JP2021099420A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 色変換後の画像の大きさに応じて色数を削減し、画像が小さい場合の視認性を高めることを可能にした表示装置を提供すること。【解決手段】 表示装置は、入力画像を入力する入力手段と、前記入力画像を色変換して色変換画像を生成する変換手段と、前記入力画像と前記色変換画像とを画面に同時に表示する表示手段と、を有する。前記変換手段は、前記色変換画像の前記画面における表示領域サイズに応じて、変換色を変更する。【選択図】 図1

Description

本発明は、ピクチャーファンクション表示が可能な表示装置に関する。
近年、映像制作の分野において、スタンダードダイナミックレンジ(SDR:Standard Dynamic Range)よりも広いハイダイナミックレンジ(HDR:High Dynamic Range)の画像や映像を取り扱う機会が増えている。HDRの規格としてPQ(Perceptual Quantizer)や、HLG(Hybrid Log‐Gamma)といったガンマが規定された。
映像制作の場で用いられる表示装置には、入力画像に対して色変換を施し、映像の色味や明るさなどの特性を別の色によって示す機能(ピクチャーファンクション)を備えたものがある。ピクチャーファンクションには、例えば入力画像を輝度に応じた色に変換して表示する機能(以下、フォルスカラー機能と記載)がある。具体的には、カラー信号である入力画像から所定の変換式を用いて輝度の階調値を算出し、算出した輝度の階調値に応じた色に変換を行う。
図5に、入力画像の輝度階調値(入力階調値)と、色変換機能における変換後の色(表示階調値)との対応関係の一例を示す。図5は、入力階調値および表示階調値がともに10ビットの値(0〜1023)である場合の例である。
このように閾値で区切って色変換することで、表示装置の使用者は入力画像の輝度分布を確認しやすくなり、撮影映像の輝度レベルが表示装置の使用者の意図に沿うものかを判断することができる。
また、入力画像と色変換後の画像を同時に表示する技術がある。入力画像と色変換後の画像を同時に表示する方法としては2つの方法がある。1つ目の方法は、入力画像を複製し、色変換前後の画像を画面の左右に表示する機能(以下1入力DualView機能と記載)を用いる方法である。2つ目の方法は、入力画像に、小さなサイズの色変換後の画像(サムネイル)を重畳して表示する方法である。
特開2007−148674号公報
しかしながら、上述のサムネイルを重畳する方法では、色変換後の画像が小さいため、小さな画像の中で細かく複数の色が表示されることになり、表示装置の使用者が各画素の色を読み取れないという課題があった。
特許文献1には表示領域の大きさに応じて文字情報を削減する技術が開示されている。
しかしながら、上述の特許文献に開示された従来技術では、色数を削減する方法に関して言及が無く、上述の課題を解決できない。
そこで、本発明の目的は、色変換後の画像の大きさに応じて色数を削減し、画像が小さい場合の視認性を高めることを可能にした表示装置を提供することである。
その目的を達成するために、本発明の一側面としての表示装置は、入力画像を入力する入力手段と、前記入力画像を色変換して色変換画像を生成する変換手段と、前記入力画像と前記色変換画像とを画面に同時に表示する表示手段と、を有し、前記変換手段は、前記色変換画像の前記画面における表示領域サイズに応じて、変換色を変更することを特徴とする。
本発明のその他の側面については、以下で説明する実施の形態で明らかにする。
本発明によれば、ピクチャーファンクションに割り当てられた表示領域が小さい場合の視認性が向上する。
本発明の実施例1に係る表示装置の構成例を示すブロック図である。 本発明に係るレイアウトの一例を説明するための図である。 本発明の実施例1に係る色変換処理の処理フローを示すフローチャートである。 本発明の入力階調値と表示階調値の対応関係の一例を示す図である。 本発明の入力階調値と表示階調値の対応関係の一例を示す図である。 本発明の実施例1に係る入力画像データを説明するための図である。 本発明の実施例1に係る色変換例を説明するための図である。 本発明の実施例1に係る表示例を説明するための図である。 本発明の実施例2に係る表示装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施例2に係るレイアウト一例を説明するための図である。 本発明の実施例2に係る表示例を説明するための図である。 本発明の実施例2に係る表示例を説明するための図である。 本発明の実施例3に係る表示装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施例3に係る色変換処理の処理フローを示すフローチャートである。 本発明の実施例3に係る入力画像データの特定フレームを説明するための図である。 本発明の実施例3に係る表示例を説明するための図である。 本発明の実施例3に係る表示の具体例を説明するための図である。 本発明の実施例4に係る表示装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施例4に係る色変換処理の処理フローを示すフローチャートである。 本発明の実施例4に係る表示例を説明するための図である。 本発明の実施例4に係る表示の具体例を説明するための図である。 本発明の実施例5に係る表示装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施例5に係るレイアウトの一例を説明するための図である。 本発明の実施例5に係る色変換処理の処理フローを示すフローチャートである。 本発明の実施例5に係る表示例を説明するための図である。 本発明の実施例5に係る表示の具体例を説明するための図である。
[実施例1]
本発明の第1の実施例について説明する。
なお、ピクチャーファンクションとしてフォルスカラー機能を例として説明する。
本実施例では、入力画像データの階調特性と、表示装置の表示方式設定に応じて、変換色を変更する例について説明する。階調特性とは、詳細は後述するが、例えばガンマ2.2、PQである。表示方式設定も詳細は後述するが、例えば1入力DualViewである。
図1は本実施例における表示装置100の構成を示すブロック図である。
表示装置100は画像入力部101、複製部102、拡大縮小部103a、拡大縮小部103b、画像処理部104、色変換処理部105、レイアウト部106、表示部107、UI部108、制御部109、から構成される。
画像入力部101は、入力画像データを取得し、入力画像データを複製部102へ出力する。本実施例では、画像入力部101は表示装置100の外部から入力画像データを取得する。なお、画像入力部101は、SDI規格に準じたSDI入力端子を有しており、表示装置100の外部からSDI入力端子を介して入力画像データを取得するものとして説明する。そして、画像入力部101は入力画像データを表示装置100の内部で処理可能なデータフォーマットの画像データに変換し、変換後の画像データを複製部102へ出力する。
また、本実施形態では、入力画像データの階調値は、10ビットの値(0〜1023)であり、入力画像データの解像度は4096×2160であるものとして説明する。
なお、入力画像データの取得方法は特に限定されない。例えば、画像データを記憶する記憶部を表示装置100が有しており、画像入力部101が記憶部から入力画像データを読み出してもよい。入力画像データのビット数(ビット深度)は、10ビットに限定されず、10ビットより多くても少なくてもよい。入力画像データの解像度は4096×2160に限定されず、4096×2160より大きくても小さくてもよい。
複製部102は、画像入力部101から出力された入力画像データを複製する(以降、この複製によって得たデータを複製画像データとする)。
また複製部102は、複製画像データを拡大縮小部103a、拡大縮小部103bへ出力する。
拡大縮小部103aは、表示部107の解像度、入力画像データの解像度および後述する表示装置100に対するユーザー操作に応じて、複製部103が出力した複製画像データに対して拡大縮小処理を行う。
拡大縮小部103aは複製画像データを拡大または縮小して拡縮画像データaとして画像処理部104に出力する。
同様に、拡大縮小部103bは複製部102から受け取った複製画像データを拡大または縮小し、拡縮画像データbとして色変換処理部105へ出力する。
画像処理部104は、入力画像データの階調特性に応じて拡大縮小部103aから出力された拡縮画像データの階調値を変換する(階調変換処理)。
本実施例では、PQが、入力画像データの階調特性であるものとして説明する。
PQは、入力画像データの画素値に絶対輝度が対応付けられた階調特性であり、HDRに対応する階調特性である。またPQでは、0〜10000cd/mの絶対輝度が定義されている。なお、HDRに対応する階調特性として、PQの代わりにHLGを用いても良い。
階調変換処理では、例えば決定された階調特性に対応する所定のLUT(Look Up Table)を用いて入力画像データの階調値が変換される。所定のLUTとして1DLUT(1次元のLUT)などが使用される。また所定のLUTの代わりに所定の関数が使用されてもよい。それにより、処理画像データが生成される。
また、画像処理部104は、拡縮画像データaに階調変換処理などを施し、処理画像データとして、レイアウト部106へ出力する。
なお、入力画像データの階調特性の決定方法は特に限定されない。例えば、入力画像データの階調特性に関連した特性情報が、入力画像データに付加されたメタデータに含まれていてもよい。そして、画像処理部104が、入力画像データのメタデータから取得した特性情報に応じて、入力画像データの階調特性を判断してもよい(特性判断処理)。画像処理部104が、入力画像データの種類(医療用画像、イラスト画像、風景画、等)に応じて、入力画像データの階調特性を自動で決定してもよい。画像処理部104が、表示装置100(画像処理装置)の使用環境に応じて、入力画像データの階調特性を自動で決定してもよい。表示装置100の使用環境は、表示装置100の温度、表示装置100の周囲の明るさ、等である。
色変換処理部105は入力画像データの階調特性と、後述する表示方式設定に応じて、色変換パラメータを生成し、生成した色変換パラメータをもとに、拡大縮小部103bから出力された拡縮画像データbに対し、色変換処理を行う。具体的には、カラー信号である入力画像データから所定の変換式を用いて算出した輝度の階調値(0〜1023)(以降、入力階調値とする)からRGBの階調値(表示階調値)に変換を行うことで色変換画像データを生成する。この色変換処理の処理フローの一例については後述する。
また、色変換処理部105は色変換画像データをレイアウト部106へ出力する。
なお、色変換処理部105は、後述するフォルスカラー設定の状態がオフ状態である場合には、色変換処理を省略する。
レイアウト部106は、後述するフォルスカラー設定と表示方式設定に応じて、画像処理部104が出力した処理画像データと、色変換処理部105が出力した色変換画像データを1画面へ合成し表示画像データを生成する。また、レイアウト部106は生成した表示画像データを表示部107へ出力する。
表示部107はレイアウト部106から出力された表示画像データに基づいて画面に画像を表示する。本実施例における表示部107の解像度は4096×2160であり、この情報は不図示のメモリに格納され、取得可能であるものする。
表示部107として、自発光型の表示パネル、発光部と変調パネルの組み合わせ、等を使用することができる。自発光型の表示パネルは、表示画像データに基づいて発光することにより、画面に画像を表示する。また発光部は、変調パネルに光を照射し、変調パネルは、発光部から発せられた光を表示画像データに基づいて変調(透過、反射、等)することにより、画面に画像を表示する。なお発光部の発光(発光輝度、発光色、等)が表示画像データに基づいて制御されてもよい。透過型の液晶表示装置では、発光部は「バックライトユニット」などと呼ばれ、変調パネルは「液晶パネル」などと呼ばれる。バックライトユニットは、液晶パネルの背面に光を照射する。液晶パネルは、バックライトユニットから発せられた光を透過することにより、画面に画像を表示する。
UI部108は表示装置100に対するユーザー操作を受け付ける。このユーザー操作については後述する。
なお、UI部108は制御部109と不図示のバスで接続され、UI部108は制御部109にユーザー操作に応じた操作信号を出力する。
UI部108は、例えば、表示装置100に設けられたボタン、表示部108に設けられたタッチパネル、等である。表示装置100に対して着脱可能な操作部(コントローラ、キーボード、マウス、等)がUI部108として用いられてもよい。
制御部109はプログラムを記憶する記憶部(不揮発性メモリ)を有しており、プログラムを記憶部から読みだして実行する。
また、画像入力部101、複製部102、拡大縮小部103a、拡大縮小部103b、画像処理部104、色変換処理部105、レイアウト部106、表示部107、UI部108は不図示のバスで制御部109と接続され、制御部109により動作を制御される。
ここで図2を用いて本実施例におけるレイアウトについて説明する。本実施例では図2(a)〜(d)に記載した4種のレイアウトを行う。なお、制御部109が拡大縮小部103aおよび拡大縮小部103bを制御して拡大縮小率を決定し、制御部109がレイアウト部106を制御し、表示部107における表示位置を決定することにより以下に示すレイアウトを行う。
図2(a)は、処理画像データを画面全体に表示するレイアウトである。表示領域サイズ横4096、縦2160と、配置座標を映像表示領域の左上点である(0,0)との関連付けを行い、表示画像データのレイアウトとしている。なお、入力画像データの解像度が3840×2160の場合、拡大縮小部103aが複製画像データを4096×2160に拡大する。
図2(b)は色変換画像データを画面全体に表示するレイアウトである。表示領域サイズ横4096、縦2160と、配置座標を映像表示領域の左上点である(0,0)との関連付けを行い、表示画像データのレイアウトとしている。なお、入力画像データの解像度が3840×2160の場合、拡大縮小部103bが複製画像データを4096×2160に拡大する。
図2(c)は処理画像データと色変換画像データを画面の左右に表示するレイアウトである。処理画像データと表示領域サイズ横2048、縦1080と、配置座標を(0,800)との関連付けを行う。また、色変換画像データと表示領域サイズ横2048、縦1080と、配置座標を(2048,800)との関連付けを行う。それらの関連付けによって、表示画像データのレイアウトを生成している。
図2(d)は処理画像データに色変換画像データ重畳して表示するレイアウトである。処理画像データと表示領域サイズ横4096、縦2160と、配置座標を映像表示領域の左上点である(0,0)との関連付けを行う。また、色変換画像データと表示領域サイズ横1024、縦540と、配置座標を(100,100)との関連付けを行い、表示画像データのレイアウトとする。なお、入力画像データの解像度が3840×2160の場合、拡大縮小部103aが複製画像データを4096×2160に拡大する。
なお、上述のレイアウトはあくまで一例であり、配置座標を変更してもよい。
上述のレイアウトはUI部108が受け付けるユーザー操作により切り替わる。ユーザー操作は、フォルスカラーのオン/オフ操作および、全画面/1入力DualView/サムネイル選択操作である。
フォルスカラーのオン/オフ操作により、色変換処理を実行するか否かを切り替える。本実施例ではこの設定を「フォルスカラー設定」と記載する。
全画面/1入力DualView/サムネイル選択操作により、色変換処理後の画像データの表示方式を切り替える。本実施例ではこの設定を「表示方式設定」と記載する。
フォルスカラー設定がオフ状態である場合、レイアウト部106は図2(a)のようにレイアウトを行う。
フォルスカラー設定がオン状態であり、表示方式設定が全画面である場合、レイアウト部106は図2(b)のようにレイアウトを行う。
フォルスカラー設定がオン状態であり、表示方式設定が1入力DualViewの場合、レイアウト部106は図2(c)のようにレイアウトを行う。
フォルスカラー設定がオン状態であり、表示方式設定がサムネイルの場合、レイアウトb107は図2(d)のようにレイアウトを行う。
次に色変換処理部105における色変換処理の処理フローの一例について、図3のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS301において色変換処理部105は入力画像データの階調特性がHDRに対応しているかを判断する。例えば階調特性がPQの場合には(S301:Yes)ステップS302に処理が進められ、階調特性がガンマ2.2の場合には(S301:No)ステップS305に処理が進められる。
ステップS302において、色変換処理部105は表示方式設定がサムネイルであるかを判断する。表示方式設定がサムネイルの場合には(S302:Yes)ステップS303に処理が進められ、表示方式設定が全画面および1入力DualViewの場合には(S302:No)ステップS304に処理が進められる。
ステップS303において、色変換処理部105は、入力画像データの階調値と変換色との対応関係のパターンとして、「パターンA」の色変換パラメータを生成する。また、ステップS306に処理が進められ、色変換処理部105は拡縮画像データbに対し、生成した色変換パラメータを用いて色変換処理を行う。
この場合、色変換処理部105は、図4(a)に示すように入力階調値を表示階調値へ変換するパラメータを生成する。具体的には、以下のように変換するパラメータを作成する。
・入力階調値0〜520 ⇒表示階調値(0,0,0)
・入力階調値521〜592 ⇒表示階調値(0,0,1023)
・入力階調値593〜668 ⇒表示階調値(512,1023,1023)
・入力階調値669〜769 ⇒表示階調値(0,1023,0)
・入力階調値770〜846 ⇒表示階調値(1023,1023,0)
・入力階調値847〜923 ⇒表示階調値(1023,512,256)
・入力階調値924〜1023⇒表示階調値(1023,0,0)
ステップS304において、色変換処理部105は、入力画像データの階調値と変換色との対応関係のパターンとして、「パターンB」の色変換パラメータを生成する。また、ステップS306に処理が進められ、色変換処理部105は拡縮画像データbに対し、生成した色変換パラメータを用いて色変換処理を行う。
この場合、色変換処理部105は、図4(b)に示すように入力階調値を表示階調値へ変換するパラメータを生成する。
具体的には、色変換処理部105は入力階調値0〜520は入力階調値0を表示階調値(0,0,0)、入力階調値1を表示階調値(1,1,1)...といったように変換する色変換パラメータを生成する。
つまり入力階調値0〜520は表示階調値(0,0,0)〜(520,520,520)のモノクロのグラデーションに変換される。
また、その他の入力階調値を以下のように変換するパラメータを作成する。
・入力階調値521〜592 ⇒表示階調値(0,0,1023)
・入力階調値593〜668 ⇒表示階調値(512,1023,1023)
・入力階調値669〜769 ⇒表示階調値(0,1023,0)
・入力階調値770〜846 ⇒表示階調値(1023,1023,0)
・入力階調値847〜923 ⇒表示階調値(1023,512,256)
・入力階調値924〜1023⇒表示階調値(1023,0,0)
ステップS305において、色変換処理部105は、入力画像データの階調値と変換色との対応関係のパターンとして、「パターンC」の色変換パラメータを生成する。また、ステップS306に処理が進められ、色変換処理部105は縮小複製画像データに対し、生成した色変換パラメータを用いて色変換処理を行う。
この場合、色変換処理部105は、図5に示すように入力階調値を表示階調値へ変換するパラメータを生成する。具体的には、入力階調値を以下のように変換するパラメータを生成する。
・入力階調値0〜171 ⇒表示階調値(592,348,656)
・入力階調値172〜341 ⇒表示階調値(0,0,1023)
・入力階調値342〜512 ⇒表示階調値(512,1023,1023)
・入力階調値513〜683 ⇒表示階調値(0,1023,0)
・入力階調値684〜854 ⇒表示階調値(1023,1023,0)
・入力階調値855〜1023⇒表示階調値(1023,512,256)
ステップS306において、色変換処理部105は拡縮画像データbに対し、生成した色変換パラメータを用いて色変換処理を行う。
次に、図4(a)、図4(b)、図5を用いて入力階調値と表示色の対応関係について説明する。
色変換処理にて「パターンA」の色変換パラメータを用いる場合、図4(a)に示すように色変換がなされる。例えば、入力階調値が593〜668(入力輝度201〜400cd/m)の画素を、表示階調値(R,G,B)=(512,1023,1023)の水色に変換する。他も表に記載の通りである。
色変換処理にて「パターンB」の色変換パラメータを用いる場合、図4(b)に示すように色変換がなされる。例えば、入力階調値が669〜769(入力輝度401〜1000cd/m)の画素を、表示階調値(R,G,B)=(0,1023,0)の緑色に変換する。他も表に記載の通りである。
色変換処理にて「パターンC」の色変換パラメータを用いる場合、図5に示すように色変換がなされる。例えば、入力階調値が684〜854の画素を、表示階調値(R,G,B)=(1023,1023,0)の黄色に変換する。他も表に記載の通りである。
次に図6を用いて本実施例の表示装置100に入力された入力画像データの一例について説明する。
中央の四角形の内部領域600の画素の入力階調値は下端から上端へ0〜171である。中央の四角形の内部領域601の画素の入力階調値は下端から上端へ172〜341である。中央の四角形の内部領域602の画素の入力階調値は下端から上端へ342〜520である。
また、内部領域600と内部領域601をまたぐ四角形の内部領域603の入力階調値は550であり、内部領域601と内部領域602をまたぐ四角形の内部領域604の入力階調値は600である。
また、中央の四角形を除いた円の内部領域605の全ての画素の入力階調値は750であり、円の外部領域606の全ての画素の入力階調値は1000である。
次に図7を用いて本実施例における各パターンの色変換パラメータを図6に示した入力画像データに適用した色変換例について説明する。
図7(a)は、前述した色変換処理において「パターンA」の色変換パラメータを用いた場合の色変換例である。
この場合、色変換処理部105は内部領域600、601、602の画素を(R,G,B)=(0,0,0)に変換する。また、色変換処理部105は内部領域603の画素を(R,G,B)=(0,0,1023)に変換し、内部領域604の内部領域を(R,G,B)=(512,1023,1023)に変換する。また、色変換処理部105は内部領域605の画素を(R,G,B)=(0,1023,0)に変換し、内部領域606の画素を(R,G,B)=(1023,0,0)に変換する。
図7(b)は、前述した色変換処理において「パターンB」の色変換パラメータを用いた場合の色変換例である。
この場合、色変換処理部105は内部領域600、601、602の画素を内部領域602の下端から内部領域600の上端へ向けて(R,G,B)=(0,0,0)〜(520,520,520)のモノクロのグラデーションに変換する。また、色変換処理部105は内部領域603の画素を(R,G,B)=(0,0,1023)に変換し、内部領域604の内部領域を(R,G,B)=(512,1023,1023)に変換する。また、色変換処理部105は内部領域605の画素を(R,G,B)=(0,1023,0)に変換し、内部領域606の画素を(R,G,B)=(1023,0,0)に変換する。
図7(c)は、前述した色変換処理において「パターンC」の色変換パラメータを用いた場合の色変換例である。
この場合、色変換処理部105は内部領域600の画素を(R,G,B)=(512,1023,1023)、内部領域601の画素を(R,G,B)=(0,0,1023)、内部領域602の画素を(R,G,B)=(592,348,656)に変換する。また、色変換処理部105は内部領域603および内部領域604の画素を(R,G,B)=(0,1023,0)に変換する。また、色変換処理部105は内部領域605の画素を(R,G,B)=(1023,1023,0)に変換し、内部領域606の画素を(R,G,B)=(1023,512,256)に変換する。
なお、上記はあくまで一例であり、図2(b)に示した通り、等倍で表示される場合と、拡大縮小部103bにより図2(c)、図2(d)に示した通り縮小される場合がある。
次に図8を用いて本実施例における表示例について説明する。
フォルスカラー設定がオフならば前述した、図8(a)のように処理画像データを画面全体に表示される。
フォルスカラー設定がオンの際、階調特性がPQ、表示方式設定がサムネイルならば、図8(b)のように処理画像データに、図7(a)に記載した、「パターンA」の色変換パラメータを用いて生成した色変換画像データを重畳して表示する。なお、この色変換画像データは1024×540に縮小されている。
フォルスカラー設定がオンの際、階調特性がPQ、表示方式設定が1入力DualViewならば、図8(c)のように処理画像データと、図7(b)に記載した、「パターンB」の色変換パラメータを用いて生成した色変換画像データを並べて表示する。なお、この色変換画像データは2048×1080に縮小されている。
フォルスカラー設定がオンの際、階調特性がPQ、表示方式設定が全画面ならば図8(d)のように、図7(b)に記載した「パターンB」の色変換パラメータを用いて生成した色変換画像データを画面全体に表示する。なおこの色変換画像データは等倍で表示される。
フォルスカラー設定がオンの際、階調特性がガンマ2.2、表示方式設定がサムネイルならば、図8(e)のように処理画像データに、図7(c)に記載した、「パターンC」の色変換パラメータを用いて生成した色変換画像データを重畳して表示する。なおこの色変換画像データは1024×540に縮小されている。
フォルスカラー設定がオンの際、階調特性がガンマ2.2、表示方式設定が1入力DualViewならば、図8(f)のように処理画像データと、図7(c)に記載した、「パターンC」の色変換パラメータを用いて生成した色変換画像データを並べて表示する。なお、この色変換画像データは2048×1080に縮小されている。
フォルスカラー設定がオンの際、階調特性がガンマ2.2、表示方式設定が全画面ならば、図8(g)のように、「パターンC」の色変換パラメータを用いて生成した色変換画像データを画面全体に表示する。なお、この色変換画像データは等倍で表示される。
このように「パターンA」で色変換することで、「パターンB」のように100cd/m以下の画素(SDR画素)をモノクロのグラデーションに変換する場合と比べ、SDR画素と付近の100cd/mを超えた画素(HDR画素)のコントラストが増す。そのため、色変換画像データの表示領域が小さい場合の視認性を高めることができる。なお、階調特性がPQではなくHLGの場合、輝度が203cd/m以下の画素をSDRに対応する画素としても良い。
以上述べたように、本実施形態によれば、入力画像データの階調特性と表示方式設定に応じて変換色を切り替える。
それにより、入力画像データの階調特性がHDRに対応している場合、小さな表示領域を用いて色変換後の画像データを表示する際の視認性を向上することができる。
なお、本実施例では拡大縮小部103aは複製画像データを拡大、縮小して拡縮画像データaとして画像処理部104に出力するものとした。しかし、表示部の解像度が入力画像データの解像度よりも大きい場合は縮小処理を省略し複製画像データを拡縮画像データaとして出力してもよい。
なお、本実施例では拡大縮小部103bは複製部102から受け取った複製画像データを拡大、縮小し、拡縮画像データbとして色変換処理部105へ出力するものとした。しかし、フォルスカラー設定がオフ状態の場合は拡大、縮小処理を省略し、拡縮画像データbを色変換処理部105へ出力しない構成としてもよい。またフォルスカラー設定がオンかつ全画面の場合、表示部の解像度が入力画像データの解像度よりも大きいならば、縮小処理を省略し複製画像データを拡縮画像データbとして出力してもよい。
なお、本実施例ではピクチャーファンクションとしてフォルスカラー機能を例として説明したが、ユーザーの指定した色域内外の画素をそれぞれ異なる色で変換する機能(色域外警告機能)にも適用可能である。この機能では、例えば、ユーザーが指定した色域特性がRec.2020であった場合、入力画像の画素のうちRec.709の色域外の画素が色域外であることをユーザーに通知するために特定の色で表示する。
その場合、図2(d)のようにサムネイルを用いて色変換画像を表示する際、例えば色域内の画素(例えば、ITU−R BT.709の色域内の画素)を黒に置き換える。
なお、本実施例ではピクチャーファンクションとしてフォルスカラー機能を例として説明したが、ユーザーの指定した輝度閾値を超える画素とその輝度閾値以下の画素それぞれを異なる色で変換する機能(オーバーレンジ機能)にも適用可能である。
その場合、図2(d)のようにサムネイルを用いて色変換画像を表示する際、例えばユーザーの指定した輝度以下の画素を黒に置き換える。
[実施例2]
実施例1を一部改編して本発明を実施する例を説明する。本実施例では、実施例1に加え、入力画像データの解像度が3840×2160の場合と4096×2160の場合でレイアウトを変更する例を説明する。なお、主として実施例1との差分を説明する。
図9は本発明の第2の実施例における表示装置900の構成を示すブロック図である。
図9において、実施例1(図1)と同じ機能部には、実施例1と同じ符号が付されている。表示装置900は、画像入力部101、複製部102、拡大縮小部103a、拡大縮小部903b、画像処理部104、色変換処理部105、レイアウト部906、表示部107、UI部108、制御部109から構成される。
拡大縮小部903bは表示部107の解像度、入力画像データの解像度および表示装置900に対するユーザー操作に応じて、複製部102が出力した複製画像データに対して拡大縮小処理を行う。なお、実施例1における拡大縮小部103bと動作が一部異なるため、別の符号を付す。
レイアウト部906はフォルスカラー設定と表示方式設定に応じて、画像処理部104が出力した処理画像データと、色変換処理部105が出力した色変換画像データを1画面へ合成し表示画像データを生成する。また、レイアウト部906は生成した表示画像データを表示部107へ出力する。なお、実施例1におけるレイアウト部106と動作が一部異なるため、別の符号を付す。
ここで図10を用いて、本実施例におけるレイアウトについて説明する。
図10は処理画像データと色変換画像データを同時に表示するレイアウトである。処理画像データと表示領域サイズ横3840、縦2160と、配置座標を映像表示領域の左上点である(0,0)との関連付けを行う。また、色変換画像データと表示領域サイズ横256、縦2160と、配置座標を(3840,0)との関連付けを行う。それらの関連付けにより、表示画像データのレイアウトを生成している。
上記のレイアウトは、入力画像データの解像度が3840×2160、フォルスカラー設定がオン状態、表示方式設定がサムネイルである場合のレイアウトである。
この場合、映像を表示しない256×2160の領域(余剰領域)をサムネイル用の領域とみなし、上記のようにレイアウトする。
その他のレイアウトは実施例1の図2と同様であるため説明を省略する。
なお、色変換画像データは実施例1と同様に、色変換処理部105が図3のフローチャートに従って複製画像データに色変換処理を行い生成する。
例えば階調特性がPQならステップS301でYes、表示方式設定がサムネイルならステップS302でYesとなる。そして、ステップS303で「パターンA」の色変換パラメータを生成し、ステップS306で生成した色変換パラメータをもとに色変換処理を施す。
次に図8、図11を用いて本実施例における表示例について説明する。
入力画像データの解像度が3840×2160の場合、フォルスカラー設定がオフならば前述した、図8(a)のように処理画像データを画面全体に表示される。ただしこの処理画像データは4096×2160に拡大されている。
入力画像データの解像度が3840×2160の場合、フォルスカラー設定がオン、階調特性がPQ、表示方式設定がサムネイルならば、図11(a)のように表示する。すなわち、処理画像データと、「パターンA」の色変換パラメータを用いて生成した色変換画像データを並べて表示する。なお、この色変換画像データは256×2160に縮小されている。
入力画像データの解像度が3840×2160の場合、フォルスカラー設定がオン、階調特性がPQ、表示方式設定が1入力DualViewならば、図8(c)のように表示する。すなわち、処理画像データと、「パターンB」の色変換パラメータを用いて生成した色変換画像データを並べて表示する。なお、この処理画像データおよび色変換画像データは2048×1080に縮小されている。
入力画像データの解像度が3840×2160の場合、フォルスカラー設定がオン、階調特性がPQ、表示方式設定が全画面ならば図8(d)のように、「パターンB」の色変換パラメータを用いて生成した色変換画像データを画面全体に表示する。ただし、この色変換画像データは4096×2160に拡大されている。
入力画像データの解像度が3840×2160の場合、フォルスカラー設定がオン、階調特性がガンマ2.2、表示方式設定がサムネイルならば、図11(b)のように表示する。すなわち、処理画像データに、「パターンC」の色変換パラメータを用いて生成した色変換画像データを重畳して表示する。なお、この色変換画像データは256×2160に縮小されている。
入力画像データの解像度が3840×2160の場合、フォルスカラー設定がオン、階調特性がガンマ2.2、表示方式設定が1入力DualViewならば、図8(f)のように表示する。すなわち、処理画像データと、「パターンC」の色変換パラメータを用いて生成した色変換画像データを並べて表示する。なお、この処理画像データおよび色変換画像データは2048×1080に縮小されている。
入力画像データの解像度が3840×2160の場合、フォルスカラー設定がオン、階調特性がガンマ2.2、表示方式設定が全画面ならば、図8(g)のように、「パターンC」の色変換パラメータを用いて生成した色変換画像データを画面全体に表示する。ただし、この処理画像データは拡大縮小部103aによって4096×2160に拡大されている。
入力画像データの解像度が4096×2160の場合は実施例1と同様のため説明を省略する。
図12に本実施例の具体的な表示の一例を示す。
図12は、入力画像データの解像度が3840×2160、フォルスカラー設定がオン、階調特性がPQ、かつ入力画像データが図6の場合の表示例であり、図11(a)を詳細に説明した図である。
図12では処理画像データと表示領域サイズ横3840、縦2160と、配置座標を映像表示領域の左上点である(0,0)との関連付けを行う。また、色変換画像データと表示領域サイズ横206、縦2160と、配置座標を(3840,0)との関連付けを行う。それらの関連付けによって、表示画像データのレイアウトを生成している。なお、入力階調値および色変換画像データの表示色は図に記載の通りである。
このように、入力画像データの解像度に応じてレイアウトを変更する。すなわち、入力画像データの解像度が4096×2160の場合には図8(b)、図8(e)のレイアウトを用い、入力画像データの解像度が3840×2160の場合には図11(a)、図11(b)のレイアウトを用いる。そうすることで、余剰領域がある場合は、入力画像データの縮小を必要とせず、かつ処理画像データに色変換画像データを重畳せずに処理画像データの輝度分布の概要を確認できる。
以上述べたように、本実施形態によれば入力画像データの解像度に応じて表示画像データのレイアウトを変更する。それにより、入力画像データの解像度が表示部の解像度よりも小さい場合、処理画像データの縮小を行わず、余剰領域を活用することで、処理画像データに色変換画像データを重畳せずに、処理画像データの輝度分布の概要を確認することができる。
[実施例3]
実施例1を一部改編して本発明を実施する例を説明する。本実施例では、実施例1に加え、各フレームでのHDR画素の有無および、HDR画素の輝度分布に応じて変換色を切り替える例を説明する。なお主として実施例1との差分を説明する。
図13は本実施例における表示装置1300の構成を示すブロック図である。
図13において、実施例1(図1)と同じ機能部には、実施例2と同じ符号が付されている。表示装置1300は、実施例1の表示装置100と同様、画像入力部101、複製部102、拡大縮小部103a、拡大縮小部103b、画像処理部104、レイアウト部106、表示部107、UI部108、制御部109、を有する。さらに、表示装置1300は、色変換処理部1305、画像情報取得部1310、画像情報格納部1311も有する。
色変換処理部1306は実施例1の表示装置100における色変換処理部105の処理に加えて、画像情報格納部1311から取得した各フレームの各画素の入力階調値をもとに、生成する色変換パラメータを切り替える。この色変換処理の処理フローの一例については後述する。
画像情報取得部1310は、画像入力部101から出力された入力画像データの画像情報を取得する。画像情報とは、入力画像データの解像度、フレームごとの各画素の階調値などである。
また画像情報取得部1310は取得した画像情報を画像情報格納部1311に出力する。
画像情報格納部1311は、画像情報取得部1310から出力された画像情報を格納する。画像情報格納部1311は、1フレーム分のメモリを有し、1フレーム分の各画素の階調値を格納する。
なお画像情報格納部1311は不図示のバスで色変換処理部1305と接続され、色変換処理部1305は格納された画像情報を取得可能である。
次に色変換処理部1305の処理フローの一例について図14のフローチャートを用いて説明する。
ステップS1407において、色変換処理部1305は表示方式設定がサムネイルであるかを判断する。
表示方式設定がサムネイルの場合には(S1407:Yes)ステップS1408に処理が進められ、表示方式設定が全画面、1入力DualViewの場合には(S1407:No)ステップS304に処理が進められる。
ステップS1408において、色変換処理部1305は画像情報格納部1311から取得した各画素の入力階調値からHDR画素が複数の輝度範囲に存在しているかを判断する。
例えば、入力階調値が521〜592の範囲の画素および、593〜668の範囲の画素が存在する場合には(S1408:Yes)ステップS303に処理が進められる。また、すべての画素の入力階調値が520以下である場合や、入力階調値が520以下および521〜592の範囲の画素のみ存在する場合には(S1408:No)ステップS304に処理が進められる。
他のステップに関しては、実施例1と同一であり、実施例1と共通の符号を用いて示す。
また色変換処理部1305はフレームごとに上述した色変換処理を繰り返す。
なお、ステップS1408、ステップS303、ステップS304、ステップS306だけをフレームごとに繰り返して実行してもよい。
次に、図15を用いて本実施例の表示装置1300に入力された入力画像データの一例について説明する。
図15は、表示装置1300に入力された入力画像データのあるフレームを示している。
内部領域1500の画素の入力階調値は下端から上端へ0〜171であり、内部領域1501の画素の入力階調値は下端から上端へ172〜341であり、内部領域1502の画素の入力階調値は下端から上端へ342〜520である。
また、内部領域1503の全ての画素の入力階調値は600である。
次に図8、図16を用いて本実施例における表示例について説明する。
本実施例では、フォルスカラー設定がオン、階調特性がPQ、表示方式設定がサムネイルならば、入力画像データによって表示が異なる。
入力画像データが図6の場合、HDRの画素が複数の輝度範囲に存在するためステップS1408がYesとなる。結果、前述した図8(b)のように、処理画像データに「パターンA」の色変換パラメータを用いて生成した色変換画像データを重畳して表示する。なお、この色変換画像データは1024×540に縮小されている。
入力画像データが図15の場合、HDRの画素が存在しないかHDRの画素が単一の輝度範囲にのみ存在する場合に該当するためステップS1408がNoとなる。結果、図16のように、処理画像データに「パターンB」の色変換パラメータを用いて生成した色変換画像データを重畳して表示する。なお、この色変換画像データは1024×540に縮小されている。
その他場合の表示例は入力画像データに依らず実施例1の図8と同様のため説明を省略する。
次に図17を用いて本実施例の具体的な表示の一例について説明する。
図17は、フォルスカラー設定がオン、階調特性がPQ、表示方式設定がサムネイルかつ入力画像データが図15の場合の表示例であり、図16を詳細に説明した図である。なお、図8の詳細な説明は省略する。
図17では、表示領域1700に処理画像データを、表示領域1701に色変換画像データを重畳するように表示する。処理画像データは表示領域サイズ横4096、縦2160と、配置座標を映像表示領域の左上点である(0,0)との関連付けを行われる。色変換画像データは表示領域サイズ横1024、縦540と、配置座標を(100,100)との関連付けを行われる。これらの関連付けにより、表示画像データのレイアウトを生成している。
またこの場合は前述した色変換処理の通り、「パターンB」の色変換パラメータを用いて色変換画像データが生成される。
なお、入力階調値および色変換画像データの表示色は図に記載の通りである。
このように、階調特性がHDRに対応し、表示方式設定がサムネイルの場合、フレームごとに各画素の入力階調値をもとに変換色を切り替える。そうすることで、入力画像データにSDR画素のみ、またはSDR画素と単一の範囲のHDR画素が存在する場合にはモノクロのグラデーションによりSDRの輝度分布を確認することができる。また、HDR画素が複数の輝度範囲に存在する場合の視認性を向上することができる。
以上述べたように、本実施形態によれば、フレームごとに各画素の入力階調値をもとに変換色を切り替える。それにより、小さな表示領域に色変換画像データを表示する際、SDR画素のみまたは、SDR画素と単一の範囲のHDR画素が存在する場合にはモノクロのグラデーションによりSDRの輝度分布を確認することができる。また、HDR画素が複数の輝度範囲に存在する場合の視認性を向上することができる。
[実施例4]
実施例1を一部改編して本発明を実施する例を説明する。本実施例では、実施例1に加え、スクリーンサイズと表示方式設定に応じて変換色を切り替える例について説明する。なお主として、実施例1との差分を説明する。
また本実施例における入力画像データは実施例1と同様であるものとして説明する。
図18は本実施例における表示装置1800の構成を示すブロック図である。
図18において、実施例1(図1)と同じ機能部には、実施例1と同じ符号が付されている。表示装置1800は、画像入力部101、複製部102、拡大縮小部103a、拡大縮小部103b、画像処理部104、色変換処理部1805、レイアウト部106、表示部107、UI部108、制御部109から構成される。
なお、本実施例におけるスクリーンサイズは11インチであり、この情報は不図示のメモリに格納され、取得可能であるものとする。
色変換処理部1805は実施例1の表示装置100における色変換処理部105の処理に加えて、不図示のメモリから取得したスクリーンサイズに応じて生成する色変換パラメータを切り替える。この色変換処理部1805の処理については後述する。
次に、色変換処理部1805の処理フローの一例について図19のフローチャートを用いて説明する。
ステップS1910において、色変換処理部1806は表示方式設定がサムネイルであるかを判断する。
表示方式設定がサムネイルの場合には(S1910:Yes)ステップS304に処理が進められ、表示方式設定が全画面、1入力DualViewの場合には(S1910:No)ステップS1911に処理が進められる。
ステップS1911において、色変換処理部1805は表示方式設定が1入力DualViewであるかを判断する。
表示方式設定が1入力DualViewの場合には(S1911:Yes)ステップS1912に処理が進められ、表示方式設定が全画面の場合には(S1911:No)ステップS304に処理が進められる。
ステップS1912において、色変換処理部1805は不図示のメモリから取得したスクリーンサイズが11インチ以下であるかを判断する。
スクリーンサイズが11インチ以下である場合には(S1912:Yes)ステップS303に処理が進められ、スクリーンサイズが11インチよりも大きい場合には(S1912:No)ステップS304に処理が進められる。
他のステップに関しては、第3の実施例と同一であり、第3の実施例と共通の符号を用いて示す。
ここで図8、図20を用いて本実施例における表示例について説明する。
スクリーンサイズが11インチ以下の場合、フォルスカラー設定がオフ状態ならば前述した、図8(a)のように処理画像データを画面全体に表示する。
スクリーンサイズが11インチ以下の場合、フォルスカラー設定がオン、階調特性がPQ、表示方式設定がサムネイルならば、図8(b)のように、処理画像データに「パターンA」の色変換パラメータを用いて生成した色変換画像データを重畳して表示する。なお、この色変換画像データは1024×540に縮小されている。
スクリーンサイズが11インチ以下の場合、フォルスカラー設定がオン、階調特性がPQ、表示方式設定が1入力DualViewならば、実施例1では図8(c)であったが、本実施例では図20となる。図20では処理画像データと、「パターンA」の色変換パラメータを用いて生成した色変換画像データを並べて表示している。なお、この処理画像データおよび色変換画像データは2048×1080に縮小されている。
スクリーンサイズが11インチ以下の場合、フォルスカラー設定がオン、階調特性がPQ、表示方式設定が全画面ならば前述した図8(d)のように、「パターンB」の色変換パラメータを用いて生成した色変換画像データを画面全体に表示する。
スクリーンサイズが11インチ以下の場合、フォルスカラー設定がオン、階調特性がガンマ2.2、表示方式設定がサムネイルならば、図8(e)のように、処理画像データに「パターンC」の色変換パラメータを用いた色変換画像データを重畳表示する。なお、この色変換画像データは1024×540に縮小されている。
スクリーンサイズが11インチ以下の場合、フォルスカラー設定がオン、階調特性がガンマ2.2、表示方式設定が1入力DualViewなら、図8(f)のように処理画像データと「パターンC」の色変換パラメータを用いた色変換画像データを並列表示する。なお、この処理画像データおよび色変換画像データは2048×1080に縮小されている。
スクリーンサイズが11インチ以下の場合、フォルスカラー設定がオン、階調特性がガンマ2.2、表示方式設定が全画面ならば、前述した図8(g)のように、「パターンC」の色変換パラメータを用いて生成した色変換画像データを画面全体に表示する。
なお、スクリーンサイズが11インチよりも大きい場合の表示例は実施例1と同様のため説明を省略する。
図21に本実施例の具体的な表示の一例を示す。
図21はスクリーンサイズが11インチ、フォルスカラー設定がオン、階調特性がPQ、表示方式設定が1入力DualView、かつ入力画像データが図6の場合の表示例であり、図20を詳細に説明した図である。なお、図8の詳細な説明は省略する。
図21では表示領域2100に処理画像データと表示領域サイズ横2048、縦1080と、配置座標を(0,800)との関連付けを行う。また、表示領域2101に色変換画像データと表示領域サイズ横2048、縦1080と、配置座標を(2048,800)との関連付けを行う。これらの関連付けにより表示画像データのレイアウトを生成している。なお、入力階調値および色変換画像データの表示色は図に記載の通りである。
このように、スクリーンサイズに応じて変換色を切り替える。すなわち、スクリーンサイズが所定の大きさ(所定値)よりも大きい場合は「パターンB」の色変換パラメータを用い、スクリーンサイズが所定の大きさ以下の場合は「パターンA」の色変換パラメータを用いて色変換処理を行っている。そうすることで、小さなスクリーンで1入力DualView表示を行う際の色変換画像データの視認性を向上することができる。
以上述べたように、本実施形態によれば、実施例1に加え、スクリーンサイズと表示方式設定に応じて変換色を切り替える。それにより、小さなスクリーンを用いて1入力DualView表示を行う際の色変換画像データの視認性を向上することができる。
[実施例5]
実施例1を一部改編して本発明を実施する例を説明する。本実施例では、実施例1に加え、映像の実占有面積と表示方式設定に応じて変換色を切り替える例について説明する。なお主として、実施例1との差分を説明する。
また本実施例における入力画像データの解像度は1280×720であるものとして説明する。
図22は本実施例における表示装置2200の構成を示すブロック図である。
図22において、実施例1(図1)と同じ機能部には、実施例1と同じ符号が付されている。表示装置2200は、画像入力部101、複製部102、拡大縮小部2203a、拡大縮小部2203b、画像処理部104、色変換処理部2205、レイアウト部2206、表示部107、UI部2208、制御部109から構成される。
拡大縮小部2203aは表示部107の解像度、入力画像データの解像度および後述する表示装置2200に対するユーザー操作に応じて、複製部103が出力した複製画像データに対して拡大縮小処理を行う。
なお、実施例1における拡大縮小部103aと動作が一部異なるため、別の符号を付す。
拡大縮小部2203bは表示部107の解像度、入力画像データの解像度および表示装置2200に対するユーザー操作に応じて、複製部102が出力した複製画像データに対して拡大縮小処理を行う。なお、実施例1における拡大縮小部103bと動作が一部異なるため、別の符号を付す。
色変換処理部2205は実施例1の表示装置100における色変換処理部105の処理に加えて、不図示のメモリから取得した映像の実占有面積に応じて生成する色変換パラメータを切り替える。この色変換処理部2205の処理については後述する。
レイアウト部2206はフォルスカラー設定と表示方式設定に応じて、画像処理部104が出力した処理画像データと、色変換処理部2205が出力した色変換画像データを1画面へ合成し表示画像データを生成する。また、レイアウト部2206は生成した表示画像データを表示部107へ出力する。
なお、実施例1におけるレイアウト部106と動作が一部異なるため、別の符号を付す。
UI部2208は表示装置2200に対するユーザー操作を受け付ける。このユーザー操作については後述する。
なお、UI部2208は制御部109と不図示のバスで接続され、UI部2208は制御部109にユーザー操作に応じた操作信号を出力する。
なお、実施例1におけるUI部108と動作が一部異なるため、別の符号を付す。
次に図23を用いて本実施例のレイアウトを説明する。
図23(a)は処理画像データを画面全体に表示するレイアウトである。表示領域サイズ横1280、縦720と、配置座標を(1408,720)との関連付けを行い、表示画像データのレイアウトとしている。
図23(b)は色変換画像データを画面全体に表示するレイアウトである。表示領域サイズ横1280、縦720と、配置座標を(1408,720)との関連付けを行い、表示画像データのレイアウトとしている。
図23(c)は処理画像データと色変換画像データを画面の左右に表示するレイアウトである。処理画像データと表示領域サイズ横1280、縦720と、配置座標を(384,800)との関連付けを行う。また、色変換画像データと表示領域サイズ横1280、縦720と、配置座標を(2432,800)との関連付けを行う。これらの関連付けにより、表示画像データのレイアウトを生成している。
図23(d)は処理画像データに色変換画像データ同時に表示するレイアウトである。
処理画像データと表示領域サイズ横1280、縦720と、配置座標を(1408,720)との関連付けを行う。また、色変換画像データと表示領域サイズ横1024、縦540と、配置座標を(100,100)との関連付けを行う。これらの関連付けにより、表示画像データのレイアウトを生成する。
なお、本実施例でとりうるその他のレイアウトは、実施例1と同様のため説明を省略する。
なお、上述のレイアウトはあくまで一例であり、配置座標を変更してもよい。
上述のレイアウトはUI部2208が受け付けるユーザー操作により切り替わる。
ユーザー操作は、フォルスカラー設定操作、表示方式設定、およびオート/ドットバイドット選択操作である。
オート/ドットバイドット選択操作により、拡大縮小処理の有無を切り替える。本実施例ではこの設定を「拡縮設定」と記載する。
拡縮設定がドットバイドットの場合、フォルスカラー設定がオフ状態であるなら、レイアウト部2206は図23(a)のようにレイアウトを行う。
拡縮設定がドットバイドットの場合、フォルスカラー設定がオン状態であり、表示方式設定が全画面である場合、レイアウト部2206は図23(b)のようにレイアウトを行う。
拡縮設定がドットバイドットの場合、フォルスカラー設定がオン状態であり、表示方式設定が1入力DualViewの場合、レイアウト部2206は図23(c)のようにレイアウトを行う。
拡縮設定がドットバイドットの場合、フォルスカラー設定がオン状態であり、表示方式設定がサムネイルの場合、レイアウト部2206は図23(d)のようにレイアウトを行う。
ただし、拡縮設定がドットバイドットの場合でも入力画像データの解像度が表示部の解像度よりも大きい場合、拡縮設定がオートの場合と同様の動作をする。
なお、拡縮設定がオートの場合のレイアウトは実施例1と同様のため説明を省略する。
次に、色変換処理部2205の処理フローの一例について図24のフローチャートを用いて説明する。
ステップS2410において、色変換処理部2405は表示方式設定がサムネイルであるかを判断する。
表示方式設定がサムネイルの場合には(S2410:Yes)ステップS303に処理が進められ、表示方式設定が全画面、1入力DualViewの場合には(S2410:No)ステップS2411に処理が進められる。
ステップS2411において、色変換処理部2405は表示方式設定が1入力DualViewであるかを判断する。
表示方式設定が1入力DualViewの場合には(S2411:Yes)ステップS2412に処理が進められ、表示方式設定が全画面の場合には(S2411:No)ステップS304に処理が進められる。
ステップS2412において、色変換処理部1805は不図示のメモリから取得した映像の実占有面積が表示部の3分の1以下であるかを判断する。
例えば映像の実占有面積が1280×720が以下である場合には(S2412:Yes)ステップS303に処理が進められ、映像の実占有面積が1280×720よりも大きい場合には(S2412:No)ステップS304に処理が進められる。
他のステップに関しては、実施例1と同一であり、実施例1と共通の符号を用いて示す。
ここで、図25を用いて本実施例における表示例について説明する。
拡縮設定がドットバイドットの場合、フォルスカラー設定がオフ状態ならば図25(a)のように処理画像データのみを画面に表示する。
拡縮設定がドットバイドットの場合、フォルスカラー設定がオン、階調特性がPQ、表示方式設定がサムネイルならば、図25(b)のように、処理画像データと「パターンA」の色変換パラメータを用いて生成した色変換画像データを同時に表示する。なお、この色変換画像データは1024×540に縮小されている。
拡縮設定がドットバイドットの場合、フォルスカラー設定がオン、階調特性がPQ、表示方式設定が1入力DualViewならば、図25(c)のように処理画像データと「パターンA」の色変換パラメータを用いた色変換画像データを並べて表示する。なお、この処理画像データおよび色変換画像データは等倍で表示される。
拡縮設定がドットバイドットの場合、フォルスカラー設定がオン、階調特性がPQ、表示方式設定が全画面ならば図25(d)のように、「パターンB」の色変換パラメータを用いて生成した色変換画像データのみを画面に表示する。
拡縮設定がドットバイドットの場合、フォルスカラー設定がオン、階調特性がガンマ2.2、表示方式設定がサムネイルならば、図25(e)のように、処理画像データと「パターンC」の色変換パラメータを用いて生成した色変換画像データを同時に表示する。なお、この色変換画像データは1024×540に縮小されている。
拡縮設定がドットバイドットの場合、フォルスカラー設定がオン、階調特性がガンマ2.2、表示方式設定が1入力DualViewならば、図25(f)のように処理画像データと「パターンC」の色変換パラメータを用いた色変換画像データを並べて表示する。なお、この処理画像データおよび色変換画像データは等倍で表示される。
拡縮設定がドットバイドットの場合、フォルスカラー設定がオン、階調特性がガンマ2.2、表示方式設定が全画面ならば、図25(g)のように、「パターンC」の色変換パラメータを用いて生成した色変換画像データのみを画面に表示する。
なお、拡縮設定がオートの場合の表示例は実施例1の図8と同様のため説明を省略する。
図26に本実施例の具体的な表示の一例を示す。
図26は拡縮設定がドットバイドット、フォルスカラー設定がオン、階調特性がPQ、表示方式設定が1入力DualView、かつ入力画像データが図6の場合の表示例であり、図25(c)を詳細に説明した図である。なお図8、図25(a)、(b)、(d)、(e)、(f)、(g)の詳細な説明は省略する。
図26では処理画像データと表示領域サイズ横1280、縦720と、配置座標を(384,800)との関連付けを行っている。また、色変換画像データと表示領域サイズ横2048、縦1080と、配置座標を(2432,800)との関連付けを行い表示画像データのレイアウトとしている。
なお、入力階調値および色変換画像データの表示色は図に記載の通りである。
このように、映像の実占有面積が所定の大きさに応じて変換色を切り替える。すなわち、映像の実占有面積が所定の大きさよりも小さい場合は「パターンB」の色変換パラメータを用い、映像の実占有面積が所定の大きさ以下の場合は「パターンA」の色変換パラメータを用いて色変換処理を行っている。そうすることで、映像の実占有面積が小さい場合に1入力DualView表示を行う際の色変換画像データの視認性を向上することができる。
以上述べたように、本実施形態によれば、実施例1に加え、映像の実占有面積と表示方式設定に応じて変換色を切り替える。
それにより、映像の実占有面積が小さい場合に1入力DualView表示を行う際の色変換画像データの視認性を向上することができる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
100 表示装置
101 画像入力部
102 複製部
103a 拡大縮小部a
103b 拡大縮小部b
104 画像処理部
105 色変換処理部
106 レイアウト部
107 表示部
108 UI部
109 制御部

Claims (14)

  1. 入力画像を入力する入力手段と、
    前記入力画像を色変換して色変換画像を生成する変換手段と、
    前記入力画像と前記色変換画像とを画面に同時に表示する表示手段と、を有し、
    前記変換手段は、前記色変換画像の前記画面における表示領域サイズに応じて、変換色を変更する
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記変換手段は、前記入力画像の特性と前記表示領域サイズとに応じて、変換色を変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記色変換画像は、フォルスカラー、オーバーレンジ、又は、色域外警告の画像である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記特性は、前記入力画像の階調特性である
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  5. 前記色変換画像は、フォルスカラーの画像であり、
    前記変換手段は、前記階調特性がHDRに対応する階調特性であり且つ前記表示領域サイズが所定値より小さい場合、前記入力画像の画素のうち輝度がSDRに対応する画素の変換色を変更する
    ことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 輝度閾値を取得する取得手段をさらに有し、
    前記色変換画像は、オーバーレンジの画像であり、
    前記変換手段は、前記階調特性がHDRに対応する階調特性であり且つ前記表示領域サイズが所定値より小さい場合、前記入力画像の画素のうち輝度が前記輝度閾値以下の画素の変換色を変更する
    ことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  7. 前記特性は、前記入力画像の色域特性である
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  8. 前記色変換画像は、色域外警告の画像であり、
    前記変換手段は、前記色域特性がRec.2020であり且つ前記表示領域サイズが所定値より小さい場合、前記入力画像の画素のうちRec.709に対応する画素の変換色を変更する
    ことを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
  9. 前記表示手段は、前記入力画像の解像度が所定値よりも小さい場合、前記入力画像を前記画面の端に寄せて表示し且つ前記色変換画像を前記画面の余剰領域に表示する
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に表示装置。
  10. 前記変換手段は、フレームごとのHDR画素の輝度分布に応じて、変換色を変更する
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に表示装置。
  11. 前記変換手段は、前記HDR画素が複数の輝度範囲に分布する場合、変換色を変更する
    ことを特徴とする請求項10に記載の表示装置。
  12. 前記入力画像を処理する画像処理手段をさらに有し、
    前記表示手段は、前記画像処理手段で処理された前記入力画像と前記色変換画像とを同時に表示する
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に表示装置。
  13. 入力画像を入力する入力ステップと、
    前記入力画像を色変換して色変換画像を生成する変換ステップと、
    前記入力画像と前記色変換画像とを画面に同時に表示する表示ステップと、を有し、
    前記変換ステップでは、前記色変換画像の前記画面における表示領域サイズに応じて、変換色を変更する
    ことを特徴とする表示装置の制御方法。
  14. 請求項13に記載の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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