JP4960818B2 - 通信装置、プリンタ、通信システム、プログラム - Google Patents
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Description
本発明によれば、存在通知要求情報で指定された制御方法で通知手段を制御ができない場合には、実際の通知手段及び制御方法を機器に送信するので通信装置又はそれを搭載した機器を特定できる。
また、本発明の一形態において、存在通知要求情報は、ブルートゥース通信規格のホストコントロールインターフェイスの拡張コマンドであり、前記拡張コマンドのオペコードフィールドに通知要求が、1つ以上のパラメータフィールドに通知手段、又は、通知手段及び通知態様が記述されている、ことを特徴とする。
BLTHについて概略を説明する。BLTH機器が初めて互いに接続する場合、双方に搭載されたBLTHモジュール25が同一のPIN(Personal Identification Number)コードを互いに送信することが要求される。すなわち、ユーザは最初の接続時だけ、端末間でPINコードにより互いに認証するボンディング又はペアリングと呼ばれる作業を完了させておくことになる。本実施形態では、BLTHモジュール25間でそれぞれボンディングが完了しているものとする。
図4は、携帯機器11及び機器12が有するコンピュータのハードウェア構成図を示す。携帯機器11及び機器12は、それぞれに要求される機能に応じてコンピュータも設計されているが、基本的な構成は共通である。なお、携帯機器11及び機器12の共通部分については同時に説明する。
プレゼンス通知するための機器12のデバイス装置40について説明する。機器12は搬送モータ41、ディスプレイ42、LED43及びスピーカ44等のデバイス装置40を有する。なお、携帯機器11にも同様のデバイス装置40が接続されうるが図では省略した。
BLTHモジュール25間の通信について説明する。BLTHでは、1つのマスターと1つ以上のスレーブがネットワーク(ピコネット)を形成する。マスターはコンピュータネットワークの例えばサーバに相当し、スレーブはクライアントに相当するが、BLTHではこの関係は固定でなく原則的に通信をしたい方がマスターになり、ピコネットを形成した後もHCIコマンドにより切り替えることができる。
本実施形態のBLTH機器(携帯機器11)はユーザにより選択されたBLTH機器(機器12)に対してプレゼンス要求を送信し、機器12がLED43等のデバイス装置40を制御することで、ユーザにプレゼンス(存在)を通知する。例えば、搬送モータ41でプレゼンス通知する場合、搬送モータ41は用紙を搬送することなく搬送モータ41を回転駆動してその動作音によりにプレゼンスを通知する。例えば、短時間に搬送モータ41の回転方向を切り替えたりして動作音を大きくしてもよい。
プレゼンス要求のいくつかの形態について説明する。
<echoコマンドの利用>
echoコマンドとは、L2CAP層で接続したチャネル上のコマンドで、接続テスト行うためのコマンドであり、LAN(TCP/IP)の場合はPingコマンドに相当するコマンドである。以下、echoコマンドを利用したプレゼンス要求をエコー要求と、エコー要求に対する機器12の応答をエコー応答という。
RED :LED43 :赤色に点灯
Blue :LED43 :青色に点灯
Sound :スピーカ44 :音を出力
Motor :搬送モータ41 :搬送モータ41を駆動
Display:ディスプレイ42:ディスプレイ42のバックライトを点滅
携帯機器11のプレゼンスコマンド制御部31は、ディスプレイ11aに表示された機器12A〜12Cの一覧からいずれかが選択されると、プレゼンス要求するためのエコー要求コマンドを生成する。プレゼンスコマンド制御部31は、予め定められている制御方法を制御方法テーブル30から抽出してエコー要求のData欄に記述する。また、ユーザにより、所望のプレゼンス通知方法(LED43や搬送モータ41等)を選択することができ、この場合はユーザの選択に応じて制御方法テーブル30から制御方法を抽出しエコー要求のData欄に記述する。
HCIコマンドは、一部のコードがベンダーのデバッグ領域として開放されている。すなわちデバッグ領域については各ベンダーがコマンドを定義することができる。HCIコマンドのオペコードは16ビットになっており、上位6ビットOGF(OpCode Group Field)と下位10ビットOCF(OpCode Command Field)とから構成される。このうち、0xfc00(OGF=0x3f/OCF=0x000)から0xffff(OGF=0x3f/OCF=0xfff)までがデバッグ領域である。 したがって、デバッグ領域を利用することで、ベンダー拡張コマンドを定義することができる。
FC00 0x1 :LED43 :赤色に点灯
FC00 0x2 :LED43 :青色に点灯
FC00 0x3 :スピーカ44 :音を出力
FC00 0x4 :搬送モータ41 :搬送モータ41を駆動
FC00 0x5 :ディスプレイ42:ディスプレイ42のバックライトを点滅
図8(b)は定義されたプレゼンス要求コマンドの一例を示す。ここでは、OpCodeは「FC00」、Parameter0は「0x1(=RED)」、Lengthはパラメータが1つなので「1」である。
プレゼンス要求を拡張定義することなく、任意のコマンドを利用して送信することもできる。例えば、マスターとスレーブを接続してピコネットを形成するためのHCIコマンド(Create_Connection)を利用することができる。
Create_Connection :LED43 :赤色に点灯
Create_Connection :LED43 :青色に点灯
Create_Connection :スピーカ44 :音を出力
Create_Connection :搬送モータ41 :搬送モータ41を駆動
Create_Connection :ディスプレイ42:ディスプレイ42のバックライトを点滅
図11は、無線通信システム100が任意のHCIコマンドを用いてプレゼンス要求する手順を示すシーケンス図の一例である。
上述したように、携帯機器11がプレゼンス要求した機器12はプレゼンス通知するが、携帯機器11は図1に示したように複数の機器12と接続しているので、接続が確立した全ての機器12にプレゼンス通知することもできる。
12 機器
30 制御方法テーブル
31 プレゼンスコマンド制御部
32 プレゼンス通知部
33 判定部
40 デバイス装置
41 搬送モータ
42 ディスプレイ
43 LED
44 スピーカ
100 無線通信システム
Claims (10)
- 外部の機器と通信する機能を有すると共に、前記外部の機器に対し所定の機能を提供する通信装置であって、
存在通知を発する少なくとも1つ以上の通知手段と、
当該通信装置の存在通知を要求する存在通知要求情報と、存在通知を発する通知手段とが対応付けられた制御方法情報を記憶した制御方法記憶手段と、
前記存在通知要求情報を前記外部の機器から受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した前記存在通知要求情報に基づき前記制御方法情報を参照し、前記存在通知要求情報に対応づけられた前記通知手段による存在通知ができるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により通知できないと判定された場合に、代替する前記通知手段を決定する代替手段と、
前記受信手段が受信した前記存在通知要求情報に基づき前記制御方法情報を参照し、前記存在通知要求情報に対応づけられた前記通知手段、又は、前記判定手段による判定の結果、前記代替手段により決定された前記通知手段による存在通知の実行を制御する通知制御手段と、
前記存在通知要求情報に対する応答情報を、前記通知制御手段により制御され実行された前記通知手段についての情報を含めて、前記外部の機器に送信する応答手段と、
を有することを特徴とする通信装置。 - 前記通知手段は、音、光、又は、振動のいずれかの物理作用を外部に及ぼす、
ことを特徴とする請求項1記載の通信装置。 - a)前記通知手段が光源の場合、前記光源が点灯又は点滅し、
b)前記通知手段が音声出力手段の場合、前記音声出力手段から音又はメッセージを出力し、
c)前記通知手段が表示装置の場合、前記表示装置が点灯若しくは点滅し、又は、前記存在通知要求情報を受信する前と色を変えて点灯若しくは点滅し、
d)前記通知手段がモータの場合、前記モータが駆動し、
のいずれか1つの制御方法により前記通知手段は存在通知を発する、
ことを特徴とする請求項1又は2項記載の通信装置。 - 前記存在通知要求情報は、
ブルートゥース通信規格のechoコマンドのDataフィールドに含まれており、前記Dataフィールドに通知手段、又は、通知手段及び通知態様が記述されている、
ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の通信装置。 - 前記存在通知要求情報は、
ブルートゥース通信規格のホストコントロールインターフェイスの拡張コマンドであり、前記拡張コマンドのオペコードフィールドに通知要求が、1つ以上のパラメータフィールドに通知手段、又は、通知手段及び通知態様がそれぞれ記述されている、
ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の通信装置。 - 請求項1〜5いずれか1項記載の通信装置を搭載したプリンタ。
- 第1の通信装置と第2の通信装置が通信する通信システムにおいて、
前記第1の通信装置は、
前記第2の通信装置の識別情報を一覧表示する表示部と、
一覧表示された前記第2の通信装置からポインティングデバイスにより選択された前記第2の通信装置に、存在通知を要求する存在通知要求情報を送信する送信手段と、
を有し、
前記第2の通信装置は、
存在通知を発する少なくとも1つ以上の通知手段と、
当該通信装置の存在通知を要求する存在通知要求情報と、存在通知を発する通知手段とが対応付けられた制御方法情報を記憶した制御方法記憶手段と、
前記存在通知要求情報を前記第1の通信装置から受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した前記存在通知要求情報に基づき前記制御方法情報を参照し、前記存在通知要求情報に対応づけられた前記通知手段による存在通知ができるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により通知できないと判定された場合に、代替する前記通知手段を決定する代替手段と、
前記受信手段が受信した前記存在通知要求情報に基づき前記制御方法情報を参照し、前記存在通知要求情報に対応づけられた前記通知手段、又は、前記判定手段による判定の結果、前記代替手段により決定された前記通知手段による存在通知の実行を制御する通知制御手段と、
前記存在通知要求情報に対する応答情報を、前記通知制御手段により制御され実行された前記通知手段についての情報を含めて、前記第1の通信装置に送信する応答手段と、を有する、ことを特徴とする通信システム。 - 前記第2の通信装置が複数存在する場合、
前記第1の通信装置の前記送信手段は、一覧表示された前記第2の通信装置の全てに前記存在通知要求情報を送信し、
前記存在通知要求情報を受信した前記第2の通信装置の前記通知手段は前記制御方法情報に基づき存在通知を発する、
ことを特徴とする請求項7記載の通信システム。 - 第1の通信装置と第2の通信装置が通信する通信システムの通信方法において、
前記第1の通信装置は、
前記第2の通信装置の識別情報を表示部に一覧表示するステップと、
一覧表示された前記第2の通信装置からポインティングデバイスにより選択された前記第2の通信装置に、存在通知を要求する存在通知要求情報を送信するステップと、
を有し、
前記第2の通信装置は、
受信手段が、前記存在通知要求情報を前記第1の通信装置から受信するステップと、
判定手段が、前記受信手段が受信した前記存在通知要求情報に基づき、制御方法記憶手段に記憶された当該通信装置の存在通知を要求する存在通知要求情報と、存在通知を発する通知手段とが対応付けられた制御方法情報を参照し、前記存在通知要求情報に対応づけられた前記通知手段による存在通知ができるか否かを判定するステップと、
前記判定手段により通知できないと判定された場合に、代替手段が、代替する前記通知手段を決定するステップと、
通知制御手段が、前記受信手段が受信した前記存在通知要求情報に基づき前記制御方法情報を参照し、前記存在通知要求情報に対応づけられた前記通知手段、又は、前記判定手段による判定の結果、前記代替手段により決定された前記通知手段による存在通知の実行を制御するステップと、
通知手段が存在通知を発するステップと、
応答手段が、前記存在通知要求情報に対する応答情報を、前記通知制御手段により制御され実行された前記通知手段についての情報を含めて、前記第1の通信装置に送信するステップと、を有することを特徴とする通信方法。 - 外部の機器と通信する機能を有すると共に、前記外部の機器に対し所定の機能を提供する通信装置に搭載されたコンピュータに、
存在通知要求情報を前記外部の機器から受信する受信ステップと、
前記受信ステップにより受信された前記存在通知要求情報に基づき、制御方法記憶手段に記憶された当該通信装置の存在通知を要求する存在通知要求情報と、存在通知を発する通知手段とが対応付けられた制御方法情報を参照し、前記存在通知要求情報に対応づけられた前記通知手段による存在通知ができるか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより通知できないと判定された場合に、代替する前記通知手段を決定する代替通知手段決定ステップと、
前記受信ステップにより受信された前記存在通知要求情報に基づき前記制御方法情報を参照し、前記存在通知要求情報に対応づけられた前記通知手段、又は、前記判定ステップによる判定の結果、前記代替通知手段決定ステップにより決定された前記通知手段による存在通知の実行を制御する通知制御ステップと、
存在通知を発する通知ステップと、
前記存在通知要求情報に対する応答情報を、前記通知制御ステップにより制御され実行された前記通知手段についての情報を含めて、前記外部の機器に送信する応答ステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
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