種別が絶対輝度を扱うEOTF種別でない場合はステップS106へ処理が進められる。
ステップS105では、表示制御部105は、サブ表示の表示レンジを比較輝度に応じて決定する。そして、ステップS108へ処理が進められる。例えば、比較輝度までの輝度レンジが、サブ表示の表示レンジとして決定される。比較輝度が1000cd/m2の場合には、1000cd/m2までの輝度レンジ(0〜1000cd/m2の輝度レンジ)が、サブ表示の表示レンジとして決定される。なお、メイン表示の表示レンジはユーザによって指定される。例えば、2000cd/m2までの輝度レンジ(0〜2000cd/m2の輝度レンジ)が、メイン表示の表示レンジとして指定される。
ステップS106では、表示制御部105は、メイン表示のEOTF種別が、相対輝度のHDRを扱い、且つ、表示する輝度に応じた階調値に画像の階調値を変換する階調変換が必要なEOTF種別であるか否かを判定する。HLGは、相対輝度のHDRを扱い且つ階調変換が必要なEOTF種別である。メイン表示のEOTF種別が相対輝度のHDRを扱い且つ階調変換が必要なEOTF種別である場合は、ステップS107へ処理が進められる。メイン表示のEOTF種別が相対輝度のHDRを扱い且つ階調変換が必要なEOTF種別でない場合は、ステップS108へ処理が進められる。
ステップS107では、表示制御部105は、サブ表示の階調変換のための変換パラメータを、比較輝度に応じて決定する。そして、ステップS108へ処理が進められる。例えば、メイン表示のEOTF種別がHLGの場合には、ITU−R BT.2100で規定される計算式を用いて、システムガンマが変換パラメータとして算出される。比較輝度が1000cd/m2の場合には、サブ表示のシステムガンマとして1.2が算出される。なお、メイン表示のシステムガンマはユーザによって指定される。例えば、1.33がメイン表示のシステムガンマとして指定される。
ステップS108では、表示制御部105は、サブ表示の残りのパラメータ(残りの画像処理内容)として、メイン表示と同じパラメータを決定する。そして、ステップS110へ処理が進められる。例えば、メイン表示のEOTF種別がPQの場合には、ステップS103でサブ表示の輝度ゲイン値が決定され、ステップS105でサブ表示の表示レンジが決定される。そのため、輝度ゲイン値と表示レンジ以外のパラメータ(EOTF種別や色域種別など)として、メイン表示と同じパラメータが決定される。
図4に、比較表示モードが有効の場合の各種パラメータの決定方法の一例を示す。メイン表示については、全てのパラメータがユーザによって指定される。サブ表示については、メイン表示のEOTF種別がPQの場合の表示レンジ、メイン表示のEOTF種別がHLGの場合のシステムガンマは、ユーザによって指定された比較輝度から算出される。輝度ゲイン値も、比較輝度(及び、表示装置100で表示可能な輝度の上限)から算出される。他のパラメータは、メイン表示と同じとなる。
図5は、サブ表示に関する各種パラメータの選択肢の一例を示す。比較表示モードは有効/無効の切り替えが可能である。比較輝度として、100〜1000cd/m2の輝度が設定可能である。EOTF種別がPQの場合の表示レンジとして、100〜1000cd/m2のいずれかを最大輝度とするレンジが設定可能である。ここで設定された値より大きい輝度を持つ画像領域が、その設定値でクリップして表示される。比較輝度が設定(変更)されると表示レンジは比較輝度に応じて自動で設定される。表示レンジが自動で設定された後にユーザが表示レンジを変更できてもよい。その場合に、例えば、ユーザは、100〜1000cd/m2の輝度を、表示レンジの最大輝度として指定する。EOTF種別がHLGの場合のシステムガンマとして、1.0〜1.5の値が設定可能である。比較輝度が設定(変更)されるとシステムガンマは比較輝度に応じて自動で設定される。システムガンマが自動で設定された後にユーザがシステムガンマを変更できてもよい。
ステップS109では、表示制御部105は、1つの画像信号を表示面全体に表示するためのパラメータ(画像処理内容)として、通常画質のパラメータを決定する。そして、ステップS110へ処理が進められる。
ステップS110では、表示制御部105は、決定したパラメータ(画像処理内容)を画像処理部102へ指示する。そして、表示制御部105は、パラメータ決定処理を終了する。パラメータが画像処理部102へ指示されると、画像処理部102は、パラメータに応じた画像処理を行う。例えば、EOTF種別がPQの場合には、指示(設定)された表示レンジに応じて、画像の輝度を変換する輝度変換が行われる。EOTF種別がHLGの場合には、指示(設定)されたシステムガンマを用いて、画像の階調値を変換する階調変換が行われる。その結果、表示部104において、パラメータに応じた画質で、マルチ表示や領域分割表示などが行われる。
図6(A)〜6(C)は、表示部104での表示例を示す。
図6(A)は、2つの画像を左右に並べて表示するマルチ表示を示す。図6(A)では
、メイン表示(左側の画像の表示)のEOTF種別がPQであるとする。そのため、サブ表示(右側の画像の表示)のEOTF種別もPQとなる(図3のステップS108)。また、図6(A)では、比較輝度=1000cd/m2が指定されているため、1000cd/m2までの輝度レンジ(0〜1000cd/m2の輝度レンジ)が、サブ表示の表示レンジとして決定されている(図3のステップS105)。なお、メイン表示について、設定輝度は2000cd/m2であり、表示レンジは0〜2000cd/m2の輝度レンジである。
、メイン表示(左側の画像の表示)のEOTF種別がPQであるとする。そのため、サブ表示(右側の画像の表示)のEOTF種別もPQとなる(図3のステップS108)。また、図6(A)では、比較輝度=1000cd/m2が指定されているため、1000cd/m2までの輝度レンジ(0〜1000cd/m2の輝度レンジ)が、サブ表示の表示レンジとして決定されている(図3のステップS105)。なお、メイン表示について、設定輝度は2000cd/m2であり、表示レンジは0〜2000cd/m2の輝度レンジである。
図6(A)のマルチ表示における、信号輝度(画像処理部102に入力された画像信号によって表された輝度;画像処理前(輝度変換前)の輝度)と表示輝度(画像処理後(輝度変換後)の輝度)との関係を、図7に示す。線120はメイン表示(左側)の信号輝度と表示輝度の関係を示し、線121はサブ表示(右側)の信号輝度と表示輝度の関係を示す。メイン表示では、2000cd/m2以下の信号輝度が、信号輝度と同じ表示輝度で表示され、2000cd/m2よりも高い信号輝度が、2000cd/m2の白飛びで表示される。サブ表示では、1000cd/m2以下の信号輝度が、信号輝度と同じ表示輝度で表示され、1000cd/m2よりも高い信号輝度が、1000cd/m2の白飛びで表示される。
図6(B)は、1つの画像を左右2つの領域に分割して表示面全体に表示する領域分割表示を示す。図6(B)でも、メイン表示(左側の領域での表示)のEOTF種別がPQであるとする。このため、サブ表示(右側の領域での表示)のEOTF種別もPQとなる(図3のステップS108)。また、図6(B)でも、比較輝度=1000cd/m2が指定されているため、1000cd/m2までの輝度レンジ(0〜1000cd/m2の輝度レンジ)が、サブ表示の表示レンジとして決定されている(図3のステップS105)。メイン表示についても、図6(A)と同様に、設定輝度は2000cd/m2であり、表示レンジは0〜2000cd/m2の輝度レンジである。
図6(C)は、2つの画像を左右に並べて表示するマルチ表示を示す。図6(C)では、メイン表示(左側の画像の表示)のEOTF種別がHLGであるとする。そのため、サブ表示(右側の画像の表示)のEOTF種別もHLGとなる(図3のステップS108)。また、図6(C)では、比較輝度=1000cd/m2が指定されているため、サブ表示のシステムガンマとして1.2が決定されている(図3のステップS107)。なお、メイン表示について、設定輝度は2000cd/m2であり、システムガンマは1.33である。
以上説明したように、実施例1によれば、比較輝度とメイン表示のEOTF種別とに応じて、サブ表示の各種パラメータが自動で設定され、サブ表示のための画像処理が行われる。これにより、ユーザは、サブ表示の各種パラメータを指定せずに、表示可能な輝度の上限が互いに異なる複数の表示装置の間での表示画質(表示の画質)の違いを容易に確認することが可能となる。例えば、輝度が異なり且つEOTF種別が同じ複数の表示(いずれもHDR)が容易に確認可能となる。
なお、輝度ゲイン値に応じて画像処理を制御することにより、表示の上限輝度を制御(変更)する例について説明したが、表示の上限輝度の制御方法はこれに限られない。例えば、表示面の複数の領域のそれぞれについてバックライトなどの光源の発光輝度を制御することにより、表示の上限輝度を制御してもよい。画像処理の制御と、光源の発光輝度の制御とを組み合わせて、表示の上限輝度を制御してもよい。
<実施例2>
以下、本発明の実施例2について説明する。実施例2では、実施例1の比較表示に加え
、画像処理部102による画像処理の対象(画像処理部102に入力された画像信号;画像処理部102による画像処理前の画像信号)の輝度分布を示す輝度分布情報をさらに表示する例について説明する。具体的には、メイン表示とサブ表示のそれぞれについて輝度分布情報として波形モニタを生成し、生成した2つの波形モニタ(メイン表示に対応する波形モニタ、及び、サブ表示に対応する波形モニタ)をさらに表示する例について説明する。また、使用されるEOTF種別がPQであり、サブ表示に対応する波形モニタを、メイン表示の表示レンジとサブ表示の表示レンジとの差分が当該波形モニタの表示において識別可能となるように生成する例について説明する。なお、実施例2では、比較表示で行われる表示のうち、表示レンジの最大輝度が最も高い表示をメイン表示とし、残りの表示をサブ表示とする。輝度分布情報は波形モニタに限られず、輝度ヒストグラムなどであってもよい。以下では、実施例1と異なる点(構成や処理など)について詳しく説明し、実施例1と同様の点については適宜説明を省略する。
以下、本発明の実施例2について説明する。実施例2では、実施例1の比較表示に加え
、画像処理部102による画像処理の対象(画像処理部102に入力された画像信号;画像処理部102による画像処理前の画像信号)の輝度分布を示す輝度分布情報をさらに表示する例について説明する。具体的には、メイン表示とサブ表示のそれぞれについて輝度分布情報として波形モニタを生成し、生成した2つの波形モニタ(メイン表示に対応する波形モニタ、及び、サブ表示に対応する波形モニタ)をさらに表示する例について説明する。また、使用されるEOTF種別がPQであり、サブ表示に対応する波形モニタを、メイン表示の表示レンジとサブ表示の表示レンジとの差分が当該波形モニタの表示において識別可能となるように生成する例について説明する。なお、実施例2では、比較表示で行われる表示のうち、表示レンジの最大輝度が最も高い表示をメイン表示とし、残りの表示をサブ表示とする。輝度分布情報は波形モニタに限られず、輝度ヒストグラムなどであってもよい。以下では、実施例1と異なる点(構成や処理など)について詳しく説明し、実施例1と同様の点については適宜説明を省略する。
図8は、実施例2に係る表示装置200の構成例を示すブロック図である。表示装置200は、入力部201、画像処理部102、合成部203、表示部104、表示制御部205、及び、波形モニタ生成部206を有する。なお、図8では、表示制御部205からの矢印(各ブロックを制御するための制御線)を省略している。また、図1と同じブロックには図1(実施例1)と同じ符号を付している。
入力部201は、実施例1の入力部101と同様の処理を行う。さらに、入力部201は、表示制御部205からの指示に応じて、画像処理部102へ出力する画像信号と同じ画像信号を波形モニタ生成部206へも出力する。
合成部203は、画像処理部102から合成部203に入力される1または複数の画像信号と、波形モニタ生成部206から合成部203に入力される1または複数の波形モニタとのレイアウト処理を行う。それにより、1または複数の画像と1または複数の波形モニタとが配置された表示信号が生成される。レイアウト部103は、生成した表示信号を表示部104へ出力する。なお、画像を配置する領域(位置とサイズの組み合わせや、始点と終点の組み合わせなど)と同様に、波形モニタを配置する領域も、表示制御部205から指示されるものとする。
表示制御部205は、実施例1の表示制御部105と同様の処理を行う。さらに、表示制御部205は、波形モニタの生成を波形モニタ生成部206へ指示する。
図9は、表示制御部205で行われる波形モニタ指示処理(波形モニタの生成を指示する処理)の一例を示すフローチャートである。例えば、表示制御部205は、波形モニタを表示する波形モニタ表示設定の有効/無効がユーザ操作に応じて変更された(切り替えられた)ことに応じて、図9の波形モニタ指示処理を開始する。
ステップS201では、表示制御部205は、波形モニタ表示設定が有効であるか否かを判定する。波形モニタ表示設定が有効の場合はステップS202へ処理が進められ、波形モニタ表示設定が無効の場合はステップS205へ処理が進められる。
ステップS202では、表示制御部205は、比較表示モードが有効であるか否かを判定する。比較表示モードが有効の場合はステップS203へ処理が進められ、比較表示モードが無効の場合はステップS204へ処理が進められる。
ステップS203では、表示制御部205は、行われる複数の表示(メイン表示とサブ表示)にそれぞれ対応する複数の波形モニタの生成を、波形モニタ生成部206へ指示する。そして、表示制御部205は、波形モニタ指示処理を終了する。
ステップS204では、表示制御部205は、行われる1つの表示(1つの画像信号のみの表示)に対応する1つの波形モニタの生成を、波形モニタ生成部206へ指示する。そして、表示制御部205は、波形モニタ指示処理を終了する。
ステップS205では、表示制御部205は、波形モニタを生成しないよう波形モニタ生成部206へ指示する。若しくは、表示制御部205は、波形モニタ生成部206へ指示を行わない。そして、表示制御部205は、波形モニタ指示処理を終了する。
ここで、表示制御部205は、波形モニタ生成部206へ波形モニタの生成を指示する際に、波形モニタ生成部206へ表示色情報を送信する。表示色情報は、波形モニタにおける波形の色を輝度レンジごとに示す情報である。マルチ表示や領域分割表示などの比較表示を行う場合には、表示制御部205は、メイン表示の表示レンジと、サブ表示の表示レンジとに基づき、表示色情報を決定する。1つの画像信号のみの表示を行う場合の波形モニタの表示色情報は、メイン表示に対応する波形モニタの表示色情報と同じである。
表示制御部205は、メイン表示に対応する波形モニタの表示色情報を、例えば以下の表示が行われるように生成する。
・メイン表示の表示レンジの波形が、白飛びしていないこと(クリップして表示されていないこと)を示す白色で表示される。
・メイン表示の表示レンジの最大輝度よりも高い輝度のレンジの波形が、白飛びしていること(クリップして表示されていること)を示す赤色で表示される。
・メイン表示の表示レンジの波形が、白飛びしていないこと(クリップして表示されていないこと)を示す白色で表示される。
・メイン表示の表示レンジの最大輝度よりも高い輝度のレンジの波形が、白飛びしていること(クリップして表示されていること)を示す赤色で表示される。
表示制御部205は、サブ表示に対応する波形モニタの表示色情報を、例えば以下の表示が行われるように生成する。
・サブ表示の表示レンジの波形が、白飛びしていないことを示す白色で表示される。
・メイン表示の表示レンジからサブ表示の表示レンジを除いた輝度レンジの波形が、サブ表示でのみ白飛びしていることを示す橙色で表示される。
・メイン表示の表示レンジの最大輝度よりも高い輝度のレンジの波形が、メイン表示とサブ表示の両方で白飛びしていることを示す赤色で表示される。
・サブ表示の表示レンジの波形が、白飛びしていないことを示す白色で表示される。
・メイン表示の表示レンジからサブ表示の表示レンジを除いた輝度レンジの波形が、サブ表示でのみ白飛びしていることを示す橙色で表示される。
・メイン表示の表示レンジの最大輝度よりも高い輝度のレンジの波形が、メイン表示とサブ表示の両方で白飛びしていることを示す赤色で表示される。
図10は、メイン表示の表示レンジが2000cd/m2且つサブ表示の表示レンジが1000cd/m2の場合の表示色情報の例を示す。図10の例では、メイン表示に対応する波形モニタでは、輝度が2000cd/m2以下である輝度レンジの波形が白色で表示され、輝度が2000cd/m2よりも高い輝度レンジの波形が赤色で表示される。サブ表示に対応する波形モニタでは、輝度が1000cd/m2以下である輝度レンジの波形が白色で表示され、輝度が1000cd/m2よりも高く且つ2000cd/m2以下である輝度レンジの波形が橙色で表示される。そして、輝度が2000cd/m2よりも高い輝度レンジの波形が赤色で表示される。
なお、サブ表示の表示レンジの最大輝度よりも高い輝度のレンジを複数に分けず、サブ表示に対応する波形モニタにおいて、サブ表示の表示レンジの最大輝度よりも高い輝度のレンジの波形が赤色で表示されてもよい。上述した各種輝度レンジの波形を識別できれば、波形の色は特に限定さない。また、各種輝度レンジの波形を色で識別可能にする例を説明したが、各種輝度レンジの波形を識別可能に表示する方法は特に限定されない。例えば、波形の点滅の有無やスピードなどを変えることにより、各種輝度レンジの波形が識別可能とされてもよい。
表示制御部205から波形モニタ生成部206へ波形モニタの生成が指示されると、波形モニタ生成部206は、入力部201から波形モニタ生成部206へ入力された画像信
号の波形モニタを生成する。波形モニタは、EOTF種別と、表示制御部205から出力された表示色情報とに基づいて生成される。波形モニタ生成部206は、生成した波形モニタを合成部203へ出力する。
号の波形モニタを生成する。波形モニタは、EOTF種別と、表示制御部205から出力された表示色情報とに基づいて生成される。波形モニタ生成部206は、生成した波形モニタを合成部203へ出力する。
図11は、表示部104での表示例を示す。図11では、2つの画像を左右に並べて表示するマルチ表示が行われている。上述したように、EOTF種別はPQである。メイン表示(左側の画像の表示)について、設定輝度は2000cd/m2であり、表示レンジは0〜2000cd/m2の輝度レンジである。サブ表示(右側の画像の表示)について、比較輝度は1000cd/m2であり、表示レンジは0〜1000cd/m2の輝度レンジである。図11では、メイン表示とサブ表示の2つの表示に2つの波形モニタがそれぞれ対応付けられて表示されている。
メイン表示に対応する波形モニタでは、輝度が2000cd/m2以下である輝度レンジの波形が白色で表示され、輝度が2000cd/m2よりも高い輝度レンジの波形が赤色で表示される。つまり、メイン表示で白飛びしている輝度レンジの波形が赤色で表示される。
サブ表示に対応する波形モニタでは、輝度が1000cd/m2以下である輝度レンジの波形が白色で表示され、輝度が1000cd/m2よりも高く且つ2000cd/m2以下である輝度レンジの波形が橙色で表示される。そして、輝度が2000cd/m2よりも高い輝度レンジの波形が赤色で表示される。つまり、メイン表示とサブ表示の両方で白飛びしている輝度レンジの波形が赤色で表示され、サブ表示でのみ白飛びしている輝度レンジの波形が橙色で表示される。
図12は、表示部104での他の表示例を示す。図12でも、図11と同様に、メイン表示、サブ表示、メイン表示に対応する波形モニタの表示、及び、サブ表示に対応する波形モニタの表示が行われている。さらに、図12では、最大表示輝度(設定輝度や比較輝度)と表示レンジが、メイン表示とサブ表示のそれぞれの上部に表示されており、最大表示輝度と表示レンジをユーザが一目でわかるようにされている。図12では、ユーザ操作を受け付けるためのメニュー1200が表示されている。メニュー1200は、項目1201〜1204を含む。項目1201は、比較表示モードの有効/無効(オン/オフ)を指定するための項目である。項目1202は、比較表示モードにおける比較種別を指定するための項目である。比較種別には、最大輝度が互いに異なる複数のHDR表示(又は複数のSDR(Standard Dynamic Range)表示)を比較する「輝度比較」や、HDR表示とSDR表示を比較する「HDR/SDR」などがある。項目1203は、比較表示モードが有効の場合の比較輝度を指定するための項目である。項目1204は、サブ表示の後にサブ表示のパラメータ(PQの場合は表示レンジ(表示レンジの最大輝度)、HLGの場合はシステムガンマ)を指定するための項目である。
以上説明したように、実施例2によれば、メイン表示に対応する波形モニタ(輝度分布情報)と、サブ表示に対応する波形モニタ(輝度分布情報)とが生成される。そして、メイン表示、サブ表示、メイン表示に対応する波形モニタの表示、及び、サブ表示に対応する波形モニタの表示が共に行われる。これにより、ユーザは、波形モニタを確認して、メイン表示とサブ表示の間での表示画質の違いなどを容易かつ詳細に確認することができる。
さらに、サブ表示に対応する波形モニタでは、メイン表示の表示レンジとサブ表示の表示レンジとの差分が識別可能である。具体的には、メイン表示に対応する波形モニタでは、メイン表示で白飛びしている輝度レンジと、メイン表示で白飛びしていない輝度レンジとが識別可能である。そして、サブ表示に対応する波形モニタでは、サブ表示で白飛びし
ていない輝度レンジ、サブ表示でのみ白飛びしている輝度レンジ、及び、メイン表示とサブ表示の両方で白飛びしている輝度レンジが識別可能である。これにより、上記表示画質の違いなどを容易かつより詳細に確認することができる。なお、サブ表示に対応する波形モニタの代わりにメイン表示に対応する波形モニタにおいて、サブ表示でのみ白飛びしている輝度レンジ(すなわち、メイン表示でのみ白飛びしていない輝度レンジ)を表示させることにより、メイン表示の表示レンジとサブ表示の表示レンジとの差分を識別可能にしてもよい。
ていない輝度レンジ、サブ表示でのみ白飛びしている輝度レンジ、及び、メイン表示とサブ表示の両方で白飛びしている輝度レンジが識別可能である。これにより、上記表示画質の違いなどを容易かつより詳細に確認することができる。なお、サブ表示に対応する波形モニタの代わりにメイン表示に対応する波形モニタにおいて、サブ表示でのみ白飛びしている輝度レンジ(すなわち、メイン表示でのみ白飛びしていない輝度レンジ)を表示させることにより、メイン表示の表示レンジとサブ表示の表示レンジとの差分を識別可能にしてもよい。
なお、EOTF種別がPQである場合の例を説明したが、EOTF種別はHLGなどであってもよい。EOTF種別がHLGなどの場合に、波形モニタ生成部206は、メイン表示に対応する波形モニタによって示された輝度レンジがメイン表示の輝度レンジ(表示輝度のレンジ)となるように、メイン表示に対応する波形モニタを生成してもよい。同様に、波形モニタ生成部206は、サブ表示に対応する波形モニタによって示された輝度レンジがサブ表示の輝度レンジ(表示輝度のレンジ)となるように、メイン表示に対応する波形モニタを生成してもよい。具体的には、メイン表示の設定輝度が2000cd/m2の場合には、波形モニタ生成部206は、最大輝度として2000cd/m2を示すように、メイン表示に対応する波形モニタの輝度軸(輝度軸の目盛)を設定する。同様に、サブ表示の比較輝度が1000cd/m2の場合には、波形モニタ生成部206は、最大輝度として1000cd/m2を示すように、サブ表示に対応する波形モニタの輝度軸(輝度軸の目盛)を設定する。輝度ヒストグラムなどの他の輝度分布情報を生成する場合も同様である。なお、EOTF種別がPQである場合には、メイン表示に対応する波形モニタ及びサブ表示に対応する波形モニタの両方を表示し、EOTF種別がHLGである場合には、メイン表示に対応する波形モニタだけを表示することにしてもよい。
<実施例3>
以下、本発明の実施例3について説明する。実施例3では、比較表示の際に、メイン表示の表示レンジとサブ表示の表示レンジとの差分がサブ表示において識別可能となるように、サブ表示のための画像処理の結果に所定の画像処理を施す例について説明する。具体的には、比較表示中にオーバーレンジ表示(表示レンジと、それ以外の輝度レンジとが識別可能な表示;輝度警告)を行う場合に、上記差分が識別可能となるようにサブ表示のオーバーレンジ表示を行う例について説明する。なお、実施例3では、比較表示で行われる表示のうち、表示レンジの最大輝度が最も高い表示をメイン表示とし、残りの表示をサブ表示とする。所定の画像処理はオーバーレンジ表示のための画像処理に限られない。以下では、実施例1と異なる点(構成や処理など)について詳しく説明し、実施例1と同様の点については適宜説明を省略する。
以下、本発明の実施例3について説明する。実施例3では、比較表示の際に、メイン表示の表示レンジとサブ表示の表示レンジとの差分がサブ表示において識別可能となるように、サブ表示のための画像処理の結果に所定の画像処理を施す例について説明する。具体的には、比較表示中にオーバーレンジ表示(表示レンジと、それ以外の輝度レンジとが識別可能な表示;輝度警告)を行う場合に、上記差分が識別可能となるようにサブ表示のオーバーレンジ表示を行う例について説明する。なお、実施例3では、比較表示で行われる表示のうち、表示レンジの最大輝度が最も高い表示をメイン表示とし、残りの表示をサブ表示とする。所定の画像処理はオーバーレンジ表示のための画像処理に限られない。以下では、実施例1と異なる点(構成や処理など)について詳しく説明し、実施例1と同様の点については適宜説明を省略する。
図13は、実施例3に係る表示装置300の構成例を示すブロック図である。表示装置300は、入力部101、画像処理部102、レイアウト部103、表示部104、表示制御部305、及び、色変換部306を有する。なお、図13では、図1と同じブロックには図1(実施例1)と同じ符号を付している。
表示制御部305は、実施例1の表示制御部105と同様の処理を行う。さらに、表示制御部305は、比較表示モードが有効の場合に、メイン表示の表示レンジに基づきメイン表示の対応する変換色情報を決定し、メイン表示の表示レンジとサブ表示の表示レンジとに基づき、サブ表示に対応する変換色情報を決定する。そして、表示制御部305は、生成した変換色情報を、色変換指示(色変換を行う指示)とともに色変換部306へ送信する。変換色情報は、比較表示の色を輝度レンジごとに示す情報である。1つの画像信号のみの表示を行う場合の変換色情報は、メイン表示に対応する変換色情報と同じである。
表示制御部305は、メイン表示に対応する変換色情報を、例えば以下のメイン表示が
行われるように生成する。
・信号輝度(画像処理部102に入力された画像信号によって表された輝度;画像処理部102による画像処理前の輝度)がメイン表示の表示レンジの輝度である領域が、白飛びしていないことを示すモノクロ色で表示される。
・信号輝度がメイン表示の表示レンジの最大輝度よりも高い輝度である領域が、白飛びしていることを示す赤色で表示される。
行われるように生成する。
・信号輝度(画像処理部102に入力された画像信号によって表された輝度;画像処理部102による画像処理前の輝度)がメイン表示の表示レンジの輝度である領域が、白飛びしていないことを示すモノクロ色で表示される。
・信号輝度がメイン表示の表示レンジの最大輝度よりも高い輝度である領域が、白飛びしていることを示す赤色で表示される。
表示制御部305は、サブ表示に対応する変換色情報を、例えば以下のサブ表示が行われるように生成する。
・信号輝度がサブ表示の表示レンジの輝度である領域が、白飛びしていないことを示すモノクロ色で表示される。
・信号輝度が、メイン表示の表示レンジからサブ表示の表示レンジを除いた輝度レンジの輝度である領域が、サブ表示でのみ白飛びしていることを示す橙色で表示される。
・信号輝度がメイン表示の表示レンジの最大輝度よりも高い輝度である領域が、メイン表示とサブ表示の両方で白飛びしていることを示す赤色で表示される。
・信号輝度がサブ表示の表示レンジの輝度である領域が、白飛びしていないことを示すモノクロ色で表示される。
・信号輝度が、メイン表示の表示レンジからサブ表示の表示レンジを除いた輝度レンジの輝度である領域が、サブ表示でのみ白飛びしていることを示す橙色で表示される。
・信号輝度がメイン表示の表示レンジの最大輝度よりも高い輝度である領域が、メイン表示とサブ表示の両方で白飛びしていることを示す赤色で表示される。
図14は、メイン表示の表示レンジが2000cd/m2且つサブ表示の表示レンジが1000cd/m2の場合の変換色情報の例を示す。図14の例では、メイン表示において、信号輝度が2000cd/m2以下である領域がモノクロ色で表示され、信号輝度が2000cd/m2よりも高い領域が赤色で表示される。サブ表示においては、信号輝度が1000cd/m2以下である領域がモノクロ色で表示され、信号輝度が1000cd/m2よりも高く且つ2000cd/m2以下である領域が橙色で表示される。そして、信号輝度が2000cd/m2よりも高い領域が赤色で表示される。
なお、サブ表示の表示レンジの最大輝度よりも高い輝度のレンジを複数に分けず、サブ表示において、信号輝度がサブ表示の表示レンジの最大輝度よりも高い領域が赤色で表示されてもよい。上述した各種領域を識別できれば、領域の色は特に限定さない。また、各種領域を色で識別可能にする例を説明したが、各種領域を識別可能に表示する方法は特に限定されない。例えば、領域の点滅の有無やスピードなどを変えることにより、各種領域が識別可能とされてもよいし、各種領域を示すグラフィック(ゼブラパターンや枠(輪郭線)など)を重畳表示することにより、各種領域が識別可能とされてもよい。さらに、メイン表示及びサブ表示において、白飛びしていないことは表示しなくてもよい。すなわち、白飛びしていない画像領域については、色変換せずにそのまま(通常の画像を)表示してもよい。
一例として、メイン表示の表示レンジが2000cd/m2且つサブ表示の表示レンジが1000cd/m2の場合の場合を考える。その場合には、メイン表示において、信号輝度が2000cd/m2よりも高い領域に左斜線のゼブラパターンを重畳表示してもよい。そして、サブ表示において、信号輝度が2000cd/m2よりも高い領域に左斜線のゼブラパターンを重畳表示し、信号輝度が1000cd/m2よりも高く且つ2000cd/m2以下である領域に右斜線のゼブラパターンを重畳表示してもよい。
表示制御部305から色変換部306へ色変換指示が入力されると、色変換部306は、表示制御部305から色変換部306へ入力された変換色情報に基づいて、画像処理部102から色変換部306へ入力された画像信号に色変換処理を施す。色変換処理は、上述したように各種領域の色を変換する処理である。そして、色変換部306は、色変換処理後の画像信号をレイアウト部103へ出力する。色変換部306に複数の画像信号が入力される場合、つまりマルチ表示を行う場合には、色変換部306は、複数の画像信号の間で異なる色変換処理を行うことができる。同様に、領域分割表示を行う場合には、色変換部306は、画像信号の複数の画像領域(画像における複数の領域)の間で異なる色変
換処理を行うことができる。
換処理を行うことができる。
図15は、表示部104での表示例を示す。図15では、2つの画像を左右に並べて表示するマルチ表示が行われている。EOTF種別はPQである。メイン表示(左側の画像の表示)について、設定輝度は2000cd/m2であり、表示レンジは0〜2000cd/m2の輝度レンジである。サブ表示(右側の画像の表示)について、比較輝度は1000cd/m2であり、表示レンジは0〜1000cd/m2の輝度レンジである。そのため、1000cd/m2より大きい輝度を持つ画像領域が、1000cd/m2でクリップして表示される。図15では、メイン表示とサブ表示のそれぞれとして、オーバーレンジ表示が行われている。
メイン表示では、信号輝度(画像処理部102による画像処理前の輝度)が2000cd/m2以下である領域がモノクロ色で表示され、信号輝度が2000cd/m2よりも高い領域が赤色で表示される。つまり、メイン表示で白飛びしている領域が赤色で表示される。
サブ表示では、信号輝度が1000cd/m2以下である領域がモノクロ色で表示され、信号輝度が1000cd/m2よりも高く且つ2000cd/m2以下である領域が橙色で表示され、信号輝度が2000cd/m2よりも高い領域が赤色で表示される。つまり、メイン表示とサブ表示の両方で白飛びしている領域が赤色で表示され、サブ表示でのみ白飛びしている領域が橙色で表示される。
以上説明したように、実施例3によれば、比較表示中にオーバーレンジ表示を行う場合に、サブ表示のオーバーレンジ表示において、メイン表示の表示レンジとサブ表示の表示レンジとの差分に対応する領域が、着色などで他の領域と区別される。これにより、ユーザは、着色などの所定の画像処理が施された後の画像信号を確認して、メイン表示とサブ表示の間での表示画質の違いなどを容易かつ詳細に確認することができる。例えば、ユーザは、白飛び領域の位置やサイズ、表示レンジの違いによる白飛び領域の違いなどを確認することができる。なお、サブ表示の代わりにメイン表示において、サブ表示でのみ白飛びしている領域(すなわち、メイン表示でのみ白飛びしていない領域)を橙色で表示させることにより、メイン表示の表示レンジとサブ表示の表示レンジとの差分を識別可能にしてもよい。
図16は、表示部104での他の表示例を示す。図16において、EOTF種別や表示レンジなどは、図15と同じである。図16では、色変換処理前のメイン表示(左上)、色変換処理前のサブ表示(右上)、色変換処理後のメイン表示(左下)、及び、色変換処理後のサブ表示(右下)が共に行われている。例えば、入力部101が、入力部101に入力された画像信号を複製して4つの画像信号を出力する。そして、画像処理部102が、4つの画像信号の間で画像処理を切り替え、色変換部306が、4つの画像信号の間で色変換処理の実行/非実行や色変換情報を切り替える。そうすることで、図16のような表示が可能となる。色変換処理前の画像と色変換処理後の画像とを表示することにより、ユーザは色変換処理後の画像だけでなく、色変換処理前の画像も確認できるため、上記表示画質の違いなどを容易かつより詳細に確認することができる。
<実施例4>
以下、本発明の実施例4について説明する。実施例1では、1つのメイン表示と1つのサブ表示を行う例について説明した。実施例4では、1つのメイン表示と複数のサブ表示を行う例について説明する。具体的には、HDRの画質でメイン表示と2つのサブ表示を行い、SDRの画質で1つのサブ表示を行う例について説明する。以下では、実施例1と異なる点(構成や処理など)について詳しく説明し、実施例1と同様の点については適宜
説明を省略する。
以下、本発明の実施例4について説明する。実施例1では、1つのメイン表示と1つのサブ表示を行う例について説明した。実施例4では、1つのメイン表示と複数のサブ表示を行う例について説明する。具体的には、HDRの画質でメイン表示と2つのサブ表示を行い、SDRの画質で1つのサブ表示を行う例について説明する。以下では、実施例1と異なる点(構成や処理など)について詳しく説明し、実施例1と同様の点については適宜
説明を省略する。
実施例4に係る表示装置の構成は、実施例1(図1)と同様である。なお、表示装置100は4000cd/m2までの表示が可能である、すなわち表示装置100で表示可能な輝度の上限は4000cd/m2であるとする。
画像処理部102は、実施例1で述べた画像処理に加え、SDRの表示を行うための画像処理を行うこともできる。SDRの表示を行うための画像処理は特に限定されないが、LUT(Look Up Table)データを用いて画像信号を変換する変換処理であるとする。
表示制御部105は、実施例1で述べた処理を行う。さらに、表示制御部105は、比較輝度が100cd/m2である画像(領域)がSDRの画質で表示されるように、各ブロックを制御する。メイン表示の位置、サブ表示の位置、サブ表示の数、設定輝度、比較輝度などは特に限定されないが、実施例4では、設定輝度=4000cd/m2のメイン表示が、表示面の左上で行われるとする。そして、比較輝度=2000cd/m2のサブ表示が表示面の右上で、比較輝度=1000cd/m2のサブ表示が表示面の左下で、比較輝度=100cd/m2のサブ表示が表示面の右下で行われるとする。
実施例4では、輝度比較モードが有効の場合に、表示制御部105は、画像信号を複製して4つの画像信号を出力するよう入力部101へ指示する。そして、表示制御部105は、4つの画像(4つの画像信号)を左上、右上、左下、及び、右下にそれぞれ並べて表示するするよう、各画像を配置する領域をレイアウト部103へ指示する。
輝度比較モードが有効の場合に、表示制御部105は、表示制御部105は、設定輝度=4000cd/m2、比較輝度=2000cd/m2、及び、比較輝度=1000cd/m2の表示について、実施例1と同様の処理を行う。
一方で、比較輝度=100cd/m2の表示については、実施例1と異なる処理が行われる。具体的には、表示制御部105は、表示装置100が有する不揮発メモリ(不図示)に予め格納されたLUTデータを読み出す。そして、表示制御部105は、読み出したLUTデータを用いた変換処理を、比較輝度=100cd/m2で表示する画像信号(右下に表示する画像信号)に施すよう、画像処理部102へ指示する。LUTデータは、HDR信号(HDRの画像信号;PQやHLGなどに対応する画像信号)をSDR信号(SDRの画像信号)に変換するためのデータである。さらに、表示制御部105は、比較輝度=100cd/m2の表示についてのパラメータとして、色域種別=BT.709、EOTF種別=ガンマ2.2などを決定し、決定したパラメータを画像処理部102へ出力する。これらにより、比較輝度が100cd/m2の場合には、メイン表示のEOTF種別にかかわらずに、SDRの表示が行われる。
図17(A),17(B)は、実施例4に係る画像処理内容の一例を示す。図17(A)は、メイン表示のEOTF種別(ユーザにより指定されたEOTF種別)がPQの場合の表示例を示し、図17(B)は、メイン表示のEOTF種別がHLGの場合の表示例を示す。輝度ゲイン値により各表示の上限輝度が制御される。具体的には、左上メイン表示の上限輝度は4000cd/m2に、右上サブ表示の上限輝度は2000cd/m2に、左下サブ表示の上限輝度は1000cd/m2に、右下サブ表示の上限輝度は100cd/m2に制御される。
図18(A),18(B)は、実施例4に係る比較表示の表示例を示す。図18(A)は、メイン表示のEOTF種別がPQの場合の表示例を示し、図18(B)は、メイン表
示のEOTF種別がHLGの場合の表示例を示す。左上メイン表示、右上サブ表示、左下サブ表示、及び、右下サブ表示の4つの表示の間で、表示輝度や表示画質が互いに異なっている。
示のEOTF種別がHLGの場合の表示例を示す。左上メイン表示、右上サブ表示、左下サブ表示、及び、右下サブ表示の4つの表示の間で、表示輝度や表示画質が互いに異なっている。
以上説明したように、実施例4によれば、メイン表示と複数のサブ表示とが共に行われる。これにより、ユーザは、3台以上の表示装置の間での表示画質の違いを容易に確認することが可能となる。さらに、実施例4によれば、複数のサブ表示のいずれかがSDRの画質で行われるため、HDRに対応した表示装置とHDRに対応しない表示装置(SDRの表示装置)との間での表示画質の違いも容易に確認することができる。
なお、実施例1〜4(変形例を含む)はあくまで一例であり、本発明の要旨の範囲内で実施例1〜4の構成を適宜変形したり変更したりすることにより得られる構成も、本発明に含まれる。実施例1〜4の構成を適宜組み合わせて得られる構成も、本発明に含まれる。
<その他の実施例>
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100,200,300:表示装置 102:画像処理部 104:表示部
105,205,305:表示制御部
105,205,305:表示制御部
Claims (18)
- 第1の画像処理と第2の画像処理とを行う処理手段と、
前記第1の画像処理の結果に基づく第1の表示と、前記第2の画像処理の結果に基づく第2の表示とを共に行う表示手段と、
前記第2の表示の上限輝度を設定する設定手段と
を有し、
前記第1の表示のEOTF種別と前記第2の表示のEOTF種別とは、HDRを扱うEOTF種別であり、
前記処理手段は、前記第2の画像処理において、前記設定手段により設定された前記上限輝度と、前記第1の表示のEOTF種別とに応じて、画像の輝度を変換する輝度変換を行う
ことを特徴とする表示装置。 - 前記EOTF種別が、絶対輝度のHDRを扱うEOTF種別である場合に、
前記処理手段は、
前記上限輝度に応じて、前記第2の表示の表示レンジを決定し、
前記第2の画像処理において、決定した前記表示レンジに応じて前記輝度変換を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 前記絶対輝度のHDRを扱う前記EOTF種別は、PQである
ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。 - 前記EOTF種別が、相対輝度のHDRを扱い、且つ、表示する輝度に応じた階調値に画像の階調値を変換する階調変換が必要なEOTF種別である場合に、
前記処理手段は、
前記上限輝度に応じて、前記階調変換のための変換パラメータを決定し、
前記第2の画像処理において、前記輝度変換として、決定した前記変換パラメータを用いた階調変換を行う
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。 - 前記相対輝度のHDRを扱い且つ前記階調変換が必要な前記EOTF種別は、HLGである
ことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。 - 前記設定手段は、前記第1の表示の上限輝度に基づいて、前記第2の表示の前記上限輝度を設定する
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示装置。 - 前記第1の表示に対応する輝度分布を示す第1の情報と、前記第2の表示に対応する輝度分布を示す第2の情報とを生成する生成手段をさらに有し、
前記表示手段は、前記第1の表示、前記第2の表示、前記第1の情報の表示、及び、前記第2の情報の表示を共に行う
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の表示装置。 - 前記生成手段は、前記第1の表示の表示レンジと前記第2の表示の表示レンジとの差分が前記第1の情報または前記第2の情報の表示において識別可能となるように、前記第1の情報または前記第2の情報を生成する
ことを特徴とする請求項7に記載の表示装置。 - 前記処理手段は、前記第1の表示の表示レンジと前記第2の表示の表示レンジとの差分が前記第1の表示または前記第2の表示において識別可能となるように、所定の画像処理をさらに行う
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の表示装置。 - 前記表示手段は、前記所定の画像処理前の前記第1の表示または前記第2の表示、及び、前記所定の画像処理後の第1の表示または第2の表示を共に行う
ことを特徴とする請求項9に記載の表示装置。 - 前記処理手段は、第3の画像処理をさらに行い、
前記表示手段は、前記第1の表示、前記第2の表示、及び、前記第3の画像処理の結果に基づく第3の表示を行い、
前記設定手段は、前記第3の表示の上限輝度をさらに設定し、
前記処理手段は、前記第3の画像処理において、前記設定手段により設定された前記第3の表示の前記上限輝度と、前記第1の表示の前記EOTF種別とに応じて、輝度変換を行う
ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の表示装置。 - 前記第3の表示の前記上限輝度として、SDRの上限輝度が設定された場合に、前記処理手段は、前記第1の表示の前記EOTF種別にかかわらず、前記第3の表示が前記SDRの表示となるように輝度変換を行う
ことを特徴とする請求項11に記載の表示装置。 - 第1の画像処理と第2の画像処理とを行う処理手段と、
前記第1の画像処理の結果に基づく第1の表示と、前記第2の画像処理の結果に基づく第2の表示とを共に行う表示手段と、
前記第1の表示に対応する輝度分布を示す第1の情報と、前記第2の表示に対応する輝度分布を示す第2の情報とを生成する生成手段と
を有し、
前記表示手段は、前記第1の表示、前記第2の表示、前記第1の情報の表示、及び、前記第2の情報の表示を共に行い、
前記第1の表示のEOTF種別と前記第2の表示のEOTF種別とは、絶対輝度のHDRを扱うEOTF種別であり、
前記生成手段は、前記第1の表示の表示レンジと前記第2の表示の表示レンジとの差分が前記第1の情報または前記第2の情報の表示において識別可能となるように、前記第1の情報または前記第2の情報を生成する
ことを特徴とする表示装置。 - 第1の画像処理と第2の画像処理とを行う処理手段と、
前記第1の画像処理の結果に基づく第1の表示と、前記第2の画像処理の結果に基づく第2の表示とを共に行う表示手段と
を有し、
前記第1の表示のEOTF種別と前記第2の表示のEOTF種別とは、絶対輝度のHDRを扱うEOTF種別であり、
前記処理手段は、前記第1の表示の表示レンジと前記第2の表示の表示レンジとの差分が前記第1の表示または前記第2の表示において識別可能となるように、所定の画像処理をさらに行う
ことを特徴とする表示装置。 - 第1の画像処理と第2の画像処理とを行う処理ステップと、
前記第1の画像処理の結果に基づく第1の表示と、前記第2の画像処理の結果に基づく第2の表示とを共に行う表示ステップと、
前記第2の表示の上限輝度を設定する設定ステップと
を有し、
前記第1の表示のEOTF種別と前記第2の表示のEOTF種別とは、HDRを扱うEOTF種別であり、
前記処理ステップでは、前記第2の画像処理において、前記設定ステップにおいて設定された前記上限輝度と、前記第1の表示のEOTF種別とに応じて、画像の輝度を変換する輝度変換を行う
ことを特徴とする表示方法。 - 第1の画像処理と第2の画像処理とを行う処理ステップと、
前記第1の画像処理の結果に基づく第1の表示と、前記第2の画像処理の結果に基づく第2の表示とを共に行う表示ステップと、
前記第1の表示に対応する輝度分布を示す第1の情報と、前記第2の表示に対応する輝度分布を示す第2の情報とを生成する生成ステップと
を有し、
前記表示ステップでは、前記第1の表示、前記第2の表示、前記第1の情報の表示、及び、前記第2の情報の表示を共に行い、
前記第1の表示のEOTF種別と前記第2の表示のEOTF種別とは、絶対輝度のHDRを扱うEOTF種別であり、
前記生成ステップでは、前記第1の表示の表示レンジと前記第2の表示の表示レンジとの差分が前記第1の情報または前記第2の情報の表示において識別可能となるように、前記第1の情報または前記第2の情報を生成する
ことを特徴とする表示方法。 - 第1の画像処理と第2の画像処理とを行う処理ステップと、
前記第1の画像処理の結果に基づく第1の表示と、前記第2の画像処理の結果に基づく第2の表示とを共に行う表示ステップと
を有し、
前記第1の表示のEOTF種別と前記第2の表示のEOTF種別とは、絶対輝度のHDRを扱うEOTF種別であり、
前記処理ステップでは、前記第1の表示の表示レンジと前記第2の表示の表示レンジとの差分が前記第1の表示または前記第2の表示において識別可能となるように、所定の画像処理をさらに行う
ことを特徴とする表示方法。 - コンピュータを、請求項1〜14のいずれか1項に記載の表示装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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