JP4960885B2 - カーゴネット - Google Patents

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Description

発明の詳細な説明
本発明は、エアカーゴネット、即ち、パレット上に置かれたカーゴを拘束するようかつ輸送中の航空機内のカーゴの移動を防止するよう適用されたネットに関する。本発明は、より詳細には、高分子繊維から作られた複数のロープを有するカーゴネットに関するものであり、ロープは間隔をあけて接合されて網目を形成し、ネットは中心部分とそれから突出する複数の突出部(ローブとを有し、それぞれの突出部の周辺の網目は縁ロープ(ボーダーロープによって形成され、それぞれの縁ロープは複数の取付金具を有する。
本発明はまた、取付金具をエアカーゴネットのロープに接続する方法に関係する。
パレットネット又は航空貨物ネットとも呼ばれる、代表的なエアカーゴネットは、その形状が十字形であり、パレットとほぼ同じ大きさの略矩形の中心部分と、パレットの最大の負荷高さにほぼ等しい長さを有する、そこから延在する4つの略矩形の突出部又はウィングとを有する。パレット上にカーゴを固締するために、ネットがカーゴの上に置かれ、ネットローブが下げられる。突出部の端部は、突出部の周辺の端部網目を形成する縁ロープに固定された、パレット取付金具、たとえばいわゆるダブルスタッドを用いて、パレットの側部に取り付けられ、この金具は、パレット上の補完装置に係合するよう適応される。隅で交わる突出部の隣り合った側が、たとえば、突出部の間の中心のパネルから延在するコーナーロープ又はラッシングラインを用いて、又は突出部の側部に取り付けられた接続要素を用いて、共に解放可能に固締される。エアカーゴネットは、さらに、他のメッシュロープを引っ張りかつ接続することにより、カーゴの上のネットをさらにピンと張るのに使用され得る、網目のロープに固定された複数の調整フック、たとえばリーフィング又はバネ閉じフックを有し得る。積み下ろしのためにネットを解放するには、上記の動作が逆となる。
エアカーゴネットは、積み込み・積み下ろし中に及び飛行中に、また大気の乱気流中などのより極端な状況においても、カーゴの荷物がパレット上で移動することから安全かつ確実に拘束するためには、異なる要件を満たすべきである。したがって、エアカーゴネットは、強くかつ摩耗状態に対して抵抗性がなければならないが、同時に、必要以上に航空機の積載量を増加させないように、できる限り軽量でなければならない。カーゴネットは、使用中に、相当な摩擦及び裂傷状態を受けやすく、これにより、ネットの広い範囲が磨耗するか、又は何度もカーゴパレットに取り付けたりカーゴパレットから取り外したりするため又は床を引きずることにより損傷する。
エアカーゴネットは、NAS3610のような様々な標準に記述されているように、様々な設計及び性能基準を満たさなければならない。それぞれ使用する前にネットの状態を検査することも規定されており、パレットネットが2束以上のほつれた或いは損傷したロープのような不具合を示した場合には、又は取付金具が紛失しているか、又は動作不能である場合には、動作不能であるとみなされる(たとえばSAE ARP5486参照)。
このようなエアカーゴネットが、たとえば、国際公開第2004/082995A1号パンフレットより公知である。この公開文献は、高分子繊維から作られた複数のロープを有するエアカーゴネットについて開示しており、ロープは間隔をあけて接合されて網目を形成し、ネットは矩形の中心部分とそれから突出する4つの矩形の突出部とを有し、それぞれの突出部の周辺の網目は縁ロープによって形成され、それぞれの縁ロープは複数の取付金具を有し、4つのコーナーロープは突出部の間の中心のパネルから延在する。ネットロープ及び縁ロープは、超高分子量ポリエチレン(ultra−high molar mass polyethylene)繊維から撚り合わせられることが好ましく、これに対して、コーナーロープは、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、又はポリプロピレン繊維から撚り合わせられることが好ましい。取付金具及び調整フックが、金具又はフックの小穴を通る各縁ロープ及びネットロープによりネットに固定される。接続金具のこのような方法は、最新のカーゴネットの代表的なものである。
公知のエアカーゴネットの欠点は、積み下ろしのためにカーゴからネットを解放する操作が、たとえば腐食又はパレット縁部の損傷により、取付金具の1つ以上を直ちに解除することができないために、しばしば面倒であることである。カーゴを取り扱う人が、このような場合に、正しく動作していない接続された金具の網目のところで、ナイフ又ははさみを用いて縁ロープを切断することは、極めて一般的なことであるように思われる。このようなボーダーラインでの切断には、ネットの修理を必要とし、コストがかかるものである。これには、少なくとも2つの理由がある。第一に、修理作業のために、エアカーゴ輸送において、修理が終了するまでネットが使用されなくなる。即ち、修理時間を埋めるために、航空会社に追加ネットの在庫を保有しておく必要がある。第二に、ネット修理自体が、許可された会社によってのみ実施されることがあり、厄介である。
したがって、本発明の目的は、縁ロープを切断する傾向の余りない、かつより長い有効サービス時間を有する、エアカーゴネットを提供することである。
上記目的は、本発明により、交換可能な接続ロープにより複数の取付金具が縁ロープに接続されたエアカーゴネットを用いて達成される。
接続ロープは、たとえば糸結びにより、ネットロープ及び金具に交換可能に取り付けられた補助ロープである。「交換可能な」とは、他のネットロープを損傷せずに、たとえば接続ロープをネットに取り付けている結び目をほどくことにより、単に接続ロープを切断することにより、接続ロープをネットから取り外し、その後、代わりの接続ロープを金具に取り付け得るという意味であると理解されたい。接続ロープは、縁ロープ及び金具に取り付けられた後にも、ネットがすべての関連する要件をなおも満たすような強度を有する。
複数の取付金具が交換可能な接続ロープにより縁ロープに接続されているカーゴネットは、別の場所での修理をそれほど頻繁に必要としない。カーゴを取り扱う人は、たとえば、ネット又は縁ロープを切断するのではなく、接続ロープを切断して又は取り外して、パレットからネットを解放し得る。交換可能な接続ロープのさらなる利点は、任意の人が、好ましくは資格認定された技能者が、紛失した又は損傷した接続ロープ及び金具をその場で素早く交換でき、したがって、次の飛行にそのカーゴネットが再びすぐ動作可能となることである。網目を形成するネットロープ及び縁ロープが損傷しないので、専門の会社でネット自体を修理する必要がない。このようにして、修理作業の数及び航空会社のスペアネットの数がかなり減少し、ネットの使用効率が増加し、システム費用全体が著しく減少する。
カーゴネットは、自然繊維、合成繊維、又は混合繊維から作られ得る複数のロープを有する。ネット内の(ネット及びボーダー)ロープは、撚られた、撚り合わせられた、又は織られた構造のような様々な構造を有し得る(このような織られたロープ構造をウェッビングとも呼ぶ)。本出願の場合においては、ロープには、カーゴネットを作るのに適した任意の構造が含まれると理解されたい。ロープは、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリエチレン繊維、又はポリプロピレン繊維のような合成高分子繊維から作られることが好ましい。繊維は、任意にねじられた、マルチフィラメント糸の形態で使用され得るが、予め形成されたロープ又はコードでも使用され得る。ネットはまた、GB2338472A号明細書に開示されている、スリットフィルムポリマーラインから作られ得る。
好ましい実施形態においては、高分子繊維は、少なくとも1.5N/texの引っ張り強度を有する高強度繊維、即ち、芳香族ポリアミド繊維(Twaron(登録商標)又はKevlar(登録商標)の商標のもので入手可能な糸のようなアラミド)、又はDyneema(登録商標)又はSpectra(登録商標)の商標で市場で販売されている糸などの、超高分子量のポリエチレン(UHMWPE)とも呼ばれる、超高モル質量から作られた繊維である。これらの高性能繊維からなるネットは、従来の繊維から作られたネットよりかなり低い重量を有するが、これより高い初期費用価格を有する。本発明によって提供される利点は、修理費用がより低く、有効サービス時間がより長く、したがって、このようなネットの使用が経済的となることである。ネットは、これらの繊維がより良い磨耗抵抗及びさらなる重量減少を提供するので、UHMWPEからなるロープから作られることが最も好ましい。
超高分子量ポリエチレンは、4dl/g超の固有粘性(IV)を有する。IVは、デカリン135℃で、方法PTC−179(ハーキュリーズ社(Hercules Inc.)1982年4月29日改定)に従って判断され、溶解時間は16時間であり、2g/l溶液の量の抗酸化剤としてDBPCを有し、異なる濃度の粘性が、ゼロ濃度に外挿される。固有粘性が、M及びMのような実際のモル質量パラメータより容易に判断され得るモル質量(分子量とも呼ばれる)の尺度である。IVとMとの間には、いくつかの経験的な関係がある。たとえば、M=5.37×10[IV]1.37(欧州特許出願公開第0504954A1号明細書参照)であるが、このような関係は、モル質量分布に依存する。溶剤を一部分又は完全に除去する前に、この間に、及び/又はこの後に、好適な溶剤内のUHMWPEの溶液をゲル繊維内に紡糸し、繊維を絞り加工することにより、つまりいわゆるゲル紡糸プロセスにより、UHMWPE繊維、たとえばフィラメント糸が準備され得る。これについては、たとえば、欧州特許出願公開第0205960A号明細書に、国際公開第01/73173A1号パンフレットに、高度な繊維紡糸技術、Ed.T.Nakajima、ウッドヘッド出版社(Woodhead Publ. Ltd)(1994年)、ISBN 185573 182 7に、及びこれらに引用されている参考文献に記述されている。UHMWPE繊維は、好ましくは約5と40dl/gとの間、より好ましくは7と30dl/gとの間のIVを有する。UHMWPEは、100炭素分子毎に1分岐未満の、好ましくは300炭素分子毎に1分岐未満の、線状ポリエチレンであり、枝鎖又は側鎖が、通常、少なくとも10炭素分子を含んでいる。線状ポリエチレンは、さらに、プロピレン、ブテン、ペンテン、4−メチルペンテン、又はオクテンのようなアルケンなどの、1つ以上のコモノマーの最大5モル%を含むことがある。
本発明によるネット内に適用されるUHMWPE繊維は、さらに、抗酸化剤、熱安定剤、着色剤、流れ促進剤などの、従来の添加剤の、少量の、一般に5質量%未満、好ましくは3質量%未満を含むことがある。UHMWPEは、1つの高分子グレードであり得るが、たとえば、IV又はモル質量分布、及び/又はコモノマー又は側鎖の種類及び数が異なる、2つ以上の異なるポリエチレングレードの混合物でもあり得る。
本発明によるネット内に適用されるUHMWPE繊維は、好ましくは少なくとも2.0N/tex、より好ましくは少なくとも2.5、2.8、又は3.0N/texもの強度を有する。なぜなら、比較的低い密度のこのような高強度繊維により、軽重量であるが非常に強いカーゴネットが可能となる。引っ張り強度、また単なる強度、又は引っ張り強度が、ASTM D885−85又はD2256−97に基づく、公知の方法によって判断される。
ネットのロープは、撚り合わせられた又は撚られたロープ、織られたウェッビング又はテープのような、様々な構造であり得る。ネットロープ、縁ロープ、コーナーロープ、及び接続ロープは、すべて同じか、又は同様の構造及び種類の繊維であり得るが、たとえば、国際公開第2004/028908A2号パンフレット又は米国特許第6637991B2号明細書に示されているように、異なることもある。
ネットロープ及び縁ロープは、間隔をあけて接合されて網目を形成する。即ち、接合部は、糸結び、重ね継ぎのような公知の技術により、又は米国特許第4000344号明細書に記述されているような、相互侵入する接合部を形成することによって作られ得る。網目寸法が国際航空規定によって規定されており、それぞれの側に沿ってほぼ25cm以下である。網目形状は、従来の形状、たとえば菱形又は正方形であり得る。
ダブルスタッドなどのパレット取付金具が、規則正しい間隔をあけて、ネットローブの端部に、たとえば縁ロープに接続され、金具間の最小距離は国際航空規定によって規定されている。金具及びフックは一般に金属から作られるが、代替形態として、エンジニアリングプラスチックも使用され得る。好ましい実施形態においては、金具及びフックはマグネシウムからなり、これらの軽量であるが強力な金具が、システムの重量減少にさらに寄与する。
選択されたネットの網目は、一般に、これに接続された調整フックを有し、このフックは、たとえばパレットにその最大の高さまでの負荷がかかっていない場合に、ネットを短くするか、又はピンと張るのに使用され得る。従来、これらのフックは、フックの小穴を通る網目を形成するロープによりネットに接続される。これらのフックはまた、本発明による補助接続ロープによりネットに固定されることがある。したがって、本発明の場合には、取付金具、又は単なる金具はまた、調整フックを有すると理解されたい。
接続ロープは、柔軟であることが好ましく、パレット取付金具の小穴を通って容易に引っ張られて、ボーダーメッシュに接続され得るような厚さを有する。接続ロープの長さは、取扱いが容易であるが、ネットの大きさが不必要なまでに延在するほど長くないことが好ましい。接続ロープは、たとえば糸結びにより、縁ロープ及び金具に固定された後にも、ネットがなおもすべての要件を満たすような強度を有する。一般に、結ばれたロープの強度は、結び目を適用する前の強度よりかなり低いので、このような接続ロープの引っ張り強度は、ネットの(即ち、ネット構造内のネットロープ及び縁ロープの)強度より高いことが好ましい。
接続ロープは、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維などの合成高分子繊維、又はこれらの混合物から作られることが好ましい。
本発明の特別な実施形態においては、ネットロープ及び縁ロープは、主として、超高分子量ポリエチレン繊維から作られ、接続ロープは、ポリエステル繊維又はポリアミド繊維から作られる。この実施形態の利点は、接続ロープが、突然ネットの局部に負荷がかかってもより上手く吸収され得るような、他のロープより高い破断伸びを示すことである。
別の好ましい実施形態においては、接続ロープは、上述したような高強度繊維、より好ましくは、超高分子量ポリエチレンから作られた高引っ張り強度の繊維を有する。価格を低下し、重量、強度、伸び、及び弾性などのプロパティの所望の組合せを達成するために、たとえば、ポリエステルとUHMWPE繊維、又は脂肪族ポリアミド繊維及びアラミド繊維の組合せが選ばれ得る。高引っ張り強度の繊維から作られた接続ロープが、比較的薄く、さらに所望の強度レベルを有し得るという利点を有する。即ち、重量が制限され、金具とロープとの接続がより容易となる。その上、UHMWPE繊維から作られたロープが、金具の滑動による磨耗に対してより良い抵抗性を示す。
接続ロープは、エアカーゴネットの他の織物部分と同じか、又は異なる織物構造を有し得る。また、たとえば、撚り合わせられた、撚られた、織られた、巻きつけられた、編まれた構造、又はこれらの組合せであり得る。
接続ロープは、取り扱う人が容易に識別できるよう、網目を形成するロープと対照をなす色を有することが好ましい。追加形態として又は代替形態として、接続ロープは、他のネットロープと区別するよう、異なる表面の質感を有する。
本発明の好ましい実施形態においては、接続ロープは、一般に吊り具(スリングと呼ばれる、エンドレスロープ又はテープである。吊り具の利点は、小穴を有する金具との、及びネット網目との接続が、これも比較的高い結び目強度が保持される、簡単な公知の結び目、ヒッチ、又は曲げで作られ得ることである。このような結び目は、たとえばカウヒッチであり、これはまた、ベールスリングヒッチ、リングヒッチ、又はタグ結び目とも呼ばれ、これらは、吊り具の1つのループ端部を小穴、又は網目に通し、次いで、このループを吊り具の他方の端部(後部とも呼ぶ)によって形成された開口部に通し、その後、第1の端部を引っ張って結び目を締め付けることによって作られ得る。当業者は、他の好適な結び目、たとえばいわゆるダブルリングヒッチ、ケリッグ(Kellig)ヒッチ、又はプルージック(Prusik)、及びクレムハイスト(Klemheist)結び目を容易に選択し得る。これらの及び他の結び目、及びこれらを作る方法が、たとえば、「Handbook of knots」、(Dorling Kindersley Book、London 1998年; ISBN0751305367)において、また「The Ashley book of knots」(Faber and Faber Ltd、London 1990年; ISBN057109659x)に見出され得る。
国際公開第02/062619A1号パンフレットに、エアカーゴネットが、ネットローブのコーナー部分のための固締装置として使用される、ループ状のロープ又は吊り具も有すると記載されていることは本当である。これらのロープは、ネットを損傷することなく取り外し得ないような、ネットの一体部分を形成する形で示されている。しかし、この公開文献においては、金具がロープ又は吊り具によりネットに交換可能に接続されるべきであるという表示又は提案が含まれていない。
ロープ又はテープスリングが、公知の方法により、たとえば、縫い合わせる、結ぶ、重ね継ぎする、又は溶接することにより、一定の長さのロープ又はウェッビングの端と端とを接続することにより作られ得る。端と端との接続によってロープの厚さが約2倍より多く増加しないことが好ましい。なぜなら、これは、柔軟性及び金具との接続の容易さを妨げるからである。一実施形態においては、吊り具は、織られたストラップの両方の端を共に縫い合わせることによって作られる。別の実施形態においては、撚り合わせられた又は撚られたロープが重ね継ぎで接続される。
この適用形態においては、吊り具には、二重ループ、又は二重小穴、又は三重小穴が含まれると理解されたい。当業者にはこのような構造が公知であり、たとえば、ロープのそれぞれの端でループを重ね継ぎすることにより、又は吊り具の中間部分で、たとえば縫い合わせることにより、1つ以上の接続を作ることにより作られ得る。
任意に、吊り具は、繊維を保護するよう及び/又はその磨耗抵抗を増加するよう、テープで又は布で被覆されているか、又は覆われていることがある。
特別な実施形態においては、接続ロープは、吊り具であり、複数の巻線の繊維、好ましくは基本的に平行なマルチフィラメント糸、及び被覆材、たとえば織られた又は撚り合わせられた筒形の布によって形成されたコアを有する。
このような吊り具が、平行な高強度の糸、好ましくはUHMWPE糸のコアを有し、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アラミド繊維、又はUHMWPE繊維から、又はこれらの混合物から作られた被覆材を有することが好ましい。
本発明によるネットは、糸結びにより縁ロープに取り付けられ得る接続ロープを含む。この利点は、接続ロープが、必要な場合にはほどくことにより、損傷せずに取り外され得ることを含むことである。欠点としては、金具を備えた接続ロープが、正しい意図を持たない誰かにより容易に取り外されることがあることである。したがって、縁ロープに取り付けられた、たとえばこれに結ばれた接続ロープ、又は適用された結び目は、たとえば縫い付けにより又は塗られた接着剤により、固着されるか、又は動かなくなることが好ましい。このような固着された接続ロープが、必要な場合には、接続ロープを切断することによって取り外され得る。
本発明は、さらに、小穴を有する取付金具を接続ロープ(たとえば吊り具)を備えたエアカーゴネットに接続する方法に関する。当業者は、糸結びを含む、この接続を作るいくつかの好適な方法があることを認識しているであろう。好ましい実施形態においては、この方法は、
a)吊り具の1つのエンドループを金具(又はフック)の小穴(開口部)に少なくとも一回通し、次いで、この端部を吊り具の他方の端部によって形成された開口部に通し、その後、第1の端部を引っ張って結び目を締め付けることにより、エンドレススリングを金具要素に取り付けるステップと、
b)吊り具端部をカーゴネットの網目のロープ全体に少なくとも一回通し、次いで、取り付けられた金具を備えた他方の端部をループに通し、その後、金具を備えたこの端部を引っ張ってメッシュロープの回りで結び目を締め付けるステップとを含む。
本発明の好ましい実施形態においては、それぞれステップa)及びb)において、吊り具端部は、小穴及び網目を一回通される。
本発明による方法の別の好ましい実施形態においては、ステップb)は、吊り具端部を金具の開口部及び網目に二回通し、この結果、金具とネットとの接続がより短くなることと、ロープ撚り線が橋渡しされること4とを含む。この実施形態は、高い柔軟性を有しかつ取り扱い及び接続がより容易な、比較的薄くかつ長い接続スリングに適用され得ることが好ましい。さらなる利点は、負荷が4本の撚り線全体に分散されて、適用された結び目に余り大きな力を及ぼさないことである(結び目強度は、一般に、ロープの線形強度よりかなり低い)。
本発明による方法は、さらに、固着手段を適用することにより、取り付けられた接続ロープ、たとえば金具及びネットに結ばれた吊り具を固着するステップを含み得る。好適な固着手段には、縫い付け、接着剤、又は熱が含まれ、1つ又は複数の結び目に適用されるか、又は縁ロープと金具との間の接続ロープ、たとえば吊り具の、少なくとも2つの部分を相互接続するよう適用されることが好ましい。固着手段は、縫い付けであることが好ましい。なぜなら、これらは、所望の場所において、容易にかつ上手く制御されて適用され得るからである。高強度繊維を含む糸で縫い付けられることが好ましい。
さらなる実施形態においては、固着手段は、接着剤、好ましくは印加後に硬化し得る液体接着剤である。液体接着剤は、印加された結び目に噴射され、次いで硬化して結び目を固着することが好ましい。接続ロープはまた、ロープ繊維が部分的に溶融し共に融着するように、局部に熱を加えることによって固着され得る。ネットの残りの部分を損傷せずに接続ロープを取り外すことができないような方法で、接続ロープ及び縁ロープが共に固着されるような方法で、固着手段が適用されないよう気をつけなければならない。
本発明による方法は、ほとんどどの人によっても、損傷した接続ロープ又は金具を短時間で交換するのに都合良く適用され得る。

Claims (10)

  1. 高分子繊維から作られた複数のロープを有するカーゴネットであり、
    該ロープが間隔をあけて接合されて網目を形成し、前記ネットが中心部分とそれから突出する複数の突出部とを有し、それぞれの突出部の周辺の網目が縁ロープによって形成され、それぞれの縁ロープが複数の取付金具を備えたカーゴネットであって、
    前記複数の取付金具が、交換可能な接続ロープにより前記縁ロープに接続されることを特徴とするカーゴネット。
  2. 前記高分子繊維が、少なくとも1.5N/texの引っ張り強度を有する高強度繊維である請求項1に記載のカーゴネット。
  3. 前記繊維が、超高分子量ポリエチレンから作られる請求項1に記載のカーゴネット。
  4. 前記接続ロープが、高強度繊維を有する請求項1に記載のカーゴネット。
  5. 前記接続ロープの前記繊維が、超高分子量ポリエチレンから作られる請求項4に記載のカーゴネット。
  6. 前記接続ロープが、網目を形成する前記ロープとは異なる質感を有する請求項1に記載のカーゴネット。
  7. 前記接続ロープが、吊り具である請求項1に記載のカーゴネット。
  8. 前記吊り具が、複数の巻線の繊維及び被覆材によって形成されたコアを有する請求項7に記載のカーゴネット。
  9. 前記コア内の前記繊維が、平行な高強度糸であり、前記被覆材が、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アラミド繊維、又はUHMWPE繊維から、又はこれらの混合物から作られる請求項8に記載のカーゴネット。
  10. 前記コア内の前記繊維が、UHMWPE糸である請求項8に記載のカーゴネット。
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