JP4961763B2 - 発光部を有する建物の避難誘導構造 - Google Patents

発光部を有する建物の避難誘導構造 Download PDF

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Description

本発明は、建物の避難誘導構造及び避難誘導方法に関する。
従来より、廊下や階段に用いられる発光幅木は提供されている。
特開2005−282257号公報
従来の発光幅木は、平常時の夜間における照明を前提としたものであり、幅木を発光させるために電力を必要としている。
また、建物内には非常時において、誘導灯、非常灯を設けることが消防法、建築基準法で定められているが、これらは非常時に停電した場合に対応するため、バッテリー電源を採用している。
図6に従来の、廊下の非常時における照明例を示す。
そのため、非常照明としての稼働時間は法律に規定されている20〜30分程度となっており、これら誘導灯、非常灯が消灯した後は、真っ暗になり階段の段差や出入り口の位置さえ分からない状態となる。
特に高層建物では、避難までに非常に時間がかかり、負傷者の避難は長時間になるため、非常用照明を補完する、電源に依存しない誘導装置が必要となる。
上記の課題は、非常時における建物内の通路、階段又は室内における避難誘導構造であって、建物内の通路、階段若しくは室内の壁面水平方向又は非常口のドア廻りに連続して設置される発光部を有する建物の避難誘導構造によって解決される。
この建物の避難誘導構造によれば、建物内の通路、階段若しくは室内の壁面水平方向又は非常口のドア廻りに発光部が連続して設置されているので、避難者は連続して光る発光部を目印として避難することで非常口のドアまで、確実に避難することができる。
また、本避難誘導構造の発光部が、夜光塗料により発光するとよい。
避難誘導構造の発光部が夜光塗料により発光すると、非常時前の照明がついた明るい状態や非常時の誘導灯、非常灯が点灯している状態で夜光塗料に光が蓄えられるため、非常時において停電となり、誘導灯、非常灯も消灯した後でも、夜光塗料が光りを発し、停電状態であっても、明かりを提供することができ、避難を円滑に行うことができる。
また上記課題は、夜光塗料により発光する発光体と該発光体を囲む透光部を有する発光体カバーと壁面に取り付ける壁下地材とからなり、該発光体カバーが壁面に取り付けられる壁下地材に嵌合状態に取り付けられることを特徴とする発光部を有するモールディングによっても解決される。
本モールは、内部に夜光塗料により発光する発光体を有しているため、非常時前の照明がついた明るい状態や非常時の誘導灯、非常灯が点灯している状態で夜光塗料に光が蓄えられるため、非常時において停電となり、誘導灯、非常灯も消灯した後でも、夜光塗料が光りを発し、停電状態であっても、明かりを提供することができ、通常時発光させるための電源が不要であり、電気配線を気にすることなく任意の場所に取り付けることができるため、避難誘導路に沿って任意の場所に自由に本モールディングを配置することで、非難誘導のためにモールディングを適切な場所に配置させることができる。
さらに、下地材を壁面に取り付けたあと発光体カバーを嵌合状態に取り付けることができるため、発光体カバーの固定にビス等の締結具が必要なく、外観もきれいにすっきりとしたものとすることができる。
また本課題は、建物内の通路、階段若しくは室内の壁面水平方向又は非常口のドア廻りに連続して設置される夜光塗料を成分として含む発光部を有する建物の避難誘導構造よりなる、非常時における建物内の通路、階段又は室内における非難誘導方法によって解決される。
本避難誘導方法により、非常時に停電となり、誘導灯、非常灯も消灯した後であっても、夜光塗料が平常時及び誘導灯、非常灯点灯時に蓄えた光を発することにより、停電状態であっても、明かりを提供することができ、適切な避難を行うことができる。
本発明の避難誘導構造及び避難誘導方法は以上のとおりのものであるから、非常時に停電となり誘導灯、非常灯も消灯した後であっても、適切な避難を行うことができる。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1,2に示す実施形態において、1は避難誘導構造、2は建物の廊下、3は壁面、4は非常口のドア、5は非常口でないドア、6は階段、7は消防法で設置が義務付けられている誘導灯、8は建築基準法で設置が義務付けられている非常灯である。
図3(イ)、(ロ)において、9は壁下地材、13は壁下地材を壁面3に固定するビス、11は夜光塗料により発光する発光体、12は発光体カバーである。
壁下地材9は中央部91とその両端に位置する側部92、92とからなる断面略コの字形をした長尺物であり、中央部91の開放部93と反対側の面を壁面3に当接して、ビス13で壁面3に取り付けられる。壁下地材9の開放部93の幅寸法は発光体11の幅寸法と同じ寸法となっており、壁下地材9を壁面3にビス13で取り付けた後、発光体11を壁部下地材9の開放部93に挿入し、発光体11を仮固定する。
発光体11を壁下地材9の開放部93に挿入し、発光体11を仮固定したあと、発光体カバー12を壁下地材9に嵌合する。発光体カバー12は中央部121とその両端に位置する側部122、122とからなる断面略コの字形をした透光性を有する長尺物であり、発光体カバー12の側部122、122の内向き側には壁下地材9と嵌合する凸部が形成されている。壁下地材9の側部92、92の外側には発光体カバー12と嵌合する凹部が形成されており、発光体カバー12の側部122、122の凸部と嵌め合わされることにより、発光体カバー12が発光体11を介して壁下地材9に固定される。
発光体カバー12は透明の材料、例えばアクリル板からなっており、発光体11が発光すると、その光が発光体カバー12を透って周囲に光を発する。
本避難誘導構造では、発光部を有するモールディング10が、建物の廊下3では壁面3の下方部に水平方向に連続して設置され、建物の階段6では、階段の傾斜に合わせて壁面3の下方に斜め方向に連続して設置されている。
さらに、廊下もしくは踊り場に配置される非常口4の廻りでは、発光部を有するモールディング10は非常口のドア4の縦枠41及び上側横枠42を囲むように設置されている。一方、非常時において非常口とならない一般の部屋との出入り口としてのドア5に対しては、ドア枠の廻りを囲むように発光部を有するモールディング10を設置せず、廊下の壁面の下方部に設置する場合と同じ高さ位置で、ドア5と隣接する壁面に設置された発光部を有するモールディング10と連続させる形態で、ドア5の下方部に発光部を有するモールディング10を設置する。
非常時においては、廊下及び階段の壁面の下方と非常口でないドアの下方とに連続して発光部を有するモールディング10が設置され、非常口となるドアのドア枠周囲には発光部を有するモールディング10がドア枠を囲むように設置されているため、避難する者は避難経路及び非常口を明確に把握することができ、暗闇でも安全に非難することができる。
本ホールディングは夜光塗料により発光する発光体を使用しているため、非常時前の照明がついた明るい状態や非常時の誘導灯、非常灯が点灯している状態で夜光塗料に光が蓄えられるため、非常時において停電となり、誘導灯、非常灯も消灯した後でも、夜光塗料が光りを発するため、停電状態であっても、明かりを提供することができ、避難を円滑に行うことができる。
本モールディングは、内部に夜光塗料により発光する発光体を有しているため、発光させるために電源が不要であり、電気配線を必要としないためモールディングを任意の場所に取り付けることができ、避難誘導路に沿って任意の場所にそって配置することで、適切な配置をとることができる。
また、本避難誘導構造では、夜光塗料を成分として含む発光体と該発光体を囲む透光部を有する発光体カバーと壁面に取り付ける壁下地材とからなり、該発光体カバーが壁部に取り付けられる壁下地材に嵌合状態に取り付けられることを特徴とする発光部を有するモールディングからなっているため、下地材を壁面に取り付けたあと発光体カバーを嵌合状態に取り付けることができるため、発光体カバーの固定にビス等の締結具が必要なく、発光体カバーを外観もきれいにすっきりとしたものとすることができる。
本発明において、モールディングが連続して設置されているとは、物理的に連続して設置されているのはもちろんのこと、物理的に分離して設置されていたとしても、視覚的に一連のつながりとして認識される形態で設置されていることを含んだ意味として把握される。図4にモールディングが物理的に分離して設置された実施例を示す。
また、本発明において非常口のドアとは法令上定められた非常口としてのドアだけを意味するのではなく、本発明を実施する者が、対象として認める一般のドアを含むものとして把握される。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、避難誘導構造を使用する建物として誘導灯や非常灯の設置が義務付けられているビルなど大規模な建物に限定されるだけでなく、誘導灯や非常灯の設置が義務付けられていない、住宅などに適用してもよい。
また、避難誘導構造は、廊下や階段に限られるだけでなく、室内に設置されてもよい。つまり、室内から避難する際に、出入り口としてのドアを明確に認識して避難できるように目的として設置してもよい。図5に室内に使用された例を示す。
また、本実施形態では、モールディングを壁面部下方に設置する例について説明したが、取り付け位置に限定されるわけではなく、避難する際、避難する者が避難方向や非常口のドアを充分に認識できる位置に取り付けられていればよく、壁面上方、壁面上方及び下方の2カ所又は壁面の複数の位置に取り付けられていてもよい。
また、本実施形態では、夜光塗料により発光する発行体について説明したが、これに変わる発光体例えばLED等からなる発光体であってもよい。さらに、発光体が発光体カバーを使用せず直接露出したものを含むことはいうまでもない。
また、本避難誘導構造は非常時の避難誘導だけを目的として設置されるのではなく、夜間の暗がりにおいて、安全に移動するための誘導装置として用いられることを含むことはいうまでもない。
実施形態の避難誘導構造が用いられている廊下の全体透視図である。 実施形態の避難誘導構造が用いられている階段の全体透視図である。 避難誘導構造を構成するモールディングを示すもので、(イ)は断面側面図、(ロ)は分解断面側面図である。 (イ)は避難誘導構造を構成するモールディングを示す斜視図、(ロ)は、他の実施形態の避難誘導構造を構成するモールディングを示す斜視図である。 他の実施形態の避難誘導構造が用いられている室内の全体透視図である。 従来の非常時の照明状態を示す全体透視図である。
符号の説明
1・・・避難誘導構造
2・・・廊下部
3・・・壁面
4・・・非常口のドア
5・・・室の出入り口としての一般のドア
6・・・階段部
7・・・誘導灯
8・・・非常灯
9・・・壁下地材
10・・・モールディング
11・・・発光体
12・・・発光体カバー
13・・・ビス

Claims (1)

  1. 建物内の通路、階段若しくは室内の壁面水平方向又はドア廻りに連続して設置される夜光塗料により発光する発光部を有する建物の避難誘導構造であって、
    避難通路における非常口のドア及び避難経路へと通じる室内側のドアには、ドア廻りに連続して設置され、
    避難通路における非常口でない一般の部屋の出入り口としてのドアには、ドア枠の廻りを囲むように設置せず、避難通路の壁面に設置する場合と同じ高さ位置で壁面水平方向に設置されていることを特徴とする発光部を有する建物の避難誘導構造。
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