JP4965493B2 - トナーカートリッジ及びこれを用いたプロセスユニット - Google Patents

トナーカートリッジ及びこれを用いたプロセスユニット Download PDF

Info

Publication number
JP4965493B2
JP4965493B2 JP2008090565A JP2008090565A JP4965493B2 JP 4965493 B2 JP4965493 B2 JP 4965493B2 JP 2008090565 A JP2008090565 A JP 2008090565A JP 2008090565 A JP2008090565 A JP 2008090565A JP 4965493 B2 JP4965493 B2 JP 4965493B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
container
storage portion
axis
toner cartridge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008090565A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009244565A (ja
Inventor
智也 臼井
幸一 見原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2008090565A priority Critical patent/JP4965493B2/ja
Publication of JP2009244565A publication Critical patent/JP2009244565A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4965493B2 publication Critical patent/JP4965493B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

本発明は、トナーカートリッジ及びこれを用いたプロセスユニット係り、特に、トナーを用いて画像形成を行う静電複写機、レーザープリンタファクシミリ等の画像形成装置に用いられるトナーカートリッジ及びこれを用いたプロセスユニット関する。
従来、トナーを用いた複写装置やファクシミリ装置などの画像形成装置では、トナーカートリッジなどを用いたトナー補給装置により現像装置にトナーを供給して画像出力の連続運転を行うようにされている。
近年では、現像装置へのトナー補給方法においては、トナー容器からトナーホッパに補給する方法に代わって、空になったトナーカートリッジを新品のものと交換する方法が主流となっている。この方法によれば、作業者の手を汚すことなくトナー補給を行うことができる。
しかしながら、このようなトナーカートリッジにおいては、トナーの自重によりトナー同士が凝集して固まり、画像形成装置内部に円滑にトナーを補給することができないといった問題があった。また、トナーカートリッジ内部にトナー撹拌用の攪拌羽根を設けたトナーカートリッジも知られているがコストが高くなるといった問題があった。
そこで、上述した従来の問題の対策として、比較的簡単な構成によりトナーを凝集させることなく収容できるトナーカートリッジが知られている。
例えば、トナーカートリッジを有底筒状に形成し、その内面には内側に向かい突出した凸部を螺旋状に形成し、該トナーカートリッジ自体をその軸線を回転軸として画像形成装置内部で回転させることで、前記凸部によりトナーを搬送して画像形成装置本体に供給するようにしたものが提案されている(特許文献1を参照)。
この方式によれば、低コストの構成にてトナーカートリッジ内のトナーの凝集を防ぎ、円滑にトナーを補給することができる。また、このトナーカートリッジは、トナーカートリッジの一端から駆動力を与えて回転させることができる。従って、このトナーカートリッジを使用すれば、複雑なトナー攪拌機構を設ける必要がなく、トナー凝集の起こりにくいトナー補給装置が得られる。
特開2004−271995号公報
しかしながら、上述したようなトナーカートリッジでは、トナーをトナー排出口に向けて搬送するために、トナーカートリッジ内壁に設けられる螺旋状に形成された凸部(以下、トナー案内突起と呼ぶ。)の周辺にトナーが付着して溜まり易いといった問題があった。
特に、トナーが消費されてトナーカートリッジ内のトナー量が少なくなった状態においては、トナーカートリッジ内の凸部の基部を挟んで構成される2つの凹部のうちトナー排出口から見て遠い側(トナー搬送方向上流側)の凹部(すなわち、トナー案内突起の裏側)に付着したトナーは、他の流動状態にあるトナーと接触する(摺擦される)機会が少なくなることから、トナーカートリッジから排出されずに残留し易くなるため、トナー残量が多くなるという問題があった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、トナーカートリッジから排出されずに残留するトナー量を少なくすることができるトナーカートリッジ及びこれを用いたプロセスユニット提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明に係るトナーカートリッジ及びこれを用いたプロセスユニット各構成は、次の通りである。
本発明は、補給トナーを収容するトナー収容部と該トナー収容部内のトナーを外部に排出するトナー排出口とを備えた筒状のトナー容器と、前記トナー容器を該トナー容器の軸線回りに回転可能に支持する支持部材とを備え、前記トナー容器を回転させることにより前記トナー収容部内のトナーを容器外部に排出するトナーカートリッジにおいて、
前記トナー収容部は、軸方向の中央部に第3収容部を設けると共に、その第3収容部の軸方向の両側に第1収容部及び第2収容部を備え、
前記第3収容部にトナー排出口が設けられ、第1収容部及び第2収容部の内径がトナー排出口から離れるに連れて小さくなるように構成され、
前記支持部材は、大略円筒形状に形成され、前記トナー容器の第3収容部の軸線周り全周を包み込むと共に、前記トナー容器をその軸線が水平状態で該軸線周りに回転可能に支持するものであり、
前記第3収容部には、その外周部から半径方向内側に陥没する第1凹部に前記トナー排出口が開口し、トナー容器の前記軸線周りの回転によってトナー排出口から排出されたトナーが前記第1凹部と支持部材の内壁との間に形成された保持空間内に入り込んで予め定められた量のトナーが一時貯留可能であり、
前記支持部材には、軸線の上方位置に支持部材の内部から外部に通じるトナー導通孔が設けられ、このトナー導通孔には、前記第3収容部の凹部の底壁部を含む外周面に当接する弾発性のトナー導出部材が設けられ、
該トナー導出部材は、支持部材の内部でトナー容器が軸線周りに回転した際に前記凹部と支持部材の内周部とに臨む保持空間内に入り込み、そこに溜まったトナーをすくってトナー導出孔に搬出するように構成されていることを特徴とするものである。
すなわち、本発明に係るトナーカートリッジは、トナー収容部の第1収容部及び第2収容部が軸方向の両側の先端に向かうに連れて徐々に細くなることを特徴としている。
また、本発明は、前記トナー収容部の第1収容部及び第2収容部を、軸線を対称軸とした回転対称形状とすることが好ましい。すなわち、前記トナー収容部は、軸心を中心とした点対称の断面形状を有するものであって、例えば、円錐形状または円錐台形形状を有するものを含むものとする。
また、本発明は、前記トナー収容部の第1収容部及び第2収容部の内面を平滑面で形成することが好ましい。
また、本発明は、前記トナー収容部の第1収容部及び第2収容部の内径を軸線方向で前記トナー排出口から離れるに連れて段階的に階段状に小さくすることが好ましい。
また、本発明は、前記段差部を、前記トナー収容部の軸線回りに周回する螺旋状に連続して形成することが好ましい。
また、本発明は、段差部と隣接する段差部の間に、段差部同士を連続的に構成する連続部を設け、前記連続部を、段差部から隣接する段差部に向かい立ち上がる角度が鈍角となるように形成することが好ましい。
また、本発明は、前記段差部を、前記トナー収容部の軸線に対して傾斜した面で形成し、この傾斜面を、前記トナー収容部の軸線に対してトナー排出口に近い側がトナー排出口から遠い側よりも近接するように傾斜させて形成することが好ましい。
なお、本発明において、前記トナー収容部の第3収容部には、その外周部に前記軸線を挟んで反対側の位置に半径方向内側に陥没する第2凹部が形成されており、この第2凹部は、前記トナー収容部が前記軸線周りの回転によって第1凹部から漏れて第3収容部の外周面と支持部材の内周面との間に入り込んだトナーを回収するように構成されていることが好ましい。
さらに、本発明は、静電潜像が形成される感光体ドラム表面にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置と、前記現像装置にトナーを供給するトナーカートリッジとを備え、電子写真方式により画像を形成する画像形成装置に用いるプロセスユニットにおいて、前記トナーカートリッジとして、請求項1乃至8のうちの何れか一項に記載のトナーカートリッジを用いることを特徴とするものである。
また、本発明において、表面に静電潜像が形成される感光体ドラムと、感光体ドラム表面を帯電させる帯電装置と、前記感光体ドラム表面に静電潜像を形成する露光装置と、前記感光体ドラム表面の静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置と、前記現像装置にトナーを供給するトナーカートリッジとを備え、電子写真方式により画像を形成する画像形成装置において、前記トナーカートリッジとして、上記のトナーカートリッジを用いることが好ましい
本発明によれば、補給トナーを収容するトナー収容部と該トナー収容部内のトナーを外部に排出するトナー排出口とを備えた筒状のトナー容器と、前記トナー容器を該トナー容器の軸線回りに回転可能に支持する支持部材とを備え、前記トナー容器を回転させることにより前記トナー収容部内のトナーを容器外部に排出するトナーカートリッジにおいて、前記トナー収容部は、軸方向の中央部に第3収容部を設けると共に、その第3収容部の軸方向の両側に第1収容部及び第2収容部を備え、前記第3収容部にトナー排出口が設けられ、第1収容部及び第2収容部の内径をトナー排出口から離れるに連れて小さくなるように構成したことで、トナー収容部の内面にトナー搬送用の突起を設けることなく、トナーがトナー排出口に向けて搬送することができるので、トナー収容部内に排出されないまま残留するトナー量を低減することができる。
また、本発明によれば、前記トナー収容部の第1収容部及び第2収容部を、軸線を対称軸とした回転対称形状とするで、トナー収容部の回転によりトナーが滑らかに流動するため、トナー同士の衝突や摩擦を低減し、トナーの外添剤がコア粒子を構成するバインダー樹脂中に埋没することを防ぎ、トナーの流動性を長期に渡って維持することができる。
また、本発明は、前記トナー収容部の第1収容部及び第2収容部を、その内面が平滑面で形成することで、突起の前後に形成される凹部にトナーが付着することを防止できるので、トナー収容部内に残留するトナー量を低減することができる。
また、本発明は、前記トナー収容部の第1収容部及び第2収容部を、その内径が軸線方向で前記トナー排出口から離れるに連れて段階的に階段状に小さくすることで、トナー収容部の内面(内周壁)の傾斜角を局部的に大きくできるので、トナー収容部内のトナーが消費されてトナー量が少なくなった際に、トナー排出口周辺に搬送されたトナーが集約されることにより、トナーが拡散することを防止して残留するトナー量を低減できる。つまり、トナーが集約されるとトナーが搬送され易くなる。
また、本発明は、前記段差部を、前記トナー収容部の軸線回りに周回する螺旋状に連続して形成することで、螺旋状の段差部に沿ってトナーを集約しながらトナー排出口に向けて搬送できるので、トナー収容部内のトナーが消費されてトナー量が少なくなっても、トナー補給量の低下を防止できる。
また、本発明は、段差部と隣接する段差部の間に、段差部同士を連続的に構成する連続部を設け、前記連続部を、段差部から隣接する段差部に向かい立ち上がる角度が鈍角となるように形成することで、段差部の隅にトナーが付着し難くできるので、トナー収容部内のトナー残量を低減できる。
また、本発明は、前記段差部を、前記トナー収容部の軸線に対して傾斜した面で形成し、この傾斜面を、前記トナー収容部の軸線に対してトナー排出口に近い側がトナー排出口から遠い側よりも近接するように傾斜させることで、トナーが段差部上に分散することなく傾斜により落下して下側に集約されるので搬送され易くなる。
さらに、本発明は、静電潜像が形成される感光体ドラム表面にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置と、前記現像装置にトナーを供給するトナーカートリッジとを備え、電子写真方式により画像を形成する画像形成装置に用いるプロセスユニットにおいて、前記トナーカートリッジとして、請求項1乃至7のうちの何れか一項に記載のトナーカートリッジを用いることで、トナー収容部内に排出されないまま残るトナー残量を低減でき、リサイクルし易く環境に優しいプロセスユニットを実現できる。
また、本発明は、表面に静電潜像が形成される感光体ドラムと、感光体ドラム表面を帯電させる帯電装置と、前記感光体ドラム表面に静電潜像を形成する露光装置と、前記感光体ドラム表面の静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置と、前記現像装置にトナーを供給するトナーカートリッジとを備え、電子写真方式により画像を形成する画像形成装置において、前記トナーカートリッジとして、請求項1乃至7のうちの何れか一項に記載のトナーカートリッジを用いることで、トナー収容部内に排出されないまま残るトナー残量を低減でき、リサイクルし易く環境に優しい画像形成装置を実現できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は発明を実施する形態の一例であって、本発明に係るトナーカートリッジが用いられた画像形成装置の全体の構成を示す説明図、図2は前記画像形成装置にトナーカートリッジを装着した状態を示す説明図、図3は前記画像形成装置からトナーカートリッジを離脱した状態を示す説明図、図4は前記画像形成装置からトナーカートリッジを引き出し完了した状態を示す説明図である。
本実施形態は、図1に示すように、表面に静電潜像が形成される感光体ドラム44と、感光体ドラム44の表面を帯電させる帯電装置45と、感光体ドラム44の表面に静電潜像を形成する露光装置46と、感光体ドラム44の表面にトナーを供給して静電潜像をトナー像として顕像化する現像装置47を備えたプロセスユニット10と、現像装置47にトナーを供給するトナーカートリッジ1を備え、電子写真方式により感光体ドラム44上に形成された静電潜像をトナー像として顕像化するようにした画像形成装置100において、トナーカートリッジ1として、本発明に係るトナーカートリッジの構成を採用したものである。
まず、画像形成装置100の全体構成について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置100は、図1に示すように、装置上部に原稿の画像を読み取るためのスキャナ43が配置され、該スキャナ43の下方には、読み取られた原稿の画像を形成するための回転可能な感光体ドラム44と、感光体ドラム44を帯電する帯電装置45と、原稿画像に対応する静電潜像を感光体ドラム44に担持させるレーザービームスキャナーを有する露光装置46とを備える画像形成部42と、感光体ドラム44上の静電潜像の現像を行う現像装置47を備えたプロセスユニット10と、現像装置47により現像された感光体ドラム44のトナー画像をシートに転写する転写手段48と、画像が形成されたシートを定着する定着ユニット51とを備える電子写真プロセス部60が設けられている。電子写真プロセス部60の下方には、感光体ドラム44に向けてシートを供給するシート供給ユニット50が設けられている。
感光体ドラム44の周辺には、感光体ドラム44に残留する現像剤を除去するクリーニング手段49を備えている。
現像装置47には、トナーが収容されるトナーカートリッジ1とトナーホッパ13が設けられている。トナーホッパ13にはトナーカートリッジ1からトナーが補給されるようになっている。トナーホッパ13に補給されたトナーは、現像装置47に供給され、最終的にシート上に画像となって定着する。本実施形態において、トナーカートリッジ1は、トナーホッパ13と左右に並ぶように配置される。
画像形成装置100の外周は外装部100aに覆われており、この外装部100aは、図2に示すように、互いに対向する正面外装部14と背面外装部15とを有している。正面外装部14は、通常、利用者が画像形成装置を利用するときに、利用者の正面に位置する部分である。また、背面外装部15は、正面外装部14側にいる利用者から見て画像形成装置100の裏側に当たる部分である。
トナーカートリッジ1は、図2に示すように、画像形成装置100の正面外装部14と背面外装部15との間に構成されたトナー容器保持部材7に装着される。トナー容器保持部材7に装着されたトナーカートリッジ1は、トナー容器保持部材7内において規定位置に固定される。
トナー容器保持部材7は、図2,図3に示すように、底壁部22、トナー容器固定部61を備えており、前壁部12と結合されている。
トナー容器保持部材7は、図4に示すように、底壁部22、トナー容器固定部61および前壁部12を備えている。
底壁部22は、画像形成装置100の前後方向(正面側〜背面側)に延びており、トナーカートリッジ1を配置するための台部分を構成する。トナー容器固定部61は、底壁部22に設けられ、底壁部22上に配置されたトナーカートリッジ1のトナー容器支持部材3を着脱可能に保持し、トナーカートリッジ1が軸線L1方向に動かないように固定する。
前壁部12は、トナー容器保持部材7における画像形成装置100の正面側位置に設けられ、正面外装部14の一部を構成している。また、前壁部12の前面には、トナー容器保持部材7を画像形成装置内部から引き出すための取手(図示せず)が形成されている。
画像形成装置100内のトナー容器保持部材7が配置される空間は、図4に示すように、トナーカートリッジ1を収容するためのトナーカートリッジ収容空間23である。このトナーカートリッジ収容空間23の後端位置は筐体背面部17であり、前端位置は筐体正面部(固定部材)16を貫通して正面外装部14に達している。なお、筐体正面部16および筐体背面部17は、正面外装部14と背面外装部15との間に位置する。
トナー容器保持部材7は、トナーカートリッジ収容空間23に収納された位置とトナーカートリッジ収容空間23から前方(正面側方向)へ引き出された位置との間において前後移動(正面側〜背面側の移動)可能となっている。
上述したトナー容器保持部材7の移動を可能とするために、トナー容器保持部材7の底壁部22には、筐体背面部17側から筐体正面部16側を超えて軸線L1と並行に伸縮可能なガイド部材8が設けられている。すなわち、トナー容器保持部材7は、筐体背面部17側から筐体正面部16側を超えてガイド部材8に保持されている。
これにより、トナー容器保持部材7は、トナーカートリッジ1とともにガイド部材8の伸縮方向に沿って、トナー容器保持部材引き出し方向で画像形成装置100内部から正面外装部14の外側まで引き出し可能となる。
また、画像形成装置100は、トナーカートリッジ収容空間23へのトナー容器保持部材7およびトナーカートリッジ1の収納状態を確実に維持するための機構として移動阻止機構9を備えている。
この移動阻止機構9は、トナー容器保持部材7に設けられたフック部材9aと筐体正面部16に設けられた係止部材9bとを有する。これらフック部材9aと係止部材9bとは、トナー容器保持部材7が画像形成装置100のトナーカートリッジ収容空間23へ完全に収納された状態において、フック部材9aが係止部材9bに係止されるようになっている。なお、フック部材9aと係止部材9bとの配置位置は、上述した構成に限定されるものではなく、係止部材9bが前壁部12(トナー容器保持部材7側)に設けられ、フック部材9aが筐体正面部16に設けられたものであってもよい。
また、画像形成装置100は、図2に示すように、トナー容器保持部材7がトナーカートリッジ収容空間23へ完全に収納された状態における移動阻止機構9と対応する位置に検知機構(検知手段)19を備えている。この検知機構19は、移動阻止機構9によりトナー容器保持部材7がトナーカートリッジ収容空間23に係止されている状態、すなわち、移動阻止機構9によりトナー容器保持部材7がトナーカートリッジ収容空間23からの画像形成装置100前方(トナー容器保持部材を正面側に引き出す方向)への移動を阻止されている状態を検知する。
検知機構19は、係止部材9bに設けられた係止センサ19aとフック部材9aに設けられたセンサ作用部19bとを有する。センサ作用部19bは、フック部材9aが係止部材9bに係止された状態において係止センサ19aに作用する位置に配置されている。
画像形成装置100からトナーカートリッジ1を取り外す場合は、図4に示すように、トナー容器保持部材7を画像形成装置100内部に収納された状態から完全に引き出された状態にして取り外し作業を行う。この状態でトナーカートリッジ1は、トナー容器保持部材7の上方に取り外すことができる。従って、トナーカートリッジ1の着脱作業はこのトナー容器保持部材7の位置で行うことができるので、トナーカートリッジ1が重たい場合であっても、容易に交換作業を行うことができる。
また、画像形成装置100にトナーカートリッジ1を装着する場合は、トナー容器保持部材7は、トナー容器保持部材7へのトナーカートリッジ1の装着後に、トナーカートリッジ1とともにガイド部材8の伸縮方向に沿って画像形成装置100内部のトナーカートリッジ収容空間23(トナー容器保持部材7を装置内に挿入する方向)に向けて挿入される。
また、画像形成装置100には、図2,図3,図4に示すように、筐体背面部17におけるトナーカートリッジ収容空間23に臨む位置に駆動力伝達機構65が設けられている。
駆動力伝達機構65は、トナー容器2に回転駆動力を伝えるものであり、本体側連結部11、回転軸24、押しばね25、軸受部26および伝達ギア27を備えている。回転軸24は、筐体背面部17を貫通して、軸受部26を介して筐体背面部17に設けられている。これにより回転軸24は回転自在となっている。
本体側連結部11は、トナーカートリッジ収容空間23に配置され、略円盤状に形成され、回転軸24と一体となって軸線L1まわりに回転できるように回転軸24に固定されている。本体側連結部11におけるトナーカートリッジ1と接触する面には、トナーカートリッジ1をトナーカートリッジ収容空間23に装着した状態で、トナーカートリッジ1の容器側連結部6を嵌入可能な十字状の嵌合凹部11aが形成されている。
押しばね25は、コイルスプリング(圧縮ばね)からなり、筐体背面部17と本体側連結部11との間に配置されて、回転軸24および本体側連結部11の回転を阻害することなく、本体側連結部11を筐体背面部17から離間する方向へ付勢するようにされている。
伝達ギア27は、回転軸24における本体側連結部11とは反対側の端部に設けられ、画像形成装置100の駆動源(図示せず)からの駆動力を回転力としてトナー容器2側に伝達するものである。
次に、本実施形態に係る特徴的なトナーカートリッジ1について図面を参照して詳細に説明する。
図5は本実施形態に係る画像形成装置を構成するトナーカートリッジの構成を示す説明図であって図2のA矢視図、図6は前記トナーカートリッジを構成するトナー収容部の構成を示す説明図である。
トナーカートリッジ1は、図5,図6に示すように、補給トナーを収容する有底筒状のトナー収容部21とトナー収容部21内のトナーを排出するトナー排出口38とを備えたトナー容器2と、トナー排出口38を含むトナー容器2の一部を外周面の全周にわたり包囲するとともにトナー容器2を回転可能に支持するトナー容器支持部材(支持部材)3とを備えている。そして、トナー容器2を回転させることによりトナー収容部21内のトナーを容器外部に排出するようにされている。
具体的には、トナー容器支持部材3は、トナー容器2をトナー容器2の軸線方向を回転軸方向として、軸線L1まわりに回転自在に支持するように構成されている。
まず、トナー容器2を構成する特徴的なトナー収容部21について、図面を参照して詳細に説明する。
トナー収容部21は、図6に示すように、補給トナーが充填される第1収容部31、第2収容部32および第3収容部33、および容器側連結部6を備え、第3収容部33を中央に配置して、その両端部に第1収容部31及び第2収容部32がそれぞれの収容部を連通するように連続的に構成されている。容器側連結部6は、図2に示すように、本体側連結部11を介して画像形成装置本体から伝達される回転駆動力を受ける部分である。
第1収容部31は、その内径が軸線方向で先端部31aに向かうに連れて小さくなるように円錐台形状に形成されている。第1収容部31の内面は、突起のない平滑面で形成されている。第1収容部31の先端部31aには、容器側連結部6が形成されている。この容器側連結部6は、図2に示すように、本体側連結部11に嵌入可能に構成されている。
第2収容部32は、第1収容部31と同様に、その内径が軸線方向で先端部32a向うに連れて小さくなるように円錐台形状に形成され、その内面は、突起のない平滑面で形成されている。
第3収容部33は、略円筒状に形成され、その内部と外部とを連通するトナー排出口38が形成されている。この第3収容部33は、図3に示すように、トナー容器支持部材3によりトナー排出口38を含む第3収容部33の一部の外周面を全周にわたり包囲された状態で、軸線L1まわりに回転可能に支持されている。
すなわち、トナー収容部21は、図6に示すように、第3収容部33の軸線方向一端部と第1収容部31の開口端部とが連結され、第3収容部33の軸線方向他端部と第2収容部32の開口端部とが連結されて形成されている。そして、第1収容部31、第2収容部32及び第3収容部33の各軸線は、同一の軸線L1と合致している。
ここで、第3収容部33について、図面を参照して詳細に説明する。
図7は本実施形態に係るトナーカートリッジを構成するトナー収容部のうちの第3収容部の構成を示す斜視図、図8は図7のB−B断面矢視図である。
第3収容部33は、図7に示すように、大略的に円筒状に形成されている。
そして、第3収容部33の外周部の軸線L1方向の略中央部には、図7,図8に示すように、半径方向で内側に(中心方向に向かって)陥没する第1凹部36及び第2凹部37が形成されている。第1凹部36及び第2凹部37は、軸線L1を中心として点対称の位置に配置されている。
第1凹部36には、トナーを排出するためのトナー排出口38が形成されている。トナー排出口38は、トナー収容部21内のトナーをトナー容器支持部材3の内側へ排出するためのものである。
第1凹部36は、第3収容部33の回転方向(矢印R方向)下流側に、周方向に対して略垂直で且つ第3収容部33の半径方向で中心方向に向かい端壁部39が形成され、この端壁部39から回転方向上流側端部36aに向かうに連れて凹み状態が浅くなるように底壁部36bが形成され、この底壁部36bを軸線方向に沿って挟むように第1側壁部36c1及び第2側壁部36c2が形成されている。
トナー排出口38は、第1凹部36の端壁部39の軸線方向の略中央部で、第3収容部33の半径方向の外側寄りの位置に、軸線方向を長手方向とする長方形状に開口形成されている。
この第1凹部36は、トナー排出口38から排出されたトナーを一時的に貯留し、その第1凹部36に溜まったトナーをトナー容器支持部材3から排出するように構成されている。つまり、第1凹部36は、トナー収容部21から排出されたトナーを外部に排出するトナー排出部として機能している。
第2凹部37は、図7,図8に示すように、軸線方向に沿って第1凹部36と同等な幅で第3収容部33の半径方向で中心方向に向かって陥没した状態に形成されている。また、第2凹部37は、周方向の略中央部から第3収容部33の回転方向(矢印R方向)の上流側及び下流側のそれぞれの端部37a1,37a2に向かうに連れて底壁部37bが浅くなるように形成されている。
この第2凹部37は、第1凹部36から漏れて第3収容部33の外周面とトナー容器支持部材3の内周面に入り込んだトナーを回収するように構成されている。つまり、第2凹部37は、トナーを回収するトナー回収部として機能している。
また、第3収容部33には、図6に示すように、第1凹部36及び第2凹部37を除く軸線方向一端部および軸線方向他端部の領域の外周部の全周に渡り、第3収容部33の半径方向外方に突出する複数のトナー排出案内片40が周方向に等間隔に並設されている。
トナー排出案内片40は、軸線方向で中央部寄りの内側端部40aよりも外側端部40bが軸線回りに回転する回転方向(矢印R方向)下流側に位置するように傾斜して設けられている。このトナー排出案内片40は、第1凹部36から漏れたトナーが第3収容部33の外周部の両端部から外部に出ないように傾斜に沿って内側端部40a側に集めて、第1凹部36及び第2凹部37に回収し易くする機能を有している。
次に、トナー容器支持部材3について、図面を参照して詳細に説明する。
図9は図5のC−C断面矢視図である。
トナー容器支持部材3は、図5に示すように、大略的に円筒状に形成され、トナー収容部21の第3収容部33の外周面を全周にわたって包み込むとともに、トナー容器2を回転可能に支持するように構成されている。
トナー容器支持部材3には、図2,図5,図9に示すように、その内部で周回する第3収容部33の第1凹部36と対向するとともに、トナーホッパ13に設けられたトナー補給口13aと対向する位置にトナー導通孔5が設けられている。トナー導通孔5は、トナー収容部21から排出されるトナーをトナーホッパ13のトナー補給口13aに導く。
すなわち、トナー容器支持部材3に回転可能に保持されたトナー容器2は、トナー容器2が軸線回りに回転駆動されることにより、トナー収容部21からトナー容器支持部材3内側にトナーを排出して、トナー導通孔5からトナーホッパ13にトナー補給を行うようになっている。
トナー導通孔5には、図5に示すように、該トナー導通孔5におけるトナー排出方向下流側の開口を開状態および閉状態に切換えるシャッタ部41が設けられている。シャッタ部41は、シャッタ41aおよびシャッタ案内部41bを備え、トナーカートリッジ1の軸線L1と平行な方向にスライド変位自在にして設けられている。
シャッタ41aは、図5に示すように、シャッタ案内部41bに沿ってスライド変位することで、2点鎖線で示すトナー導通孔5の開口を閉状態にする閉位置P1と、実線で示すトナー導通孔5の開口を開状態にする開位置P2とに配置可能となっている。
また、シャッタ41aは、閉位置P1と開位置P2を超えてスライド変位することが規制されている。
トナーホッパ13には、シャッタ部41のシャッタ41aをスライド変位させるためのシャッタ変位手段(図示省略)が設けられている。
シャッタ変位手段は、トナーカートリッジ1を収容したトナー容器保持部材7が画像形成装置100の本体内部に挿入される時に、閉位置P1に配置されていたシャッタ41aをスライド変位させて、トナーカートリッジ1が所定の装着位置に配置された状態で、シャッタ41aを開位置P2に配置するように構成されている。
また、シャッタ変位手段は、トナーカートリッジ1を収容したトナー容器保持部材7が画像形成装置100の本体内部から引き出される特に、開位置P2に配置されていたシャッタ41aをスライド変位させて閉位置P1に配置するようにされている。
また、トナー容器支持部材3には、トナーをトナー容器支持部材3の内部から外部にトナーを導出するトナー導出部材34、及びトナー容器2のトナー排出口38を封止する封止シート35が設けられている(図10を参照)。
トナー導出部材34は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(略称:PET)などの高分子樹脂から成り、可撓性および弾発性を有するシート状に形成され、トナー導通孔5端部でトナー容器支持部材3の内周部に臨む部分に設けられ、内側に向かい突設されている。
具体的には、トナー導出部材34は、トナー容器支持部材3の内部において周回するトナー容器2の第1凹部36及び第2凹部37の内部に入り込み、そこに溜まったトナーをすくってトナー導通孔5に搬出するように構成されている。
封止シート35は、例えば、ポリエチレンなどから成る柔軟性を有するシート状に形成され、トナー導通孔5端部でトナー容器支持部材3の内周部に臨む部分に設けられ、トナー容器支持部材3の内部に配置されたトナー排出口38を封止可能な長さで形成されている。トナー導出部材34の基端部は、封止シート35の基端部の上面部に積層されている。
具体的には、トナー容器2の第3収容部33がトナー容器支持部材3の内部に配置されて、トナー容器2が最初に回転を開始する前の状態で、且つ、トナー容器2のトナー排出口38がトナー容器支持部材3のトナー導通孔5に隣接する位置に配置された状態で、封止シート35は、トナー排出口38を封止するようにトナー容器2に接着されている。
次に、本実施形態に係るトナーカートリッジ1の作用について図面を参照して説明する。
図10は本実施形態に係るトナーカートリッジにおけるトナー容器のトナー排出口がトナー層よりも上方に位置した時の状態を示す説明図、図11は前記トナー容器が回転してトナー排出口がトナー層よりも下方に位置した時に第1凹部にトナーが入り始めた状態を示す説明図、図12は前記トナー容器がさらに回転して前記トナー排出口がトナー層よりも上方に位置した時の状態を示す説明図、図13は前記トナー容器がさらに回転して第1凹部に溜まったトナーをトナー容器支持部材の外部に排出する状態を示す説明図である。
トナーカートリッジ1において、トナー容器2がトナー容器支持部材3によって軸線L1まわりに回転自在に支持されている状態では、図10に示すように、トナー容器支持部材3の内部に、第3収容部33の第1凹部36とトナー容器支持部材3の内周部とに臨む第1保持空間36Sと、第3容器部の第2凹部37とトナー容器支持部材3の内周部とに臨む第2保持空間37Sとが形成される。
第1保持空間36Sは、トナー排出口38を除いて大略的には閉じた空間となっており、トナー排出口38の回転方向(矢印R方向)上流側に構成され、トナー排出口38を介してトナー容器2内の空間に連通している。また、第2保持空間37Sも第1保持空間36Sと同様に、大略的には閉じた空間となっている。
トナーカートリッジ1が画像形成装置100に装着された状態では、トナーカートリッジ1において、第1保持空間36Sには、トナー導出部材34が突出した状態で配置され、第1凹部36のトナー排出口38は、封止シート35により密閉されている。
トナーカートリッジ1が装置本体に装着された状態で、駆動力伝達機構65に駆動が伝達されて本体側連結部11が回転すると、本体側連結部11と係合されているトナー容器2が回転することにより封止シート35が剥がされる。そして、図10に示すように、トナー排出口38および第1保持空間36Sがトナー容器2内のトナーD層の上面よりも上方に配置される状態からトナー容器2が矢印R方向に回転する。
トナー容器2がさらに回転して、図11に示すように、トナー排出口38及び第1保持空間36Sの回転方向下流部がトナー容器2内のトナーD層の上面よりも下方に配置される状態となると、トナー容器2内のトナーD層のトナーDが、矢印G1に示すように、トナー排出口38を介して第1保持空間36Sの回転方向下流部に流入する。
トナー排出口38は、第1凹部36の端壁部39の軸線L1方向中間部であって、半径方向外方寄りに軸線L1方向を長手方向とする長方形状に開口している。従って、トナー排出口38は、第1凹部36の端壁部39において、第1凹部36の底壁部37bの回転方向下流側端部よりも半径方向外方寄り、かつ第1側壁部36c1(図7参照)の回転方向下流側端部よりも軸線方向他端部寄り、かつ第2側壁部36c2(図7参照)の回転方向R下流側端部よりも軸線方向一端部寄りの位置に開口している。
例えば、端壁部39の領域全体にトナー排出口38が開口している場合、トナーDは、トナー容器2が矢印R方向に回転することにより、トナー容器2の第1凹部36及びトナー容器支持部材3の内周部に沿って密の状態となって押出されるようにして、トナー排出口38から第1保持空間36Sに排出される。
トナー容器2が、図11に示す状態からさらに矢印R方向に回転すると、図12に示すように、トナー容器2内のトナーD層のトナーDが、トナー排出口38を介して第1保持空間36Sの回転方向下流部に流れ込みながら、トナー排出口38がトナー容器2内のトナーD層の上面よりも上方に配置され、第1保持空間36Sがトナー容器2内のトナーD層の上面よりも下方に配置される状態となる。この状態で、第1保持空間36Sに予め定められた量のトナーDが保持される。
図12に示す状態からさらにトナー容器2が矢印R方向に回転すると、図13に示すように、トナー容器支持部材3のトナー導出部材34の遊端部34aが、第1保持空間36Sに進入して回転方向上流側に配置され、第1凹部36の底壁部36bの外周面に対して90度を超える角度θを成して弾発的に当接しながら、当該外周面に対して摺動する状態となる。このときトナー導出部材34よりも回転方向上流側の第1保持空間36Sに保持されているトナーDは、トナー容器2が矢印R方向に回転することによってトナー容器支持部材3のトナー導通孔5に向かって流動する。
トナー導出部材34は、このように流動してきたトナーD、すなわち、トナー容器2のトナー排出口38から排出されたトナーDを、トナー導出部材34の上面に沿って矢印G方向に案内してトナー導通孔5に導く。また、トナー導出部材34は、トナーDを第1凹部36の底壁部36bの外周面から掻き取るように当該外周面に対して摺動するので、第1保持空間36Sに保持されていたトナーDを可及的に全てトナー導通孔5に導くことができる。
トナー導通孔5に導かれたトナーDは、トナーカートリッジ1の外部へと導かれて排出される。このようにしてトナー容器2が軸線L1まわりで矢印R方向に1回転する毎に、前述の予め定められた量のトナーDが外部に排出される。
以上のように構成したので、本実施形態によれば、トナー収容部21に形成する第1収容部31および第2収容部32を、トナー収容部21の回転軸線(軸線L1)を対称軸とした回転対称形状を有し、トナー容器支持部材3から軸線L1方向に沿って離れるに連れて内径が小さい形状、具体的には円錐形状または円錐台形形状とすることによって、従来のようにトナー容器2の内面にトナー搬送用の突起を設けることなく、トナーがトナー排出口38に向けて搬送できるので、トナー収容部21から排出されないままトナー収容部21内部に残るトナー残量を低減できる。
また、本実施形態によれば、第1収容部31および第2収容部32の内面を突起のない平滑面で形成したので、従来のように突起の前後に形成される凹部にトナーが付着することを防止できる。さらには、トナーがトナー収容部21内を滑らかに流動するため、トナー同士の衝突や摩擦を低減し、トナーの外添剤がコア粒子を構成するバインダー樹脂中に埋没することを防ぎ、トナーの流動性を長期に渡って維持できる効果が得られる。
次に、本発明に係るトナーカートリッジのその他の実施形態について図面を参照して説明する。
尚、以下に示す実施形態に係るトナーカートリッジは、前述した実施形態に係る画像形成装置100と同様の画像形成装置に装着されるものでる。従って、第2実施形態において、前述した実施形態に係る画像形成装置100及びトナーカートリッジ1の構成と同一の構成については同一の符号を付することで説明を省略する。
また、以下の実施形態に係るトナーカートリッジは、基本的な構成を前述したトナーカートリッジ1と同様に構成されるものである。従って、以下の実施形態において、基本的な駆動、作用等については説明を省略し、特徴的な事項のみ説明する。
(第2実施形態)
以下、本発明のトナーカートリッジに係る第2実施形態について図面を参照して説明する。図14は本発明の第2実施形態に係るトナーカートリッジの構成を示す説明図である。
第2実施形態に係るトナーカートリッジ201は、図14に示すように、補給トナーを収容するトナー収容部221とトナー収容部221内のトナーを排出するトナー排出口(図示省略)とを備えたトナー容器202と、トナー容器202を軸線L1まわりに回転可能に支持するトナー容器支持部材203と具備して構成されている。
トナー容器支持部材203は、トナー容器202の一部を外周面の全周にわたって包み込む形で支持するようにされている。また、トナー容器支持部材203には、トナー容器202から排出されるトナーをトナーホッパ13に導くトナー導通孔5が設けられている。このトナー導通孔5により、トナー容器202が軸線L1回りに回転することで該トナー容器202の内部から排出されるトナーをトナーホッパ13にトナー補給を行うようにされている。
まず、トナー容器202を構成する特徴的なトナー収容部221について、図面を参照して説明する。
トナー収容部221は、図14に示すように、補給トナーが充填される第1収容部231、第2収容部232および第3収容部233、および容器側連結部6を備え、第3収容部233を中央に配置して、その両端部に第1収容部231及び第2収容部232がそれぞれの収容部を連通するように連続的に構成されている。
第3収容部233は、前述したトナーカートリッジ1における第3収容部33と同様な構成を備えるものであるため、構成及び作用の説明は省略する。
ここでは、特徴的な第1収容部231及び第2収容部232について説明する。
第1収容部231は、その内径が軸線方向で先端部231aに向かうに連れて段階的に階段状に小さくなる段差部231bと、隣り合う段差部同士を連続的に構成する連続部231cが形成されている。
連続部231cは、第1収容部231の内壁面において局部的に傾斜角の大きな面で形成されている。この連続部231cは、段差部231bから隣接する段差部231bに向かい立ち上がる角度θが鈍角となるように形成されている。具体的には、立上がり角度θは、100〜135度が好ましい。
また、段差部231b及び連続部231cは、トナー収容部221の軸線L1まわりを周回する螺旋状に連続して形成されている。
第2収容部232においても、第1収容部231における段差部231b及び連続部231cと同様に構成された段差部232b及び連続部232cが形成されている。
以上のように構成したので、第2実施形態によれば、トナー収容部221に段差部231b,232b及び連続部231c,232cを形成することで、トナー収容部221内のトナーが消費されてトナー量が少なくなった際に、段差部231b,232b及び連続部231c,232cにより、トナー導通孔5周辺に搬送されたトナーが再び拡散すること、すなわちトナーが逆戻りすることを防止できる。
また、第2実施形態によれば、段差部231b,232b及び連続部231c,232cを螺旋状に連続して形成することで、トナー容器202の回転により、連続部231c,232cによる押し出し作用によってトナーをトナー導通孔5に向けて搬送できるので、トナー収容部221内のトナーが消費されてトナー量が少なくなっても、トナー補給量の低下を防止できる。
また、第2実施形態によれば、段差部231bから隣接する段差部231bに向かい立ち上がる角度θを鈍角、特に100〜135度とすることで、トナーの押し出し効果が適度に得られ、また、トナーの付着を防止できるため、トナー容器202内に残るトナー残量を低減できる。
(第3実施形態)
次に、本発明のトナーカートリッジに係る第3実施形態について図面を参照して説明する。図15は本発明の第3実施形態に係るトナーカートリッジの構成を示す説明図である。
第3実施形態に係るトナーカートリッジ301は、図15に示すように、補給トナーを収容するトナー収容部321を備えたトナー容器302と、トナー容器302を軸線L1まわりに回転可能に支持するトナー容器支持部材303と具備して構成されている。
トナー容器支持部材303は、トナー容器302の一部を外周面の全周にわたって包み込む形で支持する。
トナー容器302には、トナー容器302から排出されるトナーをトナーホッパ13に導くトナー導通孔5が設けられ、トナー容器302が軸線L1回りに回転駆動されて、トナーホッパ13にトナー補給動作を行う。
まず、トナー容器302を構成する特徴的なトナー収容部321について、図面を参照して説明する。
トナー収容部321は、図15に示すように、補給トナーが充填される第1収容部331、第2収容部332および第3収容部333、および容器側連結部6を備え、第3収容部333を中央に配置して、その両端部に第1収容部331及び第2収容部332がそれぞれの収容部を連通するように連続的に構成されている。
第3収容部333は、前述したトナーカートリッジ1,201における第3収容部33,233と同様な構成を備えるものであるため、構成及び作用の説明は省略する。
ここでは、特徴的な第1収容部331及び第2収容部332について説明する。
第1収容部331は、その内径が軸線方向で先端部331aに向かうに連れて段階的に階段状に小さくなる段差部331bと、隣り合う段差部同士を連続的に構成する連続部331cが形成されている。
段差部331b及び連続部331cは、トナー収容部321の軸線L1まわりを周回する螺旋状に連続して形成されている。
段差部331bは、トナー収容部321の軸線L1に対して傾斜した面で形成され、この傾斜面は、トナー収容部321の軸線L1に対してトナー排出口(図示省略)が設けられた第3収容部333に近い側が該第3収容部333から遠い側よりも近接するように傾斜している。
詳しくは、図15に示すように、段差部331bは、軸線L1に対して第3収容部333に近い端部331b1が第3収容部333から遠い端部331b2よりも近接するように傾斜して形成されている。
第2収容部332においても、第1収容部331における段差部331b及び連続部331cと同様に構成された段差部332b及び連続部332cが形成されている。
以上のように構成したので、第3実施形態によれば、トナー収容部321に段差部331b,332b及び連続部331c,332cを形成することで、トナー収容部221内のトナーが消費されてトナー量が少なくなった際に、段差部331b,332b及び連続部331c,332cにより、トナー導通孔5周辺に搬送されたトナーが再び拡散すること、すなわちトナーが逆戻りすることを防止できる。
また、第3実施形態によれば、段差部331b,332bをトナー収容部321の軸線L1に対して傾斜した面で形成し、この傾斜面をトナー収容部321の軸線L1に対して第3収容部333に近い端部331b1,332b1が第3収容部333から遠い端部331b2,332b2よりも近接するように傾斜して形成することで、トナーが段差部331b,332b上に分散することなく傾斜により落下して下側に集約されるので搬送され易くなる。
尚、本実施形態では、本発明に係るトナーカートリッジ1を図1に示すような画像形成装置100に適用した例について説明したが、トナー補給装置や現像装置が搭載されて、トナーカートリッジからトナーを補給する必要のある画像形成装置であれば、上述したような構成の画像形成装置や複写機に限定されるものではなく、その他の画像形成装置等に展開が可能である。
以上のように、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係るトナーカートリッジが用いられた画像形成装置の全体の構成を示す説明図である。 前記画像形成装置にトナーカートリッジを装着した状態を示す説明図である。 前記画像形成装置からトナーカートリッジを離脱した状態を示す説明図である。 前記画像形成装置からトナーカートリッジを引き出し完了した状態を示す説明図である。 前記トナーカートリッジの構成を示す説明図であって図2のA矢視図である。 前記トナーカートリッジを構成するトナー収容部の構成を示す説明図である。 前記トナー収容部のうちの第3収容部の構成を示す斜視図である。 図7のB−B断面矢視図である。 図5のC−C断面矢視図である。 前記トナーカートリッジにおけるトナー容器のトナー排出口がトナー層よりも上方に位置した時の状態を示す説明図である。 前記トナー容器が回転してトナー排出口がトナー層よりも下方に位置した時に第1凹部にトナーが入り始めた状態を示す説明図である。 前記トナー容器がさらに回転して前記トナー排出口がトナー層よりも上方に位置した時の状態を示す説明図である。 前記トナー容器がさらに回転して第1凹部に溜まったトナーをトナー容器支持部材の外部に排出する状態を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係るトナーカートリッジの構成を示す説明図である。 本発明の第3実施形態に係るトナーカートリッジの構成を示す説明図である。
符号の説明
1,201,301 トナーカートリッジ
2,202,302 トナー容器
3,203,303 トナー容器支持部材(支持部材)
5 トナー導通孔
13 トナーホッパ
13a トナー補給口
21,221,321 トナー収容部
22 底壁部
23 トナーカートリッジ収容空間
31,231,331 第1収容部
32,232,332 第2収容部
33,233,333 第3収容部
34 トナー導出部材
35 封止シート
36 第1凹部
36S 第1保持空間
37 第2凹部
37S 第2保持空間
38 トナー排出口
39 端壁部
40 トナー排出案内片
41 シャッタ部
65 駆動力伝達機構
100 画像形成装置
231b,232b,331b,332b 段差部
231c,232c,331c,332c 連続部
331b1,332b1 端部(第3収容部333に近い端部)
331b2,332b2 端部(第3収容部333から遠い端部)
D トナー
L1 軸線
P1 閉位置
P2 開位置

Claims (9)

  1. 補給トナーを収容するトナー収容部と該トナー収容部内のトナーを外部に排出するトナー排出口とを備えた筒状のトナー容器と、前記トナー容器を該トナー容器の軸線回りに回転可能に支持する支持部材とを備え、前記トナー容器を回転させることにより前記トナー収容部内のトナーを容器外部に排出するトナーカートリッジにおいて、
    前記トナー収容部は、軸方向の中央部に第3収容部を設けると共に、その第3収容部の軸方向の両側に第1収容部及び第2収容部を備え、
    前記第3収容部にトナー排出口が設けられ、第1収容部及び第2収容部の内径がトナー排出口から離れるに連れて小さくなるように構成され、
    前記支持部材は、大略円筒形状に形成され、前記トナー容器の第3収容部の軸線周り全周を包み込むと共に、前記トナー容器をその軸線が水平状態で該軸線周りに回転可能に支持するものであり、
    前記第3収容部には、その外周部から半径方向内側に陥没する第1凹部に前記トナー排出口が開口し、トナー容器の前記軸線周りの回転によってトナー排出口から排出されたトナーが前記第1凹部と支持部材の内壁との間に形成された保持空間内に入り込んで予め定められた量のトナーが一時貯留可能であり、
    前記支持部材には、軸線の上方位置に支持部材の内部から外部に通じるトナー導通孔が設けられ、このトナー導通孔には、前記第1凹部の底壁部を含む外周面に当接する弾発性のトナー導出部材が設けられ、
    該トナー導出部材は、支持部材の内部でトナー容器が軸線周りに回転した際に前記第1凹部と支持部材の内周部とに臨む保持空間内に入り込み、そこに溜まったトナーをすくってトナー導出孔に搬出するように構成されていることを特徴とするトナーカートリッジ。
  2. 前記トナー収容部の第1収容部及び第2収容部は、軸線を対称軸にした回転対称形状を有することを特徴とする請求項1に記載のトナーカートリッジ。
  3. 前記トナー収容部の第1収容部及び第2収容部は、その内面が平滑面で形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のトナーカートリッジ。
  4. 前記トナー収容部の第1収容部及び第2収容部は、その内径が軸線方向で前記トナー排出口から離れるに連れて段階的に階段状に小さくなる段差部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のトナーカートリッジ。
  5. 前記段差部は、前記トナー収容部の軸線回りに周回する螺旋状に連続して形成されていることを特徴とする請求項4に記載のトナーカートリッジ。
  6. 段差部と隣接する段差部の間には、段差部同士を連続的に構成する連続部が設けられ、前記連続部は、段差部から隣接する段差部に向かい立ち上がる角度が鈍角となるように形成されていることを特徴とする請求項4または5に記載のトナーカートリッジ。
  7. 前記段差部は、前記トナー収容部の軸線に対して傾斜した面で形成され、この傾斜面は、前記トナー収容部の軸線に対してトナー排出口に近い側がトナー排出口から遠い側よりも近接するように傾斜していることを特徴とする請求項4乃至6のうちの何れか一項に記載のトナーカートリッジ。
  8. 前記トナー収容部の第3収容部には、その外周部に前記軸線を挟んで反対側の位置に半径方向内側に陥没する第2凹部が形成されており、この第2凹部は、前記トナー収容部が前記軸線周りの回転によって第1凹部から漏れて第3収容部の外周面と支持部材の内周面との間に入り込んだトナーを回収するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のトナーカートリッジ。
  9. 静電潜像が形成される感光体ドラム表面にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置と、前記現像装置にトナーを供給するトナーカートリッジとを備え、電子写真方式により画像を形成する画像形成装置に用いるプロセスユニットにおいて、
    前記トナーカートリッジとして、請求項1乃至8のうちの何れか一項に記載のトナーカートリッジを用いることを特徴とするプロセスユニット。
JP2008090565A 2008-03-31 2008-03-31 トナーカートリッジ及びこれを用いたプロセスユニット Active JP4965493B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008090565A JP4965493B2 (ja) 2008-03-31 2008-03-31 トナーカートリッジ及びこれを用いたプロセスユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008090565A JP4965493B2 (ja) 2008-03-31 2008-03-31 トナーカートリッジ及びこれを用いたプロセスユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009244565A JP2009244565A (ja) 2009-10-22
JP4965493B2 true JP4965493B2 (ja) 2012-07-04

Family

ID=41306526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008090565A Active JP4965493B2 (ja) 2008-03-31 2008-03-31 トナーカートリッジ及びこれを用いたプロセスユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4965493B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04477A (ja) * 1990-04-17 1992-01-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd トナー容器
JPH06222665A (ja) * 1993-01-25 1994-08-12 Oki Electric Ind Co Ltd トナ−カ−トリッジ
JPH0720702A (ja) * 1993-06-30 1995-01-24 Ricoh Co Ltd トナー補給装置
JPH08262859A (ja) * 1995-03-24 1996-10-11 Ricoh Co Ltd 現像剤収納容器
JPH08305149A (ja) * 1995-05-01 1996-11-22 Canon Inc トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、現像装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009244565A (ja) 2009-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4437476B2 (ja) トナー補給装置、画像形成装置及びトナー補給方法
JP3450741B2 (ja) トナー補給容器
US8213842B2 (en) Toner cartridge, and process unit and image forming apparatus using the same
US9057984B2 (en) Powder container, toner cartridge, drawer tray, and image forming apparatus
US8923734B2 (en) Volumetric toner cartridge having removable exit paddle
US20140079441A1 (en) Volumetric Toner Cartridge Having Toner Agitators
US9983507B1 (en) Developer cartridge and electrophotographic image forming apparatus employing the same
AU2011201937A1 (en) Image forming apparatus
JP2009204631A (ja) トナーカートリッジ及びこれを用いたトナー補給装置と画像形成装置
JP4037390B2 (ja) 現像剤供給装置及びそれを備えた画像形成装置
CN109001964B (zh) 显影剂收容容器以及图像形成装置
JP2008129336A (ja) 現像剤カートリッジ、現像装置、及び画像形成装置
CN107209470B (zh) 显影剂容器以及具有该显影剂容器的图像形成装置
JP3483496B2 (ja) トナー補給容器及び電子写真画像形成装置
JP4965493B2 (ja) トナーカートリッジ及びこれを用いたプロセスユニット
JP5568500B2 (ja) トナー収納容器及び画像形成装置
JP4553061B1 (ja) 現像剤収容容器および画像形成装置
CN109426116B (zh) 显影剂收容容器以及具备该显影剂收容容器的图像形成装置
JP2005274862A (ja) 現像剤補給容器
JP6508120B2 (ja) トナー容器およびトナー供給装置並びに画像形成装置
JP6800605B2 (ja) 画像形成装置
JP2019028365A (ja) トナー容器および画像形成装置
JP6996171B2 (ja) 画像形成装置
JP4401431B2 (ja) 攪拌部材、粉体カートリッジ、現像装置、及び画像形成装置
JP6604303B2 (ja) トナー容器、トナー供給装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120306

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4965493

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150406

Year of fee payment: 3