JP4967049B2 - シール組立体及び履帯連結構造 - Google Patents
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Description
次に、この発明のシール組立体の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1はこの発明のシール組立体の実施形態を示す要部断面図であり、このシール組立体Sは、例えば、履帯連結構造に使用され、一対のシールリング1、1と、このシールリング1、1間に介設される負荷リング2とを備え、各シールリング1、1が、断面L字状の支持リング3、3に支持されている。この場合、シール組立体Sは、断面において、組立体中心を通る径方向線に関して対称となっている。また、履帯連結構造とは、ブルドーザや油圧ショベル等の建設機械等の履帯型車両における走行用履帯の連結構造である。
次に、図4(a)(b)は他の実施の形態を示し、この場合、上記実施の形態と相違して、一対のシールリング1、1の形状を相違させている。すなわち、一方のシールリング1(イのシールリング1と呼ぶ)は、リップ部23を有する断面略台形状のリング体からなり、また、このイのシールリング1を支持するイの支持リング3は、内径側に配設されて軸心方向へ延びる第1部40と、この第1部40の軸心方向外端から径方向外方へ延びる第2部41(受け部)とからなり、この第2部41が、イのシールリング1に埋設状となっている。他方のシールリング1(ロのシールリング1と呼ぶ)は、外径側に配設されて軸心方向へ延びる第1部42と、この第1部42の軸心方向外端から径方向内方へ延びる第2部43とを備え、第2部43にリップ部23が設けられる。また、このロのシールリング1を受けるロの支持リング3は、外径側に配設されて軸心方向へ延びる第1部44と、この第1部44の軸心方向外端から径方向内方へ延びる第2部45(受け部)とからなり、第2部45が、ロのシールリング1の第2部43に埋設状となっている。
さらに、図5(a)(b)は別の実施の形態を示し、この場合、シールリング1、1は、それぞれ断面が略台形状のリング体からなり、その軸心方向外側の外周側のコーナー部がリップ部23とされる。また、支持リング3、3は、内径側において軸心方向へ延びる第1部51と、この第1部51の外端部から径方向へ延びる第2部52(受け部)とからなる。この場合の第2部52は、軸心方向外方に向かって拡開し、内径部52aと中間部52bと外径部52cとからなり、このシールリング1に埋設状となっている。すなわち、中間部52bと外径部52cは完全に埋設されているが、内径部52aはその内面が露出している。なお、内径部52aの拡開角度をθ1とし、中間部52bの拡開角度をθ2とし、外径部52cのθ3とした場合に、θ2<θ1<θ3となっているが、もちろんこれに限るものではない。
以上にこの発明のシール組立体の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することが可能である。例えば、図1に示すシール組立体において、周方向溝27の断面形状として、半円状に限らず、半楕円乃至半長円状、Vの字状、矩形状等の種々の形状のものも採用することができ、図5に示すシール組立体の周方向溝27の形状もこのような種々の形状を採用することができる。
2 負荷リング
5 リンク
8 ピン
12 ブッシュ
13 ブッシュ
18 スプロケット
23 リップ部
31 リング体
32 外径規制体
33 内径規制体
37 ダストシール用リング
S シール組立体
W 径方向壁面
Claims (15)
- それぞれが軸心方向の相反する方向に突出するリップ部(23)を有し、軸心方向に対向して配置された第1及び第2シールリング(1)と、
前記両シールリング(1)の間に配置され、軸心方向に圧縮されることによって前記各リップ部(23)に軸心方向外方への反力を付与する負荷リング(2)と、
前記各シールリング(1)を支持する第1及び第2支持リング(3)と、
を備え、
前記第1及び第2支持リング(3)は、前記各シールリング(1)と一体で形成されるとともに前記リップ部(23)と前記負荷リング(2)との間に配置され、前記負荷リング(2)より高剛性であり、圧縮された前記負荷リング(2)の反力を受けて前記各リップ部(23)に伝達する受け部(25)(41)(45)(52)を有する、
シール組立体。 - 前記負荷リング(2)の径方向外方への変位を規制する外径規制体(32)をさらに備えた、請求項1に記載のシール組立体。
- 前記負荷リング(2)の径方向内方への変位を規制する内径規制体(33)をさらに備えた、請求項2に記載のシール組立体。
- 前記負荷リング(2)は軸心方向の圧縮を許容する周方向溝(27)を有する、請求項1から3のいずれかに記載のシール組立体。
- 前記外径規制体(32)は前記第1及び第2支持リング(3)の一部である、請求項4に記載のシール組立体。
- 前記第1及び第2支持リング(3)のそれぞれは、軸心方向に延びる第1部(24)と、前記第1部(24)の軸心方向外端部から径方向内方に延びる第2部(25)とを有し、
前記第1部(24)は前記外径規制体(32)であり、前記第2部(25)は前記受け部である、
請求項2又は3に記載のシール組立体。 - 前記第1支持リング(3)は、内径側に配置されて軸心方向に延びる第1部(40)と、前記第1部(40)の軸心方向外端から径方向外方に延びる第2部(41)と、からなり、
前記第2支持リング(3)は、外径側に配置されて軸心方向に延びる第1部(44)と、前記第1部(44)の軸心方向外端から径方向内方に延びる第2部(45)と、からなり、
前記受け部は、前記第1支持リング(3)の第2部(41)及び前記第2支持リング(3)の第2部(45)であり、
前記内径規制体(33)は前記第1支持リング(3)の第1部(40)であり、
前記外径規制体(32)は前記第2支持リング(3)の第1部(44)である、
請求項3に記載のシール組立体。 - 前記負荷リング(2)は、外周面の前記第1支持リング側に切欠部(46)が形成されるとともに、内周面の前記第2支持リング側に切欠部(47)が形成され、
前記各切欠部(46)(47)が前記負荷リング(3)の軸心方向の圧縮を許容する、
請求項7に記載のシール組立体。 - 前記第1及び第2支持リング(3)のそれぞれは、内径側において軸心方向に延びる第1部(51)と、前記第1部(51)の軸心方向外端から径方向外方に延びるとともに軸心方向外方に向かって拡開する第2部(52)と、からなり、
前記受け部は前記第1及び第2支持リング(3)の第2部(52)であり、
前記内径規制体(33)は前記第1及び第2支持リング(3)の第1部(51)である、
請求項3に記載のシール組立体。 - 前記負荷リング(2)は、内周面に軸心方向の圧縮を許容するための周方向溝(27)が形成された断面倒立V字状であり、
前記負荷リング(2)の内周面が前記第1及び第2支持リング(3)の第1部(51)の外周面に当接する、
請求項9に記載のシール組立体。 - 履帯のリンク(5)(5)を連結する履帯連結構造であって、
前記リンク(5)(5)の重ね合わされる端部に挿通され、一方のリンク(5)が固定されるとともに、他方のリンク(5)が回動可能に支持されるピン(8)と、
軸方向に沿って相対面する径方向壁面(W)(W)間に配置され、前記ピン(8)に外嵌されて前記ピン(8)の外周面側に供給される潤滑油の外部への流出を防止する、請求項1から10のいずれかに記載のシール組立体(S)と、
を備えた履帯連結構造。 - 前記他方のリンク(5)に内嵌固定されて前記ピン(8)に対して回動可能となるブッシュ(12)をさらに備え、
前記ブッシュ(12)の端面が前記一方の径方向壁面(W)となる、
請求項11に記載の履帯連結構造。 - 前記他方のリンク(5)に内嵌固定されて前記ピン(8)に対して回動可能となる第1ブッシュ(12)と、
スプロケット(18)側の第2ブッシュ(13)と、
をさらに備え、
前記シール組立体(S)は前記第1ブッシュ(12)と前記第2ブッシュ(13)との間に配置されている、
請求項11の履帯連結構造。 - 前記負荷リング(2)の内径側に配置され、前記負荷リング(2)の径方向内方への変位を規制するリング体(31)をさらに備えた、請求項11に記載の履帯連結構造。
- 前記シール組立体(S)の外周側に配置されたダストシール用リング(37)をさらに備えた、請求項11に記載の履帯連結構造。
Priority Applications (1)
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JP2010179975A JP4967049B2 (ja) | 2010-08-11 | 2010-08-11 | シール組立体及び履帯連結構造 |
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JP2010179975A JP4967049B2 (ja) | 2010-08-11 | 2010-08-11 | シール組立体及び履帯連結構造 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001112398A Division JP4653900B2 (ja) | 2001-04-11 | 2001-04-11 | シール組立体及び履帯連結構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2010274915A JP2010274915A (ja) | 2010-12-09 |
JP4967049B2 true JP4967049B2 (ja) | 2012-07-04 |
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Family Applications (1)
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DE3300288A1 (de) * | 1983-01-07 | 1984-07-12 | Intertractor Viehmann GmbH & Co, 5820 Gevelsberg | Dichtung fuer eine gelenkverbindung in einem spurkettengelenk eines raupenfahrzeuges |
JPH0523890Y2 (ja) * | 1985-11-14 | 1993-06-17 | ||
JPH1151196A (ja) * | 1997-07-31 | 1999-02-23 | Komatsu Ltd | 端面シール装置 |
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2010
- 2010-08-11 JP JP2010179975A patent/JP4967049B2/ja not_active Expired - Lifetime
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