JP4964805B2 - 熱可塑性フイルム及びその製造方法、熱処理方法、並びに、偏光板、液晶表示板用光学補償フイルム、反射防止フイルム及び液晶表示装置 - Google Patents
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Description
次に、本発明に係る熱可塑性フイルムとその製造方法についてさらに詳細に説明する。
Rth=((nx+ny)/2−nz)×d −−−式(2)
Rth=(−3/8)Re+80
Rth=(−3/8)Re+100
(但し、Reは−10〜150nmであり、特に好ましくは50nm以上150nm以下、最も好ましくは70nm以上95nm以下である。)
本発明で使用する熱可塑性フイルムは特に限定されないが、好ましくはセルロースアシレート、ラクトン環含有重合体、環状オレフィン、ポリカーボネイトが挙げられる。中でも好ましいのがセルロースアシレート、環状オレフィンであり、中でも好ましいのがアセテート基、プロピオネート基を含むセルロースアシレート、付加重合によって得られた環状オレフィンであり、さらに好ましくは付加重合によって得られた環状オレフィンである。
セルロースアシレートは例えば特開2001−188128号公報、特開2006−142800号公報、特開2007−98917号公報記載のものを使用でき、全アシル置換度は2.1以上3.0以下が好ましく、アセチル基の置換度は0.05以上2.5以下が好ましく、より好ましくは0.05以上0.5以下あるいは1.5以上2.5以下である。プロピオニル置換度は0.1以上2.8以下が好ましく、より好ましくは0.1以上1.2以下あるいは2.3以上2.8以下である。
環状オレフィンはノルボルネン系化合物から重合されるものが好ましい。この重合は開環重合、付加重合いずれの方法でも行える。付加重合としては例えば特許3517471号公報記載のものや特許3559360号公報、特許3867178号公報、特許3871721号公報、特許3907908号公報、特許3945598号公報、特表2005−527696号公報、特開2006−28993号公報、国際公開第2006/004376号パンフレットに記載のものが挙げられる。特に好ましいのは特許3517471号公報に記載のものである。
下記一般式(1)で表されるラクトン環構造を有するものを指す。
ジヒドロキシ成分とカーボネート前駆体とを界面重合法又は溶融重合法で反応させて得られるものであり、例えば、特開2006−277914号公報に記載のものや特開2006−106386号公報、特開2006−284703号公報記載のものが好ましく用いることができる。
これらの熱可塑性フイルムには、可塑剤としてアルキルフタルリルアルキルグリコレート類、リン酸エステル類、カルボン酸エステル類、多価アルコール類を0〜20質量%添加できる。安定剤としてホスファイト系安定剤(例えばトリス(4−メトキシ−3,5−ジフェニル)フォスファイト、トリス(ノニルフェニル)フォスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト)、フェノール系安定剤(たとえば、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、2,2−メチレンビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、2,5−ジ−t−ブチルヒドロキノン、ペンタエリスリチルテトラキス[.3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、4,4−チオビス−(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)、1,1,−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、エポキシ化合物、チオエーテル化合物を0〜3質量%添加できる。マット剤としてシリカ、チタニア、ジルコニア、アルミナ、炭酸カルシウム、クレイ等の無機微粒子、架橋アクリル、架橋スチレン等の有機微粒子を0〜1000ppm添加できる。また紫外線吸収剤(例えば2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2−メチレンビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−[(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール]])や赤外線吸収剤、レターデーション調整剤を添加することも好ましい。
本発明で使用するフイルムは溶融製膜、溶液製膜、いずれの方法でも使用できるが、より好ましいのは溶融製膜法によるものである。
i)ペレット化
前記熱可塑性樹脂と添加物とは溶融製膜に先立ち混合しペレット化するのが好ましい。
溶融製膜に先立ちペレット中の水分を減少させることが好ましい。好ましい乾燥温度は40〜200℃、さらに好ましくは60〜150℃である。これにより含水率が1.0質量%以下であることが好ましく、0.1質量%以下であることがさらに好ましい。
樹脂中の異物濾過のためブレーカープレート式の濾過やリーフ型ディスクフィルタを組み込んだ濾過装置を設けることが好ましい。濾過は1段で行ってもよく多段濾過でもよい。濾過精度は15μm〜3μmが好ましくさらに好ましくは10μm〜3μmである。濾材はステンレス鋼を用いることが望ましい。濾材の構成は、線材を編んだもの、金属粉末を焼結したもの(焼結濾材)が使用でき、中でも焼結濾材が好ましい。
吐出量の変動を減少させ厚み精度を向上させるために、押出機とダイの間にギアポンプを設けることが好ましい。これによりダイ内の樹脂圧力変動幅を±1%以内にできる。
前記のように構成された押出機によって溶融され、必要に応じ濾過機、ギアポンプを経由して溶融樹脂がダイに連続的に送られる。ダイはTダイ、フィッシュテールダイ、ハンガーコートダイの何れのタイプでも構わない。またダイの直前に樹脂温度の均一性アップのためスタティックミキサーを入れることも好ましい。Tダイ出口部分のクリアランスは一般的にフイルム厚みの1.0〜10倍がよく、好ましくは1.2〜5倍である。
ダイよりシート上に押し出された溶融樹脂(メルト)をキャスティングドラム上で冷却固化し、フイルムを得る。
このようにして製膜した後、両端をトリミングすることも好ましい。トリミングで切り落とした部分は破砕し、再度原料として使用してもよい。
i)溶解
溶液製膜では使用する熱可塑性樹脂に応じて溶剤を選択し、樹脂の高濃度溶液(ドープ)を調製する。セルロースアシレート、ポリカーボネートにはジクロロメタン系溶剤が好ましく使用され、例えば特開2001−188128号公報の段落[0044]に記載の溶剤が使用できる。またシクロオレフィンの場合、ジクロロメタン、炭化水素系溶剤(トルエン、キシレン、ベンゼン、シクロヘキサン等)が使用でき、例えば特開2007−108529号公報の段落[0180]に記載のものを使用することができる。
調製されたドープを一旦貯蔵し脱泡した後、高精度ポンプ(例えば加圧型定量ギヤポンプ)を通して加圧型ダイに送り口金(スリット)からエンドレスに走行している流延部の支持体(バンド、ドラム)上に均一に流延する。このとき単層で流延してもよく2種以上で多層流延してもよい。支持体がほぼ一周した剥離点で、生乾きのドープ膜(ウェブとも呼ぶ)を剥離する。支持体(バンド、ドラム)は−30℃から30℃にしておくのが好ましい。剥離したウェブの両端をクリップで挟み、幅保持しながらテンターで搬送して乾燥し、続いて乾燥装置のロール群で搬送し乾燥した後、トリミングした後ナーリング(型押し)加工を行った後巻き取り機で所定の長さに巻き取る。
このようにして溶融製膜、溶液製膜した熱可塑性フイルムを横延伸する。好ましい延伸倍率は1.1倍以上3倍以下、より好ましくは1.2倍以上2.5倍以下、さらに好ましくは1.3倍以上2.3倍以下である。なお、延伸倍率とは延伸後の長さを延伸前の長さで割った値を指す。
延伸後のフイルムを上述のように縦収縮する。これは延伸に続いてオンラインで行ってもよく、延伸後一度巻き取ってから行ってもよい。
このようにして得た本発明の熱可塑性フイルム単独で使用してもよく、これらと偏光板と組み合わせて使用してもよく、これらの上に液晶層や屈折率を制御した層(低反射層)やハードコート層を設けて使用してもよい。これらは以下の工程により達成できる。
(1)セルロースアシレートフイルム
表面処理を行うことによって、各機能層(例えば、下塗層及びバック層)との接着の向上させることができる。例えばグロー放電処理、紫外線照射処理、コロナ処理、火炎処理、酸又はアルカリ鹸化処理を用いることができる。ここでいうグロー放電処理とは、10-3〜20Torr(0.13〜2700Pa)の低圧ガス下でおこる低温プラズマ処理を含む。また、大気圧下でのプラズマ処理も好ましいグロー放電処理である。
セルロースアシレート以外の本発明の熱可塑性フイルムは、グロー放電処理、紫外線照射処理、コロナ処理、火炎処理、酸又はアルカリ処理を用いることができる。ここでいうグロー放電処理とは、10-3〜20Torr(0.13〜2700Pa)の低圧ガス下でおこる低温プラズマ処理を含む。また、大気圧下でのプラズマ処理も好ましいグロー放電処理である。
本発明の熱可塑性フイルムに、発明協会公開技報(公技番号2001−1745、2001年3月15日発行、発明協会)にて32頁〜45頁に詳細に記載されている機能性層を組み合わせることが好ましい。中でも好ましいのが、偏光層の付与(偏光板)、光学異方性層(光学補償層)の付与、反射防止層の付与(反射防止フイルム)である。
光学異方性層は、液晶表示装置の黒表示における液晶セル中の液晶性化合物を補償するように設計することが好ましい。黒表示における液晶セル中の液晶性化合物の配向状態は、液晶表示装置のモードにより異なる。この液晶セル中の液晶性化合物の配向状態に関しては、IDW´00、FMC7−2のP411〜414等に記載されている。
棒状液晶性化合物としては、アゾメチン類、アゾキシ類、シアノビフェニル類、シアノフェニルエステル類、安息香酸エステル類、シクロヘキサンカルボン酸フェニルエステル類、シアノフェニルシクロヘキサン類、シアノ置換フェニルピリミジン類、アルコキシ置換フェニルピリミジン類、フェニルジオキサン類、トラン類及びアルケニルシクロヘキシルベンゾニトリル類が好ましく用いられる。
ディスコティック液晶性化合物には、C.Destradeらの研究報告(Mol.Cryst.71巻、111頁(1981年))に記載されているベンゼン誘導体、C.Destradeらの研究報告(Mol.Cryst.122巻、141頁(1985年)、Physics lett,A,78巻、82頁(1990))に記載されているトルキセン誘導体、B.Kohneらの研究報告(Angew.Chem.96巻、70頁(1984年))に記載されたシクロヘキサン誘導体及びJ.M.Lehnらの研究報告(J.C.S.,Chem.Commun.,1794頁(1985年))、J.Zhangらの研究報告(J.Am.Chem.Soc.116巻、2655頁(1994年))に記載されているアザクラウン系やフェニルアセチレン系マクロサイクルが含まれる。
D(−LQ)r
一般式(5)中、Dは円盤状コアであり、Lは二価の連結基であり、Qは重合性基であり、rは4〜12の整数である。
L2:−AL−CO−O−AL−O−、
L3:−AL−CO−O−AL−O−AL−、
L4:−AL−CO−O−AL−O−CO−、
L5:−CO−AR−O−AL−、
L6:−CO−AR−O−AL−O−、
L7:−CO−AR−O−AL−O−CO−、
L8:−CO−NH−AL−、
L9:−NH−AL−O−、
L10:−NH−AL−O−CO−、
L11:−O−AL−、
L12:−O−AL−O−、
L13:−O−AL−O−CO−、
L14:−O−AL−O−CO−NH−AL−、
L15:−O−AL−S−AL−、
L16:−O−CO−AL−AR−O−AL−O−CO−、
L17:−O−CO−AR−O−AL−CO−、
L18:−O−CO−AR−O−AL−O−CO−、
L19:−O−CO−AR−O−AL−O−AL−O−CO−、
L20:−O−CO−AR−O−AL−O−AL−O−AL−O−CO−、
L21:−S−AL−、
L22:−S−AL−O−、
L23:−S−AL−O−CO−、
L24:−S−AL−S−AL−、
L25:−S−AR−AL−。
配向させた液晶性分子を、配向状態を維持して固定することができる。固定化は、重合反応により実施することが好ましい。重合反応には、熱重合開始剤を用いる熱重合反応と光重合開始剤を用いる光重合反応とが含まれる。光重合反応が好ましい。
(偏光膜)
本発明の偏光板に使用可能な偏光膜は、Optiva社製のものに代表される塗布型偏光膜、又はバインダとヨウ素もしくは二色性色素とからなる偏光膜が好ましい。
偏光膜は、歩留まりの観点から、バインダを偏光膜の長手方向(MD方向)に対して、10〜80度傾斜して延伸するか(延伸法)、もしくはラビングした(ラビング法)後に、ヨウ素、二色性染料で染色することが好ましい。傾斜角度は、LCDを構成する液晶セルの両側に貼り合わされる2枚の偏光板の透過軸と液晶セルの縦又は横方向のなす角度にあわせるように延伸することが好ましい。
本発明の光学補償フイルム及び偏光板は、種々のモードの液晶表示装置に用いることができる。以下、各液晶モードにおける光学異方性層の好ましい形態について説明する。
TNモードの液晶セルは、カラーTFT液晶表示装置として最も多く利用されており、多数の文献に記載がある。
OCBモードの液晶セルは、棒状液晶性化合物を液晶セルの上部と下部とで実質的に逆の方向に(対称的に)配向させるベンド配向モードの液晶セルである。ベンド配向モードの液晶セルを用いた液晶表示装置は、米国特許4583825号、同5410422号の各公報に開示されている。棒状液晶性化合物が液晶セルの上部と下部とで対称的に配向しているため、ベンド配向モードの液晶セルは、自己光学補償機能を有する。そのため、この液晶モードは、OCB(Optically Compensatory Bend)液晶モードと呼ばれる。
VAモードの液晶セルでは、電圧無印加時に棒状液晶性化合物が実質的に垂直に配向している。
ECBモード及びSTNモードの液晶表示装置に対しては、上記と同様の考え方で光学的に補償することができる。
本発明の熱可塑性フイルムの上に反射防止層を付与してもよい。反射防止膜は、一般に、防汚性層でもある低屈折率層、及び低屈折率層より高い屈折率を有する少なくとも一層の層(すなわち、高屈折率層、中屈折率層)とを透明基体上に設けてなる。
基体上に少なくとも中屈折率層、高屈折率層、低屈折率層(最外層)の順序の層構成からなる反射防止膜は、以下の関係を満足する屈折率を有するように設計される。
また、透明支持体と中屈折率層との間に、ハードコート層を設けてもよい。さらには、中屈折率ハードコート層、高屈折率層及び低屈折率層からなってもよい。
反射防止膜の高い屈折率を有する層は、平均粒子サイズ100nm以下の高屈折率の無機化合物超微粒子及びマトリックスバインダを少なくとも含有する硬化性膜から成る。
低屈折率層は、高屈折率層の上に順次積層して成る。低屈折率層の屈折率は1.20〜1.55である。好ましくは1.30〜1.50である。
ハードコート層は、反射防止フイルムに物理強度を付与するために、透明支持体の表面に設ける。特に、透明支持体と前記高屈折率層の間に設けることが好ましい。
前方散乱層は、液晶表示装置に適用した場合の、上下左右方向に視角を傾斜させたときの視野角改良効果を付与するために設ける。前記ハードコート層中に屈折率の異なる微粒子を分散することで、ハードコート機能と兼ねることもできる。
前記の層以外に、プライマー層、帯電防止層、下塗り層や保護層等を設けてもよい。
反射防止フイルムの各層は、ディップコート法、エアーナイフコート法、カーテンコート法、ローラーコート法、ワイヤーバーコート法、グラビアコート、マイクログラビア法やエクストルージョンコート法(米国特許第2681294号明細書)により、塗布により形成することができる。
反射防止膜は、外光を散乱させるアンチグレア機能を有していてもよい。アンチグレア機能は、反射防止膜の表面に凹凸を形成することにより得られる。反射防止膜がアンチグレア機能を有する場合、反射防止膜のヘイズは、3〜30%であることが好ましく、5〜20%であることがさらに好ましく、7〜20%であることが最も好ましい。
以下に本発明で使用した測定法について記載する。
(a)製膜フイルムの両端5cmずつスリットした後、全幅に亘り等間隔で20点サンプリング(3cm×3cmの正方形)した。この時正方形の各辺をMD(製膜方向)、TD(幅方向)に平行に切り出した。
(a)下記サンプルを全幅を5等分した点でサンプリングする。
i)MDサンプル:MD15cm×TD5cm
ii)TDサンプル:TD15cm×MD5cm
熱寸法変化(%)=100×|L2−L1|/L1
コンパクトレーザー干渉計(フジノン(株)製 F601)を用いてRaを測定した。
走査型示差熱量計(DSC)の測定パンにサンプルを20mg入れた。これを窒素気流中で、10℃/分で30℃から250℃まで昇温した後(1st−run)、30℃まで−10℃/分で冷却した。この後、再度30℃から250℃まで昇温した(2nd−run)。2nd−runでベースラインが低温側から偏奇し始める温度をガラス転移温度(Tg)とした。
(1)セルロースアシレート系フイルム
(a)溶融製膜フイルム
特開2007−98917の実施例1のセルロースアセテートプロピオネートフイルム(厚み100μm)を調製した。これをフイルム#CMとした。このTgは146℃であった。
特開2001−188128の実施例1に記載のフイルムNo.1(セルロースアセテートプロピオネート:厚み100μm)を調製した。これをフイルム#CSとした。このTgは150℃であった。
(a)溶融製膜フイルム
下記樹脂を用い溶融製膜を実施した。
樹脂B:三井化学(株)製APEL6015T(Tg=145℃)
樹脂C:WO98/14499の実施例1の化合物(Tg=136℃)
樹脂D:特開2007−108529実施例中の合成例1に記載の「樹脂A−1」(Tg=165℃)
樹脂E:三井化学(株)製APEL6013T(Tg=125℃)
フイルム#OM1 樹脂A(付加重合系) 0MPa(タッチロール使用せず)
フイルム#OM2 樹脂A(付加重合系) 0.1MPa
フイルム#OM3 樹脂A(付加重合系) 1MPa
フイルム#OM4 樹脂A(付加重合系) 4.5MPa
フイルム#OM5 樹脂A(付加重合系) 6MPa
フイルム#OM6 樹脂B(付加重合系) 1MPa
フイルム#OM7 樹脂C(開環重合系) 1MPa
フイルム#OM8 樹脂D(開環重合系) 1MPa
フイルム#OM9 樹脂E(付加重合系) 1MPa
特開2007−108529号公報記載の製造例に従い厚み100μmのフイルム#OSを調製した。これは上記フイルム#OM8と同一樹脂を使用しており、Tgは165℃である。
上記未延伸フイルムを表1、2の倍率でTg+5℃で横方向にテンター延伸した。この後、表1記載の方法で縦収縮を行った。縦収縮には表1、2に記載のG/Dとなるように直径40cmのロールを10本配置した熱処理ゾーン内で行った。また一部の水準は横延伸前にTg+10℃で表1、2記載の延伸倍率で縦延伸を行った。なお表中、縦延伸倍率=1は縦延伸を行っていないことを意味する。
(1)セルロースアシレートフイルム
2.0Nの水酸化カリウム溶液(25℃)に2分間浸漬した後、硫酸で中和し、純水で水洗、乾燥した。このPK−1の表面エネルギーを接触角法により求めたところ、いずれも60〜65mN/mであった。
下記条件でコロナ放電処理を行った。
電極:VETAPONE社製 Coron−Plus
ジェネレーター:CP1C
出力:900W
フイルム搬送速度:6m/分
これらの熱可塑性フイルム上に、下記の組成の塗布液を#16のワイヤーバーコータで28mL/m2塗布した。60℃の温風で60秒、さらに90℃の温風で150秒乾燥した。
下記の変性ポリビニルアルコール 20質量部
水 360質量部
メタノール 120質量部
グルタルアルデヒド(架橋剤) 1.0質量部
配向膜上に、下記塗布液を、#3.2のワイヤーバーを1171回転でフイルムの搬送方向と同じ方向に回転させて、30m/分で搬送されている上記ロールフイルムの配向膜面に連続的に塗布した。室温から100℃に連続的に加温する工程で、溶媒を乾燥させ、その後、135℃の乾燥ゾーンで、ディスコティック液晶化合物層にあたる膜面風速がフイルム搬送方向に平行に1.5m/secとなるようにし、約90秒間加熱し、ディスコティック液晶化合物を配向させた。次に、80℃の乾燥ゾーンに搬送させて、フイルムの表面温度が約100℃の状態で、紫外線照射装置(紫外線ランプ:出力160W/cm、発光長1.6m)により、照度600mWの紫外線を4秒間照射し、架橋反応を進行させ、ディスコティック液晶化合物をその配向に固定した。その後、室温まで放冷し、円筒状に巻き取ってロール状の形態にした。光学異方性層の厚みは1.3μmであった。
下記の組成物を、97質量部のメチルエチルケトンに溶解して塗布液を調製した。
エチレンオキサイド変成トリメチロールプロパントリアクリレート
(V#360、大阪有機化学(株)製) 4.06質量部
セルロースアセテートブチレート
(CAB551−0.2、イーストマンケミカル社製) 0.34質量部
セルロースアセテートブチレート
(CAB531−1、イーストマンケミカル社製) 0.11質量部
下記化学式のフルオロ脂肪族基含有ポリマー1 0.56質量部
下記化学式のフルオロ脂肪族基含有ポリマー2 0.06質量部
光重合開始剤(イルガキュアー907、チバガイギー社製) 1.35質量部
増感剤(カヤキュアーDETX、日本化薬(株)製) 0.45質量部
ディスコティック液晶性化合物(1)
厚さ80μmのポリビニルアルコール(PVA)フイルムを、ヨウ素濃度0.05質量%のヨウ素水溶液中に30℃で60秒浸漬して染色し、次いでホウ酸濃度4質量%濃度のホウ酸水溶液中に60秒浸漬している間に元の長さの5倍に縦延伸した後、50℃で4分間乾燥させて、厚さ20μmの偏光膜を得た。
TN型液晶パネルを使用した液晶表示装置(MDT−191S、三菱電機(株)製)に設けられている一対の偏光板を剥がし、代わりに上記の作製した偏光板を、光学補償シートが液晶セル側となるように粘着剤を介して、観察者側及びバックライト側に一枚ずつ貼り付けた。観察者側の偏光板の透過軸と、バックライト側の偏光板の透過軸とは、Oモードとなるように配置した。このようにして作成したTN液晶パネルを80℃dry200時間サーモ処理した。サーモ後、25℃60%rhに8時間調温、調湿後、液晶表示装置に対し下記評価を実施した。
通常の室内蛍光灯照明下で、分光放射輝度計を用いて、液晶表示装置の下側からの透過輝度の測定を行った。このときの観察角度は液晶表示装置を水平に置いたまま、法線から0〜80°の方向に極角を10°毎で固定し、それぞれの角度で液晶表示装置の方位角を10°毎に変えながら輝度を液晶表示装置のON時とOFF時のそれぞれ測定し、ON時とOFF時の輝度の比であるコントラスト比を算出した。全ての極角、方位角でのコントラスト比を全方位について足し合わせた値を点数評価して、表1,2にコントラストとして記載した。また、この測定を画面全域を100等分した点で測定し、コントラストの最大値と最小値の差を平均値で割り百分率で示したコントラストむらを評価した。
液晶表示装置を黒表示させ、目視で光漏れが視認できる範囲を求め、この面積を表示画面全面積に対する百分率で表した。
表1には、縦収縮処理等の工程条件の検討結果を示した。
本発明の偏光板を、特開平10−48420号公報の実施例1に記載の液晶表示装置、特開平9−26572号公報の実施例1に記載のディスコティック液晶分子を含む光学的異方性層、ポリビニルアルコールを塗布した配向膜、特開2000−154261号公報の図2〜9に記載の20インチVA型液晶表示装置、特開2000−154261号公報の図10〜15に記載の20インチOCB型液晶表示装置、特開2004−12731号公報の図11に記載のIPS型液晶表示装置に用いた。さらに、本発明の低反射フイルムをこれらの液晶表示装置の最表層に貼り評価を行ったところ、良好な液晶表示素子を得た。
本発明の延伸熱可塑性フイルムを発明協会公開技報(公技番号2001−1745)の実施例47に従い低反射フイルムを作製したところ、良好な光学性能が得られた。
24…タッチロール 28…第1キャスティングロール
46…熱処理ゾーン 48a〜48d…ロール
50…液晶表示装置 52、56…偏光板
68、80…光学補償フイルム 84…保護フイルム
F…熱可塑性フイルム Fa…未延伸フイルム
Fb…横延伸フイルム
Claims (13)
- 熱可塑性フイルムを横方向に延伸後、前記熱可塑性フイルムの側端部を把持しない状態で、2以上の搬送用ロールが、ロールラップ長(D)とロール間長(G)の比(G/D)が0.01以上3以下に配置された熱処理ゾーンを、入口側の搬送速度(V1)と出口側の搬送速度(V2)の比(V2/V1)が0.6以上0.999以下で搬送し、前記熱可塑性フイルムを縦方向にのみ収縮させることを特徴とする熱可塑性フイルムの熱処理方法。
- 請求項1記載の熱可塑性フイルムの熱処理方法において、
前記ロールラップ長(D)とロール間長(G)の比(G/D)が0.05〜0.9であることを特徴とする熱可塑性フイルムの熱処理方法。 - 請求項1又は2に記載の熱可塑性フイルムの熱処理方法において、ロール上でフイルムの両端を固定することを特徴とする熱可塑性フイルムの熱処理方法。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱可塑性フイルムの熱処理方法において、
ガラス転移温度(Tg−20)℃以上(Tg+50)℃以下で熱処理することを特徴とする熱可塑性フイルムの熱処理方法。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱可塑性フイルムの熱処理方法において、
前記横方向の延伸(横延伸)倍率が1.1倍以上3倍以下であることを特徴とする熱可塑性フイルムの熱処理方法。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の熱可塑性フイルムの熱処理方法において、
前記熱可塑性フイルムがセルロースアシレート、シクロオレフィン、ラクトン環含有重合体、ポリカーボネイト系重合体からなることを特徴とする熱可塑性フイルムの熱処理方法。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の熱可塑性フイルムの熱処理方法において、
前記熱可塑性フイルムが溶融製膜法によって製膜されたことを特徴とする熱可塑性フイルムの熱処理方法。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載の熱可塑性フイルムの熱処理方法において、
前記熱可塑性フイルムの表面粗さ(Ra)が0.005μm以上0.04μm以下であること特徴とする熱可塑性フイルムの熱処理方法。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載の熱可塑性フイルムの熱処理方法において、
前記熱可塑性フイルムがタッチロール製膜法により製膜されたことを特徴とする熱可塑性フイルムの熱処理方法。 - 請求項1〜9のいずれか1項に記載の熱可塑性フイルムの熱処理方法において、
前記熱処理後の熱可塑性フイルムのReが50〜150nmであることを特徴とする熱可塑性フイルムの熱処理方法。 - 請求項1〜10のいずれか1項に記載の熱可塑性フイルムの熱処理方法によって調製され、Rth/Re比が0.5以上1未満、幅方向で測定したRth/Re比のレンジが0.01以上0.1以下、80℃200時間での熱寸法変化が0.001%以上0.3%以下であることを特徴とする熱可塑性フイルム。
- 請求項11記載の熱可塑性フイルムを用いた偏光板、液晶表示板用光学補償フイルム、反射防止フイルム、液晶表示装置。
- 熱可塑性フイルムを横方向に延伸後、前記熱可塑性フイルムの側端部を把持しない状態で、2以上の搬送用ロールが、ロールラップ長(D)とロール間長(G)の比(G/D)が0.01以上3以下に配置された熱処理ゾーンを、入口側の搬送速度(V1)と出口側の搬送速度(V2)の比(V2/V1)が0.6以上0.999以下で搬送し、前記熱可塑性フイルムを縦方向にのみ収縮させることを特徴とする熱可塑性フイルムの製造方法。
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