JP4963707B2 - ファブリックモデル生成プログラム、ファブリックモデル生成装置、及びファブリックモデル生成方法 - Google Patents

ファブリックモデル生成プログラム、ファブリックモデル生成装置、及びファブリックモデル生成方法 Download PDF

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Description

本発明は、織組織又は編組織からなる地組織部から起毛された立毛部の3次元モデルである立毛ファブリックモデルを生成するファブリックモデル生成プログラム、ファブリックモデル生成装置、及びファブリックモデル生成方法に関するものである。
従来、織組織又は編組織からなる地組織部に起毛処理が施された立毛部を有する立毛ファブリックの設計、制作の工程においては、まず、立毛ファブリックを制作するファブリックメーカは、立毛ファブリックの依頼者からの要求に従って立毛ファブリックの試作品を複数種類制作し、依頼者に提供する。依頼者は、これら複数種類の試作品の中から自己の要求に最も近い試作品を選び出し、ファブリックメーカに試作品の改良を要求する。そして、ファブリックメーカと依頼者との間で何度も試作品の改良が行われ、最終的に依頼者が要求する立毛ファブリックが完成される。このように、依頼者の要求に応じた立毛ファブリックが完成するまでには、ファブリックメーカへの負担が多大なものとなっている。
そこで、ファブリックメーカへの負担軽減を図るために、コンピュータを用いて、立毛ファブリックをシミュレーション表示する試みがなされている。
また、本出願に関連する技術として、カーシート用織物の3次元モデルを生成し、カーシートの3次元モデルに貼り付けて表示するカーシート用織物シミュレーションプログラムが知られている(特許文献1)。
しかしながら、従来の立毛ファブリックをシミュレーション表示する技術においては、立毛ファブリックを2次元のデータ構造で表示するものしかなく、立毛ファブリック表面の微細な凹凸が外観に与える影響を再現することができずリアルさに欠けるものであった。特に、カーシートなどの立体物に立毛ファブリックの2次元モデルを貼り付けて、カーシートをシミュレーション表示した場合、現実からかけ離れたカーシートが表示されるケースが多かった。また、特許文献1の手法では、立毛ファブリックの微細な構造をモデリングして、シミュレーション表示することがなされていない。
特開2006−65573号公報
本発明の目的は、立毛部の構造がよりリアルに再現された立毛ファブリックモデルを生成することができるファブリックモデル生成プログラム、ファブリックモデル生成装置、及びファブリックモデル生成方法を提供することである。
本発明によるファブリックモデル生成プログラムは、織組織又は編組織からなる地組織部と、前記地組織部から起毛された立毛部とを有する立毛ファブリックの3次元モデルであるファブリックモデルを生成するファブリックモデル生成プログラムであって、3次元空間内で予め作成された前記地組織部の3次元モデルである地組織モデルを取得する地組織モデル取得手段と、前記立毛部に使用される糸を構成する糸繊維が、先端部に向けて開こうとする性質を示す解繊度と、前記糸が屈曲せずにいようとする性質の度合いを示す糸剛性係数と、前記糸同士が反発しようとする性質を示す反発係数とを取得する情報取得手段と、前記解繊度に基づいて前記立毛部の3次元モデルである立毛モデルの初期形状を算出し、算出した初期形状を有する立毛モデルを、前記地組織モデルの所定の位置に配置する配置手段と、前記糸剛性係数に基づいて前記立毛モデルの屈曲度合いを示す屈曲エネルギーを算出すると共に、前記反発係数に基づいて、前記立毛モデル同士が反発しようとするエネルギーを示す反発エネルギーを算出し、両エネルギーが最小となるように、前記立毛モデルの形状を修正する立毛モデル生成手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明によるファブリックモデル生成装置は、織組織又は編組織からなる地組織部と、前記地組織部から起毛された立毛部とを有する立毛ファブリックの3次元モデルであるファブリックモデルを生成するファブリックモデル生成装置であって、3次元空間内で予め作成された前記地組織部の3次元モデルである地組織モデルを取得する地組織モデル取得手段と、前記立毛部に使用される糸を構成する糸繊維が、先端部に向けて開こうとする性質を示す解繊度と、前記糸が屈曲せずにいようとする性質の度合いを示す糸剛性係数と、前記糸同士が反発しようとする性質を示す反発係数とを取得する情報取得手段と、前記解繊度に基づいて前記立毛部の3次元モデルである立毛モデルの初期形状を算出し、算出した初期形状を有する立毛モデルを、前記地組織モデルの所定の位置に配置する配置手段と、前記糸剛性係数に基づいて前記立毛モデルの屈曲度合いを示す屈曲エネルギーを算出すると共に、前記反発係数に基づいて、前記立毛モデル同士が反発しようとするエネルギーを示す反発エネルギーを算出し、両エネルギーが最小となるように、前記立毛モデルの形状を修正する立毛モデル生成手段とを備えることを特徴とする。
本発明によるファブリックモデル生成方法は、織組織又は編組織からなる地組織部と、前記地組織部から起毛された立毛部とを有する立毛ファブリックの3次元モデルであるファブリックモデルを生成するファブリックモデル生成方法であって、コンピュータが、3次元空間内で予め作成された前記地組織部の3次元モデルである地組織モデルを取得するステップと、コンピュータが、前記立毛部に使用される糸を構成する糸繊維が、先端部に向けて開こうとする性質を示す解繊度と、前記糸が屈曲せずにいようとする性質の度合いを示す糸剛性係数と、前記糸同士が反発しようとする性質を示す反発係数とを取得するステップと、コンピュータが、前記解繊度に基づいて前記立毛部の3次元モデルである立毛モデルの初期形状を算出し、算出した初期形状を有する立毛モデルを、前記地組織モデルの所定の位置に配置するステップと、コンピュータが、前記糸剛性係数に基づいて前記立毛モデルの屈曲度合いを示す屈曲エネルギーを算出すると共に、前記反発係数に基づいて、前記立毛モデル同士が反発しようとするエネルギーを示す反発エネルギーを算出し、両エネルギーが最小となるように、前記立毛モデルの形状を修正するステップとを備えることを特徴とする。
これらの構成によれば、配置手段によって、立毛部に使用される糸を構成する糸繊維が、先端に向けて開こうとする性質を示す解繊度を用いて立毛モデルの初期形状が算出され、地組織モデルの所定の位置に配置される。また、立毛モデル生成手段によって、糸が屈曲せずにいようとする性質の度合いを示す糸剛性係数を用いて、地組織モデルに配置された立毛モデルの屈曲度合いを示す屈曲エネルギーが算出され、地組織モデルに配置された立毛モデル同士が反発しようとするエネルギーを示す反発エネルギーが算出され、屈曲エネルギーと反発エネルギーとが最小となるように、立毛モデルの形状が修正され、立毛モデルが生成される。
すなわち、立毛モデルの屈曲エネルギーと反発エネルギーという概念を導入し、両エネルギーが最小となるように立毛モデルの形状が修正されるため、立毛部の構造がよりリアルに再現された立毛ファブリックモデルを生成することができる。
本ファブリックモデル生成装置がシミュレーション対象とする現物の立毛ファブリックの拡大図を示している。 現物の立毛ファブリックの製造工程を示す立毛ファブリックの断面図である。 本発明の実施の形態によるファブリックモデル生成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 ファブリックモデル生成装置の機能ブロック図を示している。 ファブリックモデル生成装置の動作を示すフローチャートである。 修正処理のフローチャートを示している。 配置部により配置された立毛モデルを示した図である。 屈曲エネルギーの算出過程を説明する図である。 反発エネルギーの算出過程を説明する図である。 立毛モデル生成部により生成された立毛モデルを示した図である。 立体モデルとしてカーシートを採用した場合のレンダリング結果を示した図である。 クリンプ糸による実際の立毛ファブリックを示した図である。 クリンプ糸が採用された立毛ファブリックの立毛ファブリックモデルを示した図である。 バイアスベクトルに傾斜情報を付与した場合における立毛ファブリックモデルを示した図である。 糸の種類に応じて立毛モデルの高さに一定のばらつきを与えた場合の立毛ファブリックモデルを示している。 解繊度の説明図である。 糸剛性係数の説明図である。 反発係数の説明図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態によるファブリックモデル生成装置について説明する。図1は、本ファブリックモデル生成装置がシミュレーション対象とする現物の立毛ファブリックの拡大図を示している。この立毛ファブリックは、モケットと呼ばれる織構造を有し、平板状の地組織部R1と地組織部R1の表面に複数配列された立毛部R2とを備える。立毛部R2は、地組織部R1の表面の起点R3から起毛され、高さ方向に伸びる糸から構成されている。糸は先端部に向かうにつれて、糸を構成する糸繊維の撚りがほどけてばらける性質があるため、立毛部R2は、先端部R4に向けて断面が増大するほぼ円錐状の形状を有している。
図2は、現物の立毛ファブリックの製造工程を示す立毛ファブリックの断面図である。図2に示すように、立毛ファブリックは、上地U1と下地D1と、上地U1及び下地D1間を繋ぐパイル糸PTとを備え、このパイル糸PTを切断することで完成される。具体的には、上地U1は、縦方向と平行に複数配列された縦糸TT1と、縦糸TT1間を蛇行するように配列された横糸YT1,YT2とを備えている。また、下地D1も上地U1と同様の構成を有している。パイル糸PTは、上地U1の縦糸TT1と下地D1の縦糸TT2とを交互に蛇行することで、上地U1と下地D1とを接続する。なお、横糸YT1,YT2、及びパイル糸PTは、縦方向と平行に複数配列されている。そして、パイル糸PTを上地U1と下地D1との距離のほぼ中間の位置で切断すると、切断面においてパイル糸PTを構成する糸繊維の撚りがほどけ、上地U1又は下地D1からなる地組織部R1の表面に、円錐状の立毛部R2が複数形成された立毛ファブリックが完成する。
図3は、本発明の実施の形態によるファブリックモデル生成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。ファブリックモデル生成装置は、通常のコンピュータ等から構成され、入力装置1、ROM(リードオンリメモリ)2、CPU(中央演算処理装置)3、RAM(ランダムアクセスメモリ)4、外部記憶装置5、表示装置6、及び記録媒体駆動装置7を備える。各ブロックは内部のバスに接続され、このバスを介して種々のデータ等が入出され、CPU3の制御の下、種々の処理が実行される。
入力装置1は、キーボード、マウス等から構成され、ユーザが種々のデータを入力するために使用される。ROM2には、BIOS(Basic Input/Output System)等のシステムプログラムが記憶される。外部記憶装置5は、ハードディスクドライブ等から構成され、所定のOS(Operating System)及びファブリックモデル生成プログラム等が記憶される。CPU3は、外部記憶装置5からファブリックモデル生成プログラム等を読み出し、各ブロックの動作を制御する。RAM4は、CPU3の作業領域等として用いられる。
表示装置6は、液晶表示装置等から構成され、CPU3の制御の下に種々の画像を表示する。記録媒体駆動装置7は、CD−ROMドライブ、フレキシブルディスクドライブ等から構成される。
なお、ファブリックモデル生成プログラムは、CD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体8に格納されて市場に流通される。ユーザはこの記録媒体8を記録媒体駆動装置7に読み込ませることで、ファブリックモデル生成プログラムをコンピュータにインストールする。また、ファブリックモデル生成プログラムをインターネット上のサーバに格納し、このサーバからダウンロードすることで、ファブリックモデル生成プログラムをコンピュータにインストールしてもよい。
図4は、ファブリックモデル生成装置の機能ブロック図を示している。ファブリックモデル生成装置は、処理部100、記憶部200、入力部300、及び表示部400を備えている。処理部100は、CPU3から構成され、地組織モデル取得部110、情報取得部120、配置部130、立毛モデル生成部140、及びレンダリング部150の機能を備える。これらの機能はCPU3がファブリックモデル生成プログラムを実行することで実現される。
地組織モデル取得部110は、入力部300を操作することによりユーザにより入力された地組織モデルを取得し、地組織モデル記憶部210に記憶させる。ここで、地組織モデルは、仮想3次元空間内において、地組織部R1の構造が3次元的に表された3次元モデルであり、例えば特許文献1に示す手法を用いて予め作成されたものである。具体的には、特許文献1の手法は、地組織部R1の組織に関する組織情報を基に地組織部R1を構成する縦糸と横糸とを蛇行させ、織構造を立体化させ、地組織部R1に使用する糸に関する糸情報を基に、縦糸と横糸とのうちの一方の糸が他方の糸に及ぼす力に基づき他方の糸の太さを変化させて、3次元空間内における地組織部R1の立体構造を地組織モデルとして作成する。なお、地組織部モデルとしては、織物に代えて、縦編や横編といった編物を3次元的にモデリングしたものを採用してもよい。
情報取得部120は、入力部300を操作することによりユーザにより入力された、立毛部R2に使用される糸に関する情報を示す糸情報と、シミュレーション対象となる立毛ファブリックの立毛部R2の基準形状を示す基準形状情報とを取得し、情報記憶部220に記憶させる。ここで、糸情報には、解繊度、糸剛性係数、反発係数が含まれ、基準形状情報には、最小半径、及び高さ情報が含まれる。
解繊度は、糸を構成する糸繊維が糸の先端部に向けて開こうとする糸の性質を示し、例えば図16に示すような手法を用いて取得される。図16は、解繊度の説明図である。図16に示すように、解繊度は、引っ張り試験機を用いて、糸の両端を引っ張り、糸に与える張力を変化させながら、張力に応じて変化する糸の太さを測定し、糸の太さが最大になったときと、糸の太さが最小になったときとの糸の太さの比によって定められる。
糸剛性係数は、糸が屈曲せずにいようとする性質の度合いを示し、例えば図17に示すような手法を用いて取得される。図17は、糸剛性係数の説明図である。図17に示すように、糸剛性係数は、所定長の糸を水平にして、糸の一端E1から所定の長さC1分を固定し、糸の他端E2が自重によってどの程度垂れ下がるかを測定することによって得られる。
反発係数は、糸同士が反発しようとする糸の性質を示し、例えば図18に示すような手法を用いて取得される。図18は反発係数の説明図である。図18に示すように反発係数は、糸を板B1,B2で挟んで圧縮する糸圧縮装置を用いて、板B1,B2の間隔B3と糸を圧縮する圧力との関係を測定し、測定した関係からシミュレーション結果が実物に合致するように調整することで求められる。
最小半径は、シミュレーション対象となる立毛ファブリックの立毛部R2の断面の最小半径を示す。高さ情報は、シミュレーション対象となる立毛ファブリックの立毛部R2の高さを示す。解繊度、糸剛性係数、反発係数、及び最小半径の値は、糸の種類によって異なり、実験的に得られた値が採用される。
配置部130は、地組織モデル記憶部210から地組織モデルを読み出し、仮想3次元空間に配置する。また、配置部130は、情報記憶部220から解繊度、最小半径、及び高さ情報を読み出し、読み出した解繊度、最小半径、及び高さ情報に基づいて立毛部の3次元モデルである立毛モデルの初期形状を算出し、算出した初期形状を有する立毛モデルを、地組織モデルの所定の位置に配置する。ここで、立毛モデルが配置される所定の位置は、図1に示す起点R3が対応しており、地組織モデルの表面に複数存在する。
すなわち、配置部130は、地組織モデルの各起点R3において、地組織モデルの表面と直交する高さ方向に、高さ情報分の長さを有する線分を立毛中心線として配置し、複数の立毛中心線のうちいずれか1の立毛中心線を注目立毛中心線として設定し、注目立毛中心線をn(nは2以上の整数)等分してn個の線分に分割し、分割した各線分の上端を端点として設定し、n個の端点のうちいずれか1の端点を注目端点として設定する。そして、配置部130は、立毛モデルの高さに対する注目端点の高さの比率に最小半径と解繊度とを乗じた値を半径とし、かつ注目立毛中心線に直交する円を、注目端点における注目立毛モデルの断面として設定する。そして、配置部130は、各注目端点に断面を設定して注目立毛中心線にn枚の断面を設定し、立毛モデルの初期形状を算出する。
立毛モデル生成部140は、屈曲エネルギー算出部141、反発エネルギー算出部142、及び最終形状算出部143を備え、配置部130により配置された立毛モデルの形状を変形させ、立毛モデルを修正する。
屈曲エネルギー算出部141は、情報記憶部220から糸剛性係数を読み出し、糸剛性係数に基づいて前記立毛モデルの屈曲度合いを示す屈曲エネルギーを算出する。
すなわち、屈曲エネルギー算出部141は、注目立毛中心線上の端点のうちのいずれか1の端点を注目端点として設定し、注目端点の1つ下に位置する端点と、注目端点の2つ下に位置する端点とを結ぶ線分の向きから、注目端点の修正目標位置を算出し、注目端点と修正目標位置との差に前記糸剛性係数を乗じることで、注目端点の屈曲エネルギーを算出する。そして、屈曲エネルギー算出部141は、各注目端点の屈曲エネルギーを加算し、注目立毛中心線の屈曲エネルギーを算出し、各注目立毛中心線の屈曲エネルギーを加算して、立毛ファブリックモデル全体の屈曲エネルギーを算出する。
反発エネルギー算出部142は、反発係数に基づいて、立毛モデル同士が反発しようとするエネルギー示す反発エネルギーを算出する。すなわち、反発エネルギー算出部142は、複数の立毛モデルのうち1の立毛モデルを第1の注目立毛モデルとして設定し、第1の注目立毛モデルに交わる立毛モデルを第2の注目立毛モデルとして設定し、第1の注目立毛モデルと第2の注目立毛モデルとが重なる領域の大きさを示す値に反発係数を乗じ、第1の注目立毛モデルの反発エネルギーとして算出し、各第1の注目立毛モデルの反発エネルギーを加算することで、立毛ファブリックモデル全体の反発エネルギーを算出する。
最終形状算出部143は、屈曲エネルギーと反発エネルギーとが最小となるように、立毛モデルの形状を変形させ、立毛モデルの最終形状を算出する。すなわち、最終形状算出部143は、屈曲エネルギーと反発エネルギーとを加算して加算エネルギーを算出し、加算エネルギーが最小となるように、立毛中心線上のn個の端点の位置及び断面の大きさを修正する。また、最終形状算出部143は、加算エネルギーの最小値が得られたとき、立毛モデルの側面と上面とを設定し、立毛モデルの最終形状を算出する。
レンダリング部150は、入力部300により受け付けられたユーザからの操作指令に従って、立毛ファブリックモデル記憶部230から立毛ファブリックモデルを読み出し、読み出した立毛ファブリックをレンダリングして表示部400に表示する。また、レンダリング部150は、入力部300により受け付けられたユーザからの操作指令に従って、立体モデル記憶部240から立体モデルを読み出すと共に、立毛ファブリックモデル記憶部230から立毛ファブリックモデルを読み出し、読み出した立毛ファブリックモデルを3次元テクスチャとして、立体モデルに貼り付け、立体モデルをレンダリングし、表示部400に表示する。
記憶部200は、図3に示す外部記憶装置5等から構成され、地組織モデル記憶部210、情報記憶部220、立毛ファブリックモデル記憶部230、及び立体モデル記憶部240の機能を備えている。
地組織モデル記憶部210は、地組織モデル取得部110により取得された地組織モデルを記憶する。情報記憶部220は、情報取得部120により取得された糸情報及び基準形状情報を記憶する。立毛ファブリックモデル記憶部230は、立毛モデル生成部140により生成された立毛ファブリックモデルを記憶する。入力部300は、図3に示す入力装置1から構成され、地組織モデルを取得するための操作指令、糸情報及び基準形状情報を取得するための操作指令、及びレンダリングするための操作指令等を受け付ける。表示部400は、表示装置6から構成され、レンダリング部150によりレンダリングされた立毛ファブリックモデル及び立体モデルを表示する。
次に、本ファブリックモデル生成装置の動作について説明する。図5は、ファブリックモデル生成装置の動作を示すフローチャートである。まず、地組織モデル取得部110は、入力部300により受け付けられた操作指令に従って、地組織モデルを取得し、地組織モデル記憶部210に記憶させる(ステップS1)。次に、情報取得部120は、入力部300により受け付けられた操作指令に従って、糸情報及び基準形状情報を取得し、情報記憶部220に記憶させる(ステップS2)。
次に、配置部130は、地組織モデル記憶部210から地組織モデルを読み出し、仮想3次元空間に配置する。ここで、仮想3次元空間は、それぞれ直交するx軸、y軸、及びz軸の3本の座標軸によって表され、配置部130は、地組織モデルの表面が例えばxy平面上に位置するように地組織モデルを配置する。
次に、配置部130は、情報記憶部220に記憶されている解繊度と、最小半径と、高さ情報とを用いて立毛モデルの初期形状を算出する(ステップS3)。図7は、配置部130により配置された立毛モデルを示した図である。図7に示すように、配置部130は、まず、地組織モデルZMの表面上に配置された複数の起点R3の各々において、地組織モデルZMの表面と直交する高さ方向(z方向)に、高さ情報分の長さを有する線分を立毛中心線RLとして配置する。
次に、配置部130は、いずれか1の立毛中心線RLを注目立毛中心線CRLとして設定し、注目立毛中心線CRLをn等分し、n個の線分の上端を端点Pとして求める。次に、配置部130は、注目立毛中心線CRL上のn個の端点Pのうちのいずれか1の端点Pを注目端点CPとして設定し、式(1)を用いて、注目端点CPにおける立毛モデルの断面を示す円の半径rを算出する。
i,l=(h−h)/(h−h)・R・(O−1)+R (1)
ここで、ri,lは第i立毛モデルの下から数えてl番目に位置する端点Pにおける断面の半径を示す。また、第i立毛モデルとは、複数の立毛モデルのうちi番目の立毛モデルのことを示す。また、hは下から数えてl番目の端点Pの高さを示し、hは下から0番目の端点Pの高さを示す。また、(h−h)/(h−h)は、立毛モデルの高さに対する端点Pの高さの比率を示す。また、0番目の端点Pは起点R3を示し、地組織モデルZMの表面はxy平面上に位置するため、h=0である。Rは第i立毛モデルの断面の最小半径を示し、Oは第i立毛モデルの解繊度を示し、hは一番上の端点Pの高さを示している。ここで、R、Oは、立毛モデル毎に異なる値を採用してもよいし、全ての立毛モデルにおいて同一の値を採用してもよい。また、式(1)において、ri,0=Rである。このようにして、配置部130は、各注目端点CPにおける断面の半径を求め、立毛モデルの初期形状を算出する。
次に、図5に示すステップS4において、立毛モデル生成部140は、立毛モデルの形状を変形させる修正処理を実行する。図6は、修正処理のフローチャートを示している。まず、屈曲エネルギー算出部141は、情報記憶部220に記憶されている糸剛性係数を用いて以下のようにして、屈曲エネルギーを算出する(ステップS21)。図8は、屈曲エネルギーの算出過程を説明する図である。なお、図8に示す注目立毛中心線CRLは修正処理が何回か実行されたときの注目立毛中心線CRLを示している。
まず、屈曲エネルギー算出部141は、図8に示すように、注目立毛中心線CRLから端点Pi,lを注目端点CPとして設定し、式(2−1)及び式(2−2)を用いて注目端点Pi,lにおける屈曲エネルギーEbi,lを算出する。
Ebi,l=(1/2)・|pi,l−{(pi,l−1−pi,l−2)・(h−hl−2)/(hl−1−hl−2)+pi,l−2+vi,l}| (l>1の場合) (2−1)
Ebi,1=(1/2)・|pi,1−{(h−h)・d+Pi,0)+vi,1}|
(l=1の場合) (2−2)
ここで、図8に示すPi,lは、第i立毛モデルにおけるl番目の端点Pを示し、Pi,l−1は、第i立毛モデルにおけるl−1番目の端点Pを示し、Pi,l−2は、第i立毛モデルにおけるl−2番目の端点Pを示す。また、式(2−1)に示すpi,l、pi,l−1、pi,l−2は、端点Pi,l、Pi,l−1、Pi,l−2の位置ベクトルを示している。また、vi,lは、第i立毛モデルの傾きに一定の偏りを与えるためのバイアスベクトルである。このバイアスベクトルは、後述するように傾斜情報に従って設定される。
式(2−1)において、「(pi,l−1−pi,l−2)・(h−hl−2)/(hl−1−hl−2)+pi,l−2」は、図8に示すように、端点Pi,l−2と端点Pi,l−1とを結ぶ線分DLの延長線上に位置する点Q1i,lの位置ベクトルを示し、この点Q1i,lの位置ベクトルにバイアスベクトルvi,lを合成して得られる点Qi,lが修正目標位置となる。そして、注目端点Pi,lにおける屈曲エネルギーEbi,lは、端点Pi,lと点Qi,lとを結ぶベクトルWの大きさに応じた値を有することになる。また、式(2−2)に示すdは第i立毛モデルの端点Pにおける立毛中心線RLの向きを示す。
次に、屈曲エネルギー算出部141は、各注目端点CPにおける屈曲エネルギーEbi,lを求め、式(3)の演算を行い第i立毛モデルの屈曲エネルギーEbを算出する。
Figure 0004963707
ここで、Sは第i立毛モデルに対する糸剛性係数を示す。なお、糸剛性係数は立毛モデル毎に異なる値を採用してもよいし、全立毛モデルにおいて同一の値を採用してもよい。
次に、屈曲エネルギー算出部141は、各立毛モデルの屈曲エネルギーEbを加え、立毛ファブリックモデル全体の屈曲エネルギーEbを算出する。
図6に戻り、ステップS22において、反発エネルギー算出部142は、以下に示すように反発エネルギーを算出する。図9は反発エネルギーの算出過程を説明する図である。まず、反発エネルギー算出部142は、複数の立毛モデルのうち1の立毛モデルを第1の注目立毛モデルとして設定し、第1の注目立毛モデルに交わる立毛モデルを第2の注目立毛モデルとして設定する。図9においては、第i立毛モデルが第1の注目立毛モデルとして設定され、第j立毛モデルが第2の立毛モデルとして設定されている。
次に、反発エネルギー算出部142は、第1及び第2の注目立毛モデルにおいて、l番目に位置する断面を第1及び第2の注目断面CS1,CS2として設定する。次に、反発エネルギー算出部142は、第1及び第2の注目断面CS1,CS2が交わる場合は、式(4)を用いて第1の注目断面CS1における反発エネルギーEoi,lを算出する。
Eoi,l=(1/2)・{|pi,l−pj,l|−(ri,l+rj,l)} (4)
すなわち、反発エネルギー算出部142は、第1の注目断面CS1と第2の注目断面CS2とが交わる場合、第1及び第2の注目断面CS1,CS2の中心間の距離を示す「|pi,l−pj,l|」と、第1の注目断面CS1の半径及び第2の注目断面CS2の半径の和を示す「(ri,l+rj,l)」との差分を2乗した値から、第1の注目断面CS1の反発エネルギーEoi,lを算出する。なお、断面の半径は式(1)を用いて算出される。
一方、反発エネルギー算出部142は、第1の注目断面CS1と第2の注目断面CS2とが交わらない場合は、式(5)を用いて第1の注目断面の反発エネルギーEoi,lを算出する。
Eoi,l=0 (5)
次に、反発エネルギー算出部142は、式(6)に示すように各第1の注目断面CS1における反発エネルギーEoi,lを加算した値(第i立毛モデルと第j立毛モデルとの重なる領域の大きさに応じた値)に、第i立毛モデルと第j立毛モデルとの反発係数Ki,jを乗じて第1の注目立毛モデルの反発エネルギーEoを算出する。
Figure 0004963707
次に反発エネルギー算出部142は、各第1の注目立毛モデルの反発エネルギーEoを加算し、立毛ファブリックモデル全体の反発エネルギーEoを算出する。
図6に戻り、最終形状算出部143は、屈曲エネルギーEbと反発エネルギーEoとを加算し、加算エネルギーEを算出する(ステップS23)。
次に、最終形状算出部143は、加算エネルギーEが最小となるような位置に端点Pが収束したか否かを判定し、端点Pの位置が収束した場合は(ステップS24でYES)、修正処理を終了し、端点Pの位置が収束していない場合は(ステップS24でNO)、処理をステップS25に進める。
次に、ステップS25において、最終形状算出部143は、最急降下法やニュートン法等を用いて、屈曲エネルギーEbと反発エネルギーEoとの加算エネルギーEが最小となるように各端点Pの位置を所定のステップ幅分ずらして、各端点Pの位置を修正する。そして、最終形状算出部143は、式(1)を用いて修正後の端点Pの位置における断面の半径rを求め、立毛モデルの形状を修正する。ここで、最終形状算出部143は、注目端点CPとその下の端点Pとを結ぶ線分と直交するように注目端点CPに断面を設定する。
このように、立毛モデル生成部140は、加算エネルギーEの最小値が得られるまで、立毛モデルの形状を繰り返し修正する。
図5に戻り、ステップS5において、最終形状算出部143は、立毛モデルの断面の外周を滑らかに繋ぐようにポリゴンを設定し、立毛モデルの側面を生成する。また、最終形状算出部143は、立毛モデルの最上部の断面と側面とが滑らかに接続されるように、最上部の断面にポリゴンを設定し、ポリゴンモデルの上面を生成する。以上により地組織モデルZMと立毛モデルとを備える立毛ファブリックモデルが生成される。
図10は、立毛モデル生成部140により生成された立毛モデルを示した図である。図10に示すように、地組織モデルZMの表面に複数の立毛モデルRMが生成され、各立毛モデルRMは各々傾き及び高さが適度にばらついていることが分かる。また、各立毛モデルRMの側面には、断面の外周を滑らかに繋ぐようにポリゴンが設定されていることが分かる。更に、立毛モデルRMの上面は外周付近で傾斜が大きくなるようにポリゴンが設定され、立毛モデルRMの上面と側面とが滑らかに接続されていることが分かる。
図5に戻り、ステップS6において、立毛モデル生成部140は、生成した立毛ファブリックを立毛ファブリックモデル記憶部230に記憶させる。次に、レンダリング部150は、入力部300において、立体モデル記憶部240に記憶された立体モデルをレンダリングする操作指令が受け付けられると、立毛ファブリックモデル記憶部230から立毛ファブリックモデルを読み出すと共に、立体モデル記憶部240から立体モデルを読み出し、立毛ファブリックモデルを立体モデルに3次元テクスチャマッピングにより貼り付けて、立体モデルをレンダリングし(ステップS7)、表示部400に表示させる。ここで、レンダリング部150は、例えばレイトレーシングを用いて立体モデルをレンダリングする。なお、立毛ファブリックモデル記憶部230には、立毛ファブリックの最小単位のデータが記憶されており、レンダリング部150は、最小単位の立毛ファブリックを立体モデルの大きさに応じて複数組み合わせて、立体モデルに貼り付ける。
図11は、立体モデルとしてカーシートを採用した場合のレンダリング結果を示した図である。図11に示すように、立毛ファブリックモデルを用いてレンダリングを行うことによりカーシートの表面の材質や質感がリアルに再現されていることが分かる。
図12は、クリンプ糸による実際の立毛ファブリックを示した図である。また、図13は、クリンプ糸が採用された立毛ファブリックの立毛ファブリックモデルを示した図である。クリンプ糸は、熱可塑性を利用して、屈曲したまま形態が安定された糸であり、一度天竺編したフィラメントを熱セットし、熱セットを解くことで生成される。クリンプ糸を立毛ファブリックに採用すると、立毛部が直立しないでランダムな方向を向くことになる。
本ファブリックモデル生成装置においてクリンプ糸による立毛ファブリックモデルを生成する場合、式(2−1)、(2−2)に示すバイアスベクトルvi,lの傾きにランダムにばらつきを与えることで実現することができる。すなわち、情報記憶部220は、クリンプ糸用に予め定められたバイアスベクトルvi,lを示す傾斜情報として記憶しており、入力部300において、クリンプ糸を用いた立毛ファブリックモデルを生成する操作指令が受け付けられると、屈曲エネルギー算出部141は、クリンプ糸用の傾斜情報を情報記憶部220から読み出して、式(2−1)、(2−2)を実行する。また、最終形状算出部143は、図13に示すように立毛モデルの上面をドーム状に変形させる。これによって、クリンプ糸による立毛ファブリックモデルを生成することができる。
また、実際の立毛ファブリックは、製造上の都合から、立毛部が全体的に一定の方向に傾いている場合が多い。そこで、この傾きを再現するために、本ファブリックモデル生成装置では、入力部300において、立毛部に一定の傾きを付与するための傾斜情報が受け付けられたとき、屈曲エネルギー算出部141は、入力された傾きを式(2−1)及び(2−2)に示すバイアスベクトルvi,lに付与し、屈曲エネルギーを算出する。具体的には、屈曲エネルギー算出部141は、入力部300において立毛部の傾斜情報が示す数値が入力されると、その数値をバイアスベクトルvi,lに付与する。この場合、屈曲エネルギー算出部141は、全てのバイアスベクトルvi,lに同じ数値の傾きを付与してもよいし、全てのバイアスベクトルvi,lの傾きの平均値が入力された数値となるように、各バイアスベクトルvi,lにばらつきを与えても良い。
図14は、バイアスベクトルvi,lに傾斜情報を付与した場合における立毛ファブリックモデルを示した図である。図14に示すように、各立毛モデルがほぼ一定の傾きを有するように、立毛ファブリックモデルが生成されていることがわかる。
更に、立毛部を構成する糸の種類によっては、立毛部の高さに大きなばらつきが発生することもある。本ファブリックモデル生成装置は、この高さのばらつきを再現することが可能となっている。具体的には、情報記憶部220に、糸の種類毎に予め定められた高さ情報を記憶させる。ここで、高さ情報は、起点R3の位置に応じて異なる値を有している。そして、入力部300において、糸の種類を指定する操作指令が受け付けられると、配置部130は、その糸の種類に対する高さ情報を情報記憶部220から読み出し、読み出した高さ情報に従って、各起点R3に配置する立毛中心線RLの長さを決定し、各起点R3に立毛中心線RLを配置すればよい。図15は、糸の種類に応じて立毛モデルの高さに一定のばらつきを与えた場合の立毛ファブリックモデルを示している。図15に示すように、高さの異なる立毛モデルRMが地組織モデルZMの表面に生成されていることが分かる。
以上説明したように、本ファブリックモデル生成装置によれば、屈曲エネルギーと反発エネルギーを求め、両エネルギーの和が最小となるように立毛モデルの形状を変形させているため、立毛部の構造がよりリアルに再現された立毛ファブリックモデルを生成することができる。
(本発明の纏め)
(1)本発明によるファブリックモデル生成プログラムは、織組織又は編組織からなる地組織部と、前記地組織部から起毛された立毛部とを有する立毛ファブリックの3次元モデルであるファブリックモデルを生成するファブリックモデル生成プログラムであって、3次元空間内で予め作成された前記地組織部の3次元モデルである地組織モデルを取得する地組織モデル取得手段と、前記立毛部に使用される糸を構成する糸繊維が、先端部に向けて開こうとする性質を示す解繊度と、前記糸が屈曲せずにいようとする性質の度合いを示す糸剛性係数と、前記糸同士が反発しようとする性質を示す反発係数とを取得する情報取得手段と、前記解繊度に基づいて前記立毛部の3次元モデルである立毛モデルの初期形状を算出し、算出した初期形状を有する立毛モデルを、前記地組織モデルの所定の位置に配置する配置手段と、前記糸剛性係数に基づいて前記立毛モデルの屈曲度合いを示す屈曲エネルギーを算出すると共に、前記反発係数に基づいて、前記立毛モデル同士が反発しようとするエネルギーを示す反発エネルギーを算出し、両エネルギーが最小となるように、前記立毛モデルの形状を修正する立毛モデル生成手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明によるファブリックモデル生成装置は、織組織又は編組織からなる地組織部と、前記地組織部から起毛された立毛部とを有する立毛ファブリックの3次元モデルであるファブリックモデルを生成するファブリックモデル生成装置であって、3次元空間内で予め作成された前記地組織部の3次元モデルである地組織モデルを取得する地組織モデル取得手段と、前記立毛部に使用される糸を構成する糸繊維が、先端部に向けて開こうとする性質を示す解繊度と、前記糸が屈曲せずにいようとする性質の度合いを示す糸剛性係数と、前記糸同士が反発しようとする性質を示す反発係数とを取得する情報取得手段と、前記解繊度に基づいて前記立毛部の3次元モデルである立毛モデルの初期形状を算出し、算出した初期形状を有する立毛モデルを、前記地組織モデルの所定の位置に配置する配置手段と、前記糸剛性係数に基づいて前記立毛モデルの屈曲度合いを示す屈曲エネルギーを算出すると共に、前記反発係数に基づいて、前記立毛モデル同士が反発しようとするエネルギーを示す反発エネルギーを算出し、両エネルギーが最小となるように、前記立毛モデルの形状を修正する立毛モデル生成手段とを備えることを特徴とする。
本発明によるファブリックモデル生成方法は、織組織又は編組織からなる地組織部と、前記地組織部から起毛された立毛部とを有する立毛ファブリックの3次元モデルであるファブリックモデルを生成するファブリックモデル生成方法であって、コンピュータが、3次元空間内で予め作成された前記地組織部の3次元モデルである地組織モデルを取得するステップと、コンピュータが、前記立毛部に使用される糸を構成する糸繊維が、先端部に向けて開こうとする性質を示す解繊度と、前記糸が屈曲せずにいようとする性質の度合いを示す糸剛性係数と、前記糸同士が反発しようとする性質を示す反発係数とを取得するステップと、コンピュータが、前記解繊度に基づいて前記立毛部の3次元モデルである立毛モデルの初期形状を算出し、算出した初期形状を有する立毛モデルを、前記地組織モデルの所定の位置に配置するステップと、コンピュータが、前記糸剛性係数に基づいて前記立毛モデルの屈曲度合いを示す屈曲エネルギーを算出すると共に、前記反発係数に基づいて、前記立毛モデル同士が反発しようとするエネルギーを示す反発エネルギーを算出し、両エネルギーが最小となるように、前記立毛モデルの形状を修正するステップとを備えることを特徴とする。
これらの構成によれば、配置手段によって、立毛部に使用される糸を構成する糸繊維が、先端に向けて開こうとする性質を示す解繊度を用いて立毛モデルの初期形状が算出され、地組織モデルの所定の位置に配置される。また、立毛モデル生成手段によって、糸が屈曲せずにいようとする性質の度合いを示す糸剛性係数を用いて、地組織モデルに配置された立毛モデルの屈曲度合いを示す屈曲エネルギーが算出され、地組織モデルに配置された立毛モデル同士が反発しようとするエネルギーを示す反発エネルギーが算出され、屈曲エネルギーと反発エネルギーとが最小となるように、立毛モデルの形状が修正され、立毛モデルが生成される。
すなわち、立毛モデルの屈曲エネルギーと反発エネルギーという概念を導入し、両エネルギーが最小となるように立毛モデルの形状が修正されるため、立毛部の構造がよりリアルに再現された立毛ファブリックモデルを生成することができる。
(2)前記配置手段は、地組織モデルの表面と直交する高さ方向に、所定の長さを有する線分を立毛中心線として配置し、立毛中心線を複数の線分に分割し、分割した各線分の上端を端点として設定し、各端点のうちいずれか1の端点を注目端点として順次設定し、前記所定の長さと前記注目端点の高さと前記解繊度とを基に所定の演算を行って得られる値を半径とし、かつ前記立毛中心線と直交する円を、前記注目端点における前記立毛モデルの断面として設定して、前記初期形状を算出することが好ましい。
この構成によれば、立毛中心線上に複数の端点を設定し、各端点に断面を設定することで立毛モデルの初期形状が算出されているため、計算量の軽減を図ることができる。
(3)前記立毛モデル生成手段は、前記立毛中心線上に設定された端点のうち、上下に連続する3つの端点の中から最上位の端点を注目端点として順次設定し、前記注目端点の1つ下に位置する端点と、前記注目端点の2つ下に位置する端点とを結ぶ線分の向きから、前記注目端点の修正目標位置を算出し、前記注目端点と前記修正目標位置との差に前記糸剛性係数を乗じることで、前記注目端点の屈曲エネルギーを算出し、各注目端点の屈曲エネルギーを加算することで、前記立毛ファブリックモデル全体の屈曲エネルギーを算出することが好ましい。
この構成によれば、立毛中心線上の複数の端点のうち、連続する3つの端点のうち最上位の端点が注目端点として順次設定され、注目端点の1つ下の立毛中心線上の端点と、注目端点の2つ下の立毛中心線上の端点とを結ぶ線分の向きから、修正目標位置が算出され、修正目標位置と注目端点との差に糸剛性係数を乗じることで、注目端点の屈曲エネルギーが算出され、各注目端点の屈曲エネルギーを加算することで、立毛ファブリックモデル全体の屈曲エネルギーが算出されているため、立毛部の構造がよりリアルに再現された立毛ファブリックモデルを生成することができる。
(4)前記情報取得手段は、前記地組織モデルの表面に対する前記立毛モデルの傾きに偏りを与えるための傾斜情報を取得し、前記立毛モデル生成手段は、前記傾斜情報を用いて前記修正目標位置を修正することが好ましい。
この構成によれば、傾斜情報に従って、立毛モデルの傾きに偏りを付与することが可能となり、クリンプ糸を用いた立毛ファブリック等の立毛ファブリックモデルをよりリアルに再現することができる。
(5)前記立毛モデル生成手段は、複数の立毛モデルのうち1の立毛モデルを第1の注目立毛モデルとして順次設定し、前記第1の注目立毛モデルに重なる立毛モデルを第2の注目立毛モデルとして設定し、前記第1の注目立毛モデルと第2の注目立毛モデルとが重なっている領域の大きさに応じた値に前記反発係数を乗じた値を、前記第1の注目立毛モデルの反発エネルギーとして算出し、各第1の注目立毛モデルの反発エネルギーを加算することで、立毛ファブリックモデル全体の反発エネルギーを算出することが好ましい。
この構成によれば、第1の注目立毛モデルと、第1の注目立毛モデルに交わる第2の注目立毛モデルとが重なっている領域の大きさを示す値に反発係数を乗じた値が、第1の注目立毛モデルの反発エネルギーとして算出され、第1の注目立毛モデルの反発エネルギーが加算され、立毛ファブリックモデルの反発エネルギーが算出されているため、よりリアルな立毛ファブリックモデルを生成することができる。
(6)前記立毛モデル生成手段は、前記屈曲エネルギーと前記反発エネルギーとの加算エネルギーを算出し、前記加算エネルギーが最小となるように、前記注目端点の位置を修正すると共に、前記注目端点における断面の大きさを修正することで、前記立毛モデルの形状を修正することが好ましい。
この構成によれば、屈曲エネルギーと反発エネルギーとの加算エネルギーが算出され、加算エネルギーが最小となるように、各注目端点の位置と各注目端点における断面の大きさとが修正されて、立毛モデルの形状が修正されているため、立毛モデルの形状の修正処理の計算量を軽減することができる。

Claims (8)

  1. 織組織又は編組織からなる地組織部と、前記地組織部から起毛された複数の立毛部とを有する立毛ファブリックの3次元モデルである立毛ファブリックモデルを生成するファブリックモデル生成プログラムであって、
    3次元空間内で予め作成された前記地組織部の3次元モデルである地組織モデルを取得する地組織モデル取得手段と、
    前記立毛部に使用される糸を構成する糸繊維が、先端部に向けて開こうとする性質の度合いを示す解繊度と、前記糸が屈曲せずにいようとする性質の度合いを示す糸剛性係数と、前記糸同士が反発しようとする性質の度合いを示す反発係数とを取得する情報取得手段と、
    前記解繊度に基づいて前記立毛部の3次元モデルである立毛モデルの初期形状を算出し、算出した初期形状を有する立毛モデルを、前記地組織モデルの所定の位置に配置する配置手段と、
    前記糸剛性係数に基づいて前記立毛モデルの屈曲度合いを示す屈曲エネルギーを算出すると共に、前記反発係数に基づいて、前記立毛モデル同士が反発しようとするエネルギーを示す反発エネルギーを算出し、両エネルギーが最小となるように、前記立毛モデルの形状を修正する立毛モデル生成手段としてコンピュータを機能させることを特徴とするファブリックモデル生成プログラム。
  2. 前記配置手段は、地組織モデルの表面と直交する高さ方向に、所定の長さを有する線分を立毛中心線として配置し、立毛中心線を複数の線分に分割し、分割した各線分の上端を端点として設定し、各端点のうちいずれか1の端点を注目端点として順次設定し、前記所定の長さと前記注目端点の高さと前記解繊度とを基に所定の演算を行って得られる値を半径とし、かつ前記立毛中心線と直交する円を、前記注目端点における前記立毛モデルの断面として設定して、前記初期形状を算出することを特徴とする請求項1記載のファブリックモデル生成プログラム。
  3. 前記立毛モデル生成手段は、前記立毛中心線上に設定された端点のうち、上下に連続する3つの端点の中から最上位の端点を注目端点として順次設定し、前記注目端点の1つ下に位置する端点と、前記注目端点の2つ下に位置する端点とを結ぶ線分の向きから、前記注目端点の修正目標位置を算出し、前記注目端点と前記修正目標位置との差に前記糸剛性係数を乗じることで、前記注目端点の屈曲エネルギーを算出し、各注目端点の屈曲エネルギーを加算することで、前記立毛ファブリックモデル全体の屈曲エネルギーを算出することを特徴とする請求項2記載のファブリックモデル生成プログラム。
  4. 前記情報取得手段は、前記地組織モデルの表面に対する前記立毛モデルの傾きに偏りを与えるための傾斜情報を取得し、
    前記立毛モデル生成手段は、前記傾斜情報を用いて前記修正目標位置を修正することを特徴とする請求項3記載のファブリックモデル生成プログラム。
  5. 前記立毛モデル生成手段は、複数の立毛モデルのうち1の立毛モデルを第1の注目立毛モデルとして順次設定し、前記第1の注目立毛モデルに重なる立毛モデルを第2の注目立毛モデルとして設定し、前記第1の注目立毛モデルと第2の注目立毛モデルとが重なっている領域の大きさに応じた値に前記反発係数を乗じた値を、前記第1の注目立毛モデルの反発エネルギーとして算出し、各第1の注目立毛モデルの反発エネルギーを加算することで、前記立毛ファブリックモデル全体の反発エネルギーを算出することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のファブリックモデル生成プログラム。
  6. 前記立毛モデル生成手段は、前記屈曲エネルギーと前記反発エネルギーとの加算エネルギーを算出し、前記加算エネルギーが最小となるように、前記注目端点の位置を修正すると共に、前記注目端点における断面の大きさを修正することで、前記立毛モデルの形状を修正することを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載のファブリックモデル生成プログラム。
  7. 織組織又は編組織からなる地組織部と、前記地組織部から起毛された立毛部とを有する立毛ファブリックの3次元モデルであるファブリックモデルを生成するファブリックモデル生成装置であって、
    3次元空間内で予め作成された前記地組織部の3次元モデルである地組織モデルを取得する地組織モデル取得手段と、
    前記立毛部に使用される糸を構成する糸繊維が、先端部に向けて開こうとする性質の度合いを示す解繊度と、前記糸が屈曲せずにいようとする性質の度合いを示す糸剛性係数と、前記糸同士が反発しようとする性質の度合いを示す反発係数とを取得する情報取得手段と、
    前記解繊度に基づいて前記立毛部の3次元モデルである立毛モデルの初期形状を算出し、算出した初期形状を有する立毛モデルを、前記地組織モデルの所定の位置に配置する配置手段と、
    前記糸剛性係数に基づいて前記立毛モデルの屈曲度合いを示す屈曲エネルギーを算出すると共に、前記反発係数に基づいて、前記立毛モデル同士が反発しようとするエネルギーを示す反発エネルギーを算出し、両エネルギーが最小となるように、前記立毛モデルの形状を修正する立毛モデル生成手段とを備えることを特徴とするファブリックモデル生成装置。
  8. 織組織又は編組織からなる地組織部と、前記地組織部から起毛された立毛部とを有する立毛ファブリックの3次元モデルであるファブリックモデルを生成するファブリックモデル生成方法であって、
    コンピュータが、3次元空間内で予め作成された前記地組織部の3次元モデルである地組織モデルを取得するステップと、
    コンピュータが、前記立毛部に使用される糸を構成する糸繊維が、先端部に向けて開こうとする性質の度合いを示す解繊度と、前記糸が屈曲せずにいようとする性質の度合いを示す糸剛性係数と、前記糸同士が反発しようとする性質の度合いを示す反発係数とを取得するステップと、
    コンピュータが、前記解繊度に基づいて前記立毛部の3次元モデルである立毛モデルの初期形状を算出し、算出した初期形状を有する立毛モデルを、前記地組織モデルの所定の位置に配置するステップと、
    コンピュータが、前記糸剛性係数に基づいて前記立毛モデルの屈曲度合いを示す屈曲エネルギーを算出すると共に、前記反発係数に基づいて、前記立毛モデル同士が反発しようとするエネルギーを示す反発エネルギーを算出し、両エネルギーが最小となるように、前記立毛モデルの形状を修正するステップとを備えることを特徴とするファブリックモデル生成方法。
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