JP4960178B2 - 原子力プラントの安全系 - Google Patents

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Description

本発明は、原子炉停止に必要な系統として非常用炉心冷却系及び非常用復水器などを備え、この原子炉停止に必要な系統へ電源を供給する非常用電源系を改良した原子力プラントの安全系に関する。
従来の改良沸騰水型原子炉を備える原子力発電プラントの所内電源系統は、主発電機で発生した電力を外部電源系統へ送電すると共に、発電所の起動時、通常運転時及び冷却材喪失事故時等に必要な補機を運転するための電源を確保できるように構成される。
図13に所内電源系統の単線結線図を示す。従来の改良沸騰水型原子炉を備える原子力発電プラントの場合、所内電源系統は、常用母線1と非常用母線2を合わせた所内母線から構成される。
プラント起動中やプラント停止中には、外部電源系統3から起動変圧器4を介して常用母線1へ給電する。また、通常運転時においては、主発電機5から所内変圧器6を介して常用母線1へ給電し、非常用母線2へは主に、外部電源系統3から起動変圧器4を介して給電する。また、外部電源系統3の喪失時には非常用ディーゼル発電機7が自動起動し、原子炉を安全に停止するために必要な機器に電源を供給し、これによって、例えば非常用炉心冷却系などの工学的安全設備を作動させる。
常用母線1には、通常運転時に主に稼動する原子炉系設備のポンプや、タービン設備の電動機駆動給水ポンプなどの補機が接続される。また、非常用母線2には、冷却材喪失事故の発生や外部電源系統3が喪失した際にも、原子炉を安全に停止するために必要な非常用炉心冷却系のポンプ(高圧炉心注水系ポンプ9、残留熱除去系ポンプ8)などの補機が接続されている。
非常用ディーゼル発電機7を備えた非常用電源系10は、外部電源系統3の喪失時に非常用ディーゼル発電機7が単一故障した場合にも、電源が完全喪失しないように多重性及び独立性を備えている。独立した各非常用ディーゼル発電機7は、単一故障の場合にも、残りの非常用ディーゼル発電機7で、原子炉を安全に停止するために必要な補機や、冷却材喪失事故時に必要な補機に電力を供給するのに十分な容量を有している。
従来の改良沸騰水型原子炉における非常用炉心冷却系11の構成を図14に示す。改良沸騰水型原子炉の非常用炉心冷却系11は、3系統の残留熱除去系(低圧注水系)12に加え、電動駆動ポンプによる2系統の高圧炉心注水系13と、タービン駆動ポンプ18による1系統の原子炉隔離時冷却系14を有してなる。これらの非常用炉心冷却系11の作動によって、原子炉16の原子炉圧力容器27から冷却水が喪失した場合にも、原子炉圧力容器27内に収容された炉心28の崩壊熱を除去することが可能となる。尚、図14中の符号29は主蒸気管、符号29Aは給水管であり、主蒸気管29に主蒸気逃がし安全弁15が配設されている。
図15は、従来の改良沸騰水型原子炉における非常用炉心冷却系11と、非常用電源系10の電源区分との関連を示したものである。従来の改良沸騰水型原子炉の非常用電源系10は、3つの各電源区分A、B、Cに設置された合計3台の非常用ディーゼル発電機7と、4つの電源区分A、B、C、Dに設置された合計4台の無停電電源17から構成される。電源区分A、B、Cにおいて、外部電源系統3が喪失した場合に、非常用ディーゼル発電機7から、残留熱除去系12の残留熱除去系ポンプ8へ給電がなされ、高圧炉心注水系13の高圧炉心注水系ポンプ9へ給電がなされ、無停電電源17から原子炉隔離時冷却系14及び主蒸気逃し安全弁15へ給電がなされる。
従来の原子力発電プラントでは、原子炉16からの蒸気によりタービン駆動ポンプ18のタービンが回転し、当該ポンプ18を起動させる原子炉隔離時冷却系14と、原子炉16の圧力をコントロール可能な主蒸気逃がし安全弁15とにより、原子炉16の圧力及び水位が制御される。これらの駆動弁、計装品及び制御品は、前述の如く、無停電電源17(図15参照)のバッテリに接続された直流電源系等から給電される。万一、全ての非常用ディーゼル発電機7の起動失敗による非常用交流電源喪失が起きた場合には、高圧炉心注水系13などの炉心の冷却系や、除熱系である残留熱除去系12を起動することができない。この場合、原子炉隔離時冷却系14による原子炉16への注水機能と、主蒸気逃がし安全弁15による原子炉16の減圧機能とによって、原子炉16の圧力及び水位が制御される。
尚、図15に示す非常用電源系10において、4つの電源区分A、B、C、Dの各無停電電源17は、3つの電源区分A、B、Cについては、同一区分内の非常用ディーゼル発電機7からバッテリにバックアップの充電が行われるが、残りの1つの電源区分Dについては、同一区分内に非常用ディーゼル発電機7が存在しないため、異区分の非常用ディーゼル発電機7または常用電源からバッテリにバックアップの充電が行われる。
図13に示す外部電源系統3が喪失し給電できない状態で、何らかの要因により図15に示す全ての非常用ディーゼル発電機7の起動が失敗した場合、3つの電源区分A、B、Cでは、全ての非常用交流電源が喪失する。この場合、無停電電源17のバッテリの容量分の時間については、原子炉隔離時冷却系14と主蒸気逃がし安全弁15によって原子炉16を減圧することができるが、このバッテリの容量時間内に非常用ディーゼル発電機7または外部電源系統3を復旧させる必要がある。
従って、原子炉隔離時冷却系14と主蒸気逃がし安全弁15は、その機能確保が原子力発電プラントのプラント信頼性の観点から非常に重要である。更に、原子力発電プラントの設計事象を超えて多重故障が発生した場合においても信頼性を確保するために、原子炉隔離時冷却系14と主蒸気逃がし安全弁15以外の除熱系を具備する必要がある。その除熱系の一例が、特許文献1及び2に記載されている。
特許文献1には、原子炉の原子炉圧力容器内の蒸気を、原子炉格納容器の上方に貯溜された冷却水(プール水)により凝縮して復水とし、この復水を原子炉圧力容器へ還流する非常用復水器(高圧非常用凝縮装置)が開示されており、この非常用復水器により原子炉の炉心が冷却される。
また、特許文献1及び2には、原子炉格納容器内に放出された蒸気を、当該原子炉格納容器の上方に貯溜された冷却水(プール水)により凝縮して復水とし、この復水を原子炉格納容器のサプレッションプール(圧力抑制プール)へ導く静的格納容器冷却系(低圧非常用凝縮装置)が開示されている。この静的格納容器冷却系により、原子炉格納容器が減圧され冷却される。
特開平4−98198号公報 特開平2−64499号公報
ところが、上記の特許文献1及び2では、非常用復水器及び静的格納容器冷却系へ給電するための電源系については何ら記載されていない。
また、非常用炉心冷却系11の残留熱除去系ポンプ8及び高圧炉心注水系ポンプ9では、外部電源系統3の喪失時に非常用ディーゼル発電機7から電源が供給されるが、この非常用ディーゼル発電機7の全故障を想定した場合を考慮すると、前述の原子炉隔離時冷却系14と主蒸気逃がし安全弁15以外にも、非常用ディーゼル発電機7によらない電源で原子炉を安全に停止するために必要な系統へ電源を供給する必要がある。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、非常用ディーゼル発電機による非常用交流電源喪失時にも原子炉停止に必要な系統へ電源を供給して、原子炉を含めた原子力プラントの安全性を向上させることができる原子力プラントの安全系を提供することにある。
本発明は、原子力プラントにおける原子炉停止に必要な系統へ電源を供給する非常用電源系が複数の電源区分を有してなり、このうち、複数の第1電源区分のそれぞれには、高圧炉心注水系及び残留熱除去系のそれぞれのポンプと1台の非常用ディーゼル発電機とが接続して設置され、前記高圧炉心注水系と前記残留熱除去系のそれぞれの前記ポンプが前記非常用ディーゼル発電機から給電されるよう構成され、これらの第1電源区分とは独立した第2電源区分に、無停電電源と非常用復水器の駆動弁及び静的格納容器冷却系の弁とが接続して設置され、前記非常用復水器が、原子炉内の蒸気を凝縮して復水とし、この復水を前記原子炉へ還流し、前記静的格納容器冷却系が、原子炉格納容器内に放出された蒸気を凝縮して復水とし、この復水を前記原子炉格納容器へ戻すよう構成され、前記第2電源区分には、この第2電源区分の非常用ディーゼル発電機が前記無停電電源に接続して設置され、また、前記第2電源区分では、前記非常用復水器の前記駆動弁及び前記静的格納容器冷却系の前記弁が前記無停電電源を経て、前記第2電源区分の前記非常用ディーゼル発電機から、高圧注水ポンプが前記第2電源区分の前記非常用ディーゼル発電機からそれぞれ給電され、複数の前記第1電源区分と前記第2電源区分では、全ての電源区分についてそれぞれ1台のガスタービン発電機が、前記第1電源区分及び前記第2電源区分の前記非常用ディーゼル発電機に接続して設置されたことを特徴とするものである。
また、本発明は、原子力プラントにおける原子炉停止に必要な系統へ電源を供給する非常用電源系が複数の電源区分を有してなり、このうち、複数の第1電源区分のそれぞれには、高圧炉心注水系及び残留熱除去系のそれぞれのポンプと1台の非常用ディーゼル発電機とが接続して設置され、前記高圧炉心注水系と前記残留熱除去系のそれぞれの前記ポンプが前記非常用ディーゼル発電機から給電されるよう構成され、これらの第1電源区分とは独立した第2電源区分に、無停電電源と非常用復水器の駆動弁及び静的格納容器冷却系の弁とが接続して設置され、前記非常用復水器が、原子炉内の蒸気を凝縮して復水とし、この復水を前記原子炉へ還流し、前記静的格納容器冷却系が、原子炉格納容器内に放出された蒸気を凝縮して復水とし、この復水を前記原子炉格納容器へ戻すよう構成され、前記第2電源区分には、この第2電源区分の非常用ディーゼル発電機が前記無停電電源に接続して設置され、また、前記第2電源区分では、前記非常用復水器の前記駆動弁及び前記静的格納容器冷却系の前記弁が前記無停電電源を経て、前記第2電源区分の前記非常用ディーゼル発電機から、高圧注水ポンプが前記第2電源区分の前記非常用ディーゼル発電機からそれぞれ給電され、複数の前記第1電源区分のうち、2つの電源区分のそれぞれに1台のガスタービン発電機が、前記2つの電源区分の前記非常用ディーゼル発電機に接続して設置されたことを特徴とするものである。
本発明によれば、原子炉停止に必要な系統である非常用復水器及び静的格納容器冷却系におけるそれぞれの弁へ無停電電源から給電されることで、非常用ディーゼル発電機による非常用交流電源喪失時にも、非常用復水器及び静的格納容器冷却系におけるそれぞれの弁へ電源が供給されるので、原子炉を含めた原子力プラントの安全性を向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づき説明する。但し、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。
[A]第1の実施の形態(図1〜図3)
図1は、本発明に係る原子力プラントの安全系の第1の実施の形態における非常用復水器を備えた系統を示す系統図である。図2は、本発明に係る原子力プラントの安全系の第1の実施の形態における静的格納容器冷却系を示す系統図である。図3は、本発明に係る原子力発電プラントの安全系の第1の実施の形態における非常用電源系の電源区分を説明する説明図である。本実施の形態において、前記背景技術と同様な部分は、同一の符号を付して説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態における改良沸騰水型原子炉を備えた原子力発電プラントでは、原子炉停止に必要な系統として残留熱除去系12、高圧炉心注水系13及び原子炉隔離時冷却系14を有する非常用炉心冷却系11、並びに主蒸気逃し安全弁15のほかに、非常用復水器20(図1)、高圧注水ポンプ21(図1)、及び静的格納容器冷却系22(図2)を備える。
非常用復水器20は、原子炉16の過渡時等にタービン系の主復水器が利用できない場合、原子炉16内の一時的な圧力上昇を防ぎ崩壊熱を除去して、原子炉16の減圧及び冷却を行うために設置される。この非常用復水器20は、原子炉建屋19において原子炉格納容器23の上部に冷却水タンク24が設けられ、この冷却水タンク24内に設置された熱交換器25の伝熱管26によって、原子炉16内から発生する蒸気を凝縮して復水とし、この復水を原子炉16の原子炉圧力容器27内に戻すことで、原子炉水(冷却水)の流出を防ぎながら、原子炉圧力容器27内の圧力上昇を抑制する。
この非常用復水器20には、原子炉16の上部に接続された主蒸気配管29から非常用復水器20につながる蒸気供給管30、非常用復水器20の伝熱管26で冷却され凝縮された復水を原子炉16に戻すドレン管31、水の放射線分解で発生した水素や酸素ガスを原子炉格納容器23内のサプレッションプール32に戻すガスベント管33が接続されている。蒸気供給管30に電動隔離弁34A及び34Bが、ドレン管31に電動隔離弁34C及び34Dがそれぞれ配設される。このうち、原子炉通常運転時には、原子炉格納容器23の外側に配設された電動隔離弁34Dのみが閉弁されている。非常用復水器20は、後述の如く、バッテリを備えた無停電電源17または外部電源系統3から、非常用復水器20の駆動弁である電動隔離弁34D及び計装へ電源が給電され、原子炉16の冷却及び監視が可能となる。
非常用復水器20は、通常時閉の電動隔離弁34Dが開弁することで作動する。この電動隔離弁34Dが開弁すると、原子炉16内の蒸気は蒸気供給管30を経て非常用復水器20の伝熱管26に至り、冷却され凝縮されて復水となり、ドレン管31を経て原子炉16へ戻り、再び加熱されて蒸気となり、非常用復水器20へと循環する。非常用復水器20の伝熱管26が水没する冷却水タンク24中の冷却水は原子炉16内の熱で沸騰し、発生した蒸気はベント管35を経て大気36中へ放出される。
非常用復水器20の駆動力は、蒸気供給管30内の蒸気とドレン管31内の復水の密度差であり、重力により自然循環するので、外部動力に依存せずに蒸気及び復水が循環して、原子炉16の炉心28が冷却される。この機能から、非常用復水器20は、原子炉16の圧力を制御する主蒸気逃し安全弁15の代替機能として、すなわち原子炉16内の圧力上昇を防ぎ、崩壊熱を除去するために使用される。
また、図1に示す様に、本実施形態の改良沸騰水型原子炉においては、過渡時において原子炉16が運転状態であっても、スプレイ37から原子炉圧力容器27内へ注水可能な揚程を有する高圧注水ポンプ21が設置されている。改良沸騰水型原子炉を備えた原子力発電プラントにおける適用例として、制御棒駆動水系ポンプを高圧注水ポンプ21として使用することも可能である。過渡時における非常用炉心冷却系11及び非常用復水器20による原子炉圧力容器27内への冷却水注水が困難な場合にも、この高圧注水ポンプ21によって、原子炉圧力容器27内の水位を維持し、原子炉16の炉心28の冠水を確保することが可能となる。
また、設計基準事故を超える事象としてシビアアクシデントがある。このシビアアクシデントは、単一故障だけではなく多重の故障が生じた場合や、運転員の誤操作・判断ミスが重なった場合に炉心28が損傷し、その負荷によって原子炉圧力容器27や原子炉格納容器23が破損して、大量の放射性物質が環境へ放出される可能性のある過酷事故のことである。本実施形態の原子力発電プラントには、このシビアアクシデント時の安全系設備として静的格納容器冷却系22(図2)が設置されている。
この静的格納容器冷却系22は、原子炉建屋19において原子炉格納容器23の上方に冷却水タンク38を設け、この冷却水タンク38内に熱交換器39を設置し、シビアアクシデント発生時に原子炉格納容器23のドライウェル46内に放出された蒸気を、原子炉格納容器23のドライウェル46の上部にある蒸気供給管40を経て、冷却水タンク38内の熱交換器39の伝熱管41に導いて凝縮して復水とし、この復水を、ドレン管42を経て原子炉格納容器23内のサプレッションプール32に戻す。また、水の放射線分解で発生した水素や酸素ガスは、ガスベント管43から原子炉格納容器23内のサプレッションプール32に戻す。
静的格納容器冷却系22では、蒸気供給管40に弁44が、ガスベント管43に弁45がそれぞれ配設されている。弁44は常時開弁されているので、静的格納容器冷却系22は、ガスベント管43に配設された弁45が開弁操作されることで動作する。従って、弁45は静的格納容器冷却系22の駆動弁として機能する。
この静的格納容器冷却系22の作動によって、シビアアクシデントが生じても、原子炉格納容器23内の除熱及び減圧が可能となる。このように静的格納容器冷却系22を加えることにより、原子力発電プラントの除熱手段に更なる多様性をもたせることができ、原子炉格納容器23の破損に対する信頼性をさらに向上させることが可能となる。
ところで、原子力発電プラントにおいて原子炉停止に必要な系統、例えば残留熱除去系12、高圧炉心注水系13及び原子炉隔離時冷却系14を有する非常用炉心冷却系11、主蒸気逃し安全弁15、非常用復水器20、高圧注水ポンプ21並びに静的格納容器冷却系22へ電源を供給する非常用電源系50(図3)は、複数(本実施の形態では3つ)の第1電源区分51A、51B及び51Cと、一つの第2電源区分52とを有してなる。この第2電源区分52は、第1電源区分51A、51B及び51Cとは独立した電源区分である。
第1電源区分51A、51B及び51Cには、高圧炉心注水系13の高圧炉心注水系ポンプ9、残留熱除去系12の残留熱除去系ポンプ8及び無停電電源17と非常用ディーゼル発電機7とが接続して設置される。これにより、これらの高圧炉心注水系ポンプ9、残留熱除去系ポンプ8及び無停電電源17が非常用ディーゼル発電機7から給電される。
また、第2電源区分52には、非常用復水器20の電動隔離弁34D及び静的格納容器冷却系22の弁45と無停電電源17とが接続して設置されると共に、この無停電電源17に非常用ディーゼル発電機53が接続して設置される。従って、この非常用ディーゼル発電機53により無停電電源17へ給電されて、この無停電電源17に内蔵のバッテリ(不図示)が充電されると共に、無停電電源17から非常用復水器20の電動隔離弁34Dと静的格納容器冷却系22の弁45へ給電がなされる。このため、非常用ディーゼル発電機53の電源喪失時には、無停電電源17の上記バッテリから非常用復水器20の電動隔離弁34D及び静的格納容器冷却系22の弁45へ電源が供給される。
更に、第2電源区分52には、高圧注水ポンプ21が非常用ディーゼル発電機53に接続して設置されて、この非常用ディーゼル発電機53から高圧注水ポンプ21へ給電がなされる。
従って、本実施の形態によれば、次の効果(1)及び(2)を奏する。
(1)非常用復水器20の電動隔離弁34D及び静的格納容器冷却系22の弁45が、非常用ディーゼル発電機53から給電される無停電電源17に接続されているので、非常用ディーゼル発電機53の電源喪失時に無停電電源17のバッテリーから非常用復水器20の電動隔離弁34D及び静的格納容器冷却系22の弁45へ電源が供給される。この結果、これらの非常用復水器20及び静的格納容器冷却系22を長期的に継続して運転させることができるので、原子炉16の崩壊熱の除去、並びに原子炉格納容器23の除熱及び減圧を確実に実施でき、原子炉16を含めた原子力発電プラントの安全性を向上させることができる。
(2)第2電源区分52における非常用ディーゼル発電機53は、第1電源区分51A、51B及び51Cにおける非常用ディーゼル発電機7とは容量や形式が異なる。従って、非常用ディーゼル発電機53と非常用ディーゼル発電機7とが共通の要因で故障する確率を非常に低くできる。このため、非常用復水器20、高圧注水ポンプ21及び静的格納容器冷却系22の運転と、高圧炉心注水系13及び残留熱除去系12の運転の少なくとも一方を確保できるので、この観点からも原子炉16を含む原子力発電プラントの安全性を向上させることができる。
[B]第2の実施の形態(図4)
図4は、本発明に係る原子力プラントの安全系の第2の実施の形態における非常用電源系の電源区分を説明する説明図である。この第2の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付して説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態が前記第1の実施の形態と異なる点は、本実施の形態の非常用電源系60における第2電源区分62に、非常用ディーゼル発電機53に代えてガスタービン発電機61が、無停電電源17に接続して設置された点である。
従って、本実施の形態においても、前記第1の実施の形態の効果(1)と同様な効果を奏するほか、次の効果(3)を奏する。
(3)第2電源区分62におけるガスタービン発電機61は、第1電源区分51A、51B及び51Cにおける非常用ディーゼル発電機7とは異なるタイプの発電機であることから、ガスタービン発電機61と非常用ディーゼル発電機7とが共通の要因で故障する確率を、第1の実施の形態の場合よりも更に低くすることができる。このため、非常用復水器20、高圧注水ポンプ21及び静的格納容器冷却系22の運転と、高圧炉心注水系13及び残留熱除去系12の運転の少なくとも一方を確実に確保でき、従って、原子炉16を含めた原子力発電プラントの安全性を向上させることができる。
[C]第3の実施の形態(図5〜図9)
図5は、本発明に係る原子力プラントの安全系の第3の実施の形態における非常用電源系の電源区分を説明する説明図である。この第3の実施の形態において、前記第1及び第2の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付して説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態が前記第1及び第2の実施の形態と異なる点は、非常用電源系の各電源区分における発電機を多重化及び多様化した点である。
つまり、図5に示す非常用電源系70では、第1電源区分51A、51B及び51Cと第2電源区分52において、2つの電源区分毎にそれぞれ1台のガスタービン発電機71が、非常用ディーゼル発電機7、53に接続して設置されている。例えば、第1電源区分51Aと51Bのそれぞれの非常用ディーゼル発電機7にガスタービン発電機71が、バックアップとして多重化及び多様化して設置され、第1電源区分51Cの非常用ディーゼル発電機7と第2電源区分52の非常用ディーゼル発電機53に他のガスタービン発電機71が、バックアップとして多重化及び多様化して接続されている。
また、図6に示す本実施の形態の第1変形形態の非常用電源系72では、第1電源区分51A、51B及び51Cと第2電源区分62において、2つの電源区分毎にそれぞれ1台のガスタービン発電機71が、非常用ディーゼル発電機7とガスタービン発電機61に接続して設置されている。例えば、第1電源区分51Aと51Bのそれぞれの非常用ディーゼル発電機7にガスタービン発電機71が、バックアップとして多重化及び多様化して接続され、第1電源区分51Cの非常用ディーゼル発電機7と第2電源区分62のガスタービン発電機61に他のガスタービン発電機71が、バックアップとして多重化及び多様化して接続されている。但し、ガスタービン発電機61とガスタービン発電機71の接続は多重化のみである。以下同様。
更に、図7に示す本実施の形態の第2変形形態の非常用電源系73では、第1電源区分51A、51B及び51Cと第2電源区分52において、全ての電源区分について合計1台のガスタービン発電機71が、非常用ディーゼル発電機7、53に、バックアップとして多重化及び多様化して接続して設置されている。また、この非常用電源系73では、第1電源区分51A、51B及び51Cと第2電源区分62において、全ての電源区分に合計1台のガスタービン発電機71が、非常用ディーゼル発電機7とガスタービン発電機61に、バックアップとして多重化及び多様化して接続して設置されている。
図8に示す本実施の形態の第3変形形態の非常用電源系74では、第1電源区分51A、51B及び51Cと第2電源区分62において、3つの電源区分に合計1台のガスタービン発電機71が非常用ディーゼル発電機7、または非常用ディーゼル発電機7とガスタービン発電機61に接続して設置されている。例えば、第1電源区分51A、51B及び51Cのそれぞれの非常用ディーゼル発電機7に合計1台のガスタービン発電機71が、または第1電源区分51A及び51Bのそれぞれの非常用ディーゼル発電機7と第2電源区分62のガスタービン発電機61に合計1台のガスタービン発電機71が、バックアップとして多重化及び多様化して設置されている。
また、この非常用電源系74では、第1電源区分51A、51B及び51Cと第2電源区分52において、3つの電源区分に合計1台のガスタービン発電機71が非常用ディーゼル発電機7、53に接続して設置されている。例えば、第1電源区分51A、51B及び51Cのそれぞれの非常用ディーゼル発電機7に合計1台のガスタービン発電機71が、または第1電源区分51A及び51Bのそれぞれの非常用ディーゼル発電機7と第2電源区分52の非常用ディーゼル発電機53に合計1台のディーゼル発電機71が、バックアップとして多重化して接続されている。
図9に示す本実施の形態の第4変形形態の非常用電源系75では、第1電源区分51A、51B及び51Cと第2電源区分52において、全ての電源区分についてそれぞれ1台のガスタービン発電機71が、非常用ディーゼル発電機7、53に、バックアップとして多重化及び多様化して接続されている。また、この非常用電源系75では、第1電源区分51A、51B及び51Cと第2電源区分62とにおいて、全ての電源区分についてそれぞれ1台のガスタービン発電機71が、非常用ディーゼル発電機7とガスタービン発電機61に、バックアップとして多重化及び多様化して接続されている。
従って、本実施の形態によれば、前記第1及び第2の実施の形態の効果(1)、(2)及び(3)と同様な効果を奏するほか、次の効果(4)を奏する。
(4)第1電源区分51A、51B及び51Cの非常用ディーゼル発電機7と第2電源区分52の非常用ディーゼル発電機53または第2電源区分62のガスタービン発電機61に、ガスタービン発電機71がバックアップとして多重化及び多様化して設置されたことから、非常用電源系70、72〜75において非常用交流電源喪失事象の発生を極めて低く抑制できる。この結果、特に無停電電源17から電源が供給されることがない高圧炉心注水系13の高圧炉心注水系ポンプ9や残留熱除去系12の残留熱除去系ポンプ8、高圧注水ポンプ21等の運転を確保できるので、原子炉16を含めた原子力発電プラントの安全性を向上させることができる。
[D]第4の実施の形態(図10〜図12)
図10は、本発明に係る原子力プラントの安全系の第4の実施の形態における非常用電源系の電源区分を説明する説明図である。この第4の実施の形態において、前記第1及び第2の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付して説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態が前記第1及び第2の実施の形態と異なる点は、非常用電源系の第1電源区分における発電機を多重化及び多様化した点である。
つまり、図10に示す非常用電源系80では、第1電源区分51A、51B及び51Cのうち、2つの電源区分のそれぞれに1台のガスタービン発電機71が、非常用ディーゼル発電機7に接続して設置されている。例えば、第1電源区分51A及び51Bのそれぞれの非常用ディーゼル発電機7、または第1電源区分51A及び51Cのそれぞれの非常用ディーゼル発電機7に、ガスタービン発電機71が1台ずつバックアップとして多重化及び多様化して設置されている。
また、図11に示す非常用電源系81では、第1電源区分51A、51B及び51Cのうち、2つの電源区分に合計1台のガスタービン発電機71が、非常用ディーゼル発電機7に接続して設置されている。例えば、第1電源区分51A及び51Bのそれぞれの非常用ディーゼル発電機7、または第1電源区分51A及び51Cのそれぞれの非常用ディーゼル発電機7に合計1台のガスタービン発電機71が、バックアップとしての多重化及び多様化して設置されている。
更に、図12に示す非常用電源系82では、第1電源区分51A、51B及び51Cのうち、2つの電源区分(例えば第1電源区分51Aと51B、第1電源区分51Aと51C)毎にそれぞれ1台のガスタービン発電機71が非常用ディーゼル発電機7に、バックアップとして多重化及び多様化して接続して設置され、このうち、一つの電源区分(例えば第1電源区分51A)の非常用ディーゼル発電機71には、2台のガスタービン発電機71が接続されている。
従って、本実施の形態によれば、前記第1及び第2の実施の形態の効果(1)、(2)及び(3)と同様な効果を奏するほか、次の効果(5)を奏する。
(5)第1電源区分51A、51B及び51Cの非常用ディーゼル発電機71にガスタービン発電機71が、バックアップとして多重化及び多様化して設置されたことから、非常用電源系80〜82において非常用交流電源喪失事象の発生を極めて低く抑制できる。この結果、特に無停電電源17から電源が供給されることがない高圧炉心注水系13の高圧炉心注水系ポンプ9や残留熱除去系12の残留熱除去系ポンプ8等の運転を確保できるので、原子炉16を含めた原子力発電プラントの安全性を向上させることができる。
本発明に係る原子力プラントの安全系の第1の実施の形態における非常用復水器を備えた系統を示す系統図。 本発明に係る原子力プラントの安全系の第1の実施の形態における静的格納容器冷却系を示す系統図。 本発明に係る原子力発電プラントの安全系の第1の実施の形態における非常用電源系の電源区分を説明する説明図。 本発明に係る原子力プラントの安全系の第2の実施の形態における非常用電源系の電源区分を説明する説明図。 本発明に係る原子力プラントの安全系の第3の実施の形態における非常用電源系の電源区分を説明する説明図。 図5における非常用電源系の電源区分の第1変形形態を説明する説明図。 図5における非常用電源系の電源区分の第2変形形態を説明する説明図。 図5における非常用電源系の電源区分の第3変形形態を説明する説明図。 図5における非常用電源系の電源区分の第4変形形態を説明する説明図。 本発明に係る原子力プラントの安全系の第4の実施の形態における非常用電源系の電源区分を説明する説明図。 図10における非常用電源系の電源区分の第1変形形態を説明する説明図。 図10における非常用電源系の電源区分の第2変形形態を説明する説明図。 従来の原子力発電プラントにおける所内電源系統を示す単線結線図。 従来の原子力発電プラントにおける沸騰水型原子炉の非常用炉心冷却系等を示す系統図。 図14の非常用炉心冷却系と非常用電源系の電源区分との関連を説明する説明図。
符号の説明
7 非常用ディーゼル発電機
11 非常用炉心冷却系
12 残留熱除去系
13 高圧炉心注水系
17 無停電電源
20 非常用復水器
21 高圧注水ポンプ
22 静的格納容器冷却系
23 原子炉格納容器
24 冷却水タンク
50 非常用電源系
51A、51B、51C 第1電源区分
52 第2電源区分
53 非常用ディーゼル発電機
60 非常用電源系
61 ガスタービン発電機
62 第2電源区分
70 非常用電源系
71 ガスタービン発電機
72、73、74、75 非常用電源系
80、81、82 非常用電源系

Claims (2)

  1. 原子力プラントにおける原子炉停止に必要な系統へ電源を供給する非常用電源系が複数の電源区分を有してなり、
    このうち、複数の第1電源区分のそれぞれには、高圧炉心注水系及び残留熱除去系のそれぞれのポンプと1台の非常用ディーゼル発電機とが接続して設置され、前記高圧炉心注水系と前記残留熱除去系のそれぞれの前記ポンプが前記非常用ディーゼル発電機から給電されるよう構成され、
    これらの第1電源区分とは独立した第2電源区分に、無停電電源と非常用復水器の駆動弁及び静的格納容器冷却系の弁とが接続して設置され、前記非常用復水器が、原子炉内の蒸気を凝縮して復水とし、この復水を前記原子炉へ還流し、前記静的格納容器冷却系が、原子炉格納容器内に放出された蒸気を凝縮して復水とし、この復水を前記原子炉格納容器へ戻すよう構成され
    前記第2電源区分には、この第2電源区分の非常用ディーゼル発電機が前記無停電電源に接続して設置され、
    また、前記第2電源区分では、前記非常用復水器の前記駆動弁及び前記静的格納容器冷却系の前記弁が前記無停電電源を経て、前記第2電源区分の前記非常用ディーゼル発電機から、高圧注水ポンプが前記第2電源区分の前記非常用ディーゼル発電機からそれぞれ給電され、
    複数の前記第1電源区分と前記第2電源区分では、全ての電源区分についてそれぞれ1台のガスタービン発電機が、前記第1電源区分及び前記第2電源区分の前記非常用ディーゼル発電機に接続して設置されたことを特徴とする原子力プラントの安全系。
  2. 原子力プラントにおける原子炉停止に必要な系統へ電源を供給する非常用電源系が複数の電源区分を有してなり、
    このうち、複数の第1電源区分のそれぞれには、高圧炉心注水系及び残留熱除去系のそれぞれのポンプと1台の非常用ディーゼル発電機とが接続して設置され、前記高圧炉心注水系と前記残留熱除去系のそれぞれの前記ポンプが前記非常用ディーゼル発電機から給電されるよう構成され、
    これらの第1電源区分とは独立した第2電源区分に、無停電電源と非常用復水器の駆動弁及び静的格納容器冷却系の弁とが接続して設置され、前記非常用復水器が、原子炉内の蒸気を凝縮して復水とし、この復水を前記原子炉へ還流し、前記静的格納容器冷却系が、原子炉格納容器内に放出された蒸気を凝縮して復水とし、この復水を前記原子炉格納容器へ戻すよう構成され
    前記第2電源区分には、この第2電源区分の非常用ディーゼル発電機が前記無停電電源に接続して設置され、
    また、前記第2電源区分では、前記非常用復水器の前記駆動弁及び前記静的格納容器冷却系の前記弁が前記無停電電源を経て、前記第2電源区分の前記非常用ディーゼル発電機から、高圧注水ポンプが前記第2電源区分の前記非常用ディーゼル発電機からそれぞれ給電され、
    複数の前記第1電源区分のうち、2つの電源区分のそれぞれに1台のガスタービン発電機が、前記2つの電源区分の前記非常用ディーゼル発電機に接続して設置されたことを特徴とする原子力プラントの安全系。
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