JP4957913B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体集積回路に関する。特に、本発明は、内部電圧を生成する電圧生成回路を備える半導体集積回路に関する。
一般的に半導体集積回路では、電源電圧以外の所望の電圧は電圧生成回路によって内部生成される。生成された所定の内部電圧は、例えば、電流源やセンスアンプ、別の電圧生成回路等のアナログ回路で利用される。電圧生成回路の出力電圧の変動を可能な限り小さく抑えるために、その電圧生成回路の出力を安定化容量の一端と接続する構成が一般的である。
このような構成は、特開2002−111470号公報、特開2003−22697号公報、特開2005−6489号公報、特開2004−220759号公報、特開2002−208275号公報、特開2004−259318号公報に記載されている。
特開2002−111470号公報に記載された「半導体装置」の発明においては、半導体チップに、動作電源電圧が互いに異なり論理閾値電圧が実質的に共通な複数個の回路ブロックを含む。前記回路ブロックは、低電位レベルと高電位レベルとの電位差を動作電源電圧とし、論理閾値電圧を、その間にはさみ、その動作電源電圧に応じた振幅の信号が出力可能であり、前記論理閾値電圧をその間にはさむ他の振幅の信号が入力可能である。
特開2003−22697号公報に記載された「半導体集積回路装置」の発明においては、負荷回路は、制御信号の活性化に応答して動作を実行する。内部電源ノードは、前記負荷回路に接続される。外部電源ノードは、外部電源電位を供給する。内部電源発生手段は、前記外部電源電位を内部電源電位に変換して前記内部電源ノードに供給する。過充電防止手段は、前記内部電源ノードへの過充電を防止する。
特開2005−6489号公報に記載された「電圧発生回路」の発明においては、第1導電型の第1のトランジスタは、所定の電圧が印加される基準電圧ノードと第1の内部ノードとの間に接続されかつその制御電極が第2の内部ノードに接続される。第1導電型の第2のトランジスタは、前記基準電圧ノードと前記第2の内部ノードとの間に接続されかつその制御電極が前記第1の内部ノードに接続される。第1の容量素子は、プリチャージ用の第1の制御信号を受ける第1の入力ノードと前記第1の内部ノードとの間に接続される。第2の容量素子は、電荷蓄積用の第2の制御信号を受ける第2の入力ノードと前記第2の内部ノードとの間に接続される。第2導電型の第3のトランジスタは、前記第2の内部ノードと出力ノードとの間に接続されかつその制御電極が第3の内部ノードに接続される。第3の容量素子は、前記第3の内部ノードと電荷転送用の第3の制御信号を受ける第3の入力ノードとの間に接続される。第2導電型の第4のトランジスタは、前記出力ノードと前記第3の内部ノードとの間に接続されかつその制御電極が前記第2の内部ノードに接続される。
特開2004−220759号公報に記載された「半導体記憶装置」の発明においては、それぞれトンネル磁気抵抗効果を持ち互いに逆のデータを保持する第1の磁気抵抗素子及び第2の磁気抵抗素子と少なくとも1個以上のトランスファゲートとを含む。磁気メモリセルは、これら第1、第2の磁気抵抗素子が両端間に直列に挿入されると共に上記少なくとも1個以上のトランスファゲートが上記第1、第2の磁気抵抗素子に直列に接続される。第1及び第2のビット線は、前記磁気メモリセルの両端にそれぞれ接続される。書込み用の第1のワード線は、前記磁気メモリセル内に配置される。データ読み出し用の第3のビット線は、前記磁気メモリセルに接続される。読み出し用の第2のワード線は、前記少なくとも1個以上のトランスファゲートのゲート電極に接続される。
特開2002−208275号公報に記載された「半導体集積回路」の発明においては、機能回路と、前記機能回路に少なくとも1種類の電源電圧を供給する電源回路とを内部に備える。前記電源電圧のうち少なくとも1種類の電源電圧の出力部に抵抗素子を集中配置した。
特開2004−259318号公報に記載された「同期型半導体記憶装置」の発明においては、擬似的にスタティック型メモリとして動作する。複数のダイナミック型メモリセルは、行列状に配置される。信号入力回路は、外部からの動作制御信号をクロック信号に同期して取込み内部動作指示信号を生成する。行選択回路は、活性化時、外部行アドレス信号に従って前記メモリセルの行を選択する。列系回路は、活性化時、外部列アドレス信号に従って前記メモリセルの列を選択し、該選択列へデータアクセスを行なう。制御回路は、前記信号入力回路からの第1の内部動作指示信号に従って、前記行選択回路および前記列系回路を所定のシーケンスで順次活性および非活性化する。かつ、前記制御回路は、前記信号入力回路からの第2の内部動作指示信号に従って、前記行選択回路の非活性化を禁止して前記行選択回路を活性状態に維持する。かつ、前記制御回路は、さらに前記信号入力回路からの第3の内部動作指示信号に従って前記活性状態に維持された行選択回路を非活性化する。
例えば、図1A及び図1Bにおいて、電圧生成回路101は機能回路102に内部電圧を供給する。制御信号発生回路105は、機能回路102を制御する信号を出力する。電圧生成回路101と機能回路102との間のノードN1には、安定化容量103の一端が接続されている。また、安定化容量103の他端は電源電圧Vddの端子(図1A)、あるいは、グランドGNDの端子(図1B)に接続される。
このように生成される所定の電圧は、半導体記憶装置の場合、例えば書き込み時や読み出し時に基準電圧として用いられる。例えば、不揮発性、高速動作、大容量、低消費電力の観点から近年着目されている磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)の場合(特許文献4参照)、電圧生成回路によって生成される所定の電圧は、書き込み電流や読み出し電流を発生させるために用いられる。特に、MRAMの書き込み電流には高い精度が要求されるため、電圧変動を可能な限り低減する必要がある。
以下、従来の半導体集積回路装置(MRAM)における電圧安定化技術について更に説明する。ここでは、書き込み電流の発生に関する説明を行い、読み出し電流に関する説明は割愛する。
図2は、従来のMRAMの構成を示すブロック図である。このMRAMは、メモリセルアレイ110、X側定電流源回路120、X側セレクタ121、X側電流終端回路122、Y側定電流源回路130、Y側セレクタ131、Y側電流終端回路132、及びセンスアンプ133を備えている。更に、MRAMは、図1Aに示された電圧生成回路101、安定化容量103、制御信号発生回路105を備えている。この場合、X側定電流源回路120あるいはY側定電流源回路130が機能回路102に相当し、電圧生成回路101によって生成される電圧に基づいて動作する。安定化容量103は、電圧生成回路101と電流源回路120,130との間に並列に挿入されている。制御信号発生回路105は、デコーダ活性化信号XDENWをX側セレクタ121やY側セレクタ131に供給する。また、制御信号発生回路105は、書き込み信号WCSENを電流源回路120,130に供給する。各信号の電圧レベルに関して、電源電圧VddがHighレベル(H)に対応し、グランドGndがLowレベル(L)に対応する。
図3は、図2に示された構成の一部を詳細に示す回路図である。ここでは、簡単のため、主にX側の書き込み回路が取り出され説明される。
電圧生成回路101は、出力電圧Vp1(<電源電圧Vdd)を生成する。その電圧生成回路101の出力は、配線による寄生抵抗r1,r2を介して、X側定電流源回路120(以下、書き込み電流源と参照される)の入力に接続されている。書き込み電流源120に入力される電圧はVp2であるとする。また、電圧生成回路101と書き込み電流源120との間のノードN1には、安定化容量103が接続されている。その容量値Cpは数10pF〜数10nFと、用途によってまちまちである。この安定化容量103によって、電圧Vp2の安定性が向上する。
書き込み電流源120は、Pchトランジスタ(電流源)MPとスイッチMPSを有している。PchトランジスタMPのゲートには上記電圧Vp2が印加される。つまり、書き込み電流源120への入力電圧Vp2は、PchトランジスタMPのゲート電圧である。PchトランジスタMPが飽和領域で動作するように電圧Vp2が設定されている場合、電流源MPは、書き込み電流Iw=1/2μpW/L(Vp2−Vtp)をノードNBに流す。ここで、μpは易動度、Wはゲート幅、Lはゲート長、Vtpは閾値電圧である。スイッチMPSは、上記ノードNBと書き込み電流源120の出力ノードNAと間に設けられている。
書き込み電流源120の出力ノードNAは、X側セレクタ121を介してメモリセルアレイ110に接続されている。X側セレクタ121は、デコーダ活性化信号XDENWとアドレス信号XAnとの論理積に基づいて、一本の選択配線を活性化させる。また、書き込み信号WCSENがHighになると、スイッチMPSはターンオンする。これにより、書き込み電流源120からの上記書き込み電流Iwが、メモリセル111あるいはその近傍に供給される。書き込み信号WCSENは、書き込み電流源120を活性化させる信号であると言える。
図3に示された回路構成において、書き込み電流源120への入力電圧Vp2が変動した場合、書き込み電流源120からの書き込み電流Iwも大きく変動する。図4は、数mVの電圧変動があった場合に引き起こされる電流変動を示している。この電流変動は、SPICEシミュレーションによって見積もられている。図4から、10mVの電圧変動が、10%程度の電流変動を引き起こしていることがわかる。このような電圧変動を抑えるために、安定化容量103としては、一般的に大きなサイズ(容量値Cp=数nF)のものが用いられる。
本願発明者は、次の点に着目した。前述の通り、安定化容量103のサイズを大きくすることによって、電圧変動をある程度安定化することが可能である。しかしながら、回路動作上、電圧変動を完全にゼロにすることは不可能である。よって、数μV程度の非常に微小な電圧変動であっても、その電圧変動が累積されると、回路動作が不安定となる可能性がある。特にMRAMにおいては、電圧変動が書込み電流Iwの変動に直結するため、累積された電圧変動が誤書き込みの原因となり、メモリの信頼性を低下させてしまう。
電圧変動の累積について、既出の図3及び図5に示されたタイミングチャートを参照して説明する。図5には、デコーダ活性化信号XDENW、書き込み信号WCSEN、出力ノードNAの電圧VA、ノードNBの電圧VB、PchトランジスタMP(電流源)のゲート電圧Vp2、及び、寄生抵抗r1を流れる電流Ipが示されている。各信号、各電圧に関して、電源電圧VddがHighレベル(H)に対応し、グランドGndがLowレベル(L)に対応しているとする。
スタンバイ時、すなわち書き込み信号WCSENがLowの場合、PchトランジスタMPのゲート電圧Vp2は、電圧生成回路101の出力電圧Vp1(<電源電圧Vdd)と等しい。またこの時、電圧VAはLow、電圧VBはHighである。
時刻t1において、書き込み信号WCSENがHighになり、書き込み電流源120が活性化される。すると、ノードNBの電圧VBが一気にLowレベルの方へ下がり、また、電流源MPの寄生容量Ccによるカップリングにより、ゲート電圧Vp2も下がる。ゲート電圧Vp2が電圧レベルVp1より小さくなるため、安定化容量103に電流Ipが流入する。この流入電荷のため、ゲート電圧Vp2は徐々に上昇する。充分に時間が経てば、ゲート電圧Vp2は電圧レベルVp1に漸近する。
時刻t2において、書き込み信号WCSENがLowになり、書き込み電流源120が非活性化される。すると、ノードNBの電圧が一気にVddまで戻り、また、寄生容量Ccによるカップリングにより、ゲート電圧Vp2も上昇する。この時は逆にゲート電圧Vp2が電圧レベルVp1より大きくなるため、今度は安定化容量103から電圧生成回路101に向けて電流Ipが流出する。充分に時間が経てば、ゲート電圧Vp2は電圧レベルVp1に漸近する。
しかしながら、図5に示されるように、ゲート電圧Vp2が完全に電圧レベルVp1に戻る前の時刻t3に次の書き込み動作が始まると、問題が発生する。すなわち、時刻t3においてはゲート電圧Vp2と電圧レベルVp1との間に差があり、ゲート電圧Vp2が設計値からずれた状態で書き込み動作が行われてしまう。時刻t4に書き込み動作が終了した後、また直ぐに次の書き込み動作が始まる可能性もある。このようなことが繰り返されると、ゲート電圧Vp2と電圧レベルVp1との差は累積されていく。すなわち、ゲート電圧Vp2に関して大きな電圧変動が発生してしまう。MRAMの場合、ゲート電圧Vp2の変動は書込み電流Iwの変動に直結するため、安定な書き込み動作を保証することができなくなる。
図6は、上記現象を説明するためのSPICEシミュレーションの結果を示している。図6において、縦軸(Ip)は、寄生抵抗r1を電圧生成回路101から安定化容量103に向かって流れる寄生電流を示している。書き込み電流源120が活性化される書き込み期間中、+9uA程度の寄生電流Ipが流れている。一方、書き込み電流源120が非活性化されている時、安定化容量103から電圧生成回路101に向かって、2uA程度の寄生電流Ipが流れている。それぞれの電流Ipを時間的に積分した値Q(+)、Q(−)の和が、安定化容量103に蓄積される電荷量である。そして、ΔVc=[Q(+)−Q(−)]/Cpが、電圧Vp2の電位変動に相当する。
図7は、図6と同様にSPICEシミュレーションの結果を示しており、100MHzの速度で1000回の書き込み動作を行った場合の電圧Vp2の変動を示している。電圧レベルVp1は675mVであるとする。上述の寄生容量Ccによるカップリングにより、書き込み動作毎に電圧Vp2は7mV程度変動するが、この変動は毎回同一であるため問題とならない。一方、長期的に見れば、上述の累積効果によって、電圧Vp2のレベルが2mV程度変動していることが分かる。つまり、書き込み開始直後と終了時との間では、2mV程度の電圧変動が生じている(ΔVc=〜2mV)。図4に示された通り、数mV程度の電圧変動であっても、数%の書き込み電流変動を引き起こす恐れがある。このことは、書き込み時の誤動作を招き、MRAMの信頼性の低下につながる。
以上に説明された通り、従来の半導体集積回路においては、寄生容量のカップリング等の影響により、電圧生成回路101からの内部電圧が長期的に大きく変動してしまうという難点があった。このことは、その内部電圧に基づいて動作する機能回路102の誤動作を招く。また、その内部電圧が安定するまで(上記例においてはVp2=Vp1となるまで)、機能回路102の動作を待たせる場合、半導体集積回路全体としての動作速度が低下してしまう。このことは、例えばMRAMの高速化を妨げる要因となる。
本発明の目的は、電圧生成回路からの内部電圧の長期的な変動を防止することができる半導体集積回路を提供することにある。
本発明の他の目的は、半導体集積回路の信頼性及び動作速度を向上させることができる技術を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、優れた信頼性を有し、且つ、高速動作が可能なMRAMを提供することにある。
本発明に係る半導体集積回路は、基準電圧を発生させる電圧生成回路と、その基準電圧を用いて動作する機能回路と、電圧生成回路と機能回路との間の第1ノードに接続された第1容量と、電圧生成回路と第1ノードとの間に設けられたスイッチとを備える。スイッチは、機能回路が活性化される第1時刻と同時に、又は、第1時刻から所定の時間先行してターンオフされる。また、スイッチは、機能回路が非活性化される第2時刻と同時に、又は、第2時刻から所定の時間遅れてターンオンされる。すなわち、スイッチは、少なくとも機能回路が活性化されている期間中ターンオフされる。
これにより、機能回路が活性化されている期間に、電圧生成回路と第1容量との間に電流が流れることが防止される。その結果、上述の電圧変動の累積現象が防止される。従って、電圧生成回路から機能回路に供給される基準電圧の長期的な変動が防止され、半導体集積回路の信頼性が向上する。また、基準電圧が安定するまで機能回路の動作を待たせる必要がない。従って、半導体集積回路の動作速度が向上する。このように、本発明によれば、優れた信頼性、歩留まり、及び動作速度を有する半導体集積回路が提供される。
本発明に係る半導体集積回路は、電圧生成回路とスイッチとの間の第2ノードに接続された第2容量を更に備えてもよい。
本発明に係る電圧生成回路は、複数種類の電圧を基準電圧として発生させてもよい。この場合、機能回路は、複数の経路のそれぞれを介して複数種類の電圧を受け取り、複数種類の電圧を用いて動作する。第1容量は、複数の経路の各々における第1ノードに接続されている。
機能回路は、基準電圧に基づいて所定の電流を発生させる電流源であってもよい。この場合、半導体集積回路は、メモリセルアレイと、そのメモリセルアレイと電流源との間に設けられたデコーダとを更に備えてもよい。デコーダは、デコーダ活性化信号に応答して活性化され、メモリセルアレイに所定の電流を供給する。スイッチは、そのデコーダ活性化信号と同期して動作する。より具体的には、半導体集積回路は、スイッチ及びデコーダにデコーダ活性化信号を出力する制御信号発生回路を更に備える。スイッチは、デコーダ活性化信号に応答してターンオン又はターンオフされる。制御信号発生回路は、スイッチをターンオフさせるデコーダ活性化信号の出力以後に、電流源を活性化する活性化信号を機能回路に出力する。また、制御信号発生回路は、スイッチをターンオンさせるデコーダ活性化信号の出力以前に、電流源を非活性化する非活性化信号を機能回路に出力する。
本発明に係る半導体集積回路は、メモリセルアレイと、そのメモリセルアレイと電流源との間に設けられたデコーダとを更に備えてもよい。デコーダは、デコーダ活性化信号に応答して活性化され、メモリセルアレイに所定の電流を供給する。スイッチは、デコーダ活性化信号以外の制御信号と同期して動作してもよい。
メモリセルアレイに含まれる記憶素子は、磁気トンネル接合素子であってもよい。つまり、本発明に係る半導体集積回路は、MRAMであってもよい。MRAMの場合、基準電圧は書き込み電流の生成に用いられる。従って、本発明がMRAMに適用されると、安定した書き込み電流を長期にわたってメモリセルアレイに供給することが可能となる。このことは、書き込み電流に高い精度が要求されるMRAMにとって好適である。
本発明に係る半導体集積回路によれば、電圧生成回路からの内部電圧の長期的な変動を防止することが可能となる。これにより、半導体集積回路の信頼性及び動作速度が向上する。特に、優れた信頼性を有し、且つ、高速動作が可能なMRAMを提供することが可能となる。
図1Aは、従来の電圧安定化回路の構成を示すブロック図である。 図1Bは、従来の電圧安定化回路の構成を示すブロック図である。 図2は、従来の半導体集積回路の構成を示すブロック図である。 図3は、図2に示された構成の一部を示す回路図である。 図4は、電圧変動と電流変動との関係を示すグラフ図である。 図5は、従来の半導体集積回路の動作を示すタイミングチャートである。 図6は、電圧変動の原因を説明するためのグラフ図である。 図7は、長期的な電圧変動を示すグラフ図である。 図8は、本発明に係る半導体集積回路の構成を示すブロック図である。 図9は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体集積回路の構成を示すブロック図である。 図10Aは、電圧生成回路の構成の一例を示す回路図である。 図10Bは、電圧生成回路の構成の他の例を示す回路図である。 図10Cは、電圧生成回路の構成の更に他の例を示す回路図である。 図10Dは、電圧生成回路の構成の更に他の例を示す回路図である。 図11は、図9に示された構成の一部を示す回路図である。 図12は、第1の実施の形態に係る半導体集積回路の動作を示すタイミングチャートである。 図13は、長期的な電圧変動を示すグラフ図である。 図14は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体集積回路の構成を示すブロック図である。 図15は、図14に示された構成の一部を示す回路図である。 図16は、第2の実施の形態に係る半導体集積回路の動作を示すタイミングチャートである。 図17は、本発明の第3の実施の形態に係る半導体集積回路の構成を示すブロック図である。 図18は、図17に示された構成の一部を示す回路図である。 図19は、第3の実施の形態に係る半導体集積回路の動作を示すタイミングチャートである。 図20は、連続書込み動作を示すタイミングチャートである。 図21は、本発明の第4の実施の形態に係る半導体集積回路の構成を示すブロック図である。 図22は、図21に示された構成の一部を示す回路図である。 図23は、第4の実施の形態に係る信号変換回路の動作を示すタイミングチャートである。 図24は、第4の実施の形態に係る連続書込み動作を示すタイミングチャートである。
添付図面を参照して、本発明に係る半導体集積回路を説明する。
図8は、本発明に係る半導体集積回路の構成を概略的に示している。この半導体集積回路は、電圧生成回路1、機能回路2、安定化容量3、安定化スイッチ4、及び制御信号発生回路5を備えている。機能回路2は、電圧生成回路1が生成する電圧Vp1に基づいて動作する。その意味で、電圧生成回路1が発生させる電圧Vp1は、「内部電圧」あるいは「基準電圧」と参照される。安定化容量3の一端は、電圧生成回路1と機能回路2との間の第1ノードN1に接続されている。安定化容量3の他端は、電源電圧Vddの端子、あるいは、グランドGNDの端子に接続される。安定化スイッチ4は、電圧発生回路1と第1ノードN1との間に設けられている。
制御信号発生回路5は、機能回路2を活性化/非活性化するための制御信号を、機能回路2に出力する。また、制御信号発生回路5は、安定化スイッチ4をターンオン/ターンオフするためのスイッチ制御信号を、安定化スイッチ4に出力する。機能回路2は、第1時刻に活性化され、第2時刻に非活性化されるとする。このとき、本発明によれば、安定化スイッチ4は、第1時刻と同時に、又は、第1時刻から所定の時間先行してターンオフされる。また、安定化スイッチ4は、第2時刻と同時に、又は、第2時刻から所定の時間遅れてターンオンされる。すなわち、安定化スイッチ4は、少なくとも機能回路2が活性化されている期間中ターンオフされる。
これにより、機能回路2が活性化されている期間に、電圧生成回路1と安定化容量3との間に電流が流れることが防止される。その結果、上述の電圧変動の累積現象が防止される。従って、電圧生成回路1から機能回路2に供給される基準電圧の長期的な変動が防止され、半導体集積回路の信頼性が向上する。
以下、半導体集積回路としてMRAMを例に挙げて、本発明の実施の形態を更に詳しく説明する。MRAMの場合、メモリセル(記憶素子)として磁気トンネル接合(MTJ:Magnetic Tunnel Junction)素子が用いられる。
1.第1の実施の形態
図9は、第1の実施の形態に係るMRAMの構成を示すブロック図である。このMRAMは、メモリセルアレイ10、X側定電流源回路20、X側セレクタ21、X側電流終端回路22、Y側定電流源回路30、Y側セレクタ31、Y側電流終端回路32、及びセンスアンプ33を備えている。更に、MRAMは、図8に示された電圧生成回路1、安定化容量3、安定化スイッチ(SSW)4、及び制御信号発生回路5を備えている。この場合、X側定電流源回路20あるいはY側定電流源回路30が機能回路2に相当し、電圧生成回路1によって生成される電圧に基づいて動作する。安定化容量3は、電圧生成回路1と電流源回路20,30との間に並列に挿入されている。安定化スイッチ4は、電圧生成回路1と安定化容量3との間に設けられている。
制御信号発生回路5は、デコーダ活性化信号XDENWを、X側セレクタ(X側デコーダ)21、Y側セレクタ(Y側デコーダ)31、及び安定化スイッチ4に供給する。また、制御信号発生回路5は、書き込み信号WCSENを電流源回路20,30に供給する。各信号の電圧レベルに関して、電源電圧VddがHighレベル(H)に対応し、グランドGndがLowレベル(L)に対応する。
電圧生成回路1は、出力電圧Vp1(<電源電圧Vdd)を生成する。その電圧生成回路1の具体的な構成例が図10A〜図10Dに示されている。電圧生成回路1は、基準電圧生成回路51と電圧変換回路52を備えている。図10Aにおいて、基準電圧生成回路51は、ダイオードD0〜D2や抵抗R1、R2を含んでいる。また、電圧変換回路52は、抵抗R3、R4を含んでいる。電圧Vは、別の電圧生成回路で生成された、温度依存性のない一定電圧である。この時、電圧生成回路1の出力電圧Vp1は、Vp1=(1+R4/R3)V−(R4/R3)(V+kT/q・(R2/R1)ln(N))で与えられる。ここで、VはダイオードD2の接合電位、NはダイオードD0とD1の接合面積比、kはBoltzmann定数、qは電荷素量である。パラメータR1〜R4、N、およびVの設定により、出力電位Vp1が定まる。
他の構成例として、図10Bにおいては、ダイオードがPNPバイポーラトランジスタで置き換えられている。図10Cにおいては、アンプ型の基準電圧生成回路51が用いられている。図10Dにおいては、抵抗分割型の電圧変換回路52が用いられている。図10Dの場合、出力電圧Vp1は、Vp1=1/(1+R4/R3)(V+kT/q・(R2/R1)ln(N))で与えられる。
図11は、図9に示された構成の一部を詳細に示す回路図である。ここでは、簡単のため、主にX側の書き込み回路が取り出され説明される。
電圧生成回路1の出力は、配線による寄生抵抗r1,r2及び安定化スイッチ4を介して、X側定電流源回路20(以下、書き込み電流源と参照される)の入力に接続されている。電圧生成回路1によって生成された出力電圧Vp1(<電源電圧Vdd)は、書き込み電流源20に供給される。書き込み電流源20に入力される入力電圧はVp2であるとする。また、電圧生成回路1と書き込み電流源20との間のノードN1には、安定化容量3が接続されている。その容量値Cpは数10pF〜数10nFと、用途によってまちまちである。この安定化容量3によって、電圧Vp2の安定性が向上し、電圧Vp2が一定に保たれる。
書き込み電流源20は、Pchトランジスタ(電流源)MPとスイッチMPSを有している。PchトランジスタMPのゲートには上記電圧Vp2が印加される。つまり、書き込み電流源20への入力電圧Vp2は、PchトランジスタMPのゲート電圧である。PchトランジスタMPが飽和領域で動作するように電圧Vp2が設定されている場合、電流源MPは、書き込み電流Iw=1/2μpW/L(Vp2−Vtp)をノードNBに流す。ここで、μpは易動度、Wはゲート幅、Lはゲート長、Vtpは閾値電圧である。スイッチMPSは、上記ノードNBと書き込み電流源20の出力ノードNAと間に設けられている。尚、PchトランジスタMPには、寄生容量Ccが付随している。
書き込み電流源20の出力ノードNAは、X側セレクタ(X側デコーダ)21を介してメモリセルアレイ10に接続されている。X側セレクタ21は、デコーダ活性化信号XDENWとアドレス信号XAnとの論理積に基づいて、一本の選択配線を活性化させる。また、書き込み信号WCSENがHighになると、スイッチMPSはターンオンする。これにより、書き込み電流源20からの上記書き込み電流Iwが、メモリセル(情報記憶素子)11あるいはその近傍に供給される。書き込み信号WCSENは、書き込み電流源20を活性化させる信号であると言える。すなわち、書き込み電流源20は、書き込み信号WCSENに応答して、電圧生成回路1からの電圧Vp2に基づいて、所定の書き込み電流Iwを発生させる。X側セレクタ(X側デコーダ)21は、デコーダ活性化信号XDENWに応答して活性化され、上記所定の書き込み電流Iwをメモリセルアレイ10に供給する。
本実施の形態によれば、電圧生成回路1と第1ノードN1との間に安定化スイッチ(SSW)4が挿入されている。安定化スイッチ4は、Pchトランジスタ41とNchトランジスタ42からなるトランスファゲートと、インバータ43とを含んでいる。この安定化スイッチ4には、制御信号発生回路5から上記デコーダ活性化信号XDENWが供給される。そのデコーダ活性化信号XDENWは、Pchトランジスタ41のゲートに供給され、また、インバータ43を介してNchトランジスタ42のゲートに供給される。従って、X側デコーダ21が活性化される時(XDENW=High)、安定化スイッチ4はターンオフされる。一方、X側デコーダ21が非活性化される時(XDENW=Low)、安定化スイッチ4はターンオンされる。このように、安定化スイッチ4は、デコーダ活性化信号XDENWと同期して動作し、デコーダ活性化信号XDENWに応答してターンオン又はターンオフされる。
デコーダ非活性時(XDENW=Low)、安定化スイッチ4がターンオンされるため、電圧生成回路1の出力電圧Vp1と書き込み電流源20への入力電圧Vp2は等しくなる。一方、デコーダ活性時(XDENW=High)、安定化スイッチ4がターンオフされる。その結果、電圧生成回路1と安定化容量3との間に、電流が流入・流出する経路が無くなる。従って、上述の電圧変動の累積現象が防止される。
図12は、このような構成を有する半導体集積回路の動作を示すタイミングチャートである。図12には、デコーダ活性化信号XDENW、書き込み信号WCSEN、出力ノードNAの電圧VA、ノードNBの電圧VB、PchトランジスタMP(電流源)のゲート電圧Vp2、及び、寄生抵抗r1を流れる電流Ipが示されている。各信号、各電圧に関して、電源電圧VddがHighレベル(H)に対応し、グランドGndがLowレベル(L)に対応しているとする。既出の図11及び図12を参照しながら、本実施の形態に係る動作を説明する。
スタンバイ時、すなわち書き込み信号WCSENがLowの場合、安定化スイッチ4はターンオンしている。従って、PchトランジスタMPのゲート電圧Vp2は、電圧生成回路1の出力電圧Vp1(<電源電圧Vdd)と等しい。またこの時、出力ノードNAの電圧VAはLow、ノードNBの電圧VBはHighである。
時刻t0において、X側デコーダ21が活性化される(XDENW=High)。この時、安定化スイッチ4がターンオフされ、第1ノードN1が電圧生成回路1から電気的に切り離される。そのため、電流源MP、安定化容量3、安定化スイッチ4、寄生容量Ccで形成される回路はオープンとなり、内部の電荷量は保存される。尚、図12に示されるように、寄生抵抗r1にはわずかに電流Ipが流れるが、これは安定化スイッチ4の寄生容量によるノイズである。その電流Ipは、電圧Vp2と関係のない電流であり、書き込み電流源20に対して影響を及ぼさない。
時刻t1において、書き込み信号WCSENがHighになる。その結果、書き込み電流源20が活性化され、スイッチMPSがターンオンする。これにより、ノードNBの電圧VBが一気にLowレベルの方へ下がる。また、電流源MPの寄生容量Ccによるカップリングにより、ゲート電圧Vp2も下がる。従って、この時点でゲート電圧Vp2が電圧レベルVp1より小さくなる。しかしながら、安定化スイッチ4がターンオフされているため、電圧生成回路1から安定化容量3に向かう電流経路はない。よって、安定化容量3に電流が流入することはない。このように、時刻t1から所定の時間先行して、安定化スイッチ4がターンオフされることが重要である。少なくとも、時刻t1と同時に、安定化スイッチ4はターンオフされる。
時刻t2において、書き込み信号WCSENがLowになる。その結果、書き込み電流源20が非活性化され、スイッチMPSがターンオフする。これにより、ノードNBの電圧が一気にVddまで戻り、また、寄生容量Ccによるカップリングにより、ゲート電圧Vp2も上昇する。しかしながら、安定化スイッチ4はターンオフされているため、電流源MP、安定化容量3、安定化スイッチ4、寄生容量Ccで形成される回路に対する電流の出入りはない。よって、ゲート電圧Vp2は、書き込み信号WCSENが活性化される前のレベル、つまり電圧レベルVp1に落ち着く。
続いて、時刻t3において、X側デコーダ21が非活性化される(XDENW=Low)。この時、安定化スイッチ4がターンオンされ、第1ノードN1と電圧生成回路1が電気的に接続される。その結果、ゲート電圧Vp2は、電圧生成回路1の出力電圧Vp1のレベルに保持される。このように、1回の書き込み動作終了時に、ゲート電圧Vp2と電圧レベルVp1との間に差が発生しない。従って、累積的な電圧変動が防止される。時刻t3から所定の時間遅れて、安定化スイッチ4がターンオンされることが重要である。少なくとも、時刻t3と同時に、安定化スイッチ4はターンオンされる。
その後、期間t4〜t7においては、期間t1〜t3における書き込み動作と同様の書き込み動作が実行される。前回の書き込み動作終了時に、ゲート電圧Vp2と電圧レベルVp1との間に差は発生しておらず、また、今回の書き込み動作においても差が発生することはない。このように、電圧Vp2が累積的に変動することが防止される。
既出の図9及び図12を参照して、制御信号発生回路5は、Highレベルのデコーダ活性化信号XDENWの出力以降に、Highレベルの書き込み信号WCSENを書き込み電流源20に出力する。また、制御信号発生回路5は、Lowレベルのデコーダ活性化信号XDENWの出力以前に、Lowレベルの書き込み信号XDENWを書き込み電流源20に出力する。これにより、安定化スイッチ4は、少なくとも書き込み電流源20が活性化されている期間はターンオフされる。
図13は、上記回路に関するSPICEシミュレーションの結果を示しており、既出の図7と対応している。つまり、図13には、100MHzの速度で1000回の書き込み動作を行った場合の電圧Vp2の変動が示されている。電圧レベルVp1は675mVであるとする。上述の寄生容量Ccによるカップリングにより、書き込み動作毎に電圧Vp2は7mV程度変動するが、この変動は毎回同一であるため問題とならない。そして、図13から、長期的な電圧Vp2の変動量ΔVcは、0.2mV程度であることがわかる。この程度の電圧変動は、電流源の動作上ほとんど無視できる。図7と図13との比較から明らかなように、本発明によれば、長期にわたって安定した書き込み電流Iwを供給することが可能となる。
以上に説明されたように、本実施の形態に係る半導体集積回路によれば、電圧生成回路1からの内部電圧は瞬時に安定化し、電圧変動は累積しない。長期的な電圧変動は防止され、電圧生成回路1からの内部電圧が長期にわたって安定化することが保証される。従って、半導体集積回路の信頼性が向上する。特にMRAMの場合、内部電圧は書き込み電流Iwの生成に用いられるため、安定した書き込み電流Iwを長期にわたってメモリセルアレイに供給することが可能となる。このことは、書き込み電流Iwに高い精度が要求されるMRAMにとって好適である。
また、電圧生成回路1からの内部電圧が瞬時に安定化するため、内部電圧が安定するまで(上記例においてはVp2=Vp1となるまで)機能回路2の動作を待たせる必要がない。機能回路2のある動作が終了した後、機能回路2はすぐに次の動作を行うことが可能である。すなわち、半導体集積回路の動作速度が向上する。このように、本実施の形態によれば、優れた信頼性、歩留まり、及び動作速度を有する半導体集積回路及びMRAMが提供される。
2.第2の実施の形態
次に、第2の実施の形態に係る半導体集積回路を説明する。本実施の形態によれば、第1の実施の形態において存在したカップリングノイズ電流Ip(図12参照)に起因する出力電圧Vp1の電圧変動が低減される。そのため、電圧生成回路1の出力電圧Vp1が他の機能回路でも用いられる場合に、本実施の形態は特に好適である。
図14は、第2の実施の形態に係るMRAMの構成を示すブロック図であり、第1の実施の形態における図9に対応している。図14において、図9と同様の構成には同一の符号が付され、重複する説明は適宜省略される。第1の実施の形態と同様に、安定化容量3は、電流源回路(機能回路)20,30と安定化スイッチ4との間に並列に挿入されている。また、安定化スイッチ4は、電圧生成回路1と安定化容量3との間に設けられている。更に、本実施の形態によれば、安定化容量6が、電圧生成回路1と安定化スイッチ4との間に並列に挿入されている。
図15は、図14に示された構成の一部を詳細に示す回路図であり、第1の実施の形態における図11に対応している。図15において、図11と同様の構成には同一の符号が付され、重複する説明は適宜省略される。安定化容量3(容量値:Cp1)は、書き込み電流源20と安定化スイッチ(SSW)4との間の第1ノードN1に接続されている。安定化スイッチ4は、電圧生成回路1と第1ノードN1との間に挿入されている。安定化スイッチ4は、デコーダ活性化信号XDENWと同期して動作し、XDENW=Highの場合ターンオフされ、XDENW=Lowの場合ターンオンされる。これにより、電圧変動の累積現象が防止される。
また、電圧生成回路1と安定化スイッチ4との間の第2ノードN2には、他の安定化容量6(容量値:Cp2)の一端が接続されている。安定化容量6の他端は、電源電圧Vddの端子に接続されている。更に、第2ノードN2には、他の機能回路2’が接続されている。機能回路2’は、電圧生成回路1の出力電圧Vp1を用いて動作する。
図16は、このような構成を有する半導体集積回路の動作を示すタイミングチャートである。図16には、デコーダ活性化信号XDENW、書き込み信号WCSEN、出力ノードNAの電圧VA、ノードNBの電圧VB、PchトランジスタMP(電流源)のゲート電圧Vp2、及び、寄生抵抗r1を流れる電流Ipが示されている。各信号、各電圧に関して、電源電圧VddがHighレベル(H)に対応し、グランドGndがLowレベル(L)に対応しているとする。既出の図15及び図16を参照しながら、本実施の形態に係る動作を説明する。
スタンバイ時、すなわち書き込み信号WCSENがLowの場合、安定化スイッチ4はターンオンしている。従って、PchトランジスタMPのゲート電圧Vp2は、電圧生成回路1の出力電圧Vp1(<電源電圧Vdd)と等しい。またこの時、出力ノードNAの電圧VAはLow、ノードNBの電圧VBはHighである。
時刻t0において、X側デコーダ21が活性化される(XDENW=High)。この時、安定化スイッチ4がターンオフされ、第1ノードN1が電圧生成回路1から電気的に切り離される。そのため、電流源MP、安定化容量3、安定化スイッチ4、寄生容量Ccで形成される回路はオープンとなり、内部の電荷量は保存される。また、安定化スイッチ4の寄生容量にはわずかに電荷が蓄積され、第1の実施の形態ではカップリングノイズが発生していた。一方、本実施の形態においては、安定化容量6が追加的に設けられているため、そのようなカップリングノイズをほとんどなくすことが出来る。電圧生成回路1の出力電圧Vp1が他の機能回路2’で用いられる場合、カップリングの影響がほとんど現れず、特に好適である。
時刻t1において、書き込み信号WCSENがHighになる。その結果、書き込み電流源20が活性化され、スイッチMPSがターンオンする。これにより、ノードNBの電圧VBが一気にLowレベルの方へ下がる。また、電流源MPの寄生容量Ccによるカップリングにより、ゲート電圧Vp2も下がる。従って、この時点でゲート電圧Vp2が電圧レベルVp1より小さくなる。しかしながら、安定化スイッチ4がターンオフされているため、電圧生成回路1から安定化容量3に向かう電流経路はない。よって、安定化容量3に電流が流入することはない。
時刻t2において、書き込み信号WCSENがLowになる。その結果、書き込み電流源20が非活性化され、スイッチMPSがターンオフする。これにより、ノードNBの電圧が一気にVddまで戻り、また、寄生容量Ccによるカップリングにより、ゲート電圧Vp2も上昇する。しかしながら、安定化スイッチ4はターンオフされているため、電流源MP、安定化容量3、安定化スイッチ4、寄生容量Ccで形成される回路に対する電流の出入りはない。よって、ゲート電圧Vp2は、書き込み信号WCSENが活性化される前のレベル、つまり電圧レベルVp1に落ち着く。
続いて、時刻t3において、X側デコーダ21が非活性化される(XDENW=Low)。この時、安定化スイッチ4がターンオンされ、第1ノードN1と電圧生成回路1が電気的に接続される。その結果、ゲート電圧Vp2は、電圧生成回路1の出力電圧Vp1のレベルに保持される。このように、1回の書き込み動作終了時に、ゲート電圧Vp2と電圧レベルVp1との間に差が発生しない。従って、累積的な電圧変動が防止される。その後、期間t4〜t7においては、期間t1〜t3における書き込み動作と同様の書き込み動作が実行される。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態の同様の効果が得られる。すなわち、長期的な電圧変動は防止され、電圧生成回路1からの内部電圧が長期にわたって安定化することが保証される。従って、半導体集積回路の信頼性が向上する。また、半導体集積回路の動作速度が向上する。更に、本実施の形態によれば、カップリングノイズに起因する出力電圧Vp1の電圧変動が低減される。電圧生成回路1の出力電圧Vp1が他の機能回路2’でも用いられる場合に、本実施の形態は特に有効である。
3.第3の実施の形態
次に、第3の実施の形態に係る半導体集積回路を説明する。本実施の形態によれば、複数の安定化容量3が必要なアナログ回路に、安定化スイッチ4が適用される。
図17は、第3の実施の形態に係るMRAMの構成を示すブロック図であり、第1の実施の形態における図9に対応している。図17において、図9と同様の構成には同一の符号が付され、重複する説明は適宜省略される。本実施の形態において、電流源回路(機能回路)20、30の各々は、複数の経路を介して電圧生成回路1に接続されている。電圧生成回路1は、それら複数の経路のそれぞれに対応して、複数種類の電圧(Vp1,Vp3)を基準電圧として発生させる。電流源回路20、30の各々は、複数の経路のそれぞれを介して複数種類の電圧(Vp2,Vp4)を受け取り、それら電圧を用いて動作する。また、複数の経路の各々に対して、安定化容量3(3a,3b)と安定化スイッチ4(4a,4b)が設けられている。
図18は、図17に示された構成の一部を詳細に示す回路図であり、第1の実施の形態における図11に対応している。図18において、図11と同様の構成には同一の符号が付され、重複する説明は適宜省略される。
電圧生成回路1は、出力電圧Vp1を出力する電圧生成回路1aと、出力電圧Vp3を出力する電圧生成回路1bを含んでいる。電圧生成回路1aの出力は、寄生抵抗r1、r2、及び安定化スイッチ4aを介して、書き込み電流源20に接続されている。安定化スイッチ4aと書き込み電流源20との間の第1ノードN1aには、安定化容量3a(容量値:Cpa)が接続されている。この系統により、電圧Vp2が書き込み電流源20に供給される。一方、電圧生成回路1bの出力は、寄生抵抗r3、r4、及び安定化スイッチ4bを介して、書き込み電流源20に接続されている。安定化スイッチ4bと書き込み電流源20との間の第1ノードN1bには、安定化容量3b(容量値:Cpb)が接続されている。この系統により、電圧Vp4が書き込み電流源20に供給される。
書き込み電流源20は、カスケード接続されたPchトランジスタ(電流源)MPaとMPbを含んでいる。PchトランジスタMPaはノードNBaに接続され、PchトランジスタMPbは、ノードNBaとノードNBbとの間に接続されている。そのノードNBbと出力ノードNAとの間にはスイッチMPSが接続されている。2つのPchトランジスタMPaとMPbのために、2系統の入力電圧Vp2、Vp4が必要となる。具体的には、入力電圧Vp2は、PchトランジスタMPaのゲートに、ゲート電圧Vp2として印加される。一方、入力電圧Vp4は、PchトランジスタMPbのゲートに、ゲート電圧Vp4として印加される。尚、PchトランジスタMPa、MPbの寄生容量は、それぞれCca、Ccbである。
このように複数の系統が存在する場合でも、安定化スイッチ4a、4bは、第1の実施の形態と同様に動作する。すなわち、安定化スイッチ4a、4bの各々は、デコーダ活性化信号XDENWと同期して動作し、XDENW=Highの場合ターンオフされ、XDENW=Lowの場合ターンオンされる。これにより、各系統において、電圧変動の累積現象が防止される。
図19は、このような構成を有する半導体集積回路の動作を示すタイミングチャートである。図19には、デコーダ活性化信号XDENW、書き込み信号WCSEN、出力ノードNAの電圧VA、ノードNBaあるいはノードNBbの電圧VB、PchトランジスタMPa(電流源)のゲート電圧Vp2、及び、PchトランジスタMPb(電流源)のゲート電圧Vp4が示されている。各信号、各電圧に関して、電源電圧VddがHighレベル(H)に対応し、グランドGndがLowレベル(L)に対応しているとする。既出の図18及び図19を参照しながら、本実施の形態に係る動作を説明する。
スタンバイ時、すなわち書き込み信号WCSENがLowの場合、安定化スイッチ4a(4b)はターンオンしている。従って、ゲート電圧Vp2(Vp4)は、電圧生成回路1a(1b)の出力電圧Vp1(Vp3)と等しい。またこの時、出力ノードNAの電圧VAはLow、ノードNBa(NBb)の電圧VBはHighである。
時刻t0において、X側デコーダ21が活性化される(XDENW=High)。この時、安定化スイッチ4a(4b)がターンオフされ、第1ノードN1a(N1b)が電圧生成回路1a(1b)から電気的に切り離される。そのため、電流源MPa(MPb)、安定化容量3a(3b)、安定化スイッチ4a(4b)、寄生容量Cca(Ccb)で形成される回路はオープンとなり、内部の電荷量は保存される。
時刻t1において、書き込み信号WCSENがHighになる。その結果、書き込み電流源20が活性化され、スイッチMPSがターンオンする。これにより、ノードNBa(NBb)の電圧VBが一気にLowレベルの方へ下がる。また、電流源MPa(MPb)の寄生容量Cca(Ccb)によるカップリングにより、ゲート電圧Vp2(VP4)も下がる。従って、この時点でゲート電圧Vp2(Vp4)が電圧レベルVp1(Vp3)より小さくなる。しかしながら、安定化スイッチ4a(4b)がターンオフされているため、電圧生成回路1a(1b)から安定化容量3a(3b)に向かう電流経路はない。よって、安定化容量3a(3b)に電流が流入することはない。
時刻t2において、書き込み信号WCSENがLowになる。その結果、書き込み電流源20が非活性化され、スイッチMPSがターンオフする。これにより、ノードNBa(NBb)の電圧が一気にVddまで戻り、また、寄生容量Cca(Ccb)によるカップリングにより、ゲート電圧Vp2(Vp4)も上昇する。しかしながら、安定化スイッチ4a(4b)はターンオフされているため、電流源MPa(MPb)、安定化容量3a(3b)、安定化スイッチ4a(4b)、寄生容量Cca(Ccb)で形成される回路に対する電流の出入りはない。よって、ゲート電圧Vp2(Vp4)は、書き込み信号WCSENが活性化される前のレベル、つまり電圧レベルVp1(Vp3)に落ち着く。
続いて、時刻t3において、X側デコーダ21が非活性化される(XDENW=Low)。この時、安定化スイッチ4a(4b)がターンオンされ、第1ノードN1a(N1b)と電圧生成回路1a(1b)が電気的に接続される。その結果、ゲート電圧Vp2(Vp4)は、電圧生成回路1a(1b)の出力電圧Vp1(Vp3)のレベルに保持される。このように、1回の書き込み動作終了時に、ゲート電圧Vp2(Vp4)と電圧レベルVp1(Vp3)との間に差が発生しない。従って、累積的な電圧変動が防止される。その後、期間t4〜t7においては、期間t1〜t3における書き込み動作と同様の書き込み動作が実行される。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態の同様の効果が得られる。すなわち、長期的な電圧変動は防止され、電圧生成回路1からの内部電圧が長期にわたって安定化することが保証される。従って、半導体集積回路の信頼性が向上する。また、半導体集積回路の動作速度が向上する。尚、第2の実施の形態と第3の実施の形態を組み合わせることも可能である。
4.第4の実施の形態
次に、第4の実施の形態に係る半導体集積回路を説明する。既出の実施の形態においては、安定化スイッチ4は、デコーダ活性化信号XDENWと同期して動作していた。第4の実施の形態においては、安定化スイッチ4は、デコーダ活性化信号XDENWによらないタイミングで動作する。そのため、連続書込み処理が実行される場合にも、ゲート電圧Vp2を安定化させることが可能となる。
問題点を明らかにするため、図20に示されたタイミングチャートを参照しながら、第1の実施の形態における連続書き込み処理(バースト・ライト)を説明する。図20には、デコーダ活性化信号XDENW、書き込み信号WCSEN、及びゲート電圧Vp2が示されている。時刻t0において、デコーダ活性化信号XDENWがHighに変わる。その後、デコーダ活性化信号XDENWのレベルが維持されたまま、連続的に書き込みが行われる。具体的には、書き込み信号WCSENを時刻t1,t2,…,t8のそれぞれにおいて連続的に活性化し、又、書き込み対象アドレス(図示されない)を連続的に変化させることによって、連続書き込み処理が実行される。
連続書き込み期間中、デコーダ活性化信号XDENWのレベルはHighに保たれているので、ゲート電圧Vp2が入力される入力端子は、電圧生成回路1から電気的に切り離され、Hi−Z状態となっている。上述の通り、電流源MP、安定化容量3、安定化スイッチ4、寄生容量Ccで形成される回路はオープンとなるため、内部の電荷量は原理的には保存される。従って、各書き込み処理後、ゲート電圧Vp2は電圧レベルVp1に保たれるはずである。
しかしながら、製造プロセス不良などによってリーク電流パスが存在している場合は、図20に示されるように、ゲート電圧Vp2が変動してしまう。図20においては、このリーク電流によるゲート電圧Vp2の変動が、ΔVp2で表されている。時刻t9においてデコーダ活性化信号XDENWがLowになると、電圧生成回路1と書き込み電流源20がようやく接続されるため、ゲート電圧Vp2は電圧レベルVp1に戻る。しかしながら、連続書き込み期間中の上述の電圧変動を防ぐためには、電圧生成回路1と書き込み電流源20とが接続されている時間を可能な限り確保することが望ましい。そのためには、安定化スイッチ4のON/OFFを、デコーダ活性化信号XDENW以外の信号で制御する必要がある。
図21は、第4の実施の形態に係るMRAMの構成を示すブロック図であり、第1の実施の形態における図9に対応している。図21において、図9と同様の構成には同一の符号が付され、重複する説明は適宜省略される。制御信号発生回路5は、書き込み信号WCSENを信号変換回路7に出力する。信号変換回路7は、入力される書き込み信号WCSENに応答して、第1制御信号OUT1及び第2制御信号OUT2を生成する。第1制御信号OUT1は、既出の実施の形態におけるデコーダ活性化信号XDENWの役割を果たし、X側セレクタ21、Y側セレクタ31、及び安定化スイッチ4に供給される。第2制御信号OUT2は、既出の実施の形態における書き込み信号WCSENの役割を果たし、X側電流源回路20及びY側電流源回路30に供給される。
図22は、図21に示された構成の一部を詳細に示す回路図であり、第1の実施の形態における図11に対応している。図22において、図11と同様の構成には同一の符号が付され、重複する説明は適宜省略される。
X側セレクタ21は、第1制御信号OUT1とアドレス信号XAnとの論理積に基づいて、一本の選択配線を活性化させる。第1制御信号OUT1は、X側セレクタ(X側デコーダ)21を活性化させる制御信号であると言える。また、第2制御信号OUT2がHighになると、書き込み電流源20のスイッチMPSはターンオンする。これにより、書き込み電流源20からの書き込み電流Iwが、メモリセル(情報記憶素子)11あるいはその近傍に供給される。第2制御信号OUT2は、書き込み電流源20を活性化させる信号であると言える。
安定化容量3は、書き込み電流源20と安定化スイッチ(SSW)4との間の第1ノードN1に接続されている。安定化スイッチ4は、電圧生成回路1と第1ノードN1との間に挿入されている。安定化スイッチ4は、第1制御信号OUT1と同期して動作し、OUT1=Highの場合ターンオフされ、OUT2=Lowの場合ターンオンされる。これにより、電圧変動の累積現象が防止される。
また、図22には、信号変換回路7の構成の一例が示されている。図22において、信号変換回路7は、遅延素子71、72、マルチプレクサ73、74、及びインバータ75から構成されている。書き込み信号WCSENは、信号WCSEN1として遅延素子71、マルチプレクサ73、74の入力端子D0に入力される。遅延素子71から出力される信号WCSEN2は、遅延素子72、マルチプレクサ73、74の入力端子D1に入力される。遅延素子72から出力される信号WCSEN3は、マルチプレクサ73の入力Aに、及び、インバータ75を通してマルチプレクサ74の入力Aに供給される。マルチプレクサ73、74の各々は、入力AがLowレベルの場合、入力端子D0の信号を出力し、入力AがHighレベルの場合、入力端子D1の信号を出力するように構成されている。マルチプレクサ73の出力信号が、上記第1制御信号OUT1であり、マルチプレクサ74の出力信号が、上記第2制御信号OUT2である。
このように構成された信号変換回路7の動作タイミングチャートが、図23に示されている。時刻t0において、書き込み信号WCSEN(WCSEN1)がHighになると、時間tD後の時刻t1において、信号WCSEN2がHighになり、更に時間tD後の時刻t2において、信号WCSEN3がHighになる。また、時刻t3において、書き込み信号WCSEN(WCSEN1)がLowになると、時間tD後の時刻t4において、信号WCSEN2がLowになり、更に時間tD後の時刻t5において、信号WCSEN3がLowになる。信号WCSEN2は、信号WCSEN1から遅延時間tDだけ遅延した信号であり、信号WCSEN3は、信号WCSEN1から遅延時間2tDだけ遅延した信号であると言える。
このような信号WCSEN1〜3によって、第1制御信号OUT1及び第2制御信号OUT2の波形が決定される。具体的には、第1制御信号OUT1は、時刻t0において立ち上がり、時刻t4において立ち下がる。一方、第2制御信号OUT2は、時刻t1において立ち上がり、時刻t3において立ち下がる。つまり、第2制御信号OUT2よりも早く立ち上がり、第2制御信号OUT2よりも遅く立ち下がる第1制御信号OUT1が生成される。これにより、安定化スイッチ4を、少なくとも書き込み電流源20が活性化されている期間中ターンオフさせることが可能となる。第1制御信号OUT1と第2制御信号OUT2のタイミングは、遅延素子71、72によって自由に設定可能である。
図24は、このような構成を有する半導体集積回路の動作を示すタイミングチャートである。図24には、書き込み信号WCSEN、第1制御信号OUT1、第2制御信号OUT2、及びPchトランジスタMP(電流源)のゲート電圧Vp2が示されている。既出の図22及び図24を参照しながら、本実施の形態に係る連続書き込み動作を説明する。
スタンバイ時、すなわち書き込み信号WCSENがLowの場合、第1制御信号OUT1もLowであり、安定化スイッチ4はターンオンしている。従って、PchトランジスタMPのゲート電圧Vp2は、電圧生成回路1の出力電圧Vp1(<電源電圧Vdd)と等しい。またこの時、出力ノードNAの電圧VAはLow、ノードNBの電圧VBはHighである。
時刻t0において、書き込み信号WCSENがHighに変わり、それにより、第1制御信号OUT1もHighに変わる。その結果、安定化スイッチ4がターンオフされ、第1ノードN1が電圧生成回路1から電気的に切り離される。そのため、電流源MP、安定化容量3、安定化スイッチ4、寄生容量Ccで形成される回路はオープンとなり、内部の電荷量は保存される。
遅延時間tD後の時刻t1(=t0+tD)において、第2制御信号OUT2がHighになる。その結果、書き込み電流源20が活性化され、スイッチMPSがターンオンする。これにより、ノードNBの電圧VBが一気にLowレベルの方へ下がる。また、電流源MPの寄生容量Ccによるカップリングにより、ゲート電圧Vp2も下がる。従って、この時点でゲート電圧Vp2が電圧レベルVp1より小さくなる。しかしながら、安定化スイッチ4がターンオフされているため、電圧生成回路1から安定化容量3に向かう電流経路はない。よって、安定化容量3に電流が流入することはない。
次に、時刻t2において、書き込み信号WCSENがLowに変わり、それにより、第2制御信号OUT2もLowに変わる。その結果、書き込み電流源20が非活性化され、スイッチMPSがターンオフする。これにより、ノードNBの電圧が一気にVddまで戻り、また、寄生容量Ccによるカップリングにより、ゲート電圧Vp2も上昇する。しかしながら、安定化スイッチ4はターンオフされているため、電流源MP、安定化容量3、安定化スイッチ4、寄生容量Ccで形成される回路に対する電流の出入りはない。よって、ゲート電圧Vp2は、書き込み信号WCSENが活性化される前のレベル、つまり電圧レベルVp1に落ち着く。リークパスがある場合、ゲート電圧Vp2は、電圧レベルVp1とわずかに異なるレベルとなるが、書込み活性化時間が数ns〜数10nsと非常に短いことと、変動量が毎回同じであることから、問題とならない。
遅延時間tD後の時刻t3(=t2+tD)において、第1制御信号OUT1がLowになる。この時、安定化スイッチ4がターンオンされ、第1ノードN1と電圧生成回路1が電気的に接続される。その結果、ゲート電圧Vp2は、電圧生成回路1の出力電圧Vp1のレベルに保持される。この状態は、次の書き込み動作までの期間(〜t4)保持される。累積的な電圧変動が防止されるため、長期にわたって安定した書き込み電流Iwが供給される。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態の同様の効果が得られる。すなわち、長期的な電圧変動は防止され、電圧生成回路1からの内部電圧が長期にわたって安定化することが保証される。従って、半導体集積回路の信頼性が向上する。また、半導体集積回路の動作速度が向上する。更に、本実施の形態によれば、連続書き込み処理期間中のゲート電圧Vp2の変動を抑制することが可能となる。尚、本実施の形態を、第2の実施の形態や第3の実施の形態に適用することも可能である。
5.まとめ
本発明によれば、安定化容量3と電圧生成回路1の間に安定化スイッチ4を付加することによって、電圧の長期的な変動を原理上なくすことが可能になる。これにより、安定かつ高速動作可能な半導体集積回路が提供される。尚、本発明の実施の形態は上記のものに限定されず、特許請求の範囲に記載された技術範囲内において当業者によって適宜変更され得る。

Claims (20)

  1. 基準電圧を発生させる電圧生成回路と、
    前記基準電圧を用いて動作する機能回路と、
    前記電圧生成回路と前記機能回路との間の第1ノードに接続された第1容量と、
    前記電圧生成回路と前記第1ノードとの間に設けられたスイッチと
    を具備し、
    前記スイッチは、前記機能回路が活性化される第1時刻と同時に、又は、前記第1時刻から所定の時間先行してターンオフされる
    半導体集積回路。
  2. 請求の範囲1に記載の半導体集積回路であって、
    前記スイッチは、前記機能回路が非活性化される第2時刻と同時に、又は、前記第2時刻から所定の時間遅れてターンオンされる
    半導体集積回路。
  3. 請求の範囲1に記載の半導体集積回路であって、
    前記スイッチは、少なくとも前記機能回路が活性化されている期間中ターンオフされる
    半導体集積回路。
  4. 請求の範囲1乃至3のいずれかに記載の半導体集積回路であって、
    前記電圧生成回路と前記スイッチとの間の第2ノードに接続された第2容量を更に具備する
    半導体集積回路。
  5. 請求の範囲1乃至3のいずれかに記載の半導体集積回路であって、
    前記電圧生成回路は、複数種類の電圧を前記基準電圧として発生させ、
    前記機能回路は、複数の経路のそれぞれを介して前記複数種類の電圧を受け取り、前記複数種類の電圧を用いて動作し、
    前記第1容量は、前記複数の経路の各々における前記第1ノードに接続された
    半導体集積回路。
  6. 請求の範囲1乃至5のいずれかに記載の半導体集積回路であって、
    前記機能回路は、前記基準電圧に基づいて所定の電流を発生させる電流源である
    半導体集積回路。
  7. 請求の範囲6に記載の半導体集積回路であって、
    メモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイと前記電流源との間に設けられたデコーダと
    を更に具備し、
    前記デコーダは、デコーダ活性化信号に応答して活性化され、前記メモリセルアレイに前記所定の電流を供給し、
    前記スイッチは、前記デコーダ活性化信号と同期して動作する
    半導体集積回路。
  8. 請求の範囲7に記載の半導体集積回路であって、
    前記スイッチ及び前記デコーダに前記デコーダ活性化信号を出力する制御信号発生回路を更に具備し、
    前記スイッチは、前記デコーダ活性化信号に応答してターンオン又はターンオフされる
    半導体集積回路。
  9. 請求の範囲8に記載の半導体集積回路であって、
    前記制御信号発生回路は、前記スイッチをターンオフさせる前記デコーダ活性化信号の出力以後に、前記電流源を活性化する活性化信号を前記機能回路に出力し、また、前記スイッチをターンオンさせる前記デコーダ活性化信号の出力以前に、前記電流源を非活性化する非活性化信号を前記機能回路に出力する
    半導体集積回路。
  10. 請求の範囲6に記載の半導体集積回路であって、
    メモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイと前記電流源との間に設けられたデコーダと
    を更に具備し、
    前記デコーダは、デコーダ活性化信号に応答して活性化され、前記メモリセルアレイに前記所定の電流を供給し、
    前記スイッチは、前記デコーダ活性化信号以外の制御信号と同期して動作する
    半導体集積回路。
  11. 情報を記憶する記憶素子と、
    基準電圧を発生させる電圧生成回路と、
    前記基準電圧に基づいて所定の電流を生成し、前記所定の電流を前記記憶素子に供給する電流源と、
    前記電圧生成回路と前記電流源との間の第1ノードに接続された第1容量と、
    前記電圧生成回路と前記第1ノードとの間に設けられたスイッチと
    を具備し、
    前記スイッチは、前記機能回路が活性化される第1時刻と同時に、又は、前記第1時刻から所定の時間先行してターンオフされる
    半導体集積回路。
  12. 請求の範囲11に記載の半導体集積回路であって、
    前記記憶素子は、磁気トンネル接合素子である
    半導体集積回路。
  13. 請求の範囲11又は12に記載の半導体集積回路であって、
    前記スイッチは、前記機能回路が非活性化される第2時刻と同時に、又は、前記第2時刻から所定の時間遅れてターンオンされる
    半導体集積回路。
  14. 請求の範囲11又は12に記載の半導体集積回路であって、
    前記スイッチは、少なくとも前記機能回路が活性化されている期間はターンオフされる
    半導体集積回路。
  15. 請求の範囲11乃至14のいずれかに記載の半導体集積回路であって、
    前記電圧生成回路と前記スイッチとの間の第2ノードに接続された第2容量を更に具備する
    半導体集積回路。
  16. 請求の範囲11乃至14のいずれかに記載の半導体集積回路であって、
    前記電圧生成回路は、複数種類の電圧を前記基準電圧として発生させ、
    前記電流源は、複数の経路のそれぞれを介して前記複数種類の電圧を受け取り、前記複数種類の電圧を用いて動作し、
    前記第1容量は、前記複数の経路の各々における前記第1ノードに接続された
    半導体集積回路。
  17. 請求の範囲11乃至16のいずれかに記載の半導体集積回路であって、
    前記記憶素子と前記電流源との間に設けられたデコーダを更に具備し、
    前記デコーダは、デコーダ活性化信号に応答して活性化され、前記記憶素子に前記所定の電流を供給し、
    前記スイッチは、前記デコーダ活性化信号と同期して動作する
    半導体集積回路。
  18. 請求の範囲17に記載の半導体集積回路であって、
    前記スイッチ及び前記デコーダに前記デコーダ活性化信号を出力する制御信号発生回路を更に具備し、
    前記スイッチは、前記デコーダ活性化信号に応答してターンオン又はターンオフされる
    半導体集積回路。
  19. 請求の範囲18に記載の半導体集積回路であって、
    前記制御信号発生回路は、前記スイッチをターンオフさせる前記デコーダ活性化信号の出力以後に、前記電流源を活性化する活性化信号を前記機能回路に出力し、また、前記スイッチをターンオンさせる前記デコーダ活性化信号の出力以前に、前記電流源を非活性化する非活性化信号を前記機能回路に出力する
    半導体集積回路。
  20. 請求の範囲11乃至16のいずれかに記載の半導体集積回路であって、
    前記記憶素子と前記電流源との間に設けられたデコーダを更に具備し、
    前記デコーダは、デコーダ活性化信号に応答して活性化され、前記記憶素子に前記所定の電流を供給し、
    前記スイッチは、前記デコーダ活性化信号以外の制御信号と同期して動作する
    半導体集積回路。
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