JP4961940B2 - 穀物乾燥装置 - Google Patents
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Description
このような場合に、特許文献1では排出作業時の排出所要時間を算出することができないという欠点があった。
上記処理により、蓄積された実績値が排出所要時間の予測計算に反映される。
図1、図2は、それぞれ、穀物乾燥装置の内部構成を示す内部透視正面図、機体縦断面図である。
穀物乾燥装置は、塔型構成の箱体1の上段部に穀物を貯留する貯留室10を、下段部にその穀物を受けて循環乾燥する乾燥手段である乾燥部11を構成する。
箱体1の前側は、乾燥部11から穀物を上送するバケットコンベヤ等による昇降機2と、熱風を発生させる加熱手段であるバーナー4を内設した加熱室5と、乾燥作業を操作する各種スイッチおよび表示部を備える操作盤6とを備えるほか、箱体1の天井側は昇降機2で上送した穀物を箱体1内まで搬送する搬送装置3を備える。箱体1の後ろ側には排気口8を形成し、箱体1内の熱風を吸引排出する排気手段である排気ファン7を設け、箱体1の側面には、穀物を投入する投入口(付図示)を開閉可能に構成する。
次に、乾燥作業について説明する。
作業者は張込開始スイッチ6bを操作して機体側部の投入口に穀物を投入していく。投入された穀物は下部ラセン17に供給され昇降機2まで搬送され、昇降機2から搬送装置3を経て貯留室10に供給されていく。穀物の投入終了後、乾燥開始スイッチ6cを操作すると燃焼バーナ4が作動し、熱風が熱風室13に供給される。一方、ロータリバルブ16も駆動を開始し、流下通路14を流下する穀物を順次下部ラセン17に繰り出していく。熱風室13に供給された熱風は網目壁で形成された流下通路14を透過して穀物を加熱乾燥しつつ、排風室15側に吸引されて排出される。
上記張込計20について詳細に説明すると、図4の要部斜視図、および図5の動作説明図に示すように、錘21wを吊り下げて穀物の張込面に接触しうる長さのワイヤロープ21rと、このワイヤロープ21rを巻取るための巻取ドラム22とから構成される。ワイヤロープ21rには、その張力の強弱を検出するテンションレバー23と、ワイヤロープ21rの巻取基準位置を錘21wによって検出するポジションレバー24とを設ける。テンションレバー23およびポジションレバー24は、支軸26によって回動可能に支持し、それぞれの動作検出用のリミットスイッチ23s、24sを付設してテンションセンサ、基準ポジションセンサを構成する。巻取ドラム22には、正逆転駆動するモーター22mを備えるとともに、巻取ドラム22の大径部22dに一定ピッチで形成した凹部に弾接して非駆動時にその回動角度位置を保持する弾圧機構27を配置する。また、巻取ドラム22にはその回転量を検出パルスでカウントするための検出部22sを設ける。
上記構成の穀物乾燥装置による穀物排出制御は、図6のフローチャートに示すように、乾燥手段の自動停止または手動停止によって穀物乾燥が終了した時点で、排出スイッチ6dの操作によって排出行程に移行(S1〜S3)すると、制御処理部により、まず、張込計20により穀物の張込高さ位置を計測(S4,S5)し、算出された穀物量と対応する排出終了予測時間をモニターに表示(S6,S7)してから排出動作に移行する。
この排出作業は、ロータリバルブ16で流下通路14内の穀物を所定量ずつ繰り出し、下部螺旋17で昇降機2に搬送し、昇降機2から穀物排出口18を経て機体外に順次所定量ずつ排出する。また、排出作業の経過に従ってその経過時間を減算処理した予測時間を表示する。
この制御処理は、図8のフローチャートに示すように、乾燥停止から排出スイッチ6dがオンとなった時に張込量センサ20にて計測した乾燥仕上がり毎の穀物量検出値(S21)と排出終了時の排出実時間データ(S24,S25)とを蓄積し、この排出作業時間と基準値とを比較(S22,S23)し、精度の高い排出残時間表示を可能とするものである。
次に、張込計の測定制御について説明する。
図10のフローチャートに示すように、初期設定モード等を設け(S31)、モード選択された時に所定時間の逆転動作(巻上げ駆動)を行い(S32〜S35)、逆転時の最終パルスから上限検出スイッチがオンとなるまでの時間から補正距離を求め(S36)、通常の測定の際は、前記補正距離を加算(S37)した値にて張込量を演算する。
図12のフローチャートに示すように、測定中にパルス検出幅の時間を検出(S41〜S43)し、下限検出前の最終パルスから下限検出スイッチに至る経過時間から補正距離を演算(S44)し、総下降距離に前記補正値を加算(S45)した値を表示、張込量設定する。
前述の処理構成により、パルス間の間で停止した場合においても補正機能により検出値が補正されるので、安価に測定精度を向上させることが可能になる。
次に、張込計20の点検調整について説明する。
図13のフローチャートに示すように、センサ点検のために設けたセンサ点検モード(S51)にて所定のスイッチオン(S52)により運転開始(S53)し、運転時のパルス数を表示(S54)するように構成する。また、運転中、指定されたスイッチ入力(S55)があれば、現在パルス数から石数表示に切換える(S56)。上記制御構成により、点検時の運転状況、石数演算値をコントローラの画面を見ながらできるので、わざわざ機体上部のセンサ取付け面に上がらなくても点検が可能となる。
次に、張込量自動セット制御について説明する。
図14のフローチャートに示すように、測定開始から終了までのパルス数をカウント(S61,S62)し、所定級幅のブロックに格納(S63a、S64a〜)するように制御処理を構成することにより、そのブロックに対応させた値を張込自動設定することができる。
次に、スロワ適用時の制御について説明する。
図15のフローチャートに示すように、乾燥自動停止や手動停止後の排出スイッチオンによってレベル検知(S1〜S5)を行って排出量設定値検出(S64)を行い、高所排出のためのスロワ付きの場合(S65)に限り、排出量設定6t/Hr以上の排出量設定補正による排出予定時間補正を行わないように制御処理(S65a、S66a〜)を構成する。なお、上記フローチャートにおいては、張込量検出値は重量換算値によるものである。また、穀物種類設定を演算式に付加しても良い。
図16のフローチャートに示すように、システム設定にて外付け排出装置の排出能力設定モードを設け、排出スイッチオン時の張込量検出値(S1〜S5)とシステム設定値、排出量設定値(S67a、S67b)から排出時間を算出(S68a、S69a〜)して表示する制御処理を構成する。なお、上記フローチャートにおいては、張込量検出値は重量換算値によるものである。また、穀物種類設定を演算式に付加しても良い。排出装置処理量は、5t/Hrとた例である。
次に、排出終了予定時刻の補正処理について説明する。
図17のフローチャートに示すように、張込計の制御において、排出再開時にレベル検知を行い(S1〜S5)、排出量設定値(S70)によって排出終了予定時刻(時間)表示を補正(S71a、S72a〜)する制御処理を構成する。上記フローチャートにおける張込量検出値は重量換算値によるものである。
上記制御処理は、排出量設定値により排出予定時間を可変できるので、精度良く表示することができる。
このようにして排出量設定値および穀物種類設定値により排出予定時間を可変できるので、精度良く表示することができる。
次に、張込計20の異常判定について説明する。
ワイヤロープ21rの巻下げによって穀物張込面の高さ位置を計測する測定動作に際し、錘21wが基準ポジションより下位位置で上限検出スイッチ24sがオン(未到達)であれば、図19の異常判定のフローチャートに示すように、巻下げの前に一旦巻取ドラム22を巻上げ駆動(S101)し、所定時間(または所定パルス数)内にオフ(到達)となった場合(S102,S103)に測定モードに移行(S104,S105)するようにし、前記条件を満たさない場合には異常発生として報知(S103a)する制御処理を構成する。
図21のフローチャートに示すように、吊り錘によるサウンジング式張込量検出装置20を備えてその検出値により張込、排出、自動停止或いは、乾燥温度条件の変更を行う乾燥機について、張込量検出のための巻下げ時の駆動時間或いは駆動回転パルス数をカウント(S121)し、そのカウント値+αを次回巻上げ時の異常判定値として設定し、巻上げ時にこれを越えても検出終了しない場合に異常報知を行うとともに、張込量手動設定に切換え(S122〜S124)る制御処理を構成する。この制御処理により、張込量検出装置を必要以上に駆動して故障する事態を事前に防止することができる。
張込スイッチ6bを押した後、停止スイッチ6eを押すと測定を開始して液晶画面に「測定中」の旨を表示する。また、張込スイッチ6bを押した後、停止スイッチ6eを押さないと通風、乾燥、排出等の他の作業スイッチ6c、6dは受け付けない。
上記測定中において再度張込スイッチ6bが押された場合は、張込量検出装置20の作業を中止し、緊急巻上げ作業を行うとともにその旨を表示する。張込停止後は、測定していない状態で乾燥スイッチ6cを入れると測定中は循環駆動しない。
張込停止後の追加張込などで再度張込スイッチ6bが押されると、測定作動中の張込量検出装置20のワイヤロープ21rに穀物が当たり、摩耗損傷するので測定を中止し、緊急巻上げして待避する。
また、張込停止後に間断なく乾燥スイッチ6cが押されると、測定中であっても、作業者の違和感もなく動作に無理がないことから、乾燥を受け付けてファン7、エレベータ2、バーナ着火(場合により着火を遅らせることもありうる)を行う一方で、測定終了まで循環のみを停止し、測定終了を待って循環を開始する(この場合は水分測定も遅らせる)。
次に、別の異常対応制御例を説明すると、図23のフローチャートに示すように、測定行程への移行後に所定時間経過しても、回転パルスまたは上限検出スイッチオンの信号(S131、S132)が入力されない場合にモータ逆転信号を出力する(S133,S134)。回転パルス信号または上限検出スイッチオン(S135,S136)の場合、次回測定からのモータ信号を逆転から開始する(S137,S138)。
張込残量表示については、図24のフローチャートに示すように、重錘式張込計20による張込残量表示制御において、同張込計にて検出した型式検出値(S141)による石数と現在張込量検出値(S142〜S144)の差異から張込残量を演算し、穀物品種設定値により張込残量補正(S145,S146)した値を表示する制御処理を構成する。
これらの点に関し、上記制御処理により、図25(a〜d)の表示経過例に示すように、穀物品種設定値を自動で検出することによって残量表示ができるので、作業者に負担をかけることなく、安価で精度の高い表示が可能となる。
また、さらに別の表示処理例として、図29のフローチャートに示すように、乾燥開始時に張込量設定(S161)に対応した水分初期測定を複数回行い(S162,S163)、図30の表示例に示すように、張込量表示バーグラフ内またはその隣に前記水分初期測定結果を表示する(S164)。
5 加熱室
6 操作盤(表示手段)
9 水分計
10 貯留室
11 乾燥部(乾燥手段)
13 熱風室
14 流下通路
15 排風室
18 穀物排出口
20 張込計(張込量計測手段)
21r ワイヤロープ
21w 錘
22 巻取ドラム
22s 検出部(回転カウント部)
23 テンションレバー
23s リミットスイッチ
24 ポジションレバー
24s 上限検出スイッチ(基準ポジションセンサ)
Claims (2)
- 穀物を張込収容する貯留室(10)と、この貯留室(10)から受けた穀物を乾燥する乾燥部(11)と、前記貯留室内の穀粒を機体外に排出する穀物排出口(18)と、ワイヤロープ(21r)で吊り下げた錘(21w)を貯留室(10)の上部から降ろして張込まれている穀物の上面に到達することを検出することで張込まれている穀物の上面の位置を検出する張込計(20)と、穀物の処理状況を表示する表示手段(6)と、前記張込計(20)や表示手段(6)の作動を制御する制御処理部とを備え、
該制御処理部は、前記貯留室(10)内の穀粒を機体外に排出する排出作業に先立って、前記張込計(20)により貯留室(10)に張込まれている穀物の上面の位置を検出し、該検出結果より張込穀粒量を換算するとともに、該張込穀粒量から排出作業に要する予測時間を演算して前記表示手段に表示し、且つ、排出作業の経過に伴って前記予測時間から経過時間分を減算処理して更新表示するよう制御することを特徴とする穀物乾燥装置。 - 前記制御処理部は、穀物排出に要した時間の計測による排出実測時間を蓄積し、この排出実測時間に基づいて前記排出予測時間を修正処理することを特徴とする請求項1記載の穀物乾燥装置。
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