JP4957950B2 - タイヤ情報監視システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両のタイヤとホイールとによって形成されるタイヤ内空間の空気圧等のタイヤ情報を測定するためのタイヤ情報監視システムに関する。
車両に設けられた複数のタイヤ及び複数のホイールによって形成される複数のタイヤ内空間の空気圧を測定して、その空気圧が正常であるか否かを監視可能にしたタイヤ情報監視システムがある。特許文献1に記載のタイヤ情報監視システムは、複数のタイヤ内空間に各別に設置され、タイヤ内空間の空気圧を測定するタイヤ情報測定手段を有する複数のタイヤ側送受信装置と、車両の車体側に設置される車体側送受信装置とを備える。特許文献1に記載のタイヤ情報監視システムにおいて、先ず車体側送受信装置は、タイヤ側送受信装置毎に固有の識別情報とタイヤ情報測定手段を用いた測定結果情報とを送信するよう、タイヤ側送受信装置に対して送信要求を無線送信する。そして、送信要求を受信したタイヤ側送受信装置は、車体側送受信装置に対して、自身の識別情報と測定結果情報を無線送信する。特許文献1に記載のタイヤ情報監視システムにおいて、車体側送受信装置は、送信要求を送信するための送信アンテナを複数のタイヤ側送受信装置に対して各別に備え、各タイヤ側送受信装置に向けて順番に送信要求を送信する。つまり、車体側送受信装置は、タイヤ側送受信装置を特定した上で送信要求を受信することで、識別情報及び測定結果情報を返信してきたタイヤ側送受信装置が、自車のどの位置に設置されたタイヤ側送受信装置であるのかを判別可能になっている。
特開2004−268612号公報
特許文献1に記載のシステムでは、タイヤの数と同じ数の送信アンテナを設ける必要があるため、装置コストが大きくなるという問題がある。また、送信アンテナの数が多いということは、数多くの送信アンテナの夫々から送信要求を送信させるための制御が煩雑になることにもつながる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置コストを小さくしながら、受信した識別情報が自身の車両のどの位置に設置されたタイヤ側送受信装置から送信されたものであるのかを簡単に判定可能なタイヤ情報監視システムを提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係るタイヤ情報監視システムの特徴構成は、車両に設けられた複数のタイヤ及び複数のホイールによって形成される複数のタイヤ内空間に各別に設置される複数のタイヤ側送受信装置と、前記車両の車体側に設置される車体側送受信装置とを備え、
前記タイヤ側送受信装置の夫々は、前記タイヤ内空間の少なくとも空気圧を測定するタイヤ情報測定手段と、前記タイヤ側送受信装置毎に付与された固有の識別情報及び前記タイヤ情報測定手段による測定結果情報を前記タイヤ内空間の外部に無線送信するタイヤ側送信手段と、外部からの前記識別情報及び前記測定結果情報の送信要求を受信するタイヤ側受信手段と、前記タイヤ側受信手段が前記送信要求を受信すると前記タイヤ側送信手段に対して前記識別情報及び前記測定結果情報を外部に送信させる情報送信処理を行うタイヤ側制御手段と、を有し、
前記車体側送受信装置は、前記タイヤ側送受信装置から送信される前記識別情報及び前記測定結果情報を受信する1以上の車体側受信手段と、前記タイヤ側送受信装置に対して前記送信要求を送信する2以上の車体側送信手段と、前記車体側受信手段による前記識別情報及び前記測定結果情報の情報受信処理と前記車体側送信手段による前記送信要求の要求送信処理とを行う車体側制御手段と、を有するタイヤ情報監視システムであって、
前記2以上の車体側送信手段は、当該車体側送信手段の数が前記タイヤ側送受信装置の数よりも少なく、且つ、前記複数のタイヤ側送受信装置のうちの1つのタイヤ側送受信装置が受信可能な前記送信要求を送信する前記2以上の車体側送信手段のうちの幾つかの車体側送信手段の組合せが、前記複数のタイヤ側送受信装置毎に異なるように配置され、
前記車体側制御手段は、
前記2以上の車体側送信手段の夫々から前記送信要求を個別に送信したときに、前記1以上の車体側受信手段が受信した1以上の識別情報の組合せに基づいて、前記複数のタイヤ側送受信装置の前記車両における設置位置を特定し、
前記タイヤ側送受信装置は、前記車両の右前部、右後部、左前部、及び、左後部の4カ所に設置され、
前記車体側送受信装置は、2つの前記車体側送信手段を有し、
当該2つの車体側送信手段は、
前記車両の右前部及び右後部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記2つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信し、且つ、前記車両の右後部及び左後部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記2つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信するように、又は、
前記車両の左前部及び左後部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記2つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信し、且つ、前記車両の右前部及び左前部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記2つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信するように、又は、
前記車両の左前部及び左後部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記2つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信し、且つ、前記車両の右後部及び左後部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記2つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信するように、
前記車両の右前部及び左前部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記2つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信し、且つ、前記車両の右前部及び右後部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記2つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信するように配置されている点にある。
上記特徴構成によれば、送信要求を送信する車体側送信手段が異なると、車体側受信手段で受信される1以上の識別情報の組合せも異なるようになる。つまり、2以上の車体側送信手段の夫々から送信要求を個別に送信すると、車体側受信手段で受信される識別情報の組合せも夫々異なることになる。よって、車体側受信手段が受信した1以上の識別情報の組合せに基づいて、複数のタイヤ側送受信装置の設置位置が特定される。以上のように、本特徴構成によれば、送信要求を送信するためにタイヤの数と同じ数の車体側送信手段を設ける必要がなくなるので、装置コストを小さくできる。また、車体側送信手段の数を少なく出来るので、車体側送信手段の夫々から送信要求を送信させるための制御が簡単になる。
従って、装置コストを小さくしながら、受信した識別情報が自身の車両のどの位置に設置されたタイヤ側送受信装置から送信されたものであるのかを簡単に判定可能なタイヤ情報監視システムを提供できる。
また、4つのタイヤ側送受信装置のうち、1つのタイヤ側送受信装置は2つの車体側送信手段から送信要求を受信することができ、別の2つのタイヤ側送受信装置は互いに異なる1つの車体側送信手段から送信要求を受信することができ、残りの1つのタイヤ側送受信装置は何れの車体側送信手段からも送信要求を受信できない。その結果、2つの車体側送信手段の夫々が送信要求を送信したときに車体側受信手段が受信した識別情報の組合せを参照することで、車両に設置されている4つのタイヤ側送受信装置がどの位置に設置されているのかを特定できる。
本発明に係るタイヤ情報監視システムの別の特徴構成は、車両に設けられた複数のタイヤ及び複数のホイールによって形成される複数のタイヤ内空間に各別に設置される複数のタイヤ側送受信装置と、前記車両の車体側に設置される車体側送受信装置とを備え、
前記タイヤ側送受信装置の夫々は、前記タイヤ内空間の少なくとも空気圧を測定するタイヤ情報測定手段と、前記タイヤ側送受信装置毎に付与された固有の識別情報及び前記タイヤ情報測定手段による測定結果情報を前記タイヤ内空間の外部に無線送信するタイヤ側送信手段と、外部からの前記識別情報及び前記測定結果情報の送信要求を受信するタイヤ側受信手段と、前記タイヤ側受信手段が前記送信要求を受信すると前記タイヤ側送信手段に対して前記識別情報及び前記測定結果情報を外部に送信させる情報送信処理を行うタイヤ側制御手段と、を有し、
前記車体側送受信装置は、前記タイヤ側送受信装置から送信される前記識別情報及び前記測定結果情報を受信する1以上の車体側受信手段と、前記タイヤ側送受信装置に対して前記送信要求を送信する2以上の車体側送信手段と、前記車体側受信手段による前記識別情報及び前記測定結果情報の情報受信処理と前記車体側送信手段による前記送信要求の要求送信処理とを行う車体側制御手段と、を有するタイヤ情報監視システムであって、
前記2以上の車体側送信手段は、当該車体側送信手段の数が前記タイヤ側送受信装置の数よりも少なく、且つ、前記複数のタイヤ側送受信装置のうちの1つのタイヤ側送受信装置が受信可能な前記送信要求を送信する前記2以上の車体側送信手段のうちの幾つかの車体側送信手段の組合せが、前記複数のタイヤ側送受信装置毎に異なるように配置され、
前記車体側制御手段は、
前記2以上の車体側送信手段の夫々から前記送信要求を個別に送信したときに、前記1以上の車体側受信手段が受信した1以上の識別情報の組合せに基づいて、前記複数のタイヤ側送受信装置の前記車両における設置位置を特定し、
前記タイヤ側送受信装置は、前記車両の右前部、右後部、左前部、及び、左後部の4カ所に設置され、
前記車体側送受信装置は、3つの前記車体側送信手段を有し、
当該3つの車体側送信手段は、
前記車両の右前部及び右後部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記3つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信し、前記車両の左前部及び左後部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記3つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信し、且つ、前記車両の右前部及び左前部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記3つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信するように、又は、
前記車両の右前部及び右後部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記3つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信し、前記車両の左前部及び左後部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記3つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信し、且つ、前記車両の右後部及び左後部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記3つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信するように、又は、
前記車両の右前部及び右後部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記3つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信し、前記車両の右前部及び左前部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記3つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信し、且つ、前記車両の右後部及び左後部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記3つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信するように、又は、
前記車両の左前部及び左後部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記3つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信し、前記車両の右前部及び左前部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記3つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信し、且つ、前記車両の右後部及び左後部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記3つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信するように配置されている点にある。
上記特徴構成によれば、送信要求を送信する車体側送信手段が異なると、車体側受信手段で受信される1以上の識別情報の組合せも異なるようになる。つまり、2以上の車体側送信手段の夫々から送信要求を個別に送信すると、車体側受信手段で受信される識別情報の組合せも夫々異なることになる。よって、車体側受信手段が受信した1以上の識別情報の組合せに基づいて、複数のタイヤ側送受信装置の設置位置が特定される。以上のように、本特徴構成によれば、送信要求を送信するためにタイヤの数と同じ数の車体側送信手段を設ける必要がなくなるので、装置コストを小さくできる。また、車体側送信手段の数を少なく出来るので、車体側送信手段の夫々から送信要求を送信させるための制御が簡単になる。
従って、装置コストを小さくしながら、受信した識別情報が自身の車両のどの位置に設置されたタイヤ側送受信装置から送信されたものであるのかを簡単に判定可能なタイヤ情報監視システムを提供できる。
また、4つのタイヤ側送受信装置のうち、2つのタイヤ側送受信装置は互いに組合せの異なる2つの車体側送信手段から送信要求を受信することができ、別の2つのタイヤ側送受信装置は互いに異なる1つの車体側送信手段から送信要求を受信することができる。その結果、3つの車体側送信手段の夫々が送信要求を送信したときに車体側受信手段が受信した識別情報の組合せを参照することで、車両に設置されている4つのタイヤ側送受信装置がどの位置に設置されているのかを特定できる。
本発明に係るタイヤ情報監視システムの別の特徴構成は、前記車体側送受信装置が有する前記車体側送信手段、前記車体側受信手段及び前記車体側制御手段は、無線式の鍵を用いて前記車両のサイドドア又はトランクの解錠及び施錠を行う解錠及び施錠システムが有する送信アンテナ、受信アンテナ及び当該送信アンテナと当該受信アンテナとで送受信される信号の処理を行う制御回路部と、夫々兼用されるように構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、車両に既存の上記解錠及び施錠システムの装置構成を、タイヤ情報監視システムの装置構成として兼用できるので、タイヤ情報監視システムの装置コストを低減できる。
本発明に係るタイヤ情報監視システムの別の特徴構成は、前記車体側送信手段が前記送信要求を送信するときの電波の送信と、前記車体側送信手段が前記解錠及び施錠システムで用いられるときの電波の送信とが切り替え可能であり、前記送信要求を送信するときの電波の送信出力が前記解錠及び施錠システムで用いられるときの電波の送信出力より大きく設定されている点にある。
上記特徴構成によれば、送信要求を送信するときの電波の送信出力が解錠及び施錠システムで用いられるときの電波の送信出力より大きく設定されていることで、解錠及び施錠システムで用いられるときに車体側送信手段から送信される電波は遠くに届かないようにしてある。その結果、解錠及び施錠システムで用いられるときのセキュリティ性を確保しつつ、タイヤ位置の特定を確実に実施できる。他方で、本特徴構成と異なり、車体側送信手段が解錠及び施錠システムで用いられるときの電波の送信出力が、車体側送信手段が送信要求を送信するときの電波の送信出力より大きいと、鍵を持ったユーザが車両にそれほど接近しなくても解錠されるため、第三者が車内へ侵入する恐れがある。
<第1実施形態>
以下に図面を参照して第1実施形態のタイヤ情報監視システムについて説明する。
図1は、タイヤ情報監視システムの機能ブロック図である。タイヤ情報監視システムは、車両1に設けられた複数のタイヤ2(2a〜2d)及び複数のホイール3(3a〜3d)によって形成される複数のタイヤ内空間4(4a〜4d)に各別に設置される複数のタイヤ側送受信装置10(10a〜10d)と、車両1の車体5側に設置される車体側送受信装置20とを備える。図2は、タイヤ側送受信装置10の機能ブロック図である。複数のタイヤ内空間4(4a〜4d)に設置される各タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)の構成は同様である。本実施形態では、タイヤ情報監視システムが四輪の車両に適用される例について説明するが、三輪以上の車両に対して本発明のタイヤ情報監視システムを適用できる。
タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)は、タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)毎に付与された固有の識別情報及びセンサ部17による測定結果情報を、タイヤ内空間4(4a〜4d)の外部に無線送信するための送信回路部13及び送信アンテナ14と、外部からの識別情報及び測定結果情報の送信要求を受信する受信アンテナ16及び受信回路部15とを備え、外部との間で情報の送受信が行えるように構成されている。また、タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)は、タイヤ情報として少なくともタイヤ内空間4(4a〜4d)の空気圧(タイヤ情報の一例)を測定する空気圧センサとしてのセンサ部17と、タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)の内部で取り扱われる情報(識別情報や測定結果情報など)を記憶する記憶部11と、受信アンテナ16及び受信回路部15が外部から送信要求を受信すると、送信アンテナ14及び送信回路部13を用いて自車の識別情報及び測定結果情報を外部に送信する第1情報送信処理を行う制御回路部12とを備えている。
以上のように、センサ部17は本発明のタイヤ情報測定手段に相当し、送信アンテナ14は本発明のタイヤ側送信手段に相当し、受信アンテナ16は本発明のタイヤ側受信手段に相当し、制御回路部12は本発明のタイヤ側制御手段に相当する。
車体側送受信装置20は、タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)から送信される識別情報及び測定結果情報を受信する受信アンテナ21と、タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)に対して識別情報及び測定結果情報の送信要求を送信する送信アンテナ22(22a,22b)とを備える。また、車体側送受信装置20は、車体側送受信装置20の内部で取り扱われる情報(タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)から受信した識別情報や測定結果情報など)を記憶する記憶部26と、受信アンテナ21及び受信回路部23による識別情報及び測定結果情報の情報受信処理と送信アンテナ22(22a,22b)及び送信回路部24による送信要求の要求送信処理とを行うECU(電子制御ユニット)25とを備える。但し、送信回路部24から送信アンテナ22(22a,22b)の夫々へは、送信回路部24が有するアンテナセレクタ部24cを介して送信要求の信号が伝送されるように構成されている。従って、各送信アンテナ22a,22bから同時に送信要求は送信できず、アンテナセレクタ部24cで選択されている方の送信アンテナのみから送信要求が送信される。また、車両1の乗員が操作するイグニッションキー(IG)31がECU25に接続された状態で設けられている。
以上のように、受信アンテナ21は本発明の車体側受信手段に相当し、送信アンテナ22は本発明の車体側送信手段に相当し、記憶部26は車体側記憶手段に相当し、ECU25は車体側制御手段に相当する。
以下に、車体側送受信装置20及びタイヤ側送受信装置10(10a〜10d)の具体的な構成について説明する。
本発明に係るタイヤ情報監視システムは、タイヤ側送受信装置10が識別情報及びタイヤ内空間4の空気圧に関する測定結果情報を外部に無線送信する第1情報送信処理及び第2情報送信処理を行うことで、車体側送受信装置20がその識別情報及び測定結果情報を受信したとき、その測定結果情報が車両1のどの位置に配置されたタイヤ側送受信装置10から送信されたものであるのかを上記識別情報に基づいて特定するものである。従って、車体側送受信装置20の記憶部26には、4つの識別情報と、それらの識別情報に対応するタイヤ側送受信装置10の設置位置に関する情報とが記憶されている。但し、車両1のイグニッションキー31がオフされている間にタイヤ2及びホイール3(つまり、タイヤ側送受信装置)が入れ換えられる可能性がある。その場合には、記憶部26が記憶している識別情報とそれに対応するタイヤ側送受信装置10の設置位置との関係が正しくなくなってしまう。そのため、本発明に係るタイヤ情報監視システムは、車両1のイグニッションキー31がオン操作される度に、後述するような識別情報及び測定結果情報の送信要求を車体側送受信装置20が行って、記憶部26に記憶している識別情報とそれに対応するタイヤ側送受信装置10の設置位置との関係を更新するように構成されている。
タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)の制御回路部12は、所定のタイミングでセンサ部17によって測定されたタイヤ内空間4(4a〜4d)の空気圧に関する測定結果情報を記憶部11に蓄積させる。そして、タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)の制御回路部12は、車体側送受信装置20から識別情報及び測定結果情報の送信要求を受け取ったときに、自身の識別情報及び測定結果情報を外部に無線送信する第1情報送信処理と、イグニッションキー31がオン操作されて車両1が始動された後で、自動的に自身の識別情報及び測定結果情報を外部に無線送信する第2情報送信処理とを行う。また、タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)の受信回路部15及び送信回路部13は、受信した信号の復調処理及び送信する信号の変調処理を行っている。但し、タイヤ側送受信装置10から、上記第1情報送信処理において、識別情報のみを外部に無線送信するように構成してもよい。また、車体側送受信装置20から、識別情報のみの送信要求を行うように構成してもよい。
車体側送受信装置20は、各タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)に対して識別情報及び測定結果情報の送信要求を送信することでタイヤ側送受信装置10(10a〜10d)が上記第1情報送信処理を行ったとき、各タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)から送信された識別情報及び測定結果情報を受信する。また、タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)が上記第2情報送信処理を行ったとき、各タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)から送信された識別情報及び測定結果情報を受信する。そして、車体側送受信装置20が取得した測定結果情報は、車両1の乗員が認識可能であるように、車両1に設けられた表示装置6において表示される。また、測定結果情報に加えて、識別情報を表示装置6において表示してもよい。更に、送信回路部24は上記送信要求の変調処理を行い、受信回路部23は各受信アンテナ21で受信された信号の復調処理を行う。
本実施形態では、タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)は、車両1の右前部、右後部、左前部、及び、左後部の4ヶ所に設置されている。また、車体側送受信装置20の送信アンテナ22aは車両1の前部に設置され、送信アンテナ22bは車両1の右部に設置されている。その結果、車体側送受信装置20の送信アンテナ22aからの送信要求は、右前部のタイヤ側送受信装置10aと左前部のタイヤ側送受信装置10cとによって受信される。更に、車体側送受信装置20の送信アンテナ22bからの送信要求は、右前部のタイヤ側送受信装置10aと右後部のタイヤ側送受信装置10bとによって受信される。
つまり、右前部のタイヤ側送受信装置10aと左前部のタイヤ側送受信装置10cとは、車体側送受信装置20の送信アンテナ22aから送信要求を受信している。また、右前部のタイヤ側送受信装置10aと右後部のタイヤ側送受信装置10bとは、車体側送受信装置20の送信アンテナ22bから送信要求を受信している。このように、送信アンテナ22は、送信アンテナ22の数がタイヤ側送受信装置10の数よりも少なく、且つ、複数のタイヤ側送受信装置10のうちの1つのタイヤ側送受信装置10が受信可能な送信要求を送信する2つの送信アンテナ22のうちの幾つかの送信アンテナ22の組合せが、複数のタイヤ側送受信装置10毎に異なるように配置されている。
以下の表1は、タイヤ側送受信装置10が、車体側送受信装置20の送信アンテナ22のうちの何れの送信アンテナ22から識別情報(及び測定結果情報)の送信要求を受信可能である(「○」)か否か(「×」)を示すものである。つまり、車体側送受信装置20が送信要求を送信した後で受信した識別情報(及び測定結果情報)が、どのタイヤ側送受信装置10から送信されたものであるのかを表すものである。但し、タイヤ側送受信装置10a〜10dの夫々には、識別情報A〜Dが付与されているものとする。
Figure 0004957950
表1に示すように、車両1の前部に設置された送信アンテナ22aから送信要求を送信したとき、タイヤ側送受信装置10a及びタイヤ側送受信装置10cに付与された識別情報A及び識別情報Cが受信アンテナ21で受信される。よって、ECU25は、送信アンテナ22aに対応した受信グループに属するタイヤ側送受信装置10a,10cの組合せと、その受信グループに属さないタイヤ側送受信装置10b,10dの組合せとに分けることができる。その結果、ECU25は、識別情報Aが付与されたタイヤ側送受信装置10a及び識別情報Cが付与されたタイヤ側送受信装置10cは、車両1の前部に設置されていると判定する。
また、車両1の右部に設置された送信アンテナ22bから送信要求を送信したとき、タイヤ側送受信装置10a及びタイヤ側送受信装置10bに付与された識別情報A及び識別情報Bが受信アンテナ21で受信される。よって、ECU25は、送信アンテナ22bに対応した受信グループに属するタイヤ側送受信装置10a,10bの組合せと、その受信グループに属さないタイヤ側送受信装置10c,10dの組合せとに分けることができる。その結果、ECU25は、識別情報Aが付与されたタイヤ側送受信装置10a及び識別情報Bが付与されたタイヤ側送受信装置10bは、車両1の右部に設置されていると判定する。
以上の結果、ECU25は、識別情報Aが付与されたタイヤ側送受信装置10aは、車両1の前部且つ右部に配置されていると判定し、識別情報Bが付与されたタイヤ側送受信装置10bは、車両1の右部に配置されていると判定し、識別情報Cが付与されたタイヤ側送受信装置10cは、車両1の前部に配置されていると判定する。ここで、タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)は、車両1の右前部、右後部、左前部、及び、左後部の4ヶ所に設置されていることを考慮して、ECU25は、識別情報Aが付与されたタイヤ側送受信装置10aは車両1の右前部に配置され、識別情報Bが付与されたタイヤ側送受信装置10bは車両1の右後部に配置され、識別情報Cが付与されたタイヤ側送受信装置10cは車両1の左前部に配置され、識別情報Dが付与されたタイヤ側送受信装置10dは車両1の左後部に配置されているという判定結果を下す。
以上のようにして、固有の識別情報が付与されたタイヤ側送受信装置の設置位置が特定できるので、ECU25は、測定結果情報及び識別情報を受信したとき、その測定結果情報が自身の車両1のどの位置に設置されたタイヤ側送受信装置から送られてきた情報であるのかを判定できる。そして、ECU25は、表示装置6において、タイヤの位置を識別可能に空気圧の測定結果を表示する。
<第2実施形態>
第2実施形態のタイヤ情報監視システムは、車体側送受信装置が有する2つの送信アンテナの設置位置が上記第1実施形態と異なっている。以下に第2実施形態のタイヤ情報監視システムについて説明するが、第1実施形態と同様の構成については説明を省略する。
図3は、第2実施形態のタイヤ情報監視システムの機能ブロック図である。但し、車体側送受信装置20の内部構成は第1実施形態と同様であるので、一部省略して記載している。第2実施形態においても、タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)は、車両1の右前部、右後部、左前部、及び、左後部の4ヶ所に設置されている。また、車体側送受信装置20の送信アンテナ22bが車両1の右部に設置され、送信アンテナ22cが車両1の後部に設置されている。その結果、車体側送受信装置20の送信アンテナ22bからの送信要求は、右前部のタイヤ側送受信装置10aと右後部のタイヤ側送受信装置10bとによって受信される。更に、車体側送受信装置20の送信アンテナ22cからの送信要求は、右後部のタイヤ側送受信装置10bと左後部のタイヤ側送受信装置10dとによって受信される。
つまり、右前部のタイヤ側送受信装置10aと右後部のタイヤ側送受信装置10bとは、車体側送受信装置20の送信アンテナ22bから送信要求を受信している。また、右後部のタイヤ側送受信装置10bと左後部のタイヤ側送受信装置10dとは、車体側送受信装置20の送信アンテナ22cから送信要求を受信している。
以下の表2は、タイヤ側送受信装置が、車体側送受信装置20の送信アンテナのうちの何れの送信アンテナから識別情報(及び測定結果情報)の送信要求を受信可能である(「○」)か否か(「×」)を示すものである。つまり、車体側送受信装置20が送信要求を送信した後で受信した識別情報(及び測定結果情報)が、どのタイヤ側送受信装置から送信されたものであるのかを表すものである。
Figure 0004957950
表2に示すように、車両1の右部に設置された送信アンテナ22bから送信要求を送信したとき、タイヤ側送受信装置10a及びタイヤ側送受信装置10bに付与された識別情報A及び識別情報Bが受信アンテナ21で受信される。よって、ECU25は、送信アンテナ22bに対応した受信グループに属するタイヤ側送受信装置10a,10bの組合せと、その受信グループに属さないタイヤ側送受信装置10c,10dの組合せとに分けることができる。その結果、ECU25は、識別情報Aが付与されたタイヤ側送受信装置10a及び識別情報Bが付与されたタイヤ側送受信装置10bは、車両1の右部に設置されていると判定する。
また、車両1の後部に設置された送信アンテナ22cから送信要求を送信したとき、タイヤ側送受信装置10b及びタイヤ側送受信装置10dに付与された識別情報B及び識別情報Dが受信アンテナ21で受信される。よって、ECU25は、送信アンテナ22cに対応した受信グループに属するタイヤ側送受信装置10b,10dの組合せと、その受信グループに属さないタイヤ側送受信装置10a,10cの組合せとに分けることができる。その結果、ECU25は、識別情報Bが付与されたタイヤ側送受信装置10b及び識別情報Dが付与されたタイヤ側送受信装置10dは、車両1の後部に設置されていると判定する。
以上の結果、ECU25は、識別情報Aが付与されたタイヤ側送受信装置10aは、車両1の右部に配置されていると判定し、識別情報Bが付与されたタイヤ側送受信装置10bは、車両1の後部且つ右部に配置されていると判定し、識別情報Dが付与されたタイヤ側送受信装置10dは、車両1の後部に配置されていると判定する。
従って、ECU25は、識別情報Aが付与されたタイヤ側送受信装置10aは車両1の右前部に配置され、識別情報Bが付与されたタイヤ側送受信装置10bは車両1の右後部に配置され、識別情報Cが付与されたタイヤ側送受信装置10cは車両1の左前部に配置され、識別情報Dが付与されたタイヤ側送受信装置10dは車両1の左後部に配置されているという判定結果を下す。
<第3実施形態>
第3実施形態のタイヤ情報監視システムは、車体側送受信装置が有する2つの送信アンテナの設置位置が上記第1及び第2実施形態と異なっている。以下に第3実施形態のタイヤ情報監視システムについて説明するが、第1実施形態と同様の構成については説明を省略する。
図4は、第3実施形態のタイヤ情報監視システムの機能ブロック図である。但し、車体側送受信装置20の内部構成は第1実施形態と同様であるので、一部省略して記載している。第3実施形態においても、タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)は、車両1の右前部、右後部、左前部、及び、左後部の4ヶ所に設置されている。また、車体側送受信装置20の送信アンテナ22aが車両1の前部に設置され、送信アンテナ22dが車両1の左部に設置されている。その結果、車体側送受信装置20の送信アンテナ22aからの送信要求は、右前部のタイヤ側送受信装置10aと左前部のタイヤ側送受信装置10cとによって受信される。更に、車体側送受信装置20の送信アンテナ22dからの送信要求は、左前部のタイヤ側送受信装置10cと左後部のタイヤ側送受信装置10dとによって受信される。
つまり、右前部のタイヤ側送受信装置10aと左前部のタイヤ側送受信装置10cとは、車体側送受信装置20の送信アンテナ22aから送信要求を受信している。また、左前部のタイヤ側送受信装置10cと左後部のタイヤ側送受信装置10dとは、車体側送受信装置20の送信アンテナ22dから送信要求を受信している。
以下の表3は、タイヤ側送受信装置が、車体側送受信装置20の送信アンテナのうちの何れの送信アンテナから識別情報(及び測定結果情報)の送信要求を受信可能である(「○」)か否か(「×」)を示すものである。つまり、車体側送受信装置20が送信要求を送信した後で受信した識別情報(及び測定結果情報)が、どのタイヤ側送受信装置から送信されたものであるのかを表すものである。
Figure 0004957950
表3に示すように、車両1の前部に設置された送信アンテナ22aから送信要求を送信したとき、タイヤ側送受信装置10a及びタイヤ側送受信装置10cに付与された識別情報A及び識別情報Cが受信アンテナ21で受信される。よって、ECU25は、送信アンテナ22aに対応した受信グループに属するタイヤ側送受信装置10a,10cの組合せと、その受信グループに属さないタイヤ側送受信装置10b,10dの組合せとに分けることができる。その結果、ECU25は、識別情報Aが付与されたタイヤ側送受信装置10a及び識別情報Cが付与されたタイヤ側送受信装置10cは、車両1の前部に設置されていると判定する。
また、車両1の左部に設置された送信アンテナ22dから送信要求を送信したとき、タイヤ側送受信装置10c及びタイヤ側送受信装置10dに付与された識別情報C及び識別情報Dが受信アンテナ21で受信される。よって、ECU25は、送信アンテナ22dに対応した受信グループに属するタイヤ側送受信装置10c,10dの組合せと、その受信グループに属さないタイヤ側送受信装置10a,10bの組合せとに分けることができる。その結果、ECU25は、識別情報Cが付与されたタイヤ側送受信装置10c及び識別情報Dが付与されたタイヤ側送受信装置10dは、車両1の左部に設置されていると判定する。
以上の結果、ECU25は、識別情報Aが付与されたタイヤ側送受信装置10aは、車両1の前部に配置されていると判定し、識別情報Cが付与されたタイヤ側送受信装置10cは、車両1の前部且つ左部に配置されていると判定し、識別情報Dが付与されたタイヤ側送受信装置10dは、車両1の左部に配置されていると判定する。
従って、ECU25は、識別情報Aが付与されたタイヤ側送受信装置10aは車両1の右前部に配置され、識別情報Bが付与されたタイヤ側送受信装置10bは車両1の右後部に配置され、識別情報Cが付与されたタイヤ側送受信装置10cは車両1の左前部に配置され、識別情報Dが付与されたタイヤ側送受信装置10dは車両1の左後部に配置されているという判定結果を下す。
<第4実施形態>
第4実施形態のタイヤ情報監視システムは、車体側送受信装置が有する2つの送信アンテナの設置位置が上記第1〜第3実施形態と異なっている。以下に第4実施形態のタイヤ情報監視システムについて説明するが、第1実施形態と同様の構成については説明を省略する。
図5は、第4実施形態のタイヤ情報監視システムの機能ブロック図である。但し、車体側送受信装置20の内部構成は第1実施形態と同様であるので、一部省略して記載している。第4実施形態においても、タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)は、車両1の右前部、右後部、左前部、及び、左後部の4ヶ所に設置されている。また、車体側送受信装置20の送信アンテナ22cが車両1の後部に設置され、送信アンテナ22dが車両1の左部に設置されている。その結果、車体側送受信装置20の送信アンテナ22cからの送信要求は、右後部のタイヤ側送受信装置10bと左後部のタイヤ側送受信装置10dとによって受信される。更に、車体側送受信装置20の送信アンテナ22dからの送信要求は、左前部のタイヤ側送受信装置10cと左後部のタイヤ側送受信装置10dとによって受信される。
つまり、右後部のタイヤ側送受信装置10bと左後部のタイヤ側送受信装置10dとは、車体側送受信装置20の送信アンテナ22cから送信要求を受信している。また、左前部のタイヤ側送受信装置10cと左後部のタイヤ側送受信装置10dとは、車体側送受信装置20の送信アンテナ22dから送信要求を受信している。
以下の表4は、タイヤ側送受信装置が、車体側送受信装置20の送信アンテナのうちの何れの送信アンテナから識別情報(及び測定結果情報)の送信要求を受信可能である(「○」)か否か(「×」)を示すものである。つまり、車体側送受信装置20が送信要求を送信した後で受信した識別情報(及び測定結果情報)が、どのタイヤ側送受信装置から送信されたものであるのかを表すものである。
Figure 0004957950
表4に示すように、車両1の後部に設置された送信アンテナ22cから送信要求を送信したとき、タイヤ側送受信装置10b及びタイヤ側送受信装置10dに付与された識別情報B及び識別情報Dが受信アンテナ21で受信される。よって、ECU25は、送信アンテナ22cに対応した受信グループに属するタイヤ側送受信装置10b,10dの組合せと、その受信グループに属さないタイヤ側送受信装置10a,10cの組合せとに分けることができる。その結果、ECU25は、識別情報Bが付与されたタイヤ側送受信装置10b及び識別情報Dが付与されたタイヤ側送受信装置10dは、車両1の後部に設置されていると判定する。
また、車両1の左部に設置された送信アンテナ22dから送信要求を送信したとき、タイヤ側送受信装置10c及びタイヤ側送受信装置10dに付与された識別情報C及び識別情報Dが受信アンテナ21で受信される。よって、ECU25は、送信アンテナ22dに対応した受信グループに属するタイヤ側送受信装置10c,10dの組合せと、その受信グループに属さないタイヤ側送受信装置10a,10bの組合せとに分けることができる。その結果、ECU25は、識別情報Cが付与されたタイヤ側送受信装置10c及び識別情報Dが付与されたタイヤ側送受信装置10dは、車両1の左部に設置されていると判定する。
以上の結果、ECU25は、識別情報Bが付与されたタイヤ側送受信装置10bは、車両1の後部に配置されていると判定し、識別情報Cが付与されたタイヤ側送受信装置10cは、車両1の左部に配置されていると判定し、識別情報Dが付与されたタイヤ側送受信装置10dは、車両1の左部且つ後部に配置されていると判定する。
従って、ECU25は、識別情報Aが付与されたタイヤ側送受信装置10aは車両1の右前部に配置され、識別情報Bが付与されたタイヤ側送受信装置10bは車両1の右後部に配置され、識別情報Cが付与されたタイヤ側送受信装置10cは車両1の左前部に配置され、識別情報Dが付与されたタイヤ側送受信装置10dは車両1の左後部に配置されているという判定結果を下す。
<第5実施形態>
第5実施形態のタイヤ情報監視システムは、車体側送受信装置が3つの送信アンテナを有している点で、上記第1実施形態と異なっている。以下に、第5実施形態のタイヤ情報監視システムについて説明するが、第1実施形態と同様の構成については説明を省略する。
図6は、第5実施形態のタイヤ情報監視システムの機能ブロック図である。但し、車体側送受信装置30の内部構成は第1〜第4実施形態の車体側送受信装置20と同様であるので、受信アンテナ21及び送信アンテナ22の他の装置構成は省略して記載している。第5実施形態において、車体側送受信装置30は、タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)に対して識別情報及び測定結果情報の送信要求を送信する3つの送信アンテナ22(22a,22c、22d)を備える。
第5実施形態では、タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)は、車両1の右前部、右後部、左前部、及び、左後部の4ヶ所に設置されている。また、車体側送受信装置30の送信アンテナ22aが車両1の前部に設置され、送信アンテナ22cが車両1の後部に設置され、送信アンテナ22dが車両1の左部に設置されている。その結果、車体側送受信装置30の送信アンテナ22aからの送信要求は、右前部のタイヤ側送受信装置10aと左前部のタイヤ側送受信装置10cとによって受信される。更に、車体側送受信装置30の送信アンテナ22cからの送信要求は、右後部のタイヤ側送受信装置10bと左後部のタイヤ側送受信装置10dとによって受信される。また更に、車体側送受信装置30の送信アンテナ22dからの送信要求は、左前部のタイヤ側送受信装置10cと左後部のタイヤ側送受信装置10dとによって受信される。
つまり、右前部のタイヤ側送受信装置10aと左前部のタイヤ側送受信装置10cとは、車体側送受信装置30の送信アンテナ22aから送信要求を受信している。また、右後部のタイヤ側送受信装置10bと左後部のタイヤ側送受信装置10dとは、車体側送受信装置30の送信アンテナ22cから送信要求を受信している。更に、左前部のタイヤ側送受信装置10cと左後部のタイヤ側送受信装置10dとは、車体側送受信装置30の送信アンテナ22dから送信要求を受信している。このように、送信アンテナ22は、送信アンテナ22の数がタイヤ側送受信装置10の数よりも少なく、且つ、複数のタイヤ側送受信装置10のうちの1つのタイヤ側送受信装置10が受信可能な送信要求を送信する3つの送信アンテナ22のうちの幾つかの送信アンテナ22の組合せが、複数のタイヤ側送受信装置10毎に異なるように配置されている。
以下の表5は、タイヤ側送受信装置が、車体側送受信装置30の送信アンテナのうちの何れの送信アンテナから識別情報(及び測定結果情報)の送信要求を受信可能である(「○」)か否か(「×」)を示すものである。つまり、車体側送受信装置30が送信要求を送信した後で受信した識別情報(及び測定結果情報)が、どのタイヤ側送受信装置から送信されたものであるのかを表すものである。
Figure 0004957950
表5に示すように、車両1の前部に設置された送信アンテナ22aから送信要求を送信したとき、タイヤ側送受信装置10a及びタイヤ側送受信装置10cに付与された識別情報A及び識別情報Cが受信アンテナ21で受信される。よって、ECU25は、送信アンテナ22aに対応した受信グループに属するタイヤ側送受信装置10a,10cの組合せと、その受信グループに属さないタイヤ側送受信装置10b,10dの組合せとに分けることができる。その結果、ECU25は、識別情報Aが付与されたタイヤ側送受信装置10a及び識別情報Cが付与されたタイヤ側送受信装置10cは、車両1の前部に設置されていると判定する。
また、車両1の後部に設置された送信アンテナ22cから送信要求を送信したとき、タイヤ側送受信装置10b及びタイヤ側送受信装置10dに付与された識別情報B及び識別情報Dが受信アンテナ21で受信される。よって、ECU25は、送信アンテナ22cに対応した受信グループに属するタイヤ側送受信装置10b,10dの組合せと、その受信グループに属さないタイヤ側送受信装置10a,10cの組合せとに分けることができる。その結果、ECU25は、識別情報Bが付与されたタイヤ側送受信装置10b及び識別情報Dが付与されたタイヤ側送受信装置10dは、車両1の後部に設置されていると判定する。
また更に、車両1の左部に設置された送信アンテナ22dから送信要求を送信したとき、タイヤ側送受信装置10c及びタイヤ側送受信装置10dに付与された識別情報C及び識別情報Dが受信アンテナ21で受信される。よって、ECU25は、送信アンテナ22dに対応した受信グループに属するタイヤ側送受信装置10c,10dの組合せと、その受信グループに属さないタイヤ側送受信装置10a,10bの組合せとに分けることができる。その結果、ECU25は、識別情報Cが付与されたタイヤ側送受信装置10c及び識別情報Dが付与されたタイヤ側送受信装置10dは、車両1の左部に設置されていると判定する。
以上の結果、ECU25は、識別情報Aが付与されたタイヤ側送受信装置10aは、車両1の前部に配置されていると判定し、識別情報Bが付与されたタイヤ側送受信装置10bは、車両1の後部に配置されていると判定し、識別情報Cが付与されたタイヤ側送受信装置10cは、車両1の左部且つ前部に配置されていると判定し、識別情報Dが付与されたタイヤ側送受信装置10dは、車両1の左部且つ後部に配置されていると判定する。
従って、ECU25は、識別情報Aが付与されたタイヤ側送受信装置10aは車両1の右前部に配置され、識別情報Bが付与されたタイヤ側送受信装置10bは車両1の右後部に配置され、識別情報Cが付与されたタイヤ側送受信装置10cは車両1の左前部に配置され、識別情報Dが付与されたタイヤ側送受信装置10dは車両1の左後部に配置されているという判定結果を下す。
<第6実施形態>
第6実施形態のタイヤ情報監視システムは、車体側送受信装置が有する3つの送信アンテナの設置位置が上記第5実施形態と異なっている。以下に第6実施形態のタイヤ情報監視システムについて説明するが、第5実施形態と同様の構成については説明を省略する。
図7は、第6実施形態のタイヤ情報監視システムの機能ブロック図である。但し、車体側送受信装置30の内部構成は第5実施形態と同様であるので、一部省略して記載している。第6実施形態でも、タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)は、車両1の右前部、右後部、左前部、及び、左後部の4ヶ所に設置されている。また、車体側送受信装置30の送信アンテナ22aが車両1の前部に設置され、送信アンテナ22bが車両1の右部に設置され、送信アンテナ22cが車両1の後部に設置されている。その結果、車体側送受信装置30の送信アンテナ22aからの送信要求は、右前部のタイヤ側送受信装置10aと左前部のタイヤ側送受信装置10cとによって受信される。更に、車体側送受信装置30の送信アンテナ22bからの送信要求は、右前部のタイヤ側送受信装置10aと右後部のタイヤ側送受信装置10bとによって受信される。また更に、車体側送受信装置30の送信アンテナ22cからの送信要求は、右後部のタイヤ側送受信装置10bと左後部のタイヤ側送受信装置10dとによって受信される。
つまり、右前部のタイヤ側送受信装置10aと左前部のタイヤ側送受信装置10cとは、車体側送受信装置30の送信アンテナ22aから送信要求を受信している。また、右前部のタイヤ側送受信装置10aと右後部のタイヤ側送受信装置10bとは、車体側送受信装置30の送信アンテナ22bから送信要求を受信している。更に、右後部のタイヤ側送受信装置10bと左後部のタイヤ側送受信装置10dとは、車体側送受信装置30の送信アンテナ22cから送信要求を受信している。
以下の表6は、タイヤ側送受信装置が、車体側送受信装置30の送信アンテナのうちの何れの送信アンテナから識別情報(及び測定結果情報)の送信要求を受信可能である(「○」)か否か(「×」)を示すものである。つまり、車体側送受信装置30が送信要求を送信した後で受信した識別情報(及び測定結果情報)が、どのタイヤ側送受信装置から送信されたものであるのかを表すものである。
Figure 0004957950
表6に示すように、車両1の前部に設置された送信アンテナ22aから送信要求を送信したとき、タイヤ側送受信装置10a及びタイヤ側送受信装置10cに付与された識別情報A及び識別情報Cが受信アンテナ21で受信される。よって、ECU25は、送信アンテナ22aに対応した受信グループに属するタイヤ側送受信装置10a,10cの組合せと、その受信グループに属さないタイヤ側送受信装置10b,10dの組合せとに分けることができる。その結果、ECU25は、識別情報Aが付与されたタイヤ側送受信装置10a及び識別情報Cが付与されたタイヤ側送受信装置10cは、車両1の前部に設置されていると判定する。
また、車両1の右部に設置された送信アンテナ22bから送信要求を送信したとき、タイヤ側送受信装置10a及びタイヤ側送受信装置10bに付与された識別情報A及び識別情報Bが受信アンテナ21で受信される。よって、ECU25は、送信アンテナ22bに対応した受信グループに属するタイヤ側送受信装置10a,10bの組合せと、その受信グループに属さないタイヤ側送受信装置10c,10dの組合せとに分けることができる。その結果、ECU25は、識別情報Aが付与されたタイヤ側送受信装置10a及び識別情報Bが付与されたタイヤ側送受信装置10bは、車両1の右部に設置されていると判定する。
また更に、車両1の後部に設置された送信アンテナ22cから送信要求を送信したとき、タイヤ側送受信装置10b及びタイヤ側送受信装置10dに付与された識別情報B及び識別情報Dが受信アンテナ21で受信される。よって、ECU25は、送信アンテナ22cに対応した受信グループに属するタイヤ側送受信装置10b,10dの組合せと、その受信グループに属さないタイヤ側送受信装置10a,10cの組合せとに分けることができる。その結果、ECU25は、識別情報Bが付与されたタイヤ側送受信装置10b及び識別情報Dが付与されたタイヤ側送受信装置10dは、車両1の後部に設置されていると判定する。
以上の結果、ECU25は、識別情報Aが付与されたタイヤ側送受信装置10aは、車両1の右部且つ前部に配置されていると判定し、識別情報Bが付与されたタイヤ側送受信装置10bは、車両1の右部且つ後部に配置されていると判定し、識別情報Cが付与されたタイヤ側送受信装置10cは、車両1の前部に配置されていると判定し、識別情報Dが付与されたタイヤ側送受信装置10dは、車両1の後部に配置されていると判定する。
従って、ECU25は、識別情報Aが付与されたタイヤ側送受信装置10aは車両1の右前部に配置され、識別情報Bが付与されたタイヤ側送受信装置10bは車両1の右後部に配置され、識別情報Cが付与されたタイヤ側送受信装置10cは車両1の左前部に配置され、識別情報Dが付与されたタイヤ側送受信装置10dは車両1の左後部に配置されているという判定結果を下す。
<第7実施形態>
第7実施形態のタイヤ情報監視システムは、車体側送受信装置が有する3つの送信アンテナの設置位置が上記第5又は第6実施形態と異なっている。以下に第7実施形態のタイヤ情報監視システムについて説明するが、第5実施形態と同様の構成については説明を省略する。
図8は、第7実施形態のタイヤ情報監視システムの機能ブロック図である。但し、車体側送受信装置30の内部構成は第5実施形態と同様であるので、一部省略して記載している。第7実施形態でも、タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)は、車両1の右前部、右後部、左前部、及び、左後部の4ヶ所に設置されている。また、車体側送受信装置30の送信アンテナ22aが車両1の前部に設置され、送信アンテナ22bが車両1の右部に設置され、送信アンテナ22dが車両1の左部に設置されている。その結果、車体側送受信装置30の送信アンテナ22aからの送信要求は、右前部のタイヤ側送受信装置10aと左前部のタイヤ側送受信装置10cとによって受信される。更に、車体側送受信装置30の送信アンテナ22bからの送信要求は、右前部のタイヤ側送受信装置10aと右後部のタイヤ側送受信装置10bとによって受信される。また更に、車体側送受信装置30の送信アンテナ22dからの送信要求は、左前部のタイヤ側送受信装置10cと左後部のタイヤ側送受信装置10dとによって受信される。
つまり、右前部のタイヤ側送受信装置10aと左前部のタイヤ側送受信装置10cとは、車体側送受信装置30の送信アンテナ22aから送信要求を受信している。また、右前部のタイヤ側送受信装置10aと右後部のタイヤ側送受信装置10bとは、車体側送受信装置30の送信アンテナ22bから送信要求を受信している。更に、左前部のタイヤ側送受信装置10cと左後部のタイヤ側送受信装置10dとは、車体側送受信装置30の送信アンテナ22dから送信要求を受信している。
以下の表7は、タイヤ側送受信装置が、車体側送受信装置30の送信アンテナのうちの何れの送信アンテナから識別情報(及び測定結果情報)の送信要求を受信可能である(「○」)か否か(「×」)を示すものである。つまり、車体側送受信装置30が送信要求を送信した後で受信した識別情報(及び測定結果情報)が、どのタイヤ側送受信装置から送信されたものであるのかを表すものである。
Figure 0004957950
表7に示すように、車両1の前部に設置された送信アンテナ22aから送信要求を送信したとき、タイヤ側送受信装置10a及びタイヤ側送受信装置10cに付与された識別情報A及び識別情報Cが受信アンテナ21で受信される。よって、ECU25は、送信アンテナ22aに対応した受信グループに属するタイヤ側送受信装置10a,10cの組合せと、その受信グループに属さないタイヤ側送受信装置10b,10dの組合せとに分けることができる。その結果、ECU25は、識別情報Aが付与されたタイヤ側送受信装置10a及び識別情報Cが付与されたタイヤ側送受信装置10cは、車両1の前部に設置されていると判定する。
また、車両1の右部に設置された送信アンテナ22bから送信要求を送信したとき、タイヤ側送受信装置10a及びタイヤ側送受信装置10bに付与された識別情報A及び識別情報Bが受信アンテナ21で受信される。よって、ECU25は、送信アンテナ22bに対応した受信グループに属するタイヤ側送受信装置10a,10bの組合せと、その受信グループに属さないタイヤ側送受信装置10c,10dの組合せとに分けることができる。その結果、ECU25は、識別情報Aが付与されたタイヤ側送受信装置10a及び識別情報Bが付与されたタイヤ側送受信装置10bは、車両1の右部に設置されていると判定する。
また更に、車両1の左部に設置された送信アンテナ22dから送信要求を送信したとき、タイヤ側送受信装置10c及びタイヤ側送受信装置10dに付与された識別情報C及び識別情報Dが受信アンテナ21で受信される。よって、ECU25は、送信アンテナ22dに対応した受信グループに属するタイヤ側送受信装置10c,10dの組合せと、その受信グループに属さないタイヤ側送受信装置10a,10bの組合せとに分けることができる。その結果、ECU25は、識別情報Cが付与されたタイヤ側送受信装置10c及び識別情報Dが付与されたタイヤ側送受信装置10dは、車両1の左部に設置されていると判定する。
以上の結果、ECU25は、識別情報Aが付与されたタイヤ側送受信装置10aは、車両1の右部且つ前部に配置されていると判定し、識別情報Bが付与されたタイヤ側送受信装置10bは、車両1の右部に配置されていると判定し、識別情報Cが付与されたタイヤ側送受信装置10cは、車両1の左部且つ前部に配置されていると判定し、識別情報Dが付与されたタイヤ側送受信装置10dは、車両1の左部に配置されていると判定する。
従って、ECU25は、識別情報Aが付与されたタイヤ側送受信装置10aは車両1の右前部に配置され、識別情報Bが付与されたタイヤ側送受信装置10bは車両1の右後部に配置され、識別情報Cが付与されたタイヤ側送受信装置10cは車両1の左前部に配置され、識別情報Dが付与されたタイヤ側送受信装置10dは車両1の左後部に配置されているという判定結果を下す。
<第8実施形態>
第8実施形態のタイヤ情報監視システムは、車体側送受信装置が有する3つの送信アンテナの設置位置が上記第5〜第7実施形態と異なっている。以下に第8実施形態のタイヤ情報監視システムについて説明するが、第5実施形態と同様の構成については説明を省略する。
図9は、第8実施形態のタイヤ情報監視システムの機能ブロック図である。但し、車体側送受信装置30の内部構成は第5実施形態と同様であるので、一部省略して記載している。第8実施形態でも、タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)は、車両1の右前部、右後部、左前部、及び、左後部の4ヶ所に設置されている。また、送信アンテナ22bが車両1の右部に設置され、送信アンテナ22cが車両1の後部に設置され、車体側送受信装置30の送信アンテナ22dが車両1の左部に設置されている。その結果、車体側送受信装置30の送信アンテナ22bからの送信要求は、右前部のタイヤ側送受信装置10aと右後部のタイヤ側送受信装置10bとによって受信される。更に、車体側送受信装置30の送信アンテナ22cからの送信要求は、右後部のタイヤ側送受信装置10bと左後部のタイヤ側送受信装置10dとによって受信される。また更に、車体側送受信装置30の送信アンテナ22dからの送信要求は、左前部のタイヤ側送受信装置10cと左後部のタイヤ側送受信装置10dとによって受信される。
つまり、右前部のタイヤ側送受信装置10aと右後部のタイヤ側送受信装置10bとは、車体側送受信装置30の送信アンテナ22bから送信要求を受信している。また、右後部のタイヤ側送受信装置10bと左後部のタイヤ側送受信装置10dとは、車体側送受信装置30の送信アンテナ22cから送信要求を受信している。更に、左前部のタイヤ側送受信装置10cと左後部のタイヤ側送受信装置10dとは、車体側送受信装置30の送信アンテナ22dから送信要求を受信している。
以下の表8は、タイヤ側送受信装置が、車体側送受信装置30の送信アンテナのうちの何れの送信アンテナから識別情報(及び測定結果情報)の送信要求を受信可能である(「○」)か否か(「×」)を示すものである。つまり、車体側送受信装置30が送信要求を送信した後で受信した識別情報(及び測定結果情報)が、どのタイヤ側送受信装置から送信されたものであるのかを表すものである。
Figure 0004957950
表8に示すように、車両1の右部に設置された送信アンテナ22bから送信要求を送信したとき、タイヤ側送受信装置10a及びタイヤ側送受信装置10bに付与された識別情報A及び識別情報Bが受信アンテナ21で受信される。よって、ECU25は、送信アンテナ22bに対応した受信グループに属するタイヤ側送受信装置10a,10bの組合せと、その受信グループに属さないタイヤ側送受信装置10c,10dの組合せとに分けることができる。その結果、ECU25は、識別情報Aが付与されたタイヤ側送受信装置10a及び識別情報Bが付与されたタイヤ側送受信装置10bは、車両1の右部に設置されていると判定する。
また、車両1の後部に設置された送信アンテナ22cから送信要求を送信したとき、タイヤ側送受信装置10b及びタイヤ側送受信装置10dに付与された識別情報B及び識別情報Dが受信アンテナ21で受信される。よって、ECU25は、送信アンテナ22cに対応した受信グループに属するタイヤ側送受信装置10b,10dの組合せと、その受信グループに属さないタイヤ側送受信装置10a,10cの組合せとに分けることができる。その結果、ECU25は、識別情報Bが付与されたタイヤ側送受信装置10b及び識別情報Dが付与されたタイヤ側送受信装置10dは、車両1の後部に設置されていると判定する。
また更に、車両1の左部に設置された送信アンテナ22dから送信要求を送信したとき、タイヤ側送受信装置10c及びタイヤ側送受信装置10dに付与された識別情報C及び識別情報Dが受信アンテナ21で受信される。よって、ECU25は、送信アンテナ22dに対応した受信グループに属するタイヤ側送受信装置10c,10dの組合せと、その受信グループに属さないタイヤ側送受信装置10a,10bの組合せとに分けることができる。その結果、ECU25は、識別情報Cが付与されたタイヤ側送受信装置10c及び識別情報Dが付与されたタイヤ側送受信装置10dは、車両1の左部に設置されていると判定する。
以上の結果、ECU25は、識別情報Aが付与されたタイヤ側送受信装置10aは、車両1の右部に配置されていると判定し、識別情報Bが付与されたタイヤ側送受信装置10bは、車両1の右部且つ後部に配置されていると判定し、識別情報Cが付与されたタイヤ側送受信装置10cは、車両1の左部に配置されていると判定し、識別情報Dが付与されたタイヤ側送受信装置10dは、車両1の左部且つ後部に配置されていると判定する。
従って、ECU25は、識別情報Aが付与されたタイヤ側送受信装置10aは車両1の右前部に配置され、識別情報Bが付与されたタイヤ側送受信装置10bは車両1の右後部に配置され、識別情報Cが付与されたタイヤ側送受信装置10cは車両1の左前部に配置され、識別情報Dが付与されたタイヤ側送受信装置10dは車両1の左後部に配置されているという判定結果を下す。
<別実施形態>
<1>
以下に図10を参照して説明する別実施形態のタイヤ情報監視システムは、図9を参照して第8実施形態で説明した車体側送受信装置が有する3つの送信アンテナの配置を改変したものである。以下に別実施形態のタイヤ情報監視システムについて説明するが、第8実施形態と同様の構成については説明を省略する。
図10は別実施形態のタイヤ情報監視システムの機能ブロック図である。図10に示すように、車体側送受信装置30は3つの送信アンテナ22(22b,22c,22d)を有している。また、図11は、図10に示した車体側送受信装置30が有する送信アンテナ22bの設置位置を説明する図である。具体的には、送信アンテナ22b,22dは、サイドドア35a,35cを構成する最も外側の金属板36(36a,36c)よりも外側に設けられている。図11には、送信アンテナ22b,22dのうち、右前部に設けられた送信アンテナ22bの設置位置のみを示しているが、送信アンテナ22dの設置形態も送信アンテナ22bの場合と同様であるので図示及び説明を省略する。
図11に示すように、車両1の右部に設けられた送信アンテナ22bは、車両1の右側サイドドア35aを構成する最も外側の金属板36aの右横に配置されている。
具体的には、送信アンテナ22bは、右側サイドドア35aの金属板36aの表面に設けられたドアハンドル37の内部に設けられている。つまり、右側サイドドア36aを構成する金属板35aは、電波にとっての遮蔽板として機能するので、送信アンテナ22bが送出する電波は右側サイドドア35aの左部へは伝搬しなくなる。その結果、車体側送受信装置30は所望のタイヤ側送受信装置10(ここでは、タイヤ側送受信装置10a,10b)に対して選択的に送信要求を行えることが確実になる。
また、送信アンテナ22bの構成と同様であるので図示を省略しているが、車両1の左部に設けられた送信アンテナ22dは、車両1の左側サイドドア35cを構成する最も外側の金属板36cの左横のドアハンドル内に配置される。
以上のように、車体側送受信装置30は、複数のタイヤ側送受信装置10(10a〜10d)のうちの所望のタイヤ側送受信装置10(ここでは、タイヤ側送受信装置10c,10d)に対して送信要求を行えることが確実になる。
更に、車両1の後部に設けられた送信アンテナ22cは、車両1の後部のバンパー41内に配置されている。具体的には、送信アンテナ22cは、電波を透過し易い樹脂などを用いて形成されたバンパー41の内部に設けられる。その結果、送信アンテナ22cから送信された送信要求は、車両1の後部に配置されたタイヤ側送受信装置10b,10dにおいて受信される。
また、本実施形態では、車両1に、無線式の鍵を用いて車両1のサイドドア35(36a,35c)及びトランク40の解錠及び施錠を行う解錠及び施錠システムが構築されている。解錠及び施錠システムは、車の乗員が、乗員であることを証明するための電子鍵として機能する無線式の携帯機(図示せず)を所持し、ドアハンドル37に搭載されている操作スイッチ38を操作すればサイドドア35を解錠させ、車両1内部から乗員が降車して操作スイッチ38を操作すればサイドドア35を施錠させるものである。或いは、ドアハンドル37に静電容量式の接触検知センサを設けておき、上記携帯機を所持する乗員が上記接触検知センサに接触すればサイドドア35を解錠させるように構成してもよい。また、上記携帯機を所持する乗員がトランク40に近づくと、トランク40を解錠させるものである。
具体的には、このシステムでは、携帯機に固有の識別信号が記憶されており、車両1側から識別信号送信要求を受信すると、自身の識別信号を車両1側に無線送信する。そして、車両1側では、携帯機から送信されてきた識別情報に基づいて、携帯機の識別信号の認証を行う。車両1側では、その識別信号が正当なものであった場合には、上述した人為操作(操作スイッチ38の操作、ドアハンドル37への接触など)があったことを条件として、サイドドア35を解錠させ、或いは、識別信号が正当なものであった場合には、トランク40を解錠させる。尚、ドアハンドル37に設けられたキーシリンダ39に鍵を差し込んで回転させることでも、サイドドア35の解錠及び施錠を行える。
以上のように、上述した解錠及び施錠システムにおいて、車両1側には、識別信号送信要求を携帯機へ送信するための車体側送信手段(送信アンテナ22)と、携帯機から識別信号を受信するための車体側受信手段(受信アンテナ21)と、これら車体側送信手段及び車体側受信手段とで送受信される信号の処理を行うECU25などの制御回路部とが設けられている。
ここで、上述したタイヤ情報監視システムは、車両1の走行時においてタイヤ内空間4(4a〜4d)の空気圧を乗員に知らせるために必要であり、上述した解錠及び施錠システムは、車両1の停車時において必要である。また、双方共に、車体側送信手段(送信アンテナ22)と、車体側受信手段(受信アンテナ21)と、ECU25とが必要である。そこで本実施形態では、車体側送受信装置30が有する車体側送信手段、車体側受信手段及び車体側制御手段(ECU25)は、解錠及び施錠システムが有する車体側送信手段と、車体側受信手段と、当該車体側送信手段と当該車体側受信手段とで送受信される信号の処理を行う制御回路部と、夫々兼用されるように構成してある。つまり、送信アンテナ22が上記送信要求を送信するときの電波の送信と、前記車体側送信手段が前記解錠及び施錠システムで用いられるときの電波の送信とが切り替え可能に構成されている。
従って、車両1に既存の上記解錠及び施錠システムの装置構成を、タイヤ情報監視システムの装置構成として兼用できるので、タイヤ情報監視システムの装置コストを低減できる。
また、車体側送信手段(送信アンテナ22)と、車体側受信手段(受信アンテナ21)と、ECU25とをタイヤ情報監視システムとして機能させる場合には、上記送信要求を送信するときの電波の送信出力が解錠及び施錠システムで用いられるときの電波の送信出力より大きく設定されている。このように、送信要求を送信するときの電波の送信出力が解錠及び施錠システムで用いられるときの電波の送信出力より大きく設定されていることで、解錠及び施錠システムで用いられるときに送信アンテナ22から送信される電波は遠くに届かないようにしてある。その結果、解錠及び施錠システムで用いられるときのセキュリティ性を確保しつつ、タイヤ位置の特定を確実に実施できる。他方で、本特徴構成と異なり、送信アンテナが解錠及び施錠システムで用いられるときの電波の送信出力が、送信アンテナが送信要求を送信するときの電波の送信出力より大きいと、鍵を持ったユーザが車両にそれほど接近しなくても解錠されるため、ユーザが車両に接近する前に第三者が車内へ侵入する恐れがある。
<2>
上記実施形態では、センサ部17が、タイヤ内空間4の空気圧を測定する空気圧センサである場合について説明したが、タイヤ内空間の温度を測定する温度センサ、タイヤ自体の温度を測定する温度センサ、電圧センサ、などが追加で設けられていてもよい。この場合、タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)の制御回路部12は、温度センサの測定結果に基づいて、空気圧センサで測定された空気圧を補正できる。その場合、タイヤ側送受信装置10の制御回路部12は、温度センサの測定結果に基づいて補正した後の空気圧を記憶部11に記憶する。また、電圧センサは、タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)の内部電源(図示せず)の電圧値を測定する。そして、タイヤ側送受信装置10(10a〜10d)から車体側送受信装置30へ、空気圧値や電圧値などを空気圧値と共に測定結果情報として送信することで、それらの情報が表示装置6において表示される。
<3>
上記実施形態では、車両1のイグニッションキー31がオン操作される度に、上述するような識別情報及び測定結果情報の送信要求を車体側送受信装置20,30が行って、記憶部26に記憶している識別情報とそれに対応するタイヤ側送受信装置10の設置位置との関係を更新する例について説明したが、他のタイミングで車体側送受信装置20,30が識別情報及び測定結果情報の送信要求を行うように改変してもよい。例えば、タイヤ2及びホイール3が組替えられたことを認識できるようにしておき、タイヤ2及びホイール3の組替え後に車体側送受信装置20,30が識別情報の送信要求を行うようにしてもよい。
<4>
上記実施形態では、車体側送受信装置20、30が1つの受信アンテナ21を有している場合について説明したが、受信アンテナ21は1以上であればよい。
第1実施形態のタイヤ情報監視システムの機能ブロック図 タイヤ側送受信装置の機能ブロック図 第2実施形態のタイヤ情報監視システムの概略機能ブロック図 第3実施形態のタイヤ情報監視システムの概略機能ブロック図 第4実施形態のタイヤ情報監視システムの概略機能ブロック図 第5実施形態のタイヤ情報監視システムの概略機能ブロック図 第6実施形態のタイヤ情報監視システムの概略機能ブロック図 第7実施形態のタイヤ情報監視システムの概略機能ブロック図 第8実施形態のタイヤ情報監視システムの概略機能ブロック図 別実施形態のタイヤ情報監視システムの機能ブロック図 車体側送受信装置が有する送信アンテナの設置位置を説明する図
符号の説明
1 車両
2 タイヤ
3 ホイール
4 タイヤ内空間
10 タイヤ側送受信装置
12 制御回路部(タイヤ側制御手段)
14 送信アンテナ(タイヤ側送信手段)
16 受信アンテナ(タイヤ側受信手段)
17 センサ部(タイヤ情報測定手段)
20 車体側送受信装置
21 受信アンテナ(車体側受信手段)
22 送信アンテナ(車体側送信手段)
25 ECU(電子制御ユニット、車体側制御手段)
26 記憶部(車体側記憶手段)

Claims (4)

  1. 車両に設けられた複数のタイヤ及び複数のホイールによって形成される複数のタイヤ内空間に各別に設置される複数のタイヤ側送受信装置と、前記車両の車体側に設置される車体側送受信装置とを備え、
    前記タイヤ側送受信装置の夫々は、前記タイヤ内空間の少なくとも空気圧を測定するタイヤ情報測定手段と、前記タイヤ側送受信装置毎に付与された固有の識別情報及び前記タイヤ情報測定手段による測定結果情報を前記タイヤ内空間の外部に無線送信するタイヤ側送信手段と、外部からの前記識別情報及び前記測定結果情報の送信要求を受信するタイヤ側受信手段と、前記タイヤ側受信手段が前記送信要求を受信すると前記タイヤ側送信手段に対して前記識別情報及び前記測定結果情報を外部に送信させる情報送信処理を行うタイヤ側制御手段と、を有し、
    前記車体側送受信装置は、前記タイヤ側送受信装置から送信される前記識別情報及び前記測定結果情報を受信する1以上の車体側受信手段と、前記タイヤ側送受信装置に対して前記送信要求を送信する2以上の車体側送信手段と、前記車体側受信手段による前記識別情報及び前記測定結果情報の情報受信処理と前記車体側送信手段による前記送信要求の要求送信処理とを行う車体側制御手段と、を有するタイヤ情報監視システムであって、
    前記2以上の車体側送信手段は、当該車体側送信手段の数が前記タイヤ側送受信装置の数よりも少なく、且つ、前記複数のタイヤ側送受信装置のうちの1つのタイヤ側送受信装置が受信可能な前記送信要求を送信する前記2以上の車体側送信手段のうちの幾つかの車体側送信手段の組合せが、前記複数のタイヤ側送受信装置毎に異なるように配置され、
    前記車体側制御手段は、
    前記2以上の車体側送信手段の夫々から前記送信要求を個別に送信したときに、前記1以上の車体側受信手段が受信した1以上の識別情報の組合せに基づいて、前記複数のタイヤ側送受信装置の前記車両における設置位置を特定し
    前記タイヤ側送受信装置は、前記車両の右前部、右後部、左前部、及び、左後部の4カ所に設置され、
    前記車体側送受信装置は、2つの前記車体側送信手段を有し、
    当該2つの車体側送信手段は、
    前記車両の右前部及び右後部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記2つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信し、且つ、前記車両の右後部及び左後部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記2つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信するように、又は、
    前記車両の左前部及び左後部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記2つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信し、且つ、前記車両の右前部及び左前部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記2つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信するように、又は、
    前記車両の左前部及び左後部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記2つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信し、且つ、前記車両の右後部及び左後部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記2つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信するように、
    前記車両の右前部及び左前部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記2つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信し、且つ、前記車両の右前部及び右後部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記2つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信するように配置されているタイヤ情報監視システム。
  2. 車両に設けられた複数のタイヤ及び複数のホイールによって形成される複数のタイヤ内空間に各別に設置される複数のタイヤ側送受信装置と、前記車両の車体側に設置される車体側送受信装置とを備え、
    前記タイヤ側送受信装置の夫々は、前記タイヤ内空間の少なくとも空気圧を測定するタイヤ情報測定手段と、前記タイヤ側送受信装置毎に付与された固有の識別情報及び前記タイヤ情報測定手段による測定結果情報を前記タイヤ内空間の外部に無線送信するタイヤ側送信手段と、外部からの前記識別情報及び前記測定結果情報の送信要求を受信するタイヤ側受信手段と、前記タイヤ側受信手段が前記送信要求を受信すると前記タイヤ側送信手段に対して前記識別情報及び前記測定結果情報を外部に送信させる情報送信処理を行うタイヤ側制御手段と、を有し、
    前記車体側送受信装置は、前記タイヤ側送受信装置から送信される前記識別情報及び前記測定結果情報を受信する1以上の車体側受信手段と、前記タイヤ側送受信装置に対して前記送信要求を送信する2以上の車体側送信手段と、前記車体側受信手段による前記識別情報及び前記測定結果情報の情報受信処理と前記車体側送信手段による前記送信要求の要求送信処理とを行う車体側制御手段と、を有するタイヤ情報監視システムであって、
    前記2以上の車体側送信手段は、当該車体側送信手段の数が前記タイヤ側送受信装置の数よりも少なく、且つ、前記複数のタイヤ側送受信装置のうちの1つのタイヤ側送受信装置が受信可能な前記送信要求を送信する前記2以上の車体側送信手段のうちの幾つかの車体側送信手段の組合せが、前記複数のタイヤ側送受信装置毎に異なるように配置され、
    前記車体側制御手段は、
    前記2以上の車体側送信手段の夫々から前記送信要求を個別に送信したときに、前記1以上の車体側受信手段が受信した1以上の識別情報の組合せに基づいて、前記複数のタイヤ側送受信装置の前記車両における設置位置を特定し、
    前記タイヤ側送受信装置は、前記車両の右前部、右後部、左前部、及び、左後部の4カ所に設置され、
    前記車体側送受信装置は、3つの前記車体側送信手段を有し、
    当該3つの車体側送信手段は、
    前記車両の右前部及び右後部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記3つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信し、前記車両の左前部及び左後部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記3つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信し、且つ、前記車両の右前部及び左前部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記3つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信するように、又は、
    前記車両の右前部及び右後部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記3つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信し、前記車両の左前部及び左後部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記3つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信し、且つ、前記車両の右後部及び左後部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記3つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信するように、又は、
    前記車両の右前部及び右後部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記3つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信し、前記車両の右前部及び左前部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記3つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信し、且つ、前記車両の右後部及び左後部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記3つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信するように、又は、
    前記車両の左前部及び左後部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記3つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信し、前記車両の右前部及び左前部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記3つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信し、且つ、前記車両の右後部及び左後部に設置された前記タイヤ側送受信装置は前記3つの車体側送信手段のうちの同じ1つの車体側送信手段から前記送信要求を受信するように配置されているタイヤ情報監視システム。
  3. 前記車体側送受信装置が有する前記車体側送信手段、前記車体側受信手段及び前記車体側制御手段は、無線式の鍵を用いて前記車両のサイドドア又はトランクの解錠及び施錠を行う解錠及び施錠システムが有する送信アンテナ、受信アンテナ及び当該送信アンテナと当該受信アンテナとで送受信される信号の処理を行う制御回路部と、夫々兼用されるように構成されている請求項1又は2に記載のタイヤ情報監視システム。
  4. 前記車体側送信手段が前記送信要求を送信するときの電波の送信と、前記車体側送信手段が前記解錠及び施錠システムで用いられるときの電波の送信とが切り替え可能であり、前記送信要求を送信するときの電波の送信出力が前記解錠及び施錠システムで用いられるときの電波の送信出力より大きく設定されている請求項記載のタイヤ情報監視システム。
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