JP6179437B2 - 機能実行装置 - Google Patents

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Description

本明細書では、端末装置と通信を実行するための機能実行装置を開示する。
特許文献1には、複合機をアクセスポイントに接続するための技術が開示されている。複合機は、周辺で無線ネットワークを形成しているアクセスポイントをサーチする。これにより、複合機は、アクセスポイントからSSIDを受信する。複合機は、受信済みのSSIDのリストを、表示部に表示する。ユーザによって接続対象のSSIDが選択されると、複合機は、選択されたSSIDのアクセスポイントと接続を実行する。
特開2010−74334号公報
上記の技術では、SSIDのリストに含まれる各SSIDに対応するアクセスポイントを、周囲に存在するアクセスポイントの中から特定することは困難である。
端末装置を用いて無線通信を実行すべき状況において、通信対象の機器を特定することが望まれる場合がある。
本明細書では、端末装置を用いて、機能実行装置を容易に特定し得る技術を提供する。
本明細書によって開示される機能実行装置は、プローブ受信部と、応答送信部と、第1の信号受信部と、判断部と、出力制御部と、を備える。プローブ受信部は、プローブ信号を端末装置から受信する。応答送信部は、プローブ信号に対する応答信号を端末装置に送信する。第1の信号受信部は、応答信号を送信した後に、特定機能を示す機能情報を含む第1の信号を、端末装置から受信する。判断部は、機能実行装置が、受信済みの第1の信号に含まれる機能情報によって示される特定機能を実行可能であるか否かを判断する。出力制御部は、特定機能を実行可能であると判断される場合に、機能実行装置の出力部に、前記特定機能が実行可能であることを示す第1の報知を出力させる。出力制御部は、特定機能を実行可能でないと判断される場合に、出力部に、第1の報知を出力させない。
上記の構成によると、機能実行装置が、特定機能を実行可能である場合に、第1の報知を出力することによって、端末装置のユーザは、特定機能を実行可能な機能実行装置を特定することができる。
機能実行装置は、さらに、第1の信号を受信した後に、機器を識別するために機器に固有に設定される第1の識別情報を含む第2の信号を受信してもよい。出力制御部は、受信済みの第2の信号に含まれる第1の識別情報が、機能実行装置を識別するための情報である場合に、出力部に、第1の識別情報が機能実行装置を識別するための情報であることを示す第2の報知を出力させてもよい。出力制御部は、第1の識別情報が、機能実行装置を識別するための情報でない場合に、出力部に、第2の報知を出力させなくてもよい。上記の構成によると、機能実行装置は、第2の報知を出力することによって、第1の識別情報が機能実行装置を識別するための情報であることを報知することができる。この結果、端末装置のユーザは、第1の識別情報で識別される機能実行装置を特定することができる。
第2の報知は、第1の報知と同じであってもよい。出力部によって、第1の報知が出力されている間に、第2の信号が受信される場合に、出力制御部は、第1の識別情報が、機能実行装置を識別するための情報である場合に、出力部に、第1の報知の出力を継続させ、第1の識別情報が、機能実行装置を識別するための情報でない場合に、出力部に、第1の報知の出力を停止させてもよい。この構成によると、出力部から出力される報知を適切に停止させることができる。
第2の信号受信部は、第2の信号を受信した後に、機器を識別するための第2の識別情報を含む第3の信号を、さらに受信してもよい。出力制御部は、出力部によって、第2の報知が出力されている間に、受信済みの第3の信号に含まれる第2の識別情報が、機能実行装置を識別するための情報でない場合に、出力部に、前記第2の報知の出力を停止させてもよい。この構成によると、第2の報知が出力されている状態であっても、機能実行装置を識別するための情報でない識別情報が受信される場合に、適切に第2の報知の出力を停止することができる。
機能実行装置は、第1の信号が受信されてからの期間を計測する計測部を、さらに備えていてもよい。出力部によって、第1の報知が出力されている間に、第1の信号が受信されてから所定期間が経過しても、第2の信号が受信されない場合に、出力制御部は、出力部を、第1の報知の出力を停止させてもよい。この構成によると、第1の報知の出力を適切に停止することができる。
本明細書によって開示される通信システムは、端末装置と複数個の機能実行装置とを含む。端末装置は、プローブ送信部と、応答受信部と、第1の信号送信部と、機能実行情報受信部と、表示制御部と、を備える。プローブ送信部は、プローブ信号を送信する。応答受信部は、プローブ信号に対する応答信号を、複数個の機能実行装置から受信する。第1の信号送信部は、複数個の機能実行装置に、特定機能を示す機能情報を含む第1の信号を送信する。機能実行情報受信部は、第1の信号に対する応答信号として、特定機能を実行可能であることを示す実行可能情報を、複数個の機能実行装置のうちの1個以上の特定の機能実行装置から受信する。表示制御部は、1個以上の特定の機能実行装置に関連する1個以上の関連情報を、表示部に表示させる。
機能実行装置は、プローブ受信部と、応答送信部と、第1の信号受信部と、判断部と、機能実行情報送信部と、出力制御部と、を備える。プローブ受信部は、プローブ信号を端末装置から受信する。応答送信部は、プローブ信号に対する応答信号を端末装置に送信する。第1の信号受信部は、応答信号を送信した後に、第1の信号を端末装置から受信する。判断部は、機能実行装置が、受信済みの第1の信号に含まれる機能情報によって示される特定機能を実行可能であるか否かを判断する。機能実行情報送信部は、特定機能を実行可能であると判断される場合に、実行可能情報を、第1の信号に対する応答信号として、端末装置に送信する。出力制御部は、特定機能を実行可能であると判断される場合に、機能実行装置の出力部に、特定機能が実行可能であることを示す第1の報知を出力させる。出力制御部は、特定機能を実行可能でないと判断される場合に、出力部に、第1の報知を出力させない。
上記の構成によると、複数個の機能実行装置のそれぞれが、特定機能を実行可能である場合に、第1の報知を出力することによって、端末装置のユーザは、複数個の機能実行装置の中から、特定機能を実行可能な機能実行装置を特定することができる。
端末装置は、さらに、ユーザによって指定される前記特定機能を受け付ける機能受付部を備えていてもよい。第1の信号送信部は、ユーザによって指定された特定機能を示す機能情報を含む第1の信号を送信してもよい。この構成によると、端末装置のユーザは、複数個の機能実行装置の中から、ユーザが望む機能を実行可能な機能実行装置を特定することができる。
端末装置は、さらに、表示部に表示されている1個以上の関連情報の中から、ユーザによって選択される1個の特定の関連情報を受け付ける情報受付部と、特定の関連情報に関連する機能実行装置と、無線通信設定を用いて接続を確立する第1の確立部と、を備えていてもよい。機能実行装置は、端末装置と、無線通信設定を用いて接続を確立する第2の確立部を備える。この構成によると、端末装置のユーザは、特定機能を実行可能な機能実行装置の中から、ユーザが利用することを望む機能実行装置を特定することができる。
また、上記の機能装置を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。また、上記の端末装置、当該端末装置を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 携帯端末の接続処理のフローチャートを示す。 機器の接続処理のフローチャートを示す。 携帯端末と機器とによって実行される各処理のシーケンス図を示す。 図4に続くケースAのシーケンス図を示す。 図4に続くケースBのシーケンス図を示す。 図4に続くケースCのシーケンス図を示す。
(通信システム2の構成)
図1に示されるように、通信システム2は、プリンタ10,200,300と、スキャナ400と、携帯端末100と、を備える。プリンタ10,200,300は、広い会場(例えば、イベント会場、工場内、オフィス内等)において、互いに離れた位置に設置されている。携帯端末100のユーザは、会場内を、携帯端末100を持って移動することができる。
(プリンタ10の構成)
プリンタ10は、印刷機能を実行可能な周辺機器(例えば携帯端末100の周辺機器)である。プリンタ10は、操作部12と、表示部14と、印刷実行部16と、無線LANインターフェース(以下ではインターフェースのことを「I/F」と記載する)20と、制御部30と、を備える。各部12〜30は、バス線(符号省略)に接続されている。
操作部12は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示をプリンタ10に与えることができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。印刷実行部16は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構である。印刷実行部16は、カラープリント機能と、モノクロプリント機能と、の両方を実行可能である。
無線LANI/F20は、Wi−Fi方式に従ったWi−Fi通信を実行するためのインターフェースである。Wi−Fi方式は、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.の略)の802.11の規格、及び、それに準ずる規格(例えば、802.11a,11b,11g,11n等)に従って、無線通信を実行するための無線通信方式である。制御部30は、無線LANI/F20を介して、Wi−Fi通信を実行することができる。より具体的に言うと、制御部30は、後述のWFD(Wi-Fi Directの略)方式の無線ネットワーク(以下では「WFDNW」(Wi-Fi Direct Networkの略)と呼ぶ)を利用して、無線LANI/F20を介して、Wi−Fi通信を実行することができる。
制御部30は、CPU32とメモリ34とを備える。メモリ34は、ROM、RAM、ハードディスク等によって構成される。CPU32は、メモリ34に格納されているプログラム36に従って、様々な処理(例えば後述の図3の処理)を実行する。
(WFD方式)
続いて、WFD方式について説明する。WFD方式は、Wi−Fi Allianceによって作成された規格書「Wi−Fi Peer−to−Peer(P2P) Technical Specification Version1.1」に記述されている無線通信方式である。
以下では、プリンタ10のように、WFD方式をサポートしている機器のことを「WFD機器」と呼ぶ。上記のWFDの規格書では、WFD機器の状態として、Group Owner状態(以下では「G/O状態」と呼ぶ)、クライアント状態(以下では「CL状態」と呼ぶ)、及び、デバイス状態の3つの状態が定義されている。WFD機器は、上記の3つの状態のうちの1つの状態で選択的に動作可能である。
G/O状態のWFD機器(即ちG/O機器)は、当該WFD機器が親局として動作する無線ネットワーク(即ちWFDNW)を形成する機器である。CL状態のWFD機器(即ちCL機器)は、WFDNWの子局として動作する機器である。デバイス状態のWFD機器(即ちデバイス機器)は、WFDNWに所属していない機器である。
G/O機器は、他の機器を介さずに、CL機器と対象データの無線通信を実行可能である。対象データは、OSI参照モデルのネットワーク層の情報、及び、ネットワーク層よりも上位層(例えばアプリケーション層)の情報を含むデータであり、例えば、印刷対象の画像を表わす印刷データを含む。また、G/O機器は、一対のCL機器の間の対象データの無線通信を中継可能である。このように、WFDNWでは、各機器は、当該各機器とは別体に構成されているアクセスポイント(以下では「AP」と呼ぶ)を介さずに、対象データの無線通信を実行することができる。即ち、WFD方式は、APが利用されない無線通信方式であると言える。
また、G/O機器は、WFDNWに所属していないデバイス機器と対象データの無線通信を実行することができないが、デバイス機器と接続用データの無線通信を実行して、デバイス機器との無線接続を確立することができる。これにより、G/O機器は、デバイス機器をWFDNWに参加させることができる。
接続用データは、OSI参照モデルのネットワーク層よりも下位層(例えば、物理層、データリンク層等)の情報を含むデータ(即ち、ネットワーク層の情報を含まないデータ)である。接続用データは、WFD方式に特有である特有データを含むWFD接続用データと、特有データを含まない通常接続用データと、のどちらかに分類される。
通常接続用データは、例えば、Probe Request/Response信号、Authentication Request/Response信号、Association Request/Response信号、WSC Exchange信号、4-Way Handshake信号等を含む。Probe Request信号は、無線ネットワークの親局として動作する機器(例えば、G/O機器、AP)をサーチするための信号であり、Probe Response信号は、その応答信号である。Authentication Request信号は、認証方式を確認するための信号であり、Authentication Response信号は、その応答信号である。Association Requestは、接続を要求するための信号であり、Association Response信号は、その応答信号である。WSC Exchange信号は、パスワード等の各種情報を供給するための信号である。4-Way Handshake信号は、認証を実行するための信号である。
また、WFD接続用データは、上記の通常接続用データに加えて、WFD方式に特有である特有データとして、例えば、Invitation Request/Response信号、Provision Discovery Request/Response信号等を含む。Invitation Request信号は、WFDNWに参加することを指示するための信号であり、Invitation Response信号は、その応答信号である。Provision Discovery Request信号は、WPS(Wi-Fi Protected Setupの略)の方式(例えば、プッシュボタン方式、PINコード方式等)を確認するための信号であり、Provision Discovery Response信号は、その応答信号である。
また、上記の接続用データの他に、WFD方式に従って、無線接続が確立されていない機器(例えばG/O機器とデバイス機器との間、2個のデバイス機器の間)は、Service Discoveryパケットと、Service Discoveryパケットに対する応答と、を用いた無線通信を実行可能である。
Service Discoveryパケット及びその応答は、通常のWi−Fiに従った無線通信では用いられない信号である。Service Discoveryパケット及びその応答は、通常、通信対象の機器が、どのような機能(例えばプリント機能)を実行可能であるかを、当該通信対象の機器に確認するために用いられる信号である。なお、Service Discoveryパケット及びその応答は、OSI参照モデルのネットワーク層よりも下位層(例えば、物理層、データリンク層等)の情報を含むデータ(即ち、ネットワーク層の情報を含まないデータ)である。
(プリンタ200,300の構成)
プリンタ300は、プリンタ10と同様の構成を有する。プリンタ300の印刷実行部は、カラープリント機能と、モノクロプリント機能と、の両方を実行可能である。なお、プリンタ200は、印刷実行部を除いて、プリンタ10と同様の構成を有する。プリンタ200の印刷実行部は、モノクロプリント機能を実行可能であるが、カラープリント機能を実行可能でない。
(スキャナ400の構成)
スキャナ400は、プリンタ10の印刷実行部16に替えて、図示省略したスキャン実行部を備える。スキャン実行部は、CCD、CIS等のスキャン機構である。
(携帯端末100の構成)
携帯端末100は、例えば、携帯電話(例えばスマートフォン)、PDA、ノートPC、タブレットPC、携帯型音楽再生装置、携帯型動画再生装置等の可搬型の端末装置である。携帯端末100は、操作部112と、表示部114と、無線LANI/F120と、制御部130と、を備える。各部112〜130は、バス線(符号省略)に接続されている。
操作部112は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部112を操作することによって、様々な指示を携帯端末100に与えることができる。表示部114は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。無線LANI/F120は、無線LANI/F20と同様、Wi−Fi方式に従ったWi−Fi通信を実行するためのインターフェースである。
制御部130は、CPU132とメモリ134とを備える。メモリ134は、ROM、RAM、ハードディスク等によって構成される。CPU132は、メモリ134に格納されているプログラム136に従って、様々な処理を実行する。プログラム136は、機器(例えばプリンタ10、スキャナ400)に機能(例えばプリント機能、スキャン機能等)を実行させるためのアプリケーション(以下では「機器用アプリケーション」と呼ぶ)を含む。機器用アプリケーションは、例えば、機器のベンダによって提供されるサーバから携帯端末100にインストールされてもよいし、機器と共に出荷されるメディアから携帯端末100にインストールされてもよい。
(携帯端末100が実行する接続処理;図2)
携帯端末100のユーザは、携帯端末100を利用して、携帯端末100に格納されているデータを用いた印刷を、プリンタに実行させることを望む場合がある。あるいは、原稿のスキャンデータを、携帯端末100に格納することを望む場合がある。携帯端末100が、WFDNWに参加していない状況、即ち、携帯端末10がデバイス状態である状況では、ユーザは、携帯端末100に、実行を希望する機能(例えばプリント機能、スキャン機能)を実行可能な機器と同一のWFDNWに所属させる必要がある。この場合、ユーザは、携帯端末100の操作部112を操作することによって、機器用アプリケーションを起動させる。機器用アプリケーションが起動されると、CPU132は、図2の接続処理を実行する。
S10では、CPU132は、Probe Request信号をブロードキャストによって送信する。S12では、CPU132は、Probe Request信号の応答として、Probe Response信号を受信することを監視している。CPU132は、Probe Request信号を送信してから、所定の待機期間が経過してもProbe Response信号が受信されない場合(S12でNO)、接続処理を終了する。一方、CPU132は、Probe Request信号を送信してから、所定の待機期間が経過するまでに、1個以上の機器(即ち、G/O機器、デバイス機器)からProbe Response信号が受信されると(S12でYES)、S14に進む。Probe Response信号は、機器のデバイス名を含む。なお、Probe Request信号を送信してProbe Response信号を受信することによって、プリンタ10の周囲に存在するG/O機器を見つけるための処理がScan処理であり、プリンタ10の周囲に存在するデバイス機器を見つけるための処理がSearch処理である。
S14では、CPU132は、受信済みの1個以上のProbe Response信号に含まれる1個以上のデバイス名を示す機器リストを、表示部114に表示させる。なお、変形例では、デバイス名に代えて、SSIDを機器リストに示してもよい。S16では、CPU132は、機器リストとともに、第1の機能指定リストを、表示部114に表示させる。第1の機能指定リストは、プリント機能と、スキャン機能と、を表す文字列を含む。
ユーザは、表示部114に第1の機能指定リストが表示されると、ユーザが望む第1の機能(例えばプリント機能)を選択する第1の機能指定操作(例えば文字列「プリント機能」を選択する操作)を、操作部112に実行する。S16では、CPU132は、ユーザによる第1の機能指定操作を受け付けることを監視している。
なお、CPU132は、S16の機能指定操作を監視している間、S10〜S14の処理を定期的に実行する。これにより、1回目のS10でProbe Request信号が送信された後に、携帯端末100と通信不可能(例えば電源OFF)から通信可能(例えば電源ON)に切り替えられた機器のデバイス名を含む機器リストを表示することができる。また、1回目のS10でProbe Request信号が送信された後に、携帯端末100と通信可能(例えば電源ON)から通信不可能(例えば電源OFF)に切り替えられた機器のデバイス名を含まない機器リストを表示することができる。
機能指定操作を受け付けると(S16でYES)、CPU132は、機器リストに含まれる1個以上の機器のそれぞれに対して、指定済みの機能を実行可能であるか否かの機能問合せを送信する。具体的には、CPU132は、機能問合せとして、WFD方式のService Discoveryパケットを送信する。Service Discoveryパケットは、指定済みの機能を示す機能情報と、デバイス名と、を含む。Service Discoveryパケットに含まれる機能情報は、問合せ内容を示すための情報であり、Service Discoveryパケットに含まれるデバイス名は、Service Discoveryパケットの送信先を示すための情報である。
S20では、CPU132は、機能問合せに対する応答が受信されることを監視する。所定の待機期間が経過する前に、応答が受信される場合(S20でYES)、S22の処理をスキップして、S24に進む。一方、CPU132は、所定の待機期間が経過しても、応答が受信されない場合(S20でNO)、S22において、CPU132は、S18で送信された機能問合せの送信先の機器を示すデバイス名を、機器リストから消去して、S24に進む。この結果、表示部114に表示される機器リストは、S20において、機器問合せに対する応答が受信された機器(即ち、S16で受け付けた機能を実行可能な機器)のデバイス名を含み、機器問合せに対する応答が受信されなかった機器(S16で受け付けた機能を実行可能でない機器)のデバイス名を含まない。なお、変形例では、CPU132は、機能問合せに対する応答が受信されると、応答に含まれるデバイス名を示す機器リストを新たに生成し、機器リストを更新してもよい。
S24では、CPU132は、S14で表示された機器リストに含まれる全てのデバイス名の機器に、機能問合せを送信したか否かを判断する。機能問合せを送信していない機器のデバイス名が存在する場合(S24でNO)、S18に戻る。一方、全ての機器に機能問合せが送信された場合(S24でYES)、S26に進む。
S26では、CPU132は、機器リストの他に、第2の機能指定リストを、表示部114に表示させる。第2の機能指定リストは、S16によって指定された機能に応じて異なる。例えば、S16において、プリント機能が指定された場合、CPU132は、カラープリント機能と、モノクロプリント機能と、を含む第2の機能指定リストを、表示部114に表示させる。また、例えば、S16において、スキャン機能が指定された場合、CPU132は、カラースキャン機能と、モノクロスキャン機能と、を含む第2の機能指定リストを、表示部114に表示させる。言い換えると、第2の機能指定リストは、第1の機能指定リストによって指定された機能を、より詳細な機能(即ち第1の機能指定リストによって指定された機能よりも下位概念の機能)を指定するためのリストということができる。
ユーザは、表示部114に第2の機能指定リストが表示されると、ユーザが望む第2の機能(例えばカラープリント機能)を選択する第2の機能指定操作を、操作部112に実行可能である。また、ユーザは、表示部114に表示されている機器リストの中から、1個のデバイス名を選択する機器選択操作を、操作部112に実行可能である。S26では、CPU132は、ユーザによって、第2の機能指定操作が実行されるか、機器選択操作を実行されるかを監視している。第2の機能指定操作を受け付ける場合(S26でYES)、S18に戻る。
一方、CPU132では、機器選択操作を受け付ける場合(S26でNO)、S28において、CPU132は、S26において、機器リストに含まれるデバイス名のうち、選択されたデバイス名に、記号(例えばデバイス名を表す文字列の前に黒丸)が付された機器リストを、表示部112に表示させる。
なお、CPU132は、S26の機器選択操作を監視している間、S18〜S24の処理を定期的に実行する。これにより、機器の通信状況(即ち携帯端末100と通信可能であるか否か)の変化に対応する機器リストを、表示することできる。
次いで、S30では、CPU132は、各機器10,200〜400に対して、機器問合せを送信する。具体的には、CPU132は、機器問合せとして、WFD方式のService Discoveryパケットを送信する。Service Discoveryパケットは、選択済みのデバイス名を含む。即ち、Service Discoveryパケットは、S12で受信されたProbe Response信号に含まれるデバイス名を含む。Service Discoveryパケットに含まれるデバイス名は、問合せ内容を示すための情報であり、Service Discoveryパケットの送信先を示すための情報でもある。なお、変形例では、Service Discoveryパケットは、デバイス名とともに、あるいはデバイス名に代えて、SSID、MACアドレス等、機器に応じて一意に特定される機器固有の情報を含んでいてもよい。機器固有の情報は、S12で受信されたProbe Response信号に含まれる情報であってもよいし、Probe Response信号とは別に取得される情報であってもよい。
S10〜S30では、携帯端末100と機器との無線通信は、OSI参照モデルのネットワーク層よりも下位層を用いて、即ち、OSI参照モデルのネットワーク層以上の通信層を用いずに、実行される。
次いで、S32では、CPU132は、ユーザによって、さらに、機器選択操作を実行されるかを監視している。機器選択操作を受け付ける場合(S32でYES)、S28に戻る。一方、機器選択操作を受け付けない場合(S32でNO)、S34において、CPU132は、ユーザによって、操作部112に接続操作が実行されることを監視する。接続操作は、表示部114に表示される接続ボタンの操作と、機器リストの中からデバイス名を選択する操作と、を含む。
S36では、CPU132は、ユーザによって接続操作を受け付ける(S34でYES)と、接続操作によって選択されたデバイス名によって示される機器(例えばプリンタ10)と、接続を確立する。
具体的には、CPU132は、接続要求(即ちAssociation Request信号)を、接続操作によって選択されたデバイス名の機器(以下では「対象機器」と呼ぶ)に送信し、対象機器とG/Oネゴシエーションを実行する。G/Oネゴシエーションでは、CPU132は、携帯端末100のG/O優先度を示す情報を対象機器に送信すると共に、対象機器のG/O優先度を示す情報を対象機器から受信する。G/O優先度は、G/O状態になるべき程度を示す指標であり、各機器において予め決められている。
CPU132は、携帯端末100のG/O優先度と対象機器のG/O優先度とを比較して、優先度が高い方の機器がG/O状態になることを決定し、優先度が低い方の機器がCL状態になることを決定する。対象機器も同様に、プリンタ10のG/O優先度と対象機器のG/O優先度とに基づいて、G/O状態及びCL状態を決定する。
G/Oネゴシエーションにおいて、携帯端末100がG/O状態になることが決定される場合には、CPU132は、予めメモリ134に記憶されているWFD無線設定情報を対象機器に供給する。WFD無線設定情報は、認証方式、暗号化方式、パスワード、SSID、BSSID(Basic Service Set Identifierの略)等を含む。WFD無線設定情報に含まれる認証方式、暗号化方式、及び、パスワードは、WFDNWにおいて、認証及び暗号化のために利用される情報である。WFD無線設定情報に含まれるSSIDは、WFDNWを識別するためのネットワーク識別子である。WFD無線設定情報に含まれるBSSIDは、G/O機器のMACアドレスである。なお、以下では、無線設定情報のことを「WSI(Wireless Setting Informationの略)」と呼ぶ。
CPU132がWFDWSIを対象機器に供給すれば、対象機器は、WFDWSIに従った認証の実行を携帯端末100に要求する(即ちAuthentication Request信号)。CPU132は、認証を実行して、当該認証が成功すれば、プリンタ10と対象デバイス機器との間に接続が確立される。CPU132は、対象デバイス機器のMACアドレスを、プリンタ10の管理リストに登録する。これにより、携帯端末100は、G/O機器としてWFDNWに新たに所属し(即ち、WFDNWを新たに形成し)、対象機器は、CL機器としてWFDNWに新たに所属する。
一方において、G/Oネゴシエーションにおいて、携帯端末100がCL状態になることが決定される場合には、対象機器は、WFDWSIを準備して、WFDWSIを携帯端末100に供給する。CPU132は、対象機器からWFDWSIを取得して、WFDWSIに従った認証の実行を対象機器に要求する。対象機器が認証を実行して、当該認証が成功すれば、携帯端末100と対象機器との間に接続が確立される。対象機器は、携帯端末100のWFDMACを、対象デバイス機器の管理リストに登録する。これにより、対象デバイス機器は、G/O機器としてWFDNWに新たに所属し(即ち、WFDNWを新たに形成し)、携帯端末100は、CL機器としてWFDNWに新たに所属する。
これにより、接続が確立されると、携帯端末100と接続が確立された機器との無線通信は、OSI参照モデルのネットワーク層以上の通信層を用いて実行される。
(機器が実行する接続処理;図3)
以下では、図3を参照して、プリンタ10,200,300及びスキャナ400のそれぞれが実行する処理を説明する。ここでは、プリンタ10のCPU32が実行する処理を説明するが、プリンタ200,300及びスキャナ400のCPUは、それぞれ、プリンタ10のCPU32と同様の処理を実行する。
CPU32は、プリンタ10の電源がOFFからONに切り替えられると、本処理を実行する。S50では、CPU32は、Probe Request信号が受信されることを監視している。Probe Request信号が受信されると(S50でYES)、S52において、CPU32は、Probe Request信号の送信元(例えば携帯端末100)に、Probe Response信号を送信する。Probe Response信号は、プリンタ10のデバイス名を含む。
次いで、S54では、CPU32は、Probe Request信号の送信元(例えば携帯端末100)から、機能問合せが受信されることを監視する。機能問合せが受信されない場合(S54でNO)、S50に戻る。一方、Probe Response信号を送信してから所定の待機時間内に、機能問合せが受信される場合(S54でYES)、S56において、CPU32は、機能問合せに含まれる機能情報によって示される機能(例えばプリント機能)が実行可能であるか否かを判断する。
プリンタ10が機能情報によって示される機能を実行可能でないと判断される場合(S56でNO)、S78に進む。一方、プリンタ10が機能情報によって示される機能を実行可能であると判断される場合(S56でYES)、S58において、CPU32は、機能を実行可能であることを示す応答を、機能問合せの送信元に送信する。
次いで、S60では、CPU32は、表示部14を点滅させる。なお、既に表示部14が点滅されている場合、CPU32は、表示部14の点滅を停止させずに、継続的に表示部14を点滅させる。そして、S62において、CPU32は、制御部30内のタイマのカウント値をリセットし、カウントを開始する。S64では、CPU32は、S54又は後述するS65において、機能問合せが受信されてから、所定期間が経過したか否かを判断する。S64の所定期間は、機能問合せの送信元(例えば携帯端末100)が、機能問合せ(即ちService Discovery)を繰り返し送信する間隔よりも長い。S64では、具体的には、S62でリセットされたタイマのカウント値が「0」である場合に、所定期間が経過した(S64でYES)と判断し、タイマのカウント値が「0」より大きい場合に、所定期間が経過していない(S64でNO)と判断する。S64でYESの場合にS78に進み、S64でNOの場合にS65に進む。
S65では、CPU32は、機能問合せが受信されるか否かを判断する。機能問合せが受信される場合に(S65でYES)、S56に戻る。一方、機能問合せが受信されない場合に(S65でNO)、S66において、CPU32は、機能問合せの送信元(例えば携帯端末100)から、機器問合せが受信されるか否かを判断する。機器問合せが受信されない場合に(S66でNO)、S64に戻る。一方、機能問合せが受信される場合に(S66でYES)、S68において、CPU32は、機能問合せに含まれるデバイス名が、プリンタ10のデバイスと一致するか否かを判断する。機能問合せに含まれるデバイス名が、プリンタ10のデバイスと一致しない場合(S68でNO)、S78に進む。
一方、機能問合せに含まれるデバイス名が、プリンタ10のデバイス名と一致する場合(S68でYES)、S70において、CPU32は、機器問合せの応答として、デバイス名が一致したことを示す応答を、機器問合せの送信元に送信する。次いで、S72において、CPU32は、CPU32は、表示部14を点滅させる。なお、既に表示部14が点滅されている場合、CPU32は、表示部14の点滅を停止させずに、継続的に表示部14を点滅させる。
S73では、CPU32は、制御部30内のタイマをリセットし、カウントを開始する。次いで、S74では、CPU32は、S64と同様の手法で、S66で機器問合せが受信されてから、所定期間が経過したか否かを判断する。所定期間が経過した場合(S74でYES)、CPU32は、S78に進む。S74の所定期間は、S64の所定期間と同じであり、機器問合せの送信元(例えば携帯端末100)が、機器問合せ(即ちService Discovery)を繰り返し送信する間隔よりも長い。なお、変形例では、S74の所定期間は、S64の所定期間と異なっていてもよい。
一方、所定期間が経過していない場合に(S74でNO)、S76において、CPU32は、接続確立処理を実行すべきか否かを判断する。具体的には、機器問合せの送信元(例えば携帯端末100)が送信するG/O優先度を示す情報が受信される場合(例えば図2のS40)に、接続確立処理を実行すべきであると判断し、G/O優先度を示す情報が受信されない場合に接続確立処理を実行すべきでない(S76でNO)と判断する。S76でNOの場合にS65に戻る。一方、接続確立処理を実行すべきであると判断される場合、G/O優先度を示す情報の送信元と接続を確立してWFDNWを形成して、S78に進む。
S78では、CPU32は、表示部14の点滅を停止させて、S50に戻る。なお、表示部14が点滅されていない場合、CPU32は、S78の処理をスキップして、S50に戻る。図2の携帯端末100の接続処理で説明されるように、機能問合せの送信元は、機能問合せ(即ちService Discovery)を、定期的に送信する。また、機器問合せの送信元は、機器問合せ(即ちService Discovery)を、定期的に送信する。このため、通常、プリンタ10と各問合せの送信元とが通信可能な状況では、表示部14の点滅が開始されると、S56又はS68においてNOと判断されるか、あるいは、接続が確立されるまで、表示部14の点滅は継続される。
S50〜S76では、プリンタ10と各信号の送信元の無線通信は、OSI参照モデルのネットワーク層よりも下位層を用いて、即ち、OSI参照モデルのネットワーク層以上の通信層を用いずに、実行される。S76の処理によって接続が確立されると、プリンタ10と接続が確立された装置との無線通信は、OSI参照モデルのネットワーク層以上の通信層を用いて実行される。
(本実施例の効果)
続いて、図4〜図7を参照して、プリンタ10,200,300、スキャナ400(以下では、まとめて「機器10,200〜400」と呼ぶ)及び携帯端末100によって実現される具体例を説明する。図4〜図7は、携帯端末100が図2の各処理を実行し、機器10,200〜400が、それぞれ図3の各処理を実行することによって実現される。
(機器の検索処理;図4)
図4の初期状態では、機器10,200〜400は、それぞれデバイス状態である。携帯端末100のユーザは、操作部112を操作することによって、機器用アプリケーションを起動させる。この結果、携帯端末100は、Probe Request信号をブロードキャストによって送信する(図2のS10)。
機器10,200〜400は、それぞれ、Probe Request信号を受信する(図3のS50でYES)と、Probe Response信号を、携帯端末100に送信する(S52)。
携帯端末100は、機器10,200〜400から、Probe Response信号を受信する(図2のS12でYES)と、Probe Response信号に含まれるデバイス名(例えば「プリンタ10」、「プリンタ200」)が示される機器リストを、表示部114に表示する(S14)。携帯端末100は、さらに、「プリント機能」と「スキャン機能」とを含む第1の機能指定リストを表示させる。ユーザは、操作部112に、第1の機能指定操作を実行することによって、「プリント機能」を指定する(S16でYES)。携帯端末100は、「プリント機能」の選択を受け付けると、プリント機能を示す機能情報を含む機能情報と、デバイス名と、を含む機能問合せを、機器リストに含まれるデバイス名の機器10,200〜400のそれぞれに送信する(S18)。
プリンタ10は、機能問合せを受信すると(図3のS54でYES)、プリンタ10がプリント機能を実行可能であると判断して(S56でYES)、プリント機能を実行可能であることを示す応答を、携帯端末100に送信する(S58)。プリンタ10は、表示部14の点滅を開始する(S60)とともに、タイマをリセットしてカウントを開始する(S62)。プリンタ200,300は、プリンタ10と同様に、プリント機能を実行可能であると判断して(S56でYES)、図3のS58〜S62の処理を実行する。
一方、スキャナ400は、印刷実行部を有しておらず、プリント機能を実行することができない。スキャナ400は、機能問合せを受信すると(図3のS54でYES)、スキャナ400がプリント機能を実行可能でないと判断する(S56でNO)。この場合、スキャナ400は、機能問合せに対する応答を携帯端末100に送信せず、かつ、表示部を点滅させず(即ちS58〜S62の処理を実行せず)、接続処理を終了する。
携帯端末100は、機器リストに含まれるデバイス名のうち、機能問合せを送信してから所定期間を経過しても、機能問合せに対する応答が受信されないスキャナ400のデバイス名を、機器リストから消去する(図2のS22)。この結果、機器リストには、プリント機能を実行可能なプリンタ10,200,300のデバイス名のみが示される。これにより、ユーザは、機器10,200〜400のうち、プリント機能を実行可能なプリンタ10,200,300のデバイス名を、機器リストを用いて特定することができる。また、プリンタ10,200,300の表示部が点滅しているため、ユーザは、プリント機能を実行可能なプリンタ10,200,300自体(即ち設置場所)を容易に特定することができる。
(携帯端末100が携帯端末100に最も近いプリンタ10と接続するケース;図5)
図4の処理が終了すると、携帯端末100は、機器リストとともに、第2の機能指定リストを、表示部112に表示する。第2の機能指定リストは、プリント機能の詳細な機能である、「カラープリント」及び「モノクロプリント」を含む。変形例では、第2の機能指定リストは、「カラープリント」及び「モノクロプリント」を示す文字列に代えて、あるいは、これらとともに「両面印刷」、「2IN1印刷」等の他の機能を含んでいてもよい。
ユーザは、操作部112に、第2の機能指定操作を実行することによって、「カラープリント」を選択する(S26でYES)。携帯端末100は、「カラープリント」の選択を受け付けると、カラープリント機能を示す機能情報を含む機能情報と、デバイス名と、を含む機能問合せを、機器リストに含まれるデバイス名のプリンタ10,200,300のそれぞれに送信する(S18)。
プリンタ10は、機能問合せを受信すると(図3のS65でYES)、プリンタ10がカラープリント機能を実行可能であると判断して(S56でYES)、プリント機能を実行可能であることを示す応答を、携帯端末100に送信する(S58)。プリンタ10は、表示部14の点滅を継続する(S60)とともに、タイマをリセットしてカウントを再開する(S62)。プリンタ300は、プリンタ10と同様に、カラープリント機能を実行可能であると判断して(S65でYES)、図3のS58〜S62の処理を実行する。
一方、プリンタ200は、カラープリント機能を有する印刷実行部を有しておらず、カラープリント機能を実行することができない。プリンタ200は、機能問合せを受信すると(図3のS54でYES)、プリンタ200がカラープリント機能を実行可能でないと判断する(S56でNO)。この場合、プリンタ200は、機能問合せに対する応答を携帯端末100に送信せず、表示部の点滅を停止して(S78)、接続処理を終了する。これにより、プリンタ200は、プリンタ200の表示部の点滅を適切に停止することができる。
携帯端末100は、機器リストに含まれるデバイス名のうち、機能問合せを送信してから所定期間を経過しても、機能問合せに対する応答が受信されないプリンタ200のデバイス名を、機器リストから消去する(図2のS22)。この結果、機器リストには、カラープリント機能を実行可能なプリンタ10,300のデバイス名のみが示される。これにより、ユーザは、機器10,200〜400のうち、カラープリント機能を実行可能なプリンタ10,300のデバイス名を、機器リストを用いて特定することができる。また、カラープリント機能を実行可能なプリンタ10,300の表示部が点滅しているために、ユーザは、カラープリント機能を実行可能なプリンタ10,300自体を容易に特定することができる。
ユーザは、プリンタ10,300のどちらのプリンタを利用しても、カラープリント機能を実行させることができる。この状況で、ユーザは、プリンタ10,300のうち、携帯端末100により近い位置に設置されているプリンタを利用することを望む。しかしながら、機器リスト、及び、プリンタ10,300の表示部を確認しても、携帯端末100により近い位置に配置されているプリンタが、プリンタ10,300のいずれであるかを判断することは難しい。
このため、ユーザは、機器リストに示されるデバイス名のうち、「プリンタ300」を選択する機器選択操作を実行する。携帯端末100は、機器リストのうち、選択済みの「プリンタ300」に、黒丸記号を付す(S28)。そして、携帯端末100は、機器選択操作を受け付けると(図2のS26でNO)、選択済みの「プリンタ300」を示す機器情報を含む機器問合せを送信する(S30)。
プリンタ10は、「プリンタ300」を示す機器情報を含む機器問合せを受信すると(図3のS66でYES)、機器問合せに含まれるデバイス名がプリンタ10のデバイス名「プリンタ10」と一致しないと判断し(S68でNO)、表示部14の点滅を停止させる(S78)。これにより、プリンタ10は、表示部14の点滅を適切に停止することができる。
一方、プリンタ300は、機器問合せを受信すると(図3のS66でYES)、機器問合せに含まれるデバイス名がプリンタ300のデバイス名「プリンタ300」と一致すると判断し(S68でYES)、機器問合せに対する応答を送信する(S70)。また、プリンタ300は、タイマをリセットする(S73)。この結果、プリンタ300の表示部は、継続して点滅する。
次いで、ユーザは、機器リストに示されるデバイス名のうち、「プリンタ10」を選択する機器選択操作を実行する。携帯端末100は、機器リストのうち、選択済みの「プリンタ10」に、黒丸記号を付す(図2のS28)。そして、携帯端末100は、機器選択操作を受け付けると(S32でYES)、選択済みの「プリンタ10」を示す機器情報を含む機器問合せを送信する(S30)。この結果、プリンタ300の表示部は点滅しており、プリンタ10の表示部14は点滅していない。これにより、ユーザは、機器リストの「プリンタ300」に対応するプリンタ300自体を特定することができる。
プリンタ10は、機器問合せを受信すると(図3のS66でYES)、機器問合せに含まれるデバイス名がプリンタ10のデバイス名「プリンタ10」と一致すると判断し(S68でYES)、機器問合せに対する応答を送信する(S70)。プリンタ10の表示部の点滅は停止しているため(S71でYES)、プリンタ10は、表示部14の点滅を開始する(S72)。また、プリンタ10は、タイマをリセットする(S73)。
プリンタ300は、機器問合せを受信すると(図3のS66でYES)、機器問合せに含まれるデバイス名がプリンタ300のデバイス名「プリンタ300」と一致しないと判断し(S68でNO)、表示部14の点滅を停止させる(S78)。この結果、プリンタ10の表示部14は点滅しており、プリンタ300の表示部は点滅していない。これにより、ユーザは、機器リストの「プリンタ10」に対応するプリンタ10自体を特定することができる。ユーザは、携帯端末100により近い位置に設置されているプリンタ10を特定することができる。
ユーザは、特定されたプリンタ10を示す文字列「プリンタ10」を、機器リストから選択する操作を含む接続操作を、操作部12に実行する。携帯端末100は、接続操作を受け付けると(図2のS34でYES)、プリンタ10と接続を確立する(図2のS36、図3のS76でYES)。
プリンタ10は、携帯端末100と接続が確立されると、表示部14の点滅を停止して(図3のS78)。
これにより、ユーザは、携帯端末100の操作部114を操作することによって、携帯端末100と接続されているプリンタ10に、カラープリント機能を実行させることができる。
(携帯端末100に終了操作が実行されるケースB;図6)
図6のケースBでは、携帯端末100がカラープリント機能を示す機能情報を含む機能問合せを、プリンタ10,200,300に送信した結果(図2のS18)、プリンタ10,300から、応答を受信し(S20でYES)、機器リストからデバイス名「プリンタ200」を消去する(図2のS22)までの処理は、図5の処理と同様である。
この状況では、プリンタ10,300の表示部が点滅している。この状況において、例えば、携帯端末100の近くにプリンタ10,300の両方が存在しない、あるいは、他の機能(例えばスキャン機能)の実行を望む等、ユーザが処理を中止することを望む場合がある。この場合、ユーザは、携帯端末100の電源をONからOFFに切り替える、あるいは、操作部114の終了キーを操作する等の終了操作を実行する。ユーザによって、終了操作が実行されると、携帯端末100は、機器リストを、表示部114から消去し、さらに、機器用アプリケーションを終了する。これにより、携帯端末100は、機能問合せを繰り返し送信する処理を停止する。
プリンタ10,300は、カラープリント機能を示す機能情報を含む機能問合せを、携帯端末100から受信した後、所定期間が経過しても、機能問合せ及び機器問合せを受信しないために(図3のS64でYES)、表示部の点滅を停止する(S78)。これにより、プリンタ10,300は、処理を終了することを示す信号を、終了操作後に携帯端末100から受信しなくても、表示部の点滅を停止することができる。
(携帯端末100がプリンタ300と無線通信不可能となるケースC;図7)
図7のケースCでは、携帯端末100がカラープリント機能を示す機能情報を含む機能問合せを、プリンタ10,200に送信した結果、プリンタ10から、応答を受信し(S20でYES)、機器リストからデバイス名「プリンタ200」を消去する(図2のS22)までの処理は、図5の処理と同様である。
携帯端末100が、カラー機能を示す機能情報を含む機能問合せに対する応答を、プリンタ300から受信してから、カラープリント機能を示す機能情報を含む機能問合せを、プリンタ300に送信するまでの期間に、携帯端末100が、プリンタ300と無線通信を実行することができなくなる場合がある。例えば、携帯端末100とプリンタ300との間に位置する扉が閉じられると、携帯端末100が、プリンタ300と無線通信を実行することができなくなる。この場合、携帯端末100は、機能問合せに対する応答を、プリンタ300から受信することができない(図2のS20でNO)。この場合、携帯端末100は、機器リストから、プリンタ300のデバイス名「プリンタ300」を、消去する(図2のS22)。これにより、ユーザは、携帯端末100を利用して、プリンタ300にカラープリント機能を実行させることができないことを知ることができる。
一方、プリンタ300は、カラープリント機能を示す機能情報を含む機能問合せを、携帯端末100から受信した後、所定期間が経過しても、機能問合せ及び機器問合せを受信しないために(図3のS64でYES)、表示部の点滅を停止する(S78)。これにより、プリンタ300は、処理を終了することを示す信号を、終了操作後に携帯端末100から受信しなくても、表示部の点滅を停止することができる。
(対応関係)
プリンタ10,200,300及びスキャナ400が、それぞれ「機能実行装置」の一例であり、携帯端末100が「端末装置」の一例である。Probe Request信号、Probe Response信号のそれぞれが、「プローブ信号」、「応答信号」の一例である。機能問合せが、「第1の信号」の一例であり、機器問合せが、「第2の信号」、「第3の信号」の一例である。表示部14の点滅が、「第1の報知」及び「第2の報知」の一例である。表示部14が「出力部」の一例である。
図3のS50でProbe Request信号を受信する処理が、「プローブ受信部」が実行する処理の一例である。S52のProbe Response信号を送信する処理が、「応答送信部」が実行する処理の一例である。S54、S65で機能問合せを受信する処理が、「第1の信号受信部」が実行する処理の一例である。S56における判断処理が、「判断部」が実行する処理の一例である。S66で機器問合せを受信する処理が、「第2の信号受信部」が実行する処理の一例である。S60、S72、S78において、表示部14の点滅を切り替える処理が、「出力制御部」が実行する処理の一例である。S58で応答を送信する処理が、「機能実行情報送信部」が実行する処理の一例である。S76で接続を確立する処理が「第2の確立部」の一例である。
図2のS10でProbe Request信号を送信する処理が、「プローブ送信部」が実行する処理の一例である。S12でProbe Response信号を受信する処理が、「応答受信部」が実行する処理の一例である。S18で機能問合せを送信する処理が、「第1の信号送信部」が実行する処理の一例である。S20で応答を受信する処理が、「機能実行情報受信部」が実行する処理の一例である。S22で機器リストを表示する処理が「表示制御部」が実行する処理の一例である。S16でユーザの指定を受け付ける処理が「機能受付部」が実行する処理の一例である。S34でユーザの接続操作を受け付ける処理が「情報受付部」が実行する処理の一例である。S36で接続を確立する処理が「第1の確立部」の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)機器10,200〜400は、スピーカを備えていてもよい。CPU32は、図3のS60,S72において、表示部の点滅とともに、あるいは、表示部の点滅に代えて、スピーカから音声(例えばプリント機能を実行可能であることを示す音声、機器問合せのデバイス名に一致することを示す音声)を出力してもよい。
CPU32は、図3のS60,S72において、スピーカに一定期間において音声を出力させた後、音声を停止させてもよい。あるいは、機器10,200〜400は、図3のS60,S72において、スピーカに一定期間において音声を出力させる処理を、繰り返し実行してもよい。また、あるいは、機器10,200〜400は、図3のS60,S72において、スピーカに音声の出力を開始させ、S78において、音声の出力を停止させるまで、継続的に音声を出力させてもよい。本変形例では、スピーカが「出力部」の一例であり、上記の音声が「第1の報知」及び「第2の報知」の一例である。
(変形例2)機器10,200〜400は、図3のS60において、表示部の点滅とともに、あるいは、表示部の点滅に代えて、表示部に、機能を実行可能であることを示す文字列、図形等を表示させてもよい。図3のS72でも同様である。この場合、機器10,200〜400は、機能を実行可能でないと判断する場合(S56でNO)に、機能を実行可能でないことを示す文字列、図形等を表示させてもよい。本変形例では、上記の文字列、図形等が「第1の報知」及び「第2の報知」の一例である。
(変形例3)上記の実施例では、機器10,200〜400は、機能を実行可能であると判断する場合(図3のS56でYES)にも、デバイス名が一致する場合(S68でYES)にも、表示部を点滅させている。しかしながら、機器10,200〜400は、機能が実行可能であると判断する応答する場合(S56でYES)と、デバイス名が一致する場合(S68でYES)と、で、実行する処理が異なっていてもよい。例えば、機器10,200〜400は、機能を実行可能であると判断する応答する場合(S56でYES)に、スピーカから音声を出力させてもよく、デバイス名が一致する場合(S68でYES)に、表示部を点滅させてもよい。この態様では、出力される上記の音声が「第1の報知」の一例であり、表示部の点滅が「第2の報知」の一例である。あるいは、例えば、機器10,200〜400は、機能が実行可能であると判断する応答する場合(S56でYES)に、表示部を第1の間隔(あるいは第1の色(例えば緑色))で点滅させ、デバイス名が一致する場合(S68でYES)に、表示部を第1の間隔と異なる第2の間隔(あるいは第2の色(例えば赤色))で点滅させてもよい。この態様では、第1の間隔(あるいは緑色)の点滅が「第1の報知」の一例であり、第2の間隔(あるいは赤色)の点滅が「第2の報知」の一例である。一般的に言うと、「第1の報知」と「第2の報知」とは異なっていてもよい。
(変形例4)上記の実施例では、機器10,200〜400は、機能を実行可能でないと判断する場合(S56でNO)に、表示部を点滅させない。しかしながら、機器10,200〜400は、機能が実行可能でないと判断する場合に、表示部を点滅させてもよい。この場合、機器10,200〜400は、機能が実行可能であると判断する場合と異なる態様(例えば、色、点滅間隔)で表示部を点滅させてもよい。
(変形例5)上記の実施例では、機器10,200〜400は、機能を実行可能でないと判断する場合(S56でNO)に、機器問合せに対する応答を、携帯端末100に送信しない。しかしながら、機器10,200〜400は、機能を実行可能でないと判断する場合(S56でNO)に、機器問合せに対する応答として、機能を実行可能でないことを示す応答を、携帯端末100に送信してもよい。この場合、携帯端末100は、受信された応答を解析して、応答が機能実行可能でないことを示す場合に、応答の送信元のデバイス名を、機器リストから消去し、受信された応答を解析して、応答が機能実行可能であることを示す場合に、応答の送信元のデバイス名を、機器リストから消去しなくてもよい。
(変形例6)機器10,200〜400は、Probe Request信号の応答として、機器10,200〜400のデバイス名とともに、あるいは、デバイス名に代えて、MACアドレス等、機器10,200〜400固有の識別情報を含むProbe Response信号を、送信してもよい。携帯端末100は、受信済みのProbe Response信号に含まれるMACアドレス等のうちのいずれかの情報を含む機器リストを、表示部114に表示させてもよい。一般的には、携帯端末100は、機器10,200〜400を識別するための識別情報を、を含む機器リストを、表示部114に表示させてもよい。本変形例では、MACアドレス、識別情報が、それぞれ「関連情報」の一例である。
(変形例7)「機能実行装置」は、プリンタ10、スキャナ400に限られず、他の通信装置(例えば、印刷実行部とスキャン実行部とを備える多機能機、FAX装置、コピー機、電話機、デスクトップPC、ノートPC、タブレットPC、サーバ、携帯電話、PDA端末等)であってもよい。また、「端末装置」は、携帯端末100に限られず、他の通信装置(例えば、多機能機、プリンタ、スキャナ、FAX装置、コピー機、電話機、デスクトップPC等)であってもよい。
(変形例8)上記の実施例では、プリンタ10のCPU32がメモリ34内のプログラム(即ちソフトウェア)を実行することによって、図3〜図7の各処理が実現される。これに代えて、図3〜図7の各処理のうちの少なくとも1つの処理は、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。また、携帯端末100のCPU132がメモリ134内のプログラム(即ちソフトウェア)を実行することによって、図2、図4〜図7の各処理が実現される。これに代えて、図2、図4〜図7の各処理のうちの少なくとも1つの処理は、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:通信システム、10,200,300:プリンタ、12:操作部、14:表示部、16:印刷実行部、20:無線LANI/F、30:制御部、32:CPU、34:メモリ、100:携帯端末、112:操作部、114:表示部、120:無線LANI/F、130:制御部、132:CPU、134:メモリ、400:スキャナ

Claims (8)

  1. 機能実行装置であって、
    プローブ信号を端末装置から受信するプローブ受信部と、
    前記プローブ信号に対する応答信号を前記端末装置に送信する応答送信部と、
    前記応答信号を送信した後に、特定機能を示す機能情報を含む第1の信号を、前記端末装置から受信する第1の信号受信部と、
    前記第1の信号を受信した後に、機器を識別するために前記機器に固有に設定される第1の識別情報を含む第2の信号を受信する第2の信号受信部と、
    受信済みの前記第1の信号に含まれる前記機能情報によって示される前記特定機能を、前記機能実行装置が実行可能であるか否かを判断する判断部と、
    前記特定機能を実行可能であると判断される場合に、前記機能実行装置の出力部に、前記特定機能が実行可能であることを示す第1の報知を出力させ、前記特定機能を実行可能でないと判断される場合に、前記出力部に、前記第1の報知を出力させない出力制御部であって、受信済みの前記第2の信号に含まれる前記第1の識別情報が、前記機能実行装置を識別するための情報である場合に、前記出力部に、前記第1の識別情報が前記機能実行装置を識別するための情報であることを示す第2の報知を出力させ、前記第1の識別情報が、前記機能実行装置を識別するための情報でない場合に、前記出力部に、前記第2の報知を出力させない、前記出力制御部と、を備える機能実行装置。
  2. 前記第2の報知は、前記第1の報知と同じであり、
    前記出力部によって、前記第1の報知が出力されている間に、前記第2の信号が受信される場合に、
    前記出力制御部は、前記第1の識別情報が、前記機能実行装置を識別するための情報である場合に、前記出力部に、前記第1の報知の出力を継続させ、前記第1の識別情報が、前記機能実行装置を識別するための情報でない場合に、前記出力部に、前記第1の報知の出力を停止させる、請求項に記載の機能実行装置。
  3. 前記第2の信号受信部は、前記第2の信号を受信した後に、機器を識別するための第2の識別情報を含む第3の信号を、さらに受信し、
    前記出力制御部は、前記出力部によって、前記第2の報知が出力されている間に、受信済みの前記第3の信号に含まれる前記第2の識別情報が、前記機能実行装置を識別するための情報でない場合に、前記出力部に、前記第2の報知の出力を停止させる、請求項1又は2に記載の機能実行装置。
  4. 前記機能実行装置は、
    前記第1の信号が受信されてからの期間を計測する計測部を、さらに備え、
    前記出力部によって、前記第1の報知が出力されている間に、前記第1の信号が受信されてから所定期間が経過しても、前記第2の信号が受信されない場合に、前記出力制御部は、前記出力部を、前記第1の報知の出力を停止させる、請求項1から3のいずれか一項に記載の機能実行装置。
  5. 端末装置と複数個の機能実行装置とを含む通信システムであって、
    前記端末装置は、
    プローブ信号を送信するプローブ送信部と、
    前記プローブ信号に対する応答信号を、前記複数個の機能実行装置から受信する応答受信部と、
    前記複数個の機能実行装置に、特定機能を示す機能情報を含む第1の信号を送信する第1の信号送信部と、
    前記第1の信号に対する応答信号として、前記特定機能を実行可能であることを示す実行可能情報を、前記複数個の機能実行装置のうちの1個以上の特定の機能実行装置から受信する機能実行情報受信部と、
    前記1個以上の特定の機能実行装置に関連する1個以上の関連情報を、表示部に表示させる表示制御部と、を備え、
    前記複数個の機能実行装置のそれぞれは、
    前記プローブ信号を前記端末装置から受信するプローブ受信部と、
    前記プローブ信号に対する前記応答信号を前記端末装置に送信する応答送信部と、
    前記応答信号を送信した後に、前記第1の信号を前記端末装置から受信する第1の信号受信部と、
    前記第1の信号を受信した後に、機器を識別するために前記機器に固有に設定される第1の識別情報を含む第2の信号を受信する第2の信号受信部と、
    当該機能実行装置が、受信済みの前記第1の信号に含まれる前記機能情報によって示される前記特定機能を実行可能であるか否かを判断する判断部と、
    前記特定機能を実行可能であると判断される場合に、前記実行可能情報を、前記第1の信号に対する応答信号として、前記端末装置に送信する機能実行情報送信部と、
    前記特定機能を実行可能であると判断される場合に、前記機能実行装置の出力部に、前記特定機能が実行可能であることを示す第1の報知を出力させ、前記特定機能を実行可能でないと判断される場合に、前記出力部に、前記第1の報知を出力させない、出力制御部であって、受信済みの前記第2の信号に含まれる前記第1の識別情報が、前記機能実行装置を識別するための情報である場合に、前記出力部に、前記第1の識別情報が前記機能実行装置を識別するための情報であることを示す第2の報知を出力させ、前記第1の識別情報が、前記機能実行装置を識別するための情報でない場合に、前記出力部に、前記第2の報知を出力させない、前記出力制御部と、を備える、通信システム。
  6. 前記端末装置は、さらに、
    ユーザによって指定される前記特定機能を受け付ける機能受付部を備え、
    前記第1の信号送信部は、前記ユーザによって指定された前記特定機能を示す前記機能情報を含む第1の信号を送信する、請求項に記載の通信システム。
  7. 前記端末装置は、さらに、
    前記表示部に表示されている前記1個以上の関連情報の中から、ユーザによって選択される1個の特定の関連情報を受け付ける情報受付部と、
    前記特定の関連情報に関連する前記機能実行装置と、無線通信設定を用いて接続を第1の確立する確立部と、を備え、
    前記機能実行装置は、
    前記端末装置と、前記無線通信設定を用いて前記接続を確立する第2の確立部を備える、請求項5又は6に記載の通信システム。
  8. 機能実行装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムは、前記機能実行装置に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
    プローブ信号を端末装置から受信するプローブ受信処理と、
    前記プローブ信号に対する応答信号を前記端末装置に送信する応答送信処理と、
    前記応答信号を送信した後に、特定機能を示す機能情報を含む第1の信号を、前記端末装置から受信する第1の信号受信処理と、
    前記機能実行装置が、受信済みの前記第1の信号に含まれる前記機能情報によって示される前記特定機能を実行可能であるか否かを判断する判断処理と、
    前記特定機能を実行可能であると判断される場合に、前記機能実行装置の出力部に、前記特定機能が実行可能であることを示す第1の報知を出力させ、前記特定機能を実行可能でないと判断される場合に、前記出力部に、前記第1の報知を出力させない、第1の出力制御処理と、
    前記第1の信号を受信した後に、機器を識別するために前記機器に固有に設定される第1の識別情報を含む第2の信号を受信する第2の信号受信処理と、
    受信済みの前記第2の信号に含まれる前記第1の識別情報が、前記機能実行装置を識別するための情報である場合に、前記出力部に、前記第1の識別情報が前記機能実行装置を識別するための情報であることを示す第2の報知を出力させ、前記第1の識別情報が、前記機能実行装置を識別するための情報でない場合に、前記出力部に、前記第2の報知を出力させない、第2の出力制御処理と、を実行させるコンピュータプログラム。
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