JP4957740B2 - 画像処理指示装置、及び、サーバのためのコンピュータプログラム - Google Patents

画像処理指示装置、及び、サーバのためのコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4957740B2
JP4957740B2 JP2009068968A JP2009068968A JP4957740B2 JP 4957740 B2 JP4957740 B2 JP 4957740B2 JP 2009068968 A JP2009068968 A JP 2009068968A JP 2009068968 A JP2009068968 A JP 2009068968A JP 4957740 B2 JP4957740 B2 JP 4957740B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image processing
image data
processing
instruction
type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009068968A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010226242A (ja
Inventor
博幸 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2009068968A priority Critical patent/JP4957740B2/ja
Publication of JP2010226242A publication Critical patent/JP2010226242A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4957740B2 publication Critical patent/JP4957740B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Description

本発明は、画像処理の技術に関する。
例えば、特許文献1には、サーバと外部装置とを含むシステムが開示されている。外部装置は、画像データをサーバに送信し、その画像データに対して特定の画像処理を実行することをサーバに指示する。サーバは、処理後の画像データを外部装置に送信する。外部装置は、処理後の画像データを取得する。
特開2003−283740号公報
上記の技術では、多数の外部装置がサーバと通信可能である。サーバと外部装置との間で通信が頻繁に行なわれるほど、サーバと外部装置との間のネットワークの負荷が大きくなる。特に、サーバと通信する外部装置の数が多くなればなるほど、サーバと外部装置との間のネットワークの負荷が大きくなる。本明細書では、サーバと外部装置との間のネットワークの負荷を低減させることができる技術を開示する。
本発明の画像処理装置は、複数種類の画像処理を実行可能なサーバに画像処理を実行することを指示する画像処理指示装置であって、第1画像データを取得する処理前画像データ取得手段と、前記複数種類の画像処理のうちのN種類(Nは2以上の整数)の画像処理を順に選択することをユーザに許容する選択許容手段と、(1)前記選択許容手段において1種類目の画像処理が選択された場合に、1種類目の画像処理を特定する種類情報と、前記第1画像データよりデータサイズが小さい前記第1画像データの縮小画像データと、を含む第1指示を前記サーバに送信し、(2)前記選択許容手段においてM種類目(Mは2以上であってN以下の整数)の画像処理が選択される毎に、M種類目の画像処理を特定する前記種類情報と、M−1種類目の画像処理が選択された際に送信された前記第1指示に応じて前記サーバが生成した処理後の縮小画像データと、を含む前記第1指示を前記サーバに送信する第1指示送信手段と、前記第1指示送信手段によって前記第1指示が送信される毎に、前記サーバが、当該第1指示に含まれる前記種類情報によって特定される種類の画像処理を、当該第1指示に含まれる前記縮小画像データに対して実行して生成する前記処理後の縮小画像データを取得する縮小画像データ取得手段と、前記縮小画像データ取得手段によって前記処理後の縮小画像データが取得される毎に、当該処理後の縮小画像データを表示手段に表示させる表示制御手段と、前記第1画像データと、前記選択許容手段において選択されたN種類の画像処理を特定するN個の前記種類情報と、N種類の画像処理の選択順序を特定する第1選択順序情報と、を含む第2指示を前記サーバに送信する第2指示送信手段と、前記サーバが、前記第2指示に含まれるN個の前記種類情報によって特定されるN種類の画像処理を、前記第2指示に含まれる前記第1選択順序情報に従って、前記第2指示に含まれる前記第1画像データに対して順に実行して生成する第2画像データを取得する処理後画像データ取得手段と、予め決められた種類の画像処理を実行する画像処理手段と、を備え、前記予め決められた種類の画像処理は、前記複数種類の画像処理に含まれており、前記選択許容手段において選択された1種類目の画像処理とN種類目の画像処理との両方が、前記画像処理手段によって実行不可能である場合に、前記第2指示送信手段は、前記第1画像データと、N個の前記種類情報と、前記第1選択順序情報と、を含む前記第2指示を前記サーバに送信する。
本明細書によって開示される一つの技術は、画像処理を実行することをサーバに指示する画像処理指示装置である。この画像処理指示装置は、処理前画像データ取得手段と選択許容手段と第1指示送信手段と縮小画像データ取得手段と表示制御手段と第2指示送信手段と処理後画像データ取得手段とを備える。
処理前画像データ取得手段は、第1画像データ(処理対象の画像データと言い換えることもできる)を取得する。なお、処理前画像データ取得手段は、外部装置から送信される画像データを受信することによって、第1画像データを取得してもよい。また、例えば、処理前画像データ取得手段は、画像処理指示装置が備える記憶部(又は外部メモリ)に記憶されている複数の画像データの中から1つの画像データを選択することをユーザに許容し、ユーザによって選択された画像データを読み込むことによって、第1画像データを取得してもよい。
選択許容手段は、N種類(Nは2以上の整数)の画像処理を順に選択することをユーザに許容する。第1指示送信手段は、選択許容手段において1種類目の画像処理が選択された場合に、1種類目の画像処理を特定する種類情報と、第1画像データよりデータサイズが小さい第1画像データの縮小画像データと、を含む第1指示をサーバに送信する。また、第1指示送信手段は、選択許容手段においてM種類目(Mは2以上であってN以下の整数)の画像処理が選択される毎に、M種類目の画像処理を特定する種類情報と、M−1種類目の画像処理が選択された際に送信された第1指示に応じてサーバが生成した処理後の縮小画像データと、を含む第1指示をサーバに送信する。縮小画像データ取得手段は、第1指示送信手段によって第1指示が送信される毎に、サーバが、当該第1指示に含まれる種類情報によって特定される種類の画像処理を、当該第1指示に含まれる縮小画像データに対して実行して生成する処理後の縮小画像データを取得する。表示制御手段は、縮小画像データ取得手段によって処理後の縮小画像データが取得される毎に、当該処理後の縮小画像データを表示手段に表示させる。
上記の構成によると、例えば、1種類目の画像処理が選択された場合に、画像処理指示装置は、第1画像データの縮小画像データに対して1種類目の画像処理を実行するようにサーバに指示することができる(1回目の第1指示)。この結果、画像処理指示装置は、1種類目の画像処理で得られた処理後の縮小画像データ(以下では縮小画像データD1と記載する)を取得し、その縮小画像データD1を表示させることができる。ユーザは、縮小画像データD1を見ることによって、1種類目の画像処理で得られる処理結果を確認することができる。さらに、2種類目の画像処理が選択された場合に、画像処理指示装置は、縮小画像データD1に対して2種類目の画像処理を実行するようにサーバに指示することができる(2回目の第1指示)。この結果、画像処理指示装置は、2種類目の画像処理で得られた処理後の縮小画像データ(以下では縮小画像データD2と記載する)を取得し、その縮小画像データD2を表示させることができる。ユーザは、縮小画像データD2を見ることによって、1種類目の画像処理と2種類目の画像処理が順に実行される場合の処理結果を確認することができる。この構成によると、ユーザは、実際に第1画像データに対してN種類の画像処理を順に実行させる前に、それらの画像処理が順に実行される場合の処理結果を、第1画像データの縮小画像データを用いて事前に確認することができる。次いで、ユーザは、例えば、所定の指示(例えば所定の操作)を入力することによって、第1画像データに対してN種類の画像処理を順に実行させることができる。この場合、以下の第2指示送信手段と処理後画像データ取得手段が機能する。
第2指示送信手段は、第1画像データと、選択許容手段において選択されたN種類の画像処理を特定するN個の種類情報と、N種類の画像処理の選択順序を特定する第1選択順序情報と、を含む第2指示をサーバに送信する。処理後画像データ取得手段は、サーバが、第2指示に含まれるN個の種類情報によって特定されるN種類の画像処理を、第2指示に含まれる第1選択順序情報に従って、第2指示に含まれる第1画像データに対して順に実行して生成する第2画像データを取得する。
上記の構成によると、画像処理指示装置は、第1画像データに対してN種類の画像処理を順に実行するようにサーバに指示することができる(第2指示)。この結果、画像処理指示装置は、N種類の画像処理で得られた処理後の第2画像データを取得することができる。ところで、次のシステムを考えることができる。即ち、処理対象の第1画像データから処理後の第2画像データを得るために、画像処理指示装置が、N回に亘って指示をサーバに送信するシステムを考えることができる。例えば、画像処理指示装置は、第1画像データと1種類目の画像処理を特定する種類情報とを含む指示をサーバに送信し、1種類目の画像処理で得られた処理後の画像データを取得する。次いで、画像処理指示装置は、1種類目の画像処理で得られた処理後の画像データと2種類目の画像処理を特定する種類情報とを含む指示をサーバに送信し、2種類目の画像処理で得られた処理後の画像データを取得する。これをN回繰り返しても、画像処理指示装置は、処理後の第2画像データを取得することができる。しかしながら、このシステムでは、比較的にデータサイズが大きい画像データ(第1画像データや処理後の画像データ)が、画像処理指示装置とサーバとの間でN回に亘って通信(往復)されることになる。従って、画像処理指示装置とサーバとの間のネットワークの負荷が大きい。これに対し、本明細書によって開示される上記の構成では、N種類の画像処理が順に選択された場合であっても、比較的にデータサイズが大きい画像データ(第1画像データや処理後の画像データ)が、画像処理指示装置とサーバとの間で1回のみ通信される。このために、上記のシステムと比べると、画像処理指示装置とサーバとの間のネットワークの負荷を低減させることができる。なお、上述したように、本明細書によって開示される上記の構成では、N種類の画像処理が順に選択される毎に、画像処理指示装置からサーバに第1指示が送信され、その第1指示の処理結果がサーバから画像処理指示装置に送信される。ただし、第1指示で送信されるデータ、及び、その第1指示の処理結果で送信されるデータは、縮小画像データであるために、画像処理指示装置とサーバとの間のネットワークの負荷は小さくて済む。
画像処理指示装置は、自身で画像処理を実行することができず、全ての種類の画像処理もサーバに実行させるものであってもよい。一方において、画像処理指示装置は、自身で画像処理を実行することができるものであってもよい。即ち、画像処理指示装置は、予め決められた種類(1種類でもよいし複数種類でもよい)の画像処理を実行する画像処理手段をさらに備えていてもよい。この場合、選択許容手段において選択された1種類目の画像処理とN種類目の画像処理との両方が、画像処理手段によって実行不可能である場合に、第2指示送信手段は、第1画像データと、N個の種類情報と、第1選択順序情報と、を含む第2指示をサーバに送信してもよい。
選択許容手段において選択された1種類目の画像処理からN種類目の画像処理までのうち、先頭からP種類目(Pは2以上の整数)の画像処理が、画像処理手段によって実行不可能である最初の画像処理であってもよい。さらに、選択許容手段において選択された1種類目の画像処理からN種類目の画像処理までのうち、先頭からQ種類目(QはP+1以上の整数)の画像処理が、画像処理手段によって実行不可能である最後の画像処理であってもよい。この場合、以下の(1)〜(3)を採用してもよい。(1)画像処理手段は、1種類目の画像処理からP−1種類目の画像処理までの各画像処理を、第1画像データに対して順に実行することによって、第3画像データを生成してもよい。なお、上記の「P−1」は、「1」であってもよい。この場合、画像処理手段は、1種類目の画像処理のみを第1画像データに対して実行することによって第3画像データを生成すればよい。(2)第2指示送信手段は、第3画像データと、P種類目の画像処理からQ種類目の画像処理までの各画像処理を特定するQ−P+1個の種類情報と、P種類目の画像処理からQ種類目の画像処理までの各画像処理の選択順序を特定する第2選択順序情報と、を含む第2指示をサーバに送信してもよい。(3)処理後画像データ取得手段は、サーバが、第2指示に含まれるQ−P+1個の種類情報によって特定されるQ−P+1種類の画像処理を、第2指示に含まれる第2選択順序情報に従って、第2指示に含まれる第3画像データに対して順に実行して生成する第4画像データを取得してもよい。
上記の構成によると、比較的にデータサイズが大きい画像データ(第3画像データや第4画像データ)が、画像処理指示装置とサーバとの間で1回のみ通信されるという条件下において、画像処理指示装置は、自身が実行可能である画像処理(1種類目の画像処理からP−1種類目の画像処理までの各画像処理)を実行することができる。サーバの処理負荷を低減させることができる。
なお、Qは、N−1以下であってもよい。この場合、画像処理手段は、Q+1種類目の画像処理からN種類目の画像処理までの各画像処理を、第4画像データに対して順に実行することによって、第5画像データを生成してもよい。なお、上記の「Q+1」は、「N」であってもよい。この場合、画像処理手段は、N種類目の画像処理のみを第4画像データに対して実行することによって第5画像データを生成すればよい。
上記の構成によると、比較的にデータサイズが大きい画像データ(第3画像データや第4画像データ)が、画像処理指示装置とサーバとの間で1回のみ通信されるという条件下において、画像処理指示装置は、自身が実行可能である画像処理(Q+1種類目の画像処理からN種類目の画像処理までの各画像処理)を実行することができる。サーバの処理負荷を低減させることができる。
選択許容手段において選択された1種類目の画像処理が、画像処理手段によって実行不可能であってもよい。さらに、選択許容手段において選択された1種類目の画像処理からN種類目の画像処理までのうち、先頭からR種類目(Rは2以上の整数)の画像処理が、画像処理手段によって実行不可能である最後の画像処理であってもよい。この場合、以下の(1)及び(2)を採用してもよい。(1)第2指示送信手段は、第1画像データと、1種類目の画像処理からR種類目の画像処理までの各画像処理を特定するR個の種類情報と、1種類目の画像処理からR種類目の画像処理までの各画像処理の選択順序を特定する第3選択順序情報と、を含む第2指示をサーバに送信してもよい。(2)処理後画像データ取得手段は、サーバが、第2指示に含まれるR個の種類情報によって特定されるR種類の画像処理を、第2指示に含まれる第3選択順序情報に従って、第2指示に含まれる第1画像データに対して順に実行して生成する第6画像データを取得してもよい。
なお、Rは、N−1以下であってもよい。この場合、画像処理手段は、R+1種類目の画像処理からN種類目の画像処理までの各画像処理を、第6画像データに対して順に実行することによって、第7画像データを生成してもよい。なお、上記の「R+1」は、「N」であってもよい。この場合、画像処理手段は、N種類目の画像処理のみを第6画像データに対して実行することによって第7画像データを生成すればよい。
上記の構成によると、比較的にデータサイズが大きい画像データ(第1画像データや第6画像データ)が、画像処理指示装置とサーバとの間で1回のみ通信されるという条件下において、画像処理指示装置は、自身が実行可能である画像処理(R+1種類目の画像処理からN種類目の画像処理までの各画像処理)を実行することができる。サーバの処理負荷を低減させることができる。
選択許容手段において選択された1種類目の画像処理からN種類目の画像処理までの各画像処理が、画像処理手段によって実行不可能であってもよい。この場合、第1指示送信手段は、選択許容手段において1種類目の画像処理が選択された場合に、1種類目の画像処理を特定する種類情報と、第1画像データの縮小画像データと、を含む第1指示をサーバに送信してもよい。さらに、第1指示送信手段は、選択許容手段においてM種類目の画像処理が選択される毎に、M種類目の画像処理を特定する種類情報と、M−1種類目の画像処理が選択された際に送信された第1指示に応じてサーバが生成した処理後の縮小画像データと、を含む第1指示をサーバに送信してもよい。
上記の構成によると、1種類目の画像処理からN種類目の画像処理までの各画像処理が、画像処理指示装置が実行不可能である場合に、サーバに処理後の縮小画像データを生成させることができる。
選択許容手段において選択されたS種類目(Sは1以上であってN以下の整数)の画像処理が、画像処理手段によって実行可能であってもよい。(1)Sが1である場合に、画像処理手段は、S種類目の画像処理を、第1画像データの縮小画像データに対して実行することによって、処理後の縮小画像データを生成してもよい。(2)Sが2以上である場合に、画像処理手段は、S種類目の画像処理を、S−1種類目の画像処理が選択された際に送信された第1指示に応じてサーバが生成した処理後の縮小画像データ、又は、S−1種類目の画像処理が選択された際に画像処理手段によって生成された処理後の縮小画像データに対して実行することによって、処理後の縮小画像データを生成してもよい。
上記の構成によると、画像処理指示装置が実行可能である種類の画像処理が選択された場合に、サーバを利用せずに、画像処理指示装置が、当該種類の画像処理を実行して処理後の縮小画像データを生成することができる。サーバの処理負荷を低減させることができる。
なお、上記の画像処理指示装置を実現するための制御方法、及び、コンピュータプログラムも、新規で有用である。また、上記のサーバと画像処理指示装置とを備える画像処理システムも、新規で有用である。
また、上記のサーバを実現するためのコンピュータプログラムも新規で有用である。このコンピュータプログラムは、サーバに搭載されるコンピュータに以下の各処理(1)〜(6)を実行させる。
(1)画像処理指示装置から送信される第1指示であって、画像処理を特定する種類情報と、画像データと、を含む第1指示を受信する第1指示受信処理。
(2)第1指示受信処理によって第1指示が受信される毎に、当該第1指示に含まれる種類情報によって特定される画像処理を、当該第1指示に含まれる画像データに対して実行して処理後の画像データを生成する第1生成処理。
(3)第1生成処理によって処理後の画像データが生成される毎に、当該処理後の画像データを画像処理指示装置に送信する第1送信処理。
(4)画像処理指示装置から送信される第2指示であって、画像データと、N種類(Nは2以上の整数)の画像処理を特定するN個の種類情報と、N種類の画像処理の選択順序を特定する選択順序情報と、を含む第2指示を受信する第2指示受信処理。
(5)第2指示に含まれるN個の種類情報によって特定されるN種類の画像処理を、第2指示に含まれる選択順序情報に従って、第2指示に含まれる画像データに対して順に実行して処理後の画像データを生成する第2生成処理。
(6)第2生成処理によって生成される処理後の画像データを画像処理指示装置に送信する第2送信処理。
このコンピュータプログラムを利用すると、上記のサーバを実現することができる。
画像処理システムの構成の一例を示す。 多機能機とサーバが実行する処理のシーケンス図を示す。 図2の続きのシーケンス図を示す。 表示部に表示される画面の一例を示す。 表示部に表示される画面の一例を示す。 表示部に表示される画面の一例を示す。 選択フィルタ情報の一例を示す。 処理リストの一例を示す。 フィルタ処理を実行するデバイスを説明するための図を示す。 フィルタ処理を実行するデバイスを説明するための図を示す。 フィルタ処理を実行するデバイスを説明するための図を示す。 フィルタ処理を実行するデバイスを説明するための図を示す。 多機能機のフィルタ選択許容処理のフローチャートを示す。 図13の続きのフローチャートを示す。 多機能機の印刷実行処理のフローチャートを示す。
ここでは、以下の実施例に記載の技術の一部を列挙しておく。
(形態1)選択許容手段は、選択された種類の画像処理の程度を示すパラメータをさらに選択することをユーザに許容してもよい。第1指示送信手段は、選択されたパラメータをさらに含む第1指示をサーバに送信してもよい。縮小画像データ取得手段は、第1指示送信手段によって第1指示が送信される毎に、サーバが、当該第1指示に含まれる種類情報によって特定される種類の画像処理を、当該第1指示に含まれるパラメータに従って、当該第1指示に含まれる縮小画像データに対して実行して生成する処理後の縮小画像データを取得してもよい。第2指示送信手段は、N種類の画像処理のそれぞれについて選択されたN個のパラメータをさらに含む第2指示をサーバに送信してもよい。処理後画像データ取得手段は、サーバが、第2指示に含まれるN個の種類情報によって特定されるN種類の画像処理を、第2指示に含まれるN個のパラメータに従って、第2指示に含まれる第1画像データに対して順に実行して生成する第2画像データを取得してもよい。
(形態2)画像処理手段は、複数種類の画像処理を実行可能であってもよい。サーバは、画像処理手段が実行可能である上記の複数種類の画像処理を実行可能であってもよい。さらに、サーバは、上記の複数種類の画像処理より多くの種類の画像処理を実行可能であってもよい。
(形態3)画像処理指示装置は、コマンドをサーバに送信することによって、サーバから機能リストを取得してもよい。機能リストは、サーバが実行可能である複数種類の画像処理に関する情報を含んでいてもよい。表示制御手段は、機能リストに含まれる情報を表示手段に表示させてもよい。
(形態4)画像処理指示装置は、処理後画像データ取得手段によって取得された第2画像データ、第4画像データ(ただしQがNである場合)、又は、第6画像データ(ただしRがNである場合)を出力手段に出力させる出力制御手段をさらに備えていてもよい。また、画像処理指示装置は、画像処理手段によって生成される第5画像データ、又は、第7画像データを出力手段に出力させる出力制御手段をさらに備えていてもよい。なお、上記の「出力」は、印刷すること、表示すること、別のデバイスに送信すること等を含む。
(形態5)第1指示送信手段と縮小画像データ取得手段と表示制御手段とを備えていない画像処理指示装置も有用である。即ち、処理前画像データ取得手段と選択許容手段と第2指示送信手段と処理後画像データ取得手段とを備える画像処理指示装置も有用である。
(システムの構成)
図面を参照して実施例を説明する。図1は、本実施例の画像処理システム2の概略図を示す。画像処理システム2は、インターネット4と複数の多機能機10,40とサーバ50等を備える。インターネット4には、複数の多機能機10,40とサーバ50とが接続されている。
(多機能機10の構成)
多機能機10の構成について詳しく説明する。なお、多機能機40は、多機能機10と同様の構成を有する。多機能機10は、制御部12と表示部14と操作部16とUSBインターフェイス18とネットワークインターフェイス20と印刷部22と記憶部24等を備える。制御部12は、記憶部24に記憶されているプログラム36に従って処理を実行する。表示部14は、様々な情報を表示する。操作部16は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部16を操作することによって、様々な指示を多機能機10に入力することができる。USBインターフェイス18には、USBメモリ(図示省略)等が接続される。ネットワークインターフェイス20は、インターネット4に接続されている。印刷部22は、画像データを印刷する。
記憶部24は、ワーク領域26を有する。ワーク領域26は、制御部12が処理を実行する過程で生成されるデータを記憶する。ワーク領域26は、例えば、選択画像データ28と依頼用画像データ30と選択画像サムネイルデータ32と選択フィルタ情報34等を記憶する。選択画像データ28は、フィルタ処理(画像処理)の対象である画像データである。本実施例では、USBメモリに記憶されている複数の画像データから選択画像データ28がユーザによって選択される。依頼用画像データ30は、サーバ50にフィルタ処理を実行させる画像データである。なお、依頼用画像データ30は、選択画像データ28と同じ場合もあるし、異なる場合もある。この点については、後で詳しく説明する。選択画像サムネイルデータ32は、選択画像データ28に対応する画像を表す画像データであって、選択画像データ28よりデータサイズが小さい画像データである。選択画像サムネイルデータ32は、多機能機10が選択画像データ28から生成してもよいし、USBメモリに予め記憶されていてもよい。選択フィルタ情報34は、ユーザによって複数種類のフィルタ処理が順に選択される過程で生成される。選択フィルタ情報34の内容については、後で詳しく説明する。記憶部24は、制御部12によって実行されるべきプログラム36を記憶している。プログラム36は、3種類のフィルタ処理(F3〜F5)を実行するためのプログラムを含んでいる。即ち、本実施例の多機能機10は、3種類のフィルタ処理(F3〜F5)を実行可能である。記憶部24は、さらに、上記の各情報28〜36以外の情報を記憶するための記憶領域38を有する。
(サーバ50の構成)
続いて、図1を参照して、サーバ50の構成について説明する。サーバ50は、制御部52とネットワークインターフェイス54と記憶部56等を備える。制御部52は、記憶部56に記憶されているプログラム62に従って処理を実行する。ネットワークインターフェイス54は、インターネット4に接続されている。
記憶部56は、機能リスト58を記憶する。機能リスト58は、サーバ50が実行可能である複数種類のフィルタ処理のそれぞれの名称とフィルタIDとを含んでいる。なお、本実施例のサーバ50は、肌色補正、トリミング、ぼかし、赤目補正等の10種類のフィルタ処理(F1〜F10)を実行可能である。従って、機能リスト58は、10種類のフィルタ処理のそれぞれについて、当該フィルタ処理の名称(肌色補正等)と、フィルタID(F1等)と、を含んでいる。上述したように、多機能機10も、F3〜F5のフィルタ処理を実行することができる。従って、F3〜F5のフィルタ処理は、多機能機10とサーバ50のどちらでも実行可能である。これに対し、F1,F2,F6〜F10のフィルタ処理は、サーバ50のみが実行可能である(以下ではサーバ専用フィルタ処理と呼ぶことがある)。
記憶部56は、ワーク領域60を有する。ワーク領域60は、制御部52が処理を実行する過程で生成されるデータを記憶する。記憶部56は、制御部52によって実行されるべきプログラム62を記憶している。プログラム62は、10種類のフィルタ処理(F1〜F10)を実行するためのプログラムを含んでいる。記憶部56は、さらに、上記の各情報58〜62以外の情報を記憶するための記憶領域64を有する。
(多機能機10とサーバ50が実行する処理)
続いて、多機能機10とサーバ50が実行する処理について説明する。図2と図3は、多機能機10とサーバ50が実行する処理のシーケンス図を示す。多機能機10は、操作部16において所定の操作が実行された場合(S2)に、プレビュー画面表示処理を実行する(S4)。本実施例のプレビュー画面表示処理では、USBメモリに記憶されている複数の画像データのサムネイルが表示部14に表示される。ユーザは、複数のサムネイルの中から1つのサムネイルを選択する画像選択操作を実行することができる。画像選択操作が実行されると、多機能機10は、選択されたサムネイルを選択画像サムネイルデータ32(図1参照)としてワーク領域26に記憶させる。また、多機能機10は、選択されたサムネイルのオリジナルの画像データを選択画像データ28(図1参照)としてワーク領域26に記憶させる。
多機能機10は、コマンド70をサーバ50に送信する機能リスト問合せ処理を実行する(S6)。この結果、サーバ50は、機能リスト58(図1参照)を多機能機10に送信する機能リスト送信処理を実行する(S8)。多機能機10は、機能リスト表示処理を実行する(S10)。図4は、S10の機能リスト表示処理で表示部14に表示される表示内容の一例を示す。表示部14は、サムネイル表示領域100,102とフィルタ名称表示領域104とチェックボックス106と印刷ボタン110等を有する。左側のサムネイル表示領域100は処理前のサムネイルを表示するための領域であり、右側のサムネイル表示領域102は処理後のサムネイルを表示するための領域である。図2のS10において機能リスト表示処理が実行された時点では、選択画像サムネイルデータ32に対してフィルタ処理がまだ実行されていない。この場合、図4に示されるように、選択画像サムネイルデータ32が右側のサムネイル表示領域102に表示される。フィルタ名称表示領域104には、機能リスト58に含まれる複数種類(本実施例では10種類)のフィルタ処理の名称が表示される。なお、実際には、フィルタ名称表示領域104に肌色補正等の名称が表示されるが、図4〜図6の例では、F1等のフィルタIDを示している。
ユーザは、フィルタ名称表示領域104から1種類のフィルタ処理を選択するフィルタ選択操作を実行することができる(S12)。なお、フィルタ選択操作を実行する際に、ユーザは、さらに、フィルタ処理の程度を示すパラメータを選択することができる。例えば、ユーザは、肌色補正というフィルタ処理を選択した場合、肌色補正の補正量を示すパラメータをさらに選択することができる。なお、各種類のフィルタ処理に対応するパラメータは、上記の機能リスト58に含まれる。なお、S12及び後述のS22のフィルタ選択操作においてサーバ専用フィルタ処理(F1,F2,F6〜F10)が選択される場合を例として、以下の説明を続ける。
S12のフィルタ選択操作が実行された場合、多機能機10は、第1指示80をサーバ50に送信する第1指示送信処理を実行する(S14)。第1指示80は、選択画像サムネイルデータ32と、S12のフィルタ選択操作で選択されたフィルタ処理のフィルタID(図2の例では「F2」)と、S12のフィルタ選択操作で選択されたパラメータ82と、を含んでいる。
サーバ50は、第1指示80に従って、サムネイル画像処理を実行する(S16)。S16のサムネイル画像処理では、サーバ50は、第1指示80に含まれるフィルタID「F2」に対応するフィルタ処理を、パラメータ82に従って、選択画像サムネイルデータ32に対して実行することによって、処理後のサムネイル画像データ84を生成する。次いで、サーバ50は、サムネイル画像データ84を多機能機10に送信するサムネイル送信処理を実行する(S18)。
多機能機10は、サムネイル画像データ84を受信すると、表示更新処理を実行する(S20)。図5は、図2のS20の表示更新処理で表示部14に表示される表示内容の一例を示す。左側のサムネイル表示領域100には、処理前のサムネイルである選択画像サムネイルデータ32が表示される。右側のサムネイル表示領域102には、処理後のサムネイルであるサムネイル画像データ84が表示される。さらに、フィルタ名称表示領域104では、図2のS12で選択されたフィルタ処理「F2」が最も上方に表示される。また、チェックボックス106では、図2のS12で選択されたフィルタ処理「F2」に対応する欄にチェックマークが表示される。
なお、S12のフィルタ選択操作が実行された場合、多機能機10は、選択フィルタ情報34(図1参照)を生成する。図7は、選択フィルタ情報34の一例を示す。選択フィルタ情報34は、選択フィルタ数120と、フィルタ情報122,140,142と、を含む。選択フィルタ数120は、フィルタ選択操作が実行された回数である。図7の例では、選択フィルタ数120として「N1」が書き込まれている。なお、1回目のフィルタ選択操作(図2のS12参照)が実行される前は、選択フィルタ情報34では、選択フィルタ数120として「0」が書き込まれており、フィルタ情報122,140,142は存在しない。1回目のフィルタ選択操作(図2のS12参照)が実行された場合、多機能機10は、選択フィルタ数120として「1」を書き込む。さらに、多機能機10は、1個目のフィルタ情報122を書き込む。フィルタ情報122は、処理番号124とフィルタID126と実行可能デバイス情報128とパラメータ130とサムネイル画像データ132とサーバ処理フラグ134とが対応づけられたものである。これらの各情報124〜132について、次に説明する。
処理番号124は、「0」からはじまる通し番号である。例えば、1回目のフィルタ選択操作が実行された場合に生成されるフィルタ情報122では、処理番号124として「0」が書き込まれる。フィルタID126は、フィルタ選択操作で選択されたフィルタ処理のフィルタIDである。例えば、1回目のフィルタ選択操作でフィルタID「F2」に対応するフィルタ処理が選択された場合、フィルタID126として「F2」が書き込まれる。実行可能デバイス情報128は、フィルタ選択操作で選択されたフィルタ処理がサーバ専用フィルタ処理であるのか否かを示す情報である。フィルタ選択操作で選択されたフィルタ処理がサーバ専用フィルタ処理である場合、実行可能デバイス情報128として「サーバ」が書き込まれる。一方において、フィルタ選択操作で選択されたフィルタ処理を多機能機10が実行可能である場合、実行可能デバイス情報128として「多機能機」が書き込まれる。例えば、フィルタID「F2」に対応するフィルタ処理はサーバ専用フィルタ処理であるために、実行可能デバイス情報128として「サーバ」が書き込まれる。
パラメータ130は、フィルタ選択操作で選択されたパラメータである。例えば、1回目のフィルタ選択操作でパラメータ「P2」が選択された場合、パラメータ130として「P2」が書き込まれる。サムネイル画像データ132は、フィルタ選択操作に応じて生成されるサムネイル画像データである。例えば、1回目のフィルタ選択操作が実行された際に第1指示80(図2参照)が送信された場合、サーバ50は、サムネイル画像データ84(図2参照)を生成する。この場合、サムネイル画像データ132としてサムネイル画像データ84が格納される。なお、後で詳しく説明するが、フィルタ選択操作によって選択されたフィルタ処理を多機能機10が実行可能である場合、多機能機10がサムネイル画像データを生成する。この場合、サムネイル画像データ132として多機能機10によって生成されたサムネイル画像データが格納される。サーバ処理フラグ134は、「ON」と「OFF」のどちらかの値を示すフラグである。フィルタ情報122が生成される時点では、サーバ処理フラグ134として「OFF」が格納される。サーバ処理フラグ134は、印刷ボタン110(図4〜図6参照)が操作された場合に、変更され得る。この点は、後で詳しく説明する。
ユーザは、図2のS20の表示更新処理において更新された画面(図5参照)において、別の種類のフィルタ処理を選択するフィルタ選択操作を実行することができる(S22)。この場合、多機能機10は、第1指示86をサーバ50に送信する第1指示送信処理を実行する(S24)。第1指示86は、S14で送信された第1指示80に従ってサーバ50で生成されたサムネイル画像データ84と、S22のフィルタ選択操作で選択されたフィルタ処理のフィルタID(図2の例では「F8」)と、S22のフィルタ選択操作で選択されたパラメータ88と、を含んでいる。
サーバ50は、第1指示86に従って、サムネイル画像処理を実行する(S26)。S26のサムネイル画像処理では、サーバ50は、第1指示86に含まれるフィルタID「F8」に対応するフィルタ処理を、パラメータ88に従って、サムネイル画像データ84に対して実行することによって、処理後のサムネイル画像データ90を生成する。次いで、サーバ50は、サムネイル画像データ90を多機能機10に送信するサムネイル送信処理を実行する(S28)。
多機能機10は、サムネイル画像データ90を受信すると、表示更新処理を実行する(S30)。図6は、図2のS30の表示更新処理で表示部14に表示される表示内容の一例を示す。左側のサムネイル表示領域100には、処理前のサムネイルであるサムネイル画像データ84が表示される。右側のサムネイル表示領域102には、処理後のサムネイルであるサムネイル画像データ90が表示される。さらに、フィルタ名称表示領域104では、図2のS22で選択されたフィルタ処理「F8」が、フィルタ処理「F2」の次に表示される。また、チェックボックス106では、図2のS22で選択されたフィルタ処理「F8」に対応する欄にチェックマークが表示される。
なお、2回目のフィルタ選択操作(図2のS22参照)が実行された場合、多機能機10は、選択フィルタ情報34(図7参照)を更新する処理を実行する。多機能機10は、選択フィルタ数120として「2」を書き込む。さらに、多機能機10は、上記のフィルタ情報122の場合と同様の手法を用いて、2個目のフィルタ情報140を書き込む。
ユーザは、上記のフィルタ選択操作をさらに実行することができる。フィルタ選択操作が実行される毎に、多機能機10は、選択されたフィルタ処理がサーバ専用フィルタ処理であることを条件として、第1指示をサーバ50に送信する第1指示送信処理を実行する。サーバ50は、第1指示を受信する毎に、処理後のサムネイル画像データを生成するサムネイル画像処理(S16,S26参照)と、そのサムネイル画像データを多機能機10に送信するサムネイル送信処理(S18,S28参照)と、を実行する。また、フィルタ選択操作が実行される毎に、多機能機10は、選択フィルタ情報34(図7参照)を更新する処理(選択フィルタ数120のインクリメントとフィルタ情報144の書き込み)を実行する。
図3に示されるように、ユーザは、印刷ボタン110(図4〜図6参照)に対する操作を実行することができる(S32)。この場合、多機能機10は、第2指示112を送信する第2指示送信処理を実行する(S34)。第2指示112は、依頼用画像データ30(図1参照)と、処理リスト114と、を含んでいる。図2及び図3の例では、全てのフィルタ選択操作(図2のS12,S22参照)においてサーバ専用画像フィルタ処理が選択されている。この場合、依頼用画像データ30は、選択画像データ(図1参照)と同じである。
処理リスト114について説明する。処理リスト114は、選択フィルタ情報(図7参照)に基づいて生成される。図8は、処理リスト114の一例を示す。処理リスト114は、画像処理実行フィルタ数150と実行フィルタ情報152とを含んでいる。画像処理実行フィルタ数150は、サーバ50が実行すべきフィルタ処理の数である。図8の例では、画像処理実行フィルタ数150として「N2」が書き込まれている。図2及び図3の例では、全てのフィルタ選択操作(図2のS12,S22参照)においてサーバ専用画像フィルタ処理が選択されており、全てのフィルタ情報122,140,142に含まれる実行可能デバイス情報128が「サーバ」である。このために、「N2」は、選択フィルタ情報34の選択フィルタ数120である「N1」に等しくなる。
実行フィルタ情報152は、複数の組合せ情報160,162を含んでいる。各組合せ情報160,162は、処理番号164とフィルタID166とパラメータ168とが対応づけられたものである。例えば、全てのフィルタ選択操作(図2のS12,S22参照)においてサーバ専用画像フィルタ処理が選択された場合、各フィルタ情報122,140,142に含まれる処理番号124とフィルタID126とパラメータ130が、実行フィルタ情報152の処理番号164とフィルタID166とパラメータ168になる。
図3に示されるように、サーバ50は、第2指示112に含まれる依頼用画像データ30に対して、処理リスト114に従ってフィルタ処理を実行する(S36,S38)。まず、サーバ50は、処理リスト114の処理番号「0」に対応するフィルタID「F2」のフィルタ処理を、処理番号「0」に対応するパラメータ「P2」に従って、依頼用画像データ30に対して実行することによって、処理後の画像データを生成する(S36)。次いで、サーバ50は、処理リスト114の処理番号「1」に対応するフィルタID「F8」のフィルタ処理を、処理番号「1」に対応するパラメータ「P8」に従って、S36で生成された処理後の画像データに対して実行することによって、処理後の画像データを生成する。同様に、サーバ50は、処理リスト114に含まれる処理番号「M(Mは2以上の整数)」に対応するフィルタIDのフィルタ処理を、処理番号「M」に対応するパラメータに従って、処理番号「M−1」に対応する処理で生成された処理後の画像データに対して実行する。
サーバ50は、処理後の画像データ116を多機能機10に送信する処理後画像送信処理を実行する(S40)。例えば、全てのフィルタ選択操作(図2のS12,S22参照)においてサーバ専用画像フィルタ処理が選択された場合、多機能機10は、処理後の画像データ116に対してフィルタ処理を実行することなく、処理後の画像データ116を印刷する印刷処理を実行する(S42)。即ち、この例の場合、処理後の画像データ116が印刷用画像データになる。
なお、上記の図2及び図3の例では、全てのフィルタ選択操作(図2のS12,S22参照)においてサーバ専用画像フィルタ処理が選択された場合について説明した。ここでは、フィルタ選択操作において多機能機10が実行可能であるフィルタ処理が選択される場合について説明する。
図9〜図12は、各フィルタ情報122,140,142に含まれる処理番号124及び実行可能デバイス情報128(図7参照)の一例を示す。即ち、図9〜図12の処理番号は、複数回(図9〜図12の例では6回)のフィルタ選択操作の順序を示す。また、図9〜図12の実行可能デバイス情報は、フィルタ選択操作で選択されたフィルタ処理が、サーバ専用フィルタ処理であるのか、多機能機10が実行可能であるフィルタ処理であるのかを示す。また、図9〜図12の「サムネイル画像処理」は、処理後のサムネイル画像データ84,90(図2参照)を生成する処理を、多機能機10とサーバ50のどちらが実行するのかを示す。図9〜図12の「印刷用画像処理」は、選択画像データ28や依頼用画像データ30から印刷用画像データを生成する処理を、多機能機10とサーバ50のどちらが実行するのかを示す。
例えば、図9に示されるように、処理番号「0」〜「5」の全ての実行可能デバイス情報が「サーバ」である場合(即ち6回のフィルタ選択操作(図2のS12,S22参照)の全てにおいてサーバ専用フィルタが選択された場合)、いずれのフィルタ選択操作が実行された場合であっても、サーバ50が処理後のサムネイル画像データを生成する。また、この例の場合、サーバ50は、処理番号「0」〜「5」の全てのフィルタ処理を順に実行することによって、印刷用画像データを生成する。
また、図10〜図12の「サムネイル画像処理」に示されるように、フィルタ選択操作において多機能機10が実行可能であるフィルタ処理が選択された場合、多機能機10は、前回のフィルタ選択操作に応じて生成された処理後のサムネイル画像データ(サーバ50で生成される場合もあれば多機能機10で生成される場合もある)に対して、当該フィルタ処理を実行する。
一方において、図10〜図12の「印刷用画像処理」に示されるように、フィルタ選択操作において多機能機10が実行可能であるフィルタ処理が選択された場合、多機能機10は、サーバ50に第2指示112(図3参照)を1回のみ送信するという条件を満たす限り、できるだけ自身でフィルタ処理を実行する。
例えば、図10の例の場合、多機能機10は、処理番号「0」に対応するフィルタ処理を選択画像データ28(図1参照)に対して実行して第1の処理後の画像データを生成し、次いで、処理番号「1」に対応するフィルタ処理を第1の処理後の画像データに対して実行して第2の処理後の画像データを生成する。次いで、多機能機10は、処理番号「2」〜「5」に対応するフィルタ処理をサーバ50に実行させる。多機能機10は、処理番号「2」〜「5」に対応するフィルタ情報122,140,142(図7参照)のみから処理リスト114を生成する。即ち、多機能機10は、処理番号「2」に対応するフィルタ情報のフィルタID126とパラメータ130(図7参照)を、処理番号「0」のフィルタID166とパラメータ168(図8参照)として処理リスト114に書き込む。同様に、多機能機10は、処理番号「3」〜「5」に対応するフィルタ情報のフィルタID126とパラメータ130(図7参照)を、処理番号「1」〜「3」のフィルタID166とパラメータ168(図8参照)として処理リスト114に書き込む。
次いで、多機能機10は、上記の処理リスト114を含む第2指示112(図3参照)を送信する。ここで送信される第2指示112は、依頼用画像データ30として上記の第2の処理後の画像データを含んでいる。この結果、サーバ50は、図10の処理番号「2」〜「5」のフィルタ処理(処理リスト114の「0」〜「3」のフィルタ処理)を、上記の第2の処理後の画像データに対して順に実行することによって、印刷用画像データを生成する。
図11の例の場合、多機能機10が上記の第2の処理後の画像データを生成するところまでは、図10の例の場合と同様である。次いで、多機能機10は、処理番号「2」〜「4」に対応するフィルタ処理をサーバ50に実行させる。多機能機10は、処理番号「2」〜「4」に対応するフィルタ情報のフィルタID126とパラメータ130(図7参照)を、処理番号「0」〜「2」のフィルタID166とパラメータ168(図8参照)として処理リスト114に書き込む。次いで、多機能機10は、上記の処理リスト114を含む第2指示112(図3参照)を送信する。この結果、サーバ50は、図11の処理番号「2」〜「4」のフィルタ処理(処理リスト114の「0」〜「2」のフィルタ処理)を、上記の第2の処理後の画像データに対して順に実行することによって、処理後の画像データを生成する。さらに、多機能機10は、図11の処理番号「5」のフィルタ処理を、上記の処理後の画像データに対して実行することによって、印刷用画像データを生成する。
図12の例の場合、多機能機10は、処理番号「0」〜「4」に対応するフィルタ処理をサーバ50に実行させる。多機能機10は、処理番号「0」〜「4」に対応するフィルタ情報のフィルタID126とパラメータ130(図7参照)を、処理番号「0」〜「4」のフィルタID166とパラメータ168(図8参照)として処理リスト114に書き込む。次いで、多機能機10は、上記の処理リスト114を含む第2指示112(図3参照)を送信する。ここで送信される第2指示112は、依頼用画像データ30として選択画像データ28(図1参照)を含んでいる。この結果、サーバ50は、図12の処理番号「0」〜「4」のフィルタ処理(処理リスト114の「0」〜「4」のフィルタ処理)を、選択画像データ28に対して順に実行することによって、処理後の画像データを生成する。さらに、多機能機10は、図12の処理番号「5」のフィルタ処理を、上記の処理後の画像データに対して実行することによって、印刷用画像データを生成する。
上述した図10〜図12の例から明らかなように、印刷用画像データを生成する過程において、多機能機10は、サーバ50に第2指示112(図3参照)を1回のみ送信するという条件を満たす限り、できるだけ自身でフィルタ処理を実行する。この構成は、以下のように表現することができる。即ち、多機能機10は、処理番号「0」〜「N−1(Nは2以上の整数)」の中において、最初のサーバ専用フィルタ処理に対応する処理番号「P」から最後のサーバ専用フィルタ処理に対応する処理番号「Q」までのフィルタ処理をサーバ50に実行させる。さらに、多機能機10は、「P」より小さい処理番号に対応するフィルタ処理、及び、「Q」より大きい処理番号に対応するフィルタ処理を自身で実行する。例えば、図9の例の場合、「P」は「0」であり、「Q」は「5」である。この場合、多機能機10は、処理番号「0」から処理番号「5」までのフィルタ処理をサーバ50に実行させる。また、例えば、図11の例の場合、「P」は「2」であり、「Q」は「4」である。この場合、多機能機10は、処理番号「2」から処理番号「4」までのフィルタ処理をサーバ50に実行させる。さらに、多機能機10は、処理番号「2」より小さい処理番号「0」及び「1」のフィルタ処理を自身で実行し、処理番号「4」より大きい処理番号「5」のフィルタ処理を自身で実行する。
(多機能機10が実行するフィルタ選択許容処理)
続いて、多機能機10の制御部12が実行する処理の内容について説明する。図13及び図14は、制御部12が実行するフィルタ選択許容処理のフローチャートを示す。制御部12は、図2のS10の機能リスト表示処理を終えた後に、フィルタ選択許容処理を実行する。
制御部12は、新規フィルタの選択操作が実行されることを監視している(S50)。即ち、制御部12は、図2のS12及びS22のフィルタ選択操作が実行されることを監視している。ここでYESの場合、制御部12は、S50で選択されたフィルタ処理を多機能機10が実行可能であるのか否かを判断する(S52)。
S52でYESの場合、制御部12は、S50で選択されたフィルタ処理を、最新のサムネイルに対して実行することによって、処理後のサムネイル画像データを生成する(S54)。なお、1回目のフィルタ選択操作が実行された場合のS54では、上記の「最新のサムネイル」は、選択画像サムネイルデータ32になる。また、2回目以降のフィルタ選択操作が実行された場合のS54では、上記の「最新のサムネイル」は、前回のフィルタ選択操作で選択されたフィルタ処理で生成されたサムネイル画像データ(サーバ50で生成される場合もあれば多機能機10で生成される場合もある)になる。S54を終えると、S58に進む。
一方において、S52でNOの場合は、S50で選択されたフィルタ処理がサーバ専用フィルタ処理であることを意味する。この場合、制御部12は、第1指示(図2の符号80,86参照)をサーバ50に送信する(S56)。ここで送信される第1指示は、最新のサムネイルと、S50で選択されたフィルタ処理のフィルタIDと、S50で選択されたパラメータと、を含んでいる。この結果、サーバ50は、第1指示に従ってサムネイル画像処理を実行することによって処理後のサムネイル画像データ(図2の符号84,90参照)を生成し(図2のS16,S26参照)、処理後のサムネイル画像データを多機能機10に送信する(図2のS18,S28参照)。これにより、多機能機10は、処理後のサムネイル画像データを受信する(S56)。S56を終えると、S58に進む。
S58では、制御部12は、表示更新処理(図2のS20及びS30に相当する処理)を実行する。即ち、制御部12は、S54で生成された処理後のサムネイル画像データ、又は、S56で送信された第1指示に従ってサーバ50で生成された処理後のサムネイル画像データを、表示部14に表示させる。具体的に言うと、制御部12は、処理前のサムネイル画像データ(即ちS54又はS56における最新のサムネイル)を左側のサムネイル表示領域100(図4〜図6)に表示させ、処理後のサムネイル画像データを右側のサムネイル表示領域102に表示させる。また、上述したように、制御部12は、フィルタ名称表示領域104とチェックボックス106の表示内容を変更する。
次いで、制御部12は、選択フィルタ情報更新処理を実行する(S60)。即ち、制御部12は、選択フィルタ情報34(図7参照)の選択フィルタ数120に「1」を加算する。さらに、上述したように、制御部12は、S50で実行されたフィルタ選択操作に従って、1個のフィルタ情報122等を生成する。なお、S60の処理で生成されるフィルタ情報122等では、サーバ処理フラグ134として「OFF」が書き込まれる。
制御部12は、印刷ボタン110(図4〜図6参照)が操作されることを監視している(S62)。ここでYESの場合、フィルタ選択許容処理が終了し、図15の印刷実行処理に進む。また、図14に示されるように、制御部12は、パラメータ再設定操作が実行されることを監視している(S80)。ユーザは、チェックボックス106(図4〜図6参照)にチェックマークが挿入されている複数のフィルタ処理(1つの場合もあり得る)の中から1つのフィルタ処理を選択し、そのフィルタ処理のパラメータを変更する操作を実行することができる。この場合、制御部12は、S80でYESと判断し、S82に進む。
S82では、制御部12は、以下の(1)〜(5)の各処理を実行する。
(1)制御部12は、S80で操作対象とされたフィルタ処理に対応する第1のフィルタ情報122等(図7参照)を選択フィルタ情報34から特定する。
(2)制御部12は、第1のフィルタ情報の処理番号124より1つ少ない処理番号124を有する第2のフィルタ情報を特定する。
(3)S80で操作対象とされたフィルタ処理を多機能機10が実行可能である場合、制御部12は、第1のフィルタ情報に含まれるフィルタID126に対応するフィルタ処理を、変更後のパラメータに従って、第2のフィルタ情報に含まれるサムネイル画像データ132(第2のフィルタ情報が存在しない場合は選択画像サムネイルデータ32)に対して実行する。
(4)S80で操作対象とされたフィルタ処理がサーバ専用フィルタ処理である場合、制御部12は、第2のフィルタ情報に含まれるサムネイル画像データ132(第2のフィルタ情報が存在しない場合は選択画像サムネイルデータ32)と、第1のフィルタ情報に含まれるフィルタID126と、変更後のパラメータと、を含む第1指示(図2の符号80,86参照)をサーバ50に送信する。この結果、サーバ50は、第1指示に従って、フィルタ処理を実行する。
(5)S80で操作対象とされたフィルタ処理の後に1つ又は複数のフィルタ処理が存在する場合(第1のフィルタ情報の処理番号124より大きい処理番号124を有するフィルタ情報122等が存在する場合)、制御部12は、上記の(3)又は(4)で生成されたサムネイル画像データに対して、当該1つ又は複数のフィルタ処理を順に実行する(サーバ専用フィルタの場合はサーバ50にフィルタ処理を実行させる)。なお、ここで実行されるフィルタ処理で利用されるパラメータは、当該1つ又は複数のフィルタ処理に対応するフィルタ情報に含まれるパラメータである。
次いで、制御部12は、選択フィルタ情報更新処理を実行する(S84)。例えば、制御部12は、S80で操作対象とされたフィルタ処理に対応する第1のフィルタ情報において、変更後のパラメータに更新するとともに、上記の(3)又は(4)で生成されたサムネイル画像データに更新する。また、例えば、制御部12は、S80で操作対象とされたフィルタ処理より後の各フィルタ処理に対応するフィルタ情報において、上記の(5)で生成された処理後のサムネイル画像データに更新する。
また、制御部12は、順序変更操作が実行されることを監視している(S86)。ユーザは、チェックボックス106(図5又は図6参照)にチェックマークが挿入されている複数のフィルタ処理の中から1つのフィルタ処理を選択し、そのフィルタ処理を前又は後(図5及び図6の場合は上又は下)に移動させる操作を実行することができる。この場合、制御部12は、S86でYESと判断し、S82に進む。
例えば、特定のフィルタ処理を前に移動させる操作が実行された場合、制御部12は、S82において以下の(1−1)〜(3−1)の各処理を実行する。
(1−1)制御部12は、移動後の上記の特定のフィルタ処理より一つ前のフィルタ処理に対応する第1のフィルタ情報を特定する。
(2−1)制御部12は、第1のフィルタ情報に含まれるサムネイル画像データ132(第1のフィルタ情報が存在しない場合は選択画像サムネイルデータ32)に対して、上記の特定のフィルタ処理に対応するフィルタ情報に含まれるパラメータ130に従って、上記の特定のフィルタ処理を実行する(サーバ専用フィルタの場合はサーバ50にフィルタ処理を実行させる)。
(3−1)移動後の上記の特定のフィルタ処理より後に1つ又は複数のフィルタ処理が存在する場合、制御部12は、上記の(2−1)で生成されたサムネイル画像データに対して、当該1つ又は複数のフィルタ処理を順に実行する(サーバ専用フィルタの場合はサーバ50にフィルタ処理を実行させる)。なお、ここで実行されるフィルタ処理で利用されるパラメータは、当該1つ又は複数のフィルタ処理に対応するフィルタ情報に含まれるパラメータである。
また、例えば、特定のフィルタ処理を後に移動させる操作が実行された場合、制御部12は、S82において以下の(1−2)〜(3−2)の各処理を実行する。
(1−2)制御部12は、移動前の上記の特定のフィルタ処理より一つ前の第1のフィルタ処理に対応する第1のフィルタ情報を特定する。さらに、制御部12は、移動前の上記の特定のフィルタ処理より一つ後の第2のフィルタ処理に対応する第2のフィルタ情報を特定する。
(2−2)制御部12は、第1のフィルタ情報に含まれるサムネイル画像データ132(第1のフィルタ情報が存在しない場合は選択画像サムネイルデータ32)に対して、第2のフィルタ情報に含まれるパラメータ130に従って、第2のフィルタ処理を実行する(サーバ専用フィルタの場合はサーバ50にフィルタ処理を実行させる)。
(3−2)制御部12は、第2のフィルタ処理より後に1つ又は複数のフィルタ処理(移動後の上記の特定のフィルタ処理を含む)が存在する場合、制御部12は、上記の(2−2)で生成されたサムネイル画像データに対して、当該1つ又は複数のフィルタ処理を順に実行する(サーバ専用フィルタの場合はサーバ50にフィルタ処理を実行させる)。なお、ここで実行されるフィルタ処理で利用されるパラメータは、当該1つ又は複数のフィルタ処理に対応するフィルタ情報に含まれるパラメータである。
S84では、制御部12は、S86で実行された順序変更操作に従って、各フィルタ情報122等の処理番号124を変更する。また、制御部12は、各フィルタ情報122等において、上記の(2−1)〜(3−1)又は(2−2)〜(3−2)において生成された処理後のサムネイル画像データに更新する。なお、フローチャートには示されていないが、制御部12は、S86で実行された順序変更操作に従って、フィルタ名称表示領域104(図4〜図6参照)の各フィルタ処理の順序を変更する。
また、制御部12は、選択解除操作が実行されることを監視している(S88)。ユーザは、チェックボックス106(図5又は図6参照)にチェックマークが挿入されている複数のフィルタ処理(1つの場合もあり得る)の中から1つのフィルタ処理を選択し、そのフィルタ処理の選択を解除する操作を実行することができる。この場合、制御部12は、S88でYESと判断し、S90に進む。
S90では、制御部12は、以下の(1)〜(3)の各処理を実行する。
(1)制御部12は、S88で操作対象とされたフィルタ処理より一つ前の第1のフィルタ処理に対応する第1のフィルタ情報を特定する。さらに、制御部12は、S88で操作対象とされたフィルタ処理より一つ後の第2のフィルタ処理に対応する第2のフィルタ情報を特定する。
(2)制御部12は、第1のフィルタ情報に含まれるサムネイル画像データ132(第1のフィルタ情報が存在しない場合は選択画像サムネイルデータ32)に対して、第2のフィルタ情報に含まれるパラメータ130に従って、第2のフィルタ処理を実行する(サーバ専用フィルタの場合はサーバ50にフィルタ処理を実行させる)。なお、上記の第2のフィルタ処理が存在しない場合、本処理及び下記の(3)の処理を実行しない。
(3)S88で操作対象とされたフィルタ処理より後に1つ又は複数のフィルタ処理が存在する場合、制御部12は、上記の(2)で生成されたサムネイル画像データに対して、当該1つ又は複数のフィルタ処理を順に実行する(サーバ専用フィルタの場合はサーバ50にフィルタ処理を実行させる)。なお、ここで実行されるフィルタ処理で利用されるパラメータは、当該1つ又は複数のフィルタ処理に対応するフィルタ情報に含まれるパラメータである。
次いで、制御部12は、選択フィルタ情報更新処理を実行する(S92)。S92では、制御部12は、S88で操作対象とされたフィルタ処理に対応するフィルタ情報を削除する。制御部12は、S88で実行された選択解除操作に従って、各フィルタ情報122等の処理番号124を変更する。制御部12は、S88で実行された選択解除操作に従って、各フィルタ情報122等の処理番号124を変更する。また、制御部12は、各フィルタ情報122等において、上記の(2)及び(3)において生成された処理後のサムネイル画像データに更新する。なお、フローチャートには示されていないが、制御部12は、S88で実行された選択解除操作に従って、フィルタ名称表示領域104(図4〜図6参照)の各フィルタ処理の順序を変更する。また、制御部12は、S88で操作対象とされたフィルタ処理に対応するチェックボックス106(図4〜図6参照)のチェックマークを解除する。
(多機能機10が実行する印刷実行処理)
上述したように、図13のS62でYESの場合、制御部12は、図15の印刷実行処理を実行する。制御部12は、選択フィルタ情報34(図7参照)に含まれる各フィルタ情報122,140,142のサーバ処理フラグ134を決定する(S100)。なお、S100の処理を開始する時点では、全てのフィルタ情報122,140,142のサーバ処理フラグ134は、「OFF」である。
S100では、制御部12は、以下の各処理(1)〜(3)を実行する。
(1)制御部12は、各フィルタ情報122,140,142の処理番号「0」〜「N−1(Nは2以上の整数)」の中において、最初のサーバ専用フィルタ処理に対応する処理番号「P」を特定する。なお、Pは、「1」であってもよいし、2以上であってもよい(N−1でもよい)。
(2)制御部12は、各フィルタ情報122,140,142の処理番号「0」〜「N−1(Nは2以上の整数)」の中において、最後のサーバ専用フィルタ処理に対応する処理番号「Q」を特定する。なお、Qは、「1」であってもよいし、2以上であってもよい(N−1でもよい)。
(3)制御部12は、処理番号「P」から処理番号「Q」に対応する各フィルタ情報(1つのフィルタ情報であってもよい)のサーバ処理フラグ134を「ON」に変更する。
次いで、制御部12は、処理リスト114(図8参照)を生成する(S102)。S102では、制御部12は、以下の各処理(1)〜(4)を実行する。
(1)制御部12は、サーバ処理フラグ134が「ON」であるフィルタ情報122,140,142の数を特定する。即ち、制御部12は、処理番号「P」から処理番号「Q」に対応する各フィルタ情報122,140,142の数(Q−P+1)を特定する。制御部12は、特定された数(Q−P+1)を、画像処理実行フィルタ数150として書き込む。
(2)制御部12は、処理番号「P」に対応するフィルタ情報を用いて、1個目の組合せ情報160を生成する。1個目の組合せ情報160では、処理番号164として「0」が書き込まれる。次いで、制御部12は、処理番号「P」に対応するフィルタ情報のフィルタID126をフィルタID166として書き込む。また、処理番号「P」に対応するフィルタ情報のパラメータ130をパラメータ168として書き込む。
(3)Q−P+1が2以上である場合、制御部12は、処理番号「P+1」に対応するフィルタ情報を用いて、2個目の組合せ情報162を生成する。2個目の組合せ情報162では、処理番号164として「1」が書き込まれる。次いで、制御部12は、処理番号「P+1」に対応するフィルタ情報のフィルタID126をフィルタID166として書き込む。また、処理番号「P+1」に対応するフィルタ情報のパラメータ130をパラメータ168として書き込む。
(4)制御部12は、処理番号「Q」に対応するフィルタ情報から組合せ情報が生成されるまで、上記の(3)の処理と同様の処理を実行する。
続いて、制御部12は、処理カウンタcntとして「0」を特定する(S104)。次いで、制御部12は、処理カウンタcntが、選択フィルタ情報34に含まれる選択フィルタ数120である「N1」より小さいのか否かを判断する。ここでYESの場合、制御部12は、処理カウンタcntと同じ処理番号(例えば「0」)に対応するフィルタ情報のサーバ処理フラグ134が「ON」であるのか否かを判断する(S108)。なお、以下では、処理カウンタcntと同じ処理番号に対応するフィルタ情報のことを「対象フィルタ情報」と呼ぶ。ここでYESの場合、制御部12は、対象フィルタ情報に含まれるフィルタID126に対応するフィルタ処理を、対象フィルタ情報に含まれるパラメータ130に従って、最新の画像データに対して実行する(S110)。処理カウンタcntが「0」である場合、上記の「最新の画像データ」は、選択画像データ28である。また、処理カウンタcntが「M(Mは1以上の整数)」である場合、上記の「最新の画像データ」は、処理カウンタcntが「M−1」の際にS110で生成された処理後の画像データ、又は、S116で受信された画像データである。S110を終えると、制御部12は、処理カウンタcntに「1」を加算し(S112)、S106に戻る。
一方において、S108でYESの場合、制御部12は、最新の画像データと、処理リスト114と、を含む第2指示112(図3参照)をサーバ50に送信する(S114)。この結果、サーバ50は、処理リスト114に含まれる処理番号164の若い順で、処理リスト114に含まれる各フィルタID166(図8参照)に対応する各フィルタ処理を、最新の画像データに対して実行する。なお、各フィルタ処理は、処理リスト114に含まれる各パラメータ168に従って実行される。サーバ50は、処理後の画像データ116(図3参照)を多機能機10に送信する。この結果、多機能機10は、処理後の画像データ116を受信する(S116)。S116を終えると、制御部12は、処理カウンタcntに処理リスト114の画像処理実行フィルタ数150である「N2」を加算し(S118)、S106に戻る。
S106でYESの場合、制御部12は、最新の画像データを印刷部22(図1参照)に印刷させる。これにより、印刷実行処理が終了する。
本実施例の画像処理システム2について詳しく説明した。例えば、1回目のフィルタ選択操作(図2のS12参照)によってサーバ専用フィルタ処理が選択された場合に、多機能機10は、選択画像サムネイルデータ32に対して当該サーバ専用フィルタ処理を実行するようにサーバ50に指示することができる(図2の第1指示80)。この結果、多機能機10は、1回目のフィルタ選択操作で選択されたフィルタ処理で得られる処理後のサムネイル画像データ84(図2参照)を取得し、そのサムネイル画像データ84を表示させることができる。ユーザは、サムネイル画像データ84を見ることによって、1回目のフィルタ選択操作で選択されたフィルタ処理で得られる処理結果を確認することができる。さらに、2回目のフィルタ選択操作(図2のS22参照)によってサーバ専用フィルタ処理が選択された場合に、多機能機10は、サムネイル画像データ84に対して当該サーバ専用フィルタ処理を実行するようにサーバ50に指示することができる(図2の第1指示86)。この結果、多機能機10は、2回目のフィルタ選択操作で選択されたフィルタ処理で得られる処理後のサムネイル画像データ90(図2参照)を取得し、そのサムネイル画像データ90を表示させることができる。ユーザは、サムネイル画像データ90を見ることによって、1回目のフィルタ処理と2回目のフィルタ処理とが順に実行された場合に得られる処理結果を確認することができる。この構成によると、ユーザは、実際に選択画像データ28に対して複数種類のフィルタ処理を順に実行させる前に、それらのフィルタ処理でどのような処理結果が得られるのかを、事前に確認することができる。次いで、ユーザは、印刷ボタン110(図4〜図6参照)を操作することによって、選択画像データ28に対して複数種類のフィルタ処理を順に実行させることができる。
多機能機10は、選択画像データ28に対して複数種類のフィルタ処理を順に実行するようにサーバ50に指示することができる(図3の第2指示112)。この結果、多機能機10は、複数種類のフィルタ処理で得られた処理後の画像データ116(図3参照)を取得することができる。本実施例では、複数種類のフィルタ処理が順に選択された場合であっても、比較的にデータサイズが大きい画像データ(図15のS114で送信される最新の画像データとS116で受信される処理後の画像データ)が、多機能機10とサーバ50との間で1回のみ通信(往復)されることになる。このために、多機能機10とサーバ50との間のネットワークの負荷を低減させることができる。例えば、このような処理が行なわれる画像データの例として、デジタルカメラで撮影した写真などが挙げられる。このような画像データは、解像度が高くデータサイズも大きい。一方で、サムネイル表示するためのサムネイル画像データは、表示パネルに所定の大きさで表示可能であればよく、データサイズも小さくてよい。解像度の高い画像データをサーバ50との間で通信すると、データサイズが大きい分、ネットワークの負荷も高くなる。ネットワークの負荷が大きくなると、通信に時間がかかり、フィルタ処理の要求から、処理後の画像データをユーザに提供するまでの時間も長くなる。本実施例では、印刷処理等のためにデータサイズの大きい画像データに対してデータ処理が必要な場合は、サーバ50との間のデータの通信が1往復になるように制御している。よって、ユーザの待ち時間も低減させることができる。
サーバ50は、複数の多機能機10,40が通信可能に接続され、複数の多機能機10,40からの指示に従ってフィルタ処理を実行する。このために、サーバ50の処理負荷をできるだけ低減させる必要がある。本実施例の多機能機10は、図10〜図12に示されるように、比較的にデータサイズが大きい画像データが多機能機10とサーバ50との間で1回のみ通信されるという条件下において、できる限り自身でフィルタ処理を実行する。このために、サーバ50の処理負荷を低減させることができる。また、本実施例の多機能機10は、自身が実行可能であるフィルタ処理が選択された場合に、サーバ50を利用せずに、サムネイル画像データ(図13のS54の最新のサムネイル)に対して当該フィルタ処理を実行する。従って、サーバ50の処理負荷を低減させることができる。サーバ50の処理負荷が低減することにより、サーバ50で処理を行うために必要な処理時間が短くなる。したがって、多機能機10から操作されたフィルタ処理の要求から、処理後の画像データをユーザに提供するまでの時間も低減することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(1)上記の図10及び図11の例では、処理番号「0」及び「1」に対応するフィルタ処理を多機能機10が実行している。しかしながら、多機能機10は、これらのフィルタ処理をサーバ50が実行させてもよい。
(2)また、図11及び図12の例では、処理番号「5」に対応するフィルタ処理を多機能機10が実行している。しかしながら、多機能機10は、このフィルタ処理をサーバ50に実行させてもよい。
(3)上記の実施例では、多機能機10は、自身が実行可能であるフィルタ処理が選択された場合に、サーバ50を利用せずに、サムネイル画像データ(図13のS54の最新のサムネイル)に対して当該フィルタ処理を実行する。しかしながら、多機能機10は、自身が実行可能であるフィルタ処理が選択された場合であっても、当該フィルタ処理をサーバ50に実行させてもよい(即ち第1指示80,86を送信してもよい)。
(4)上記の実施例では、図15のS120に示されるように、最新の画像データを印刷するシステムを開示している。しかしながら、最新の画像データを表示したり、別のデバイスに送信したり、加工したりするシステムにも、本実施例の技術を適用することができる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:画像処理システム、10,40:多機能機、12:制御部、28:選択画像データ、30:依頼用画像データ、32:選択画像サムネイルデータ、34:選択フィルタ情報、50:サーバ、52:制御部、80,86:第1指示、84,90:処理後のサムネイル画像データ、112:第2指示、114:処理リスト、116:処理後の画像データ

Claims (11)

  1. 複数種類の画像処理を実行可能なサーバに画像処理を実行することを指示する画像処理指示装置であって、
    第1画像データを取得する処理前画像データ取得手段と、
    前記複数種類の画像処理のうちのN種類(Nは2以上の整数)の画像処理を順に選択することをユーザに許容する選択許容手段と、
    (1)前記選択許容手段において1種類目の画像処理が選択された場合に、1種類目の画像処理を特定する種類情報と、前記第1画像データよりデータサイズが小さい前記第1画像データの縮小画像データと、を含む第1指示を前記サーバに送信し、(2)前記選択許容手段においてM種類目(Mは2以上であってN以下の整数)の画像処理が選択される毎に、M種類目の画像処理を特定する前記種類情報と、M−1種類目の画像処理が選択された際に送信された前記第1指示に応じて前記サーバが生成した処理後の縮小画像データと、を含む前記第1指示を前記サーバに送信する第1指示送信手段と、
    前記第1指示送信手段によって前記第1指示が送信される毎に、前記サーバが、当該第1指示に含まれる前記種類情報によって特定される種類の画像処理を、当該第1指示に含まれる前記縮小画像データに対して実行して生成する前記処理後の縮小画像データを取得する縮小画像データ取得手段と、
    前記縮小画像データ取得手段によって前記処理後の縮小画像データが取得される毎に、当該処理後の縮小画像データを表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記第1画像データと、前記選択許容手段において選択されたN種類の画像処理を特定するN個の前記種類情報と、N種類の画像処理の選択順序を特定する第1選択順序情報と、を含む第2指示を前記サーバに送信する第2指示送信手段と、
    前記サーバが、前記第2指示に含まれるN個の前記種類情報によって特定されるN種類の画像処理を、前記第2指示に含まれる前記第1選択順序情報に従って、前記第2指示に含まれる前記第1画像データに対して順に実行して生成する第2画像データを取得する処理後画像データ取得手段と、
    予め決められた種類の画像処理を実行する画像処理手段と、
    を備え、
    前記予め決められた種類の画像処理は、前記複数種類の画像処理に含まれており、
    前記選択許容手段において選択された1種類目の画像処理とN種類目の画像処理との両方が、前記画像処理手段によって実行不可能である場合に、
    前記第2指示送信手段は、前記第1画像データと、N個の前記種類情報と、前記第1選択順序情報と、を含む前記第2指示を前記サーバに送信する
    画像処理指示装置。
  2. 前記選択許容手段において選択された1種類目の画像処理からN種類目の画像処理までのうち、先頭からP種類目(Pは2以上の整数)の画像処理が、前記画像処理手段によって実行不可能である最初の画像処理であり、かつ、
    前記選択許容手段において選択された1種類目の画像処理からN種類目の画像処理までのうち、先頭からQ種類目(QはP+1以上の整数)の画像処理が、前記画像処理手段によって実行不可能である最後の画像処理である場合に、
    (1)前記画像処理手段は、1種類目の画像処理からP−1種類目の画像処理までの各画像処理を、前記第1画像データに対して順に実行することによって、第3画像データを生成し、
    (2)前記第2指示送信手段は、前記第3画像データと、P種類目の画像処理からQ種類目の画像処理までの各画像処理を特定するQ−P+1個の前記種類情報と、P種類目の画像処理からQ種類目の画像処理までの前記各画像処理の選択順序を特定する第2選択順序情報と、を含む前記第2指示を前記サーバに送信し、
    (3)前記処理後画像データ取得手段は、前記サーバが、前記第2指示に含まれるQ−P+1個の前記種類情報によって特定されるQ−P+1種類の画像処理を、前記第2指示に含まれる前記第2選択順序情報に従って、前記第2指示に含まれる前記第3画像データに対して順に実行して生成する第4画像データを取得する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理指示装置。
  3. QがN−1以下である場合に、
    前記画像処理手段は、Q+1種類目の画像処理からN種類目の画像処理までの各画像処理を、前記第4画像データに対して順に実行することによって、第5画像データを生成する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理指示装置。
  4. 前記選択許容手段において選択された1種類目の画像処理が、前記画像処理手段によって実行不可能であり、かつ、
    前記選択許容手段において選択された1種類目の画像処理からN種類目の画像処理までのうち、先頭からR種類目(Rは2以上の整数)の画像処理が、前記画像処理手段によって実行不可能である最後の画像処理である場合に、
    (1)前記第2指示送信手段は、前記第1画像データと、1種類目の画像処理からR種類目の画像処理までの各画像処理を特定するR個の前記種類情報と、1種類目の画像処理からR種類目の画像処理までの前記各画像処理の選択順序を特定する第3選択順序情報と、を含む前記第2指示を前記サーバに送信し、
    (2)前記処理後画像データ取得手段は、前記サーバが、前記第2指示に含まれるR個の前記種類情報によって特定されるR種類の画像処理を、前記第2指示に含まれる前記第3選択順序情報に従って、前記第2指示に含まれる前記第1画像データに対して順に実行して生成する第6画像データを取得する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像処理指示装置。
  5. RがN−1以下である場合に、
    前記画像処理手段は、R+1種類目の画像処理からN種類目の画像処理までの各画像処理を、前記第6画像データに対して順に実行することによって、第7画像データを生成する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理指示装置。
  6. 前記選択許容手段において選択された1種類目の画像処理からN種類目の画像処理までの各画像処理が、前記画像処理手段によって実行不可能である場合に、
    前記第1指示送信手段は、
    前記選択許容手段において1種類目の画像処理が選択された場合に、1種類目の画像処理を特定する種類情報と、前記第1画像データの縮小画像データと、を含む前記第1指示を前記サーバに送信し、
    前記選択許容手段においてM種類目の画像処理が選択される毎に、M種類目の画像処理を特定する前記種類情報と、M−1種類目の画像処理が選択された際に送信された前記第1指示に応じて前記サーバが生成した処理後の縮小画像データと、を含む前記第1指示を前記サーバに送信する
    ことを特徴とする請求項からのいずれかに記載の画像処理指示装置。
  7. 前記選択許容手段において選択されたS種類目(Sは1以上であってN以下の整数)の画像処理が、前記画像処理手段によって実行可能である場合であって、
    (1)Sが1である場合に、前記画像処理手段は、S種類目の画像処理を、前記第1画像データの縮小画像データに対して実行することによって、前記処理後の縮小画像データを生成し、
    (2)Sが2以上である場合に、前記画像処理手段は、S種類目の画像処理を、S−1種類目の画像処理が選択された際に送信された前記第1指示に応じて前記サーバが生成した前記処理後の縮小画像データ、又は、S−1種類目の画像処理が選択された際に前記画像処理手段によって生成された前記処理後の縮小画像データに対して実行することによって、前記処理後の縮小画像データを生成する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  8. 前記サーバと、請求項1からのいずれかに記載の画像処理指示装置と、を備える画像処理システム。
  9. 画像処理指示装置に通信可能に接続され、複数種類の画像処理を実行可能なサーバのためのコンピュータプログラムであって、
    前記画像処理指示装置から送信される第1指示であって、画像処理を特定する種類情報と、画像データと、を含む前記第1指示を受信する第1指示受信処理と、
    前記第1指示受信処理によって前記第1指示が受信される毎に、当該第1指示に含まれる前記種類情報によって特定される画像処理を、当該第1指示に含まれる前記画像データに対して実行して処理後の画像データを生成する第1生成処理と、
    前記第1生成処理によって前記処理後の画像データが生成される毎に、当該処理後の画像データを前記画像処理指示装置に送信する第1送信処理と、
    前記画像処理指示装置から送信される第2指示であって、画像データと、前記複数種類の画像処理のうちのN種類(Nは2以上の整数)の画像処理を特定するN個の前記種類情報と、N種類の画像処理の選択順序を特定する選択順序情報と、を含む前記第2指示を受信する第2指示受信処理であって、前記N種類の画像処理は、ユーザが、前記画像処理指示装置において、前記複数種類の画像処理の中から順に選択したものである、前記第2指示受信処理と、
    前記第2指示に含まれるN個の前記種類情報によって特定されるN種類の画像処理を、前記第2指示に含まれる前記選択順序情報に従って、前記第2指示に含まれる前記画像データに対して順に実行して処理後の画像データを生成する第2生成処理と、
    前記第2生成処理によって生成される前記処理後の画像データを前記画像処理指示装置に送信する第2送信処理と、
    をコンピュータに実行させ
    前記画像処理指示装置は、予め決められた種類の画像処理を実行可能であり、
    前記予め決められた種類の画像処理は、前記複数種類の画像処理に含まれており、
    前記画像処理指示装置が、前記N種類の画像処理のうち、前記ユーザによって最初に選択された1種類目の画像処理と、前記ユーザによって最後に選択されたN種類目の画像処理と、の両方を実行不可能である場合に、
    前記第2指示受信処理において、前記画像データと、N個の前記種類情報と、前記選択順序情報と、を含む前記第2指示を受信する
    コンピュータプログラム。
  10. 複数種類の画像処理を実行可能なサーバに画像処理を実行することを指示する画像処理指示装置であって、
    処理前画像データを取得する処理前画像データ取得手段と、
    前記複数種類の画像処理のうちの2種類以上の画像処理を順に選択することをユーザに許容する選択許容手段と、
    予め決められた種類の画像処理を実行する画像処理手段であって、前記予め決められた種類の画像処理は、前記複数種類の画像処理に含まれる、前記画像処理手段と、
    前記ユーザによって選択された選択済みの画像処理が、前記予め決められた種類の画像処理でない場合に、前記処理前画像データよりデータサイズが小さい縮小画像データに対する当該選択済みの画像処理を、前記サーバに実行させて、前記サーバから処理後縮小画像データを取得する処理後縮小画像データ取得手段であって、前記ユーザによって選択された選択済みの画像処理が、前記予め決められた種類の画像処理である場合に、前記画像処理手段が、前記処理前画像データよりデータサイズが小さい縮小画像データに対する当該選択済みの画像処理を実行して生成する処理後縮小画像データを取得する前記処理後縮小画像データ取得手段と、
    処理後縮小画像データが取得される毎に、処理後縮小画像データを表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記処理前画像データに対する、前記2種類以上の画像処理のうちの特定の画像処理を、前記サーバに実行させるべきか、前記画像処理手段に実行させるべきか、を決定する決定手段と、
    前記処理前画像データに対する前記特定の画像処理を、前記サーバに実行させるべきことが決定される場合に、前記処理前画像データに対する前記特定の画像処理を、前記サーバに実行させて、前記サーバから処理後画像データを取得する処理後画像データ取得手段であって、前記処理前画像データに対する前記特定の画像処理を、前記画像処理手段に実行させるべきことが決定される場合に、前記画像処理手段が、前記処理前画像データに対する前記特定の画像処理を実行して生成する処理後画像データを取得する前記処理後画像データ取得手段と、
    を備える画像処理指示装置。
  11. 前記決定手段は、前記2種類以上の画像処理のうち、前記画像処理手段が実行不可能である最初に実行されるべき第1の画像処理から、前記2種類以上の画像処理のうち、前記画像処理手段が実行不可能である最後に実行されるべき第2の画像処理までを含む前記特定の画像処理を、前記サーバに実行させるべきと決定する、請求項10に記載の画像処理指示装置。
JP2009068968A 2009-03-19 2009-03-19 画像処理指示装置、及び、サーバのためのコンピュータプログラム Active JP4957740B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009068968A JP4957740B2 (ja) 2009-03-19 2009-03-19 画像処理指示装置、及び、サーバのためのコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009068968A JP4957740B2 (ja) 2009-03-19 2009-03-19 画像処理指示装置、及び、サーバのためのコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010226242A JP2010226242A (ja) 2010-10-07
JP4957740B2 true JP4957740B2 (ja) 2012-06-20

Family

ID=43042990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009068968A Active JP4957740B2 (ja) 2009-03-19 2009-03-19 画像処理指示装置、及び、サーバのためのコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4957740B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6053365B2 (ja) * 2012-07-23 2016-12-27 オリンパス株式会社 サーバシステム、画像処理システム、プログラム及び画像処理方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4150840B2 (ja) * 1999-12-17 2008-09-17 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像入力装置、画像処理装置および画像処理システム
JP2008028547A (ja) * 2006-07-19 2008-02-07 Fujifilm Corp 画像処理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010226242A (ja) 2010-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9639242B2 (en) Image processing apparatus, method for controlling image processing apparatus, and storage medium
JP2007259127A (ja) 画像形成装置、画像処理装置、画像形成方法、画像処理方法、プログラム、記憶媒体
US10379797B2 (en) Image forming apparatus that notifies a server, based on data size information, whether a portable document format is supported, and related method of controlling printing and printing system
JP6273977B2 (ja) 制御プログラム、および、情報処理装置
US8539356B2 (en) Image forming apparatus, authority management method of image forming apparatus, and authority management system of image forming apparatus
US20140092405A1 (en) Image forming control apparatus and control method thereof
JP4957740B2 (ja) 画像処理指示装置、及び、サーバのためのコンピュータプログラム
JP6484123B2 (ja) 印刷装置、その制御方法、及びプログラム
US20180046414A1 (en) Image forming apparatus, control method thereof, and non-transitory computer-readable storage medium
JP2016225700A (ja) 画像形成装置及び画像形成プログラム
US20130188203A1 (en) Network system, image processing apparatus, controlling method, and storage medium storing a program
JP2010278665A (ja) 複数の画像処理サーバに通信可能に接続される通信装置
US20120133679A1 (en) Server, client, image acquisition method
US10602011B2 (en) Image forming apparatus, information processing method, and program
JP4930534B2 (ja) 画像処理を実行するためのコンピュータプログラム、画像処理装置、及び、画像処理指示装置
JP6598622B2 (ja) 画像形成装置、情報処理方法及びプログラム
JP2015153404A (ja) プログラム、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理システム
JP2010287991A (ja) プリンタ、及び、プリンタとサーバとを備えるシステム
JP6500466B2 (ja) プリンタドライバ、情報処理装置及び文書管理システム
JP2018099861A (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP6447385B2 (ja) 情報処理装置、ファイル出力方法及びプログラム
JP2010278666A (ja) 複数の画像処理サーバに通信可能に接続される通信装置
JP6046556B2 (ja) 画像形成システム及びプレビュープログラム
JP6503695B2 (ja) 記録システム、画像記録装置、情報処理装置、及びプログラム
JP6610897B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120305

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150330

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4957740

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150