JP4960278B2 - 往復動ポンプ - Google Patents
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Description
本発明の目的は、部品点数を削減できる往復動ポンプを提供することにある。
[油圧回路構成]
図1は、本発明の往復動ポンプを適用した実施例1のブレーキ装置の油圧回路図である。
ブレーキ装置は、P系統とS系統の2系統からなるX配管と呼ばれる配管構造を有する。P系統には、左前輪FL、右後輪RRのホイルシリンダが接続され、S系統には、右前輪FR、左後輪RLのホイルシリンダが接続されている。
また、ブレーキ装置においてP系統とS系統とは同一構造であるため、P系統のみを説明し、S系統の説明は省略する。
油圧制御回路のマスタシリンダM/CとポンプPPの吸入側とは、管路2Pによって接続されている。実施例1のポンプPPは、往復動ポンプであるピストンポンプを用いている。管路2P上には、常閉型の電磁弁であるゲートインバルブ3Pが設けられている。また管路2P上であって、ゲートインバルブ3PとポンプPPとの間には、チェックバルブ(吸入弁)4Pが設けられている。このチェックバルブ4Pは、ゲートインバルブ3PからポンプPPへ向かう方向へのブレーキ液の流れを許容し、反対方向の流れを禁止する。
図2は、実施例1のピストンポンプPの構成を示す断面図であり、実施例1のピストンポンプPは、ポンプシリンダ21と、ピストン22と、偏心カムロータ(ピストン駆動手段)23と、球状プラグ24と、有底筒状部材25と、吸入弁4と、吐出弁7と、を有する。以下の説明では、ピストン22の軸方向であって、ハウジング1の表面1a側を軸正方向、反対側を軸負方向という。
シール27、バックアップ部材28は、いずれも環状に形成され、所定の締め代をもってピストン22の外周に取り付けられている。シール27は、圧力室29と偏心カムロータ室26とをシールし、バックアップ部材28は、シール27の軸正方向への移動を規制することで、シール27のはみ出しによる損傷を防止する。
筒状部32の外周面であって、ポンプシリンダ21と接する部分の一部は、ポンプシリンダ21の内周面と接合されている。つまり、有底筒状部材25は、ハウジング1に固定されている。
ピストン付勢部33は、底部31に設けられた3つの板バネ片35から構成されている。各板バネ片35は、略矩形状に形成されて筒状部32の周方向に等間隔(120度ピッチ)で配置されている。各板バネ片35の先端部35bは、底部31側の基端部35aから筒状部32の中心方向へ向かって延びている。各基端部35aは筒状部32の軸方向内部側(頂部37側)へ向かって折れ曲がっているため、各板バネ片35は、底部31に対して角度を有している。ピストン付勢部33において、ピストン22に対する各板バネ片35の押付力は、各板バネ片35の底部31に対する角度、すなわち基端部35aの曲げ角度を調整することで設定する。
各板バネ片35の底部31側は、球状プラグ24と当接している。また、頂部37は、バックアップ部材28と当接している(図1参照)。
板バネ片36と筒状部32との間に形成された隙間は、ポンプシリンダ21の圧力室29において、有底筒状部材25の内外を連通する油路38を構成する。
ン22、シール27、バックアップ部材28、ボール弁体4a、有底筒状部材25、球状プラグ24は、ハウジング1の表面1a側からポンプシリンダ21内に組み付けられる。まず、ポンプシリンダ21内にボール弁体4aを挿入し、シート面4bに載せる。続いて、シール27およびバックアップ部材28をピストン22に圧入後、ピストン22をポンプシリンダ21内に組み付ける。次に、有底筒状部材25を組み付ける。ここで、有底筒状部材25の筒状部32の一部を、ポンプシリンダ21の内周面と溶接固定する。最後に、球状プラグ24を挿入し、カシメ部21aを形成する。
モータMを駆動すると、ピストン22は、偏心カムロータ23の回転により第2端部22bに作用する軸正方向への軸力と、ピストン付勢部33のバネ力により第1端部22aに作用する軸負方向への軸力とを受けることで、ポンプシリンダ21内を軸方向へ往復動する。この往復動によって圧力室29が容積変化し、内部のブレーキ液の圧力が変動することで、吸入弁4と吐出弁7とが選択的に開閉し、ポンプ作用が行われる。
実施例1では、ブレーキ液を吸入する吸入弁4と、ブレーキ液を吐出する吐出弁7と、吸入弁4のボール弁体4aを閉弁方向へ付勢する吸入スプリングと、ハウジング1内を軸方向へ往復運動するピストン22と、このピストン22を駆動するモータMおよび偏心カムロータ23と、ピストン22を偏心カムロータ23側へ付勢するリターンスプリングと、を有するピストンポンプPにおいて、リターンスプリングと吸入スプリングを一体に形成した。これにより、部品点数の削減および組み付け工数の簡素化を図ることができる。
図5は、本発明のピストンポンプPを適用した実施例3のブレーキ装置の油圧回路図である。
以上、本発明を実施するための最良の形態を、各実施例に基づいて説明したが、本発明の具体的な構成は、各実施例に示した構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
ものを言う。
本発明は、往復動ポンプを用いたものであれば、ブレーキ装置以外の機器類やアクチュエータなどに適用できることは言うまでもない。
W/C ホイルシリンダ
1 ハウジング
4 吸入弁
4a ボール弁体
4b シート面
7 吐出弁
14 リザーバ
21 ポンプシリンダ
22 ピストン
23 偏心カムロータ(ピストン駆動手段)
25 有底筒状部材
33 ピストン付勢部(リターンスプリング)
34 吸入弁付勢部(吸入スプリング)
38 油路
41 有底筒状部材
Claims (7)
- 作動液を吸入する吸入弁と、
作動液を吐出する吐出弁と、
前記吸入弁の弁体を閉弁方向へ付勢する吸入スプリングと、
ハウジング内を軸方向へ往復運動するピストンと、
このピストンを駆動するピストン駆動手段と、
前記ピストンを前記ピストン駆動手段側へ付勢するリターンスプリングと、
を有する往復動ポンプにおいて、
前記リターンスプリングと前記吸入スプリングを一体に形成し、
前記ハウジングに形成したシリンダ内に有底筒状部材を収容し、
前記有底筒状部材は、底部に前記リターンスプリングとしてのピストン付勢部を有し、筒状部に前記吸入スプリングとしての吸入弁付勢部を有することを特徴とする往復動ポンプ。 - 作動液を吸入し、シート面に付勢された弁体を有する吸入弁と、
ハウジングに形成したシリンダ内をピストン駆動手段により軸方向へ往復運動し、前記ピストン駆動手段側へ付勢されたピストンと、
底部と筒状部とを有し、前記底部を前記ピストンの軸方向と対向させて前記シリンダ内に収容した有底筒状部材と、
を有し、
前記有底筒状部材は、前記底部に前記ピストンを前記ピストン駆動手段側へ付勢するピストン付勢部を有すると共に、前記筒状部に前記吸入弁の弁体を前記シート面側へ付勢する吸入弁付勢部を有することを特徴とする往復動ポンプ。 - 減圧したブレーキ液を貯留したリザーバからホイルシリンダへ供給するブレーキ液を吸入するブレーキ装置用の往復動ポンプにおいて、
ハウジングに形成したシリンダ内を軸方向へ往復運動するピストンと、
このピストンを駆動するピストン駆動手段と、
前記ピストンを前記ピストン駆動手段側へ付勢するリターンスプリングと、
前記ブレーキ液を前記シリンダ内に吸入し、シート面に付勢された弁体を有する吸入弁と、
底部と筒状部とを有し、前記底部を前記ピストンの軸方向と対向させて前記シリンダ内に収容した有底筒状部材と、
を有し、
前記有底筒状部材は、前記底部に前記ピストンを前記ピストン駆動手段側へ付勢するピストン付勢部を有すると共に、前記筒状部に前記吸入弁の弁体を前記シート面側へ付勢する吸入弁付勢部を有することを特徴とする往復動ポンプ。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の往復動ポンプにおいて、
前記吸入弁を、前記ピストンの軸直方向に設けたことを特徴とする往復動ポンプ。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の往復動ポンプにおいて、
前記筒状部の一部を、前記ハウジングに固定したことを特徴とする往復動ポンプ。 - 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の往復動ポンプにおいて、
前記筒状部は、筒状部内外を連通する油路を有することを特徴とする往復動ポンプ。 - 請求項6に記載の往復動ポンプにおいて、
前記油路は、前記筒状部と前記吸入弁付勢部との間に形成される隙間であることを特徴とする往復動ポンプ。
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